JP2016062201A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体部の裏面に設けられた発熱部に把持部を把持した手が触れることを防止し得る携帯端末装置を提供する。【解決手段】携帯端末装置10では、本体部12の制御部21からの指示に応じて動作することで発熱する非接触通信モジュール30を有する無線通信部16は、本体部12の裏面12bのうち把持部14から離れた位置に組み付けられる。そして、本体部12の裏面12bには、無線通信部16と把持部14との間に保護壁18が配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末装置に関するものである。
把持した状態での操作性を確保するため本体部の裏面に把持部を設けるタイプの携帯端末装置が知られており、このような携帯端末装置として、例えば、下記特許文献1に開示される無線タグ通信装置が知られている。この無線タグ通信装置は、表示部が上面に設けられる筐体(本体部)と、トリガースイッチが設けられる把持部と、アンテナとを備えている。筐体には放熱用の通気孔が設けられ、把持部は筐体の下部(裏面)に設けられ、アンテナは筐体の前面部に対して略垂直となるように立設されている。このように構成される無線タグ通信装置は、放熱用の通気孔部に通気性を有した防水シートを組付けることにより防水機能確保と放熱性向上を図っている。
特開2011−204072号公報
ところで、裏面に把持部が設けられる本体部に対して上記アンテナのように本体部からの指示に応じた動作で発熱する発熱部が本体部の裏面に設けられる構成では、把持部を把持している手が発熱部に触れる可能性がある。このため、把持部を把持している操作者の手が比較的熱くなった発熱部の外面に触れてしまうと、操作者に違和感を与えてしまう。特に、装置の小型化の要求に応じて裏面を小さくすると、発熱部と把持部との間隔を十分に確保できないために、発熱部の発熱時に操作者に上記違和感を与えやすくなってしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、本体部の裏面に設けられた発熱部に把持部を把持した手が触れることを防止し得る携帯端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、本体部(12)と、前記本体部の裏面(12b)に組み付けられる把持部(14)と、前記本体部からの指示に応じて動作することで発熱する発熱部品(30)を有する発熱部(16)と、を備える携帯端末装置(10)であって、前記発熱部は、前記裏面のうち前記把持部から離れた位置に組み付けられ、前記裏面には、前記発熱部と前記把持部との間に保護壁(18)が配置されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、本体部からの指示に応じて動作することで発熱する発熱部品を有する発熱部は、本体部の裏面のうち把持部から離れた位置に組み付けられる。そして、裏面には、発熱部と把持部との間に保護壁が配置される。
これにより、把持部を把持した手が保護壁に直接触れたとしても本体部の裏面に設けられた発熱部に直接触れることを防止できるので、熱くなった発熱部に触れることによる違和感を与えることもない。
請求項2の発明では、アンテナ部を有する非接触通信モジュールが発熱部品として発熱部の外郭を構成するケース内に収容される。これにより、非接触通信時に発熱部が発熱したとしても、この発熱部に把持部を把持した手が直接触れることを防止することができる。
請求項3の発明では、保護壁は、ケースの外面との間に空間を介するように縁部が当該ケースに連結して形成される。このため、保護壁の強度を向上させるだけでなく、発熱部からの熱が保護壁に伝わりにくくすることができる。
請求項4の発明では、保護壁には、上記空間を外気に連通するための開口が形成されるため、この開口を介した当該空間に対する外気の流入や流出が生じやすくなる。これにより、空間内の空気の放熱性が向上するので、当該空間内の空気を介して発熱部からの熱が保護壁に伝わることを抑制することができる。
請求項5の発明では、保護壁には開口が複数形成され、複数の開口のうち一部の開口は保護壁のうち裏面に近い端部に形成され、少なくとも他の一部の開口は保護壁のうち裏面から離れた端部に形成される。
把持部を把持して本体部の表面を見ながら操作する状態では、保護壁は、鉛直方向に延び、保護壁のうち裏面に近い端部が上側に位置し、保護壁のうち裏面から離れた端部が下側に位置する。すなわち、一部の開口が他の一部の開口に対して上方に位置する状態となる。この状態では、発熱部からの熱により熱せられた上記空間内の空気は上方へ流れることから、他の一部の開口から上記空間内に流入した空気(外気)が一部の開口を介して流出する放熱経路が形成されることとなる。これにより、上記空間内の空気の放熱性がより向上し、当該空間内の空気を介して発熱部からの熱が保護壁に伝わることを確実に抑制することができる。
請求項6の発明では、非接触通信モジュールは、アンテナ部に加えて、アンテナ部に対して把持部側に配置されて非接触通信に発熱する発熱素子を有するRFIDモジュール部と、RFIDモジュール部の少なくとも一部を覆う金属製のシールドケースと、を備え、アンテナ部およびシールドケースは、互いに接するように配置される。
このため、RFIDモジュール部をアンテナ部に対して把持部側に配置しても、発熱素子にて発生した熱は、シールドケースを介してアンテナ部に伝わりやすくなり、ケースの把持部側に伝わりにくくなる。これにより、アンテナ部およびシールドケースを接するように配置することで非接触通信モジュールの小型化を図りつつ、RFIDモジュール部からの熱が保護壁に伝わることを抑制することができる。
請求項7の発明では、アンテナ部とRFIDモジュール部との間に熱伝導部材が配置されるため、発熱素子にて発生した熱がアンテナ部にさらに伝わりやすくなる。これにより、RFIDモジュール部からの熱が保護壁に伝わることをさらに抑制することができる。
請求項8の発明では、熱伝導部材は、RFIDモジュール部に対してその発熱素子が投影される領域を含むように配置されるため、発熱素子に対する熱伝導部材を介した放熱効果が高められる。これにより、RFIDモジュール部からの熱が保護壁に伝わることをより一層抑制することができる。
請求項9の発明では、ケースの内面のうち把持部側と異なる面とアンテナ部との間に他の熱伝導部材が配置されるため、アンテナ部を介した熱がケースの把持部側に伝わることを抑制しつつ、アンテナ部を介した放熱効果を高めることができる。これにより、RFIDモジュール部からの熱が保護壁に伝わることをより一層抑制することができる。
第1実施形態に係る携帯端末装置の構成概要を示す図である。 無線通信部を拡大して示す拡大断面図である。 携帯端末装置の電気的構成を例示するブロック図である。 非接触通信モジュールをRFIDモジュール部側から見た平面図である。 アンテナ部を利用した放熱経路を説明する説明図である。 第2実施形態における携帯端末装置の要部を示す断面図である。 第3実施形態における携帯端末装置の要部を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る携帯端末装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る携帯端末装置10の構成概要を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図である。図2は、無線通信部16を拡大して示す拡大断面図である。
図1(A),(B)に示す携帯端末装置10は、ユーザによって携帯されて様々な場所で所定の情報を読み取る情報読取装置として構成されており、アンテナ部を介して送受信される電波を媒介としてRFIDタグ(非接触通信媒体)50に記憶されている情報を読み取る無線タグリーダとしての機能に加えて、バーコードや二次元コードなどの情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。
図1(A),(B)に示すように、携帯端末装置10は、ABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される筐体11によってその外郭が形成されている。この携帯端末装置10は、本体部12および把持部14に加えて、送信電波の高出力化を図るための無線通信部16を備えるように構成されている。本体部12の表面12aには、所定の情報を入力する際に操作されるファンクションキーおよびテンキー等のキー操作部25の一部や、所定の情報を表示するための表示部24等が配置されている。また、本体部12の読取側(図1の左側)の端部には、情報コードからの反射光を取り込むための読取口13が設けられている。
把持部14は、本体部12の裏面12bに対して中央近傍に組み付けられており、裏面12b近傍であって無線通信部16に対向する部位には、RFIDタグ50等に対する読取処理を開始する際に操作されるトリガースイッチ15が配置されている。このため、本体部12の表示部24を見ながら、把持部14を把持した手の人差し指等でトリガースイッチ15を容易に押圧操作することができる。
無線通信部16は、読取口13の下方に位置するように、本体部12の裏面12bの読取側に組み付けられている。この無線通信部16は、図2に示すように、筐体11の一部を構成するケース17内に、後述する非接触通信モジュール30が収容されて構成されている。なお、無線通信部16は、「発熱部」の一例に相当し得る。
無線通信部16の外郭を構成するケース17の把持部側には、保護壁18が設けられている。この保護壁18は、本体部12の裏面12bに対して、ケース17の把持部側外面17aに対して空間Sを介して対向するように配置されている。特に、本実施形態では、保護壁18は、その縁部18aがケース17に連結されることで、組み付け時の本体部12の裏面12b等とにより空間Sを密閉空間とするように、ケース17と一体に成形されている。
このように、無線通信部16と把持部14との間には保護壁18が設けられるため、把持部14を把持した手の指が無線通信部16の把持部側外面17aに直接触れることが防止される。
次に、携帯端末装置10の電気的構成について、図3(A)〜(C)を参照して説明する。なお、図3(A)は、携帯端末装置10の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、RFIDモジュール部32の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(C)は、情報コード読取部40の電気的構成を例示するブロック図である。
本体部12は、携帯端末装置10全体を制御する制御部21を備えており、筐体11内に収容されている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置を構成している。また、制御部21には、図3(A)に示すように、LED23、表示部24、キー操作部25、バイブレータ26、ブザー27、外部インタフェース28などが接続されている。
キー操作部25は、トリガースイッチ15やテンキー等を備えてその操作に応じた操作信号を制御部21に対して与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED23、表示部24、バイブレータ26およびブザー27は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。外部インタフェース28は、外部機器等との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、筐体11内には、電源部29が設けられており、この電源部29やバッテリ29aによって制御部21や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、制御部21には、RFIDモジュール部32および情報コード読取部40が接続されている。
RFIDモジュール部32は、アンテナ部31および制御部21と協働してRFIDタグ50との間で電磁波による通信を行ない、RFIDタグ50に記憶されるデータの読取り、或いはRFIDタグ50に対するデータの書込みを行なうように機能するものである。このRFIDモジュール部32は、公知の電波方式で伝送を行うための回路素子等が実装された回路基板として構成されており、図3(B)にて概略的に示すように、送信回路33、受信回路34、整合回路35などを有している。
送信回路33は、キャリア発振器、符号化部、増幅器、送信部フィルタ、変調部などによって構成されており、キャリア発振器から所定の周波数のキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部21に接続されており、当該制御部21より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力される部分であり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号を、整合回路35を介してアンテナ部31に出力している。このようにしてアンテナ部31に送信信号が出力されると、その送信信号が送信電波として当該アンテナ部31より外部に放射される。
一方、アンテナ部31によって受信された応答信号は、整合回路35を介して受信回路34に入力される。この受信回路34は、受信部フィルタ、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部などによって構成されており、アンテナ部31を介して受信された応答信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部21に出力している。
情報コード読取部40は、情報コードを光学的に読み取るように機能するもので、図3(C)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ43、結像レンズ42、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部41などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部40によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部41から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口13を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口13を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ42を通って受光センサ43に受光される。読取口13と受光センサ43との間に配される結像レンズ42は、情報コードCの像を受光センサ43上に結像させる構成をなしており、受光センサ43はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ43から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ22(図3(A))に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部40には、受光センサ43からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
次に、非接触通信モジュール30の構成について、図2および図4を参照して詳述する。なお、図4は、非接触通信モジュール30をRFIDモジュール部32側から見た平面図である。なお、図4では、便宜上、シールドケース36の図示を省略している。
携帯端末装置10は、無線タグリーダとしての機能を実現するため、無線通信部16が非接触通信モジュール30を備えるように構成されている。この非接触通信モジュール30は、図2に示すように、アンテナ部31およびRFIDモジュール部32に加えて、金属製のシールドケース36と熱伝導部材37とを備えている。
シールドケース36は、RFIDモジュール部32を保護してアンテナ部31に組み付けるための部材であって、RFIDモジュール部32の少なくとも一部を覆うように金属板を折り曲げて形成されている。このシールドケース36は、アンテナ部31の裏面31aに対してはんだ等を用いて固定されることで、アンテナ部31に接している。これにより、RFIDモジュール部32は、アンテナ部31に対して把持部14側に配置されることとなる(図2参照)。なお、シールドケース36は、その外縁にてケース17の内面に設けられるリブ等に接触して支持されており、ケース17との接触面積が極力小さくなるように配置されている。
熱伝導部材37は、例えば、熱伝導性を高めたシート状の部材であって、アンテナ部31への放熱効果を高めるために、アンテナ部31の裏面31aとRFIDモジュール部32の裏面32aとの間に配置されている。これにより、RFIDモジュール部32は、シールドケース36と熱伝導部材37とにより挟持されるように支持されて、アンテナ部31の裏面31aに対して所定の位置に位置決めされる。
特に、本実施形態では、制御部21にてRFIDタグ50と無線通信するための無線通信処理が実行される際に、RFIDモジュール部32が有する回路素子のうち制御部21からの指示に応じて動作することで発熱する回路素子(以下、発熱素子32bともいう)に対する放熱効果を高める必要がある。このため、熱伝導部材37は、各発熱素子32bに対する放熱効果を高めるため、図2および図4からわかるように、RFIDモジュール部32の裏面32aに対して各発熱素子32bが投影される領域を含むように配置されている。
次に、上述のように構成される携帯端末装置10において、無線通信時にRFIDモジュール部32にて生じた熱の放熱経路について、図5を参照して説明する。なお、図5は、アンテナ部31を利用した放熱経路を説明する説明図である。
制御部21により上記無線通信処理が実行されると、上述したように、RFIDモジュール部32の各発熱素子32bが発熱する。
このように各発熱素子32bにて発生した熱は、シールドケース36を介してアンテナ部31に伝わる放熱経路P1と、熱伝導部材37を介してアンテナ部31に伝わる放熱経路P2との双方を利用して、その放熱が促進される。このため、各発熱素子32bにて発生した熱がケース17の把持部側外面17aに伝わりにくくなる。
本実施形態では、送信電波の高出力化を図るためにアンテナ部31が大型化されているため、放熱経路P1,P2を介してアンテナ部31に伝わる熱が拡散されやすくなるので、RFIDモジュール部32の温度上昇が好適に抑制される。このようにRFIDモジュール部32の熱の拡散が図られることで、無線通信部16の局所的な温度上昇も抑制されて、把持部側外面17aからの熱が保護壁18に伝わることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末装置10では、本体部12の制御部21からの指示に応じて動作することで発熱する非接触通信モジュール30を有する無線通信部16は、本体部12の裏面12bのうち把持部14から離れた位置に組み付けられる。そして、本体部12の裏面12bには、無線通信部16と把持部14との間に保護壁18が配置される。
これにより、把持部14を把持した手が保護壁18に直接触れたとしても本体部12の裏面12bに設けられた無線通信部16に直接触れることを防止できるので、熱くなった無線通信部16に触れることによる違和感を与えることもない。
そして、アンテナ部31を有する非接触通信モジュール30が発熱部品として無線通信部16の外郭を構成するケース17内に収容されている。これにより、非接触通信時に無線通信部16が発熱したとしても、この無線通信部16に把持部14を把持した手が直接触れることを防止することができる。
さらに、保護壁18は、ケース17の把持部側外面17aとの間に空間Sを介するように縁部18aが当該ケース17に連結して形成される。このため、保護壁18の強度を向上させるだけでなく、無線通信部16からの熱が保護壁18に伝わりにくくすることができる。
特に、非接触通信モジュール30は、アンテナ部31に加えて、アンテナ部31に対して把持部14側に配置されて非接触通信に発熱する発熱素子32bを有するRFIDモジュール部32と、RFIDモジュール部32の少なくとも一部を覆う金属製のシールドケース36と、を備え、アンテナ部31およびシールドケース36は、互いに接するように配置される。
このため、RFIDモジュール部32をアンテナ部31に対して把持部14側に配置しても、発熱素子32bにて発生した熱は、シールドケース36を介してアンテナ部31に伝わりやすくなり、ケース17の把持部14側に伝わりにくくなる。これにより、アンテナ部31およびシールドケース36を接するように配置することで非接触通信モジュール30の小型化を図りつつ、RFIDモジュール部32からの熱が保護壁18に伝わることを抑制することができる。
さらに、アンテナ部31とRFIDモジュール部32との間に熱伝導部材37が配置されるため、発熱素子32bにて発生した熱がアンテナ部31にさらに伝わりやすくなる。これにより、RFIDモジュール部32からの熱が保護壁18に伝わることをさらに抑制することができる。
特に、熱伝導部材37は、RFIDモジュール部32の裏面32aに対してその発熱素子32bが投影される領域を含むように配置されるため、発熱素子32bに対する熱伝導部材37を介した放熱効果が高められる。これにより、RFIDモジュール部32からの熱が保護壁18に伝わることをより一層抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る携帯端末装置について、図6を用いて説明する。なお、図6は、第2実施形態における携帯端末装置の要部を示す断面図である。
本第2実施形態では、保護壁18に開口が設けられる点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、保護壁18には、上記空間Sを外気に連通するための2つの開口が形成されている。2つの開口のうち一方の開口19aは、保護壁18のうち本体部12の裏面12bに近い端部に形成され、他方の開口19bは、保護壁18のうち裏面12bから離れた端部に形成されている。
このように、保護壁18には、上記空間Sを外気に連通するための開口19a,19bが形成されるため、この開口19a,19bを介した当該空間Sに対する外気の流入や流出が生じやすくなる。これにより、空間S内の空気の放熱性が向上するので、当該空間S内の空気を介して無線通信部16からの熱が保護壁18に伝わることを抑制することができる。
特に、保護壁18には、裏面12bに近い端部に一方の開口19aが形成され、裏面12bから離れた端部に他方の開口19bが形成されている。
把持部14を把持して本体部12の表面12aを見ながら操作する状態では、保護壁18は、鉛直方向に延び、保護壁18のうち裏面12bに近い端部が上側に位置し、保護壁18のうち裏面12bから離れた端部が下側に位置する(図6参照)。すなわち、一方の開口19aが他方の開口19bに対して上方に位置する状態となる。この状態では、無線通信部16からの熱により熱せられた上記空間S内の空気は上方へ流れることから、他方の開口19bから上記空間S内に流入した空気(外気)が一方の開口19aを介して流出する放熱経路が形成されることとなる。これにより、上記空間S内の空気の放熱性がより向上し、当該空間S内の空気を介して無線通信部16からの熱が保護壁18に伝わることを確実に抑制することができる。
なお、保護壁には開口が2つ形成されることに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
例えば、保護壁18には開口が複数形成され、複数の開口のうち一部の開口は保護壁18のうち裏面12bに近い端部に形成され、少なくとも他の一部の開口は保護壁18のうち裏面12bから離れた端部に形成されてもよい。このようにしても、他の一部の開口から上記空間S内に流入した空気(外気)が一部の開口を介して流出する放熱経路が形成されることとなる。これにより、上記空間S内の空気の放熱性がより向上し、当該空間S内の空気を介して無線通信部16からの熱が保護壁18に伝わることを確実に抑制することができる。
また、保護壁18は、ケース17に連結されることなく、ケース17の把持部側外面17aに対して空間Sを介して対向するように、本体部12の裏面12bに組み付けられるように配置されてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る携帯端末装置について、図7を用いて説明する。なお、図7は、第3実施形態における携帯端末装置の要部を示す断面図である。
本第3実施形態では、さらに他の熱伝導部材が設けられる点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、熱伝導部材37に加えて、アンテナ部31を介した放熱効果を高めるための部材として、他の熱伝導部材38が設けられている。この他の熱伝導部材38は、熱伝導部材37と同様に熱伝導性を高めたシート状の部材として構成されるもので、ケース17の底面17bとアンテナ部31の下縁部との双方に接触するように配置されている(図7参照)。
これにより、アンテナ部31に伝わった熱は、他の熱伝導部材38を介してケース17の底面17bに伝わる放熱経路P3を利用して、その放熱が促進される(図7参照)。一方で、他の熱伝導部材38は把持部側外面17aから離れて位置するため、ケース17に放熱する場合でも、他の熱伝導部材38を介した熱が把持部側外面17aに伝わりにくくなる。これにより、アンテナ部31を介した熱がケース17の把持部側外面17aに伝わることを抑制しつつ、RFIDモジュール部32からの熱が保護壁18に伝わることをより一層抑制することができる。
特に、ケース17の底面17bの所定の位置に他の熱伝導部材38を貼り付けた後に、ケース17内に非接触通信モジュール30を挿入することで、他の熱伝導部材38がアンテナ部31に押し付けられるようにして接触するため、他の熱伝導部材38とアンテナ部31とを容易かつ確実に接触させることができる。
なお、他の熱伝導部材38は、ケース17の底面17bに配置されることに限らず、ケース17の内側面に配置されることでアンテナ部31の側縁に接触するように構成されてもよい。また、他の熱伝導部材38は、ケース17の底面17bと内側面との双方に配置されてアンテナ部31の縁部に接触するように構成されてもよい。
また、他の熱伝導部材38をケース17の内面とアンテナ部31の縁部との間に配置する本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態に適用されてもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)アンテナ部31の裏面31aとRFIDモジュール部32の裏面32aとの間に熱伝導部材37を配置することでアンテナ部31への放熱効果を高めることに限らず、裏面31aおよび裏面32a同士を少なくとも一部において直接接触させることでアンテナ部31への放熱効果を高めてもよい。
(2)本発明は、RFIDタグ(非接触通信媒体)50を読み取る無線タグリーダとしての機能に加えて情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備える携帯端末装置に適用されることに限らず、無線タグリーダとしての機能のみを有する携帯端末装置に適用されてもよいし、さらに他の機能を有する携帯端末装置に適用されてもよい。
(3)また、本発明は、無線タグリーダとしての機能と異なる機能を有する携帯端末装置に適用することができる。この場合、本体部からの指示に応じて動作することで発熱する発熱部品を有する発熱部と把持部との間に保護壁を配置することでも、上記効果を奏する。
10…携帯端末装置
12…本体部
14…把持部
16…無線通信部(発熱部)
17…ケース
18…保護壁
19a,19b…開口
30…非接触通信モジュール(発熱部品)
31…アンテナ部
32…RFIDモジュール部
32b…発熱素子
36…シールドケース
37…熱伝導部材
38…他の熱伝導部材

Claims (9)

  1. 本体部と、
    前記本体部の裏面に組み付けられる把持部と、
    前記本体部からの指示に応じて動作することで発熱する発熱部品を有する発熱部と、
    を備える携帯端末装置であって、
    前記発熱部は、前記裏面のうち前記把持部から離れた位置に組み付けられ、
    前記裏面には、前記発熱部と前記把持部との間に保護壁が配置されることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記本体部は、アンテナ部を介して送受信される電磁波を媒介として非接触通信媒体と非接触通信を行い、
    前記発熱部品は、前記アンテナ部を有する非接触通信モジュールであって、前記発熱部の外郭を構成するケース内に収容されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記保護壁は、前記ケースの外面との間に空間を介するように縁部が当該ケースに連結して形成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記保護壁には、前記空間を外気に連通するための開口が形成されることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記保護壁には前記開口が複数形成され、前記複数の開口のうち一部の開口は前記保護壁のうち前記裏面に近い端部に形成され、少なくとも他の一部の開口は前記保護壁のうち前記裏面から離れた端部に形成されることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記非接触通信モジュールは、前記アンテナ部に加えて、
    前記アンテナ部に対して前記把持部側に配置されて前記非接触通信に発熱する発熱素子を有するRFIDモジュール部と、
    前記RFIDモジュール部の少なくとも一部を覆う金属製のシールドケースと、
    を備え、
    前記アンテナ部および前記シールドケースは、互いに接するように配置されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  7. 前記アンテナ部と前記RFIDモジュール部との間には、熱伝導部材が配置されることを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記熱伝導部材は、前記RFIDモジュール部に対して前記発熱素子が投影される領域を含むように配置されることを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置。
  9. 前記ケースの内面のうち前記把持部側と異なる面と前記アンテナ部との間には、他の熱伝導部材が配置されることを特徴とする請求項7または8に記載の携帯端末装置。
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