JP2016060942A - 薄膜形成装置、薄膜形成方法および薄膜付き基材 - Google Patents

薄膜形成装置、薄膜形成方法および薄膜付き基材 Download PDF

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Abstract

【課題】異物を噛みこむことなく薄膜を基材に積層することができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供する。【解決手段】基材2を所定の搬送方向に搬送させる搬送部と、搬送部により搬送される基材2の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、膜形成面との間に閉空間を形成して膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバ7と、を備え、隔壁部の一部であって搬送方向に関して成膜チャンバ7の内外の空間を仕切る部材である間仕切り部8のうち、少なくとも搬送方向に関して上流側の間仕切り部8には、基材2の膜形成面側の表面に付着した異物Pを除去する異物除去手段が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、帯状の基材上に薄膜を形成するための薄膜形成装置であり、基材を搬送させながら成膜チャンバを通過させることにより、基材上に薄膜を純度よく形成するための薄膜形成装置および薄膜形成方法、そしてこれら薄膜形成装置および薄膜形成方法によって製造された薄膜付き基材に関するものである。
近年では、プラスチックフィルムの表面に例えば酸化防止、水分浸入防止等を目的としたバリア膜を形成したバリアフィルムが使用されている。
このようなバリアフィルムは、下記特許文献1に示す薄膜形成装置によって形成されている。例えば図7に示すように、薄膜形成装置100は、メインロールチャンバ101と、このメインロールチャンバ101内に収容されるメインロール102と、帯状の基材103を繰り出す巻出しロール104と基材103を巻き取る巻取りロール105とを備えており、巻出しロール104から送出された基材103をメインロール102の外周面102aに沿わせて巻取りロール105によって巻き取ることにより、基材103を搬送するようになっている。そして、メインロール102の外径側に間仕切り部106を設けることにより、成膜チャンバ107a乃至107dがメインロール102の周方向に形成され、これら成膜チャンバ107a乃至107dの内部には電極が設けられており、成膜チャンバ107a乃至107dに薄膜の原料ガスを供給し、各電極に高周波電圧を印加することにより、原料ガスはプラズマ状態となり、プラズマCVD法によって基材103に薄膜が形成される。
このような薄膜形成装置100において、巻出しロール104から供給された基材103がメインロール102の外周面102aに沿わせた状態で成膜チャンバ107a、成膜チャンバ107b、成膜チャンバ107c、成膜チャンバ107dを通過することにより、基材103上に所定の薄膜が順次積層されて形成される。
特開2001−303249号公報
しかし、上記の薄膜形成装置では、形成される薄膜の膜質が悪くなるおそれがあった。具体的には、巻出しロール104から繰り出される基材103の表面(薄膜を形成する面)には、パーティクルなどの微小な異物が付着しているおそれがあり、また、成膜チャンバ107a乃至107dにより基材103に対して薄膜を形成する際に、各成膜チャンバの壁面などに付着していた膜が剥がれて飛散し、異物として基材103の表面に付着するおそれがある。このような場合、図8に示すように基材103と薄膜M1との間、もしくは隣接する各薄膜の間に異物Pが噛み込み、薄膜に段差(図8において楕円で囲った部分)が生じてしまう。このように各薄膜の段差が生じた部分では、ボイドが発生し、そのボイド部から水分が浸入するため、バリア性などといった薄膜本来の性能を発揮できなくなるといった問題があった。また、この薄膜が有機EL素子や太陽電池素子上に形成されていた場合、薄膜への水分の浸入によりダークスポットなどの局所的な不具合が生じるといった問題があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、異物を噛みこむことなく薄膜を基材に積層することができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の薄膜形成装置は、基材を所定の搬送方向に搬送させる搬送部と、前記搬送部により搬送される基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバと、を備え、前記隔壁部の一部であって前記搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部には、基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物を除去する異物除去手段が設けられていることを特徴としている。
上記薄膜形成装置によれば、成膜チャンバで薄膜を積層させる手前で異物を除去することができるため、基材と薄膜との間、もしくは薄膜と薄膜との間に異物が噛み込むことを防ぐことができる。
また、前記異物除去手段は、基材の前記膜形成面側の表面に気体を吹きつけて異物を当該膜形成面から剥がす吹きつけ部と、当該吹きつけ部が吹き付けた気体とともに前記膜形成面側の表面から剥がされた異物を回収する回収部とを有する構成としても良い。
この構成によれば、基材と非接触で基材にダメージを与えることなく基材から異物を剥がし取ることができる。
また、前記異物除去手段は、基材の前記膜形成面側の表面と当接する当接部材を有し、当該当接部材と異物との間の粘着力は、基材の前記膜形成面側の表面と異物との間の粘着力よりも高い構成としても良い。
この構成によれば、当接部材が基材から異物を剥ぎ取ると同時に、当接部材が膜形成面側の表面と当接することによって異物除去手段を有する間仕切り部を挟む空間同士の連通を制限し、両空間の片方からもう片方への気体の移動を防ぐことができる。
また、上記課題を解決するために本発明の薄膜形成方法は、基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバへ基材を搬送し、基材の前記膜形成面側の表面に薄膜を形成させる薄膜形成方法であり、基材が前記成膜チャンバに搬送される直前において、前記隔壁部の一部であって基材の搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部に設けられた異物除去手段によって基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物を除去する異物除去工程を有することを特徴としている。
上記薄膜形成方法によれば、成膜チャンバで薄膜を積層させる手前で異物を除去することができるため、基材と薄膜との間、もしくは薄膜と薄膜との間に異物が噛み込むことを防ぐことができる。
また、上記課題を解決するために本発明の薄膜付き基材は、基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバへ搬送され、当該成膜チャンバによって前記膜形成面側の表面に薄膜が形成された薄膜付き基材であり、基材が前記成膜チャンバに搬送される直前において、前記隔壁部の一部であって基材の搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部に設けられた異物除去手段によって基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物が除去されることを特徴としている。
上記薄膜付き基材は、成膜チャンバで薄膜を積層させる手前で異物を除去することができるため、基材と薄膜との間、もしくは薄膜と薄膜との間に異物が噛み込むことを防ぐことができる。
本発明の薄膜形成装置および薄膜形成方法によれば、異物を噛みこむことなく薄膜を基材に積層することができる。
本発明の一実施形態における薄膜形成装置を示す概略図であり、斜視図である。 本発明の一実施形態における薄膜形成装置を示す概略図であり、正面図である。 本実施形態における異物除去手段を示す概略図である。 本発明の薄膜形成装置により薄膜が積層された基材を示す概略図である。 本発明の他の実施形態における異物除去手段を示す概略図である。 本発明の他の実施形態における異物除去手段を示す概略図である。 従来の薄膜形成装置を示す概略図である。 従来の薄膜形成装置により薄膜が積層された基材を示す模式図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態における薄膜形成装置1の概略図である。
薄膜形成装置1は、基材上に表面処理を行って薄膜を形成するためのものであり、例えば、プラスチックフィルム上に酸化防止、水分浸入防止を目的としたバリア膜を形成し、食品用の保護フィルム、フレキシブル太陽電池等に使用される。具体的には、フレキシブル太陽電池の場合には、プラスチックフィルム等の帯状基材上に各電極層及び光電変換層等で構成される太陽電池セルが形成された後、薄膜形成装置1により太陽電池セル上に薄膜を複数層形成してバリア膜を形成する。これにより、太陽電池セルに水分の浸入が効果的に防止され、酸化特性に優れたフレキシブル太陽電池を形成することができる。
この薄膜形成装置1は、基材2を送り出す巻出しロール3と、供給された基材2を巻き取る巻取りロール4と、巻出しロール3と巻取りロール4との間に配置されるメインロール5と、これらを収容するメインロールチャンバ6と、薄膜を形成する成膜チャンバ7(成膜チャンバ7a乃至7d)とを有しており、巻出しロール3から送り出された基材2をメインロール5の外周面51に沿わせて搬送させつつ、各成膜チャンバ7を通過させることにより、基材2上に薄膜が形成され、巻取りロール4で巻き取られるようになっている。
巻出しロール3および巻取りロール4は略円筒形状の芯部31および芯部41を有しており、これら芯部31および芯部41には基材2が巻き付けられ、これら芯部31および芯部41を回転駆動させることにより、基材2を送り出し、または巻き取ることができる。すなわち、図示しない制御装置により芯部31および芯部41の回転が制御されることにより、基材2の送り出し速度もしくは巻き取り速度を増加及び減少させることができる。具体的には、基材2が下流側から引張力を受けた状態で上流側の芯部を回転させることにより基材2が下流側に送り出され、適宜、この上流側の芯部にブレーキをかけることにより基材2が撓むことなく一定速度で送り出されるようになっている。また、下流側の芯部の回転が調節されることにより、送り出された基材2が撓むのを抑えつつ、逆に基材2が必要以上の張力がかからないようにして巻き取ることができるようになっている。
ここで、基材2は、一方向に延びる薄板状の長尺体であり、厚み0.01mm〜0.2mm 幅5mm〜1000mmの平板形状を有する長尺体が適用される。また、材質として、特に限定しないが、ステンレス、銅等の金属材料の他、プラスチックフィルム等が好適に用いられる。
このように、上記の巻出しロール3と巻取りロール4とが一対となり、一方が基材2を送り出し、他方が前記送り出し速度と同じ巻き取り速度で基材2を巻き取ることによって、基材2にかかる張力を所定の値で維持しながら基材2を搬送することが可能である。
メインロール5は、成膜の際に基材2の姿勢を保ちつつ、上流側の巻出しロール3から供給された基材2を下流側の巻取りロール4に搬送するための搬送部である。メインロール5は、巻出しロール3と巻取りロール4との間に配置されており、芯部31及び芯部41よりも大径の略円筒形状に形成されている。メインロール5の外周面51は、周方向に曲率が一定の曲面で形成されており、図示しない制御装置により芯部31及び芯部41の回転に応じて駆動制御され、巻出しロール3から送り出された基材2は、メインロール5の外周面51に当接することにより所定の張力が負荷された状態で搬送される。すなわち、メインロール5の外周面51に基材2が接した状態でメインロール5が巻出しロール3及び巻取りロール4の回転に応じて回転することにより、基材2は、基材2全体が張った状態で、その表面が成膜チャンバ7それぞれに対向する姿勢で巻出しロール3から巻取りロール4へ搬送されるようになっている。このように基材2が張った状態で搬送され、成膜されることにより、成膜時の基材2のばたつきを防ぐことができ、基材2に積層される薄膜の膜厚精度が向上するとともに基材2のばたつきによるパーティクルの発生を防ぐことができる。また、メインロール5の曲率半径を大きくすることにより、基材2がより平坦に近い状態で支持されながら成膜が行われるため、成膜後の基材2に反りが生じることを防ぐことができる。
メインロールチャンバ6は、メインロール5を収容しチャンバ内の圧力を一定に保持するためのものである。メインロールチャンバ6には、真空ポンプ61が接続されており、この真空ポンプ61を作動させることにより、メインロールチャンバ6内の圧力を制御できるようになっている。本実施形態では、各成膜チャンバ7よりも低圧になるように設定されている。なお、本実施形態では、巻出しロール3及び、巻取りロール4がメインロールチャンバ6内に収容されているが、これらをメインロールチャンバ6の外に設ける構成であってもよい。本実施形態のようにこれらをメインロールチャンバ6内に設けることで、基材2や成膜後の基材2(成膜基材)を大気に曝すことから保護することができる。
成膜チャンバ7は、基材2上に薄膜を形成するためのものである。本実施形態では、4つの成膜チャンバ7(成膜チャンバ7a乃至7d)がメインロールチャンバ6内にメインロール5に沿って連続して設けられており、本説明では基材2の搬送方向に関して上流側(巻出しロール3に近い方)から順に成膜チャンバ7a、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7c、成膜チャンバ7dと呼ぶ。ここで、成膜チャンバ7a、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7c、成膜チャンバ7dを区別しない場合は、単に成膜チャンバ7と呼ぶこととする。
各成膜チャンバ7は、メインロール5の外径側に間仕切り部8を配置することにより形成されている。具体的には、メインロール5の外径側に5つの間仕切り部8a乃至8eがメインロール5の外周面51に向かって設けられていることにより、各間仕切り部8とメインロールチャンバ6の壁面とで各成膜チャンバ7の隔壁部が構成されて、メインロール5上の基材2の膜形成面(メインロール5と当接している面と反対側の面、図1にハッチングで表示)の一部を囲み、当該膜形成面の一部との間に閉空間を形成する成膜チャンバ7a乃至7dが基材2の搬送方向に連続して形成される形態となっている。ここで、各成膜チャンバ7は、その成膜チャンバ7の隔壁部の一部となる間仕切り部8を隣接する成膜チャンバ7と共有している。具体的には、たとえば間仕切り部8bは、成膜チャンバ7aの隔壁部でもあり、成膜チャンバ7bの隔壁部でもある。
これにより、メインロール5に沿ってたとえば巻出しロール3から巻取りロール4へ基材2が搬送されると、間仕切り部8aを通過した基材2が成膜チャンバ7a内に搬送され、次に間仕切り部8bを通過した基材2が成膜チャンバ7b内に搬送され、次に間仕切り部8cを通過した基材2が成膜チャンバ7c内に搬送され、次に間仕切り部8dを通過した基材2が成膜チャンバ7d内に搬送されることにより、それぞれの成膜チャンバ7により基材2の膜形成面側の表面に順次薄膜が形成されるようになっている。
なお、本実施形態では間仕切り部8が基材2と干渉して基材2が破損することを防ぐために、メインロール5上の基材2と間仕切り部8の端部との間には若干の隙間が設けられるように構成されている。したがって、成膜チャンバ7と基材2との間に形成される空間は厳密的には閉空間では無いが、本説明ではこのように若干の隙間がある空間であっても閉空間と呼ぶこととする。
それぞれの成膜チャンバ7には、真空ポンプ71が接続されており、真空ポンプ71を作動させることにより、各成膜チャンバ7内を所定の圧力に設定できるようになっている。本実施形態では、原料ガスを供給する前に所定の圧力になるまで成膜チャンバ7内を減圧する。
また、これらの成膜チャンバ7は、基材2に対する表面処理として、プラズマCVD法を用いた成膜源が設けられている。すなわち、成膜チャンバ7には、図示しない高周波電源に接続されて成膜チャンバ7内の閉空間にプラズマを発生させるための略U字型のプラズマ電極72が設けられるとともに、原料ガス供給手段である図示しない原料ガス配管が接続されている。これにより基材2が各成膜チャンバ7を通過する際に基材2の膜形成面側の表面に所定の薄膜が形成される。すなわち、成膜チャンバ7内に原料ガスが供給された状態で、高周波電源によってプラズマ電極72に高周波電圧が印加されることにより、プラズマ電極72の周辺にプラズマが発生し、このプラズマによって原料ガスが励起されて成膜チャンバ7内がプラズマ雰囲気となり、基材2の膜形成面側の表面に所定の薄膜が形成される。本実施形態では、成膜チャンバ7aおよび成膜チャンバ7cでは、原料ガスとしてHMDS(ヘキサメチルジシラザン)ガス及びアルゴンガス、水素ガスを供給することにより、密着性の高いSi化合物膜(第1薄膜)が形成され、成膜チャンバ7bおよび成膜チャンバ7dでは、原料ガスとしてHMDS及び酸素ガスが供給されることにより、緻密でバリア性の高いSiO2膜(第2薄膜)が形成される。
以上の構成の薄膜形成装置1により、第1薄膜と第2薄膜とが交互に積層され、高いバリア性と密着性の両方を具備するバリア膜を基材2に形成させることができる。
次に、本実施形態における間仕切り部8の構成について説明する。
本実施形態における間仕切り部8の詳細を図3に示す。間仕切り部8は、基材2の搬送方向に関して成膜チャンバ7の内外の空間を仕切る部材であり、外壁部81を有している。外壁部81は複数の板状体が組み合わさった形状を有しており、この外壁部81により、間仕切り部8は、薄膜形成装置1の外周部からメインロール5に向かって延び、メインロール5と対向する方向(基材2と対向する方向)にのみ開口を有する中空の箱形の形状を有する。この中空の部分(間仕切り部8の内部)を、本説明では差圧室82と呼ぶ。
この間仕切り部8の奥行き方向(Y軸方向)の寸法は、各成膜チャンバ7の奥行き方向の寸法と同等であり、間仕切り部8は、間仕切り部8と基材2との間のわずかな隙間の部分を除いて、隣接する2つの空間(図3では成膜チャンバ7bと成膜チャンバ7c)を遮断するように仕切っている。
差圧室82には排気口83が設けられており、この排気口83は図示しない排気装置と接続され、この排気装置により差圧室82の排気が行われる。
また、本実施形態では、基材2の搬送方向に関して差圧室82の端部には内壁84がさらに設けられており、内壁84によって差圧室82は排気口83を有する部分と排気口83を有しない部分とに区画されている。なお、本説明では、差圧室82の排気口83を有する領域を回収部、排気口83を有しない部分を吹きつけ部と呼び、回収部と吹きつけ部はともに基材2に対向する方向に開口を有している。
吹きつけ部には噴出口85が設けられており、噴出口85は図示しない気体供給装置と接続され、この噴出口85から基材2に向かってアルゴンガスなどの気体が吹きつけられる。また、図3に矢印で示すように、この気体は間仕切り部8の外側から内側へ向かうように噴出口85から基材2の膜形成面へ吹きつけられており、噴出口85から噴出された気体は、基材2に当たった後回収部に入り、排気口83から薄膜形成装置1の外部に放出される。
このように気体が基材2の膜形成面に吹きつけられることにより、図3に示すようにメインロール5上を基材2が搬送されて間仕切り部8の近傍を通過する際に、基材2に付着した異物Pが剥がされて差圧室82の回収部に回収されるため、隣接する成膜チャンバ7に異物Pが持ち込まれることを防ぐことができる。すなわち、間仕切り部8は異物除去手段を有し、基材2の膜形成面側の表面に薄膜を形成する前にこの異物除去手段により異物除去工程が行われることとなる。
また、基材2と非接触でこの異物除去工程が行われるため、基材2にダメージを与えることなく基材2から異物Pを剥がし取ることができる。なお、異物Pは、基材2が薄膜形成装置1に持ち込まれる前に外気に触れた際に付着したパーティクルのほかに、成膜時に成膜チャンバ7の内壁にも付着した薄膜も考えられ、これが剥がれて基材2上に付着する場合がある。
また、気体を基材2に吹きつけることによって、間仕切り部8と基材2との間の膜形成面近傍の気圧を間仕切り部8によって仕切られる両方の空間の気圧よりも高くすることができる。これにより、間仕切り部8を挟む片方の空間からもう片方の空間への気体の移動を防ぐ壁の役割を、吹きつけ部から基材2に吹きつけられる気体が有することができる。
また、基材2に吹き付ける気体の温度を制御し、この気体を基材2に当てることにより基材2の温度を制御するようにしても良い。
また、本実施形態では、差圧室82の回収部の気圧は、この差圧室82を有する間仕切り部8をはさむ2つの空間の両方の気圧よりも低くなっている。具体的には、たとえば図3における間仕切り部8cが有する差圧室82の回収部の気圧は、成膜チャンバ7bおよび成膜チャンバ7cの気圧よりも低くなっている。これにより、仮に吹きつけ部からの気体の噴出が無い場合に、差圧室82、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7cの間の気流は、成膜チャンバ7bから差圧室82へ、もしくは成膜チャンバ7cから差圧室82への向きとなり、成膜チャンバ7bから成膜チャンバ7c、もしくは成膜チャンバ7cから成膜チャンバ7bへの向きの気流は生じにくくなる。これによって、成膜チャンバ7から隣接する成膜チャンバ7への気体の進入は生じにくくなり、隣接する成膜チャンバ7から原料ガスが混入して基材2に形成される薄膜の膜質に変化が生じることを防止することができる。
一方、差圧室82の気圧が、この差圧室82を有する間仕切り部8をはさむ2つの空間の両方の気圧よりも高くなっている場合でも、成膜チャンバ7から隣接する成膜チャンバ7への気体の進入を生じにくくすることができる。この場合、図示しないガス供給機構により差圧室82にアルゴンガスなどの不活性ガスを充填させることにより、基材2に形成される薄膜の膜質に変化が生じることをさらに防止することができる。
上記のように異物除去手段を有する間仕切り部8を備えた薄膜形成装置1によって薄膜が積層された基材2を図4に示す。図2に示す薄膜形成装置1は成膜チャンバ7a、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7c、成膜チャンバ7dの4つの成膜チャンバ7を有しており、それぞれの成膜チャンバ7によって薄膜が基材2上に形成されるため、基材2上に薄膜M1、薄膜M2、薄膜M3、薄膜M4の4つの薄膜が積層された薄膜付き基材を形成することができる。
ここで、本実施形態では、各成膜チャンバ7が隔壁部の一部として間仕切り部8を有し、これら間仕切り部8が異物除去手段を有しているため、各成膜チャンバ7に基材2が搬送される際に異物Pが除去された状態で成膜チャンバ7により薄膜を形成することが可能である。したがって、基材2と薄膜M1との間、および各薄膜の間に異物Pが噛み込むことを防ぐことができる。
次に、他の実施形態における異物除去手段を図5に示す。
この実施形態では、吹きつけ部は基材2の搬送方向に関して差圧室82の略中央に設けられており、吹きつけ部をはさんで基材2の搬送方向の両側に回収部の開口が位置している。
この実施形態では、差圧室82の回収部の気圧は、この差圧室82を有する間仕切り部8をはさむ2つの空間(図5における成膜チャンバ7bおよび成膜チャンバ7cの空間)の両方の気圧よりも低くなっている。これにより、吹きつけ部の動作により基材2から剥がされて回収部を浮遊する異物Pが、気圧の高い成膜チャンバ7内には入り込むことなく回収部から排出されるため、前述のように成膜チャンバ7から隣接する成膜チャンバ7への気体の進入は生じにくくなる効果が得られるだけでなく、異物Pを確実に回収部に取り込むことが可能である。
次に、さらに別の実施形態における異物除去手段を図6に示す。
この実施形態における間仕切り部8は、差圧室82内に異物除去手段として円柱状の当接部材86が設けられている。当接部材86の中心軸はメインロール5の中心軸方向(Y軸方向)に延びており、当接部材86の高さ(中心軸方向の寸法)は、間仕切り部8の奥行き方向(Y軸方向)の寸法と略等しい。
当接部材86は、中心軸を回転の中心として回転可能なように保持部87に保持されている。保持部87は、ばね88を通して外壁部81と接続されており、ばね88の力によって保持部87に保持された当接部材86が基材2に押し当てられる。そして、基材2に押し当てられた当接部材86は、基材2が搬送されると共に回転する。
ここで、当接部材86の表面には粘着性を持たせており、当接部材86と異物Pとの間の粘着力が基材2と異物2との間の粘着力よりも高くしている。これにより、基材2が当接部材86を通過する際、基材2に付着していた異物Pが当接部材86に転写されるため、基材2上の異物Pが除去される。なお、当接部材86の表面に粘着性を持たせる方法として、当接部材86の表面に粘着材をコーティングする方法、当接部材86の材質をゴムなどの粘着性の高いものとする方法などがある。
また、当接部材86が基材2に当接することにより、当接部材86が間仕切り部8をはさんで隣接する成膜チャンバ7同士の間の気体の進入を遮断する壁となるため、隣接する成膜チャンバ7から原料ガスが混入して基材2に形成される薄膜の膜質に変化が生じることを防止することができる。また、当接部材86によりメインロール5の反対側から基材2を押すことにより、基材2のばたつきをさらに防止することができる。ここで、当接部材86の温度を制御することにより、この当接部材86と当接する基材2の温度を制御するようにしても良い。
また、差圧室82内には、当接部材86よりもさらに異物Pとの間の粘着力が高い回収部材89がさらに設けられている。回収部材89は当接部材86と同様に円柱状であり、回収部材89の径は当接部材86の径より大きく、中心軸はメインロール5の中心軸方向(Y軸方向)に延びており、回収部材89の高さ(中心軸方向の寸法)は、間仕切り部8の奥行き方向(Y軸方向)の寸法と略等しい。また、回収部材89は、中心軸を回転の中心として回転可能であり、常に当接部材86と接するように保持部87に保持されている。これにより、当接部材86の回転と共に回収部材89が回転する。
この回収部材89が設けられていることにより、基材2から当接部材86が回収した異物Pを回収部材89が当接部材86から回収するため、当接部材86に付着していた異物Pが基材2に再付着することを防ぐことができる。
また、図6に示すように間仕切り部8が基材2に対して重力方向に関して下方に配置され、差圧室82の開口が上向きとなっていることにより、当接部材86や回収部材89に付着していた異物Pが万が一剥がれた場合であっても異物Pは重力方向に落下するため、この異物Pが間仕切り部8から成膜チャンバ7内に入り込むことを防ぐことができる。また、差圧室82の気圧がこの差圧室82を有する間仕切り部8をはさむ2つの空間(図6における成膜チャンバ7bおよび成膜チャンバ7cの空間)の両方の気圧よりも低くなっていることも、当接部材86や回収部材89から剥がれた異物Pが成膜チャンバ7内に入り込むことを防ぐ効果を有する。
以上の薄膜形成装置および薄膜形成方法により、異物を噛みこむことなく薄膜が積層された薄膜付き基材を形成することが可能である。
なお、上記の説明では、基材2の搬送方向に関して複数の成膜チャンバ7が連続して設けられた場合について説明しているが、成膜チャンバ7と成膜チャンバ7との間に成膜チャンバ7でない空間が設けられていても良い。この場合、基材2の搬送方向に関して少なくとも上流側の間仕切り部8に本説明の異物除去手段が設けられていることにより、基材2が成膜チャンバ7内に搬送される直前に異物Pを除去することができるため、基材と薄膜、薄膜と薄膜との間に異物が噛み込むことを防ぐことができる。
また、本実施形態では、成膜チャンバ7が4つの場合について説明したが、成膜チャンバ7の数は4つ以外であっても構わなく、1つのみであっても構わない。
また、異物除去手段は、上記のように基材2に気体を吹き付ける機構、粘着力が高い部材を基材2に当接させる機構に限らず、他の機構であっても構わない。たとえば、差圧室82の内壁に静電気をまとわせ、この静電気に異物Pを吸着させる機構であっても構わない。
1 薄膜形成装置
2 基材
3 巻出しロール
4 巻取りロール
5 メインロール
6 メインロールチャンバ
7 成膜チャンバ
7a 成膜チャンバ
7b 成膜チャンバ
7c 成膜チャンバ
7d 成膜チャンバ
8 間仕切り部
8a 間仕切り部
8b 間仕切り部
8c 間仕切り部
8d 間仕切り部
8e 間仕切り部
31 芯部
41 芯部
51 外周面
61 真空ポンプ
71 真空ポンプ
72 プラズマ電極
81 外壁部
82 差圧室
83 排気口
84 内壁
85 噴出口
86 当接部材
87 保持部
88 ばね
89 回収部材
100 薄膜形成装置
101 メインロールチャンバ
102 メインロール
102a 外周面
103 基材
104 巻出しロール
105 巻取りロール
106 間仕切り部
107 成膜チャンバ
107a 成膜チャンバ
107b 成膜チャンバ
107c 成膜チャンバ
107d 成膜チャンバ
M1 薄膜
M2 薄膜
M3 薄膜
M4 薄膜
P 異物

Claims (5)

  1. 基材を所定の搬送方向に搬送させる搬送部と、
    前記搬送部により搬送される基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバと、
    を備え、
    前記隔壁部の一部であって前記搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部には、基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物を除去する異物除去手段が設けられていることを特徴とする、薄膜形成装置。
  2. 前記異物除去手段は、基材の前記膜形成面側の表面に気体を吹きつけて異物を当該膜形成面から剥がす吹きつけ部と、当該吹きつけ部が吹き付けた気体とともに前記膜形成面側の表面から剥がされた異物を回収する回収部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の薄膜形成装置。
  3. 前記異物除去手段は、基材の前記膜形成面側の表面と当接する当接部材を有し、当該当接部材と異物との間の粘着力は、基材の前記膜形成面側の表面と異物との間の粘着力よりも高いことを特徴とする、請求項1に記載の薄膜形成装置。
  4. 基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバへ基材を搬送し、基材の前記膜形成面側の表面に薄膜を形成させる薄膜形成方法であり、
    基材が前記成膜チャンバに搬送される直前において、前記隔壁部の一部であって基材の搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部に設けられた異物除去手段によって基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物を除去する異物除去工程を有することを特徴とする、薄膜形成方法。
  5. 基材の膜形成面の一部を囲む隔壁部を有し、当該膜形成面との間に閉空間を形成して当該膜形成面に薄膜を形成する成膜チャンバへ搬送され、当該成膜チャンバによって前記膜形成面側の表面に薄膜が形成された薄膜付き基材であり、
    基材が前記成膜チャンバに搬送される直前において、前記隔壁部の一部であって基材の搬送方向に関して前記成膜チャンバの内外の空間を仕切る部材である間仕切り部のうち、少なくとも前記搬送方向に関して上流側の前記間仕切り部に設けられた異物除去手段によって基材の前記膜形成面側の表面に付着した異物が除去されることを特徴とする、薄膜付き基材。
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