JP2016059574A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016059574A
JP2016059574A JP2014189234A JP2014189234A JP2016059574A JP 2016059574 A JP2016059574 A JP 2016059574A JP 2014189234 A JP2014189234 A JP 2014189234A JP 2014189234 A JP2014189234 A JP 2014189234A JP 2016059574 A JP2016059574 A JP 2016059574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
game ball
port
ball
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014189234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5940617B2 (ja
Inventor
直幸 渡辺
Naoyuki Watanabe
直幸 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2014189234A priority Critical patent/JP5940617B2/ja
Publication of JP2016059574A publication Critical patent/JP2016059574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5940617B2 publication Critical patent/JP5940617B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】第1の始動領域の入口に遊技球が入球し難くなる一方で、その調整手段の調整によって第2の始動領域に遊技球を導入可能な導入口に遊技球が入球し易くなるように遊技球の入球率を調整可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技球Bが通過可能な第1始動口13および第2始動口14aと、遊技球Bが入球可能な導入口78を有し、導入口78に入球した遊技球Bを第2始動口14aとアウト口14bの何れかに振り分け可能な振分装置19とを備え、第1始動口13の入口77と導入口78とを隣接して設け、第1始動口13の入口77と導入口78への遊技球Bの入球率を調整する為の調整釘12Aを設け、第1始動口13の入口77に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Aが調整されると、その調整釘12Aの調整によって導入口78に遊技球Bが入球し易いように構成された。【選択図】図14

Description

本発明は遊技機に関し、特に、第1の始動領域に遊技球が入球し難いように調整手段が調整された場合に、その調整手段の調整によって第2の始動領域に遊技球が入球する可能性を高めるようにしたものである。
パチンコ遊技機において、遊技球が流下可能な遊技領域には、多数の障害釘、ゲート、非開閉式の第1始動口、開閉式の第2始動口、複数の普通入賞口、開閉式の大入賞口が設けられ、遊技球が第1又は第2始動口に入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合に、大入賞口装置が作動して、通常は閉塞している大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が行われ、また、ゲートへの遊技球の通過を契機に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合に、第2始動口が1又は複数回開閉する補助遊技が行われる。
この種のパチンコ遊技機においては、通常遊技状態と特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)を含む複数種類の遊技状態の何れかが択一的に選択され、通常遊技状態のときには、特定遊技状態のときよりも第2始動口が開閉する頻度が低く且つ第2始動口の開放時間も短時間に設定されている。そのため、通常遊技状態のときには、第2始動口に遊技球が殆ど入賞しないため、主に第1始動口への遊技球の入賞に基づく大当り抽選を受けることになる。
ところで、遊技盤には、各入賞口(始動口)の入口付近に、入賞口の入口(始動口の入口)への遊技球の入球率を調整可能な調整釘が装備されている。第1始動口の入口付近には、第1始動口の入口への遊技球の入球率を調整する為の1対の調整釘が遊技球が1個通過可能な間隔で対向配置されている。パチンコ遊技機を設置した遊技ホールのスタッフは、この調整釘の傾き(角度)を調整することで、第1始動口の入口への遊技球の入球率を調整する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−198344号公報
従来から、第1始動口の入口に遊技球が入球し難くなるように1対の調整釘の傾きが調整されることがあった。しかし、1対の調整釘の傾きが調整されても、その調整釘の調整によって第2始動口や普通入賞口の入口に遊技球が入球し易くなるように構成されていなかった。
本発明の目的は、調整手段の調整により一方の始動領域の入口に遊技球が入球し難くなる一方で、その調整手段の調整によって他方の始動領域に遊技球を導入可能な導入口に遊技球が入球し易くなるように遊技球の入球率を調整可能な遊技機を提供することである。
本願発明は以下の構成を有するものである。尚、参照符号は、本願発明の理解促進の為に図面に図示した構成要素との対応関係の一例を示したものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1の発明(遊技機(1))は、遊技球(B)が通過可能な第1の始動領域(13)および第2の始動領域(14a)と、遊技球(B)が入球可能な導入口(78)を有し、前記導入口(78)に入球した遊技球(B)を前記第2の始動領域(14a)およびそれ以外の領域(14b)の何れかに振り分け可能な振分手段(19)とを備え、前記第1の始動領域(13)の入口(77)と前記導入口(78)とを隣接して設け、前記第1の始動領域(13)の入口(77)と前記導入口(78)への遊技球(B)の入球率を調整する為の調整手段(12A)を設け、前記第1の始動領域(13)の入口(77)に遊技球(B)が入球し難いように前記調整手段(12A)が調整されると、その調整手段(12A)の調整によって前記導入口(78)に遊技球(B)が入球し易いように構成されたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の始動領域(13)および前記第2の始動領域(14a)の何れかを遊技球(B)が通過することにより遊技者にとって有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(73)と、前記判定手段(73)により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記特別遊技を行う特別遊技実行手段(75)と、前記特別遊技実行手段(75)による前記特別遊技の終了後、遊技者にとって有利な有利遊技状態で遊技を制御可能な有利遊技状態制御手段(86)とを備え、前記判定手段(73)により前記第2の始動領域(14a)を遊技球(B)が通過することによって前記特別遊技を行うと判定された場合、前記第1の始動領域(13)を遊技球(B)が通過することによって前記特別遊技を行うと判定された場合よりも、当該特別遊技の終了後に前記有利遊技状態制御手段(86)により前記有利遊技状態で遊技が制御される割合が高いことを特徴とする。
尚、遊技球(B)を前記第1の始動領域(13)の入口(77)および導入口(78)の上方へ誘導可能な球誘導通路(37)と、前記球誘導通路(37)内と前記球誘導通路(37)外の何れかに振り分け可能な上流側振分手段(36)を設けてもよい。
本発明によれば、第1の始動領域の入口に遊技球が入球し難くなるように調整手段が調整されても、その調整手段の調整によって第2の始動領域に遊技球を導入可能な導入口に遊技球が入球し易くなるように遊技球の入球率を調整することができる。
実施例1のパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 入球口装置(振分装置)の断面図である。 振分装置の左側面図である。 振分通路ユニットの拡大正面図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 入賞口毎に設定された賞球に関する図表である。 大当り判定テーブルに関する図表である。 大当り図柄判定テーブルに関する図表である。 大当り遊技中の大入賞口の開閉パターンと大当り遊技終了後に設定される遊技状態等を示す図表である。 第2始動口作動モードに関する図表である。 当り図柄の種類別の選択率と第2始動口開放パターンを示す図表である。 複数の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 第1始動口の周辺の遊技盤の拡大正面図である。 始動口入口と導入口を示す拡大斜視図である。 調整釘の調整によって始動口入口と導入口を拡大縮小した状態を示す拡大斜視図である。 変更形態に係る入球口装置(振分装置)の断面図である。 変更形態に係る調整手段の拡大斜視図である。 変更形態に係る遊技盤の要部の拡大正面図である。 変更形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 変更形態に係る第1始動口の周辺の遊技盤の拡大正面図である。 実施例2のパチンコ遊技機の正面図である。 入球口装置(振分装置)の断面図である。 大入賞口装置の周辺の遊技盤の拡大正面図である。 実施例3のパチンコ遊技機の正面図である。 入球口装置(振分装置)の断面図である。 始動口装置の周辺の遊技盤の拡大正面図である。 実施例4のパチンコ遊技機の正面図である。 入球口装置(振分装置)の断面図である。 調整釘の調整によって入賞口入口と導入口を拡大縮小した状態を示す拡大斜視図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取り付けられた外枠2に開閉枠3が開閉自在に装着され、開閉枠3に開閉扉4が開閉自在に装着されている。開閉扉4に窓4aが形成され、その窓4aに透明板4bが装着されている。開閉枠3の左端部に開閉扉4の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持されている。開閉扉4の右端部には、開閉扉4を開閉枠3に施錠するキーシリンダ4cが装着されている。開閉枠3に遊技盤5が装着され、遊技盤5とその前側の透明板4bとの間に遊技球Bが流下可能な遊技領域6が形成され、この遊技領域6が開閉扉4により開閉される。
開閉扉4の下部(窓4aの下側部分)に遊技球Bを貯留する貯留皿8(上皿8aと下皿8b)を有する皿ユニット7が設けられ、その皿ユニット7に、遊技者が押下操作可能な演出ボタンSW9aと十字ボタンSW9bとエンターボタンSW9cとを有する演出操作装置9(「SW」はスイッチを意味する)と、下皿8bに貯留された遊技球Bをパチンコ遊技機1の外部へ排出する排出装置10とが装備されている。
皿ユニット7の右下側に遊技者が回動操作可能な発射ハンドル11が配設され、この発射ハンドル11が回動操作されると、上皿8aから球送り装置(図示略)により発射位置に導入された遊技球Bが発射装置(図示略)により発射される。上皿8aに複数の遊技球Bが貯留されている場合、複数の遊技球Bが約0.6秒間隔で連続的に発射される。発射された遊技球Bはガイドレール11aにより案内され遊技領域6の上部に導入される。尚、遊技者が発射ハンドル11に設けられた発射停止ボタン(図示略)を操作することにより遊技球Bの発射が一時的に停止される。
図1、図2に示すように、遊技盤5(遊技領域6)には、多数の真鍮製の障害釘12(調整釘12Aを含む)、第1始動口13(第1の始動領域)、非開閉式の第2始動口14a(第2の始動領域)とアウト口14b(第2の始動領域以外の領域)を有する入球口装置14、ゲート15、開閉式の第2始動口16aを有する第2始動口装置16(普通電動役物装置)、開閉式の大入賞口17aを有する大入賞口装置17、複数の一般入賞口(普通入賞口)18、センタ役物21、画像表示器22、可動役物装置23、振分通路ユニット35が装備され、遊技領域6外に遊技表示盤24が装着され、遊技盤5の裏側に制御装置30が装着されている。
第1始動口13は、遊技領域6のうちのセンタ役物21の下端中央部の下側近傍に配置されている。第1始動口13には、第1始動口13を通過(入賞)した遊技球Bを検出する第1始動口SW13aが付設されている。複数の一般入賞口18は、左側遊技領域6aの下流端よりも下側や右側遊技領域6bの下流端側部分に設けられ、各一般入賞口18には一般入賞口SW18aが付設されている。
図1〜図4に示すように、入球口装置14は、第1始動口13の右側近傍に設けられている。つまり、第1始動口13と入球口装置14は、左右に並設されている。入球口装置14は、第2始動口14aと、アウト口14bと、第2始動口14aを通過(入賞)した遊技球Bを検出する第2始動口SW14cと、アウト口14bを通過した遊技球Bを検出するアウト口SW14dと、遊技球Bを第2始動口14aとアウト口14bとに振り分け可能な振分装置19(振分手段)とを備えている。尚、アウト口SW14dは省略してもよい。
図3、図4に示すように、振分装置19のケーシングは透明な合成樹脂材料で形成され、板状のベース部材25aと、このベース部材25aの前面に複数のビスで固定されたケース部材25bとで構成され、ベース部材25aの後面には位置決め用の4つのピン部25cが一体形成され、これらピン部25cを遊技盤5のピン穴に嵌合させた状態でベース部材25aとケース部材25bが遊技盤5の前面に固定される。
振分装置19は、遊技球Bが流入可能な球流入口26aを含む導入通路26と、第1,第2球誘導通路27a,27bと、遊技球Bを遊技領域6へ排出可能な排出口27c,27dと、導入通路26に順次導入された複数の遊技球Bを第1,第2球誘導通路27a,27bとに交互に1個ずつ振り分け可能な振分機構28とを備えている。
球流入口26aは、振分装置19の上端部に、ベース部材25aとケース部材25bとで上方に開口する遊技球Bが1個だけ通過可能な矩形穴に形成されている。導入通路26は球流入口26aから下方へ連なる鉛直通路であり、導入通路26の下端に臨むように振分機構28が配置されている。
第1,第2球誘導通路27a,27bは、導入通路26の下端から左右に分岐して遊技球Bを第2始動口14aとアウト口14bへ夫々誘導可能に、ベース部材25aとケース部材25bとで形成されている。第1球誘導通路27aの下端部の後側に第2始動口14aが設けられ、第2球誘導通路27bの下端部の後側にアウト口14bが設けられている。
第1,第2球誘導通路27a,27bの下部には、夫々、第1,第2球誘導通路27a,27bを流下してきた遊技球Bを後方へ方向変換して第2始動口14a、アウト口14bに案内可能な第1,第2案内部27e,27fが設けられている。排出口27c,27dは、第1球誘導通路27aの下部の左右の側壁部に夫々形成され、図4に示すように、アーチの頂部を前方へ向けた横向きアーチ形の開口である。
振分機構28は、導入通路26の直下に配置されてベース部材25aとケース部材25bとに前後方向の軸心回りに回動自在に装着された回動部材29と、回動部材29の下側に位置するようにベース部材25aとケース部材25bとで形成された膨出部31と、ベース部材25aに取り付けられた固定磁石32と、回動部材29に取り付けられ、固定磁石32に対して反発する磁力を発生する可動磁石33とを有する。回動部材29は、第1,第2切換羽根29a,29bと振分羽根29cとを有し、膨出部31は、第1,第2切換羽根29a,29bが夫々係合する第1,第2回動規制部31a,31bを有する。
図3(1)に示すように、第2切換羽根29bが第2回動規制部31bに係合した状態で、回動部材29が第1振分位置になって、第1切換羽根29aが第1球誘導通路27a側に張り出して、振分羽根29cを上方斜め右側に向けた右傾斜姿勢になり、図3(2)に示すように、第1切換羽根29aが第1回動規制部31aに係合した状態で、回動部材29が第2振分位置になって、第2切換羽根29bが第2球誘導通路27b側に張り出して、振分羽根29cを上方斜め左側に向けた左傾斜姿勢になる。
図3(1)に示すように、回動部材29が第1振分位置にあるときに、導入通路26に導入された遊技球Bは、振分羽根29cにより第1球誘導通路27aに案内され、第1切換羽根29aを押動しながら落下して、回動部材29を第1振分位置から第2振分位置に回動させて切り換える。
図3(2)に示すように、回動部材29が第2振分位置にあるときに、導入通路26に導入された遊技球Bは、振分羽根29cにより第2球誘導通路27bに案内され、第2切換羽根29bを押動しながら落下して、回動部材29を第2振分位置から第1振分位置に回動させて切り換える。よって、球流入口26aから導入通路26に順次導入された複数の遊技球Bは、振分機構28により第1球誘導通路27aと第2球誘導通路27bとに交互に振り分けられ、つまり、通常は第2始動口14aとアウト口14bとに交互に入球(通過)することが可能になる。
尚、図3(1)に示すように、回動部材29が第1振分位置にあるときに、振分羽根29cにより第1球誘導通路27aに案内された遊技球Bの全てが第2始動口14aを通過する訳ではなく、第1球誘導通路27aの下部から排出口27c,27dを通過して遊技領域6へ排出されることもある。
固定磁石32と可動磁石33は常時互いに反発するように、そして、回動部材29が振分羽根29cを上方へ向けた中立位置(つまり、第1,第2切換羽根29a,29bが水平になる中立位置)にあるときに、その反発力が最大になるように、つまり固定磁石32と可動磁石33が再接近するように配設されている。この固定磁石32と可動磁石33によって、回動部材29は、中立位置よりも第1振分位置側へ位置するときには、第1振分位置へ回動付勢され、中立位置よりも第2振分位置側へ位置するときには、第2振分位置へ回動付勢される。よって、回動部材29は、第1又は第2振分位置に切り換えられると、その第1又は第2振分位置に確実に停止し、ガタつかないように保持される。
図1、図5に示すように、振分通路ユニット35は、左側遊技領域6aに向けて発射された遊技球Bを1/複数(例えば1/18)の割合で第1始動口13及び入球口装置14の方へ振り分ける上流側振分装置36と、上流側振分装置36により第1始動口13及び入球口装置14の方へ振り分けられた遊技球Bを遊技者が視認可能に第1始動口13及び入球口装置14の上方近傍へ導く球誘導通路37とを備えている。
上流側振分装置36は、左側遊技領域6aに配置されセンタ役物21の左側部に一体的に設けられている。この上流側振分装置36は、遊技球Bを導入可能な導入口38aと、導入口38aに導入された遊技球Bを誘導可能な誘導通路38と、遊技球Bを球誘導通路37内と球誘導通路37外の何れかに振り分け可能な非電動式の第1,第2,第3上流側振分手段39〜41であって上流側から下流側へ段階的に設けられた第1,第2,第3上流側振分手段39〜41と、これら上流側振分手段39〜41により振り分けられた遊技球Bを球誘導通路37の方へ誘導可能な第1,第2,第3セーフ通路42a,43a,44aと、遊技球Bを左側遊技領域6aの下流端に排出可能な第1,第2,第3アウト通路42b,43b,44bを備えている。
上流側振分装置36は、遊技盤5に固定された透明合成樹脂製のケーシング45を有し、このケーシング45によって、導入口38、第1,第2,第3セーフ通路42a,43a,44a、第1,第2,第3アウト通路42b,43b,44c、上流側振分手段39〜41の一部等が形成されている。
導入口38aは、上流側振分装置36の上端部に10数mm(例えば13mm)の幅で上方に開口する遊技球Bが1個だけ通過可能な矩形穴に形成されている。導入通路38の下流端部分に第1上流側振分手段39が設けられている。
第1上流側振分手段39は、導入通路38により誘導される複数の遊技球Bを、第1セーフ通路42aと第1アウト通路42bとに1:1の割合で振り分ける。第1上流側振分手段39は、回動部材46と、ケーシング45に固定された固定磁石(図示略)と、回動部材46に装着され且つ固定磁石に対して反発する磁力を発生する可動磁石(図示略)と、回動部材46の回動範囲を規制する回動規制部(図示略)とを有する。回動部材46は、前後方向向きの軸部材46aを介してケーシング45に回動自在に枢支され、導入通路38に導入された複数の遊技球Bを回動部材46の振分位置に応じて第1セーフ通路42aと第1アウト通路42bに交互(1:1の比率)に振り分ける振分羽根46bを有する。振分羽根46bは、開角約90度をなす3枚の羽根を有する。
図5(1)に示すように、回動部材46が第1振分位置のときに、振分羽根46bの中羽根が上方斜め右側に向けた右傾斜姿勢になり、図5(2)に示すように、回動部材46が第2振分位置のときに、振分羽根46bの中羽根が上方左斜め左側に向けた左傾斜姿勢になる。回動部材46は、固定磁石と可動磁石により、第1振分位置側に位置すると第1振分位置へ回動付勢され、第2振分位置側に位置すると第2振分位置へ回動付勢される。
第2上流側振分手段40は、第1上流側振分手段39よりも下流側且つ第3上流側振分手段41よりも上流側にある通路に配置され、第1セーフ通路42aにより誘導される複数の遊技球Bを、第2セーフ通路43aと第2アウト通路43bとに3:1の比率で振り分ける。第2上流側振分手段40は、正面視円形状の回転体48と、回転体48を通過した遊技球Bを作動位置に応じて第2セーフ通路43aと第2アウト通路43bの何れかに振り分ける振分部材49とを備えている。
回転体48は、前後方向向きの軸部材48aを介してケーシング45に回転自在に枢支されている。回転体48は、軸部材48aが貫通する筒部48bから半径方向に延びる3枚の切換羽根48cを有し、これら3枚の切換羽根48cは、周方向に120度間隔おきに設けられている。回転体48は、遊技球Bが回転体48を通過する毎に、遊技球Bにより切換羽根48cが押動されることで一定方向へ120度ずつ回転可能に構成されている。
振分部材49は、回転体48の直下に設けられ、前後方向向きの軸部材49aを介してケーシング45に回動自在に枢支され、回転体46の回転動作によって遊技球Bを1/複数(例えば1/3)の比率で第2セーフ通路43aの方へ振り分け可能に動作するように回転体46と連動連結している。
第3上流側振分手段41は、第2セーフ通路43aにより誘導される複数の遊技球Bを第3セーフ通路44aと第3アウト通路44bとに3:1の比率で振り分ける。第3上流側振分手段41は、正面視円形状の回転体51と、回転体51を通過した遊技球Bを作動位置に応じて第3セーフ通路44aと第3アウト通路44bの何れかに振り分ける振分部材52とを備えている。
回転体51は、前後方向向きの軸部材51aを介してケーシング45に回転自在に枢支されている。回転体51は、軸部材51aが貫通する筒部51bから半径方向に延びる3枚の切換羽根51cを有し、これら3枚の切換羽根51cは、周方向に120度間隔おきに設けられている。回転体51は、遊技球Bが回転体51を通過する毎に、遊技球Bにより切換羽根51cが押動されることで一定方向へ120度ずつ回転可能に構成されている。
振分部材52は、回転体51の直下に設けられ、前後方向向きの軸部材52aを介してケーシング45に回動自在に枢支され、回転体51の回転動作によって遊技球Bを1/複数(例えば1/3)の比率で第3セーフ通路44aの方へ振り分け可能に動作するように回転体51と連動連結している。
球誘導通路37は、上流側振分装置36の下端部分の右側部から第1始動口13と入球口装置14の上方に向かって右下り緩傾斜状に延びる通路である。球誘導通路37の入口37aは、第3セーフ通路44aと連通し、出口37bは第1始動口13と入球口装置14の上方近傍に形成されている。
図5(1)に示すように、導入口38aに導入された遊技球Bは、回動部材46が第1振分位置にあるとき、振分羽根46bの中羽根により第1アウト通路42bbの方へ案内され、振分羽根46bの左羽根を押動しながら落下し、第1通過口47aを通過して第1アウト通路42bの方へ導入される。尚、第1通過口47aには球通過SWが付設されている。
第1アウト通路42bを流下した遊技球Bは、左側遊技領域6aの下流端へ排出される。尚、遊技球Bが導入口38に導入されなかったときには、上流側振分装置36の左上端部であって導入口38よりも左下方に10数mm(例えば、13mm)の幅で形成された導入口42cに導入される。導入口42cは、第1アウト通路42aの上端部に連通している。つまり、左側遊技領域6aを流下する遊技球Bは全て上流側振分装置36を通過(流下)する。
図5(2)に示すように、導入口38aに導入された遊技球Bは、回動部材46が第2振分位置にあるとき、振分羽根46bの中羽根により第1セーフ通路42aの方に案内され、振分羽根46bの右羽根を押動しながら落下する。尚、第1セーフ通路42aの途中部には第2通過口47bが設けられている。この第2通過口47bには球通過SWが付設されている。
第1セーフ通路42aを通過した遊技球Bは、第2上流側振分手段40の回転体48に導入され、回転体48の切換羽根48cを押動しながら落下し、振分部材49が実線で示す振分位置のときに、第2アウト通路43bへ振り分けられ、第2アウト通路43bを流下して右側遊技領域6aの下流端に排出され、一方、振分部材49が点線で示す振分位置のときに、第2セーフ通路43aに振り分けられる。尚、第2セーフ通路43aの途中部には第3通過口47cが設けられている。この第3通過口47cには球通過SWが付設されている。
第2セーフ通路43aを流下した遊技球Bは、第3上流側振分手段41の回転体51に導入され、回転体51の切換羽根51cを押動しながら落下して、振分部材52が実線で示す振分位置のときに、第3アウト通路44bへ振り分けられ、第3アウト通路44bを流下して右側遊技領域6aの下端部分に排出され、一方、振分部材49が点線で示す振分位置のときに、第3セーフ通路43cの方へ振り分けられる。
第3セーフ通路44aを流下した遊技球Bは、球誘導通路37に導入され、球誘導通路37を流下してその出口37bから始動口入口77と導入口78の上方近傍に落下する。このように、左側遊技領域6aに発射されて振分通路ユニット35に入球した遊技球Bは、第1〜第3振分手段39〜41により1/複数の割合(例えば1/2×1/3×1/3=1/18)で球誘導通路37に振り分けられて、球誘導通路37により始動口入口77と導入口78の上方近傍へ誘導される。
図1、図2に示すように、遊技領域6のうちの右側遊技領域6bにゲート15が配置され、ゲート15にはゲートSW15aが付設されている。第2始動口装置16がゲート15よりも下側に配置され、この第2始動口装置16は、第2始動口16aと、第2始動口16aを開閉する開閉部材16bと、第2始動口16aに入賞した遊技球Bを検出する第2始動口SW16cと、開閉部材16bを開閉駆動する第2始動口SOL16d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)とを有する。第2始動口16aは、開閉部材16bと第2始動口SOL16dにより、通常は遊技球Bが入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球Bが入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置17は、右側遊技領域6aの下流端に設けられ、大入賞口17aと、大入賞口17aを開閉する開閉部材17bと、大入賞口17aに入賞した遊技球Bを検出する大入賞口SW17cと、開閉部材17bを開閉駆動する大入賞口SOL17dとを有する。大入賞口17aは、開閉部材17bと大入賞口SOL17dにより、通常は遊技球Bが入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球Bが入賞し易い開状態とに作動し得る。
センタ役物21は、遊技領域6の面積の半分近く占める大きさで、遊技領域6の上側約2/3部分に配置されている。センタ役物21は、遊技盤5の前面よりも前方へ張り出すセンタ枠体21aを有する。
画像表示器22は、画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体21aの内側を通して視認可能にセンタ役物21に配置され、例えば、遊技演出として、大当り抽選等の抽選結果を報知する装飾図柄(演出図柄)、大当り抽選等の結果に基づいて大当り期待度を示唆する示唆演出、所定のキャラクタの可変表示を含むオブジェクト表示、保留表示等を含む画像(動画も含む)が表示される。可動役物装置23は、画像表示器22の画面に表示される特定の演出画像の一環として作動して、可動役物23(ロゴ役物)が待機位置と作動位置とに亙って遊技盤5の盤面と平行な上下方向へ移動する。
遊技球Bを発射する際、遊技球Bが遊技領域6の所望の位置に落下するように、発射ハンドル11の操作量(回動角度)を変えて、遊技球Bの発射強度を調整可能である。よって、遊技球Bの発射強度を弱くして、遊技球Bがセンタ役物21の左側(左側遊技領域6a)を落下するように、遊技球Bを発射させる「左打ち」を行うことが可能であり、遊技球Bの発射強度を強くして、遊技球Bがセンタ役物21の右側(右側遊技領域6b)を落下するように、遊技球Bを発射させる「右打ち」を行うことが可能である。「左打ち」では、振分通路ユニット35を経由して第1始動口13、入球口装置14(第2始動口14a)、一般入賞口18への遊技球Bの入球(入賞)を狙うことが可能となる一方、「右打ち」では、ゲート15への遊技球Bの通過、開状態の第2始動口16a、開状態の大入賞口17a、一般入賞口18への遊技球Bの入賞を狙うことが可能である。
遊技領域6に発射投入された遊技球Bが始動口13,14a,16aおよび入賞口17a,18の何れかに入賞した場合、図7に示すように、遊技球1個の入賞につき始動口13,14a,16a、入賞口17a,18毎に設定された数の遊技球Bが賞球として貯留皿8(上皿8a)に払い出され、始動口13,14a,16aおよび入賞口17a,18の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域6の下端部に形成された球排出口20から遊技領域6外へ排出される。
ここで、図7に示すように、第1始動口13に遊技球Bが入賞したときの賞球数は、「1」個に設定され、第2始動口14a,16aに遊技球Bが入賞したときの賞球数は、第1始動口13に遊技球Bが入賞したときの賞球数よりも多い「3」個に設定されている。また、一般入賞口18に入賞したときの賞球数は、大入賞口17aに遊技球Bが入賞したときの賞球数と同数の「15」個に設定されている。
遊技表示盤24は、第1特別図柄表示器24a、第2特別図柄表示器24b、普通図柄表示器24c、第1特別図柄保留表示器24d、第2特別図柄保留表示器24e、普通図柄保留表示器24f、遊技状態表示器24gを備えている。
第1始動口13への遊技球Bの入賞を契機に、大当り抽選が行われ、第1特別図柄表示器24aに第1特別図柄が図柄変動後に停止表示され、また、第2始動口14a,16aへの遊技球Bの入賞を契機に、大当り抽選が行われ、第2特別図柄表示器24bに第2特別図柄が図柄変動後に停止表示される。大当り抽選で当選した場合に、第1,第2特別図柄表示器24a,24bの何れかに大当り図柄が停止表示され、通常は閉塞の大入賞口17aが複数ラウンドに亙って開閉する遊技者に有利な大当り遊技(特別遊技)が行われる。
ゲート15への遊技球Bの通過を契機に、当り抽選が行われ、普通図柄表示器24cに普通図柄が図柄変動後に停止表示される。当り抽選で当選した場合に、普通図柄表示器24cに当り図柄が停止表示され、通常は閉塞の第2始動口16aが1又は複数回開閉する補助遊技が行われる。
第1特別図柄保留表示器24dに、第1始動口13に入賞した遊技球Bの数であって図柄変動に未だ供していない第1特別図柄保留数が4個まで表示され、第2特別図柄保留表示器24eに、第2始動口14a,16aに入賞した遊技球Bの数であって図柄変動に未だ供していない第2特別図柄保留数が4個まで表示される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特別図柄保留数が1以上の場合に1減算されて、第1特別図柄が変動開始され、或いは、第2特別図柄保留数が1以上の場合に1減算されて、第2特別図柄が変動開始される。
普通図柄保留表示器24fに、ゲート15を通過した遊技球Bの数であって図柄変動に未だ供していない普図保留数が4個まで表示される。普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合に1減算されて、普通図柄が変動開始される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置30は、遊技制御基板61、払出制御基板62、演出制御基板63、画像制御基板64、ランプ制御基板65を備え、これら制御基板61〜65に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板63は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板61のコンピュータは、第1,第2始動口SW13a,14c,16c、アウト口SW14d、ゲートSW15a、大入賞口SW17c、複数の一般入賞口SW18aからの信号、払出制御基板62からの制御情報を受けて、第2始動口SOL16d、大入賞口SOL17dを制御し、払出制御基板62、演出制御基板63に制御情報を出力する。
払出制御基板62のコンピュータは、遊技制御基板61からの制御情報、払出球検出SW66b、球有り検出SW66c、満タン検出SW66dからの信号を受けて、払出モータ66aを制御し、遊技制御基板61に制御情報を出力する。
演出制御基板63のコンピュータは、遊技制御基板61、払出制御基板62、ランプ制御基板65からの制御情報、演出操作装置9(演出ボタンSW9a、十字ボタンSW9b、エンターボタンSW9c)からの信号を受けて、画像制御基板64、ランプ制御基板65に制御情報を出力する。
画像制御基板64のコンピュータは、演出制御基板63からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器22、スピーカ67を制御し、演出制御基板63に制御情報を出力する。ランプ制御基板65のコンピュータは、演出制御基板63からの制御情報、可動役物装置23(原点SW)からの信号を受けて、演出用の枠ランプ68a、盤ランプ68b、可動役物装置23(電動モータ、電飾ランプ)を制御し、演出制御基板63に制御情報を出力する。
図6に示すように、遊技制御基板61の主にコンピュータにより、図示の各手段70〜76、82〜86が構成されている。
乱数更新手段70は、大当り遊技を行うか否かを判定する為の16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り乱数を、設定範囲(0〜65535)内で微小時間(0.1μs)毎に順次更新し、また、大当り遊技を行う場合に大当り図柄を判定(決定)する為の8ビット構成の所謂ソフト乱数である大当り図柄乱数を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。更に、大当り遊技を行わない場合にリーチ状態にするか否かを判定する為のリーチ乱数と、特別図柄の変動パターン(変動時間)を判定(決定)する為の変動パターン乱数とを、夫々設定範囲(0〜99)内で微小時間毎に順次更新する。
図柄情報取得手段71は、遊技球Bが第1始動口13に入賞したときに第1特別図柄保留数が4未満の場合に乱数取得条件が成立して、乱数更新手段70により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第1特別図柄情報として取得する。また、遊技球Bが第2始動口14a,16aに入賞したときに第2特別図柄保留数が4未満の場合に乱数取得条件が成立して、乱数更新手段70により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第2特別図柄情報として取得する。
図柄情報取得手段71により取得された特別図柄情報が特別図柄情報記憶手段72に記憶(保留)され、特別図柄情報記憶手段72に記憶されている第1特別図柄情報の数が第1特別図柄保留数、特別図柄情報記憶手段72に記憶されている第2特別図柄情報の数が第2特別図柄保留数となる。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1,第2特別図柄保留数の何れかが1以上の場合、特別図柄を変動開始させる始動条件が成立して、この始動条件の成立毎に、特別図柄情報記憶手段72に記憶されている特別図柄情報が、順次1ずつ特別図柄情報判定手段73による判定に供して、特別図柄情報記憶手段72から消去(保留消化)される。ここで、複数の特別図柄情報が保留されている場合、それら複数の特別図柄情報は、図柄情報取得手段71により取得された順番で前記判定に供して保留消化され、但し、第1,第2特別図柄情報の両方が保留されている場合には、第2特別図柄情報が第1特別図柄情報よりも優先して前記判定に供して保留消化される。
特別図柄情報判定手段73において、大当り判定手段73aは、特別図柄の変動表示を開始させる始動条件の成立により保留消化された当該特別図柄情報の大当り乱数に基づいて、大当り遊技を行うか否かを判定し、図柄判定手段73bは、大当り判定手段73aより大当り遊技を行うと判定された場合、当該特別図柄情報の大当り図柄乱数に基づいて、停止表示させる大当り図柄を判定(選択)して、当該大当り遊技終了後の遊技状態を決定する。
大当り判定手段73aは、具体的に、図8に示す大当り判定テーブルを用いて、「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が設定されている場合には、約1/234の割合(低確率)で、また、「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定されている場合には、約1/53の割合(高確率)で、当該特別図柄情報の大当り乱数が大当り特定値と一致すると、大入賞口17aを開放する大当り遊技を行うと判定する。
図柄判定手段73bは、具体的に、大当り判定手段73aにより大当り遊技を行うと判定された場合、複数の大当り図柄(図9に示す大当り図柄A〜Fの6種類の大当り図柄)の何れか1つを選択し、大当り遊技を行わないと判定された場合、外れ図柄を選択する。大当り図柄の選択について、当該特別図柄情報が第1特別図柄情報である場合は、図9に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、当該特別図柄情報が第2特別図柄情報である場合は、図9に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。
特別図柄情報判定手段73において、リーチ判定手段73cは、大当り判定手段73aにより大当り遊技を行うと判定された場合、基本的に大当りになることを期待させるリーチ状態にするが、大当り判定手段73aにより大当り遊技を行わないと判定された場合、当該特別図柄情報のリーチ乱数に基づいて、大当りになることを期待させるリーチ状態にするか否かを判定する。
特別図柄情報判定手段73において、変動パターン判定手段73dは、大当り判定手段73a、図柄判定手段73bによる判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A〜F、外れ図柄の何れか)、リーチ判定手段73cによる判定結果(リーチ状態にするか否か)、変動パターン乱数等に基づいて、特別図柄の変動パターン(変動時間)を判定(決定)する。
特別図柄表示制御手段74は、第1特別図柄情報が保留消化されたことを契機に第1特別図柄の変動表示を開始させ、第2特別図柄情報が保留消化されたことを契機に第2特別図柄の変動表示を開始させ、変動パターン判定手段73dにより決定された変動パターンで特別図柄を変動表示させ、当該変動パターンで規定される変動時間、特別図柄を変動表示させた後に、大当り判定手段73a、図柄判定手段73bによる判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段73aにより大当り遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段73bにより選択された大当り図柄A〜Fの何れか1つを停止表示させ、大当り遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
特別遊技実行手段75は、大当り判定手段73aにより大当り遊技を行うと判定された場合、特別図柄表示制御手段74により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段73bにより選択された判定図柄(大当り図柄A〜Fの何れか)が停止表示された後、その判定図柄に応じて設定されたラウンド数でもって大入賞口17aを開放する大当り遊技を行う。
図10に示すように、大当り遊技中の大入賞口17aの開放パターンは、長期開放パターン(賞球を獲得可能な長当り遊技)の1種類である。16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口17aが16Rに亙って開閉され、各ラウンドは、大入賞口17aを開放して開始後、大入賞口17aに遊技球Bが例えば9個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口17aを閉塞して終了する。8R長期開放では、大入賞口17aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。4R長期開放では、大入賞口17aが4Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。
事前判定手段76は、特別図柄情報記憶手段72に記憶されている特別図柄情報(即ち、後に特別図柄情報判定手段73による判定に供される特別図柄情報)に基づいて、具体的には、図柄情報取得手段71により特別図柄情報が取得された際、その特別図柄情報に対して、特別図柄情報判定手段73(大当り判定手段73a、図柄判定手段73b、リーチ判定手段73c、変動パターン判定手段73d)による判定と同等の判定(即ち、大当り遊技を行うか否かの判定、大当り図柄A〜F、外れ図柄の決定、リーチ状態にするか否かの判定、特別図柄の変動パターンの決定)を事前に行う。
一方、乱数更新手段70は、遊技者に有利な補助遊技を行うか否かを判定する為の8ビット構成のソフト乱数である当り乱数を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新し、また、補助遊技を行うと判定した場合に当り図柄を判定(決定)する為の8ビット構成の所謂ソフト乱数である当り図柄乱数を、設定範囲(0〜9)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。
図柄情報取得手段71は、遊技球Bがゲート15を通過したときに普通図柄保留数が4未満の場合に乱数取得条件が成立して、乱数更新手段70により更新された当り乱数、及び当り図柄乱数を1組の普通図柄情報として取得する。図柄情報取得手段71により取得された普通図柄情報が普通図柄情報記憶手段82に記憶(保留)され、普通図柄情報記憶手段82に記憶されている普通図柄情報の数が普通図柄保留数となる。
普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄の変動表示を開始させる始動条件が成立して、この始動条件の成立毎に、普通図柄情報記憶手段82に記憶されている普通図柄情報が、順次1ずつ普通図柄情報判定手段83による判定に供して、普通図柄情報記憶手段82から消去(保留消化)される。ここで、複数の普通図柄情報が保留されている場合、それら複数の普通図柄情報は、図柄情報取得手段71により取得された順番で前記判定に供して保留消化される。
普通図柄情報判定手段83において、当り判定手段83aが、普通図柄の変動表示を開始させる始動条件の成立により保留消化された当該普通図柄情報の当り乱数に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定し、補助遊技を行うと判定した場合、図柄判定手段83bが、当該普通図柄情報の当り図柄乱数に基づいて、停止表示させる当り図柄を判定(選択)して、当該補助遊技中の第2始動口16aの開放パターン、つまり有利度合いの異なる複数の補助遊技の何れを行うかを決定する。
具体的に、当り判定手段83aは、図11に示すように、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」(「低作動モード」)が設定されている場合には、1/10の割合で、また、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」(「高作動モード」)が設定されている場合には、10/10の割合で、補助遊技を行うと判定する。図柄判定手段83bは、当り判定手段83aにより補助遊技を行うと判定されると、図12に示すように、複数の大当り図柄(当り図柄a,b)の何れか1つを図示の選択率により選択し、当り判定手段83aにより補助遊技を行わないと判定されると、外れ図柄を選択する。
普通図柄表示制御手段84は、普通図柄情報が保留消化されたことを契機に普通図柄の変動表示を開始させ、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」(「低作動モード」)が設定されている場合には、12秒間、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」(「高作動モード」)が設定されている場合には、0.5秒間、普通図柄を変動表示させた後、普通図柄情報判定手段73による判定結果を示す判定図柄(当り図柄a,b、外れ図柄)を停止表示させる。
尚、1の遊技状態(例えば、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」)において、普通図柄情報判定手段83が、変動パターン乱数に基づいて、普通図柄の変動時間(変動パターン)を複数の変動時間の中から決定し、普通図柄表示制御手段84が、普通図柄情報判定手段83により決定された変動時間、普通図柄を変動表示させてもよい。この場合、乱数更新手段70は、変動パターン乱数を設定範囲内で微小時間毎に順次更新し、図柄情報取得手段71は、乱数取得条件が成立すると、乱数更新手段70により更新された変動パターン乱数を当り乱数、及び当り図柄乱数と共に取得する。
補助遊技実行手段85は、当り判定手段83aにより補助遊技を行うと判定された場合、普通図柄表示制御手段84により、当該判定結果を示す判定図柄(当り図柄a,bの何れか)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開放パターンで第2始動口16aを開放する補助遊技を行う。具体的に、図11、図12に示すように、補助遊技中の第2始動口16aの開放パターンは、当り図柄の種類及び遊技状態(作動モード)に応じて図示のように設定される。
遊技状態制御手段86(有利遊技状態制御手段)は、複数の遊技状態(図13に示す「通常遊技状態」「時短遊技状態」「潜確遊技状態」「確変遊技状態」)の何れか1つを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には「通常遊技状態」を設定する。
図13に示すように、「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が設定された場合、大当り判定手段73aにより大当り遊技を行うと判定される大当り確率が低確率(例えば、図8に示す約1/234)に設定され、「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定された場合、大当り確率が高確率(例えば、図8に示す約1/53)に設定される。
「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」が設定された場合、第2始動口16aを作動させる第2始動口作動モードとして、第2始動口16aを開状態に作動させ難い低作動モードが設定され、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定された場合、第2始動口16aを開状態に作動させ易い高作動モードが設定される。尚、「確変遊技状態」が遊技者に有利な有利遊技状態に相当する。
尚、図11に示すように、第2始動口作動モードが低作動モードに設定されると、補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普通図柄の変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの始動口開放パターンが0.1秒×1回又は0.1秒×1回+5.6秒×1回に設定され、高作動モードに設定されると、当り確率が10/10、普通図柄の変動時間が0.5秒、始動口開放パターンが1.0秒×6回又は2.0秒×3回に設定される。
遊技状態制御手段86は、特別遊技実行手段75により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図10に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に「確変遊技状態」が設定され、大当り図柄A,Bの停止からは、その後、特別図柄表示器24a,24bで特別図柄が変動表示される回数(特別図柄変動回数)が10000回に達すると、「通常遊技状態」へ移行され、大当り図柄Cの停止からは、その後、特別図柄変動回数が50回に達すると、「潜確遊技状態」へ移行されると共に、特別図柄変動回数が10000回に達すると、「通常遊技状態」へ移行される。尚、「確変遊技状態」が設定されると、大当りと判定される確率は高確率であるため、10000回連続して外れとなる可能性は非常に低いため、事実上、次回大当りと判定されるまで継続する。大当り図柄D,E,Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、その後、特別図柄変動回数が50回に達すると、「通常遊技状態」へ移行される。
このように、図9、図10、図13から、第2始動口14a,16aへの遊技球Bの入賞に基づいて大当り当選したときには、当該大当り遊技終了後の遊技状態が確変遊技状態となる大当り図柄A〜Cが選択される割合が、第1始動口13への遊技球Bの入賞に基づいて大当り当選したときよりも高く設定されている。
図6に示すように、演出制御基板63、画像制御基板64、ランプ制御基板65のコンピュータにより、遊技演出を演出手段81(画像表示器22、可動役物装置23、スピーカ67、ランプ68a,68b)に行わせる演出制御手段80が構成されている。この演出制御手段80は、主に画像表示器22での表示を主体とする遊技演出を行わせる。
次に、第1始動口13aと入球口装置14の周辺の遊技盤5の構造について説明する。
図14、図15に示すように、振分通路ユニット35の球誘導通路37の出口37bの下側近傍に、第1始動口13と入球口装置14が左右に並設され、第1始動口13と入球口装置14の境界の上方近傍には調整釘12A(調整手段)が設けられている。ここで、上方近傍とは、第1始動口13又は入球口装置14に入球する直前に遊技球Bに対して干渉する位置であって、第1始動口13と入球口装置14への遊技球Bの入球率に最も大きく影響を与える位置である。
第1始動口13の左端側部分の上方近傍には、始動口側障害釘12Bが設けられている。つまり、第1始動口13の上方近傍には、調整釘12Aと始動口側障害釘12Bとが遊技球Bが1個通過可能な間隔で対向配置され、調整釘12Aと始動口側障害釘12Bにより、遊技球Bを第1始動口13に入球可能な始動口入口77(第1の始動領域の入口)が区画形成されている(図15の1点鎖線で示す領域)。
入球口装置14の右端側部分の上方近傍には、入球口側障害釘12Cが設けられている。つまり、入球口装置14の上方近傍には、調整釘12Aと入球口側障害釘12Cとが遊技球Bが1個通過可能な間隔で対向配置され、調整釘12Aと入球口側障害釘12Cにより、遊技球Bを入球口装置14の球流入口26aに導入可能な導入口78が区画形成される(図15の1点鎖線で示す領域)。このように、球誘導通路37の出口37bの下側近傍には、始動口入口77と導入口78が左右に隣接して設けられている。尚、始動口入口77と導入口78の大きさは、夫々、例えば、13mm以内に設定されている。
振分通路ユニット35の球誘導通路37の出口37bから流下した遊技球Bが、始動口入口77に入球したときのみ第1始動口13に入賞可能であり、導入口78に入球したときのみ入球口装置14の球流入口26aに入球可能となる。
図15に示すように、調整釘12Aは、始動口側障害釘12B或いは入球口側障害釘12Cに対して離隔する方向又は接近する方向(矢印A1又はA2方向)にその傾き(角度)を調整することで、始動口入口77と導入口78の大きさを拡大又は縮小するものである。つまり、調整釘12Aの調整によって、始動口入口77と導入口78への遊技球Bの入球率を調整できるように構成されている。
具体的に、図16(1)に示すように、調整釘12Aを矢印A1方向に傾けると、始動口入口77の大きさ(L1)が拡大される一方で、導入口78の大きさ(L2)が縮小されるので、始動口入口77に遊技球Bが入球し易くなる一方で、導入口78に遊技球Bが入球し難くなる。図16(2)示すように、調整釘12Aを矢印A2方向に傾けると、始動口入口77の大きさ(L1)が縮小される一方で、導入口78の大きさ(L2)が拡大されるので、始動口入口77に遊技球Bが入球し難くなる一方で、導入口78に遊技球Bが入球し易くなる。尚、始動口入口77と導入口78の何れにも入球できなかった遊技球Bは、球排出口20の方へ流下する。
図1、図14、図15に示すように、第1始動口13の左側部の近傍と入球口装置14の右側部の近傍には、夫々、球進入防止部材54が設けられている。左右1対の球進入防止部材54は、上下方向に延びて且つ遊技球Bの直径以上の前後幅を有する合成樹脂板からなり、遊技盤4に前方突出状に取り付けられている。球進入防止部材54は、上流側振分装置36の第1〜第3アウト通路42b,43b,44bの何れかのアウト通路から左側遊技領域6aの下流端に排出された遊技球B、右側遊技領域6bを流下した遊技球Bが、始動口入口77又は導入口78の方へ進入するのを防止する機能を有する。この球進入防止部材54を設けたことで、上流側振分装置36により球誘導通路37に振り分けられた遊技球Bのみが始動口入口77又は導入口78に入球可能になる。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用効果及びパチンコ遊技機1を想到するに至った経緯について説明する。
従来から、非開閉式の第1始動口と、開閉式の第2始動口を備えたパチンコ遊技機においては、通常遊技状態又は潜確遊技状態のときには、確変遊技状態又は時短遊技状態のときよりも、第2始動口が開閉する頻度が低く且つ第2始動口の開放時間が短時間に設定されているから、第2始動口への遊技球の入賞を殆ど期待することができないため、大当り抽選の殆どが第1始動口への遊技球の入賞に基づくものであった。
しかし、この種のパチンコ遊技機では、遊技ホール側のスタッフにより、第1始動口の入口付近に対向配置された1対の調整釘が第1始動口に遊技球が入球し難くなるようにその傾きが調整されると、その調整釘の調整によって第1始動口への遊技球の入賞率が著しく低下し、第1始動口への遊技球の入賞に基づく大当り抽選を多く受けることができなくなる。その結果、パチンコ遊技機本来の遊技性が損なわれるため、遊技の興趣を低減させると共にパチンコ遊技機の稼働率を低下させる大きな要因となっていた。
そこで、本発明のパチンコ遊技機1は、遊技球Bが通過可能な第1始動口13と、遊技球Bが通過可能な第2始動口14aおよびアウト口14bを有する入球口装置14を備え、入球口装置14は、導入口78に入球した遊技球Bを第2始動口14aとアウト口14bの何れかに振り分け可能な振分装置19を有し、第1始動口13と入球口装置14を左右に並設し、その上方近傍に第1始動口13の始動口入口77と導入口78を隣接して設け、始動口入口77と導入口78への遊技球Bの入球率を調整する為の調整釘12Aを設け、始動口入口77に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Aが調整されると、その調整釘12Aの調整によって導入口78に遊技球Bが入球し易いように構成されている。
また、第2始動口14aへの遊技球Bの入賞に基づいて大当り当選した場合、第1始動口13への遊技球Bの入賞に基づいて大当り当選した場合よりも、大当り遊技終了後の遊技状態が確変遊技状態に移行される確変大当りが選択される割合(選択率)が高く設定されている。
始動口入口77に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Aの傾きが調整されると、その調整釘12Aの調整によって導入口78に遊技球Bが入球し易くなるので、第2始動口14aに遊技球Bが入賞する可能性が高くなると共に、確変大当りに当選する期待感を持ちつつ遊技を行うことができる。
他方、導入口78に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Aの傾きが調整されると、その調整釘12Aの調整によって始動口入口77に遊技球Bが入賞し易くなるので、第1始動口13への遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選を多く受けることができる。
このように、本発明では、始動口入口77に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Aの傾きが調整されても遊技者にとって不利な状態にはならないため、遊技ホール側が始動口入口77に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Aを調整するのを抑止することができる。それ故、第1始動口13への遊技球Bの入賞率の低下を防止することができ、パチンコ遊技機本来の遊技性を維持することができると共に、パチンコ遊技機1の稼働率が低下する大きな要因を排除することができる。
また、第1始動口13に遊技球Bが入賞したときの賞球数が「1」個に設定され、第2始動口14aに遊技球Bが入賞したときの賞球数が、第1始動口13に遊技球Bが入賞したときの賞球数よりも多い「3」個に設定されているので、遊技ホール側の利益も考慮した第1始動口13の賞球数を設定することで、始動口入口77に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Aを調整するのを確実に抑止することができる。
また、遊技球Bを始動口入口77および導入口78の上方近傍へ誘導可能な球誘導通路37と、球誘導通路37内と球誘導通路37外の何れかに振り分け可能な上流側振分装置36を設けたので、所定の1/複数の割合で球誘導通路37に振り分けられた遊技球Bのみが始動口入口77に入球可能となるため、予め設定された第1始動口13の入賞率で遊技を進行させることが可能になる。
上流側振分装置36により球誘導通路37外へ振り分けられた遊技球Bの始動口入口77と導入口78への進入を防止する球進入防止部材54を設けたので、上流側振分装置36により球誘導通路37に振り分けられた遊技球Bのみが始動口入口77と導入口78に入球できるように構成でき、通常遊技状態における第1始動口13への遊技球Bの入賞率を安定化させることができる。その結果、パチンコ遊技機1の稼働率の向上にも繋がることになる。
次に、実施例1を部分的に変更した変更例について説明する。
[1]図17に示すように、入球口装置14Aは、上方開放の縦長筒状に形成され、球流入口101aを含む導入通路101と、導入通路101に導入された遊技球Bを、第2始動口14a(第2の始動領域)と、アウト口14b,14c(第2の始動領域以外の領域)の何れかに振り分け可能な振分通路102(振分手段)とを備え、振分通路102の互いに対向する側壁部にアウト口14b,14cが穿設され、振分通路102の下端部分(アウト口14b,14cよりも下側)に第2始動口14aが形成されている。球流入口101aから導入通路101に導入された遊技球Bは、振分通路102を流下する際、その流下態様(流下方向や流下速度等)に応じて、アウト口14b,14cと第2始動口14aの何れかに振り分けられる。
[2]図18に示すように、第1始動口13と入球口装置14の上方近傍に、調整手段として真鍮製の釘の代わりに合成樹脂成形体103,104,105を設けてもよい。これら合成樹脂成形体103,104,105は、その基端部分が遊技盤5に固定支持されている。
第1始動口13の上方近傍に対向配置された左右1対の合成樹脂成形体103,104により始動口入口77Aが区画形成され(1点鎖線で示す領域)、入球口装置14の上方近傍に対向配置された左右1対の合成樹脂成形体103,105により導入口78Aが区画形成される(1点鎖線で示す領域)。合成樹脂成形体103を矢印A3方向に傾けると、始動口入口77Bに遊技球Bが入球し難くなる一方で、導入口78Aに遊技球Bが入球し易くなるように構成され、合成樹脂成形体103を矢印A4方向に傾けると、導入口78Aに遊技球Bが入球し難くなる一方で、始動口入口77Aに遊技球Bが入球し易くなるように構成される。尚、合成樹脂成形体103は、釘でもよい。
[3]遊技盤5の第1始動口13と入球口装置14の上方近傍に取付穴部を形成し、この取付穴部に調整手段としての合成樹脂成形体を着脱可能に装着してもよい。これにより、角度の異なる種々の合成樹脂成形体を遊技盤5に容易に着脱することができる。
[4]図19に示すように、遊技領域6において、振分通路ユニット35の球誘導通路37の出口37bの下側近傍に第1始動口13と、第1始動口13の左右近傍に夫々入球口装置14を設けてもよい。
第1始動口13と左右の入球口装置14の境界の上方近傍に夫々調整釘12A1,12A2(調整手段)を設け、右側の入球口装置14の右端側部分と左側の入球口装置14の左端側部分に、夫々、調整釘12A1,12A2と対向する入球口側障害釘12B1,12C1を設け、1対の調整釘12A1,12A2と入球口側障害釘12B1,12C1により区画形成された始動口入口77B、導入口78B1,78B2が左右に隣接して設けられている。始動口入口77Bに遊技球Bが入球し難くなるように1対の調整釘12A1,12A2が調整されると、その調整によって左右の導入口78B1,78B2に遊技球Bが入球し易くなるように構成される。
[5]図20、図21に示すように、パチンコ遊技機1Aにおいて、左側遊技領域6aに、第1始動口13と入球口装置14を左右に並設してもよい。この場合、振分通路ユニット35を設ける必要はない。第1始動口13と入球口装置14の上方近傍には、調整釘12A3(調整手段)と始動口側障害釘12B2により始動口入口77Cが区画形成され、調整釘12A3と入球口側障害釘12C2により導入口78Cが区画形成されている。
調整釘12A3を始動口側障害釘12B2或いは入球口側障害釘12C2に対して離隔する方向又は接近する方向(矢印方向)にその傾き(角度)を調整することで、始動口入口77Cと導入口78Cの大きさが拡大又は縮小され、始動口入口77Cに遊技球Bが入球し難いように(始動口入口77Cの大きさが縮小)調整釘12A3が調整されると、その調整釘12A3の調整によって導入口78Cに遊技球Bが入球し易いように(導入口78Cの大きさが拡大)構成される。始動口入口77Cに入球した遊技球Bのみが第1始動口13に入賞可能であり、導入口78Cに入球した遊技球Bのみが入球口装置14の球入球口26aに導入可能である。尚、始動口入口77Cと導入口78Cの何れにも入球できなかった遊技球Bは、右側遊技領域6aの下流端の方へ流下する。
[6]入球口装置を、第1始動口(第2の始動領域)と、第2始動口(第2の始動領域以外の領域)と、遊技球Bを第1始動口と第2始動口に交互に振り分け可能な振分装置を有する構成としてもよい。
[7]入球口装置を、第1始動口(第2の始動領域)と、アウト口(第2の始動領域以外の領域)と、遊技球Bを第1始動口とアウト口とに振り分け可能な振分装置を有する構成としてもよい。第1始動口の入口に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘の調整による第1始動口への遊技球の入賞率の低下を確実に防止することができる。
[8]第1の始動領域としての第1始動口13を、ゲート15の機能(役割)を有する始動口としてもよい。つまり、第1始動口13への遊技球Bの入賞を契機に普通図柄の変動表示が行われると共に普通図柄の当り抽選が行われるように構成してもよい。
[9]振分装置19の回動部材29を駆動手段によって第1振分位置と第2振分位置とに亙って回動するように駆動してもよい。
[10]上流側振分装置36の第1〜第3上流側振分手段を電動式の振分手段としてよい。
[11]第1始動口13に遊技球Bが入賞したときの賞球数と第2始動口14a,16aに遊技球Bが入賞したときの賞球数を同じ賞球数(例えば、「1」個又は「3個」等)に設定してもよい。
実施例2のパチンコ遊技機1Bについて説明する。尚、実施例1と基本的に同じ構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図22に示すように、右側遊技領域6bの下流端側部分には、大入賞口装置17(可変入賞装置)と入球口装置90が左右に並設されている。大入賞口装置17の大入賞口17aは、開閉部材17bと大入賞口SOL17dにより、通常は遊技球Bが入賞(入球)し難い閉状態(第1状態)となり、この閉状態と遊技球Bが入賞(入球)し易い開状態(第2状態)とに作動し得る。
図23に示すように、入球口装置90は、一般入賞口(普通入賞口)90aと、アウト口90bと、一般入賞口90aを通過(入賞)した遊技球Bを検出する一般入賞口SW(図示略)と、アウト口90bを通過した遊技球Bを検出するアウト口SW(図示略)と、遊技球Bを一般入賞口90aとアウト口90bに振り分け可能な振分装置93とを備えている。
振分装置93は、実施例1の振分装置19と同様の構造で構成され、遊技球Bが流入可能な球流入口94aを含む導入通路94と、第1,第2球誘導通路95a,95bと、遊技球Bを遊技領域6へ排出可能な排出口95c,95dと、導入通路94に順次導入された複数の遊技球Bを第1,第2球誘導通路95a,95bに交互に1個ずつ振り分ける振分機構96とを備えている。
第1球誘導通路95aの下端部の後側に一般入賞口90aが設けられ、第2球誘導通路95bの下端部の後側にアウト口90bが設けられている。第1,第2球誘導通路95a,95bの下部には、夫々、第1,第2球誘導通路95a,95bを落下してきた遊技球Bを後方へ方向変換して一般入賞口90a、アウト口90bに案内可能な第1,第2案内部95e,95fが設けられている。
振分機構96は、回動部材97と、膨出部98と、固定磁石99と、可動磁石100とを有する。回動部材97は、第1,第2切換羽根97a,97bと振分羽根97cとを有し、膨出部98は、第1,第2切換羽根97a,97bが夫々係合する第1,第2回動規制部98a,98bを有する。
回動部材97が図23(1)に示す第1振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第1球誘導通路95aに案内され、第1切換羽根97aを押動しながら落下して、回動部材97を第1振分位置から第2振分位置に回動させて切り換える。次に、回動部材97が図23(2)に示す第2振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第2球誘導通路95bに案内され、第2切換羽根97bを押動しながら落下して、回動部材97を第2振分位置から第1振分位置に回動させて切り換える。よって、球流入口94aから導入通路94に順次導入された複数の遊技球Bは、振分機構96により第1球誘導通路95aと第2球誘導通路95bとに交互に振り分けられ、つまり、一般入賞口90aとアウト口90bに交互に入球(通過)することが可能になる。
尚、図23(1)に示すように、回動部材97が第1振分位置にあるときに、振分羽根97cにより第1球誘導通路95aに案内された遊技球Bの全てが一般入賞口90aを通過する訳ではなく、第1球誘導通路95aの下部から排出口95c,95dを通過して遊技領域6へ排出されることもある。
次に、大入賞口17と入球口装置90の周辺の遊技盤5の構造について説明する。
図22、図24に示すように、大入賞口装置17と入球口装置90の境界の上方近傍には調整釘12E(調整手段)が設けられている。ここで、上方近傍とは、開状態の大入賞口17a又は入球口装置90に入球する直前に遊技球Bに対して干渉する位置であって、開状態の大入賞口17aと入球口装置90への遊技球Bの入球率に最も大きく影響を与える位置である。
開状態の大入賞口17aの上方近傍には、調整釘12Eと開状態の開閉部材17bの左端縁部とにより入賞口入口110が区画形成されている。入球口装置90の右端側部分の上方には、入球口側障害釘12Fが、調整釘12Eに対して右斜め上方に対向配置されている。つまり、入球口装置90の上方近傍には、調整釘12Eと入球口側障害釘12Fにより遊技球Bを入球口装置90の球流入口94aに導入可能な導入口111が区画形成されている。このように、開状態のときの大入賞口17aと入球口装置90の上方近傍には導入口111と入賞口入口110が左右に隣接して設けられている。
右側遊技領域6bを流下した遊技球Bが、入賞口入口110に入球したときのみ開状態の大入賞口17aに入賞可能となり、導入口111に入球したときのみ入球口装置90の球入球口94aに入球可能となる。
調整釘12Eは、矢印B1又はB2の方向にその傾き(角度)を調整することで、入賞口入口110と導入口111への遊技球Bの入球率を調整可能である。具体的に、図24(1)に示すように、調整釘12Eを矢印B1方向に傾けると、遊技球Bが調整釘12Eにより大入賞口17aの方向へ案内されて、入賞口入口110に遊技球Bが入球し易くなる一方で、導入口111に遊技球Bが入球し難くなる。
図24(2)に示すように、調整釘12Eを矢印B2方向に傾けると、遊技球Bが調整釘12Eに接触して導入口111側に方向転換されて、導入口111に遊技球Bが入球し易くなる一方で、入賞口入口110に遊技球Bが入球し難くなる。尚、入賞口入口110と導入口111の何れにも入球できなかった遊技球Bは、球排出口20の方へ流下する。
以上説明した実施例2のパチンコ遊技機1Aの作用効果及びパチンコ遊技機1Aを想到するに至った経緯について説明する。
従来から、第1又は第2始動口13,14a,16aへの遊技球Bの入賞に基づいて大当り抽選に当選すると、複数ラウンドに亙って大入賞口17aが開閉される大当り遊技が行われる。
しかし、大入賞口装置17の上方近傍に配置された調整釘が開状態の大入賞口17aの入口に遊技球Bが入球し難いように調整されると、その調整釘によって大入賞口17aの入口に入球できずに球排出口へ流下する所謂ロス球が多くなり、遊技者に対して損失感を与えてしまっていた。
そこで、本発明のパチンコ遊技機1Bでは、遊技球Bが入球し難い閉状態と遊技球Bが入球し易い開状態とに作動し得る大入賞口装置17と、一般入賞口(普通入賞口)90aとアウト口90bを有する入球口装置90を備え、入球口装置90は、導入口111に入球した遊技球Bを一般入賞口90aとアウト口90bの何れかに振り分け可能な振分装置93を有し、大入賞口装置17と入球口装置90を左右に並設し、その上方近傍に入賞口入口110と導入口111を隣接して設け、大入賞口17aが開状態のときに入賞口入口110に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Eが調整されると、その調整釘12Eの調整によって導入口111に遊技球Bが入球し易いように構成されている。
入賞口入口110に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Eの傾きが調整されると、その調整釘12Eの調整によって導入口111に遊技球Bが入球し易くなるので、大入賞口17aに遊技球Bが入賞しなくても、入球口装置90に入球した遊技球Bが一般入賞口91に入賞した場合には大入賞口17に入賞したときの賞球と同数の賞球(図7参照)を得ることができる。
他方、導入口111に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Eの傾きが調整されると、その調整釘12Eの調整によって入賞口入口110に遊技球Bが入球し易くなるので、ロス球を確実に低減でき、遊技者に対して損失感を与えるのを防止することができる。
このように、本発明では、入賞口入口110に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Eの傾きが調整されても遊技者にとって不利な状態にはならないため、遊技ホール側が入賞口入口110に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Eを調整するのを抑止することができる。
実施例2を部分的に変更した変更例について説明する。
[1] 振分装置93において、回動部材97を駆動手段によって第1振分位置と第2振分位置とに亙って回動するように駆動してもよい。
[2]入球口装置を、賞球数が異なる(例えば、「5」個と「15」個)2つの一般入賞口(普通入賞口)と、遊技球Bを2つの一般入賞口に交互に振り分け可能な振分装置を有する構成としてもよい。
実施例3のパチンコ遊技機1Cについて説明する。尚、実施例1,2と基本的に同じ構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図25に示すように、第1始動口13の直下に始動口装置(可変入賞装置)113が設けられ、始動口装置113の左側近傍に入球口装置114が設けられている。また、右側遊技領域6aには、上流側から下流側へ段階的に第1,第2大入賞口17,17Aが設けられている。
始動口装置113は、第2始動口113aと、盤面と直交する軸回りに回動して第2始動口113aを開閉する左右1対の開閉部材113bと、第2始動口113aに入賞した遊技球Bを検出する第2始動口SW(図示略)と、1対の開閉部材113bを開閉駆動する第2始動口SOL(図示略)とを有する。第2始動口113aは、1対の開閉部材113bと第2始動口SOLにより、通常は遊技球Bが入賞し難い閉状態(第1状態)となり、この開状態と遊技球Bが入賞し易い開状態(第2状態)とに作動し得る。
図26に示すように、入球口装置114は、実施例2の入球口装置90と同様の構造及び構成であり、一般入賞口(普通入賞口)114aと、アウト口1114bと、一般入賞口114aを通過(入賞)した遊技球Bを検出する一般入賞口SWと、アウト口114bを通過した遊技球Bを検出するアウト口SWと、遊技球Bを一般入賞口114aとアウト口114bに振り分け可能な振分装置115とを備えている。尚、振分装置115は、実施例2の振分装置93と同様の構造及び構成である。
回動部材97が、図26(1)に示す第1振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第1球誘導通路95aに案内され、第1切換羽根97aを押動しながら落下して、回動部材97を第1振分位置から第2振分位置に回動させて切り換える。
次に、回動部材97が図26(2)に示す第2振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第2球誘導通路95bに案内され、第2切換羽根97bを押動しながら落下して、回動部材97を第2振分位置から第1振分位置に回動させて切り換える。よって、球流入口94aから導入通路94に順次導入された複数の遊技球Bは、振分機構96により第1球誘導通路95aと第2球誘導通路95bとに交互に振り分けられ、つまり、一般入賞口114aとアウト口114bに交互に入球(通過)することが可能になる。
次に、始動口装置113と入球口装置114の周辺の遊技盤5の構造について説明する。
図25、図27に示すように、入球口装置114の右端側部分の上方近傍には、調整釘12G(調整手段)が設けられ、入球口装置114の左端側部分の上方近傍には入球口側障害釘12Hが設けられている。つまり、入球口装置14の上方近傍には、入球口側障害釘12Hと調整釘12Gとが対向配置されて、入球口側障害釘12Hと調整釘12Gにより、遊技球Bを入球口装置114に導入可能な導入口116が区画形成されている。
始動口装置113の開状態の左側開閉部材113bの上方近傍には始動口側障害釘12Iが設けられ、調整釘12Gに対して右斜め上方の位置に配置されている。つまり、開状態の第2始動口113aの上方近傍には、始動口側障害釘12Iと調整釘12Gが対向配置されて、調整釘12Gと始動口側障害釘12Iにより、開状態の第2始動口113aに遊技球Bを入球可能な始動口入口117が区画形成されている。このように、入球口装置114と開状態の第2始動口113の上方近傍には、導入口116と始動口入口117が隣接して設けられている。尚、導入口116と始動口入口117の大きさは、夫々、例えば、13mm以内に設定されている。
左側遊技領域6aを流下してきた遊技球Bが、導入口116に入球したときのみ入球口装置114の球流入口94aに入球可能となり、始動口入口117に入球したときのみ開状態の第2始動口113aに入賞可能となる。
図27に示すように、調整釘12Gは、入球口側障害釘12H或いは始動口側障害釘12Iに対して離隔する方向又は接近する方向(矢印C1又はC2)にその傾き(角度)を調整することで、導入口116と始動口入口117の大きさを拡大又は縮小するものである。つまり、調整釘12Gの調整によって、導入口116と始動口入口117への遊技球Bの入球率を調整できるように構成されている。
具体的に、図27(1)に示すように、調整釘12Gを矢印C1方向へ傾けると、始動口入口117の大きさが拡大される一方で、導入口116の大きさが縮小されるので、始動口入口117に遊技球Bが入球し易くなる一方で、導入口116に遊技球Bが入球し難くなる。図27(2)に示すように、調整釘12Gを矢印C2方向へ傾けると、導入口116の大きさが拡大される一方で、始動口入口117の大きさが縮小されるので、導入口116に遊技球Bが入球し易くなる一方で、始動口入口117に遊技球Bが入球し難くなる。尚、導入口116と始動口入口117の何れにも入球できなかった遊技球Bは、球排出口20の方へ流下する。
図25に示すように、センタ役物21の右側部に第2大入賞口装置17A(可変入賞装置)が設けられている。この第2大入賞口装置17Aは、大入賞口17a1と、盤面と直交する軸回りに回動して大入賞口17a1を開閉する開閉部材17b1と、大入賞口17a1に入賞した遊技球Bを検出する大入賞口SW(図示略)と、開閉部材17b1を開閉駆動する大入賞口SOL(図示略)とを有する。大入賞口17a1は、開閉部材17b1と大入賞口SOLにより、通常は遊技球Bが入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球Bが入賞し易い開状態とに作動し得る。
第2大入賞口装置17Aの右側部の近傍には入球口装置90Aが設けられている。この入球口装置90Aは、実施例2の入球口装置90と同様の構成及び構造であり、一般入賞口(普通入賞口)90aと、アウト口90bと、一般入賞口90aを通過(入賞)した遊技球Bを検出する一般入賞口SW(図示略)と、アウト口90bを通過した遊技球Bを検出するアウト口SW(図示略)と、遊技球Bを一般入賞口90aとアウト口90bに振り分け可能な振分装置93とを備えている。
入球口装置90Aの上方近傍には、調整釘12Mと障害釘12Nにより導入口が区画形成されている。開状態の大入賞口17a1の入口に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Mの傾きが調整されると(調整釘12Mを大入賞口側へ傾ける)、その調整釘12Mの調整によって導入口に遊技球Bが入球し易いように構成される。一方、導入口に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Mの傾きが調整されると(調整釘12Mを障害釘12N側へ傾ける)、開状態の大入賞口17a1の入口に遊技球Bが入球し易くなるように構成される。
以上説明した実施例3のパチンコ遊技機1Cの作用効果及びパチンコ遊技機1Cを想到するに至った経緯について説明する。
従来から、確変遊技状態、時短遊技状態(特定遊技状態)のときには、通常遊技状態、潜確遊技状態のときよりも、第2始動口113aが開閉する頻度が高く且つ第2始動口113aの開放時間が長くなるから、第2始動口113aへの遊技球Bの入賞を大いに期待することができる。また、第2始動口113aへの遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選が、第1始動口13への遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選よりも優先して行われることから、大当り抽選の殆どが第2始動口113aへの遊技球Bの入賞に基づくものであった。
こうして、遊技者が所有する遊技球Bの減少を抑えて、第2始動口113aへの遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選を多く受けることができ、しかも、第2始動口113aへの遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選で当選した場合、第1始動口13への遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選で当選した場合よりも、確変大当り図柄が選択表示される割合が高く設定されている(図9参照)。
しかし、始動口装置113の開状態の左側開閉部材113bの上方近傍に配置された調整釘が、開状態の第2始動口113aの入口に遊技球Bが入球し難いように調整されると、第2始動口113aに入賞できずに球排出口へ流下する所謂ロス球が多くなり、遊技者は所有する遊技球Bを維持することができなくなる。
そこで、本発明のパチンコ遊技機1Cは、遊技球Bが入球し難い閉状態と遊技球Bが入球し易い開状態とに変化可能な始動口装置113と、一般入賞口(普通入賞口)114aとアウト口114bを有する入球口装置114を備え、始動口装置113と入球口装置114を左右に並設し、導入口116と始動口入口117を隣接して設け、第2始動口113aが開状態のときに始動口入口117に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Gが調整されると、その調整釘12Gの調整によって導入口116に遊技球Bが入球し易いように構成される。
始動口入口117に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Gの傾きが調整されると、その調整釘12Gの調整によって導入口116に遊技球Bが入球し易くなるので、遊技球Bが一般入賞口114aに入賞する可能性が高くなると共に、一般入賞口114aに入賞した場合には第2始動口113aに遊技球Bが入賞したときよりも多い賞球を得ることができる(図7参照)。よって、遊技者が所有する遊技球Bの数の減少を抑えることができる。
他方、導入口116に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Gの傾きが調整されると、その調整釘12Gの調整によって始動口入口117に遊技球Bが入球し易くなるので、第2始動口113aへの遊技球Bの入賞に基づく大当り抽選を多く受けることができる。
このように、本発明では、第2始動口113aの始動口入口117に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Gが調整されても遊技者にとって不利な状態にはならないため、遊技ホール側が始動口入口117に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Gを調整するのを抑止することができる。
次に、実施例3を部分的に変更した変更例について説明する。
[1]始動口装置の開閉部材を盤面と平行な軸回りに開閉動作するように構成し、この開閉部材により第2始動口を開閉するようにしてもよい。
[2]調整手段として真鍮製の釘の代わりに合成樹脂成形体を設けてもよい。
[3]振分装置115において、回動部材97を駆動手段によって第1振分位置と第2振分位置とに亙って回動するように駆動してもよい。
[4]始動装置の左右両側に入球口装置114を設けてもよい。この場合、右側遊技領域6bを流下した遊技球Bのロス球を軽減することができる。
実施例4のパチンコ遊技機1Dについて説明する。尚、実施例1〜3と基本的に同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略するか、又は、簡単に説明する。
図28に示すように、遊技領域6において、振分通路ユニット35の球誘導通路37の出口37bの下側近傍に、一般入賞口120(普通入賞口)(入賞領域)と入球口装置121が左右に並設されている。
図29に示すように、入球口装置121は、実施例2,3の入球口装置90,114と同様の構造であり、第1始動口(始動領域)121aと、アウト口121b(始動領域以外の領域)と、第1始動口121aを通過(入賞)した遊技球Bを検出する第1始動口SWと、アウト口121bを通過した遊技球Bを検出するアウト口SWと、遊技球Bを第1始動口121aとアウト口121bに振り分け可能な振分装置124とを備えている。尚、アウト口SWは省略してもよい。
回動部材97が、図29(1)に示す第1振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第1球誘導通路95aに案内され、第1切換羽根97aを押動しながら落下して、回動部材97を第1振分位置から第2振分位置に回動させて切り換える。次に、回動部材97が図29(2)に示す第2振分位置にあるときに、導入通路94に導入された遊技球Bは、振分羽根97cにより第2球誘導通路95bに案内され、第2切換羽根97bを押動しながら落下して、回動部材97を第2振分位置から第1振分位置に回動させて切り換える。よって、球流入口94aから導入通路94に順次導入された複数の遊技球Bは、振分機構96により第1球誘導通路95aと第2球誘導通路95bとに交互に振り分けられ、つまり、第1始動口121aとアウト口121bに交互に入球(通過)することが可能になる。
次に、一般入賞口120と入球口装置121の周辺の遊技盤5の構造について説明する。
図28、図30に示すように、一般入賞口120と入球口装置121の境界の上方近傍には調整釘12J(調整手段)が設けられている。一般入賞口120の左端側部分の上方近傍には、入賞口側障害釘12Kが設けられている。つまり、一般入賞口120の上方近傍には、調整釘12Jと入賞口側障害釘12Kとが遊技球Bが1個通過可能な間隔で対向配置され、調整釘12Jと始動口側障害釘12Kにより、遊技球Bを一般入賞口120に入球可能な入賞口入口122(入賞領域の入口)が区画形成されている(図30の2点鎖線で示す領域)。
入球口装置121の左端側部分の上方近傍には、入球口側障害釘12Lが設けられている。つまり、入球口装置21の上方近傍には、調整釘12Jと入球口側障害釘12Lが遊技球Bが1個通過可能な間隔で対向配置され、調整釘12Jと入球口側障害釘12Lにより、遊技球Bを入球口装置121の球流入口94aに導入可能な導入口123が区画形成されている(図30の2点鎖線で示す領域)。このように、球誘導通路37の出口37bの下側近傍には、導入入賞口入口122と導入口123が左右に隣接して設けられている。尚、入賞口入口122と導入口123の大きさは、夫々、例えば、13mm以内に設定されている。
振分通路ユニット35の球誘導通路37の出口37bから落下した遊技球Bが、入賞口入口122に入球したときのみ一般入賞口120に入賞可能であり、導入口123に入球したときのみ入球口装置121の球流入口94aに入球可能となる。
調整釘12Jは、始動口側障害釘12K或いは入球口側障害釘12Lに対して離隔する方向又は接近する方向(矢印D1又はD2方向)にその傾き(角度)を調整することで、入賞口入口122と導入口123の大きさを拡大又は縮小するものである。つまり、調整釘12Jの調整によって、入賞口入口122と導入口123への遊技球Bの入球率を調整できるように構成されている。
具体的に、図30(1)に示すように、調整釘12Jを矢印D1方向に傾けると、入賞口入口122の大きさ(L3)が拡大される一方で、導入口123の大きさ(L4)が縮小されるので、入賞口入口122に遊技球Bが入球し易くなる一方で、導入口123に遊技球Bが入球し難くなる。図30(2)に示すように、調整釘12Jを矢印D2方向に傾けると、導入口123の大きさ(L4)が拡大される一方で、入賞口入口122の大きさ(L3)が縮小されるので、導入口123に遊技球Bが入球し易くなる一方で、入賞口入口122に遊技球Bが入球し難くなる。尚、一般入賞口122の左側部の近傍と入球口装置121の右側部の近傍には、夫々、球進入防止部材54が設けられているので、上流側振分装置36により球誘導通路37に振り分けられた遊技球Bのみが入賞口入口122又は導入口123に入球可能となる。また、入賞口入口122と導入口123の何れにも入球できなかった遊技球Bは、球排出口20の方へ流下する。
以上説明した実施例4のパチンコ遊技機1Dの作用効果及びパチンコ遊技機1Dを想到するに至った経緯について説明する。
従来から、非開閉式の第1始動口と、開閉式の第2始動口を備えたパチンコ遊技機においては、通常遊技状態又は潜確遊技状態のときには、確変遊技状態又は時短遊技状態のときよりも、第2始動口が開閉する頻度が低く且つ第2始動口の開放時間が短時間に設定されているから、第2始動口への遊技球の入賞を殆ど期待することができないため、大当り抽選の殆どが第1始動口への遊技球の入賞に基づくものであった。
しかし、この種のパチンコ遊技機では、遊技ホール側のスタッフにより、第1始動口の上方近傍に対向配置された1対の調整釘が第1始動口に遊技球が入球し難くなるようにその傾きが調整されると、その調整釘の調整によって第1始動口への遊技球の入賞率が著しく低下し、第1始動口への遊技球の入賞に基づく大当り抽選を多く受けることができなくなる。その結果、パチンコ遊技機本来の遊技性が損なわれるため、遊技の興趣を低減させると共にパチンコ遊技機の稼働率を低下させる大きな要因となっていた。
そこで、本発明のパチンコ遊技機1Dは、遊技球Bが通過可能な一般入賞口(普通入賞口)120と、遊技球Bが通過可能な第1始動口121aおよびアウト口121bを有する入球口装置121を備え、入球口装置121は、導入口123に入球した遊技球Bを第1始動口121aとアウト口121bの何れかに振り分け可能な振分装置124を有し、一般入賞口120と入球口装置121を左右に並設し、その上方近傍に入賞口入口122と導入口123を左右に隣接して設け、入賞口入口122と導入口123への遊技球Bの入球率を調整する為の調整釘12Jを設け、入賞口入口122に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Jが調整されると、その調整釘12Jの調整によって導入口123に遊技球Bが入球し易くなるように構成されている。
入賞口入口122に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Jの傾きが調整されると、その調整釘12Jの調整によって導入口123に遊技球Bが入球し易くなるので、入球口装置121に入球した遊技球Bが第1始動口121aに入賞する可能性が高くなる。
他方、導入口123に遊技球Bが入球し難くなるように調整釘12Jの傾きが調整されると、その調整釘12Jの調整によって入賞口入口122に遊技球Bが入球し易くなるので、一般入賞口120に遊技球Bが入賞することで、第1始動口121aに遊技球Bが入賞したときよりも多い賞球を得ることができる(図7参照)。
このように、本発明では、第1始動口121aを有する入球口装置121に遊技球Bを入球可能な導入口123に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Jが調整されても遊技者にとって不利な状態にはならないため、遊技ホール側が導入口123に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Jを調整するのを抑止することができる。その結果として、調整釘の調整による第1始動口121aへの遊技球Bの入賞率の低下を確実に防止することができる。
実施例4を部分的に変更した変更例について説明する。
[1]入球口装置に一般入賞口とアウト口を備え、入球口装置と第1始動口を左右に並設し、調整釘12Gと、調整釘12Gと対向配置された左右の障害釘とにより夫々区画形成された始動口入口と導入口とを隣接して設け、始動口入口に遊技球Bが入球し難いように調整釘12Jが調整されると、その調整釘12Jの調整によって導入口に遊技球Bが入球し易くなるように構成してもよい。
[2]入球口装置を、賞球数が異なる(例えば、「5」個と「15」個)2つの一般入賞口(普通入賞口)と、遊技球Bを2つの一般入賞口の何れかに振り分け可能な振分装置を有する構成とし、この入球口装置と第1始動口を左右に並設してもよい。
[3]調整手段として真鍮製の釘の代わりに合成樹脂成形体を設けてもよい(図18参照)。
[4]入球口装置を図17に示すように構成してもよい。具体的に、入球口装置は、第1始動口とアウト口の何れかに振り分け可能な振分通路(振分手段)を備え、振分通路の互いに対向する側壁にアウト口が穿設され、振分通路の下端部分に第1始動口が形成されている。入球口装置に入球した遊技球Bは、振分通路を流下する際、その流下態様(流下方向や流下速度等)に応じて、アウト口と第1始動口の何れかに振り分けられる。
[5]一般入賞口120の左右側部の近傍に、夫々、入球口装置121を設け、入賞口入口132と左右1対の導入口133とを隣接して設けてもよい。
[6] 振分装置124において、回動部材97を駆動手段によって第1振分位置と第2振分位置とに亙って回動するように駆動してもよい。
実施例1〜4を適宜組み合わせて本発明を実施可能であり、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能であり、種々のパチンコ遊技機等の遊技機に本発明を適用可能である。
B 遊技球
1 パチンコ遊技機
12A 調整釘(調整手段)
13 第1始動口(第1の始動領域)
14a 第2始動口(第2の始動領域)
14b アウト口(第2の始動領域以外の領域)
19 振分装置(振分手段)
73 判定手段(特別図柄情報判定手段)
75 特別遊技実行手段
77 始動口入口(第1の始動領域の入口)
78 導入口
86 有利遊技状態制御手段(遊技状態制御手段)
本願発明は以下の構成を有するものである。尚、参照符号は、本願発明の理解促進の為に図面に図示した構成要素との対応関係の一例を示したものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1の発明(遊技機(1))は、遊技球(B)が通過可能な第1の始動領域(13)および第2の始動領域(14a)と、遊技球(B)が入球可能な導入口(78)を有し、前記導入口(78)に入球した遊技球(B)を前記第2の始動領域(14a) と第1,第2の始動領域(13,14a)以外の領域(14b)の何れかに振り分け可能な振分手段(19)とを備え、前記第1の始動領域(13)の入口(77)と前記導入口(78)とを隣接して設け、前記第1の始動領域(13)の入口(77)と前記導入口(78)への遊技球(B)の入球率を調整する為の調整手段(12A)を設け、前記第1の始動領域(13)の入口(77)に遊技球(B)が入球し難いように前記調整手段(12A)が調整されると、その調整手段(12A)の調整によって前記導入口(78)に遊技球(B)が入球し易いように構成されたことを特徴とする。

Claims (2)

  1. 遊技球が通過可能な第1の始動領域および第2の始動領域と、
    遊技球が入球可能な導入口を有し、前記導入口に入球した遊技球を前記第2の始動領域およびそれ以外の領域の何れかに振り分け可能な振分手段とを備え、
    前記第1の始動領域の入口と前記導入口とを隣接して設け、
    前記第1の始動領域の入口と前記導入口への遊技球の入球率を調整する為の調整手段を設け、
    前記第1の始動領域の入口に遊技球が入球し難いように前記調整手段が調整されると、その調整手段の調整によって前記導入口に遊技球が入球し易いように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の始動領域および前記第2の始動領域の何れかを遊技球が通過することにより遊技者にとって有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記特別遊技を行う特別遊技実行手段と、
    前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の終了後、遊技者にとって有利な有利遊技状態で遊技を制御可能な有利遊技状態制御手段とを備え、
    前記判定手段により前記第2の始動領域を遊技球が通過することによって前記特別遊技を行うと判定された場合、前記第1の始動領域を遊技球が通過することによって前記特別遊技を行うと判定された場合よりも、当該特別遊技の終了後に前記有利遊技状態制御手段により前記有利遊技状態で遊技が制御される割合が高いことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
JP2014189234A 2014-09-17 2014-09-17 遊技機 Expired - Fee Related JP5940617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014189234A JP5940617B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014189234A JP5940617B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016099465A Division JP2016144735A (ja) 2016-05-18 2016-05-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016059574A true JP2016059574A (ja) 2016-04-25
JP5940617B2 JP5940617B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=55796497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014189234A Expired - Fee Related JP5940617B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5940617B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016140497A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社大一商会 遊技機
JP2018192132A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 株式会社愛和ライト 遊技機
JP2021074507A (ja) * 2020-08-07 2021-05-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089688A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Samii Kk 弾球遊技機の遊技盤
JP2012235833A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Heiwa Corp パチンコ機
JP2013052167A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Heiwa Corp 遊技機
JP2014133005A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014161694A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015073684A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社ニューギン 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089688A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Samii Kk 弾球遊技機の遊技盤
JP2012235833A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Heiwa Corp パチンコ機
JP2013052167A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Heiwa Corp 遊技機
JP2014133005A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014161694A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015073684A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016140497A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社大一商会 遊技機
JP2018192132A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 株式会社愛和ライト 遊技機
JP2021074507A (ja) * 2020-08-07 2021-05-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5940617B2 (ja) 2016-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016059576A (ja) 遊技機
JP5940617B2 (ja) 遊技機
JP2016144735A (ja) 遊技機
JP6265509B2 (ja) 遊技機
JP2022092067A (ja) 遊技機
JP2013183788A (ja) 遊技機
JP2007313160A (ja) 弾球遊技機
JP5314526B2 (ja) パチンコ機
JP6113482B2 (ja) 遊技機
JP2016059575A (ja) 遊技機
JP6109541B2 (ja) 遊技機
JP4350984B2 (ja) 遊技機
JP2022087339A (ja) 遊技機
JP2022087343A (ja) 遊技機
JP6098837B2 (ja) 遊技機
JP6362725B2 (ja) 遊技機
JP7051116B2 (ja) 遊技機
JP5510840B2 (ja) 遊技機
JP2011000259A (ja) パチンコ遊技機
JP5972341B2 (ja) 遊技機
JP6252880B2 (ja) 遊技機
JP2016093404A (ja) 遊技機
JP6240277B2 (ja) 遊技機
JP4395299B2 (ja) パチンコ機及びパチンコ遊技方法
JP2017042214A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5940617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees