JP2016059162A - 情報通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触通信を行う情報通信装置において、通信機能の設定にかかるユーザの入力操作負担の軽減と、消費電力の低減を図ることを課題とする。【解決手段】外部から供給される電力を受電する受電部と、前記電力の受電の有無を監視する受電監視部と、非接触通信が可能な非接触ICタグに対して、情報の読み出しおよび書込みをする非接触通信部と、前記非接触ICタグに予め記憶された設定情報を受信する設定情報受信部と、制御部とを備え、前記受電監視部が、前記電力の受電が開始されたことを確認した後、前記非接触通信部が前記非接触ICタグとの非接触通信を起動させて、前記非接触通信によって、前記非接触ICタグから送信されてきた設定情報を受信し、前記制御部が、前記受信された設定情報に基づいて、所定の通信機能を利用可能とする設定を行う。【選択図】図3

Description

この発明は、情報通信装置に関し、特に、充電機能を有し、非接触で近距離の無線通信が可能な情報通信装置に関する。
今日、携帯電話やスマートフォンなど、無線通信機能を有する携帯端末が利用されている。
このような携帯端末は、主として、充電池を備えているが、電池残量が少なくなってきた場合に、携帯端末をクレードルと呼ぶ電力供給が可能な設置台に載置したり、携帯端末に電源アダプタを接続して、充電池を充電する必要がある。
また、通信機能を備えたクレードルも利用されており、携帯端末をクレードルに載置することにより、クレードルを介して、パソコンや他の通信機器とデータ通信を行うことができる。
たとえば、特許文献1には、電子機器を載置することによって電子機器の二次電池を充電する機能と、その電子機器と近距離無線通信(NFC)をする機能と、インターネット等の通信回線を介して、電子機器のソフトウェア等の更新データを記憶した情報管理装置と通信する機能とを備え、二次電池の充電中に、情報管理装置からダウンロードした更新データを、近距離無線通信(NFC)を利用して電子機器に送信する充電装置が提案されている。
また、無線LANを利用して無線通信を行う携帯端末や、ヘッドセットやプリンタとブルートゥース等の近距離通信を行う携帯端末が利用されているが、いずれかの通信機能を利用可能な状態とするためには、携帯端末と通信を行う他の電子機器との間で、予めその通信設定をする必要がある。
この通信設定をするためには、携帯端末側で、通信の設定情報をユーザが直接入力するか、あるいは、携帯端末と通信相手の電子機器とを近接させて、近距離無線通信(NFC)によって、通信設定情報を送受信することが行われている。
特開2013−172465号公報
たとえば、携帯端末とヘッドセットとを、ブルートゥースによる無線通信によって接続させる場合、いわゆるペアリング処理が必要であるが、携帯端末側で、通信相手のヘッドセットに登録された情報(PINコードなど)を、ユーザが手動入力していた。
あるいは、近距離無線通信(NFC)を利用してペアリングすることもできるが、ユーザは、携帯端末とヘッドセットとを近接させ、それぞれNFC機能が有効となるモードに設定するための入力操作をする必要があった。
上記のように、2つの装置間の通信ができるようにするためにユーザが行う入力操作は、手間と時間がかかり、ユーザの入力操作にかかる負担が大きかった。
また、NFCを利用したペアリングを行う場合、携帯端末とヘッドセットのそれぞれにおいて、常時NFC機能を有効にしておくことにより入力操作を簡易化することもできるが、NFC機能を有効にするためには電力を消費することになり、ヘッドセットを使用したいときには充電池が消費してしまって通信ができないという状態になりかねない。したがって、常時NFC機能を有効にすることは、低消費電力化のためには好ましくない。
そこで、2つの通信装置間での通信を可能にするための設定情報の設定を、より簡易化して、ユーザの入力操作負担を軽減させるとともに、消費電力を抑制することが望まれる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ユーザが設定情報の入力などの手間のかかる入力操作をすることなく、日常的に行っている操作をすることによって、通信機能の設定情報の設定が可能な情報通信装置を提供することを課題とする。
この発明は、外部から供給される電力を受電する受電部と、前記電力の受電の有無を監視する受電監視部と、非接触通信が可能な非接触ICタグに対して、情報の読み出しおよび書込みをする非接触通信部と、前記非接触ICタグに予め記憶された設定情報を受信する設定情報受信部と、制御部とを備え、前記受電監視部が、前記電力の受電が開始されたことを確認した後、前記非接触通信部が前記非接触ICタグとの非接触通信を起動させて、前記非接触通信によって、前記非接触ICタグから送信されてきた設定情報を受信し、前記制御部が、前記受信された設定情報に基づいて、所定の通信機能を利用可能とする設定を行うことを特徴とする情報通信装置を提供するものである。
この発明は、前記非接触通信は、前記非接触ICタグと情報通信装置とが所定の距離以内に配置されたときに、情報の送受信が可能となる近距離無線通信であることを特徴とする。
この発明は、前記受電された電力によって充電される充電池を備え、前記充電池の充電のための電力を受電したときに、前記非接触通信部によって前記非接触通信を起動させることを特徴とする。
これによれば、充電池の充電のための電力を受電したときに、非接触通信が起動されるので、非接触通信の可能な期間を限定することにより、情報通信装置の消費電力を低減させることができる。
この発明は、前記非接触ICタグは、充電のための電力を供給可能なクレードルに形成され、前記情報通信装置がクレードルに載置された場合に、前記受電部が、前記クレードルから供給される電力を受電することを特徴とする。
これによれば、ユーザが情報通信装置をクレードルに載置させる操作をした場合、クレードルから情報通信装置に電力が供給され、その電力の受電開始を確認した後に、受信された設定情報に基づいて、通信機能を利用可能とする設定が行われるので、ユーザは上記載置操作以外に、設定情報を設定するための特別な入力操作をする必要はなく、ユーザの入力操作負担を軽減できる。
この発明は、前記受電部は、前記クレードルから供給される電力を、接触式給電により受電する受電端子および非接触式給電により受電するコイルのうち少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする。
この発明は、前記設定情報は、少なくとも無線LANとブルートゥースを含む無線通信を用いた通信機能を利用可能とするための設定情報であることを特徴とする。
この発明は、設定情報を予め記憶した記憶部と、前記記憶部に記憶された設定情報を、前記非接触ICタグに送信する設定情報送信部とをさらに備え、前記受電監視部が、前記電力の受電が開始されたことを確認した後、前記非接触通信部が前記非接触ICタグとの非接触通信を起動させて、前記非接触通信によって、前記記憶部に記憶された設定情報を前記非接触ICタグに送信することを特徴とする。
これによれば、電力の受電が開始されたことを確認した後に、非接触通信を起動させて非接触ICタグに設定情報を送信するので、ユーザの入力操作の負担を軽減でき、消費電力の低減を図ることができる。
この発明によれば、電力の受電が開始されたことを確認した後に、非接触通信を起動させて非接触ICタグから設定情報を受信して、通信機能を利用可能とする設定が行われるので、その通信機能の設定にかかるユーザの入力操作負担を軽減でき、非接触通信の可能な期間を限定することによって消費電力の低減を図ることができる。
この発明の情報通信装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の情報通信装置とクレードルの使用形態の実施例1の説明図である。 この発明のNFCを利用した設定情報の読み出しおよび書き込みの概略説明図である。 この発明の情報通信装置とクレードルの使用形態の実施例2の説明図である。 この発明の設定情報の一実施例の説明図である。 この発明の設定情報の読出処理の第1実施例のフローチャートである。 この発明の設定情報の読出処理の第2実施例のフローチャートである。 この発明の設定情報の書込処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の設定情報設定後の情報通信の具体的な実施形態(実施例1)の概略説明図である。 この発明の設定情報設定後の情報通信の具体的な実施形態(実施例2)の概略説明図である。 この発明の設定情報設定後の情報通信の具体的な実施形態(実施例3)の概略説明図である。 この発明の設定情報設定後の情報通信の具体的な実施形態(実施例4)の概略説明図である。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<情報通信装置とクレードルの構成>
図1に、この発明の情報通信装置と、クレードル(充電台)の一実施例の構成ブロック図を示す。
情報通信装置1は、文字、図形、画像、音声などの種々のコンテンツを作成、編集、表示、取得、送受信等する機能を有する装置であり、たとえば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどの携帯性を有する通信端末(以下、携帯端末、あるいはTEとも称する)に相当する。
携帯性を有する通信端末の場合は、主として、駆動電源として、充電池を有するものとする。ただし、乾電池や、太陽光を受けて発電する発電機構を備えてもよい。
クレードル2は、情報通信装置(TE)1を載置する台であり、たとえば、TE1を固定設置する枠部を備え、TE1を載置したときにTE1の充電池を充電する機能を有する充電台(以下、単に、CRとも称する)に相当する。
後述する図2(c)に示すように、情報通信装置(TE)1がクレードル(CR)2に載置された場合に、TE1の受電部17が、CR2から供給される電力(DC電力6)を受電する。また、CR2に供給された商用電源(たとえば、AC100V)3から生成されたDC電力6がTE1に与えられると、TE1の充電池19が充電される。
また、TE1において、上記DC電力6が受電されたことを開始条件として、TE1とCR2との間で非接触通信(NFC)が開始され、TE1において、所定の通信機能を実行するための設定情報が取得される。
TE1において、設定情報が取得された後は、TE1と他の通信端末やクレードルとの間で、その受信された設定情報に基づいて、所定の通信機能を利用可能とする設定が行われる。
ここで、非接触通信とは、2つの装置間が物理的に接続されていない状態で行われる通信であり、2つの装置が所定の距離だけ離れた近接状態で無線によって行われる通信である。たとえば、ブルートゥース、無線LAN、携帯電話などが、非接触の通信方式に相当する。
以下、図1および図2を用いて、TE1とCR2の各構成ブロックについて説明する。
情報通信装置(TE)1は、主として、制御部11、入力部12、表示部13、非接触通信部14、アンテナ部15、受電部17、充電池19、受電監視部21、設定情報受信部22、設定情報送信部23、記憶部24を備える。
クレードル(CR)2は、主として、非接触タグIC31、電源部37、送電部38、情報通信部40を備える。
ただし、クレードル(CR)2として、ネットワーク接続機能を有さない場合は、情報通信部40はなくてもよい。
情報通信装置TE1において、制御部11は、主として、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,タイマー等からなるマイクロコンピュータからなり、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、CPUが、各種ハードウェアを動作させることによって、TE1の非接触通信機能などを実行する部分である。また、後述するように、受信された設定情報に基づいて、所定の通信機能を利用可能とする設定を行う。
入力部12は、ユーザが種々の情報や機能選択などを入力する部分であり、キーボード、マウス、タッチパネル、設定スイッチなどに相当する。
表示部13は、実行中の機能によって生成された画像、文字などの情報を表示する部分であり、CRT,LCD,PDP,有機ELディスプレイなどに相当する。
非接触通信部14は、上記したような非接触の通信方式によって、他の通信装置と無線通信(送信および受信)を行う部分である。また、以下の実施例では、非接触通信が可能な非接触ICタグ31に対して、情報の読み出しおよび書き込みをする部分である。
以下の実施例では、この非接触による無線通信を、近距離無線通信(NFC)5と称するものとする。近距離無線通信(NFC)は、非接触ICタグ31と、TE1とが所定の距離以内に配置されたときに、情報の通信が可能となるものである。
アンテナ部15は、無線通信を行うための電波を送受信する部分であり、主として、コイル16と、コイルから電波を入出射するための電子回路(IC)とが用いられる。
非接触通信部14がデータを送信する場合、コイル16から、そのデータを含む電波を出射する。
逆に、コイル16によって電波を受信した場合は、非接触通信部14が、その電波を高周波電流に変換して、電波に含まれたデータを取り出す。
受電部17は、外部から供給される電力を受電する部分であり、以下の実施例では、クレードルCR2から供給されるDC電力6を受ける部分である。たとえば、接触式給電により受電する場合は、受電端子18を備える。
ただし、非接触式給電を利用してもよく、この場合は非接触で受電することが可能なコイルと、コイルに発生する高周波電流を整流してDC電力を出力する電子回路とを備える。
充電池19は、いわゆる二次電池であり、TE1を動作させるための駆動電源であり、受電部17によって受電されたDC電力6によって充電される。この充電池の充電のための電力を受電したときに、上記した非接触通信部14によって、非接触通信が起動させられる。
充電池19としては、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池など、現在市販されているあらゆる充電池を用いることができる。
受電監視部21は、受電部17に電力が受電されているか否か(受電の有無)を監視する部分である。
たとえば、受電端子18を介して電力供給を受ける接触式給電の場合は、受電端子18に所定値以上の直流電圧が印加されているか否かをチェックする。受電監視部21は、所定値以上の直流電圧が印加された場合は、受電が開始されたと判断し、逆に、直流電圧がなくなった場合は、受電が終了したと判断する。
この発明では、受電監視部21によって、電力の受電が開始されたことが確認された後に、非接触通信部14が、アンテナ部15を利用して、非接触通信(NFC)5を起動させる。これにより、クレードルCR2の非接触ICタグ31との非接触通信(NFC)5が可能となるようにする。
また、電力の受電が終了した場合は、非接触通信(NFC)5を停止してもよい。受電をしていない場合は、非接触ICタグ31との非接触通信(NFC)5を行わないようにする。
設定情報受信部22は、非接触ICタグ31に予め記憶された設定情報を受信する部分であり、受電開始後、NFC5によって、クレードルCR2の非接触ICタグ31から送信されてきた設定情報を受信する部分である。
すなわち、TE1のコイル16によって受信した電波を高周波電流に変換し、その高周波電流を解析することにより、デジタルデータとしての設定情報25を取得し、記憶部24に記憶させる。
この設定情報受信部22は、TE1が、主として、非接触ICタグ31に格納されていた情報を読み取るリーダとして機能する場合に必要な構成である。
設定情報送信部23は、記憶部24に予め記憶された設定情報25を非接触ICタグ31に送信する部分であり、受電開始後、NFC5によって、クレードルCR2の非接触ICタグ31に、所定の設定情報25を送信する部分である。
すなわち、記憶部24に予め記憶された設定情報25を読み出し、非接触通信部14およびアンテナ部15を介して、NFC5により、設定情報25を含む電波を出射する。
クレードルCR2がこの電波を受信することにより、非接触ICタグ31に、設定情報25が書き込まれる。
この設定情報送信部23は、TE1が、主として、非接触ICタグ31に、情報を書き込むライタとして機能する場合に必要な構成である。
したがって、たとえば、TE1がリーダとしての機能のみを有する場合は、設定情報受信部22を備える必要があるが、設定情報送信部23は備えなくてもよい。
また、TE1をリーダおよびライタとして使用する場合は、設定情報受信部22と設定情報送信部23とを備え、ユーザが入力部12を用いて、リーダあるいはライタの切替設定入力をすることにより、リーダとライタのどちらの機能を使用するかを設定できるようにしてもよい。
上記した受電監視部21、設定情報受信部22、設定情報送信部23は、ハードウェアによって構成することもできるが、ソフトウェア的な機能ブロックであって、主として、CPUが、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、論理回路を動作させることによって、それぞれの機能を実現させることができる。
記憶部24は、TE1の機能を実行するのに必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM,RAM,フラッシュメモリなどの半導体記憶素子,HDD,SSDなどの記憶装置が用いられる。
記憶部24には、上記したような設定情報25が記憶される。設定情報25は、たとえば、TE1と、ヘッドセット、携帯型プリンタ、スキャナおよびその他の通信装置との間で、無線通信を可能とするための情報である。
図5に、設定情報の一実施例の説明図を示す。
ここでは、3つの設定情報(SD01〜SD03)を示しているが、これに限るものではない。
SD01は、ヘッドセットと、ブルートゥースによって無線通信を行うための設定情報であり、たとえば、項目=「ブルートゥースペアリング」、ブルートゥースアドレス=「11:22:33:44:55:66」、プロファイル=「ヘッドセット」、PINコード=「0000」からなる。
SD02は、ルータ等のネットワーク接続機器と、無線LANによる通信を行うための設定情報であり、たとえば、項目=「無線LAN」、SSID=「accesspoint」、暗号化方式=「WEP」、KEYコード=「0123456789ABCDEF」からなる。
SD03は、TE1の消費電力の節電のための設定情報であり、たとえば、項目=「パワーマネージメント」、スリープまでの時間=「3分」、バックライトOFF時間=「1分」からなる。
この他にも、たとえば、携帯電話網の場合は、APN名、ユーザー名、パスワードというような設定情報が利用される。
図1のクレードルCR2は、主として、充電のための電力を供給可能な充電台に相当する。非接触ICタグ31は、クレードルCR2に形成され、NFC5により、TE1との間で、非接触の情報通信を行う部分であり、主として、記憶部32と、非接触通信部34と、アンテナ部35とから構成される。
CR2の非接触ICタグ31は、1つでもよいが、複数個備えてもよい。
また、非接触ICタグ31は、CR2の内部に、取りはずしできないように固定的に形成してもよいし、着脱可能な形態で、CR2の背面などに、挿設してもよい。
アンテナ部35は、TE1がCR2に載置され、TE1とCR2とが近接された場合に、TE1のアンテナ部15と、近距離無線通信(NFC)を行う部分である。
主として、電波を入出射することのできるコイルによって形成され、TE1のコイル16から出射された電波の電磁誘導により通電されることにより、高周波電流を発生する。
非接触通信部34は、近距離無線通信NFCの規格に基づいてNFC5を実現する部分であり、近接されたTE1との間で、設定情報の送受信を行う。
記憶部32は、設定情報33を記憶する部分であり、ROMやフラッシュメモリなどが用いられる。
たとえば、設定情報33として、図5のSD01に示したように、ブルートゥースの設定情報が予め記憶される。
リーダとして機能するTE1がCR2に載置された場合、非接触通信部34が、設定情報33を記憶部32から読み出して、NFC5により、TE1へ送信する。
設定情報33は、ROMに固定情報として予め記憶してもよいが、書き換え可能な状態でフラッシュメモリ32に予め記憶してもよい。
フラッシュメモリ32を用いた場合は、無線LAN等のネットワーク4を介した無線通信や、NFC5を利用して、パソコン、スマートフォン等の携帯端末やその他の情報処理装置と接続して、予め設定情報33をフラッシュメモリ32に書き込んでおけばよい。
CR2の電源部37は、商用電源AC3から供給されるAC電力を受電する部分である。
ここで、受電したAC電力を、TE1へ供給可能なDC電力6に変換する。
送電部38は、変換後のDC電力6を、外部へ出力する部分であり、接触式給電をする場合は、送電端子39を備える。
送電端子39と、TE1の受電端子18とが接触することにより、DC電力6が、TE1へ供給される。
また、非接触式給電の場合は、送電部38は、主として、コイルおよび電子回路により構成される。
なお、CR2は、AC電力を直接受電するのではなく、たとえば、USB端子を備え、外部のパソコン等から、USB端子を介して、DC電力6を受電してもよい。
クレードルCR2が通信機能を有する場合は、情報通信部40を備える。
情報通信部40は、有線あるいは無線方式により、クレードルCRをネットワーク4に接続し、そのネットワーク4を介して、他の情報通信端末と、データ通信を行う部分である。
たとえば、情報通信部40は、無線LAN4に接続し、TE1からNFC5によって送信されてきたデータを、無線LAN4を介して、他の情報通信端末に転送する。
また、無線LAN4を介して受信したデータを、NFC5によって、TE1に転送する。
<情報通信装置とクレードルの使用形態>
(使用形態の実施例1)
図2に、情報通信装置とクレードルの概略外観構成と使用形態の実施例1の説明図を示す。
図2では、使用形態の説明をするために、図1に示した構成要素のうち、主要な要素のみを示している。
図2(a)は、情報通信装置(TE)1の前面図と側面図の概略を示している。
ここでは、TE1の構成要素のうち、非接触通信部14と、アンテナ部15と、受電端子18と、充電池19とを示している。受電端子18は表面に露出した状態で形成されるが、その他の要素は、TE1本体の筐体の内部に配置される。
また、TE1の筐体の表面には、図示しない入力部12や表示部13が配置される。
図2(b)は、クレードル(CR)2の前面図と側面図の概略を示している。
ここでは、CR2の構成要素のうち、非接触ICタグ31と、電源部37と、送電端子39とを示している。送電端子39以外は、CR2本体の筐体の内部に配置される。
送電端子39は、TE1をCR2に載置したときに、受電端子18と嵌合するように、表面に露出した状態で形成される。
図2(c)は、TE1をCR2に載置した状態を示している。
この載置状態において、送電端子39と受電端子18とが接触することによって、DC電力6が、充電池19に供給される。
また、載置状態において、TE1のアンテナ部15と、CR2の非接触ICタグ31のアンテナ部35とが、所定の距離だけ離れた状態で対向するように近接配置される。
ここで、所定の距離とは、両方のアンテナ部(15,35)を形成するコイル相互間で電磁誘導により、NFC5による通信が可能な距離であり、たとえば、3cm程度以下の距離であればよい。
図3に、NFCを利用した設定情報の読み出しと書き込みの概略説明図を示す。
ここでは、説明をわかりやすくするために、TE1とCR2とを分離して図示しているが、実際には、図2(c)で示したように、TE1をCR2に載置した状態で、設定情報の読み出しと書き込みが行われる。
図3(a)において、TE1がリーダとしての機能を実行している場合に、非接触ICタグ31に格納されている設定情報33を、NFC5によって読み出す場合を示している。
ユーザが、TE1をCR2に載置したとすると、受電端子18と送電端子39とが接触されるので、DC電力6が、TE1へ供給される。
このとき、受電端子18にかかる電圧を監視している受電監視部21が、DC電力6の供給があったことを確認すると、非接触通信部14が、情報読み出しのための非接触通信(NFC)を起動させる。
具体的には、アンテナ部15のコイル16に高周波電流を流し、コイル16から電波を出射させる。
コイル16から出射された電波が、近接配置された非接触ICタグ31のコイル36に届くと、非接触ICタグ31が動作可能状態となり、TE1とCR2間で、NFC5による通信が可能となる。
その後、図6に後述するような手順で、非接触ICタグ31に記憶されていた設定情報33が読み出され、TE1に転送される。
TE1が、設定情報33を受信すると、その設定情報33に基づいて、所定の通信が可能となるように通信設定が行われる。
図3(b)において、TE1がライタとしての機能を実行している場合に、TE1の記憶部24に記憶されている設定情報25を、NFC5によって、非接触ICタグ31に書き込む場合を示している。
上記図3(a)と同様に、ユーザが、TE1をCR2に載置することによって、受電監視部21が、DC電力6が供給されたことを確認した場合に、非接触通信部14によって、情報の書き込みのためのNFCによる通信が可能な状態にされる。
すなわち、TE1のコイル16から電波が出射されることによって、近接配置された非接触ICタグ31が動作可能状態となった後、TE1とCR2間で、NFC5による通信が行われ、記憶部24から読み出された設定情報25が、CR2へ転送され、非接触ICタグ31の記憶部32に記憶される。
このように、設定情報の読み出しおよび書き込みのいずれの場合も、TE1がCR2に載置されて、DC電力6が、CR2からTE1へ供給されたことを確認した後に、NFC5を開始させる。
NFC5が開始されると、予めプログラムされた所定の手順に基づいて、設定情報の送受信を行うことにより、設定情報の読み出し、あるいは書き込みが自動的に行われる。
これによれば、ユーザは、TE1をCR2に載置させるという操作をするだけで、TE1とCR2間で、設定情報の送受信が行われるので、設定情報を入力するなどの手間と時間を省くことができ、ユーザの入力操作負担を軽減することができる。
また、NFC5を利用した通信は、DC電力6の供給開始後に行われるので、常時NFCによる通信が可能な状態としておく必要はなく、たとえば、DC電力6の供給がない場合は、NFC5に関与するハードウェアに電流を流す必要はなく、TE1の低消費電力化を図ることができる。
(使用形態の実施例2)
図4に、この発明の情報通信装置TEにDC電源を供給する構成の他の使用形態(実施例2)の説明図を示す。
ここでは、クレードル(充電台)2を使用せずに、ACアダプタ50を用いて、商用電源3から受電したAC電力をAC/DC変換し、DC電力6を生成してTE1に供給し、充電池19の充電を行わせる。
TE1には、ACアダプタの電力供給線を接続することのできるDC電力入力端子を備えておく。
この場合、ユーザは、ACアダプタの電力供給線を、図示しないDC電力入力端子に接続させる操作をすればよい。図3に示したのと同様に、DC電力6がTE1に供給されたことが確認された後に、NFC5による通信を起動させる。
また、この実施例の場合は、クレードル2に備えていたのと同じ構成を持つ非接触ICタグ31を内蔵したICカード51を利用する。
ユーザは、ACアダプタ50をTE1に接続した後、ICカード51を、TE1に接近させる操作をする。
上記したように、商用電源3に接続したACアダプタ50がTE1に接続されると、DC電力6がTE1に供給されたことが確認され、TE1はすでにNFC5による通信が可能な状態となっている。この状態で、ユーザが、ICカード51を、NFC5による通信が成立する程度までTE1に近づけた場合、TE1のコイル16と、ICカード51に内蔵された非接触ICタグ31のコイル36との間で、電波の誘導が行われ、設定情報の送受信が行われる。
この実施例2の場合も、ユーザは、ACアダプタ50の接続操作と、ICカード51をTE1へ接近させる操作をするだけで、容易かつ迅速に、設定情報の読み出しあるいは書込みが可能となり、ユーザの入力操作負担を軽減できる。
<設定情報の読出処理>
ここでは、TE1が、非接触ICタグ31に予め記憶された設定情報33を読み出す処理の一実施例について説明する。
(読出処理の第1実施例)
図6に、この発明の情報通信装置TEにおける設定情報の読出処理の第1実施例のフローチャートを示す。
図6のステップS1において、受電監視部22が、受電部17の状態を監視し、DC電力6の供給の有無をチェックする。
たとえば、接触式給電の場合は、受電端子18に印加された電圧が、所定値以上であるか否かをチェックする。
非接触式給電の場合は、図示しないコイルに誘導電力が発生し、所定値以上の誘導電流が流れるか否かをチェックする。
上記したように、ユーザが、TE1をCR2に載置することによって、受電端子18と送電端子39とが接触することにより、CR2の送電部38から、TE1の受電部17に、DC電力6が供給される。
ステップS2において、受電状態をチェックした結果、DC電力6が供給されていると判断した場合はステップS3へ進み、そうでない場合はステップS1をループする。
ステップS3において、受電監視部21は、受電状態になったことを、制御部11に通知する。
ステップS4において、制御部11は、非接触通信部14に対して、情報の読み出しを行うための非接触通信(NFC5)を起動するように、指示を出す。
非接触通信部14は、この指示を受けて、NFC5による通信を開始するために、コイル16に高周波電流を流し、コイル16から電波を出力させる。
ステップS5において、非接触通信部14は、NFC5によって、非接触ICタグ31を検出するための検出コマンドを送信する。
TE1のアンテナ部15と、CR2のアンテナ部35とが、図2(c)に示したように、非接触状態で対向配置されていたとすると、TE1のコイル16から出力された電波は、CR2のコイル36により受信される。
このコイル36が受信した電波によって、起電力が発生し、非接触ICタグ31の電子回路に電流が流れ、CR2の非接触通信部34が動作可能状態となる。
すなわち、非接触通信部34によって、NFC5による通信や、記憶部32に記憶された設定情報33の読み出しが可能となる。
したがって、CR2の非接触通信部34が、動作可能状態となった後、上記の検出コマンドを受信したことを確認した場合、その検出コマンドに対する応答レスポンスを、NFC5によって、TE1へ送信する。
ステップS6において、非接触通信部14は、応答レスポンスが受信されたか否かをチェックする。
応答レスポンスを受信した場合は、ステップS7へ進み、そうでない場合は、ステップS5へ戻り、検出コマンドを再度送信する。
図示していないが、検出コマンドを所定回数以上送信しても応答コマンドを受信しなかった場合、あるいは最初に検出コマンドを送信した後所定時間が経過しても応答コマンドを受信しなかった場合は、NFC5による通信ができなかったことなどを表示部13に表示して、ステップS1へ戻るか、あるいは読出処理を終了してもよい。
CR2に、複数の非接触ICタグ31が形成されている場合、受信した応答レスポンスに含まれる情報から、どの非接触ICタグから応答レスポンスが送信されたかを認識する。
ただし、複数の応答レスポンスを受信した場合は、たとえば、最初に受信した応答レスポンスを送信してきた非接触ICタグ31を、以後の通信を行う対象として選択してもよい。
あるいは、応答レスポンスを送信してきた非接触ICタグ31が複数ある場合は、ランダムに、任意の非接触ICタグ31を通信対象として選択してもよい。
ステップS7において、非接触通信部14が、応答レスポンスを送信してきた非接触ICタグ、あるいは、選択された非接触ICタグに対して、NFC5によって、設定情報読出コマンドを送信する。
この設定情報読出コマンドを受信した非接触ICタグ31は、自己の記憶部32に記憶されていた設定情報33を読み出し、読み出した設定情報33を含む読出応答レスポンスを、NFC5によって送信する。
ステップS8において、非接触通信部14は、読出応答レスポンスを受信したか否かをチェックする。
受信した場合はステップS9へ進み、そうでない場合は、ステップS7へ戻り、再度、読出コマンドを送信する。
ステップS9において、非接触通信(NFC)を停止させる。
これにより、TE1のコイル16から出力されていた電波が出力されなくなり、NFC5が終了する。この処理によって、消費電力を抑制することができる。
ステップS10において、設定情報受信部22が、受信した読出応答レスポンスの内容を確認し、設定情報が受信されたか否かをチェックする。
設定情報が受信された場合はステップS11へ進み、そうでない場合は一連の処理を終了する。
ステップS11において、設定情報受信部22が、受信した設定情報を、記憶部24に記憶する。
また、制御部11は、記憶された設定情報を利用して、通信機能を設定し、TE1を、設定情報によって特定される通信が可能な状態にする。
たとえば、図5の設定情報SD01を受信した場合は、TE1とヘッドセットとの間で、ブルートゥースによる無線通信が可能な状態に設定する。
なお、通信機能を設定した後、その設定によって通信が実際にできるか否かをテストしてもよい。
たとえば、無線LAN通信の場合、エコーリクエストパケット(PING)を送信して、その応答としてエコーリプライパケットを受信することにより、その通信が可能か否かを確認することができる。
テストの結果、通信ができなかった場合は、通信設定ができなかったことを、表示あるいは音声で、ユーザに報知してもよい。
また、設定情報が受信されなかった場合、あるいは設定情報を受信したが通信機能のテストが不良であった場合は、再度、ステップS1へ戻り、同様の処理を繰り返してもよい。
さらに、CR2に、複数の非接触ICタグが備えられている場合において、複数の非接触ICタグから、設定情報を取得する必要がある場合には、非接触ICタグごとに、上記読出処理を繰り返し行い、それぞれの設定情報に対応した通信設定を行えばよい。
以上の読出処理を実行することにより、ユーザがTE1をCR2に載置する操作をした後は、自動的に通信設定が行われるので、通信設定にかかわるユーザの入力操作負担を軽減できる。
また、TE1をCR2に載置して、TE1がDC電力6を受信した後に、非接触通信(NFC)を開始し、非接触ICタグ31から設定情報33を読み出した後に、非接触通信(NFC)を停止させるので、非接触通信(NFC)にかかる消費電力を抑制することができる。
(読出処理の第2実施例)
図7に、この発明の情報通信装置TEにおける設定情報の読出処理の第2実施例のフローチャートを示す。
ここでは、設定情報読出コマンドを再送信しても、読出応答レスポンスの受信がなかった場合に、設定情報の通信に異常が発生したことをユーザに報知して、読出処理を終了する場合のフローを示している。
図7のフローチャートにおいて、図6に示したステップと同じ処理をするステップには、同じ符号を付与している。
図7において、ステップS1からステップS8までの処理は、図6と同じである。ただし、ステップS7において、設定情報読出コマンドの送信回数をカウントしておく。
ステップS8において、読出応答レスポンスが受信されなかった場合、ステップS21へ進み、受信された場合はステップS9へ進む。
ステップS21において、読出コマンドを送信した回数が予め設定されていた規定回数を超えたか否かをチェックする。
送信回数が規定回数以下の場合は、ステップS7へ戻り、読出コマンドを再送する。
一方、送信回数が規定回数を超えた場合は、ステップS9へ進む。
ステップS9およびS10は、図6と同一の処理であり、ステップS10において、設定情報が受信されなかった場合は、ステップS22へ進む。
ステップS22において、NFC5による設定情報の受信ができなかったので、非接触通信(NFC)が異常であり、通信設定ができなかったことを、ユーザに報知する。
この報知は、たとえば、表示部13へのメッセージ表示や、警報音の出力、LEDの点滅表示などで行えばよい。
<設定情報の書込処理>
ここでは、TE1が、記憶部24に予め記憶されている設定情報25を、非接触ICタグ31に書き込む処理の一実施例について説明する。
図8に、この発明の情報通信装置TEにおける設定情報の書込処理の一実施例のフローチャートを示す。
図8のフローチャートは、主として、図7の読出しに関するステップを、書込みに関するステップに置きかえることによって実現される。
また、図7のフローチャートのステップと同様の処理をするステップには、同じ符号を付与している。
まず、ステップS1からS6までの処理は、図7と同様の処理を行うが、ステップS31における非接触通信(NFC)を起動させる処理では、ステップS4と異なり、情報を非接触ICタグに書き込むことが可能となるように、非接触通信部14に対して指示を出す。
ステップS6において、応答レスポンスを受信したことを確認した場合、ステップS32へ進み、NFC5によって、設定情報書込コマンドを送信する。
ここで、設定情報送信部23が、記憶部24に予め記憶されていた設定情報25を読み出し、その設定情報25を、設定情報書込コマンドの中に含めて、その設定情報書込コマンドを送信する。このとき、書込コマンドを送信した回数をカウントしておく。
CR2の非接触通信部34は、設定情報書込コマンドを受信すると、そのコマンドに含まれる設定情報を取得して、記憶部32に記憶させる。その後、書き込みが成功したことを示す応答レスポンス(書込応答レスポンス)を、NFC5によって送信する。
ステップS33において、非接触通信部14が、書込応答レスポンスを受信したか否かをチェックする。
受信した場合はステップS9へ進み、そうでない場合はステップS34へ進む。
ステップS34において、書込コマンドの送信回数が、規定回数を超えたか否かを判断する。
送信回数が規定回数以下の場合は、ステップS32へ戻り、設定書込応答コマンドを再送する。一方、送信回数が規定回数を超えた場合は、ステップS9へ進む。
ステップS9において、非接触通信(NFC)を停止させた後、ステップS35において、書込応答レスポンスを調べて、情報の書込結果を示すデータが受信されたか否かをチェックする。
情報書込結果が受信された場合はステップS36へ進み、そうでない場合はステップS37へ進む。
ステップS36において、情報書込結果が、成功であるか否かをチェックする。成功でなかった場合はステップS37へ進み、成功であった場合は処理を終了する。
ステップS37において、非接触通信(NFC)が異常であること、あるいは、設定情報を非接触ICタグに書き込むことができなかったことを、ユーザに報知する。
この報知も、表示や音声を用いて行えばよい。
<設定情報の設定後の情報通信の実施形態>
以下に、TE1において設定情報が非接触ICタグ31から読み出され、その設定情報に基づいて、通信設定が行われた後に、実行される情報通信のいくつかの具体的実施形態について説明する。
(情報通信の実施例1)
図9において、ヘッドセットの設定情報の非接触通信(NFC)を行った場合の実施形態の概略説明図を示す。
図9(a)は、クレードルCR2の非接触ICタグ31に予め記憶されていたヘッドセットHSの設定情報(SD01)を、NFC5によって非接触ICタグ31から読み出して、情報通信装置TE1に記憶することを示している。
図9(b)は、その後、記憶された設定情報(SD01)に基づいて、ヘッドセットHS71との間で、ブルートゥース70による無線通信が行われることを示している。
この場合、TE1とHS71のどちらにも、所定のブルートゥースの規格に基づいた通信を行うブルートゥース通信部72を備えておく。
ここで、TE1には、すでに、ヘッドセットHS71に対応した設定情報(SD01)が記憶されているので、ユーザがキー入力等を用いた設定入力操作をすることなく、ヘッドセットHS71とTE1とを、所定の距離内に接近させるだけで、ブルートゥースによる無線通信が可能となる。
(情報通信の実施例2)
図10において、無線LANの設定情報の非接触通信(NFC)を行った場合の実施形態の概略説明図を示す。
図10(a)において、CR2の非接触ICタグ31に予め記憶されていた無線LANの設定情報(SD02)を、NFC5によって非接触ICタグ31から読み出して、TE1に記憶することを示している。
図10(b)は、その後、記憶された設定情報(SD02)に基づいて、ネットワーク4に対して、無線LAN42による通信を行う無線通信部41によって、無線通信が行われることを示している。無線通信部41は、TE1に備えてもよいが、TE1にない場合は、CR2に設けられた情報通信部40を介して無線通信を行なってもよい。
(情報通信の実施例3)
図11において、携帯プリンタ75の設定情報の非接触通信(NFC)を行った場合の実施形態の概略説明図を示す。
この場合も、TE1と携帯プリンタ75のどちらも、ブルートゥースによる通信を行うブルートゥース通信部72を備えておく。
図11(a)において、CR2の非接触ICタグ31に予め記憶されていた携帯プリンタ75の設定情報(SD05)を、NFC5によって非接触ICタグ31から読み出して、TE1に記憶することを示している。
図11(b)は、その後、記憶された設定情報(SD05)に基づいて、所定の距離以内に接近されたTE1と携帯プリンタ75のブルートゥース通信部72との間で、ブルートゥース70による無線通信が行われることを示している。
(情報通信の実施例4)
図12において、複数個のヘッドセットの設定情報が、1つの非接触ICタグ31に記憶されている場合の実施形態の概略説明図を示す。
図12(a)において、CR2の非接触ICタグ31に、n個のヘッドセット(HS01,…HS0n)の設定情報SDxxが、予め記憶されていたとする。
TE1をCR2に載置した場合、CR2からDC電力が受電されたことが検出されると、NFC5によって、非接触ICタグ31に記憶されていた設定情報SDxxが読み出され、TE1に記憶される。
ここで、1つの非接触ICタグ31の記憶部32の中に、上記複数個の設定情報をすべて記憶してもよいが、CR2に、複数個の非接触ICタグ31を形成し、各非接触ICタグ31に、別々に異なる設定情報を1つずつ予め記憶しておいてもよい。
図12(b)において、TE1にn個のヘッドセットの設定情報SDxxが記憶された後、TE1のブルートゥース通信部72と、各ヘッドセット(HS01,…HS0n)71のブルートゥース通信部72との間で、各設定情報SDxxに基づいて、ブルートゥースによる無線通信が行われる。
ただし、n個のヘッドセットとTE1との間で、同時に無線通信が行われるのではなく、n個のヘッドセットのうち選択された1つのヘッドセットとTE1との間でのみ、無線通信が行われる。
この他にも、種々の実施形態が考えられる。
たとえば、携帯電話網を使用した通信を行う形態が考えられる。
1 情報通信装置TE
2 クレードルCR(充電台)
3 商用電源(AC)
4 ネットワーク
5 近距離無線通信(NFC)
6 DC電力
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 非接触通信部
15 アンテナ部
16 コイル
17 受電部
18 受電端子
19 充電池
21 受電監視部
22 設定情報受信部
23 設定情報送信部
24 記憶部
25 設定情報
31 非接触ICタグ
32 記憶部
33 設定情報
34 非接触通信部
35 アンテナ部
36 コイル
37 電源部
38 送電部
39 送電端子
40 情報通信部
41 無線通信部
42 無線LAN
70 ブルートゥース
71 ヘッドセット
72 ブルートゥース通信部
75 携帯プリンタ

Claims (7)

  1. 外部から供給される電力を受電する受電部と、
    前記電力の受電の有無を監視する受電監視部と、
    非接触通信が可能な非接触ICタグに対して、情報の読み出しおよび書込みをする非接触通信部と、
    前記非接触ICタグに予め記憶された設定情報を受信する設定情報受信部と、
    制御部とを備え、
    前記受電監視部が、前記電力の受電が開始されたことを確認した後、
    前記非接触通信部が前記非接触ICタグとの非接触通信を起動させて、前記非接触通信によって、前記非接触ICタグから送信されてきた設定情報を受信し、
    前記制御部が、前記受信された設定情報に基づいて、所定の通信機能を利用可能とする設定を行うことを特徴とする情報通信装置。
  2. 前記非接触通信は、前記非接触ICタグと情報通信装置とが所定の距離以内に配置されたときに、情報の送受信が可能となる近距離無線通信であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信装置。
  3. 前記受電された電力によって充電される充電池を備え、
    前記充電池の充電のための電力を受電したときに、前記非接触通信部によって前記非接触通信を起動させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報通信装置。
  4. 前記非接触ICタグは、充電のための電力を供給可能なクレードルに形成され、
    前記情報通信装置がクレードルに載置された場合に、前記受電部が、前記クレードルから供給される電力を受電することを特徴とする請求項3に記載の情報通信装置。
  5. 前記受電部は、前記クレードルから供給される電力を、接触式給電により受電する受電端子および非接触式給電により受電するコイルのうち少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする請求項4に記載の情報通信装置。
  6. 前記設定情報は、少なくとも無線LANとブルートゥースのどちらかを含む無線通信を用いた通信機能を利用可能とするための設定情報であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報通信装置。
  7. 設定情報を予め記憶した記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定情報を、前記非接触ICタグに送信する設定情報送信部とをさらに備え、
    前記受電監視部が、前記電力の受電が開始されたことを確認した後、前記非接触通信部が前記非接触ICタグとの非接触通信を起動させて、前記非接触通信によって、前記記憶部に記憶された設定情報を前記非接触ICタグに送信することを特徴とする請求項1に記載の情報通信装置。
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