JP2016050911A - 生体関連物質採取器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小な生体関連物質であっても効率良く拭き取って採取できる生体関連物質採取器具を提供する。
【解決手段】一端が閉塞され、内部に所定量の希釈液Lが充填される圧縮変形可能な容器本体3と、容器本体3の開口部5に着脱可能に装着され、取り付け部11と排出口13を備えたキャップ15と、キャップ15の取り付け部11に基端部17が取り付けられる軸部9と、軸部9に設けられた拭き取り体21と、を具備する。さらに、前記拭き取り体21は、軸部長手方向に長い拭き取り作用部25と、採取シート29と、採取シート29及び軸部9の間に配置される押さえ部材31と、を具備している。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療機関や食品、医薬品等の製造工場などで生体関連物質を検査する場合に使用される生体関連物質採取器具に係り、特にノロウイルス等の微小な生体関連物質の採取に適した生体関連物質採取器具に関するものである。
微生物やウイルス等の生体関連物質を採取する場合には、綿棒や下記特許文献1に開示されているように綿球によって構成される拭き取り用含浸体を、リン酸緩衝液等の希釈液の入った容器本体内に収容した構造の環境微生物検査用拭き取り器具が使用されていた。
また、綿棒やこのような専用の拭き取り器具によって採取された生体関連物質は、上記希釈液と同一の溶液または当該希釈液に再度含浸され、機械的にあるいは殺菌力を持たない程度の超音波によって振動され、その浸出液を検査液として取り出す。更に、取り出した検査液を培養した後、検体となる生体関連物質の集落を計測し、拭き取った面積に存する生体関連物質の個数等を算出して生体関連物質の検査を行っている。
そして、特許文献1では、内部に希釈液が収容されている筒状の容器本体を有し、該容器本体の一端を着脱可能な蓋体によって閉塞し、他端を同じく着脱可能な底蓋体によって閉塞すると共に、上記蓋体には容器本体内部に向って延びるスティック部が一体に形成され、該スティック部の先端には、綿球によって構成される拭き取り用含浸体が設けられている。また、上記底蓋体には、フィルターが配置された検液取り出し口が設けられており、更に、ヒンジを介して帽体が開閉可能な状態で取り付けられていて、該帽体の内部に突出状態で設けられている栓によって上記検液取り出し口を閉塞し得る構造の環境微生物検査用拭き取り器具が開示されている。
特開2011−69778号公報
しかし、綿棒や上記特許文献1に開示されている環境微生物検査用拭き取り器具では、検査部位の生体関連物質に直接触れて採取する拭き取り体として綿を玉状にまるめた直径が7mm程度の綿球が使用されていたため拭き取り面積が小さく、一度の拭き取り操作で拭き取れる生体関連物質の拭き取り量も少なくなっていた。
また、綿の繊維径は約30μmと大きく、これに伴って繊維間の空隙も大きくなるためウイルス等、微小な生体関連物質の採取には困難であった。また、拭き取り体として綿球を使用していた上記従来の拭き取り器具では、希釈液として約10mlとやや多めのリン酸緩衝生理食塩水を必要としていたため、見た目にも量が多い印象を与え、該希釈液中に含浸する、採取した生体関連物質の濃度が低くなって生体関連物質の検査精度を低下させていた。
更に、図4(b)及び図10に示すように従来の拭き取り器具101では、綿球によって構成される拭き取り体103の支持部材である軸部105の取り付け部107に生体関連物質が含浸した希釈液Lを外部に取り出すための隙間109が放射状に配置されていたため、構造が複雑であり、該取り付け部107の成形に使用する金型の製作コストの増大を招いていた。
そこで、本発明は、生体関連物質の検査精度を向上させることができる生体関連物質採取器具を提供することを目的とする。また、本発明は、生体関連物質の拭き取り面積を大きくし、一度の拭き取り操作で拭き取ることができる生体関連物質の拭き取り量を多くして効率良く生体関連物質を拭き取れる生体関連物質採取器具を提供することを目的とする。さらに本発明は、拭き取り作用部表面の繊維間の空隙を小さくして微小な生体関連物質を拭き取れる生体関連物質採取器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の生体関連物質採取器具は、一端が閉塞され、内部に所定量の希釈液を充填することができる容器本体と、前記容器本体の開口部に対して着脱可能に装着され、拭き取り部材の軸部を保持する取り付け部と、該取り付け部の内部空間を通って、生体関連物質を含んだ希釈液を外部に取り出すことができる排出口を備えたキャップと、前記キャップの取り付け部に対して基端部が取り付けられる軸部と、該軸部の先端部に生体関連物質を採取する拭き取り体が設けられた拭き取り部材と、を具備する生体関連物質採取器具であって、前記拭き取り体は、検査部位に直接接触する軸部長手方向に延びる拭き取り作用部と、該拭き取り作用部の前後端から軸部に向かって延び、その先端部において軸部に係止される係止部と、を備える採取シートと、該採取シートと軸部との間に配置される所定形状の押さえ部材と、を具備している。
該構成によれば、綿球を拭き取り体として使用していた従来の拭き取り器具よりも、生体関連物質の拭き取り面積が大きくなるから、一度の拭き取り操作で拭き取ることができる生体関連物質の拭き取り量が多くなって、効率良く生体関連物質を拭き取れるようになる。また、押さえ部材を設けることで採取シートを均一に強い押し付け力で検査部位に押し付けることが可能になる。
また、本発明の第2の態様のように、前記軸部の基端部に対して、容器本体内の生体関連物質を含んだ希釈液を前記キャップに設けられた取り付け部の内部空間に導く排出流路と、該排出流路と容器本体の内部空間とを連通する軸部長手方向に延びる一または複数のスリットと、が備えられており、前記排出流路とスリットとが形成されている軸部の基端部における端部寄りの一部を利用して、前記キャップに設けられた取り付け部と嵌合する差し込み部を形成することが可能である。
該構成によれば、キャップの取り付け部側に排出流路を形成するための複雑な構造を設ける必要がなくなり、キャップの成形に使用する金型の製作が容易になって、金型の製作コストの削減を図ることができる。そして、容器本体内の生体関連物質を含んだ希釈液は、差し込み部の先端側に露出しているスリットを通って、軸部内部の排出流路に至り、更に当該軸部と係合しているキャップの取り付け部の内部空間を通って排出口から外部に取り出される。
また、本発明の第3の態様のように、前記軸部の基端部と、前記キャップに設けられた取り付け部との間に、両者を嵌合した際に両者の間に隙間ができる形状ないし構造を施し、当該隙間を利用して容器本体内の生体関連物質を含んだ希釈液を前記取り付け部に導く排出流路を形成することが可能である。
具体的には、本発明の第4の態様のように、前記軸部の基端部の外周形状と、該基端部が嵌め込まれる前記取り付け部の内周形状とを異なるように形成することが可能である。さらに、本発明の第5の態様のように、前記外周形状または前記内周形状の一方の断面を角形または多角形にし、前記外周形状または前記内周形状の他方の断面を円形または楕円形にすることが可能である。
そして、これらの構成によれば、成形が困難なキャップ側の取り付け部の形状や構造を変更することなく、成形が比較的容易な軸部基端部の形状等を変更するだけで生体関連物質を含んだ希釈液の円滑な取り出しが可能になってキャップを成形する際に使用する金型の製作コストを削減することが可能になる。
また、本発明の第6の態様のように、前記軸部の基端部に対して、前記取り付け部の内部空間への異物の進入を防止するフィルターを配置することが可能である。該構成によれば、検査の邪魔になるゴミや塵等の固形物は、上記フィルターによって捕捉されるようになる。従って、取り付け部には、検査対象となる生体関連物質のみが含まれた希釈液が流入し、取り出されるようになる。
また、本発明の第7の態様のように、前記押さえ部材の側面形状を、先端側の辺の高さが基端側の辺の高さよりも低い前下がり傾斜の台形状に形成することが可能である。該構成によれば、採取シートの採取面を検査部位の表面に密着させる拭き取り時の姿勢において、キャップと検査部位の表面との間に隙間ができるため、生体関連物質の拭き取り操作が容易になる。
また、本発明の第8の態様のように、前記軸部と押さえ部材を、単一の材料から成形される一体成形品によって構成することが可能である。該構成によれば、軸部と押さえ部材の成形を同一の工程で実施でき、軸部と押さえ部材の組み立てが不要な分、組立てコストの削減を図ることができる。
また、本発明の第9の態様のように、前記採取シートの前部と後部の係止部の少なくとも一方に、前記押さえ部材の一部と係合する係合スリットを形成し、該係合スリットと係合する押さえ部材の一部に、係合スリットの外方にはみ出す、はみ出し部を形成することが可能である。
該構成によれば、押さえ部材は、腹部と採取シートに挟まれて保持されるだけでなく、採取シートの係止部に対して形成される係合スリットと、押さえ部材のはみ出し部と、の係合作用によっても保持されるようになる。従って、生体関連物質の拭き取り時に、検査部位の表面を押圧する押し付け力を押さえ部材にかけても、押さえ部材は採取シートから外れることなく採取シートによって保持された状態が維持される。
また、本発明の第10の態様のように、前記拭き取り作用部に幅が5〜10mm好ましくは7mm、長さが30〜70mm、好ましくは50mmの拭き取り作用面を設けることが可能である。
該構成によれば、拭き取り面積が350mmになり、直径7mm、長さ9mmの楕円球によって構成される綿球を拭き取り体として使用していた従来の構成と比較すると、従来の拭き取り体の拭き取り面積が大きく見積もって49mm程度であるから、両者の面積比は7:1となり、該構成によれば、生体関連物質の大幅な拭き取り量の増加が期待できる。
また、本発明の第11の態様のように、前記採取シート表面の繊維径を、1〜10μm、好ましくは5μmにすることが可能である。該構成によれば、隣り合う繊維間の空隙が繊維径が約30μmの綿繊維に比べて格段に小さくなるから、ウイルス等の微小な生体関連物質の採取が容易になる。
また、本発明の第12の態様のように、前記採取シートの表面素材をポリエステル80%とナイロン20%の合成繊維によって形成することが可能である。該構成によれば極細繊維による生体関連物質に対する優れた拭き取り性能が発揮される。
また、本発明の第12の態様のように、前記容器本体内に充填される希釈液を、リン酸緩衝生理食塩水と界面活性剤との混合液とし、該希釈液の充填量を10ml以下、好ましくは5ml以下にすることが可能である。
該構成によれば、綿球を使用していた従来の拭き取り器具において約10mlの希釈液を必要としていたのに対して、希釈液が10ml以下、好ましくは5ml以下になり、見た目でも量が少ない印象を与えることができる。また、該希釈液中に含浸する、採取した生体関連物質の濃度を高くして生体関連物質の検査精度を向上させることが可能になる。
本発明の生体関連物質採取器具によれば、生体関連物質の拭き取り面積が大きくなり、一度の拭き取り操作で拭き取ることができる生体関連物質の拭き取り量が多くなるから、効率良く生体関連物質を拭き取ることができるようになる。
また、拭き取り作用部表面の繊維径が微細になるから、該繊維間の空隙も小さくなって微小な生体関連物質であっても拭き取れるようになる。また、希釈液の使用量を少なくできるから生体関連物質の濃度を高くして生体関連物質の検査精度を向上させることが可能になる。
更に、成形が困難なキャップの構造を簡単にすることで、生体関連物質採取器具全体の製品コストを低く抑えることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の拭き取り部材を示す側面図(a)と、b―b断面図(b)である。 本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の拭き取り部材を示す底面図(a)と、従来の綿球を示す底面図(b)である。 本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の拭き取り作用部表面の繊維と繊維間の空隙を模式的に示す断面図(a)と、従来の綿球の繊維と繊維間の空隙を模式的に示す断面図(b)である。 本発明の第2の実施の形態に係る生体関連物質採取器具を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る生体関連物質採取器具を示す図6中のA−A断面図(a)と、図6中のB−B断面図(b)である。 本発明の他の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の軸部と取り付け部の二種の嵌合状態を示す断面図である。 本発明の更に他の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の軸部とキャップの取り付け部周辺を示す側断面図である。 従来の拭き取り器具の軸部と取り付け部の接続状態を示す側断面図(a)と、b―b断面図(b)である。
本発明の生体関連物質採取器具を以下に示す第1の実施の形態と第2の実施の形態の二つの実施の形態を例にとって、図面を参照しつつ説明する。
尚、以下の説明では、最初に図1及び図2に基づいて本発明の第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具を例にとって、本発明の生体関連物質採取器具の全体構成の概略について説明し、次いで、図3〜図5に基づいて該生体関連物質採取器具の特徴的構成である拭き取り部材の構造を、拭き取り部材とキャップの接続構造と併せて説明し、続いて、本発明の生体関連物質採取器具の操作手順と併せて拭き取り部材の作動態様について具体的に説明する。
更に、図6及び図7に基づいて本発明の第2の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の構成と作動態様を、前記第1の実施の形態との差異を中心に説明する。
最後に、図8及び図9に基づいて本発明の他の実施の形態に係る生体関連物質採取器具の構成を、前記第1及び第2の二種の実施の形態との差異を中心に説明する。
[第1の実施の形態]
(1)生体関連物質採取器具の全体構成の概略(図1及び図2参照)
本発明の生体関連物質採取器具1は、一端が閉塞され、内部に所定量の希釈液Lが充填される容器本体3と、該容器本体3の開口部5に対して着脱可能に装着され、拭き取り部材7の軸部9を保持する取り付け部11と、該取り付け部11の内部空間を通って生体関連物質Gを含んだ希釈液Lを外部に取り出す排出口13を備えたキャップ15と、該キャップ15の取り付け部11に対して軸部9の基端部17が取り付けられる軸部9と、該軸部9の先端部19に生体関連物質Gを直接採取する拭き取り体21が設けられた拭き取り部材7と、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、前記拭き取り体21が、採取シート29と、該採取シート29と軸部9との間に配置される所定形状の押さえ部材31と、を具備する。採取シート29が、検査部位Wに直接接触し、軸部9の長手方向に延びる拭き取り作用部25と、該拭き取り作用部25の前後端から軸部9に向かって延び、両端で軸部9に係止される係止部27F、27Rと、を備える。
また、本実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Aでは、容器本体3は、底部4が閉塞された円筒状の部材によって構成されており、容器本体3の開口部5が形成されている端部の外周には、キャップ15と接続するための雄ネジ部6が形成されている。また、容器本体3の材質としては、高密度ポリエチレンなどの軟質の合成樹脂が一例として適用可能である。
また、上記雄ネジ部6と底部4の中間の容器本体3の胴部2は、軸方向Xと交差する方向Yの圧縮変形を容易にするために、上記雄ネジ部6と底部4に比べて肉薄に形成されていることが望ましい。また、容器本体3内の希釈液Lの量が確認できるよう、容器本体3は透明または半透明にする。
また、上記容器本体3に充填する希釈液Lとしては、リン酸緩衝生理食塩水と界面活性剤の混合液が一例として適用でき、本実施の形態では、一例として5mlの希釈液Lを容器本体3に充填して使用した。
キャップ15は、一端が閉塞された一例として円筒状の部材で、閉塞された一端には、上述した排出口13が形成されている。また、排出口13が形成されているキャップ15の一端には、ヒンジ33を介して蓋体35が開閉可能な状態で取り付けられている。
上記蓋体35は、上記キャップ15とほぼ同径の一端が閉塞された短寸の円筒状の部材によって構成されており、該蓋体35の閉塞された一端の内面には、上記排出口13に嵌る栓37が内方に向かって突出状態で設けられている。
また、キャップ15の側胴部の内周には、上述した容器本体3の雄ネジ部6と噛み合う雌ネジ39が形成されている。キャップ15の閉塞された一端の内面には、軸部9を保持する取り付け部11が内方に向かって突出状態で設けられている。
また、本実施の形態では一例として内径4mm、高さ10mmの単純な円筒形状の取り付け部11を設置した。尚、キャップ15と、ヒンジ33及び蓋体35は、一例として上述した容器本体3と同材料の一体成形品によって構成されており、上記ヒンジ33については、柔軟な曲げ変形を可能にするために、他の部位よりも肉薄に形成されていることが望ましい。
(2)拭き取り部材の構造(図3〜図5参照)
拭き取り部材7は、上述したように軸部9と、軸部9に設けられる拭き取り体21とを備える。拭き取り体21は、拭き取り作用部25と、採取シート29と、押さえ部材31と、を具備する。採取シート29は、その前後端から延びる二つの係止部27F、27Rを備える。
そして、本実施の形態では、軸部9として一例として円形断面のパイプ材を使用しており、該軸部9の基端部17には、容器本体3内の生体関連物質Gを含んだ希釈液Lを前記キャップ15に設けられた取り付け部11に導く排出流路41と、該排出流路41と容器本体3とを連通する軸部9の長手方向に延びる一例として4本のスリット43と、が備えられている。
また、上記排出流路41とスリット43とが形成されている軸部9の基端部17における端部寄りの一部を利用して、前記キャップ15に設けられた取り付け部11と嵌合する差し込み部(嵌合部)45が形成されている。
尚、本実施の形態では軸部9をパイプ材によって構成しているため、軸部9の中心に長手方向に貫通する貫通穴が形成されている。従って、本実施の形態ではこの貫通穴を利用して上記排出流路41を形成しているが、軸部9は任意の形状の中実体によって形成することも可能であり、この場合には軸部9の基端部17に別途、排出流路41を形成することができる。
拭き取り体21の採取シート29は、補強用の裏面素材(裏面シート)に表面素材となる繊維をホットメルト等で接着したものである。表面素材を構成する繊維は、少なくとも表面の繊維径D1が1〜10μm、好ましくは5μmになるように形成されており、本実施の形態では、当該繊維径D1の範囲を実現するため、採取シート29の表面素材を一例としてポリエステルとナイロンからなる合成繊維によって形成している。採取シート29の表面素材は、好ましくはポリエステル80%とナイロン20%から構成することができる。採取シート29の裏面素材は、好ましくはポリエステルフィルムから構成することができる。採取シート29を裏面素材と表面素材とから構成することにより、採取シート29の表面素材と裏面素材とが一体化される。この一体化により、採取シート29の成形が容易となると共に、拭き取り時に表面素材の繊維が分離しにくくなる。
これに伴い、本実施の形態では図5(a)に示すように隣り合う繊維F1、F1間の空隙C1が小さくなり、図5(b)に示すように繊維径D2が約30μmの従来の綿繊維の繊維F2、F2間の空隙C2に比べて格段に小さくなっている。
また、採取シート29の拭き取り作用部25は、本実施の形態では、図4(a)に示すように幅B1が5〜10mm、好ましくは7mm、長さL1が30〜70mm、好ましくは50mmの矩形状で実質的に平坦な拭き取り作用面を有している。従って、幅B1が7mm、長さL1が50mmの拭き取り作用面を有する拭き取り作用部25であれば、その拭き取り面積A1は350mmとなる。
これに対し、綿球を拭き取り体103として使用していた従来の拭き取り器具101では、直径B2が7mm、長さL2が9mmの楕円球によって構成される図4(b)に示すような拭き取り体103であれば、その拭き取り面積A2は、大きく見積もって49mm程度であるから、両者の面積比は7:1となり、本実施の形態の方が従来の拭き取り体103よりも生体関連物質Gの大幅な拭き取り量の増加が期待できる。
ここで、本明細書において使用する「生体関連物質」とは、検査部位Wの試料中に含まれる分離、回収または検出の対象となる物質であり、微生物、ウイルス、細菌、核酸、多糖、タンパク質、低分子などの拭き取り可能なあらゆる生体物質を意味するものである。
また、軸部9と採取シート29との間に介在される押さえ部材31は、本実施の形態では、その側面形状が先端側の辺の高さH1が基端側の辺の高さH2よりも低い、前下がり傾斜の台形状に形成されている。
これに伴い、採取シート29の採取面となる拭き取り作用部25の拭き取り作用面を検査部位Wの表面に密着させる拭き取り時の姿勢において、キャップ15と検査部位Wの表面との間に隙間Sができ、生体関連物質Gの拭き取り操作が容易になる。なお、押さえ部材31は、好ましくは希釈液Lを吸収しないような樹脂等から形成される。
(3)拭き取り部材の作動態様(図3〜図5参照)
次に、このように構成される本実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Aの操作手順と併せて、拭き取り部材7の作動態様について(A)拭き取り時と、(B)取り出し時に分けて説明する。
(A)拭き取り時
検査部位Wに存する生体関連物質Gを拭き取って採取する場合には、容器本体3の雄ネジ部6と噛み合っている雌ネジ部39を緩めて容器本体3から拭き取り部材7を取り出す。
次に、キャップ15及び/または軸部9を指でつまんで持ち、採取シート29の拭き取り作用部25底面の拭き取り作用面を検査部位Wの表面に密着させるように押し付ける。この時、好ましくは、人差し指を軸部9の上面に押し当てることによって強い押し付け力Pを得ることができる。
また、上述した押さえ部材31の存在により、キャップ15と検査部位Wの表面との間には上述したように隙間Sが形成されるため、円滑に拭き取り部材7を移動させることができる。そして、大きな拭き取り面積A1と小さな繊維径D1を有する拭き取り体21を幅方向に移動させることによって当該検査部位Wの表面の生体関連物質Gを効率良く、拭き取って採取することが可能になる。
(B)取り出し時
上記生体関連物質Gを拭き取って採取した拭き取り部材7は、再び容器本体3内に収容され、容器本体3の雄ネジ部6にキャップ15の雌ネジ部39を噛み合わせて容器本体3の開口部5をキャップ15で閉塞させた状態にする。
次に、この状態で生体関連物質採取器具1Aを機械的に振動させたり、殺菌力を持たない程度の弱い超音波で振動させ、採取した生体関連物質Gを希釈液L中に浸出させる。そしてこの希釈液Lを検査液として培養した後、以下の手順で容器本体3外に取り出す。
この場合には、蓋体35に指をかけ、ヒンジ33を中心に蓋体35を拡開方向に回動させて開ける。この状態では、排出口13に嵌っていた栓37が排出口13から外れるため、当該排出口13は開放状態になる。
そして、該排出口13が下になるように容器本体3を傾けると、生体関連物質Gを含んだ希釈液Lは、軸部9の基端部17に形成されているスリット43を通って、その中心の排出流路41に至り、キャップ15の取り付け部11の内部空間を通ってキャップ15の排出口13から外部に取り出される。
尚、外部に取り出された生体関連物質Gを含んだ希釈液Lは、培養された後、出現した生体関連物質Gの集落を計測し、拭き取り面積当たりの個数等を算出して検査に利用される。
そして、このようにして構成される本実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Aによれば、生体関連物質Gの拭き取り面積A1を大きくし、一度の拭き取り操作で拭き取ることができる生体関連物質Gの拭き取り量を多くして効率良く生体関連物質Gを拭き取ることが可能になる。
また、拭き取り作用部25の表面の繊維F1、F1間の空隙C1を小さくできるから、ウイルス等の微小な生体関連物質Gであっても拭き取ることが可能になる。また、希釈液Lの使用量を少なくすることが可能になり、少ない使用量の希釈液Lを使用することで、生体関連物質Gの濃度を高めて検査精度を向上させることが可能になる。
また、キャップ15の取り付け部11の構造を簡単にすることで、キャップ15の成形が容易になるから、生体関連物質採取器具1Aの製品コストを削減することが可能になる。更に、前記所定形状の押さえ部材31と大きな拭き取り面積の拭き取り体21の採用により、拭き取り部材7の操作性が向上し、一層効率的な生体関連物質Gの拭き取りが可能になる。
[第2の実施の形態]
(1)生体関連物質採取器具の構成と作動態様(図6及び図7参照)
第2の実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Bは、前述した第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Aと基本的に同様の構成を有しており、(A)軸部と押さえ部材の接続構造と、(B)押さえ部材と係止部の係止構造と、(C)軸部と取り付け部の接続構造と、が前記第1の実施の形態と相違している。
従って、ここでは前記第1の実施の形態と同様の構成とその作動態様については説明を省略し、前記第1の実施の形態と相違する第2の実施の形態特有の上記(A)〜(C)の3点の構成とその作動態様を中心に説明する。
(A)軸部と押さえ部材の接続構造
即ち、本実施の形態では、軸部9と押さえ部材31が単一の材料から成形される一体成形品で構成されている。従って、軸部9と押さえ部材31を例えば単一の板状部材から切り出して製作することができ、軸部9と押さえ部座31の成形コストの低減が図られる。
(B)押さえ部材と係止部の係止構造
即ち、本実施の形態では、採取シート29の前部の係止部27Fと後部の係止部27Rの両方に、押さえ部材31の前端部のコーナー部49Fと後端部のコーナー部49Rと係合する一例として角穴状の係合スリット47F、47Rが形成されている。そして、上記二つの係合スリット47F、47Rと係合する上記二つのコーナー部は、これらの係合スリット47F、47Rの外方にはみ出すように構成されており、当該はみ出した部分が前方のはみ出し部49Fと後方のはみ出し部49Rになっている。
因みに、このような押さえ部材31と係止部27F、27Rとの係止構造を採用することにより、前記第1の実施の形態の場合よりも押さえ部材31の保持力が強くなる。従って、生体関連物質Gの拭き取り時に、検査部位Wの表面を押圧する押し付け力Pを押さえ部材31にかけても、当該押さえ部材31は採取シート29から外れることなく採取シート29によって保持された状態が維持されるようになる。
(C)軸部と取り付け部との接続構造
即ち、本実施の形態では、軸部9の基端部17とキャップ15に設けられた取り付け部11との間に、両者を嵌合した際に両者の間に隙間ができる形状ないし構造が施されており、当該隙間を利用して容器本体3内の生体関連物質Gを含んだ希釈液Lを取り付け部11に導く排出流路41が形成されている。
具体的には、軸部9の基端部17の外周形状を角形とし、該基端部17が嵌め込まれる取り付け部11の内周形状を円形とすることによって、両者の間に例えば円弧と直線とによって構成される4つの隙間を形成して、これらの隙間を排出流路41として利用することが可能である。
因みに、このような構成の軸部9と取り付け部11との接続構造を採用した場合には、成形が困難なキャップ15側の取り付け部11の形状や構造を変更することなく、成形が比較的容易な軸部9の基端部17の形状等を変更するだけで生体関連物質Gを含んだ希釈液Lの円滑な取り出しが可能になる。
そして、このようにして構成される本実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Bによっても、前述した第1の実施の形態に係る生体関連物質採取器具1Aと同様の作用、効果が発揮され、より構造が簡単で押さえ部材31の脱落のおそれの少ない生体関連物質採取器具1Bを提供することが可能になる。
以上が本発明の基本的な実施の形態であるが、本発明の生体関連物質採取器具1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことが可能である。
例えば、前記第2の実施の形態において採用した軸部9と取り付け部11との間に隙間を形成するための形状ないし構造としては、図7(b)に示すように軸部9の基端部17の外周形状を角形とし、取り付け部11の内周形状を円形とする態様に限らず、他の種々の態様を採用することが可能である。
具体的には、図8(a)に示すように軸部9の基端部17の外周形状を取り付け部11の内周形状と同じ円形とするが、その周面に軸方向Xに延びる、一つまたは複数の溝部51を形成することで、排出流路41として利用できる隙間を形成することが可能である。
また、図8(b)に示すように軸部9の基端部17の外径を取り付け部11の内径よりも小さくし、これによってできた円筒状の隙間に対して、一例として網体によって構成されるスペーサー53を嵌めるようにすることも可能である。そして、この場合にはスペーサー53の網目の間にできた空間が排出流路41となる。
また、図9に示すように軸部9の基端部17に対して、当該基端部17と取り付け部11とを被覆し得る筒状のフィルター55を設置することも可能である。そして、該フィルター55の材料としては、取り付け部11の内部へのゴミや塵等の異物の進入を防止するが生体関連物質Gを含んだ希釈液Lの進入を許容する不織布等が適用可能である。
この他、前記実施の形態で述べた容器本体3とキャップ15の外周形状を円筒状にする構成は一例であり、これらを矩形断面あるいはその他の多角形断面の角筒状にする等、他の形状に形成することも可能である。また、拭き取り作用部25のサイズや形状も前記実施の形態で述べたものに限定されず、使用する容器本体3のサイズや形状等の違いに応じて適宜、変更することが可能である。
また、採取シート29の表面素材や繊維径D1も前記実施の形態で述べたものに限定されず、ウイルス等の微小な生体関連物質Gを捕捉することのできる種々の素材と繊維径D1のものを採用することが可能である。更に、前記第1の実施の形態で述べたスリット43の数は4本に限らず、1本〜3本であってもよいし、5本以上設けることも可能である。また、前記第2の実施の形態において設けた係合スリット47は、採取シート29の前部と後部の係止部27F、27Rの両方に設ける他、これらのいずれか一方のみに設けることが可能である。
1 生体関連物質採取器具
2 胴部
3 容器本体
4 底部
5 開口部
6 雄ネジ部
7 拭き取り部材
9 軸部
11 取り付け部
13 排出口
15 キャップ
17 基端部
19 先端部
21 拭き取り体
25 拭き取り作用部
27 係止部
29 採取シート
31 押さえ部材
33 ヒンジ
35 蓋体
37 栓
39 雌ネジ部
41 排出流路
43 スリット
45 差し込み部
47 係合スリット
49 はみ出し部
51 溝部
53 スペーサー
55 フィルター
L 希釈液
G 生体関連物質
X 軸方向
Y 交差する方向
W 検査部位
D 繊維径
F 繊維
C 空隙
B 幅(直径)
L 長さ
A 拭き取り面積
H 高さ
S 隙間
P 押し付け力

Claims (15)

  1. 一端が閉塞され、内部に希釈液を充填することができる容器本体と、前記容器本体の開口部に対して着脱可能に装着されるキャップであって、生体関連物質を含んだ希釈液を外部に取り出すことができる排出口を備えたキャップと、前記キャップに取り付けられる軸部と、生体関連物質を採取するために前記軸部に取り付けられる拭き取り体と、を具備する生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り体は、検査部位に接触するために軸部長手方向に沿って延びる拭き取り作用部と、該拭き取り作用部を前記軸部に係止する係止部と、を備えることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  2. 請求項1に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り体及び前記軸部の間に配置される押さえ部材を備えることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  3. 請求項1または2に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記容器本体内の希釈液を前記キャップの前記排出口に導くために、前記軸部の基端部に一つまたは複数のスリットが形成されることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記軸部の基端部は、前記キャップに設けられた取り付け部と嵌合することを特徴とする生体関連物質採取器具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記軸部の基端部と、前記キャップに設けられた取り付け部との間には、両者を嵌合した際に排出流路が形成され、当該排出流路によって、前記容器本体内の希釈液が前記排出口に導かれることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  6. 請求項5に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記軸部の基端部の外周形状と、前記基端部が嵌め込まれる前記取り付け部の内周形状とが異なることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  7. 請求項6に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記外周形状または前記内周形状の断面の一方が多角形であり、前記外周形状または前記内周形状の断面の他方が円形または楕円形であることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記軸部の基端部と前記取り付け部との間には、前記排出口への異物の進入を防止するフィルターが配置されていることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  9. 請求項2に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記押さえ部材の側面形状は、先端側の辺の高さが基端側の辺の高さよりも低い台形状に形成されていることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  10. 請求項2または3に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記軸部及び前記押さえ部材は、一体成形されることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  11. 請求項2、9、10のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り体の前記係止部には、前記押さえ部材と係合する係合スリットが形成されていることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  12. 請求項11に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記係合スリットと係合する前記押さえ部材には、前記係合スリットの外方にはみ出す、はみ出し部が形成されていることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り作用部は、幅が5〜10mm、長さが30〜70mmの拭き取り作用面を有していることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り部材を構成する繊維径は、1〜10μmであることを特徴とする生体関連物質採取器具。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の生体関連物質採取器具において、
    前記拭き取り部材は、少なくともポリエステル及びナイロンを含む繊維によって構成されていることを特徴とする生体関連物質採取器具。
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