JP2016047103A - 電気掃除機 - Google Patents

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Kazuhiro Furuta
和浩 古田
井澤 浩一
Koichi Izawa
浩一 井澤
裕樹 丸谷
Hiroki Marutani
裕樹 丸谷
浩太 渡邊
Kota Watanabe
浩太 渡邊
由紀 高橋
Yuki Takahashi
由紀 高橋
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Abstract

【課題】充電を禁止する時間帯を設定することで電力需給のピークシフトに寄与する一方で、次の運転に必要な電力を二次電池に確実に充電することができる電気掃除機を提案する。
【解決手段】電気掃除機1は、本体ケース25と、本体ケース25に収容されて吸込負圧を生じさせる電動送風機31と、本体ケース25に収容されて電動送風機31で消費される電力を蓄える二次電池26と、本体ケース25を接続または離脱可能であって、二次電池26へ送電する電路を有する充電台22と、二次電池26への充電を禁止する充電禁止時間帯TZpを設定可能であって、充電禁止時間帯TZpが予め定める運転間隔Cよりも短く、かつ次の運転に要する電力量を二次電池26へ充電するのに要する時間を運転間隔Cのうちに確保するよう充電禁止時間帯TZpが制限されている充電制御部41と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明に係る実施形態は、電気掃除機に関する。
予め設定された時間帯、例えば夜間時間帯には、静音モードで動作することによって騒音を抑える電気掃除機が知られている。
特開2000−197599号公報
ところで、電力需給の逼迫を避けるために、ピーク需要の時間帯を避け、夜間のように電力需要の比較的少ない時間帯に電力の使用を移動させたり、二次電池への充電を行ったりするピークシフトが知られている。家電製品の電力消費をピークシフトさせてピーク時間帯の電力需要を低減させることは、電力需給の逼迫を回避することに資する。特に、二次電池から電力を消費して動作する家電製品は、次に使用されるまでに適量の充電が実施されていれば使用上の問題はない。
二次電池から電力を消費して動作する家電製品として、例えば、コードレスクリーナ、ロボットクリーナ、カメラ、ムービーカメラがある。これらのなかでも、ロボットクリーナは、自律的に動作し、居室内を回遊しながら掃除して自動的に充電台に帰巣し、自動的に充電を開始する点において、他の家電製品とは性質を異にする。つまり、ロボットクリーナを除く他の充電式家電製品は、基本的には、使用者が意図的に充電台に接続することで二次電池の充電を開始させる一方、ロボットクリーナは、自律的に充電台へ帰巣して二次電池への充電を開始させる。つまり、ロボットクリーナは、充電台との接続過程において他の充電式家電製品にように使用者の意思が介在しない。したがって、ロボットクリーナを除く他の充電式家電製品は、充電台に接続するか否かという使用者の意思によって電力消費のピークシフトを行いやすい一方、ロボットクリーナでは、電力消費のピークシフトを行うためには、二次電池への充電を禁止する時間帯(以下、「充電禁止時間帯」をいう。)を予め設定して、自律的に制御させなければならない。
そして、ロボットクリーナのように、運転と充電とを毎日繰り返して行う家電製品においては、1日のうちに充電禁止時間帯を長く設定してしまうと、1日のうちの残り時間、つまり二次電池への充電が可能な時間で次の運転に必要な電力量の充電が完了しない状況が発生し、次の運転ができなくなったり、二次電池の残量が足りずに運転を中断せざるを得なくなったりして、所望の機能を発揮できなくなる。
そこで、本発明は、充電を禁止する時間帯を設定することで電力需給のピークシフトに寄与する一方で、次の運転に必要な電力を二次電池に確実に充電することができる電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電気掃除機は、本体ケースと、前記本体ケースに収容されて吸込負圧を生じさせる電動送風機と、前記本体ケースに収容されて前記電動送風機で消費される電力を蓄える二次電池と、前記本体ケースを接続または離脱可能であって、前記二次電池へ送電する電路を有する充電台と、前記二次電池への充電を禁止する充電禁止時間帯を設定可能であって、前記充電禁止時間帯が予め定める運転間隔よりも短く、かつ次の運転に要する電力量を前記二次電池へ充電するのに要する時間を前記運転間隔のうちに確保するよう前記充電禁止時間帯が制限されている充電制御部と、を備えている。
本発明の実施形態に係る電気掃除機を含む運転制御システムを示すシステム構成図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の自律型掃除ユニットを示すブロック図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の充電時間確保制御を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の充電時間確保制御の概念を示すタイムチャート。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の二次電池の充電特性を模式的に示す図。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機を含む運転制御システムを示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、運転制御システム2に通信可能に接続されている。
そして、運転制御システム2は、通信網5を経由して、遠隔操作端末6から電気掃除機1へ運転開始指示を含む通信信号を双方向通信する。また、運転制御システム2は、通信網5を経由して、構内端末7から電気掃除機1へ運転開始指示を含む通信信号を双方向通信する。
通信網5は、外部ネットワーク8と、構内通信網9と、構内通信網9と外部ネットワーク8との間で通信を中継する中継通信機器11と、外部ネットワーク8に通信可能に接続されるサーバ12と、を含んでいる。
構内通信網9は、中継通信機器11に一体化される無線または有線の通信網である。電気掃除機1および構内端末7は、構内通信網9に通信可能に接続されている。
外部ネットワーク8は、インターネット13を含んでいる。中継通信機器11、サーバ12、および遠隔操作端末6は、公衆電話網や携帯電話網などを介してインターネット13に接続されている。
サーバ12は、電気掃除機1と遠隔操作端末6との情報通信を仲介している。
サーバ12は、インターネット13を介して多数の電気掃除機1との間で通信している。サーバ12は、多数の電気掃除機1それぞれに識別子を付与している。電気掃除機1の使用者は、サーバ12が提供する識別子によって、遠隔操作端末6と自宅の電気掃除機1との間で双方向通信を確立する。
遠隔操作端末6は、公衆無線回線や携帯電話回線を介してインターネットに接続し、サーバ12との間で双方向通信可能な装置である。遠隔操作端末6は、電気掃除機1の掃除運転開始指示、一時停止指示、および停止指示の入力を受け付ける。また、遠隔操作端末6は、運転中、一時停止中、および停止中など、電気掃除機1の状態を通知する通信信号をサーバ12から取得して画面に出力する。
他方、電気掃除機1は、自律走行して居室内を掃除する自律型掃除ユニット21と、自律型掃除ユニット21の充電台22と、を備えている。
自律型掃除ユニット21は、いわゆるロボットクリーナである。自律型掃除ユニット21は、居室内の被掃除面を全域に渡って自律移動して塵埃を捕集し、この後、充電台22へ帰巣して次の掃除運転を待機する。自律型掃除ユニット21は、赤外線通信によって充電台22の相対的な位置を検出する。自律型掃除ユニット21は、中空円盤形状の本体ケース25に覆われ、本体ケース25内の二次電池26の電力を消費して自律走行する。
充電台22は、居室内の被掃除面上に設置されている。充電台22は、本体ケース25を接続または離脱可能であって、本体ケース25が接続された状態において、商用交流電源から二次電池26へ電力を導く電源コード27を備えている。電源コード27は、二次電池26へ送電する電路である。
また、自律型掃除ユニット21は、本体ケース25が充電台22に接続されて電源コード27から二次電池26への送電が可能になったか否かを判定する接続判定部28を備えている。接続判定部28は、接触式のセンサであっても良いし、非接触式のセンサであっても良い。
次に、本発明の実施形態に係る自律型掃除ユニット21について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の自律型掃除ユニットを示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る自律型掃除ユニット21は、中空円盤形状の本体ケース25と、本体ケース25の後部に設けられる塵埃容器29と、本体ケース25内に収容されて塵埃容器29に接続される電動送風機31と、被掃除面上の本体ケース25を移動させる移動部32と、移動部32を駆動させる駆動部33と、駆動部33を制御して被掃除面上の本体ケース25を自律で移動させる自律制御部35と、中継通信機器11との間で運転開始指示を含む通信信号を送受信する通信部36と、自律制御部35への指示入力を受け付ける入力部37と、通信信号に含まれる運転開始指示を通信部36から取得した自律制御部35が掃除運転を開始するときに、掃除運転を開始することを報知する報知部38と、電動送風機31、自律制御部35、および駆動部33で消費される電力を蓄える二次電池26と、を備えている。
塵埃容器29は、電動送風機31が発生させる吸込負圧によって本体ケース25底面の吸込口(図示省略)から吸い込まれる塵埃を蓄積する。塵埃容器29は、塵埃を濾過捕集するフィルタや、遠心分離(サイクロン分離)や直進分離などの慣性分離によって塵埃を蓄積する分離装置である。
電動送風機31は、二次電池26の電力を消費して駆動し、吸込負圧を生じさせる。
移動部32は、本体ケース25の底面に配置される左右一対の駆動輪(図示省略)と、本体ケース25の底面に配置される旋回輪(図示省略)と、を備えている。
駆動部33は、一対の駆動輪のそれぞれに接続される一対の電動機である。駆動部33は、左右の駆動輪をそれぞれ独立に駆動させる。
通信部36は、中継通信機器11から掃除運転開始指示、一時停止指示、および停止指示など、自律型掃除ユニット21に対する指示を含む通信信号を受信する一方、運転中、一時停止中、および停止中など、自律型掃除ユニット21の状態を通知する通信信号を送信する。
通信部36は、中継通信機器11との間で無線通信回線を確立して、自律型掃除ユニット21に対する指示を含む通信信号を受信する一方、自律型掃除ユニット21の状態を通知する通信信号を送信する。
入力部37は、本体ケース25に設けられる例えばスイッチの他に、赤外線を利用して指示入力するリモートコントローラであっても良い。
二次電池26は、電動送風機31、駆動部33、および自律制御部35の電源であり、これらへ供給される電力を蓄えている。
報知部38は、音声や警告音などの音、点灯や点滅などの光学的な表示によって、使用者や自律型掃除ユニット21周囲にいる第三者に掃除運転の開始を知らせる。なお、報知部38は、タイマー処理に従って掃除運転を開始する際にも、利用することができる。
自律制御部35は、マイクロプロセッサ(図示省略)、およびマイクロプロセッサが実行する各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備えている。自律制御部35は、電動送風機31および駆動部33に電気的に接続されている。自律制御部35は、入力部37から取得する指示内容、および通信部36から取得する指示内容に応じて電動送風機31および駆動部33を制御し、掃除を行う。
自律制御部35が実行する指示内容には、電気掃除機1の掃除運転開始指示、一時停止指示、掃除運転再開指示、および停止指示などが含まれている。自律制御部35は、これらの指示内容を入力部37および通信部36から取得する。なお、掃除運転再開指示とは、掃除運転の一時停止中の運転開始指示のことである。
また、自律制御部35は、計時部39を含み、電気掃除機1の掃除運転開始指示、一時停止指示、掃除運転再開指示、および停止指示をタイマー処理して使用者の所望する時宜に実行することもできる。自律制御部35は、掃除運転開始指示、一時停止指示、掃除運転再開指示、および停止指示などのタイマー処理を行うこと、あるいは行ったことを通信部36から通信網5を経て構内端末7、および遠隔操作端末6へ報知することができる。
さらに、自律制御部35は、通信信号に含まれる運転開始指示を通信部36から取得して掃除運転を開始するときに、掃除運転を開始すること、または開始したことを通信信号に含めて通信部36から中継通信機器11へ送信させる。掃除運転を開始すること、または開始したことを含む通信信号は、中継通信機器11から遠隔操作を指示した構内端末7、または遠隔操作端末6へ送信され、使用者に掃除運転が開始されたことを知らせる。
さらにまた、自律制御部35は、二次電池26への充電を禁止する充電禁止時間帯TZpを設定可能であって、充電禁止時間帯TZpが予め定める運転間隔Cよりも短く制限されている充電制御部41を含んでいる。運転間隔Cは、例えば1日、つまり24時間、1.5日、つまり36時間、2日、つまり48時間など、任意に設定される。運転間隔Cは、出荷時に予め自律制御部35の記憶部に記憶されていても良いし、入力部37を介して使用者が任意に設定するものであっても良い。
なお、説明を容易にするために以下、運転間隔C=1日、つまり24時間として説明を行う。
充電制御部41は、その時の時刻(現在時刻)が充電禁止時間帯TZpに含まれる場合には、電源コード27から二次電池26へ繋がる電路を開いて二次電池26への充電を禁止する。他方、充電制御部41は、その時の時刻(現在時刻)が二次電池26への充電が禁止されていない時間、換言すれば二次電池26への充電が許容されている時間帯(以下、「充電許容時間帯TZa」)に含まれる場合には、電源コード27から二次電池26へ繋がる電路を閉じて二次電池26を充電する。電気掃除機1は、これら充電制御によって、電気使用量がピークとなる時間帯における電気の使用を回避したり、電気料金が安くなる夜間に二次電池26を充電したりすることを可能にする。
充電禁止時間帯TZpは、入力部37から入力されたり、遠隔操作端末6または構内端末7から通信部36を経由して入力されたりして設定される。
また、充電禁止時間帯TZpは、例えば13:00から15:00のように運転間隔C=1日のうちで開始時刻と終了時刻と一対に有する1つの時間帯で設定されても良いし、例えば13:00から15:00、および18:00から23:00のように複数の時間帯で設定されても良い。充電禁止時間帯TZpは、開始時刻と終了時刻とを個別に指定して設定されても良いし、開始時刻と終了時刻とを一対に有する設定用時間帯を指定して設定されてもよい。
入力部37は、本体ケース25に設けられて充電制御部41に接続され、充電禁止時間帯TZpの設定を解除させる。解除動作は、充電禁止時間帯TZpの設定自体を解除するものであっても良いし、現時点において一時的に充電を強制的に開始させるものであっても良い。
報知部38は、充電制御部41に接続されている。報知部38は、充電禁止時間帯TZpであって二次電池26への充電が禁止されていることを使用者へ報知する。
通信部36は、充電制御部41に接続されている。通信部36は、構内通信網9と外部ネットワーク8との間で通信を中継する中継通信機器11との間で充電禁止時間帯TZpを含む通信信号を送受信する。
次に、本発明の実施形態に係る電気掃除機1の充電時間確保制御について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の充電時間確保制御を示すフローチャートである。
図4は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の充電時間確保制御の概念を示すタイムチャートである。
図3および4に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の充電制御部41は、充電禁止時間帯TZpの設定が入力されると(ステップS1)、次の運転に要する電力量Wnを二次電池26へ充電するのに要する時間(以下、「充電必要時間Tn」という)を運転間隔C=1日のうちに確保するよう充電禁止時間帯TZpを制限する(ステップS2からステップS4)。
具体的には、充電制御部41は、充電禁止時間帯TZpが入力部37から入力されたり、遠隔操作端末6または構内端末7から通信部36を経由して入力されたりすると(ステップS1)、二次電池26への充電が許容されている時間帯(以下、「充電許容時間帯TZa」)内に充電必要時間Tnが確保されているか否かを判断する(ステップS2)。
充電制御部41は、充電許容時間帯TZa内に充電必要時間Tnが確保可能(充電許容時間帯TZaの総時間≧充電必要時間Tn)な場合には(ステップS2 Yes)、充電禁止時間帯TZpを設定して(ステップS3)充電時間確保制御を終了する。他方、充電制御部41は、充電許容時間帯TZa内に充電必要時間Tnが確保できない場合には(ステップS2 No)、充電禁止時間帯TZpの入力を破棄して(ステップS4)充電時間確保制御を終了する。
なお、電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpの設定を受け付けたこと、または破棄したことは、報知部38や、通信部36を経由して遠隔操作端末6または構内端末7で表示させることによって使用者へ報知する。
また、電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpの開始時刻および終了時刻が入力部37、遠隔操作端末6および構内端末7から入力される際に、充電必要時間Tnを確保できる場合には充電禁止時間帯TZpの開始時刻および終了時刻の設定を受け付ける一方、充電必要時間Tnを確保できない場合には充電禁止時間帯TZpの開始時刻および終了時刻の少なくともいずれかの入力、または設定を受け付けないものであっても良い。
次に、本発明の実施形態に係る電気掃除機1の充電必要時間Tnについて説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の二次電池の充電特性を模式的に示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の二次電池26は、充電時間の経過とともに電池残量(充電量)を増す。なお、図5は、二次電池26の充電特性を模式的に直線で表現している。
そして、充電制御部41は、大きくは2つの方法で充電必要時間Tnを確保することによって、次の運転に要する電力量Wnを二次電池26へ充電する。
第一の方法として、充電制御部41は、二次電池26を満充電させるよう充電禁止時間帯TZpを制限することで充電必要時間Tnを確保する。
具体的には、充電制御部41は、二次電池26が空(充電量0%)の状態から満充電(充電量100%)の状態になるまでに掛かる時間Tfullを、充電必要時間Tnとして運転間隔C=1日のうちに確保する。例えば、二次電池26が空(充電量0%)の状態から満充電(充電量100%)の状態になるまでに掛かる時間Tfull=8時間の場合には、充電禁止時間帯TZpは、運転間隔C=1日当たり16時間を任意の時間帯に割り当てることができる。
また、充電制御部41は、二次電池26の残量r%に応じて満充電(充電量100%)の状態になるまでに掛かる時間Trを変化させて、充電必要時間Tnとして運転間隔C=1日のうちに確保する。例えば、二次電池26が残量r%=75%の状態から満充電(充電量100%)の状態になるまでに掛かる時間Tr=2時間の場合には、充電禁止時間帯TZpは、運転間隔C=1日当たり22時間を任意の時間帯に割り当てることができる。
第二の方法として、充電制御部41は、二次電池26の過去の電力消費量から運転間隔C=1日当たりの電力消費量を統計的に推定して必要充電量を算出し、充電禁止時間帯TZpを制限する。ここでいう必要充電量とは、次の運転に要する電力量Wnと同じ意味である。必要充電量の統計的な推定には、過去の電力消費量の平均値を用いたり、過去の電力消費量の分散を用いたりする。
そして、充電制御部41は、二次電池26が空(充電量0%)の状態から必要充電量が充電されるまでに掛かる時間tを、充電必要時間Tnとして運転間隔C=1日のうちに確保する。例えば、二次電池26の必要充電量が50%であって、充電に掛かる時間t=4時間の場合には、充電禁止時間帯TZpは、運転間隔C=1日当たり20時間を任意の時間帯に割り当てることができる。
また、充電制御部41は、二次電池26の残量r2%に応じて必要充電量が充電されるまでに掛かる時間t2を変化させて、充電必要時間Tnとして運転間隔C=1日のうちに確保する。例えば、二次電池26の必要充電量が50%、二次電池26の残量が25%であって、充電に掛かる時間t2=2時間の場合には、充電禁止時間帯TZpは、運転間隔C=1日当たり22時間を任意の時間帯に割り当てることができる。
本実施形態に係る電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpを設定できるため、電力需給が逼迫するピーク需要の時間帯を避け(ピークシフトし)て二次電池26を充電し、電力需給の平準化に寄与できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpを運転間隔C=1日当たり24時間よりも短く制限することによって、運転と充電とを毎日繰り返しても、二次電池26を確実に充電できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池26を満充電させるように充電禁止時間帯TZpを制限することによって、より確実に二次電池26を充電して所望の掃除機能を発揮できる。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池26が空の状態から満充電の状態になるまでに掛かる時間を運転間隔C=1日のうちに確保することによって、使用環境、使用条件、および使用状況によらず毎日、確実に二次電池26を満充電にして所望の掃除機能を発揮できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池26の残量に応じて満充電の状態になるまでに掛かる時間を変化させて運転間隔C=1日のうちに確保することによって、使用環境、使用条件、および使用状況を考慮した実質的な制限で充電禁止時間帯TZpを制限しつつ、毎日、確実に二次電池26を満充電にして所望の掃除機能を発揮できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池26の過去の電力消費量から運転間隔C=1日当たりの電力消費量を統計的に推定して必要充電量を算出し、充電禁止時間帯TZpを制限することによって、使用環境、使用条件、および使用状況を考慮した実質的な制限で充電禁止時間帯TZpを制限しつつ、毎日、確実に二次電池26を満充電にして所望の掃除機能を発揮できる。特に、部屋の大きさ、部屋数、家具などの置き場所などがほとんど変わらず、掃除対象範囲がほぼ一定している場合には、極めて有効である。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池26の残量に応じて必要充電量が充電されるまでに掛かる時間を変化させて運転間隔C=1日のうちに確保することによって、使用環境、使用条件、および使用状況を考慮した実質的な制限で充電禁止時間帯TZpを制限しつつ、毎日、確実に二次電池26を満充電にして所望の掃除機能を発揮できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、開始時刻と終了時刻とを指定して充電禁止時間帯TZpを設定できるため、充電可能な時間帯を設定する場合に比べて、電力需給が逼迫するピーク需要の時間帯を意識しつつ、充電を禁止させたい所望の時間帯を直接的に設定しやすい。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、開始時刻と終了時刻とを一対に有する設定用時間帯を指定して充電禁止時間帯TZpを設定できるため、充電可能な時間帯を設定する場合に比べて、電力需給が逼迫するピーク需要の時間帯を意識しつつ、充電を禁止させたい所望の時間帯をより直感的に設定しやすい。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、次の運転に要する電力量を二次電池26へ充電するのに要する時間を運転間隔C=1日のうちに確保できない場合には、充電禁止時間帯TZpの開始時刻および終了時刻の少なくともいずれかの入力、または設定を受け付けないことによって、充電を禁止させたい所望の時間帯をより直感的に設定しやすい。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpを含む通信信号を送受信する通信部36を備えることによって、使用者が外出先で電力需給の逼迫状況を知った場合であっても、外出先から充電禁止時間帯TZpを設定して電力需給の平準化に寄与できる。また、電力会社からの要請に基づいて、サーバ12の管理者から直接的に電気掃除機1へ充電禁止時間帯TZpを設定して電力需給の平準化に寄与することもできる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpであって二次電池26への充電が禁止されていることを報知する報知部38を備えることによって、充電台22に帰巣したものの充電が開始されない状態となって、使用者に違和感を生じさせたり、故障を疑わせたりすることを回避して、正常な動作下にあることを知らせることができる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、充電禁止時間帯TZpの設定を解除させる入力部37を備えることによって、使用者が突発的に二次電池26の充電を開始したい場合には、充電禁止時間帯TZpであっても任意に充電を開始させることができる。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、自律型のロボットクリーナであることによって、より高い効果が得られる。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、充電を禁止する時間帯を設定することで電力需給のピークシフトに寄与する一方で、次の運転に必要な電力を二次電池26に確実に充電することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 運転制御システム
5 通信網
6 遠隔操作端末
7 構内端末
8 外部ネットワーク
9 構内通信網
11 中継通信機器
12 サーバ
13 インターネット
21 自律型掃除ユニット
22 充電台
25 本体ケース
26 二次電池
27 電源コード
28 接続判定部
29 塵埃容器
31 電動送風機
32 移動部
33 駆動部
35 自律制御部
36 通信部
37 入力部
38 報知部
39 計時部
41 充電制御部

Claims (15)

  1. 本体ケースと、
    前記本体ケースに収容されて吸込負圧を生じさせる電動送風機と、
    前記本体ケースに収容されて前記電動送風機で消費される電力を蓄える二次電池と、
    前記本体ケースを接続または離脱可能であって、前記二次電池へ送電する電路を有する充電台と、
    前記二次電池への充電を禁止する充電禁止時間帯を設定可能であって、前記充電禁止時間帯が予め定める運転間隔よりも短く、かつ次の運転に要する電力量を前記二次電池へ充電するのに要する時間を前記運転間隔のうちに確保するよう前記充電禁止時間帯が制限されている充電制御部と、を備える電気掃除機。
  2. 前記充電制御部は、前記二次電池を満充電させるように前記充電禁止時間帯を制限する請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記充電制御部は、前記二次電池が空の状態から満充電の状態になるまでに掛かる時間を前記運転間隔のうちに確保する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記充電制御部は、前記二次電池の残量に応じて満充電の状態になるまでに掛かる時間を変化させて前記運転間隔のうちに確保する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  5. 前記充電制御部は、前記二次電池の過去の電力消費量から前記運転間隔当たりの電力消費量を統計的に推定して必要充電量を算出し、前記充電禁止時間帯を制限する請求項1に記載の電気掃除機。
  6. 前記充電制御部は、前記二次電池が空の状態から前記必要充電量が充電されるまでに掛かる時間を前記運転間隔のうちに確保する請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記充電制御部は、前記二次電池の残量に応じて前記必要充電量が充電されるまでに掛かる時間を変化させて前記運転間隔のうちに確保する請求項5に記載の電気掃除機。
  8. 前記充電禁止時間帯は、開始時刻と終了時刻とを指定して設定される請求項1から7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 前記充電禁止時間帯は、開始時刻と終了時刻とを一対に有する設定用時間帯を指定して設定される請求項1から8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  10. 次の運転に要する電力量を前記二次電池へ充電するのに要する時間を前記運転間隔のうちに確保できない場合には、前記充電禁止時間帯の開始時刻および終了時刻の少なくともいずれかの入力、または設定を受け付けない請求項8または9に記載の電気掃除機。
  11. 前記充電制御部に接続されて、構内通信網と外部ネットワークとの間で通信を中継する中継通信機器との間で前記充電禁止時間帯を含む通信信号を送受信する通信部を備える請求項1から10のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  12. 前記充電制御部に接続されて、前記充電禁止時間帯であって前記二次電池への充電が禁止されていることを報知する報知部を備える請求項1から11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  13. 前記本体ケースに設けられて前記充電制御部に接続され、前記充電禁止時間帯の設定を解除させる入力部を備える請求項1から12のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  14. 前記本体ケースを移動させる移動部と、
    前記移動部を駆動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御して前記本体ケースを自律で移動させる自律制御部と、を備える請求項1から13のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  15. 前記運転間隔は、24時間である請求項1から14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110573051A (zh) * 2017-05-19 2019-12-13 东芝生活电器株式会社 自主型电动吸尘器

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