JP2016046792A - 移動通信装置、無線通信方法および通信制御プログラム - Google Patents

移動通信装置、無線通信方法および通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスポイントへの意図しない接続を容易に抑制する。【解決手段】無線通信部1aは、アクセスポイント2からの受信信号の信号レベルを測定する。制御部1bは、アクセスポイント2に接続したときの接続時間を算出する。制御部1bは、接続時間に基づいて、アクセスポイント2に対して接続閾値T1または接続閾値T1より大きい接続閾値T2を対応付ける。制御部1bは、接続時間を算出した後、アクセスポイント2に接続していないとき、信号レベルと対応付けた接続閾値T1または接続閾値T2との比較に応じて、アクセスポイント2に接続するか否か判定する。【選択図】図1

Description

本発明は移動通信装置、無線通信方法および通信制御プログラムに関する。
現在、無線LAN(Local Area Network)に接続可能な移動通信装置が利用されている。無線LANでは、無線インタフェースを備えたアクセスポイント(基地局と言うこともある)が点在している。移動通信装置は、例えば、利用可能なアクセスポイントが近傍に存在するか探索する(スキャンと言うこともある)。所定条件を満たし受信信号レベルが接続閾値を超えるアクセスポイントが検出されると、移動通信装置は、自動的にまたはユーザからの指示に応じて当該アクセスポイントに接続して無線通信を行う。
アクセスポイントの選択に関して、移動通信装置が最も頻繁に利用するホームネットワークと移動先で利用するリモートネットワークとを区別する選択方法が提案されている。この選択方法では、移動通信装置は、ホームネットワークのドメインIDを予め記憶しておく。移動通信装置は、所要品質を満たすアクセスポイントの中にホームネットワークのドメインIDをもつものが存在する場合は、そのアクセスポイントを優先的に選択する。一方、移動通信装置は、ホームネットワークのドメインIDをもつものが存在しない場合は、異なるドメインIDをもつアクセスポイントに接続することを許容する。
また、アクセスポイントへの接続可否の判定に関して、無線リンク品質に応じて自動的に無線システムへの接続を開始するハンドオーバ方法が提案されている。このハンドオーバ方法では、ユーザは予め、無線システムのシステム識別子と対応付けて接続優先度を設定しておく。すると、システム識別子と対応付けて、接続優先度と負の相関をもつ接続閾値が算出される。移動通信装置は、ある無線システムが検出された場合、無線リンク品質がその無線システムのシステム識別子に対応する接続閾値を超えていれば当該無線システムに自動的に接続する。接続閾値が小さいほどその無線システムに接続されやすくなり、接続閾値が大きいほどその無線システムに接続されにくくなる。
特開平11−205342号公報 特開2004−304399号公報
上記のように、移動通信装置の中には、所定条件を満たし受信信号レベルが接続閾値を超えるアクセスポイントが検出されると自動的にそのアクセスポイントに接続するものがある。また、近年は店舗などの施設にアクセスポイントが設置されることが多くなり、街中に多数のアクセスポイントが点在していることがある。そのため、ユーザの移動中に移動通信装置は、様々なアクセスポイントへの接続と切断を繰り返し行ってしまうおそれがあるという問題がある。アクセスポイントへの接続と切断を繰り返すことは、移動通信装置の消費電力を増大させる可能性があり、また、携帯電話網などの他の無線システムを利用した無線通信に影響を与える(例えば、無線通信を寸断させる)可能性がある。
一方で、自宅やオフィスに設置されたアクセスポイントに対しては、迅速に接続され切断されにくくし、安定的に無線通信を行えるようにしたいという要求もある。この問題に対しては、上記の特許文献2に記載のように、ユーザが各アクセスポイントの接続優先度を設定し、アクセスポイントによって接続閾値を変える方法が考えられる。自宅やオフィスに設置されたアクセスポイントに対しては、接続優先度を高くする(接続閾値を低くする)ことで接続されやすくし、街中に点在するアクセスポイントに対しては、接続優先度を低くする(接続閾値を高くする)ことで接続されにくくできる。
しかし、特許文献2に記載の技術のようにユーザがアクセスポイント毎に接続優先度を設定することは、ユーザの設定操作の負担が大きいという問題がある。
1つの側面では、本発明は、アクセスポイントへの意図しない接続を容易に抑制できる移動通信装置、無線通信方法および通信制御プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、無線通信部と制御部とを有する移動通信装置が提供される。無線通信部は、アクセスポイントからの受信信号の信号レベルを測定する。制御部は、アクセスポイントに接続したときの接続時間を算出する。制御部は、接続時間に基づいて、アクセスポイントに対して第1の接続閾値または第1の接続閾値より大きい第2の接続閾値を対応付ける。制御部は、接続時間を算出した後、アクセスポイントに接続していないとき、信号レベルと対応付けた第1の接続閾値または第2の接続閾値との比較に応じて、アクセスポイントに接続するか否か判定する。
また、1つの態様では、移動通信装置が行う無線通信方法が提供される。
また、1つの態様では、コンピュータに実行させる通信制御プログラムが提供される。
1つの側面では、アクセスポイントへの意図しない接続を容易に抑制できる。
第1の実施の形態の移動通信装置を示す図である。 第2の実施の形態の移動通信システムを示す図である。 移動通信装置のハードウェア例を示すブロック図である。 アクセスポイントとの接続および切断の例を示す図である。 アクセスポイントとの接続時間の計測例を示す図である。 移動通信装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 接続実績テーブルおよびホームAPテーブルの例を示す図である。 閾値テーブルの例を示す図である。 接続可否判定の第1の例を示すシーケンス図である。 接続可否判定の第2の例を示すシーケンス図である。 自動接続の手順例を示すフローチャートである。 自動接続の手順例を示すフローチャート(続き)である。 手動接続の手順例を示すフローチャートである。 公衆APテーブルの例を示す図である。 個別接続閾値算出の第1の例を示すシーケンス図である。 個別接続閾値算出の第2の例を示すシーケンス図である。 受信強度算出の手順例を示すフローチャートである。 個別接続閾値算出の手順例を示すフローチャートである。 自動接続の他の手順例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の移動通信装置を示す図である。
第1の実施の形態の移動通信装置1は、アクセスポイント2,3に接続して無線通信を行うことができる。移動通信装置1は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末などの移動可能な無線端末装置である。アクセスポイント2,3は、例えば、無線LANに属する無線通信装置であり、基地局と呼ばれることもある。アクセスポイント2,3は、移動通信装置1と無線通信を行う無線インタフェースと、上位のネットワークと通信を行う有線インタフェースまたは他の無線インタフェースを備え、移動通信装置1のデータを中継する。
移動通信装置1は、無線通信部1aおよび制御部1bを有する。
無線通信部1aは、アクセスポイント2,3と無線通信を行うことができる無線インタフェースである。無線通信部1aは、移動通信装置1が何れのアクセスポイントにも接続していないとき、移動通信装置1の周辺に存在するアクセスポイントを探索する。アクセスポイントの探索は、スキャンと言うことがある。また、無線通信部1aは、検出されたアクセスポイントからの受信信号の信号レベルを測定する。信号レベルは、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)などの指標値を用いて表現できる。
制御部1bは、無線通信部1aを用いたアクセスポイント2,3への接続を制御する。制御部1bは、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサを含んでもよい。また、制御部1bは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの特定用途の電子回路を含んでもよい。プロセッサは、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶された通信制御プログラムを実行する。なお、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を「プロセッサ」と呼ぶこともある。
ここで、制御部1bは、アクセスポイント2に接続したとき、接続時間を算出する。「接続時間」は、アクセスポイント2との接続が確立されてから切断されるまでの1回の接続の時間であってもよい。また、「接続時間」は、他のアクセスポイントに切り替えずにアクセスポイント2に接続していた累積の時間であってもよい。後者の場合、アクセスポイント2との接続が一時的に切断されても、「接続時間」はリセットされない。同様に、制御部1bは、アクセスポイント3に接続したとき、接続時間を算出する。
アクセスポイント2の接続時間が算出されると、制御部1bは、接続時間に基づいて、アクセスポイント2に対して接続閾値T1(第1の接続閾値)または接続閾値T2(第2の接続閾値)を対応付ける。接続閾値T1,T2は、信号レベルについての閾値である。接続閾値T2は、接続閾値T1よりも大きい。例えば、制御部1bは、接続時間が所定の時間閾値を超える場合(すなわち、接続時間が長い場合)、アクセスポイント2に対して接続閾値T1(すなわち、小さい接続閾値)を対応付ける。一方、例えば、制御部1bは、接続時間が所定の時間閾値以下である場合(すなわち、接続時間が短い場合)、アクセスポイント2に対して接続閾値T2(すなわち、大きい接続閾値)を対応付ける。
同様に、アクセスポイント3の接続時間が算出されると、制御部1bは、接続時間に基づいて、アクセスポイント3に対して接続閾値T1または接続閾値T2を対応付ける。なお、アクセスポイント2,3に対して接続閾値T1,T2を対応付けるタイミングは、接続時間が算出された直後でもよいし、次にアクセスポイント2,3が検出されたとき(アクセスポイント2,3に再接続する可能性があるとき)でもよい。
アクセスポイント2の接続時間が算出された後、何れのアクセスポイントにも接続しておらず、スキャンによってアクセスポイント2が検出されると、制御部1bは、アクセスポイント2に再接続するか否か判定する。このとき、制御部1bは、アクセスポイント2からの受信信号の信号レベルとアクセスポイント2に対応付けた接続閾値(接続閾値T1または接続閾値T2)とを比較する。例えば、制御部1bは、信号レベルが接続閾値を超えている場合、アクセスポイント2に接続することを許容する。同様に、アクセスポイント3の接続時間が算出された後、何れのアクセスポイントにも接続しておらず、スキャンによってアクセスポイント3が検出されると、制御部1bは、対応付けられた接続閾値を用いてアクセスポイント3に再接続するか否か判定する。
一例として、移動通信装置1とアクセスポイント2との接続時間が短く、移動通信装置1とアクセスポイント3との接続時間が長い場合を考える。
接続時間の短いアクセスポイント2は、街中の店舗などに設置されておりユーザが頻繁には利用しないものである可能性が高い。また、アクセスポイント2に接続閾値T2を対応付けると、移動通信装置1はアクセスポイント2に十分に近付かなければ接続することができず、接続しづらいと言うことができる。よって、接続時間の短いアクセスポイント2に接続閾値T2を対応付けることで、移動通信装置1は、移動中に偶然近くを通過したに過ぎないアクセスポイント2に対して接続しづらくなると期待される。
接続時間の長いアクセスポイント3は、ユーザの自宅やオフィスなどに設置されておりユーザが頻繁に利用するものである可能性が高い。また、アクセスポイント3に接続閾値T1を対応付けると、移動通信装置1はアクセスポイント3から比較的離れていても接続することができ、接続しやすいと言うことができる。よって、接続時間の長いアクセスポイント3に接続閾値T1を対応付けることで、移動通信装置1は、自宅やオフィスなどの頻繁に利用するアクセスポイント3に対して接続しやすくなると期待される。
第1の実施の形態の移動通信装置1によれば、アクセスポイント2,3それぞれの接続時間が算出され、接続時間に応じて異なる接続閾値がアクセスポイント2,3に対応付けられる。例えば、アクセスポイント3に対して接続閾値T1が対応付けられ、アクセスポイント2に対して接続閾値T1より大きい接続閾値T2が対応付けられる。
これにより、移動通信装置1が移動中に偶然アクセスポイント2を検出しても、ユーザの意図に反してアクセスポイント2に接続するのを抑制できる。また、ユーザの自宅やオフィスなどでは、移動通信装置1がアクセスポイント3に迅速に接続して安定的に無線通信を行うことが可能となる。また、接続時間に基づいてアクセスポイント2,3に対応付ける接続閾値が自動的に決定されるため、ユーザが個々のアクセスポイントに対して接続閾値を設定する操作を行わなくてもよく、ユーザの操作負担を軽減することができる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の移動通信システムを示す図である。
第2の実施の形態の移動通信システムは、無線LAN10、携帯電話網20および移動通信装置100を有する。無線LAN10は、アクセスポイント11,12を含む複数のアクセスポイントを有する。携帯電話網20は、基地局21を含む複数の基地局を有する。なお、移動通信装置100は、第1の実施の形態の移動通信装置1の一例である。アクセスポイント11,12は、第1の実施の形態のアクセスポイント2,3の一例である。
アクセスポイント11,12は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11シリーズの規格に準拠した無線通信を行う無線通信装置である。アクセスポイント11,12は、基地局と呼ばれることもある。準拠する規格としては、例えば、IEEE802.11g,IEEE802.11n,IEEE802.11acなどが挙げられる。Wi−Fiに準拠していてもよい。アクセスポイント11,12は、携帯電話網20の無線エリアの一部分を局所的にカバーする。無線LAN10の無線エリアは、携帯電話網20の無線エリア内に点在しているとも言える。アクセスポイント11,12は、有線ネットワークに接続されており、移動通信装置100と有線ネットワークとの間でデータを中継する。例えば、アクセスポイント11,12は、IP(Internet Protocol)を用いてデータ通信を行うデータ通信網に接続されている。
基地局21は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の規格に準拠した無線通信を行う無線通信装置である。準拠する規格としては、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)などが挙げられる。基地局21は、無線LAN10の無線エリアを含む広域の無線エリアをカバーする。基地局21は、マクロセルを形成するとも言える。基地局21は、有線ネットワークに接続されており、移動通信装置100と有線ネットワークとの間でデータを中継する。例えば、基地局21は、アクセスポイント11,12と同じデータ通信網に接続される。
移動通信装置100は、無線LAN10を利用する無線インタフェースと携帯電話網20を利用する無線インタフェースの両方を備えた、移動可能な無線通信装置である。移動通信装置100として、例えば、携帯電話機、スマートフォン、PDA、タブレット端末など、ユーザが操作するユーザ端末装置が挙げられる。移動通信装置100は、無線LAN10または携帯電話網20を介して、データ通信網に属するサーバ装置にアクセスし、Webページや静止画像や動画像などのデータを受信することができる。
例えば、移動通信装置100は、基地局21を介してデータ通信網からデータを受信する。ただし、アクセスポイント11の無線エリアに入ると、移動通信装置100は、アクセスポイント11に接続し、基地局21の代わりにアクセスポイント11を介してデータ通信網からデータを受信する。同様に、アクセスポイント12の無線エリアに入ると、移動通信装置100は、アクセスポイント12に接続し、基地局21の代わりにアクセスポイント12を介してデータ通信網からデータを受信する。すなわち、移動通信装置100は、無線LAN10が利用できるときは原則として無線LAN10を優先的に利用する。
なお、各アクセスポイントには、識別情報としてBSSIDとESSIDが付与されている。BSSIDは、個々のアクセスポイントを物理的に識別する48ビット数値であり、通常はそのアクセスポイントのMAC(Medium Access Control)アドレスが用いられる。ESSIDは、1または2以上のアクセスポイントの集合を論理的に識別する32文字以下の英数字である。例えば、ある通信事業者が提供する無線LANサービスに属する複数のアクセスポイントに、同じESSIDが付与されることがある。
図3は、移動通信装置のハードウェア例を示すブロック図である。
移動通信装置100は、無線通信部101,102、CPU103、RAM104、不揮発性メモリ105、ディスプレイ106、キーパッド107、音声信号処理部108、スピーカ108a、マイクロホン108bおよびバス109を有する。無線通信部101,102、CPU103、RAM104、不揮発性メモリ105、ディスプレイ106、キーパッド107および音声信号処理部108は、バス109に接続されている。スピーカ108aおよびマイクロホン108bは、音声信号処理部108に接続されている。なお、無線通信部101は、第1の実施の形態の無線通信部1aの一例である。CPU103は、第1の実施の形態の制御部1bの一例である。
無線通信部101は、無線LAN10の通信方式に従って無線通信を行う無線インタフェースである。無線通信部101は、CPU103からの指示に応じてアクセスポイントをスキャンし、スキャン結果をCPU103に報告する。スキャンにおいて、無線通信部101は、検出したアクセスポイントそれぞれの受信信号強度を測定する。受信信号強度を示す指標値として、第2の実施の形態ではRSSIを用いる。スキャン結果には、検出されたアクセスポイントのBSSIDやESSID、RSSIなどが含まれる。また、無線通信部101は、CPU103から指示されたアクセスポイントに接続する処理を行う。これにより、当該アクセスポイントを介したデータ通信が可能となる。
無線通信部102は、携帯電話網20の通信方式に従って無線通信を行う無線インタフェースである。無線通信部102は、CPU103からの指示に応じて基地局21に接続し、基地局21を介したデータ通信を行うことができる。移動通信装置100が無線LAN10の何れのアクセスポイントにも接続していないとき、データ通信は無線通信部102を用いて行われる。一方、移動通信装置100が無線LAN10の何れかのアクセスポイントに接続しているとき、データ通信は無線通信部101を用いて行われる。
CPU103は、プログラムの命令を実行するプロセッサである。CPU103は、不揮発性メモリ105に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM104にロードし、プログラムに応じた処理を行う。なお、CPU103は複数のプロセッサコアを備えてもよく、移動通信装置100は複数のプロセッサを備えてもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を「プロセッサ」と呼んでもよい。
RAM104は、CPU103が実行するプログラムやプログラムから参照されるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、移動通信装置100は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
不揮発性メモリ105は、OS(Operating System)やミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、および、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。プログラムには、無線通信部101による無線通信を制御する通信制御プログラムが含まれる。不揮発性メモリ105として、例えば、フラッシュメモリを用いることができる。ただし、移動通信装置100は、HDD(Hard Disk Drive)など他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
ディスプレイ106は、CPU103からの指示に応じて、Webページや静止画像や動画像などのコンテンツ、および、操作画面を表示する。ディスプレイ106としては、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなど、様々な種類のディスプレイを使用できる。
キーパッド107は、ユーザからの入力を受け付ける入力装置である。キーパッド107は、1または2以上のキーを備え、ユーザによって押下されたキーを示す入力信号をCPU103に出力する。なお、移動通信装置100は、キーパッド107に代えてまたはキーパッド107と共に、タッチパネルなどの他の入力装置を有してもよい。例えば、タッチパネルは、ディスプレイ106に重ねて設置される。タッチパネルは、ディスプレイ106に対するタッチ操作を検出し、タッチ位置をCPU103に通知する。
音声信号処理部108は、CPU103からの指示に応じて音声信号を処理する。音声信号処理部108は、デジタルの音声データを取得し、アナログの音声信号に変換してスピーカ108aに出力する。また、音声信号処理部108は、マイクロホン108bからアナログの音声信号を取得し、デジタルの音声データに変換する。
スピーカ108aは、音声信号処理部108から音声信号としての電気信号を取得し、物理振動に変換して音を再生する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、通話相手の声や背景雑音が再生される。マイクロホン108bは、音の物理振動を電気信号に変換し、音声信号としての電気信号を音声信号処理部108に出力する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、ユーザの声や背景雑音がマイクロホン108bから入力される。
次に、移動通信装置100がスキャンによってアクセスポイント11,12の何れかを検出した場合に、検出したアクセスポイントに接続するか否かの判定について説明する。第2の実施の形態では、アクセスポイント11は、街中の店舗に設置されたアクセスポイントであって、移動通信装置100のユーザが頻繁には使用しないものであるとする。また、アクセスポイント12は、ユーザの自宅またはオフィスに設置されたアクセスポイントであって、ユーザが頻繁に使用するものであるとする。以下では、前者を公衆アクセスポイントと呼ぶことがあり、後者をホームアクセスポイントと呼ぶことがある。
図4は、アクセスポイントとの接続および切断の例を示す図である。
移動通信装置100は、ホームアクセスポイントであるアクセスポイント12には、アクセスポイント12からの受信信号の信号レベルを示すRSSIが接続閾値Th11を超えたときに接続する。また、移動通信装置100は、アクセスポイント12との接続を、RSSIが切断閾値Th21以下になったときに切断する。切断閾値Th21は、接続閾値Th11よりも小さい。移動通信装置100がアクセスポイント12に近付くように移動した場合、RSSIが徐々に大きくなり、位置31でアクセスポイント12に接続される。また、移動通信装置100がアクセスポイント12から離れるように移動した場合、RSSIが徐々に小さくなり、位置32でアクセスポイント12から切断される。
一方、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントであるアクセスポイント11には、アクセスポイント11からの受信信号の信号レベルを示すRSSIが接続閾値Th12を超えたときに接続する。また、移動通信装置100は、アクセスポイント11との接続を、RSSIが切断閾値Th22以下になったときに切断する。切断閾値Th22は、接続閾値Th12よりも小さい。移動通信装置100がアクセスポイント11に近付くように移動した場合、RSSIが徐々に大きくなり、位置33でアクセスポイント11に接続される。また、移動通信装置100がアクセスポイント11から離れるように移動した場合、RSSIが徐々に小さくなり、位置34でアクセスポイント11から切断される。
ここで、接続閾値Th12は、接続閾値Th11よりも大きい。よって、アクセスポイント11と位置33との間の距離は、アクセスポイント12と位置31との間の距離より小さい。すなわち、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントであるアクセスポイント11には、ホームアクセスポイントであるアクセスポイント12よりも接続しづらい。その結果、移動通信装置100は、アクセスポイント11の設置された店舗の近くを偶然通過しても、アクセスポイント11に接続する可能性が小さくなる。
また、切断閾値Th22は、切断閾値Th21よりも大きい。よって、アクセスポイント11と位置34との間の距離は、アクセスポイント12と位置32との間の距離より小さい。すなわち、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントであるアクセスポイント11からは、ホームアクセスポイントであるアクセスポイント12よりも切断しやすい。その結果、移動通信装置100は、店舗に入ってアクセスポイント11に接続した場合であっても、店舗を出るとすぐにアクセスポイント11から切断する可能性が大きい。
なお、例えば、接続閾値Th11を−80dBm、切断閾値Th21を−85dBm、接続閾値Th12を−60dBm、切断閾値Th22を−65dBm程度とすることが考えられる。このような接続閾値は、例えば、あるアクセスポイントと測定装置との間の距離を変えながら測定装置においてRSSIを実測し、実測データに基づいて決定することが考えられる。ただし、電波は人体などの物体を通過すると減衰するため、街中の混雑度などを予測して実測データを補正するようにしてもよい。また、切断閾値は、例えば、接続閾値より所定値(例えば、5dBm)だけ小さい値に設定することが考えられる。
ところで、第2の実施の形態では、移動通信装置100は、あるアクセスポイントがホームアクセスポイントであるか公衆アクセスポイントであるかを、当該アクセスポイントとの接続時間の実績に基づいて自動的に推定する。ホームアクセスポイントと推定されたアクセスポイントに対しては、接続閾値Th11および切断閾値Th21が対応付けられることになる。一方、公衆アクセスポイントと推定されたアクセスポイントに対しては、接続閾値Th12および切断閾値Th22が対応付けられることになる。
図5は、アクセスポイントとの接続時間の計測例を示す図である。
移動通信装置100は、あるアクセスポイントに接続したとき、当該アクセスポイントとの接続時間を算出する。ここで、「接続時間」は、移動通信装置100が他のアクセスポイントに切り替えることなく接続した累積の時間である。よって、「接続時間」は、一時的に切断が発生しても、直後に同じアクセスポイントに再接続されればリセットされない。一方、切断後に異なるアクセスポイントに接続されるとリセットされる。移動通信装置100は、接続時間が長いアクセスポイントをホームアクセスポイントと判定し、接続時間が短いアクセスポイントを公衆アクセスポイントと判定する。
例えば、移動通信装置100が、時刻41においてアクセスポイント12に接続し、一時的に切断した後、時刻42においてアクセスポイント12に再接続したとする。更に、移動通信装置100が、一時的に切断した後、時刻43においてアクセスポイント12に再接続し、一時的に切断した後、時刻44においてアクセスポイント12に再接続したとする。この場合、時刻42〜44においては、接続時間のカウントはリセットされない。よって、時刻41〜44から始まる4つの区間(それぞれ連続してアクセスポイント12に接続していた区間)の合計時間が所定時間(例えば、1時間)を超えていると、移動通信装置100は、アクセスポイント12をホームアクセスポイントであると判定する。
また、例えば、移動通信装置100が、時刻45においてアクセスポイント11に接続し、一時的に切断した後、時刻46において他のアクセスポイントに接続し、一時的に切断した後、時刻47においてアクセスポイント11に再接続したとする。この場合、時刻46,47において、接続時間のカウントがリセットされる。よって、時刻45,47から始まる2つの区間の何れも所定時間(例えば、1時間)以下であると、移動通信装置100は、アクセスポイント11を公衆アクセスポイントであると判定する。
次に、移動通信装置100の接続制御機能について説明する。
図6は、移動通信装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
移動通信装置100は、記憶部110、受信強度判定部121、接続制御部122およびタイマ管理部123を有する。記憶部110は、例えば、RAM104または不揮発性メモリ105に確保した記憶領域として実現することができる。受信強度判定部121、接続制御部122およびタイマ管理部123は、例えば、CPU103が実行する通信制御プログラムのモジュールとして実現することができる。
記憶部110は、接続制御に用いられる制御情報を記憶する。制御情報には、接続実績テーブル111、ホームAPテーブル112および閾値テーブル113が含まれる。
接続実績テーブル111には、ユーザの指示に応じて移動通信装置100が過去に接続したアクセスポイントのESSIDが登録される。接続実績テーブル111に登録されたESSIDをもつアクセスポイント、すなわち、接続実績のあるアクセスポイントと同種の(例えば、管理する通信事業者が同じである)アクセスポイントには、ユーザからの指示がなくても自動的に接続され得る。ホームAPテーブル112には、ホームアクセスポイントのBSSIDが登録される。各アクセスポイントがホームアクセスポイントであるか否かは、接続制御部122によって判定される。閾値テーブル113には、接続制御に用いられる閾値(例えば、前述の接続閾値Th11,Th12)が登録される。閾値は、移動通信装置100の製造時や出荷時などに予め設定されてもよい。また、閾値は、移動通信装置100の出荷後、ソフトウェアのアップデート時に更新されてもよい。
受信強度判定部121は、無線通信部101がアクセスポイントのスキャンを行うと、スキャン結果を無線通信部101から取得する。スキャン結果には、検出されたアクセスポイントのBSSIDおよびESSIDと、測定されたRSSIとが含まれる。受信強度判定部121は、移動通信装置100が何れのアクセスポイントにも接続していないときにスキャン結果を取得すると、測定されたRSSIと複数の接続閾値のうち最も小さいもの(例えば、接続閾値Th11)とを比較する。RSSIが最小の接続閾値を超えている場合、受信強度判定部121は、スキャン結果を接続制御部122に通知する。
接続制御部122は、無線通信部101によるアクセスポイントのスキャンおよびアクセスポイントへの接続・切断を制御する。接続制御部122は、無線LAN通信がONに設定されており移動通信装置100が何れのアクセスポイントにも接続していない場合、定期的に(例えば、150秒周期で)無線通信部101にスキャンを指示する。受信強度判定部121からスキャン結果を取得すると、接続制御部122は、検出されたアクセスポイントに接続するか否か判定する。検出されたアクセスポイントに接続することを決定すると、接続制御部122は、無線通信部101に接続を指示する。
接続可否の判定において、接続制御部122は、検出されたアクセスポイントのESSIDが接続実績テーブル111に登録されているか(接続実績があるか)確認する。接続実績がないESSIDをもつアクセスポイントは、接続不可と判定される。接続実績がある場合、接続制御部122は、測定されたRSSIと閾値テーブル113に登録された接続閾値とを比較する。RSSIが接続閾値以下である場合は接続不可と判定され、RSSIが接続閾値を超える場合は接続可と判定される。このとき、検出されたアクセスポイントのBSSIDがホームAPテーブル112に登録されている場合、すなわち、ホームアクセスポイントと推定される場合には、低い接続閾値が選択される。一方、検出されたアクセスポイントのBSSIDがホームAPテーブル112に登録されていない場合、すなわち、公衆アクセスポイントと推定される場合には、高い接続閾値が選択される。
また、接続制御部122は、ユーザからの要求に応じて無線通信部101にスキャンを指示する。受信強度判定部121からスキャン結果を取得すると、接続制御部122は、検出されたアクセスポイントのリストをディスプレイ106に表示する。ユーザがリストの中から何れかのアクセスポイントを選択すると、接続制御部122は、選択されたアクセスポイントへの接続を無線通信部101に指示する。
また、接続制御部122は、何れかのアクセスポイントに接続すると、図5に示した方法によって接続時間を算出する。そして、接続制御部122は、算出した接続時間に基づいて、当該アクセスポイントがホームアクセスポイントであるか公衆アクセスポイントであるか推定する。接続時間が長い場合はホームアクセスポイントであると推定され、接続時間が短い場合は公衆アクセスポイントであると推定される。接続制御部122は、ホームアクセスポイントのBSSIDをホームAPテーブル112に登録する。
タイマ管理部123は、タイマ機構(例えば、OSのタイマ機能やハードウェアタイマなど)を利用して、スキャンのタイミングなどを管理する。タイマ管理部123は、接続制御部122などの他のユニットから指定時間を含むタイマ要求を受け付ける。タイマ管理部123は、タイマ要求を受け付けた時点から指定時間だけ経過すると、タイマ要求を発行したユニットに対してタイマ割り込みを出力する。
図7は、接続実績テーブルおよびホームAPテーブルの例を示す図である。
接続実績テーブル111は、ESSIDのリストを含む。接続実績テーブル111には、過去にユーザからの指示に応じて接続したことのあるアクセスポイントのESSIDが登録される。図7の例では、接続実績テーブル111に「ESSID_00」と「ESSID_01」が登録されている。なお、接続実績テーブル111に、ESSIDに代えてまたはESSIDと共に、過去に接続したことのあるアクセスポイントのBSSIDを登録するようにしてもよい。その場合、移動通信装置100は、過去にユーザが選択したアクセスポイントと同じBSSIDをもつアクセスポイント(すなわち、物理的に同一のアクセスポイント)に限定して、自動的に接続することを許容するようにしてもよい。
ホームAPテーブル112は、BSSIDのリストを含む。ホームAPテーブル112には、ホームアクセスポイントであると推定されたアクセスポイントのBSSIDが登録される。図7の例では、ホームAPテーブル112に「BSSID_00」と「BSSID_01」が登録されている。なお、ユーザ操作によってホームAPテーブル112に直接、自宅またはオフィスのアクセスポイントのBSSIDを登録してもよい。
以下、第2の実施の形態について、アクセスポイント11には「ESSID_00」および「BSSID_02」が付与されており、アクセスポイント12には「ESSID_01」および「BSSID_00」が付与されているものとして説明することがある。
図8は、閾値テーブルの例を示す図である。
閾値テーブル113は、閾値名とその値であるRSSIとの組のリストを含む。閾値には、ホームAP接続閾値と公衆AP接続閾値とが含まれる。ホームAP接続閾値は、前述の接続閾値Th11に相当し、検出されたホームアクセスポイントへの接続可否を判定するRSSIの基準値である。公衆AP接続閾値は、前述の接続閾値Th12に相当し、検出された公衆アクセスポイントへの接続可否を判定するRSSIの基準値である。
図8の例では、閾値テーブル113に、ホームAP接続閾値として「RSSI_00」が登録され、公衆AP接続閾値として「RSSI_20」が登録されている。なお、第2の実施の形態のRSSIに関する2桁の数値は、RSSIに比例しRSSIが大きいほど大きい値をとるものとする。よって、図8に示した公衆AP接続閾値は、ホームAP接続閾値よりも大きい。例えば、ホームAP接続閾値=RSSI_00は−80dBmに相当し、公衆AP接続閾値=RSSI_20は−60dBmに相当する。
なお、ホームアクセスポイントからの切断要否を判定するRSSIの基準値であるホームAP切断閾値は、ホームAP接続閾値より所定幅(例えば、5dBm)だけ小さい値とすることが考えられる。また、公衆アクセスポイントからの切断要否を判定するRSSIの基準値である公衆AP切断閾値は、公衆AP接続閾値より所定幅(例えば、5dBm)だけ小さい値とすることが考えられる。図8の例では、ホームAP切断閾値および公衆AP切断閾値は、ホームAP接続閾値および公衆AP接続閾値から算出できるため、閾値テーブル113に登録していない。ただし、ホームAP切断閾値および公衆AP切断閾値を閾値テーブル113に登録するようにしてもよい。
次に、アクセスポイント11,12の接続可否の判定方法について説明する。
図9は、接続可否判定の第1の例を示すシーケンス図である。
ここでは、移動通信装置100は、アクセスポイントのスキャンとしてアクティブスキャンを行うことを考える。アクティブスキャンでは、移動通信装置100は、プローブ要求と呼ばれるメッセージを送信する。プローブ要求を受信したアクセスポイントは、プローブ要求に対してプローブ応答と呼ばれるメッセージを返信する。プローブ応答には、送信元のアクセスポイントのESSIDやBSSIDが含まれる。移動通信装置100は、プローブ応答を受信することで、アクセスポイントの存在を検知することができる。
ただし、移動通信装置100は、アクセスポイントのスキャンとしてパッシブスキャンを行うことも可能である。パッシブスキャンでは、各アクセスポイントは、所定周期でビーコンと呼ばれるメッセージを送信する。ビーコンには、送信元のアクセスポイントのESSIDやBSSIDが含まれる。移動通信装置100は、受信信号を一定期間監視してビーコンを検出することで、アクセスポイントの存在を検知することができる。
ユーザからの要求によらずに自動的に何れかのアクセスポイントに接続しようとする場合、接続制御部122は、前回のスキャンから所定時間経過したとき、無線通信部101にスキャンを指示する(S10)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。ここでは、移動通信装置100の周辺に、公衆アクセスポイントであるアクセスポイント11が存在しているとする。すると、無線通信部101は、アクセスポイント11からプローブ応答を受信する(S11)。
無線通信部101は、プローブ応答を受信したときのRSSIを測定する。測定されたRSSIは「RSSI_12」であるとする。また、プローブ応答には、「ESSID_00」と「BSSID_02」が含まれているとする。すると、無線通信部101は、「ESSID_00」と「BSSID_02」と「RSSI_12」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。受信強度判定部121は、測定されたRSSIが最小の接続閾値(ホームAP接続閾値)を超えている、すなわち、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S12)。
接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_00」が接続実績テーブル111に登録されていることを確認する。次に、接続制御部122は、スキャン結果の「BSSID_02」がホームAPテーブル112に登録されていないことを確認し、接続閾値として公衆AP接続閾値を選択する。すると、接続制御部122は、測定されたRSSIが公衆AP接続閾値以下である、すなわち、RSSI_12≦RSSI_20であることを確認し、検出されたアクセスポイント11が接続不可であると判定する(S13)。
一方、ユーザ操作によって無線LAN利用の要求を受け付けると、接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する(S14)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。無線通信部101は、ステップS11と同様に、アクセスポイント11からプローブ応答を受信する(S15)。このとき測定されるRSSIは、ステップS11と同様にRSSI_12であるとする。
すると、無線通信部101は、「ESSID_00」と「BSSID_02」と「RSSI_12」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。受信強度判定部121は、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S16)。接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_00」をディスプレイ106に表示する(S17)。他のアクセスポイントも検出されていれば、当該他のアクセスポイントのESSIDもディスプレイ106に表示する。
ディスプレイ106に表示したESSIDの中から、アクセスポイント11に対応する「ESSID_00」をユーザが選択すると、接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント11への接続を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント11との間で接続の手続きを行う(S18)。これにより、移動通信装置100とアクセスポイント11との間にコネクションが確立され、パケット通信が可能となる。
図10は、接続可否判定の第2の例を示すシーケンス図である。
ユーザからの要求によらずに自動的に何れかのアクセスポイントに接続しようとする場合、接続制御部122は、前回のスキャンから所定時間経過したとき、無線通信部101にスキャンを指示する(S20)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。ここでは、移動通信装置100の周辺に、ホームアクセスポイントであるアクセスポイント12が存在しているとする。すると、無線通信部101は、アクセスポイント12からプローブ応答を受信する(S21)。
無線通信部101は、プローブ応答を受信したときのRSSIを測定する。測定されたRSSIは「RSSI_12」であるとする。また、プローブ応答には、「ESSID_01」と「BSSID_00」が含まれているとする。すると、無線通信部101は、「ESSID_01」と「BSSID_00」と「RSSI_12」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。受信強度判定部121は、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S22)。
接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_01」が接続実績テーブル111に登録されていることを確認する。次に、接続制御部122は、スキャン結果の「BSSID_00」がホームAPテーブル112に登録されていることを確認し、接続閾値としてホームAP接続閾値を選択する。すると、接続制御部122は、測定されたRSSIがホームAP接続閾値を超えている、すなわち、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、検出されたアクセスポイント12が接続可であると判定する(S23)。接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント12への接続を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント12との間で接続の手続きを行う(S24)。
このように、ユーザからの要求によらずに自動的にアクセスポイントに接続し得る自動接続処理では、公衆アクセスポイントが検出されると、測定したRSSIと大きい接続閾値とが比較される。よって、自動接続処理では、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントに接続しづらくなる。一方、ホームアクセスポイントが検出されると、測定したRSSIと小さい接続閾値とが比較される。よって、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントと比べてホームアクセスポイントには接続しやすい。ただし、ユーザ操作に応じてアクセスポイントに接続する手動接続処理では、公衆アクセスポイントが検出された場合も、測定したRSSIと小さい接続閾値とが比較される。よって、手動接続処理では、移動通信装置100は、公衆アクセスポイントにも接続しやすくなる。
図11は、自動接続の手順例を示すフローチャートである。
(S110)接続制御部122は、次のスキャンのタイミングを待つ。例えば、スキャンは150秒周期で行う。タイミング管理には、タイマ管理部123を用いてもよい。
(S111)接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する。
(S112)受信強度判定部121は、無線通信部101からスキャン結果を取得する。スキャン結果には、検出されたアクセスポイントのESSIDおよびBSSIDと、測定されたRSSIが含まれる。RSSIが最小の接続閾値(ホームAP接続閾値)を超えている場合、接続制御部122は、受信強度判定部121からスキャン結果を取得する。
(S113)接続制御部122は、スキャン結果のESSIDが接続実績テーブル111に登録されているか、すなわち、接続実績のあるESSIDであるか判断する。接続実績のあるESSIDである場合はステップS114に処理が進み、接続実績のないESSIDである場合はステップS110に処理が進む。
(S114)接続制御部122は、スキャン結果のBSSIDがホームAPテーブル112に登録されているか、すなわち、ホームアクセスポイントのBSSIDであるか判断する。ホームアクセスポイントのBSSIDである場合はステップS115に処理が進み、ホームアクセスポイントのBSSIDでない場合はステップS116に処理が進む。
(S115)接続制御部122は、閾値テーブル113からホームAP接続閾値を取得する。接続制御部122は、スキャン結果のRSSIがホームAP接続閾値より大きいか判断する。RSSIがホームAP接続閾値より大きい場合はステップS117に処理が進み、RSSIがホームAP接続閾値以下である場合はステップS110に処理が進む。
(S116)接続制御部122は、閾値テーブル113から公衆AP接続閾値を取得する。接続制御部122は、スキャン結果のRSSIが公衆AP接続閾値より大きいか判断する。RSSIが公衆AP接続閾値より大きい場合はステップS117に処理が進み、RSSIが公衆AP接続閾値以下である場合はステップS110に処理が進む。
(S117)接続制御部122は、検出されたアクセスポイントに無線通信部101が接続するよう制御する。そして、ステップS118に処理が進む。
図12は、自動接続の手順例を示すフローチャート(続き)である。
(S118)接続制御部122は、「B1」に今回接続したアクセスポイントのBSSIDを設定し、「t0」に現在時刻を設定する。なお、後述するように、記憶部110には前回接続したアクセスポイントのBSSIDが記録されている。
(S119)接続制御部122は、記憶部110から前回接続したアクセスポイントのBSSIDを読み込み、「B0」に読み込んだBSSIDを設定する。
(S120)接続制御部122は、B1=B0であるか、すなわち、今回接続したアクセスポイントが前回接続したアクセスポイントと同一であるか判断する。同一である場合はステップS122に処理が進み、同一でない場合はステップS121に処理が進む。
(S121)接続制御部122は、記憶部110にB1を記録する。また、接続制御部122は、累積の接続時間を示す「T」をゼロに初期化する。
(S122)接続制御部122は、接続中のアクセスポイントの圏外が検出されたか判断する。圏外は、例えば、無線通信部101で検出される。圏外が検出された場合はステップS123に処理が進み、検出されていない場合はステップS122を繰り返す。
(S123)接続制御部122は、「t1」に現在時刻を設定する。
(S124)接続制御部122は、Tにt1−t0を加算する。すなわち、接続制御部122は、累積の接続時間を、今回コネクションを維持した時間(検出されたアクセスポイントに接続してから切断するまでの時間)だけ増加させる。
(S125)接続制御部122は、累積の接続時間Tが所定の時間閾値(例えば、1時間)を超えるか判断する。Tが所定の時間閾値を超える場合はステップS126に処理が進み、Tが所定の時間閾値以下である場合は自動接続処理が終了する。
(S126)接続制御部122は、ホームAPテーブル112にB1を登録する。すなわち、今回接続したアクセスポイントがホームアクセスポイントであると推定される。
図13は、手動接続の手順例を示すフローチャートである。
(S130)接続制御部122は、ユーザから無線LAN利用の要求を受け付ける。
(S131)接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する。
(S132)受信強度判定部121は、無線通信部101からスキャン結果を取得する。スキャン結果には、検出されたアクセスポイントのESSIDおよびBSSIDと、測定されたRSSIが含まれる。RSSIが最小の接続閾値(ホームAP接続閾値)を超えている場合、接続制御部122は、受信強度判定部121からスキャン結果を取得する。
(S133)接続制御部122は、閾値テーブル113からホームAP接続閾値を取得する。接続制御部122は、検出された1または2以上のアクセスポイントを、スキャン結果のRSSIがホームAP接続閾値より大きいことを条件として絞り込む。
(S134)接続制御部122は、ステップS133で絞り込んだアクセスポイントを示す情報をディスプレイ106に表示する。例えば、接続制御部122は、絞り込んだアクセスポイントのESSIDのリストをディスプレイ106に表示する。
(S135)接続制御部122は、リストの中からユーザが選択したアクセスポイントを示す情報(例えば、選択したアクセスポイントのBSSID)を取得する。接続制御部122は、選択されたアクセスポイントに無線通信部101が接続するよう制御する。
(S136)接続制御部122は、「B1」に今回接続したアクセスポイントのBSSIDを設定し、「t0」に現在時刻を設定する。
(S137)接続制御部122は、接続中のアクセスポイントの圏外が検出されたか判断する。圏外は、例えば、無線通信部101で検出される。圏外が検出された場合はステップS138に処理が進み、検出されていない場合はステップS137を繰り返す。
(S138)接続制御部122は、「t1」に現在時刻を設定する。
(S139)接続制御部122は、累積の接続時間を示す「T」にt1−t0を設定する。すなわち、接続制御部122は、累積の接続時間を、今回コネクションを維持した時間(検出されたアクセスポイントに接続してから切断するまでの時間)とする。
(S140)接続制御部122は、累積の接続時間Tが所定の時間閾値(例えば、1時間)を超えるか判断する。Tが所定の時間閾値を超える場合はステップS141に処理が進み、Tが所定の時間閾値以下である場合は手動接続処理が終了する。
(S141)接続制御部122は、ホームAPテーブル112にB1を登録する。すなわち、今回接続したアクセスポイントがホームアクセスポイントであると推定される。
第2の実施の形態の移動通信システムによれば、移動通信装置100が公衆アクセスポイントを検出したときは、測定したRSSIと大きい接続閾値(公衆AP接続閾値)とが比較される。これにより、移動通信装置100が移動中に公衆アクセスポイントの近くを通過しても、ユーザの意図に反して公衆アクセスポイントにその都度接続されてしまうのを抑制できる。よって、街中で多数の公衆アクセスポイントへの接続と切断を繰り返すことを抑制でき、移動通信装置100の消費電力を低減できる。また、移動通信装置100が携帯電話網20を用いて通信中であっても、通信が寸断されるのを抑制できる。
一方、移動通信装置100がホームアクセスポイントを検出したときは、測定したRSSIと小さい接続閾値(ホームAP接続閾値)とが比較される。これにより、ホームアクセスポイントに対しては接続されやすくなり切断されにくくなる。よって、ユーザの自宅やオフィスなどでは、移動通信装置100は安定的に通信を行うことができる。
また、あるアクセスポイントに移動通信装置100が接続したときに接続時間が監視され、接続時間が長い場合には当該アクセスポイントがホームアクセスポイントであると推定される。そして、ホームアクセスポイントと推定されたアクセスポイントに対しては小さい接続閾値が対応付けられ、それ以外のアクセスポイントに対しては大きい接続閾値が対応付けられる。これにより、ユーザが個々のアクセスポイントに対して接続閾値または接続優先度を設定する操作を行わなくても、アクセスポイントによって接続しやすさを適切に調整することができ、ユーザの操作負担を軽減することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態を説明する。前述の第2の実施の形態との違いを中心に説明し、第2の実施の形態と同様の事項については説明を省略する。
ユーザは、公衆アクセスポイントが設置された店舗の外を単に通行しているときはその公衆アクセスポイントに接続されず、店舗の中に入ったときはその公衆アクセスポイントに自動的に接続されることを希望する場合がある。しかし、店舗の外にまで広がっている無線信号の信号レベルは、公衆アクセスポイントによって異なる。そこで、第3の実施の形態では、公衆アクセスポイントへの意図しない接続を一層抑制できるよう、接続実績のある公衆アクセスポイントについては個別に接続閾値を設定するようにする。
第3の実施の形態の移動通信システムは、図2に示した第2の実施の形態の移動通信システムと同様の構成要素を用いて実現できる。また、第3の実施の形態の移動通信装置は、図3,6に示した第2の実施の形態の移動通信装置100と同様の構成要素を用いて実現できる。以下、図2,3,6で使用した符号を用いて、第3の実施の形態を説明する。
図14は、公衆APテーブルの例を示す図である。
公衆APテーブル114は、記憶部110に記憶されている。公衆APテーブル114は、BSSIDおよび個別接続閾値の項目を有する。公衆APテーブル114のBSSIDは、移動通信装置100が接続したことのあるアクセスポイントであって、公衆アクセスポイントと判定されたアクセスポイントのBSSIDである。個別接続閾値は、BSSIDが示す公衆アクセスポイントに接続するか否かの判定に用いるRSSIの基準値である。公衆APテーブル114に登録された公衆アクセスポイントに対しては、接続閾値として、公衆AP接続閾値よりも優先的に個別接続閾値が使用される。個別接続閾値は、その公衆アクセスポイントを利用してパケット通信を行ったときに決定される。なお、個別接続閾値は、通常はホームAP接続閾値よりも大きい。
図15は、個別接続閾値算出の第1の例を示すシーケンス図である。
ユーザ操作によって無線LAN利用の要求を受け付けると、接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する(S30)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。ここでは、移動通信装置100の周辺に、公衆アクセスポイントであるアクセスポイント11が存在しているとする。すると、無線通信部101は、アクセスポイント11からプローブ応答を受信する(S31)。
無線通信部101は、プローブ応答を受信したときのRSSIを測定する。測定されたRSSIは「RSSI_12」であるとする。また、プローブ応答には、「ESSID_00」と「BSSID_02」が含まれているとする。すると、無線通信部101は、「ESSID_00」と「BSSID_02」と「RSSI_12」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。受信強度判定部121は、測定されたRSSIが最小の接続閾値(ホームAP接続閾値)を超えている、すなわち、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S32)。
接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_00」をディスプレイ106に表示する(S33)。他のアクセスポイントも検出されていれば、他のアクセスポイントのESSIDもディスプレイ106に表示する。ディスプレイ106に表示したESSIDの中から、アクセスポイント11に対応する「ESSID_00」をユーザが選択すると、接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント11への接続を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント11との間で接続の手続きを行う(S34)。
無線通信部101は、1分毎に、パケット10個をサンプリングしてRSSIを10回測定する。サンプリングするパケットは、ビーコン以外のパケットである。ビーコンはアクセスポイント11への接続の制御に用いられる制御パケットであり、データパケットよりも遠くまで伝搬する可能性があるため除外している。無線通信部101は、1分毎に、10回測定したRSSIの平均値を受信強度判定部121に通知する(S35)。RSSIの測定は、アクセスポイント11とのコネクションが切断されるまで繰り返される。
ユーザ操作によって切断の要求を受け付けると、接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント11からの切断を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント11との間で切断の手続きを行う(S36)。受信強度判定部121は、移動通信装置100とアクセスポイント11とがパケット通信を行っていた間に無線通信部101から1分毎に通知されたRSSIの平均値を算出し、平均RSSIを接続制御部122に通知する。接続制御部122は、平均RSSIからアクセスポイント11の個別接続閾値を算出する(S37)。例えば、接続制御部122は、平均RSSIより所定値(例えば、5dBm〜10dBm程度)だけ小さいRSSIを個別接続閾値とする。以下では、アクセスポイント11の個別接続閾値を「RSSI_10」として説明することがある。
図16は、個別接続閾値算出の第2の例を示すシーケンス図である。
接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する(S40)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。ここでは、再びアクセスポイント11が検出されるとする。無線通信部101は、アクセスポイント11からプローブ応答を受信する(S41)。このとき測定されるRSSIは、RSSI_08であるとする。すると、無線通信部101は、「ESSID_00」と「BSSID_02」と「RSSI_08」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。
受信強度判定部121は、RSSI_08>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S42)。接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_00」が接続実績テーブル111に登録されていることを確認する。次に、接続制御部122は、スキャン結果の「BSSID_02」がホームAPテーブル112に登録されていることを確認し、接続閾値としてアクセスポイント11の個別接続閾値(「RSSI_10」)を選択する。すると、接続制御部122は、測定されたRSSIが個別接続閾値以下である、すなわち、RSSI_08≦RSSI_10であることを確認し、検出されたアクセスポイント11が接続不可であると判定する(S43)。
前回のスキャン開始から一定時間(例えば、150秒)経過すると、接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する(S44)。無線通信部101は、接続制御部122からの指示に応じてプローブ要求を送信する。ここでは、再びアクセスポイント11が検出されるとする。無線通信部101は、アクセスポイント11からプローブ応答を受信する(S45)。このとき測定されるRSSIは、RSSI_12であるとする。すると、無線通信部101は、「ESSID_00」と「BSSID_02」と「RSSI_12」を含むスキャン結果を受信強度判定部121に通知する。
受信強度判定部121は、RSSI_12>RSSI_00であることを確認し、スキャン結果を接続制御部122に通知する(S46)。接続制御部122は、スキャン結果の「ESSID_00」が接続実績テーブル111に登録されていることを確認する。次に、接続制御部122は、スキャン結果の「BSSID_02」がホームAPテーブル112に登録されていることを確認し、接続閾値としてアクセスポイント11の個別接続閾値(「RSSI_10」)を選択する。すると、接続制御部122は、測定されたRSSIが個別接続閾値より大きい、すなわち、RSSI_12>RSSI_10であることを確認し、検出されたアクセスポイント11が接続可であると判定する(S47)。
接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント11への接続を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント11との間で接続の手続きを行う(S48)。無線通信部101は、1分毎に、パケット10個をサンプリングしてRSSIを10回測定する。無線通信部101は、1分毎に、10回測定したRSSIの平均値を受信強度判定部121に通知する(S49)。ユーザ操作によって切断の要求を受け付けると、接続制御部122は、無線通信部101にアクセスポイント11からの切断を指示する。無線通信部101は、アクセスポイント11との間で切断の手続きを行う(S50)。
受信強度判定部121は、無線通信部101から1分毎に通知されたRSSIの平均値を算出し、平均RSSIを接続制御部122に通知する。接続制御部122は、平均RSSIからアクセスポイント11の個別接続閾値を更新する(S51)。例えば、アクセスポイント11の個別接続閾値が「RSSI_11」に更新される。
図17は、受信強度算出の手順例を示すフローチャートである。
受信強度算出処理は、コネクション確立後に無線通信部101で実行される。
(S150)無線通信部101は、コネクションを確立するとタイマを初期化する。
(S151)無線通信部101は、圏外を検出したか判断する。圏外を検出した場合はステップS159に処理が進み、検出していない場合はステップS152に処理が進む。
(S152)無線通信部101は、タイマが所定時間(例えば、1分)経過したか判断する。タイマが所定時間経過した場合はステップS153に処理が進み、まだ所定時間経過していない場合はステップS151に処理が進む。
(S153)無線通信部101は、測定回数を示す「N」を1に初期化する。
(S154)無線通信部101は、圏外を検出したか判断する。圏外を検出した場合はステップS159に処理が進み、検出していない場合はステップS155に処理が進む。
(S155)無線通信部101は、ビーコン以外のパケットを受信したか判断する。ビーコン以外のパケットを受信した場合はステップS156に処理が進み、ビーコン以外のパケットを受信していない場合はステップS154に処理が進む。
(S156)無線通信部101は、RSSIを測定する。無線通信部101は、測定したRSSIをRSSI(N)として記録しておく。RSSI(N)は、例えば、無線通信部101が備えるメモリや記憶部110に記録される。そして、Nを1だけ加算する。
(S157)無線通信部101は、測定回数が10回に達したか、すなわち、N>10であるか判断する。測定回数が10回に達した場合はステップS158に処理が進み、測定回数が10回未満である場合はステップS154に処理が進む。
(S158)無線通信部101は、測定した10個のRSSIの平均、すなわち、記録されているRSSI(1)〜RSSI(10)の平均を算出する。無線通信部101は、算出した平均をRSSI_Aveとして受信強度判定部121に通知する。そして、ステップS150に処理が進み、次の1分についてRSSI_Aveが算出される。
(S159)無線通信部101は、受信強度判定部121に圏外を通知する。
図18は、個別接続閾値算出の手順例を示すフローチャートである。
(S160)受信強度判定部121は、RSSI数を示す「M」を0に初期化する。
(S161)受信強度判定部121は、無線通信部101から通知を受け取る。
(S162)受信強度判定部121は、受け取った通知がRSSI_Aveであるか判断する。RSSI_Aveである場合はステップS163に処理が進み、それ以外の場合(圏外の通知である場合)はステップS164に処理が進む。
(S163)受信強度判定部121は、無線通信部101から通知されたRSSI_AveをRSSI_Ave(M)として記録する。RSSI_Ave(M)は、例えば、記憶部110に記録される。そして、Mを1だけ加算し、ステップS161に処理が進む。
(S164)受信強度判定部121は、無線通信部101から通知されたRSSI_Aveの平均、すなわち、記録されているRSSI_Ave(1),RSSI_Ave(2),・・・の平均を算出し、平均RSSIとする。
(S165)受信強度判定部121は、平均RSSIから個別接続閾値を決定する。例えば、個別接続閾値は、平均RSSIより所定幅(例えば、5dBm〜10dBm程度)だけ小さいRSSIとする。受信強度判定部121は、個別接続閾値を、直前に接続したアクセスポイントのBSSIDと対応付けて公衆APテーブル114に登録する。
図19は、自動接続の他の手順例を示すフローチャートである。
この自動接続処理は、図11に示した第2の実施の形態の自動接続処理に対応する。
(S170)接続制御部122は、次のスキャンのタイミングを待つ。例えば、スキャンは150秒周期で行う。タイミング管理には、タイマ管理部123を用いてもよい。
(S171)接続制御部122は、無線通信部101にスキャンを指示する。
(S172)受信強度判定部121は、無線通信部101からスキャン結果を取得する。スキャン結果には、検出されたアクセスポイントのESSIDおよびBSSIDと、測定されたRSSIが含まれる。RSSIが最小の接続閾値(ホームAP接続閾値)を超えている場合、接続制御部122は、受信強度判定部121からスキャン結果を取得する。
(S173)接続制御部122は、スキャン結果のESSIDが接続実績テーブル111に登録されているか、すなわち、接続実績のあるESSIDであるか判断する。接続実績のあるESSIDである場合はステップS174に処理が進み、接続実績のないESSIDである場合はステップS170に処理が進む。
(S174)接続制御部122は、スキャン結果のBSSIDがホームAPテーブル112に登録されているか、すなわち、ホームアクセスポイントのBSSIDであるか判断する。ホームアクセスポイントのBSSIDである場合はステップS175に処理が進み、ホームアクセスポイントのBSSIDでない場合はステップS176に処理が進む。
(S175)接続制御部122は、閾値テーブル113からホームAP接続閾値を取得する。接続制御部122は、スキャン結果のRSSIがホームAP接続閾値より大きいか判断する。RSSIがホームAP接続閾値より大きい場合はステップS179に処理が進み、RSSIがホームAP接続閾値以下である場合はステップS170に処理が進む。
(S176)接続制御部122は、スキャン結果のBSSIDが公衆APテーブル114に登録されているか、すなわち、接続実績のあるBSSIDであるか判断する。接続実績のあるBSSIDである場合はステップS177に処理が進み、接続実績のないBSSIDである場合はステップS178に処理が進む。
(S177)接続制御部122は、スキャン結果のBSSIDに対応する個別接続閾値を公衆APテーブル114から取得する。そして、接続制御部122は、スキャン結果のRSSIが取得した個別接続閾値より大きいか判断する。RSSIが取得した個別接続閾値より大きい場合はステップS179に処理が進み、RSSIが取得した個別接続閾値以下である場合はステップS170に処理が進む。
(S178)接続制御部122は、閾値テーブル113から公衆AP接続閾値を取得する。接続制御部122は、スキャン結果のRSSIが公衆AP接続閾値より大きいか判断する。RSSIが公衆AP接続閾値より大きい場合はステップS179に処理が進み、RSSIが公衆AP接続閾値以下である場合はステップS170に処理が進む。
(S179)接続制御部122は、検出されたアクセスポイントに無線通信部101が接続するよう制御する。その後、図12のステップS118に処理が進む。
第3の実施の形態の移動通信システムによれば、第2の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、第3の実施の形態の移動通信システムでは、公衆アクセスポイントを利用してパケット通信を行っている間のRSSIが測定され、測定されたRSSIに基づいて当該公衆アクセスポイントの個別接続閾値が決定される。これにより、公衆アクセスポイントが設置された店舗の外を通行しているときはその公衆アクセスポイントに接続されず、店舗に入るとその公衆アクセスポイントに接続されるように、接続すべきか否かを公衆アクセスポイント毎に精度よく判定することが可能となる。
なお、前述のように、第1の実施の形態の処理は、移動通信装置1に通信制御プログラムを実行させることで実現できる。また、第2および第3の実施の形態の処理は、移動通信装置100に通信制御プログラムを実行させることで実現できる。
通信制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどを使用できる。磁気ディスクには、FD(Flexible Disk)およびHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)、DVD(Digital Versatile Disc)およびDVD−R/RWが含まれる。通信制御プログラムは、可搬型の記録媒体に記録されて配布されることがある。その場合、可搬型の記録媒体から他の記録媒体(例えば、不揮発性メモリ105)に通信制御プログラムをコピーして実行してもよい。
1 移動通信装置
1a 無線通信部
1b 制御部
2,3 アクセスポイント
T1,T2 接続閾値

Claims (7)

  1. アクセスポイントからの受信信号の信号レベルを測定する無線通信部と、
    前記アクセスポイントに接続したときの接続時間を算出し、
    前記接続時間に基づいて、前記アクセスポイントに対して第1の接続閾値または前記第1の接続閾値より大きい第2の接続閾値を対応付け、
    前記接続時間を算出した後、前記アクセスポイントに接続していないとき、前記信号レベルと前記対応付けた第1の接続閾値または第2の接続閾値との比較に応じて、前記アクセスポイントに接続するか否か判定する制御部と、
    を有する移動通信装置。
  2. 前記制御部は、前記接続時間がある時間閾値を超える場合に、前記アクセスポイントに対して前記第1の接続閾値を対応付け、前記接続時間が前記時間閾値以下である場合に、前記アクセスポイントに対して前記第2の接続閾値を対応付ける、
    請求項1記載の移動通信装置。
  3. 前記制御部は、前記アクセスポイントに接続したときの平均信号レベルを算出し、前記平均信号レベルに基づいて前記第2の接続閾値を算出する、
    請求項1または2記載の移動通信装置。
  4. 前記平均信号レベルは、ビーコンパケットでない受信パケットを用いて算出される、
    請求項3記載の移動通信装置。
  5. 前記制御部は、ユーザ操作に応じて前記アクセスポイントに接続するか否か判定する場合、前記接続時間にかかわらず、前記信号レベルと前記第1の接続閾値とを比較する、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の移動通信装置。
  6. 移動通信装置が実行する無線通信方法であって、
    アクセスポイントに接続したときの接続時間を算出し、
    前記接続時間に基づいて、前記アクセスポイントに対して第1の接続閾値または前記第1の接続閾値より大きい第2の接続閾値を対応付け、
    前記接続時間を算出した後、前記アクセスポイントに接続していないとき、前記アクセスポイントからの受信信号の信号レベルと前記対応付けた第1の接続閾値または第2の接続閾値との比較に応じて、前記アクセスポイントに接続するか否か判定する、
    無線通信方法。
  7. 移動通信装置が備えるコンピュータに、
    アクセスポイントに接続したときの接続時間を算出し、
    前記接続時間に基づいて、前記アクセスポイントに対して第1の接続閾値または前記第1の接続閾値より大きい第2の接続閾値を対応付け、
    前記接続時間を算出した後、前記アクセスポイントに接続していないとき、前記アクセスポイントからの受信信号の信号レベルと前記対応付けた第1の接続閾値または第2の接続閾値との比較に応じて、前記アクセスポイントに接続するか否か判定する、
    処理を実行させる通信制御プログラム。
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