JP2016046479A - 半導体装置及び半導体装置の設計方法とプログラム - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の設計方法とプログラム Download PDF

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知宏 北野
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Abstract

【課題】領域サイズの増加とコスト増を抑え、電源配線抵抗の増大を抑える半導体装置の設計方法の提供。【解決手段】記憶部に記憶されるセルの情報が前記セルの消費電流情報を含み、電源網を作成したのちセルを自動配置し、前記セルの消費電流情報から、消費電流が相対的に大のセルの配置の密集度に応じて補強用電源配線を自動配線する。【選択図】図17

Description

本発明は、半導体装置とその設計方法に関し、特に、半導体装置の電源配線技術に関する。
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の半導体装置の設計で用いられるスタンダードセル方式は、セルライブラリに登録した単位論理回路を組み合わせて回路機能ブロックを構成する。スタンダードセルは例えば第1メタル配線層(M1層)で素子間が配線接続され、スタンダードセルの上側と下側には例えばM1層の電源/GND配線が横方向に通り、セルを行方向(横方向)と列方向(縦方向)に配置して半導体装置の所望の回路機能を実現する。なお、列方向に隣接するセル間でM1層の電源配線又はGND配線を共有する構成も用いられる。
通常、スタンダードセルは設計領域内のどの場所に配置されても、電源配線の抵抗値が当該セルの回路動作に影響を与えるほどに高くならないように、電源配線(電源網)の線幅や間隔が設定される。
ところで、近時の半導体技術における微細化の進展に伴いトランジスタサイズが縮小し、ゲート幅も縮小している。トランジスタサイズの縮小に合わせて電源配線の線幅も細く設計できれば、チップサイズ等の縮減に好適であるが、電源配線の線幅を細く設計すると、電源網の抵抗値が高くなり、IRドロップ(電源配線の抵抗成分による電圧降下)により、スタンダードセルが配置された場所によっては、回路特性の劣化等により回路動作に影響が生じる。
電源網の配線抵抗の高抵抗化を回避するには、電源配線の幅を太くすることが必要とされ、領域(電源配線領域と信号線配線領域を含む)のサイズ(チップサイズ)が大となる。
図1は、一般的なスタンダードセルを用いた設計手法について、電源配線からセルの自動配置配線までの処理手順を示している。
電源網を配線し(ステップS1)、電源配線の抵抗値についてデータ処理装置でシミュレーション(電源網の解析用のシミュレーション)を行って電源配線抵抗値を確認し(ステップS2)、電源配線抵抗値に問題がある場合(ステップS3の「問題あり」の分岐)、領域サイズを拡大し電源配線の線幅を太くしたり、電源配線本数を増やす等、電源網を見直し(ステップS4)、問題がない場合、自動配置(ステップS5)、自動配線(ステップS6)を行う。なお、電源配線とGND配線をまとめて電源配線と呼ぶ。ただし、説明の上で、電源とGNDの配線を区別して扱う必要がある場合には、電源配線、GND配線という。
図2(A)は、一般的なスタンダードセルのレイアウトの一例を模式的に示す図である。図2(A)のスタンダードセル100Aは、図2(B)に回路図として示した、電源VDD、GND(VSS)間に接続されたPチャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタ(PMOSトランジスタ)とNチャネルMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)からなるCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)インバータであり、ゲート電極を間に挟みソース、ドレインとなるP型拡散層を備えたPMOSトランジスタと、ゲート電極を間に挟みソース、ドレインとなるN型拡散層を備えたNMOSトランジスタを有する。図2のスタンダードセルは、後述する図3の構成と比べて消費電流が相対的に少ないセルである。
図2(A)において、101はPMOSトランジスタ用のP型拡散層、102は第1メタル配線層(M1層)の電源配線(VDD)、103はヴィア(VIA)、104はローカル配線層(local interconnect:LIC層):ソース配線、105はローカル配線層(LIC層):ドレイン配線、106はゲートポリシリコン(多結晶シリコン)層配線(ゲート電極)、107はM1層のGND配線(VSS)、108はヴィア(VIA)、109はNMOSトランジスタ用のN型拡散層である。ゲートポリシリコン層配線106は、半導体シリコン基板の表面(ウェル表面)上に形成されたゲート絶縁膜(不図示)の上に、PMOSトランジスタのソース、ドレイン拡散層であるP型拡散層101の間、NMOSトランジスタのソース、ドレイン拡散層であるN型拡散層109の間をY方向に延在される。ローカル配線層(LIC層)は、第1メタル層(M1層)よりも下層に形成され、例えば半導体シリコン基板の表面(ウェル表面)上にパターン形成される導電部材(例えばポリシリコン)からなる。このうち、LIC層のソース配線104は、PMOSトランジスタのP型拡散層101のソース拡散層に接続されヴィア103を介してM1層の電源配線102に接続されるローカル配線と、NMOSトランジスタのN型拡散層109のソース拡散層に接続されヴィア108を介してM1層のGND配線107に接続されるローカル配線からなる。PMOSトランジスタのP型拡散層101のドレイン拡散層と、NMOSトランジスタのN型拡散層109のドレイン拡散層同士は、LIC層のドレイン配線104で接続されている。図2(A)において、W、W'はPMOSトランジスタとNMOSトランジスタのゲート幅を示している。PMOSトランジスタ、NMOSトラジスタのゲート幅W、W’は異なっていてもよい(PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで(ゲート幅:W)/(ゲート長:L)の比を相違させた構成としてもよい)。なお、LIC層のドレイン配線105は出力端子となり、ゲートポリシリコン層配線106は入力端子となる。
図3(A)は、図2に比べて、消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Bのレイアウトの例を模式的に示す図である。図3(A)において、図2(A)と同一の要素には同一の参照符号が付されており、同一要素の説明は省略する。図3(A)のスタンダードセル100Bは、図3(B)に回路図として示したバッファ回路である。図3(A)の例では、図3(B)に示すように、4個のCMOSインバータからなり、1本のLIC層のドレイン配線105にドレイン拡散層が共通に接続された隣接する2個のCMOSインバータを2組備え、一方の組の2個のCMOSインバータの共通接続されたドレインを、他方の組の2個のCMOSインバータの共通接続されたゲートに接続し、一方の組の2個のCMOSインバータのゲートに入力された信号と同じ論理の信号を、他方の組の2個のCMOSインバータの共通接続されたドレインノードから出力する。図3(A)のスタンダードセル100Bは、各CMOSインバータのトランジスタが同一サイズとすると、図2(A)のスタンダードセルの4倍の消費電力となる。
図4は、図2又は図3の複数のスタンダードセルを複数個並べて電源配線を配線した箇所を模式的に示す図である。複数のスタンダードセル100(図2(A)又は図3(A)のスタンダードセル100A又は100B)が、X方向(行方向)に規則的に配置される。複数のスタンダードセル100を間に挟んでY方向(列方向)に延在された第2メタル配線層(M2層)の電源配線(電源配線124、GND配線125)を備えている。なお、M2層の電源配線とGND配線は、「M2層の電源/GND配線」とも表記する。図4において、複数のスタンダードセル100の上側と下側をそれぞれX方向に延在されたM1層の電源配線と、M1層のGND配線は、図2(A)又は図3(A)のM1層の電源配線102、GND配線107に対応する。図4において、121はM1層の電源配線の高抵抗箇所、122はM1層のGND配線の高抵抗箇所を表している。また、123は、M1層において信号配線が形成可能な領域(M1層信号線配線領域)、127はM2層の電源配線とM1層の電源配線を接続するヴィア(VIA)部、128はM2層のGND配線とM1層のGND配線を接続するヴィア(VIA)部、126はM2層の信号配線が形成可能な領域(信号線配線領域)を示している。
図5(A)は、電源網の全体構成を示す図である。図5(A)において、縦方向に平行に延在された隣接するM2層の電源/GND配線と、横方向(X方向)に平行に延在された隣接するM1層の電源配線102と、M1層のGND配線107で確定される矩形の領域200が、図4に対応する。
図5(B)は、図5(A)のM1層の電源配線102のA−A’線に沿った電源抵抗値をグラフ化したものである。図5(B)に示すように、M1層の電源配線102の抵抗値は、許容抵抗値を超えず、スタンダードセル100がどのような配置状態であっても問題ない抵抗値に設定されている。すなわち、図3のような消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Bが密集して配置され、局所的に電圧降下が大きくなる状態であっても、回路動作不良等の問題は生じない。
図6(A)、図6(B)は、図2(A)、図3(A)とは異なる一般的なスタンダードセルのレイアウトを模式的に示す図である。図6(A)、図6(B)は、それぞれ、図2(A)、図3(A)に示した構成に対して、トランジスタのゲート幅Wを縮小し、M1層電源配線102の線幅、GND配線107の線幅をともに縮小している。
図7は、図6(A)、図6(B)のスタンダードセルを並べて電源配線を接続した箇所を模式的に示す図であり、前述した図4に対応している。図8(A)は、電源網の全体構成を示す図であり、前述した図5(A)に対応している。図8(A)の200が、図7に対応する。図8(B)は、図8(A)のM1層電源配線102の電源網のB−B’に沿った電源抵抗値をグラフ化したものである。
図8(B)において、M1層の電源配線の抵抗値が許容抵抗値よりも高い箇所について、図6(A)に示すようなスタンダードセル(消費電流が相対的に少ないスタンダードセル100A)が、密集して配置され、図6(B)に示すようなセル(消費電流が相対的に多いスタンダードセル100B)が孤立状態で配置されている程度であれば、回路動作上問題ない抵抗値ではあるが、消費電流が相対的に多いスタンダードセル(図6(B)のスタンダードセル100B)が密集して配置され、局所的に電圧降下が大きくなるスタンダードセルの配置がされている場所では、回路動作上、問題が発生する場合がある。
図9(A)は、図2(A)、図6(A)に示した消費電流が相対的に少ないスタンダードセル100A(CMOSインバータ)を用いた回路例を示す図である。図9(A)において、31はCMOSインバータ(スタンダードセル100A)、33は配線抵抗、34は配線容量(wiring capacitance)を表している。
図9(B)は、例えば図8(B)のM1層の電源配線の抵抗値が許容抵抗値を超えた箇所において、図9(A)に示す消費電流が相対的に少ないスタンダードセル100A(インバータ31)が密集配置されている箇所での、動作波形を示している。
図10(A)は、図2(B)、図6(B)の消費電流が相対的に多いスタンダードセル100B(バッファ回路)を用いた回路例を示す図である。図10(A)において、31はCMOSインバータ(スタンダードセル100A)、32はバッファ回路(スタンダードセル100B)、33は配線抵抗、34は配線容量である。
図10(B)は、例えば図8(B)のM1層の電源配線の抵抗値が許容抵抗値を超えた箇所において、図10(A)に示す消費電流が相対的に多いスタンダードセル100B(バッファ回路32)が密集配置されている箇所での回路の動作波形を示している。
図9(B)では、ノードn1からn3への信号伝播遅延時間が、許容範囲内である。図10(B)は、局所的に電源の電圧降下が大きくなるため、立ち上がり波形、立ち下がり波形の角度(slew rate)が鈍化し、なまりが発生する。その結果、信号の伝播速度が遅くなり(伝搬遅延時間の増大)、回路動作不良等の問題が生じる可能性がある。特に高速化への対応が困難となる。
このように、消費電流が相対的に多いスタンダードセルが密集配置されている箇所では、M1層の電源配線抵抗が許容範囲を超え、距離に応じて電圧降下が大きくなり、回路動作に問題が生じる可能性がある。
図11(A)、図11(B)は、図6(A)、図6(B)と同様に、図2(A)、図2(B)の構成に対して、トランジスタのゲート幅と、M1層電源・GND配線の幅の両方を縮小した場合のスタンダードセルのレイアウトを模式的に示す図である。図11(A)のM1層電源配線102、M1層GND配線107の線幅は、図6(A)のM1層電源配線102、M1層GND配線107の線幅と同一である。
図12は、図11(A)、図11(B)のスタンダードセルを並べて電源配線を接続した箇所の図である。図13(A)は、電源網の全体構成を示す図である。図13(A)の200が、図12に対応する。図13(B)は、図13(A)のM1層電源配線102の電源網のC−C’に沿った電源抵抗値をグラフ化したものである。
図12に示すように、M1層電源配線の抵抗値が、図4に示した例と同じ抵抗値になるように、図7に示した例と比べて、第2メタル(M2)層の電源/GND配線を配置する間隔を狭くしている。
図12に示す例では、図7の例と比べて、同一面積におけるM2層の電源/GND配線の本数が多くなっている。この場合、図13(A)に示すように、図8(A)と比べて、M2層の電源/GND配線の本数を増やした分、領域サイズ(チップサイズ)が大きくなる。すなわち、図13(B)に示すように、M1層の電源配線の抵抗は、図5(B)と同程度の電源配線抵抗値以下とすることはできるが、領域サイズ(チップサイズ)が増加し、コスト増となる。
図14(A)、図14(B)のスタンダードセルでは、図6(A)、図6(B)のレイアウトのゲート幅と同一とし、M1層の電源配線102の線幅を、図6(A)、図6(B)と比べて、太くしている。図15は、図14(A)、図14(B)のスタンダードセルを並べて電源配線を接続した箇所を模式的に示す図である。図16(A)は、電源網の全体構成を示す図である。図16(A)の200が、図15に対応する。図16(B)は、図16(A)のM1層電源配線のD−D’に沿った電源抵抗値をグラフ化したものである。
図15の例では、図14(A)、図14(B)のスタンダードセルのM1層の電源配線の線幅が太いため、図4の例と同じ電源抵抗値にできる。図16(A)に示す通り、M1層の電源配線の線幅が太いため、信号線の接続領域を、別途確保する必要がある。このため、図8(A)と比べて領域サイズ(チップサイズ)が大きくなる。また、図16(B)に示すように、M1層の電源配線の抵抗は、図5(B)と同程度の電源配線抵抗値以下にできるが、領域サイズ(チップサイズ)が増加し、コスト増となる。
なお、特許文献1には、第1電源配線を所定の細い幅として未使用セル領域での配線領域を確保し、大消費電流の機能ブロックには、第1層の電源線に接して第1層の強化電源配線、さらに第2層の電源線に接して第2層の強化電源配線を、当該機能ブロック内に備え、必要な機能ブロックへの電流供給能力のみを向上し得るようにした構成が開示されている。また特許文献2には、スタンダードセルを複数配置したレイアウトにおいて、電源配線を下層配線と上層配線に分離し、電源線が単一層の場合よりも電流経路が増えているため高速化を図ることができ、電源線の線幅を太くすることなく電流経路を増やすことができるため高集積化を可能とし、高速化向けの電源線と高集積化を両立させる半導体装置が開示されている。
特開平8−213577号公報 特開2009−49370号公報
前述したように、微細化の進展にしたがってスタンダードセルのサイズを縮小し電源配線の線幅を細くすると、電源網の抵抗値が高くなる。電源配線の抵抗値を下げるために電源配線の本数を増やしたり電源配線の線幅を太くすると、領域サイズが増加し、コスト増を招く。
本発明の1つの側面によれば、半導体装置を自動配置配線する設計方法であって、記憶部に記憶されるセルの情報がセルの消費電流情報を含み、電源網を作成し、セルを自動配置し、消費電流が相対的に多いセルが密集して配置された箇所がある場合、前記箇所に対応した位置に補強用電源配線を自動配線する半導体装置の設計方法が提供される。
本発明の他の側面によれば、第1方向に沿って配置される複数のセルに電気的に接続され前記第1方向に延在された第1配線層の電源配線と、前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1配線層の電源配線との交差部で前記第1配線層の電源配線と電気的に接続される第2配線層の電源配線と、を少なくとも有し、相隣る前記第2配線層の電源配線の間には、前記第1方向に複数のセルが配置され、前記消費電流が相対的に大のセルが、前記第1の方向に予め定められた密集度を超えた状態で配置されている箇所で、前記第1配線層の電源配線に電気的に接続される補強電源配線を備えた半導体装置が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、半導体装置の自動配置配線処理を実行するデータ処理装置に、電源網を作成したのちセルを自動配置し、
記憶部に記憶されるセルの消費電流情報を参照して、消費電流が相対的に大のセルの配置の密集度に応じて、補強用電源配線を自動配線する処理を実行させるプログラムが提供される。本発明によれば、該プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体(磁気/光記録媒体、半導体記録媒体等)が提供される。
本発明によれば、領域サイズの増加とコスト増を抑え、電源配線抵抗の増大を抑えることを可能としている。
関連技術の一般的な設計手順を説明する図である。 (A)はスタンダードセルのレイアウトの例を模式的に示す図であり、(B)は回路を示す図である。 (A)はスタンダードセルのレイアウトの例を模式的に示す図であり、(B)は回路を示す図である。 スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を模式的に示す図である。 (A)は電源網の全体を模式的に示す図であり、(B)はM1層の電源配線の抵抗値を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセルのレイアウトの別の例を模式的に示す図である。 スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を模式的に示す図である。 (A)は電源網の全体を模式的に示す図であり、(B)はM1層の電源配線の抵抗値を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセル(消費電力小)を用いた回路とタイミング波形を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセル(消費電力大)を用いた回路とタイミング波形を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセルのレイアウトの別の例を模式的に示す図である。 スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を模式的に示す図である。 (A)は電源網の全体を模式的に示す図であり、(B)はM1層の電源配線の抵抗値を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセルのレイアウトの別の例を模式的に示す図である。 スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を模式的に示す図である。 (A)は電源網の全体を模式的に示す図であり、(B)はM1層の電源配線の抵抗値を示す図である。 本発明の一実施形態の設計手順を説明する図である。 (A)、(B)は実施形態1で用いるスタンダードセルのレイアウトの例を模式的に示す図である。 実施形態1において、スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を模式的に示す図である。 (A)、(B)は実施形態1において、スタンダードセルの配列に電源配線を接続した例を説明する図である。 (A)は実施形態1の電源網の全体を模式的に示す図であり、(B)はM1層の電源配線の抵抗値を示す図である。 (A)、(B)はスタンダードセル(消費電力大)を用いた回路とタイミングレイアウトを示す図である。 実施形態2の電源網全体を説明する図である。 実施形態3の電源網全体を説明する図である。 (A)、(B)は実施形態4で用いるスタンダードセルのレイアウトの例を模式的に示す図である。 (A)、(B)は実施形態4で用いるスタンダードセルのレイアウトの例を模式的に示す図である。 実施形態4の電源網全体を説明する図である。
本発明に実施形態について図面を参照して以下に説明する。図17は、本発明の一実施形態の処理手順を説明する図である。なお、図17の処理手順は、以下の実施形態1乃至実施形態4に共通である。
本実施形態において、記憶装置1に記憶保持されるスタンダードセルの情報として、消費電流情報(密集配置された場合に補強用電源配線を配線する必要があるような消費電流が相対的に多いセルであるか否か)を含む。記憶装置1に記憶保持される他の情報:回路情報、レイアウト情報、特性等の付属情報は、図1と同様である。
図17を参照すると、本実施形態によれば、電源網を作成し(ステップS11)、スタンダードセルを自動配置し(ステップS12)、その後、消費電流が相対的に大であるセルが密集配置されているか否かを確認し(ステップS13)、密集配置された場合はその箇所に補強用電源配線を自動配線する工程(ステップS14)が、追加されている。その後、スタンダードセルの信号配線等が自動配線される(ステップS15)。なお、電源配線とGND配線をまとめて電源配線と呼ぶ。上記ステップS11乃至S15の少なくとも1部又は全ては記憶装置1に接続する不図示のデータ処理装置上で実行されるプログラムによってその処理を実行する構成としてもよい。
<実施形態1>
図18(A)、図18(B)は、実施形態1で用いるスタンダードセルのレイアウトを模式的に示す図である。図18(A)、図18(B)のCMOSインバータ(消費電流が相対的に少ないスタンダードセル)とバッファ回路(消費電流が相対的に多いスタンダードセル)は、それぞれ、図6(A)、図6(B)と同様、半導体技術の微細化に伴い、トランジスタのゲート幅を、図2(A)、図3(A)のトランジスタよりも縮小し、M1層の電源/GND配線102、107の線幅を、図2(A)、図3(A)の電源/GND配線よりも縮小している。なお各部の構成は、図6(A)、図6(B)と同じであるため説明は省略する。
図19、図20(A)、図20(B)は、実施形態1において、スタンダードセルを並べて電源配線を接続した箇所を模式的に示す図である。図19では、M2層−M1層電源配線接続ヴィア(VIA)部127(F)〜(G)の間に接続されるスタンダードセルのうち、ほとんどが消費電流が相対的に少ないスタンダードセル100A(図18(A))であり、消費電流が相対的に多いスタンダードセル100B(図19)が1つ孤立して配置されている状態を示している。この状態であれば、M2層−M1層電源配線接続ヴィア部127(F)〜(G)の間で電圧降下はほとんどおこらず、電源抵抗値による回路動作上の問題は発生しないといえる。なお、図19において、128は、M2層−M1層GND配線接続ヴィア(VIA)部である。
図20(A)は、M2層−M1層電源配線接続ヴィア部127(H)〜(J)の間に接続されるスタンダードセルとして、消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Bが2個以上密集配置されている状態を示している。この状態では、M2層−M1層電源配線接続ヴィア部127(H)〜(J)の間で電圧降下が生じ、M1層電源配線102(M1層GND配線107)において、M2層電源/GND配線124/125から離れた距離の箇所では、回路動作上の問題が発生する可能性がある。
実施形態1によれば、図20(A)に示すように、M2層−M1層電源配線接続ヴィア部127(H)〜(J)の間に、消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Bが複数配置されている場合、図20(B)に示すように、M2層の補強用電源配線130、補強用GND配線131の組を、M2層の電源配線124とGND配線125に平行に、隣接するM1層の電源配線102と、M1層GND配線107にヴィア127a、128aで接続するように延在させることで、電源配線を補強し電源配線の抵抗値を低く抑える。その結果、消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Bが複数配置されている箇所での電圧降下の増大を抑え、回路動作上の問題の発生を回避可能としている。なお、M2層の補強用電源配線130、補強用GND配線131は、不図示のヴィア(VIA)を介してM3(第3メタル)層の電源、GND配線に接続する構成としてもよい。
図21(A)は、実施形態1の電源網の全体の構成を示す図である。図21(A)の領域200、210は、それぞれ図19、図20(B)に対応する。領域210において、M2層の補強用電源配線130、補強用GND配線131は、隣接するM2層電源配線/GND配線の間を、M2層電源配線/GND配線と平行に延在される。特に制限されるものではないが、図21(A)の例では、補強用電源/GND配線130/131の縦方向の長さは、2つのスタンダードセルの高さを跨る長さとされている。すなわち、補強用電源/GND配線130/131は、領域210内のM1層電源配線102、M1層GND配線107と、領域210内のM1層電源配線102の1つ上の列のM1層GND配線107に跨った長さとされている。なお、M1層の電源配線とGND配線は交互に配線されているものとする。
図21(B)は、図21(A)のM1層電源配線の電源網のE−E’に沿った電源抵抗値をグラフ化したものである。消費電力の多いスタンダードセルの密集箇所において補強用電源配線(130、131)の接続部でのM1層の電源配線の抵抗は、消費電力の多いスタンダードセルの密集箇所の許容抵抗値以下であり、これは、消費電力の多いスタンダードセルが密集していない箇所では問題とはならない。
図22(A)は、図18(B)の消費電流が相対的に多いスタンダードセル(バッファ回路)を用いた回路例を模式的に示す図であり、図10(A)に対応している。図22(A)において、32はバッファ回路(図18(B))、31はCMOSインバータ(図18(A))、33は配線抵抗、34は配線容量を表している。図22(B)は、図18(B)の消費電流が相対的に多いスタンダードセル(バッファ回路)が密集配置されている箇所の波形である。
スタンダードセルが図6(A)、図6(B)の構成の場合、図10(B)に示すように、波形のなまりが生じて信号の伝播速度が遅くなり、回路動作に問題が生じる可能性がある。
これに対して、実施形態1によれば、図22(B)に示すように、消費電流が多い回路が密集配置されていても、回路動作に対して許容範囲内の伝播速度の遅延だけで済む。このため、電圧降下が生じる恐れがある箇所については、特別に、電源抵抗値を低く抑えることができる。このため、実施形態1によれば、回路動作上問題が発生しないようすることができる。
また、実施形態1によれば、電源網全体の配線本数を増やしたり電源配線の線幅を太くすることができる。さらに、領域サイズ(チップサイズ)の増大を抑制し、課題の解決を図ることができる。製造技術の微細化に伴いスタンダードセル内のトランジスタのゲート幅Wだけでなく電源配線の線幅も細くすることができ、スタンダードセルのサイズを縮小し、その結果、領域サイズ(チップサイズ)を縮小することができる。
また、実施形態1によれば、電源配線の線幅を縮小したスタンダードセルを自動配置して設計するにあたり、消費電流が相対的に多いスタンダードセルが密集配置された箇所で、局所的な電圧降下を回避する電源補強を、スタンダードセル情報に付加した消費電流情報に基づき自動配線する。この結果、電圧降下が問題となる箇所を網羅的に処置することができる。さらに、人手作業と比べ効率を高め、品質の悪化も防止することができる。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2について説明する。図23は、実施形態2を説明する図である。図23には、実施形態2における電源網の構成が模式的に示されている。実施形態2の処理手順は、図17と同様である。前記実施形態1では、消費電流が相対的に多いスタンダードセルが密集配置されている箇所に自動的に補強用電源配線(M2層の補強用電源/GND配線130/131)を配線するが、実施形態2では、消費電流が相対的に多いスタンダードセルの密集配置の度合い(規模)により、補強用電源配線の本数を可変させる。図23に示すように、スタンダードセル(消費電流が相対的に多い)の密集配置の度合いが小さな領域210aでは、補強用電源/GND配線130/131を1組敷設し、スタンダードセル(消費電流が相対的に多い)の密集配置の度合いが中程度の領域210bでは、補強用電源/GND配線130/131を2組敷設して補強し、スタンダードセル(消費電流が相対的に多い)の密集配置の度合いが大の領域210cでは、補強用電源/GND配線130/131を3組敷設して補強する。なお、図23の領域210aは、図20(B)に対応している。図23の例では、補強用電源/GND配線130/131の縦方向の長さは、2つのスタンダードセルを跨る長さとされている(ただし、これ以上の長さとしてもよい)。このように、実施形態2によれば、補強用電源配線の配線本数が異なる領域が電源網内に混在している。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について説明する。図24は、実施形態3を説明する図である。図24には、実施形態3における電源網の構成が示されている。前記実施形態1では、消費電流が相対的に多いスタンダードセルの密集配置状態を検出する範囲を、隣り合うM2層〜M1層の電源接続用ヴィア(VIA)部27(図19、図20)の範囲内としているが、実施形態3では、1回目の密集配置を検出する範囲は、前記実施形態1と同様、領域210として示すように、M2層〜M1層の電源接続用VIA間(図20(A)のM2層〜M1層の電源接続用ヴィア部(H)と(J)の間)とし、1回目の密集範囲の検出の後、2回目の密集範囲の検出を行う。
2回目の消費電流が相対的に多いスタンダードセルの密集範囲の検出の際には、領域211として示すように、複数のM2層〜M1層の電源接続用ヴィア(VIA)部の範囲を検出範囲とする。実施形態3では、このように、電源補強の範囲を拡張する。領域211では、3本の隣接するM2電源配線のM2層〜M1層の電源接続用ヴィア部に跨る領域を、消費電流が相対的に多いスタンダードセルの密集範囲の検出範囲とし、補強用電源/GND配線130/131を自動配線している。なお、図24の例では、補強用電源/GND配線130/131の縦方向の長さは、2つのスタンダードセルを跨る長さとされている(ただし、これ以上の長さとしてもよい)。
<実施形態4>
次に本発明の実施形態4について説明する。図25(A)、図25(B)、図26(A)、図26(B)は、SCRC形式(MTCMOS(Multi-Threshold CMOS形式)のスタンダードセル(インバータ)のレイアウトを模式的に示す図である。低消費電力化に伴い電源電圧の低電源電圧化によりMOSトランジスタの閾値電圧も下げる必要があるが、しきい電圧を下げると、サブスレショルドリーク電流が増大する。トランジスタのサブスレショルドリーク電流を低減する手法であるSCRC方式は、メイン電源電圧が供給される第1電源線(主電源線)と、第1電源線にスイッチトランジスタを介して接続される第2電源線(副電源線)とを設け、例えば第2電源線に接続される内部回路がアイドル状態(待機状態)であるとき、該スイッチトランジスタをオフにすることで第1電源線から内部回路を切り離して各トランジスタから流出するサブスレショルドリーク電流を低減している。SCRCでは、第1電源/GND(main VDD/GND)は通常の電源/GNDであるが、第2電源/GND(SCRC VDD/GND)は、第1電源を元に、回路を使用する時にのみ電源が供給される電源/GNDとなっている。
図25(A)に示すスタンダードセル100W(CMOSインバータ)のレイアウトでは、電源VDD側に第2電源(SCRC VDD: VDD2)を用い、GNDは第1GND(main GND)を用いている。このため、PMOSトランジスタのソース拡散層(P型拡散層101)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア103を介してM1層の第2電源配線(SCSR VDD)112に接続され、NMOSトランジスタのソース拡散層(N型拡散層109)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア108を介してM1層の第1GND配線(main GND)107に接続される。なお、他の要素は、図18(A)等と同様であるため、説明は省略する。
図25(B)に示すスタンダードセル100X(CMOSインバータ)のレイアウトでは、電源VDD側に第1電源(main VDD)を用い、GNDは第2GND(SCRC GND)を用いている。このため、PMOSトランジスタのソース拡散層(P型拡散層101)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア103を介してM1層の第1電源配線(main VDD)102に接続され、NMOSトランジスタのソース拡散層(N型拡散層109)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア108を介してM1層の第2GND配線(SCRC GND)117に接続される。なお、他の要素は、図18(A)等と同様であるため、説明は省略する。
図26(A)、図26(B)は、図25(A)、(B)にそれぞれ対応するSRCR方式のバッファ回路のレイアウトを例示する図である。図26(A)に示すスタンダードセル100Y(バッファ回路)のレイアウトでは、電源VDD側に第2電源(SCRC VDD: VDD2)を用い、GNDは第1GND(main GND)を用いている。このため、PMOSトランジスタのソース拡散層(P型拡散層101)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア103を介してM1層の第2電源配線(SCRC VDD)112に接続され、NMOSトランジスタのソース拡散層(N型拡散層109)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア108を介してM1層の第1GND配線(main GND)107に接続される。なお、他の要素は、図18(B)等と同様であるため、説明は省略する。
図26(B)に示すスタンダードセル100Z(バッファ回路)のレイアウトでは、電源VDD側に第1電源(main VDD)を用い、GNDは第2GND(SCRC GND)を用いている。このため、PMOSトランジスタのソース拡散層(P型拡散層101)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア103を介してM1層の第1電源配線(main VDD)102に接続され、NMOSトランジスタのソース拡散層(N型拡散層109)に接続するLIC層ソース配線104はヴィア108を介してM1層の第2GND配線(SCRC GND)117に接続される。なお、他の要素は、図18(B)等と同様であるため、説明は省略する。
図27は、図25乃至図26に示したスタンダードセルを配置した領域200に対して、M2層の補強電源/GND配線130/131を配置した例が示されている。複数種の電源が配設されている領域について、図26(B)のように、第1電源(main VDD)を使う消費電流が相対的に多いスタンダードセルZが密集配置されている箇所については、M2層の第1電源を補強する補強電源配線を配線する。図26(A)のように第2電源を使う消費電流が相対的に多いスタンダードセル100Yが密集配置されている箇所についてはM2層の第2電源を補強する補強電源/GND配線130/131を配線する。なお、図27の例では、補強用電源/GND配線130/131の縦方向の長さは、2つのスタンダードセルを跨る長さとされている(ただし、これ以上の長さとしてもよい)。このように、複数種の電源を備えた回路にも、本発明を適用することができる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 記憶装置
31 インバータ(CMOSインバータ)
32 バッファ回路
33 配線抵抗
34 配線容量
100、100A、100B、100W−100Z スタンダードセル
101 P型拡散層
102 第1メタル配線層(M1層)の電源配線
103 ヴィア(VIA)
104 LIC層:ソース配線
105 LIC層:ドレイン配線
106 ゲートポリシリコン層配線
107 M1層のGND配線
108 VIA
109 N型拡散層
112 M1層の第2電源配線
117 M1層の第2GND配線
121 M1層の電源配線の高抵抗箇所
122 M1層のGND配線の高抵抗箇所
123 M1層信号線配線領域
124 M2層の電源配線
125 M2層のGND配線
126 M2層の信号線配線領域
127、127a ヴィア部(M2層の電源配線とM1層の電源配線を接続するヴィア)
128、128a ヴィア部(M2層のGND配線とM1層のGND配線を接続するヴィア)
130 補強用電源配線
131 補強用GND配線
200、210、210a、210b、210c、211 領域

Claims (10)

  1. 自動配置配線による半導体装置の設計方法であって、
    記憶部に記憶されるセルの情報が前記セルの消費電流情報を含み、
    電源網を作成したのち、前記セルを自動配置し、
    前記セルの消費電流情報から、消費電流が相対的に大のセルの配置の密集度に応じて、補強用電源配線を自動配線する、ことを特徴とする半導体装置の設計方法。
  2. 前記電源網が、第1方向に沿って配置される複数のセルに電気的に接続され前記第1方向に延在された第1配線層の電源配線と、
    前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1配線層の電源配線との交差部で前記第1配線層の電源配線と電気的に接続される第2配線層の電源配線と、
    を少なくとも有し、
    相隣る前記第2配線層の電源配線の間には、前記第1方向に複数のセルが配置され、
    前記補強用電源配線は、前記消費電流が相対的に大のセルが前記第1方向に予め定められた密集度を超えた状態で配置された箇所で、前記第1配線層の電源配線に電気的に接続される前記第2配線層の電源配線からなる、ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の設計方法。
  3. 前記補強用電源配線は、前記消費電流が相対的に大のセルが前記第1方向に密集して配置された箇所で前記第1配線層の電源配線に電気的に接続され、前記第2配線層の前記電源配線と平行に、少なくとも1つのセルの前記第2方向の長さ分、延在され、且つ、前記第2配線層の前記電源配線よりも長さが短い、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の設計方法。
  4. 前記補強用電源配線の敷設本数を、消費電流が相対的に大のセルの密集配置の度合いに応じて可変させる、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の設計方法。
  5. 相隣る2組以上の前記第2配線層の前記電源配線の間の領域に対して、前記消費電流が相対的に大のセルが密集配置された箇所の検出を行う、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の設計方法。
  6. 電源電圧の異なる複数種の電源に対して、前記補強用電源配線を自動配線する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の設計方法。
  7. 第1方向に沿って配置される複数のセルに電気的に接続され前記第1方向に延在された第1配線層の電源配線と、
    前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1配線層の電源配線との交差部で前記第1配線層の電源配線と電気的に接続される第2配線層の電源配線と、
    を少なくとも有し、
    相隣る前記第2配線層の電源配線の間には、前記第1方向に複数のセルが配置され、
    前記消費電流が相対的に大のセルが、前記第1の方向に予め定められた密集度を超えた状態で配置されている箇所で、前記第1配線層の電源配線に電気的に接続される補強用電源配線を備えた、ことを特徴とする半導体装置。
  8. 前記補強用電源配線は、前記第2配線層の前記電源配線と平行に、少なくとも1つのセルの前記第2方向の長さ分延在され、且つ、前記第2配線層の前記電源配線よりも長さが短い、ことを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 半導体装置の自動配置配線処理を実行するデータ処理装置に、
    電源網を作成したのち、セルを自動配置し、
    記憶部に記憶されるセルの消費電流情報を参照して、消費電流が相対的に大のセルの配置の密集度に応じて、補強用電源配線を自動配線する処理を実行させるプログラム。
  10. 前記電源網が、第1方向に沿って配置される複数のセルに電気的に接続され前記第1方向に延在された第1配線層の電源配線と、前記第1方向に直交する第2方向に延在され、前記第1方向に直交する第2方向に延在され前記第1配線層の電源配線との交差部で前記第1配線層の電源配線と電気的に接続される第2配線層の電源配線と、を少なくとも有し、
    相隣る前記第2配線層の電源配線の間には、前記第1方向に複数のセルが配置され、
    前記補強用電源配線は、前記消費電流が相対的に大のセルが前記第1方向に予め定められた密集度を超えた状態で配置された箇所で、前記第1配線層の電源配線に電気的に接続された前記第2配線層の電源配線からなる、ことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
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