JP2016042415A - 携帯端末およびスイッチアセンブリ - Google Patents

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Hiroyuki Takita
寛幸 瀧田
義史 梶原
Yoshifumi Kajiwara
義史 梶原
浩朗 坂下
Hiroo Sakashita
浩朗 坂下
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Noriaki Kawaguchi
徳明 川口
利一 石岡
Riichi Ishioka
利一 石岡
健太郎 井上
Kentaro Inoue
健太郎 井上
圭 小島
Kei Kojima
圭 小島
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Abstract

【課題】被押圧部材に対する押圧の位置に関わらず接点スイッチを正常に押圧すること。
【解決手段】携帯端末は、スイッチアセンブリと、スイッチアセンブリを収容する筐体とを備える。スイッチアセンブリは、基材と、基材に固定される接点スイッチと、弾性カバーとを備える。弾性カバーは、接点スイッチの周囲を囲むように基材に取り付けられた筒状部と、筒状部の接点スイッチの周囲と対向する内面から延出する可撓性の面状部と、筒状部の内面に沿って面状部から立ち上がる立ち上がり部とを有する。また、弾性カバーは、立ち上がり部の先端に設けられ、接点スイッチと、接点スイッチを押下するための被押圧部材とを対向させた状態で被押圧部材を支持する板状部を有する。また、弾性カバーは、立ち上がり部から筒状部の内面に向けて突出し、被押圧部材の接点スイッチの方向への移動に連動して面状部が立ち上がり部の方向へ弾性的に撓む場合に、面状部に当接する突起部を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯端末およびスイッチアセンブリに関する。
従来、タブレット端末などの携帯端末では、押圧力を受ける被押圧部材が設けられており、ユーザが被押圧部材を押圧したり、スワイプしたりすることによって各種操作が行われる。被押圧部材としては、入力インタフェースである各種のキーや、指紋センサ等がある。被押圧部材に対する押圧によって各種操作を行う構造としては、例えば、接点スイッチを用いたキー構造が知られている。
接点スイッチを用いたキー構造は、プリント基板等の基材上に固定された接点スイッチと、接点スイッチの周囲を囲むように基材に取り付けられ、接点スイッチと対向させた状態でキートップを支持する弾性カバーとによって構成される。キートップの接点スイッチ側の面には押し子が形成される。ユーザがキートップを押圧すると、押圧力によって弾性カバーが撓み、キートップの押し子が接点スイッチの方向へ移動して接点スイッチを押下する。
なお、接点スイッチとしては、例えば、導電材料をドーム状に形成したドームスイッチが知られている。
実開平5−6587号公報 特開平7−262872号公報 特開2000−315444号公報
しかしながら、上述した従来のキー構造では、被押圧部材に対する押圧の位置に依っては接点スイッチを正常に押下することが困難であるという問題がある。
すなわち、従来のキー構造では、ユーザによって被押圧部材であるキートップの縁の位置が押圧された場合、弾性カバーの撓みによってキートップが水平方向から傾くため、キートップの接点スイッチの方向への移動が妨げられる。キートップの接点スイッチの方向への移動が妨げられると、キートップの位置が接点スイッチの位置に対して相対的にずれ、結果として、キートップの押し子が接点スイッチを正常に押下することが困難となる恐れがある。このような問題は、被押圧部材として指紋センサが用いられる場合にも同様に起こり得る。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、被押圧部材に対する押圧の位置に関わらず接点スイッチを正常に押圧することができる携帯端末およびスイッチアセンブリを提供することを目的とする。
本願の開示する携帯端末は、一つの態様において、スイッチアセンブリと、前記スイッチアセンブリを収容する筐体とを備える。スイッチアセンブリは、基材と、前記基材に固定される接点スイッチと、弾性カバーとを備える。弾性カバーは、前記接点スイッチの周囲を囲むように前記基材に取り付けられた筒状部と、前記筒状部の前記接点スイッチの周囲と対向する内面から延出する可撓性の面状部と、前記筒状部の前記内面に沿って前記面状部から立ち上がる立ち上がり部とを有する。また、弾性カバーは、前記立ち上がり部の先端に設けられ、前記接点スイッチと、前記接点スイッチを押下するための被押圧部材とを対向させた状態で前記被押圧部材を支持する板状部を有する。また、弾性カバーは、前記立ち上がり部から前記筒状部の前記内面に向けて突出し、前記被押圧部材の前記接点スイッチの方向への移動に連動して前記面状部が前記立ち上がり部の方向へ弾性的に撓む場合に、前記面状部に当接する突起部を有する。
本願の開示する携帯端末の一つの態様によれば、被押圧部材に対する押圧の位置に関わらず接点スイッチを正常に押圧することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例のタブレット端末の外観を示す斜視図である。 図2は、本実施例のタブレット端末の分解斜視図である。 図3は、スイッチアセンブリの分解斜視図である。 図4は、スイッチアセンブリの弾性カバーの斜視図である。 図5は、スイッチアセンブリと内側ケースの環状突起との嵌合状態を示す断面図である。 図6は、立ち上がり部を基準とした第1の斜面の角度を説明するための図である。 図7は、指紋センサがユーザの指でスワイプされることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の、比較例の弾性カバーの挙動を示す図である。 図8は、指紋センサがユーザの指でスワイプされることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の、実施例の弾性カバーの挙動を示す図である。 図9は、指紋センサの中央がユーザの指で押圧されることによって指紋センサの中央に押圧力が加えられた場合の弾性カバーの挙動を示す図である。 図10は、指紋センサの縁がユーザの指で押圧されることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の弾性カバーの挙動を示す図である。
以下に、本願の開示する携帯端末およびスイッチアセンブリの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。例えば、以下の実施例では、携帯端末の一例としてタブレット端末を一例に挙げて説明するが、これに限らず、接点スイッチ及び接点スイッチを押下するための被押圧部材を備えた携帯端末であれば如何なる携帯端末であってもよい。
図1は、本実施例のタブレット端末の外観を示す斜視図である。図2は、本実施例のタブレット端末の分解斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施例のタブレット端末100は、外側ケース110と、内側ケース130と、表示部150と、スイッチアセンブリ170とを有する。
外側ケース110は、例えば、一面が開口された箱状に形成されている。
内側ケース130は、外側ケース110の開口に対応する枠状に形成された天板131を有する。天板131には、外側ケース110と重合される外壁132が設けられる。内側ケース130は、外壁132の先端と、外側ケース110の底面と間にパッキン111が介挿された状態で、外側ケース110に組み合わされる。また、天板131には、外壁132により囲まれる空間を2つの空間に隔てる内壁133が設けられる。外壁132により囲まれる空間は、内壁133によって、内壁133の内側の空間と、内壁133と外壁132とで挟まれる空間とに隔てられる。また、内壁133には、内壁133の内側の空間を内側ケース130の厚み方向に沿った2つの空間に隔てる隔壁134が設けられる。隔壁134によって、内壁133の内側の空間は、各種の部品を収容するための表側の空間と裏側の空間とに隔てられる。隔壁134の表側の空間には、表示部150が収容される。隔壁134の裏側の空間には、各種の電子部品や回路が実装される基板135が収容される。また、隔壁134の中央には、開口が設けられ、隔壁134の開口には、電池パック136が取り付けられる。また、内壁133と外壁132とで挟まれる空間には、スイッチアセンブリ170が収容される。具体的には、内側ケース130は、天板131に穿たれた開口部137と、開口部137の周囲から内壁133と外壁132とで挟まれる空間へ突出する環状突起138とを有する。そして、スイッチアセンブリ170は、後述する指紋センサが開口部137から露出された状態で、内側ケース130の環状突起138に嵌合される。スイッチアセンブリ170と内側ケース130の環状突起138との嵌合状態については、後に詳細に説明する。内側ケース130は、「筐体」の一例に相当する。
表示部150は、LCD(Liquid Crystal Display)モジュール等の表示モジュール151と、タッチパネル152とを貼り合せることにより形成される。表示モジュール151は、隔壁134の表側の空間に収容され、タッチパネル152は、両面テープを介して内側ケース130の天板131上に取り付けられる。また、タッチパネル152の開口部137と対向する縁部には、開口部137を避ける形状に形成された切欠き部152aが設けられる。
スイッチアセンブリ170は、接点スイッチおよび接点スイッチを押下するための被押圧部材等を組み合わせることで得られるアセンブリである。
ここで、図3〜図5を参照して、スイッチアセンブリ170の構造、並びに、スイッチアセンブリ170と内側ケース130の環状突起138との嵌合状態を詳細に説明する。図3は、スイッチアセンブリの分解斜視図である。図4は、スイッチアセンブリの弾性カバーの斜視図である。図5は、スイッチアセンブリと内側ケースの環状突起との嵌合状態を示す断面図である。
図3に示すように、スイッチアセンブリ170は、ホルダ210、ドームスイッチ220、指紋センサ230、押し子240および弾性カバー250を有する。
ホルダ210は、各種の部品を固定するための基材であり、スイッチアセンブリ170と内側ケース130の環状突起138とが嵌合された状態で、内側ケース130に固定される。ホルダ210には、弾性カバー250が取り付けられる環状の台座211が設けられる。台座211に囲まれる領域には、フレキケーブル212が設けられる。フレキケーブル212は、台座211に囲まれる領域に形成される孔を介してホルダ210の裏面に折り返され、ホルダ210に沿って延伸され、ホルダ210によって中間部分が固定され、基板135に接続される。
ドームスイッチ220は、導電材料をドーム状に形成した接点スイッチである。ドームスイッチ220は、ホルダ210に固定される。具体的には、ドームスイッチ220は、ドームスイッチ220とホルダ210との間にフレキケーブル212が介挿された状態で、ホルダ210の台座211に囲まれる領域に固定される。また、ドームスイッチ220は、ホルダ210に固定された状態で弾性カバー250によって覆われる。
指紋センサ230は、指紋を読み取るセンサである。指紋センサ230は、弾性カバー250によってドームスイッチ220が覆われた状態で、弾性カバー250によって支持される。指紋センサ230の、指を置く面とは反対側の面には、弾性カバー250を貫通する押し子240が貼り付けられる。ユーザが指紋センサ230を押圧したり、スワイプしたりすると、指紋センサ230が受ける押圧力によって弾性カバー250が弾性的に撓み、押し子240がドームスイッチ220の方向へ移動してドームスイッチ220を押下する。指紋センサ230及び押し子240は、「被押圧部材」の一例である。
弾性カバー250は、指紋センサ230を支持しつつ、ドームスイッチ220を覆う弾性部材である。弾性カバー250は、図4及び図5に示すように、ドームスイッチ220の周囲を囲むようにホルダ210に取り付けられた筒状部251を有する。筒状部251には、断面視でL字型の板金251aが埋め込まれる。筒状部251は、筒状部251の底部から露出される板金251aの一部と、ホルダ210の台座211とが両面テープを介して貼り合わされることによって、ホルダ210に取り付けられる。そして、筒状部251は、スイッチアセンブリ170と内側ケース130の環状突起138とが嵌合された状態で、内側ケース130の環状突起138に弾性的に押し当てられる。このように、筒状部251が内側ケース130の環状突起138に弾性的に押し当てられることにより、スイッチアセンブリ170と内側ケース130の環状突起138との隙間が筒状部251によって封止される。
また、弾性カバー250は、図4及び図5に示すように、筒状部251のドームスイッチ220の周囲と対向する内面から延出する可撓性の面状部252を有する。面状部252の縁部は、ドームスイッチ220の周囲に対応する位置において矩形状の開口を形成する。言い換えると、面状部252は、矩形状の開口を形成する面状部252の縁部を自由端とし、筒状部251の内面に配置された面状部252の基端部を固定端とする片持ち梁が形成されるように、筒状部251の内面から延出する。
また、弾性カバー250は、図4及び図5に示すように、筒状部251の内面に沿って面状部252から立ち上がる立ち上がり部253を有する。具体的には、立ち上がり部253は、面状部252から筒状部251の内面に沿って矩形枠状に立ち上がる。これにより、立ち上がり部253は、筒状部251の内面と対向する外面を有する矩形枠を形成する。
また、弾性カバー250は、図4及び図5に示すように、立ち上がり部253の先端に板状部254を有する。板状部254には、中央が開口された板金254aが埋め込まれ、板金254aの上面は、板状部254から露出される。板金254aの上面には、両面テープ254bが貼り付けられる。そして、板状部254は、ドームスイッチ220と、被押圧部材である指紋センサ230とを対向させた状態で指紋センサ230を支持する。具体的には、板状部254は、指紋センサ230に貼り付けられた押し子240を板金254aの開口からドームスイッチ220側へ貫通させつつ、両面テープ254bを介して板金254aの上面において指紋センサ230を支持する。指紋センサ230に押圧力が加えられると、指紋センサ230がドームスイッチ220の方向へ移動する。すると、指紋センサ230のドームスイッチ220の方向への移動に連動して、板状部254および立ち上がり部253は、ドームスイッチ220の方向へ移動し、面状部252は、立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む。指紋センサ230に対する押圧力が解放されると、板状部254および立ち上がり部253は、ドームスイッチ220とは反対の方向へ移動し、面状部252は、弾性的に撓む前の形に復元する。
さらに、弾性カバー250は、図4及び図5に示すように、立ち上がり部253から筒状部251の内面に向けて突出する突起部255を有する。本実施例では、複数の突起部255が、矩形枠を形成する立ち上がり部253から筒状部251の内面に向けて突出する。例えば、図4に示すように、2つの突起部255が矩形枠状の立ち上がり部253の長辺から突出する場合を想定する。この場合、2つの突起部255は、立ち上がり部253の長辺のうち長辺の中心よりも長辺の端部に近い位置から筒状部251の内面に向けて突出する。突起部255は、指紋センサ230のドームスイッチ220の方向への移動に連動して面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む場合に、面状部252に当接する。突起部255が面状部252に当接することによって、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制される。
突起部255の面状部252と当接する部分には、筒状部251の内面に近づくほど面状部252との距離が拡がる第1の斜面255aが形成される。突起部255の面状部252から最も離れた部分と、面状部252との距離は、ドームスイッチ220が押し子240によって押下される場合に、ドームスイッチ220の押し子240によって押下される部分が移動する距離の最大値に等しい。以下では、ドームスイッチ220の押し子240によって押下される部分が移動する距離の最大値を「スイッチストローク」と呼ぶ。立ち上がり部253を基準とした第1の斜面255aの角度は、スイッチストロークと、立ち上がり部253からの突起部255の突出量とに基づいて、決定される。
図6は、立ち上がり部を基準とした第1の斜面の角度を説明するための図である。図6に示すように、突起部255の面状部252から最も離れた部分と、面状部252との距離を「a」と定義し、立ち上がり部253からの突起部255の突出量を「h」と定義する。すると、立ち上がり部253を基準とした第1の斜面255aの角度「θ」は、以下の式(1)により表される。
Figure 2016042415
ここで、上述したように、突起部255の面状部252から最も離れた部分と、面状部252との距離「a」は、スイッチストロークに等しい。スイッチストロークを「s」と定義する。すると、立ち上がり部253を基準とした第1の斜面255aの角度「θ」は、スイッチストローク「s」と、立ち上がり部253からの突起部255の突出量「h」とに基づいて、決定される。すなわち、上記の式(1)から以下の式(2)が導出される。
Figure 2016042415
図4及び図5の説明に戻る。突起部255は、立ち上がり部253から筒状部251の内面に向けて、内側ケース130の開口部137の縁に近接するように突出する。開口部137の縁は、「筐体の一部」の一例である。突起部255の、開口部137の縁に近接する部分には、面状部252から離れるほど開口部137の縁との距離が拡がる第2の斜面255bが形成される。指紋センサ230に対する押圧力が解放されることによって、板状部254および立ち上がり部253が、ドームスイッチ220とは反対の方向へ移動する場合に、第2の斜面255bと開口部137の縁とが摺接する。これにより、突起部255が開口部137の縁に引っ掛かる事態が回避される。
次に、図7及び図8を参照して、指紋センサ230がユーザの指でスワイプされることによって指紋センサ230の縁に押圧力が加えられた場合の弾性カバー250の挙動を説明する。図7は、指紋センサがユーザの指でスワイプされることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の、比較例の弾性カバーの挙動を示す図である。図8は、指紋センサがユーザの指でスワイプされることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の、実施例の弾性カバーの挙動を示す図である。図7に示す比較例の弾性カバー250−1は、突起部255を有さない点が、図8に示す実施例の弾性カバー250とは異なる。
図7に示す弾性カバー250−1では、指紋センサ230がユーザの指で矢印S1の方向へスワイプされることで指紋センサ230の縁に押圧力P1が加えられると、面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む。すると、面状部252の撓みによって指紋センサ230が水平方向から矢印R1の方向へ傾くため、指紋センサ230のドームスイッチ220の方向への移動が妨げられる。これにより、指紋センサ230の位置がドームスイッチ220の位置に対して相対的にずれ、押し子240によってドームスイッチ220が正常に押下されない。
これに対して、図8に示す弾性カバー250では、ユーザの指で矢印S1の方向へスワイプされることで指紋センサ230の縁に押圧力P1が加えられ、面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む場合に、突起部255が面状部252に当接する。突起部255が面状部252に当接することによって、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制される。面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制されることによって、指紋センサ230の傾きが抑制される。このため、指紋センサ230の位置とドームスイッチ220の位置との相対的なずれや、指紋センサ230の潜り込みが無くなり、押し子240によってドームスイッチ220が正常に押下される。さらに、指紋センサ230による指紋の読み取り精度の低下が軽減される。
次に、図9を参照して、指紋センサ230の中央がユーザの指で押圧されることによって指紋センサ230の中央に押圧力が加えられた場合の弾性カバー250の挙動を説明する。図9は、指紋センサの中央がユーザの指で押圧されることによって指紋センサの中央に押圧力が加えられた場合の弾性カバーの挙動を示す図である。
図9に示すように、指紋センサ230の中央がユーザの指で押圧されることによって指紋センサ230の中央に押圧力P2が加えられると、自由端である面状部252の縁部に対して立ち上がり部253の立ち上がり方向に沿った力が働く。そして、指紋センサ230がドームスイッチ220の方向へ移動する。指紋センサ230のドームスイッチ220の方向への移動に連動して、立ち上がり部253は、板状部254とともにドームスイッチ220の方向へ移動する。すると、面状部252の縁部には、固定点である面状部252の基端部を支点として矢印A1の方向に回転する力が働く。これにより、面状部252は、立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む。さらに、面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む場合に、突起部255が面状部252に当接する。突起部255が面状部252に当接することによって、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制される。面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制されることによって、指紋センサ230の傾きが抑制される。このように、面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓むことで、押圧力P2に対応する反力が指紋センサ230からユーザの指に適度に働くので、指紋センサ230のクリック感が阻害されない。さらに、突起部255が面状部252に当接するので、指紋センサ230の位置とドームスイッチ220の位置との相対的なずれや、指紋センサ230の潜り込みが無くなり、押し子240によってドームスイッチ220が正常に押下される。
次に、図10を参照して、指紋センサ230の縁がユーザの指で押圧されることによって指紋センサ230の縁に押圧力が加えられた場合の弾性カバー250の挙動を説明する。図10は、指紋センサの縁がユーザの指で押圧されることによって指紋センサの縁に押圧力が加えられた場合の弾性カバーの挙動を示す図である。
図10に示すように、指紋センサ230の縁がユーザの指で押圧されることによって指紋センサ230の縁に押圧力P3が加えられると、押圧力P3が加えられた位置に対応する位置において面状部252が立ち上がり部253の方向へ弾性的に撓む。このとき、突起部255が面状部252に当接する。突起部255が面状部252に当接することによって、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制される。ここで、突起部255の面状部252から最も離れた部分と、面状部252との距離が、ドームスイッチ220のスイッチストロークに等しいため、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みは、スイッチストロークが確保されるように抑制される。面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制されることによって、指紋センサ230の矢印A2の方向への傾きが抑制される。このため、指紋センサ230の位置とドームスイッチ220の位置との相対的なずれや、指紋センサ230の潜り込みが無くなり、押し子240によってドームスイッチ220が正常に押下される。
以上、本実施例のタブレット端末では、指紋センサ230のドームスイッチ220の方向への移動に連動して弾性カバー250の面状部252が立ち上がり部253の方向へ撓む場合に、立ち上がり部253からの突起部255が面状部252に当接する。このため、面状部252の立ち上がり部253の方向への撓みが抑制され、指紋センサ230の傾きが抑制され、指紋センサ230の位置とドームスイッチ220の位置との相対的なずれが無くなる。結果として、本実施例のタブレット端末によれば、指紋センサ230に対する押圧の位置に関わらずドームスイッチ220を正常に押下することができる。
また、本実施例のタブレット端末は、指紋センサ230の位置とドームスイッチ220の位置との相対的な位置を維持することができるので、指紋の読み取りの精度の低下を軽減することができる。
100 タブレット端末
110 外側ケース
130 内側ケース
131 天板
132 外壁
133 内壁
134 隔壁
137 開口部
138 環状突起
170 スイッチアセンブリ
210 ホルダ
220 ドームスイッチ
230 指紋センサ
240 押し子
250 弾性カバー
251 筒状部
252 面状部
253 立ち上がり部
254 板状部
255 突起部
255a 第1の斜面
255b 第2の斜面

Claims (7)

  1. 基材と、前記基材に固定される接点スイッチと、前記接点スイッチの周囲を囲むように前記基材に取り付けられた筒状部、前記筒状部の前記接点スイッチの周囲と対向する内面から延出する可撓性の面状部、前記筒状部の前記内面に沿って前記面状部から立ち上がる立ち上がり部、前記立ち上がり部の先端に設けられ、前記接点スイッチと、押圧力を受ける被押圧部材とを対向させた状態で前記被押圧部材を支持する板状部、および前記立ち上がり部から前記筒状部の前記内面に向けて突出し、前記被押圧部材の前記接点スイッチの方向への移動に連動して前記面状部が前記立ち上がり部の方向へ弾性的に撓む場合に、前記面状部に当接する突起部を有する弾性カバーとを備えたスイッチアセンブリと、
    前記スイッチアセンブリを収容する筐体と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記突起部の前記面状部から最も離れた部分と、前記面状部との距離は、前記接点スイッチが前記被押圧部材によって押下される場合に、前記接点スイッチの前記被押圧部材によって押下される部分が移動する距離の最大値であるスイッチストロークに等しいことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記突起部の前記面状部に当接する部分に、前記筒状部の前記内面に近づくほど前記面状部との距離が拡がる第1の斜面が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記立ち上がり部を基準とした前記第1の斜面の角度は、前記スイッチストロークと、前記立ち上がり部からの前記突起部の突出量とに基づいて、決定されることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記突起部は、前記立ち上がり部から前記筒状部の前記内面に向けて前記筐体の一部に近接するように突出し、
    前記突起部の前記筐体の一部に近接する部分に、前記面状部から離れるほど前記筐体の一部との距離が拡がる第2の斜面が形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯端末。
  6. 前記立ち上がり部は、前記面状部から前記筒状部の前記内面に沿って矩形枠状に立ち上がり、
    複数の前記突起部が、前記立ち上がり部の長辺のうち該長辺の中心よりも該長辺の端部に近い位置から前記筒状部の前記内面に向けて突出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯端末。
  7. 基材と、
    前記基材に固定される接点スイッチと、
    前記接点スイッチの周囲を囲むように前記基材に取り付けられた筒状部、前記筒状部の前記接点スイッチの周囲と対向する内面から延出する可撓性の面状部、前記面状部から前記筒状部の前記内面に沿って立ち上がる立ち上がり部、前記立ち上がり部の先端に設けられ、前記接点スイッチと、押圧力を受ける被押圧部材とを対向させた状態で前記被押圧部材を支持する板状部、および前記立ち上がり部から前記筒状部の前記内面に向けて突出し、前記被押圧部材の前記接点スイッチの方向への移動に連動して前記面状部が前記立ち上がり部の方向へ弾性的に撓む場合に、前記面状部に当接する突起部を有する弾性カバーと
    を備えたことを特徴とするスイッチアセンブリ。
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JP2019069695A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置
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