JP2016041892A - 施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】障子に取り付けられ、連動板を移動して係止部材を竪枠の係止受具に係合するようにした施錠装置であって、施錠装置を取り付けるための框の寸法を小さくできる施錠装置を提供する。
【解決手段】ハンドルを框の内方見込み面側に設ける。このハンドルにより操作されるカム装置を形成し、その一部が框の外部に突出した状態で框に組み込む。カム装置はハンドルにより回動する板状のカムを有する。連動板に連結板を固定し、この連結板に設けた従動カム部間に上記カムの先端を臨ませる。框から突出するカム装置の一部はカバーで覆われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、窓、ドア等の障子の施解錠に使用する施錠装置に関する。
窓、ドア等の障子の施解錠には種々の錠装置が用いられており、框に取り付けたハンドルを回転して上下方向に連動板を移動させ、この連動板に設けた係合部材を、竪枠に設けた係止受具に係合若しくは離脱させて施解錠できるようにしたグレモン装置が広く用いられている。通常このグレモン装置は、框の中空部に収納される錠装置と、中空部の一側の見込み面に沿って上下動する連動板を有する。錠装置は、框の外面に取り付けられるハンドルと、框の内部に設けられるケースと、ケース内に設けられ上記ハンドルにより回転するカムと、カムに係合しケースに設けた案内溝に沿って摺動するスライダーを有する。そして、このスライダーに上記連動板をねじ着して連動板を移動している(例えば特許文献1参照)。
上記のようなグレモン装置は、框の中空部に収納されるケース内にスライダーを組み込み、このスライダーに連動板を連結する構成であるので、錠装置が大きくなり、構造も複雑であり、スライダーの点検の際には錠装置を外さなければならないから、作業が面倒である。そこで、スライダーをケース内に設けずに、連動板にスライド体を取り付け、スライド体をケースに設けたカムに係合させて上下動させるようにした錠装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特許文献2に示すような錠装置では、錠装置本体(ケース体)の全体を、框に設けた中空部内に収納しているので、中空部を形成した框が大きくなり、窓の開口面積を大きく形成することがむずかしくなる。このような問題を解消するようケース体を用いない構成のグレモン錠も提案されている(例えば特許文献3、4参照)。
上記特許文献2〜4に示されたグレモン錠は、いずれもハンドルが框の見付け面側の室内側面部に取り付けられている。そして、ハンドルに設けたハンドル軸を、框の室内側壁に設けた取付孔を貫通して框内に延出し、カムに連結する構成であるため、ハンドルを取り付けている框の見付け寸法は、少なくともハンドルの台座部分の直径よりも大きく形成しなければならない。また、従来の装置では、上下動する連動板が、框の中空部の見付け方向とほぼ一直線上に隣接する位置に設けられているので、見付け寸法が大きくなる。したがって、従来提案されている上記のような構造では框の見付け寸法を小さくすることがむずかしい。
特開平10−102851号公報(段落0020、図5) 特許第4755620号公報(図3、図8、図9) 特許第5180147号公報(特許請求の範囲、図2) 実公昭53−5040号公報(実用新案登録請求の範囲、図2、図3)
本発明は、框に取り付けたハンドルを操作して施解錠できるようにした施錠装置(グレモン錠)において、框の見付け法を小さく形成できるようにした施錠装置を提供することである。
上記のように、ハンドルを取り付ける框の見付け寸法を小さく形成するためには、ハンドルにより操作されるカムの構成を変えるとともに錠装置本体の全体を框の中空部に収納せずに、一部を框の外方に露出させることができる構成にすれば、中空部の見付け寸法が小さい框に施錠装置(グレモン装置)を組み込むことが可能である。
すなわち、本発明によれば、枠体内に開閉可能に支持された障子にハンドルを設け、このハンドルにより操作されるカム装置を介して連動板を移動し、該連動板に設けた係止部材を枠体に設けた係止受具に係合離脱させて施解錠するようにした施錠装置であって、上記障子の框は外側にパネル支持面を形成した中空部を有し、該中空部は内方見込み面、外方見込み面及び内方見込み面と外方見込み面の室内側に存する室内側見付け面を有し、一方上記カム装置は、ケース部材と該ケース部材に回動可能に取り付けられた板状のカムを有し、該ケース部材の一端側は上記中空部内に挿入され、他端側は中空部から上記内方見込み面側に突出し、内方見込み面から突出するケース部材を覆うカバーを形成すると共に上記カムに連結するハンドルを設けて該ハンドルを該カバーから突出し、上記外方見込み面側に、外方見込み面に沿って移動可能な連動板と、対向する二つの従動カム部を有する連結板を設け、該連結板を上記従動カム部間に上記カムが対向するように上記連動板に連結したことを特徴とする施錠装置が提供され、上記課題が解決される。
上記連動板は、上記中空部の外側よりも見込み方向の室外側に位置し、上記連結板は上記カムに対向する従動カム部と、連動板に固着するようL字状に屈曲して延びる支持部を有する上記施錠装置が提供される。また、上記ハンドルが施錠位置及び解錠位置に移動したとき、上記ハンドルをその位置に保持する保持手段が設けられている上記施錠装置が提供される。
本発明は上記のように構成され、枠体内に開閉可能に支持された障子にハンドルを設け、このハンドルにより操作されるカム装置を介して連動板を移動し、該連動板に設けた係止部材を枠体に設けた係止受具に係合離脱させて施解錠するようにした施錠装置であって、上記障子の框は外側にパネル支持面を形成した中空部を有し、該中空部は内方見込み面、外方見込み面及び内方見込み面と外方見込み面の室内側に存する室内側見付け面を有し、一方上記カム装置は、ケース部材と該ケース部材に回動可能に取り付けられた板状のカムを有し、該ケース部材の一端側は上記中空部内に挿入され、他端側は中空部から上記内方見込み面側に突出し、内方見込み面から突出するケース部材を覆うカバーを形成すると共に上記カムに連結するハンドルを設けて該ハンドルを該カバーから突出し、上記外方見込み面側に、外方見込み面に沿って移動可能な連動板と、対向する二つの従動カム部を有する連結板を設け、該連結板を上記従動カム部間に上記カムが対向するように上記連動板に連結したので、框の中空部の見付け寸法は、ケース部材の見付け方向の全幅よりも狭く形成することができ、かつ中空部の見込み寸法は板状に形成されたカムの厚さにケース部材の厚さを加えた程度の寸法があればよく、框を小さく形成して障子の開口面積を広くすることができる。
さらに、上記連動板を上記中空部の外側よりも見込み方向の室外側に位置させ、上記連結板を、上記カムに対向する従動カム部と、連動板に固着するようL字状に屈曲して延びる支持部を有する形状に形成すると、中空部の内方見込み面から連結板の外側面までの寸法を小さく形成することができ、一層框の寸法を小さくすることができる。また、上記ハンドルが施錠位置及び解錠位置に移動したとき、上記ハンドルをその位置に保持する保持手段を設けたので、ハンドルが勝手に回動するおそれがなく、施錠状態及び解錠状態を維持することができる。
本発明の一実施例を示し、框に取り付けた状態の断面図。 カム装置の正面図。 カム装置の断面図。 カム装置を分解して示す説明図。 ハンドル及びカムを示し、 (A)は正面図、(B)はカムに沿った断面図。 一方のケース部材を示し、(A)は正面図、(B)は側面図。 他方のケース部材を示し、(A)は正面図、(B)は側面図。 板バネを示し、(A)は正面図、(B)は側面図。 固定板を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。 連結板を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。 カムと連結板の関係を示し、(A)は施錠状態、(B)は施錠状態から離れる瞬間、(C)は連結板を施錠位置から解錠位置に移動を開始させる状態、(D)は連結板を解錠位置から施錠位置に移動を開始させる状態、(E)は解錠状態から離れる瞬間、 (F)は解錠状態の説明図。
本発明の基本的構成は、枠体内に開閉可能に支持された障子にハンドルを設け、このハンドルにより操作されるカム装置を介して連動板を移動し、該連動板に設けた係止部材を枠体に設けた係止受具に係合離脱させて施解錠するようにした施錠装置(グレモン装置)である。図1は、枠体内に開閉可能に支持された障子の平面図である。公知のように、窓、ドア等のガラス等のパネル1は、周辺が框2で保持され、閉鎖位置において、框は枠体に沿って閉鎖され、図1においては、枠体として、竪枠3が示されている。
上記框は、図1に示す実施例では、見込み方向の室外側に存する外方框部材4と、この框に組み込まれ見付け方向の室内側に存する内方框部材5で構成されている。上記外方框部材4はアルミ形材で構成され、内方框部材5は樹脂部材で構成されているが、両部材をアルミ形材で構成することもできる。内方框部材5は、外側にパネル支持面6を形成した中空部7を有する。該中空部7は、内方に存する内方見込み面8と、外方に存する外方見込み面9と、内方見込み面8と外方見込み面9の室内側に存する室内側見付け面10で囲まれている。該中空部の一部には、内方見込み面側に開口するカム装置取付孔11が形成され、外方見込み面側には連結板挿入口12が形成され、パネル支持面側には固定板挿入口13が形成されている。
図1〜図4を参照し、カム装置14は、ハンドル15に連結される板状のカム16と、このカム16を回動可能に保持するケース部材17を有する。カム16は、図5に示すように、強度のある金属材料製の板状材料で、略円板状の中心部18と、該中心部18に設けた回動孔19の中心線に沿って一方側に突出する作用部20と、他方側に延びる支持部21を有し、上記中心部18、作用部20、支持部21の周囲全体を樹脂が覆うように樹脂製のハンドル15がインサート成形の要領により形成されている。上記作用部の中間部には、ハンドル15を移動位置に保持するための保持手段として位置決め孔22が設けられている。上記ハンドル15はパネルに接触しないよう屈曲して形成されている。
ケース部材17は、適宜形状に形成することができ、図に示す実施例では、上記カム16の中心部18を軽く挟着できるよう対向して位置する二枚のケース部材で構成してあるが、一つのケース部材若しくは一体成形したケース部材(図示略)で構成することもできる。実施例においては、図6、図7に示すように金属材料製の細幅の板状材料を略L字状に屈曲して二つのケース部材17a、17bを具備しており、該ケース部材の両端近くには取付孔23が形成され、中間部には見付け方向に延びる起立片24が設けられている。図4において、一方の部材17aの起立片24の上下端には、対向するケース部材17bの起立片24の上端、下端に接するよう対向するケース部材方向に屈曲して延びる係合片25が設けられている。該起立片24には、カム16の回動範囲を規制するためのストッパーピン26を挿入固着するストッパーピン取付孔27が形成されている。ストッパーピン26は、対向するケース部材17a、17bのストッパーピン取付孔27に貫通され、ケース部材17にかしめられる。
上記起立片24と反対方向の見付け方向には、カム16の枢軸28を挿入するための軸取付孔29を有する袖片30が形成されている。この軸取付孔29の位置は、内方框部材5に取り付けた際、ほぼ内方見込み面に中心が存するように設けられている。上記軸取付孔29の周縁は、対向するケース部材側に少し突出するように形成され、内方に突出した面31が上記カム16の中心部18の側面に摺接してカムのガタつきを防止している。上記枢軸28は、この軸取付孔29を通してカム16の回動孔19に挿通され、端部がケース部材の側面でかしめられている。このとき、実施例では、上記カム16の中心部の外周を樹脂で覆ってあるので、ケース部材17及びカム16をストッパーピン26及び枢軸28でかしめても、カム16の回動はスムーズである。
上記ケース部材の内側面には、ハンドル15を閉鎖位置及び解錠位置に仮保持するための保持手段を構成する板バネ32が設けられている。この板バネは、図8に示すように、屈曲して延びる端縁部33を有する薄板状で、上記ストッパーピン26を挿通させるための挿通孔34を有し、該挿通孔の周縁は少し起立している。また、挿通孔34の近くには板面から略半球状に突出するボス部35を設けてあり、ボス部間は幅狭に形成され、この幅狭部36はケース部材方向に少し屈曲している。上記の構成により板バネをケース部材の内面に沿って取り付けたとき、ボス部35の背面には微小空間が形成され、ボス部が弾性的に変位することを許容している。このボス部の位置は、ハンドルを操作して、開錠位置若しくは施錠位置までカムを回転したとき、上記カムに形成した位置決め孔22にボス部35の先端が陥入する位置であり、この位置でカムは仮保持される。開錠位置と施錠位置間をカムが移動するときには、ボス部は弾性的に後退してカムの回動を許容する。なお、保持手段としては、カムの移動軌跡内に弾性的に移動可能なボールその他の適宜の係止部材を設けて仮保持することもできる(図示略)。
上記カム装置14は、ケース部材の一部、図に示す実施例では袖片30が内方框部材5から突出する状態で内方框部材5に形成したカム装置取付孔11に挿入され、框部材に固定される。框部材に固定するには、内方框部材5に直接ねじ止めしてもよいが、実施例では、内方框部材が樹脂製であるので、固定板37を用いて外方框部材4に固定している。固定板37は、図9に示すように、ケース部材の取付孔23に連通するようねじ孔38を形成した止着片39を上下部に有し、この止着片から見込み方向に屈曲して延びる基板40を形成し、基板には外方框部材4にねじ41で固定するためのねじ孔42が形成されている。この固定板37は内方框部材5のパネル側側面に形成した固定板取付孔13を通して延び、カム装置14と外方框部材4を連結する。
内方框部材5の内方見込み面方向に突出するカム装置14のケース部材の袖片30は、カバー43で覆われる。該カバー43は図1、図4に示すようにほぼカム装置14のケース部材と同じ長さを有し、カム装置を内方框部材5のカム装置取付孔11に挿入した際、裏面が取付孔の周縁に当接するよう少し取付孔よりも大きく形成され、所望により、この裏面には防塵、防水等の目的で発泡シート44が張着されている。カバー43は、中心部が上記ハンドル15を挿通できるよう開口しており、この開口部の内側面には、袖片30を受け入れる受溝45が対向して形成されている。このカバー43の上下端近くには取付孔46が形成され、この取付孔46からねじ47を挿入し、上記ケース部材17の取付孔23を貫通して上記固定板37のねじ孔38にねじ止めしてカム装置は組み立てられる。このねじ47の頭部を隠すようカバー43にはキャップ48が取り付けられる。
連動板49は、外方框部材4に形成した案内溝50に摺動可能に挿入される。この案内溝50の位置は、上記中空部7の側面よりも見込み方向の室外側に設けられており、公知のように、竪枠3に設けた係止受具51に係合離脱可能な係止部材52を有している。上記連動板49には連結板53が固定される。この連結板53は、種々の形状、構造に形成することができるが、実施例においては、図10に示すように、上記カム16に対向する方向に延びる二つの従動カム部54と、従動カム部54からL字状に屈曲して連動板49方向に延びる支持部55を有している。従動カム部54の先端には、施錠位置及び解錠位置において、カム16の先端が摺動して当接するよう弧状の傾斜カム面56が形成されている。上記支持部55には取付孔57が形成され、ねじ58により上記従動カム部54間にカム16の作用部20が入り込むように連動板49に取り付けられ、上記従動カム部54は連結板挿入口12からカム装置14内に突出される。
上記の構成によりハンドルを操作すると、カムにより連結板を介して連動板が移動し、係止部材を竪枠の係止受具に係合させたり、離脱させることができる。図11を参照して、詳述すると、(A)は施錠状態、(B)は施錠状態から離れる瞬間、(C)は連結板を施錠位置から解錠位置に移動を開始させる状態、(D)は連結板を解錠位置から施錠位置に移動を開始させる状態、(E)は解錠状態から離れる瞬間、(F)は解錠状態を示している。図(A)の状態では、カム16の作用部20は、先端が連結板53の従動カム部54に形成した傾斜カム面56に接し、作用部20の側面がストッパーピン26に接し、ハンドル15はカム16の作用部20に形成した位置決め孔22に板バネ32のボス部35が係合し、その位置に仮保持されている。ハンドル15を解錠方向(矢印方向)に回動すると、枢軸28を中心にカム16が回転して作用部20は傾斜カム面56を滑り、図(B)に示すように、先端が傾斜カム面56から外れる直前に至る。図(A)に示す施錠状態で、外部から連動板49を解錠方向に移動させようとしても、カム16の作用部20が傾斜カム面56に対して死点に入っており、ハンドルは仮保持されているので、移動させることができない。
図(B)から図(C)間は、カム16の作用部20は連結板53の従動カム部54間に入り込んでいるので、連結板53は移動せず、連動板49はまだ施錠状態にあるが、連動板49を外部から移動させようとすれば、移動させることが可能である。図(C)の状態になると、カム16の作用部20が連結板53の他方の従動カム部54を押し始めるので、連結板53は解錠方向に移動し始める。図(E)の状態になると、カムの作用部20の先端が従動カム部54の傾斜カム面56に接するまで連結板53は移動するが、傾斜カム面56に先端が接すると、連結板53の移動は停止し、連動板49は解錠状態になる。
図(E),図(F)の状態では、作用部20は傾斜カム面56に入り込むので、外部から連動板49を操作して施錠しようとしても、作用部の先端が傾斜カム面に対し死点に入っているので、連動板を移動させることはできない。図(F)の状態になると、作用部20の先端が完全に傾斜カム面56に滑り込み、ストッパーピン26に作用部20の側面が当たって解錠が完了する。この時、ハンドル15は、上記板バネのボス部35により解錠位置に仮保持されている。なお、図に示す実施例では、上記施錠位置でハンドルは枢軸の下方に延び、解錠位置でほぼ水平になり、ハンドルを押せば障子が開き、引けば障子は閉鎖するが、このときのハンドルの位置は種々の方向に定めることができ、例えば施錠位置でハンドルが枢軸の上方に位置ように構成することもできる。
解錠状態から施錠するには、上述と逆の操作になる。すなわち、図(F)の状態からハンドル15を施錠方向(矢印方向)に回動すると、カム16の作用部20の先端は従動カム部54の傾斜カム面56を滑り、図(E)に示すように先端が傾斜カム面から外れる直前に至る。図(F)、図(E)の間は、作用部の先端が傾斜カム面に対し死点に入っているので、連動板49を外部から移動させようとしても移動させることはできない。図(E)から図(D)の間は、作用部20の先端が傾斜カム面56から外れているので、ニュートラルに入る。この間は、連結板53は移動しないので、連動板49は解錠状態であるが、施錠方向に移動させようとすれば移動させることができる。
図(D)から図(B)に示すように、図(D)の状態でさらにハンドルを回動すると、カムの作用部20で連結板53を介し連動板49を施錠方向に押し出し、作用部20の先端が傾斜カム面56に接すると連結板53は移動を停止し、連動板49が施錠状態となる。図(A)から図(B)の間は、作用部20が傾斜カム面56に滑り込むまでは外部から連動板を移動させようとしても作用部20が連結板53に対して死点に入っているので、連動板49は移動しない。図(A)の位置まで移動すると、作用部20の先端は傾斜カム面56に接し、ストッパーピン26に当接し、ハンドル15をこれ以上回動しようとしても回動させることができない。
1 パネル
2 框
3 竪枠
4 外方框部材
5 内方框部材
7 中空部
14 カム装置
15 ハンドル
16 カム
17 ケース部材
20 作用部
22 位置決め孔
26 ストッパーピン
28 枢軸
30 袖片
32 板バネ
35 ボス部
37 固定板
43 カバー
49 連動板
50 案内溝
53 連結板
54 従動カム部
56 傾斜カム面

Claims (7)

  1. 枠体内に開閉可能に支持された障子にハンドルを設け、このハンドルにより操作されるカム装置を介して連動板を移動し、該連動板に設けた係止部材を枠体に設けた係止受具に係合離脱させて施解錠するようにした施錠装置であって、上記障子の框は外側にパネル支持面を形成した中空部を有し、該中空部は内方見込み面、外方見込み面及び内方見込み面と外方見込み面の室内側に存する室内側見付け面を有し、一方上記カム装置は、ケース部材と該ケース部材に回動可能に取り付けられた板状のカムを有し、該ケース部材の一端側は上記中空部内に挿入され、他端側は中空部から上記内方見込み面側に突出し、内方見込み面から突出するケース部材を覆うカバーを形成すると共に上記カムに連結するハンドルを設けて該ハンドルを該カバーから突出し、上記外方見込み面側に、外方見込み面に沿って移動可能な連動板と、対向する二つの従動カム部を有する連結板を設け、該連結板を上記従動カム部間に上記カムが対向するように上記連動板に連結したことを特徴とする施錠装置。
  2. 上記連動板は、上記中空部の外側よりも見込み方向の室外側に位置し、上記連結板は上記カムに対向する従動カム部と、連動板に固着するようL字状に屈曲して延びる支持部を有する請求項1に記載の施錠装置。
  3. 上記ハンドルが施錠位置及び解錠位置に移動したとき、上記ハンドルをその位置に保持する保持手段が設けられている請求項1又は2に記載の施錠装置。
  4. 上記ケース部材は、二つのケース部材で構成され、上記カムはケース部材間で挟着されている請求項1に記載の施錠装置。
  5. 上記連結板の従動カム部には、施錠位置及び解錠位置においてカムの先端が摺動して当接するよう弧状の傾斜カム面が形成されている請求項1に記載の施錠装置。
  6. 上記框は、外方框部材と内方框部材で構成され、上記カム装置は外方框部材に固定されている請求項1に記載の施錠装置。
  7. 上記カムは、樹脂で被覆され、ケース部材の内面に摺接している請求項1に記載の施錠装置。
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