JP2016034331A - 内視鏡の先端ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】管路内に蓄積した汚物や異物を取り除くことができる内視鏡の先端ノズルを提供する。
【解決手段】 内視鏡用洗浄ノズル50を、屈曲部55よりも先端側に位置するノズル先端開口側管路56と屈曲部55よりも基端側に位置するノズル基端側管路60の延長線が交差する位置に設けられた開口部53aと、外部から操作されることで開口部53aを開閉する開閉機構としてのネジ62aと、を有して構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、観察窓の表面に流体を供給して洗浄のための屈曲部を有する内視鏡の先端ノズルに関する。
医療分野において広く利用されている内視鏡は、被検体内に挿入される細長な挿入部を有する。このような内視鏡は、挿入部の先端部に観察窓が配設されている。
そして、内視鏡には、先端部の観察窓の近くに、この観察窓の表面に付着して観察の阻害となる汚れの除去をするために流体を噴射して洗浄するための先端ノズル(内視鏡用洗浄ノズル)が配設されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、金属粉末射出成型法の技術等の向上により、複雑な形状の金属部品を高い精度にて成型することが可能となっている。これにより、先端ノズルの先端開口部についても、その開口面積を狭小化することが可能となっている。そして、このように先端ノズルの先端開口部を狭小化することにより、ノズル先端部から噴射される流体速度を速めて、観察窓の隅々まで洗浄することが可能となっている。
特開平8−215137号公報
しかしながら、このような内視鏡では、先端ノズルの先端を細くしたことにより、汚物、異物が管路内に蓄積しやすく、かつ、蓄積した汚物、異物を除去することが困難になる虞があった。特に、内視鏡用洗浄ノズルとして用いられる先端ノズルは、一般に、先端開口部を観察窓の表面に指向させるための屈曲部を管路の中途に有するため、先端開口部を狭小化させた場合、異物を除去することの困難性がより顕著となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、管路内に蓄積した汚物、異物を容易に取り除くことができる内視鏡の先端ノズルを提供することを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡の先端ノズルは、内視鏡挿入部の先端に配置され、管路の中途に屈曲部を有する内視鏡の先端ノズルであって、前記屈曲部よりも先端側に位置するノズル先端開口側管路と前記屈曲部よりも基端側に位置するノズル基端側管路の延長線が交差する位置に設けられた開口部と、外部から操作されることで前記開口部を開閉する開閉機構と、を備えている。
本発明の内視鏡の先端ノズルによれば、管路内に蓄積した汚物、異物を容易に取り除くことができる。
本発明の第1の実施形態に係わり、内視鏡システムの全体構成図 同上、内視鏡先端部を先端面側から見た平面図 同上、内視鏡先端部の断面図であって、図4のIII−III線に沿う断面図 同上、図2中のIV−IV線に沿う内視鏡先端部の断面図 同上、開口部が開放された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図 同上、(a)は開口部が開閉機構によって閉塞された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図であり、(b)は開口部が樹脂製或いはゴム製のネジからなる開閉機構によって閉塞された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図 同上、第1の変形例に係わり、(a)は開口部が開放された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図であって、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図 同上、第2の変形例に係わり、(a)は開口部が開閉機構によって閉塞された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図であって(b)は開口部が開放された状態を示す内視鏡用洗浄ノズルの断面図 本発明の第2の実施形態に係わり、内視鏡用洗浄ノズルの断面図
(第1の実施の形態)
(構成)
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図1乃至図8aは、は本発明の第1の実施形態に係り、図1は、内視鏡システムの全体構成図である。
図1に示す内視鏡システム1は、内視鏡2と、光源装置5と、CCU(カメラコントロールユニット)であるビデオプロセッサ6と、モニタ7と、を有して主要部が構成されている。
内視鏡2は、観察対象部位へ挿入する細長の中空状長尺部材としての挿入部11と、この挿入部11の基端部に連設された操作部12と、この操作部12の側面より延設されたユニバーサルケーブル13と、このユニバーサルケーブル13の延出端部に設けられた光源コネクタ14と、この光源コネクタ14の側部から延出する電気ケーブル15と、この電気ケーブル15の延出端に配設された電気コネクタ16と、を有して構成されている。尚、光源コネクタ14は、光源装置5に着脱自在に接続される。そして、電気コネクタ16は、ビデオプロセッサ6に着脱自在に接続される。
挿入部11は、先端側に先端部21を有し、この先端部21の基端部に湾曲自在な湾曲部22が連続されている。さらに、この湾曲部22の基端部に軟性の管状の部材より形成される長尺で可撓性を有する可撓管部23が連設されている。
操作部12は、操作把持部を構成する操作部本体20と、挿入部11の可撓管部23の基端側に接続される折れ止め部24と、この折れ止め部24の近傍に配設された挿入部11内の処置具チャンネル25a(図4参照)の開口部となる処置具挿通口25と、を有して構成されている。
操作部本体20には、挿入部11の湾曲部22を湾曲操作するための湾曲操作ノブ26が回動自在に配設されるとともに、各種内視鏡機能のスイッチ類28、29などが設けられている。尚、湾曲操作ノブ26は、湾曲部22を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ26aと、湾曲部22を左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ26bとを有し、これらが重畳配設されている。また、各湾曲操作ノブ26a、26bの回動を停止/解除するときに操作する解除ノブ27がRL湾曲操作ノブ26bの中心部に設けられている。
光源装置5は、内視鏡2内に設けられたライトガイド31a(図3参照)に、照明光を供給するものである。即ち、本実施形態の内視鏡2のユニバーサルケーブル13、操作部12、および、挿入部11内には、ライトガイドが配設されており、このライトガイドを介して、光源装置5は、先端部21の照明窓を構成する後述の照明光学系まで照明光を供給する。この照明光は、照明光学系によって発散されて被検部位を照射する。
ビデオプロセッサ6は、内視鏡2が撮像した画像データを映像信号化して、モニタ7に表示させる。さらに、ビデオプロセッサ6は、内視鏡2の操作部12に配設されたスイッチ類29の操作信号が入力され、これら信号に基づいて、光源装置5を制御したり、図示しないコンプレッサを駆動したり、または図示しない送水タンクにエアーを送ったりして、エアー、または送水タンク内の洗浄水である水、生理食塩水等を挿入部11の送気送水チャンネルを介して先端部21まで送気送水制御する装置も構成している。尚、スイッチ類28は、送気送水の際に、ユーザにより操作される機械的スイッチである。
次に、図2〜図4を用いて、内視鏡先端部についての構成を説明する。図2は、内視鏡先端部を先端面側から見た平面図である。図3は、内視鏡先端部の断面図であって図4のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図2中IV−IV線に沿う内視鏡先端部の断面図である。
先端部21の先端面には、図2に示すように、複数(ここでは2つ)の照明光学系である照明レンズ31と、処置具などが導出される処置具開口部32と、対物光学系である観察窓34と、この観察窓34の表面に向けて液体または気体、さらには、気液混合流体を噴出する先端ノズルとしての内視鏡用洗浄ノズル50と、が配設されている。
図3、図4に示すように、先端部21は、金属ブロックにより形成された先端硬質部40を備えており、この先端硬質部40の先端面側に樹脂製の先端カバー30が接着された状態で被せられている。一方、先端硬質部40の基端には、挿入部11の外皮44に被覆される湾曲部22の管状部材45が外嵌されている。
先端硬質部40には、照明レンズ31と光学的に接続するライトガイド31aが設けられている(図3参照)。
また、先端硬質部40には、処置具開口部32と連通する処置具チャンネルパイプ33が設けられている。さらに、この処置具チャンネルパイプ33の基端側には、処置具チャンネル25aが接続されている(図4参照)。
先端硬質部40には、観察窓34の後方に複数の対物光学系である対物レンズ35が並設され、これら観察窓34および対物レンズ35を保持するレンズ保持枠36が内蔵されている(図3参照)。このレンズ保持枠36の後方には、図示しないCCD、CMOSなどのイメージセンサを有する撮像ユニットが配設されている。
また、先端硬質部40には、内視鏡用洗浄ノズル50と、この内視鏡洗浄ノズルの後方に連通する金属パイプである流体管42と、が挿嵌されている。流体管42の基端部には、流体供給用の送気送水チャンネルを構成する流体管路であるチューブ43が接続されている。
ここで、本実施の形態の内視鏡用洗浄ノズル50について以下に詳しく説明する。内視鏡用洗浄ノズル50は、ステンレスなどの金属材料を用い、金属粉末射出成型法、ダイカスト製法等により成型されたもので、先端部21内に挿嵌されて固着または、ピン留めされる管状部50cと、この管状部50cに連設されて、先端部21の先端面に露出したノズルヘッド50bと、を有して構成されている。ノズルヘッド50bの一側部には、先端部21の観察窓34の表面に向けて流体を噴出する先端開口部50aが形成されている。
ここで、上述のように金属粉末射室成型法等を用いることにより内視鏡用洗浄ノズル50に緻密な加工を施すことが可能となっており、これによりノズルヘッド50b内の管路の断面積は、管状部50cの管路の断面積よりも狭くなっている。そして、ノズルヘッド50b内の管路は、先端開口部50aから噴出する流体の流速を速めるため、先端開口部50aに向かう程、その管路形状が扁平となり、かつその断面積が狭くなるように形成されている。
さらに、本実施の形態では、図5に示すように、液流、気流が出射される管路の先端開口部50aを観察窓34に指向させるため、ノズル基端部58から先端開口部50aに至る管路の中途には、屈曲部55が形成されている。
ここで、内視鏡用洗浄ノズル50内に形成された管路のうち、先端開口部50aから屈曲部55までの管路であるノズル開口端側管路56は、この先端開口部50aから屈曲部55に向けて引いた仮想直線であるI線に沿って延在されている。また、ノズル基端部58から屈曲部55までの管路であるノズル基端側管路60は、このノズル基端部58から屈曲部55に向けて引いた仮想直線であるII線に沿って延在されている。
この屈曲部55には、内視鏡用洗浄ノズル50内の管路を清掃するための開口部53aが設けられている。
この開口部53aは、屈曲部55の屈曲方向外側であって、かつ、上述した先端開口部50aから延長されたI線と、ノズル基端部58から延長されたII線とが交差する位置(すなわち、ノズル開口端側管路56とノズル基端側管路60の延長線が交差する位置)に穿設されたねじ孔によって構成されている。
そして、開口部53aには、外部から操作されることで開口部53aを開閉することが可能な開閉機構が設けられている。図6に示すように、本実施の形態の開閉機構は、螺合による着脱によって開口部53aを開閉可能なネジ62aによって構成されている。ネジ62aは工具等を使用することで開口部53aを容易に開閉することが可能である。従って、ネジ62aが開口部53aを閉塞する螺合位置では、内視鏡用洗浄ノズル50の外面側とネジ頭が面一となるようにされている。このように、ネジ頭と、洗浄用ノズル50の外側とが面一とされることによって、内視鏡を患者に挿入する際の挿入性が確保されている。
(作用)
次に、以上のように構成された本実施の形態についての作用について説明する。内視鏡2の挿入部11を、被検体に挿入して、観察、処置等に使用していると、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内に汚物、異物が蓄積し、内視鏡用洗浄ノズル50から流体が噴射されなくなることがある。このような内視鏡用洗浄ノズル50のメンテナンスを行う際は、開閉機構であるネジ62aを外部からの操作によって開口部53aから取り外すことにより、内視鏡用洗浄ノズル50の屈曲部55に設けられた開口部53aが外部へと露出される。この外部に露出した開口部53aから先端開口部50a側及びノズル基端部58側に必要に応じて図示しない清掃用具が挿入され、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内に蓄積した汚物、異物等の除去が行われる。
内視鏡用洗浄ノズル50の管路内に蓄積した汚物、異物等を取り除いた後は、開口部53aから取り外したネジ62aが、外部からの操作によって再び、開口部53aに螺合される。これにより開口部53aが閉塞される。
(効果)
このような実施形態によれば、屈曲部55よりも先端側に位置するノズル開口端側管路56と屈曲部55よりも基端側に位置するノズル基端側管路60の延長線が交差する位置に設けられた開口部53aと、外部から操作されることで開口部53aを開閉する開閉機構としてのネジ62aと、を有することにより、管路内に蓄積した汚物、異物を容易に取り除くことができる。
すなわち、開口部53aが、ノズル開口端側管路56に引かれた仮想のI線とノズル基端側管路60に引かれた仮想のII線の交わる交点上である屈曲部55に設けられた構成であることによって、開口部53aから、ノズル開口端側管路56の方向へ、そして、ノズル基端側管路60の方向へ、とそれぞれの方向に、清掃用具等を管路内に挿入することが可能となる。すなわち、管路内の隅々までブラシ等の清掃用具を入れることができ、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内に蓄積した汚物、異物等を容易に取り除くことができる。特に、ノズル開口端側管路56の延在方向を規定するI直線、及び、ノズル基端側管路60の延在方向を規定するII直線の交点に開口部53aを設けたことにより、ブラシ等の柄を大きく湾曲させることなく、ブラシ等のヘッドを管路内の隅々まで到達させることができる。
その際、開口部53aの開閉は、ネジ62aに対する外部からの操作によって容易に行うことができるため、清掃時の作業性をより向上することができる。そして、このような内視鏡用洗浄ノズル50の清掃によって液流、気流を維持することにより、患部の観察、処置等を行う際に、体液等の付着によって汚れた観察窓34に対して、内視鏡用洗浄ノズル50の先端部から流体を噴射させ、窓を綺麗に洗浄することができる。
なお、図6(b)に示すように、ネジ62aの材質について、軟性の樹脂、或いは、ゴムを採用することにより、螺合によることなく開口部53aを開閉可能ないわゆる栓としてネジ62aを機能させることも可能である。すなわち、このように構成することにより、開口部53aからネジ62aを着脱する際に、ネジ62a自体を弾性変形させながら進退移動させることによって、螺合によることなく開口部53aからの着脱を実現することができ、さらに、液密性、気密性を高めることも可能である。この場合、ネジ62aによる開閉(着脱)を容易にするため、内視鏡洗浄ノズル50の外面とネジ62aとの間に、少々段差が設けてられていることが好ましい。
(第1の変形例)
(構成)
次に、本実施形態の第1の変形例について図7(a)、(b)を用いて説明する。以下の説明において、上述した第1の実施の形状の内視鏡システム1の各種構成要素については、同一の符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明を省略する。本変形例では、第1の実施の形態の構成に対して、図7(a),(b)に示すように、開閉機構の構成が異なる。
すなわち、上述したように、内視鏡用洗浄ノズル50の屈曲部に開けられた開口部53aを塞ぐための開閉機構にネジ62aを使用したものに対して、その変形例として、開閉機構としてのスライド開閉機構62bが設けられている。なお、本変形例において、開口部53aは、ねじ孔に代えて、貫通孔によって構成されている。
図7(b)は、上述した図7(a)の矢印Aの方向についての断面の様子を示したものであり、スライド開閉機構62bは、開口部53aを開閉可能な樹脂製の蓋部63と、この蓋部63を支持する逆L字型に形成された支持部65と、を有して構成されている。支持部65は、開口部53aの近傍において内視鏡用洗浄ノズル50から突設され、蓋部63の開閉する方向と並行する方向に延設されている。ここで、支持部65は、蓋部63を開いた際に蓋部63が内視鏡用洗浄ノズル50から脱落することを防止するためのストッパが設けられていることが望ましい(不図示)。
なお、この蓋部63の開閉移動する方向は、ノズル開口端側管路56が形成されている方向と同一の方向に設定してもよいし、ノズル開口端管路56が形成されている方向と垂直に交わる方向に設定してもかまわない。また、蓋部63は、樹脂製のものに限定されることなく、金属製、ゴム製であってもかまわない。
(第2の変形例)
(構成)
次に、本実施形態の第2の変形例について図8(a),(b)を用いて説明する。
本変形例は、内視鏡用洗浄ノズル50の屈曲部55に開けられた開口部53aを塞ぐための開閉機構を逆止弁62cによって構成したものである。なお、本変形例において、開口部53aは、ねじ孔に代えて、貫通孔によって構成されている。
図8(a)に示すように、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内において、開口部53aに対応する位置には、板状の逆止弁62cが設けられている。
この逆止弁62cは、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内において、開口部53aよりも上流側に設けられた支持部71を中心として揺動自在となっている。
ここで、この支持部71は、異物、汚物の侵入を防いだり、液流、気流を管路内において流しやすくするために逆止弁62cを管路の外側に付勢するためのバネ機構を有している。このバネ機構は、例えば、逆止弁62cの材料に、板バネ状の金属材料或いは樹脂材料等を使用し、この逆止弁62cの一端を支持部71として内視鏡用洗浄ノズル50の管路壁に固設することにより実現することが可能である。或いは、支持部71をヒンジ等によって構成し、この支持部71の周囲にコイルバネを設けてもよい。
また、図8(a),(b)に示すように、内視鏡用洗浄ノズル50の管路内であって、開口部53aよりも上流側には、支持部71の付勢力によって逆止弁62cが開口部53a内に移動することを規制するためのストッパ75が設けられている。
これらの構成によって、逆止弁62cは、内視鏡用洗浄ノズル50の内側方向、すなわち管路側にのみ開閉し、逆止弁62cが内視鏡用洗浄ノズル50の外側に向いてしまうことが防止されている。すなわち、逆止弁62cは、基端側管路より送流される流体による押圧によっては開閉せず、内視鏡用洗浄ノズル50の外部からの押圧のみによって開閉する構成となっている。
また、内視鏡洗浄用ノズル50内の清掃時において、ノズル内の清掃を容易にするために、弁62cを開いた際に、逆止弁62cをノズルの内壁と面一にさせるための収納部64が管路内に形成されている。
(作用・効果)
内視鏡用洗浄ノズル50の管路内の洗浄を行う際は、この逆止弁62cをブラシ等の清掃用具を用いて内視鏡用洗浄ノズル50の内側であって管路方向に、ブラシ等の清掃器具を用いて逆止弁62cを押し込む。これにより、逆止弁62cが開弁するとともに、管路内に清掃用具が挿入され、管路内の洗浄が行われる。
その際には、逆止弁62cがノズルの内壁に有する収納部64に押し付けられた状態で収納されることによって、管路内のノズル基端部58の方向と、先端開口部50a方向と、を隅々まで清掃することができる。
このように、管路内の洗浄時のみ逆止弁62cは内側へと開かれ、それ以外では、弁62cは、閉じるように構成されている。
(第2の実施の形態)
(構成)
次に、本発明の第2の実施の形態について図9を用いて説明する。図9に示すように、ノズル基端部58を含む内視鏡2の基端側方向への異物、汚物の侵入を防ぐための異物回収機構であるゴミ溜め部73が、屈曲部55よりも上流側であって、ノズル基端側管路60内に設けられている。
ゴミ溜め部73は、例えば、断面L字型に形成された板状の画壁73aを用いて、ノズル基端側管路60内の一部を区画することによって形成されている。すなわち、ゴミ溜め部73は、内視鏡用洗浄ノズル50の製造時に、画壁73aの基端部及び側面部がノズル基端側管路60の管路壁に接着等によって固設されることにより形成されている。画壁73aの他端側には、支持部76を介して逆止弁78が揺動可能に支持されている。ここで、支持部76は、逆止弁78を反ゴミ溜め部側(すなわち、ゴミ溜め部73を開放する側)に付勢するためのバネ機構を有している。このバネ機構は、例えば、逆止弁78の材料に、板バネ状の金属材料或いは樹脂材料等を使用し、この逆止弁78の一端を支持部76として画壁73aの他端側に固設することにより実現することが可能である。或いは、支持部76をヒンジ等によって構成し、この支持部76の周囲にコイルバネを設けてもよい。このようなバネ機構を有することにより、液流、気流が流されていないときは、ゴミ溜め部73がノズル開口端側管路56に連通されるとともに、ノズル開口端側管路56とノズル基端側管路60との連通が逆止弁78によって遮断されている。
なお、第1の実施形態と同様に、内視鏡用洗浄ノズル50は、管路の屈曲部55の外側方向に設けられた開口部53aと、開口部53aを塞ぐための開閉機構62と、を有している。
(作用・効果)
内視鏡2の使用時であって、液流、気流が送流され、内視鏡先端部21に設けられた観察窓34等を洗浄するときは、管路内を流される液流、気流によって、逆止弁78の支持部76に設けられたバネの付勢力に反して、逆止弁78を開かせることによって、液流、気流が管路を流れノズルの先端開口部50aから出射される。
ノズル内に液流、気流が送流されていないときには、内視鏡2の基端側への異物、汚物の侵入を防ぐために、逆止弁78は支持部76に設けられたバネ機構の付勢力によってノズル基端側管路60を閉塞し、ノズルの先端開口部50aから侵入した異物、汚物等は、ゴミ溜め部73へと溜められる。
ゴミ溜め部73に異物、汚物等が蓄積してきた際には、管路の屈曲部55の外側方向に設けられた開口部53aに設けられた開閉機構62を開き、開口部53aを外に露出させ、ゴミ溜め部72に溜まった異物、汚物等をブラシ等の清掃用具で掻き出す、または、液流、気流がかけられる等によって除去することが可能である。
これらによって、異物、汚物等が内視鏡2の基端側奥深くへと侵入することを防ぐと共に管路内の送水、送気量を維持することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態及び変形例に限定されることなく、種々の変形、変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の各実施形態及び変形例では、内視鏡用洗浄ノズル50を、観察窓34の洗浄に使用する例を示したが、これに限定されることなく、照明レンズ31に対して洗浄が可能となるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態及び変形例では、本発明を内視鏡用洗浄ノズル50に適用した一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中途に屈曲部を有する他の先端ノズルに対しても適用が可能であり、例えば、被検体の観察部位の洗浄等を行う先端ノズルに対しても適用することが可能である。
また、例えば、上述の各実施形態においては、直視型内視鏡に本発明を適用した一例について説明したが本発明はこれに限定されることなく、側視型、斜視型の内視鏡にも適用が可能である。
また、上述の各実施形態及び変形例の構成を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
1 内視鏡システム
2 内視鏡
5 光源装置
6 ビデオプロセッサ
7 モニタ
11 挿入部
12 操作部
13 ユニバーサルケーブル
14 光源コネクタ
15 電気ケーブル
16 電気コネクタ
20 操作部本体
21 内視鏡先端部
22 湾曲部
23 可撓管部
25 処置具挿通口
25a 処置具チャンネル
26 湾曲操作ノブ
26a UD湾曲操作ノブ
26b RL湾曲操作ノブ
27 解除ノブ
28 スイッチ類
29 スイッチ類
30 先端カバー
31 照明レンズ
31a ライトガイド
32 処置具開口部
33 処置具チャンネルパイプ
34 観察窓
35 対物レンズ
36 レンズ保持枠
40 先端硬質部
42 流体管
43 チューブ
44 外皮
45 管状部材
50 内視鏡用洗浄ノズル(内視鏡の先端ノズル)
50a 先端開口部
50b ノズルヘッド
50c 管状部
53a 開口部
55 屈曲部
56 ノズル開口端側管路
58 ノズル基端部
60 ノズル基端側管路
62 開閉機構
62a ネジ(開閉機構)
62b スライド開閉機構(開閉機構)
62c 逆止弁(開閉機構)
63 蓋部
64 収納部
65 支持部
71 支持部
73 ゴミ溜め部(異物回収機構)
73a 画壁
75 ストッパ
76 支持部
78 逆止弁

Claims (6)

  1. 内視鏡挿入部の先端に配置され、管路の中途に屈曲部を有する内視鏡の先端ノズルであって、
    前記屈曲部よりも先端側に位置するノズル先端開口端側管路と前記屈曲部よりも基端側に位置するノズル基端側管路の延長線が交差する位置に設けられた開口部と、
    外部から操作されることで前記開口部を開閉する開閉機構と、を備えたことを特徴とする内視鏡の先端ノズル。
  2. 前記開閉機構は、前記開口部に着脱自在なネジであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端ノズル。
  3. 前記開閉機構は、前記開口部に対する進退移動によって前記開口部を開閉するスライド機構であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端ノズル。
  4. 前記開閉機構は、基端側管路より送流される流体による押圧によっては開閉せず、ノズル外部からの押圧のみによって開閉する逆止弁であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端ノズル。
  5. 前記開閉機構は、金属、樹脂、ゴムのいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載された内視鏡の先端ノズル。
  6. 前記ノズルの基端側管路に異物回収機構を設けたことを特徴する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された内視鏡の先端ノズル。
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