JP2016033347A - 内燃機関 - Google Patents

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英昭 下川
正弘 前田
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正弘 前田
真文 右畑
Masafumi Uhata
真文 右畑
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Abstract

【課題】機関温度に応じた温度のEGRガスを吸気系に供給することを、機関の大型化を招来することなく実現する。【解決手段】シリンダヘッド1に、インナー通路13とアウター通路14とからなる二重管状の内部EGR通路7を形成している。アウター通路14を区画する第2筒部16は冷却水ジャケット17に露出している。インナー通路13とアウター通路14とは出口側連通穴19で連通している。インナー通路13には、直動式の第1弁体21で開閉される弁座20を設けている。作動軸22に、出口側連通穴19を開閉する第2弁体を設けることも可能である。シリンダヘッド1の内部においてEGRガスの温度調節をできるため、内燃機関をコンパクト化できる。【選択図】図2

Description

本願発明は、EGR装置を備えた内燃機関に関するものである。
内燃機関において、排気ガスの浄化等を目的にしてEGR装置(排気ガス還流装置)を設けることが行われており、EGRガスが流れるEGR通路は、その全体をパイプで構成する場合と、一部又は全部をシリンダヘッドに内蔵する場合とがある。シリンダヘッドにEGR通路を形成した例が、特許文献1に開示されている。
また、EGR装置にEGRクーラを設けることも広く行われている。このEGRクーラは、EGRガスを冷却して充填効率を高めることを目的にしているが、低温下での運転のように機関の温度低い場合は、燃焼性の点からEGRガスは温度が高いのが好ましい。
そこで、特許文献2には、EGR通路にEGRクーラを通らないバイパス通路を設け、機関温度が所定値よりも低い状態ではEGRガスはバイパス通路を通って、機関温度が所定値よりも高くなるとEGRガスはEGRクーラを通るように制御することが開示されている。
特開2013−15126号公報 特開2014−31772号公報
機関の温度に応じてEGRガスの温度を変えることは有益であるが、特許文献2では、EGR通路やEGRクーラがシリンダヘッドの外側に露出しているため、部材点数が増えたり内燃機関が大型化したりする問題がある。また、バイパス通路もシリンダヘッドの外側に露出しているため、空冷効果によるEGRガスの温度低下は防止できず、このため、EGRガスの温度制御の自由性が低いという問題もある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は様々の構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項の1の発明は、シリンダヘッド又はシリンダブロックに、インナー通路とこれを外周から囲うアウター通路とから成る二重管状のEGR通路が設けられて、前記アウター通路の外周のうち少なくとも一部が冷却水ジャケットに露出しており、かつ、前記EGR通路を流れるEGRガスの量とアウター通路を流れるEGRガスの量とを調節する制御手段を備えている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記インナー通路とアウター通路とを区画する筒部に連通穴を設けており、スライド式の第2弁体によって前記連通穴が開閉される一方、前記インナー通路には、当該インナー通路を流れるEGRガスの量を制御するスライド式の第1弁体を設けており、前記第1弁体と第2弁体とは1本の操作軸に設けられていて、アクチェータによって同時にスライド操作される。請求項2では、第1及び第2の弁体と操作軸、及びアクチェータが制御装置を構成している。
請求項3の発明は、請求項1において、前記インナー通路とアウター通路とを区画する円筒状の筒部に第1連通穴を開けている一方、前記インナー通路のうち前記第1連通穴の近くに設けた遮蔽板に第2連通穴を開けており、前記インナー通路の内部に、前記第1連通穴を開閉する円筒状の第1弁部と前記第2連通穴を開閉する円板状の第2弁部とを有する有底円筒状の弁体が回転可能に配置されており、前記弁体をアクチェータによって回転操作することにより、インナー通路を流れるEGRガスとアウター通路を流れるEGRガスとの量が制御される。請求項3では、弁体とアクチェータとが制御装置を構成している。
各請求項の発明は様々な制御態様を採用できる。例えば、EGRガスがインナー通路のみを流れる状態と、EGRガスがアウター通路のみを流れる状態と、EGRガスがインナー通路とアウター通路との両方を流れる状態とに切り換えることができる。EGRガスがインナー通路とアウター通路とのいずれも流れない状態への切り替えも可能である。
EGRガスがインナー通路とアウター通路との両方に流れる場合、その割合を制御装置で調節することで、EGRガスの温度をきめ細かく調節することも可能である。
また、制御装置は、インナー通路とアウター通路とへのEGRガスの流れの調節のみでなく、インナー通路及びアウター通路に流れるEGRガスの流量を調節することも可能である。この場合は、制御装置にEGRバルブの機能を持たせることができる。更に、制御装置は、EGR通路の始端部に設けてもよいし、終端部に設けてもよいし、中途部に設けてもよい。
本願発明では、EGR通路はシリンダヘッド又はシリンダブロックに内蔵されていると共に、EGRガスの冷却は、専用のEGRクーラではなくてシリンダヘッド又はシリンダブロックの冷却のための冷却水ジャケットを使用するものであり、しかも、制御装置を構成する弁体や作動軸はシリンダブロック又はシリンダヘッドに内蔵されるため、全体として著しくコンパクト化できる。
また、EGR通路は二重管状の構造であり、両者を区画する筒部がインナー通路に対する断熱部として機能するため、EGRガスがインナー通路を通る過程で温度低下することを防止できる。このため、コールドスタート後の機関温度が低い状態でできるだけ高い温度のEGRガスを吸気系に供給することができて、燃焼の安定性に大きく貢献できる。
インナー通路の開閉とアウター通路の開閉等を別々のアクチェータで行うことも可能であるが、請求項2,3の発明では、1つのアクチェータでインナー通路とアクチェータとを開閉操作できるため、構造を簡単化してコストダウンに貢献できると共に、より一層のコンパクト化も可能になる。
請求項3の構成では、第1連通穴の第2連通穴との姿勢が異なっているため、弁体を一方方向に回転させると、EGRガスがインナー通路のみに流れる状態からインナー通路とアウター通路との両方に流れる状態、アウター通路のみに流れる状態にと移行させつつ、EGRガスの流量も調節することが容易に実現できる。
すなわち、弁体の回転により、第1弁部による第1連通穴の開閉量と、第2弁部による第2連通穴の開閉量とを微細に調節できるのであり、これにより、EGRガスの供給量の調節も容易に行える。従って、必要な量のEGRガスを必要な温度で吸気系に供給して、内燃機関の制御性能を向上できる。
第1実施形態に係る内燃機関の概略平面図である。 図1のII-II 視断面図である。 要部の平断面図である(図1とは姿勢が90度相違している。)。 EGRガスがアウター通路のみを流れる状態の図である。 第2実施形態の要部平断面図である。 第3実施形態の要部平断面図である。 (A)は図6の VII-VII視断面図で、(B)は弁体を90度回転させた状態の図である。 第4実施形態を示す図で、(A)はEGR通路の断面図、(B)は弁体の断面図、(C)は第1状態の断面図である。 (A)は第2状態の断面図、(B)は第3状態の断面図である。 弁体の回転角度と弁穴の開度との関係を示す図である。 EGRガスの量・温度と機関負荷との関係を示す図である。
(1).第1実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜4に示す第1実施形態を説明する。本実施形態の内燃機関は3気筒であり、そこで、シリンダヘッド1の長手一側面1aと長手他側面1bには、それぞれ3本の枝管を有する吸気マニホールド2と排気マニホールド3とが接続されている。
吸気マニホールド2にはサージタンク4が接続されており、サージタンク4にスロットルバルブ5が固定されている。他方、排気マニホールド3の集合部3aは下向きに開口しており、この集合部3aに触媒ケース6が接続されている。
シリンダヘッド1のうち一端面1cに寄った部位に、長手一側面1aと長手他側面1bとに開口した内部EGR通路7を設けている。吸気マニホールド2の集合部2aと内部EGR通路7の始端とは、上流側EGRパイプ8及び入口側継手9を介して接続されており、内部EGR通路7の終端とサージタンク4とは、下流側EGRパイプ10及び出口側継手11を介して接続されている。出口側継手11には、内部EGR通路7と同心状のアクチェータ12を設けている。
図2のとおり、内部EGR通路7は、円形のインナー通路13と同じく円形のアウター通路14とから成る二重管構造になっており、両者は第1筒部15によって区画されている。また、アウター通路14の外面は第2筒部16によって区画されており、第2筒部16はその全周が冷却水ジャケット17に露出している。
なお、第2筒部16は、周方向の一部のみを冷却水ジャケット17に露出させてもよい。また、実施形態では、第2筒部16はその全長にわたって冷却水ジャケット17に露出しているが、長手方向の一部のみを冷却水ジャケット17に露出させていてもよい。第2筒部16のうち、長手方向の一部はその全周を冷却水ジャケット17に露出させて、他の部分は周方向の一部が冷却水ジャケット17に露出させてもよい。
図3のとおり、入口側継手9はインナー通路13に連通しており、インナー通路13の始端部とアウター通路14の始端部とは、周方向に配置された複数の入口側連通穴18によって連通している。また、出口側継手11もインナー通路13に連通しており、インナー通路13の終端部とアウター通路14の終端部とは、周方向に配置された複数の出口側連通穴19によって連通している。
図示の実施形態では、第1及び第2の筒部14,15をシリンダヘッドと一体に鋳込んだ状態に表示しているが、第2筒部16のみを別部材としたり、両筒部14,15を別部材とすることも可能である。加工性の点からは、両者を別部材とするのが優れていると云える。
第1筒部15のうち終端寄りの部位は、薄肉状の拡径部14aになっており、この拡径部のうち出口側連通穴19よりも上流側の部位に、リング状の弁座20を一体に又は別体に設けると共に、弁座20より上流側の部位に円板状の第1弁体21を配置している。第1弁体21は、インナー通路13の軸心に配置した操作軸22の先端に固定されており、操作軸22は、アクチェータ12の作動軸に固定又は一体化されている。第1弁体21、操作軸22、アクチェータ12は制御手段を構成している。
アクチェータ12は、例えばソレノイド式のような直動タイプであり、操作軸22をばねで前進方向に付勢して、ソレノイドに通電すると操作軸がばねに抗して後退するか、又は、これとは逆で、操作軸22をばねで後退方向に付勢して、ソレノイドに通電すると操作軸がばねに抗して前進するように構成できる。いずれにしても、ソレノイドへの通電を制御することで、第1弁体21を内部EGR通路7の軸心方向に前後動させることができる。
そして、本実施形態では、インナー通路13とアウター通路14との終端部は常に連通しており、インナー通路13の弁座20を開閉することにより、EGRガスがインナー通路13に流れることを継断できる。
従って、コールドスタート後で機関の温度が低い状態では、第1弁体21を前進状態にして、インナー通路13の弁座20を開くことで、EGRガスをさほど冷却することなく吸気系に供給することができる。機関の温度がある程度まで上昇したら、図4に示すように、第1弁体21を後退させてインナー通路13の弁座20を閉じることにより、EGRガスの全量をアウター通路14に流して冷却し、これにより、充填効率を向上できる。
弁座20の穴を長テーパ状に形成する一方、第1弁体21もテーパ状のニードル状に形成することにより、第1弁体21の前後量を制御してインナー通路13を流れるEGRガスの量を調節することも可能である。
(2).第2実施形態
図5に示す第2実施形態では、作動軸21に、出口側連通穴19を開閉する筒形の第2弁体23を固定している。この実施形態では、作動軸21が前進した状態では、インナー通路13の弁座19は開いていると共に出口側連通穴19は閉じており、従って、EGRガスはインナー通路13のみを流れる。このため、より高い温度のEGRガスが吸気系に供給される。第2弁体23も制御手段の一部を構成している。
他方、作動軸21が後退した状態では、インナー通路13の弁座19は閉じていると共に出口側連通穴19は開いており、従って、EGRガスはアウター通路14のみを流れる。このため、より冷却された温度のEGRガスが吸気系に供給される。従って、充填効率の向上に貢献できる。
弁座19を第1弁体20で半閉じして、出口側連通穴19を第2弁体23で半開きすることも可能である。従って、弁座19の閉じ加減(或いは開き加減)と出口側連通穴19の開き加減(或いは閉じ加減)とを調節するとで、EGRガスの温度を任意に調節できる。第2弁体23のみを設けて、アウター通路14のみを開閉操作することも可能である。
(3).第3実施形態
次に、図6,7に示す第3実施形態を説明する。この実施形態では、まず、第1筒部15の終端部のうち、当該第1筒部15の軸心を挟んだ2か所の部位に、出口側連通穴19を開けている(出口側連通穴19は請求項3に記載した第1連通穴に相当する。)。
更に、インナー通路13の終端寄り部位のうち出口側連通穴19よりやや上流側の部位に遮蔽板25を設け、遮蔽板25に2つの第2連通穴26を形成している。第2連通穴26は、インナー通路13の軸心方向から見て、出口側連通穴19に対して周方向に90度ずれて形成されている。
そして、インナー通路13の終端部に、アクチェータ27で駆動される回転軸28に固定した弁体29を配置している。弁体29は、第1筒部15の内周面に摺接又は密接する円筒状の第1弁部30と、遮蔽板25の外面に摺接又は密接する円板状の第2弁部31とを有する有底円筒状の形態であり、第1弁部30と第2弁部31とに、それぞれ2か所ずつの第1弁穴32と第2弁穴33とが開けられている。これら第1弁穴32と第2弁穴33とは、インナー通路13の軸心方向から見て同じ位置に開けられている。
従って、アクチェータ27で弁体29を90度回転させることにより、図7(A)のように、出口側連通穴19は開口して第2連通穴26が閉じた状態と、図7(B)のように、出口側連通穴19は閉じて第2連通穴26が開いた状態とに切り換えることができる。すなわち、EGRガスがアウター通路14のみを流れる状態と、インナー通路13のみを流れる状態とに切り替えることができる。
この実施形態では、弁体29とアクチェータ27が制御手段を構成しているが、弁体29は、出口側連通穴19や遮蔽板25と協働して制御しているので、厳密に云えば、出口側連通穴19や遮蔽板25も制御手段を構成している。他の実施形態も同様である。
(4).第4実施形態
有底円筒状の弁体29を有する制御手段は、様々に展開できる。その例を、図8以下の図において第4実施形態として示している。この実施形態の基本構造は第3実施形態と同じであるが、まず、第1筒部15と弁体29と遮蔽板25とを、インナー通路13の軸心方向から見て、時計回り方向に120°ずつずれた第1〜第3の3つのエリア35,36,38に分けている。
そして、出口側連通穴19と第3連通穴26とを第1エリア35のみに形成している。従って、出口側連通穴19と第3連通穴26とは同じ方向に位置している。他方、弁体29に関しては、図8(B)の基準状態において、第1弁穴32は第3エリア37に開口して、第2弁穴33は第2エリア36に開口している。従って、第1弁穴32と第2弁穴33とは周方向に120度ずれている。
そして、図8(C)に示す第1状態(基準状態)では、第1弁穴32及び第2弁穴33の両方が閉じている。従って、EGRガスは吸気系に供給されない。弁体29を時計回りに方向に回転させたときの、第1弁穴32と第2弁穴33との開閉状態を図10に示している。図10において、bは0度より大きくて120度より小さい第1中間領域を示し、dは120度より大きくて240度より小さい第2中間領域を示し、fは240度より大きくて360度より小さい第3中間領域を示している。
図8(C)の第1状態から弁体29を回り方向に回転させ始めると、第2弁穴33は徐々に開いて高温のEGRガスが吸気系に流れて始めて、120度まで回転させると、図8(A)に示すように、第2弁穴33が全開する。他方、第1弁穴32は閉じたままである。従って、吸気系に逓増して流れるEGRガスは高温のままである。
弁体29が120度から240度に移行する過程では、第1弁穴32は全閉から全開の方向に移行する一方、第2弁穴33は全開から全閉の方向に移行して、2つの弁穴32,33が開度を変えながら開いている。従って、EGRガスは、流量は変わることなく温度が徐々に低下していく。
弁体29が240度まで回転すると、図9(B)に示すように、第1弁穴32は全開して第2弁穴33は全閉する。更に弁体29を時計回り方向に回転させると、第1弁穴32と第2弁穴33とはいずれも閉じていき、360度まで回転させると第1状態に戻る。従って、fの領域では、EGRガスは、低温を維持しつつ流量が低下していく。
図11では、EGRガス量と負荷との好適な関係を示している。すなわち、低負荷領域では、負荷の増加に伴ってEGRガスの量も増加させていくのが好ましく、中負荷領域ではEGRガスの量は略一定にするのが効率的であり、高負荷領域では、出力を優先させてEGRガスは負荷の減少関数とするのが好ましい。EGRガスの温度と量とを見ると、EGRガスの量が少ないほど高温であるのが好ましい。
そして、図11に領域a〜fを併記して示すように、第4実施形態の制御態様(弁体29の回転角度)を機関の負荷に応じて選択することで、負荷に応じた量と温度のEGRガスを吸気系に供給することができる。なお、機関温度の検知は例えば冷却水の温度で代替したらよく、負荷の検知は回転数とスロットル開度とから演算したよい。いずれにしても、アクチェータ12,27はECUを通じて自動制御される。敢えて述べるまでもないが、弁体29は正逆回転できる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は更に様々に具体化できる。例えば、第3,4実施形態のような回転式の弁体を使用する場合、周方向に沿った4か所以上に弁穴を設けることにより、更に嵌め細かい制御を行うことも可能である(インナー通路とアウター通路とを全閉することも可能である。)。図示による説明は省略するが、内部EGR通路をシリンダブロックに設けることも可能である。
本願発明は、実際に内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダヘッド
3 排気マニホールド
7 内部EGR通路
12 制御装置を構成する直動式アクチェータ
13 インナー通路
14 アウター通路
15 第1筒部
16 第2筒部
17 冷却水ジャケット
18 入口側連通穴
19 出口側連通穴(第1連通穴)
20 弁座
21 制御装置を構成する第1弁体
22 制御装置を構成する操作軸
23 制御装置を構成する第2弁体
25 遮蔽板
26 第2連通穴
27 制御装置を構成する回転式アクチェータ
28 制御装置を構成する回転軸
29 制御装置を構成する弁体
30 第1弁部
31 第2弁部
32 第1弁穴
33 第2弁穴

Claims (3)

  1. シリンダヘッド又はシリンダブロックに、インナー通路とこれを外周から囲うアウター通路とから成る二重管状のEGR通路が設けられて、前記アウター通路の外周のうち少なくとも一部が冷却水ジャケットに露出しており、かつ、前記EGR通路を流れるEGRガスの量とアウター通路を流れるEGRガスの量とを調節する制御手段を備えている、
    内燃機関。
  2. 前記インナー通路とアウター通路とを区画する筒部に連通穴を設けており、スライド式の第2弁体によって前記連通穴が開閉される一方、前記インナー通路には、当該インナー通路を流れるEGRガスの量を制御するスライド式の第1弁体を設けており、前記第1弁体と第2弁体とは1本の操作軸に設けられていて、アクチェータによって同時にスライド操作される、
    請求項1に記載した内燃機関。
  3. 前記インナー通路とアウター通路とを区画する円筒状の筒部に第1連通穴を開けている一方、前記インナー通路のうち前記第1連通穴の近くに設けた遮蔽板に第2連通穴を開けており、前記インナー通路の内部に、前記第1連通穴を開閉する円筒状の第1弁部と前記第2連通穴を開閉する円板状の第2弁部とを有する有底円筒状の弁体が回転可能に配置されており、前記弁体をアクチェータによって回転操作することにより、インナー通路を流れるEGRガスとアウター通路を流れるEGRガスとの量が制御される、
    請求項1に記載した内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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