JP2016032870A - 熱溶着方法および吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱溶融可能な第1の部分と第2の部分とを含む被加工物1であって、前記第1の部分と前記第2の部分とは同じ材料及び同じ厚みを呈する被加工物1について、前記第1の部分と前記第2の部分と対向した状態で、少なくとも2つの加熱ロール22、24によって、前記第1の部分と前記第2の部分を加熱および加圧をする熱溶着方法であって、前記熱溶着時の2つの加熱ロール22、24は、一方の加熱ロール22の加熱温度と他方の加熱ロール24の加熱温度とが異なる熱溶着方法。
【選択図】図1
Description
(2) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)記載の熱溶着方法であって、上記第1の部分と上記第2の部分とを対向する工程は、上記被加工物を折り重ねることで、上記第1の部分と上記第2の部分とを対向することを特徴とする。
(3) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)または(2)に記載の熱溶着方法であって、上記一方の加熱ロールの加熱温度は、上記第1の部分及び上記第2の部分の融点よりも高い温度であって、上記他方の加熱ロールの加熱温度は、上記第1の部分及び上記第2の部分の融点よりも低い温度であることを特徴とする。
(4) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の熱溶着方法であって、上記一方の加熱ロールは、上記他方の加熱ロールよりも上方に配され、上記一方の加熱ロールの加熱温度は、上記他方の加熱ロールの加熱温度よりも高いことを特徴とする。
(5) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の熱溶着方法であって、上記一方の加熱ロールの加熱温度は、上記第1の部分及び上記第2の部分の融点に対して5℃以上であって10℃以下だけ高い温度であり、上記他方の加熱ロールの加熱温度は、上記第1の部分及び上記第2の部分の融点に対して5℃以上であって10℃以下だけ低い温度であることを特徴とする。
(6) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の熱溶着方法であって、上記一方の加熱ロールの加熱温度は、上記他方の加熱ロールの加熱温度よりも、10℃以上であって20℃以下だけ温度が高いことを特徴とする。
(7) 本発明の他実施形態に係る熱溶着方法は、上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の熱溶着方法であって、上記一方の加熱ロールは複数の加熱ブロック片を含む加熱ブロックを表面に有し、上記加熱ブロック片によって複数の溶着部片を備える上記熱溶着部が形成されることを特徴とする。
(8) 本発明の一実施形態に係る使い捨てパンツの製造方法は、上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の熱溶着方法を用いることを特徴とする。
(9) 本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法は、被包装物と被包装物を包装する包装材料とを含む包装体の製造方法であって、上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の熱溶着方法を用いることを特徴とする。
本実施形態の熱溶着方法は、図4および図9に示すように、熱溶融可能な第1の部分12と、第1の部分12とは別に規定された熱溶融可能な第2の部分14と、を含む被加工物1を供する。第1の部分12と第2の部分14とは離間して配置されていてもよいし、隣接して配置されていてもよい。第1の部分12と第2の部分14とは、同じ材料からなり、厚みも同じである。つまり、第1の部分12と第2の部分14とは、1のシート内に、または、複数のシートを含む1組のシート積層体内に規定された部分であってもよい。また、第1の部分12と第2の部分14とは、同一の材料からなり、同一の厚みを有する別体に規定された部分であってもよく、図11に示すように、同一の厚みおよび同一の材料からなる第1のシートと第2のシートとにおいて、第1のシートには第1の部分12が規定され、第2のシートには第2の部分14が規定されていてもよい。
図7(a)に示すように、一の加熱ブロック22Pは、複数の加熱ブロック片221を有する。複数の加熱ブロック片221は、それぞれが所定距離だけ離間して、上側加熱ロール22の周面部のロール軸方向に沿った直線上に並んで配されていてもよい。同様に、図7(b)に示すように、一の加熱ブロック24Pは、複数の加熱ブロック片241を有する。複数の加熱ブロック片241は、それぞれが所定距離だけ離間して、下側加熱ロール24の周面部のロール軸方向に沿った直線上に並んで配されていてもよい。熱溶着工程においては、この加熱ブロック片221および加熱ブロック片241が対向するように、加熱ロール22,24がロール軸を中心に回転される。これによれば、第1の部分12および第2の部分14に、図3に示すような間欠的な複数の溶着部片161を有する熱溶着部16を形成することができる。上記の熱溶着方法を用いて、加熱ロールの加熱温度を制御した熱溶着を行うことで、このような複数の溶着部片161を形成しても、複数の溶着部片161が相互に引き付かず、熱溶着部16の外観を良好に形成できる。このような加熱ブロック片221,241の配置パターンは、特に限定されずに変更可能であり、例えば、図8(a)および図8(b)に記載のように、加熱ブロック22P,24Pには、加熱ロール22,24の軸方向に沿った細長矩形形状内に、複数のドット状の加熱ブロック片223,243が設けられたものを用いることができる。複数の加熱ブロック片223,243は、相互に等間隔に離間して、複数条のライン上に並んで設けられる。
本実施形態の使い捨てパンツの製造方法は、上記本実施形態の熱溶着方法を用いて使い捨てパンツを製造するものである。以下、使い捨てパンツとして、図3に示す使い捨ておむつ2を例として説明を行う。使い捨ておむつ2は、身体から排出される体液を吸収することを目的として、少なくとも身体の股間部に着用されるパンツ型の吸収性物品である。
第1の部分12と第2の部分14とが熱溶着されたおむつ連続体120は、更に切断手段に搬送され、図6に示す一点鎖線において、隣接する熱溶着部16の間で切断されて、使い捨ておむつ2が製造される。本実施形態の使い捨てパンツの製造方法では、使い捨ておむつ2を用いて説明したが、紙パンツや不織布パンツ等の使い捨てパンツ体は、使い捨ておむつ2の製造方法のうち、吸収部材111を設ける工程を省略することで製造することができる。
本実施形態の包装体3の製造方法は、上記本実施形態の熱溶着方法を用いて包装体3を製造するものである。本実施形態の包装体3は、吸収性物品などの被包装物302と、被包装物302を包装するために折り重ねられた包装材料301と、を備える。吸収性物品は、身体から排出される体液を吸収することを目的として、少なくとも身体の股間部に着用されるものであり、例えば、尿パッド、軽失禁パッド、尿取りライナー、生理用ナプキンなどの略矩形状の吸収性物品や使い捨てパンツタイプ吸収性物品を挙げることができる。
2 使い捨ておむつ
3,3A 包装体
12 第1の部分
14 第2の部分
16,16A 熱溶着部
161 溶着部片
163,163A 溶着部片
18 第3の部分
22 上側加熱ロール
22P 加熱ブロック
221 加熱ブロック片
223 加熱ブロック片
24 下側加熱ロール
24P 加熱ブロック
241 加熱ブロック片
243 加熱ブロック片
111 吸収部材
116 開口部、切り欠き
120 帯状積層体
121 外装材用連続ウェブ
131 脚開口部
133 胴開口部
135A 内装シート
135B 外装シート
137 脚開口部用弾性部材
139 胴開口部用弾性部材
140 サイドフラップ
301,301A,301B 包装材料
302,302A 被包装物
Claims (9)
- 熱溶融可能な第1の部分と、前記第1の部分とは別に規定され、熱溶融可能な第2の部分と、を含む被加工物であって、前記第1の部分と前記第2の部分とは同じ材料および同じ厚みを呈する被加工物を供する工程と、
前記第1の部分と前記第2の部分とを対向する工程と、
対向して配置された前記第1の部分と前記第2の部分とを、少なくとも2つの加熱ロールによって、加熱および加圧をすることで熱溶着する工程と、を備える熱溶着方法であって、
前記熱溶着工程において、前記2つの加熱ロールは、一方の加熱ロールの加熱温度と他方の加熱ロールの加熱温度とが異なることを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1記載の熱溶着方法であって、
前記第1の部分と前記第2の部分とを対向する工程は、前記被加工物を折り重ねることで、前記第1の部分と前記第2の部分とを対向することを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1または請求項2記載の熱溶着方法であって、
前記一方の加熱ロールの加熱温度は、前記第1の部分及び前記第2の部分の融点よりも高い温度であって、前記他方の加熱ロールの加熱温度は、前記第1の部分及び前記第2の部分の融点よりも低い温度であることを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱溶着方法であって、
前記一方の加熱ロールは、前記他方の加熱ロールよりも上方に配され、前記一方の加熱ロールの加熱温度は、前記他方の加熱ロールの加熱温度よりも高いことを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱溶着方法であって、
前記一方の加熱ロールの加熱温度は、前記第1の部分及び前記第2の部分の融点に対して5℃以上であって10℃以下だけ高い温度であり、前記他方の加熱ロールの加熱温度は、前記第1の部分及び前記第2の部分の融点に対して5℃以上であって10℃以下だけ低い温度であることを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の熱溶着方法であって、
前記一方の加熱ロールの加熱温度は、前記他方の加熱ロールの加熱温度よりも、10℃以上であって20℃以下だけ温度が高いことを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の熱溶着方法であって、
前記一方の加熱ロールは、相互に離間した複数の加熱ブロック片を有する加熱ブロックを表面に有し、前記加熱ブロック片によって複数の溶着部片を備える前記熱溶着部が形成されることを特徴とする熱溶着方法。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の熱溶着方法を用いることを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
- 被包装物と被包装物を包装する包装材料とを含む包装体の製造方法であって、請求項1ないし7のいずれかに記載の熱溶着方法を用いることを特徴とする包装体の製造方法。
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