JP2016031426A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性層を有する中間転写ベルト上の残留物をクリーニングブレードにより除去する構成においてクリーニングブレードの寿命低下を抑制し、カラー画像形成の場合には色ずれを抑制可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】クリーニングブレード63は、金属製の板ばねであり、その基端部がブレード支持ピン65により、遊びを有する自由支持状態でブレード支持部材64に支持され、撓んだ状態で、先端部631が板ばねの復元力により、弾性層を有する中間転写ベルト21に押圧される。
【選択図】図2

Description

本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する画像形成装置に関する。
電子写真方式のプリンターなどの画像形成装置は、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー像を別々の感光体ドラム上に形成し、各感光体ドラム上に形成されたY〜K色のトナー像を、回転している中間転写ベルトに重ね合わせて一次転写した後、中間転写ベルト上に多重転写された各色トナー像を記録シートに二次転写する中間転写方式のものがある。
このような中間転写ベルトには、PI(ポリイミド)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの樹脂材料で形成されたものが一般に広く採用されているが、使用される紙種(例えば、普通紙、薄いコート紙、厚紙など)の表面形状の微視的な凹凸の違いにより中間転写ベルトと記録シートとの二次転写位置における密着性が低下して転写性が確保し難くなる場合が生じる。
このような転写性の低下を防止するために中間転写ベルトに、樹脂材料の基層の上にゴム材料などによる弾性層を設け、その弾性層により中間転写ベルトの表面形状が記録シートの表面形状に合うように変形可能にすることにより、中間転写ベルトと記録シートとの密着性を向上させた構成をとっているものがある。
中間転写ベルト上のトナー像を記録シートに転写する場合、全てのトナー像が記録シートに転写されることが理想であるが、実際には、一部のトナー粒子が転写されずに中間転写ベルト上に残ってしまう場合がある。また、記録シートとの接触により紙粉が中間転写ベルトに付着する場合もある。このような残留トナーや紙粉などの残留物が中間転写ベルトに付着したままになっていると、以降のトナー像の形成に支障をきたすことから、中間転写ベルト上の残留物を除去するクリーナーが設けられている。
上記のクリーナーとしては、ウレタンゴムなどの弾性体からなるクリーニングブレードの先端を、回転している中間転写ベルトに当接させて、中間転写ベルト上の残留物を掻き取って除去する構成が一般的である。
特開2011−107534号公報
弾性層を有する中間転写ベルトに弾性体からなるクリーニングブレードを当接させる構成をとる場合、弾性体同士の当接により真実接触面積が大きくなり、接触している部分同士の間に生じる摩擦力が著しく高いものとなる。このためクリーニングブレードまたは中間転写ベルトの摩耗が促進されて寿命が短くなるという問題がある。
また、例えば周辺温度の変化によりクリーニングブレードの材料であるウレタンゴムなどの弾性体の硬さが変化すると、中間転写ベルトとクリーニングブレード間の接触面積が変動して、中間転写ベルトとクリーニングブレード間の摩擦力も変動することになる。この摩擦力は、回転している中間転写ベルトに対するブレーキとして作用するので、摩擦力、すなわちブレーキ力の変動が大きくなることに起因して、中間転写ベルトの回転速度に変動が生じてしまい、一定速度で回転している各感光体ドラムとの間に周速差が生じる。
中間転写ベルトと各感光体ドラムとの間の周速差が生じると、各感光体ドラムから各色トナー像を中間転写ベルト上に多重転写する際に、中間転写ベルト上に転写された各色トナー像の位置が回転方向に相互にずれ易くなる。このずれが生じると、カラー画像形成の場合に色ずれが発生してしまうという問題がある。
上記のような問題は、中間転写ベルト上のトナー像を記録シートに転写する構成に限られない。例えば、感光体ベルト上に形成されたトナー像を中間転写ドラムに転写する構成など、像担持体上のトナー像を被転写体に転写する構成一般に生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、弾性層を含む中間転写ベルトなどの像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する構成においてクリーニングブレードと像担持体の寿命低下を抑制し、カラー画像形成の場合には色ずれを抑制可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する画像形成装置であって、前記像担持体は、弾性層を含み、前記クリーニングブレードは、金属製の板ばねであり、前記板ばねの復元力により当該クリーニングブレードの先端部が前記像担持体に押圧されていることを特徴とする。
ここで、前記クリーニングブレードを前記像担持体に対して遊びを有する状態で支持する支持部材を備えるとしても良い。
さらに、前記クリーニングブレードを前記像担持体に押圧する方向の力を前記支持部材に付与する付勢部材を備えるとしても良い。
また、前記クリーニングブレードの先端部の前記像担持体表面への食い込み量が所定値になるように、前記クリーニングブレードの前記像担持体への当接圧が設定されているとしても良い。
ここで、前記所定値は、前記像担持体の表面粗さ以上の値として予め決められた値であるとしても良い。
また、前記クリーニングブレードは、前記先端部が前記像担持体の移動方向に対しカウンター方向になるように配され、前記先端部の端面が平坦面であり、前記クリーニングブレードの先端部の端面と前記像担持体の表面部分とのなす角が直角または直角に対して許容された範囲内であるとしても良い。
さらに、前記クリーニングブレードは、前記像担持体の移動方向に対して直交する幅方向に沿って長尺状であり、前記先端部における前記幅方向両端の隅角部がR形状になっているとしても良い。
また、前記像担持体は、基層と、前記弾性層を介して前記基層とは反対側に設けられ、前記クリーニングブレードが当接する表層と、をさらに含み、前記表層は、前記弾性層よりも硬度が高い材料で形成されているとしても良い。
さらに、複数の感光体のそれぞれに異なる色のトナー像を形成する作像部と、前記複数の感光体上に形成された各色トナー像が多重転写される中間転写体と、を備え、前記像担持体は、前記中間転写体であり、前記被転写体は、前記中間転写体上に多重転写された各色トナー像が転写される記録シートであるとしても良い。
上記のようにすれば、像担持体に含まれる弾性層により像担持体と被転写体との密着性が向上して転写性を向上でき、クリーニングブレードが金属製なのでゴムなどの弾性体に比べて、像担持体との摩擦力の低減を図ることができ、クリーニングブレードの早期の摩耗の抑制と、各色トナーが多重転写される像担持体の場合にカラー画像形成時の色ずれを抑制することが可能になる。
また、クリーニングブレードを板ばねとすることにより、クリーニングブレードが像担持体の表面に当接した状態で、板ばねの復元力により像担持体の表面形状の変化に追随して撓むことにより像担持体との密着性が安定して、像担持体上の残留物を効果的に除去することができるようになる。
プリンターの全体の構成を示す図である。 ベルトクリーニング部の構成を拡大して示す図である。 クリーニングブレードとブレード支持部材とブレード支持ピンの分解斜視図である。 クリーニングブレードがブレード支持部材に支持されている状態にあるときの図3に示すH−H線における矢視断面図である。 クリーニングブレードの先端部が中間転写ベルトの表面を押圧している様子を示す模式図である。 ステアリング部の構成を説明するための平面図である。 弾性ベルトに対する加圧力と変位量の関係を示す図である。 ブレードを弾性ベルトに当接した場合と非当接の場合とにおける弾性ベルトの駆動トルクの差分の大きさを示す図である。 比較例1、比較例2、実施例における色ずれの実験結果を示す図である。 ステアリング制御を行った場合のクリーニング性を2つの構成例のそれぞれについて評価した結果を示す図である。 クリーニングブレードの支持機構の変形例を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例にして説明する。
(1)プリンターの全体の構成
図1は、プリンターの全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンターは、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、作像部10と、中間転写部20と、給送部30と、定着部40と、制御部50と、ベルトクリーニング部60と、ステアリング部70などを備え、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるカラーの画像形成を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
作像部10は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像ユニット10Y、10M、10C、10Kと露光部11を備えている。
作像ユニット10Y〜10Kは、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kと、その周囲にドラム回転方向Aに沿って配設された、帯電部2Y、2M、2C、2Kと、現像部3Y、3M、3C、3Kと、ドラムクリーニング部4Y、4M、4C、4Kと、除電部5Y、5M、5C、5Kなどを備えており、感光体ドラム1Y〜1Kに対応する色のトナー像を作像する。
中間転写部20は、中間転写ベルト21と、駆動ローラー22と、従動ローラー23〜27と、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向配置される一次転写ローラー28Y、28M、28C、28Kと、中間転写ベルト21を介して駆動ローラー22に対向配置される二次転写ローラー29などを備える。
中間転写ベルト21は、弾性層を含む弾性ベルトであり、駆動ローラー22、従動ローラー23〜27などにより張架され、駆動ローラー22の回転駆動力により矢印Bで示す方向(ベルト走行方向)に周回走行する。駆動ローラー22は、不図示のモーターにより回転駆動される。
給送部30は、給紙カセット31と、繰り出しローラー32と、搬送ローラー対33と、タイミングローラー対34などを備えている。
給紙カセット31は、記録シートとしての用紙Sを収容する。繰り出しローラー32は、給紙カセット31に収容されている用紙Sを搬送路39に1枚ずつ繰り出す。
搬送ローラー対33は、繰り出された用紙Sをさらに搬送路39上を搬送方向下流に搬送させる。タイミングローラー対34は、搬送される用紙Sを二次転写ローラー29と中間転写ベルト21との接触位置である二次転写位置291に送り出すタイミングをとる。
定着部40は、定着ローラーと加圧ローラーを圧接させて定着ニップを確保すると共にヒータにより定着ローラーを加熱して定着に必要な温度を維持する。
ベルトクリーニング部60は、中間転写ベルト21の周囲であり、二次転写位置291からベルト走行方向(矢印B方向)に感光体ドラム1Yの一次転写位置281(感光体ドラム1Yが中間転写ベルト21を介して一次転写ローラー28Yと対向する位置)までの間の空間に配される。
制御部50は、外部の端末装置からの画像信号をY〜K色用の画像信号に変換し、露光部11に配された各色用のレーザダイオード(不図示)を駆動するための駆動信号を生成する。生成された駆動信号により露光部11からY色用のレーザービームLy、M色用のレーザービームLm、C色用のレーザービームLc、K色用のレーザービームLkがそれぞれ出射され、感光体ドラム1Y〜1Kが露光走査される。
この露光走査を受ける前に、感光体ドラム1Y〜1Kは、除電部5Y〜5Kによる除電後に帯電部2Y〜2Kにより一様に帯電されており、レーザービームLy〜Lkの露光により、感光体ドラム1Y〜1Kの周面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像部3Y〜3Kに収容されている現像剤によりトナーで現像される。現像により感光体ドラム1Y〜1K上に形成されたY〜K色のトナー像は、一次転写ローラー28Y〜28Kと感光体ドラム1Y〜1K間に作用する静電力により中間転写ベルト21上に一次転写される。
感光体ドラム1Y〜1Kへの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト21上の同じ位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト21上に多重転写された各色トナー像は、中間転写ベルト21の周回走行により二次転写位置291に移動する。
上記作像動作のタイミングに合わせて、給送部30からは、タイミングローラー対34を介して用紙Sが給送されて来ており、その用紙Sは、二次転写ローラー29と中間転写ベルト21の間に挟まれて搬送され、二次転写ローラー29と中間転写ベルト21間に作用する静電力により、中間転写ベルト21上の各色トナー像が二次転写位置291で一括して用紙S上に二次転写される。
二次転写位置291を通過した用紙Sは、定着部40に搬送され、定着ニップを通過する際に、トナー像が加熱、加圧されて用紙Sに定着された後、排出ローラー対40aを介して機外に排出される。
感光体ドラム1Y〜1K上のトナー像のうち、中間転写ベルト21に一次転写されずに感光体ドラム1Y〜1K上に残ってしまったトナーや紙粉などを含む残留物は、ドラムクリーニング部4Y〜4Kにより除去される。
また、中間転写ベルト21上のトナー像のうち、用紙Sに二次転写されずに中間転写ベルト21上に残ってしまったトナーや紙粉などを含む残留物は、ベルトクリーニング部60により除去される。
(2)ベルトクリーニング部の構成
図2は、ベルトクリーニング部60の構成を拡大して示す図であり、その周辺の中間転写ベルト21や従動ローラー26、27などの他の部材も合わせて示している。
同図に示すように、ベルトクリーニング部60は、クリーニングローラー61と、搬送スクリュー62と、クリーニングブレード63と、ブレード支持部材64と、ブレード支持ピン65と、引っ張りばね66と、ハウジング67と、フリッカー68などを備える。
ここで、クリーニングローラー61、搬送スクリュー62、クリーニングブレード63、ブレード支持部材64、ハウジング67、フリッカー68は、中間転写ベルト21の幅方向(同図紙面垂直方向:ベルト走行方向Bに直交する方向)に長尺状になっている。上記中間転写ベルト21の幅方向を、以下、ベルト幅方向Wという。
ハウジング67は、絶縁性の樹脂などからなり、クリーニングローラー61、搬送スクリュー62、フリッカー68を内部に収容しており、中間転写ベルト21に対向する側に開口部を有する。
クリーニングローラー61は、ハウジング67の開口部に設けられ、芯金の外周にブラシ繊維が植設されたブラシローラー、あるいは発泡ウレタンを形成した発泡ローラーのいずれかで構成され、矢印Dで示す方向に回転し、ローラー先端が中間転写ベルト21の表面を摺擦する際に中間転写ベルト21上の残留物の一部を掻き取り、中間転写ベルト21から除去する。なお、クリーニングローラー61に、中間転写ベルト21上の残留トナーの極性とは逆極性の電圧を印加して、その残留トナーに中間転写ベルト21からクリーニングローラー61に向かう方向の静電力が作用するような電界を生じさせる構成をとるとしても良い。
フリッカー68は、薄板状の部材であり、クリーニングローラー61の表面に当接して、ローラー上に保持された残留物を掻き取る。掻き取られた残留物は、重力により下方に落下する。
搬送スクリュー62は、フリッカー68の直下の位置に配され、矢印Eで示す方向に回転し、フリッカー68によりクリーニングローラー61から掻き落とされた残留物をベルト幅方向Wの一方端側に搬送して、不図示の回収タンクに収容させる。なお、クリーニングローラー61と搬送スクリュー62は、不図示のモーターにより回転駆動される。
クリーニングブレード63は、クリーニングローラー61よりもベルト走行方向下流側に配置され、金属製の薄板を板ばねに形成したものであり、その先端部631が中間転写ベルト21の表面にベルト走行方向Bとは反対方向(カウンター方向)に向いた姿勢で当接して、中間転写ベルト21上においてクリーニングローラー61で除去できなかった残りの残留物を掻き取って中間転写ベルト21から除去する。掻き取られた残留物は、落下後、クリーニングローラー61を介して搬送スクリュー62に搬送される。
本実施の形態では、中間転写ベルト21上の残留物の除去能力は、クリーニングローラー61よりもクリーニングブレード63の方が高くなっており、クリーニングブレード63に対してクリーニングローラー61が補助的に用いられる構成になっている。
クリーニングローラー61は、中間転写ベルト21上に付着した繊維状の紙粉など、クリーニングブレード63のクリーニング部(中間転写ベルト21表面との接触部分)に噛み込み、清掃不良を起こす可能性がある付着物を除去する役割も担っており、クリーニングブレード63よりもベルト走行方向Bの上流側に設置することが望ましい。
クリーニングブレード63は、ブレード支持ピン65によりブレード支持部材64に支持される。このクリーニングブレード63の支持機構を図3と図4を用いて説明する。
図3は、クリーニングブレード63とブレード支持部材64とブレード支持ピン65を図2の矢印Gで示す方向から見たときの分解斜視図である。図4は、クリーニングブレード63がブレード支持ピン65によりブレード支持部材64に支持されている状態にあるときの図3に示すH−H線における矢視断面図である。
図3に示すように、クリーニングブレード63は、ベルト幅方向Wに長尺状の長方形からなる金属製の薄板であり、金属材料としては、例えば耐腐食性の高いステンレス鋼や真鍮などが用いられる。金属材料は、これらに限られることはないが、特に高強度で疲労の少ないステンレス鋼が望ましい。更に、クリーニングブレード63の長寿命化を図るために、クリーニングブレード63のトナー外添剤などの研磨による摩耗を抑制することを目的として、硬質クロムやニッケルなどのめっきを表面に施すことも出来る。
クリーニングブレード63の厚みは、例えば0.06〜0.1mm程度の範囲とすることができるが、これに限られない。クリーニングブレード63の先端部(一辺)631が中間転写ベルト21と当接した状態で、クリーニングブレード63がある程度撓むことにより中間転写ベルト21の表面との間で密着性を確保できれば良い。
クリーニングブレード63の、先端部631とは反対側の基端部630には、ベルト幅方向Wに沿って一定の間隔をあけた各位置に透孔632が設けられている。
ブレード支持部材64は、ベルト幅方向Wに沿って細長い板状部材であり、横断面がL字状に屈曲して形成されており、クリーニングブレード63に対向する側の面640に、クリーニングブレード63に設けられた複数の透孔632のそれぞれに対応する複数のねじ穴641が設けられている。
ブレード支持ピン65は、頭部65aと、頭部65aよりも小径の胴部65bと、ねじ部65cとからなる。ここで、頭部65aの径をd1、胴部65bの径をd2、胴部65bの長さ(頭部65aからの高さ)をd3、クリーニングブレード63の透孔632の径をd4、クリーニングブレード63の厚みをd5としたとき、d2<d4<d1、かつ、d5<d3の関係を有している。
ブレード支持ピン65ごとに、その胴部65bがクリーニングブレード63の透孔632に挿入された状態で、ねじ部65cがブレード支持部材64のねじ穴641に螺着されることにより、クリーニングブレード63がブレード支持部材64に支持される。
図4に示すように、ブレード支持ピン65のねじ部65cがブレード支持部材64のねじ穴641に螺着されると、上記のd2<d4、d5<d3の関係から、クリーニングブレード63がブレード支持部材64に、がたつきを有した状態で支持されることになる。つまり、クリーニングブレード63は、ブレード支持部材64に完全に固定されておらず、自由度を持って保持されている。
クリーニングブレード63のがたつきの大きさは、d2とd4の差分の大きさと、d5とd3の差分の大きさにより決まり、このがたつきは、クリーニングブレード63の、ブレード支持部材64に対する遊びに相当する。このような所定の大きさの遊びを設けているのは、次の理由による。
すなわち、クリーニングブレード63の先端部631には、周回中の中間転写ベルト21の表面との摩擦力によりベルト回転方向Bに沿った力が作用する。仮に、クリーニングブレード63の基端部630をブレード支持部材64に遊びを有しない状態で完全に固定支持した場合、クリーニングブレード63はその力のほとんどを逃がすことができない。
具体的には、例えば中間転写ベルト21に生じた波打ち(後述)により、中間転写ベルト21表面との当接圧がベルト幅方向Wの一方端側で大きくなり他方端で小さくなるといった当接圧分布の偏り(偏荷重)が発生したような場合、固定支持では、その偏りをなくすために大きい方の圧力を逃がすことができなくなる。このため、ベルト幅方向Wの一方端側ではクリーニングブレード63の先端部631の中間転写ベルト21の表面への当接圧が波打ち発生の前までよりも大きくなった状態になり、この状態が続けば、中間転写ベルト21の表面の摩耗が早期に進行し易くなる。
これに対し、クリーニングブレード63の基端部630をブレード支持部材64に遊びを有する状態で自由支持すれば、その遊びの範囲内でクリーニングブレード63の変位が自在になり、上記の当接圧分布の偏りによる大きい方の圧力をその遊びの分、逃がすことが可能になって、ベルト幅方向Wの一方端側で当接圧が大きくなり過ぎることが防止され、中間転写ベルト21の表面の摩耗の進行を抑制できるからである。
なお、クリーニングブレード63をブレード支持部材64に遊びを有して支持する方法は、ブレード支持ピン65を用いる方法に限られず、他の方法でも良い。例えば、ブレード支持部材64のねじ穴641に代えて、ブレード支持部材64に、クリーニングブレード63の透孔632よりも小径の突起を設け、その突起がクリーニングブレード63の透孔632に嵌め込まれた状態で、その突起の先端からクリーニングブレード63が抜け出ないようにその突起に抜け止めを施す構成などが考えられる。
図3に戻って、クリーニングブレード63の先端部631におけるベルト幅方向Wの両端の隅角部633には、R形状が設けられている。クリーニングブレード63の隅角部をR形状として丸みを設けているのは、クリーニングブレード63の先端部631の隅角部633が中間転写ベルト21の表面に突き刺さるような状態になるのを防止するためである。R形状の大きさ(半径)は、例えば1〜4mmの範囲内とすることができるが、これに限られず、装置構成に適した大きさが予め決められる。なお、上記のような状態が生じないまたは特に問題がなければ、R形状を設けない構成をとることとしても良い。
ブレード支持部材64のベルト幅方向Wの両端部には、軸部69が設けられており、それぞれの軸部69は、矢印Jで示す方向に回転可能になるように、図示しない装置筐体に支持されている。
図2に戻って、引っ張りばね66は、その一方端がブレード支持部材64に接続され、その他方端がハウジング67に接続されており、ブレード支持部材64をその軸部69を中心に矢印Uで示す方向に回転させようとする引っ張り力Fをブレード支持部材64に付与する。この引っ張り力Fにより、板ばねからなるクリーニングブレード63は、先端部631が中間転写ベルト21の表面に当接した状態で位置決めされ、ブレード支持部材64による支持位置を支点に片持ち梁のような状態になって撓みが生じ、その板ばねの復元力により先端部631が中間転写ベルト21の表面を押圧する。
このクリーニングブレード63の押圧力により、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面に密着して、中間転写ベルト21上の残留物がクリーニングブレード63の先端部631により掻き取られて除去される。
図5は、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面を押圧している様子を示す模式図である。同図の例は、クリーニングブレード63の先端部631におけるベルト幅方向Wの中央部の断面を拡大して示している。
同図に示すように、クリーニングブレード63の中間転写ベルト21への押圧により、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面に少し食い込んで、中間転写ベルト21に窪み215が生じた状態になっていることが判る。
中間転写ベルト21には、基層211と、その上に積層された弾性層212と、弾性層212の上に積層された表層213が含まれている。
ここで、基層211は、例えばPIまたはPPSなどの樹脂からなり、厚みは、例えば50〜100μmの範囲内とすることができる。
弾性層212は、例えばNBR(ニトリルゴム)またはCR(クロロプレンゴム)などのゴムからなり、厚みは、例えば100〜500μmの範囲内とすることができる。
表層213は、弾性層212よりも硬度の高い材料、具体的には5〜20μmの厚みの酸化処理層や30〜50μmの厚みのフッ素樹脂などのコート層とすることができる。表層213は、タック性低減を目的とするものであるが、タック性が特に問題にならないような場合などには設けない構成をとることもできる。
クリーニングブレード63の先端部631からの押圧力により主に弾性層212の部分が圧縮されることにより、中間転写ベルト21に窪み215が生じた状態になり、クリーニングブレード63の先端部631と中間転写ベルト21の表面との接触位置(清掃位置)において中間転写ベルト21上の残留物が掻き取られる。
クリーニングブレード63の中間転写ベルト21への当接圧は、クリーニングブレード63の先端部631の、中間転写ベルト21への食い込み量、すなわちその窪み215の深さがベルト表面粗さR以上の値として予め決められた所定値、例えば0.5μmになるように設定されることが好ましい。
表面粗さR以上の大きな窪み215が生じるということは、中間転写ベルト21の表面に存在する微小な粗さがクリーニングブレード63の先端部631の押圧力により圧縮変形されて均されたようになり、中間転写ベルト21の表面との密着性をより増加し易くなってクリーニング性をより向上できるからである。なお、表面粗さRは、例えば算術平均粗さ(Ra)、最大高さ(Ry)または十点平均高さ粗さ(Rz)などにより求められた値とすることができる。また、食い込み量の所定値は、ベルト表面粗さR以上の値であり、食い込みにより中間転写ベルト21の表面との摩擦力が大きくなることに起因して中間転写ベルト21の表面の摩耗が早期に進行するといったことが生じない範囲内に属する大きさの値に決めることができる。
クリーニングブレード63の先端部631の端面634は、平坦面になっており、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面に当接した状態でクリーニングブレード63が撓んだときに、その先端部631の端面634と中間転写ベルト21の表面部分216とのなす角αが90°または90°に対して予め許容された所定の範囲内(例えば、±5°など)の角度になることが望ましい。
なぜなら、破線で示すようにクリーニングブレード63が撓んでいない場合、角αが90°よりも大幅に小さくなって、端面634と中間転写ベルト21の表面部分(ベルト表面部分)216との間に楔状空間639が形成される。
このような楔状空間639は、楔状の故に、中間転写ベルト21上の残留物を楔状空間639の外、すなわちクリーニングブレード63の裏面635側に逃げ難くする形状を構成しており、楔状空間639に残留物が重力により落下せずに溜まり続けると詰まったようになることが生じ易くなる。このようになると、楔状空間639内のベルト走行方向Bの下流側の最も奥に溜まっていた残留物が楔状空間639内に新たに入って来た残留物に押されて、クリーニングブレード63の先端部631と中間転写ベルト21の表面との間の隙間を通過してしまうことが生じ易くなる。
これに対し、実線で示すようにクリーニングブレード63がある程度撓むことにより、角αが90°またはこれに近い角度になれば、楔状空間639が形成されず、中間転写ベルト21上においてクリーニングブレード63の先端部631で掻き取られた残留物がクリーニングブレード63の裏面635側に逃げ易くなる。残留物が逃げ易くなるということは、残留物がクリーニングブレード63の先端部631に溜まることが生じ難くなることに等しく、残留物のクリーニング性の低下を防止できるようになるからである。
角αを決める基準となるベルト表面部分216は、中間転写ベルト21の表面のうち、クリーニングブレード63の先端部631が接している部分よりもベルト走行方向Bの上流側かつその近辺の表面部分ということができる。なお、角αの大きさは、実験などにより予め求めることができるが、装置構成によってはクリーニング性に影響が出ないような場合もあり得、その場合には、角αの範囲を特に設定しない構成をとることもできる。また、クリーニングブレード63の先端部631の端面634の形状を平坦面以外の形状とすることもできる。
クリーニングブレード63による中間転写ベルト21の表面に対する当接圧の大きさは、クリーニングブレード63の厚みや引っ張りばね66の引っ張り力などにより決まる。
すなわち、クリーニングブレード63の厚みを厚くするほど、クリーニングブレード63の剛性が高くなり、撓み量を同じとすると、クリーニングブレード63による当接圧が高くなり、ステンレス鋼などの金属よりも硬度が低い弾性ベルトからなる中間転写ベルト21の表面が摩耗され易くなる。
逆に、クリーニングブレード63の厚みを薄くすれば、クリーニングブレード63の剛性が低くなり、撓み量を同じとすると、クリーニングブレード63による中間転写ベルト21の表面に対する当接圧が低くなるため、中間転写ベルト21の表面形状の変化に対する追随性が良くなり、また中間転写ベルト21の表面の摩耗も防止できるが、中間転写ベルト21上の残留物の掻き取り力(除去能力)が低下することになる。
このため、中間転写ベルト21上の残留物の除去能力を確保しつつ中間転写ベルト21の表面の摩耗を抑制できるように、クリーニングブレード63の厚み、形状、大きさ、材料、引っ張りばね66の引っ張り力、クリーニングブレード63の遊びの量、中間転写ベルト21の弾性層の材料などが予め実験などから決められる。
(3)ステアリング部70の構成
図6は、ステアリング部70の構成を説明するための平面図であり、説明に必要な部材だけを示している。
同図に示すようにステアリング部70は、ステアリング駆動部71とベルト蛇行検出センサー72を備え、中間転写ベルト21の蛇行を補正するものである。
ベルト蛇行検出センサー72は、中間転写ベルト21を挟んでベルト幅方向Wの両側にそれぞれ設けられている。一方のベルト蛇行検出センサー72は、蛇行により中間転写ベルト21がベルト幅方向Wの一方の側に寄ることにより基準位置からずれた場合の位置ずれを検出し、他方のベルト蛇行検出センサー72は、蛇行により中間転写ベルト21のベルト幅方向Wの位置が他方の側に寄ることにより基準位置からずれた場合の位置ずれを検出する。ベルト蛇行検出センサー72には、例えば反射型の光学センサーなどが用いられ、その検出信号は、ステアリング駆動部71に送られる。
ステアリング駆動部71は、ベルト蛇行検出センサー72からの位置ずれ検出信号を受信すると、中間転写ベルト21に蛇行が生じていると判断して、その蛇行を防止すべく、中間転写ベルト21を張架している従動ローラー24の軸方向の傾きを例えば破線で示すように一方端を起点に他方端を矢印Xで示す方向に変えるステアリング制御を行う。
従動ローラー24の軸方向の傾きを変えることにより、中間転写ベルト21の張力がベルト幅方向W(ローラー軸方向)に差が生じることになり、蛇行によりベルト幅方向Wのいずれかの側に寄ってしまった中間転写ベルト21のベルト幅方向Wの位置を本来の基準位置に戻すことができる。
上記のようなステアリング制御を行うと中間転写ベルト21の蛇行を補正できるが、中間転写ベルト21の張力にベルト幅方向Wの差が生じている状態になるので、中間転写ベルト21に微小とはいえベルト幅方向Wに波打ちが生じ易くなる。
しかしながら、ステアリング制御により中間転写ベルト21に波打ちが生じても、板ばねのクリーニングブレード63を自由支持する構成にしているので、上記のように波打ちによる中間転写ベルト21の表面形状の変化に対するクリーニングブレード63の追随性が良いことから、クリーニングブレード63の先端部651の、中間転写ベルト21の表面との密着性の低下が抑制され、残留物のクリーニング性の低下が防止される。残留物のクリーニング性の低下が防止されることは、次に説明する実験結果で実証されている。
(4)実施例による実験結果について
一実施例として、以下に設定された実験機を作製し、中間転写ベルト21の駆動トルク、色ずれ、クリーニング性などを評価した結果を説明する。
中間転写ベルト21には、PIを80μm厚で形成した基層上に、NBRゴム材からなる弾性層を250μm厚で成形し、さらにその上の表層として硬化処理した体積抵抗率1×108Ω・cmの弾性ベルトを用いた。これを以下、弾性ベルト21aという。
クリーニングブレード63には、板厚0.09mmのステンレス鋼(SUS材)からなるものを用いた。また、クリーニングブレード63の基端部630側を支点に先端部631側が自由長10mmの片持ち梁構成に支持し、引っ張りばね66によりクリーニングブレード63に10Nの荷重が付与されるようにした。この構成のクリーニングブレード63を以下、金属ブレード63aという。
図7は、弾性ベルト21aに対する加圧力と変位量の関係を示す図であり、弾性層を有しないPIからなるPIベルトも比較例として示されている。加圧力と変位量の関係は、島津製作所製の微小硬度計DUH−W201Sによる微小圧縮試験の結果を示すものである。同図に示すように弾性ベルト21aは、PIベルトに比べて、同一荷重時の圧縮変位量が大きくなっていることが判る。
上記の金属ブレード63aの設定により弾性ベルト21aに対する加圧力として約0.5MPaの平均圧が得られ、弾性ベルト21aの変位量としては、約0.5μm圧縮変形することになった。
実験機において帯電量が最大となる初期状態(新品時に相当)の現像剤を用い、低湿環境下で色ごとにトナーの付着量が4g/m2になるベタ画像を4色重ね合わせて中間転写ベルト21上に一次転写して得られる各色トナー像(付着量=16g/m2)を二次転写しない条件で金属ブレード63aによりクリーニングする実験を行った結果、目視で良好なクリーニング性を確認できた。
図8は、金属ブレード63aを弾性ベルト21aに当接した場合と非当接の場合とにおける弾性ベルト21aの駆動トルクの差分の大きさを示す図であり、比較のために、PIベルトにウレタンゴムブレードを当接した場合の比較例1と、弾性ベルト21aにウレタンゴムブレードを当接した場合の比較例2のそれぞれにおける駆動トルクの差分の大きさも合わせて示している。なお、計測は、10℃15%RH(LL環境)下にあるときと30℃85%RH(HH環境)下にあるときのそれぞれで実施された。
同図から、ベルト駆動トルクの差分の大きさは、いずれの環境下でも実施例が最も小さく、比較例2が最も大きくなっていることが判る。
比較例2は、弾性ベルト21aとウレタンゴムブレードの組み合わせ、換言すると双方が弾性体なので真実接触面積が最も大きくなり、ベルト駆動に対する大きなブレーキとなってベルト駆動トルクの差分が最も大きくなったものと考えられる。また、温度変化によりブレードの材料であるウレタンゴムの弾性体の硬さが変化して、両者間に生じる摩擦力が変動したことにより、LL環境下とHH環境下での差(以下、「環境変化による駆動トルクの差」という。)が最も大きくなったものと考えられる。
実施例は、金属ブレード63aを用いているので、比較例2よりも大幅にベルト駆動トルクの差分が小さく、温度変化による硬さの変化が弾性体のゴムに比べて少ないことから、環境変化による駆動トルクの差がほとんど生じない程度まで小さくなったものと考えられる。
一方、比較例1では、弾性体であるゴムブレードを用いているが、ベルトが弾性層を有しないPIベルトなので、環境変化による駆動トルクの差が比較例2よりも小さく、実施例よりも大きくなったものと考えられる。
この環境変化による駆動トルクの差が大きくなるほど、環境変化に応じて中間転写ベルトの周速が変動し易くなることから、各色の色ずれも生じ易くなる。
図9は、比較例1、比較例2、実施例における色ずれの実験結果を示す図である。
ここでは、各例についてその中間転写ベルトとクリーニングブレードを配置した実験機で4色のトナー像からなるラダーパターンチャートをプリントした場合のY色トナー像の、K色トナー像に対する副走査方向における色ずれ量の平均値を示している。プリントは、ベルト駆動トルクの差分が大きくなる環境である30℃85%RH環境下で行われた。
色ずれ量の計測は、中間転写ベルト上に一次転写された各色のラダーパターンを光学センサー(不図示)で検出し、その検出結果からK色のパターンを基準にY色のパターンまでの副走査方向(ベルト走行方向に相当)の距離を求め、求めた距離と本来の値との差分を色ずれ量とする方法で行われた。
同図に示すように実施例は、比較例1と2に比べて色ずれ量が小さいことが判り、実施例の構成が他の比較例の構成よりも、中間転写ベルトの駆動トルクの変動に起因する色ずれ発生の低減に有効であることが実証された。
図10は、ステアリング制御を行った場合のクリーニング性を2つの構成例のそれぞれについて評価した結果を示す図である。
構成例1の金属ブレード固定とは、厚さ1.6mmの2枚の鋼板の間に厚さ0.08mmのSUS製のブレードを自由長が10mmの状態になるように挟み込み、ベルト幅方向Wに相互に間隔をあけた3点でねじ止め固定した構成をいう。
構成例2の金属ブレード非固定とは、厚さ1.6mmの鋼板を断面コの字状に形成した支持部材の、そのコの字状の部分に厚さ0.08mmのSUS製のブレードを挿入し、ブレード先端部が鋼板から10mm飛び出した状態(自由長が10mmの状態)になるようにブレードを支持させた構成をいう。
構成例2は、図11に示す変形例の構成に相当し、支持片165、166、167からなる支持部164がコの字状の部分を構成する。対向する支持片165と166の隙間168にクリーニングブレード63が挿入される構成になっている。クリーニングブレード63は、その基端部がコの字状の最深部である支持片167に当接しただけの状態でブレード支持部材64に支持されており、実質、図2で示す構成と同様にがたつきを有する自由支持機構といえる。
図10に戻って、荷重35N、45N、55N、65Nとは、駆動ローラー22に二次転写ローラー29を押圧する際のばね荷重を示す。
本実験では、一方端側の圧縮ばねの付勢力を30Nに固定しつつ、他方端の圧縮ばねの付勢力を35N、45N、55N、65Nのそれぞれに切り換えることで、二次転写ニップ内での軸方向の圧力差を設けて中間転写ベルト21を蛇行させる力を働かせ、その蛇行によりステアリング制御が実行された場合に中間転写ベルト21に波打ちが発生したときのクリーニング性を確認したものである。
他方端の圧縮ばねの付勢力が大きくなるほど、蛇行が大きくなり、蛇行が大きくなるほど、これを補正するためには従動ローラー24をより大きく傾ける必要が生じる。従動ローラー24の傾きが大きくなるほど、中間転写ベルト21に発生する波打ちの程度(山の部分と谷の部分との高低差)が大きくなるので、クリーニング性が低下し易くなる。蛇行補正により波打ちが生じる場合、中間転写ベルト21のベルト幅方向Wの一方端側が波打ち状態になり、他方端側がある程度ぴんと張った状態になり易い。
クリーニング性の評価は、低湿環境においてトナーの付着量が4g/m2になるY色とM色の、A3サイズ相当の大きさの全面ベタ画像を重ね合わせてなるトナー像を1ページずつ、10ページ分を連続して中間転写ベルト21上に順次形成し、これらのトナー像を二次転写しない条件で金属ブレード63aによりクリーニングする実験を行い、クリーニング不良の発生を目視で観察することにより行われた。
同図中の表記は、クリーニング不良の発生枚数とその程度を示す。
構成2では、金属ブレードが非固定になっている。
このため中間転写ベルトのベルト幅方向Wの一方端側に生じている波打ちの山と谷の部分のうち山の部分に当接するときには、金属ブレードの一方端側がその遊びの範囲内で中間転写ベルトから遠ざかる方向に退避して、その一方端側での当接圧が過大になることが抑制される。逆に、谷の部分に当接するときには、金属ブレードの一方端側が板ばねの復元力の作用によりその遊びの範囲内で中間転写ベルトに近づく方向に前進して、その一方端側での当接圧が過小になることが抑制される。つまり、波打ちによる中間転写ベルトの形状変化に対する追随性が良好になる。
これにより、ベルト幅方向Wに、金属ブレードの中間転写ベルト表面への当接圧分布の偏り(偏荷重)が生じようとしても、金属ブレードのうち当接圧が大きくなろうとする側の部分に作用する力がその遊びの分逃げるようになる。このためベルト幅方向Wに当接圧が一方端側で大きく他方端側で小さくなることが生じ難く、ベルト幅方向Wに一様な状態が維持され易くなる。すなわち、金属ブレードと中間転写ベルト表面への密着性が維持され易い。また、ゴムブレードのような圧縮変形による押圧力の低下が生じない。
これらにより構成2では、圧縮ばねの付勢力が最も小さい35Nから最も大きい65Nのいずれの場合でも十分なクリーニング性が維持されたものと考えられる。
さらに、当接圧分布の偏りの生じた状態が継続することが生じ難くなるため、金属ブレードにより中間転写ベルト表面が早期に摩耗することが防止される。
一方、構成1は、圧縮ばねの付勢力が35Nと45Nではクリーニング性が高いが、55Nと65Nになると、35Nと45Nの場合よりもクリーニング性が低下していることが判る。これは、構成1では、金属ブレードが使用されているが固定支持されており、中間転写ベルトの波打ちに対する追随性が固定支持されていない構成2よりも良いとはいえないことから、その分、構成2よりもクリーニング性が若干下がったと考えられる。
製品仕様上ではバネ加重差は±20%で設計されており、構成1、2共に45N以下での結果が示すように、ステアリング制御下においても良好なクリーニング性が確保されるが、構成2の方がより許容度の大きなシステムであると言える。
このクリーニング性の向上がクリーニングブレード63による中間転写ベルト21の形状変化に対する追随性が良いことにより得られることからすれば、蛇行防止のためのステアリング制御により生じる波打ちだけに限られず、例えば自然に波打ち現象が発生した場合や中間転写ベルト21の表面が完全な平坦ではなく僅かに変形しているような場合にも上記同様にクリーニング性の向上の効果と早期の摩耗防止の効果を得られることになる。
以上、説明したように本実施の形態では、中間転写ベルト21が弾性層212を有することにより中間転写ベルト21と記録シートとの密着性が向上して転写性を向上でき、クリーニングブレード63が金属製なのでゴムなどの弾性体に比べて、中間転写ベルト21との摩擦力の低減を図ることができ、クリーニングブレード63の早期の摩耗の抑制と、カラー画像形成の場合には環境変動が生じても色ずれを抑制することが可能になる。
また、クリーニングブレード63を板ばねとすることにより、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面に接した状態で、板ばねの復元力により中間転写ベルト21の表面形状の変化に追随して撓み、中間転写ベルト21との密着性が増すことにより、中間転写ベルト21の残留物を効果的に除去できるようになる。
仮に、板ばねではない剛体の金属ブレード先端を中間転写ベルト21の表面に押圧する構成をとれば、その剛体の金属ブレード単体では中間転写ベルト21の表面形状の変化に追随できない。このためブレード先端と中間転写ベルト21の表面との当接圧が変動し易くクリーニング性が低下したり、クリーニング性の維持のために予めブレード先端を中間転写ベルト21に強く押圧するとそれだけ中間転写ベルト21の表面が摩耗し易くなったりする。これに対し、本実施の形態のようにクリーニングブレード63を板ばねとすることにより、クリーニング性の低下を抑制でき、中間転写ベルト21の表面の摩耗を抑制することが可能になる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、クリーニングブレード63の先端部631が中間転写ベルト21の表面に接する清掃位置が、ベルト走行方向Bに間隔をあけて隣り合う従動ローラー26と27の間の位置、すなわち中間転写ベルト21を挟んで反対側にローラーなどの部材(バックアップ部材)が存在しない位置とされたが、これに限られない。
例えば、中間転写ベルト21を挟んで従動ローラー26と対向する位置を清掃位置とする構成とすることもできる。この構成の場合、中間転写ベルト21は、清掃位置において表面側からはクリーニングブレード63の先端部631に、裏面側からはバックアップ部材としての従動ローラー26に挟まれて表面側と裏面側の双方から支持されるようになるので、クリーニングブレード63の先端部631からの押圧力が中間転写ベルト21の表面に作用し易くなって残留物の掻き取り能力の向上を図れる。
一方で、クリーニングブレード63による掻き取り能力が向上する分、クリーニングブレード63による中間転写ベルト21の表面への当接圧が強くなって中間転写ベルト21の表面の摩耗が進行し易くなることも想定される。従って、中間転写ベルト21のクリーニング性と寿命の両方を比較考慮して、適した位置に清掃位置を決めることが望ましい。
(2)上記実施の形態では、クリーニングブレード63の先端部631を中間転写ベルト21の表面にベルト走行方向B(中間転写ベルト21の移動方向)とは反対方向に向けて接するカウンター方式の構成例を説明したが、これに限られない。例えば、クリーニングブレード63の先端部631を中間転写ベルト21の表面に垂直方向に当てる構成、ベルト走行方向Bと同方向に向けて接する構成などをとることもできる。
また、クリーニングブレード63を支持するブレード支持部材64をベルト幅方向Wに平行な軸部69を中心に回動可能に保持し、引っ張りばね66の引っ張り力を付勢力としてブレード支持部材64に付与することにより、クリーニングブレード63を中間転写ベルト21の表面に押圧する方向の力を付与する構成としたが、これに限られない。例えば、ブレード支持部材64を中間転写ベルト21に対して遠近方向にスライド自在に保持して、ブレード支持部材64に対して中間転写ベルト21に近づく方向に付勢力を付与する構成などが考えられる。また、付勢力を付与する部材が引っ張りばね66に限られず、他の弾性体などの付勢部材を用いることができる。
(3)上記実施の形態では、金属製の薄板ばねのクリーニングブレード63の基端部630を中間転写ベルト21に対して遊びを持たせた状態(自由支持の状態)でブレード支持部材64に支持する構成例を説明したが、これに限られない。弾性層を含む中間転写ベルト21と金属製の板ばねのクリーニングブレード63との組み合わせにより、両者の摩擦力の低減と色ずれ抑制を図れることからすれば、クリーニングブレード63を、遊びを有しない固定支持する構成をとることも可能である。
(4)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。カラーの画像形成を実行する機能、モノクロの画像形成を実行する機能のいずれにも関わらず、回転する像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する構成であれば、例えば複写機、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置一般に適用できる。
像担持体としては、中間転写方式における中間転写ベルト21や中間転写ドラムなどを含む中間転写体であっても良いし、感光体ベルトなどでも良い。中間転写方式の場合、中間転写体を像担持体、記録シートを被転写体と捉えることができる。感光体ベルトを像担持体とする場合、中間転写方式であれば中間転写体を被転写体と捉えることができ、中間転写方式でなければ記録シートを被転写体と捉えることができる。
また、例えば第1の中間転写体上のトナー像を別の第2の中間転写体に転写後、第2の中間転写体上のトナー像を記録シートに転写する構成であれば、第1の中間転写体を像担持体、第2の中間転写体を被転写体と捉えることができる。
また、像担持体が基層と弾性層と表層を含むとしたが、これに限られず、少なくとも弾性層を含むものであれば良い。さらに、上記のステアリング制御を行わない構成に適用することが可能であり、また、必要なクリーニング性を確保できる場合には、クリーニングローラー61を設けない構成としても良い。
さらに、上記の各部材の材料、大きさ、形状や各種の数値などが上記のものに限られないことはいうまでもなく、装置構成に応じて適した材料、大きさなどが決められる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する画像形成装置に適用することができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
21 中間転写ベルト
60 ベルトクリーニング部
63 クリーニングブレード
64 ブレード支持部材
65 ブレード支持ピン
66 引っ張りばね
164 支持部
630 クリーニングブレードの基端部
631 クリーニングブレードの先端部
633 クリーニングブレードの先端部のベルト幅方向両端の隅部
634 クリーニングブレードの先端部の端面
B ベルト走行方向(移動方向)
W ベルト幅方向(移動方向に対して直交する方向)

Claims (9)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体上の残留物をクリーニングブレードにより除去する画像形成装置であって、
    前記像担持体は、弾性層を含み、
    前記クリーニングブレードは、金属製の板ばねであり、
    前記板ばねの復元力により当該クリーニングブレードの先端部が前記像担持体に押圧されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニングブレードを前記像担持体に対して遊びを有する状態で支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、前記クリーニングブレードを前記像担持体に押圧する方向の力を前記支持部材に付与する付勢部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニングブレードの先端部の前記像担持体表面への食い込み量が所定値になるように、前記クリーニングブレードの前記像担持体への当接圧が設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定値は、
    前記像担持体の表面粗さ以上の値として予め決められた値であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニングブレードは、
    前記先端部が前記像担持体の移動方向に対しカウンター方向になるように配され、
    前記先端部の端面が平坦面であり、
    前記クリーニングブレードの先端部の端面と前記像担持体の表面部分とのなす角が直角または直角に対して許容された範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニングブレードは、
    前記像担持体の移動方向に対して直交する幅方向に沿って長尺状であり、
    前記先端部における前記幅方向両端の隅角部がR形状になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は、
    基層と、
    前記弾性層を介して前記基層とは反対側に設けられ、前記クリーニングブレードが当接する表層と、をさらに含み、
    前記表層は、
    前記弾性層よりも硬度が高い材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 複数の感光体のそれぞれに異なる色のトナー像を形成する作像部と、
    前記複数の感光体上に形成された各色トナー像が多重転写される中間転写体と、
    を備え、
    前記像担持体は、前記中間転写体であり、
    前記被転写体は、
    前記中間転写体上に多重転写された各色トナー像が転写される記録シートであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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