JP2016025831A - Dc−dcコンバータの補助回路及びその補助回路を用いた双方向昇降圧dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータの補助回路及びその補助回路を用いた双方向昇降圧dc−dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡素な補助回路の付加により広範囲にZCS動作が可能な昇圧形、降圧形、昇圧形/降圧形のDC−DCコンバータを提供する。【解決手段】補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3とから構成され、昇圧タイプの場合、昇圧用スイッチング素子の正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。降圧タイプの場合、還流ダイオードの正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。昇降圧タイプの場合、昇圧用スイッチング素子とそれに逆並列接続されるダイオードから成るスイッチの正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。【選択図】図3

Description

本発明は、入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータ(直流−直流電力変換器)の高効率化を図る補助回路及びその補助回路を用いた双方向昇降圧DC−DCコンバータに関するものである。
電気自動車やハイブリッド車の電源システムには、高圧DCバスラインとバッテリなどの低電圧蓄電装置との間で高効率な双方向DC−DC電力変換器が欠かせず、その高性能化を狙い、近年、ソフトスイッチング技術を積極的に導入した回路方式の研究開発が多数行われている。
例えば、図24に示すような駆動系統とバッテリ間において、エネルギー残量(SOC;State of Charge)に応じて変動するバッテリ電圧に大きく左右されない電力伝送機能が、車載電源システムの設計仕様やエネルギー利用率改善の観点から求められている。このため、2直流電源間で両電力フローにおいて昇圧/降圧あるいは昇降圧動作が可能な多機能形の高効率双方向DC−DCコンバータの実現が期待されている。
特許文献1に開示されたDC−DCコンバータに設けられている補助回路は、昇降圧可能なソフトスイッチング動作を行うためのものであるが、ゼロ電圧ソフトスイッチング(Zero Voltage Soft-Switching, ZVS)の回路である。特許文献1のDC−DCコンバータの場合、主スイッチ毎に補助回路18(図25を参照)が必要になるという問題がある。
また、特許文献2に開示されたDC−DCコンバータに設けられる補助回路17(図26を参照)は、基本的にインバータのハーフブリッジ(ハイサイドとローサイドの1組に接続された逆導形パワー半導体スイッチによるトーテムポール構造)のソフトスイッチングを実現する技術であり、補助共振転流ポール(ARCP:Auxiliary Resonant Commutated Pole)をベースとしたものである。すなわち、補助回路のリアクトルに蓄積された電磁エネルギーを利用し、上下のスイッチが切り替わる短い過渡期間に、それぞれのスイッチに並列接続したコンデンサを充放電させて、その共振電流状の充放電電流のためコンデンサが緩やかに充放電される動作を行う結果、スイッチング(オン/オフ)前後でスイッチの端子電圧が緩やかに増減するZVS(Zero Voltage Soft-Switching)の回路である。
特許文献2に開示されたDC−DCコンバータの場合、入出力平滑フィルタのリプルが必然的に上昇することがあると考えられる。すわわち、フィルタキャパシタの容量が相対的に上がるか、あるいは発熱が上昇する。その要因としては、補助回路の発生するZVS用の共振電流が不必要にも電源側へ返るような無駄な動作モードを伴うためと考える。
また、特許文献2の図7,図8に示されたDC−DCコンバータは、双方向に昇圧および降圧動作が可能な回路であるが、2つの主スイッチを同時に動作できないため、同一のパワーフローの中で電圧の上げ下げ(昇降圧)が実現できず、昇降圧動作の実現が困難であると考える。
米国特許第7548435号 特開2013−138574号公報
本発明者らは、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などのバイポーラパワーデバイスに適するソフトスイッチング手法であるZCS(Zero Current Soft-Switching)を実現できる補助回路で、共振キャパシタに予め蓄えられた静電エネルギーに基づく大半部分の共振電流を補助回路で閉じ込め、一部の共振電流が主スイッチのみに現れる転流プロセスを実現できる回路について研究を行った。
本発明は、比較的簡素な補助回路の付加により広範囲にZCS動作が可能な昇圧形、降圧形、昇圧形/降圧形のDC−DCコンバータ、並びに、2直流電源間で両電力フローにおいて昇圧/降圧あるいは昇降圧動作が可能な多機能形の高効率双方向のDC−DCコンバータを提供することを目的とする。
上記課題を達成すべく、本発明のDC−DCコンバータの補助回路は、直列共振型スイッチトキャパシタとZCS促進用インダクタとから構成される。
そして、DC−DCコンバータが昇圧タイプの場合、昇圧用スイッチング素子の正極側に直列にZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタが接続される。
ここで、直列共振型スイッチトキャパシタは、共振用のインダクタとキャパシタとを直列接続して直列共振回路を構成し、ソフトスイッチングにより高効率な補助スイッチ回路を実現するものである。
また、ZCS促進用インダクタは、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などのバイポーラトランジスタおよび還流ダイオードに対して、それらのオン/オフ遷移時に電流が傾斜を持って上昇および下降するソフトスイッチングであるZCS(Zero Current Soft-Switching)を行わせるためのインダクタである。
また、DC−DCコンバータが降圧タイプの場合、還流ダイオードの正極側に直列にZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタが接続される、
また、DC−DCコンバータが昇降圧タイプの場合、昇圧用スイッチング素子とそれに逆並列接続されるダイオードから成るスイッチの正極側に直列にZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタが接続される。
ここで、直列共振型スイッチトキャパシタは、正極から順に共振インダクタ、共振キャパシタ、およびスイッチング素子が直列に接続され、かつ、スイッチング素子に並列にダイオードが接続されるのが好ましい。
上述のDC−DCコンバータの補助回路を備えたDC−DCコンバータは、広範囲にZCS動作が可能な昇圧形、降圧形、昇圧形/降圧形のDC−DCコンバータとなり得る。
本発明の第1の観点の双方向昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、ツインハーフブリッジ構造(1a)と、双方のハーフブリッジ構造のローサイドにそれぞれ補助回路(1b)を備える。
(1a)ツインハーフブリッジ構造
ツインハーフブリッジ構造は、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点とを接続する平滑インダクタとから構成される。
(1b)補助回路
補助回路は、ローサイドの第2スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、同様に、ローサイドの第4スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタとから構成される。
本発明の第2の観点の双方向昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、ツインハーフブリッジ構造(2a)と、双方のハーフブリッジ構造のハイサイドにそれぞれ補助回路(2b)を備える。
(2a)ツインハーフブリッジ構造
ツインハーフブリッジ構造は、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点とを接続する平滑インダクタとから構成される。
(2b)補助回路
補助回路は、ハイサイドの第1スイッチング素子に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、同様に、ハイサイドの第3スイッチング素子に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタとから構成される。
本発明の第3の観点の双方向昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、ツインブリッジ構造(3a)と、双方のブリッジ構造のローサイドにそれぞれ補助回路(3b)を備える。
(3a)ツインハーフブリッジ構造
ツインハーフブリッジ構造は、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点から分岐して接続される第1平滑インダクタと、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点から分岐して接続される第2平滑インダクタと、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の両端と、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の両端と、が接続され、それぞれの両端に並列接続される直流リンクキャパシタとから構成される。
(3b)補助回路
補助回路は、ローサイドの第2スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、同様に、ローサイドの第4スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタとから構成される。
本発明の第4の観点の双方向昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、ツインブリッジ構造(4a)と、双方のブリッジ構造のハイサイドにそれぞれ補助回路(4b)を備える。
(4a)ツインハーフブリッジ構造
ツインハーフブリッジ構造は、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点から分岐して接続される第1平滑インダクタと、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点から分岐して接続される第2平滑インダクタと、直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の両端と、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の両端と、が接続され、それぞれの両端に並列接続される直流リンクキャパシタとから構成される。
(4b)補助回路
補助回路は、ハイサイドの第1スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、同様に、ハイサイドの第3スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタとから構成される。
上述の第1〜第4の観点の双方向昇降圧DC−DCコンバータにおいて、直列共振型スイッチトキャパシタは、正極から順に共振インダクタ、共振キャパシタ、およびスイッチング素子が直列に接続され、かつ、スイッチング素子に並列にダイオードが接続されるのが好ましい。
本発明のDC−DCコンバータの補助回路によれば、既存の昇圧形、降圧形または昇圧形/降圧形のDC−DCコンバータに対して、比較的簡素な回路の付加により広範囲のスイッチング素子に対してZCS動作を可能にするといった効果がある。
また本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータによれば、2直流電源間で両電力フローにおいて昇圧/降圧あるいは昇降圧動作が可能な多機能形の高効率双方向DC−DCコンバータを実現できるといった効果がある。
昇圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図 降圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図 昇圧形/降圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図 本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Lリンク型)の回路ブロック図1 本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Lリンク型)の回路ブロック図2 本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Cリンク型)の回路ブロック図1 本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Cリンク型)の回路ブロック図2 実施例1の昇圧形/降圧形DC−DCコンバータの回路構成図 実施例1のDC−DCコンバータの昇圧動作の理論動作波形図 実施例1のDC−DCコンバータの昇圧動作のモード遷移図 実施例1のDC−DCコンバータの降圧動作の理論動作波形図 実施例1のDC−DCコンバータの降圧動作のモード遷移図 実施例1のDC−DCコンバータのスイッチング動作波形図1 実施例1のDC−DCコンバータのスイッチング動作波形図2 実施例1のDC−DCコンバータの出力電圧特性図 実施例1のDC−DCコンバータの出力電力特性図 実施例2の双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Lリンク型)の回路構成図 実施例2のDC−DCコンバータの1周期定常動作の理論動作波形図 実施例2のDC−DCコンバータの1周期定常動作のモード遷移図 実施例2のDC−DCコンバータのスイッチング動作波形図1 実施例2のDC−DCコンバータのスイッチング動作波形図2 実施例2のDC−DCコンバータの入出力電圧変換特性図 実施例2のDC−DCコンバータの出力電力特性図 駆動系統とバッテリを備える車載電源システムのブロック図 従来のDC−DCコンバータの回路構成図1 従来のDC−DCコンバータの回路構成図2
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、昇圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図を示している。
図1に示すように、昇圧形DC−DCコンバータに付加した補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3とから成り、昇圧用スイッチング素子の正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、昇圧用スイッチング素子とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
図2は、降圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図を示している。
図2に示すように、降圧形DC−DCコンバータに付加した補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3とから成り、還流ダイオードの正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、還流ダイオードとZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
図3は、昇圧形/降圧形DC−DCコンバータに補助回路を付加した回路ブロック図を示している。
図3に示すように、昇圧形/降圧形DC−DCコンバータに付加した補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3とから成り、昇圧用スイッチング素子とそれに逆並列接続されるダイオードから成るスイッチの正極側に直列にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、昇圧用スイッチング素子とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
なお、図1〜3に示す直列共振型スイッチトキャパシタの一実施形態としては、正極から順に共振インダクタ、共振キャパシタ、およびスイッチング素子が直列に接続され、かつ、スイッチング素子に並列にダイオードが接続される構造である。
図4は、双方向昇降圧DC−DCコンバータにおいて、2つの半導体スイッチによるハーフブリッジ構造を、インダクタを介して接続された構造(ここでは、Lリンク型のツインハーフブリッジ構造という)の一実施形態の回路ブロック図を示している。
図4に示す双方向昇降圧DC−DCコンバータは、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の接続中点と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の接続中点とが、平滑インダクタを介して接続されたLリンク型のツインハーフブリッジ構造である。
Lリンク型の場合、平滑インダクタを介して左右対称構造であり、それを電流源としてそれぞれのハーフブリッジ(レッグ)は独立に昇圧または降圧することが可能であり、双方向に電力伝送可能となる。
主スイッチ1〜4は、半導体スイッチとそれに並列接続された逆並列ダイオードから成る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータにおける補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3から成り、それぞれのハーフブリッジ構造のローサイドにそれぞれ設けられる。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる一方の補助回路1は、主スイッチ2と接続中点との間にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ2とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる他方の補助回路1は、主スイッチ4と接続中点との間にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ4とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
図5は、双方向昇降圧DC−DCコンバータにおいて、2つの半導体スイッチによるハーフブリッジ構造を、インダクタを介して接続された構造(Lリンク型のツインハーフブリッジ構造)の他の実施形態の回路ブロック図を示している。
図5に示す双方向昇降圧DC−DCコンバータは、図4と同様に、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の接続中点と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の接続中点とが、平滑インダクタを介して接続されたLリンク型のツインハーフブリッジ構造である。
主スイッチ1〜4は、半導体スイッチとそれに並列接続された逆並列ダイオードから成る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータにおける補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3から成り、図4と異なり、それぞれのハーフブリッジ構造のハイサイドにそれぞれ設けられる。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる一方の補助回路1は、主スイッチ1の正極側にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ1とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる他方の補助回路1は、主スイッチ3の正極側にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ3とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
なお、ハーフブリッジ構造のハイサイドに補助回路を設ける場合、それぞれのハーフブリッジ構造のZCS促進インダクタ3は、それぞれ主スイッチ1の上および主スイッチ3の上に配置する方が実用用好ましい。その理由としては、上記の配置にすることで、各ハーフブリッジ構造において、主スイッチ1および2を一体化したモジュール、また主スイッチ3と4を一体化したモジュールが使用できるため、回路パッケージングの容易化など利点があるからである。
図6は、双方向昇降圧DC−DCコンバータにおいて、2つの半導体スイッチによるハーフブリッジ構造を、直流リンクキャパシタを介して接続された構造(ここでは、Cリンク型のツインハーフブリッジ構造という)の一実施形態の回路ブロック図を示している。
図6に示す双方向昇降圧DC−DCコンバータは、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の接続中点と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の接続中点とが、それぞれ平滑インダクタを介して直流電力源(V,V)と接続され、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の両端と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の両端とが接続され、それぞれの両端に並列に直流リンクキャパシタが接続されたCリンク型のツインハーフブリッジ構造である。
Cリンク型の場合、直流リンクキャパシタを介して左右対称構造であり、それを電圧源としてそれぞれのハーフブリッジ(レッグ)は独立に昇圧または降圧することが可能であり、双方向に電力伝送可能となる。直流リンクキャパシタに適切な変換器(DC−DCコンバータ、DC−ACインバータ)を介して別電源と結合が可能である。すなわち、直流電力源(V,V)と共に、3ポートの複合電源システムに応用できる。さらに、各ポート間それぞれ独立して、すなわち、相互に非干渉に、双方向に電力伝送ができることから、多機能形の電源システムを実現することが可能である。
主スイッチ1〜4は、半導体スイッチとそれに並列接続された逆並列ダイオードから成る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータにおける補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3から成り、それぞれのハーフブリッジ構造のローサイドにそれぞれ設けられる。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる一方の補助回路1は、主スイッチ2と接続中点との間にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ2とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる他方の補助回路1は、主スイッチ4と接続中点との間にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ4とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
図7は、双方向昇降圧DC−DCコンバータにおいて、2つの半導体スイッチによるハーフブリッジ構造を、直流リンクキャパシタを介して接続された構造(Cリンク型のツインハーフブリッジ構造)の他の実施形態の回路ブロック図を示している。
図7に示す双方向昇降圧DC−DCコンバータは、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の接続中点と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の接続中点とが、それぞれ平滑インダクタを介して直流電力源(V,V)と接続され、直列接続された主スイッチ1と主スイッチ2の両端と、直列接続された主スイッチ3と主スイッチ4の両端とが接続され、それぞれの両端に並列に直流リンクキャパシタが接続されたCリンク型のツインハーフブリッジ構造である。
主スイッチ1〜4は、半導体スイッチとそれに並列接続された逆並列ダイオードから成る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータにおける補助回路1は、直列共振型スイッチトキャパシタ2とZCS促進用インダクタ3から成り、それぞれのハーフブリッジ構造のハイサイドにそれぞれ設けられる。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる一方の補助回路1は、主スイッチ1にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ1とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。ハーフブリッジ構造のローサイドに設けられる他方の補助回路1は、主スイッチ3にZCS促進用インダクタ3が直列接続され、かつ、主スイッチ3とZCS促進用インダクタ3から成る直列接続構造の両端に並列に直列共振型スイッチトキャパシタ2が接続される。
本発明の昇圧形/降圧形DC−DCコンバータの一実施形態について説明する。
昇圧形/降圧形DC−DCコンバータの回路構成を図8に示す。
図8に示す回路において、直流電圧源Vから直流電圧源Vへの電力フローを昇圧動作、その逆を降圧動作と定義する。昇圧動作では主スイッチとなるQ、降圧動作では主スイッチとなるQに対し、両動作ともに補助スイッチとなるQを設ける。これに加えて、Q及びQのターンオン電流の緩やかにするZCS促進インダクタとしてLsをQと直列に挿入し、さらにQおよびQのゼロ電流・ゼロ電圧ソフトスイッチング(Zero Current and Zero Voltage Soft-Switching, ZCZVS)ターンオフとQのZCSターンオンおよびZCZVSターンオフを得るため、Qと直列に共振キャパシタCおよび共振インダクタLを直列に設ける構造を有する。
そして、昇圧動作ではQのスイッチ部が常時オフしてその逆並列ダイオードDを還流ダイオードとして用い、一方、降圧動作ではQのスイッチ部が常時オフしてその逆並列ダイオードDを還流ダイオードとする。
実施例1の双方向DC−DCコンバータの電力および電圧制御の手法として固定周波数PWM制御を用い、高周波スイッチング1周期Tに対する主スイッチQ,Qのオン期間Ton1,Ton2を調整し、それぞれデューティ比d(=Ton1/T)およびd´(=Ton2/T)の制御により実現する。
また、補助スイッチQのオン期間については、直列共振型スイッチトキャパシタの共振周波数および平滑インダクタLの最大電流等から固定値として設定可能である。
昇圧形/降圧形DC−DCコンバータの理論動作波形とモード遷移図を、電力フロー毎に図9〜図12に示す。昇圧動作フローでは、図9と図10に示すように、高周波1周期間は後述する7つのサブモード(Mode1〜Mode7)から構成される。一方、降圧動作フローでは、図11と図12に示すように、高周波1周期間は後述する9つのサブモード(Mode1〜Mode9)から構成される。
(昇圧動作フロー)
[Mode1:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
主スイッチQをターンオンすると、Lに流れる電流ILdは、DからSへ転流し始める。このときLsの作用により、Qの電流iQ1はゼロ電流の状態から緩やかに上昇し、QのZCSターンオン動作が可能となる。同時に、Dの電流は徐々に減少し、自然にゼロまで下降するとZCSターンオフとなる。この区間はSへの転流が完了するまで継続する。
[Mode2:L エネルギー蓄積モード] (t≦t<t
時刻tにて、Sへの転流が完了すると、電流ILdはV−L−Ls−Sの経路を流れ、Lに磁気エネルギーを蓄積する定常状態となる。この期間は補助スイッチQをターンオンするまで続く。
[Mode3:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、QをターンオンするとLとCの部分共振を得る。これによりQの電流iQ3はゼロ電流の状態から緩やかに上昇し、QのZCSターンオン動作を達成する。
[Mode4:部分共振モード] (t≦t<t
時刻tにて、Qを流れる電流iQ1 がILd以下となると、Qを流れる電流iQ3 がSからDへ転流し部分共振を継続する。
[Mode5:Q,Q ZCZVSターンオフモード] (t≦t<t
Mode4より継続する共振により、時刻tにてQを流れる電流iQ1がSからDへ転流するとQ,Q共に電流は逆並列ダイオードを流れる。この間にS,Sのゲート信号を取り除くと、それらのZCZVSターンオフ動作を実現する。
[Mode6:電力供給モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ1が自然にゼロに近づくと同時にDが順バイアスとなり導通し、DからDへ転流を開始する。このときDはZCSターンオン動作を実現する。
[Mode7:L エネルギー放出モード] (t≦t<t
時刻tにて、DからDへの転流が完了し、ILdはV−L−D−Vの経路を巡る定常状態となる。時刻tにて、再びMode1に戻る。
(降圧動作フロー)
[Mode1:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、主スイッチQをターンオンすると、LS,L,Cの部分共振を得る。これによりQの電流iQ3はゼロから緩やかに上昇し、QのZCSターンオンを達成する。これと同時に、Dに流れる電流は次第に減少し自然にゼロに達するZCSターンオフを開始する。
[Mode2:部分共振モード] (t≦t<t
時刻tにて、DからSへの転流が完了した後、前モードからのL,Cによる部分共振が継続する。共振キャパシタCが充電され、その端子電圧が上昇してVと等しくなり、Qの電流iQ3がゼロとなるまでこの期間は継続する。
[Mode3:L エネルギー蓄積モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ3がゼロになると電源であるVから負荷であるVへILdが流れる電力供給の定常状態となる。
[Mode4:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、補助スイッチQをターンオンすると、再びL,Cの部分共振を得る。これによりQの電流iQ3はゼロから緩やかに上昇して、QのZCSターンオンを達成する。
[Mode5:Q ZCZVSターンオフモード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ2がゼロになると、Sから逆並列ダイオードのDへ転流する。この間にSのゲート信号を取り除いて、QのZCZVSターンオフを実現する。
[Mode6:C エネルギー放出モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ2が自然にゼロとなると時に、Lの電流ILdはSを介した還流モードとなり、Cの蓄積エネルギーは放電を開始する。
[Mode7:Ls−L−C 部分共振モード] (t≦t<t
時刻tにて、vCrがゼロまで低下すると同時にQの逆並列ダイオードDが順バイアスとなり、Ls,L,Cの部分共振を得る。このとき、Dの電流iD1が緩やかに上昇するため、DはZCSターンオンを達成する。さらに、この区間ではセル内部に発生する共振電流により、iQ3が次第に減少し始める。
[Mode8:Q ZCZVSターンオフモード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ3がゼロクロスしてSから逆並列ダイオードDへの転流を開始する。この間にSのゲート信号を取り除くとQのZCZVSターンオフを実現する。
[Mode9:L エネルギー放出モード] (t≦t<t
時刻tにて、共振状のiQ3が再びゼロになると、Sはすでにオフ状態であり、Qは再導通せず、Lでの蓄積されたエネルギーにともに、負荷電流、すなわちILdは、L−V−D−Lsの経路を還流する定常状態となる。
昇圧形/降圧形DC−DCコンバータの特性を、シミュレーション解析により評価する。回路パラメータおよび動作条件を下記表1に示す。
昇圧動作、降圧動作共に出力3kWにおける各アクティブスイッチのスイッチング動作波形を、それぞれ図13と図14に示す。これより、重負荷時において上述の動作原理と同様に主スイッチおよび補助スイッチのZCSターンオン、ZCZVSターンオフを達成することがわかる。軽負荷時においては、共振電流ピーク値と定常電流の差が重負荷時に比べ顕著となり、直列共振型スイッチトキャパシタの導通損失の影響が問題となる一方で、各スイッチのZCZVSターンオフは次第に実現しやすくなる。
次に、電力フロー毎に主スイッチオン時比率dおよびd´に対するオープンループ制御下での出力電圧特性および出力電力特性を、それぞれ図15と図16に示す。これらの結果から、昇圧動作、降圧動作共にdおよびd´の調整により出力電圧を広範囲に調整可能であり、また出力電力を広範囲に制御できることが確認できる。
本発明の双方向昇降圧DC−DCコンバータの一実施形態について説明する。
双方向昇降圧DC−DCコンバータ(Lリンク型)の回路構成を図17に示す。
主スイッチ(Q/Q)とそれらのZCS転流を実現する補助スイッチQ、さらにZCS促進インダクタLS1、共振インダクタLr1および共振キャパシタCr1からなる補助スイッチングセルを含むハーブブリッジHB1と、同じく主スイッチ(Q/Q)とそれらのZCS転流を実現する補助スイッチQ、さらにZCS促進インダクタLs2、共振インダクタLr2および共振キャパシタCr2からなる補助スイッチングセルを含むハーブブリッジHB2とが、平滑インダクタLを介して接続されることにより形成される。
これより、HB1とHB2の単独運転による昇圧/降圧動作と、HB1とHB2の併用運転による昇降圧動作とがそれぞれ可能となる。一例として、直流電圧源Vから直流電圧源Vへの昇降圧動作を説明すると、Qをハイサイド側の主スイッチ、Qをローサイド側の主スイッチとし、QとQのスイッチ部を常時オフ状態として逆並列ダイオード(D,D)を還流ダイオードとして利用する。その上で、補助スイッチ(Q,Q)を主スイッチ(Q,Q)の補助スイッチとしてそれぞれ動作させることにより、Q/Qは元よりQ/QのZCS、さらには逆並列ダイオード(D,D)のZCS転流を得る。その結果、スイッチング損失を低減すると同時に還流ダイオードの逆回復電流を効果的に抑制する双方向DC−DCコンバータが、極めて簡素な回路構造により実現できる。
また、一例として、直流電圧源Vから直流電圧源Vへの昇降圧動作を説明すると、Qをハイサイド側の主スイッチ、Qをローサイド側の主スイッチとし、QとQのスイッチ部を常時オフ状態として逆並列ダイオード(D,D)を還流ダイオードとして利用する。その上で、補助スイッチ(Q,Q)を主スイッチ(Q,Q)の補助スイッチとしてそれぞれ動作させることにより、Q/Qは元よりQ/QのZCS、さらには逆並列ダイオード(D,D)のZCS転流を得る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータについて、直流電圧源VからVへの電力変換の際における主スイッチ(Q,Q,Q,Q)および補助スイッチ(Q,Q)の状態について表2に示す。
また、直流電圧源VからVへの電力変換の際における主スイッチ(Q,Q,Q,Q)および補助スイッチ(Q,Q)の状態について表3に示す。
表2および表3は、それぞれ昇圧、降圧、昇降圧の3種類の電力変換について纏めている。
なお、表中において、ONは“常時スイッチオン”、OFFは“常時スイッチオフ”、SWは“スイッチング(ON/OFF)”を意味する。
双方向昇降圧DC−DCコンバータの電力制御および電圧制御の手法となる固定周波数PWM制御では、高周波スイッチング1周期Tに対する主スイッチ(Q,Q)のオン期間TONを調整し、デューティ比d(=TON/T)の調整により行う。なお、補助スイッチのオン期間については、直列共振型スイッチトキャパシタセルの内部の共振インダクタおよび共振キャパシタによる共振周波数および平滑インダクタLの最大電流等から設計可能であり、全負荷領域で固定として設定できる。
双方向昇降圧DC−DCコンバータの1周期定常動作における理論動作波形とモード遷移図をそれぞれ図18と図19に示す。昇降圧動作は後述する16のサブモード(Mode1〜Mode16)から構成される。直流電圧源VからVへの電力変換フローについて以下説明する。なお、直流電圧源VからVへの電力変換フローについての説明は省略する。
[Mode1:Q,Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、Q,Qを同時にターンオンすると、HB1ではLS1,Lr1,Cr1の部分共振を得る。これよりQの電流iQ1はゼロから緩やかに上昇しQのZCSターンオンを達成する。これと同時に、Dに流れる電流は次第に減少する。
一方、HB2ではDからSへ転流となるが、Lr2の作用によりQの電流iQ5はゼロ電流の状態から緩やかに上昇してQのZCSターンオン動作となる。同時に、Dの電流は徐々に減少し、自然にゼロまで下降するとZCSターンオフとなる。この区間はSへの転流完了まで継続する。
[Mode2:Q ZCSターンオフモード] (t≦t<t
時刻tにて、DからSへの転流が完了した後、HB1では前モードより続く部分共振により、D導通電流が自然にゼロに至りZCSターンオフとなる。この間、電源電流は、V−S−LS2−Sの経路を流れて、Lに磁気エネルギーを蓄積する定常状態となる。
[Mode3:部分共振モード] (t≦t<t
時刻tにて、DからSへの転流が完了した後、前モードからのLr1,Cr1による部分共振は維持する。これより、共振キャパシタCr1は充電を続け、その端子電圧が次第に上昇してVと等しくなると、Qの電流iQ3はゼロとなる。
[Mode4:L エネルギー蓄積モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ2がゼロになると、電源電流は、V−S−Ld−LS2−Sと流れて電力供給の定常状態となる。
[Mode5:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、HB2の補助スイッチQをターンオンすると、LS2,Lr2,Cr2の部分共振を得る。これによりQの電流iQ6はゼロから緩やかに上昇して、QのZCSターンオンを達成する。
[Mode6:S−D 転流モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ6がスイッチ部Sから逆並列ダイオードDへ転流しながら部分共振が継続される。
[Mode7:S−D 転流モード] (t≦t<t
時刻tにて、iQ6に続き、Qの電流iQ5も同様にSからDへ転流が完了しながら、部分共振を継続する。
[Mode8:Q ZCSターンオンモード] (t≦t<t
時刻tにて、HB1の補助スイッチQをターンオンすると、Lr1,Cr1の部分共振を得る。Qの電流iQ3はゼロから緩やかに上昇して、QのZCSターンオンを達成する。同時に、Sに流れる電流は次第に減少する。
[Mode9:Q,Q ZCZVSターンオフモード] (t≦t<t
時刻tにて、Qの電流iQ2がゼロクロスして、SからDへの転流を開始する。これにより、Mode7から続くDへの転流と合わせてS,Sの導通電流がゼロとなり、この間にS,Sのゲート信号を同時に取り除くとQ,QのZCZVSターンオフを実現する。
[Mode10:Q ZCZVSターンオフモード] (t≦t<t10
時刻tにて、共振状のiQ1が再びゼロになると、Sはすでにオフ状態でありQは再導通せず、Lの平滑作用によりiQ3は定電流となる。さらに、LS2,Lr2,Cr2の部分共振は継続し、この期間にSのゲート信号を取り除くと、QのZCZVSターンオフを達成する。
[Mode11:L エネルギー放出モード] (t10≦t<t11
時刻t10にて、iQ5が緩やかにゼロになるとSの再導通はなく、L−Lr2−Cr2−D−S−Cr1−Lr1の経路を還流する定常状態となる。
[Mode12:D ZCSターンオンモード] (t11≦t<t12
時刻t11にて、vD4がゼロまで低下すると同時に、Qの逆並列ダイオードDが順バイアスとなり、Lr2,Cr2の部分共振を得る。このとき、Dの電流iD4が緩やかに上昇するため、DはZCSターンオンを達成する。また、iQ6は緩やかにゼロに向かう。
[Mode13:L エネルギー放出モード] (t12≦t<t13
時刻t12にて、iQ6がゼロに達すると、Sのゲート信号が既に取り除かれており、Qは導通しない。これより、電流はL−D−V−S−Cr1−Lr1の経路を還流する定常状態となる。
[Mode14:D ZCSターンオンモード] (t13≦t<t14
時刻t13にて、vCr1がゼロまで低下すると同時に、Qの逆並列ダイオードDが順バイアスとなり、LS1,Lr1,Cr1の部分共振を得る。この際に、Dの電流iD2は共振状に上昇するため、DはZCSターンオンを達成する。また、同時にiQ3は共振状にゼロに向かう。
[Mode15:Q ZCZVSターンオフモード] (t14≦t<t15
時刻t14にて、iQ3が自然にゼロクロスするとSから逆並列ダイオードDへ転流し、前モードからの部分共振を継続する。この期間にSのゲート信号を取り除くことでQのZCZVSターンオフを実現する。
[Mode16:L エネルギー放出モード] (t15≦t<t16
時刻t15にて、iQ3がゼロに達すると、Mode15にてSのゲート信号をオフとしているため、Qの再導通はなく、平滑インダクタの電流は、L−D−V−D−LS1の経路を循環する定常状態となり、時刻t16にて再びMode1へと戻る。
双方向昇降圧DC−DCコンバータの特性を、シミュレーション解析により評価した。前提として、VからVへの電力フローと設定した。回路パラメータおよび動作条件を下記表4に示す。
まず、重負荷時の主スイッチおよび補助スイッチのスイッチング動作波形と、軽負荷時のスイッチング動作波形を、それぞれ図20、図21に示す。スイッチング動作波形から、定格出力(重負荷時)において、上述の動作原理と同様に主スイッチおよび補助スイッチのZCSターンオン,ZCZVSターンオフが達成できていることがわかる。また、軽負荷時においては、共振電流ピーク値と定常電流の差が重負荷時に比べ顕著となり、直列共振型スイッチとキャパシタ内部の導通損失の影響が問題となる一方で、各スイッチのZCZVSターンオフは次第に実現しやすくなる。
次に、電力フロー毎に主スイッチオン時比率dに対するオープンループ条件での入出力電圧変換特性を表すグラフを図22に、および出力電力特性を表すグラフを図23に示す。この結果からdの調整により連続して昇降圧条件での出力電圧調整が実現しており、また,負荷電力制御が可能であることがわかる。
本発明は、電気自動車やハイブリッド車の電源システムに搭載される双方向DC−DCコンバータに有用である。
1 補助回路
2 直列共振型スイッチトキャパシタ
2a 共振インダクタ
2b 共振キャパシタ
2c スイッチング素子
2d ダイオード
3 ZCS促進用インダクタ

Claims (10)

  1. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータの補助回路であって、
    前記補助回路は、
    直列共振型スイッチトキャパシタとZCS促進用インダクタとから成り、
    DC−DCコンバータが昇圧タイプの場合、
    昇圧用スイッチング素子の正極側に直列に前記ZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に前記直列共振型スイッチトキャパシタが接続される、
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの補助回路。
  2. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータの補助回路であって、
    前記補助回路は、
    直列共振型スイッチトキャパシタとZCS促進用インダクタとから成り、
    DC−DCコンバータが降圧タイプの場合、
    還流ダイオードの正極側に直列に前記ZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に前記直列共振型スイッチトキャパシタが接続される、
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの補助回路。
  3. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータの補助回路であって、
    前記補助回路は、
    直列共振型スイッチトキャパシタとZCS促進用インダクタとから成り、
    DC−DCコンバータが昇降圧タイプの場合、
    昇圧用スイッチング素子とそれに逆並列接続されるダイオードから成るスイッチの正極側に直列に前記ZCS促進用インダクタが直列接続され、かつ、直列接続構造の両端に並列に前記直列共振型スイッチトキャパシタが接続される、
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの補助回路。
  4. 前記直列共振型スイッチトキャパシタは、正極から順に共振インダクタ、共振キャパシタ、およびスイッチング素子が直列に接続され、かつ、前記スイッチング素子に並列にダイオードが接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れかのDC−DCコンバータの補助回路。
  5. 請求項1〜4の何れかのDC−DCコンバータの補助回路を備えたDC−DCコンバータ。
  6. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点とを接続する平滑インダクタと、から成るツインハーフブリッジ構造であり、
    ローサイドの第2スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、
    同様に、ローサイドの第4スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、を備えることを特徴とする双方向昇降圧DC−DCコンバータ。
  7. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点とを接続する平滑インダクタとから成るツインハーフブリッジ構造であり、
    ハイサイドの第1スイッチング素子に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、
    同様に、ハイサイドの第3スイッチング素子に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、を備えることを特徴とする双方向昇降圧DC−DCコンバータ。
  8. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点から分岐して接続される第1平滑インダクタと、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点から分岐して接続される第2平滑インダクタと、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の両端と、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の両端と、が接続され、それぞれの両端に並列接続される直流リンクキャパシタとから成るツインハーフブリッジ構造であり、
    ローサイドの第2スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、
    同様に、ローサイドの第4スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、を備えることを特徴とする双方向昇降圧DC−DCコンバータ。
  9. 入力直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するDC−DCコンバータにおいて、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    同様に、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続された逆並列ダイオードと、
    第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の第1接続中点から分岐して接続される第1平滑インダクタと、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の第2接続中点から分岐して接続される第2平滑インダクタと、
    直列接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の両端と、直列接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の両端と、が接続され、それぞれの両端に並列接続される直流リンクキャパシタとから成るツインハーフブリッジ構造であり、
    ハイサイドの第1スイッチング素子と第1接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、
    同様に、ハイサイドの第3スイッチング素子と第2接続中点との間に直列接続されたZCS促進用インダクタと、直列接続構造の両端に並列接続された直列共振型スイッチトキャパシタと、を備えることを特徴とする双方向昇降圧DC−DCコンバータ。
  10. 前記直列共振型スイッチトキャパシタは、正極から順に共振インダクタ、共振キャパシタ、およびスイッチング素子が直列に接続され、かつ、前記スイッチング素子に並列にダイオードが接続されることを特徴とする請求項6〜9の何れかの双方向昇降圧DC−DCコンバータ。

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