JP2016025447A - 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ユーザーに手間が掛らず、しかもメモリの使用量を低減して超解像処理を行う。【解決手段】複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う際、位置合わせパラメータ算出部203は複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、基準画像と非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する。超解像処理判断部209は位置合わせパラメータに応じて、非基準画像の各々について当該非基準画像を超解像処理に用いるか否かを判定する。超解像処理部212は超解像処理に用いると判定された非基準画像と基準画像とを用いて超解像処理を行って高解像度の画像を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する画像処理装置に関する。
複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する技術として所謂複数枚超解像手法が知られている。複数枚超解像手法は、デジタルカメラなどの画像処理装置において、電子ズーム又は動画の画質を上げる際の用途などにおいて用いられている。
複数枚超解像手法の1つとして、例えば、ベイヤー配列の色フィルタを有する撮像素子で得られた低解像度画像を用いて色成分毎に高解像度画像を生成して、これら色成分毎の高解像度画像から1枚の高解像度画像を生成する手法がある。
ところで、画像を1枚毎に表示部に表示して、ユーザーの確認および評価に応じて合成に用いる画像および画像の領域を指定するとことによって、画像合成を行うようにした画像処理装置がある(特許文献1参照)。ここでは、複数枚の画像を選択的に用いて画像合成を行って、合成の際に用いるデータ量を少なくしつつ画像合成を行うようにしている。
特開2001−36809号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の手法を用いたとしても、複数枚超解像手法においては、膨大な枚数の非基準画像が必要であることを考慮すると、非基準画像の全てを表示して評価する必要がある。そして、複数枚超解像手法に用いる非基準画像および画像領域を指定することは、ユーザーとって極めて面倒であり、しかも表示された非基準画像を評価することは、ユーザーにとって極めて困難である。
そこで、本発明の目的は、ユーザーに手間が掛らず、しかもメモリの使用量を低減して超解像処理を行うことができる画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置であって、前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出手段と、前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出ステップと、前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出ステップと、前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、非基準画像の各々について当該非基準画像を超解像処理に用いるか否かを判定して、超解像処理に用いると判定された非基準画像と基準画像とを用いて超解像処理を行う。これによって、ユーザーに手間が掛らず、しかもメモリの使用量を低減して超解像処理を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一つである撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理部の一例についてその構成を示すブロック図である。 図2に示す画像処理部で行われる超解像処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す移動体領域算出部で検出される局所的な移動体領域を説明するための図である。 図3に示す挿入MAPの生成について説明するための図である。 図3に示す挿入MAPの合成処理を説明するための図である。 図2に示す画像処理部において行われる超解像処理で用いられる画像(非基準画像)の枚数および処理順序の一例を示す図である。 図2に示す画像処理部において超解像処理を行う際に超解像処理を行う領域が指定されている場合の処理を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置の一例を示すブロック図である。 図9に示す画像処理部の一例についてその構成を示すブロック図である。 図10に示す画像処理部で行われる画像記録出力処理を説明するためのフローチャートである。 低解像度画像から色成分毎の高解像度画像を生成する手法を説明するための図である。 図12に示す処理を行うために必要な画像を説明するための図である。 超解像画像の生成に当たって消費されるメモリ容量を説明するための図である。 低解像度画像に対する高解像度画像の拡大倍率と超解像処理において低解像度画像の最低限枚数との関係を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について図面を参照して説明する。
まず、複数枚の画像を用いて高解像度画像を生成する複数枚超解像手法について、以下に述べる。ここで解像度とは、画像における空間解像度を指し、より高解像度の画像とは、より高い周波数帯域の成分まで表現可能な画像であることを意味する。以下の本実施形態においては特に、ある画角の被写体像を表現するために用いる画素数が相対的に少ない画像を解像度の低い画像として低解像度画像、ある画角の被写体像を表現するために用いる画素数が相対的に多い画像を解像度の高い画像として高解像度画像と呼ぶことにする。
図12は、低解像度画像から色成分毎の高解像度画像を生成する手法を説明するための図である。
図12において、まず、ベイヤー配列のR(赤)、G(緑)、およびB(青)の色フィルタを有する撮像素子で得られた低解像度画像12aをR、G、およびBの色成分毎の低解像画像12b、12c、および12dに分解する。
次に、低解像度画像12aの水平画素数Wおよび垂直画素数Hに対して、水平画素数2Wおよび垂直画素数2Hの高解像度画像を生成する際、色成分毎の低解像画像12b、12c、および12dを水平および垂直に2倍に拡大した画像12e、12f、および12gを生成する。画像12e、12f、および12gにおいてグレー色で示す位置の画素を他の低解像度画像から生成して、色成分毎の高解像度画像(超解像画像)12h、12i、および12jを生成する。
図13は、図12に示す処理を行うために必要な画像を説明するための図である。なお、図13にはG成分のみが示されている。
図12で説明した処理を行うためには、位置合わせの基準となり、高解像度画像を生成する際の画角の基準となる画像(以下基準画像と呼ぶ)13aが1枚必要となる。そして、前述のように基準画像13aを拡大して拡大後の基準画像13bを得る。
さらに、基準画像から高解像画像を生成する際に生成すべきグレー色で示す位置の画素を生成するため、複数枚の画像が必要となる。ここで、高解像画像を生成する際に生成すべき画素を欠落画素と呼び、複数枚の画像を非基準画像13cと呼ぶ。そして、複数枚の非基準画像13cを用いて、超解像画像13dを生成する。
非基準画像13cは、欠落画素を生成するため、基準画像13aに対して互いに位置がずれている必要がある。位置をずらす手法として、例えば、レンズ又は撮像素子を駆動する手法、さらには、撮影者の手振れを用いる手法がある。
ところが、複数枚超解像手法において、高解像度画像(超解像画像)を生成する際に必要な非基準画像の枚数が膨大となってしまい、その結果、処理の際に用いるメモリ容量が増大してしまう。
図14は、超解像画像の生成に当たって消費されるメモリ容量を説明するための図である。
いま、基準画像13aにおいて、非基準画像13cの画素14aから欠落画素14bを生成しようとする際、欠落画素14bと非基準画像13cの画素14aとの位置関係は図示のようになる。ここでは、欠落画素14bの中心位置が黒点で示され、非基準画像13cの画素14aの中心位置が白点で示されている。このように、欠落画素14bの中心位置と画素14aの中心位置とが一致しないことが多い。
このような不一致はレンズ又は撮像素子を所望の精度で駆動制御できない場合、そして、手振れなどの不安定要素を用いる場合に発生する。このため、非基準画像の画素値から欠落画素値を生成すると、重心位置(つまり、中心位置)がずれているため、高解像度画像の画質に影響がでてしまう。
高解像度画像の画質に対する影響を低減するためには、欠落画素の中心位置と非基準画像の画素の中心位置間との距離dを求める。そして、距離dに応じて、欠落画素値を生成するか否かを判定しつつ高解像度画像を生成する。その後、高解像度画像に対してエッジの方向別フィルタリング処理を行って、画質の良好な高解像度画像を生成する。この処理を行うためには、膨大な枚数の非基準画像が必要となって、その結果、メモリ容量が増大してしまう。
さらに、高解像度画像における解像度を考慮すると、膨大な枚数の非基準画像が必要となる。
図15は、低解像度画像に対する高解像度画像の拡大倍率と超解像処理において低解像度画像の最低限枚数との関係を示す図である。
図15に示すように、低解像度画像に対して2倍の拡大倍率の高解像度画像を生成しようとすると、低解像度画像は最低16枚必要となる。また、4倍の拡大倍率の高解像度画像を生成する際には、低解像度画像は最低64枚必要となる。さらに、8倍の拡大倍率の高解像度画像を生成する際には、低解像度画像は最低256枚必要となり、拡大率が2倍となると、必要とする低解像度画像の枚数が4倍に増えることになる。
このように、複数枚超解像手法においては、高解像度画像を生成する際に必要な非基準画像の枚数が膨大な枚数になってしまい、メモリ容量を大量に使用してしまうことになる。そこで、本実施形態では、撮影の結果得られた複数の画像から超解像処理を行う際に、超解像処理に用いる画像を選別することを特徴とする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一つである撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、撮像光学系(以下単に光学系と呼ぶ)101を有している。この光学系101は、ズームレンズおよびフォーカスレンズを有するレンズ群、絞り調整装置、およびシャッター装置(ともに図示せず)を備えている。そして、光学系101によって、撮像素子102に結像する被写体像(光学像)の倍率、ピント位置、および光量が調整される。
光学系101の後段には、撮像素子102が配置されている。撮像素子102は、例えば、CCD又はCMOSセンサーであり、光学101を通過した光学像を光電変換によって電気信号(アナログ信号)に変換する。A/D変換部103は、撮像素子102の出力であるアナログ信号を受けて、当該アナログ信号をデジタル画像信号に変換する。
画像処理部104は、デジタル画像信号に対して所定の信号処理を行う。さらに、画像処理部104は、入力された複数枚の画像(つまり、デジタル画像信号)の各々について超解像処理に用いる画像として適切であるか否かを評価する評価処理を行う。そして、画像処理部104は、評価結果によって適切であると評価された画像のみを用いて超解像処理を行う。
なお、画像処理部104はA/D変換部103の出力であるデジタル画像信号ばかりでなく、記録部109から読み出された画像データについても同様にして画像処理を行うようにしてもよい。
駆動制御部105は、絞り、感度、焦点距離、ピント位置の調整、および手振れ補正を行うため、光学系101および撮像素子102を駆動制御する。図示の例では、複数枚超解像処理(複数枚超解像手法)で使用可能な画像を取得するため、駆動制御部105は画像毎に撮影画角をずらす制御も行う。そして、当該駆動制御については、カメラを動かすことなく撮影する三脚撮影などのシーンで行われる。
システム制御部106は、カメラ全体の動作を制御および統括する制御機能部である。システム制御部106は画像処理部104の出力である画像データから得られた輝度値および操作部107で入力された指示に基づいて、駆動制御部105を制御して光学系101および撮像素子102を駆動制御する。
表示部108は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、システム制御部106は画像処理部104の出力である画像データ又は記録部109から読み出した画像データに応じた画像を表示部108に表示する。記録部109には画像データが記録される。記録部109として、例えば、半導体メモリが搭載されたメモリカードおよび光磁気ディスクなどの回転記録体を収容したパッケージを用いた情報記録媒体を用いるようにしてもよく、この情報記録媒体はカメラに着脱可能であってもよい。
なお、画像処理部104、駆動制御部106、システム制御部106、表示部108、および記録部109はバス110によって相互に接続されている。
図2は、図1に示す画像処理部104の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の画像処理部104は、画像入力部201、現像処理部202、位置合わせパラメータ算出部203、移動体領域算出部204、挿入MAP生成部205、挿入MAP合成部206、期待値算出部207、挿入MAP記録部208、超解像処理判断部209、入力画像一時記録部210、画像記録部211、および超解像処理部212を備えている。
図3は、図2に示す画像処理部104で行われる超解像処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理はシステム制御部106の制御下で行われる。
図2および図3を参照して、超解像処理を開始すると、システム制御部106の制御下で、画像入力部201はA/D変換部103からN枚目のデジタル画像信号(以下単に画像とも呼ぶ)を取得する(ステップS301)。ここで、Nは自然数であり、まず、N=1、つまり、第1の画像が取得される。そして、画像入力部201で取得された画像は、入力画像として入力画像一時記憶部210に格納される。
続いて、現像処理部202は、N枚目の画像について現像処理を行って、ユーザーが視認可能な表示用画像(現像処理後の画像)とする(ステップS302)。ここで、現像処理とは、例えば、シェーディング処理、傷などのセンサー補正処理、ホワイトバランス補正処理、ノイズ低減処理、エッジ強調処理、色マトリクス処理、およびガンマ補正処理を含む処理である。
次に、位置合わせパラメータ算出部203は基準画像に対するN枚目の画像の位置合わせパラメータを算出する(ステップS303)。ここで基準画像とは、位置合わせの基準となる画であるとともに、超解像処理による高解像度画像生成の基準となる画像をいう。基準画像以外の残りの画像は非基準画像とする。
図示の例では、1枚目の画像が基準画像であり、2枚目以降の画像は非基準画像である。つまり、最初の撮影の結果得られた画像はユーザーが撮影の際に選択した画角で撮影されており、当該画角は超解像処理において高解像度化する際に最適な画角であるので、1枚目の画像が基準画像とされる。
なお、基準画像に対する位置合わせパラメータは、式(1)に示す射影変換係数a〜aをいう。射影変換係数a〜aは、例えば、最小二乗法などを用いた既知の方法で求めることができる。
次に、移動体領域算出部204は位置合わせパラメータを用いて、現像後のN枚目の非基準画像を画像変形して、1枚目の画像である基準画像との位置合わせを行う。そして、移動体領域算出部204は位置合わせの結果に応じて局所的な移動体領域を検出する(ステップS304)。
図4は、図2に示す移動体領域算出部204で検出された局所的な移動体領域を説明するための図である。
図4において、位置合わせパラメータを用いて、基準画像4aに対して非基準画像4bを位置合わせする。なお、基準画像4aおよび非基準画像4bの各々には局所的な移動体401が存在する。局所的な移動体401の存在によって、位置合わせを行うと、画像4cにおいて白領域402で示すように、基準画像4aと非基準画像4bとにおいてその位置が合わない領域が存在する。この位置が合わない領域を局所的な移動体領域と呼ぶ。
再び図2および図3を参照して、挿入MAP生成部205は、前述の位置合わせパラメータおよび局所的な移動体領域に基づいて、後述するようにして、N枚目の挿入MAPを生成する(ステップS305)。続いて、挿入MAP合成部206は、後述するようにして、N枚目の挿入MAPと(N−1)枚目までの処理で保存した挿入MAPとを合成する合成処理を行って、合成挿入MAPを生成する(ステップS306)。
次に、期待値算出部207は、合成挿入MAPと(N−1)枚目までの処理で保存した挿入MAPとに基づいて、N枚目の画像に係る期待値を算出する(ステップS307)。ここで、N枚目の画像に係る期待値とは、N枚目の非基準画像を超解像処理に用いた際に超解像処理の効果が期待できる否かを示す数値である。期待値が大きい程、超解像の効果が期待できることになる。なお、N枚目の期待値の算出手法については、後述する。ここでは、N枚目の画像に係る期待値をE(N)で表す。
続いて、超解像処理判断部209は、期待値E(N)に基づいて、N枚目の非基準画像を記録するか否かを判定する。つまり、超解像処理判断部209は、N枚目の非基準画像を用いて超解像処理を行うか否かを判定することになる(ステップS308)。ここでは、期待値E(N)≧所定の閾値TH_Eであると、超解像処理判断部209はN枚目の非基準画像を用いて超解像処理を行うと判定する。
期待値E(N)≧閾値TH_Eであると(ステップS308において、YES)、超解像処理判断部209は、入力画像一時記録部210に記録されたN枚目の非基準画像(現像処理前)を画像記録部211に記録する(ステップS309)。そして、超解像処理判断部209は合成挿入MAPを挿入MAP記録部208に上書き保存する(ステップS310)。なお、閾値TH_Eは、予め設定された固定値であるが、撮影シーンに応じて閾値TH_Eを変化させるようにしてもよい。
続いて、システム制御部106は(N+1)枚目の画像を画像入力部201で取得するか否かを判定する(ステップS311)。この判定は、例えば、操作部107から入力される指示に応じて行われる。
(N+1)枚目の画像を取得すると判定すると(ステップS311において、NO)、システム制御部106はN=N+1として(ステップS312)、ステップS301の処理に戻る。一方、(N+1)枚目の画像を取得しないと判定すると(ステップS311において、NO)、システム制御部106の制御下で、超解像処理部212は画像記録部211に記録された非基準画像を用いて超解像処理を行う。
なお、超解像処理については、例えば、前述の画素挿入による高解像度化処理又はMAP法を用いた再構成型超解像処理などの手法があり、基地であるのでここでは詳細な説明を省略する。
期待値E(N)<閾値TH_Eであると(ステップS308において、NO)、超解像処理判断部209は、N枚目の非基準画像を記録しないと判定して、入力一時記録部210に記録された入力画像(N枚目の非基準画像)破棄して、ステップS311の処理に進む。
図5は、図3に示す挿入MAPの生成について説明するための図である。
挿入MAPとは、超解像処理を行った際に、基準画像に応じた高解像度画像においていずれの画素位置が埋まるか否かを示す画像をいう。図示の例では、ユーザーに対する解像感の寄与度が高いG成分に着目して、挿入MAPの生成から期待値の算出までを行うものとする。なお、G成分のみではなく色成分の各々について挿入MAPを生成して、期待値を算出するようにしてもよい。
基準画像に応じた高解像度画像502とN枚目の非基準画像のG成分501とを位置合わせする。ここで、破線で示す画像503はN枚目の非基準画像のG成分501を示す。そして、高解像度画像502上において、N枚目の非基準画像のG成分画素の中心位置が白丸で示されている。
拡大して示す画素504において、白丸はG成分画素の中心位置(x’,y’)を示し、黒丸は、高解像度画像502の画素の中心位置(x,y)を示す。そして、次の式(2)によって、中心位置(x’,y’)と中心位置(x,y)との画素間の距離d(x,y)が求められる。
ここでは、挿入MAP生成部205は、式(2)によって求めた距離d(x,y)を用いて挿入MAPを生成する。
例えば、挿入MAP生成部205は、次の式(3)を用いて距離d(x,y)に応じて、挿入MAPi(x,y)505を作成する。ここで、閾値TH_d(距離閾値)は挿入MAPi(x,y)を調整するための閾値であって、MAXは挿入MAPで取りうる最大の値である。
d(x,y)≦TH_d⇒i(x,y)=d(x,y)
d(x,y)>TH_d⇒i(x,y)=MAX (3)
ここでは、距離d(x,y)が閾値TH_d以下であると、挿入MAPi(x,y)=距離d(x,y)とし、さらに、挿入MAP生成部205は対象画素が局所的移動体領域に該当するか否かを判定して、挿入MAPi(x,y)を更新する。
つまり、挿入MAP506のように、対象画素が局所的な移動体領域(移動領域)に該当する場合には、挿入MAP生成部205は挿入MAPi(x,y)をMAXに更新する。一方、対象画素が局所的な移動体領域(移動領域)に該当しない場合には、挿入MAP生成部205は式(3)によって求めた挿入MAPi(x,y)を用いる。
なお、閾値TH_dとして、予め設定された固定値が用いられるが、閾値TH_dを位置合わせパラメータに応じて調整するようにしてもよい。例えば、位置合わせパラメータである射影変換係数のうち、回転・拡縮成分を示すa、a、a、およびaと、あおり成分を示すaおよびaとに応じて閾値TH_dを調整するようにしてもよい。
超解像処理において用いられる非基準画像は、基準画像に対してシフト成分のみによる位置変動で動く画像が望ましい。そして、回転・拡縮成分およびあおり成分が位置変動に多く含まれる非基準画像はできる限り超解像処理に用いないようにすることが望ましい。このため、位置合わせパラメータである射影変換係数のうち、回転・拡縮成分を示すa、a、a、およびaと、あおり成分を示すaおよびaとに応じて閾値TH_dを調整する。
図6は、図3に示す挿入MAPの合成処理を説明するための図である。
いま、挿入MAP601がN枚目の挿入MAPであり、挿入MAP602が(N−1)枚目までの処理で挿入MAP記録部208に記録された挿入MAPであるとする。N枚目の挿入MAP601をi(x,y)、挿入MAP記録部208に記録された挿入MAP602をi_pre(x,y)とすると、挿入MAP合成部205は、次の式(4)によって合成処理後の挿入MAP603としてi_post(x,y)603を生成する。
i(x,y)≠i_pre(x,y)⇒i_post(x,y)=min(i(x,y),i_pre(x,y))
i(x,y)=i_pre(x,y)⇒i_post(x,y)=i_pre(x,y) (4)
このように、N枚目の挿入MAPi(x,y)と、挿入MAP記録部208に記録された挿入MAPi_pre(x,y)とが一致しない場合には、挿入MAP合成部205は、その値が小さい方を、合成処理後の挿入MAPi_post(x,y)603とする。一方、N枚目の挿入MAPi(x,y)と、挿入MAP記録部208に記録された挿入MAPi_pre(x,y)とが一致する場合には、挿入MAP合成部205は、挿入MAP記録部208に記録された挿入MAPの値i_pre(x,y)を、合成処理後の挿入MAPi_post(x,y)603とする。
続いて、図3に示すステップS307で行われる期待値E(N)の算出について説明する。
期待値E(N)とは、N枚目の非基準画像を超解像処理に用いた際に超解像処理の効果が期待できるか否かを示す数値である。そして、期待値E(N)が大きい程、超解像処理の効果が期待できる。
期待値算出部207は、合成処理後の挿入MAPと、(N−1)枚目までの処理によって保存された挿入MAとに応じて、次の式(5)によって期待値E(N)を算出する。
式(5)において、i_pre(x,y)は、挿入MAP記録部208に記録された挿入MAPであり。i_post(x,y)は合成処理後の挿入MAPである。
ここでは、ユーザーに対する解像感の寄与度が高いG成分に着目して期待値E(N)を算出したが、R成分およびB成分の各々についても期待値を算出して、次の式(6)を用いて最終的なN枚目の期待値を算出するようにしてもよい。
式(6)において、E_R(N)、E_G(N)、およびE_B(N)はそれぞれR成分、G成分、およびB成分に着目して算出したN枚目の期待値である。また、a、b、およびcは予め定められた重み係数である。これら重み係数は期待値E_R(N)、E_G(N)、およびE_B(N)が同一の重みとなるように、1:1:1に設定してもよく、3:6:1のように輝度の重みとなるように設定してもよい。
図7は、図2に示す画像処理部において行われる超解像処理で用いられる画像(非基準画像)の枚数および処理順序の一例を示す図である。
いま、超解像処理を行う際に、N枚の画像を取得して、1枚目を基準画像701とし、残りの画像を非基準画像702とする。上述のようにして、画像処理部104において、期待値に応じて非基準画像の選別を行うと、期待値が低い画像703が得られる。そして、これら期待値の低い画像703は超解像処理から除かれることになる。つまり、超解像処理の際には、K枚目(K<N)までの非基準画像を用いられることになって、メモリ容量の消費を低減することができる。
加えて、超解像処理を行う際、期待値に応じて非基準画像を並び替えて、期待値が最も高い非基準画像704を基準画像701の次に配置して、最も期待値が低い非基準画像705を最後に配置する。そして、このような配置順序に決定した非基準画像を画像記録211に保存して、当該配列を超解像処理の処理順序とするようにしてもよい。
図8は、図2に示す画像処理部において超解像処理を行う際に超解像処理を行う領域が指定されている場合の処理を説明するための図である。
いま、基準画像801において超解像処理を行う領域802が指定領域として指定されていたとする。この場合には、画像処理部104は非基準画像803において指定領域802に対応する対応領域805を位置合わせパラメータに応じて求める。そして、画像処理部104は対応領域805を包含する矩形領域804を非基準画像として記録する。
このようにして、超解像処理を行う領域に応じて非基準画像において対応する矩形領域を設定して、当該矩形領域を非基準画像として記録するようにすれば、さらに記憶すべきデータ量を削減することができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、撮影の結果得られた複数の画像から超解像処理を行う際に用いる画像を選別して、当該選別した画像を用いて超解像処理を行うようにしたので、超解像処理の際に記憶すべきデータ量を確実に削減することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による画像処理装置の一例について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置の一例を示すブロック図である。
図示の画像処理装置は、撮像装置(例えば、カメラ)90および外部演算装置91を有しており、カメラ90および外部演算装置91は通信回線で接続される。なお、カメラ90において図1に示すカメラと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
図示のように、カメラ90は画像処理部904を備えるとともに、通信部910を有している。画像処理部904は、システム制御部106の制御下で、デジタル画像信号に対して所定の信号処理を行う。さらに、画像処理部904は、入力された複数枚の画像の各々について超解像処理に用いる画像として適切であるか否かを評価する評価処理を行う。そして、画像処理部104は、評価結果によって適切であると評価された画像のみを通信部910によって外部演算装置91に送る。
また、通信部910は、記録部109で記録された画像データなどを外部演算装置91に送信する送信処理を行うとともに、外部演算装置91で処理された画像などを受信する受信処理を行う。
外部演算装置91は通信部912および超解像処理部913を有している。通信部912は、通信部910から送られた画像などを受信する受信処理を行うとともに、超解像処理部913によって処理された画像などを送信する送信処理を行う。
超解像処理部913は、通信部912で受信した複数枚の低解像度画像を用いて、高解像度画像を生成する超解像処理を行う。この超解像処理については第1の実施形態で説明したので、省略する。
図10は、図9に示す画像処理部904の一例についてその構成を示すブロック図である。なお、図10において、図2に示す画像処理部104と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
図示の画像処理部904は、超解像処理判断部209および画像記録部211の代わりにそれぞれ記録判断部1009および画像出力部1011を備えており、超解像処理部212は備えていない。
図11は、図10に示す画像処理部904で行われる画像記録出力処理を説明するためのフローチャートである。なお、図11に示すフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
期待値算出部207によって、合成挿入MAPと(N−1)枚目までの処理で保存した挿入MAPとに基づいて、N枚目の画像に係る期待値を算出された後、記録判断部1009は、期待値E(N)に基づいて、N枚目の非基準画像を記録するか否かを判定する(ステップS1108)。ここでは、期待値E(N)≧所定の閾値TH_E(期待値閾値以上)であると、記録判断部1009はN枚目の非基準画像を記録すると判定する。
期待値E(N)≧閾値TH_Eであると(ステップS1108において、YES)、記録判断部1009は、ステップS309において入力画像一時記録部210に記録されたN枚目の非基準画像(現像処理前)を画像出力部1011に記録する。そして、記録判断部1009は、ステップS310において合成挿入MAPを挿入MAP記録部208に上書き保存する。
ステップS311において、(N+1)枚目の画像を取得すると判定すると、システム制御部106はステップS312の処理に進む。ステップS301の処理に戻る。一方、ステップS311において、(N+1)枚目の画像を取得しないと判定されると、システム制御部106の制御下で、画像出力部1011は、記録した画像を、例えば、記録部109に出力する。そして、システム制御部106は画像記録出力処理を終了する。
記録部109に記録された画像(超解像処理で用いる画像)は、例えば、操作部107から出力指示を行うと、システム制御部106は記録部109に記録された当該画像を通信部910を介して外部演算処理装置91に送る。そして、外部演算装置91では、超解像処理部913によって超解像処理を行う。その後、外部演算装置91は超解像処理後の画像をカメラに送り、当該超解像処理後の画像は記録部109に記録される。
なお、ステップS311において、(N+1)枚目の画像を取得しないと判定されると、システム制御部106の制御下で、画像出力部1011は、記録した画像を直ちに外部演算装置91に出力するようにしてもよい。
このように、本発明の第2の実施形態では、カメラにおいて超解像処理を行わず、カメラにおいては超解像処理で用いる画像を、例えば、記録部109に記録する。そして、出力指示があると、カメラ90から外部演算装置91に超解像処理で用いる画像を送る。そして、外部演算装置91において超解像処理が行われる。
例えば、外部演算装置91は、クラウドコンピュータ又はやPCなどであり、カメラ90に比べて高負荷の演算処理を行うことができる。このため、繰り返し演算および高度な位置合わせなどが要求される超解像処理を行う場合に好適である。
このように、本発明の第2の実施形態では、記録データ量および送信データ量を効率良く削減することができ、カメラに処理負荷が掛ることなく効率的に超解像処理を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図1および図2に示す例では、システム制御部106および位置合わせパラメータ算出部203が算出手段として機能し、システム制御部106、挿入MAP生成部205、挿入MAP合成部206、期待値算出部207、および超解像処理判断部209が判定手段として機能する。そして、システム制御部106、画像記録部211、および超解像処理部212が生成手段として機能する。さらに、システム制御部106および操作部107は指定手段として機能し、システム制御部106および画像処理部104は設定手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 画像入力部
202 現像処理部
203 位置合わせパラメータ算出部
204 移動体領域算出部
205 挿入MAP生成部
206 挿入MAP合成部
207 期待値算出部
208 挿入MAP記録部
209 超解像処理判断部
212 超解像処理部

Claims (13)

  1. 複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置であって、
    前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出手段と、
    前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記位置合わせパラメータに基づいて、前記非基準画像を用いて前記超解像処理を行った際の効果を示す期待値を求めて、当該期待値に応じて前記非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記超解像処理に用いると判定した前記非基準画像について前記期待値に応じてその処理順序を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記位置合わせパラメータに応じて前記非基準画像と前記基準画像との画素間の距離を求めて、前記画素間の距離に基づいて前記期待値を求めることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は前記期待値が予め定められた期待値閾値以上であると、前記非基準画像を前記超解像処理に用いると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記位置合わせパラメータに応じて前記非基準画像と前記基準画像との画素間の距離を求め、予め定められた距離閾値と前記画素間の距離とに基づいて前記期待値を求めることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記位置合わせパラメータに応じて前記距離閾値を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記位置合わせパラメータは、前記非基準画像を前記基準画像に位置合わせするための射影変換係数であり、
    前記判定手段は、前記射影変換係数から少なくともあおり成分と回転・拡縮成分とに応じて前記距離閾値を調整することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記位置合わせパラメータに基づいて前記非基準画像と前記基準画像との間に移動する移動領域が存在すると判定すると、当該移動領域に応じて前記期待値を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記基準画像において超解像処理を行う領域を指定領域として指定する指定手段と、
    前記位置合わせパラメータに基づいて前記非基準画像において前記指定領域に対応する対応領域を求めて、当該対応領域を含む領域を前記基準画像の代わりとする設定手段とを有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 撮像光学系を介して結像した光学像に応じて前記基準画像および前記非基準画像を得る撮像手段を有するとともに、前記算出手段および前記判定手段を有する撮像装置と、
    前記撮像装置に通信回線を介して接続され、前記生成手段を備える演算装置とを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
    前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出ステップと、
    前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 複数枚の低解像度の画像から1枚の高解像度の画像を生成する超解像処理を行う画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記複数枚の低解像度の画像のうち一つを基準画像とし、残りの画像を非基準画像として、前記基準画像と前記非基準画像の各々との位置合わせを行う際に用いられる位置合わせパラメータを算出する算出ステップと、
    前記位置合わせパラメータに応じて、前記非基準画像の各々について当該非基準画像を前記超解像処理に用いるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記超解像処理に用いると判定された非基準画像と前記基準画像とを用いて前記超解像処理を行って前記高解像度の画像を生成する生成ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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