JP2016025226A - 発光素子搭載用配線基板、及びその製造方法 - Google Patents

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聖二 森
Seiji Mori
聖二 森
哲也 矢崎
Tetsuya Yazaki
哲也 矢崎
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Abstract

【課題】発光素子搭載用基板における反射効率を向上させること。【解決手段】絶縁層と、複数の接続端子と、反射膜とを備える。各接続端子は、絶縁層上において、発光素子の実装領域に形成される。反射膜は、絶縁層上に積層され、実装領域を取り囲んでキャビティを形成する周囲面として構成された部位を含む接続端子の外周面は、反射膜と接している。周囲面の少なくとも一部は、湾曲面として形成されている。湾曲面は、絶縁層の表面に対して垂直な方向に沿った切断面において、周囲面の任意の点から絶縁層から離れる側に向かう接線と、任意の点から絶縁層の表面と平行に接続端子から離れる側に向かう平行線と、の角度が0度よりも大きく90度よりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子搭載用配線基板に関する。
LED等の発光素子は、配線基板に設けられたキャビティに実装されることがある。このようなキャビティを取り囲む周囲面(壁面)に反射膜を設けることによって、発光素子から直接、外部に放出される光に加え、その反射膜による反射光も外部に放出できる。このような反射膜が設けられた周囲面の形状として、湾曲したものが知られている(例えば特許文献1)。特許文献1の開示では、この湾曲した周囲面は、発光素子の接続端子に接触しないように配置されている。
特開2006−270046号公報
本願発明は、上記先行技術を踏まえ、反射効率の向上を解決課題とする。上記先行技術の場合、湾曲した周囲面が接続端子に接触しないように配置されているので、実装領域を取り囲む反射膜の面積がキャビティの面積に対して小さい。よって、反射膜以外の部位に照射される光の量が多くなり、この結果、反射効率が悪かった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
(1)本発明の一形態によれば、絶縁層と;前記絶縁層上において、発光素子の実装領域に形成された複数の接続端子と;前記絶縁層上に積層され、前記実装領域を取り囲んでキャビティを形成する周囲面として構成された部位を含む反射膜とを備える発光素子搭載用配線基板が提供される。この発光素子搭載用配線基板は;前記接続端子の外周面は、前記反射膜と接しており;前記周囲面の少なくとも一部は、湾曲面として形成されており;前記絶縁層の表面に対して垂直な方向に沿った切断面において、前記湾曲面の任意の点から前記絶縁層から離れる側に向かう接線と、前記任意の点から前記絶縁層の表面と平行に前記接続端子から離れる側に向かう平行線と、の角度は0度よりも大きく90度よりも小さいことを特徴とする。この形態によれば、反射効率を向上させることができる。この形態の場合、接続端子の外周面が反射膜と接しているので、キャビティの面積に対する反射膜の面積が大きくなる。この結果、上記効果を得ることができる。
(2)前記反射膜は、前記実装領域に配置された部位を含んでもよい。この形態によれば、反射効率を更に向上させることができる。この形態の場合、周囲面に加え、実装領域にも反射膜が配置されているからである。
(3)前記反射膜は、前記接続端子の外周面と接する部位において、前記絶縁層の表面に対して垂直な方向についての高さが、前記接続端子の高さと同じであってもよい。この形態によれば、接続端子を露出させつつ、反射膜を発光素子に近づけることができるので、反射効率を向上させることができる。
(4)別の形態として、上記形態の発光素子搭載用配線基板を製造する方法が提供される。この製造方法は;基材と、前記基材上に積層された第1金属シートと、前記第1金属シート上に積層された第2金属シートと、を有する金属シート付き基材を準備する工程と;前記第2金属シート上に、開口部を有するめっきレジスト層を形成する工程と;前記開口部内にめっきを実施することで、凸状の金属導体部を、前記第2金属シート上に形成する工程と;前記金属導体部をエッチングすることによって、前記金属導体部を、前記周囲面に対応した形状に加工する工程と;前記反射膜となる絶縁性樹脂層で前記金属導体部を被覆する工程と;前記第2金属シートから、前記第1金属シートを剥離する工程と;前記第2金属シートと前記金属導体部とを前記絶縁性樹脂層から除去する工程とを含む。上記形態の発光素子搭載用配線基板は、例えば、上記の方法で製造できる。
(5)別の形態として、上記形態の発光素子搭載用配線基板を製造する方法が提供される。この製造方法は;前記絶縁層上に前記複数の接続端子を形成する工程と;前記絶縁層と前記複数の接続端子とを、前記反射膜となる感光性の絶縁性樹脂層で被覆する工程と;前記感光性の絶縁性樹脂層に露光および現像を施すことによって、前記絶縁性樹脂層に凹みを形成する工程と;前記凹みが形成された絶縁性樹脂層に、熱硬化を施し、その後、光硬化を施すことで、前記凹みの壁面を前記湾曲面に変形させる工程とを含むことを特徴とする製造方法。上記形態の発光素子搭載用配線基板は、例えば、上記の方法で製造できる。
本発明は、上記以外の形態で実現できる。例えば、発光素子を搭載した発光装置として実現できる。
発光素子搭載用配線基板の断面図(以下、実施形態1)。 発光素子を実装した発光素子搭載用配線基板の断面図。 基板の製造工程図。 支持基板上に、複層金属シートを積層した様子を示す図(P205)。 めっきレジスト層を形成した様子を示す図(P210)。 複層金属シート上に金属導体部を形成した様子を示す図(P215)。 金属導体部から湾曲導体部を形成した様子を示す図(P220) 複層金属シート上に反射膜を形成した様子を示す図(P230)。 反射膜に第1ビア穴を形成した様子を示す図(P235)。 導体部を形成した様子を示す図(P245)。 絶縁層を形成した様子を示す図(P250)。 絶縁層に第2ビア穴を形成した様子を示す図(P255)。 接続端子を形成した様子を示す図(P265)。 反射膜を形成した様子を示す図(P270)。 反射膜に開口部を形成した様子を示す図(P275)。 積層体全体の両端を切り落とした様子を示す図(P280)。 銅箔と銅箔とを剥離させた様子を示す図(P285)。 発光素子搭載用配線基板の平面図(以下、実施形態2)。 発光素子搭載用配線基板の断面図。 発光素子を実装した発光素子搭載用配線基板の平面図。 発光素子を実装した発光素子搭載用配線基板の断面図。 基板の製造工程図。 銅箔付きコア基板を準備した様子を示す図(P405)。 コア基板に、ビア孔形成した様子を示す図(P410)。 ビア導体とめっき層とを形成した様子を示す図(P420)。 ドライフィルムをパターン成形した様子を示す図(P425)。 めっき層をエッチングした様子を示す図(P430)。 ドライフィルムを剥離した様子を示す図(P435)。 反射膜をコア基板にコートした様子を示す図(P440)。 外側領域となる反射膜を光硬化させた様子を示す図(P445)。 炭酸ナトリウム水溶液に浸漬させた様子を示す図(P450)。 反射膜を乳化させた様子を示す図(P455)。 膨潤および乳化した反射膜を除去した様子を示す図(P460)。 発光素子搭載用配線基板の断面図(実施形態3)。
実施形態1を説明する。図1は、発光素子搭載用配線基板10(以下「基板10」という)の断面図である。図2は、発光素子(LED)500を実装した基板10の断面図である。基板10は、反射膜21、絶縁層50、反射膜23が積層した構造を有する。これの断面は、図1,図2に示す絶縁層50の表面に対して垂直な方向に沿っている。絶縁層50の表面とは、反射膜21又は反射膜23との境界となる面のことである。発光素子500は、図2に示すように、無色透明の封止樹脂Mによって封止されている。
基板10には、キャビティ15が設けられている。キャビティ15は、発光素子500用の実装領域を形成する。キャビティ15内において、接続端子34a,34bが露出している。この露出した部位を、露出部S3と呼ぶ。キャビティ15の外において、絶縁層50の表面と平行な面を上面S1と呼ぶ。露出部S3と上面S1との間における反射膜21の表面を、周囲面S2と呼ぶ。断面図において2つの露出部S3には挟まれた領域を、底面S4と呼ぶ。本実施形態における周囲面S2は、全体が湾曲している湾曲面として形成されている。接続端子34a,34bの外周面は、周囲面S2に、つまり反射膜21と接している。
周囲面S2の湾曲形状は、次のように表現できる。周囲面S2上おける任意の点T1から、絶縁層50に対して離れる側に向かう接線と、点T1から絶縁層50の表面と平行に、接続端子34aから離れる側に向かう平行線との角度θは、0度<θ<90度を満たす。
図1に示すように、接続端子34bの外周面と接する部位T2において、絶縁層50の表面に対して垂直な方向についての反射膜21の高さを、高さH1とする。一方、図1に示すように、部位T2において、絶縁層50の表面に対して垂直な方向についての接続端子34bの高さを、高さH2とする。高さH1は、図1に示すように、高さH2に等しい。これによって、接続端子34bを露出させつつ、できるだけ周囲面S2が高く配置される。この結果、周囲面S2が発光素子500に近くなり、ひいては反射効率が向上する。このような高さの関係は、接続端子34aにも当てはまる。
さらに、基板10による効果を述べる。下記の効果は、後述する実施形態2にも共通である。以下の説明において、実施形態2の場合を、括弧内に表記する。
接続端子34a,34b(103a,103b)の外周面が反射膜21(105)と接していることによって、キャビティ15(115)内における反射膜の面積が大きくなり、ひいては反射効率が向上する。
周囲面S2(S12)が先述したように湾曲していることによって、図2(図21)に示すように、特に平行光の反射効率が向上する。
実装領域内に配置された底面S4(S14)における反射によって、反射効率が向上する。
発光素子500からの光が絶縁層50(コア基板101)に照射されないので、絶縁層50(コア基板101)の劣化が抑制される。
以下、基板10の製造方法を説明する。図3は、基板10の製造工程図である。以下、製造工程の説明図として、図4〜図17を参照する。
まず、支持基板51を用意し、図4に示すように、支持基板51上に複層金属シート54を積層し、金属シート付き基材59を形成する(工程P205)。支持基板51は、ガラスエポキシ樹脂などによって形成される。複層金属シート54は、互いに接着された2枚の銅箔55,56(第1金属シート,第2金属シート)から構成されている。銅箔55,56同士の接着は、後の工程で互いに剥離できる程度の接着力で行われる。具体的には、金属めっきによって接着される。さらに具体的には、クロムめっき、ニッケルめっき及びチタンめっき、並びにこれらの複合めっきの何れかによって接着される。
次に、図5に示すように、複層金属シート54上に、めっきレジスト層52を形成する(工程P210)。具体的には、無電解銅めっきによって、支持基板51と複層金属シート54とを覆う全面めっき層を形成する。そして、複層金属シート54上に、ドライフィルムをラミネートし、このドライフィルムに対して露光および現像(以下「露光現像」という)を施すと、めっきレジスト層52が形成される。めっきレジスト層52には、所望のパターンの開口部が設けられている。
続いて、図6に示すように、複層金属シート54上に金属導体部57を形成する(工程P215)。具体的には、めっきレジスト層52の開口部を利用し、電解銅めっきを実施する。その後、めっきレジスト層52を剥離すると、図6に示す状態になる。金属導体部57は、図6に示すように凸状である。
次に、図7に示すように、エッチングによって、金属導体部57から湾曲導体部58を形成する(工程P220)。図7に示すように、湾曲導体部58は、断面形状が湾曲している。湾曲導体部58の形状は、キャビティ15の形状を転写するためのものである。エッチングには、例えば、塩化第二鉄水溶液を用いる。エッチング後の断面形状は、エッチングの条件によって変化する。エッチングの条件とは、水溶液の濃度等の変化に伴って変化するエッチングスピード等である。狙いの形状が得られるように、本実施形態ではエッチングの条件を、実験によって適宜、決定した。
続いて、湾曲導体部58の表面を粗化する(工程P225)。粗化を実施すると、湾曲導体部58と感光性の絶縁性樹脂層(後述)との密着性が高まる。
その後、図8に示すように、複層金属シート54と湾曲導体部58とを覆うように反射膜21を形成する(工程P230)。反射膜21の素材は、感光性の絶縁性樹脂層であり、具体的には白色のソルダーレジスト層である。用意したソルダーレジストフィルムをラミネートすることで、反射膜21を形成する。
次に、図9に示すように、反射膜21に第1ビア穴33a,33bを形成する(工程P235)。この形成は、めっきレジスト層52と同様に、露光現像を利用して実施する。この後、第1ビア穴33a,33b内のデスミア処理を実施する(工程P240)。デスミア処理とは、スミア(樹脂の付着物)を除去する処理のことである。デスミア処理には、過マンガン酸カリウム溶液などのエッチング液を用いる。後述するデスミア処理においても、同じ手法を用いる。
続いて、図10に示すように、接続端子34a,34bを形成する(工程P245)。この形成は、無電解銅めっき及び電解銅めっきによって実行する。接続端子34a,34bは、第1ビア穴33a,33b内に設けられたビア導体と、反射膜21上に設けられる導体層とからなる。接続端子34a,34bは各々、湾曲導体部58と導通する。
次に、図11に示すように、接続端子34a,34bの導体層を覆うように、絶縁層50を形成する(工程P250)。絶縁層50は、樹脂製であり、反射膜21とは異なる材料で形成される。
続いて、図12に示すように、絶縁層50に第2ビア穴35a,35bを形成する(工程P255)。この形成には、レーザ加工を用いる。第2ビア穴35a,35bは、接続端子34a,34bの導体層の一部を露出させる。次に、第2ビア穴35a,35bにデスミア処理を施す(工程P260)。
続いて、図13に示すように、導体部36a,36bを形成する(工程P265)。この形成は、無電解銅めっき及び電解銅めっきによって実行する。導体部36a,36bは、第2ビア穴35a,35b内に設けられたビア導体と、絶縁層50上に設けられる導体層とからなる。導体部36aは、接続端子34aと導通する。導体部36bは、接続端子34bと導通する。
次に、図14に示すように、導体部36a,36bの導体層を覆うように、反射膜23を形成する(工程P270)。反射膜23の素材は、反射膜21のものと同じである。
続いて、図15に示すように、反射膜23に開口部37a,37bを形成する(工程P275)。この形成は、反射膜21に形成した接続端子34a,34bと同様に、露光現像を利用して実施する。開口部37aは、導体部36aの導体層を露出させる。開口部37bは、導体部36aの導体層を露出させる。
次に、図16に示すように、これまでの工程によって形成した積層体全体の端を切り落とす(工程P280)。このように切り落とすことによって、図16に示すように、複層金属シート54の端が露出する。
続いて、図17に示すように、銅箔55と銅箔56とを剥離させる(工程P285)。最後に、銅箔55と湾曲導体部58とを除去する(工程P290)。この除去には、エッチング液を用いる。この除去によって、図1に示す基板10が完成する。
上記の製造方法による効果を述べる。下記の効果は、後述する実施形態2にも共通である。以下の説明において、実施形態2の場合を、括弧内に表記する。
周囲面S2(S12)は、キャビティ15(115)の形成に研磨(例えばバフ研磨)を用いる場合と比べ、表面粗さが小さくて滑らかである。このため、反射効率が向上する。
キャビティ15(115)の形成に研磨を用いないので、微細化された配線パターンを傷つける虞が殆ど無い。
基板10(100)が樹脂製であるので、加工性に優れ、小型化が容易である。このため、基板10(100)は、例えば一辺が1mm以下の小型の発光素子搭載用配線基板に適している。
実施形態2を説明する。図18及び図19は、発光素子搭載用配線基板100(以下「基板100」という)の構成図である。図18は、基板100の平面図、図19は、図18の線分X−Xにおける基板100の断面図である。
図20及び図21は、発光素子500を実装した基板100の構成図である。図20は、発光素子500及び基板100の平面図、図21は、図20の線分Y−Yにおける発光素子500及び基板100の断面図である。発光素子500は、図20及び図21に示すように、無色透明の封止樹脂Mによって封止されている。
図19に示すように、基板100は、コア基板101と、導体層102と、導体層103と、複数のビア導体104bと、反射膜105とを備える。導体層102は、コア基板101の裏面側に形成される。導体層103は、コア基板101の表面側に形成される。表面側とは、発光素子が実装される側の面のことである。複数のビア導体104bの各々は、導体層102と導体層103とを接続する。反射膜105は、コア基板101の表面側に設けられる。
コア基板101は、絶縁性の耐熱性樹脂板(例えばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(例えばガラス繊維強化エポキシ樹脂)等で構成された板状の樹脂製基板であり、絶縁層として機能する。
コア基板101は、補強材を含む。補強材は、本実施形態では、インバー(invar)である。インバーは、熱膨張率が小さいため、コア基板101内にインバーを含ませることで、温度変化に伴うコア基板101の熱膨張と熱収縮とを抑制できる。この結果、基板100の信頼性が向上する。
導体層102は、複数の接続端子102a,102bと配線(図示しない)とを有する。配線は、接続端子102a,102bと接続される。導体層103は、複数の接続端子103a,103bと、配線(図示しない)を有する。接続端子103a,103bには、発光素子500が実装される。配線は、接続端子103a,103bと接続される。
発光素子500は、半田Pを介して、発光素子500の接続端子500aを接続端子130a,103bに接続することによって、基板100に実装される。導体層102及び導体層103は、コア基板101を貫通するビア導体104bによって電気的に接続されている。導体層102、導体層103及びビア導体104bは、電気伝導性の高い材料、例えば、銅で形成される。
基板100には、キャビティ115が形成される。反射膜105は、キャビティ115内において、周囲面S12と底面S14とを形成する。反射膜105は、キャビティ115の外においてコア基板101の表面と平行な上面S11を形成する。周囲面S12は、発光素子500の実装領域を取り囲む面である。本実施形態における周囲面S12は、全体が湾曲面として形成されている。底面S14は、実装領域内において複数の接続端子102a,102bの上端S13よりも低く位置する平面である。接続端子103a,103bの外周面は、周囲面S12に、つまり反射膜105に接している。
周囲面S12の湾曲は、次のように表現できる。周囲面S12上おける任意の点T11から、絶縁層であるコア基板101に対して離れる側に向かう接線と、点T11からコア基板101の表面と平行に、接続端子103aから離れる側に向かう平行線との角度θは、0度<θ<90度を満たす。
キャビティ115内において、接続端子103a,103bの上端S13が、反射膜105の一部としての底面S14や、周囲面S12と接続端子103a,103bの接続部位よりも高い位置にあり、接続端子103a,103bの外周面の一部が反射膜105から露出する。この露出によって、発光素子500によって発生する熱が放熱されやすい。
図22は、基板100の製造工程図である。以下、製造工程の説明図として、図23〜図33を参照する。
まず、図23に示すように、板状の樹脂製基板の表面および裏面に銅箔L1,L2が貼り付けられたコア基板101を準備する(工程P405)。
次に、図24に示すように、コア基板101に、ビア孔104a形成する(工程P410)。ビア孔104aは、貫通孔であり、ドリルによって形成される。続いて、ビア孔104aにデスミア処理を施す(工程P415)。
続いて、図25に示すように、ビア孔104a内にビア導体104bを形成するとともに、コア基板101の表面および裏面にめっき層M1,M2を形成する(工程P420)。ビア導体104bとめっき層M1,M2との形成には、無電解銅めっき及び電解銅めっきを用いる。めっき層M1,M2は、先述した導体層102,103の元となる。銅箔L1,L2は、工程P420によって、めっき層M1,M2と一体となるので、めっき層M1,M2の一部として図示されている。
次に、図26に示すように、めっき層M1,M2の表面において、感光性のドライフィルムDF1,DF2を所望のパターンに成形する(工程P425)。具体的には、ドライフィルムDF1,DF2をめっき層M1,M2の表面にラミネートした後、露光現像を施す。
続いて、図27に示すように、パターン成形したドライフィルムDF1,DF2をマスクとして、めっき層M1,M2をエッチングする(工程P430)。本実施形態では、微細化に対応するためにドライエッチングを用いる。
次に、図28に示すように、ドライフィルムDF1,DF2を剥離する(工程P435)。この結果、所望のパターンに成形された導体層102,103を得ることができる。
続いて、図29に示すように、反射膜105となる感光性の絶縁性樹脂層をコア基板101の表面側にコートする(工程P440)。反射膜105の厚みD1が、導体層103の厚みD3よりも厚いものをラミネートする。感光性の絶縁性樹脂層は、本実施形態では、ソルダーレジスト層である。
次に、図30に示すように、マスクMSを用い、キャビティ125の予定領域の外側に位置する絶縁性樹脂層を光硬化させる(工程P445)。キャビティ125とは、キャビティ115の元となる形状を有するキャビティである。
続いて、炭酸ナトリウム水溶液に、製造途中の基板100を浸漬する(工程P450)。図31は、膨潤した部位を、ハッチングで模式的に示す。浸漬させる時間は、短時間である。具体的には、未感光部の絶縁性樹脂層の表面が、若干膨潤する程度の時間である。水溶液の濃度は、本実施形態では1質量%に設定した。
その後、図32に示すように、膨潤した絶縁性樹脂層を水洗によって乳化させる(工程P455)。上記の浸漬(工程P450)と水洗(工程P455)とを1回ずつ実施した場合に、導体層103の接続端子103a,103bが露出しないときがある。このようなときは、接続端子103a,103bが露出するまで、上記の浸漬と水洗とを繰り返す。
次に、膨潤および乳化した絶縁性樹脂層を製造途中の基板100から除去する(工程P460)。これによって、図33に示すように、キャビティ125が形成される。
その後、未感光の絶縁性樹脂層を熱硬化させる(工程P465)。具体的には、初めは低温で、その後、100〜200℃で30〜60分間、加熱する。本実施形態では、150℃、60分間の条件を採用した。
続いて、熱硬化させた絶縁性樹脂層を、光硬化させる(工程P470)。光硬化には、紫外線を用いる。積算照射量は、0.5J/cm以上、2.5J/cm以下が好ましく、1J/cm以上、2J/cm以下が更に好ましい。
このように熱硬化、光硬化の順で絶縁性樹脂層に作用させると、壁面S12aが周囲面S12(図19)に変化した状態で硬化する。つまり、キャビティ125が、キャビティ115(図19)に変形した状態で、反射膜105が硬化する。この結果、基板100が完成する。
実施形態3を説明する。図34は、発光素子搭載用配線基板200(以下「基板200」という)を示す。基板200は、実装領域において、周囲面S12の代わりに周囲面S22を備える点において、基板100と異なる。
周囲面S22は、湾曲面S221と平面S222とから構成される。湾曲面S221は、平面S222と滑らかに接続される。平面S222は、コア基板101の表面と平行な平面であり、湾曲面S221と接続端子102a,103aとを接続する。このような接続は「湾曲面S221と平面S222との接続部位において、エッジが立っていない」と表現することもできる。或いは、「周囲面S22の断面形状は、任意の点で微分可能である」と表現することもできる。実施形態2で定義したθは、平面S222との接続部位においてθ=0度である。
周囲面S22の形成は、光硬化に用いるマスクの形状(工程P445)及びポスト硬化の条件(工程P465,P470)を、実施形態2から変更することによって実現される。
基板200によれば、平面S222によってキャビティ内の反射膜の面積を広げることができる。さらに、湾曲面S221と平面S222とが滑らかに接続されているので、光の反射角を滑らかに変化させることができ、ひいては平行光の反射効率を向上させやすくなる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
実施形態1についての変形例は、次のものが例示される。
ビア穴の形成に、レーザ加工を用いてもよい。レーザとしては、エキシマレーザ、UVレーザ、COレーザなどを用いてもよい。
デスミア処理には、Oプラズマによるプラズマアッシングの処理を用いてもよい。
支持基板に複層金属シートを積層する工程(P205)は、実施しなくてもよい。この工程を実施しない場合、複層金属シートが積層された支持基板を準備してもよい。この準備として、例えば、購入をしてもよい。
実施形態1では銅箔として例示された第1金属シート自体が、複層構造を有してもよい。この場合、剥離工程(P285)において剥離される面が、第1金属シートと第2金属シートとの境界となる。第2金属シートについても同様に、それ自体が複層構造を有してもよい。
反射膜21の高さH1は、導体部36a,36bの高さH2より低くてもよい。
周囲面は、実施形態3のように平面を含んでもよいし、接線が絶縁層の表面と直交する部位を含んでもよい。つまり、θ=0度やθ=90度の部位を含んでもよい。
実施形態2についての変形例は、次のものが例示される。
ビア孔は、ドリル以外の加工方法、例えばレーザ加工によって形成してもよい。
めっき層のエッチングは、ウェットエッチングでもよい。
周囲面S12は、接続端子103a,103bと接触する部位において、露出部S3と高さが同じでもよい。
周囲面は、コア基板の表面と直交する部位を含んでもよい。つまり、θ=90度の部位を含んでもよい。
多層基板の一部を、実施形態2として説明した構成にしてもよい。
10…基板
15…キャビティ
21…反射膜
23…反射膜
33a…第1ビア穴
33b…第1ビア穴
34a…接続端子
34b…接続端子
35a…第2ビア穴
35b…第2ビア穴
36a…導体部
36b…導体部
37a…開口部
37b…開口部
50…絶縁層
51…支持基板
52…めっきレジスト層
54…複層金属シート
55…銅箔
56…銅箔
57…金属導体部
58…湾曲導体部
59…金属シート付き基材
100…基板
101…コア基板
102…導体層
102a…接続端子
102b…接続端子
103…導体層
103a…接続端子
103b…接続端子
104a…ビア孔
104b…ビア導体
105…反射膜
115…キャビティ
125…キャビティ
130a…接続端子
200…基板
500…発光素子
500a…接続端子
DF1…ドライフィルム
DF2…ドライフィルム
L1…銅箔
L2…銅箔
M…封止樹脂
MS…マスク
P…半田
S1…上面
S2…周囲面
S3…露出部
S4…底面
S11…上面
S12…周囲面
S12a…壁面
S13…上端
S14…底面
S22…周囲面
S221…湾曲面
S222…平面

Claims (5)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層上において、発光素子の実装領域に形成された複数の接続端子と、
    前記絶縁層上に積層され、前記実装領域を取り囲んでキャビティを形成する周囲面として構成された部位を含む反射膜と
    を備える発光素子搭載用配線基板であって、
    前記接続端子の外周面は、前記反射膜と接しており、
    前記周囲面の少なくとも一部は、湾曲面として形成されており、
    前記絶縁層の表面に対して垂直な方向に沿った切断面において、前記湾曲面の任意の点から前記絶縁層から離れる側に向かう接線と、前記任意の点から前記絶縁層の表面と平行に前記接続端子から離れる側に向かう平行線と、の角度は0度よりも大きく90度よりも小さいこと
    を特徴とする発光素子搭載用配線基板。
  2. 前記反射膜は、前記実装領域に配置された部位を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の発光素子搭載用配線基板。
  3. 前記反射膜は、前記接続端子の外周面と接する部位において、前記絶縁層の表面に対して垂直な方向についての高さが、前記接続端子の高さと同じであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光素子搭載用配線基板。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の発光素子搭載用配線基板を製造する方法であって、
    基材と、前記基材上に積層された第1金属シートと、前記第1金属シート上に積層された第2金属シートと、を有する金属シート付き基材を準備する工程と、
    前記第2金属シート上に、開口部を有するめっきレジスト層を形成する工程と、
    前記開口部内にめっきを実施することで、凸状の金属導体部を、前記第2金属シート上に形成する工程と、
    前記金属導体部をエッチングすることによって、前記金属導体部を、前記周囲面に対応した形状に加工する工程と、
    前記反射膜となる絶縁性樹脂層で前記金属導体部を被覆する工程と、
    前記第2金属シートから、前記第1金属シートを剥離する工程と、
    前記第2金属シートと前記金属導体部とを前記絶縁性樹脂層から除去する工程と
    を含むことを特徴とする製造方法。
  5. 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の発光素子搭載用配線基板を製造する方法であって、
    前記絶縁層上に前記複数の接続端子を形成する工程と、
    前記絶縁層と前記複数の接続端子とを、前記反射膜となる感光性の絶縁性樹脂層で被覆する工程と、
    前記感光性の絶縁性樹脂層に露光および現像を施すことによって、前記絶縁性樹脂層に凹みを形成する工程と、
    前記凹みが形成された絶縁性樹脂層に、熱硬化を施し、その後、光硬化を施すことで、前記凹みの壁面を前記湾曲面に変形させる工程と
    を含むことを特徴とする製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117038818A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 盐城鸿石智能科技有限公司 一种高反射MicroLED及其制备方法

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