JP2016024165A - 報知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検知対象の状態に適合した報知を行うことができる報知装置を提供する。【解決手段】報知装置1は、使用者(検知対象)の状態を検知する状態検知部4と、異なる複数の報知態様を有し、状態検知部4の検知結果に基づいて報知態様を切り替えて使用者に対して報知を行う報知部2、3と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、報知を行う報知装置に関する。
特許文献1には、使用者(検知対象)に対して報知を行う報知装置が開示されている。この報知装置は状態検知部及び報知部を備える。状態検知部は人体の脳波データを検知する。報知部はアラーム音を出力して使用者に対して報知を行う。
上記構成の報知装置において、設定時刻になると報知部はアラーム音を出力して使用者に対して報知を行う。その後に、状態検知部は人体の脳波データを検知し、脳波のα波成分が所定値以下になったか否かが判断される。この時、α波成分が所定値以下になった場合には人体が覚醒したと判断される。α波成分が所定値以下になった場合にはアラーム音の出力を停止し、報知が終了する。これにより、使用者が覚醒するまでアラーム音が出力される。
しかしながら、上記従来の報知装置によれば、設定時刻になると使用者が覚醒している場合でも睡眠している場合と同様の音量でアラーム音が出力される。この時、音量が小さすぎると睡眠中の使用者は起床時刻になったことを認識しにくくなるため、利便性が悪い問題があった。また、音量が大きすぎると消費電力が増大するとともに、覚醒状態または眠りが浅い状態の使用者に対して大きな不快感を与える問題があった。
本発明は、検知対象の状態に適合した報知を行うことができる報知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の報知装置は、検知対象の状態を検知する状態検知部と、異なる複数の報知態様を有し、前記状態検知部の検知結果に基づいて前記報知態様を切り替えて前記検知対象に対して報知を行う報知部と、を備えることを特徴としている。
この構成によると、状態検知部は検知対象の状態を検知する。報知部は状態検知部の検知結果に基づいて報知態様を切り替えて検知対象に対して報知を行う。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記状態検知部は前記検知対象の睡眠の深さを示す睡眠深度を検知するとともに、前記報知部は前記睡眠深度に応じて前記報知態様を切り替えると好ましい。この構成によると、状態検知部は検知対象の睡眠深度を検知する。そして、報知部は検知対象の睡眠深度に応じて報知態様を切り替える。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記睡眠深度が深いほど前記検知対象に対する刺激が強い前記報知態様で報知を行うと好ましい。
また本発明は、上記構成の報知装置において、所定領域内の前記検知対象の存否を検知する存否検知部を備え、所定の報知タイミング時に前記所定領域内に前記検知対象が存在する際に、前記睡眠深度が所定値よりも浅い場合に前記報知部は第1報知モードで報知を行い、前記睡眠深度が前記所定値よりも深い場合に前記報知部は第1報知モードよりも前記検知対象に対する刺激が強い第2報知モードで報知を行うと好ましい。
この構成によると、状態検知部は所定領域内に検知対象が存在するか否かを検知する。
検知対象の睡眠が浅い場合には第1報知モードで報知を行うとともに、検知対象の睡眠が深い場合には第2報知モードで報知を行う。第2報知モードでは第1報知モードよりも検知対象に対する刺激が強い態様で報知を行う。
検知対象の睡眠が浅い場合には第1報知モードで報知を行うとともに、検知対象の睡眠が深い場合には第2報知モードで報知を行う。第2報知モードでは第1報知モードよりも検知対象に対する刺激が強い態様で報知を行う。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記報知タイミング時に前記検知対象が前記所定領域内に不在の場合には前記報知部は報知を行わないとより好ましい。この構成によると、報知タイミング時に検知対象が所定領域外にいる場合には報知部による報知は行われない。
また本発明は、上記構成の報知装置において、第2報知モードによる報知後に前記睡眠深度が前記所定値よりも浅くなった場合には第1報知モードに切り替えるとより好ましい。この構成によると、睡眠が深い使用者に対して第2報知モードで報知が行われ、その後に使用者の睡眠が浅くなると第1報知モードで報知が行われる。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記報知部は出音部と照明部とを有し、第1報知モードでは光または音により報知を行い、第2報知モードでは光及び音により報知を行うと好ましい。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記報知部は照明部を有し、第1報知モード及び第2報知モードでは光により報知を行い、第2報知モードの光の強度は第1報知モードの光の強度よりも高いと好ましい。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記報知部は出音部を有し、第1報知モード及び第2報知モードでは音により報知を行い、第2報知モードの音量は第1報知モードの音量よりも大きいと好ましい。
また本発明は、上記構成の報知装置において、前記状態検知部は複数の前記検知対象の状態を検知し、前記報知部は各前記検知対象の状態に応じて各前記検知対象に対して報知を行うと好ましい。
本発明によると、検知対象の状態を検知する状態検知部と、異なる複数の報知態様を有し、状態検知部の検知結果に基づいて報知態様を切り替えて検知対象に対して報知を行う報知部とを備える。これにより、検知対象の状態に適合した報知を行うことができる。例えば、設定時刻等に検知対象に対して光や音より報知を行う際に、検知対象の眠りが深い場合には音量や光量を大きくし、検知対象の眠りが浅い場合や検知対象が覚醒している場合には、音量や光量を小さくすることができる。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態の報知装置の正面図を示している。居宅Hの部屋R1(例えば寝室)の側壁Wには報知装置1が取り付けられ、報知装置1の近傍にはベッド50が配置される。報知装置1は照明部2、出音部3、状態検知部4及び操作部5を左右方向に延びる筐体11に有する。照明部2及び出音部3により報知部が構成される。報知装置1の報知により、ベッド50上の睡眠中の使用者を覚醒させることができる。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態の報知装置の正面図を示している。居宅Hの部屋R1(例えば寝室)の側壁Wには報知装置1が取り付けられ、報知装置1の近傍にはベッド50が配置される。報知装置1は照明部2、出音部3、状態検知部4及び操作部5を左右方向に延びる筐体11に有する。照明部2及び出音部3により報知部が構成される。報知装置1の報知により、ベッド50上の睡眠中の使用者を覚醒させることができる。
照明部2は筐体11の左部及び右部に配され、LEDを有してベッド50上を照明する。なお、照明部2はLEDに替えてCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)を有してもよい。照明部2は後述の報知動作の際に自動的に点灯及び消灯を行う。
出音部3はアラーム音や音声を出力するスピーカから成り、筐体11の左部及び右部に配される。出音部3は後述の報知動作の際に自動的にアラーム音や音声の出力及び出力停止を行う。
状態検知部4は赤外線カメラ、赤外線サーモグラフィ及び焦電センサ(いずれも不図示)を有し、筐体11の左右方向中央部の前面に配される。これにより、状態検知部4はベッド50上の人体(検知対象)の存否や動きを検知することができる。なお、ベッド50に替えて、部屋R1の床面に直接敷いた敷布団上に人体が横臥してもよい。
状態検知部4によりベッド50上の人体を示す熱分布がベッド50の長手方向に沿っていることを検知した場合には報知装置1は人体がベッド50上で横臥していると判断することができる。また、後述の報知動作の際に、人体がベッド50上に進入した時(就床時)から報知時刻後に人体がベッド50から離れる時(離床時)までのベッド50上の人体を示す熱分布を経時的に記憶部6(図2参照)で記憶することにより、ベッド50上で睡眠中の人体の動きを検知することができる。
また、状態検知部4がベッド50上に人体を示す熱分布を検知しない場合には、報知装置1はベッド50上に横臥していた人体がベッド50から離れた(離床)と判断することができる。また、状態検知部4がベッド50上の人体を示す熱分布を検知しなくなった後にベッド50上に人体を示す熱分布を検知した場合には、報知装置1はベッド50から離床した人体がベッド50に戻ったと判断することができる。
ところで、ベッド50上で睡眠中の使用者の寝返り等の動きが多い場合には使用者はノンレム睡眠状態(眠りが深い状態)にあることが多く、動きが少ない場合にはレム睡眠状態(眠りが浅い状態)にあることが多い。状態検知部4は前述のようにベッド50上の人体の動きを検知することができるため、ベッド50上の人体の動き量(例えば寝返り回数等)が所定の上限量よりも多い場合には、報知装置1はベッド50上の人体がノンレム睡眠状態(眠りが深い状態)にあると判断することができる。また、人体の動き量が上限量よりも多くない場合には報知装置1はベッド50上の人体がレム睡眠状態(眠りが浅い状態)または覚醒状態にあると判断することができる。すなわち、状態検知部4により、人体の睡眠の深さを示す睡眠深度を検知することができる。
なお、ベッド50のマットレス(不図示)上にシート状の重量センサを配置し、重量センサにより人体の状態を検知する状態検知部を構成してもよい。この場合、例えばベッド50の左部で人体の重量を検知した後にベッド50の右部で人体の重量を検知したときに、報知装置1は人体がベッド50の左部から右部へ寝返りを打ったと判断することができる。また、振動センサを用いて使用者の寝返り等の動きによる振動を検知してもよい。
また、状態検知部4とは別に例えば焦電型赤外線センサから成る人体センサを設け、人体センサにより、ベッド50上の人体の存否を検知してもよい。この場合、人体センサを報知装置1から離れた場所でベッド50の近傍に配置してもよい。
操作部5はスイッチやボタンを有し、筐体11の左右方向中央部の前面に配される。操作部5の操作により、後述の報知動作の報知時刻等を設定することができる。
図2は報知装置1の構成を示すブロック図である。報知装置1はCPUから成る制御部10を備え、制御部10は報知装置1の各部を制御する。制御部10には、照明部2、出音部3、状態検知部4、操作部5及び記憶部6が接続される。
記憶部6は例えばEEPROM等から成り、報知装置1の動作プログラムや各種データを記憶する。各種データには、設定された報知時刻等が含まれる。なお、日付や曜日と関連付けて報知時刻を記憶部6に記憶させることができる。例えば、月曜日から金曜日の報知時刻を午前6時と記憶し、土曜日及び日曜日の報知時刻を午前8時と記憶することができる。
また、報知装置1は第1報知モード及び第2報知モードを有する。第1報知モードでは、照明部2から光を出射してベッド50上の使用者に対して報知を行う。第2報知モードでは、照明部2から光を出射するとともに出音部3からアラーム音を出力してベッド50上の使用者に対して報知を行う。これにより、第2報知モードは第1報知モードよりも人体に対する刺激が強くなっている。なお、第1報知モード及び第2報知モードにおいて、照明部2を点滅させてもよい。また、第2報知モードにおいて、アラーム音に替えて出力部3から音楽を流してもよい。
図3は、報知装置1の報知動作を示すフローチャートである。使用者がベッド50上に進入する(就床する)と、報知時刻に報知を行う報知動作が開始される。なお、使用者の操作により、報知時刻(例えば午前6時)は予め記憶部6に記憶されている。ステップ#1では、状態検知部4によりベッド50上の人体の存否及び動きが検知される。ステップ#2では、報知時刻になるまで待機する。報知時刻になると、ステップ#3に移行する。
ステップ#3では、人体がベッド50から離れているか否かが判断される。すなわち、ステップ#3では人体のベッド50からの離床の有無が判断される。人体がベッド50から離れていない場合にはステップ#4に移行し、離れている場合にはステップ#10に移行する。
ステップ#4では、使用者の睡眠深度が所定の下限深度よりも深いか否かが判断される。前述のように、睡眠中の使用者の動き量(例えば寝返り回数)を状態検知部4で検知することにより、睡眠中の使用者の睡眠深度を検知することができる。ここで、下限深度よりも深い場合には睡眠中の使用者はノンレム睡眠状態にあり、浅い場合にはレム睡眠状態にあると判断できる深度に設定する。報知時刻の所定時間前(例えば3時間前)から睡眠中の使用者の動き量を検知して記憶し、報知時刻における使用者の睡眠深度を検知する。使用者の睡眠深度が下限深度よりも深い場合にはステップ#8に移行し、下限深度よりも深くない場合にはステップ#5に移行する。
ステップ#5では、出音部3からアラーム音が出力されているか否かが判断される。アラーム音が出力されている場合にはステップ#6に移行してアラーム音の出力が停止される。出音部3からアラーム音が出力されていない場合にはステップ#7に移行する。
ステップ#7では、照明部2が第1輝度で点灯される。ここで、第1輝度は眠りが浅い使用者が覚醒できる程度の輝度に設定される。これにより、ベッド50上の使用者に対して第1報知モードで報知が行われる。この時、使用者は眠りが浅いレム睡眠状態にあることが多いため、照明部2の出射光により容易に覚醒状態に移行する。
ステップ#8では、出音部3からアラーム音が出力される。ステップ#9では、照明部2が第2輝度で点灯される。この時、第2輝度は第1輝度よりも大きくなっている。これにより、ベッド50上の使用者に対して第2報知モードで報知が行われる。なお、第2輝度と第1輝度とを同じにしてもよい。
この時、使用者は眠りが深いノンレム睡眠状態にあることが多いが、光及び音の両方で報知を行う第2報知モードでは、光のみで報知を行う第1報知モードよりも人体に対する刺激が強くなっている。このため、使用者は第2報知モードによって、眠りが浅いレム睡眠状態や覚醒状態に移行しやすくなる。
ステップ#7及びステップ#9の後は、ステップ#3に戻ってステップ#3〜ステップ#9が繰り返される。
ステップ#10では、出音部3からアラーム音が出力されているか否かが判断される。出音部3からアラーム音が出力されている場合にはステップ#11に移行してアラーム音の出力が停止される。出音部3からアラーム音が出力されていない場合にはステップ#12に移行する。
ステップ#12では、照明部2が点灯しているか否かが判断される。照明部2が消灯している場合には報知動作は終了し、照明部2が点灯している場合にはステップ#13に移行して照明部2が消灯される。その後に報知動作は終了する。
本実施形態によると、人体(検知対象)の睡眠状態を検知する状態検知部4と、光のみによる報知態様と光及び音の両方による報知態様とを有し、状態検知部4の検知結果に基づいて報知態様を切り替えて人体に対して報知を行う報知部を備える。これにより、人体の状態に適合した報知を行うことができる。すなわち、設定された報知時刻に報知を行う際に、使用者の眠りが深い場合には光及び音による報知を行い、使用者の眠りが浅い場合や覚醒している場合には光のみによる報知を行うことができる。したがって、報知装置1の利便性を低下させることなく消費電力の増大を抑制することができるとともに、報知装置1の報知による使用者の不快感を低減することができる。
また、状態検知部4は人体の睡眠の深さを示す睡眠深度を検知するとともに、報知部は睡眠深度に応じて報知態様を切り替える。これにより、使用者の眠りが深い場合には報知装置1は光及び音による報知を行い、使用者を容易に覚醒状態に移行させることができる。また、使用者の眠りが浅い場合には報知装置1は光のみによる報知を行い、消費電力の増大を容易に抑制して使用者の不快感を容易に低減することができる。
また、報知部は、睡眠深度が深いほど人体に対する刺激が強い報知態様で報知を行うため、睡眠中の使用者を容易に覚醒させることができる。
また、報知時刻(所定の報知タイミング時)にベッド50上に人体が存在する際に、睡眠深度が所定値よりも浅い場合に報知部は第1報知モードで報知を行い、睡眠深度が所定値よりも深い場合に報知部は第2報知モードで報知を行う。これにより、利便性を低下させることなく消費電力の増大を抑制して使用者の不快感を低減することができる。
また、報知時刻に人体がベッド50上に不在の場合には報知部は報知を行わない。これにより、電力の浪費を低減することができる。また、ベッド50上に使用者が不在の場合には照明部2からの光の出射や出音部3からのアラーム音の出力が停止されるため、居宅Hの同居者に対する迷惑を低減することができる。
また、第2報知モードによる報知(ステップ#8及びステップ#9)後に、ベッド50上の使用者の睡眠深度が下限深度よりも浅くなった場合(ステップ#4のNOの場合)には第2報知モードから第1報知モードに切り換わる。これにより、報知による使用者の不快感を容易に低減することができるとともに、消費電力の増大を容易に抑制することができる。なお、第2報知モードによる報知により、使用者が覚醒して動きが多くなる場合もあり、この場合には第2報知モードが維持される。しかし、この場合には使用者は起床時刻を認識して離床することが多く、使用者に与える不快感は大きくはない。
また、第1報知モードでは光のみにより報知を行い、第2報知モードでは光及び音の両方により報知を行う。これにより、利便性を低下させることなく、報知による使用者の不快感を容易に低減することができるとともに、消費電力の増大を容易に抑制することができる。
なお、第1報知モードでは音のみにより報知を行い、第2報知モードでは光及び音の両方により報知を行ってもよい。
また、第1報知モード及び第2報知モードでは光により報知を行い、第2報知モードの光の強度は第1報知モードの光の強度よりも高い。これにより、眠りが深い使用者を容易に覚醒させることができる。
なお、第1報知モード及び第2報知モードでは音により報知を行い、第2報知モードの音量を第1報知モードの音量よりも大きくしてもよい。この場合でも、眠りが深い使用者を容易に覚醒させることができる。
また、本実施形態において、第1報知モードでは第1輝度で照明部2を点灯させ、第2報知モードでは第2輝度で照明部2を点灯させるとともに出音部3からアラーム音を出力させているが、報知態様はこれらに限定されない。例えば、第1報知モードでは、照明部2の輝度を「小」、「中」及び「大」、出音部3の音量を「なし」、「小」、「中」及び「大」の中から選択できるようにし、また、照明部2及び出音部3の両方を駆動させてもよい。すなわち、第1報知モードでは複数の設定から選択できるようにしてもよい。また、第2報知モードでは照明部2の輝度を「大」にし、出音部3の音量を「大」にするとともにイコライザ等を用いて低音を強調してもよい。
また、第1報知モードの設定と報知時刻後に使用者のベッド50から離床するまでの時間とを関連付けて記憶部6に記憶してもよい。そして、例えば第1報知モードで照明部2の輝度が「小」では使用者が離床しにくい場合には、第1報知モードでの照明部2の輝度を「中」にするとともに出音部3の音量を「小」にして報知してもよい。これにより、使用者に対して不快感を大きく増大させることなく、覚醒状態に移行しやくすることができる。
また、ベッド50がダブルベッドやトリプルベッド等のように1つのベッドに複数人が就寝することができるベッドの場合には、状態検知部4がベッド50上の各人の睡眠深度を検知し、各人に対して個別に報知動作を行ってもよい。この時、例えばベッド50の左部で就寝する使用者に対しては左方の照明部2や出音部3を用いて報知を行う。なお、各人のベッド50上の位置を予め記憶部6に記憶させることにより、各人と睡眠深度とを関連付けることができる。また、ベッド50上の人体が大人と小人の場合には、人体を示す熱分布の大きさと睡眠深度とを関連付けて記憶部6に記憶することができる。
なお、本実施形態では、設定された報知時刻になると報知が行われているが、例えば休日で報知時刻を設定していない場合には、使用者がベッド50に進入したとき(就床時)から所定時間(例えば8時間)経過後に図3のステップ#3以降の処理を行ってもよい。これにより、休日に過眠状態になることを防止して、使用者は規則正しい睡眠習慣を容易に身につけることができる。したがって、使用者の健康を容易に増進することができる。
また、ステップ#4以降で第1報知モードまたは第2報知モードに移行して所定時間(例えば5分間)経過した場合に使用者のベッド50からの離床がないときには、光量や音量を徐々に上昇させてもよく、またイコライザ等を用いて低音を徐々に強調してもよい。これにより、使用者を無理なく徐々に覚醒状態に移行させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は本発明の第2実施形態の報知装置を示すブロック図である。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では報知装置1は通信部7を有して携帯情報端末30と無線通信を行う点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は本発明の第2実施形態の報知装置を示すブロック図である。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では報知装置1は通信部7を有して携帯情報端末30と無線通信を行う点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
制御部10には通信部7が接続される。通信部7は、記憶部6に予め登録された携帯電話機やタブレット端末等の携帯情報端末30と無線通信を行う。携帯情報端末30の記憶部(不図示)には使用者のスケジュールが記憶されている。
報知装置1では、携帯情報端末30に記憶されている使用者のスケジュールに基づいて、報知時刻が設定される。例えば、居宅Hの住所(例えば大阪)が報知装置1の記憶部6に記憶され、7月1日に東京で10時から会議があることが携帯情報端末30の記憶部に記憶されている場合には、通常時(例えば午前6時半)よりも早い報知時刻(例えば5時半)が自動的に設定される。これにより、報知装置1の利便性を一層向上させることができる。
また、例えば、7月5日は休業日であることが携帯情報端末30の記憶部に記憶されている場合には、通常時(例えば午前6時半)よりも遅い報知時刻(例えば7時半)が自動的に設定される。
なお、図3のステップ#2において、報知時刻になったことを携帯情報端末30に通知してもよい。これにより、使用者は携帯情報端末30を所持する他者から起床を促されることができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、報知装置1は携帯情報端末30と通信を行い、携帯情報端末30の記憶部に記憶されるスケジュールに基づいて報知時刻を変更する。これにより、使用者のスケジュールに基づいて報知動作が行なれるため、報知装置1の利便性をより向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態の報知装置を備えた居宅を示す平面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は部屋R1に加えて部屋R2にも報知装置1を配置し、部屋R1の報知装置1と部屋R2の報知装置1とが通信する点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態の報知装置を備えた居宅を示す平面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は部屋R1に加えて部屋R2にも報知装置1を配置し、部屋R1の報知装置1と部屋R2の報知装置1とが通信する点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
居宅Hは側壁Wで仕切られた部屋R1〜R6(それぞれ例えば、寝室、和室の客間、リビングルーム、ダイニングルーム、浴室及びトイレ)を有し、部屋R1〜R6は扉(不図示)を介して廊下P1とつながっている。部屋R1〜R6及び廊下P1の例えば天井面にはLEDを有する照明灯(不図示)が取り付けられ、側壁Wに配置されたスイッチ(不図示)により照明灯の点灯及び消灯が行われる。
部屋R2の側壁Wの上下方向の中央部には報知装置1が取り付けられる。部屋R1、R2の報知装置1の制御部10には無線通信部(不図示)が接続される。無線通信部は例えば920MHz帯無線(サブギガ帯無線)を用いる。920MHz帯無線は減衰が少なく回折性を有するため、側壁W等の障害物の影響を低減することができる。これにより、無線通信範囲が広くなり、部屋R1から遠い場所(例えば、部屋R3の部屋R4側等)に報知装置1を設置しても部屋R1の報知装置1と支障なく通信することができる。なお、無線通信規格として、Bluetооth(登録商標)規格やWi−Fi(登録商標)規格を使用してもよい。
部屋R2の報知装置1の近傍の畳上には敷布団60が直接敷かれる。部屋R2の報知装置1によって、敷布団60上に横臥する同居者に対しても図3に示す報知動作が行われる。
図3のステップ#2において、報知時刻になると、部屋R1の報知装置1は無線通信部を介して部屋R2の報知装置1の照明部2を点灯させる。これにより、敷布団60に横臥する同居者に対して、ベッド50の使用者の起床時刻になったことを報知することができる。したがって、ベッド50の使用者は敷布団60の同居者から起床を促される。この時、部屋R2の照明部2を点滅させてもよい。また、出音部3から例えば「起床時刻になりました。」等の音声を出力してもよい。
また、同様に、図3のステップ#2において、報知時刻になると、部屋R2の報知装置1は無線通信部を介して部屋R1の報知装置1の照明部2を点灯させてもよい。これにより、ベッド50に横臥する使用者に対して、敷布団60の同居者の起床時刻になったことを報知することができる。したがって、敷布団60の同居者はベッド50の使用者から起床を促される。
第3実施形態によると、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。また、部屋R1の報知装置1と部屋R2の報知装置1とが通信を行い、部屋R1の報知装置1で報知時刻になった場合には、部屋R2の報知装置1の照明部2を点灯させる。これにより、部屋R1の使用者は部屋R2の同居者から起床を促されることができる。
なお、第3実施形態において、部屋R2の報知装置1を省いて、部屋R2の同居者の携帯情報端末(不図示)に対して通信によって報知を行ってもよい。これにより、同居者が部屋R2以外の居宅H内及び外部(屋外)にいる場合でも、ベッド50上の使用者の起床時刻になったことを容易に認識することができる。したがって、報知装置1の利便性を一層向上させることができる。
なお、第1〜第3実施形態では報知装置1を居宅Hに設けているが、介護施設や病院等に設けてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、ベッド50上に空気を送出する送風機を筐体11内に設け、第2報知モード時の送風機の送風量を第1報知モード時の送風機の送風量よりも多くしてもよい。
本発明は、報知を行う報知装置に利用することができる。
1 報知装置
2 照明部
3 出音部
4 状態検知部
5 操作部
6 記憶部
7 通信部
10 制御部
11 筐体
30 携帯情報端末
50 ベッド
H 居宅
R1〜R6 部屋
W 側壁
2 照明部
3 出音部
4 状態検知部
5 操作部
6 記憶部
7 通信部
10 制御部
11 筐体
30 携帯情報端末
50 ベッド
H 居宅
R1〜R6 部屋
W 側壁
Claims (10)
- 検知対象の状態を検知する状態検知部と、
異なる複数の報知態様を有し、前記状態検知部の検知結果に基づいて前記報知態様を切り替えて前記検知対象に対して報知を行う報知部と、
を備える報知装置。 - 前記状態検知部は前記検知対象の睡眠の深さを示す睡眠深度を検知するとともに、前記報知部は前記睡眠深度に応じて前記報知態様を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の報知装置。
- 前記報知部は、前記睡眠深度が深いほど前記検知対象に対する刺激が強い前記報知態様で報知を行うことを特徴とする請求項2に記載の報知装置。
- 所定領域内の前記検知対象の存否を検知する存否検知部を備え、
所定の報知タイミング時に前記所定領域内に前記検知対象が存在する際に、前記睡眠深度が所定値よりも浅い場合に前記報知部は第1報知モードで報知を行い、前記睡眠深度が前記所定値よりも深い場合に前記報知部は第1報知モードよりも前記検知対象に対する刺激が強い第2報知モードで報知を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の報知装置。 - 前記報知タイミング時に前記検知対象が前記所定領域内に不在の場合には前記報知部は報知を行わないことを特徴とする請求項4に記載の報知装置。
- 第2報知モードによる報知後に前記睡眠深度が前記所定値よりも浅くなった場合には第1報知モードに切り替えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の報知装置。
- 前記報知部は出音部と照明部とを有し、
第1報知モードでは光または音により報知を行い、第2報知モードでは光及び音により報知を行うことを特徴する請求項4〜請求項6のいずれかに記載の報知装置。 - 前記報知部は照明部を有し、
第1報知モード及び第2報知モードでは光により報知を行い、第2報知モードの光の強度は第1報知モードの光の強度よりも高いことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の報知装置。 - 前記報知部は出音部を有し、
第1報知モード及び第2報知モードでは音により報知を行い、第2報知モードの音量は第1報知モードの音量よりも大きいことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の報知装置。 - 前記状態検知部は複数の前記検知対象の状態を検知し、
前記報知部は各前記検知対象の状態に応じて各前記検知対象に対して報知を行うことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の報知装置。
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JP2014150828A JP2016024165A (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 報知装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018025453A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | トヨタホーム株式会社 | 時刻報知装置 |
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2014
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