JP2016022425A - 脱硝装置 - Google Patents

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吉田 和生
Kazuo Yoshida
和生 吉田
清高 竹内
Kiyotaka Takeuchi
清高 竹内
博之 吉村
Hiroyuki Yoshimura
博之 吉村
圭吾 内山
Keigo Uchiyama
圭吾 内山
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Abstract

【課題】脱硝触媒層への燃焼排ガスの流入を妨げることなく、灰の塊による脱硝触媒層の詰まりで燃焼排ガスの圧力損失が上昇することを抑制可能な脱硝装置を提供する。【解決手段】燃焼灰を含む燃焼排ガス中の窒素化合物を還元する脱硝触媒層30が水平に配置され、最上段の脱硝触媒層に燃焼排ガスを導入する排ガス導入流路の流路断面に穴あき体からなる灰堆積プロテクタ6を配置してなる脱硝装置1において、灰堆積プロテクタを、流路断面の少なくとも一部に配置される傾斜面61aを有する第1穴あき体61と、第1穴あき体の下端部に配置されて傾斜面に沿って落下する燃焼灰を貯留する第2穴あき体62とから形成する。【選択図】 図3

Description

本発明は、燃焼灰を含む燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元する脱硝触媒層が配置された脱硝装置に関する。
火力発電所や各種工場から排出される燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx)は、光化学スモッグや酸性雨の原因物質であり、その除去技術としてアンモニア(NH)を還元剤とする選択的接触還元反応による排煙脱硝法が用いられている。この選択的接触還元反応は下記式(1)に示すように、燃焼排ガス中に含まれるNOxに対してNHを注入して脱硝触媒により還元するものである。
4NO+4NH+O → 4N+6HO … (1)
特に、石炭を燃料とする火力発電所などの燃焼排ガスは、燃焼灰を含んでいるため、脱硝触媒層の目詰まりをもたらし、経時的な圧力損失の上昇や脱硝性能の低下を引き起こすことが懸念される。石炭を燃料とした高濃度の燃焼灰を含む排ガスの脱硝触媒層には、板状もしくはハニカム状のいわゆるパラレルフロー型のものが用いられる。このうち板状触媒は、ハニカム状触媒よりも燃焼排ガスの圧損が低く、燃焼灰の堆積が起こり難いとともに、摩耗に強いという利点を有する。一方、脱硝装置は、例えば複数の板状触媒エレメントを枠体内に所定ピッチで積層してユニット化し、これを複数積み重ねてブロック化して階層状に配置して形成される。そして、このような脱硝装置の最上段の脱硝触媒層の上方から燃焼排ガスを導入し、最下段の脱硝触媒層まで流過させ、次工程の排ガス処理装置に排出するようになっている。この場合、最上段の脱硝触媒層の上に燃焼灰が堆積するという問題がある。
また、石炭の性質やボイラの運転条件によっては、ポップコーンアッシュ(数mmから十数mmの灰の塊)に代表される大粒径の灰の塊が形成される場合がある。ポップコーンアッシュのような灰の塊は、細かい灰よりも脱硝触媒層に詰まり易いため、それだけ燃焼排ガスの圧力損失の上昇を引き起こし易い。特に、灰の塊の詰まりを発端として、細かい灰が脱硝触媒層内に堆積されるようになり、脱硝触媒層の全体に詰まりが広がってしまうおそれがある。
このための対策として、特許文献1には、グレーチングや金属網などの穴あき体により構成される平板状の灰堆積プロテクタを最上段の脱硝触媒層の上流側に配置し、触媒エレメントに対する灰の塊の堆積を防ぐことが開示されている。また、特許文献2〜4には、脱硝装置の上流側に金網などを設けて灰の塊をトラップ除去することが開示されている。
特公昭59−4180号公報 特開2003−164729号公報 特開昭61−129029号公報 特開2009−119384号公報
しかしながら、特許文献1に開示された対策では、水平方向に配置した脱硝触媒層の上方から燃焼灰を含む燃焼排ガスが下方に向かって流れる脱硝装置の場合、最上段の脱硝触媒層に流入する燃焼排ガスを遮るように平板状の灰堆積プロテクタが配置される。したがって、触媒エレメントへの灰の塊の落下を抑制可能な一方で、灰堆積プロテクタの上に広範囲に亘って灰の塊が堆積するため、脱硝触媒層に対する燃焼排ガスの流れが阻害されてしまうおそれがある。また、特許文献2〜4に開示された対策では、脱硝装置の大掛かりな改造が必要となるだけでなく、灰の堆積状況に応じた汎用的な対応が難しいといった問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、脱硝触媒層への燃焼排ガスの流入を妨げることなく、灰の塊による脱硝触媒層の詰まりで燃焼排ガスの圧力損失が上昇することを抑制可能な脱硝装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の脱硝装置は、燃焼灰を含む燃焼排ガス中の窒素化合物を還元する脱硝触媒層が水平に配置され、最上段の脱硝触媒層に燃焼排ガスを導入する排ガス導入流路の流路断面に穴あき体からなる灰堆積プロテクタを配置してなり、前記灰堆積プロテクタは、前記流路断面の少なくとも一部に配置される傾斜面を有する第1穴あき体と、前記第1穴あき体の下端部に配置されて前記傾斜面に沿って落下する前記燃焼灰を貯留する第2穴あき体とからなることを特徴とする。
これによれば、灰堆積プロテクタを排ガス導入流路の流路断面に配置することで、燃焼排ガス中の燃焼灰の塊を第1穴あき体の傾斜面で捕捉し、これを傾斜面に沿って落下させ、第2穴あき体により形成される溜まり部に貯留することができる。したがって、燃焼灰が脱硝触媒層に入り込むことを抑制でき、脱硝触媒層の詰まりを軽減できる。また、燃焼灰を第1穴あき体の傾斜面上を落下させることで、傾斜面に燃焼灰の塊が堆積されることを抑制できるから、燃焼排ガスの脱硝触媒層へのスムーズな流入を長期にわたって維持することができる。また、灰堆積プロテクタのメンテナンスは、定期点検等による脱硝装置の停缶時に第2穴あき体に形成された溜まり部に貯留された燃焼灰の塊を除去するだけで済むから、メンテナンス負荷を軽減することができる。
この場合、前記第1穴あき体は、前記燃焼排ガスの流過方向へ向かうに従って互いに離間するように、水平方向に対して傾斜する少なくとも一対の傾斜面を有する屋根型に形成することができ、前記第2の穴あき体は、前記第1穴あき体の下端部を取り囲む枠状に形成することができる。
本発明の脱硝装置によれば、脱硝触媒層への燃焼排ガスの流入を妨げることなく、灰の塊による脱硝触媒層の詰まりで燃焼排ガスの圧力損失が上昇することを抑制できる。
本発明の一実施形態の脱硝装置を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態の脱硝装置が備える脱硝反応器に配置される脱硝触媒層の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の灰堆積プロテクタの構成を示す斜視図である。 灰堆積プロテクタの第2穴あき体のポップコーンアッシュの貯留態様を示す図である。 燃焼排ガス中の燃焼灰の脱硝触媒層に対する堆積状況の一例を示す図である。
以下、本発明の脱硝装置について、添付図面を参照して説明する。図1に示すように、脱硝装置1は、石炭燃焼設備等から排出される燃焼灰を含む燃焼排ガスの流れに沿って、その上流側から順番に排ガス導入ダクト2、脱硝反応器3、排ガス排出ダクト4を備えて構成されている。
排ガス導入ダクト2は、脱硝反応器3へ導入される燃焼排ガスの流れが垂直下向きとなるように配管されている。脱硝反応器3は、脱硝触媒層30を水平に配置して構成され、これらの脱硝触媒層30に燃焼排ガスを上方から下方へ流過させることで、燃焼排ガス中の窒素酸化物(NOx)を、アンモニア(NH)を還元剤とする選択的接触還元反応により除去している。還元反応に必要なアンモニアは、最上段の脱硝触媒層30の上流に設けたノズル(図示しない)から燃焼排ガス中に注入されるようになっている。脱硝反応器3により窒素酸化物が除去された燃焼排ガスは、排ガス排出ダクト4から排出され、次工程の排ガス処理装置等に送られる。
脱硝反応器3に配置される脱硝触媒層30は、板状部材に触媒成分を担持して形成された多数の触媒エレメントを組み付けて構成されている。図2(a)に示すように、触媒エレメント31は、複数枚が同一ピッチ(4mm〜10mm程度)で並んで角筒状の枠体5に収容され、まずユニット化される。そして、触媒ユニット32は、図2(b),(c)に示すように、複数個を一組として組み付けられ、ブロック化される。この場合、互いの触媒エレメント31の配列方向が直交するように、触媒ユニット32を上下に積み重ねて1つの触媒ブロック33が構成されている。本実施形態では、触媒ブロック33が脱硝反応器3に、垂直方向に所定間隔をあけて3段に配置され、これらの触媒ブロック33により3層の脱硝触媒層30が形成されている。各層の脱硝触媒層30は、触媒ブロック33の上側の開口から燃焼排ガスを流入させ、下側の開口から排出させる。
図1に示すように、脱硝装置1には、燃焼灰が脱硝触媒層30に流入して堆積することを防止する灰堆積プロテクタ6が設けられている。図3及び図4は、灰堆積プロテクタ6の構成を示す概略図である。図3に示すように、灰堆積プロテクタ6は、グレーチング7や金属網8などの穴あき部材で形成された第1穴あき体61と第2穴あき体62を備えている。
第1穴あき体61は、グレーチング7を芯材とし、グレーチング7の全体を覆うように金属網8を張り付けて形成されており、金属網8の穴(網目)から燃焼排ガスを通過させ、脱硝触媒層30に流入させられるようになっている。一方で、第1穴あき体61は、燃焼排ガスに含まれる数mmから十数mm程度の大粒径の灰の塊(以下、ポップコーンアッシュという。)よりも細目の金属網8をグレーチング7に張り付けることで、ポップコーンアッシュを通過させることなく、捕捉できるようになっている。
第1穴あき体61には、ポップコーンアッシュを捕捉し、これを傾斜に沿って落下させる傾斜面61aが形成されている。本実施形態では、燃焼排ガスの流過方向である下方へ向かうに従って互いに離間するように、水平方向に対して傾斜する一対の傾斜面61aが第1穴あき体61に形成されている。一対の傾斜面61aは、いずれも矩形の平板状に延在していわゆる三角屋根型(逆V字型)をなし、最上段の脱硝触媒層30を構成する触媒ブロック33の排ガス流入口を覆うようになっている。これらの傾斜面61aの傾斜角度は、任意に設定することができるが、燃焼排ガス中のポップコーンアッシュが傾斜面61aに沿って容易に落下可能で、傾斜面61aの上に堆積することを抑制可能な45°前後(40°から50°程度の間)に設定することが好ましい。
第1穴あき体61の下端部には、傾斜面61aに沿って落下するポップコーンアッシュを貯留する第2穴あき体62が配置されている。第2穴あき体62は、一対をなす傾斜面61aの下端部からそれぞれ起立し、傾斜面61aとの間にポップコーンアッシュを貯留するたまり部62aを形成するとともに、これらの起立部分の間を連結して第1穴あき体61の下端部を取り囲むような枠状に形成されている。この場合、第1穴あき体61と一体的に第2穴あき体62を形成してもよいし、第1穴あき体61とは別体に形成した第2穴あき体62を第1穴あき体61と組み付けても構わない。いずれの場合であっても、第2穴あき体62は、第1穴あき体61と同様に、ポップコーンアッシュよりも細目の金属網8で形成すればよい。なお、グレーチングに金属網8を張り付けて第2穴あき体を形成してもよい。
第2穴あき体62の起立高さは、任意に設定することができるが、図4に示すように、第1穴あき体61の傾斜面61aに沿って落下したポップコーンアッシュ9を、溜まり部62aで一定期間(例えば、定期点検の実施間隔)にわたって貯留することが可能な高さに設定する。この場合、燃焼排ガス中のポップコーンアッシュ9の含有量の予測等により起立高さを設定すればよいが、脱硝装置1の内部点検時等におけるポップコーンアッシュ9の貯留量に応じて、例えば角筒状の穴あき体を第2穴あき体62の上部に取り付けるなどして起立高さを適宜伸延させてもよい。
このような第1穴あき体61及び第2穴あき体62からなる灰堆積プロテクタ6は、燃焼排ガスを通過させる一方で、燃焼排ガス中のポップコーンアッシュを捕捉するフィルタ機能を果たしており、最上段の脱硝触媒層30に燃焼排ガスを導入する排ガス導入流路の流路断面(排ガス導入流路の軸方向と直交する平面)に配置される。本実施形態では、排ガス導入流路を水平方向に遮断するように配置される最上段の脱硝触媒層30を構成する触媒ブロック33の上に、灰堆積プロテクタ6が配置されている。
これにより、燃焼排ガスの脱硝触媒層30への流入を妨げることなく、ポップコーンアッシュ9のみを第1穴あき体61の傾斜面61aで捕捉して傾斜面61aに沿って落下させ、第2穴あき体62に貯留することができる。したがって、ポップコーンアッシュ9が脱硝触媒層30に入り込んでしまうことを抑制でき、触媒エレメント31間の詰まりを軽減できる。また、ポップコーンアッシュ9が第1穴あき体61の傾斜面61aの上に堆積されることを抑制できるから、燃焼排ガスの脱硝触媒層30へのスムーズな流入を長期にわたって維持することができる。すなわち、燃焼排ガスがポップコーンアッシュ9を含んでいたとしても、脱硝触媒層30における燃焼排ガスの圧力損失の上昇を最小限に抑えることができ、脱硝効率の低下を防止することができる。また、灰堆積プロテクタ6のメンテナンスは、定期点検等による脱硝装置1の停缶時に第2穴あき体62の溜まり部62aに貯留された燃焼灰を除去するだけで済むから、メンテナンス負荷を軽減することができる。
例えば、脱硝装置1の設計段階で燃焼排ガス中にポップコーンアッシュ9のような灰の塊が含まれることが予測されている場合、脱硝反応器3に脱硝触媒層30を充填する際に、最上段の脱硝触媒層30の全体もしくは一部の上に灰堆積プロテクタ6を予め配置しておけば、脱硝反応器3への充填時から脱硝触媒層30に対するポップコーンアッシュ9の堆積防止を図り、燃焼排ガスの圧損上昇を確実に抑制することができる。具体的には、シミュレーション等を用いてポップコーンアッシュ9の堆積量分布を事前に行い、堆積量が多いと予想される箇所の触媒ブロック33の上に灰堆積プロテクタ6を配置する。
一例として、図5に示すようなポップコーンアッシュ9の堆積量分布が予想される場合には、同図において左右方向両側の堆積量の多い箇所の触媒ブロック33の上に灰堆積プロテクタ6を配置すればよい。すなわち、該当箇所に灰堆積プロテクタ6を配置するだけで済むため、比較的短工期で簡便に、かつピンポイントで脱硝触媒層30に対するポップコーンアッシュ9の堆積防止を図ることができる。なお、図5において、堆積量が少ないと予想される箇所の触媒ブロック33の上には、グレーチングや金属網のような穴あき部材で平板状に形成されたプロテクタ(フィルタ部材)10を配置すればよい。この場合、プロテクタ10は、灰堆積プロテクタ6と同様に、ポップコーンアッシュ9よりも穴の小さな穴あき部材で形成することが好ましい。
これに対し、脱硝反応器3への脱硝触媒層30の充填時に灰堆積プロテクタ6を配置していない場合であっても、脱硝装置1の内部点検時等に脱硝触媒層30の所定箇所(触媒ブロック33)の上にポップコーンアッシュ9を含む燃焼灰の堆積が確認されれば、脱硝装置1の停缶期間等に、燃焼灰の堆積が著しい箇所の触媒ブロック33の上に灰堆積プロテクタ6を配置するだけで、以後の脱硝触媒層30に対する燃焼灰の堆積防止を図ることができる。すなわち、必要な個所のみに灰堆積プロテクタ6を事後配置すればよいため、実際の灰の堆積状況に応じて汎用的に対応することができ、無駄なく低コストに、かつ即効性を持って燃焼灰の堆積防止を図ることができる。本実施形態では、灰堆積プロテクタ6を第1穴あき体61と第2穴あき体62のみからなる簡素な構成とすることで、このような汎用的な対応を可能としている。一例として、図5に示すような燃焼灰の堆積状況が確認された場合には、同図に示すように左右方向両側の堆積量の多い箇所の触媒ブロック33の上に灰堆積プロテクタ6を新たに配置すればよい。
以上、本発明を図1〜図5に示すような一実施形態に基づいて説明したが、上述した実施形態は本発明の一例に過ぎないものであり、本発明は上述した実施形態の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述した本実施形態では、灰堆積プロテクタ6の第1穴あき体61には一対の傾斜面61aを形成しているが、一対の台形状もしくは三角形状に延在する傾斜面を形成するとともに、これらの傾斜面の間に三角形状に延在する傾斜面をもう一対形成することで、第1穴あき体を4面体としてもよい。なお、一対であるか二対であるかを問わず、傾斜面の水平方向に対する傾斜角度は、対をなす傾斜面同士で同一でなくとも構わない。また、垂直方向に起立して矩形状に延在する鉛直面と、その鉛直面から燃焼排ガスの流過方向である下方へ向かうに従って離間するように傾斜する一面の傾斜面を形成し、第1穴あき体をいわゆる鋸屋根型としてもよい。
また、上述した本実施形態では、最上段の脱硝触媒層30を構成する触媒ブロック33の上に、灰堆積プロテクタ6を配置しているが、最上段の脱硝触媒層30よりも上流側、例えば排ガス導入ダクト2内などに灰堆積プロテクタ6を配置してもよいし、最上段に加えて中段及び最下段の脱硝触媒層30を構成する触媒ブロック33の上に灰堆積プロテクタ6を配置することも可能である。
1 脱硝装置
6 灰堆積プロテクタ
30 脱硝触媒層
61 第1穴あき体
61a 傾斜面
62 第2穴あき体

Claims (2)

  1. 燃焼灰を含む燃焼排ガス中の窒素化合物を還元する脱硝触媒層が水平に配置され、最上段の脱硝触媒層に燃焼排ガスを導入する排ガス導入流路の流路断面に穴あき体からなる灰堆積プロテクタを配置してなり、
    前記灰堆積プロテクタは、前記流路断面の少なくとも一部に配置される傾斜面を有する第1穴あき体と、前記第1穴あき体の下端部に配置されて前記傾斜面に沿って落下する前記燃焼灰を貯留する第2穴あき体とからなることを特徴とする脱硝装置。
  2. 前記第1穴あき体は、前記燃焼排ガスの流過方向へ向かうに従って互いに離間するように、水平方向に対して傾斜する少なくとも一対の傾斜面を有する屋根型に形成され、
    前記第2の穴あき体は、前記第1穴あき体の下端部を取り囲む枠状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の脱硝装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109224850A (zh) * 2018-10-26 2019-01-18 大唐环境产业集团股份有限公司 一种使烟气均匀分布的scr反应器装置
JP2021094501A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 三菱パワー株式会社 脱硝装置及びボイラシステム並びに脱硝装置の設置方法

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