JP2016022220A - 車椅子 - Google Patents

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JP2016022220A JP2014149203A JP2014149203A JP2016022220A JP 2016022220 A JP2016022220 A JP 2016022220A JP 2014149203 A JP2014149203 A JP 2014149203A JP 2014149203 A JP2014149203 A JP 2014149203A JP 2016022220 A JP2016022220 A JP 2016022220A
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祥祐 坂井
Shiyousuke Sakai
祥祐 坂井
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な作業にて座板の開閉を行うことができる新規な車椅子を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明車椅子1は、前方から後方に向かう第一ガイドレール4、及び下方から上方に向かう第二ガイドレール5と、前記第一ガイドレール4に沿って進退する第一スライダ6と、前記第二ガイドレール5に沿って進退する第二スライダ7と、主開閉装置9と、を具備してなり、前記主開閉装置9を作動させることにより、前記第二スライダ7を前記第二ガイドレール5に沿って上昇させると共に前記第一スライダ6を前記第一ガイドレール4に沿って後退させ、もって、前記第一スライダ6と前記第二スライダ7とによって支持された座板8を前傾させながら後方に退避させるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、座板が開閉可能となされた車椅子に関する。
車椅子は、例えば、けがや病気、或いは老化などによって歩行困難となった人が、座った状態で移動可能となるようになされた福祉用具であり、主輪と、前記主輪を転動可能に支持するフレームと、前記フレームに支持された座板と、を具備する構造のものが一般的である。
この種の車椅子を利用している人が、自力にて排尿や排便などの用をたすにあたっては、まず、車椅子に座ったまま身障者用のトイレに入り、次いで、個室内に設けられた手すりにつかまって立ち上がり、臀部を車椅子の座板から便座に移動させた後に用をたし、再び手すりを利用して車椅子に座り直すという作業が必要になる。
このように、車椅子から便座へ乗り移る作業を自力にて行う作業は、身障者や老人にとって過大な身体的負担を伴うものであり、又、安全面の観点からも介護者を伴うことが好ましいとされている。
しかしながら、用をたしたくなる度に介護者を呼び、介護者の世話になりながら用をたすことは車椅子の利用者にとって精神的な苦痛であり、又、車椅子からの乗り降りを補助する介護者にとっても非常に大きな労力が要される。
そこで、最近では、車いすの利用者が立ち上がることなく用をたせるように、座板が後部上方へスライド可能となるようになされた車椅子が開発されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2012‐161505号公報
上記特許文献1に開示された車椅子は、便器をまたぐようにして車椅子を配置した後、座板に乗せた臀部を後方にずらすことによって、座板を後部上方へスライドさせ、もって、前記座板の存していた位置に、便座に向かってアプローチできる空間を確保し得るようになされたものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された車椅子では、座板を後部上方へスライドさせるにあたり、まず、車椅子の利用者が臀部を座板の最前端に移動させ、更に、座板の最前端に乗せた臀部を後方に移動させる作業を行う必要がある。このような、臀部を座板の最前端に移動させる作業は、車椅子の利用者にとって落下の危険を感じる者も少なくなく、利用者が安心して利用できるという点において改善が必要なものであった。
本発明は、前記技術的課題に鑑みて完成されたものであり、簡単な作業にて座板の開閉を行うことができる新規な車椅子を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために、本発明の車椅子は、主輪の転動によって、座板に腰かけたままの移動を可能にする車椅子であって、前方から後方に向かって取り付けられた第一ガイドレールと、下端が前記第一ガイドレールの後端近辺に存し、且つ、上端が上方に位置する状態で取り付けられた第二ガイドレールと、前記第一ガイドレールに沿って進退可能となされた第一スライダと、前記第二ガイドレールに沿って昇降可能となされた第二スライダと、前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる主開閉装置と、を具備し、前記座板の前端側が前記第一スライダによって支持され、且つ、前記座板の後端側が前記第二スライダによって支持されてなり、通常使用時、前記第一スライダを前記第一ガイドレール上に位置させ、且つ、前記第二スライダを前記第二ガイドレールの下端に位置させることによって、前記座板の上面が座面としての役割をなす位置で支持され、前記主開閉装置を作動させて、前記第二スライダを上昇させた際、前記第二スライダの上昇に応じて前記第一スライダが前記第一ガイドレールに沿って後退し、もって、前記座板が前傾しながら後方に退避するようになされたことを特徴とする(以下、「本発明車椅子」と称する。)。
本発明車椅子においては、前記主開閉装置が、主弾性部材と、掛止装置と、を具備してなり、前記掛止装置による掛止が解除されることによって、前記主弾性部材に畜勢された弾性エネルギーが解放され、もって、前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる付勢力が発現するようになされたものが好ましい態様となる。
本発明車椅子においては、前記座板が後方に退避された際の前記座板の傾斜角が、水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材に対して畜勢させる弾性エネルギーの量が設定されてなるものが好ましい態様となる。
本発明車椅子においては、前記第一スライダを前記第一ガイドレールに沿って後退させる、又は、前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる副開閉装置を更に具備してなり、前記主開閉装置と前記副開閉装置の共働によって前記座板を後方に退避させた際、前記座面の傾斜角が45度以上となるようになされたものが好ましい態様となる。
本発明によれば、簡単な作業にて座板の開閉を行うことができる。
図1は、実施形態1に係る本発明車椅子を示す斜視図である。 図2は、前記本発明車椅子を、一部の構成部品を外した状態で示す斜視図である。 図3(a)は、前記本発明車椅子を、一部の構成部品を外した状態で示す側面図であり、図3(b)は、第二スライダの存する部分を拡大して示す斜視図である。 図4(a)、(b)は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図5(a)、(b)は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図6(a)、(b)は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図7(a)、(b)は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図8(a)、(b)は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図9は、実施形態2に係る本発明車椅子を示す斜視図である。 図10は、前記本発明車椅子を、一部の構成部品を外した状態で示す側面図である。 図11は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図12は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図13は、実施形態3に係る本発明車椅子を示す斜視図である。 図14は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図15は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図16は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図17は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図18は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図19は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図20は、実施形態4に係る本発明車椅子を示す斜視図である。 図21は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図22は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図23は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図24は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図25は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。 図26は、前記本発明車椅子の使用態様を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
<本発明車椅子1>
図1〜図3に、実施形態1に係る本発明車椅子1を示す。この本発明車椅子1は、フレーム2と、主輪3と、第一ガイドレール4と、第二ガイドレール5と、第一スライダ6と、第二スライダ7と、座板8と、主開閉装置9と、を具備する。
‐フレーム2‐
前記フレーム2は、ベースフレーム200と、支柱210と、アーム220と、昇降フレーム230と、昇降装置240と、を具備する。
前記ベースフレーム200は、前ベースフレーム200Fと、左ベースフレーム200Lと、右ベースフレーム200Rと、を具備してなり、前記前ベースフレーム200Fの両端に、前記左ベースフレーム200Lと、前記右ベースフレーム200Rとが互いに平行関係となるように取り付けられた略H字状の全体形状を有する。又、前記前ベースフレーム200Fより前方に突出させた前記左ベースフレーム200Lの先端と、前記右ベースフレーム200Rの先端とには、それぞれ自在キャスター201が取り付けられている。又、前記前ベースフレーム200Fには、フットレスト202が取り付けられている。
前記支柱210は、前記左ベースフレーム200Lに対して取り付けられた左支柱210Lと、前記右ベースフレーム200Rに対して取り付けられた右支柱210Rと、を具備する。前記支柱210の各々(210L、210R)は、前記ベースフレーム200に対して下端が固定されてなり、且つ、屹立した状態にて立設されている。
前記アーム220は、後端が前記左支柱210Lに対して取り付けられた二本の左アーム220Lと、後端が前記右支柱210Rに対して取り付けられた二本の右アーム220Rとからなる。前記左アーム220Lの各々は、それぞれの後端が前記左支柱210Lに対して一定間隔を空けた状態にて軸支されることによって、揺動可能な状態となされている。一方、前記右アーム220Rの各々は、それぞれの後端が前記右支柱210Rに対して一定間隔を空けた状態にて軸支されることによって、揺動可能な状態となされている。
前記昇降フレーム230は、前記左アーム220Lに対して取り付けられた左昇降フレーム230Lと、前記右アーム220Rに対して取り付けられた右昇降フレーム230Rと、前記左昇降フレーム230Lと前記右昇降フレーム230Rとを架橋する架橋フレーム230Bと、からなる。前記左昇降フレーム230Lは、前記左アーム202Lの各々の先端に対して軸支されており、前記右昇降フレーム230Rは、前記右アーム220Rの各々の先端に対して軸支されている。即ち、前記昇降フレーム230は、前記アーム220の揺動に応じて上下動可能となされている。
前記昇降装置240は、伸縮自在なロッド241aを有する油圧シリンダ241と、前記ロッド241Rを伸縮させる昇降レバー242と、を具備する。前記油圧シリンダ241は、シリンダ部241bの下面が前記前ベースフレーム200Fに固定され、且つ、前記ロッド241aの先端が前記架橋フレーム230Bに固定されている。従って、前記昇降レバー242を操作することによって、前記ロッド241aを伸縮させれば、前記アーム220が揺動し、前記アーム220の揺動に応じて前記昇降フレーム230が上下動する。
‐主輪3‐
前記主輪3は、前記左支柱210Lの上端に対して回転自在に軸支された左主輪3Lと、前記右支柱210Rの上端に対して回転自在に軸支された右主輪3Rとからなる。各主輪3の各々(3L、3R)は、リムの外側に設けられたハンドリム31を操作することによって転動する仕組みとなされている。即ち、本発明車椅子1は、各主輪(3L、3R)の転動方向に応じて移動可能となされており、前記左主輪3L及び前記右主輪3Rを共に前転させれば、前方に向かって進行する。又、前記左主輪3L及び前記右主輪3Rを共に後転させれば、後方に向かって後退する。更に、前記左主輪3Lの転動方向と前記右主輪3Rの転動方向とを違えれば、回転する。なお、特許請求の範囲における「前方」とは、本発明車椅子1の進行方向を意味し、「後方」とは、本発明車椅子1の後退方向を意味する。又、本実施形態においては、前記主輪3の転動を制動するためのブレーキ装置32が備えられている。
‐第一ガイドレール4‐
前記第一ガイドレール4は、前方から後方に向かって取り付けられる。更に詳しく説明すると、本実施形態において、前記第一ガイドレール4は、先端が前記左昇降フレーム230Lに対して取り付けられた左第一ガイドレール4Lと、先端が前記右昇降フレーム230Rに対して取り付けられた右第一ガイドレール4Rとを具備する。前記第一ガイドレール4の各々(4L、4R)は、互いに平行関係を保った状態、且つ、略水平方向に沿うようにして、前記フレーム2に対して取り付けられている。又、本実施形態においては、前記第一ガイドレール4に剛性を付与すべく、前記左第一ガイドレール4Lの後端と、前記右第一ガイドレール4Rの後端との間を架橋するようにして補強部材42を設けている。
更に、本実施形態においては、一対の肘掛41(左肘掛41L、右肘掛41R)が、各第一ガイドレール(4L、4R)に対して取り付けられている。なお、前記右肘掛41Rは、リジッドな状態となされているが、前記左肘掛41Lは、前記左第一ガイドレール4Lとの接点付近において屈曲可能となる仕組みとなされている。
‐第二ガイドレール5‐
前記第二ガイドレール5は、下端が前記第一ガイドレール4の後端の近辺に存し、且つ、上端が上方に位置する状態で取り付けられる。更に詳しく説明すると、本実施形態において、前記第二ガイドレール5は、左第二ガイドレール5Lと、右第二ガイドレール5Rと、を具備する。前記第二ガイドレール5の各々(5L、5R)は、互いに平行関係を保った状態で、各下端がそれぞれ、前記左第一ガイドレール4Lの後端と、前記右第一ガイドレール4Rの後端と、に連結されている。又、図3(a)に示すように、前記右第二ガイドレール5Rには、補助ガイドレール50が併設されており、前記補助ガイドレール50の上端には、フック51が設けられている。更に、図3(b)に示すように、前記補助ガイドレール50には、前記補助ガイドレール50に沿って昇降可能となされた補助スライダ52が配されており、前記補助スライダ52には、先端を後方に向かって突出させた下側ピン53と、先端を前記右主輪3R側に向かって突出させた掛止ピン54が設けられている。
なお、本実施形態においては、前記第二ガイドレール5の上端側において、前記左第二ガイドレール5Lから前記右第二ガイドレール5Rにわたって張設された、背面シート55が設けられている。
‐第一スライダ6‐
前記第一スライダ6は、一対の第一ローラ60(左第一ローラ60L、及び右第一ローラ60R)と、前記左第一ローラ60Lと前記右第一ローラ60Rとを架橋するようにして取り付けられた第一支持棒61と、を具備する。前記第一スライダ6は、前記左第一ローラ60Lが前記左第一ガイドレール4Lに沿い、且つ、前記右第一ローラ60Rが前記右第一ガイドレール4Rに沿って転動可能となる状態で備え付けられることによって、前記第一ガイドレール4に沿って進退可能となされている。
‐第二スライダ7‐
前記第二スライダ7は、一対の第二ローラ70(左第二ローラ70L、及び右第二ローラ70R)と、前記左第二ローラ70Lと前記右第二ローラ70Rとを架橋するようにして取り付けられた第二支持棒71と、を具備する。前記第二スライダ7は、前記左第二ローラ70Lが前記左第二ガイドレール5Lに沿い、且つ、前記右第二ローラ70Rが前記右第二ガイドレール5Rに沿って転動可能に備え付けられることによって、前記第二ガイドレール5に沿って昇降可能となされている。又、前記第二スライダ7は、前記補助スライダ52と連結されている。従って、前記第二スライダ7は、前記補助スライダ52と共に昇降する仕組みとなされている。
‐座板8‐
前記座板8は、平板状の全体形状を有する。前記座板8は、前端側が前記第一スライダ6の前記第一支持棒61によって支持され、且つ、後端側が前記第二スライダ7の前記第二支持棒71によって支持されている。
‐主開閉装置9‐
前記主開閉装置9は、前記第二スライダ7に対し、前記第二ガイドレール5に沿って上昇し得る上昇力を付与する役割を担う。本実施形態において、前記主開閉装置9は、主弾性部材90と、掛止装置91と、を具備する。
本実施形態においては、前記主弾性部材90としてコイルばねが用いられている。前記主弾性部材90は、その上端が前記補助ガイドレール50の上端に設けられた前記フック51に係止され、その下端が前記補助スライダ52に設けられた前記下側ピン53に係止された状態で、前記補助ガイドレール50に沿って取り付けられている。
本実施形態において、前記掛止装置91は、掛止装置本体911と、解除レバー912と、を具備する。
前記掛止装置本体911は、外側筐体911cと、前記911Cに配されたばね911sと、前記ばね911sによって、外部に突出する方向に付勢されてなる掛止片911pと、を具備してなり、前記掛止片911pの突出する方向を後方に向けた状態で、前記右第二ガイドレール5Rの下端に取り付けられている。
前記解除レバー912は、前記右肘掛41Rの中程に取り付けられている。前記解除レバー912は、前記掛止装置本体911の前記掛止片911Pを出没させる役割を担うものである。即ち、前記掛止装置91は、前記解除レバー912を操作することによって、前記掛止片911pを前記外側筐体911c内に没入させ得る仕組みとなされている。
このような構成となされた前記主開閉装置9は、前記座板8に対し、上方から下方に向かう負荷が与えられると、前記座板8の後端を支持している前記第二スライダ7が、前記第二ガイドレール5に沿って下降し、前記主弾性部材90が、前記第二スライダ7の下降した距離に応じて引き伸ばされる。この際、前記主弾性部材90には、前記第二スライダ7の下降距離に応じて、弾性エネルギーが順次畜勢されていく。又、前記第二スライダ7を下降させ続けると、前記補助スライダ52に設けられた前記掛止ピン54が、前記掛止装置91の前記掛止片911pに当接する。そして、この状態から前記第二スライダ7を更に下降させると、前記掛止ピン54は、前記掛止片911pを前記外側筐体911c内に向かって押し込みながら、前記掛止片911pを乗り越える。前記掛止ピン54が前記掛止片911pを乗り越えると、前記掛止片911pは、前記ばね911sの付勢力によって再度突出する。その結果、前記主弾性部材90に弾性エネルギーが畜勢された状態で、前記掛止ピン54が、前記掛止装置本体911によって掛止される。
<本発明車椅子1の使用態様>
図4〜図8に、前記構成を有する本発明車椅子1の使用態様を示す。
‐通常使用時‐
本発明における「通常使用時」とは、使用者Sが前記座板8に腰を掛けた状態で、本発明車椅子1を使用する場合を意味する。
この通常使用時、本発明車椅子1は、前記掛止ピン54が、前記掛止装置本体911によって掛止された状態となされる。
この状態において、前記第一スライダ6の前記第一ローラ60は、前記第一ガイドレール4上に位置し、且つ、前記第二スライダ7の前記第二ローラ70は、前記第二ガイドレール5の下端に位置する。前述の如く、前記第一ガイドレール4は、前方から後方に向かって配されてなり、又、前記第二ガイドレール5の下端は、前記第一ガイドレール4の後端の近辺に存していることから、この状態下、前記座板8は、その上面が座面としての役割をなす位置で支持される。
そして、前記座板8に腰を掛けた使用者Sは、前記主輪3のハンドリム31を操作することによって、前記座板8に腰かけたままの移動が可能となる。又、前記昇降装置240によって上下動可能となされた前記昇降フレーム230に、前記第一ガイドレール4が取り付けられているため、前記昇降装置240を操作すれば、前記第一ガイドレール4上に配された前記座板8を任意の高さに設定することができる。更に、前記左肘掛41Lが屈曲可能な仕組みとなされているから、本発明車椅子1から他の椅子やベッドに乗り移る作業が容易になる。
‐座板8の開閉動作‐
本発明車椅子1は、主として、前記使用者Sが介護者の介助なしに用(排尿や排便)をたせるように、前記座板8が開閉可能となされたものである。
本発明車椅子1を利用して、前記使用者Sが用をたすにあたっては、まず、本発明車椅子1に腰掛けたままトイレに移動する。図4(a)、(b)に示すように、前記トイレの個室には、前記主輪3を後転させることによって、本発明車椅子1を後退させながら入る。この際、一対の前記主輪3(3L、3R)にて前記個室内の便器Tをまたぎ、且つ、前記座板8の下側に前記便器Tの便座が位置するように、本発明車椅子1を後退させる。従って、通常使用時において、前記座板8の高さが、前記便器Tの便座より低い位置にある場合には、図5(a)に示すように、前記昇降装置240にて前記座板8を前記便座より高い位置まで上昇させた上で後退する。前記座板8の下側に前記便器Tの便座を位置させた後には、前記ブレーキ装置32にて、前記主輪3の転動を抑制することが好ましい。
前記座板8の下側に前記便器Tの便座を位置させた後は、図5(b)に示すように、前記昇降装置240にて、前記座板8を下げることにより、前記座板8の下面を前記便座に近接させる。
そして、前記座板8の下面を前記便座に近接させた後、前記主開閉装置9を作動させることによって、前記座板8を後方に退避させる。図6(a)、(b)に示すように、前記主開閉装置9の作動は、使用者Sが僅かに腰を浮かせながら行う。この作業は、使用者Sが、両手や両肘を各肘掛(41L、41R)に乗せた状態で、腕力にて体を支持しながら行うことが好ましい。このように腰を浮かせた体勢で、前記解除レバー912を操作することによって、前記掛止装置本体911による前記掛止ピン54の掛止を解除すると、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放される。即ち、この作業の実行により、前記第二スライダ7を、前記第二ガイドレール5に沿って上昇させる上昇力が発現する。
前記第二スライダ7が上昇すると、前記第二スライダ7の上昇に応じて前記第一スライダ6が前記第一ガイドレール4に沿って後退し、もって、前記座板8が前傾しながら後方に退避する。この座板8の退避は、弾性エネルギーの解放によって生じた、前記第一スライダ6と共に前記座板の後縁を引き上げる付勢力と、前記座板8の自重によって生じる下向きの重力エネルギーが釣り合う時点まで行われる。そして、前記主開閉装置9の作動によって上昇させた前記第二スライダ7の変位によって、前記座板8の最終的な傾斜角が決定される。本実施形態においては、前記座板8の最終的な傾斜角が水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材90に対して畜勢される弾性エネルギーの量を設定している。
前記座板8が後方に退避することによって、前記座板8の前方には、使用者Sの臀部を前記便座に向かってアプローチし得る空間が形成される。従って、図7(a)に示すように、使用者Sは、前記便座の前側に腰を下ろすことができる。
次に、前記使用者Sは、図7(b)に示すように、前記便座の前側に腰を下ろした状態から臀部を後方に向かってずらす。この作業によって、前記座板8が後方に向かって更に退避させられ、前記使用者Sの臀部は、前記便座の中央に至る。これにより、前記使用者Sは、前記便座に腰掛けて用をたすことができるようになる。
前記便座に腰掛けて用をたした後、使用者Sが腰を浮かせば、図8(a)に示すように、後方に退避させた前記座板8は、重力によって前方に戻り、45度未満の傾斜角にて前傾した状態で停止する。この状態になされた前記座板8の上面から負荷を与えれば、前記座板8の後端が下がり、前記座板8が閉じられる。前記座板が閉じられると、前記掛止ピン54が前記掛止装置本体911によって掛止され、又、前記主弾性部材90に弾性エネルギーが畜勢される。前記座板8を閉じるための負荷は、図8に示すように、使用者Sが前記座板8の上面に腰掛け、体重をかけることによって発生させることが好ましい。
以上述べてきたように、前記構成を具備してなる本発明車椅子1は、簡単な作業にて座板の開閉を行うことができる。従って、本発明車椅子1の使用者Sは、介護者の介助なしに用をたすことができる。
なお、本実施形態においては、前記主開閉装置9として、主弾性部材90と、掛止装置91と、を具備してなる態様を示したが、前記主開閉装置9としては、この態様に限られるものではない。前記主開閉装置9としては、例えば、油圧シリンダなどによって、前記第二スライダ7を前記第二ガイドレール5に沿って上昇させる仕組みとなされたものであっても良い。
又、本実施形態においては、前記主開閉装置9を作動させて前記座板8を後方に後退させた際、前記座板8の傾斜角が水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材90に対して畜勢される弾性エネルギーの量が設定されてなる態様を示したが、例えば、前記主開閉装置9として油圧シリンダなどの昇降動作可能な機械要素を用いる場合にあっては、前記座板8を後方に退避させた際に、前記座板8の傾斜角が水平面に対して45度以上(好ましくは、60〜90度の範囲内)となるようにしても良い。
一方、本実施形態のように、前記主開閉装置9を、主弾性部材90と、掛止装置91と、を具備してなる態様とする場合にあっては、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーを解放させた際、前記座板8の傾斜角が水平面に対して45度未満(より好ましくは、10〜30度の範囲内)となるようにすることが好ましい。
本実施形態においては、前記第一ガイドレール4が前記フレーム2に対して取り付けられ、前記第二ガイドレール5が前記第一ガイドレール4に対して取り付けられている態様を示したが、前記第二ガイドレール5を前記フレーム2に対して取り付け、前記第一ガイドレール4を前記第二ガイドレール5に対して取り付けても良い。又、前記第一ガイドレール4及び前記第二ガイドレール5を前記フレーム2に対して取り付けても良い。
なお、前記第一ガイドレール4は、前方から後方に向かって取り付けられるが、必ずしも水平面に沿って直線的に取り付ける必要はない。例えば、前記第一ガイドレール4については、水平面に対し±10度程度の傾斜が付けられた状態で取り付けても良い。又、前記第一ガイドレール4につき、緩やかなカーブを描くものを用いても良い。
一方、前記第二ガイドレール5は、下端が前記第一ガイドレール4の後端近辺に存し、且つ、上端が上方に位置する状態で取り付けられるが、必ずしも鉛直線に沿って直線的に取り付ける必要はない。例えば、前記第二ガイドレール5については、鉛直線に対し±20度程度の傾斜が付けられた状態で取り付けても良い。又、前記第二ガイドレール5につき、緩やかなカーブを描くものを用いても良い。
更に、本実施形態においては、前記第二ガイドレール5の各々(5L、5R)の各下端が、それぞれ前記第一ガイドレール4の各々(4L、4R)の後端に連結されている態様を示したが、前記第一ガイドレール4と前記第二ガイドレール5は、必ずしも連結されていなくて良い。
ところで、本実施形態においては、本発明車椅子1に対し、前記主輪3の転動を抑制するブレーキ装置32や、前記座板8の高さを可変とする昇降装置240などの機械要素を付加したり、前記右肘掛41Rに対し屈曲特性等の機能を付与したりしているが、これらの機能はあくまでも付加的要素であり、本発明車椅子1における必須構成要件ではない。
[実施形態2]
<本発明車椅子1>
図9、図10に、実施形態2に係る本発明車椅子1を示す。この本発明車椅子1は、前記実施形態1において説明した本発明車椅子1の構成に加えて、更に、副開閉装置10を具備する。
‐副開閉装置10‐
前記副開閉装置10は、リンク機構11と、副弾性部材12と、切り替え装置13と、を具備する。
前記リンク機構11は、三本のリンクアーム(第一リンクアーム11a、第二リンクアーム11b、第三リンクアーム11c)を具備する。
前記第一リンクアーム11aは、その上端が前記左肘掛41Lの中程に設けられた第一舌片411に対して軸支され、その下端側が、前記第一スライダ6の前記左第一ローラ60L側に形成された支持穴111に通された状態で支持されている。又、前記第二リンクアーム11bは、その上端が前記左肘掛41Lの前端側に設けられた第二舌片412に対して軸支されている。更に、前記第三リンクアーム11cは、後端が前記第一リンクアーム11aの中程に対して軸支され、先端が前記第二リンクアーム11bの下端に対して軸支されている。
即ち、前記リンク機構11は、前記第一リンクアーム11a(又は前記第三リンクアーム11c)を揺動させれば、係る揺動が前記第三リンクアーム11cによって前記第二リンクアーム11b(又は前記第一リンクアーム11a)に伝達され、もって、前記第二リンクアーム11b(又は前記第一リンクアーム11a)が揺動し、係る揺動によって、前記第一スライダ6を進退させる仕組みとなされている。
前記副弾性部材12は、コイルばねであり、一端が前記第一リンクアーム11aに対して取り付けられてなり、他端が前記第二ガイドレール5に対して取り付けられている。又、前記副弾性部材12は、一端より他端が高い位置となるように配されてなり、且つ、通常使用時において、縮む方向へ戻ろうとする弾性エネルギーが畜勢されようになされている。即ち、前記副弾性部材12に畜勢された弾性エネルギーは、解放された際、前記第一リンクアーム11aを後方に向かって引っ張る付勢力となる。
前記切り替え装置13は、切り替えレバー130と、切り替え弾性部材131と、を具備する。
前記切り替えレバー130は、下端側に一定の代部130aを設けた状態で前記左肘掛41Lの前端に軸支されている。前記切り替えレバー130は、前記左肘掛41Lの前端に軸支されている支点を中心として揺動し得るようになされており、使用者Sが力点側となる上端部分を把持して前記切り替えレバー130を揺動させれば、梃子の原理によって作用点側となる前記代部130aが揺動する仕組みとなされている。
前記切り替え弾性部材131は、コイルばねであり、一端が前記切り替えレバー130の前記代部130aに対して取り付けられてなり、他端が、前記第二リンクアーム11bの中程に対して取り付けられている。即ち、前記切り替え弾性部材131は、前記切り替えレバー130の揺動に応じて伸縮する仕組みとなされている。
本実施形態において、前記切り替え装置13は、前記切り替えレバー130を立てた状態において、前記切り替え弾性部材131が引き伸ばされるようになされており、従って、前記切り替えレバー130を立てれば、前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力が発生する。一方、前記切り替えレバー130を倒せば、前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力は消失する。
<本発明車椅子1の使用態様>
図11、図12に、実施形態2に係る本発明車椅子1の使用態様を示す。
‐通常使用時‐
通常使用時、実施形態2に係る本発明車椅子1は、前記実施形態1に係る本発明車椅子1と同様にして、前記主弾性部材90に弾性エネルギーが畜勢された状態で、前記掛止ピン54が、前記掛止装置本体911によって掛止された状態となされる(図10参照)。又、前記切り替えレバー130については、立てられた状態としておくことが好ましい。
‐座板8の開閉動作‐
実施形態2に係る本発明車椅子1においては、前記実施形態1と同様にして、前記座板8の下側に前記便器Tの便座を位置させた後、前記座板8を開く。前記座板8を開くにあたっては、まず、前記主開閉装置9を作動させる。即ち、使用者Sは、腰を浮かせた体勢で、前記解除レバー912を操作し、前記掛止装置本体911によって掛止されている前記掛止ピン54の掛止を解除する。前記掛止ピン54の掛止を解除すると、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放され、前記第二スライダ7に対して、前記第二ガイドレール5に沿って上昇する上昇力が付与される。
前記第二スライダ7が上昇すると、前記第二スライダ7の上昇に応じて前記第一スライダ6が前記第一ガイドレール4に沿って後退し、もって、図11に示すように、前記座板8が前傾しながら後方に退避する。この座板8の退避は、弾性エネルギーの解放によって生じた、前記第一スライダ6と共に前記座板の後縁を引き上げる付勢力と、前記座板8の自重によって生じる下向きの重力エネルギー、及び前記切り替え弾性部材131が延ばされることによって生じる前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力とが釣り合う時点まで行われる。
ここで、本実施形態では、前記実施形態1と同様、前記主開閉装置9を作動させて、前記座板8を後方に退避させた際、前記座板8の傾斜角が水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材90に畜勢される弾性エネルギーの量、及び前記切り替え弾性部材131の弾性係数を設定している。従って、前記主開閉装置9の作動のみによって、前記座板8を後方に退避させれば、前記座板8の傾斜角は水平面に対して45度未満となる。
前記座板8が後方に退避することによって、前記座板8の前方には、使用者Sの臀部を前記便座に向かってアプローチし得る空間が形成される。従って、使用者Sは、前記便座の前側に腰を下ろすことができる。
次いで、本実施形態に係る本発明車椅子1においては、図12に示すように、前記副開閉装置10を作動させる。前記副開閉装置10の作動は、前記切り替えレバー130を倒すことによって行う。前記切り替えレバー130を倒せば、前記切り替え弾性部材131が縮み、前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力が消失する。その一方で、前記副弾性部材12に畜勢されている弾性エネルギーも解放される。
前記副弾性部材12に畜勢された弾性エネルギーは、解放された際、前記第一リンクアーム11aを後方に向かって引っ張る付勢力となる。この付勢力によって、前記第一リンクアーム11aは、後方に向かって揺動する。前記第一リンクアーム11aの揺動は、前記第三リンクアーム11cを介して、前記第二リンクアーム11bに伝達されるため、前記第二リンクアーム11bも後方に向かって揺動する。前記第二リンクアーム11bの揺動は、前記切り替え弾性部材131を引き伸ばす力となる。又、前記第一リンクアーム11aの揺動運動は、前記支持穴111を介して、前記第一スライダ6にも伝達され、もって、前記第一スライダ6を前記第一ガイドレール4に沿って後退させる。これにより、前記座板8は、前記主開閉装置9のみを作動させた時点より、更に後方に退避する。この座板8の退避は、前記副弾性部材12に畜勢された弾性エネルギーの解放によって生じた、前記第一スライダ6を後退させる力と、前記切り替え弾性部材131が引き伸ばされることによって生じる前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力が釣り合う時点まで行われる。
そして、前記主開閉装置9及び前記副開閉装置10の共働によって上昇させた前記第二スライダ7の変位によって、前記座板8の最終的な傾斜角が決定される。本実施形態においては、前記座板8の最終的な傾斜角が水平面に対して45度以上となるように設定している。
前記主開閉装置9及び前記副開閉装置10の共働によって前記座板8を後方に退避させた後、前記使用者Sは、前記便座に腰掛けて用をたす。その後、前記切り替えレバー130を立てれば、前記切り替え弾性部材131が更に引き伸ばされ、前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力が増加する。
前記切り替えレバー130を立てることによって増加させた、前記第二リンクアーム11bを前方に向かって引っ張る付勢力は、前記第三リンクアーム11cを介して前記第一リンクアーム11aに伝達され、前記第一リンクアーム11aは、前方に向かって揺動する。前記第一リンクアーム11aの揺動運動は、前記支持穴111を介して、前記第一スライダ6に伝達され、もって、前記第一スライダ6を前記第一ガイドレール4に沿って前進させる力となる。
この状態下、前記使用者Sが腰を浮かせば、後方に退避させた前記座板8は、前記使用者の臀部の下方に向かって滑り込むようにして前方に戻り、45度未満の傾斜角にて前傾した状態で停止する。この状態になされた前記座板8の上面から負荷を与えれば、前記座板8の後端が下がり、前記座板8が閉じられる。前記座板が閉じられると、前記掛止ピン54が前記掛止装置本体911によって掛止され、又、前記主弾性部材90及び前記副弾性部材12に弾性エネルギーが畜勢される。前記座板8を閉じるための負荷は、使用者Sが前記座板の上面に腰掛け、体重をかけることによって発生させることができる。
なお、前記主弾性部材90に対して畜勢される弾性エネルギーの量、前記副弾性部材12に畜勢される弾性エネルギーの量、及び、前記切り替え弾性部材131の弾性係数等により、前記主開閉装置9と前記副開閉装置10の共働によって、後退させた前記座板8の最終的な傾斜角は変化する。本発明においては、前記主開閉装置9と前記副開閉装置10の共働によって、前記座面の傾斜角が45度以上(より好ましくは、60〜90度の範囲内)となるようにすることが好ましい。
又、本実施形態においては、前記副開閉装置10によって、前記第一スライダ6を進退させ、もって、前記座板8開閉させているが、前記副開閉装置10は、前記第二スライダ7を昇降させるものとしても良い。
更に、本実施形態においては、前記主開閉装置9を作動させた後に前記副開閉装置10を作動させているが、先に前記副開閉装置10を作動させた後に、前記主開閉装置9を作動させても良い。
その余は、前記実施形態1において説明した事項と同様であり、繰り返しを避けるべく、ここでは説明を省略する。
[実施形態3]
<本発明車椅子1>
図13に、実施形態3に係る本発明車椅子1を示す。この本発明車椅子1は、フレーム2と、主輪3と、第一ガイドレール4と、第二ガイドレール5と、第一スライダ6と、第二スライダ7と、座板8と、主開閉装置9と、を具備する。
‐フレーム2‐
前記フレーム2は、ベースフレーム200と、昇降リンク250と、を具備する。
前記ベースフレーム200は、前ベースフレーム200Fと、左ベースフレーム200Lと、右ベースフレーム200Rと、を具備してなり、前記前ベースフレーム200Fの両端に、前記左ベースフレーム200Lと、前記右ベースフレーム200Rとが互いに平行関係となるように取り付けられた略H字状の全体形状を有する。又、前記前ベースフレーム200Fより前方に突出させた前記左ベースフレーム200Lの先端と、前記右ベースフレーム200Rの先端とには、それぞれ自在キャスター201が取り付けられている。更に、前記前ベースフレーム200Fには、フットレスト202が取り付けられている。
前記昇降リンク250は、前記左ベースフレーム200Lに対して取り付けられた左昇降リンク250Lと、前記右ベースフレーム200Rに対して取り付けられた右昇降リンク250Rと、前記前ベースフレーム200Fに対して取り付けられた前昇降リンク250Fと、からなる。前記昇降リンク250の各々(250L、250R、250F)は、いずれも、一端にローラを備えた二本のアームを交差させ、交差位置において前記アーム同士を枢着させた構造を有する。各昇降リンク(250L、250R、250F)は、矩形の補強枠400を下支えするものであり、図示しない昇降装置を作動させることによって、アームの交差角を変え、もって前記補強枠400の支持位置を変えることができるようになされている。
なお、本実施形態においては、一対の肘掛41(左肘掛41L、右肘掛41R)が、前記補強枠400に対して取り付けられている。
‐主輪3‐
前記主輪3は、前記左ベースフレーム200Lに立設された左支柱210Lの上端に対して回転自在に軸支された左主輪3Lと、前記右ベースフレーム200Rに立設された右支柱210Rの上端に対して回転自在に軸支された右主輪3Rとからなる。各主輪(3L、3R)は、リムの外側に設けられたハンドリム31を操作することによって転動する仕組みとなされている。
‐第一ガイドレール4‐
前記第一ガイドレール4は、前方から後方に向かって取り付けられる。更に詳しく説明すると、本実施形態において、前記第一ガイドレール4は、左第一ガイドレール4Lと、右第一ガイドレール4Rと、を具備してなり、前記第一ガイドレール4の各々(4L、4R)は、互いに平行関係を保った状態、且つ、略水平方向に沿うようにして、前記補強枠400の両側辺各々に対して取り付けられている。
‐第二ガイドレール5‐
前記第二ガイドレール5は、下端が前記第一ガイドレール4の後端の近辺に存し、且つ、上端が上方に位置する状態で取り付けられる。更に詳しく説明すると、本実施形態において、前記第二ガイドレール5は、左第二ガイドレール5Lと、右第二ガイドレール5Rと、を具備する。前記第二ガイドレール5の各々(5L、5R)は、互いに平行関係を保った状態で、各下端がそれぞれ、前記補強枠400に取り付けられている。
‐第一スライダ6‐
前記第一スライダ6は、金属製の丸棒であり、前記左第一ガイドレール4Lと、前記右第一ガイドレール4Rとの間に差し渡された状態で、前記第一ガイドレール4に対して取り付けられることによって、前記第一ガイドレール4に沿って進退可能となされている。
‐第二スライダ7‐
前記第二スライダ7も金属製の丸棒であり、前記左第二ガイドレール5Lと、前記右第二ガイドレール5Rとの間に差し渡された状態で、前記第二ガイドレール5に対して取り付けられることによって、前記第二ガイドレール5に沿って昇降可能となされている。
なお、前記第二スライダ7は、一対の連結竿67によって、前記第一スライダ6と連結されている。前記連結竿67は、前記第一ガイドレール4から突出させた前記第一スライダ6の端部と、前記第二ガイドレール5から突出させた前記第二スライダ7の端部と、を連結することによって、前記第一スライダ6及び前記第二スライダ7が、それぞれ前記第一ガイドレール4及び前記第二ガイドレール5から抜け落ちることを防止する役割を担うものである。
‐座板8‐
前記座板8は、平板状の全体形状を有する。前記座板8は、前端側が前記第一スライダ6によって支持され、且つ、後端側が前記第二スライダ7によって支持されている。
‐主開閉装置9‐
前記主開閉装置9は、前記第二スライダ7に対し、前記第二ガイドレール5に沿って上昇し得る上昇力を付与する役割を担う。本実施形態において、前記主開閉装置9は、主弾性部材90と、掛止装置91と、を具備する。
本実施形態においては、前記主弾性部材90としてコイルばねが用いられている。前記主弾性部材90は、その上端が、前記右肘掛41Rの後方側に設けられた第一舌片411に一端辺の中程が枢着された屈曲アーム901の一端辺の先端に係止され、その下端が前記連結竿67の中程に係止された状態で取り付けられている。
本実施形態において、前記掛止装置91は、掛止装置本体911と、解除レバー912と、解除リンク913と、を具備する。
前記掛止装置本体911は、前記右第二ガイドレール5Rの下端に取り付けられている。
前記解除レバー912は、その下端が前記補強枠400に対して枢着されている。
前記解除リンク913は、三本のアーム(第一解除アーム9131、第二解除アーム9132、第三解除アーム9133)を具備する。
前記第一解除アーム9131は、前記右肘掛41Rを支持する支柱40の中程に設けられた第二舌片412に、上端側が枢着されている。又、前記第二解除アーム9132は、前記支柱40の下側(前記第二舌片412より下側)に対して、一端が枢着されている。更に、前記第一解除アーム9131の下端と、前記第三舌片413の他端とは、互いに枢着されている。
前記第三解除アーム9133は、一端側に長穴状の溝(長穴溝)を有してなり、前記長穴溝を介して、前記第一解除アーム9131の中程に対して摺動可能に連結されている。又、前記第三解除アーム9133の他端は、前記掛止装置本体911に連結されている。
即ち、前記解除レバー912は、前記解除リンク913を介して、前記掛止装置本体911に連結されており、前記掛止装置91は、前記解除レバー912の起伏に応じて、前記掛止装置本体911を操作し得る仕組みとなされている。
又、前記解除レバー912の中程(前記第二舌片412より上側)と、前記屈曲アーム901の他端辺の先端とは、畜勢アーム902によって連結されている。
<本発明車椅子1の使用態様>
図14〜図19に、前記構成を有する本発明車椅子1の使用態様を示す。
‐通常使用時‐
図14に示すように、通常使用時における本発明車椅子1は、前記掛止装置91によって、前記座板8が、座面としての役割をなす位置で支持された状態となされる。この際、前記解除レバー912は、立てられた状態となされる。
‐座板8の開閉動作‐
実施形態3に係る本発明車椅子1も、前記実施形態1と同様にして、前記座板8の下側に前記便器Tの便座を位置させた後、前記座板8を開く。図15に示すように、前記座板8を開くにあたっては、まず、使用者Sが、前記解除レバー912を前方に倒す。前記解除レバー912を前方に倒すと、前記解除リンク913が動作し、前記掛止装置91による前記座板8の支持が解除される。又、前記解除レバー912を前方に倒すと、前記畜勢アーム902が前方に向かって引っ張られると共に、前記屈曲アーム901が、前記第一舌片411との枢着点を中心に回動し、前記主弾性部材90の上端が係止されている先端部分が上方の位置に変位する。これにより、前記主弾性部材90が引き伸ばされ、前記主弾性部材90に更なる弾性エネルギーが畜勢される。
この状態で、使用者Sが腰を浮かせると、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放され、前記第二スライダ7に対して、前記第二ガイドレール5に沿って上昇する上昇力が付与される。
前記第二スライダ7が上昇すると、前記第二スライダ7の上昇に応じて前記第一スライダ6が前記第一ガイドレール4に沿って後退し、もって、図16に示すように、前記座板8が前傾しながら後方に退避する。この座板8の退避は、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーの解放によって生じた付勢力と、前記座板8の自重によって生じる下向きの重力エネルギーが釣り合う時点まで行われる。そして、前記主開閉装置9の作動によって上昇させた前記第二スライダ7の変位によって、前記座板8の最終的な傾斜角が決定される。本実施形態においては、前記座板8の最終的な傾斜角が水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材90に対して畜勢される弾性エネルギーの量を設定している。
前記座板8が後方に退避することによって、前記座板8の前方には、使用者Sの臀部を前記便座に向かってアプローチし得る空間が形成される。従って、使用者Sは、前記便座の前側に腰を下ろすことができる。
そして、使用者Sは、前記便座の前側に腰を下ろした後、臀部を後方に向かってずらす。この作業によって、図17に示すように、前記座板8が後方に向かって更に退避させられ、前記使用者Sの臀部は、前記便座の中央に至る。これにより、前記使用者Sは、前記便座に腰掛けて用をたすことができるようになる。
前記便座に腰掛けて用をたした後は、図18に示すように、前記解除レバー912を立てる。前記解除レバー912を立てると、前記畜勢アーム902が後方に向かって押し戻されると共に、前記屈曲アーム901が、前記第一舌片411との枢着点を中心に回動し、前記主弾性部材90の上端が係止されている先端部分が前方に変位する。これにより、前記主弾性部材90が引き伸ばされ、前記主弾性部材90に弾性エネルギーが畜勢される。
この状態で、使用者Sが腰を浮かせば、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放され、前記第一スライダ6が、前記第一ガイドレール4に沿って前進する。その後、前記座板8は、重力によって更に前方に戻り、図19に示すように、45度未満の傾斜角にて前傾した状態で停止する。この状態になされた前記座板8の上面から負荷を与えれば、前記座板8の後端が下がり、前記座板8が閉じられる。
その余は、前記実施形態1、2において説明した事項度同様であり、繰り返しを避けるべく、ここでは説明を省略する。
[実施形態4]
図20に、実施形態4に係る本発明車椅子1を示す。この本発明車椅子1は、前記実施形態3において説明した本発明車椅子1の構成に加えて、更に、副開閉装置10を具備する。
‐副開閉装置10‐
前記副開閉装置10は、主導アーム14と、副弾性部材12と、従動アーム15と、副畜勢アーム16と、を具備する。
前記主導アーム14は、その上端が前記左肘掛41Lの中程(前記第一舌片411より前方)に枢着された状態で支持されている。即ち、前記主導アーム14は、前記左肘掛41Lに対する枢着点を中心に回動可能となされている。
前記副弾性部材12は、コイルばねであり、一端が前記主導アーム14の中程に係止されてなり、他端が前記左肘掛41Lの後方側(前記第一舌片411より前方)に対して係止されている。又、前記副弾性部材12は、通常使用時において、縮む方向へ戻ろうとする弾性エネルギーが畜勢されようになされている。即ち、前記副弾性部材12に畜勢された弾性エネルギーは、解放された際、前記主導アーム14を後方に向かって回動させる付勢力となる。
前記従動アーム15は、その下端が前記連結竿67の前方側(前記主弾性部材90の取り付け位置より前方)において固定されており、上端が下端より前方に位置するように傾斜した状態となされている。前記従動アーム15の上端には、座板8側に向かって突出する当接片151が設けられており、前記副弾性部材12によって、後方に向かって付勢された状態となされている前記主導アーム14の下端が、前記当接片151に当接している。
前記副畜勢アーム16は、長穴を有する平板状の部材であり、前記長穴を介して、前記主導アーム14の上端側(前記副弾性部材12の取り付け位置より上方)に対し摺動可能に連結されている。又、前記副畜勢アーム16は、前記長穴を介して、前記解除リンク913における第一解除アーム9131に延設された上端辺にも連結されている。
<本発明車椅子1の使用態様>
図21〜26に、実施形態4に係る本発明車椅子1の使用態様を示す。
‐通常使用時‐
図21に示すように、通常使用時における本発明車椅子1は、前記掛止装置91によって、前記座板8が、座面としての役割をなす位置で支持された状態となされる。この際、前記解除レバー912は、立てられた状態となされる。
‐座板8の開閉動作‐
実施形態4に係る本発明車椅子1も、前記実施形態1と同様にして、前記座板8の下側に前記便器Tの便座を位置させた後、前記座板8を開く。図22に示すように、前記座板8を開くにあたっては、まず、使用者Sが、前記解除レバー912を前方に倒す。前記解除レバー912を前方に倒すと、前記掛止装置91による前記座板8の支持が解除される。又、前記解除レバー912を前方に倒すと、前記主弾性部材90に更なる弾性エネルギーが畜勢される。
この状態で、使用者Sが腰を浮かせると、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放され、前記第二スライダ7に対して、前記第二ガイドレール5に沿って上昇する上昇力が付与される。
前記第二スライダ7が上昇すると、前記第二スライダ7の上昇に応じて前記第一スライダ6が前記第一ガイドレール4に沿って後退し、もって、図23に示すように、前記座板8が前傾しながら後方に退避する。
その一方で、前記副弾性部材12は、畜勢された弾性エネルギーを解放させながら、前記主導アーム14を後方に向かって回動させる。前記主導アーム14が後方に向かって回動すると、この運動が前記従動アーム15に伝達され、前記従動アーム15が後方に押される。
前記従動アーム15が後方に押されると、前記第一スライダ6が後方に退避させられ、その結果、前記座板8は、図24に示すように、更に後方に退避する。
そして、前記主開閉装置9及び前記副開閉装置10の共働によって上昇させた前記第二スライダ7の変位によって、前記座板8の最終的な傾斜角が決定される。本実施形態においては、前記座板8の最終的な傾斜角が水平面に対して45度以上となるように設定している。
前記主開閉装置9及び前記副開閉装置10の共働によって前記座板8を後方に退避させた後、前記使用者Sは、前記便座に腰掛けて用をたす。その後、図25に示すように、前記切り替えレバー130を立てれば、前記主導アーム14が前方に戻る。これにより、前記主導アーム14と、前記従動アーム15が切り離される。又、前記畜勢アーム902が後方に向かって押し戻されると共に、前記屈曲アーム901が、前記第一舌片411との枢着点を中心に回動し、前記主弾性部材90の上端が係止されている先端部分が前方に変位する。これにより、前記主弾性部材90が引き伸ばされ、前記主弾性部材90に弾性エネルギーが畜勢される。
この状態で、使用者Sが腰を浮かせば、前記主弾性部材90に畜勢された弾性エネルギーが解放され、前記第一スライダ6が、前記第一ガイドレール4に沿って前進する。その後、前記座板8は、重力によって更に前方に戻り、図26に示すように、45度未満の傾斜角にて前傾した状態で停止する。この状態になされた前記座板8の上面から負荷を与えれば、前記座板8の後端が下がり、前記座板8が閉じられる。
その余は、前記実施形態1〜3において説明した事項と同様であり、繰り返しを避けるべく、ここでは説明を省略する。
なお、本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明車椅子は、使用者が、介護者の介助なしに用をたすことができる福祉用具として好適に用いられる。
1 本発明車椅子
2 フレーム
3 主輪
4 第一ガイドレール
5 第二ガイドレール
6 第一スライダ
7 第二スライダ
8 座板
9 主開閉装置
90 主弾性部材
91 掛止装置
912 解除レバー
10 副開閉装置
11 リンク機構
12 副弾性部材

Claims (4)

  1. 主輪の転動によって、座板に腰かけたままの移動を可能にする車椅子であって、
    前方から後方に向かって取り付けられた第一ガイドレールと、
    下端が前記第一ガイドレールの後端近辺に存し、且つ、上端が上方に位置する状態で取り付けられた第二ガイドレールと、
    前記第一ガイドレールに沿って進退可能となされた第一スライダと、
    前記第二ガイドレールに沿って昇降可能となされた第二スライダと、
    前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる主開閉装置と、
    を具備し、
    前記座板の前端側が前記第一スライダによって支持され、且つ、前記座板の後端側が前記第二スライダによって支持されてなり、
    通常使用時、前記第一スライダを前記第一ガイドレール上に位置させ、且つ、前記第二スライダを前記第二ガイドレールの下端に位置させることによって、前記座板の上面が座面としての役割をなす位置で支持され、
    前記主開閉装置を作動させて、前記第二スライダを上昇させた際、前記第二スライダの上昇に応じて前記第一スライダが前記第一ガイドレールに沿って後退し、もって、前記座板が前傾しながら後方に退避するようになされたことを特徴とする車椅子。
  2. 請求項1に記載の車椅子において、
    前記主開閉装置が、主弾性部材と、掛止装置と、を具備してなり、
    前記掛止装置による掛止が解除されることによって、前記主弾性部材に畜勢された弾性エネルギーが解放され、もって、前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる付勢力が発現するようになされた車椅子。
  3. 請求項2に記載の車椅子において、
    前記座板が後方に退避された際の前記座板の傾斜角が、水平面に対して45度未満となるように、前記主弾性部材に対して畜勢させる弾性エネルギーの量が設定されてなる車椅子。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車椅子において、
    前記第一スライダを前記第一ガイドレールに沿って後退させる、又は、前記第二スライダを前記第二ガイドレールに沿って上昇させる副開閉装置を更に具備してなり、
    前記主開閉装置と前記副開閉装置の共働によって前記座板を後方に退避させた際、前記座面の傾斜角が45度以上となるようになされた車椅子。

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