JP2016020150A - Vehicular outside mirror device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、潤滑剤が塗布されている車両用アウトサイドミラー装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle outside mirror device to which a lubricant is applied.
この種の車両用アウトサイドミラー装置は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用アウトサイドミラー装置について説明する。従来の車両用アウトサイドミラー装置は、車体側に連結されるミラースタンドと、このミラースタンドの支持軸に回動可能に支持されかつミラーが連結されている回動ケースと、この回動ケースを後方格納位置と使用位置との間で回動させるミラー駆動手段と、ミラースタンドの立壁部と回動ケースの底板部との間に配置されているディテントプレートと、ミラースタンドの立壁部とディテントプレートとの間に塗布されている潤滑剤としてのグリースと、を備えるものである。 This type of vehicle outside mirror device is conventionally known (for example, Patent Document 1). A conventional vehicle outside mirror device will be described below. A conventional vehicle outside mirror device includes a mirror stand coupled to the vehicle body side, a pivot case rotatably supported on a support shaft of the mirror stand, and a mirror coupled thereto, and the pivot case. Mirror driving means for rotating between the rear storage position and the use position, a detent plate disposed between the standing wall portion of the mirror stand and the bottom plate portion of the rotating case, and the standing wall portion and detent plate of the mirror stand And a grease as a lubricant applied between the two.
ところが、前記の従来の車両用アウトサイドミラー装置は、ミラースタンドの立壁部とディテントプレートとの間に塗布されている潤滑剤としてのグリースがミラースタンドの立壁部の外周縁とディテントプレートの外周縁との間から外側に流出される場合がある。 However, in the conventional outside mirror device for a vehicle described above, grease as a lubricant applied between the standing wall portion of the mirror stand and the detent plate is exposed to the outer peripheral edge of the mirror stand's standing wall portion and the outer periphery of the detent plate. May flow out from between.
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用アウトサイドミラー装置では、潤滑剤が外側に流出される場合がある、という点にある。 The problem to be solved by the present invention is that in a conventional vehicle outside mirror device, the lubricant may flow out to the outside.
この発明(請求項1にかかる発明)は、車体に固定されるベースと、電動格納ユニットと、ベースに電動格納ユニットを介して回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、を備え、電動格納ユニットが、ベースに固定されているシャフトと、シャフトに回転可能に取り付けられていてかつミラーアセンブリが取り付けられているケーシングと、ケーシング中に収納されていて、ミラーアセンブリを使用位置と後方格納位置との間において回転させるモータおよび回転力伝達機構と、シャフトとケーシングとの間に設けられていて、シャフトと共にミラーアセンブリを使用位置に位置させるストッパ部材と、を備え、シャフトには、ストッパ部材がミラーアセンブリの使用位置と後方格納位置との間における回転と共に回転摺動する摺動面が、設けられていて、シャフトの摺動面上には、潤滑剤が塗布されていて、ストッパ部材には、ミラーアセンブリの使用位置と後方格納位置との間における回転と共に回転摺動する際に、潤滑剤をシャフトの回転中心側に寄せる寄せ面が、設けられている、ことを特徴とする。 The present invention (the invention according to claim 1) includes a base fixed to a vehicle body, an electric storage unit, and a mirror assembly rotatably attached to the base via the electric storage unit. A shaft fixed to the base, a casing rotatably attached to the shaft and having a mirror assembly attached thereto, and housed in the casing, wherein the mirror assembly is moved between a use position and a rear storage position. A motor and a rotational force transmission mechanism that rotate between them, and a stopper member that is provided between the shaft and the casing and that positions the mirror assembly together with the shaft in a use position. Slide that rotates and slides with the rotation between the use position and the rear storage position And a lubricant is applied to the sliding surface of the shaft, and the stopper member rotates and slides with rotation between the use position of the mirror assembly and the rear storage position. In addition, an approach surface for bringing the lubricant toward the rotation center side of the shaft is provided.
この発明(請求項2にかかる発明)は、ストッパ部材の寄せ面が、ストッパ部材のうち、ミラーアセンブリの使用位置から後方格納位置への回転方向側の面、および、ミラーアセンブリの後方格納位置から使用位置への回転方向側の面、にそれぞれ設けられていて、ストッパ部材の寄せ面が、シャフトの回転中心を通る線に対して、ミラーアセンブリの回転方向側に傾斜している、ことを特徴とする。 According to the present invention (the invention according to claim 2), the approaching surface of the stopper member is a surface of the stopper member on the rotation direction side from the use position of the mirror assembly to the rear storage position, and the rear storage position of the mirror assembly. It is provided on each of the surfaces on the rotation direction side to the use position, and the approach surface of the stopper member is inclined toward the rotation direction side of the mirror assembly with respect to a line passing through the rotation center of the shaft. And
この発明(請求項3にかかる発明)は、シャフトの摺動面が、シャフトの回転中心からシャフトの外周縁にかけて、下り勾配の傾斜面をなす、ことを特徴とする。 This invention (invention according to claim 3) is characterized in that the sliding surface of the shaft forms an inclined surface having a downward slope from the rotation center of the shaft to the outer peripheral edge of the shaft.
この発明(請求項4にかかる発明)は、シャフトの摺動面の外周縁には、環状の凸壁部が設けられている、ことを特徴とする。 This invention (the invention according to claim 4) is characterized in that an annular convex wall portion is provided on the outer peripheral edge of the sliding surface of the shaft.
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用アウトサイドミラー装置は、ストッパ部材がミラーアセンブリの使用位置と後方格納位置との間における回転と共に回転摺動する際に、そのストッパ部材の寄せ面がシャフトの摺動面上に塗布されている潤滑剤をシャフトの回転中心側に寄せるものである。この結果、シャフトの摺動面上に塗布されている潤滑剤がシャフトの摺動面の外周縁とストッパ部材の外周縁との間から外側に流出するのを防ぐことができる。 In the vehicle outside mirror device according to the present invention (the invention according to claim 1), when the stopper member rotates and slides with the rotation between the use position of the mirror assembly and the rear storage position, the approaching surface of the stopper member Is for bringing the lubricant applied on the sliding surface of the shaft closer to the rotational center side of the shaft. As a result, the lubricant applied on the sliding surface of the shaft can be prevented from flowing out from between the outer periphery of the sliding surface of the shaft and the outer periphery of the stopper member.
以下、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態(実施例)によりこの発明が限定されるものではない。図9(A)は、図12におけるIX−IX線断面図である。図9(B)は、要部の一部拡大断面図である。図10(A)は、図11におけるX−X線断面図である。図10(B)は、要部の一部拡大断面図である。 Hereinafter, an example of an embodiment (Example) of an outside mirror device for vehicles concerning this invention is explained in detail based on a drawing. In addition, this invention is not limited by this embodiment (Example). FIG. 9A is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG. FIG. 9B is a partially enlarged cross-sectional view of a main part. FIG. 10A is a cross-sectional view taken along line XX in FIG. FIG. 10B is a partially enlarged cross-sectional view of a main part.
「実施形態の構成の説明」
図面は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置の実施形態を示す。以下、この実施形態における車両用アウトサイドミラー装置の構成について説明する。
“Description of Configuration of Embodiment”
The drawings show an embodiment of a vehicle outside mirror device according to the present invention. Hereinafter, the configuration of the vehicle outside mirror device in this embodiment will be described.
(電動格納式ドアミラー装置1の説明)
図1において、符号1は、この実施形態における車両用アウトサイドミラー装置であって、この例では、電動格納式ドアミラー装置(電動格納型のドアミラー)である。前記電動格納式ドアミラー装置1は、自動車の左右のドアD(右側のドアを図示、左側のドアを図示せず)にそれぞれ装備される。以下、自動車の右側のドアDに装備される電動格納式ドアミラー装置1の構成について説明する。なお、自動車の左側のドアに装備される電動格納式ドアミラー装置の構成は、この実施形態の電動格納式ドアミラー装置1の構成とほぼ同一であり、かつ、配置がほぼ左右逆であるから説明を省略する。
(Description of the electric retractable door mirror device 1)
In FIG. 1,
前記電動格納式ドアミラー装置1は、図1に示すように、ベース(ミラーベース)2と、電動格納ユニット3と、ミラーアセンブリ4と、を備えるものである。前記ベース2は、車体としての前記ドアDに固定されるものである。前記ミラーアセンブリ4は、前記電動格納ユニット3を介して前記ベース2に回転可能に取り付けられるものである。すなわち、前記ミラーアセンブリ4は、前記電動格納ユニット3および前記ベース2を介して前記ドアDに回転可能に取り付けられるものである。
As shown in FIG. 1, the electric retractable
(ミラーアセンブリ4の説明)
前記ミラーアセンブリ4は、図1に示すように、ミラーハウジング5と、取付ブラケット(図示せず)と、パワーユニット(図示せず)と、図示しないミラー(ミラーユニット)と、から構成されている。前記ミラーハウジング5内には、前記取付ブラケットが取り付けられている。前記取付ブラケットには、前記パワーユニットが取り付けられている。前記パワーユニットには、前記ミラーが上下左右に傾動可能に取り付けられている。
(Description of mirror assembly 4)
As shown in FIG. 1, the
前記ミラーアセンブリ4は、図1に示すように、前記ベース2に対して、回転中心O−Oを中心として、使用位置Aと後方格納位置Bとの間および前記使用位置Aと前方傾倒位置Cとの間を後方(上から見て時計方向)または前方(上から見て反時計方向)に回転するものである。図1において、符号Eは、車両の後方を示し、符号Fは、車両の前方を示す。
As shown in FIG. 1, the
(電動格納ユニット3の説明)
前記電動格納ユニット3は、図2〜図4に示すように、シャフトホルダ(シャフトベース)9およびシャフト10と、ケーシングとしてのギアケース11およびカバー12と、モータ13および回転力伝達機構としての減速機構14およびクラッチ機構15と、ストッパ部材6と、軸受部材16と、ミラーアセンブリ使用位置決定機構と、ミラーアセンブリ回転範囲規制機構と、第1緩衝機構と、第2緩衝機構と、を備えるものである。
(Description of the electric storage unit 3)
2 to 4, the
(シャフトホルダ9およびシャフト10の説明)
前記シャフトホルダ9は、前記ベース2に固定される。前記シャフト10は、前記ケーシングとしての前記ギアケース11および前記カバー12を保持する。このために、前記シャフトホルダ9および前記シャフト10は、高剛性の部材、たとえば、ダイカストや樹脂から構成されている。なお、前記シャフトホルダ9を前記ベース2に一体に設けても良い。前記シャフトホルダ9の一方の面(上面)の中央には、前記シャフト10の一端部(下端部)が一体に固定されている。なお、前記シャフトホルダ9に前記シャフト10を一体に設けても良い。前記シャフト10は、中空形状をなしていて、ハーネス(図示せず)が挿通するように構成されている。
(Description of
The
図2、図8〜図16に示すように、前記シャフト10の一端部(下端部)には、鍔部59が一体に設けられている。前記シャフト10の前記鍔部59の一方の面(上面)には、扇形状の2個のストッパ凸部43が前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に等間隔に一体に設けられている。前記ストッパ凸部43の両側面は、前記シャフト10の回転中心O−Oと平行もしくはほぼ平行な垂直面もしくはほぼ垂直面をなす。
As shown in FIGS. 2 and 8 to 16, a
図2、図8〜図13に示すように、前記シャフト10の前記鍔部59の一方の面(上面)には、摺動面50、58が設けられている。前記摺動面50、58上には、2個の前記ストッパ凸部43が配置されている。前記摺動面50、58上においては、前記ストッパ部材6が前記ミラーアセンブリ4の前記使用位置Aと前記後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動する。前記摺動面50、58上には、潤滑剤(たとえば、グリス)52が塗布されている。
As shown in FIGS. 2 and 8 to 13, sliding
前記摺動面50、58は、図9、図10に示すように、前記シャフト10の前記回転中心O−Oから前記シャフト10の前記鍔部59の外周縁にかけて、下り勾配の傾斜面をなす。図8〜図13に示すように、前記摺動面50、58の外周縁すなわち前記シャフト10の前記鍔部59の外周縁には、環状この例では円環状の凸壁部(ダム部)51が一体に設けられている。図8に示すように、2個の前記ストッパ凸部43の外周と前記凸壁部51の内周面との間には、円弧形状の前記摺動面58が設けられている。この結果、前記シャフト10の前記鍔部59の一方の面(上面)には、環状この例では円環状の前記摺動面50、58が円環状の前記凸壁部51に沿って形成されている。なお、前記凸壁部51は、図2においては図示されていない。
As shown in FIGS. 9 and 10, the sliding
(ギアケース11およびカバー12の説明)
前記ギアケース11は、前記ミラーハウジング5などから構成されている前記ミラーアセンブリ4を保持し、かつ、前記回転力伝達機構としての前記減速機構14および前記クラッチ機構15のギアの荷重(スラスト荷重など)を受ける。このために、前記ギアケース11は、アルミダイキャストなどの金属、あるいは、ガラス繊維・カーボン繊維含有のナイロンなどの樹脂から構成されている。前記ギアケース11と前記カバー12とは、相互に嵌合固定されていて、中空形状のケーシングを構成する。前記ギアケース11、前記カバー12には、挿入孔19、39がそれぞれ設けられている。前記挿入孔19、39中には、前記シャフト10が挿入されている。この結果、前記ギアケース11および前記カバー12は、前記シャフト10に前記シャフト10の回転中心O−O回りに回転可能に取り付けられている。
(Description of
The
前記ギアケース11には、前記ミラーアセンブリ4の前記取付ブラケットが取り付けられている。この結果、前記ミラーアセンブリ4は、前記ギアケース11を介して前記シャフト10に前記シャフト10の回転中心O−O回りに回転可能に取り付けられている。
The mounting bracket of the
前記カバー12には、中空形状の前記シャフト10と連通するハーネス挿通筒部26が一体に設けられている。前記カバー12には、ソケット部7が設けられている。前記ソケット部7には、図示しない電源(バッテリー)側と電気的に接続されているコネクタ8が電気的に断続可能に接続しかつ機械的に着脱可能に取り付けられる。前記ソケット部7には、基板27が取り付けられている。前記基板27は、前記モータ13と電気的に接続されている。前記基板27には、前記モータ13の駆動停止を制御するスイッチ回路が実装されている。この結果、前記モータ13は、前記基板27および前記ソケット部7を介して前記コネクタ8と電気的に接続される。
The
前記ギアケース11、前記カバー12には、収納部18がそれぞれ設けられている。前記ギアケース11および前記カバー12の前記収納部18中には、前記モータ13と、前記回転力伝達機構としての前記減速機構14および前記クラッチ機構15と、前記ストッパ部材6と、前記軸受部材16と、前記基板27と、前記ミラーアセンブリ使用位置決定機構と、前記ミラーアセンブリ回転範囲規制機構と、前記第1緩衝機構と、前記第2緩衝機構と、がスクリューなどによりそれぞれ固定収納されている。
The
図5、図9、図10に示すように、前記ギアケース11の一方の面(下面)であって、前記挿入孔19(前記収納部18)の外周縁には、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする環状この例では円環状の凸壁部57が、前記シャフト10の前記凸壁部51と対向して一体に設けられている。
As shown in FIGS. 5, 9, and 10, on one surface (lower surface) of the
(回転力伝達機構の説明)
前記回転力伝達機構の前記減速機構14および前記クラッチ機構15は、前記モータ13の出力軸と前記シャフト10との間に設けられ、前記モータ13の回転力を前記シャフト10に伝達するものである。前記モータ13および前記回転力伝達機構の前記減速機構14および前記クラッチ機構15は、前記ミラーアセンブリ4を前記シャフト10に対して前記シャフト10の回転中心O−O回りに電動回転させるものである。
(Description of rotational force transmission mechanism)
The
(減速機構14の説明)
前記減速機構14は、第1段目のギアとしての第1ウォームギア29と、前記第1ウォームギア29に噛み合う第2段目のギアとしてのヘリカルギア30と、第3段目のギアとしての第2ウォームギア31と、前記第2ウォームギア31が噛み合う最終段目のギアとしてのクラッチギア32と、から構成されている。
(Description of deceleration mechanism 14)
The
前記第1ウォームギア29は、前記ギアケース11および前記軸受部材16に回転可能に軸受されている。前記第1ウォームギア29は、ジョイント17を介して前記モータ13の出力軸に連結されている。前記ヘリカルギア30は、前記軸受部材16に回転可能に軸受されている。前記第2ウォームギア31は、前記ギアケース11および前記軸受部材16に回転可能に軸受されている。前記ヘリカルギア30と前記第2ウォームギア31とは、一体に回転可能に連結されている。
The
(クラッチ機構15の説明)
前記クラッチ機構15は、前記クラッチギア32と、クラッチ33と、クラッチホルダ35と、スプリング36と、プッシュナット37と、を備える。前記クラッチギア32と前記クラッチ33とは、それぞれ別個のもので、一体に組み合わせてなるものであって、相互に一体で作動する。なお、前記クラッチギア32と前記クラッチ33とは、一体に構成したものであっても良い。前記クラッチ機構15は、前記シャフト10に、前記クラッチギア32、前記クラッチ33、前記クラッチホルダ35、前記スプリング36、を順次嵌め合せ、前記プッシュナット37を前記シャフト10に止めて、前記スプリング36を圧縮状態にすることによって構成されている。前記クラッチ33と前記クラッチホルダ35とは、断続可能に連結されている。前記減速機構14の前記第2ウォームギア31と前記減速機構14および前記クラッチ機構15の前記クラッチギア32とが噛合うことにより、前記モータ13の回転力が前記シャフト10に伝達されることとなる。
(Description of clutch mechanism 15)
The
前記クラッチ33は、前記シャフト10に前記シャフト10の回転中心O−O回りに回転可能にかつ軸方向に移動可能に取り付けられている。前記クラッチホルダ35は、前記シャフト10に回転不可能にかつ軸方向に移動可能に嵌合状態で取り付けられている。図2、図14〜図16に示すように、前記クラッチ33と前記クラッチホルダ35との相互に対向する面、すなわち、前記クラッチ33の一方の面(上面)側と前記クラッチホルダ35の一方の面(下面)側とには、山形形状のクラッチ凸部40と谷形形状のクラッチ凹部41とが設けられている。
The clutch 33 is attached to the
前記クラッチ凸部40と前記クラッチ凹部41とが嵌合状態にあるときには、前記クラッチ33と前記クラッチホルダ35とが続状態(外れていない状態、つながっている状態)にあり、前記クラッチ凸部40と前記クラッチ凹部41とが嵌合解除状態にあるときには、前記クラッチ33と前記クラッチホルダ35とは、断状態(外れている状態、切れている状態)にある。前記クラッチ機構15は、前記モータ13および前記回転力伝達機構(前記減速機構14および前記クラッチ機構15)の電動回転力では外れず、かつ、前記電動回転力以上の力で外れて前記ミラーアセンブリ4を前記シャフト10に対して回転可能とする。
When the clutch
前記クラッチ部材のうち前記クラッチギア32の他方の面(下面)側は、前記ギアケース11の底部の一面(上面)に直接もしくはワッシャ46を介して当接する。一方、前記クラッチ部材のうち前記クラッチホルダ35の他方の面(上面)側は、前記スプリング36に直接当接する。
Of the clutch member, the other surface (lower surface) side of the
(ストッパ部材6の説明)
前記ストッパ部材6は、前記シャフト10と前記ギアケース11との間に挟まれて設けられている。このために、前記ストッパ部材6は、摺動性が高く(低摩擦)かつ耐摩耗性が強い部材であって安価な樹脂部材、たとえば、POM(ポリアセタール、アセタール樹脂)、PPS(ポリフェニレンスルフィド)から構成されている。前記ストッパ部材6は、内側筒部20と外側筒部23との2重筒構造から構成されている。前記内側筒部20の一端(上端)は、前記外側筒部23の一端(上端)よりも突出している。前記ストッパ部材6の前記内側筒部20中には、前記シャフト10が挿入されている。前記ストッパ部材6は、前記シャフト10に回転可能に嵌合されている。前記ストッパ部材6は、前記シャフト10と共に前記ミラーアセンブリ4を前記使用位置Aに位置させるものである。
(Description of stopper member 6)
The
図7、図9、図11〜図13に示すように、前記ストッパ部材6の前記外側筒部23の他端部(下端部)には、扇形状の2個のストッパ凸部44が前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に前記シャフト10の前記ストッパ凸部43と対応して一体に設けられている。図7、図10に示すように、前記ストッパ部材6の前記外側筒部23の他端部(下端部)の外側縁には、環状この例では円環状のワッシャ部54が一体に設けられている。前記ストッパ凸部44および前記ワッシャ部54の下面は、前記シャフト10の前記摺動面50、58および円弧形状の前記摺動面58上を摺動する摺動面55を形成する。前記ワッシャ部54の下面の前記摺動面55は、円環状の前記シャフト10の前記摺動面50、58に対応して円環状をなす。この結果、前記ストッパ部材6の前記摺動面55は、前記シャフト10の前記摺動面50、58上を、前記ストッパ部材6が前記ミラーアセンブリ4の前記使用位置Aと前記後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動する。
As shown in FIGS. 7, 9, and 11 to 13, two fan-shaped stopper
前記ストッパ部材6には、前記ミラーアセンブリ4の前記使用位置Aと前記後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動する際に、前記潤滑剤52を前記シャフト10の前記回転中心O−O側に寄せる寄せ面45、53が、設けられている。前記寄せ面45、53は、前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44の両側面、すなわち、前記ミラーアセンブリ4の前記使用位置Aから前記後方格納位置Bへの回転方向側の面(53)、および、前記ミラーアセンブリ4の前記後方格納位置Bから前記使用位置Aへの回転方向側の面(45)、にそれぞれ設けられている。前記寄せ面45、53は、前記シャフト10の前記ストッパ凸部43の両側面と同様に、前記シャフト10の回転中心O−Oと平行もしくはほぼ平行な垂直面もしくはほぼ垂直面をなす。
The
前記寄せ面45、53は、図7に示すように、前記シャフト10の前記回転中心O−Oを通る線に対して、前記ミラーアセンブリ4の前記回転方向側に角度θ分傾斜している。なお、図7においては、前記ミラーアセンブリ4の前記使用位置Aから前記後方格納位置Bへの回転方向側の面の前記寄せ面53について説明するものであるが、前記ミラーアセンブリ4の前記後方格納位置Bから前記使用位置Aへの回転方向側の面の前記寄せ面45も同様に傾斜している。
As shown in FIG. 7, the approach surfaces 45 and 53 are inclined by an angle θ toward the rotation direction of the
前記ストッパ部材6の前記外側筒部23の他端部(下端部)外側面には、環状この例では円環状のフランジ形状の介在部56が、前記シャフト10の前記凸壁部51および前記ギアケース11の前記凸壁部57と対応して、一体に設けられている。前記ストッパ部材6の前記介在部56は、前記シャフト10の前記凸壁部51の上面と前記ギアケース11の前記凸壁部57の下面との間に介在されている。
On the outer surface of the other end portion (lower end portion) of the outer
(ミラーアセンブリ使用位置決定機構の説明)
図11に示すように、前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44の両側面の一方の前記寄せ面53と兼用の当接面(以下、「寄せ面兼当接面」あるいは「当接面兼寄せ面」と称する)45が前記シャフト10の前記ストッパ凸部43の両側面の一方の面の当接面49に当接すると、図1に示すように、前記ミラーアセンブリ4が前記ベース2に対して前記使用位置Aに位置する。前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44の前記寄せ面兼当接面45と前記シャフト10の前記ストッパ凸部43の前記当接面49とは、前記ミラーアセンブリ使用位置決定機構(セット位置出し部、セット位置決め部)を構成する。
(Description of mirror assembly use position determination mechanism)
As shown in FIG. 11, one of the contact surfaces 53 on both sides of the
前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44の前記寄せ面兼当接面45と前記シャフト10の前記ストッパ凸部43の前記当接面49とは、前記シャフト10の回転中心O−Oと平行もしくはほぼ平行な垂直面もしくはほぼ垂直面をなす。このために、前記ミラーアセンブリ4が前記使用位置Aから前方(図1中の反時計方向)に回転するときには、図13に示すように、前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44の前記寄せ面兼当接面45は、前記シャフト10の前記ストッパ凸部43の前記当接面49に平面当接していて、前記ストッパ部材6の前記ストッパ凸部44は、前記シャフト10の前記ストッパ凸部43を乗り上げることがない。このために、前記ストッパ部材6と前記シャフト10とは、摩耗を心配することがないので、前記シャフト10の材質を、車種の要求に合わせて、高剛性樹脂製や金属製などに対応することができる。
The abutment and
(ミラーアセンブリ回転範囲規制機構の説明)
図2、図3、図8、図11〜図13に示すように、前記シャフトホルダ9の上面のうち前記シャフト10の前記鍔部59より外側には、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円弧形状の円弧凸部21が一体に設けられている。前記円弧凸部21の両端面には、後方当接面22Bと前方当接面22Fとがそれぞれ設けられている。一方、図2、図5、図11〜図13に示すように、前記ギアケース11の一方の面(下面)には、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円弧形状の円弧溝24が設けられている。前記円弧溝24の両端面には、後方当接面25Bと前方当接面25Fとがそれぞれ設けられている。
(Description of mirror assembly rotation range restriction mechanism)
As shown in FIGS. 2, 3, 8, and 11 to 13, a rotation center OO of the
前記ギアケース11の前記円弧溝24には、前記シャフトホルダ9の前記円弧凸部21が係合されている。前記円弧凸部21と前記円弧溝24とは、前記ギアケース11が前記シャフトホルダ9に対して前記シャフト10の回転中心O−O回りに回転する際、すなわち、図1に示すように、前記ミラーアセンブリ4が前記ベース2に対して前記使用位置Aと前記後方格納位置Bとの間および前記使用位置Aと前記前方傾倒位置Cとの間を後方(上から見て時計方向)または前方(上から見て反時計方向)に回転する際のガイドとなるガイド部材を構成する。
The arcuate
前記円弧凸部21の前記後方当接面22Bおよび前方当接面22Fと前記円弧溝24の前記後方当接面25Bおよび前記前方当接面25Fとは、前記ミラーアセンブリ回転範囲規制機構を構成する。すなわち、前記ミラーアセンブリ4が前記後方格納位置Bに位置するときには、図12に示すように、前記円弧凸部21の一方の前記後方当接面22Bと前記円弧溝24の一方の前記後方当接面25Bとが当接して、前記ミラーアセンブリ4の回転(前記使用位置Aから前記後方格納位置Bへの後方回転、後方作動範囲、図12中の実線矢印を参照)が規制される。前記ミラーアセンブリ4が前記前方傾倒位置Cに位置するときには、図13に示すように、前記円弧凸部21の他方の前記前方当接面22Fと前記円弧溝24の他方の前記前方当接面25Fとが当接して、前記ミラーアセンブリ4の回転(前記使用位置Aから前記前方傾倒位置Cへの前方回転、前方作動範囲、図13中の実線矢印を参照)が規制される。
The
(第1緩衝機構の説明)
前記ストッパ部材6は、前記第1緩衝機構の第1部材を構成する。前記ギアケース11は、前記第1緩衝機構の第2部材を構成する。前記クラッチ機構15のスプリング36は、前記第1緩衝機構のスプリングを構成する。
(Description of the first buffer mechanism)
The
図2、図6、図14〜図16に示すように、前記ストッパ部材6の前記外側筒部23の一端面(上端面)には、1セット複数個この例では4個であって2セットのノッチ部(凸部)47が、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に、ほぼ等間隔に、一体に設けられている。前記ノッチ部47の両側面には、斜面(ノッチ面)28が設けられている。
2, 6, and 14 to 16, one end surface (upper end surface) of the outer
図5、図14〜図16に示すように、前記ギアケース11の前記挿入孔19と前記円弧溝24との間であって前記ストッパ部材6の前記外側筒部23の一端面(上端面)と対向する面(下面)には、同じく、1セット複数個この例では4個であって2セットのノッチ部(凹部)48が、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に、ほぼ等間隔に、一体に設けられている。前記ノッチ部48の両側面には、斜面(ノッチ面)34が前記ストッパ部材6の前記斜面28に対応してそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 5 and 14 to 16, one end surface (upper end surface) of the outer
前記ストッパ部材6と前記ギアケース11と前記クラッチ機構15の前記スプリング36とは、前記第1緩衝機構を構成する。すなわち、前記ミラーアセンブリ4が前記使用位置Aと前記後方格納位置Bとの間に位置するときには、図14に示すように、前記ストッパ部材6の前記ノッチ部47と前記ギアケース11の前記ノッチ部48とが相互に嵌合している。前記ミラーアセンブリ4が緩衝のために前記シャフト10に対し前記使用位置Aから前方に前記電動格納ユニット3の電動回転力以上の力で回転するときには、図15に示すように、前記スプリング36のスプリング力に抗して、前記ミラーアセンブリ4側の前記ギアケース11の前記斜面34が前記シャフト10側の前記ストッパ部材6の前記斜面28に沿って乗り上がる。
The
前記ストッパ部材6の前記斜面28の傾斜角度(乗り上げ角度)および前記ギアケース11の前記斜面34の傾斜角度(乗り上げ角度)は、基本的に同一とする。基本的に同一にするとは、設計的に同一であって、実際の製品精度範囲内の誤差も含む。また、前記ストッパ部材6と前記ギアケース11の材質の組み合わせにより、どちらかの傾斜角度を大きくする場合がある。
The inclination angle (climbing angle) of the
(第2緩衝機構の説明)
前記クラッチホルダ35は、前記第2緩衝機構の第1部材を構成する。前記クラッチ33は、前記第2緩衝機構の第2部材を構成する。前記クラッチ機構15の前記スプリング36は、前記第2緩衝機構のスプリングを構成する。前記クラッチ機構15の前記スプリング36は、前記第1緩衝機構のスプリングと前記第2緩衝機構のスプリングとに兼用される。
(Description of the second buffer mechanism)
The
図2、図14〜図16に示すように、前記クラッチホルダ35の下面には、3個のノッチ部すなわち前記クラッチ凹部41が、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に等間隔に設けられている。3個の前記クラッチ凹部41の両側面には、斜面(ノッチ面)38がそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 14 to 16, three notches, that is, the
図2、図14〜図16に示すように、前記クラッチ33の上面には、3個のノッチ部すなわち前記クラッチ凸部40が、前記シャフト10の回転中心O−Oを中心とする円周上に等間隔に設けられている。3個の前記クラッチ凸部40の両側面には、斜面(ノッチ面)42が前記クラッチホルダ35の前記斜面38に対応してそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 14 to 16, on the upper surface of the clutch 33, there are three notches, that is, the
前記クラッチホルダ35と前記クラッチ33と前記スプリング36とは、前記クラッチ機構15を構成するとともに、前記第2緩衝機構を構成する。すなわち、図14、図15に示すように、前記スプリング36のスプリング力により、前記クラッチホルダ35の前記クラッチ凹部41の前記斜面38と前記クラッチ33の前記クラッチ凸部40の前記斜面42とが相互に当接していて、前記クラッチホルダ35の前記クラッチ凹部41と前記クラッチ33の前記クラッチ凸部40とが相互に嵌合している。
The
前記ミラーアセンブリ4が緩衝のために前記シャフト10に対し前記使用位置Aから前方に前記電動格納ユニット3の電動回転力以上の力で回転するときには、図16中の実線矢印に示すように、前記スプリング36のスプリング力に抗して、前記ミラーアセンブリ4側の前記クラッチ33の前記斜面42が前記シャフト10側の前記クラッチホルダ35を前記クラッチホルダ35の前記斜面38に沿って押し上げる。前記クラッチ33の前記斜面42が前記クラッチホルダ35を前記クラッチホルダ35の前記斜面38に沿って押し上げると、図16中の実線矢印に示すように、前記ミラーアセンブリ4側の前記クラッチ33が前記シャフト10側の前記クラッチホルダ35に対し前記使用位置Aから前方(前記前方傾倒位置C側)に回転する。
When the
前記クラッチホルダ35の前記斜面38の傾斜角度(乗り上げ角度)および前記クラッチ33の前記斜面42の傾斜角度(乗り上げ角度)は、基本的に同一とする。基本的に同一にするとは、設計的に同一であって、実際の製品精度範囲内の誤差も含む。また、前記クラッチホルダ35と前記クラッチ33の材質の組み合わせにより、どちらかの傾斜角度を大きくする場合がある。
The inclination angle (climbing angle) of the
「実施形態の作用の説明」
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
"Description of the operation of the embodiment"
The electric retractable
(使用位置Aの説明)
まず、図1に示すように、ミラーアセンブリ4が使用位置Aに位置する状態について説明する。ミラーアセンブリ4が使用位置Aに位置する状態(セット状態、使用状態)のときにおいては、ミラーアセンブリ使用位置決定機構が図11に示す状態にあり、ミラーアセンブリ回転範囲規制機構が図11に示す状態にあり、第1緩衝機構が図14に示す状態にあり、第2緩衝機構としてのクラッチ機構15が図14、図15に示す状態にある。
(Description of use position A)
First, as shown in FIG. 1, a state where the
すなわち、ミラーアセンブリ使用位置決定機構は、図11に示すように、ストッパ部材6のストッパ凸部44の寄せ面兼当接面45がシャフト10のストッパ凸部43の当接面49に当接している状態にある。この結果、ストッパ部材6は、シャフト10に対して図11中の反時計方向の回転が阻止されている。すなわち、ミラーアセンブリ4は、使用位置Aから前方方向の回転が阻止されている。これにより、ミラーアセンブリ4は、振れることなく確実に使用位置Aに位置する。
That is, in the mirror assembly use position determining mechanism, as shown in FIG. 11, the abutment surface /
ミラーアセンブリ回転範囲規制機構は、図11に示すように、シャフトホルダ9の円弧凸部21の2個の当接面すなわち後方当接面22Bおよび前方当接面22Fと、ギアケース11の円弧溝24の2個の当接面すなわち後方当接面25Bおよび前方当接面25Fとが非当接状態にある。この結果、ギアケース11は、シャフトホルダ9に対して回転可能である。
As shown in FIG. 11, the mirror assembly rotation range restricting mechanism includes two contact surfaces of the arc
第1緩衝機構は、図14に示すように、ストッパ部材6のノッチ部47とギアケース11のノッチ部48とが相互に嵌合している。この結果、ギアケース11とストッパ部材6とは、一体の状態にあるので、ギアケース11は、ストッパ部材6を介してシャフト10に対して、図11中の反時計方向の回転が阻止されている。すなわち、ミラーアセンブリ4は、使用位置Aから前方方向の回転が阻止されている。逆方向には、ギアの締付けで回転が阻止されている。これにより、ミラーアセンブリ4は、振れることなく確実に使用位置Aに位置する。
As shown in FIG. 14, in the first buffer mechanism, the
第2緩衝機構としてのクラッチ機構15は、図14、図15に示すように、クラッチ33のクラッチ凸部40の斜面42とクラッチホルダ35のクラッチ凹部41の斜面38とが嵌合状態にあるので、クラッチギア32とクラッチホルダ35とが続状態にある。このために、クラッチギア32およびクラッチ33は、クラッチホルダ35と共に、シャフト10に対して回転不可能の状態にある。これにより、ミラーアセンブリ4は、振れることなく確実に使用位置Aに位置する。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
このとき、シャフト10の凸壁部51の上面とギアケース11の凸壁部57の下面との間には、ストッパ部材6の介在部56が介在されている。このために、シャフト10とギアケース11との間の隙間が介在部56で埋められる。これにより、ギアケース11がシャフト10に対して傾倒することがなく安定する。その結果、ミラーのぶれがなくなり、ミラーアセンブリ4の電動停止時の姿勢が良くなり、ミラーによる視認性が向上される。また、走行中において、風がシャフト10とギアケース11との間の隙間に入ることを防ぐことができるので、走行中の風切音を防止することができる。しかも、水や埃などが外部からシャフト10とギアケース11との間の隙間に入ることを防ぐことができるので、耐久性が向上することができる。
At this time, the
ストッパ部材6の介在部56は、円環状形状をなし、シャフト10の円環状形状の凸壁部51の上面とギアケース11の円環状形状の凸壁部57の下面との間に介在されている。すなわち、ストッパ部材6の介在部56は、シャフト10の凸壁部51とギアケース11の凸壁部57との間に全周に亘って介在されている。このために、シャフト10とギアケース11との間の隙間が介在部56で埋められている状態は、ミラーアセンブリ4が使用位置Aに位置するときのみだけではなく、ミラーアセンブリ4が、後方格納位置Bに位置するとき、使用位置Aと後方格納位置Bとの間を回転するとき、においても保持されている。
The
(使用位置Aから後方格納位置Bへの電動回転の説明)
このセット状態(使用状態)において、自動車の室内のスイッチ(図示せず)を操作して、コネクタ8、ソケット部7、基板27を介してモータ13に給電してモータ13を駆動させる。すると、モータ13の回転力は、出力軸、減速機構14を介してシャフト10に固定されたクラッチギア32に伝達される。
(Description of electric rotation from use position A to rear storage position B)
In this set state (use state), a switch (not shown) in the automobile is operated to supply power to the
このとき、クラッチギア32は、クラッチ33およびクラッチホルダ35と共に、シャフト10に対して回転不可能の状態にあるので、減速機構14の第2ウォームギア31がクラッチギア32を固定ギアとしてシャフト10の回転中心O−O回りに回転する。この回転により電動格納ユニット3を内蔵したミラーアセンブリ4は、図1に示すように、シャフト10の回転中心O−O回りに使用位置Aから後方格納位置Bへと上から見て時計方向に回転する。
At this time, the
このミラーアセンブリ4が使用位置Aから後方格納位置Bへと上から見て時計方向に回転すると、電動格納ユニット3のギアケース11とストッパ部材6がシャフト10に対して同様に上から見て時計方向(図12中の実線矢印方向)に回転する。これに伴って、ストッパ部材6のストッパ凸部44の寄せ面兼当接面45がシャフト10のストッパ凸部43の当接面49から離れる。
When this
ミラーアセンブリ4が後方格納位置Bに位置すると、図12に示すように、ギアケース11の円弧溝24の一方の後方当接面25Bがシャフトホルダ9の円弧凸部21の一方の後方当接面22Bに当たって、ギアケース11の回転が停止する。これと同時に、モータ13に供給される電流(作動電流)の値が上昇して所定値に達して、基板27のスイッチ回路が作動してモータ13への電流供給が遮断される。この結果、ミラーアセンブリ4が図1に示す所定の位置の後方格納位置Bに停止して位置する。
When the
(後方格納位置Bから使用位置Aへの電動回転復帰の説明)
つぎに、図1に示すように、後方格納位置Bに位置するミラーアセンブリ4を使用位置Aに電動回転させて復帰させる場合について説明する。ミラーアセンブリ4が後方格納位置Bに位置する状態(格納状態)において、自動車の室内のスイッチ(図示せず)を操作してモータ13を駆動させる。すると、モータ13の回転力が減速機構14を介して回転不可能の状態にあるクラッチギア32に伝達される。これにより、電動格納ユニット3を内蔵したミラーアセンブリ4は、図1に示すように、シャフト10の回転中心O−O回りに後方格納位置Bから使用位置Aへと上から見て反時計方向に回転する。
(Description of electric rotation return from the rear storage position B to the use position A)
Next, as shown in FIG. 1, the case where the
このミラーアセンブリ4が後方格納位置Bから使用位置Aへと上から見て反時計方向に回転していると、電動格納ユニット3のギアケース11とストッパ部材6がシャフト10に対して同様に上から見て反時計方向(図12中の実線矢印方向と逆方向)に回転している。これに伴って、ギアケース11の円弧溝24の一方の後方当接面25Bがシャフトホルダ9の円弧凸部21の一方の後方当接面22Bから離れる。
When the
ミラーアセンブリ4が使用位置Aに位置すると、図11に示すように、ストッパ部材6のストッパ凸部44の寄せ面兼当接面45がシャフト10のストッパ凸部43の当接面49に当接する。この結果、ギアケース11とストッパ部材6との回転が停止する。これと同時に、モータ13に供給される電流(作動電流)の値が上昇して所定値に達して、基板27のスイッチ回路が作動してモータ13への電流供給が遮断される。この結果、ミラーアセンブリ4が図1に示す所定の位置の使用位置Aに停止して位置する。
When the
(ミラーアセンブリ4の使用位置Aと後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動するストッパ部材6の説明)
ミラーアセンブリ4が使用位置Aと後方格納位置Bとの間において回転すると同時に、ストッパ部材6の摺動面55もシャフト10の摺動面50、58上を回転摺動する。このとき、図9(B)、図12中の実線矢印に示すように、ミラーアセンブリ4が使用位置Aから後方格納位置Bに回転する時には、ストッパ部材6のストッパ凸部44の寄せ面53がシャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52をシャフト10の回転中心O−O側に寄せる。一方、ミラーアセンブリ4が後方格納位置Bから使用位置Aに回転する時には、ストッパ部材6のストッパ凸部44の当接面兼寄せ面45がシャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52をシャフト10の回転中心O−O側に寄せる。
(Description of the
At the same time that the
シャフト10の回転中心O−O側に寄せられた潤滑剤52は、時間の経過に伴って、図10(B)、図12中の実線矢印に示すように、シャフト10の回転中心O−O側から、シャフト10の摺動面50、58の外周縁およびストッパ部材6の摺動面55の外周縁側に流動供給される。シャフト10の摺動面50、58の外周縁およびストッパ部材6の摺動面55の外周縁側に流動した潤滑剤52は、シャフト10の凸壁部51により、せき止められていて、シャフト10の摺動面50、58の外周縁とストッパ部材6の摺動面55の外周縁との間から外部に流出するのを防止されている。
The
シャフト10の摺動面50、58の外周縁およびストッパ部材6の摺動面55の外周縁側に流動した潤滑剤52は、ストッパ部材6がシャフト10の摺動面50、58上をミラーアセンブリ4の使用位置Aと後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動することにより、再びシャフト10の回転中心O−O側に寄せられる。このように、潤滑剤52を、シャフト10の摺動面50、58とストッパ部材6の摺動面55との間において、自動的に循環展開させることができる。
The
また、ストッパ部材6の摺動面55は、2個の扇形状のストッパ凸部44の下面と円環状のワッシャ部54の下面とからなるものである。すなわち、ストッパ部材6の摺動面55の面積が大きくなる。このために、ストッパ部材6の摺動面55とシャフト10の摺動面50、58との摩耗を抑制することができ、耐久性が向上される。
The sliding surface 55 of the
しかも、ワッシャ部54は、摺動性が高く(低摩擦)かつ耐摩耗性が強い部材から構成されているストッパ部材6に一体に設けられているものである。このために、この樹脂製のワッシャ部54は、金属製のワッシャと比較して、シャフト10の摺動面50、58に対して、高摺動性と高耐摩耗性とを保って摺動することができる。これにより、シャフト10中に挿通するハーネスの本数が増して、シャフト10の径が大きくなり、それに伴って、ワッシャ部54の径が大きくなっても、ストッパ部材6の摺動面55とシャフト10の摺動面50、58との摩耗を抑制することができ、耐久性が向上される。その上、ストッパ部材6にワッシャ部54(ワッシャ)を一体に設けたものであるから、部品点数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
In addition, the washer portion 54 is provided integrally with the
(使用位置Aから前方傾倒位置Cへの緩衝傾倒の説明)
さらに、図1に示すように、使用位置Aに位置するミラーアセンブリ4を緩衝のために前方傾倒位置Cに傾倒させる場合について説明する。ミラーアセンブリ4のセット状態(使用状態)において、使用位置Aに位置するミラーアセンブリ4に上から見て反時計方向の力であって、モータ13および減速機構14による電動回転力よりも大きい力(手動による力、何かがミラーアセンブリ4に当たったときの力)がかかる。すると、ミラーアセンブリ4に取り付けられているギアケース11が上から見て反時計方向(図13、図14中の実線矢印方向)に回転しようとする。
(Explanation of buffer tilt from use position A to forward tilt position C)
Furthermore, as shown in FIG. 1, the case where the
このとき、図11に示すように、ストッパ部材6のストッパ凸部44の寄せ面兼当接面45がシャフト10のストッパ凸部43の当接面49に当接している。このために、ストッパ部材6は、シャフト10に対して、反時計方向の回転が規制されている。すなわち、ストッパ部材6は、シャフト10に対して、反時計方向に回転することができない。これにより、ギアケース11のみが、ストッパ部材6およびシャフト10に対して、反時計方向に回転しようとする。
At this time, as shown in FIG. 11, the approaching and abutting
すると、図15に示すように、スプリング36のスプリング力に抗して、ギアケース11のノッチ部48の斜面34がストッパ部材6のノッチ部47の斜面28に沿って乗り上がる。すなわち、ギアケース11がストッパ部材6およびシャフト10に対して移動(回転上昇)する。つぎに、ギアケース11がさらに上から見て反時計方向に回転しようとする。すると、図3、図4に示すように、クラッチギア32と第2ウォームギア31との間のバックラッシュが詰まり、その第2ウォームギア31のスラスト方向の隙間が詰まり、シャフト10とクラッチホルダ35との間の嵌合隙間が詰まる。
Then, as shown in FIG. 15, the
クラッチホルダ35は、シャフト10に回転不可能に嵌合されているので、図16中の実線矢印に示すように、ギアケース11側のクラッチ33がシャフト10の固定側のクラッチホルダ35に対して回転しようとする。すると、ギアケース11側のクラッチ33のクラッチ凸部40の斜面42がシャフト10の固定側のクラッチホルダ35を押し上げる。そして、図16に示すように、クラッチ33のクラッチ凸部40の斜面42とクラッチホルダ35のクラッチ凹部41の斜面38との嵌合状態が外れる。このとき、クラッチホルダ35は、スプリング36のスプリング力に抗してシャフト10に対して移動(回転上昇)し、クラッチ33は、図16中の実線矢印に示すように、反時計方向に回転する。
Since the
この結果、ギアケース11(カバー12、モータ13、減速機構14、軸受部材16、クラッチギア32、クラッチ33を含む)は、上から見て反時計方向に回転する。すると、図1に示すように、ミラーアセンブリ4は、使用位置Aから前方傾倒位置Cへと上から見て反時計方向に回転して、図13に示すように、ギアケース11の円弧溝24の他方の前方当接面25Fがシャフトホルダ9の円弧凸部21の他方の前方当接面22Fに当接した時点で、前方傾倒位置Cに位置する。
As a result, the gear case 11 (including the
「実施形態の効果の説明」
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
"Description of the effect of the embodiment"
The electric retractable
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、ストッパ部材6がミラーアセンブリ4の使用位置Aと後方格納位置Bとの間における回転と共に回転摺動する際に、そのストッパ部材6の当接面兼寄せ面45、寄せ面53がシャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52をシャフト10の回転中心O−O側に寄せるものである。この結果、シャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52がシャフト10の摺動面50、58の外周縁とストッパ部材6の摺動面55の外周縁との間から外側に流出するのを防ぐことができる。
In the electric retractable
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、ストッパ部材6の当接面兼寄せ面45、寄せ面53が、ストッパ部材6のストッパ部44の両側面、すなわち、ミラーアセンブリ4の使用位置Aから後方格納位置Bへの回転方向側の面(53)、および、ミラーアセンブリ4の後方格納位置Bから使用位置Aへの回転方向側の面(45)、にそれぞれ設けられている。このために、ストッパ部材6を、自動車の右側のドアDに装備される電動格納式ドアミラー装置1と自動車の左側のドアに装備される電動格納式ドアミラー装置とに、供用することができる。
In the electric retractable
しかも、この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、ミラーアセンブリ4が使用位置Aから後方格納位置Bに回転する時と後方格納位置Bから使用位置Aに回転する時との両方向の回転時において、ストッパ部材6の当接面兼寄せ面45、寄せ面53がシャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52をシャフト10の回転中心O−O側に寄せることができ、潤滑剤52がシャフト10の摺動面50、58の外周縁とストッパ部材6の摺動面55の外周縁との間から外側に流出するのをさらに確実に防止することができる。
In addition, the electric retractable
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、当接面兼寄せ面45、寄せ面53が、図7に示すように、シャフト10の回転中心O−Oを通る線に対して、ミラーアセンブリ4の回転方向側に角度θ分傾斜している。このために、ストッパ部材6の当接面兼寄せ面45、寄せ面53がシャフト10の摺動面50、58上に塗布されている潤滑剤52をシャフト10の回転中心O−O側に容易にかつ確実に寄せることができる。
In the electric retractable
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、摺動面50、58が、図9、図10に示すように、シャフト10の回転中心O−Oからシャフト10の鍔部59の外周縁にかけて、下り勾配の傾斜面をなす。このために、ストッパ部材6の当接面兼寄せ面45、寄せ面53によりシャフト10の回転中心O−O側に寄せられた潤滑剤52を、シャフト10の摺動面50、58の外周縁およびストッパ部材6の摺動面55の外周縁側に、スムーズにかつ確実に循環供給することができる。
In the electric retractable
この実施形態における電動格納式ドアミラー装置1は、摺動面50、58の外周縁すなわちシャフト10の鍔部59の外周縁には、円環状の凸壁部(ダム部)51が一体に設けられている。このために、潤滑剤52がシャフト10の摺動面50、58の外周縁とストッパ部材6の摺動面55の外周縁との間から外部に流出するのを確実に防止することができる。
In the electric retractable
「実施形態以外の例の説明」
なお、前記の実施形態においては、電動格納式のドアミラー装置について説明するものである。ところが、この発明においては、電動格納式のドアミラー装置以外の車両用アウトサイドミラー装置にも適用できる。たとえば、電動格納式の車両用フェンダミラー装置などの電動格納式の車両用アウトサイドミラー装置に適用することができる。
"Description of examples other than embodiment"
In the above embodiment, an electrically retractable door mirror device will be described. However, the present invention can also be applied to a vehicle outside mirror device other than the electrically retractable door mirror device. For example, the present invention can be applied to an electrically retractable vehicle outside mirror device such as an electrically retractable vehicle fender mirror device.
また、前記の実施形態においては、第1緩衝機構の第1部材のストッパ部材6のノッチ部47、第2部材のギアケース11のノッチ部48が1セット複数個この例では4個であって2セットそれぞれ設けられていて、一方、第2緩衝機構のクラッチ機構15の第1部材のクラッチホルダ35のノッチ部のクラッチ凹部41、第2部材のクラッチ33のノッチ部のクラッチ凸部40が3個それぞれ設けられているものである。ところが、この発明においては、第1緩衝機構のストッパ部材6のノッチ部47、ギアケース11のノッチ部48の個数、一方、第2緩衝機構のクラッチ機構15のクラッチホルダ35のクラッチ凹部41、クラッチ33のクラッチ凸部40の個数を特に限定しない。
In the above-described embodiment, the set of the
さらに、前記の実施形態においては、ストッパ部材6のストッパ凸部44の両側面に寄せ面45、53をそれぞれ設けるものである。ところが、この発明においては、ストッパ部材6のストッパ凸部44のいずれか一方の側面に寄せ面を設けるものであっても良い。
Further, in the above-described embodiment, the approach surfaces 45 and 53 are provided on both side surfaces of the stopper
1 電動格納式ドアミラー装置(車両用アウトサイドミラー装置)
2 ベース
3 電動格納ユニット
4 ミラーアセンブリ
5 ミラーハウジング
6 ストッパ部材(第1緩衝機構の第1部材)
7 ソケット部
8 コネクタ
9 シャフトホルダ
10 シャフト
11 ギアケース(第1緩衝機構の第2部材)
12 カバー
13 モータ
14 減速機構
15 クラッチ機構(第2緩衝機構)
16 軸受部材
17 ジョイント
18 収納部
19 挿入孔
20 内側筒部
21 円弧凸部
22B 後方当接面
22F 前方当接面
23 外側筒部
24 円弧溝
25B 後方当接面
25F 前方当接面
26 ハーネス挿通筒部
27 基板
28 斜面
29 第1ウォームギア
30 ヘリカルギア
31 第2ウォームギア
32 クラッチギア
33 クラッチ(第2緩衝機構の第2部材)
34 斜面
35 クラッチホルダ(第2緩衝機構の第1部材)
36 スプリング
37 プッシュナット
38 斜面
39 挿入孔
40 クラッチ凸部(ノッチ部)
41 クラッチ凹部(ノッチ部)
42 斜面
43 ストッパ凸部
44 ストッパ凸部
45 当接面兼寄せ面(寄せ面兼当接面)
46 ワッシャ
47 ノッチ部
48 ノッチ部
49 当接面
50 摺動面
51 凸壁部
52 潤滑剤
53 寄せ面
54 ワッシャ部
55 摺動面
56 介在部
57 凸壁部
58 摺動面
59 鍔部
A 使用位置
B 後方格納位置
C 前方傾倒位置
D ドア(車体)
E 車両の後方
F 車両の前方
O−O シャフトの回転中心
1 Electric retractable door mirror device (vehicle outside mirror device)
2
7 Socket portion 8
12
16
34
36
41 Clutch recess (notch)
42
46
E Rear of vehicle F Front of vehicle OO Center of rotation of shaft
Claims (4)
電動格納ユニットと、
前記ベースに前記電動格納ユニットを介して回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、
を備え、
前記電動格納ユニットは、前記ベースに固定されているシャフトと、前記シャフトに回転可能に取り付けられていてかつ前記ミラーアセンブリが取り付けられているケーシングと、前記ケーシング中に収納されていて、前記ミラーアセンブリを使用位置と後方格納位置との間において回転させるモータおよび回転力伝達機構と、前記シャフトと前記ケーシングとの間に設けられていて、前記シャフトと共に前記ミラーアセンブリを前記使用位置に位置させるストッパ部材と、を備え、
前記シャフトには、前記ストッパ部材が前記ミラーアセンブリの前記使用位置と前記後方格納位置との間における回転と共に回転摺動する摺動面が、設けられていて、
前記シャフトの前記摺動面上には、潤滑剤が塗布されていて、
前記ストッパ部材には、前記ミラーアセンブリの前記使用位置と前記後方格納位置との間における回転と共に回転摺動する際に、前記潤滑剤を前記シャフトの回転中心側に寄せる寄せ面が、設けられている、
ことを特徴とする車両用アウトサイドミラー装置。 A base fixed to the vehicle body,
An electric storage unit;
A mirror assembly rotatably attached to the base via the electric storage unit;
With
The electric storage unit includes a shaft fixed to the base, a casing rotatably attached to the shaft and having the mirror assembly attached thereto, and housed in the casing. And a rotational force transmission mechanism for rotating the motor between the use position and the rear storage position, and a stopper member that is provided between the shaft and the casing and that positions the mirror assembly together with the shaft at the use position. And comprising
The shaft is provided with a sliding surface on which the stopper member rotates and slides with the rotation between the use position of the mirror assembly and the rear storage position,
A lubricant is applied on the sliding surface of the shaft,
The stopper member is provided with a moving surface for bringing the lubricant toward the rotation center side of the shaft when the mirror assembly rotates and slides between the use position and the rear storage position of the mirror assembly. Yes,
The outside mirror device for vehicles characterized by the above-mentioned.
前記ストッパ部材の前記寄せ面は、前記シャフトの前記回転中心を通る線に対して、前記ミラーアセンブリの前記回転方向側に傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アウトサイドミラー装置。 The abutting surface of the stopper member is a surface of the stopper member on the rotation direction side from the use position of the mirror assembly to the rear storage position, and from the rear storage position of the mirror assembly to the use position. Are respectively provided on the surface on the rotation direction side of
The approach surface of the stopper member is inclined toward the rotation direction of the mirror assembly with respect to a line passing through the rotation center of the shaft.
The outside mirror device for vehicles according to claim 1 characterized by things.
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用アウトサイドミラー装置。 The sliding surface of the shaft forms an inclined surface having a downward slope from the rotation center of the shaft to the outer peripheral edge of the shaft.
The outside mirror device for vehicles according to claim 1 or 2 characterized by things.
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用アウトサイドミラー装置。 An annular convex wall portion is provided on the outer peripheral edge of the sliding surface of the shaft.
The outside mirror device for vehicles according to any one of claims 1 to 3 characterized by things.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144491A JP2016020150A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Vehicular outside mirror device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144491A JP2016020150A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Vehicular outside mirror device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016020150A true JP2016020150A (en) | 2016-02-04 |
Family
ID=55265311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014144491A Pending JP2016020150A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Vehicular outside mirror device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016020150A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017100333A1 (en) | 2016-02-04 | 2017-08-10 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle travel control apparatus |
-
2014
- 2014-07-14 JP JP2014144491A patent/JP2016020150A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017100333A1 (en) | 2016-02-04 | 2017-08-10 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle travel control apparatus |
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