以下、認証装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、コードと人物とを撮影した画像から、コードを認証するコード認証と、人物に関する条件を満たしたことを認識する人物認証とを行い、両方の認証許可を得られた場合に、認証許可を示す情報を出力する認証装置を具備する認証システムについて説明する。なお、人物認証は、人物の個体認識、または人物が存在することの認識等である。
また、本実施の形態において、コード認証を用いて、人物を絞り込み、当該絞り込んだ人物に対応する人物情報と、画像から取得した人物情報とを対比して、人物認証を行うため、高速に精度の高い認証処理が行える認証装置を具備する認証システムについて説明する。
また、本実施の形態において、一の画像に撮影されている複数の人物の認証を行える認証装置を具備する認証システムについて説明する。
また、本実施の形態において、コード認証ができたが人物認証ができない場合に、人物認証ができないことの警告を出力する認証装置を具備する認証システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、コード認証ができた場合に、例えば、画像を蓄積したり、画像を送信したり、画像を表示したりする認証システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における認証システムの概念図である。認証システムは、カメラ1、認証装置2、および処理装置3を備える。
処理装置3は、認証許可の情報を受け付け、認証許可に応じた処理を行う。処理装置3は、例えば、認証許可の情報を受け付け、オープンされるドアとその制御装置である。また、処理装置3は、例えば、認証許可の情報を受け付け、当該認証結果を出力するディスプレイ、スピーカー等の出力装置等である。処理装置3は、認証結果を受け付け、当該認証結果を用いて処理を行う装置であれば何でも良い。処理装置3は、ドアと出力装置等の2種類以上の装置を含んでいても良い。
図2は、本実施の形態における認証システムのブロック図である。
認証装置2は、認証情報格納部21、画像格納部22、画像受信部23、コード認証部24、人物認証部25、および出力部26を備える。
処理装置3は、認証結果受信部31、および処理部32を備える。
カメラ1は、画像を撮影する。カメラ1は、撮影して取得した画像を、通常、送信する。画像の送信先は、通常、認証装置2である。なお、カメラ1は、取得した画像を、図示しない記録媒体に蓄積しても良い。
また、カメラ1は、例えば、入口、玄関等に配置されている。カメラ1は、例えば、入口、玄関等に居る人物を撮影する。カメラ1は、例えば、入口、玄関等に居て、建物内に入ろうとする人物を撮影する。
認証装置2を構成する認証情報格納部21は、1または2以上の認証情報を格納し得る。認証情報は、コードに関するコード情報と人物認証情報とを有する。
コード情報とは、コードに関する情報である。コード情報は、例えば、コードから取得された情報(例えば、ID)、コードの画像等である。コードとは、バーコード、二次元バーコード、QRコード(登録商標)、カメレオンコード、文字列、数字列等、識別できるものであれば何でも良い。コードは、カメレオンコード等、色の配列を識別情報として有する二次元コードであることは好適である。コードは、例えば、人物が胸に付けている札に印刷されていたり、人物がぶら下げているストラップにぶら下げている札に印刷されていたりする。
人物認証情報とは、人物を特定するための情報である。人物認証情報は、人物の顔の1以上の特徴量、人物の1以上の属性値、生体認証で利用する情報(虹彩の情報、指紋の情報、静脈の情報など)等、人物を認証できる情報であれば何でも良い。
画像格納部22は、コードと人物とを撮影した画像を格納し得る。ここで、画像とは、通常、動画であるが、静止画でも良い。また、画像は、通常、外部のカメラ1から受信された画像である。ただし、画像は、DVD等の記録媒体に格納されている画像でも良い。
画像は、コードと人物との組を2組以上含むこともあり得る。つまり、画像は、二人以上の人物が撮影された画像でも良い。画像は、例えば、コードが印刷された札やストラップを付けている二人以上の人物が撮影された画像でも良い。
画像受信部23は、カメラ1から画像を受信する。そして、画像受信部23は、通常、受信した画像を画像格納部22に少なくとも一時蓄積する。
コード認証部24は、画像の中のコードを認証する。
コード認証部24は、例えば、画像の中のコードと認証情報格納部21の1以上のコード情報とを用いて、コードを認証する。
コード認証部24は、画像の中の2以上のコードを認証することは好適である。
さらに具体的には、コード認証部24は、例えば、画像の中からコードの領域を切り出し、コードを有する部分画像を取得する。そして、コード認証部24は、コードの領域の部分画像からコード情報を取得する。次に、コード認証部24は、当該コード情報が、認証情報格納部21に存在するか否かを判断する。そして、コード情報が認証情報格納部21に存在する場合は認証許可の認証結果を取得し、存在しない場合は認証不許可の認証結果を取得する。
人物認証部25は、画像の中の人物を認証する。人物認証部25は、通常、画像の中の人物の個体認識を行う。だたし、人物認証部25は、画像の中に人物が存在することを検知するだけでも良い。また、人物認証部25は、人の属性(例えば、性別、年齢層)を認識しても良い。なお、人物の認証とは、顔認証であることは好適である。
人物認証部25は、コード認証部24の認証の後に、画像の中の人物を認証することは好適である。ここで、コード認証部24の認証の後とは、通常、コード認証部24における認証結果が認証許可を示す場合のみ、人物認証部25が、画像の中の人物を認証することである。
人物認証部25は、コード認証部24が認証許可の認証結果を得た際のコード情報と対になる人物情報を認証情報格納部21から取得し、当該人物情報を用いて、画像の中の人物を認証することは好適である。
人物認証部25は、例えば、人物の顔の1以上の特徴量を有する人物情報を用いて、画像の中の人物を認証する。
また、人物認証部25は、例えば、画像の中に人物が存在することを認識し、人物が存在する場合に、認証許可を示す認証結果を取得する。
人物認証部25は、画像の中の2以上の人物を認証することは好適である。
具体的には、人物認証部25は、例えば、画像格納部22の画像の中の人物の画像を取得し、当該人物の画像から人物に関する人物情報を取得し、当該人物情報と、予め格納されている人物認証情報とを用いて、認証を行う。なお、上記の人物とは、人物の一部でも良く、例えば、顔でも良い。
さらに具体的には、人物認証部25は、例えば、画像格納部22の画像の中の人物の画像を抽出する。そして、人物認証部25は、当該人物の画像から1以上の特徴量を有する人物情報を取得する。次に、人物認証部25は、取得した人物情報と、認証情報格納部21に格納されている1以上の各人物認証情報とを比較し、取得した人物情報に予め決められた条件を満たすほど近い人物認証情報が存在するか否かを判断する。人物認証部25は、取得した人物情報に予め決められた条件を満たすほど近い人物認証情報が存在する場合は認証許可の認証結果を取得し、存在しない場合は認証不許可の認証結果を取得する。
また、人物認証部25は、コード認証部24が認証許可の認証結果を得た際のコード情報と対になる人物情報(第一の人物情報とする)を認証情報格納部21から取得する。そして、人物認証部25は、例えば、画像格納部22の画像の中の、前記コードに対応する人物の画像を抽出する。そして、人物認証部25は、当該人物の画像から人物情報(第二の人物情報とする)を取得する。次に、人物認証部25は、第一の人物情報と第二の人物情報とを比較し、予め決められた条件を満たすほど、2つの人物情報が近似するか否かを判断する。そして、人物認証部25は予め決められた条件を満たすほど2つの人物情報が近似する場合は認証許可の認証結果を取得し、近似しない場合は認証不許可の認証結果を取得する。
出力部26は、認証結果を出力する。出力部26は、通常、コード認証部24、および人物認証部25における認証結果を出力する。なお、出力とは、外部の装置への送信、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。ここで、出力は、処理部32への送信であることが好適である。
出力部26は、例えば、コード認証部24の認証結果が認証許可を示す情報であり、かつ人物認証部25の認証結果が認証許可を示す場合のみ、認証許可を示す情報である認証結果を出力する。
出力部26は、例えば、コード認証部24の認証結果、および人物認証部25の認証結果を、別々に出力しても良い。
出力部26は、2以上の人物に対する認証結果を出力することは好適である。2以上の人物に対する認証結果とは、2以上の認証結果でも良いし、集約した一の認証結果でも良い。例えば、全員の認証結果が認証許可の場合のみ、集約した一の認証結果が認証許可となる。
つまり、出力部26は、2以上の各人物に対する2以上の認証結果を出力しても良いし、2以上の人物に対する2以上の認証結果を集約した認証結果を出力しても良い。
出力部26は、コード認証部24が認証許可の認証結果を取得し、かつ人物認証部25が認証不許可の認証結果を取得した場合、人物認証できないことを示す認証結果を出力することは好適である。
出力部26は、コード認証部24が認証許可の認証結果を取得した場合、画像を出力する。ここでの出力とは、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどであることが好適である。
処理装置3を構成する認証結果受信部31は、認証装置2から認証結果を受信する。認証結果受信部31は、認証装置2の出力部26から送信された認証結果を受信することは好適である。
処理部32は、認証結果受信部31が受信した認証結果を用いて、処理を行う。処理部32は、通常、認証結果が認証許可である場合と認証不許可である場合とで、異なる処理を行う。処理部32は、例えば、認証結果が認証許可である場合のみ、ドアを開く。また、処理部32は、例えば、認証結果が認証不許可である場合のみ、警告を出力する。また、処理部32は、例えば、認証結果が認証不許可である場合のみ、画像の蓄積または外部装置への画像の送信を行う。
認証情報格納部21、画像格納部22は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
認証情報格納部21等に認証情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して認証情報等が認証情報格納部21等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された認証情報等が認証情報格納部21等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された認証情報等が認証情報格納部21等で記憶されるようになってもよい。
画像受信部23は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
コード認証部24、人物認証部25、処理部32は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コード認証部24等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部26は、通常、無線または有線の送信手段により実現され得る。ただし、出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスにより実現されても良い。また、出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
認証結果受信部31は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
次に、認証システムの動作について説明する。まず、カメラ1の動作について説明する。カメラ1は、通常、ユーザの開始指示を受け付け、撮影を開始する。そして、撮影中、カメラ1は、取得した画像を認証装置2に送信する。また、カメラ1は、通常、ユーザの終了指示を受け付け、撮影を終了する。
次に、認証装置2の動作の第一の例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)画像受信部23は、カメラ1で撮影された画像を受信したか否かを判断する。画像を受信すればステップS302に行き、画像を受信しなければステップS301に戻る。
(ステップS302)人物認証部25は、図示しない記録媒体に格納されている画像であって、先に認証した対象の画像と、ステップS301で受信された画像とを比較し、予め決められた条件を満たすほど近似するか否かを判断する。予め決められた条件を満たすほど近似する場合はステップS303に行き、近似しない場合はステップS301に戻る。なお、2つの画像を比較し、類似度を算出したり、予め決められた条件を満たすほど近似するか否かを判断したりする処理は公知の処理であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS303)人物認証部25は、ステップS301で受信された画像の中で、認証対象の画像を取得する。認証対象の画像とは、通常、認証対象の静止画である。なお、人物認証部25は、例えば、動画である画像の中から、最初の静止画を取得する。また、人物認証部25は、例えば、動画である画像を構成する各静止画の中から顔を認識できる静止画を取得する。また、人物認証部25は、例えば、動画である画像を構成する各静止画の中から、最も大きく顔を認識できる静止画を取得する。なお、人物認証部25は、例えば、動画を構成する各静止画について、顔認識の技術を用いて顔の領域を取得し、当該顔の領域が最も大きい静止画を取得する。
(ステップS304)人物認証部25は、ステップS303で取得した認証対象の画像から、1または2以上の人物の領域の画像を切り出す。なお、人物認証部25は、例えば、認証対象の画像から顔の領域を認識し、当該顔の領域と、その周りの閾値以内の領域を切り出しても良い。また、人物認証部25は、例えば、認証対象の画像から、人物の枠を検知し、当該枠内の領域を、人物の領域の画像として切り出しても良い。
(ステップS305)コード認証部24は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS306)コード認証部24は、i番目の人物の領域が存在するか否かを判断する。i番目の人物の領域が存在すればステップS307に行き、i番目の人物の領域が存在しなければステップS320に行く。
(ステップS307)コード認証部24は、i番目の人物の領域から、コードの領域を切り出す。なお、画像から、バーコード、二次元バーコード、QRコード、カメレオンコード等のコードの領域を切り出す技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
(ステップS308)コード認証部24は、ステップS307で切り出したコードの領域の画像から、コード情報を取得する。かかる処理は、例えば、バーコードリーダー等の公知技術である。
(ステップS309)コード認証部24は、ステップS308で取得したコード情報をキーとして、認証情報格納部21を検索する。
(ステップS310)コード認証部24は、ステップS309における検索の結果、ステップS308で取得したコード情報が認証情報格納部21に存在する場合はステップS311に行き、存在しない場合はステップS318に行く。
(ステップS311)コード認証部24は、変数「コードの認証結果」に値「認証許可(例えば、「1」)」を代入する。
(ステップS312)人物認証部25は、ステップS309で検索されたコード情報と対になる人物認証情報を、認証情報格納部21から取得する。ここで、人物認証部25は、通常、一の人物認証情報を取得するが、2以上の人物認証情報を取得しても良い。2以上の人物認証情報を取得する場合とは、例えば、複数人に同じコードが割り振られている場合である。なお、かかる複数人は、例えば、同じ組織に属する者など、グループを構成する。
(ステップS313)人物認証部25は、i番目の人物の領域から、人物情報を取得する。なお、人物を含む画像から、人物情報を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
(ステップS314)人物認証部25は、ステップS312で取得した人物認証情報と、ステップS313で取得した人物情報とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似するか否かを判断する。条件を満たすほど近似する場合はステップS315に行き、近似しない場合はステップS316に行く。
(ステップS315)人物認証部25は、変数「i番目の人物の認証結果」に値「認証許可(例えば、「1」)」を代入する。ステップS317に行く。
(ステップS316)人物認証部25は、変数「i番目の人物の認証結果」に値「認証不許可(例えば、「−1」)」を代入する。なお、ここで、出力部26は、画像を出力することは好適である。また、ここで出力とは、画像の蓄積、外部装置への送信等である。
(ステップS317)人物認証部25は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS306に戻る。
(ステップS318)コード認証部24は、変数「コードの認証結果」に値「認証不許可(例えば、「−1」)」を代入する。
(ステップS319)出力部26は、画像を出力する。この画像とは、ステップS301で受信された画像、またはステップS303で取得された認証対象の画像である。また、ここで出力とは、画像の蓄積、外部装置への送信等である。
(ステップS320)出力部26は、変数「コードの認証結果」の値、変数「i番目の人物の認証結果」の値を用いて、出力する認証結果を構成する。出力する認証結果は、変数「コードの認証結果」の値、変数「i番目の人物の認証結果」の値を集約した情報でも良いし、変数「コードの認証結果」の値と変数「i番目の人物の認証結果」の値を含む情報でも良い。なお、「i番目の人物の認証結果とは、1または2以上の人物の認証結果である。
(ステップS321)出力部26は、ステップS320で構成した認証結果を出力する。
(ステップS322)出力部26は、ステップS303で取得された認証対象の画像を、図示しない記録媒体に蓄積する。ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、認証装置2は、まず、認証対象の画像から人物の領域を切り出し、当該人物の領域からコードの領域を切り出した。しかし、他の方法でも良い。つまり、コードの領域と人物の領域の取得方法、取得手順等は問わない。
また、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、認証装置2の動作の第二の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
(ステップS401)コード認証部24は、ステップS303で取得された認証対象の画像から、1または2以上のコードの領域を取得する。コードの領域とは、コードの画像である。
(ステップS402)コード認証部24は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)コード認証部24は、ステップS401で取得した1以上のコードの領域のうち、i番目のコードの領域が存在するか否かを判断する。i番目のコードの領域が存在すればステップS308に行き、i番目のコードの領域が存在しなければステップS320に行く。
(ステップS404)人物認証部25は、i番目のコードの領域に対応するi番目の人物の領域を取得する。なお、人物認証部25は、1以上の人物の領域のうち、i番目のコードの領域に最も近い領域を、対応するi番目の人物の領域であると判断しても良い。また、人物認証部25は、i番目のコードの領域を含む人物の領域を、対応するi番目の人物の領域であると判断しても良い。対応するi番目の人物の領域を取得するアルゴリズムは問わない。
(ステップS405)人物認証部25は、ステップS404で取得したi番目の人物の領域の画像から、i番目の人物情報を取得する。ステップS314に行く。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における認証システムの具体的な動作について説明する。認証システムの概念図は図1である。
今、処理装置3は、認証結果に応じて、ドアを開ける装置であるドア制御装置およびドアである、とする。
また、認証装置2の認証情報格納部21は、図5に示す認証情報管理表を格納している、とする。認証情報管理表は、「ID」「コード」「コード情報」「人物写真」「人物認証情報」を有するレコードを1以上、格納している。「ID」は、レコードを識別する情報である。「コード」は、ここでは、色の配列を識別情報として有する二次元コードである。さらに具体的には、カメレオンコードである。また、「コード情報」はコードから抽出されるユニークな情報である。「人物写真」は事前に登録された人物の静止画である。「人物認証情報」は、人物写真から抽出した特徴量ベクトルである。特徴量ベクトルは、1以上の特徴量を有する。特徴量は、人物写真から抽出できる特徴的な値であり、例えば、目と目との間隔、性別、年齢層、鼻の形のタイプ、口の形のタイプ、顔の形のタイプ等である。
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。具体例1は、認証対象の人物が一人の場合である。つまり、具体例1は、一人だけ撮影された画像から認証を行う場合である。また、具体例2は、認証対象の人物が二人以上の場合(ここでは、二人とする)である。つまり、具体例2は、二人以上が撮影された画像から認証を行う場合である。また、具体例3は、認証対象の人物が一人で、認証不許可の場合である。さらに、具体例4は、認証対象の人物が二人以上の場合(ここでは、二人とする)で、認証不許可の場合である。
(具体例1)
Aさんがドアの前に来た、とする。また、Aさんの胸には、コードが印刷された名札601が付いている、とする。
そして、カメラ1は、Aさんを撮影した画像を取得し、認証装置2に送信する。
次に、認証装置2の画像受信部23は、カメラ1で撮影された画像(図6参照)を受信する。
次に、人物認証部25は、図示しない記録媒体に格納されている画像であって、先に認証した対象の画像と、受信された画像とを比較し、予め決められた条件を満たすほど近似しない、と判断する。ここでは、図示しない記録媒体に格納されている画像が格納されていないからである。
次に、人物認証部25は、受信された画像の中で、認証対象の画像(Aさんの画像(602))を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した認証対象の画像から、Aさんの領域の画像を切り出す。
次に、コード認証部24は、Aさんの領域の画像から、コードの領域(601)を切り出す。
次に、コード認証部24は、切り出したコードの領域の画像から、コード情報「1111115・・・」を取得する。
次に、コード認証部24は、取得したコード情報をキーとして、認証情報管理表を検索し、「ID=3」のレコードにマッチすることを検知する。そして、コード認証部24は、変数「コードの認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、検索されたコード情報と対になる人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)を、認証情報管理表から取得する。
また、人物認証部25は、Aさんの領域の画像から、人物情報を取得する。なお、ここで、人物認証部25は、Aさんの領域の画像から、コードの領域の画像を除いた領域から、人物情報を取得することは好適である。また、ここで取得された人物情報は、(8,8,8,6,3,・・・)であった、とする。
次に、人物認証部25は、取得した人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)と、取得した人物情報(8,8,8,6,3,・・・)とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似すると判断した、とする。なお、人物認証部25は、例えば、2つのベクトルのコサイン値を算出し、コサイン値を用いて、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似するか否かを判断する。
次に、人物認証部25は、変数「人物の認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、出力部26は、変数「コードの認証結果」の値「1」、変数「人物の認証結果」の値「1」を用いて、出力する認証結果「1」を構成する。
次に、出力部26は、認証結果「1」をドア制御装置に送付する。
ドア制御装置は、認証結果「1」を受け付け、ドアをオープンする。その結果、Aさんはドアの向こう側に移動できる。
(具体例2)
AさんとBさんとがドアの前に一緒に来た、とする。また、図7に示すように、Aさんの胸には、コードが印刷された名札601が付いている、とする。また、図7に示すように、Bさんは、コードが印刷された名札701を、ストラップで首からかけている、とする。
そして、カメラ1は、AさんとBさんとを撮影した画像を取得し、認証装置2に送信する。
次に、認証装置2の画像受信部23は、カメラ1で撮影された画像を受信する。
次に、人物認証部25は、図示しない記録媒体に格納されている画像であって、先に認証した対象の画像と、受信された画像とを比較し、予め決められた条件を満たすほど近似しない、と判断する。
次に、人物認証部25は、受信された画像の中で、認証対象の画像(AさんとBさんが映っている画像)を取得する。
次に、コード認証部24は、認証対象の画像から、1または2以上のコードの領域を取得する。
次に、人物認証部25は、1番目のコードの領域の画像(例えば、Bさんのコードの画像)から、コード情報「1111547・・・」を取得する。
次に、コード認証部24は、取得したコード情報をキーとして、認証情報管理表を検索する。
次に、コード認証部24の検索の結果、取得したコード情報が認証情報管理表に存在するので、コード認証部24は、変数「1番目のコードの認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、検索されたコード情報「1111547・・・」と対になる人物認証情報(12,6,7,3,2,・・・)を、認証情報管理表から取得する。
次に、人物認証部25は、1番目のコードの領域に対応する1番目の人物の領域を取得する。ここでは、1番目のコードの領域を含む人物の領域の画像を取得する。
次に、人物認証部25は、1番目の人物の領域の画像から、人物情報(11,5,7,3,3,・・・)を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した人物認証情報(12,6,7,3,2,・・・)と、取得した人物情報(11,5,7,3,3,・・・)とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似している、と判断する。
次に、人物認証部25は、変数「1番目の人物の認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、2番目のコードの領域の画像(例えば、Bさんのコードの画像)から、コード情報「1111115・・・」を取得する。
次に、コード認証部24は、取得したコード情報をキーとして、認証情報管理表を検索する。
次に、コード認証部24の検索の結果、取得したコード情報が認証情報管理表に存在するので、コード認証部24は、変数「2番目のコードの認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、検索されたコード情報「1111115・・・」と対になる人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)を、認証情報管理表から取得する。
次に、人物認証部25は、2番目のコードの領域に対応する2番目の人物の領域を取得する。ここでは、2番目のコードの領域を含む人物の領域の画像を取得する。
次に、人物認証部25は、2番目の人物の領域の画像から、人物情報(8,7,7,7,3,・・・)を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)と、取得した人物情報(8,7,7,7,3,・・・)とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似している、と判断する。
次に、人物認証部25は、変数「2番目の人物の認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、出力部26は、変数「1番目と2番目のコードの認証結果」の値、変数「1番目と2番目の人物の認証結果」の値を集計した内容の値であり、出力する認証結果を構成する。出力する認証結果は、「認証許可「1」」である。
次に、出力部26は、構成した認証結果「認証許可「1」」を、ドア制御装置に送信する。また、出力部26は、取得された認証対象の画像を、図示しない記録媒体に蓄積する。
次に、ドア制御装置は、認証結果「1」を受け付け、ドアをオープンする。その結果、Aさんはドアの向こう側に移動できる。
(具体例3)
Aさんがコードを持参していない状態で、ドアの前に来た、とする(図8参照)。図8において、Aさんはコードが印刷された名札等を保持していない。
そして、カメラ1は、Aさんを撮影した画像を取得し、認証装置2に送信する。
次に、認証装置2の画像受信部23は、カメラ1で撮影された画像を受信する。
次に、人物認証部25は、図示しない記録媒体に格納されている画像であって、先に認証した対象の画像と、受信された画像とを比較し、予め決められた条件を満たすほど近似しない、と判断する。
次に、人物認証部25は、受信された画像の中で、認証対象の画像(Aさんの画像)を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した認証対象の画像から、Aさんの領域の画像を切り出す。
次に、コード認証部24は、Aさんの領域の画像から、コードの領域を切り出そうとする。しかし、コード認証部24は、コードの領域を切り出せない。
そして、コード認証部24は、コード情報を取得できない。
次に、コード認証部24は、変数「コードの認証結果」に値「認証不許可(例えば、「−1」)」を代入する。
そして、出力部26は、画像を図示しない記録媒体に蓄積する。
次に、出力部26は、出力する認証結果「−1」を構成する。
次に、出力部26は、認証結果「−1」を用いて、認証結果である警告のブザーを出力する。なお、出力部26は、「コードが認識できません」といった警告をディスプレイに出力したり、音声出力する等しても良い。
(具体例4)
AさんとCさんとがドアの前に一緒に来た、とする。また、図9に示すように、Aさんの胸には、コードが印刷された名札601が付いている、とする。また、図9に示すように、Cさんは、Bさんのコードが印刷された名札901を、ストラップで首からかけている、とする。なお、名札901は、本来、Bさんが保持しているべきであるが、Cさんが名札901を拾って、首に当該ストラップをかけ、例えば、Aさんの陰に隠れるように、不正に入室しようとしている、とする。
そして、カメラ1は、AさんとCさんとを撮影した画像を取得し、認証装置2に送信する。
次に、認証装置2の画像受信部23は、カメラ1で撮影された画像を受信する。
次に、人物認証部25は、図示しない記録媒体に格納されている画像であって、先に認証した対象の画像と、受信された画像とを比較し、予め決められた条件を満たすほど近似しない、と判断する。
次に、人物認証部25は、受信された画像の中で、認証対象の画像(AさんとCさんが映っている画像)を取得する。
次に、コード認証部24は、認証対象の画像から、1または2以上のコードの領域を取得する。
次に、人物認証部25は、1番目のコードの領域の画像(例えば、Aさんのコードの画像)から、コード情報「1111115・・・」を取得する。
次に、コード認証部24は、取得したコード情報をキーとして、認証情報管理表を検索する。
次に、コード認証部24の検索の結果、取得したコード情報が認証情報管理表に存在するので、コード認証部24は、変数「1番目のコードの認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、検索されたコード情報「1111115・・・」と対になる人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)を、認証情報管理表から取得する。
次に、人物認証部25は、1番目のコードの領域に対応する1番目の人物の領域を取得する。ここでは、1番目のコードの領域を含む人物の領域の画像を取得する。
次に、人物認証部25は、1番目の人物の領域の画像から、人物情報(8,8,6,7,3,・・・)を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した人物認証情報(8,8,7,6,3,・・・)と、取得した人物情報(8,8,6,7,3,・・・)とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似している、と判断する。
次に、人物認証部25は、変数「1番目の人物の認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、2番目のコードの領域の画像(例えば、Bさんのコードの画像)から、コード情報「1111547・・・」を取得する。
次に、コード認証部24は、取得したコード情報をキーとして、認証情報管理表を検索する。
次に、コード認証部24の検索の結果、取得したコード情報が認証情報管理表に存在するので、コード認証部24は、変数「2番目のコードの認証結果」に値「認証許可「1」」を代入する。
次に、人物認証部25は、検索されたコード情報「1111547・・・」と対になる人物認証情報(12,6,7,3,2,・・・)を、認証情報管理表から取得する。
次に、人物認証部25は、2番目のコードの領域に対応する2番目の人物の領域を取得する。ここでは、2番目のコードの領域を含む人物の領域の画像を取得する。
次に、人物認証部25は、2番目の人物の領域の画像から、人物情報(5,3,15,10,15,・・・)を取得する。
次に、人物認証部25は、取得した人物認証情報(12,6,7,3,2,・・・)と、取得した人物情報(5,3,15,10,15,・・・)とを比較し、人物認証情報と人物情報とが、予め決められた条件を満たすほど近似していない、と判断する。
次に、人物認証部25は、変数「2番目の人物の認証結果」に値「認証不許可「−1」」を代入する。
次に、出力部26は、変数「1番目のコードの認証結果」の値「1」、変数「1番目の人物の認証結果」の値「1」、変数「2番目のコードの認証結果」の値「1」、変数「2番目の人物の認証結果」の値「−1」を用いて、出力する認証結果「−1」を構成する。
次に、出力部26は、認証結果「−1」を用いて、認証結果である警告のブザーを出力する。なお、出力部26は、「Aさんは認証されましたが、他の方が認証できません。」といった警告をディスプレイに出力したり、音声出力する等しても良い。
また、出力部26は、認証対象の画像、または認証対象の画像の前または後の一定時間の画像を図示しない記録媒体に蓄積したり、外部装置に送信したりしても良い。
以上、本実施の形態によれば、簡易な認証と高度な認証とを組み合わせた認証が可能となる。その結果、本実施の形態によれば、精度の高い認証が可能となる。
また、本実施の形態によれば、簡易なコードによる認証と高度な人物の個体認証とを組み合わせた認証ができることにより、精度の高い認証が可能となる。
また、本実施の形態によれば、コード認証部の認証の後に、画像の中の人物を認証する処理を行うことにより、高速で精度の高い認証が可能となる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における認証装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、コードと人物とを撮影した画像を格納し得る画像格納部を有し、コンピュータを、前記画像の中の前記コードを認証するコード認証部と、前記画像の中の前記人物を認証する人物認証部と、前記コード認証部の認証結果が認証許可を示す情報であり、かつ前記人物認証部の認証結果が認証許可を示す場合に、認証許可を示す情報である認証結果を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記人物認証部は、前記画像の中の前記人物の個体認識を行うものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記人物認証部は、前記コード認証部の認証の後に、前記画像の中の前記人物を認証するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記記録媒体は、コードに関するコード情報、および人物を特定するための情報である人物認証情報を有する1以上の認証情報を格納し得る認証情報格納部をさらに具備し、上記プログラムにおいて、前記コード認証部は、前記画像の中の前記コードと前記認証情報格納部の1以上のコード情報とを用いて、前記コードを認証し、前記人物認証部は、前記コード認証部が認証許可の認証結果を得た際のコード情報に対応する人物情報を前記認証情報格納部から取得し、当該人物情報を用いて、前記画像の中の前記人物を認証する
ものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記人物認証部は、人物の顔の1以上の特徴量を有する人物情報を用いて、前記画像の中の前記人物を認証するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記人物認証部は、前記画像の中に人物が存在することを認識し、人物が存在する場合に、認証許可を示す認証結果を取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記画像は、コードと人物との組を2組以上含み、前記コード認証部は、
前記画像の中の2以上のコードを認証し、前記人物認証部は、前記画像の中の2以上の人物を認証し、
前記出力部は、2以上の人物に対する認証結果を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記コード認証部が認証許可の認証結果を取得し、かつ前記人物認証部が認証不許可の認証結果を取得した場合、人物認証できないことを示す認証結果を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記コード認証部が認証許可の認証結果を取得した場合、前記画像を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記コードは、色の配列を識別情報として有する二次元コードであるものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、図10は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の認証装置2等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図10は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図11は、システム300のブロック図である。
図10において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図11において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の認証装置2等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の認証装置2等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。