JP2016015796A - 電動車両の充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法 - Google Patents

電動車両の充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】給電制御装置と充電制御装置との間で通信プログラムの相違が発生した場合においても、バッテリを充電することが可能な電動車両の充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法を提供する。
【解決手段】給電制御装置11より供給される電力を変換してバッテリ33に供給する充電回路32と、充電回路32を制御する充電制御部35と、充電制御部35による充電プログラムが複数記憶されたメモリ36を備える。更に、バッテリ33への充電開始時に、メモリ36に記憶されている一の充電プログラムを選択し、該一の充電プログラムによる充電の可否を判断する充電可否判断部と、一の充電プログラムによる充電が不可であると判断された場合に、一の充電プログラムとは異なる他の充電プログラムに変更するプログラム変更部とを備える。充電制御部35は、充電可否判断部で充電可能と判断された充電プログラムにより、充電回路を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両に搭載されたバッテリを充電する充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法に関する。
電気自動車やPHV等の電動車両に搭載されたバッテリに、地上側に設置された給電装置より電力を供給して充電するためには、車載された充電制御装置と、給電制御装置との間で通信を行う。そして、この通信により、充電制御装置は充電に必要な情報を給電制御装置より取得することができる。このような充電制御装置の従来例として、例えば特許文献1に開示されたものが知られており、該特許文献1では、バッテリの特性に合わせて充電制御を変更することが開示されている。
しかし、特許文献1には、給電装置と充電装置との間の通信プログラムの相違について想定していない。即ち、充電に関する通信規格に適合した給電制御装置、及び充電制御装置を使用した場合であっても、両者に設定される通信規格のプログラムパターンに適合しない要素が存在するために、互いに規格が適合している製品であっても、正常な通信ができないことに起因してバッテリを充電することができないという問題が発生する場合がある。従来例では、このような問題を解決することができない。
特開2011−172311号公報
上述したように、従来における充電制御装置では、給電制御装置との間での通信プログラムの相違が発生した場合には、充電制御装置を正常に作動させることができず、給電制御装置より給電された電力をバッテリに充電することができないという問題が発生していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、給電制御装置と充電制御装置との間で通信プログラムの相違が発生した場合においても、バッテリを充電することが可能な電動車両の充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、給電制御装置より供給される電力を変換してバッテリに供給する充電回路と、充電回路を制御する充電制御部と、充電制御部による充電プログラムが複数記憶された記憶部と、を備える。更に、バッテリへの充電開始時に、記憶部に記憶されている一の充電プログラムを選択し、該一の充電プログラムによる充電の可否を判断する充電可否判断部と、一の充電プログラムによる充電が不可であると判断された場合に、一の充電プログラムとは異なる他の充電プログラムに変更するプログラム変更部とを備える。充電制御部は、充電可否判断部で充電可能と判断された充電プログラムにより、充電回路を制御する。
本願発明に係る充電制御装置では、充電不可である場合には、充電プログラムを変更するので、給電制御装置と充電制御装置との間で通信プログラムの相違が発生した場合においても、バッテリを充電することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電動車両の充電制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電動車両の充電制御システムの、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電動車両の充電制御システムの、充電可否判断の処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る電動車両の充電制御システムで用いられる各種のプログラムパターンを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る充電制御システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る充電制御システム100は、電動車両に搭載され、バッテリ33に充電電力を供給する充電制御装置12と、地上側に設けられ商用電源E1(外部の電源)より供給される電力を給電用の電力に変換して給電用の電力を生成し出力する給電制御装置11と、を備えている。なお、「電動車両」とは、電気自動車や、ハイブリッド車両、プラグインハイブリッド車両等の、車両駆動用の電力を蓄電するバッテリを備える車両を含む概念である。以下では、電動車両を単に「車両」と略す。
給電制御装置11は、例えば、交流100Vや交流200V等の商用電源E1より供給される電圧を、所望の直流電圧に変換する給電回路21と、充電制御装置12と接続するための給電コネクタ24を備えている。更に、充電制御装置12の通信部34との間で通信を行う通信部23と、通信部23の通信により取得される充電制御装置12で実施される充電のプログラムパターン(充電プログラム)に基づいて、給電回路21の作動を制御して電力の給電を制御する給電制御部22と、を備えている。
一方、充電制御装置12は、給電コネクタ24と電気的に接続が可能な充電コネクタ31と、該充電コネクタ31を経由して供給された直流電圧を車載されているバッテリ33に供給する電圧に変換する充電回路32を備えている。更に、充電回路32によるバッテリ33への充電を制御する充電制御部35と、給電制御装置11との間で通信を行う通信部34と、複数のプログラムパターンを記憶するメモリ36(記憶部)、及びGPS装置37を備えている。
充電制御部35は、バッテリ33の充電開始時において、メモリ36に記憶されている複数のプログラムパターンから、一のプログラムパターン(充電プログラム)を選択して設定する。そして、このプログラムパターンを用いた場合に、バッテリ33の充電が可能であるか否かを判断する。充電が不可であると判断された場合には、一のプログラムパターンとは異なる他のプログラムパターンに変更して、再度バッテリ33の充電が可能であるか否かを判断する。即ち、充電制御部35は、充電可否判断部、及びプログラム変更部としての機能を備えている。
なお、充電制御部35は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
給電コネクタ24、及び充電コネクタ31は、給電回路21より出力される電力を充電回路32に送電するための電力ケーブル、及び給電側の通信部23と充電側の通信部34との通信を行うための通信ケーブルを備えている。従って、各コネクタ24,31を接続することにより、給電制御装置11と充電制御装置12との間での、電力の送電、及び通信信号の送受信が可能となる。
充電コネクタ31には、該充電コネクタ31と給電コネクタ24が接続したことを検出する接続検出センサ38(接続検出器)が設けられている。そして、該接続検出センサ38で検出された接続検出信号は、充電制御部35に出力される。
GPS装置37は、GPS機能により車両の現在位置を認識し、主としてナビゲーションシステムを作動させる。また、車両の現在位置を特定する位置検出部として、充電制御部35に車両の位置データを出力する。
メモリ36は、EEPROM等の不揮発性のメモリであり、給電制御装置11と充電制御装置12との間の通信に関するプログラムパターンを複数記憶している。一例として、図4に示すように、プログラムパターン「0」「1」「2」「3」の、4通りのプログラムパターンが記憶されている。プログラムパターン「0」は、最大信号数「10」の通信方式Aによる通信であり、プログラムパターン「1」は、最大信号数「8」の通信方式Bによる通信である。また、プログラムパターン「2」は、最大信号数「7」の通信方式Cによる通信であり、プログラムパターン「3」は、最大信号数「6」の通信方式Dによる通信である。
そして、図4に示すように、各プログラムパターンに対して、異常検知のフォーマットが設定されている。具体的には、プログラムパターン「0」に対して、電圧異常の判断閾値が300Vで継続時間が4秒、電流異常の判断閾値が100Aで継続時間が4秒、検査完了信号q1(詳細は後述)の未受信の判断時間が5秒、に設定されている。更に、車両部品の高温度の異常検出機能が「有」とされ、且つ、車両部品の低温度の異常検出機能が「有」とされている。
プログラムパターン「1」に対して、電圧異常の判断閾値が400Vで継続時間が8秒、電流異常の判断閾値が200Aで継続時間が8秒、検査完了信号q1の未受信の判断時間が10秒、に設定されている。更に、車両部品の高温度の異常検出機能が「有」とされ、且つ、車両部品の低温度の異常検出機能が「有」とされている。
プログラムパターン「2」に対して、電圧異常の判断閾値が500Vで継続時間が16秒、電流異常の判断閾値が300Aで継続時間が16秒、検査完了信号q1の未受信の判断時間が20秒、に設定されている。更に、車両部品の高温度の異常検出機能が「無」とされ、且つ、車両部品の低温度の異常検出機能が「無」とされている。
プログラムパターン「3」に対して、電圧異常の判断閾値が600Vで継続時間が32秒、電流異常の判断閾値が400Aで継続時間が32秒、検査完了信号q1の未受信の判断時間が30秒、に設定されている。更に、車両部品の高温度の異常検出機能が「無」とされ、且つ、車両部品の低温度の異常検出機能が「無」とされている。
そして、上記の内容から理解されるように、プログラムパターン「0」から「3」に向かうに連れて、異常検知の条件が徐々に緩和されている。例えば、電圧異常を検知する電圧は、300V→400V→500V→600V、と条件が徐々に緩められている。従って、後述するように、プログラムパターンを「0」→「1」→「2」→「3」と変更するに連れて、充電可否の条件が徐々に緩和されるので、充電可能とすることができる。
また、メモリ36は、GPS装置37で検出された車両の位置データと、過去に使用したプログラムパターンとを対応付けて記憶する機能を備えている。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る電気車両の充電制御システム100の作用を、図2、図3を参照して説明する。図2は、充電制御の処理手順を示すフローチャートである。
初めに、充電制御部35は、接続検出センサ38の検出信号に基づき、充電コネクタ31に給電コネクタ24が接続されたことを検出し、車両に搭載される車両コントローラを作動させる。その後、ステップS11において、充電制御部35は、今回の充電操作時において、接続検出センサ38の検出信号に基づき、充電コネクタ31に給電コネクタ24が接続された回数が1回であるか否かを判断する。そして、1回である場合には(ステップS11でYES)、ステップS12に処理を進める。一方、複数回である場合には(ステップS11でNO)、ステップS14に処理を進める。
ステップS12において、充電制御部35は、過去にこの給電コネクタ24を用いて充電操作を行ったか否か(使用履歴が有るか否か)を判断する。この処理では、GPS装置37より取得される現在位置データと、メモリ36に記憶されている過去の充電履歴のデータを参照して判定することができる。例えば、当該車両が過去に、この場所の給電制御装置11を用いてバッテリ33を充電した場合には、この履歴がメモリ36に記憶されるので、この履歴を参照することにより、過去に充電したことがあると判断される。そして、使用履歴が有る場合には(ステップS12でYES)、ステップS14に処理を進め、使用履歴が無い場合には(ステップS12でNO)、ステップS13に処理を進める。
ステップS14において、充電制御部35は、給電コネクタ24の複数回の接続、或いは過去における使用履歴から、以前に使用したプログラムパターンを認識する。そして、このプログラムパターンをメモリ36から読み出して、バッテリ33の充電操作に用いるプログラムとして設定する。例えば、以前に図4に示すプログラムパターン「1」が使用された場合には、このプログラムパターン「1」が設定される。
一方、ステップS13では、充電制御部35で用いるプログラムパターンを予め設定した初期プログラムパターン(一のプログラムパターン)に設定する。例えば、図4に示したプログラムパターン「0」に設定する。
ステップS15において、充電制御部35は、ステップS13またはS14により設定されたプログラムパターンを用いて、充電回路32による充電を開始する。次いで、ステップS16において、充電の可否判断を行う。以下、ステップS16に示す充電可否判断の詳細な処理手順を図3に示すシーケンス図を参照して説明する。図3は、給電制御装置11、及び充電制御装置12のそれぞれによる制御の流れを示している。
図3におけるステップa11において、給電制御装置11の給電制御部22は、自己検査を実行し、自己検査完了待ちとなる。ステップa12において、自己検査が完了したか否かを判断し、自己検査が完了した場合には(ステップa12でYES)、ステップa13において、充電制御装置12に検査完了信号q1を送信する。
一方、ステップb11において、充電制御装置12の充電制御部35は、判断時間の計時を開始し、ステップb12において、検査完了信号q1の受信待ち状態とされる。次いで、ステップb13において、検査完了信号q1が受信されると、ステップb14において、受信の確認を示す確認信号q2を送信する。その後、ステップb15において、判断時間が異常であるか否かを判断する。
即ち、例えば、図4に示したプログラムパターン「0」が設定されている場合には、検査完了信号q1の判断時間である5秒が経過しているか否かを判断する。5秒を経過している場合、即ち、給電制御装置11の通信部23より5秒以内に検査完了信号q1が送信されない場合には、判断時間に異常有りと判断して、ステップb21に処理を進める。
一方、ステップa14において、通信部23が確認信号q2を受信すると、ステップa15において、給電制御部22は、充電の開始を示す開始信号q3を送信する。ステップa16において、給電制御部22は、給電を開始する。即ち、図1に示した給電回路21に駆動制御信号を出力して該給電回路21を作動させ、商用電源E1より供給される交流電圧を所望の直流電圧に変換する処理を実行する。給電回路21より出力された直流電圧は、給電コネクタ24、充電コネクタ31を経由して充電回路32に送電される。
ステップb16において、充電制御部35は開始信号q3を受信し、ステップb17において、充電回路32による充電を開始する。即ち、充電回路32を駆動制御して、給電回路21より出力された直流電圧をバッテリ33充電用の電圧に変換し、該バッテリ33の充電を開始する。
ステップb18において、給電回路21より出力される電圧、電流を検出し、この電圧、電流が、プログラムパターン「0」の条件に適合しているか否かを判断する。また、ステップb19において、充電制御部35は、温度異常判断を実施する。そして、ステップb20において、電圧、電流、或いは温度に異常が発生しているか否かを判断する。
具体的には、図4のプログラムパターン「0」に示したように、電圧閾値である300Vの電圧が4秒以上継続した場合、或いは、100Aの電流が4秒以上流れた場合に、電圧、電流異常であると判断する。また、車両部品の温度が上限温度よりも高温である場合、或いは下限温度よりも低温である場合に、温度異常であると判断する。
そして、異常であると判断された場合には(ステップb20でYES)、或いは、ステップb15の処理でYESの場合には、ステップb21において、充電不可信号q4を送信する。その後、ステップb23において、充電制御部35は充電を停止させる。
異常と判断されない場合には(ステップb20でNO)、ステップb22において充電制御部35は、バッテリ33への電力の充電が完了したか否かを判断し、完了していなければ(ステップb22でNO)、ステップb18に処理を戻す。完了した場合には(ステップb22でYES)、ステップb23で充電を停止する。
また、ステップa17において、給電制御部22は、充電不可信号q4が受信されると、ステップa18において、給電回路21の作動を停止させて、給電を停止させる。こうして、図2のステップS16に示したプログラムパターン「0」による充電の可否判断が実行されるのである。
次いで、図2のステップS17において、充電が不可であると判断された場合、即ち、図3のステップb21で充電不可信号を送信した場合には(ステップS17でYES)、ステップS18において、充電制御部35は、プログラムパターンをインクリメントする。即ち、図4に示したプログラムパターン「0」を、プログラムパターン「1」に変更して、ステップS11の処理に戻る。
その後、プログラムパターン「1」を用いて同様の処理を実行し、再度充電が不可と判断された場合(ステップS17でYESとなった場合)には、更に、プログラムパターン「2」に変更する。つまり、充電が不可である場合には、プログラムパターンを「0」、「1」、「2」、「3」の順に変更して充電可否の判断処理を実行する。
この際、図4に示した各プログラムパターンの条件から理解されるように、プログラムパターンが「0」、「1」、「2」、「3」に変更されるにつれて、充電可否の条件が徐々に緩和されている。例えばプログラムパターン「0」では、電圧異常を判断する電圧閾値は300Vであり、プログラムパターン「1」では、電圧閾値は400Vである。従って、プログラムパターン「0」では、充電が不可とされている場合でも、プログラムパターン「1」に変更することにより、充電時の条件が緩和されて、充電可能になる可能性が高くなる。つまり、図2のステップS17,S18の処理を実行することにより、充電が可能となるプログラムパターンを設定することができる。
その後、ステップS17の処理で充電可能と判断された場合には(ステップS17でNO)、ステップS19において、充電制御部35はGPS装置37からGPSデータを取得し、車両の現在の位置データを認識する。
ステップS20において、充電制御部35は、GPSデータが既にメモリ36に登録済みであるか否かを判断し、登録済みでない場合には、ステップS21において、このGPSデータに基づく車両の現在位置データと、使用したプログラムパターンを対応付けてメモリ36に記憶する。この対応付けされたデータは、次回以降のステップS12の処理で採用される。即ち、一度充電に成功したプログラムパターンと給電制御装置11との関係を履歴データとして、メモリ36に記憶保存することにより、次回この給電制御装置11を使用する場合には、記憶された履歴データを参照できるので、充電可能なプログラムパターンを即時に設定できることとなる。
そして、GPSデータとプログラムパターンとを対応付けたデータがメモリ36に記憶されている場合には(ステップS20でYES)、ステップS22において、プログラムパターンの設定を初期値に戻す。その後、本処理を終了する。
このようにして、本実施形態に係る電動車両の充電制御システム100及び充電制御装置12では、メモリ36内に複数のプログラムパターンを記憶している。そして、充電制御装置12と給電制御装置11との通信により、充電に使用するプログラムパターンが設定されると、このプログラムパターンでの充電の可否が判断される。そして、充電不可と判断された場合には、プログラムパターンを変更する。即ち、一のプログラムパターンを設定し、このプログラムパターンで充電不可と判断された場合には、他のプログラムパターンに変更して充電の可否を判断する。
従って、同一の充電規格に準拠している充電設備が、製造元や製造時期等によりその仕様が異なり、統一されたプログラムでバッテリ33への充電ができない場合であっても、給電制御装置11と充電制御装置12との間のプログラムパターンを変更することにより、充電可能とすることができる。そのため、ユーザに多くの労力を強いることなく、電動車両に搭載されたバッテリ33を充電することが可能となる。
また、給電制御装置11から充電制御装置12への送電が行われ、バッテリ33の充電が可能であった場合には、この給電制御装置11が設置されている位置データをGPS装置37から取得し、このとき使用したプログラムパターンと給電制御装置11の位置データを対応付けて記憶している。従って、次回この給電制御装置11を用いて充電する場合には、使用するプログラムパターンを即時に認識できるので、ユーザの作業を煩わせることなく、円滑に充電操作を実行することが可能となる。
更に、充電可否判断で、充電不可とされた場合には、条件が徐々に緩和されるようにプログラムパターンを変更するので、充電可能なプログラムパターンのうち、最も条件の厳しいプログラムパターンを設定でき、充電操作をより安全レベルの高い状態で行うことが可能となる。
なお、上記した実施形態では、位置検出部の一例としてGPS装置37を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の構成を採用することも可能である。
また、各プログラムパターン、及びGPSによる位置データと、充電可能とされたプログラムパターンとの対応データを記憶するメモリ36として、EEPROM等の不揮発性メモリを使用するので、データ確実に保存することが可能となる。
ここで、上述した実施形態では、一のプログラムパターンを設定し、このプログラムパターンでの充電が不可であると判断された場合に、他のプログラムパターンに変更する例について示した。この変形例として、給電コネクタ24が充電コネクタ31に接続されたことをトリガとして、プログラムパターンを自動で変更するようにすることもできる。即ち、接続検出センサ38の検出信号から、給電コネクタ24と充電コネクタ31の着脱の状態を検出できるので、給電コネクタ24が充電コネクタ31に接続された際に、プログラムパターンを変更することにより、ユーザが給電コネクタ24を着脱操作する度にプログラムパターンが変更され、充電可能なプログラムパターンとすることが可能となる。
また、上述した実施形態では、充電可否判断で充電不可と判断された場合には、徐々に条件が緩和される例について説明したが、複数のプログラムパターンを予め設定した順序で循環的に切り替えるようにしてもよい。具体的には、プログラムパターンA→B→C→D→A→B・・のように、各プログラムパターンA〜Dの条件に関係なく、複数のプログラムを循環的に切り替えることにより、充電が可能なプログラムパターンを設定することが可能となる。
以上、本発明の電動車両の充電制御装置、充電制御システム、及び充電制御方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
11 給電制御装置
12 充電制御装置
21 給電回路
22 給電制御部
23 通信部
24 給電コネクタ
31 充電コネクタ
32 充電回路
33 バッテリ
34 通信部
35 充電制御部
36 メモリ
37 GPS装置
38 接続検出センサ
100 充電制御システム

Claims (8)

  1. 電動車両に設けられ、給電制御装置より供給される電力をバッテリに充電する電動車両の充電制御装置において、
    前記給電制御装置より供給される電力を変換して前記バッテリに供給する充電回路と、
    前記充電回路によるバッテリへの充電を制御する充電制御部と、
    前記充電制御部による充電プログラムが複数記憶された記憶部と、
    前記バッテリへの充電開始時に、前記記憶部に記憶されている一の充電プログラムを選択し、該一の充電プログラムによる充電の可否を判断する充電可否判断部と、
    前記一の充電プログラムによる充電が不可であると判断された場合に、前記一の充電プログラムとは異なる他の充電プログラムに変更するプログラム変更部と、を備え、
    前記充電制御部は、前記充電可否判断部で充電可能と判断された充電プログラムにより、前記充電回路を制御すること
    を特徴とする電動車両の充電制御装置。
  2. 前記給電制御装置と電気的に接続する充電コネクタと、
    前記給電制御装置に搭載された給電コネクタが、前記充電コネクタに接続されたことを検出する接続検出器と、を更に備え、
    前記プログラム変更部は、前記接続検出器にて、前記給電コネクタが前記充電コネクタに接続されたことが検出された際に、前記充電プログラムを変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の電動車両の充電制御装置。
  3. 前記プログラム変更部は、前記記憶部に記憶された複数の充電プログラムを、予め設定した順序で循環的に切り替えること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電動車両の充電制御装置。
  4. 前記記憶部に記憶された各充電プログラムは、充電に関する条件が徐々に緩和するように設定されており、前記プログラム変更部は、充電に関する条件が徐々に緩和するように、充電プログラムを変更すること
    を特徴とする請求項3に記載の電動車両の充電制御装置。
  5. 前記記憶部は、不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動車両の充電制御装置。
  6. 前記電動車両の位置を検出する位置検出部を更に備え、
    前記充電制御部は、充電可能とされた際の充電プログラムを、電動車両の位置データと対応付けて前記記憶部に記憶すること
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電動車両の充電制御装置。
  7. 地上側に設けられ給電用の電力を生成する給電制御装置と、電動車両に設けられ前記給電制御装置より供給される電力をバッテリに充電する充電制御装置と、からなる電動車両の充電制御システムにおいて、
    前記給電制御装置は、
    外部より供給される電力を給電用の電力に変換する給電回路と、
    前記給電回路による電力の給電を制御する給電制御部と、を備え、
    前記充電制御装置は、
    前記給電制御装置より供給される電力を変換して前記バッテリに供給する充電回路と、
    前記充電回路によるバッテリへの充電を制御する充電制御部と、
    前記充電制御部による充電プログラムが複数記憶された記憶部と、
    前記バッテリへの充電開始時に、前記記憶部に記憶されている一の充電プログラムを選択し、該一の充電プログラムによる充電の可否を判断する充電可否判断部と、
    前記一の充電プログラムによる充電が不可であると判断された場合に、前記一の充電プログラムとは異なる他の充電プログラムに変更するプログラム変更部と、を備え、
    前記充電制御部は、前記充電可否判断部で充電可能と判断された充電プログラムにより、前記充電回路を制御すること
    を特徴とする電動車両の充電制御システム。
  8. 給電制御装置より供給される電力を変換して、バッテリに供給する充電工程と、
    前記充電工程での充電を制御する充電制御工程と、
    前記バッテリへの充電開始時に、充電制御部による充電プログラムが複数記憶された記憶部から、一の充電プログラムを選択し、該一の充電プログラムによる充電の可否を判断する充電可否判断工程と、
    前記一の充電プログラムによる充電が不可であると判断された場合に、前記一の充電プログラムとは異なる他の充電プログラムに変更するプログラム変更工程と、を備え、
    前記充電制御工程は、前記充電可否判断工程で充電可能と判断された充電プログラムにより、充電回路を制御すること
    を特徴とする電動車両の充電制御方法。
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