JP2016015549A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 机上に対してユーザの指定した指定領域に合わせて撮像領域を合わせる操作が煩雑である。【解決手段】 情報処理装置は、ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定手段と、撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得手段と、前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像方向を制御する制御手段と、を備えることによって、ユーザによって指定された領域に合わせて、撮像領域を適宜に変更することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像部の撮像領域を適宜に変更する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関するものである。
カメラやラインセンサ等の撮像部を机上に取り付け、机上に置かれた文書を撮像することで、文書を画像データとして取り込む技術が知られている。これらの技術では、固定された撮像領域に取り込む対象の文書位置を厳密に定める必要がないため、文書の取り込み作業を省力化することが可能である。
特許文献1では、文書を一枚ずつ配置して取り除くだけでなく、固定された撮像領域に複数の文書を順次積み重ね又は取り去り、複数の文書を画像データとして取り込むことを行っている。
特開2005−025247
しかしながら、固定された撮像領域に複数の文書を重ねた状態で文書を撮像する場合は、重ねられた文書の内容を確認しながら、任意の文書を選択して撮像することは困難である。
文書の内容を確認しながら、任意に選択した文書を撮像するために、机上に並べて配置された文書の位置に合わせて撮像範囲を変更して撮像する必要がある。この時に、撮像部のカメラにより撮像可能な範囲に文書が置かれていない場合は、期待通りに撮像できない可能性がある。例えば、カメラの撮像範囲からはみ出すように文書が置かれた場合、カメラにより撮像される文書の画像データは文書の一部分のみになってしまう。カメラの撮像範囲に文書が置かれているか確認するためには、カメラのファインダーやプレビュー画面を確認する必要があり、該画面を確認しながら文書の配置位置を調整する手間が生じる。
本発明は、この課題を鑑みてなされたものであり、ユーザの所望する撮像領域の撮像を簡単に行うことが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。また、その方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、情報処理装置は、ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定手段と、撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得手段と、前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像方向を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、ユーザによって指定された領域に合わせて、撮像領域を変更することで、ユーザの所望する撮像領域の撮像を簡単に行うことができる。
情報処理システムの概念図である。 情報処理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 指示検知処理の流れを示すフローチャートである。 撮像パラメータ変更処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2における処理概要を示す概念図である。 実施形態3における処理概要を示す概念図である。 実施形態4における処理概要を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態1>
はじめに、本実施形態における処理概要を説明する。本実施形態では、机上に情報処理装置を設置し、情報処理装置が検知したユーザの指示に基づき、机上に配置された文書の取り込みを行う。文書の取り込みとは、文書をカメラにより撮像し画像データ化することを示す。以降、本処理を単に文書の取り込みと記載する。
図1は、情報処理システムの概念図である。情報処理装置101は、文書を撮像するための撮像部とユーザによる指示を検知するための指示検知部が搭載されている。本実施形態では、指示検知部はユーザのジェスチャによる操作指示を検知できる。
ユーザは、情報処理装置101が置かれている机上の異なる2点に対してタッチ操作を行うことによって特定された2点を対角頂点とする領域を、撮像を所望する領域として指定することができる。指定領域102は、撮像を所望する領域としてユーザ指示により指定された領域を示す。ユーザは、指定した指定領域102に対して撮像したい文書を配置し、又は配置された文書に対して指定領域を指示することで、所望の撮像処理を行うことができる。
本実施形態の処理により、カメラのファインダーやプレビュー画面をのぞきながら、カメラの設定を調整しなくても、簡易な操作で文書の取り込みを行うことが可能になる。撮像領域103は、撮像部がデフォルト値で設定されている場合の撮像領域を示している。上述のように、ユーザによる指示を行うと、撮像領域103から指定領域102が撮像できるように撮像部の設定を変更することができる。
以降、実施形態1について図2〜図6を用いて詳細に説明する。
図2は、実施形態1における情報処理システムに含まれる各ハードウェア構成の一例である。
CPU(Central Processing Unit)202は、各種処理のための演算や論理判断などを行い、バス201に接続された各種要素を制御する。
本情報処理システムは、プログラムメモリとデータメモリを含むメモリが搭載されている。メモリには、フローチャートにより後述する各種処理手順を含むCPUによる制御のためのプログラムを格納する。このメモリはROM(Read−Only Memory)203であっても良いし、外部記憶装置などからプログラムがロードされて格納されるRAM(Random Access Memory)204であっても良い。あるいは、これらの組合せで実現しても構わない。
記憶部205は本実施形態に係るデータやプログラムを記憶しておくためのハードディスクなどである。記憶部205の替わりに、外部接続やネットワークに接続された不図示の外部記憶装置を用いても良い。ここで、外部記憶装置は、たとえば、メディア(記録媒体)と、当該メディアへのアクセスを実現するための外部記憶ドライブとで実現することができる。このようなメディアとしては、たとえば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、USBメモリ、MO、フラッシュメモリ等が知られている。
指示検知部207はユーザの指示を検知する。本実施形態では、指示検知部207はユーザのジェスチャによる操作指示を検知できるジェスチャ検知デバイスを用いる。ジェスチャ検知デバイスの一例として、例えば赤外センサのKinect(登録商標)センサを用いることができる。また、指示検知部207は、ユーザのジェスチャを検知できるデバイスに限らず、ユーザによるタッチ操作から指定された点を検出して点の座標を特定できるものであれば良い。例えば、机上に設けられたタッチセンサーを指示検知部207とすることができる。
出力部208は処理結果等を表示出力する表示手段としての装置である。出力部208は、たとえば、出力のための回路を含むCRT(Cathode−Ray Tube)や液晶表示器などのディスプレイ装置により実現することができる。本実施形態においては、撮像部210によって撮像した写真や文書等を確認するために出力部208に表示する。なお、本実施形態の情報処理システムでは、出力部208は必ず設ける必要はない。
インタフェース(以下、I/Fとも記載する)209は、情報の仲介を行う装置であり、このI/F209を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
撮像部210は被写体となる文書を撮像し、図1における情報処理装置101の撮像機能を実現する。撮像装置210は、たとえば、デジタルスチルカメラにより実現することができる。制御部206は、撮像部210の設定や撮像を制御する。
図3は、本実施形態における情報処理システムの構成を示すブロック図である。情報処理システム301は、撮像部302、指示検知部303、撮像領域取得部304、指定領域特定部305、制御部306から構成される。撮像部302は図2の撮像部210と対応し、指示検知部303は図2の指示検知部207と対応し、制御部306は図2の制御部206と対応する。以降、各処理部について説明する。
撮像部302は、撮像倍率を変更できるズーム機能を備えたカメラを用いて実現する。カメラは回転可能であり、パン、チルト又はロールすることによって撮像方向を変更可能である。本実施形態では、撮像時には、前述した撮像倍率及びそれぞれの方向における回転角度を撮像パラメータと呼ぶ。制御部306により撮像パラメータをユーザの指定領域に応じて設定又は変更して、撮像領域を変更する。その後に撮像処理を行う。
指示検知部303は、ユーザによる指示を検知する処理を行う。本実施形態では、ジェスチャ検知デバイスにより取得した情報を用いて、ユーザのジェスチャによる指示を検知する。本処理については、既存のジェスチャ認識技術を用いることができる。ジェスチャ認識処理の概略は、図5を用いて後述する。
撮像領域取得部304は、撮像部302の撮像パラメータを用いて撮像部302によって撮像できる机上の撮像領域に関する情報を取得する。また、撮像部302撮像パラメータの変動範囲の情報を用いて、撮像部302を用いて撮像できる机上の最大の領域に関する情報を取得する。この撮像できる最大の領域は撮像部302の撮像可能範囲である。
具体的には、カメラのズーム(撮像倍率)等の情報を取得することで、1回の撮像により撮像できる机上の撮像領域を計算によって取得する。本実施形態では、カメラが机に対して固定した位置に取り付けられて、カメラから机面までの距離及び机上に対するカメラの角度が一義に決まるので、撮像部302の撮像パラメータを用いて机上の撮像領域の座標を計算して取得する。
撮像部302を用いて撮像できる机上の最大の領域は、ある撮像倍率で撮像するカメラをパン、チルト又はロールさせる制御をして複数回撮像した机上の領域を合わせて得られる机上の最大の領域(撮像可能範囲)である。撮像部302の撮像できる机上の撮像可能範囲の左上の角を、座標の原点とした座標系を用いることができる。複数回撮像したそれぞれの机上の撮像領域の座標を取得した後に、撮像部302の撮像できる机上の撮像可能範囲の座標を計算して取得する。
指定領域特定部305は、指示検知部303により検知された机上に対するユーザの指示点の座標情報を使って、ユーザの所望する机上の撮像領域を特定する。具体的には、本実施形態では、指示検知部303により検知された2点の座標を対角線上の頂点の座標とする矩形領域をユーザの指定領域として特定する。
制御部306は、指定領域特定部305で特定された指定領域が撮像部302で撮像できるように、撮像部302の撮像パラメータを変更する。撮像パラメータの変更処理は、図6を用いて後述する。
図3の各ブロックの処理は図2のCPU202によって制御されている。
図4は、本実施形態における情報処理システムの処理の流れをフローチャートにより説明するものである。
ステップS4000は指示検知処理であり、図3にて前述した指示検知部303によりユーザの机上へのタッチ操作による指示を検知する。検知されたタッチ点の情報は、指示点として机上の座標にて取得する。
また、本実施形態で使用する座標系は、情報処理装置を取り付ける机に対して予め規定したものを用いる。たとえば、赤外センサを指示検知部として用いる場合は、机上において赤外センサがユーザ指示を検知できる検知可能範囲の左上の角を、座標の原点とした座標系を用いることができる。この座標系に対して、撮像部302の撮像できる机上の撮像領域の座標系は、事前にキャリブレーションを行って合わせたものとする。
ジェスチャ認識処理の概略は、図5を用いて後述する。なお、本実施形態では、赤外センサとジェスチャ認識技術を用いることとしたが、他の装置および技術を用いることも可能である。たとえば、赤外センサの代わりに距離画像を取得可能な距離画像センサを用いることができる。距離画像センサを用いることで、太陽光などの外光により赤外光に対する干渉が生じうる問題を回避することが可能という効果がある。
また、ユーザのジェスチャ操作を認識する代わりに、机上にタッチセンサーを設けて、ユーザによってタッチされた点の座標を直接取得することもできる。
また、ジェスチャ認識技術を用いてユーザによるジェスチャ操作を認識するのではなく、取り込み対象の文書を机上に配置し、文書の大きさを検知し、該検知結果を指示情報として扱うことも可能である。例えば、別の撮像装置を用いて、文書を置いていない状態と文書を置いた状態の差分を検知し、検知された差分から文書領域を特定する。特定された文書領域の頂点を指示点として扱うことも可能である。
ステップS4010は指定領域特定処理であり、図3にて前述した指定領域特定部305によりステップS4000にて検知された2つの指示点を用いて、これらの指示点を対角線上の頂点とする指定領域を特定する。
ステップS4020は制御部306が撮像パラメータを変更又は設定する処理であり、図3にて前述した制御部306により撮像部302の撮像パラメータを変更又は設定する。撮像パラメータ変更・設定処理では、ステップS4010にて特定された指定領域の撮像に必要なパラメータであるパン・チルト・ロール及びズームを算出する。撮像方向を変更せずに行う一回の撮像では撮像領域に指定領域を含むことはできない場合は、さらに撮像方向を変更して複数回撮像する場合の撮像回数を算出する。本処理の詳細は、図6を用いて後述する。
ステップS4030は撮像処理であり、図3にて前述した撮像部302により撮像処理を行う。撮像処理では、ステップS4020にて算出された撮像パラメータを用いて、撮像部302が撮像を行う。
次に、図4のステップS4000として説明した指示検知処理について説明する。指示検知処理では、赤外センサを用いてユーザによるタッチ操作を検出する。当該処理について、図5を用いて説明を行う。
図5は、指示検知処理の流れをフローチャートにより説明するものである。本実施形態では、指示検知処理はジェスチャ認識処理である。
ステップS5000はセンサ情報取得処理である。センサ情報取得処理では、センサから送られてくるデータを取得し、時系列データとして処理、保持する。
ステップS5010はジェスチャ認識処理である。ジェスチャ認識処理では、ステップS5000で取得した時系列のデータを用いて、ユーザにより行われたジェスチャを認識する。本実施形態では、タッチ操作が行われたことを認識し、タッチ操作が行われた机上の点に対して、その座標情報を取得する。なお、ジェスチャの認識には、既存のジェスチャ認識技術を用いることができる。
次に、図4のステップS4020として説明した撮像パラメータ変更処理について説明する。撮像パラメータ変更処理では、ユーザにより指示された指定領域を撮像するために、撮像部302の撮像パラメータを算出し、撮像部302の撮像パラメータを更新する。当該処理について、図6を用いて説明を行う。
図6は、撮像パラメータ変更処理の流れをフローチャートにより説明するものである。
ステップS6000は指定領域の取得処理であり、図4におけるステップS4010において特定された、ユーザが撮像を所望する指定領域を取得する処理である。
ステップS6010は撮像回数算出処理であり、ステップS6000で取得した領域を全て撮像するために必要な撮像回数を算出処理である。具体的には、1回の撮像で撮像可能な領域サイズを撮像領域取得部304が取得する。
本実施形態では、撮像部302が机に対して固定した位置取り付けられて、机に対する撮像部302の撮像方向(撮像角度)を取得できるとする。そのために、撮像部302から机までの距離は算出できる。撮像部302は、短焦点のカメラであれば、カメラの仕様データからレンズの焦点距離を取得し、ズームできるカメラであれば、必要な撮像倍率からレンズの焦点距離を取得する。なお、必要な撮像倍率は、撮像した文書に対して文字認識処理等の画像処理を行うために必要な解像度から計算できる。
下記の数式により、撮像部302の1回の撮像で撮像可能な領域サイズ(撮像領域)を求めることができる。
撮像領域(幅)=距離×撮像素子の横サイズ÷レンズの焦点距離 (1)
撮像領域(高さ)=距離×撮像素子の縦サイズ÷レンズの焦点距離 (2)
式(1)は、撮像可能な領域サイズの幅を求める式である。カメラと机の距離、カメラで使用されている撮像素子の横サイズ、レンズの焦点距離を用いて、領域サイズの幅が算出可能である。同様に、式(2)を用いて、撮像可能な領域サイズの高さを求めることが可能である。なお、撮像素子の横サイズと縦サイズは、カメラの仕様データから取得する。
撮像部302の1回の撮像で撮像可能な領域サイズ(撮像領域)を取得した後、ステップS6000で取得した撮像領域を用いて、必要な撮像回数を算出する。撮像回数の算出は、下記数式により実現する。
撮像回数(幅)=指定領域(幅)÷撮像領域(幅) (3)
撮像回数(高さ)=指定領域(高さ)÷撮像領域(高さ) (4)
撮像回数=撮像回数(幅)×撮像回数(高さ) (5)
式(3)により、ユーザによって指定された指定領域の幅方向に撮像すべき回数を算出する。式(4)では、ユーザによって指定された指定領域の高さ方向に撮像すべき回数を算出する。式(5)では、式(3)および式(4)にて算出した撮像回数から、ユーザによって指定された指定領域を撮像するために必要な撮像回数を算出する。撮像回数は1以上の整数である。
ステップS6020は1回あたりの撮像領域の取得処理であり、ステップS6010で算出した撮像回数とステップS6000にて取得した指定領域から、1回の撮像で撮像すべき領域を算出する。具体的には、1回で撮像する領域は、ステップS6010で算出した撮像回数(幅)を使って、ステップS6000で取得した指定領域の幅に対して除算する(指定領域の幅÷撮像回数(幅))ことで、1回で撮像する領域の幅を決定する。同様に、ステップS6010で算出した撮像回数(高さ)を使って、ステップS6000で取得した指定領域の高さに対して除算する(指定領域の高さ÷撮像回数(高さ))ことで、1回で撮像する領域の高さを決定する。ここで計算された1回で撮像する領域の大きさは、式1及び式2で求めた撮像領域の大きさより小さいことが多い。
続いて、ステップS6020の処理により取得した1回で撮像する領域の幅および高さを用いて、ステップS6010で算出した撮像回数の撮像を行うことで、指定領域の全領域が撮像できるよう、各回での撮像領域を決定する。具体的には、指定領域に対して、撮像回数(高さ)と撮像回数(幅)の格子状に領域を分割する。分割された全領域に対して一意に特定するIDと各領域の座標をメモリ又は不図示の外部記憶装置に保存する。
ステップS6030は撮像パラメータの算出処理であり、ステップS6020で決定した各領域を撮像するための撮像パラメータを算出する。具体的には、各領域を撮像するための撮像パラメータであるパン・チルト・ロールの角度及びズーム(撮像倍率)を算出する。パラメータの算出には、既存の技術を使用する。
本処理により算出したパラメータを用いて、制御部306が撮像部302を制御し、撮像部302に撮像させて、撮像した画像を合成することで所望の指定領域を撮像し、指定領域内に配置された文書を画像として取り込むことが可能になる。
なお、本実施形態では、撮像パラメータとして、パン・チルト・ロール及びズームを変更することとしたが、異なるパラメータのセットを変更しても良い。たとえば、パン・チルトのみを変更しても良い。ズームパラメータが変更できない場合、ステップS6020で決定した各領域よりも外側の領域を撮像してしまう可能性があるが、撮像後に外側の領域をトリミングした上で撮像画像を合成することで問題を解消できる。
また、各領域の撮像後に画像合成を行う際、撮像素子の形状によっては、各領域よりも外側を撮像してしまう可能性もある。この場合も、前述のように撮像後に外側の領域をトリミングすることで対応が可能である。
以上、詳細に説明したように、ユーザによる指示に基づき、カメラの撮像パラメータを動的に変更することで、撮像したい文書領域に対して撮像領域を合わせる撮像操作を簡易に実現することが可能になる。
<実施形態2>
上述の実施形態では、撮像対象としてユーザによって指定された指定領域を1つとしたが、本実施形態では、複数の領域を指定することも可能である。複数の領域を指定した場合、複数の領域を包含する領域を作成し、該領域を上述の手法により撮像する。その後、撮像後の合成画像から、指示されていない領域をトリミングすることで、所望の領域の取り込み作業が実現できる。
具体的には、図4にて説明したステップS4010において、複数の指定領域を包含する領域を特定し、包含領域と包含領域内の各指定領域の位置およびサイズを記憶しておく。次に、以降ステップS4030までの処理で包含領域を撮像する。その後、包含領域から、前述した包含領域内の各指定領域の位置およびサイズに関する情報を用いて、指定された領域をトリミングすることで実現できる。
また、複数の指定領域を包含する領域を作成せずに、指示された各指定領域に対して、複数回(指示された領域数の回数)分だけ、実施形態1において説明した処理を適用することでも複数の指定領域の撮像作業を行うことができる。具体的には、図4におけるステップS4010において、指定領域数を特定する。特定された指定領域の数だけ、ステップS4020からステップS4030の処理を繰り返すことで実現できる。図7は、本実施形態の処理の概念図である。
以上、説明したように、撮像対象として複数の指定領域がユーザから指定された場合も、複数の指定領域を包含する領域を撮像後、トリミングを行うことで、指定された各指定領域を撮像することが可能になる。また、各指定領域を特定し、指定領域毎に実施形態1に記載した処理を適用することで、複数の指示領域を撮像することも可能である。
<実施形態3>
上述の実施形態では、ユーザから指定された指定領域が撮像部302により撮像可能である場合について説明を行ったが、指定領域の全領域または一部が撮像部302により撮像できない場合も存在する。ユーザによる指示を検知可能な領域が撮像部302の撮像可能な領域より広い場合、このようなケースが生じる。この場合、ユーザにより指定された指定領域は撮像可能範囲を超えたために、撮像できない旨をユーザに提示する。
ユーザへの提示は、音声で提示することができる。または、情報の表示・投影が可能な機器を用いて机上に表示・投影することも可能である。その他、機器上の操作ディスプレイなどを通じて表示することもできる。本実施形態では、ユーザへの提示は、図示しない投影部によって図形やメッセージを投影することによって実現する。なお、投影部の投影範囲は、ユーザ指示を検知できる検知可能範囲と同じであるが、投影部の投影範囲はより広くてもよい。
具体的には、撮像部302による撮像可能範囲を予め指定しておく。図4のステップS4010において指示領域を特定する際に、前述の撮像可能範囲と比較する。比較の結果、撮像可能範囲に指示領域が包含されない場合、撮像部302により撮像できないと判断し、撮像できない旨をユーザに通知することで実現できる。図8は、本実施形態の処理の概念図である。
図8に示すように、撮像できないユーザの指定領域に対して、投影部がその指定領域の境界を示す境界枠線を投影する。
以上、説明したように、ユーザから指定された指定領域が撮像部302により撮像できない場合も、撮像できない旨をユーザに通知することが可能になる。結果として、撮像後の確認を行わなくともユーザは直感的に撮像不可であることを知ることが可能となり、確認のための無駄な撮像作業を無くすことが可能になる。
<実施形態4>
上述の実施形態では、指定領域が撮像できるように撮像部302の撮像パラメータを変更して撮像したが、撮像パラメータの変更によっては、撮像画像の情報が不十分になる可能性がある。具体的には、大きな用紙サイズの文書を一回で撮像すると、撮像した文書画像の解像度が所定の解像度より低くなる可能性がある。文書画像の解像度が低くなると、文書画像の活用方法が限定されてしまうことがある。たとえば、文書画像に含まれる文字列の情報を文字認識技術により取得する場合も、解像度が所定値未満であると正しく認識処理が行われない可能性がある。これに対して、実施形態1では、必要な解像度を推定して、必要な撮像倍率(ズーム)を計算したが、文書の内容によって、必要な解像度の推定が困難な場合がある。
したがって、本実施形態では、図4のステップS4020における撮像パラメータの決定処理の際に、文字認識処理等の文書解析処理を行い、該処理の結果に基づいて撮像パラメータを変更することで上述の課題を解決する。
具体的には、図4のステップS4020において撮像パラメータを決定する際、配置された文書に対して撮像する。撮像した文書の文字認識処理等の文書解析処理を実施し、該処理の結果が規定した所定値以上に得られた場合には、ズームの変更を実施しないように撮像パラメータの変更を制限する。該処理の結果が規定した所定値未満となる場合にはズームパラメータを含めた撮像パラメータを変更する。この場合は、撮像倍率を大きくするようにズームを変更し、拡大した画像が得られるように撮像する。なお、ズームの変更は、文字認識処理等の文書解析処理の結果が規定した値以上になるまでに繰り返す。また、ズームの変更によって、指定領域を一回の撮像で撮像できない場合は、複数回の撮像にする。図9は、本実施形態の処理の概念図である。
以上説明したように、文書画像の解析結果に応じて、撮像パラメータを変更することで、文書画像の活用方法に適した解像度での撮像が可能になる。前述したように、文字認識処理等の文書解析処理における処理精度は、文書画像の解像度に影響を受ける。本処理により、文書解析処理における処理精度が向上するように、動的に撮像パラメータを変更することが可能になる。結果として、撮像した文書画像に対する文字認識処理結果の精度が悪かった場合に再撮像を行うなどの作業負荷を無くすことができる。
また、上述の処理では、配置された文書の画像解析結果によって自動的に撮像パラメータを変更したが、その画像解析結果によってユーザに対してメッセージを提示しても良い。たとえば、ズームを変更しても文書認識処理等の文書画像の解析処理結果が規定した値以上とならなかった場合は、文書解析処理結果が所望する精度以下になる可能性があることを音声もしくは情報の表示・投影により実施しても良い。情報の表示・投影には、ディスプレイや投影プロジェクタ等の表示・投影装置を使うことができる。本実施形態では、ユーザへの提示は、図示しない投影部によって図形やメッセージを、解析処理結果が規定値以下の領域に投影することによって実現する。
本実施形態における処理の結果、撮像後の文書解析処理結果の確認を行わなくともユーザは直感的に文書解析処理できない領域を知ることが可能となり、確認のための無駄な作業を無くすことが可能になる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301 情報処理システム
302 撮像部
303 指示検知部
304 撮像領域取得部
305 指定領域特定部
306 制御部

Claims (14)

  1. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定手段と、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得手段と、
    前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像方向を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像倍率をさらに制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段によって制御された前記撮像方向及び前記撮像倍率で撮像した画像の解像度を解析する解析手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記解析手段によって解析された画像の前記解像度が所定値以上になるように、前記撮像手段の前記撮像倍率を変更することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記撮像倍率が変更されたことによって、前記撮像領域が前記指定領域を含むことはできない場合は、前記制御手段は、前記撮像領域で前記指定領域を撮像する撮像回数及び前記撮像手段のそれぞれの撮像方向を制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記撮像手段のパン、チルト及びロールの少なくとも1つの角度を制御することによって前記撮像方向を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段によって変更された前記撮像倍率で撮像した画像の解像度が所定値未満である場合は、メッセージを提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  7. 前記提示手段は、投影プロジェクタであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定手段と、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得手段と、
    前記撮像領域で前記指定領域を撮像する撮像回数及び前記撮像手段のそれぞれの撮像方向を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記撮像手段の制御された前記撮像方向及び撮像回数で撮像した画像に前記指定領域の少なくとも一部が含まれない場合は、メッセージを提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  10. 前記提示手段は、投影プロジェクタであることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定工程と、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得工程と、
    前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像方向を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  12. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定ステップと、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得ステップと、
    前記撮像領域が前記指定領域を含むように前記撮像手段の撮像方向を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定工程と、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得工程と、
    前記撮像領域で前記指定領域を撮像する撮像回数及び前記撮像手段のそれぞれの撮像方向を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  14. ユーザ指示を検知できる検知可能範囲において、検知された二つ以上の指示点から指定領域を特定する特定ステップと、
    撮像できる撮像可能範囲が前記検知可能範囲より小さい撮像手段が、前記指定領域を撮像する際の撮像領域を取得する取得ステップと、
    前記撮像領域で前記指定領域を撮像する撮像回数及び前記撮像手段のそれぞれの撮像方向を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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