JP2016011120A - パウチスリーブ - Google Patents

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充 香山
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暢之 猪又
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Abstract

【課題】組み立てて立体とした際に、お湯を注いで調理加熱可能であり、その後、携帯飲食可能でかつ搬送時における容積低減とを実現する。
【解決手段】スリーブ30の両側縁部33a,33bに力を加えて両側縁部が接近するように屈曲させるとともに、スリーブの下端部に力を加えて底部中央折り込み線40と底アーチ折り線38,48で屈曲させることで底部34,44を面一化してスリーブが立体形状に変化するとともに、スリーブの正面32および後面42に接続されたパウチ20が筒状に開く。
【選択図】図3

Description

本発明はパウチスリーブに関し、特に、筒状に形成された厚紙などからなるスリーブと、その外装体の内側に貼着されたフィルムなどからなるパウチを備えて、スリーブによりパウチを自立的かつ携帯可能に立体化でき、熱湯を注いで調理可能な食品を充填したパウチスリーブに用いて好適な技術に関する。
従来、熱湯を注いで加温調理する食品を収容するのにプラスチックフィルム袋が適用されている。このような注湯食品を収容するプラスチックフィルム袋の典型例は、いわゆる「パウチ」と呼ばれている積層フィルム袋である。これ以外にも、容器内に熱湯を注いで加温調理する容器としては、発泡ポリスチレン製の成形容器や、紙製カップからなる二重容器などが広く使用されている。また、具材等を収納した容器を電子レンジにて加熱調理するための包装容器としては、主に耐熱性の成形容器や、成形容器に断熱効果を周壁に附加した二重容器などが市場化されている。
特許文献1の包装体は、包装体の中にパウチを入れた状態でレンジ加熱し、そして、電子レンジから包装体と共に取り出したパウチを、そのままの状態つまり包装体で包囲した状態のままでパウチを開封してパウチの中の加工食品を喫食する方法を提供することができる。この新しい喫食方法にあっては、包装体は、電子レンジの中でパウチを自立状態に維持するツールであり且つ喫食する際にはパウチと一緒になって食器として機能する。
実用新案登録第3118609号公報
しかし、特許文献1に記載される技術であると、加熱時の自立に主眼を置いているため、この容器のまま携帯することが想定されておらず、また、この容器のまま食すにはパウチの開口が小さく、スプーン等で食材を取り出すことが難しいという問題があった。
さらに、最近、ドライフーズに注湯してそのまま食せる程の強度および利便性と、搬送時における容積低減とを両立できる容器の実現が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、組み立てて立体とした際に、お湯を注いで調理加熱可能であり、その後、携帯飲食可能でかつ搬送時における容積低減とを実現可能なパウチスリーブを提供可能とするという目的を達成しようとするものである。
本発明のパウチスリーブは、有底状の扁平なパウチと、該パウチ側部の少なくとも底部側とパウチ底部とを包囲した扁平なスリーブとからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な筒状に組み立てる複合包装材としてのパウチスリーブであって、
前記パウチが、両側端部がシールされた前面および後面と、拡げた際の底部と、を有するとともに、
前記スリーブが、未開封時には前記パウチの前後側に位置する枚葉の前片と後片とからなり、
前記スリーブの前記前後片には、それぞれ立体とした際の正面または後面と側面と底部と、
前記正面または前記後面と前記底部との境界をなすとともに両側部を横方向に結ぶアーチ状として設けられた底アーチ折り線と、
前記前後片の下側端部に、前記前後片が接続された状態で前記横方向に延びる底部中央折り込み線と、
前記スリーブの両側端に位置し、前記パウチの両側端部を前記前後片で一体的に挟んで接続した上下方向に延在する側縁部と、
前記両側面の前記側縁部側に位置して上下方向に延在し、立体とした際に前記側縁部を前記側面から横方向に突出させる側縁折り線と、
前記側面の下端に位置する脚部と、
前記アーチ折り線外側端部から外側下向き45°に下降する下折り線と前記アーチ折り線外側端部から前記上下方向に延長された底側部折り線とで区分された内側脚部と、
が設けられ、
前記スリーブの前記両側縁部に力を加えて前記両側縁部が接近するように屈曲させるとともに、前記スリーブの下端部に力を加えて前記底部中央折り込み線と前記底アーチ折り線で屈曲させることで底部を面一化して前記スリーブが立体形状に変化するとともに、前記スリーブの前記正面および後面に接続された前記パウチが筒状に開くことにより臓器課題を解決した。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記パウチが有底状のバリアフィルムからなることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記パウチが食材を封入されたことができる。
本発明は、上記のいずれか記載のパウチスリーブであって、
前記スリーブの前後片が枚葉状とされ、前記底部中央折り込み線で折り返されていることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記両側面と前記正面または前記後面との間に位置し、立体とした際に前記正面または前記後面と前記側面との境界となる上下方向に延在する側折り線が設けられることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記下折り線が、前記側折り線下端と前記アーチ折り線外側端部との交点から外側下向き45°に下降することができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記底側部折り線と下折り線とが、連続して同方向に延在することができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、
前記スリーブの両側縁部に力を加えて横方向内側に縮め前記側折り線で屈曲させて前記スリーブが立体形状に変化することができる。
本発明は、上記のいずれか記載のパウチスリーブであって、
前記パウチが前記正面と前記後面との内側に貼着されることができる。
また、本発明のパウチスリーブは、食材を封入した有底状のバリアフィルムからなる扁平なパウチと、該パウチ側部の少なくとも底部側とパウチ底部とを包囲した扁平なスリーブとからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な筒状に組み立てる複合包装材としてのパウチスリーブであって、
前記パウチが、両側端部がシールされた前面および後面と、拡げた際の底部と、を有するとともに、
前記スリーブが、未開封時には前記パウチの前後側に位置する枚葉の前片と後片とからなり、
前記スリーブの前記前後片には、それぞれ立体とした際の正面または後面と側面と底部と、
前記正面または前記後面と前記底部との境界をなすとともに両側部を横方向に結ぶアーチ状として設けられた底アーチ折り線と、
前記前後片の下側端部に、前記前後片が接続された状態で前記横方向に延びる底部中央折り込み線と、
前記スリーブの両側端に位置し、前記パウチの両側端部を前記前後片で一体的に挟んで接続した上下方向に延在する側縁部と、
前記両側面と前記正面または前記後面との間に位置し、立体とした際に前記正面または前記後面と前記側面との境界となる上下方向に延在する側折り線と、
前記側縁部を、立体とした際に前記側面から横方向に突出させる側縁折り線と、
前記側面の下端に位置する脚部と、
前記側折り線下端と前記アーチ折り線外側端部との交点から外側下向き45°に下降する下折り線と前記側折り線下端から前記側折り線と同じ方向に延長された底側部折り線とで区分された内側脚部と、
を備え、
前記パウチが前記正面と前記後面との内側に貼着され、
前記スリーブの両側縁部に力を加えて横方向内側に縮め前記側折り線で屈曲させるとともに、前記スリーブの下端部に力を加えて前記底部中央折り込み線と前記底アーチ折り線で屈曲させることで前記スリーブが立体形状に変化するとともに、前記スリーブの前記正面および後面に接続された前記パウチが筒状に開くことができる。
また、本発明は、食材を封入した有底状の扁平なパウチと、該パウチの少なくとも底部側とパウチ底部とを包囲した扁平なスリーブとからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な有底筒状に組み立てるパウチスリーブであって、
前記パウチが、シールされた両側端部と拡げた際の底部およびマチとを有するとともに、
前記スリーブが、対向する2つの主壁が左右の側端部と底端部とで連結され前記底端部の両側端位置に切欠が形成され、
前記2つの主壁の底端部が底部中央折り込み線で折り返されており、
前記主壁の左右両側端部には、前記パウチのシール部を挟んで固定する側縁部が上下方向に延在し、
前記主壁の前記側縁部より幅方向内側位置には、組み立て時にマチとなる側面が上下方向に延在し、
前記主壁には、前記側面の幅方向内側位置に、組み立て時に前後正面となる部分との境界となる側折り線(側壁折罫)が上下方向に形成され、
前記主壁の前後正面下側位置には、左右の前記側折り線(側壁折罫)下端部どうしを横方向に結ぶアーチ状に設けられた底アーチ折り線が設けられ、
前記側面における前記底アーチ折り線より下側位置には、組み立て時に接地可能な脚部が設けられ、
前記主壁の下側位置に、前記側折り線(側壁折罫)をさらに延長した底側部折り線(側側壁折罫)が設けられ、
前記底側部折り線(側側壁折罫)の外側位置に、組み立て時に前記脚部と底部との間となる内側脚部が設けられ、
前記主壁には、前記側折り線下端と前記アーチ折り線外側端部との交点から外側下向き45°に下降する下折り線が設けられ、
開封組み立て時に、前記パウチ上側を開封した状態で、前記スリーブの底端部に力を加えて前記底アーチ折り線を山折りに屈曲させ前記底部中央折り込み線から前後側に水平状に拡げるとともに、前記スリーブの両側縁部に力を加えて前記側折り線を山折りに屈曲させて、前記スリーブの前記2つの主壁の厚さ方向寸法を拡げ前記正面および後面に接続された前記パウチを筒状に自立可能とされることができる。
本発明のパウチスリーブは、有底状の扁平なパウチと、該パウチ側部の少なくとも底部側とパウチ底部とを包囲した扁平なスリーブとからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な筒状に組み立てる複合包装材としてのパウチスリーブであって、
前記パウチが、両側端部がシールされた前面および後面と、拡げた際の底部と、を有するとともに、
前記スリーブが、未開封時には前記パウチの前後側に位置する枚葉の前片と後片とからなり、
前記スリーブの前記前後片には、それぞれ立体とした際の正面または後面と側面と底部と、
前記正面または前記後面と前記底部との境界をなすとともに両側部を横方向に結ぶアーチ状として設けられた底アーチ折り線と、
前記前後片の下側端部に、前記前後片が接続された状態で前記横方向に延びる底部中央折り込み線と、
前記スリーブの両側端に位置し、前記パウチの両側端部を前記前後片で一体的に挟んで接続した上下方向に延在する側縁部と、
前記両側面の前記側縁部側に位置して上下方向に延在し、立体とした際に前記側縁部を前記側面から横方向に突出させる側縁折り線と、
前記側面の下端に位置する脚部と、
前記アーチ折り線外側端部から外側下向き45°に下降する下折り線と前記アーチ折り線外側端部から前記上下方向に延長された底側部折り線とで区分された内側脚部と、
が設けられ、
前記スリーブの前記両側縁部に力を加えて前記両側縁部が接近するように屈曲させるとともに、前記スリーブの下端部に力を加えて前記底部中央折り込み線と前記底アーチ折り線で屈曲させることで底部を面一化して前記スリーブが立体形状に変化するとともに、前記スリーブの前記正面および後面に接続された前記パウチが筒状に開くことにより、ドライフーズ等を充填したパウチを薄く形成するとともに、かつ、このパウチを、底部中央折り込み線で二つ折りとされたスリーブの前片と後片との間に挟持して、パウチのシールされた両側端部とスリーブの両側縁部とを貼着することで、厚みのある一枚物として形成することができる。しかも、パウチ上部を開封してスリーブの両側部を横方向に縮幅するように変形するとともに、底部中央折り込み線を上方向に押し上げて底部をなめらかなアーチ面に変形し、かつ、前後幅を拡大するように前面と後面とを離間することで、立体的に組み立てることができるこのとき、内側脚部と脚部とによって、強固に自立可能となるとともに、立体化した変形状態が元に戻らないように規制することが可能となる。このため、熱湯を注ぐ等の加熱調理などが容易におこなえるとともに、パウチ開口から幅広のスプーンなどで食材をすくい上げることが容易となる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記パウチが有底状のバリアフィルムからなることにより、立体化したスリーブ内においてパウチ内部に調理に必要な空間を形成してパウチを開口状態とすることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記パウチが食材を封入されたことにより、従来発泡ポリスチレン製の成形容器等でおこなっていた調理加熱する食材でも、搬送容積を減らして同一退席での半総個数を増大し、低コスト化を図ることができる。
本発明は、上記のいずれか記載のパウチスリーブであって、前記スリーブの前後片が枚葉状とされ、前記底部中央折り込み線で折り返されていることにより、枚葉状のスリーブを印刷成型加工して二つ折りにし、パウチを挟持して貼り合わせるだけで製造できるので、製造工程を減少し、製造作業時間を短縮して低コスト化を図ることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記両側面と前記正面または前記後面との間に位置し、立体とした際に前記正面または前記後面と前記側面との境界となる上下方向に延在する側折り線が設けられることにより、底部に対して略直立した周囲である前面、後面および側部を強固に立設して、自立性の向上と把持時の安定性を向上することができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記下折り線が、前記側折り線下端と前記アーチ折り線外側端部との交点から外側下向き45°に下降することで、内側脚部と脚部との強度を向上し、かつこれら内側脚部と脚部とが4点で載置面に接するように立体化することを可能として、自立性の向上と安定性の向上とを図ることができる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記底側部折り線と下折り線とが、連続して同方向に延在することで、スリーブの形成加工を用意化し、かつ、開封前の状態において、食品が充填された場合に厚みのあるパウチに対して下側に突出した底部が、搬送時に変形するような外力を受けた場合でも、底部と内側脚部と脚部とが組み立て時に自立性を損なわないように変形させることが可能となる。
本発明は、上記のパウチスリーブであって、前記スリーブの両側縁部に力を加えて横方向内側に縮め前記側折り線で屈曲させて前記スリーブが立体形状に変化することにより、立体化を容易におこない、扱いに慣れていない消費者であっても組み立てられる形態とすることができる。
本発明は、上記のいずれか記載のパウチスリーブであって、前記パウチが前記正面と前記後面との内側に貼着されることにより、スリーブの前面と後面とを離間させるように動かすという一動作だけで、開封したパウチの上端を大きく開いて、お湯を注ぐ、あるいは、スプーンを挿入するといった開口を形成することが容易にできる。
本発明によれば、搬送時には余分な容積を持たずに、かつ、一動作だけで開口を大きく開けて容易に立体化でき、自立性に優れ、同時に、立体に組み立てた状態で把持して携帯することが容易である強度を有するパウチスリーブを提供することができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態における未開封状態を示す平面図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態における開封状態を示す斜視図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態における開封状態を示す斜視図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態におけるスリーブを示す平面図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態におけるスリーブの展開状態を示す平面図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態におけるパウチを示す平面図である。 本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態におけるパウチを示す斜視図である。
以下、本発明に係るパウチスリーブの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるパウチスリーブを示す平面図であり、図2、図3は、同斜視図であり、図4、図5は、本実施形態におけるスリーブを示す平面図であり、図6、図7は、本実施形態におけるパウチを示す平面図であり、図において、符号1は、パウチスリーブである。
本実施形態に係るパウチスリーブ10は、図1〜図7に示すように、食材等を封入した有底状のバリアフィルムからなる扁平なパウチ20と、パウチ20を包囲した扁平なスリーブ30とからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な筒状に組み立てる複合包装材とされる。
本実施形態におけるパウチ20は、従来の有底パウチと同様、図6,図7に示すように、前シート材(前面)21および後シート材(後面)22と、底シート材(底部)23とから製造される。
前シート材(前面)21および後シート材(後面)22は、略矩形の側部分と略台形の底部分とからなる輪郭形状を有し、互いに同形とされている。底シート材(底部)23は、略台形とされる輪郭形状を有し、前シート材(前面)21および後シート材(後面)22の幅寸法が縮小された部分に設けられ、前シート材(前面)21および後シート材(後面)22の上端21aと平行な中央底折り線24により、二つ折りとされている。また、底シート材(底部)23は、上端21aと平行な前底折り線25により折られて前シート材(前面)21と連続するとともに、上端21aと平行な前底折り線26により折られて後シート材(後面)22と連続する。
これら前シート材(前面)21、後シート材(後面)22は、両側端部21b、22bがシールされ、前シート材(前面)21、底シート材(底部)23は、両側端部21c、23cがシールされ、後シート材(後面)22、底シート材(底部)23は、両側端部22d、23dがシールされている。
前シート材(前面)21、後シート材(後面)22、底シート材(底部)23の材料は、特に限定されるものではないが、基本素材としてプラスチックフィルムないしシートを使用し、具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、フッ素系樹脂等を使用することができる。このプラスチックフィルムないしシートとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルムのいずれのものでも使用することができる。
また、一般的には、上記のような基材フィルムに、さらに、製袋する際に、ヒートシール性フィルムを積層した積層体を使用するものである。本発明において、ヒートシール性フィルムとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシートを使用することができる。
パウチ20は、上記のような積層体を使用し、その内層のヒートシール性樹脂層の面を対向させて、それを折り重ねるか、またはその二枚を重ね合わせ、そして、その周辺端部をヒートシールしてシール部を設けて袋状に形成する。その製袋方法としては、上記の積層体を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シ−ル型、平底シール型、角底シール型等のヒートシール形態によりヒートシールして、本発明にかかる種々の形態の内装袋12を製造することができる。上記において、ヒートシールの方法としては、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。
なお、パウチ20を構成する材料は、上述のものに限定されるものではなく、例えば、紙を基材とし、ヒートシール性フィルムとの積層など、公知の材料を適宜使用することができる。
例えば、前シート材(前面)21、後シート材(後面)22、底シート材(底部)23としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)/印刷層/接着層/ONY(延伸ナイロン)/接着層/アルミニウム箔/接着層/CPP(無延伸ポリプロピレン)の層構成を有する積層シート、PET/印刷層/接着層/透明蒸着フィルム/接着層/ONY/接着層/CPPの層構成を有する積層シート、あるいは、透明蒸着フィルム/印刷層/接着層/ONY/接着層/CPPの層構成を有する積層シート等、レトルト殺菌処理可能な材質を用いることができる。
スリーブ30は、板紙、紙を主体とした複合シート、プラスチックシートなど一定の厚みを持った折り曲げ性にすぐれた材料(部材)で形成される。
スリーブ30は、未開封時にはパウチ20の前後側にそれぞれ位置する枚葉の前片31と後片41とからなり、これら前片31と後片41とが底部中央折り込み線40から折り畳まれてパウチ20を内部に収納した状態で重ねられている。
スリーブ30の前後片31,41には、それぞれ立体とした際の正面32および後面42と側面33a,33bと側面43a,43b、底部34,44となる領域が設けられている。
これら前片31と後片41とは、略同一の形状なので、前片31について説明する。後片41は、前片31と底部中央折り込み線40に対して対称な形状とされており、前片31の符号を40番代に変えたものとなる。
底部中央折り込み線40は、前片31と後片41とが接続された状態で前後片31,41の下側端部に横方向に延在している。
前片31には、横方向に直線状とされる上端31aに対して直交する上下方向に延在する側縁折り線37aと側折り線37bと側折り線37cと側縁折り線37dとが並設されて、側縁部36a、側面33a、正面32、側面33b、側縁部36bの境界を形成している。
前片31には、正面32下端部分の底アーチ折り線38と、側折り線37b,37cの下端とアーチ折り線38外側端部との交点から外側下向き45°に下降する下折り線38a,38bと、側折り線37b,37cの下端から側折り線37b,37cと同じ方向に延長された底側部折り線39a,39bとが横方向あるいは横方向から傾斜した方向に設けられて、側面33a、正面32、側面33b、内側脚部35a、底部34、内側脚部35bの境界を形成している。
前片31では、上端31aと底部中央折り込み線40とが平行状態として横方向に直線状とされ、底部中央折り込み線40が前片31の下端を形成している。
前片31の両側端では上下方向に延在する側縁部36a,36bと、上端31aと底部中央折り込み線40とで略矩形の外径とされるとともに、側縁部36a,36bより下側位置で横方向の幅寸法が縮小された内側脚部35a,35bと底部34が下方に突出した状態の輪郭形状とされている。
正面32は、底アーチ折り線38によって底部34との境界をアーチ状に規定されるとともに、上端31aによって直線状に規定されることで、上下方向の領域を規定されている。また、正面32は、側折り線37bによって側面33aとの境界と規定されて、側折り線37cによって側面33bとの境界と規定されて、左右方向の領域を規定されている。また、正面32の裏側は、パウチ20の前シート材(前面)21と貼着されている。後面42の裏側は、パウチ20の後シート材(後面)22と貼着されている。これにより、スリーブ30を立体に組み立てた際に、正面32と後面42との厚さ方向または前後方向距離が離間した際に、この動きに追従してパウチ20の前シート材(前面)21と後シート材(後面)22とが厚さ方向または前後方向距離が離間する。
側面33a、正面32、側面33bは、図示左側から右側に向けてこの順に前片31の上側に位置し、スリーブ30が組み立てられたときに立設された側周を形成するものとされる。
側面33aは側縁折り線37aによって側縁部36aとの境界と規定されるとともに、側折り線37bによって正面32との境界と規定されて、左右の領域を規定されている。同時に、側面33aの下端部はスリーブ30が組み立てられたときに設置場所と接触する脚部35cとされるとともに、下折り線38aによって内側脚部35aとの境界と規定されており、下側の領域を規定されている。
側面33bは側縁折り線37dによって側縁部36bとの境界と規定されるとともに、側折り線37cによって正面32との境界が規定されて、左右の領域を規定されている。同時に、側面33bの下端部はスリーブ30が組み立てられたときに設置場所と接触する脚部35dとされるとともに、下折り線38bによって内側脚部35bとの境界と規定されており、下側の領域を規定されている。
側縁部36aは、側面33aよりも外側で前片31の両側端に位置して上下方向に延在し、パウチ20の両側端部21b,22bを後片41の側縁部46aとともに表裏面から一体的に挟んで接続する。
側縁部36bは、側面33bよりも外側で前片31の両側端に位置して上下方向に延在し、パウチ20の両側端部21b,22bを後片41の側縁部46bとともに表裏面から一体的に挟んで接続する。
側縁部36aには、その外側に凹形状となる指掛け部36c,36dが設けられるとともに、この指掛け部36c,36dに対応する高さ位置として側縁部36bの外側に同形の凹形状となる指掛け部36e,36fが設けられている。
脚部35cと内側脚部35aとは、スリーブ30が組み立てられたときに下折り線38aによって折れ曲がり、ほぼ並行で下端が等しい高さとなるように構成されている。脚部35dと内側脚部35bとは、スリーブ30が組み立てられたときに下折り線38bによって折れ曲がり、ほぼ並行で下端が等しい高さとなるように構成されている。
脚部45cと内側脚部45aとは、スリーブ30が組み立てられたときに下折り線48aによって折れ曲がり、ほぼ並行で下端が等しい高さとなるように構成されている。脚部45dと内側脚部45bとは、スリーブ30が組み立てられたときに下折り線48bによって折れ曲がり、ほぼ並行で下端が等しい高さとなるように構成されている。
脚部35cと内側脚部35aと脚部45cと内側脚部45aとは、スリーブ30が組み立てられたときにほぼ面一で下端が接地面とされる等しい面内に位置するように構成されている。脚部35dと内側脚部35bと脚部45dと内側脚部45bとは、スリーブ30が組み立てられたときにほぼ面一で下端が接地面とされる等しい面内に位置するように構成されている。
底部34は、底アーチ折り線38によって正面32との境界が規定されて、底部中央折り込み線40によって底部44との境界が規定されて、上下方向または前後方向の領域が規定されるとともに、底側部折り線39aによって内側脚部35aとの境界が規定されて、底側部折り線39bによって内側脚部35bとの境界が規定され左右方向の領域が規定される。底部34および底部44は、スリーブ30が組み立てられたときに、底アーチ折り線38によって規定される曲面として固定され、この底部34および底部44の曲面化によって立体化されたスリーブ30平面形状に戻ってしまうことを規制する。
側縁折り線37aは、側縁部36aと側面33aとの間に位置してこれらの境界となり、スリーブ30を立体化して組み立てた際に側縁部36aが側面33aおよび側面43aから横方向に突出するように設けられる。また、側縁折り線37aは、側縁部36aにおいて、パウチ20の両側端部21b、22bを貼着する内側の境界とすることができる。
側折り線37bは、側面33aと正面32の間に位置してこれらの境界となり、スリーブ30を立体化して組み立てた際に正面32と側面33aとで形成される角部となる。
側折り線37cは、側面33bと正面32の間に位置してこれらの境界となり、スリーブ30を立体化して組み立てた際に正面32と側面33bとで形成される角部となる。
側縁折り線37dは、側縁部36bと側面33bとの間に位置してこれらの境界となり、スリーブ30を立体化して組み立てた際に側縁部36bが側面33bおよび側面43bから横方向に突出するように設けられる。また、側縁折り線37bは、側縁部36bにおいて、パウチ20の両側端部21b、22bを貼着する内側の境界とすることができる。
底アーチ折り線38は、正面32と底部34との境界をなすとともに両側部33a,33bを横方向に結ぶアーチ状として設けられる。
底側部折り線39aは、上側に側折り線37bが連続して延在し、その反対側には、底部中央折り込み線40を挟んで、底側部折り線49aと側折り線47bとが連続されている。これら、側折り線37b、底側部折り線39a、底側部折り線49a、側折り線47bは、図5に示すスリーブ30の展開状態では直線を為すように連続している。
底側部折り線39bは、上側に側折り線37cが連続して延在し、その反対側には、底部中央折り込み線40を挟んで、底側部折り線49bと側折り線47cとが連続されている。これら、側折り線37c、底側部折り線39b、底側部折り線49b、側折り線47cは、図5に示すスリーブ30の展開状態では直線を為すように連続している。
本実施形態のパウチスリーブ10は、有底状のバリアフィルムからなる扁平なパウチ20と、パウチ20を内部に収納した扁平なスリーブ30とからなり、パウチの上端21aは、スリーブ30の上端31a,41aよりも上側に突出しているが、スリーブ30内部にパウチ20が完全に収納されるように、スリーブ30の上端31a,41aがパウチの上端21aよりも上側に突出していることもできる。
<搬送状態(未開封)>
本実施形態のパウチスリーブ10は、パウチ20に食材を封入して(図示しないが)その上端21aを密閉して扁平にする。この扁平状態のパウチ20を底部中央折り込み線40のみが山折りとなった略平板状のスリープ30で挟むことで、未開封の搬送状態とすることができる。この状態で、パウチスリーブ10の厚みは非常に薄く、容積も小さいものとなる。
<立体組み立て(開封)>
まず、本実施形態のパウチスリーブ10は、未開譜状態であるパウチ20の上端21aを開封する。次いで、底部中央折り込み線40が上側に移動するように力をかけ、同時に、底アーチ折り線38および底アーチ折り線48を山折りとして、底部34および底部44をアーチ状の連続した曲面となるように、山折りされていた底部中央折り込み線40の両端を面一とする。
このとき、下折り線38aを山折りとして、脚部35cと内側脚部35aとを接近させ、下折り線48aを山折りとして、脚部45cと内側脚部45aとを接近させ、下折り線38bを山折りとして、脚部35dと内側脚部35bとを接近させ、下折り線48bを山折りとして、脚部45dと内側脚部45bとを接近させる。同時に、底側部折り線39aを谷折りとして、内側脚部35aを底部34から上下方向下側に突出されるように変形し、底側部折り線39bを谷折りとして、内側脚部35bを底部34から上下方向下側に突出されるように変形し、底側部折り線49aを谷折りとして、内側脚部45aを底部44から上下方向下側に突出されるように変形し、底側部折り線49bを谷折りとして、内側脚部45bを底部44から上下方向下側に突出されるように変形する。
同時に、スリーブ30の側縁部36aと側縁部36bとが近づくように力を加えて、スリーブ30を横方向内側に縮めることで、側縁折り線37aを谷折りとし、側折り線37b,37cを山折りとし、側縁折り線37dを谷折りとして、正面32と後面42とを厚さ方向である前後方向に離間させるように移動させる。
正面32と後面42とが広がる動きに追従して、正面32と後面42とに貼着されたパウチ20の前シート材(前面)21と後シート材(後面)22とが厚さ方向である前後方向に離間させるように移動するとともに、中央底折り線24で二つ折りにされていた底シート材(底部)23が平面化して、パウチ20内部の空間が拡大されて上端21aが大きく開放状態とされた開口となる。このように、スリーブ30を立体形状に変化させることにより、スリーブ30の正面32および後面42に接続されたパウチ20が筒状に開くことができる。
脚部35cと内側脚部35aと脚部35dと内側脚部35bとが上下方向下向きに突出して、二重の脚となっているとともに、四点で接地することで強固でかつ安定に自立可能なパウチスリーブ10とすることができる。これにより、熱湯を注入した場合でも、安全に自立するパウチスリーブ10を提供することが可能となる。
また、一動作で立体化すると共に、その状態を維持するようにロックすることが可能なため、簡便に開封して容易に食材を食べることが可能となる。
同時に、指掛け部46c,46d,46e,46fが横方向に突出して形成されるため、安定して把持することができ、湯を注入した状態で把持・携帯した場合でも、内容物の温度が把持者の手に伝わらないようにすることが可能となる。
次に、本実施形態のパウチスリーブ10の製造方法を説明する。
まず、スリーブ準備工程として、スリーブ30となる板紙等を、打ち抜き等の成形加工により、図5に示す展開形状となるようにその輪郭を形成する。同時に、またはその後、各折り線を折り線加工として形成する。スリーブ30を、前片31と後片41となるように底部中央折り込み線40から二つ折りにする。
次いで、パウチ準備工程として、上述したシート材からなる長尺材を中央底折り線24を谷折り、前底折り線25および前底折り線26を山折りとして折り畳む。次いで、上端21aを切り離すとともに矩形および台形からなる輪郭形状に切断し、両側端部21b、22bと両側端部21c、23cと両側端部22d、23dとを加熱・圧着等によりシールして、パウチ20とする。
次いで、充填工程として、パウチ20に上端21aから所定の食材を充填し、例えば、減圧処理とともに上端21aをシールして、パウチ20を扁平状に圧縮した状態とする。
次いで、貼着工程として、扁平なパウチ20を二つ折りとされたスリーブ30内側に載置して位置決めし、前シート材(前面)21と正面32とを貼り着け、後シート材(後面)22と後面42とを貼り着ける。最後に、パウチ20の両側端部21b、22bとスリーブ30の側縁部36aと側縁部36bとを貼り着けて、食材の充填されたパウチスリーブ10を搬送状態として製造する。
なお、パウチスリーブ10の製造方法としては、貼着工程後に充填工程としてパウチ20に上端21aから所定の食材を充填し密閉することも可能である。
10…パウチスリーブ
20…パウチ
21…前シート材(前面)
22…後シート材(後面)
23…底シート材(底部)
21a…上端
24…中央底折り線
25…前底折り線
26…前底折り線
21b、22b…両側端部
21c、23c…両側端部
22d、23d…両側端部
30…スリーブ
31…前片
31a…上端
32…正面
33a,33b…側面
34…底部
35a,35b…内側脚部
36a,36b…側縁部
36c,36d,36e,36f…指掛け部
37a…側縁折り線
37b,37c…側折り線
37d…側縁折り線
38…底アーチ折り線
38a,38b…下折り線
39a,39b…底側部折り線
40…底部中央折り込み線
41…後片
41a…上端
42…後面
43a,43b…側面
44…底部
45a,45b…内側脚部
46a,46b…側縁部
46c,46d,46e,46f…指掛け部
47a…側縁折り線
47b,47c…側折り線
37d…側縁折り線
48…底アーチ折り線
48a,48b…下折り線
49a,49b…底側部折り線

Claims (9)

  1. 有底状の扁平なパウチと、該パウチ側部の少なくとも底部側とパウチ底部とを包囲した扁平なスリーブとからなり、開封時に前記スリーブ正面中心付近を厚さ方向に拡げて自立可能な筒状に組み立てる複合包装材としてのパウチスリーブであって、
    前記パウチが、両側端部がシールされた前面および後面と、拡げた際の底部と、を有するとともに、
    前記スリーブが、未開封時には前記パウチの前後側に位置する枚葉の前片と後片とからなり、
    前記スリーブの前記前後片には、それぞれ立体とした際の正面または後面と側面と底部と、
    前記正面または前記後面と前記底部との境界をなすとともに両側部を横方向に結ぶアーチ状として設けられた底アーチ折り線と、
    前記前後片の下側端部に、前記前後片が接続された状態で前記横方向に延びる底部中央折り込み線と、
    前記スリーブの両側端に位置し、前記パウチの両側端部を前記前後片で一体的に挟んで接続した上下方向に延在する側縁部と、
    前記両側面の前記側縁部側に位置して上下方向に延在し、立体とした際に前記側縁部を前記側面から横方向に突出させる側縁折り線と、
    前記側面の下端に位置する脚部と、
    前記アーチ折り線外側端部から外側下向き45°に下降する下折り線と前記アーチ折り線外側端部から前記上下方向に延長された底側部折り線とで区分された内側脚部と、
    が設けられ、
    前記スリーブの前記両側縁部に力を加えて前記両側縁部が接近するように屈曲させるとともに、前記スリーブの下端部に力を加えて前記底部中央折り込み線と前記底アーチ折り線で屈曲させることで底部を面一化して前記スリーブが立体形状に変化するとともに、前記スリーブの前記正面および後面に接続された前記パウチが筒状に開くことを特徴とするパウチスリーブ。
  2. 請求項1記載のパウチスリーブであって、
    前記パウチが有底状のバリアフィルムからなることを特徴とするパウチスリーブ。
  3. 請求項2記載のパウチスリーブであって、
    前記パウチが食材を封入されたことを特徴とするパウチスリーブ。
  4. 請求項1から3のいずれか記載のパウチスリーブであって、
    前記スリーブの前後片が枚葉状とされ、前記底部中央折り込み線で折り返されていることを特徴とするパウチスリーブ。
  5. 請求項4記載のパウチスリーブであって、
    前記両側面と前記正面または前記後面との間に位置し、立体とした際に前記正面または前記後面と前記側面との境界となる上下方向に延在する側折り線が設けられることを特徴とするパウチスリーブ。
  6. 請求項5記載のパウチスリーブであって、
    前記下折り線が、前記側折り線下端と前記アーチ折り線外側端部との交点から外側下向き45°に下降することを特徴とするパウチスリーブ。
  7. 請求項6記載のパウチスリーブであって、
    前記底側部折り線と下折り線とが、連続して同方向に延在することを特徴とするパウチスリーブ。
  8. 請求項7記載のパウチスリーブであって、
    前記スリーブの両側縁部に力を加えて横方向内側に縮め前記側折り線で屈曲させて前記スリーブが立体形状に変化することを特徴とするパウチスリーブ。
  9. 請求項1から8のいずれか記載のパウチスリーブであって、
    前記パウチが前記正面と前記後面との内側に貼着されることを特徴とするパウチスリーブ。
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