JP2016005311A - 車両用非接触給電装置 - Google Patents

車両用非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016005311A
JP2016005311A JP2014122552A JP2014122552A JP2016005311A JP 2016005311 A JP2016005311 A JP 2016005311A JP 2014122552 A JP2014122552 A JP 2014122552A JP 2014122552 A JP2014122552 A JP 2014122552A JP 2016005311 A JP2016005311 A JP 2016005311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile terminal
terminal
housing
vehicle
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014122552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6156262B2 (ja
Inventor
拓也 大杉
Takuya Osugi
拓也 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014122552A priority Critical patent/JP6156262B2/ja
Publication of JP2016005311A publication Critical patent/JP2016005311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6156262B2 publication Critical patent/JP6156262B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】筐体10の給電コイル11と携帯端末20の受電コイル21との位置が自動的に調整される車両用非接触給電装置1を提供する。【解決手段】車両用非接触給電装置1は、車両の車室内に設置され、携帯端末20を支持することが可能である。そして、車両用非接触給電装置1は、給電コイル11を備える筐体10と、ECU14と、左アーム131及び右アーム132と、を備えている。給電コイル11は、携帯端末20に給電する。左アーム131及び右アーム132は、携帯端末20を支持する。また、ECU14は、給電コイル11と左アーム131及び右アーム132との距離と、ECU14が検知した携帯端末20の形状に基づいて、携帯端末20の受電コイル21と携帯端末20の一部との距離との差を検知する。そして、その距離の差が、所定の範囲内となるように左アーム131及び右アーム132を移動させるように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用非接触給電装置に関する。
従来、自動車のダッシュボード中央部に設置され、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を装着することが可能な、携帯端末ホルダ装置が提供されている。例えば、特許文献1に記載のタブレット端末ホルダ装置である。また、特許文献1に記載のタブレット端末ホルダ装置は、タブレット端末を装着する部分の幅、高さ及び奥行をユーザが手動にて調整することが可能な、調整手段を備えている。
特開2013−166531号公報
本発明者等は、上記携帯端末ホルダ装置に給電用コイルを埋め込み、非接触給電を行うことが可能な携帯端末ホルダ装置を提供することを試みた。
その結果、上記調整手段のように、ユーザが手動にて携帯端末を装着する部分を調整する方法では、携帯端末ホルダ装置側の給電コイルと携帯端末側の受電コイルの中心位置にズレが生じ、給電効率が低下してしまうことを、見出した。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、給電効率の低下を防ぐことが出来る、非接触給電装置提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の車室内に設置され、携帯端末を支持することが可能な車両用非接触給電装置であって、携帯端末に給電する非接触給電部を備える筐体と、携帯端末の形状を検知する形状検知部と、携帯端末の一部を支持する端末支持部と、非接触給電部と端末支持部との距離と、携帯端末の形状に基づいて検知される、携帯端末の受電部と携帯端末の一部との距離との差が、所定の範囲内となるように端末支持部を移動させる制御部とを備えている。
このように、請求項1に記載の車両用非接触給電装置は、携帯端末の形状を検知して、その形状に基づいて携帯端末の一端を支持する端末支持部を給電効率が最適となる位置に移動させる。そのため、乗員が携帯端末を車両用非接触給電装置に設置する際に、筐体の給電コイル部と携帯端末の受電コイル部の中心位置とが近接するように、端末支持部の位置が自動的に調整される。そのため、乗員が手動にて調整を行わなくても、車両用非接触給電装置は、携帯端末に対して効率良く給電することが出来る。
第1実施形態における、車両用非接触給電装置が車両に搭載される様子を説明する図である。 第1実施形態における、車両用非接触給電装置を正面から見た図である。 第1実施形態における、車両用非接触給電装置を側面側から見た図である。 第1実施形態において、車両用非接触給電装置に携帯端末が設置される様子を正面から見た図である。 第1実施形態において、車両用非接触給電装置に携帯端末が設置される様子を側面から見た図である。 第1実施形態において、車両用非接触給電装置に携帯端末が設置されるまでの一連の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態において、車両用非接触給電装置から携帯端末が外される一連の流れを説明するための図である。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態における車両用非接触給電装置1は、車両のダッシュボード70上に配置される。また、車両用非接触給電装置1は、ダッシュボードの中央に配置される。筐体10には、車両用非接触給電装置1に設けられる機器がおさめられている。携帯端末20(図4に後述)が車両用非接触給電装置1に設置された際に、携帯端末20と対向する面である筐体10の表面は、車両進行方向とは反対側に向けられている。そして、筐体10の内部には、給電コイル11が設けられている。給電コイル11は、筐体10の表面と給電コイル11の中心19とが直交するように、筐体10に設けられている。すなわち、筐体10の表面に対して平行となるように、給電コイル11は線状にまかれている。給電コイル11は、本実施形態における非接触給電部の役割を担っている。
図2は、本実施形態における車両用非接触給電装置1の具体的な構成を示している。
本実施形態における車両用非接触給電装置1は、筐体10、給電コイル11、カメラ12、左アーム131、右アーム132、中央アーム133、ECU14、歪ゲージ15a、歪ゲージ15bを備えている。
筐体10と左アーム131の一端とは、その一端を支点として左アーム131が回転可能となるように連結されている。具体的には、左アーム131は、図示しないモータ及びギアによって回転される。そのため、左アーム131は、筐体10と連結された一端を支点として、回転方向131kに回転可能となる。
また、左アーム131は筐体10の表面に沿う方向である伸縮方向131sに伸縮可能である。具体的に左アーム131は、図示しないモータ及びギアによって伸縮される。そのため、左アーム131は適宜長さを調整することが可能であると共に、筐体10に潜り込むことなく縮小することが可能である。また、左アーム131の上記一端とは反対側の他端である先端131zには、孔部131aが存在している。この孔部131aは、孔部形成部131bによって形成されている。乗員が、携帯端末20の一部を孔部131aに挿入することで、左アーム131は携帯端末20を支持することが可能となる。
筐体10と右アーム132の一端とは、その一端を支点として右アーム132が回転可能となるように連結されている。具体的に右アーム132は、図示しないモータ及びギアによって回転される。そのため、右アーム132は、筐体10と連結された一端を支点として、回転方向132kに回転可能となる。
また、右アーム132は筐体10の表面に沿う方向である伸縮方向132sに伸縮可能である。具体的に右アーム132は、図示しないモータ及びギアによって伸縮される。そのため、右アーム132は適宜長さを調整することが可能であると共に、筐体10に潜り込むことなく縮小することが可能となる。また、右アーム132の上記一端とは反対側の他端である先端132zには、孔部132aが存在している。この孔部132aは、孔部形成部132bによって形成されている。乗員が携帯端末20の一部を孔部132aに挿入することで、右アーム132は携帯端末20を支持することが可能となる。
本実施形態における、左アーム131及び右アーム132は、端末支持部に相当する。
筐体10と中央アーム133との一端とは連結されている。また、中央アーム133は筐体10の表面に沿う方向である伸縮方向133sに伸縮可能である。具体的に中央アーム133は、図示しないモータ及びギアによって伸縮される。そのため、中央アーム133は適宜長さを調整することが可能であると共に、筐体10に潜り込むことなく縮小することが可能である。
また、中央アーム133には、カメラ12が設けられている。このため、カメラ12が携帯端末20を撮影することで画像を生成し、ECU14はその画像を用いて携帯端末20の形状を検知することが出来る。
筐体10には、給電コイル11、ECU14、歪ゲージ15a、及び歪ゲージ15bがおさめられている。
図示しないバッテリから電力を供給され、給電コイル11に電流が流れると、給電コイル11の中心19に対して平行となる磁界が発生する。このため、携帯端末20に設けられる受電コイル21の中心方向を上記磁界に対して平行になるように、携帯端末20を筐体10に近づけると、携帯端末20に設けられた受電コイル21に電流が発生する。そして、この電流に基づいて、携帯端末20に給電が行われる。
歪ゲージ15aは、左アーム131の一端と筐体10とが連結される個所付近に設けられている。そのため、左アーム131に携帯端末20が設置されると、歪ゲージ15aは歪む。そして、ECU14は歪ゲージ15aの歪み量を検知することで、左アーム131に携帯端末20が設置されたことを検知することが出来る。
歪ゲージ15bは、右アーム132の一端と筐体10とが連結される個所付近に設けられている。そのため、右アーム132に携帯端末20が設置されると、歪ゲージ15bは歪む。そして、ECU14は、歪ゲージ15bの歪み量を検知することで、右アーム132に携帯端末20が設置されたことを検知する。
ECU14は、車両用非接触給電装置1に搭載される、その他の機器から各種情報の取得を行う。また、ECU14は、その他の機器に対して制御を行う。具体的に、本実施形態におけるECU14は、カメラ12から画像を取得し、取得した画像から携帯端末20の形状を検知する。また、ECU14は、歪ゲージ15a及び歪ゲージ15bからゲージの歪み量を取得する。
また、ECU14は、左アーム131の回転方向の移動及び伸縮方向の移動を制御する。また、ECU14は、右アーム132の回転方向の移動及び伸縮方向の移動を制御する。また、ECU14は、中央アーム133の伸縮方向の移動を制御する。
本実施形態におけるECU14は、形状検知部、設置検知部及び制御部の役割を担っている。
図3は左アーム131側から車両用非接触給電装置1を見た図である。図3に示すように、孔部131aは携帯端末20が挿入される側である手前側に比べて、手前側とは反対側である奥側の方が狭くなっている。そのため、携帯端末20が孔部131aに挿入される際に、どのような厚さの携帯端末20でも孔部131aのいずれかの位置で、孔部形成部131bによって挟まれることで支持される。なお、手前側は、筐体10の表面に沿う方向において、筐体10に近い側である。一方、奥側は上記手前側に比べて相対的に筐体10から遠い側である。
なお、説明の簡略化のために図示を省略しているが、左アームについても同様な構成をしている。すなわち、孔部132aは携帯端末20が挿入される側である手前側に比べて、手前側とは反対側である奥側の方が狭くなっている。そのため、どのような厚さの携帯端末20でも、孔部132aのいずれかの位置で、孔部形成部132bによって挟まれることで、支持される。
次に、図4、図5を用いて携帯端末20が設置される際の、車両用非接触給電装置1の制御を説明する。
ECU14は、カメラ12から取得した画像によって携帯端末20の接近を検知する。具体的にECU14は、取得した画像に対してエッジ検出などを行い、画像内における携帯端末20の画像が占める割合が所定の割合以上になったかどうかによって判定する。
ECU14は携帯端末20が接近していることを検知すると、携帯端末20の形状を検知する。また、ECU14は、携帯端末20の中心と携帯端末20の一部との距離を検知する。具体的に、ECU14は、携帯端末20の中心と携帯端末20の左アーム131側である左下の頂点との距離を検知する。同様に、携帯端末20の中心と携帯端末20の右アーム132側である右下の頂点との距離を検知する。なお、右下の頂点は、携帯端末20を車両用非接触給電装置1に設置した時に、運転手から近い方向の頂点かつ、車両の下方向の頂点である。そして、左下の頂点は、携帯端末20を車両用非接触給電装置1に設置した時に、運転手から遠い方向の頂点かつ、車両の下方向の頂点である。
そして、ECU14は、給電コイル11と左アーム131の先端131zとの距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の左下の頂点との距離とが、一致するように左アーム131を制御する。具体的にECU14は、給電コイル11の中心19と孔部形成部131bの底面の距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の左下の頂点との距離とが、一致するように左アーム131を制御する。そして、ECU14は、図2に示すように左アーム131の回転方向131k及び伸縮方向131sの制御を行う。
同様に、ECU14は、給電コイル11と右アーム132の先端132zとの距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の右下の頂点との距離とが、一致するように右アーム132を制御する。具体的には、ECU14は、図2に示すように右アーム132の回転方向132k及び伸縮方向132sの制御を行う。
このため、乗員が携帯端末20を車両用非接触給電装置1に設置しようとする際に、左アーム131及び右アーム132が、携帯端末20の形状に合わせて自動的に制御される。このため、乗員が車両用非接触給電装置1に携帯端末20を設置する際には、給電コイル11の中心19と携帯端末20の中心との位置が自動的に一致することになる。つまり、給電コイル11の中心19は、携帯端末20の中心を通ることになる。そして、携帯端末20の受電コイル21は、携帯端末20の中心に設けられることが多い。従って、給電コイル11の中心19と受電コイル21の中心との位置が自動的に一致する。すなわち、ECU14は、携帯端末20に対する給電効率が高くなるように自動的に左アーム131及び右アーム132を制御する。
また、左アーム131及び右アーム132は伸縮可能であるため、それぞれの先端が、筐体10の表面に沿う方向に向けて、筐体10より外側に可動することが出来る。このため、筐体10より大きい携帯端末20についても、給電コイル11と受電コイル21との位置が一致するように、左アーム131及び右アーム132は可動することが可能となる。
次に、携帯端末20が設置されると、歪ゲージ15a及び歪ゲージ15bが歪む。そして、ECU14は、歪ゲージ15a及び歪ゲージ15bの歪みを検知すると、中央アーム133を縮めるように制御する。そして、中央アーム133が縮められると、左アーム131及び右アーム132と中央アーム133とによって携帯端末20が挟みこまれる形で、携帯端末20が保持される。すなわち、給電コイル11の中心19と受電コイル21の中心との位置が一致した状態で、携帯端末20は車両用非接触給電装置1に対して保持される。本実施形態における中央アーム133は、端末固定部に相当する。
このため、車両が振動などをしても、給電コイル11と受電コイル21との位置がずれない。つまり、車両が移動でも給電効率が高い状態で、携帯端末20は車両用非接触給電装置1に対して保持される。
また、左アーム131の先端131zは、図2に示すようにヒンジ部131hを支点として、回転可能である。同様に、右アーム132の先端は、図2に示すようにヒンジ部132hを支点として、回転可能である。
図5に示すように、携帯端末20は、孔部形成部131bによって挟みこまれる形で、孔部131aの中間地点で車両用非接触給電装置1に対して支持されている。また、この孔部131aは、上述したように携帯端末20が挿入される側である手前側に比べて、手前側とは反対方向の奥側の方が狭くなっている。そのため、厚さが薄い携帯端末20は、比較的奥側で、孔部形成部131bによって挟みこまれる形で支持される。そして、厚さが厚い携帯端末20は、比較的手前側で、孔部形成部131bによって挟みこまれる形で支持される。このように、どのような厚さの携帯端末20でも、車両用非接触給電装置1は支持することができ、給電コイル11と受電コイル21とがずれてしまうことを低減することが出来る。
次に、図6、図7を用いて、本実施形態における車両用非接触給電装置1に携帯端末20が設置され、取り外されるまでの一連の流れを説明する。
図6の処理は、ECU14の電源がONされると1回目の処理が行われる。そして、ECU14の電源OFFされるまで定期的に行われる。また、この処理は、端末支持部である左アーム131及び右アーム132に携帯端末20が設置されている際には、行われない。
図6のステップS111において、ECU14はカメラ12から画像を取得する。そして、ECU14は、取得した画像を用いて携帯端末20の接近を検知する。その後、ステップS112に進む。
ステップS112において、ECU14は、取得した画像から携帯端末20の形状を検知する。具体的には、携帯端末20の中心と携帯端末20の一部との距離を検知する。その後、ステップS113に進む。
ステップS113において、ECU14は、検知した携帯端末20の形状に基づいて左アーム131及び右アーム132を制御する。具体的な処理は、上述した通りである。その後、ステップS114に進む。
ステップS114において、ECU14は、歪ゲージ15a及び歪ゲージ15bかの歪み量を検知して携帯端末20が設置されたことを検知する。その後、ステップS115に進む。
ステップS115において、ECU14は、中央アーム133を制御する。具体的には、ECU14は、携帯端末20に向かって中央アーム133を縮めるように制御する。その後、処理を終了する。
次に図7を用いて携帯端末20が取外される際の車両用非接触給電装置1の動作を説明する。
図7の処理は、ECU14の電源がONされると1回目の処理が行われる。そして、ECU14の電源OFFされるまで定期的に行われる。また、この処理は、端末支持部である左アーム131及び右アーム132に携帯端末20が設置されている際に、行われる。
ステップS121において、ECU14はカメラ12から画像を取得する。そして、ECU14は、取得した画像に手があることを検知する。その後、ステップS122に進む。
次にステップS122において、ECU14は、乗員が携帯端末20を車両用非接触給電装置1から取り外そうとしているかどうかを検知する。具体的にECU14は、検知した手の形状に基づいて取外そうとしているかどうかを検知する。携帯端末20を取り外される際は、少なくとも2本の指を用いることが多い。そのため、ECU14は、取得した画像から指2本が伸びていることを検知したら、乗員が携帯端末20を取り外そうとしていると検知する。乗員が携帯端末20を取り外そうとしている場合ステップS123に進み、そうでなければ処理を終了する。
ステップS123において、ECU14は、中央アーム133を制御する。具体的にECU14は、中央アーム133を伸ばす。そして、処理を終了する。このようにすると、携帯端末20が車両用非接触給電装置1に対して保持されている状態が解消され、乗員は携帯端末20を取り外すことが出来る。
以下、本実施形態における車両用非接触給電装置1の効果について説明する。
本実施形態における車両用非接触給電装置1は、車両の車室内に設置され、携帯端末20を支持することが可能な車両用非接触給電装置1である。そして、車両用非接触給電装置1は、給電コイル11を備える筐体10と、ECU14と、左アーム131及び右アーム132と、ECU14とを備えている。筐体10に設けられた給電コイル11は、携帯端末20に給電する。ECU14は、携帯端末20の形状を検知する。左アーム131及び右アーム132は、携帯端末20を支持する。また、ECU14は、給電コイル11と左アーム131及び右アーム132との距離と、携帯端末20の形状に基づいて検知される、携帯端末20の受電コイル21と携帯端末20の一部との距離との差を検知する。そして、その距離の差が、所定の範囲内となるように左アーム131及び右アーム132を移動させるように制御する。
このように、車両用非接触給電装置1は、携帯端末20の形状を検知して、その形状に基づいて携帯端末20の一部を支持する左アーム131及び右アーム132を移動する。そのため、乗員が携帯端末20を車両用非接触給電装置1に設置する際に、筐体10の給電コイル11と携帯端末20の受電コイル21とが近接するように、左アーム131及び右アーム132が自動的に調整される。そのため、乗員が手動にて調整を行わなくても、車両用非接触給電装置1は、携帯端末20に対して効率良く給電することが出来る。
また、左アーム131及び右アーム132は一端が筐体10と連結されている。そして、左アーム131及び右アーム132の一端とは反対側の他端が、携帯端末20と対向する筐体10の表面に沿う方向に向けて、筐体10より外側に移動するように、左アーム131及び右アーム132が伸縮可能である。
このようにすると、左アーム131及び右アーム132は筐体10より外側に可動域を持つ。そのため、筐体10より大きい携帯端末20が設置される場合でも、車両用非接触給電装置1は、筐体10の給電コイル11と携帯端末20との受電コイル21とが近接するように、左アーム131及び右アーム132の位置を移動することが出来る。
また、車両用非接触給電装置1は、携帯端末20を筐体10に対して固定する中央アーム133を備えている。そして、ECU14は、携帯端末20が左アーム131及び右アーム132に設置されたことを検知する。ECU14は、携帯端末20の設置が検知されると、中央アーム133が携帯端末20を筐体10に対して固定するように制御する。
このようにすると、筐体10の給電コイル11と携帯端末20の受電コイルとが近接した状態で、筐体10に対して携帯端末20が固定される。そのため、車両の振動などによって筐体10の給電コイル11と携帯端末20との受電コイル21とが離れてしまうことを防ぐことが出来る。すなわち、給電効率の低下を防ぐことが出来る。
また、左アーム131は、携帯端末20の一部が挿入される孔部131aを形成する孔部形成部131bを備えている。右アーム132は、携帯端末20の一部が挿入される孔部132aを形成する孔部形成部132bを備えている。孔部131a及び孔部132aは、携帯端末20の一部が挿入される側である手前側に比べて、手前側とは反対側である奥側が狭くなっていることを特徴とする。
携帯端末20は種類によって、その厚さが異なる。このようにすると、携帯端末20は孔部131a及び孔部132aのいずれかの位置において、挟みこまれることで、支持される。すなわち、左アーム131及び右アーム132は、どのような厚さの携帯端末20でも支持することが出来る。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
上記実施形態では、端末支持部として、左アーム131及び右アーム132の2つのアームを用いたが、これに限るものではない。例えば、筐体10に対して1つの支持部を設けて、その1つの支持部により携帯端末20を支持するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、端末固定部は中央アーム133としたが、これに限るものではない。例えば、端末支持部に端末固定部を備え、携帯端末20が設置されたことを検知して、端末固定部と端末支持部とにより携帯端末20を挟みこむ構成としてもよい。
また、上記実施形態において、端末形状検知部をECU14として、ECU14はカメラ12から取得した画像を用いて携帯端末20の形状を検知している。これに限るものではなく、ECU14は、無線通信を利用して、携帯端末20から形状を検知するようにしてもよい。
また、ECU14は、無線通信を利用して、携帯端末20から受電コイル21の位置を取得するようにしてもよい。このようにすると、携帯端末20の中心に受電コイル21の中心がないような携帯端末20でも、ECU14は、携帯端末20における受電コイル21の中心の位置を取得することが出来る。そのため、ECU14は給電コイル11の中心と受電コイル21の中心との位置を自動的に調整することができる。
また、ECU14が給電コイル11の携帯端末20に対する電力供給量を監視し、端末支持部を適宜移動させ、電力供給量が向上するかどうかを検知するようにしてもよい。 また、設置検知部をECU14とし、携帯端末20が設置されたかどうかは歪ゲージ15a及び歪ゲージ15bの歪み量に基づいて検知しが、これに限るものではない。例えば、歪ゲージの代わりに近接センサや圧力センサを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ECU14が携帯端末20の接近を検知した後に、ECU14は端末支持部である左アーム131及び右アーム132の制御を行っていた。これに限るものではなく、携帯端末20が車両用非接触給電装置1に対して設置されたことを検知した後に、ECU14は端末支持部の制御を行うようにしてもよい。
なお、非接触給電部を給電コイル11とし、受電部を受電コイル21とし、電磁誘導方式の非接触給電方法を用いているが、これに限るものではない。例えば、電波受信方式、磁界共鳴方式、または電界結合方式を用いるようにしてもよい。
なお、上記実施形態において、ECU14は、給電コイル11と左アーム131の先端131zとの距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の左下の頂点との距離とが、一致するように左アーム131を制御した。すなわち、ECU14は、給電コイル11と左アーム131の先端131zとの距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の左下の頂点との距離との差が、ほぼゼロになるように左アーム131を制御をした。しかしながら、この距離の差は所定の範囲内であれば、許容してもよい。更に言うと、この距離の差が減少するように、ECU14は左アーム131を制御すればよい。
また、上記実施形態において、ECU14は、給電コイル11の中心19と孔部形成部131bの底面の距離と、携帯端末20の中心と携帯端末20の左下の頂点との距離とが、一致するように左アーム131を制御した。しかしながら、これに限るものではなく、ECU14は、給電コイル11の一部の個所と左アーム131の一部との距離と、受電コイル21の一部の個所と携帯端末20の一部との距離とが、一致するように制御してもよい。すなわち、給電コイル11の中心19と受電コイル21の中心との距離が一致するように、ECU14は端末支持部を制御すればよい。
1 車両用非接触給電装置、10 筐体、11 給電コイル、12 カメラ、131 左アーム、131a 孔部、131b 孔部形成部、131k 回転方向、131s 伸縮方向、131z 先端、132 右アーム、132a 孔部、132b 孔部形成部、132k 回転方向、132s 伸縮方向、132z 先端、133 中央アーム、133s 伸縮方向、14 ECU、15a 歪ゲージ、15b 歪ゲージ、20 携帯端末、21 受電コイル、30 バッテリ、70 ダッシュボード。

Claims (4)

  1. 車両の車室内に設置され、携帯端末(20)を支持することが可能な車両用非接触給電装置(1)であって、
    前記携帯端末に給電する非接触給電部(11)を備える筐体(10)と、
    前記携帯端末の形状を検知する形状検知部(14)と、
    前記携帯端末の一部を支持する端末支持部(131、132)と、
    前記非接触給電部と前記端末支持部との距離と、前記携帯端末の形状に基づいて検知される、前記携帯端末の受電部(21)と前記携帯端末の一部との距離との差が、所定の範囲内となるように前記端末支持部を移動させる制御部(14)とを備えた車両用非接触給電装置。
  2. 前記端末支持部の一端が前記筐体と連結され、
    前記端末支持部の一端とは反対側の他端が、前記携帯端末と対向する前記筐体の面に沿う方向に向けて、前記筐体より外側に移動するように、前記端末支持部は伸縮可能なことを特徴とする請求項1に記載の車両用非接触給電装置。
  3. 前記携帯端末が前記端末支持部に設置されたことを検知する設置検知部(14)と、
    前記携帯端末を前記筐体に対して固定する端末固定部(133)とを備え、
    前記携帯端末の設置が検知されると、前記制御部は、前記端末固定部が前記携帯端末を前記筐体に対して固定するように制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の車両用非接触給電装置。
  4. 前記端末支持部は、前記携帯端末の前記一部が挿入される孔部(131a、132a)を形成する孔部形成部(131b、132b)を備え、
    前記孔部は、前記携帯端末の前記一部が挿入される側である手前側に比べて、前記手前側とは反対側である奥側が狭くなっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用非接触給電装置。
JP2014122552A 2014-06-13 2014-06-13 車両用非接触給電装置 Expired - Fee Related JP6156262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122552A JP6156262B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 車両用非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122552A JP6156262B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 車両用非接触給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005311A true JP2016005311A (ja) 2016-01-12
JP6156262B2 JP6156262B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=55224242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014122552A Expired - Fee Related JP6156262B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 車両用非接触給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6156262B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140907A (ja) * 2018-02-12 2019-08-22 智佳電子股▲ふん▼有限公司Zealio Electronics Co.,Ltd. 多機能スマートスタンド
WO2019163283A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
US10476320B2 (en) 2017-02-28 2019-11-12 Omron Automotive Electronics Co., Ltd. Power transmission device
KR20200110117A (ko) * 2019-03-13 2020-09-23 모비케이 주식회사 스마트폰의 오토얼라인먼트 및 무선 충전이 가능한 무전충전 거치대
WO2023188983A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 豊田合成株式会社 車両内装用物品保持具

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111351U (ja) * 1983-01-14 1984-07-27 サクラ精機株式会社 電話置台
JP2000165497A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Harness Syst Tech Res Ltd 電話機ホルダー
JP3151546U (ja) * 2009-04-16 2009-06-25 株式会社セイワ 物品ホルダー
JP2011125137A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Canon Inc 充電器
JP2011234514A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Kddi Corp 充電装置
JP2012236477A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Kojima Press Industry Co Ltd スマートフォンのホールド装置
JP2013121251A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Panasonic Corp 車載用充電装置
EP2608493A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-26 Wen-Feng Tsai Mobile electronic device holder
JP2014088092A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Fujitsu Ten Ltd 保持装置、及び、保持方法
JP2014131192A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Pioneer Electronic Corp 装着装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111351U (ja) * 1983-01-14 1984-07-27 サクラ精機株式会社 電話置台
JP2000165497A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Harness Syst Tech Res Ltd 電話機ホルダー
JP3151546U (ja) * 2009-04-16 2009-06-25 株式会社セイワ 物品ホルダー
JP2011125137A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Canon Inc 充電器
JP2011234514A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Kddi Corp 充電装置
JP2012236477A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Kojima Press Industry Co Ltd スマートフォンのホールド装置
JP2013121251A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Panasonic Corp 車載用充電装置
EP2608493A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-26 Wen-Feng Tsai Mobile electronic device holder
JP2014088092A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Fujitsu Ten Ltd 保持装置、及び、保持方法
JP2014131192A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Pioneer Electronic Corp 装着装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10476320B2 (en) 2017-02-28 2019-11-12 Omron Automotive Electronics Co., Ltd. Power transmission device
JP2019140907A (ja) * 2018-02-12 2019-08-22 智佳電子股▲ふん▼有限公司Zealio Electronics Co.,Ltd. 多機能スマートスタンド
WO2019163283A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
CN111712778A (zh) * 2018-02-23 2020-09-25 索尼公司 信息处理装置、信息处理方法和计算机程序
CN111712778B (zh) * 2018-02-23 2023-08-29 索尼公司 信息处理装置、信息处理方法和计算机程序
US11774991B2 (en) 2018-02-23 2023-10-03 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method, and computer program product for controlling vibration
KR20200110117A (ko) * 2019-03-13 2020-09-23 모비케이 주식회사 스마트폰의 오토얼라인먼트 및 무선 충전이 가능한 무전충전 거치대
KR102236647B1 (ko) 2019-03-13 2021-04-06 모비케이 주식회사 스마트폰의 오토얼라인먼트 및 무선 충전이 가능한 무전충전 거치대
WO2023188983A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 豊田合成株式会社 車両内装用物品保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6156262B2 (ja) 2017-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6156262B2 (ja) 車両用非接触給電装置
JP5308127B2 (ja) 給電システム
KR101688893B1 (ko) 무선 전력 전송 장치
CN113103868B (zh) 车载显示装置
KR102592900B1 (ko) 외부 전자 장치의 배터리를 충전하기 위한 전자 장치 및 그에 관한 방법
EP3054559A1 (en) Power transmission apparatus
KR20140130227A (ko) 자계 공명 송전 장치, 및, 자계 공명 수전 장치
US10476320B2 (en) Power transmission device
KR102386670B1 (ko) 차량용 레이더의 자가 보정 장치 및 자가 보정 방법
JP2014088092A (ja) 保持装置、及び、保持方法
JP6200345B2 (ja) 車載アンテナ
CN112203895B (zh) 扶手
JP2018078500A (ja) 撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
US20180248415A1 (en) Power transmission device
JP2007259334A (ja) 無線信号受信装置および指向性調整方法
CN110979200A (zh) 隐藏式智能手机支架
JP2003043229A (ja) 可動式ミラー装置
JPWO2016052709A1 (ja) アンテナ装置
JP5168635B2 (ja) 指向性アンテナおよびアンテナシステム
JP6209431B2 (ja) 車両用ルームミラーのワイヤレス給電システム
KR20180091469A (ko) 차량용 사용자 단말의 거치대
JP2015104252A (ja) ワイヤレス給電システム
JP2013108953A (ja) レーダー探知機
JP2015058875A (ja) 車載の端末設置構造
JP6266299B2 (ja) 車載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6156262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees