JP2016000093A - トランプカード - Google Patents

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博 長尾
伸之 藤嶋
Nobuyuki Fujishima
伸之 藤嶋
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Yumi Nakagawa
優美 中川
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Abstract

【課題】視覚障害者であってもカードの種類を識別可能な触覚識別部を備え、しかもこの触覚識別部を容易に形成する。
【解決手段】片側表示面に、スート6及びランク7からなる記号部4が表示されると共に、スート6及びランク7に対応する触覚識別部5が形成されている。触覚識別部5は、透光性材料により構成される突部10からなる。片側表示面2の記号部4と背景は、弱視者が識別可能な構成である。
【選択図】図3

Description

本発明は、トランプカードに関するものである。
従来、トランプカードとして次のような構成のものが公知である。
特許文献1には、点字付きのトランプカードが開示されている。
特許文献2には、裏面側を透視可能とする透明エリアと、透明エリアの一部に形成され一組のトランプに共通の図形・絵等の特定表示物が表示されている特定表示エリアとを設けたトランプカードが開示されている。
特許文献3には、異常トランプカードを発見するために、所定の組を構成することを表す識別コードを設けたトランプカードが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたトランプカードでは、トランプカード本来のスート等の表示に加えて点字を形成するようにしているが、具体的にどのようにして点字を形成するのかまで開示されるものではない。また、点字が読めない視覚障害者のことは一切考慮されていない。
特許文献2及び3に記載されたトランプカードでは、視覚障害者が識別可能な構成を備えていない。
特開平10−192477号公報 特公平6−91904号公報 特開2008−12360号公報
本発明は、視覚障害者であってもカードの種類を識別可能な触覚識別部を備え、しかもこの触覚識別部を容易に形成することができるトランプカードを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
片側表示面に、スート及びランクからなる記号部が表示されると共に、前記スート及びランクに対応する触覚識別部が形成され、
前記触覚識別部は、透光性材料により構成される突部からなることを特徴とするトランプカードを提供する。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
片側表示面に、スート及びランクからなる記号部が視覚的に表示されると共に、前記スート及びランクに対応する触覚識別部が形成され、
前記触覚識別部は、形成される位置の背景色と同一色の突部からなることを特徴とするトランプカードを提供する。
これらの構成により、視覚障害者であっても、片側表示面に形成された突部からなる触覚識別部によってそのトランプカードのスート及びランクを識別することができる。しかも、触覚識別部は透光性材料又は背景色と同一色で構成されているので、記号部の視認性が阻害されることがない。このため、視覚障害者と健常者とが一緒にトランプカードによるゲームを楽しむことができる。
前記片側表示面の記号部と背景は、弱視者が識別可能な構成であるのが好ましい。特に、ユニバーサルデザインであるのが好適である。
この構成により、弱視者であっても、触覚識別部に頼ることなく、スート及びランクの違いを判断することができる。また触覚識別部と併用することで、より一層容易にスート及びランクを判別することが可能となる。
前記弱視者が識別可能な構成は、コントラストの違いにより達成すればよい。
前記記号部は、中央部のスートと、対角位置の少なくとも一方に形成されるランクとからなるのが好ましい。
この構成により、記号部のデザインを簡略化して弱視者であっても容易に判別することが可能となる。
前記スートと前記ランクの数を不一致としてもよい。
前記触覚識別部は、片側表示面の周辺領域よりも内側に形成するのが好ましい。
この構成により、ゲーム中に対戦相手が触覚識別部に触れにくくなり、スート又はランクが分かってしまうことを防止することができる。
前記触覚識別部を構成する突部は、複数の突起で構成することができる。
前記触覚識別部を構成する突部は、外表面を平坦面で構成することもできる。
前記触覚識別部を構成する突部は、外表面を湾曲面で構成することもできる。
前記触覚識別部を構成する突部は、外表面に起伏を設けるようにしてもよい。
前記触覚識別部は、前記スートに対応するスート識別部の数により前記ランクとしての機能を有するのが好ましい。
この構成により、触覚識別部の構成を簡略化して視覚障害者による判別を容易にすることができる。
前記触覚識別部は、前記ランクのうちの特定の数字を示すランク識別部をさらに備えるのが好ましい。
この構成により、スート識別部のみで構成する場合に比べて、より一層構成を簡略化して視覚障害者による判別を容易にすることができる。
前記ランクは1から13の自然数に対応し、
前記ランク識別部は、数字5に対応するものを含むのが好ましい。
この構成により、ランク1から4はランク識別部なしで、5から9は1つのランク識別部と必要なスート識別部の数で、10から13は2つのランク識別部と必要なスート識別部の数でそれぞれ表現することができる。
前記ランク識別部は、片側表示面の両側部にそれぞれ形成されるのが好ましい。
この構成により、片側表示面の両側いずれからでもランク識別部に指で触れることができ、トランプゲーム中の判別を容易に行うことが可能となる。
前記ランク識別部は、片側表示面の側部に沿って両端側へと延びるのが好ましい。
この構成により、片側表示面の両側からだけではなく、両端側からも容易にランク識別部に触れることができる。
前記スート識別部は、片側表示面に形成する数が多くなるに従ってサイズを小さくするのが好ましい。
この構成により、スート識別部によるランク判別をより一層容易に行うことができる。
前記片側表示面と、反対側の裏面とは表面性状を変化させるのが好ましい。
この構成により、指で触れただけで表裏面の判別が可能となり、視覚障害者が健常者に誤って片側表示面を見せてしまうといった不具合を回避することができる。
本発明によれば、片側表示面に表示される記号部とは別に透光性を有する触覚識別部を形成するようにしたので、健常者と視覚障害者とが一緒にトランプゲームを楽しむことができる。
本実施形態に係るトランプカードの片側表示面に形成された記号部を示す正面図である。 図1の片側表示面に形成される触覚識別部を示す正面図である。 (a)は本実施形態に係るトランプカードの片側表示面を示す正面図、(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線断面図である。 図2の触覚識別部を形成するためのディスペンサの断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1は、本実施形態に係るトランプカード1(後述する記号部4のみを表示したもの)を示す。このトランプカード1は、片側表示面2と片側裏面3とで表面性状が相違している。表面性状の違いにより、ユーザはトランプカード1を触っただけで、その面が片側表示面2か片側裏面3かを容易に判別することができるようになっている。なお、表面性状を相違させる方法としては、表裏面で材質を変える(例えば、表面を樹脂、裏面を紙)、表面粗さを相違させる(例えば、表面にのみエンボス加工を施す)、あるいはその組み合わせ、等が挙げられる。
片側表示面2には、記号部4と触覚識別部5とが形成されている。
記号部4は、「スペード」、「クラブ」、「ダイヤ」、「ハート」の4種類のスート6と、スート毎に決められた「A」、「2」…「K(キング)」の13のランク7とからなる模様である。ここでは、記号部4は、一般的な形状のスート6の白抜きと、1から13の数字からなるランク7の白抜きとで構成され、背景部がスート毎に異なる色彩で表示されている。例えば、背景色を、「スペード」では黒、「ハート」では赤、「クラブ」では青、「ダイヤ」では黄としている。すなわち、背景部と記号部4のコントラストが強く、弱視者でも明確に識別可能で、かつ、色覚異常者でも4種類のスート6を識別可能な配色となっている。ランク7の違いに拘わらず、スート6は中央部に1つだけ表示され、ランク7は2組の対角位置の一方にそれぞれ表示されている。これにより、通常のトランプに見られるように、ランク7の数だけスート6を表示した場合に比べて、スート6を大きく表示することができる。このため、弱視者でもスート6を容易に識別することができる。このように、片側表示面2は、弱視者や色覚異常者であっても識別可能なユニバーサルデザインとなっている。但し、デザイン自体は、図示のものに限らず、健常者、弱視者及び色覚異常者のいずれにも識別可能なものであればいずれの構成であっても採用することができる。
触覚識別部5は、図2及び図3に示すように、スート識別部8とランク識別部9とからなる。また触覚識別部5は、透光性を有する材料(例えば、エポキシ等の樹脂材料、水ガラス(高濃度ケイ酸ナトリウム水溶液)、ワニス、木工用ボンド等)からなる複数の突部10で構成されている。突部10には、半球状の突起11、直線状又は曲線状に連なった突条12、あるいは、面状部13等、種々の形態を採用することができる。半球状の突起11では、全て同一形状とし、等間隔で配置するようにすればよい。図3の例では、トランプカード1の両側部に沿って両端側に延びる同一線上に配置された複数の半球状(半球でなくてもよい)の突起11が示されている。また、突起11は、片側表示面2からの突出寸法を、積層したトランプカード1間に隙間が空きすぎず、指で触ることにより容易に判別可能なサイズ(高さ寸法、半径)とされている(例えば、直径1mm、高さ0.5mm)。また、触覚識別部5は、トランプカード1の外縁から所定寸法内側に形成されている。これは、トランプカード1で遊ぶ場合等、相手のトランプカード1に触れた際に誤って触覚識別部5にも触れてしまい、そのスート6やランク7が分かってしまうことを防止するためである。ここでは、触覚識別部5を、カードゲーム等で触れやすいトランプカード1の上下の短辺から所定寸法(例えば、大人の人差し指の第1関節までの長さの平均値等)内側に形成するようにしている。
図2は、片側表示面2に形成される触覚識別部5の一例を示す。
ここでは、スート6の違いに応じて各スート識別部8は次のような形状とされている。すなわち、「スペード」は、三角形部とその底面中央部から延びる直線部とで構成され、通常のスペードよりも簡略化された形状となっている。三角形部及び直線部は全体に盛り上がるように構成されている。図3(a)に示す「クラブ」は、直交する3方向に延び、図3(b)に示すように、先端に向かうに従って徐々に幅寸法と厚みとが増大し、先端部分では、図3(c)に示すように、円弧状に形成された3本の直線部の全体が盛り上がるように構成され、通常のクラブよりも簡略化された形状となっている。「ダイヤ」は、通常のダイヤの形状と同じで、半球状に突出した複数の突起により構成されている。「ハート」は、円の一部をV字状に切り欠いた略ハート形状を、半球状に突出した複数の突起により囲むように構成されている。
このように、スート識別部8は、「ダイヤ」を除き、通常よりも簡略化された形態とされている。したがって、先天的な視覚障害者のみならず、後天的な視覚障害者であっても、容易に判別することができる。また、「ダイヤ」を複数の突起により形成し、「スペード」を全体が盛り上がった構成とすることにより、指で触れたときの感覚を全く相違させている。したがって、「ダイヤ」と「スペード」のスート識別部8の判別を、スートの形状の違いだけでなく、触れたときの感触の違いによっても容易に行うことができる。
また、ランク7の違いに応じて各スート識別部8とランク識別部9は次のような構成とされている。
各スート識別部8は、ランク7が「1」から「4」、「6」から「9」、及び、「11(J)」から「13(K)」と増大するに従ってサイズが小さくなるように構成され、「5」と「10」では、最も小さいサイズと同じである。また各スート識別部8は、「1」、「6」、「11(J)」では、中央部1箇所、「2」、「7」、「12(Q)」では、片側表示面2を幅方向(左右)に2分する縦中心線上の上下2箇所、「3」、「8」、「13(K)」では、縦中心線上の3箇所、「4」、「9」では、長手方向(上下)及び幅方向(左右)に2分する横中心線上及び縦中心線上の上下及び左右の2箇所ずつ(合計4箇所)にそれぞれ形成されている。また「ダイヤ」を除く他の3つのスート識別部8では方向性があり、例えば、スペード(ハート及びクローバーでも同じ)では、片側表示面2に対する向きは、図2に示すように、三角形部の直線部が長手方向の一方(図中、下方)に向かう(三角形部の頂点のうち、直線部が形成される側とは反対側に位置する頂点が上方側に位置する)第1方向と、この第1方向とは上下逆向きの第2方向のいずれか一方とされている。
ランク7が「1」では、(スペード、ハード及びクローバーの)スート識別部8が第1方向となるように片側表示面2の中央部に配置されている。ランク7が「2」では、2つのスート識別部8が縦中心線上で、横中心線に対して上下対称に配置されている。この場合、「ダイヤ」を除く他の3つのスート識別部8では、上方側が第1方向とされ、下方側が第2方向とされている。ランク7が「3」では、3つのスート識別部8が縦中心線上に配置され、真ん中に位置するものが中央部、上下に位置するものが横中心線に対して上下対称に配置されている。この場合、上側2つのスート識別部8が第1方向とされ、下側1つのスート識別部8が第2方向とされている。ランク7が「4」では、4つのスート識別部8のうち、2つが縦中心線上で横中心線に対して上下対称に配置され、残る2つが横中心線上で縦中心線に対して左右対称に配置されている。この場合、上側及び左側に位置するものが第1方向とされ、下側及び右側に位置するものが第2方向とされている。
ランク「5」では、片側表示面2の両側部に沿って両端側へと複数の半球状の突起11を形成してなるランク識別部9がそれぞれ形成されている。各ランク識別部9は中央部分での突起11の間隔が広げられ、そこにはスート識別部8がそれぞれ形成されている。「ダイヤ」を除く他の3つのスート識別部8では、左側が第1方向とされ、右側が第2方向とされている。ランク7が「6」から「9」では、片側表示面2の両側部にランク識別部9がそれぞれ形成され、スート識別部8は、前述のランク7が「1」から「4」と同様な構成のものが両ランク識別部9の間に形成されている。
ランク7が「10」では、片側表示面2の両側部に沿って2列でランク識別部9がそれぞれ形成され、中央部に前記ランク7と同様なスート識別部8が形成されている。ランク7が「11(J)」から「13(K)」では、片側表示面2の両側部に沿って2列でランク識別部9がそれぞれ形成され、スート識別部8は、前述のランク7が「1」から「3」と同様な構成のものが両ランク識別部9の間に形成されている。
このように、ランク7が「1」から「4」ではスート識別部8の数の違いにより識別可能としている。この場合、スート識別部8がランク識別部9としての機能を発揮する。「5」から「9]では、スート識別部8の数の違いに加えて片側表示面2の両側部に沿ってそれぞれ1列で形成したランク識別部9により「5」を意味し、この「5」にランク識別部9の内側に形成したスート識別部8の数を加算した値がランク7となる。「10」から「13(K)」では、さらに片側表示面2の両側部に沿ってそれぞれ形成するランク識別部9を「10」を意味する2列としている。つまり、「1」から「4」までのスート識別部8の数と、片側表示面2の両側部に沿ってそれぞれ形成したランク識別部9の数の組み合わせとでランク7を示すようにしているので、触覚識別部5を簡略化して視覚障害者が判別容易な構成とすることができる。
前記突部10は、ディスペンサ14にて片側表示面2に塗布することにより形成される。
ディスペンサ14は、図4に示すように、ケーシング15内に、ロータ16、ステータ17、及び、動力伝達機構18等を収容したものである。ディスペンサ14は図示しない駆動機構に設けられ、樹脂を塗布する対象であるトランプカード1を基台上に設置した状態で、基台(図示せず)に対して相対的にXYZ軸方向に移動可能となっている。
ケーシング15は筒状の金属製材料からなる。ケーシング15の一端側には第1開口部19が形成され、外周部には第2開口部20が形成されている。
ロータ16は、金属製の軸体であり、n−1条で単段あるいは多段の雄ネジ形状に形成されている。ここでは、ロータ16は1条で偏心した雄ねじ形状に形成され、横断面形状が略真円形である。
ステータ17は、ゴム、樹脂等を略円筒形としたもので、その内周面はn条で単段あるいは多段の雌ネジ形状に形成されている。ここでは、ステータ17は、2条で多段の雌ねじ形状に形成され、その貫通孔の横断面形状(開口形状)は略長円形である。
ロータ16をステータ17に挿通すると、ロータ16の外周面とステータ17の内周面とが両者の接線で密接した状態になり、ステータ17の内周面とロータ16の外周面との間に長手方向に延びる螺旋状の流体搬送路21が形成される。
動力伝達機構18は、カップリング22及びカップリングロッド23により構成され、図示しない駆動機の駆動力をロータ16に伝達する。
前記構成のディスペンサ14によれば、駆動機を駆動してロータ16を正逆回転させることにより、第1開口部19を介して溶融させた樹脂材料を所望量ずつ吐出してトランプカード1の片側表示面2に触覚識別部5を形成することができる。例えば、片側表示面2に触覚識別部5として突部10を形成する場合、突起11であればロータ16の回転を停止すれば液ダレすることがなく、突条12や面状部13であれば、ディスペンサ14を移動させながら連続的にロータ16を回転させればよい。つまり、いずれの形状であっても簡単に形成することができる。
このようにして形成されたトランプカード1によれば、表裏面の表面性状が相違しており、視覚障害者であっても容易に片側表示面2を特定することができる。そして、そこに形成された触覚識別部5によってスート6及びランク7を簡単に判別することができる。また片側表示面2の記号部4(スート6及びランク7)と背景色の組み合わせを判別容易なものとしたので、健常者は勿論のこと、弱視者であっても容易に識別することができる。したがって、健常者、弱視者、点字等を理解しない視覚障害者であっても簡単に理解でき、トランプカード1を使用したゲームを楽しむことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、トランプカード1の片側表示面2に、簡略化したスート6及びランク7を形成するようにしたが、これに代えて点字を形成するようにしてもよいし、これに合わせて点字を形成することもできる。
また、前記実施形態では、触覚識別部5として、例えば、面状部13の外表面を平坦面で構成するようにしたが、湾曲面で構成したり、「クローバー」のように起伏を設けたりすることもできる。
また、前記実施形態では、触覚識別部5を透光性を有する材料で構成したが、背景部と同一色で構成するようにしてもよい。この構成によっても、触覚識別部5が記号部4を識別するための障害となることがない。
また、前記実施形態では、触覚識別部5をディスペンサ14を利用してトランプカード1の片側表示面2に塗布するようにしたが、必ずしも前記構成のディスペンサ14を使用して形成しなくてもよい。また、触覚識別部5は、塗布によらず、成形等、他の手段によって形成することも可能である。
1…トランプカード
2…片側表示面
3…片側裏面
4…記号部
5…触覚識別部
6…スート
7…ランク
8…スート識別部
9…ランク識別部
10…突部
11…突起
12…突条
12…面状部
14…ディスペンサ
15…ケーシング
16…ロータ
17…ステータ
18…動力伝達機構
19…第1開口部
20…第2開口部
21…流体搬送路
22…カップリング
23…カップリングロッド

Claims (18)

  1. 片側表示面に、スート及びランクからなる記号部が視覚的に表示されると共に、前記スート及びランクに対応する触覚識別部が形成され、
    前記触覚識別部は、透光性材料により構成される突部からなることを特徴とするトランプカード。
  2. 片側表示面に、スート及びランクからなる記号部が視覚的に表示されると共に、前記スート及びランクに対応する触覚識別部が形成され、
    前記触覚識別部は、形成される位置の背景色と同一色の突部からなることを特徴とするトランプカード。
  3. 前記片側表示面の記号部と背景は、弱視者が識別可能な構成であることを特徴とする請求項1に記載のトランプカード。
  4. 前記弱視者が識別可能な構成は、コントラストの違いにより達成したことを特徴とする請求項3に記載のトランプカード。
  5. 前記記号部は、中央部のスートと、対角位置の少なくとも一方に形成されるランクとからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトランプカード。
  6. 前記スートと前記ランクの数を不一致としたことを特徴とする請求項5に記載のトランプカード。
  7. 前記触覚識別部は、片側表示面の周辺領域よりも内側に形成したことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のトランプカード。
  8. 前記触覚識別部を構成する突部は、複数の突起で構成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトランプカード。
  9. 前記触覚識別部を構成する突部は、外表面を平坦面で構成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトランプカード。
  10. 前記触覚識別部を構成する突部は、外表面を湾曲面で構成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトランプカード。
  11. 前記触覚識別部を構成する突部は、外表面に起伏を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトランプカード。
  12. 前記触覚識別部は、前記スートに対応するスート識別部の数により前記ランクとしての機能を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトランプカード。
  13. 前記触覚識別部は、前記ランクのうちの特定の数字を示すランク識別部をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載のトランプカード。
  14. 前記ランクは1から13の自然数に対応し、
    前記ランク識別部は、数字5に対応するものを含むことを特徴とする請求項13に記載のトランプカード。
  15. 前記ランク識別部は、片側表示面の両側部にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項13又は14に記載のトランプカード。
  16. 前記ランク識別部は、片側表示面の側部に沿って両端側へと延びることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載のトランプカード。
  17. 前記スート識別部は、片側表示面に形成する数が多くなるに従ってサイズを小さくしたことを特徴とする請求項12から16のいずれか1項に記載のトランプカード。
  18. 前記片側表示面と、反対側の裏面とは表面性状を変化させたことを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載のトランプカード。
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