[0025]添付の図面に関して以下に示される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細を伴わずに実施され得ることが当業者には明らかであろう。
[0026]本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、たとえば、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)またはCDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形とを含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格によって記述され得る。TDMAネットワークは、たとえば、Global System for Mobile Communications(GSM)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、たとえば、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。単に例として、本技法のいくつかの態様は以下ではLTEに関して説明され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
[0027]図1は、ワイヤレス通信ネットワーク100を示し、これはLTEネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのeNB 110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信する局であってよく、基地局、Node B、アクセスポイント、または他の用語でも呼ばれ得る。各eNB 110a、110b、110cは、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
[0028]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーでき、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUE、または他のグループなど)による限定アクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HNB)と呼ばれ得る。図1に示される例では、eNB 110a、110b、および110cは、それぞれマクロセル102a、102b、および102cのためのマクロeNBであり得る。eNB 110xは、ピコセル102xのためのピコeNBであり得る。eNB 110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBであり得る。eNBは、単一のキャリアを使用して1つのセルをサポートすることができ、または対応する複数のキャリアを使用して複数のセルをサポートすることができる。
[0029]ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、または中継局を含むヘテロジニアスネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信出力レベル、様々なカバレッジエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40ワット)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2ワット)を有し得る。UEは、複数のeNBのカバレッジ内にあり得る。そのUEをサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、たとえば、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)、または他の基準などのような、様々な基準に基づいて選択され得る。
[0030]ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は時間的に概ね整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有することがあり、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
[0031]ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し、これらのeNBのための協調と制御とを行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信し得る。eNB 110はまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたは有線バックホールを介して直接または間接的に、互いに通信し得る。
[0032]UE 120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは、固定式でも移動式でもよい。UEは、端末、移動局、モバイルエンティティ、加入者局、または他の用語で呼ばれることもある。UEは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または他のモバイルエンティティであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継局、または他のネットワークエンティティと通信することが可能であり得る。図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたeNBであるサービングeNBとの間の、所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとeNBとの間の干渉する送信を示す。
[0033]LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビン、または他の用語でも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに分割する。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、およびSC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてよく、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、それぞれ1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、512、1024または2048に等しくてよい。システム帯域幅は、サブバンドにも分割され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーでき、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。LTEは、たとえばフレーム、サブフレーム、およびLTEのための公開された基準によって定義されるチャネルなど、定義された無線リンク機能を利用することができる。たとえば、LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0034]図2は、異なる無線リンクを使用してeNB202と通信する異なる機能の複数のUEを含むシステム200を示す。LTEまたは他のワイヤレス技術は、基地局とUEとの間の無線リンクを構成する複数の方法を含むことができる。そのような方法は、LTEまたは他の無線アクセス技術の高度機能と呼ばれ得、適用可能な無線アクセス技術下での無線リンクについて任意選択である。したがって、基地局は、高度機能の有無にかかわらず無線リンクを構成するように装備されなければならない。高度機能は、特定の無線アクセス技術(RAT)に関し得、複数のRATまたはRAT間の実装形態に関連した機能を除外し得る。他の別の実施形態では、高度機能は、複数のRATまたはRAT間の実装形態の機能を含み得る。
[0035]たとえば、通常の無線リンク214、すなわち高度機能を使用しない無線リンクを介して通信する非対応のUE210など、いくつかのUEは、高度機能を使用して通信することができない場合がある。LTEの高度機能は、たとえば、キャリアアグリゲーションを含み得、ここにおいて、UE、たとえばCA対応UE206は、無線リンク216における2つ以上のキャリアの集約をサポートする。さらなる例では、高度機能は、協調マルチポイント伝送(CoMP)を含み得、ここにおいて、CoMP対応UE208は、2つ以上のセルによって、たとえば、基地局202および別の基地局204によって無線リンク218を使用して支援され得る。基地局202、204は互いに地理的に分離され得る。X2インターフェースは基地局202、204を互いに接続し得る。基地局202、204は、無線リンク218を介したUE208とのCoMP送信/受信に関与し得る。たとえば、無線リンクの他の潜在的な機能には、たとえば、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、またはパラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能を含み得る。
[0036]CA、CoMP、および他の無線リンク技術の態様は、本明細書では「UEカテゴリ」と呼ばれる、異なる無線リンク構成を定義するために使用され得る。UEカテゴリは、たとえば、定義されたピークデータレート、ダウンリンク(DL)層の最大数、アップリンク(UL)層の最大数、CAにおけるキャリアの最大数、または前述の態様のいくつかの組合せなど、(UEのアップリンクおよびダウンリンク機能など)無線リンクの1つまたは複数の属性によって定義され得る。カテゴリは、相対的なリソース割振りに基づいて「より高い」または「より低い」として特徴付けられ得る。たとえば、2キャリアCA無線リンクは、4キャリアCA無線リンクよりも低い、および単一キャリアリンクよりも高いカテゴリと同様に説明され得る。
[0037]一般に、高度機能はエンドユーザには有益であるが、いくつかの状況では、高度機能を使用することができるUEは、一時的な期間の間、高度機能のうちの1つまたは複数が供給されないことを要求し得る。たとえば、電力制限の状態に遭遇したとき、UEは、電力を節約するためにCAリンクを使用してサービスされないことを望む場合がある。キャリアアグリゲーションでのUEは、データ復調、チャネル情報フィードバック、または他の信号のために2つ以上のキャリアを監視することを必要とし得、これは、単一のキャリアを扱うよりも多くの処理電力を消費する。同様に、無線リンクのためにCoMPを使用することができるUEは、少なくとも一時的な期間の間、CoMP動作に置かれないことを望み得る。電力節約または他の理由のためにUEが制御することが有益であり得る無線リンク機能の他の例には、ダウンリンク(DL)MIMO、アップリンク(UL)MIMO、またはその両方、マルチクラスタアップリンクリソース割振り、あるいは干渉除去についての制限されたランクの高いカテゴリUEをスケジューリングすることを含み得る。UEが無線リンクの制限された機能の組を示す理由には、たとえば、残り少ないバッテリー電力状況、現在の電源の状況(たとえば、プラグが差し込まれている、またはプラグが抜かれた)、エンドユーザの選好、または過剰の計算リソースを消費する競合する処理要求があり得る。
[0038]いくつかの設計では、eNBは、機能制限をサポートするかどうかにかかわらず、指示をブロードキャストすることができる。他の設計では、UEは、eNBが機能制限をサポートしているかどうかを決定することができる。したがって、UE212は、1つまたは複数の無線リンク機能をサポートすることができるが、eNBに対する無線リンク220が1つまたは複数の指定された特徴を使用するのを制限されることをUEが要求することを、eNB202に示すことができる。たとえば、UEは、さらに通知があるまで、時間の期間の期限切れまで、またはネットワークへのUE再接続など何らかの定義された将来のイベントまで、CAが制限されなければならないことを示し得る。指示は、「不必要な」機能、すなわち、UEが制限されることを要求している機能を識別するリストの形で提供され得る。任意選択で、UEは、特徴を制限する要求に関連して、たとえば、電力制約、処理制約、またはユーザ入力など、要求するための理由を提供することもできる。
[0039]UE212から要求を受信することに応答して、eNB202は、たとえば、要求に応え、制限された状態で無線リンク212にサービスすることによって、UEの指示に基づいて自動的に行動することができる。代わりに、または加えて、eNB202は、1つまたは複数のシステム基準に基づいて、制限された無線リンクの要求に応えるべきかどうかを決定することができる。eNB202は、UE212にその決定の結果を示す、または結果を示すことを控えることができる。UE制限要求に応えることをeNBが決定した場合、eNBは、ある時間期間の間、またはさらに通知があるまで、制限された機能を使用してUEのサービスまたはスケジュールを行わない。それにもかかわらずeNBがUEに制限された機能を誤ってサービスする場合、UEは、望ましくない機能の伴うサービスを拒絶することができる。一方、UE制限要求に応えないことをeNBが決定した場合、eNBは、要求された制限された機能を使用して対応するUEにサービスする。eNBが要求を拒否した場合、UEは、非効率的に高いレートで反復される要求を生成することによって、システムの非効率性が生じることを回避するための制限を前提として、追加の要求を送ることができる。さらに、UE212は、基地局202に対して要求のその理由の指示を送ることができ、基地局は、要求に応えるべきかどうかの再決定に指示を含めることができる。
[0040]無線リンク220を制限する旨のUE212の要求は、無線リソース制御(RRC)シグナリングまたは媒体アクセス制御(MAC)データ要素を使用して示され得る。特定の接続の間の頻繁なシグナリングは、通常、必要ではない場合がある。UEは、UE状況またはユーザ入力を検出することに応答して自律的に要求を送ることができ、または、たとえばUEが構成される、許可される、またはスケジュールされるときに応答して、イベントトリガされ得る。隣接セルに対するハンドオーバの場合、ソースeNB202は、ターゲットeNBに無線リンク220の制限された機能の指示を提供することができる。制限の期間は、不明確でもよく、または明確でもよい。制限 が除去されることをUEが要求するまで、無期限の期間の制限が持続し得る。明確な期間の制限は、たとえば、UEが、明確な時間期間の間、周期的にクライアントリソースを異なる機能にコミットできるようにするために、指定された期間の間持続するように定義され得る。
[0041]図3は、基地局/eNB 110およびUE 120の設計を示すブロック図を示し、図1または図2の基地局/eNBの1つおよびUEの1つであり得る。基地局110は、アンテナ334A〜334Tを備えてよく、UE 120は、アンテナ352A〜352Rを備えてよい。
[0042]基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信することができる。プロセッサ320は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、データシンボルと制御シンボルとをそれぞれ得ることができる。プロセッサ320はまた、基準シンボルとセル固有基準信号とを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332A〜332Tに与えることができる。各変調器332は、(たとえば、OFDMまたは他の方法などの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを得ることができる。各変調器332はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を得ることができる。変調器332A〜332Tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334A〜334Tを介して送信され得る。
[0043]UE 120において、アンテナ352A〜352Rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、受信された信号をそれぞれ復調器(DEMOD)354A〜354Rに与えることができる。各復調器354は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを得ることができる。各復調器354はさらに、(たとえば、OFDMまたは他の方法などの)入力サンプルを処理して、受信シンボルを得ることができる。MIMO検出器356は、すべての復調器354A〜354Rから受信シンボルを得て、可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与えることができる。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE 120の復号されたデータをデータシンク360に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に与えることができる。
[0044]アップリンク上では、UE 120において、送信プロセッサ364は、データソース362から(たとえば、PUSCHのための)データを受信して処理でき、コントローラ/プロセッサ380から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し処理できる。プロセッサ364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ364からのシンボルは、可能な場合、TX MIMOプロセッサ366によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMまたは他の方法などのために)変調器354A〜354Rによって処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE 120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、復調器332によって処理され、可能な場合、MIMO検出器336によって検出され、さらに受信プロセッサ338によって処理されて、UE 120によって送られた復号されたデータと制御情報とを得ることができる。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に与えることができる。
[0045]コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ基地局110およびUE 120における動作を指示することができる。基地局110にあるプロセッサ340ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、たとえば、図6〜図8に関連して説明するように、本明細書に記載された技法のための様々なプロセスを実行するか、またはその実行を指示することができる。UE 120におけるプロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、図10〜図12に例示されている機能ブロックおよび/または本明細書で説明されている技法のための他の処理を実行することができ、またはその実行を指示することができる。メモリ342および382は、それぞれ基地局110およびUE 120のためのデータとプログラムコードとを記憶することができる。スケジューラ344は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングすることができる。
[0046]一態様では、ワイヤレス通信のための基地局110は、モバイルエンティティが、モバイルエンティティから無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を受信するための手段に結合された、1組の無線リンク構成を使用して1つまたは複数の基地局と通信することができることを決定するための手段を含む。基地局110は、モバイルエンティティから、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を受信するための手段をさらに含み得る。一態様では、前述の手段は、前述の手段によって列挙されている機能を実行するように構成された、プロセッサと、コントローラ/プロセッサ340と、メモリ342と、受信プロセッサ320と、TX MIMO検出器330と、変調器332Aと、アンテナ334Aとを含み得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
[0047]別の態様では、ワイヤレス通信のために1組の無線リンク構成を使用して1つまたは複数の基地局と通信することができるUE 120は、基地局に無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を送るための手段に結合された、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限するべきであることを決定するための手段を含む。UE 120は、無線リンクを使用して基地局と通信するための手段をさらに含み得、ここにおいて、要求に基づいて、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限される。一態様では、前述の手段は、前述の手段によって列挙されている機能を実行するように構成された、プロセッサと、コントローラ/プロセッサ380と、メモリ382と、受信プロセッサ358と、MIMO検出器356と、復調器354Aと、アンテナ352Aとを含み得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
[0048]LTEにおける高度無線リンク機能の一例として、LTE−AdvancedのUEは、キャリアアグリゲーションにおいて使用されるコンポーネントキャリアに割振られた20MHzの帯域幅の中のスペクトルを、各方向への送信のために使用される最大で合計100MHzの帯域幅(5個のコンポーネントキャリアを使用する)について、使用することができる。一般に、ダウンリンクよりもアップリンクで送信されるトラフィックの方が少ないので、アップリンクのスペクトル割当てはダウンリンクの割当てよりも少なくてよい。たとえば、20MHzがアップリンクに割り当てられる場合、ダウンリンクは100MHzを割り当てられ得る。これらの非対称なFDD割当てはスペクトルを節約し、通常は非対称であるブロードバンド加入者による帯域幅の利用率に対してよく適合する。
[0049]LTE−Advancedモバイルシステムでは、連続CAと非連続CAという2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)が提案されている。これらは、図4および図5に示されている。非連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリア500が図5によって示されるように周波数帯に沿って分かれている場合に、行われる。一方、連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリア400が図4によって示されるように互いに隣接している場合に、行われる。非連続CAと連続CAの両方が、LTE AdvancedのUEの単一のユニットとして機能するように複数のLTE/コンポーネントキャリアを集約するために使用され得る。LTE−AdvancedのUEでは、キャリアが周波数帯に沿って分かれているので、複数の高周波受信ユニットおよび複数の高速フーリエ変換(FFT)が、非連続CAとともに展開され得る。非連続CAは、広い周波数範囲にわたる複数の分かれたキャリア上でのデータ送信をサポートするので、伝搬経路損失、ドップラーシフト、および他の無線チャネル特性が、異なる周波数帯ではかなり変動し得る。
[0050]したがって、非連続CAの手法のもとでブロードバンドデータ送信をサポートするために、異なるコンポーネントキャリアに対する符号化、変調、および送信電力を適応的に調整するための方法が使用され得る。たとえば、enhanced NodeB(eNB)が各コンポーネントキャリア上で一定の送信電力を有するLTE−Advancedシステムでは、各コンポーネントキャリアの実効カバレッジまたはサポート可能な変調および符号化が、異なり得る。連続および非連続のCAは、UEで増加する処理および電力リソースを必要とし得る。したがって、UEは、それがCAの使用を制限するための理由を検出すると、利用可能なキャリアの総数未満の何らかの数に、使用されるキャリアの数を制限することができる。たとえば、UEは、リンクが単一のキャリアに制限されることを要求することができる。
[0051]本明細書で図示および説明された例示的なシステムを考慮すれば、開示される主題に従って実装され得る方法は、様々なフローチャートを参照すればより良く理解されよう。説明を簡単にするために、方法は一連の行為/ブロックとして図示および説明されるが、いくつかのブロックは、本明細書で図示および説明される順序とは異なる順序で、および/または他のブロックと実質的に同時に行われ得るので、特許請求される主題はブロックの数または順序によって限定されない。さらに、本明細書で説明される方法を実装するために、図示されたすべてのブロックが必要とされるとは限らない。ブロックに関連する機能は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組合せまたは任意の他の適切な手段(たとえば、デバイス、システム、プロセス、またはコンポーネント)によって実装され得ることを諒解されたい。加えて、本明細書の全体にわたって開示される方法は、そのような方法を様々なデバイスに移送および転送することを容易にする製品に、符号化された命令および/またはデータとして記憶することが可能であることをさらに諒解されたい。方法は、代替的に、状態図のような、一連の相互に関係する状態または事象として表現され得ることを、当業者は理解し諒解するであろう。
[0052]図6は、ワイヤレス通信システムのネットワークエンティティにおける無線リンク機能のUE支援管理のための方法600を示す。ネットワークエンティティは、eNB、またはワイヤレス通信ネットワークの他の基地局(たとえば、フェムトノードまたは他のスモールセルなど)であってよい。方法600は、610で、モバイルエンティティが1組の無線リンク構成を使用して1つまたは複数の基地局と通信することができることを決定することを含み得る。本明細書のどこかでより詳細に述べられるように、無線リンク構成の組は、LTEまたは類似の無線アクセス技術の高度機能を含むことができる。無線リンク構成は、特定の無線アクセス技術を使用したリンクに関し得、モバイルエンティティで複数のRAT機能を実装するための特徴を除外することができる。
[0053]方法600は、620で、モバイルエンティティから基地局で、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を受信することをさらに含み得る。要求は、たとえば、RRC信号またはMAC要素または物理的な制御チャネルにおいて受信され得、無線リンクに適用される指示(たとえば、リスト)または1つまたは複数の制限を含むことができる。
[0054]方法600は、630で、要求に基づいて、モバイルエンティティと通信するための無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限することをさらに含み得る。たとえば、基地局は、自動的に要求に応え、次いで、要求された制限に従って要求側モバイルエンティティとの無線リンクを構成することができる。代替形態では、基地局は、システムパラメータに基づいて要求に応えるべきかどうかを決定し、決定が正の場合のみ、要求された制限とのリンクを構成することができる。制限することは、無線リンク構成または関連する機能の使用を部分的に使用不能にする、または防止することを含み得る。
[0055]要素640および650は、無線リンクに対する制限の期間を制御することの任意選択の代替である。方法600は、表された代替に限定されず、いずれの代替640または650も含まずに実行され得る。一代替形態では、方法600は、640で、無線リンク構成のうちの少なくとも1つは非制限であることを要求する第2の要求をモバイルエンティティから受信し、その後、第2の要求に基づいて、モバイルエンティティと通信するための無線リンク構成のうちの少なくとも1つを使用することを含み得る。制限が除去されることをUEが要求するまで、無線リンクの制限の無期限の期間を提供するために、動作640が実行され得る。別の代替形態では、方法は、650で、要求から使用を制限するための期間を決定し、期間の期限切れに基づいて使用の制限を終了することを含むことができる。動作650は、たとえば明確な期間の間、タスクへのUEリソースの割振りを容易にするために、制限のための明確な期間をサポートするために実行され得る。
[0056]図7〜図8は、ワイヤレス通信システムのネットワークエンティティにおける無線リンク機能のUE支援管理のための方法600とともに、基地局によって実行され得るさらなる任意選択の動作または態様700、800を示す。図7〜図8に示される動作は、方法600を実行するために必要とされない。動作700および800は、独立に実行され、ブロックから反対側の分岐に位置しない限り一般に相互に排他的ではない。別の下流の動作または上流の動作が実行されるかどうかにかかわらず、そのような独立で相互に排他的ではない動作のうちのいずれか1つが実行され得る。方法600が、図7〜図8の少なくとも1つの動作を含む場合、方法600は、必ずしも、図示され得るいかなる後続の(1つまたは複数の)下流の動作を含む必要なく、少なくとも1つの動作の後に終了し得る。逆に、ブロックの反対側の分岐上に直接位置する動作は、方法の任意の特定の例において相互に排他的な選択肢であり得る。
[0057]図7を参照すると、方法600は、追加の動作700のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法600は、710で、基地局が、要求に関してモバイルエンティティから受信される情報に基づいて、無線リンクの使用を制限するための理由を決定することをさらに含むことができる。たとえば、基地局は、RRCもしくはMAC情報要素または制限要求を含む物理的な制御チャネルを受信することができ、さらに、要求の1つまたは複数の理由の指示を識別するために情報を処理する。制限を要求するための理由の例には、たとえば、電力節約、処理電力節約(競合するプロセスのため、または電力を保持するために)またはユーザ選好があり得る。方法600は、720で、その理由に少なくとも一部基づいて、要求に応えるべきかどうかを決定することをさらに含み得る。たとえば、システムまたはセルの状況に応じて、基地局は、他の理由のためでなく電力節約のための要求に応えることができる。方法600は、730で、モバイルエンティティの要求に応えるかどうかを決定することの結果を示すことをさらに含み得る。次いで、モバイルエンティティは、適切に決定に応答することができ、たとえば、無線リンクにおける高度機能を引き続き使用する、または使用を制限する準備をする。代替形態では、基地局は、結果の任意の指示をモバイルエンティティに提供しない場合がある。
[0058]図8を参照すると、方法600の一態様は、810で、キャリアアグリゲーション(CA)、協調マルチポイント伝送(CoMP)、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能、またはUEのカテゴリのうちの1つもしくは複数を含む無線リンク構成の組を含み得る。無線リンク構成の組は、高度なLTE機能および/または高度な機能の、もしくは非高度な(通常の)機能のより詳細なパラメータを含むことができる。
[0059]方法600の別の態様では、820で、制限を実行することは、任意選択で、UEを第1のUEカテゴリからの第1のUEカテゴリよりも低い第2のUEカテゴリに制限することを含む。UEカテゴリは、たとえば、定義されたピークデータレート、ダウンリンク層の最大数、アップリンクキャリアの最大数、CAにおけるキャリアの最大数、または前述の態様のいくつかの組合せなど、無線リンクの1つまたは複数の属性によって定義され得る。カテゴリは、相対的なリソースの使用に基づいて「より高い」または「より低い」として特徴付けられ得る。
[0060]図9を参照すると、ワイヤレス通信システムのネットワークエンティティでの無線リンク機能のUE支援管理のための、ワイヤレスネットワーク中の基地局として、あるいは基地局内で使用するためのプロセッサまたは同様のデバイスとして構成され得る例示的な装置900が与えられている。装置900は、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表し得る機能ブロックを含み得る。
[0061]図示するように、一実施形態では、装置900は、モバイルエンティティが1組の無線リンク構成を使用する1つまたは複数の基地局と通信することができることを決定するための電気コンポーネント、モジュール、または手段902を含むことができる。たとえば、電気コンポーネントまたは手段902は、送受信機914などに結合され、モバイルエンティティの機能を決定するための命令を受信するための命令を有するメモリ916に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ910を含み得る。制御プロセッサ910は、メモリコンポーネント916においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、たとえば、モバイルエンティティから信号を受信し、あらかじめ定められた通信プロトコルによる、CA、CoMP、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能、またはUEのカテゴリのうちの1つもしくは複数を使用するために、モバイルエンティティの機能を発見するための信号を処理することを含み得る。
[0062]装置900は、モバイルエンティティから、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を受信するための電気コンポーネントまたは手段904を含み得る。たとえば、電気コンポーネントまたは手段904は、送受信機914などに結合され、指定された機能を制限する旨の要求を示すモバイルエンティティからの信号を受信するための命令を保持するメモリ916に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ910を含み得る。制御プロセッサ910は、メモリコンポーネント916においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、たとえば、モバイルエンティティから信号を受信し、無線リンク構成の特定の制限を示すモバイルエンティティからの要求を識別するために信号を処理することを含み得る。
[0063]この装置900は、要求に基づいて、モバイルエンティティと通信するための無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限するための電気コンポーネントまたは手段906を含み得る。たとえば、電気コンポーネントまたは手段906は、送受信機914などに結合され、1つまたは複数の高度機能が制限された状態でモバイルエンティティとの無線リンクを構成するための命令を保持するメモリ916に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ910を含み得る。制御プロセッサ910は、メモリコンポーネント916においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、たとえば、モバイルエンティティとの無線リンクを構成することを含み得、ここにおいて、CA、CoMP、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能のうちの1つもしくは複数が制限されている(たとえば、少なくとも部分的に使用不能である、または使用されていない)、またはUEのカテゴリがより低いレベルに制限されている。装置900は、説明を簡単にするために図9に示されない、図7〜図8に関連して説明された追加の動作700または800のいずれかまたはすべてを実行するための同様の電気コンポーネントを含み得る。
[0064]関連する態様では、ネットワークエンティティとして構成された装置900の場合、装置900は、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント910を任意選択で含み得る。プロセッサ910は、そのような場合、バス912または同様の通信結合を介してコンポーネント902〜906または同様のコンポーネントと動作可能に通信し得る。プロセッサ910は、電気コンポーネント902〜906によって実行される処理または機能の起動とスケジューリングとを実施し得る。プロセッサ910は、全体的にまたは部分的に、コンポーネント902〜906を包含し得る。代替的に、プロセッサ910は、1つまたは複数の別個のプロセッサを含み得るコンポーネント902〜906とは別個であり得る。
[0065]さらなる関連する態様では、装置900は、無線送受信機コンポーネント914を含み得る。送受信機914の代わりに、または送受信機914とともに、スタンドアロン受信機および/またはスタンドアロン送信機が使用され得る。代替的に、または加えて、装置900は、異なるキャリア上で送信および受信するために使用され得る、複数の送受信機または送信機/受信機ペアを含み得る。装置900は、たとえば、メモリデバイス/コンポーネント916のような、情報を記憶するためのコンポーネントを任意選択で含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリコンポーネント916は、バス912などを介して装置900の他のコンポーネントに動作可能に結合され得る。メモリコンポーネント916は、コンポーネント902〜906、およびそれらのサブコンポーネント、またはプロセッサ910、追加の態様700もしくは800、または本明細書で開示される方法の活動を実行するための、コンピュータ可読命令とデータとを記憶するように適合され得る。メモリコンポーネント916は、コンポーネント902〜906に関連する機能を実行するための命令を保持し得る。メモリ916の外部にあるものとして示されているが、コンポーネント902〜906はメモリ916の内部に存在してよいことを理解されたい。
[0066]方法600を実行する基地局と通信するモバイルエンティティは、図10に示すように、ワイヤレス通信システムのモバイルエンティティにおいて、無線リンク機能のUE支援管理のための方法1000を実行することができる。モバイルエンティティは、本明細書で説明される様々な形式のいずれかのエンティティ、たとえばUEを備え得る。方法1000は、1010で、1組の無線リンク構成を使用して1つまたは複数の基地局と通信することができるモバイルエンティティで、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限されるべきであること(たとえば、少なくとも部分的に使用不可、または使用されない)を決定することを含み得る。決定することは、たとえば、電力リソースもしくは処理リソースの状態に基づき得る、またはユーザ入力を介して受信されたユーザ選好に応答し得る。
[0067]方法1000は、1020で、モバイルエンティティから基地局に、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を送ることをさらに含み得る。方法1000は、1030で、無線リンクを使用して基地局と通信することをさらに含み得、ここにおいて、要求に基づいて、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限される。
[0068]要素1040および10650は、無線リンクに対する制限の期間を制御することの任意選択の代替である。方法1000は、表された代替に限定されず、いずれの代替1040または1050も含まずに実行され得る。一代替形態では、方法1000は、1040で、無線リンク構成のうちの少なくとも1つは非制限であることを要求する第2の要求を基地局に送り、その後、第2の要求に基づいて、基地局と通信するための無線リンク構成のうちの少なくとも1つを使用することを含み得る。制限が除去されることをUEが要求するまで、無線リンクの制限の無期限の期間を要求するために、動作1040が実行され得る。別の代替形態では、方法は、650で、要求に関連して使用を制限するための期間を指定し、無線リンクを使用して基地局との通信を実行することを含み得、ここにおいて、期間が期限切れになるまで、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限される。動作650は、たとえば明確な期間の間、タスクへのUEリソースの割振りを容易にするために、制限のための明確な期間をサポートするために実行され得る。代替的に、制限は、従属するサブフレームとすることができる。すなわち、サブフレームの第1の組で、制限は適用され得、一方、サブフレームの第2の組では、制限は適用されない。第1のサブフレームおよび第2のサブフレームはインターリーブされ得る。たとえば、制限は、奇数のサブフレーム(たとえば、1、3、5、…)に適用され、偶数のサブフレーム(たとえば、2、4、6、…)には解除され得る。
[0069]図11〜図12はさらに、方法1000とともにモバイルエンティティによって実行され得る、任意選択の動作または態様1100と、1200とを示す。図11〜図12に示される動作は、方法1000を実行するために必要とされない。上流のブロックの反対側の分岐オフ上に直接位置しない限り、動作は独立に実行され、相互に排他的ではない。したがって、別の下流の動作または上流の動作が実行されるかどうかにかかわらず、そのような動作のうちのいずれか1つが実行され得る。方法1000が図11〜図12の少なくとも1つの動作を含む場合、方法1000は、必ずしも、図示され得るいかなる後続の(1つまたは複数の)下流の動作をも含む必要なく、少なくとも1つの動作の後に終了し得る。逆に、ブロックの反対側の分岐上に直接位置する動作は、方法の任意の特定の例において相互に排他的な選択肢であり得る。
[0070]図11を参照すると、方法1000は、追加の動作1100の1つまたは複数を含み得る。方法1000は、1110で、要求に関連して無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用を制限するための理由を含むモバイルエンティティをさらに含み得る。方法1000は、1120で、その理由に少なくとも一部基づいて、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用は制限されるべきであることを決定することを実行することをさらに含み得る。方法1000は、1130で、基地局が要求に応えているかどうかを示す指示を基地局から受信することをさらに含み得る。代替形態では、移動局は、基地局が要求に応えているかどうかの任意の指示を受信しない場合がある。
[0071]図12を参照すると、方法1000は、追加の動作1200の1つまたは複数を含み得る。方法1000の一態様では、1210で、無線リンク構成の組は、CA、CoMP、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能、またはUEのカテゴリのうちの1つもしくは複数を含み得る。方法1000の別の態様では、1200で、使用を制限する旨の要求は、UEを第1のUEカテゴリから第1のUEカテゴリよりも低い第2のUEカテゴリに制限することを含み得る。
[0072]図13を参照すると、ワイヤレス通信システムのモバイルエンティティにおける無線リンク機能のUE支援管理のための、ワイヤレスネットワーク中のモバイルエンティティまたはUEとして、またはMEまたはUE内で使用するためのプロセッサまたは同様のデバイスとして構成され得る、例示的な装置1300が提供される。装置1300は、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表し得る機能ブロックを含み得る。
[0073]一実施形態では、装置1300は、1組の無線リンク構成を使用して1つまたは複数の基地局と通信することができるモバイルエンティティで、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限されるべきであること(たとえば、少なくとも部分的に使用不可、または使用されない)を決定するための電気コンポーネント、手段、またはモジュール1302を含み得る。たとえば、電気コンポーネント1302は、送受信機1314などに結合され、無線リンク構成の使用を制限するべきかどうかおよび/または制限すべきときを決定するための命令を有するメモリ1316に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ1310を含み得る。制御プロセッサ1310は、メモリコンポーネント1316においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、たとえば、電力または処理リソースの状態、電力または処理リソースの将来の需要の見込み、またはユーザ入力を監視し、無線リンクがリソースを節約するために制限されなければならないことを決定することを含み得る。
[0074]装置1300は、無線リンク構成要素のうちの少なくとも1つの使用を制限する旨の要求を基地局に送るための電気コンポーネント1304を含み得る。たとえば、電気コンポーネント1304は、送受信機1314などに結合され、識別された高度機能または無線リンクパラメータを制限する旨の要求を提供するための命令を保持するメモリ1316に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ1310を含み得る。制御プロセッサ1310は、メモリコンポーネント1316においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、たとえば、CA、CoMP、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能、またはUEのカテゴリから選択された少なくとも1つの無線リンク構成を制限する旨の要求の指示を含むRRC信号またはMAC情報要素を準備し、RRC信号またはMAC情報要素を基地局に送信することを含み得る。
[0075]装置1300は、無線リンクを使用して基地局と通信するための電気コンポーネント1306をさらに含み得、ここにおいて、要求に基づいて、無線リンク構成のうちの少なくとも1つの使用が制限される。たとえば、電気コンポーネント1306は、送受信機1314などに結合され、制限された機能を有する無線リンクを介して通信するための命令を保持するメモリ1316に結合された、少なくとも1つの制御プロセッサ1310を含み得る。制御プロセッサ1310は、メモリコンポーネント1316においてプログラム命令として保持され得る、アルゴリズムを動作させることができる。アルゴリズムは、制限が解除されるまで、たとえば、CA、CoMP、ダウンリンク層の最大数、アップリンク層の最大数、キャリアの最大数、干渉除去機能、マルチクラスタリソース割振り機能、パラレルアップリンク制御およびデータ伝送機能、またはUEのカテゴリの制限から選択された無線リンク構成の少なくとも1つの一時的な制限を有する基地局と通信することを含み得る。装置1300は、説明を簡単にするために図13に示されない、図11〜図12に関連して説明された追加の動作1100または1200のいずれかまたはすべてを実行するための同様の電気コンポーネントを含み得る。
[0076]関連する態様では、モバイルエンティティとして構成された装置1300の場合、装置1300は、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1310を任意選択で含み得る。プロセッサ1310は、そのような場合、バス1312または同様の通信結合を介して、コンポーネント1302〜1306または同様のコンポーネントと動作可能に通信し得る。プロセッサ1310は、電気コンポーネント1302〜1306によって実行される処理または機能の起動とスケジューリングとを実施し得る。プロセッサ1310は、全体的にまたは部分的に、コンポーネント1302〜1306を包含し得る。代替的に、プロセッサ1310は、1つまたは複数の別個のプロセッサを含み得るコンポーネント1302〜13046とは別個であり得る。
[0077]さらなる関連する態様では、装置1300は、無線送受信機コンポーネント1314を含み得る。送受信機1314の代わりに、または送受信機1314とともに、スタンドアロン受信機および/またはスタンドアロン送信機が使用され得る。代替または追加として、装置1300は、異なるキャリア上で送信および受信するために使用され得る、複数の送受信機または送信機/受信機ペアを含み得る。装置1300は、たとえば、メモリデバイス/コンポーネント1316のような、情報を記憶するためのコンポーネントを任意選択で含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリコンポーネント1316は、バス1312などを介して装置1300の他のコンポーネントに動作可能に結合され得る。メモリコンポーネント1316は、コンポーネント1302〜1306、およびそれらのサブコンポーネント、またはプロセッサ1310、または追加の態様1100もしくは1200、または本明細書で開示される方法の活動を実行するための、コンピュータ可読命令とデータとを記憶するように適合され得る。メモリコンポーネント1316は、コンポーネント1302〜1306に関連する機能を実行するための命令を保持し得る。メモリ1316の外部にあるものとして示されているが、コンポーネント1302〜1306はメモリ1316内に存在してよいことを理解されたい。
[0078]情報および信号は様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0079]さらに、本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
[0080]本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[0081]本明細書の開示に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで具現化されてよく、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現化されてよく、またはその2つの組合せで具現化されてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICは、ユーザ端末内に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別コンポーネントとして常駐し得る。
[0082]1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または任意のそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の非一時的有形媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的に符号化されたデータを保持し、ディスク(disc)は、光学的に符号化されたデータを保持する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[0083]本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。