JP2015527378A - Lpar置換シアノピラゾール化合物 - Google Patents

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Abstract

式(I)で示される化合物及びその薬学的に許容しうる塩が本明細書で提供され、ここで置換基は明細書に開示されるものである。これらの化合物及びそれらを含む医薬組成物は、肺線維症などの炎症性疾患及び障害の処置に有効である。

Description

本発明は、哺乳類における炎症性疾患又は障害の治療及び/又は予防に有用な有機化合物、特に、置換シアノピラゾール化合物、それらの製造、それらを含有する医薬組成物、及びリゾフォスファチジン酸(LPA)拮抗薬としてのそれら使用に関する。
下記に引用又は依拠されるすべての文献は、参照により本明細書に組み込まれることが明確である。
LPAは、Gタンパク質共役レセプター(GPCR)のファミリーであるLPAレセプターと相互作用することで成長因子メディエータのように働く生物活性リン酸脂質のファミリーである。脂質類は、エステル結合を介してグリセロールと結合した長鎖飽和(C18:0もしくはC16:0など)又は不飽和(C18:1もしくはC20:4など)炭素鎖を有する。生物系では、LPAは、膜リン脂質の脱エステル化を介した多段階の酵素経路によって生成される。LPA合成に関与する酵素としては、リゾホスホリパーゼD(lysoPLD)、オートタキシン(ATX)、ホスホリパーゼA1(PLA1)、ホスホリパーゼA2(PLA2)及びアシルグリセロールキナーゼ(AGK)が挙げられる(British J. of Pharmacology 2012, 165, 829-844)。
少なくとも6種のLPAレセプターが確認されている(LPAR1〜6)。LPAシグナル伝達は、多くの異なる細胞種に広範な生物学的反応を引き起こし、それによって細胞成長、細胞増殖、細胞遊走及び細胞収縮をもたらすことができる。LPA経路のアップレギュレーションは、癌、アレルギー性気道炎症、ならびに腎臓、肺及び肝臓の線維症などの複数の疾患につながる。したがって、LPAレセプター又はLPA代謝酵素をターゲティングすることで、精神神経障害、神経因性疼痛、不妊症、心疾患、炎症、線維症、及び癌を含む医学的に重要な疾患の処置に対する新しい手法を提供し得る(Annu. Rev. Pharmacol. Toxicol. 2010, 50, 157-186; J. Biochem. 2011, 150, 223-232)。
線維症は、組織治癒工程が制御不能となり細胞外マトリックス(ECM)が過剰に蓄積することで生じる。近年、特発性肺線維症(IPF)の患者にLPA1レセプターが過剰に発現されることが報告された。LPA1レセプターをノックアウトしたマウスは、ブレオマイシン誘導性肺線維症を発症しなかった(Nature Medicine 2008, 14, 45-54)。したがって、LPA1レセプターを拮抗することが、腎線維症、肺線維症、動脈線維症及び全身性硬化症などの線維症の処置に有用であり得る。
本発明の一実施形態では、一般式(I):
Figure 2015527378
[式中、
R1は、低級アルキル又はシクロアルキルであり;
R2は、アルコキシ、フェニルアルコキシ、低級アルキルもしくはハロゲンで独立して一置換、二置換もしくは三置換されていても、置換されていなくてもよいフェニル;アルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいナフタレニル;又はアルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいインデニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容しうる塩が提供される。
本発明のさらなる実施形態では、治療上有効な量の式(I)の化合物及び治療上不活性な担体を含む医薬組成物が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、治療上有効な量の式(I)の化合物を、それを必要とする患者に投与する工程を含む、肺線維症の処置又は予防のための方法が提供される。
特に断りない限り、明細書及び特許請求の範囲で使用される以下の特定の用語及び語句を下記のように定義する。
本明細書において使用される場合、「アルキル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて、炭素原子1〜20個、好ましくは炭素原子1〜16個、より好ましくは炭素原子1〜10個の分岐鎖又は直鎖の一価脂肪族飽和炭化水素基を指す。「低級アルキル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて、炭素原子1〜9個、好ましくは炭素原子1〜6個、より好ましくは炭素原子1〜4個の分岐鎖又は直鎖のアルキル基を指す。この用語はさらに、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、3−メチルブチル、n−ヘキシル、2−エチルブチルなどの基で例示される。
「シクロアルキル」という用語は、炭素原子3〜10個、好ましくは3〜6個の一価の単炭素環式(monocarbocyclic)又は多炭素環式(polycarbocyclic)基を指す。この用語はさらに、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノルボルニル、アダマンチルなどの基で例示される。好ましい実施形態では、「シクロアルキル」部分は、場合により、1個、2個、3個又は4個の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基がさらにそれ以上置換されていないことを理解されたい。特に断りない限り、各置換基は独立して、例えばアルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル又は酸素(O=)であってもよい。シクロアルキル部分の例として、場合により置換されているシクロプロピル、場合により置換されているシクロブチル、場合により置換されているシクロペンチル、場合により置換されているシクロペンテニル、場合により置換されているシクロヘキシル、場合により置換されているシクロヘキシレン、場合により置換されているシクロヘプチルなど、又は本明細書に具体的に例示されているものが含まれるが、これらに限定されない。
上記のアルキル基及び低級アルキル基は、1個、2個又は3個の置換基で独立して置換されていてもよく、これらの置換基がさらにそれ以上置換されていないことを理解されたい。置換基として、例えば、ハロゲン、低級アルキル、−CF、−SOCH、アルコキシ、−C(O)CH、−OH、−SCH及び−CHCHOHが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」という用語は、アルキル−O−を意味し、「アルコイル(alkoyl)」はアルキル−CO−を意味する。アルコキシ置換基又はアルコキシ含有置換基は、例えば、1個以上のアルキル基又はフェニル基で置換されていてもよく、これらの置換基がさらにそれ以上置換されていないことを理解されたい。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」という用語は、フッ素基、塩素基、臭素基、又はヨウ素基、好ましくはフッ素基、塩素基又は臭素基、より好ましくはフッ素基又は臭素基を意味する。
式Iで示される化合物は1個以上の不斉炭素原子を有することができ、光学的に純粋な鏡像異性体、鏡像異性体の混合物、例えば、ラセミ化合物、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体ラセミ化合物、又はジアステレオ異性体ラセミ化合物の混合物の形態で存在することができる。光学的に活性な形態は、例えば、ラセミ化合物の分離、不斉合成又は不斉クロマトグラフィー(asymmetric chromatography)(キラルの吸着剤又は溶離剤を用いるクロマトグラフィー)により得ることができる。本発明はこれらの形態をすべて包含する。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容しうる塩」という用語は、式(I)で示される化合物の任意の薬学的に許容しうる塩を意味する。塩は、無機及び有機の酸及び塩基などの薬学的に許容しうる非毒性の酸及び塩基から調製され得る。このような酸として、例えば、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、ジクロロ酢酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、馬尿酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、硝酸、シュウ酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、シュウ酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられる。フマル酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、コハク酸、硫酸及びメタンスルホン酸が特に好ましい。許容しうる塩基塩として、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウム)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、マグネシウム)及びアルミニウムの塩が挙げられる。
本発明の方法を実施する際、本発明の化合物のいずれか一種又は本発明の化合物のいずれかの組み合わせ又はその薬学的に許容しうる塩の有効量を、当技術分野において公知の通常の許容しうる方法のいずれかを介して、単独で又は組み合わせて投与する。したがって、本化合物又は組成物は、経口的に(例えば、口腔)、舌下に、非経口的に(例えば、筋肉内、静脈内、もしくは皮下に)、直腸に(例えば、坐剤もしくは洗液により)、経皮的に(例えば、皮膚エレクトロポレーション)又は吸入(例えば、エアロゾルにより)により、そして錠剤及び懸濁剤などの、固体、液体もしくは気体の投薬の形態で投与することができる。投与は、連続的治療による単一単位剤形(single unit dosage form)で、又は単回投与治療で自由に行うことができる。治療用組成物はまた、パモ酸などの親油性塩と混合した油乳濁液もしくは油分散液の形態、又は皮下もしくは筋肉内投与用の生分解性徐放性組成物の形態であってもよい。
本発明の組成物の調製に有用な医薬担体は、固体、液体又は気体であってもよい。したがって、本組成物は、錠剤、丸薬、カプセル、坐剤、粉剤、腸溶性コーティング製剤又は他の保護製剤(例えば、イオン交換樹脂との結合又は脂質−タンパク質小胞への封入)、徐放性製剤、液剤、懸濁剤、エリキシル剤、エアロゾル剤などの形態をとることができる。担体は、石油、動物、植物又は合成由来のもの、例えば落花生油、大豆油、鉱油、ごま油などの種々の油から選択することができる。水、生理食塩水、水性デキストロース及びグリコールは、特に(血液と等張性である場合)注射液用に好ましい液体担体である。例えば、静脈内投与用の製剤は、固体有効成分を水に溶解して水溶液を作成し、この溶液を滅菌することにより調製される有効成分の滅菌水溶液を含む。適切な医薬賦形剤として、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、タルク、ゼラチン、麦芽、米、小麦粉、チョーク、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、塩化ナトリウム、乾燥脱脂乳、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノールなどが挙げられる。本組成物に、防腐剤、安定化剤、湿潤剤又は乳化剤、浸透圧を調整するための塩、緩衝液などの従来の医薬添加剤を与えてもよい。適切な医薬担体及びその製剤は、E. W. MartinによるRemington's Pharmaceutical Sciencesに記載されている。このような組成物は、いずれの場合も、レシピエントに適切に投与するための適切な剤形を調製するために有効量の活性化合物を適切な担体と共に含有する。
本発明の化合物の用量は、多くの因子、例えば、投与法、被験体の年齢及び体重、処置を受ける被験体の状態に依存し、最終的には担当の医師又は獣医によって決定される。担当の医師又は獣医により決定されるような活性化合物のそのような量を、本明細書及び特許請求の範囲では「治療上有効な量」と呼ぶ。例えば、本発明の化合物の用量は、典型的には、一日あたり約1〜約1000mgの範囲内である。好ましくは、治療上有効な量は、一日あたり約1mg〜約500mgの量である。
本発明は、一般式(I):
Figure 2015527378
[式中、
R1は、低級アルキル又はシクロアルキルであり;
R2は、アルコキシ、フェニルアルコキシ、低級アルキルもしくはハロゲンで独立して一置換、二置換もしくは三置換されていても、置換されていなくてもよいフェニル;アルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいナフタレニル;又はアルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいインデニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容しうる塩を提供する。
本発明の別の実施形態では、R1がメチル、プロピル、イソプロピル又はtert−ブチルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R1がシクロペンチル又はシクロヘキシルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2が非置換フェニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2が、エチル、ブロモ、フルオロ又はメトキシで一置換されているフェニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2が、メトキシ、ベンジルオキシ又はフルオロで独立して二置換されているフェニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2がメトキシで三置換されているフェニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2がメトキシで置換されているナフタレニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、R2がメトキシで置換されているインデニルである、式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、上記化合物が、
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−エチルフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロヘキシルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(イソプロピルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
(E)−5−アミノ−1−(2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−1−(シクロペンチルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−(ピラゾール−4−カルボニトリル;又は
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルである、式(I)で示される化合物を提供する。
本発明の別の実施形態では、治療上活性な物質として使用される式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、治療上有効な量の、式(I)で示される化合物及び治療上不活性な担体を含む医薬組成物が提供される。
本発明の別の実施形態では、肺線維症の処置又は予防のための式(I)の化合物の使用が提供される。
本発明の別の実施形態では、肺線維症の処置又は予防のための薬剤を調製するための式(I)の化合物の使用が提供される。
本発明の別の実施形態では、肺線維症の処置又は予防のための式(I)の化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、下記の方法によって製造されるとき式(I)で示される化合物が提供される。
本発明の別の実施形態では、肺線維症の処置又は予防のための方法であって、治療上有効な量の式(I)で示される化合物を、それを必要とする患者に投与する工程を含む方法が提供される。
本発明の別の実施形態では、上記の発明が提供される。
本発明の一般式Iで示される化合物は、官能基で誘導体化することにより、インビボで親化合物に戻ることのできる誘導体を提供し得ることが理解されよう。一般式Iで示される親化合物をインビボで生成することができ、生理学的に許容され、かつ代謝的に不安定な誘導体も本発明の範囲に含まれる。
本発明の化合物は、市販の出発物質で開始するか、又は当業者に公知の一般的な合成技術及び手法を利用して調製することができる。化学薬品は、例えば、Aldrich、Argonaut Technologies、VWR、Lancaster、Princeton、Alfa、Oakwood、TCI、Fluorochem、Apollo、Matrix、Maybridge又はMeinoahなどの会社から購入してもよい。クロマトグラフィー用部品及び装置は、例えば、AnaLogix, Inc, Burlington, WI、Biotage AB, Charlottesville, VA、Analytical Sales and Services, Inc., Pompton Plains, NJ、Teledyne Isco, Lincoln, NE、VWR International, Bridgeport, NJ、Varian Inc., Palo Alto, CA及びMultigram II Mettler Toledo Instrument Newark, DEなどの会社から購入してもよい。Biotage、ISCO及びAnalogixのカラムは、標準クロマトグラフィーで使用される充填済シリカゲルカラムである。最終化合物及び中間体は、MDL ISIS DrawアプリケーションのAutoNom2000機能を使用して命名した。
本発明はまた、炎症性又はアレルギー性の疾患及び障害の処置のために、治療上有効な量の式Iで示される化合物を他の薬物又は活性剤と組み合わせて又は関連させて投与することに関する。一実施形態では、本発明は、そのような疾患又は障害の処置及び/又は予防のための方法であって、治療上有効な量の式Iで示される化合物及び別の薬物又は活性剤(例えば、別の抗炎症性又は抗アレルギー性の薬物又は薬剤)を、ヒト又は動物に、同時に、連続的に、又は別々に投与することを含む方法に関する。これらの他の薬物又は活性剤は、作用機序が同一でも、類似していても、全く異なっていてもよい。適切な他の薬物又は活性剤として、アルブテロール又はサルメテロールなどのβ2−アドレナリン作動薬;デキサメタゾン又はフルチカゾンなどのコルチコステロイド;ロラチジン(loratidine)などの抗ヒスタミン剤;モンテルカスト又はザフィルルカストなどのロイコトリエン拮抗薬;オマリズマブなどの抗IgE抗体治療剤;フシジン酸などの抗感染薬(特にアトピー性皮膚炎の処置用);クロトリマゾールなどの抗真菌薬(特にアトピー性皮膚炎の処置用);タクロリムス及びピメクロリムスなどの免疫抑制剤;DP拮抗薬などの、他のレセプターで作用する他のPGD2拮抗薬;シロミラストなどのホスホジエステラーゼ4型の阻害剤;TNF−α変換酵素(TACE)の阻害剤などのサイトカイン産生を調節する薬物;ブロッキングモノクローナル抗体及び可溶性レセプターなどの、Th2サイトカインIL−4及びIL−5の活性を調節する薬物;ロシグリタゾンなどのPPARγ作動薬;ならびにジロートンなどの5−リポキシゲナーゼ阻害剤が含まれるが、これらに限定されない。
本発明の化合物は任意の従来の手段によって調製することができる。これらの化合物を合成するための適切な方法は実施例で提供する。一般に、式Iで示される化合物は下記のスキーム1に従って調製することができる。
Figure 2015527378
市販の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(1)は酸性条件下でアルデヒド(2)及びイソニトリル(3)と反応し、化合物(4)が生成され得る。この反応は文献の手順(Angew. Chem. Int. Ed. 1998, 37, 2234-2237)に従って行うことができる。化合物4は、DMSO中で酸化された後、加水分解され、化合物(I)が生成され得る。R1は、例えば、低級アルキル又はシクロアルキルであってもよい。R2は、例えば、非置換フェニル、置換フェニル、非置換ナフタレニル、置換ナフタレニル、非置換インデニル又は置換インデニルであってもよい。
実施例
ある例示的な実施形態を本明細書に記載し説明するが、本発明の化合物は、本明細書に概して記載される方法及び/又は当業者に利用される方法に従い、適切な出発物質を使用することで調製可能である。
実施例1:
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:50mL封管中の2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(1.0g、6.02mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(651mg、6.02mmol)の透明な淡褐色のメタノール溶液(21mL)に、シクロペンタンイソニトリル(579mg、673μL、6.02mmol)及び過塩素酸(121mg、108μL、1.2mmol)を、窒素雰囲気下で室温にて加えた。その後、窒素ラインを遮断し、フラスコに蓋をして密閉した。得られた暗褐色の溶液は10分以内にゆっくりと懸濁液となり、その後、室温(RT)で15時間撹拌した。オフホワイトの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、1.09g(51.5%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C1921のLC/MS(m/e)計算値:351.408、実測値:352.2(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(1.09g、3.1mmol)の淡褐色のDMSO溶液(200mL)を、室温で35日間保管した。溶液は24時間以内に暗褐色の溶液になった。35日後、LC/MS分析により、出発物質が消失し、強い所望のピークが存在することが分かった。その後、溶液を水(1L)に注ぎ、得られた濁褐色の溶液を酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。その後、合わせた抽出物を水及び飽和食塩水(2L)で洗浄し、DMSOを除去した。有機層を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して赤褐色ペースト(1.25g)を得、それをISCO(150g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜40%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去することにより、224mg(収率19.7%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルをオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.40-1.85 (br m, 8H), 3.66 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 6.62 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.71(dd, J=2.4及び9.0 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.86 (d, J=9.0 Hz, 1H), 8.05 (brs, 2H)。C1921のLC/MS(m/e)計算値:367.4、実測値:368.0(M+H、ES+)。
実施例2
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−エチルフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−エチルフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(161mg、1.49mmol)の無色透明なメタノール溶液(3mL)に、4−エチルベンズアルデヒド(200mg、204μL、1.49mmol)、続いてシクロペンチルイソニトリル(143mg、167μL、1.49mmol)及び過塩素酸(29.9mg、26.7μL、0.298mmol)を窒素雰囲気下で室温にて加えた。得られた褐色の溶液を15時間撹拌し、この間に(5分以内で)多数の固体が生成された。固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、88mg(収率18.5%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−エチルフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C1921のLC/MS(m/e)計算値:319.4、実測値:320.1(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−エチルフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:
3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−エチルフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(56.4mg、0.177mmol)の淡褐色のDMSO溶液(17.7mL)を、室温で35日間保管した。溶液は24時間以内に暗褐色の溶液になった。35日後、LCMS分析により、出発物質が消失し、強い所望のピークが存在することが分かった。その後、溶液を水(1L)に注ぎ、得られた濁褐色の溶液をEA(2×200mL)で抽出した。その後、合わせた抽出物を水及び飽和食塩水(2L)で洗浄し、DMSOを洗浄した。有機層を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して赤褐色ペーストを得、それをISCO(120g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜40%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去することにより、5.9mg(収率10%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−エチルフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルをオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ: 1.28 (t, J=7.7Hz, 3H), 1.40-2.00 (br m, 8H), 2.75 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.78 (p, J=6.1Hz, 1H), 6.78 (br s, 2H), 7.36 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.42(s, 1H), 7.81 (d, J=8.3 Hz, 2H)。C1921のLC/MS(m/e)計算値:367.4、実測値:368.0(M+H、ES+)。
実施例3
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:350mL封管中の4−ブロモベンズアルデヒド(3.71g、20.1mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(2.17g、20.1mmol)の無色透明なメタノール溶液(70mL)に、シクロペンタンイソニトリル(1.93g、2.24mL、20.1mmol)及び過塩素酸(403mg、360μL、4.01mmol)を窒素雰囲気下で室温にて加えた。その後、窒素ラインを遮断し、フラスコに蓋をして密閉した。得られた淡黄色の溶液は5分以内にゆっくりと懸濁液となり、その後、室温で15時間撹拌した。オフホワイトの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、5.1g(収率68.7%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C1716BrNのLC/MS(m/e)計算値:370.25、実測値:372.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:
2−(4−ブロモフェニル)−3−(シクロペンチルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(500mg、1.35mmol)のDMSO希薄溶液(100mL)を、60日超の間、室温で保管した。黄色のDMSO溶液を水(1L)に注ぎ、有機化合物を酢酸エチル(2×75mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して黄色の粗固体を得たが、これは高温条件でさえジクロロメタンに溶解しなかった。その後、室温まで冷却し、固体を濾過によって回収し、ジクロロメタンで洗浄した。この固体のHNMRにより、これがほぼ出発物質であることが分かった。一方、母液を真空下で除去し、ISCO(80g)カラムを使用し、ヘキサン類中0〜35%酢酸エチルで溶出して粗残渣を精製した。純粋な画分を合わせ、溶媒を真空下で除去することにより、113mg(収率21.7%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.40-1.80(br m, 8H), 3.63 (p, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.78 (d, J=6.1Hz, 2H), 7.83 (d, J=6.2Hz, 2H), 8.14 (br s, 2H)。C1716BrNOのLC/MS(m/e)計算値:386.25、実測値:387.2(M+H、ES+)。
実施例4
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(169mg、1.56mmol)と4−フルオロ−2−メトキシベンズアルデヒド(240mg、1.56mmol)の透明な淡黄色のメタノール溶液(3mL)に、シクロペンタンイソニトリル(150mg、174μL、1.56mmol)、続いて過塩素酸(31.3mg、28.0μL、0.312mmol)を窒素雰囲気下で室温にて加えた。得られた淡褐色の懸濁液を15時間撹拌し、この間に(1分以内で)多数の固体が生成された。固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、175mg(収率33%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C1818FNOのLC/MS(m/e)計算値:339.37、実測値:340.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(130mg、0.383mmol)の淡黄色のDMSO溶液(5mL)を、室温で10mLバイアル中で保管した。得られた淡黄色の溶液を60日間保管した。その後、DMSO中の粗化合物を、HPLCカラムクロマトグラフィーを使用し、溶離液としてアセトニトリル及び酢酸アンモニウムを使用することにより精製した。所望のピークを回収し、溶媒を真空下で除去して48mg(収率35%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルをオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.40-1.62 (br m, 4H), 1.62-1.78 (br, 4H), 3.67 (p, 1H), 3.70 (s, 3H), 7.01 (dt, 1H), 7.13 (dd, 1H), 7.66(s, 1H), 7.99 (dd, 1H), 8.06 (brvs, 2H)。C1818FNのLC/MS(m/e)計算値:355.371、実測値:355.9(M+H、ES+)。
実施例5
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:2−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(802mg、5.2mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(562mg、5.2mmol)の透明な淡黄色のメタノール溶液(20mL)に、未希釈のシクロペンチルイソニトリル(500mg、5.2mmol)及び過塩素酸(104mg、93.3μL、1.04mmol)を、窒素雰囲気下で室温にて加えた。1時間以内に多数の褐色固体が沈殿し、得られた懸濁液を15時間撹拌した。15時間後、懸濁液は固体のない暗褐色の溶液になった。その後、溶媒を真空下で除去し、ISCO(120g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%EAで溶出して残渣を精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して203mg(収率11.5%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルを黄色の固体として得た。C1818FNOのLC/MS(m/e)計算値:339.37、実測値:340.2(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(199mg、0.586mmol)の淡黄色のDMSO溶液(100mL)を、室温で数日間保管した。2日後、淡褐色の溶液になり、この溶液を50日間保管した。その後、溶液を水(300mL)に注ぎ、有機化合物を酢酸エチル(3×50mL)に抽出した。合わせた有機抽出物を飽和食塩水で洗浄し、無水MgSOで乾燥させた。濾過及び濃縮により黄色の粗固体を得、それをISCO(80g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して32mg(収率15.4%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを黄色の固体として単離した。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.45-1.53 (br m, 4H), 1.53-1.85 (br m, 4H), 3.73 (p, 1H), 3.89, (s, 3H), 6.95-7.10 (m, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.92 (t, J=8.5Hz, 1H), 8.11 (br s, 2H)。C1818FNのLC/MS(m/e)計算値:355.371、実測値:356.2(M+H、ES+)。
実施例6
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:20mLバイアル中の2,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド(600mg、3.06mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(331mg、3.06mmol)の透明な淡褐色のメタノール溶液(10mL)に、シクロペンチルイソニトリル(294mg、342μL、3.06mmol)及び過塩素酸(61.4mg、54.9μL、0.612mmol)を、窒素雰囲気下で室温にて加えた。その後、窒素ラインを遮断し、得られた暗褐色の溶液は数時間以内にゆっくりと懸濁液となり、その後室温で15時間撹拌した。オフホワイトの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄したが、固体は所望の生成物ではなかった。濾液を真空下で除去し、得られた残渣を、ISCO(120g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜60%酢酸エチルで溶出することで精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去することにより、165mg(収率14%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルを暗褐色の固体として単離した。C2023のLC/MS(m/e)計算値:381.434、実測値:382.1(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(153mg、0.401mmol)とDMSO(20mL)の混合液を穏やかに加熱し、固体をすべて溶解させた。得られた褐色の溶液を30日間室温で保管した。その結果、いくつかの固体が沈殿し、濾過により回収し、濾液を水(約100mL)で希釈した。得られた固体を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄した。これらの固体を、再びHPLCにより、アセトニトリル及び酢酸アンモニウムを溶離液として用いて精製し、16.5mg(収率10%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを褐色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.40-1.85 (br m, 8H), 3.65 (s, 3H), 3.67 (p, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 6.72 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.63(s, 1H), 8.06 (br s, 2H)。C2023のLC/MS(m/e)計算値:397.433、実測値:398.3(M+H、ES+)。
実施例7
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:3−メトキシ−2−ナフトアルデヒド(484mg、2.6mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(281mg、2.6mmol)の透明なメタノール溶液(5mL)に、シクロペンチルイソニトリル(250mg、291μL、2.6mmol)、続いて過塩素酸(26.1mg、23.3μL、260μmol)を窒素雰囲気下で室温にて添加した。得られた暗褐色の溶液を室温で15時間撹拌し、LC/MS分析により所望のピークの存在が示された。ジエチルエーテルで希釈すると固体は生成されない。その後、溶媒を真空下で除去した。褐色の固体残渣を最小限のメタノールに溶解し、次にジエチルエーテルで希釈した。得られた溶液を15時間冷蔵庫で保管したが、固体は生成されなかった。その後、溶媒を真空下で除去し、ISCO(80g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して褐色の残渣を精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して416mg(収率43%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として得た。C2221OのLC/MS(m/e)計算値:371.44、実測値:372.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(150mg、0.404mmol)の淡黄色のDMSO溶液(6mL)を、室温で40日間保管した。その後、溶液を水と飽和食塩水(約150mL)の混合液に注ぎ、有機化合物を酢酸エチル(2×50mL)に抽出した。合わせた抽出物を飽和食塩水で洗浄し、無水MgSOで乾燥させた。濾過及び濃縮により淡黄色の油を得、それをISCO(40g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜60%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して36mg(収率23%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.42-1.64 (br m, 4H), 1.64-1.80 (br, 4H), 3.75 (p, 1H), 3.77 (s, 3H), 7.45 (t, J=2.4Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.64(s, 1H), 7.65 (t, J=2.4Hz, 1H) 7.88 (d, 1H), 8.10 (br s, 2H), 8.12 (d, 1H), 8.62 (s, 1H)。C2221のLC/MS(m/e)計算値:387.441、実測値:388.0(M+H、ES+)。
実施例8
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:窒素雰囲気下、バイアル中の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(193mg、1.79mmol)と6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルバルデヒド(315mg、1.79mmol)の混合物に、メタノール(10mL)、続いてシクロペンチルイソニトリル(172mg、200μL、1.79mmol)及び過塩素酸(35.9mg、32.1μL、0.358mmol)を室温で加えた。その後、得られた淡黄色の懸濁液を15時間撹拌し、得られた固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、55mg(収率8.5%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C2123OのLC/MS(m/e)計算値:361.44、実測値:362.1(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(55mg、0.152mmol)の淡黄色のDMSO溶液(20mL)を、室温で数日間保管した。溶液は一日で褐色の溶液になった。53日後、暗褐色の溶液を水(500mL)に注ぎ、次いで有機化合物を酢酸エチル(2×100mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮して約70mgの暗褐色の残渣を得、それをISCO(40g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して12mg(収率21%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.03-1.62 (br m, 4H), 1.62-1.82(br m, 4H), 2.05 (p, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.93 (t, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.67(br m, 1H), 7.05 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 8.06 (br s, 2H)。C2123のLC/MS(m/e)計算値:377.44、実測値:378.1(M+H、ES+)。
実施例9
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロヘキシルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロヘキシルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:窒素雰囲気下、バイアル中の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(491mg、4.54mmol)と2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(754mg、4.54mmol)の混合物に、メタノール(20mL)、続いてシクロヘキシルイソニトリル(500mg、581μL、4.54mmol)及び過塩素酸(91.2mg、81.4μL、0.908mmol)を室温で加えた。その後、得られた褐色の溶液を15時間撹拌し、その時間までに多数の固体が生成された。これらの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、495mg(収率30%)の3−(シクロヘキシルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルを白色の固体として単離した。C2023のLC/MS(m/e)計算値:365.43、実測値:366.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロヘキシルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロヘキシルアミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(470mg、1.29mmol)の淡黄色のDMSO溶液(100mL)を、室温で数日間保管した。一日以内に褐色の溶液になり、30日後に混合液をLC/MS分析で確認した。53日後、暗褐色の溶液を水(500mL)に注ぎ、次いで有機化合物を酢酸エチル(2×100mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、約250mgの暗褐色の残渣を得、それをISCO(40g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して105mg(収率21%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロヘキシルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルをオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.00-1.75 (br m, 10H), 3.20 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 6.62 (d, 1H), 6.72 (dd, 1H), 7.63(s, 1H), 7.87 (d, 1H), 8.10 (br s, 2H)。C1921のLC/MS(m/e)計算値:381.434、実測値:382.1(M+H、ES+)。
実施例10
(E)−5−アミノ−1−(2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(イソプロピルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:2−(2,4−ジメトキシフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:窒素雰囲気下、バイアル中の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(771mg、7.13mmol)と2,4−ジメトキシベンズアルデヒド(1.19g、7.13mmol)の混合物に、メタノール(20mL)、続いてイソプロピルイソニトリル(500mg、581μL、7.13mmol)及び過塩素酸(143mg、128μL、1.43mmol)を室温で加えた。その後、得られた褐色の溶液を15時間撹拌し、その時までに、LC/MS分析により所望の生成物の存在が示された。その後、溶媒を真空下で除去し、ISCO(80g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して残渣を精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して647mg(収率28%)の2−(2,4−ジメトキシフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。C1719のLC/MS(m/e)計算値:325.37、実測値:326.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(イソプロピルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:2−(2,4−ジメトキシフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(500mg、1.54mmol)の淡黄色のDMSO溶液(100mL)を、室温で数日間保管した。一日以内に褐色の溶液になり、55日後、LC/MS分析で確認した。55日後、暗褐色の溶液を水(500mL)に注ぎ、次いで有機化合物を酢酸エチル(2×100mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮して298mgの暗褐色の残渣を得、それをISCO(80g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%酢酸エチルで溶出して精製した。純粋な画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して65mg(収率12%)の(E)−5−アミノ−1−(2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(イソプロピルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.09 (br, 6H), 3.49 (br m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 6.66 (s, 1H), 6.75 (d, 1H), 7.67(s, 1H), 7.89 (d, 1H), 8.12 (br s, 2H)。C1719のLC/MS(m/e)計算値:341.36、実測値:342.0(M+H、ES+)。
実施例11
(E)−5−アミノ−1−(2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−1−(シクロペンチルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−(ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−3−(シクロペンチルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:窒素雰囲気下、バイアル中の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(193mg、1.79mmol)と4−(ベンジルオキシ)−2−メトキシベンズアルデヒド(433mg、1.79mmol)の混合物に、メタノール(10mL)、続いてシクロペンチルイソニトリル(172mg、200μL、1.79mmol)及び過塩素酸(35.9mg、32.1μL、0.358mmol)を室温で加えた。その後、得られた褐色の溶液を15時間撹拌し、その時までに多数の固体が沈殿した。これらの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、320mgの(42%)2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−3−(シクロペンチルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル、すなわち所望の生成物を白色の固体として単離した。C2525のLC/MS(m/e)計算値:427.5、実測値:428.1(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−1−(シクロペンチルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:2−(4−(ベンジルオキシ)−2−メトキシフェニル)−3−(シクロペンチルアミノ)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(298mg、0.697mmol)の淡黄色のDMSO溶液(80mL)を、室温で数日間保管した。一日以内に褐色の溶液になり、30日後に混合液をLCMS分析で確認した。53日後、暗褐色の溶液を水(500mL)に注ぎ、次いで有機化合物をEA(2×100mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、約450mgの暗褐色の残渣を得、それをISCO(80g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜50%EAで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去して85mg(27.5%)の(E)−5−アミノ−1−(2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−1−(シクロペンチルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 1.45-1.53 (br m, 4H), 1.53-1.85 (br m, 4H), 3.65 (brs, 4H), 5.27 (s, 2H), 6.74 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.81 (dd, J=8.2 Hz, 2.3 Hz, 1H), 7.35-7.5 (m, 5H), 7.61 (s, 1H), 7.86 (d, J=8.5Hz, 1H), 8.06 (br s, 2H)。C2525のLC/MS(m/e)計算値:443.5、実測値:444.1(M+H、ES+)。
実施例12
(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
Figure 2015527378
工程1:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルの調製:20mLバイアル中の3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド(600mg、3.06mmol)と5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(331mg、3.06mmol)の透明な淡褐色のメタノール溶液(10mL)に、シクロペンチルイソニトリル(294mg、342μL、3.06mmol)及び過塩素酸(61.4mg、54.9μL、0.612mmol)を、窒素雰囲気下で室温にて加えた。その後、窒素ラインを遮断し、得られた褐色の懸濁液を15時間室温で撹拌した。オフホワイトの固体を濾過によって回収し、メタノールで洗浄した。風乾後、375mg(32%)の3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリルをオフホワイトの固体として単離した。C2023のLC/MS(m/e)計算値:381.434、実測値:382.0(M+H、ES+)。
工程2:(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製:3−(シクロペンチルアミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−カルボニトリル(330mg、0.865mmol)の淡褐色のDMSO溶液(100mL)を、室温で60日間保管した。一日以内に淡褐色の溶液になり、この60日間、沈殿は確認されなかった。その後、溶液を水(1L)に注ぎ、得られた沈殿物をEA(2×75mL)に抽出した。合わせた抽出物を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水MgSOで乾燥させた。濾過及び濃縮により粗固体を得、それをISCO(40g)カラムクロマトグラフィーを使用し、ヘキサン類中0〜70%EAで溶出して精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を真空下で除去することにより、115mg(33.4%)の(E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを淡黄色の固体として得た。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) : 1.50-1.80 (br m, 8H), 3.67 (p, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.81 (s, 6H), 7.06 (s, 2H), 7.7(s, 1H), 8.12 (br s, 2H)。C2023のLC/MS(m/e)計算値:397.433、実測値:398.3(M+H、ES+)。
実施例13
蛍光イメージングプレートリーダ(FLIPR)を用いたカルシウムフラックスアッセイ法
細胞培養条件:ヒト組み換えLPA1リゾリン脂質レセプターを含むChemiScreenカルシウム最適化安定細胞株を、Chemicon International, Inc./Milliporeから購入した。細胞は、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、100U/mLペニシリン/100μg/mLストレプトマイシン、1×非必須アミノ酸、10mM HEPES、及び0.25mg/mLジェネティシンを補充したDMEM高グルコースで培養した。細胞はトリプシン−EDTAで採取し、ViaCount試薬を用いてカウントした。細胞懸濁液の量は、完全増殖培地(complete growth media)で2.0×10個細胞/mLに調整した。50μLのアリコートを384ウェルブラック/クリア細胞培養処理プレート(BD)に分注し、マイクロプレートを37℃のインキュベータに一晩置いた。翌日、プレートをアッセイで使用した。
色素の添加(dye-loading)及びアッセイ:ローディングバッファー(FLIPR Calcium-4、Molecular Devices)は、ボトル1本の内容物を20mM HEPES及び2.5mMプロベネシドを含有する100mLのHank's Balanced Salt Solutionに溶解することにより調製した。プレートをBiotekプレートウォッシャーに置き、増殖培地を除去し、20mM HEPES及び2.5mMプロベネシドを含有する20μLのHank's Balanced Salt Solutionで置き換え、その後25μLのローディングバッファーを添加した。その後、プレートを37℃で30分間インキュベートした。
インキュベーションの間、90μLのHBSS/20mM HEPES/0.1%BSA緩衝液を2μLの段階希釈化合物に加えることにより試験化合物を調製した。段階希釈液を調製するために、化合物の10mMストック液を100%DMSOで調製した。化合物希釈プレートを次のように作成した。すなわち、ウェル番号1には29μLのストック化合物及び31μLのDMSOを入れ、ウェル番号2〜10には40μLのDMSOを入れて混合し、20μLの溶液をウェル番号1からウェル番号2に移し、3倍段階希釈を10段階行い、2μLの希釈化合物を、384ウェル「アッセイプレート」の重複ウェルに移し、次いで90μLの緩衝液を加えた。
インキュベーション後、細胞及び「アッセイ」プレートの双方をFLIPRに供し、20μLの希釈化合物をFLIPRにより細胞プレートに移した。化合物の添加をFLIPRによってモニターし、化合物のアゴニスト活性を検知した。その後、プレートは、遮光しながら室温で30分間インキュベートした。インキュベーション後、プレートをFLIPRに戻し、20μLの4.5倍濃縮アゴニストを細胞プレートに加えた。アッセイの間、細胞プレートの384ウェルすべての蛍光読み取りを1.5秒毎に同時に行った。5回読み取ることで安定したベースラインを確立し、その後、20μLの試料を細胞プレートの各ウェルに迅速に(30μL/秒)かつ同時に加えた。試料の添加前、添加中、及び添加後の計100秒の全経過時間に、蛍光を継続してモニターした。アゴニスト添加後の各ウェルでの反応(ピーク蛍光の増加)を測定した。リガンド刺激前の各ウェルからの初期蛍光測定値を、そのウェルからのデータのゼロベースライン値として用いた。反応は、緩衝液対照の%阻害として示した。IC50値は、緩衝液対照の50%阻害に必要な化合物の濃度として定義され、Genedata Condoseoプログラムを用いたシグモイド型用量反応(4パラメーターロジスティック)モデル[モデル205、F(x)=(A+(B-A)/(1+((C/x)^D)))]に10種類の濃度のパーセント阻害データを当てはめることで計算し、結果を下記の表1に示す。
Figure 2015527378
本発明は上記の本発明の特定の実施態様に限定されないことを理解すべきである。その理由は、特定の実施態様の変更が可能であり、依然として添付の特許請求の範囲内であり得るからである。

Claims (17)

  1. 式(I):
    Figure 2015527378

    [式中:
    R1は、低級アルキル又はシクロアルキルであり;
    R2は、アルコキシ、フェニルアルコキシ、低級アルキルもしくはハロゲンで独立して一置換、二置換もしくは三置換されていても、置換されていなくてもよいフェニル;アルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいナフタレニル;又はアルコキシで置換されていても、置換されていなくてもよいインデニルである]で示される化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
  2. R1が、メチル、プロピル、イソプロピル又はtert−ブチルである、請求項1に記載の化合物。
  3. R1が、シクロペンチル又はシクロヘキシルである、請求項1に記載の化合物。
  4. R2が、非置換フェニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. R2が、エチル、ブロモ、フルオロ又はメトキシで一置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  6. R2が、メトキシ、ベンジルオキシ又はフルオロで独立して二置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  7. R2が、メトキシで三置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  8. R2が、メトキシで置換されているナフタレニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  9. R2が、メトキシで置換されているインデニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 前記化合物が、
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−エチルフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(2,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3−メトキシナフタレン−2−イル)2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロヘキシルイミノ)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(イソプロピルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;
    (E)−5−アミノ−1−(2−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)−1−(シクロペンチルイミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル;又は
    (E)−5−アミノ−1−(1−(シクロペンチルイミノ)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルである、請求項1に記載の化合物。
  11. 治療上活性な物質としての使用のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 治療上有効な量の請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物及び治療上不活性な担体を含む、医薬組成物。
  13. 肺線維症の処置又は予防のための請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  14. 肺線維症の処置又は予防のための薬剤を調製するための請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  15. 肺線維症の処置又は予防のための請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 治療上有効な量の、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与する工程を含む、肺線維症の処置又は予防のための方法。
  17. 明細書中に記載されている発明。
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