JP2015522224A - マルチキャスト／ブロードキャスト・サービスとユニキャスト・サービスとの間の切り替えを行うための方法および装置 - Google Patents

Abstract

特許請求の対象の実施形態は、マルチキャスト／ブロードキャスト・サービスとユニキャスト・サービスとの間の切り替えを行うための方法および装置を提供する。方法の一部の実施形態は、第１のセル内の第２のユーザがコンテンツを要求することに応じて、コンテンツをユニキャストするための１つまたは複数の第１のセッションを受信する第１のセル内の第１のユーザの数を判定するステップを含む。方法の一部の実施形態は、第１のユーザの数が閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップをさらに含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１２年６月２９日に出願された米国特許仮出願第６１／６６６，００６号の優先権を主張するものである。

本出願は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムに関する。

ワイヤレス通信システムは、基地局などのアクセス・ポイントのネットワークを使用して、モバイル・ユニット、ユーザ機器、またはワイヤレス通信のために有効化されるその他のデバイスなどのさまざまなアクセス端末にワイヤレス接続性を提供する。ワイヤレス通信システムのカバー・エリアは、概して、通常はセルまたはセクタと呼ばれるいくつかの地理的地域に分割される。ワイヤレス・ネットワークの各セルのカバー・エリアは、セルにカバレッジを提供するアクセス・ポイントによって送信される無線信号の伝搬損失によって制限される。したがって、各セルのカバー・エリアは、アクセス・ポイントの位置および送信電力または分布パターン、ならびにセルの地理的条件、あらゆる干渉物の位置、アンテナの形状、トポロジー、および環境条件、シャドー・フェージング（ｓｈａｄｏｗ ｆａｄｉｎｇ）などによって決定される。例えば、セルのカバー・エリアは、アクセス・ポイントの近くにビルまたは山がある場合、狭められる可能性がある。セルの境界は、厳密に定義されず、時間とともに変化する可能性がある。したがって、カバー・エリアは、複数のアクセス・ポイントが重なり合う領域にカバレッジを提供し得るように重なり合う可能性があるが、重なり合う領域内で提供される信号の強度は異なるアクセス・ポイントに関して異なる可能性がある。重なり合うカバー・エリアは、あるセルから別のセルへのモバイルユーザ機器のセッションの遷移を保証するのに役立つ可能性がある。

ロング・ターム・エボリューション（ＬＴＥ、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄ）などのワイヤレス通信規格は、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス（ＭＢＭＳ）または拡張マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス（ｅＭＢＭＳ）などのブロードキャスト・サービスをサポートする。ＭＢＭＳサービスは、１人または複数のユーザによって受信され得るチャネルで無線インターフェースを介して基地局からデータをブロードキャストまたはマルチキャストする。ｅＭＢＭＳは、ｅＭＢＭＳサービスがユーザ機器にマルチメディア情報を搬送することを可能にするアーキテクチャおよび物理レイヤの拡張などの追加の特徴を提供するＭＢＭＳの拡張されたバージョンである。ｅＭＢＭＳサービスは、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク（ＭＢ−ＳＦＮ：ｍｕｌｔｉｃａｓｔ ｂｒｏａｄｃａｓｔ ｓｉｎｇｌｅ ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｎｅｔｗｏｒｋ）モードでユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャストを行うことによってユーザ機器に情報を送信することができる。概して、ＳＦＮは、２つ以上の送信機が同じ周波数チャネルで同じ信号を一斉にまたは同時に送信するブロードキャスト・ネットワークであると理解される。ＭＢ−ＳＦＮモードは、セルまたはカバー・エリアの選択されたグループの基地局のすべてから同じ情報を送信するために使用される。ＭＢ−ＳＦＮエリア内の基地局のそれぞれは、物理レイヤの同じリソース・ブロックで時間を揃えられた同じコンテンツを送信する。ＭＢ−ＳＦＮエリア内の異なる基地局によって送信された信号の建設的な（ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｖｅ）組合せが、ＭＢ−ＳＦＮエリアのセル内で受信信号強度を高め、干渉を削減する。

３ＧＰＰ ＴＳ２３．４０１ ３ＧＰＰ ＴＳ３６．３００Ｖ１１．１．０ ３ＧＰＰ ＴＳ３６．４４０Ｖ１０．２．０

以下は、開示される対象のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために開示される対象の簡潔な概要を示す。この概要は、開示される対象の網羅的な概説ではない。開示される対象の重要なもしくは決定的な要素を特定すること、または開示される対象の範囲を定めることは、意図されていない。この概要の唯一の目的は、以降で検討されるより詳細な説明に対する前置きとして、いくつかの概念を簡素化された形態で示すことである。

通常のワイヤレス通信システムは、ＭＢ−ＳＦＮエリアを予め決定する。例えば、サービス・プロバイダは、異なるＭＢＭＳチャネルの使用を予測し、次に、予測された使用に基づいてＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを割り当てる可能性がある。例えば、サービス・プロバイダは、スポーツ・イベントなどの、特定のエリア内の人が特に関心のある番組が行われるようにスケジューリングされているときにＭＢ−ＳＦＮにこのエリアのセルを割り当てる可能性がある。しかし、通常のワイヤレス通信システムは、特定のセル内で番組を申し込んでいるユーザの数の変化に応じてＭＢ−ＳＦＮエリアを動的に再構成することができない。開示される対象は、上述の問題のうちの１つまたは複数の影響に対処することを対象とする。

一実施形態においては、マルチキャスト／ブロードキャスト・サービスとユニキャスト・サービスとの間の切り替えを行うための方法が提供される。方法の一部の実施形態は、第１のセル内の第２のユーザがコンテンツを要求することに応じて、コンテンツをユニキャストするための１つまたは複数の第１のセッションを受信する第１のセル内の第１のユーザの数を判定するステップを含む。方法の一部の実施形態は、第１のユーザの数が閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップをさらに含む。

別の実施形態においては、マルチキャスト／ブロードキャスト・サービスとユニキャスト・サービスとの間の切り替えを行うための装置が提供される。装置の一部の実施形態は、第１のセル内の第２のユーザがコンテンツを要求することに応じて、コンテンツをユニキャストするための１つまたは複数の第１のセッションを受信する第１のセル内の第１のユーザの数を判定するように構成され得るコントローラを含む。コントローラの一部の実施形態は、第１のユーザの数が閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るようにさらに構成され得る。

開示される対象は、同様の参照番号が同様の要素を特定する添付の図面と合わせて解釈される以下の説明を参照することによって理解され得る。

ワイヤレス通信システムの第１の例示的な実施形態を概念的に示す図である。 ユーザ機器の前の位置からその他のユーザ機器を含むセルへのそのユーザ機器のハンドオフ後の、図１に示されたワイヤレス通信システムの第１の例示的な実施形態を概念的に示す図である。 時間を揃えられたコンテンツをセルにブロードキャストまたはマルチキャストすることと、同じ時間を揃えられたコンテンツをセルにユニキャストすることとの間でのキャリア・リソースの比較の結果を示す図である。 ワイヤレス通信システムの第２の例示的な実施形態を概念的に示す図である。 図１および４に示されたワイヤレス通信システムなどのワイヤレス通信システムのセルへのブロードキャスト／マルチキャストまたはユニキャスト送信を構成するための方法の１つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。

開示される対象はさまざまな修正および代替的な形態があり得るが、開示される対象の特定の実施形態が、例として図面に示されており、本明細書において詳細に説明される。しかし、特定の実施形態の本明細書の説明は、開示される対象を開示される特定の形態に限定するように意図されておらず、逆に、添付の特許請求の範囲の範囲内のすべての修正、均等物、および代替的な形態を包含することが意図されていることを理解されたい。

例示的な実施形態が、以下で説明される。明瞭にするために、実際の実装のすべての特徴が、本明細書において説明されるわけではない。当然、任意のそのような実際の実施形態の開発において、実装毎に変わるシステムに関連するおよびビジネスに関連する制約にしたがうことなどの開発者の具体的な目的を達成するために多数の実装に固有の判断がなされなければならないことが理解される。さらに、そのような開発の取り組みは複雑であり、時間を要する可能性があるが、それでもやはり、この開示の恩恵を受ける当業者にとってはありふれた仕事であることが理解される。説明および図面は、単に、特許請求の対象の原理を示す。したがって、当業者が、本明細書において明示的に説明されていないかまたは示されていないが、本明細書において説明される原理を具現化し、特許請求の対象の範囲内に含まれる可能性があるさまざまな構成を案出することができることを理解されたい。さらに、本明細書に挙げられたすべての例は、特許請求の対象の原理、ならびに当技術分野の発展のために本発明者（ら）によってもたらされた概念を読者が理解するのを助ける教示を目的とするようにもっぱら意図されており、そのような特に挙げられた例および条件に限定されないと解釈されるべきである。

開示される対象が、添付の図面を参照して説明される。さまざまな構造、システム、およびデバイスが、説明のみを目的として、当業者によく知られている詳細によって説明を曖昧にしないように、図面に概略的に示される。それでもやはり、添付の図面は、開示される対象の説明のための例を記述し、説明するために含められる。本明細書において使用される語および句は、当業者によるそれらの語および句の理解と一致する意味を有すると理解および解釈されるべきである。用語または句の特殊な定義、すなわち、当業者によって理解される通常のおよび通例の意味と異なる定義は、本明細書における用語または句の一貫した使用によって示唆されるように意図されていない。用語または句が特殊な意味、すなわち、当業者によって理解される意味とは異なる意味を有するように意図される場合に限って、そのような特殊な定義が、用語または句の特殊な定義を率直に曖昧さがないように与えるはっきりと定義する方法で本明細書において明確に述べられる。加えて、本明細書において使用される用語「または（ｏｒ）」は、そうでないこと（例えば、「さもなくば（ｏｒ ｅｌｓｅ）」または「またはその代替として（ｏｒ ｉｎ ｔｈｅ ａｌｔｅｒｎａｔｉｖｅ）」）が示されていない限り非排他的な「または（ｏｒ）」を指す。また、本明細書において説明されるさまざまな実施形態は、新しい実施形態を形成するために一部の実施形態が１つまたは複数のその他の実施形態と組み合わされ得るので、必ずしも互いに排他的であるとは限らない。

本明細書において検討されるように、通常のワイヤレス通信システムは、特定のセル内で番組を申し込んでいるユーザの数の変化に応じてＭＢ−ＳＦＮエリアを動的に再構成することができない。したがって、本明細書において説明される一部の実施形態は、例えば、ワイヤレス通信システムがそのシステムで実装されたコントローラまたはプラットフォームを使用してシステム内のセルにおける同じコンテンツのユニキャスト・セッションの数を監視することを可能にする。コントローラは、セルにおける同時のユニキャストの同じコンテンツのセッションの数が閾値を超えることに応じてＭＢ−ＳＦＮエリアに１つまたは複数のセルを追加することができる。ユニキャスト・セッションの場合、異なるユーザへのユニキャスト・セッションのコース・タイム・アラインメントが、番組の可用性によって判定される可能性がある。例えば、「ライブ」番組のユニキャスト送信は、少なくとも部分的に、ユーザが番組を「ライブ」で提供されるものと認識するという要件が原因で、大まかに時間を揃えられ、したがって、同時である可能性がある。ＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを追加するための閾値は、ＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを追加することによって節約される容量（例えば、ユニキャスト・トラフィックをブロードキャスト／マルチキャスト・トラフィックに変換することによる容量の増大）を、保護エリア（ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ ａｒｅａ）を形成するために隣接するセルを再構成するための容量のペナルティと比較することによって決定され得る。発明者らによって行われたモデル化は、一部の実施形態において、適切な閾値が１ユーザである可能性があることを示す。

コントローラは、セルにおけるユニキャスト・セッションをブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに変換することが正味の容量の増大をもたらすと判定する場合、セルにおいて単一のブロードキャスト／マルチキャスト・セッションを開始し、次いで、要求元のユーザをブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに割り振る可能性がある。セルにおける既存のユニキャスト・セッションは、ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションにやはりアップグレードされる。一部の実施形態は、隣接するセルを、追加されたセルと同じリソース・ブロックで時間を揃えられた同じ情報を送信するように再構成して、例えば、ＭＢ−ＳＦＮエリアの周りの境界エリアを形成する可能性がある。ＭＢ−ＳＦＮエリアの近隣の追加のセル、または境界エリアは、一部の実施形態において、割り当てられたリソース・ブロックの間、送信を回避するように命じられる可能性もある。これらのセルは、保護エリアと呼ばれる可能性がある。コントローラの一部の実施形態は、セルにおけるユニキャスト・セッションをブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに変換することが正味の容量の増大をもたらさないとコントローラが判定する場合、要求元のユーザにユニキャスト・セッションを割り当てる可能性がある。

一部の実施形態においては、セルにおけるユニキャストの同じコンテンツのセッションの数が別の閾値未満になることに応じて、既にＭＢ−ＳＦＮエリアの一部であるセルがＭＢ−ＳＦＮエリアから削除される可能性があり、別の閾値は、ＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを追加するための閾値と同じであるかまたは異なる可能性がある。削除されるセルの任意の残りのセッションは、ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションから１つまたは複数のユニキャスト・セッションに移される可能性がある。一部の実施形態は、ＭＢ−ＳＦＮエリアからセルを削除することに応じて、ＭＢ−ＳＦＮエリアの周りの保護エリアを修正または削除するように隣接するセルを再構成する可能性がある。ＭＢ−ＳＦＮエリアからセルを削除するための閾値は、ＭＢ−ＳＦＮエリアからセルを削除するためにブロードキャスト／マルチキャスト・セッションを取り払い、任意の残りのユーザ機器のためのユニキャスト・セッションを確立し、隣接するセルをそれらのセルがＭＢ−ＳＦＮエリアに残っているいずれのセルと同じコンテンツも送信するように要求されないように再構成することによって生じる容量の節約およびペナルティによって決定され得る。

図１は、ワイヤレス通信システム１００の第１の例示的な実施形態を概念的に示す。示された実施形態において、ワイヤレス通信システム１００は、太い実線の六角形によって示される対応する複数のセル１０５、実線の六角形によって示されるセル１１０、および破線の六角形によって示されるセル１１５にワイヤレス接続性を提供する（図１には示されていない）基地局またはその他のアクセス・ポイントを含む。明瞭にするために、それぞれの種類のセル１０５、１１０、１１５のうちの１つだけが、図１において参照番号によって示されている。本開示の恩恵を受ける当業者は、六角形がセル１０５、１１０、１１５の理想化された表現であることを理解するに違いない。実際のセルの地理的広がりは、地理的条件、トポロジー、環境条件、送信電力、または送信電力の分布を含むがこれらに限定されない要因に依存する可能性があり、したがって、不規則であるかまたは時間によって変動する可能性がある。

ワイヤレス通信システム１００は、ユニキャスト送信、またはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス（ＭＢＭＳ）の送信などのマルチキャスト／ブロードキャスト送信のためにワイヤレス通信システム１００のセル１０５、１１０、１１５を構成するために使用されるコントローラ１２０を含む。本明細書において使用されるとき、用語「マルチキャスト」は、ＭＢＭＳサービスに加入するユーザなどの複数のユーザによって受信またはアクセスされ得る１つのチャネルまたは一群のチャネルを介した情報の送信を指すために使用される可能性がある。本明細書において使用されるとき、用語「ブロードキャスト」も、複数のユーザによって受信またはアクセスされ得る１つのチャネルまたは一群のチャネルを介した情報の送信を指すために使用される可能性がある。ブロードキャストおよびマルチキャストは、少なくとも部分的に、マルチキャストがユーザのマルチキャスト・グループを形成するための能力を提供し得るので区別される可能性がある。本明細書において使用されるとき、用語「ブロードキャスト／マルチキャスト・セッション」は、ブロードキャストまたはマルチキャスト送信を搬送するために使用され得るセッションを指すと理解されるべきである。ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションの例は、ＭＢＭＳセッションまたはｅＭＢＭＳセッションを含むがこれらに限定されない。さらに、ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションは、利用可能な番組と個々のユーザによってなされる選択とに送信が依存する可能性があるので、任意の特定の時点でブロードキャスト送信またはマルチキャスト送信のどちらも必ずしも搬送しない。ブロードキャストまたはマルチキャストは、情報が基地局またはアクセス・ポイントから単一のユーザに送信されるユニキャストと対称的である可能性があり、その他のユーザは、ユニキャスト情報にアクセスする権限を与えられないか、またはユニキャスト情報にアクセスすることができない。セルは、ユーザ１２５、１３０などのユーザにデータをブロードキャストまたはユニキャストする可能性がある。本明細書において使用されるとき、用語「ユーザ」は、ユーザ機器などのワイヤレス・デバイス、またはワイヤレス・デバイスを用いてシステム１００にアクセスする人を指す可能性がある。

示された実施形態におけるセル１０５は、ダウンリンクで同じリソース・ブロックを用いて時間を揃えられるようにして同じコンテンツをマルチキャストするように構成される。送信の時間を揃えることは、セル１０５からの信号の建設的な組合せのおかげで受信利得を高める可能性がある。本開示の恩恵を受ける当業者は、語句「時間を揃えられた」が、異なるセル１０５から送信される信号が受信された信号の建設的な組合せを可能にする許容範囲内で時間的に揃えられることを示すことを理解するに違いない。例えば、ロング・ターム・エボリューション（ＬＴＥ）リリース９および１０は、同じリソース・ブロックで２つ以上の送信機から同じブロードキャストまたはマルチキャスト信号を一斉にまたは同時に受信するために最適化され得る新しい物理レイヤのパラメータを定義する。受信エリアは、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク（ＭＢ−ＳＦＮ）エリアと呼ばれる可能性がある。周波数分割複信（ＦＤＤ）または時分割復信（ＴＤＤ）ＬＴＥシステムで実装される実施形態などの一部の実施形態においては、ｅＭＢＭＳなどのダウンリンク・マルチメディア配信サービスのために使用され得る最大容量が、キャリア帯域幅の６０％に制限される可能性がある。一部の実施形態は、代替的に、必要とされるマルチキャスト帯域幅がキャリア帯域幅の６０％などの閾値を超えるときにダウンリンク・マルチメディア・サービスを提供するために並列的な無線インフラストラクチャを作動させる可能性がある。

リソース・ブロックは、サブフレームなどの時間間隔および直行周波数分割多重（ＯＦＤＭ）システムのサブバンドなどの周波数範囲によって定義され得る。しかし、ワイヤレス通信システム１００の一部の実施形態は、時間、周波数、サブキャリア、トーン、またはこれらの組合せを用いてリソース・ブロックを定義する可能性がある。セル１０５は、ワイヤレス通信システム１００内のエンティティ、または第三者のプロバイダからコンテンツを受信し、次いで、リソース・ブロックの割り当てられたサブセットを介して時間を揃えられるようにしてコンテンツをマルチキャストする可能性がある。例えば、セル１０５は、コントローラ１２０へのバックホール・リンクでコンテンツを受信する可能性がある。したがって、セル１０５によって定義されたエリア内のユーザは、同じマルチキャスト信号を２つ以上のセル１０５から同時に受信する可能性がある。

セル１１０も、リソース・ブロックの割り当てられたサブセット介して時間を揃えられるようにしてコンテンツをマルチキャストする可能性がある。しかし、セル１１０における受信利得は、リソース・ブロックの割り当てられたサブセットを介して時間を揃えられるようにしてコンテンツをマルチキャストするように制約されていないセル１１５などのその他の近隣のセルからの干渉が原因で、セル１０５における受信利得ほど大きくない可能性がある。ワイヤレス通信システム１００の一部の実施形態は、ブロードキャストまたはマルチキャストのためにセル１０５、１１０に割り当てられるリソース・ブロックのサブセットにおいて送信を回避するようにセル１１５に命じることによってセル１０５、１１０とセル１１５との間のセル間干渉を削減するように構成される可能性がある。一部の実施形態において、セル１０５は、ＭＢ−ＳＦＮエリアと呼ばれる可能性があり、セル１１０は、境界エリアと呼ばれる可能性があり、セル１１５は、セル１０５によって定義されたＭＢ−ＳＦＮエリアのための保護エリアと呼ばれる可能性がある。

コントローラ１２０は、各セル内で同じコンテンツに同時にアクセスしているユーザの数を含む基準に基づいてそれぞれのエリアにセルを割り振る可能性がある。示された実施形態において、セル１０５は、同じコンテンツに同時にアクセスしているユーザの数が閾値を超えるのでＭＢ−ＳＦＮエリアに割り振られる。例えば、セル１０５のそれぞれの２人以上のユーザが、同じコンテンツを同時に受信している可能性があり、したがって、コントローラ１２０は、セル１０５が同じリソース・ブロックで同じ時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするようにセル１０５をＭＢ−ＳＦＮエリアに割り振る可能性がある。しかし、本開示の恩恵を受ける当業者は、コントローラ１２０の一部の実施形態が、ＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを割り振るために異なる閾値または閾値を決定するための異なる基準を使用する可能性があり、したがって、１つまたは複数のブロードキャスト／マルチキャスト・セッションが、同じリソース・ブロックでＭＢ−ＳＦＮエリア内のセルによって一斉にまたは同時に送信されることを理解するに違いない。

セル１１０は、たとえセル１１０内のユーザの数が閾値の数未満である可能性があるとしても、それらのセル１１０がセル１０５のうちの１つに隣接するかまたはその近隣にあるので境界エリアに割り振られる可能性がある。コントローラ１２０は、セル１１５がセル１０５、１１０のうちの１つに隣接するかまたはその近隣にあるのでセル１１５を保護エリアに割り振る可能性がある。コントローラ１２０の一部の実施形態は、セル１０５、１１０による時間を揃えられたコンテンツのブロードキャストまたはマルチキャストのために割り振られたリソース・ブロックの間、送信を回避するようにセル１１５に命じる可能性がある。コントローラ１２０は、ワイヤレス通信システム１００の変更に応じてそれぞれのエリアへのセルの割り振りを修正する可能性もある。

図２は、ユーザ機器１３０の前の位置１３５からその他のユーザ機器１２５を含むセル１４０へのそのユーザ機器１３０のハンドオフ後のワイヤレス通信システム１００の第１の例示的な実施形態を概念的に示す。示された実施形態において、ユーザ機器１２５、１３０は、例えば、図１に示されたワイヤレス通信システム１００に関連するユニキャスト・セッションを用いて同じコンテンツを同時に受信していた。コントローラ１２０は、本明細書において検討されるように、セル１４０へのユーザ機器１３０のハンドオフが、セル１４０内でユニキャスト・セッションを用いて同じコンテンツに同時にアクセスするユーザの数が閾値を超える結果を引き起こすと判定する可能性がある。したがって、コントローラ１２０は、ユニキャスト・セッションが、時間を揃えられたコンテンツをユーザ機器１２５、１３０に送信するために単一のブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに変換されるべきであると判定する可能性がある。したがって、セル１４０は、セル１０５で形成されるＭＢ−ＳＦＮエリアに追加される可能性がある。例えば、コントローラ１２０は、時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするためにセル１０５によって使用される同じリソース・ブロックで時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするようにセル１４０を構成するために使用され得る命令またはデータをセル１４０に送信する可能性がある。

コントローラ１２０の一部の実施形態は、ＭＢ−ＳＦＮエリアに関連する境界エリアまたは保護エリアに１つまたは複数のセルを追加すべきであるかどうかも判定する可能性がある。コントローラ１２０がＭＢ−ＳＦＮにセル１４０を追加すると決定することに応じて、境界または保護セルが追加される可能性がある。例えば、本明細書において検討されるように、コントローラ１２０は、たとえセルが時間を揃えられたコンテンツを受信するためにマルチキャストまたはユニキャスト・サービスに加入した複数のユーザ機器を含まない可能性があるとしても、１つまたは複数のセルをセル１０５、１４０と同じ時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストする境界セルに変換することによりもたらされる可能性がある容量の節約を見積もるかまたは計算する可能性がある。コントローラ１２０は、セルを境界セルまたは保護エリア・セルに変換することによりもたらされる可能性がある容量のペナルティを見積もるかまたは計算する可能性もある。例えば、セルを保護エリア・セルに変換することは、セル１０５、１１０、１４０で時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするために使用されるリソース・ブロックの間、送信を回避するようにセルに命じることによってマルチキャスト送信との干渉を減らすことをともなう可能性がある。これらのリソース・ブロックの間、保護エリア・セルからの送信を回避することは、保護エリア・セルの容量を減らす可能性がある。示された実施形態においては、コントローラ１２０が、セル１４１、１４２、１４３を境界セルとして構成し、セル１５１、１５２、１５３、１５４、１５５を保護エリア・セルとして構成するために使用され得るシグナリングを提供した。

図１および２は、セル１４０をＭＢ−ＳＦＮエリアに追加し、境界セル１４１、１４２、１４３および保護エリア・セル１５１、１５２、１５３、１５４、１５５を追加するために使用され得るプロセスの実施形態を示す。しかし、本開示の恩恵を受ける当業者は、図１および２が、例えば、図２が前の時間のワイヤレス通信システム１００の構成を示し、図１がセル１４０から隣接するセルへのユーザ機器１３０のハンドオーバ後の後の時間のワイヤレス通信システム１００の構成を示す場合、異なるエリアからセルを削除するためのプロセスの実施形態も示すことを理解するに違いない。したがって、コントローラ１２０の実施形態は、関連する閾値、容量の節約、容量のペナルティ、またはＭＢ−ＳＦＮエリアからセル１４０を削除すべきであるかどうかを判定するためのその他の基準を決定し、境界セルおよび保護エリア・セルの組から境界セル１４１、１４２、１４３または保護エリア・セル１５１、１５２、１５３、１５４、１５５のうちの１つまたは複数をそれぞれ削除または変換する可能性がある。境界または保護エリア・セルを削除または変換することは、ＭＢ−ＳＦＮからセル１４０を削除することに応じて実行される可能性がある。

本開示の恩恵を受ける当業者は、ユーザがサービスを開始または終了することに応じて変わるセル内のユーザ機器１３０の数に応じてコントローラ１２０がＭＢ−ＳＦＮエリアにセルを追加するかまたはＭＢ−ＳＦＮエリアからセルを削除する可能性があることも理解するに違いない。例えば、セル１４０内のユーザの数は、本明細書において検討されるように、１人または複数のユーザがセル１４０においてサービスを開始し、そのことが、セル１４０がＭＢ−ＳＦＮエリアに追加されることにつながる可能性がある場合に増加し得る。別の例として、セル１４０内のユーザの数は、本明細書において検討されるように、１人または複数のユーザがセル１４０においてサービスを終了し、そのことが、セル１４０がＭＢ−ＳＦＮエリアから削除されることにつながる可能性がある場合に減少し得る。

図３は、送信をセルにブロードキャストまたはマルチキャストすることと、同じ時間を揃えられたコンテンツをセルにユニキャストすることとの間でのキャリア・リソースの比較の結果を示す。示された実施形態においては、各セルにおいて異なる数のユーザに８００キロビット毎秒（ｋｂｐｓ）のビデオ配信を行うために必要とされるダウンリンク・キャリアの割合を決定するためにシミュレーションが使用された。したがって、図３は、縦軸にビデオ配信のために使用されるキャリアの割合（使用されるキャリアの％）を示し、横軸に同時ユーザ数を示す。ビデオ配信のために使用されるキャリアの割合は、それぞれの追加のユーザが８００ｋｂ毎秒のビデオ配信をサポートするために同じ数の追加のキャリアを必要とするので、ユニキャスト配信に関しては線形に増加する。対照的に、マルチキャスト配信のために使用されるキャリアの割合は、ユーザのすべてが同じ１つのマルチキャスト・チャネルまたは複数のマルチキャスト・チャネルにアクセスするので、マルチキャスト情報にアクセスするユーザの数に関係なく同じである。

示された実施形態において、マルチキャスト送信によって使用されるキャリアの割合は、セルの平均されたマルチキャスト送信のスペクトル効率（ＳＥ）の関数として計算される。スペクトル効率は、（ビット毎秒）／（ヘルツ）単位で測定される可能性がある。異なるネットワーク構成は、異なるスペクトル効率を達成することができる可能性がある。例えば、基地局間距離（ｉｎｔｅｒ−ｓｉｔｅ ｄｉｓｔａｎｃｅ）が比較的短いシステムにおいては、所与のダウンリンク送信電力に関して、比較的高いスペクトル効率が維持され得る。基地局間距離を広げるかまたはダウンリンク送信電力を下げることは、セルのスペクトル効率を落とす可能性がある。図３は、低いスペクトル効率、平均的なスペクトル効率、および高いスペクトル効率を有するシステムに関する使用されるキャリアの割合を示す。ユニキャスト送信およびマルチキャスト送信によって使用されるキャリアの割合の比較は、セルのユーザ数が閾値である１．１２５ユーザを超えているときに、平均的なスペクトル効率を用いて８００ｋｂｐｓのビデオ配信をブロードキャストまたはマルチキャストすることが、ユニキャストよりも少ない割合のキャリアを消費することを示す。境界セルまたは保護セルを追加することによってもたらされる可能性がある容量の節約および容量のペナルティを考慮することは、閾値を高める可能性がある。例えば、境界セルおよび保護エリアを含み、平均的なスペクトル効率を用いて８００ｋｂｐｓのビデオ配信をマルチキャストするＳＦＮエリアの閾値は、セルあたり１．２５ユーザの閾値を有する可能性がある。スペクトル効率を高めることは、閾値を小さくし、スペクトル効率を低くすることは、閾値を大きくする。

図４は、ワイヤレス通信システム４００の第２の例示的な実施形態を概念的に示す。ワイヤレス通信システム４００の一部の実施形態は、１つまたは複数のユーザ機器４１０にワイヤレス接続性を提供するように構成され得る基地局またはｅＮｏｄｅＢ（ｅＮＢ）４０５を含む。例えば、ｅＮＢ４０５は、ユーザ機器４１０にコンテンツをユニキャストまたは（おそらくはＭＢ−ＳＦＮエリアの一部として）マルチキャストするように構成される可能性がある。本明細書において検討されるように、ユニキャストまたはマルチキャスト送信のコンテンツは、図１に示されたセル１０５、１１０、１１５などのその他の基地局またはｅＮＢによる送信と時間を揃えられる可能性がある。ユーザ機器４１０の一部の実施形態は、ユニキャストまたはブロードキャスト／マルチキャスト・セッションを制御または構成するために使用され得るセッション・マネージャ４１５を含む。例えば、セッション・マネージャ４１５は、ワイヤレス通信システム４００によって提供されるユニキャストまたはマルチキャスト・サービスにユーザ機器４１０を加入させるために使用される可能性がある。加入させられると、ユーザ機器４１０は、場合によってはワイヤレス通信システム４００のその他の基地局またはｅＮＢによる同じコンテンツの時間を揃えられたダウンリンク送信と組み合わせて、ｅＮＢ４０５によってダウンリンクで送信された信号を受信するかまたはそのような信号にアクセスし得る。したがって、ワイヤレス通信システム４００は、ユニキャストとブロードキャストとの両方のダウンリンク送信をサポートすることができる機能４２０、４２５を含む可能性がある。

ワイヤレス通信システム４００のユニキャスト部４２０は、３ＧＰＰ ＴＳ２３．４０１で定義されたパケット・データ・ネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ（ＰＧＷ）機能などのＰＧＷ機能４３０を含む。ＰＧＷ４３０は、ユーザ機器４１０に関するトラフィックの出口および入口の点であることによってユーザ機器４１０から外部のパケット・データ・ネットワークへの接続性を提供する。ＰＧＷ４３０は、ポリシーの施行、各ユーザのためのパケット・フィルタリング、課金のサポート、合法的傍受、およびパケット・スクリーニングを行う。ユニキャスト部４２０は、サービング・ゲートウェイ（ＳＧＷ）４３５も含む。ＳＧＷ４３５は、ｅＮｏｄｅＢ間ハンドオーバ中にユーザ・プレーンのモビリティ・アンカー（ｍｏｂｉｌｉｔｙ ａｎｃｈｏｒ）としても働きながら、ユーザ・データ・パケットをルーティングおよびフォワーディングする。アイドル状態のユーザ機器４１０のために、ＳＧＷ４３５は、ダウンリンクのデータ経路を終端し、ユーザ機器４１０に関してダウンリンクのデータが到着するときにページングを引き起こす。ＳＧＷ４３５は、さらに、ユーザ機器のコンテキスト、例えば、ＩＰベアラ・サービスのパラメータ、ネットワーク内ルーティング情報を管理または記憶し、合法的傍受の場合にはユーザ・トラフィックの複製を行う可能性がある。

ワイヤレス通信システム４００のマルチキャスト部４２５は、マルチキャスト・ユーザ・サービスおよび配信を開始するための機能を提供するブロードキャスト・マルチキャスト・サービス・センター（ＢＭＳＣ）４４０を含む。マルチキャスト部４２５は、マルチキャスト・サービスを送信している各基地局またはｅＮＢ４０５にパケットをマルチキャストすることができるＭＢＭＳゲートウェイ４４５も含む。例えば、ＭＢＭＳゲートウェイ４４５は、インターネット・プロトコル（ＩＰ）マルチキャストを用いて（ｅＮＢ４０５を含む）ＭＢ−ＳＦＮエリア内の各ｅＮＢにマルチキャスト・パケットを送信することができる。ＭＢＭＳゲートウェイ４４５は、ヘッダの圧縮、またはマルチキャスト・サービスのためのその他の操作も実行する可能性がある。

図４に示されたワイヤレス通信システム４００は、マルチキャスト部４２５にモビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）４５０をさらに含む。ＭＭＥ４５０の一部の実施形態は、ＬＴＥアクセス・ネットワークのための制御ノードである可能性があり、ユーザ機器４１０のアイドル・モードの追跡およびページングを担う可能性がある。ＭＭＥ４５０は、ベアラ有効化／無効化プロセスに関与する可能性もあり、最初のアタッチ、およびコア・ネットワーク（ＣＮ）のノードの再配置をともなうＬＴＥ内ハンドオーバのときにユーザ機器４１０のためのＳＧＷ４３５を選択する役割を負う可能性がある。ＭＭＥ４５０は、ユーザ機器４１０を認証する役割も担う可能性がある。マルチキャスト部４２５に実装されたマルチセル調整エンティティ（ＭＣＥ：ｍｕｌｔｉ−ｃｅｌｌ ｃｏｏｒｄｉｎａｔｉｏｎ ｅｎｔｉｔｙ）４５５は、ＭＢ−ＳＦＮエリアのすべてのセルに接続される可能性があり、ｅＮＢ４０５を含むＭＢ−ＳＦＮエリア内のｅＮＢによって使用される無線リソースを割り当てる可能性がある。したがって、ＭＣＥ４５５は、所与のＭＢＳＦＮエリアのすべてのｅＮＢにわたって所与のサービスのために同じリソース・ブロックが割り当てられることを保証する可能性がある。ＭＣＥ４５５は、マルチキャストの制御またはデータのブロードキャストのためのＭＢ−ＳＦＮサブフレームを構成し、ｅＮＢ４０５を含むｅＮＢにおいてＬ２／Ｌ３レイヤを構成するための情報を提供する可能性もある。

コンテンツ・プロバイダ４６０は、ユーザ機器４１０にマルチキャストまたはユニキャストすべきコンテンツを提供するために使用され得る。ワイヤレス通信システム４００の一部の実施形態は、システム４００内にコンテンツ・プロバイダ４６０を実装し、ワイヤレス通信システム４００のその他の実施形態は、ワイヤレス通信システム４００の外部に実装される第三者のコンテンツ・プロバイダ４６０からコンテンツを受信する可能性がある。示された実施形態においては、コンテンツ・プロバイダ４６０によって提供されるコンテンツが、プラットフォーム４６５によって受信される。プラットフォーム４６５の一部の実施形態は、ワイヤレス通信システム４００のマルチキャスト部４２５に実装される可能性がある。プラットフォーム４６５の実施形態の一部は、ユニキャスト部４２０に実装される可能性もあり、例えば、プラットフォーム４６５の機能の一部が、Ｓ−ＧＷ４３５に実装される可能性がある。

プラットフォーム４６５の一部の実施形態は、ｅＮｏｄｅＢ毎のセッション数を保有するように構成される可能性がある。例えば、プラットフォーム４６５は、ワイヤレス通信システム４００によって提供される各マルチキャストまたはユニキャスト・サービスのコンテンツを申し込むアイドルまたはアクティブ・モードのユーザ機器４１０の数をカウントすることができる可能性がある。プラットフォーム４６５は、ユーザ機器４１０が異なるサービスを要求するかまたは異なるサービスに加入するときにインクリメントされる可能性があり、ユーザ機器４１０がサービスから外れるかまたは加入を解除するときにデクリメントされる可能性があるカウンタを実装し得る。プラットフォーム４６５は、ユーザ機器４１０が現在のセルに関連付けられるようになった時間、ユーザ機器４１０の国際移動局装置識別（ＩＭＥＩ：ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ｍｏｂｉｌｅ ｓｔａｔｉｏｎ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ ｉｄｅｎｔｉｔｙ）番号、ユーザ識別子、ユーザ機器４１０が現在キャンプ・オンさせられているセルを示す情報、ユーザ機器４１０によって消費されている１つまたは複数のマルチメディア・チャネルを示す情報などを含む各ユーザ機器４１０のプロファイルを含む可能性もある。セッション・マネージャ４１５の一部の実施形態は、ユーザ機器４１０によって消費されている番組を示す情報をプラットフォーム４６５に提供する可能性があり、その結果、マルチキャスト機能４２５は、各セルのいくつのユーザ機器４１０が利用可能である可能性がある異なる番組を消費しているかを判定することができる。プラットフォーム４６５は、セッション・マネージャ４１５によって提供された情報を使用して、ユニキャスト送信とマルチキャスト送信との間の切り替えを行うべきかどうかを判定する。

プラットフォーム４６５は、ワイヤレス通信システムのユニキャスト部４２０およびマルチキャスト部４２５の動作を調整する役割を負う可能性もある。したがって、プラットフォーム４６５の一部の実施形態は、本明細書において検討されるように、特定のセルまたはｅＮＢに関連する１つのチャネルまたは一群のチャネルを介して提供されるコンテンツをブロードキャスト／マルチキャスト・セッションからユニキャスト・セッションに、またはその逆に切り替えるべきかどうかを判定するために使用され得る機能を含む可能性がある。プラットフォーム４６５は、本明細書において検討されるように、境界エリア・セルまたは保護エリア・セルとして使用するためにセルを追加または変換すべきかどうかを判定することができる可能性もある。したがって、プラットフォーム４６５の実施形態は、ＭＢ−ＳＦＮエリアを生成または修正し、ＭＢ−ＳＦＮを特定する情報の記録を生成し、記憶することができる可能性がある。例えば、プラットフォーム４６５は、ＭＢ−ＳＦＮエリアを構成するセル・サイトを選択し、次いで、セル・サイト、およびセル・サイトによってユニキャストまたはマルチキャストされているコンテンツまたはサービスを特定する情報を含む記録を記憶することができる可能性がある。プラットフォーム４６５の実施形態は、ＭＢＭＳセッションおよびＳＦＮエリアの定義を割り当てるためのｅＮＢ４０５などのｅＮＢをプロビジョニングするためにワイヤレス通信システム４００の運用および保守（ＯＡＭ：ｏｐｅｒａｔｉｏｎｓ ａｎｄ ｍａｉｎｔｅｎａｎｃｅ）機能にセッションまたはＳＦＮの定義を送信することができる可能性もある。

ワイヤレス通信システム４００の一部の実施形態は、アンカー４７０がユニキャスト部４２０とマルチキャスト部４２５との間でセッションをオフロードするために使用され得るためにセッション・オフロード・ゲートウェイとも呼ばれる可能性があるアンカー・ゲートウェイ４７０を含む。アンカー・ゲートウェイ４７０の一部の実施形態は、アプリケーション・レイヤの上でユーザ機器４１０と通信する可能性がある。したがって、ユーザ機器４１０は、コンテンツがユーザ機器４１０にワイヤレス通信システムのユニキャスト部４２０を介して提供されるかまたはマルチキャスト部４２５を介して提供されるかに関わらず共通のアプリケーションによってコンテンツにアクセスし得る。異なる番組の可用性は、拡張電子番組案内（ｅＥＰＧ：ｅｎｈａｎｃｅｄ ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ ｐｒｏｇｒａｍ）を用いて示される可能性がある。

動作中、ユーザ機器４１０のセッション・マネージャ４１５は、アンカー・ゲートウェイ４７０にセッション要求を送信する可能性がある。そして、アンカー・ゲートウェイ４７０は、要求された１つのチャネルまたは一群のチャネルを介して提供されるコンテンツがセルにおいてｅＭＢＭＳなどのマルチキャスト・サービスとして既に提供されているかどうかを判定するためのチェックを行う可能性がある。要求されたサービスが既にセルにマルチキャストされている場合、セッション・マネージャ４１５は、既存のマルチキャスト・サービスに加わるために必要なあらゆる加入、認証、または認可プロセスを実行する可能性がある。要求されたチャネルがそのセルのためのマルチキャスト・サービスとしてまだ提供されていない場合、ゲートウェイ４７０は、１つまたは複数のその他のユーザがセルにおいてユニキャスト送信として同じコンテンツを同時に受信しているかどうかを判定するためにプラットフォーム４６５と通信する可能性がある。ユニキャスト・ユーザの数が閾値を超える場合、例えば、セルにおいてユニキャスト送信を受信している２人以上のユーザが見つかる場合、プラットフォーム４６５は、ＭＢ−ＳＦＮエリアを生成すべきかどうかを判定する可能性がある。

プラットフォーム４６５の一部の実施形態は、１組の規則またはポリシーに基づいてシステムの変更に応じてセルに送信をユニキャストすべきかまたはマルチキャストすべきかを判定する可能性がある。例えば、プラットフォーム４６５は、送信の現在の基準（例えば、セル内のサービスに加入するユーザの数）が隣接するセルのうちの１つまたは複数をＳＦＮエリアに属する有効な候補にするかどうかを判定する可能性がある。有効な候補にすべきである場合、プラットフォーム４６５は、保護レイヤを生成するための容量のペナルティの量が、そのセルおよび周辺のセルのユニキャスト・トラフィックによって消費される容量に、保護レイヤを形成することによる、例えば、ＭＢ−ＳＦＮに割り当てられたリソース・ブロックにおける送信を回避することによる容量の損失を加えた量未満であるかどうかを判定する可能性がある。容量がブロードキャストまたはマルチキャストにより節約される場合、プラットフォーム４６５は、ｅＮｏｄｅＢへのセッションおよびエリアのプロビジョニングのためにＯＡＭに命令を発する可能性がある。容量のペナルティがブロードキャストまたはマルチキャストによる容量の節約を上回る場合、プラットフォーム４６５は、セッションをユニキャスト・セッションとして割り振る可能性がある。そのとき、アンカー・ゲートウェイ４７０は、ユニキャスト・セッションを生成または構成するようにセッション・マネージャ４１５に命じる可能性がある。隣接するセルのいずれもＭＢ−ＳＦＮエリアに属する有効な候補でない場合、プラットフォーム４６５は、アンカー・ゲートウェイ４７０とセッション・マネージャ４１５との間の通信によってセッションにユニキャスト・キャリアを割り振る可能性がある。

サービスをユニキャストすべきかまたはマルチキャストすべきかを判定するための技術の実施形態は、サービス・プロバイダが最も可能性が高いチャネルを予測し、それらのサービス・プロバイダの予測に基づいてＳＦＮエリアを割り振ることを要求するプッシュに基づく方法として設計されているこれまでのマルチキャスト・プロビジョニング・メカニズムとは異なる。本明細書において説明される技術の実施形態は、現在のユーザ機器の需要（または特定の時間間隔にわたる需要の平均）がネットワーク全体の容量に基づく分析的な判定を行うために使用される可能性があるプルに基づくシステムに似ていると特徴付けられ得る。本明細書において説明される一部の実施形態は、サービス・プロバイダまたはネットワーク運用者がネットワーク全体でユーザおよびチャネル視聴行動を監視することを可能にし得る。そのような分析の可用性の比較的細かい時間的粒度（例えば、１秒ほどの時間間隔）は、容量の計画ならびにＳＦＮエリアの管理および生成によく適している可能性がある。

図５は、図１および４に示されたワイヤレス通信システム１００、４００などのワイヤレス通信システムのセルへのマルチキャストまたはユニキャスト送信を構成するための方法５００の１つの例示的な実施形態を概念的に示す。方法５００の実施形態は、図１に示されたコントローラ１２０、または図４に示されたプラットフォーム４６５およびアンカー・ゲートウェイ４７０で実装される可能性がある。コントローラは、オーディオ番組、ビデオ番組、またはオペレーティング・システム、新しいアプリケーションなどの大きなファイルのダウンロードなどのコンテンツを提供するセッションまたはサービスの要求をセル内のユーザ機器から（５０５において）受信する。次いで、コントローラは、要求を行ったユーザ機器を含むセルに同じコンテンツを提供しているユニキャスト・セッションの数を（４１０において）判定する可能性がある。コントローラの一部の実施形態は、セル内のアイドルまたはアクティブ・モバイル・ユニットに関連するセッションの数を示すカウンタを保有する可能性がある。その他の実施形態は、要求を（５０５において）受信することに応じてセッションをカウントする可能性がある。本明細書において検討されるように、（図４に示されたセッション・マネージャ４１５およびプラットフォーム４６５などの）セッション・マネージャとプラットフォームとの間の通信が、ユーザの数またはセッションの数をカウントするために使用される情報を運ぶために使用され得る。

コントローラは、セルに同じコンテンツを提供する同時セッションの数が閾値（Ｎ_ｔｈ）未満であると（５１５において）判定する場合、要求にコンテンツを与えるためのユニキャスト・セッションをユーザ機器に（５２０において）割り振る可能性がある。したがって、本明細書において検討されるように、コントローラは、例えば、サービス品質（ＱｏＳ）ベアラをプロビジョニングするために、ユニキャスト・セッション用にセルおよびユーザ機器を構成するために使用され得るシグナリングを提供する可能性がある。コントローラは、セルに同じコンテンツを提供しているセッションの数が閾値（Ｎ_ｔｈ）以上であると（５１５において）判定する場合、セルを要求されたマルチキャスト・サービスのためのＭＢ−ＳＦＮエリアに追加することによってセルのユニキャスト・セッションを単一のブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに変換すべきかどうかを判定する可能性がある。コントローラは、たとえセルに同じコンテンツを提供するセッションの数が閾値（Ｎ_ｔｈ）未満であるとしても、要求されたサービスをマルチキャストするようにセルに命じることによって１つまたは複数のセルを境界エリア・セルに変換すべきかどうかを判定する可能性もある。コントローラは、ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに割り当てられたリソース・ブロックの間、送信を回避するようにセルに命じることによって１つまたは複数のセルを保護エリア・セルに変換すべきかどうかを判定する可能性もある。

示された実施形態において、コントローラは、保護エリアを生成することに関連する容量のペナルティを（５２５において）判定することによってセルをどのようにして構成すべきかを決定する可能性がある。容量のペナルティは、閾値を超える数のセッションを含まない境界エリア・セルでブロードキャストまたはマルチキャストすることによって消費されるリソースと、保護エリア・セルにおける送信との干渉などの干渉により生じる可能性がある容量の減少とを含み得る。コントローラの一部の実施形態は、同じ時間を揃えられたコンテンツが複数のユーザに利用され得るようにそのコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストすることの結果としてもたらされる容量の節約を（５３０において）判定する可能性もある。例えば、図３に示されるように、さらなるユーザが、ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに割り当てられるリソースを増やすことなく、セッションに加入することによってブロードキャスト／マルチキャスト・セッションにアクセスすることができる。したがって、ユーザの数が増えるにつれて、同じ時間を揃えられたコンテンツをセル内の複数のユーザにブロードキャストまたはマルチキャストすることの結果としてもたらされる（情報をユーザにユニキャストすることと相対的な）容量の節約は、増加する。

それから、コントローラは、容量のペナルティが容量の節約よりも少なく、したがって、ユニキャスト・セッションをブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに変換することによって正味の増大が生み出されるかどうかを（５３５において）判定する可能性がある。生み出されない場合、ユニキャスト・セッションが、ユーザ機器に（５２０において）割り振られ得る。生み出される場合（例えば、容量のペナルティが容量の節約よりも少ない場合）、コントローラは、セルにおいてＭＢＭＳセッションなどのブロードキャスト／マルチキャスト・セッションを（５４０において）生成し得る。例えば、コントローラは、本明細書において検討されるように、セルをＭＢ−ＳＦＮエリアに（５４０において）追加する可能性がある。コントローラは、本明細書において検討されるように、１つまたは複数の境界セルまたは保護エリア・セルを（５４５において）生成する可能性もある。ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションが確立されると、コントローラは、要求元のユーザ機器、および対応するユニキャスト・セッションを受信する任意のユーザ機器をブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに（５５０において）割り振る可能性がある。そして、ユニキャスト・セッションは、取り払われる可能性がある。コントローラは、確立されたブロードキャスト／マルチキャスト・セッションにユーザ機器を（５５０において）後で割り振る可能性もある。

本明細書において説明される技術の実施形態は、これまでの手法に優るいくつかの利点を有する可能性がある。例えば、ユニキャスト・セッションとブロードキャスト／マルチキャスト・セッションとの間で切り替えを行うための本明細書に記載の技術の実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて大幅なリソースの節約をもたらし得る。複数のユニキャスト・セッションは、６つのセル内の１０人のユーザによって視聴されるチャネルでビデオを８００ｋｂｐｓで送信するために４８Ｍｂｐｓの容量を必要とする。対照的に、セルで消費される容量は、複数のユニキャスト・セッションを、６つのセルを包含するＭＢ−ＳＦＮエリアでの単一のブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに切り替えた後は８００ｋｂｐｓであり、これは、６つのセルの９９．９９％の容量の節約を表す。ビデオ・サービスをブロードキャストまたはマルチキャストするために６セルのＭＢ−ＳＦＮを確立することの結果として生じる１つの容量のペナルティは、ＭＢ−ＳＦＮエリアの周りのおよそ１８個のセルの境界または保護エリアを形成することに関する容量のペナルティである。図１に示されたワイヤレス通信システム１００などのワイヤレス通信システムに関しては、保護エリア・セル１１５が、およそ８００＊１８ｋｂｐｓに対応するリソースを保護するために使用される可能性がある。容量のペナルティを考慮することは、正味の容量の節約を、サービスを各ユーザに単純にユニキャストすることに比して大幅な節約であるおよそ８４％まで減らす。

本明細書において説明される技術の実施形態は、セッションをカウントするためのより正確な方法も提供する。例えば、３ＧＰＰ ＴＳ３６．３００Ｖ１１．１．０（２０１２−０３）で定義されたＭＢＭＳサービス・カウント機能（ＭＢＭＳ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｃｏｕｎｔｉｎｇ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ）は、ＭＣＥがカウントを実行し、（１つまたは複数の）ＭＢＳＦＮ内の（１つまたは複数の）ＭＢＭＳサービス毎のカウントの結果を受信することを可能にする。ＭＣＥは、（１つまたは複数の）対応するＭＢＭＳセッションに関する受付制御（ａｄｍｉｓｓｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌ）機能によってアクセスが拒否されなかったＭＢＭＳサービスに関してのみカウントを実行する可能性がある。別の例として、３ＧＰＰ ＴＳ３６．４４０Ｖ１０．２．０（２０１１−０９）で定義されたＭＢＭＳカウント（ＭＢＭＳ Ｃｏｕｎｔｉｎｇ）機能は、ＭＢＭＳサービスを受信するか、またはサービスを受信することに関心のある接続されたＵＥ数を、１つまたは複数のＭＢＭＳサービスに関してＭＢＳＦＮエリア毎にカウントし、報告するように（１つまたは複数の）ｅＮＢにＭＣＥが要求することを可能にする。しかし、セルにキャンプ・オンさせられたアイドル状態のユーザ機器は、マルチキャスト・サービスを受信することができ、両方の従来の手法は、ｅＭＢＭＳチャネルを受信しているアイドル・モードのＵＥをカウントから削除する。セル内のアイドル状態のユーザ機器の数に応じて、従来のワイヤレス通信システムにおいてアイドル状態のモバイル・ユニットとアクティブ状態のモバイル・ユニットとの両方をカウントする機能は、データをユニキャストすべてきかまたはマルチキャストすべきかに関する判定に大きな影響を与える可能性がある。

開示された対象および対応する詳細な説明の一部は、ソフトウェア、またはコンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対する操作のアルゴリズムおよび記号的表現の観点で示されている。これらの説明および表現は、当業者がそれらの当業者の成果の内容をその他の当業者に効果的に伝える説明および表現である。アルゴリズムは、本明細書において使用されるとき、および一般的に使用されるとき、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連のステップであると考えられる。ステップとは、物理量の物理的操作を必要とするステップである。必ずではないが通常は、これらの量は、記憶、転送、組合せ、比較、およびその他の操作を行われ得る光学的、電気的、または磁気的信号の形態をとる。これらの信号をビット、値、要素、シンボル、文字、項、数などと呼ぶことが、主に共通使用の理由で便利な場合があることが分かっている。

しかし、これらのおよび同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に付される便宜的なラベルであるに過ぎないことに留意されたい。別途具体的に示されない限り、または検討から明らかなように、「処理する」、または「算出する」、または「計算する」、または「決定する」、または「表示する」などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内で物理的電子的量として表されるデータを操作し、コンピュータ・システムのメモリ、またはレジスタ、またはその他のそのような情報記憶、送信、もしくは表示デバイス内で同様に物理量として表されるその他のデータに変換するコンピュータ・システム、または同様の電子的コンピューティング・デバイスの動作およびプロセスに言及する。

開示された対象のソフトウェアで実装される態様は、通常、何らかの形態のプログラム・ストレージ媒体上に符号化されるか、または何らかの種類の伝送媒体上に実装されることにも留意されたい。プログラム・ストレージ媒体は、非一時的ストレージ媒体であるか、磁気式である（例えば、フロッピー・ディスクもしくはハード・ドライブ）か、または光学式である（例えば、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリもしくは「ＣＤ ＲＯＭ」）可能性があり、読み出し専用であるか、またはランダム・アクセス式である可能性がある。同様に、伝送媒体は、ツイスト・ペア線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野に知られている何らかのその他の好適な伝送媒体である可能性がある。開示された対象は、任意の所与の実装のこれらの態様によって限定されない。

開示された対象が、本明細書の教示の恩恵を受ける当業者には明らかに、異なるが等価な方法で修正および実施され得るので、上で開示された特定の実施形態は、例示的であるに過ぎない。さらに、添付の請求項の記述以外、本明細書に示された構造または設計の詳細に対していかなる限定も意図されていない。ゆえに、上で開示された特定の実施形態は、変更または修正される可能性があり、すべてのそのような変更形態は、開示された対象の範囲内にあると考えられることは明らかである。したがって、本明細書において求められる保護は、添付の請求項に記述されたとおりである。さまざまな実施形態のそれらのおよびその他の態様が、以下の付番された項に示される。
１．
第１のセル内の第２のユーザからのコンテンツの要求に応答して、コンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションを受信する第１のセル内の第１のユーザの数を判定するステップと、
第１のユーザの数が第１の閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップとを含む方法。
２．
第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップが、第１のユーザの数が１を超えていると判定することに応じて第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップを含む、請求項１に記載の方法。
３．
第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップが、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションにダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるステップを含む、請求項１に記載の方法。
４．
第２のセッションにダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるステップが、少なくとも１つの第１の近隣のセルにおいて時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするために割り当てられたダウンリンクのリソース・ブロックに対応するダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるステップを含む、請求項３に記載の方法。
５．
リソース・ブロックの一部で時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするように少なくとも１つの第２の近隣のセルに命じるか、またはダウンリンクのリソース・ブロックの一部の間に少なくとも１つの第３の近隣のセルからのダウンリンク送信を回避するための容量のペナルティを判定するステップを含む、請求項３に記載の方法。
６．
コンテンツのユニキャスト送信を、セルに関連するエリア内のユーザへの時間を揃えられたコンテンツのマルチキャスト送信に変換することによる容量の節約を判定するステップを含む、請求項５に記載の方法。
７．
ブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップが、容量のペナルティが容量の節約よりも少ないと判定することに応じてブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るステップを含む、請求項６に記載の方法。
８．
ダウンリンクのリソース・ブロックの割り当てられた一部において時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするように前記少なくとも１つの第２の近隣のセルに命じるか、またはダウンリンクのリソース・ブロックの割り当てられた一部において送信を回避するように前記少なくとも１つの第３の近隣のセルに命じるステップを含む、請求項７に記載の方法。
９．
容量のペナルティが容量の節約よりも大きいと判定することに応じて第２のユーザをユニキャスト・セッションに割り振るステップを含む、請求項６に記載の方法。
１０．
第１のユーザの数が第１の閾値を超えていることに応じて第１のセルをマルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークに追加するステップを含む、請求項１に記載の方法。
１１．
第１のセル内の第１のユーザまたは第２のユーザのうちの少なくとも１人がマルチキャストの受信を終了するか、または異なるセルにハンドオフすることに応じて、第２のセッションに関連する第１のセル内の残りのユーザの数を判定するステップを含む、請求項１に記載の方法。
１２．
残りのユーザの数が第２の閾値よりも少ないことに応じて、少なくとも１人の残りのユーザをコンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションに割り振るステップを含む、請求項１１に記載の方法。
１３．
残りのユーザの数が第２の閾値よりも少ないことに応じて、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークから第１のセルを削除するステップを含む、請求項１２に記載の方法。
１４．
第１のセル内の第２のユーザからのコンテンツの要求に応答して、コンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションを受信する第１のセル内の第１のユーザの数を判定するように構成されたコントローラであって、第１のユーザの数が第１の閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るように構成されるコントローラを含む装置。
１５．
コントローラが、第１のユーザの数が１を超えていると判定することに応じて第２のセッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るように構成される、請求項１４に記載の装置。
１６．
コントローラが、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションにダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるように構成される、請求項１４に記載の装置。
１７．
コントローラが、少なくとも１つの第１の近隣のセルにおいて時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするために割り当てられたダウンリンクのリソース・ブロックに対応するダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるように構成される、請求項１６に記載の装置。
１８．
コントローラが、リソース・ブロックの一部で時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするように少なくとも１つの第２の近隣のセルに命じるための容量のペナルティを判定し、ダウンリンクのリソース・ブロックの一部の間に少なくとも１つの第３の近隣のセルからのダウンリンク送信を回避するように構成される、請求項１６に記載の装置。
１９．
コントローラが、コンテンツのユニキャスト送信を、時間を揃えられたコンテンツのマルチキャスト送信に変換することによる容量の節約を判定するように構成される、請求項１８に記載の装置。
２０．
コントローラが、容量のペナルティが容量の節約よりも少ないと判定することに応じてブロードキャスト／マルチキャスト・セッションに第１のユーザおよび第２のユーザを割り振るように構成される、請求項１９に記載の装置。
２１．
コントローラが、ダウンリンクのリソース・ブロックの割り当てられた一部において時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするように前記少なくとも１つの第２の近隣のセルに命じ、ダウンリンクのリソース・ブロックの割り当てられた一部において送信を回避するように前記少なくとも１つの第２のセルに命じるように構成される、請求項２０に記載の装置。
２２．
コントローラが、容量のペナルティが容量の節約よりも大きいと判定することに応じて第２のユーザをユニキャスト・セッションに割り振るように構成される、請求項１９に記載の装置。
２３．
コントローラが、第１のユーザの数が第１の閾値を超えていることに応じて第１のセルをマルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークに追加するように構成される、請求項１４に記載の装置。
２４．
コントローラが、第１のセル内の第１のユーザまたは第２のユーザのうちの少なくとも１人がマルチキャストの受信を終了することおよび異なるセルにハンドオフすることのうちの少なくとも一方に応じて、第２のセッションに関連する第１のセル内の残りのユーザの数を判定するように構成される、請求項１４に記載の装置。
２５．
コントローラが、残りのユーザの数が第２の閾値よりも少ないことに応じて、少なくとも１人の残りのユーザを時間を揃えられたコンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションに割り振るように構成される、請求項２４に記載の装置。
２６．
コントローラが、残りのユーザの数が第２の閾値よりも少ないことに応じて、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークから第１のセルを削除するように構成される、請求項２５に記載の装置。

Claims (11)

1. 第１のセル内の第２のユーザからのコンテンツの要求に応答して、前記コンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションを受信する前記第１のセル内の第１のユーザの数を判定するように構成されたコントローラであって、第１のユーザの前記数が第１の閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに前記第１のユーザおよび前記第２のユーザを割り振るように構成されるコントローラを含む装置。
2. 前記コントローラが、第１のユーザの前記数が１を超えていると判定することに応じて前記第２のセッションに前記第１のユーザおよび前記第２のユーザを割り振るように構成される、請求項１に記載の装置。
3. 前記コントローラが、前記時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための前記第２のセッションにダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるように構成される、請求項１に記載の装置。
4. 前記コントローラが、少なくとも１つの第１の近隣のセルにおいて前記時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするために割り当てられたダウンリンクのリソース・ブロックに対応するダウンリンクのリソース・ブロックの一部を割り当てるように構成される、請求項３に記載の装置。
5. 前記コントローラが、前記リソース・ブロックの前記一部で前記時間を揃えられたコンテンツをマルチキャストするように少なくとも１つの第２の近隣のセルに命じるための容量のペナルティを判定し、前記ダウンリンクのリソース・ブロックの前記一部の間に少なくとも１つの第３の近隣のセルからのダウンリンク送信を回避するように構成される、請求項３に記載の装置。
6. 前記コントローラが、前記コンテンツのユニキャスト送信を、前記時間を揃えられたコンテンツのマルチキャスト送信に変換することによる容量の節約を判定するように構成される、請求項５に記載の装置。
7. 前記コントローラが、第１のユーザの前記数が前記第１の閾値を超えていることに応じて前記第１のセルをマルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークに追加するように構成される、請求項１に記載の装置。
8. 前記コントローラが、前記第１のセル内の前記第１のユーザまたは前記第２のユーザのうちの少なくとも１人がマルチキャストの受信を終了することおよび異なるセルにハンドオフすることのうちの少なくとも一方に応じて、前記第２のセッションに関連する前記第１のセル内の残りのユーザの数を判定するように構成される、請求項１に記載の装置。
9. 前記コントローラが、残りのユーザの前記数が第２の閾値よりも少ないことに応じて、少なくとも１人の残りのユーザを前記時間を揃えられたコンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションに割り振るように構成される、請求項８に記載の装置。
10. 前記コントローラが、残りのユーザの前記数が前記第２の閾値よりも少ないことに応答して、マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワークから前記第１のセルを削除するように構成される、請求項９に記載の装置。
11. 第１のセル内の第２のユーザからのコンテンツの要求に応答して、前記コンテンツをユニキャストするための少なくとも１つの第１のセッションを受信する前記第１のセル内の第１のユーザの数を判定するステップと、
    第１のユーザの前記数が第１の閾値を超えていることに応じて、時間を揃えられたコンテンツをブロードキャストまたはマルチキャストするための第２のセッションに前記第１のユーザおよび前記第２のユーザを割り振るステップとを含む方法。

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