JP2015518862A5 - - Google Patents

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クルクミンを含有する改善された耇合䜓および組成物
本発明は、クルクミンのバむオアベむラビリティにおける、およびこれに関する改善、およびクルクミンのバむオアベむラビリティを改善する耇合䜓および組成物を䜜補する方法に関する。
クルクミンは、スパむスタヌメリック䞭に存圚する化合物である。クルクミンは、倚くの研究においお、抗酞化、抗炎症性、抗増殖性および抗血管圢成掻性などの薬理孊的効果を有するこずが瀺されおいる。そのようなものずしお、クルクミンは、癌、心疟患、糖尿病、クロヌン病および様々な神経性疟患などの疟患に察凊するための暙的に盞圓する。このため、過去から幎間にわたりクルクミンに察する意矩深い研究があった。
クルクミンの重芁な長所は、カレヌなどの食物䞭のスパむスずしお数䞖玀にわたり䜿甚されおいる倩然化合物であるがゆえに幅広く受け入れられおいるこずである。さらなる長所は、高甚量であっおも副䜜甚がほがないこずである。たた、これは、調達費甚が比范的䜎く、宀枩で良奜に保存される。
これらの長所にもかかわらず、ただ取り組むべき最重芁課題は、動物においおバむオアベむラビリティが䜎いずいうクルクミンの呚知の問題である。これは、溶解床に乏しく、ゆえに吞収性に乏しく、身䜓から排出されおよびたたは迅速に代謝されるこずを含む芁因の組み合わせのためであるず考えられる。
過去には、この䜎溶解性が少なくずもむンビトロ実隓においお克服されたが、これは、クルクミンの溶解性向䞊を促進するたたは などの担䜓を添加するこずによる。しかし、䞻になどの担䜓は、味を䞍快なものずし、補造費甚および工皋を付加し、クルクミンが消費者が奜む倩然産物であるずいう長所を損なうので、治療薬におけるこれらの担䜓の添加は適切な道理ではない。
クルクミンず油を組み合わせるこずによっお、クルクミンの党身系ぞの取り蟌みが改善され埗る。しかし、クルクミンは油ず結合しないので、混合埌に瞣濁液から脱萜する。クルクミンおよび油の混合物を激しく撹拌するこずにより、ごく䞀郚が可溶化されるため、僅かに改善した生成物が提䟛され埗る。しかし、クルクミンが時間経過ずずもに沈降するので保存可胜期間は限定される。クルクミンおよび油の混合物をいかに激しく混合するかにかかわらず、生成物を遠心するこずにより、クルクミンおよび油の殆どが効率的に分離される。
吞収安定性が乏しいずいう問題を克服し、クルクミンの有益な効果を最倧化しようず、過去数十幎にわたり倚くのアプロヌチが研究されおきた。これらには、リポ゜ヌム性たたはリン脂質構造、ナノ粒子および構造類䌌䜓の調補が含たれる。ら、−は、これらの様々なアプロヌチの優れた抂説を提䟛する。
䟋えば、は、怍物たたは合成起源の脂質を甚いたクルクミンずのリン脂質耇合䜓を蚘茉する。クルクミンず脂質ずのモル比が高い堎合、埗られる耇合䜓䞭でクルクミンが玄ずなった。しかし、埗られる生成物は、粘性のあるろう状物質であった。このため、カプセル化するのは実質的に䞍可胜ずなり、ゆえに、この生成物は殆ど確実に錠剀圢態で提䟛される。錠剀は、補造の芳点から耇合䜓の送達に適切な圢態であるものの、カプセル化は、特に油性の凊方物に察しおより魅力的な遞択肢であり埗る。カプセル化が容易に達成可胜であるのは、埗られる耇合䜓溶液の粘性が高すぎない堎合のみであるこずが倚い。
倚くの研究グルヌプが探玢しおいる異なる手段は、クルクミンをアゞュバントず合わせるこずである。ピペリン、ケルセチンたたはオメガ−ポリ䞍飜和脂肪酞、䟋えばドコサヘキサ゚ン酞およびたたぱむスコサペンタ゚ン酞 などのような化合物は、最近、クルクミンず組み合わせお䜿甚される堎合、盞乗的な治療効果を生じさせるこずが瀺されたが、正確な䜜甚機構はただ䞍明である。これらのアプロヌチはら、でも抂説されおいる。
クルクミンの盞乗䜜甚は、およびを含むポリ䞍飜和脂肪酞の比范的小さいサブセット玄に限定されるずも考えられおいるが、それは、これらの脂肪酞の炭玠鎖長が以䞊であるからである。これにより、身䜓がそれらを容易に吞収できるようになる。これは、の炭玠鎖長を有するリノヌル酞などの他の脂肪酞ず同等である。
䟋えば、ら、  は、倚数の乳癌现胞株の阻害におけるおよびクルクミンの盞乗䜜甚を蚘茉する。ここで、阻害されおいる乳癌现胞株のタむプに䟝存しお、ずクルクミンずの最適比がおよそからであったこずが報告された。
さらなる研究においお、ら、   −は、玄察クルクミンの比で、膵臓癌现胞の䞀圢態である−现胞におけるアポトヌシスに察しお最倧効果が瀺されたこずを報告した。
埓っお、クルクミンずアゞュバント、䟋えばなどずの最適比に察しお凊方者に指針を䞎える理論的な情報があるものの、所望される的確な治療効果に䟝存しお異なり埗る所望の比を保持し、同時にクルクミンの䞍安定性、䞍溶性および乏吞収性、ならびに奜たしい粘床の芁件など、組成物の他の芁因の呚蟺の問題にも察応しようずする組成物を凊方するこずは困難であり埗るこずが倚い。
䟋えば、ずクルクミンずの間の所望のモル比および濃床を達成しようずする詊みにおいお、これにより粘床がより高くなり埗、同様に補造に察しおカプセル化を遞択するこずが困難ずなり埗る。
埓っお、ある䞀定の長所にもかかわらず、クルクミンのバむオアベむラビリティおよび治療効果、クルクミンの負荷量向䞊胜、埗られる組成物の安定性ならびに奜郜合な剀圢で薬剀を補造する簡䟿性費甚に぀いお改善するこずが䟝然ずしお非垞に必芁ずされおいる。
本発明の目的は、前述の問題の以䞊に察凊するこず、たたは少なくずも公衆に有甚な遞択肢を提䟛するこずである。
本明现曞䞭で匕甚するあらゆる特蚱たたは特蚱出願を含め、参考文献は党お、参照により本明现曞によっお組み蟌たれる。䜕らかの参考文献が先行技術を構成するこずを受け入れるものではない。参考文献の論考はそれらの著者が䞻匵するこずを述べ、出願者は、匕甚する曞類の正確性および適切性に疑矩を唱える暩利を保有する。倚くの先行技術刊行物が本明现曞䞭に察しお参照されるものの、この参考文献をもっお、これらの曞類の䜕れかが、ニュヌゞヌランドにおける、たたは䜕らかの他の囜における圓技術分野での共通の䞀般的知識の䞀郚を圢成するこずにはならないこずが明らかに理解されよう。
本明现曞を通じお、「含む」ずいう語たたはその倉圢物、䟋えば「含む」たたは「含む」などは、述べられる芁玠、敎数もしくは段階たたは芁玠敎数もしくは段階の矀を含むこずを意味するものであり、あらゆる他の芁玠、敎数もしくは段階たたは芁玠、敎数もしくは段階の矀の排陀を意味するものではないこずを理解されたい。
本発明のさらなる態様および長所は、単なる䟋ずしお䞎えられる次の蚘茉から明らかになろう。
本発明の第䞀の態様によるず、リン脂質およびクルクミンを含む耇合䜓であっお、リン脂質が海産物油由来であるこずを特城ずする耇合䜓が提䟛される。
本発明のさらなる態様によるず、リン脂質およびクルクミンを含む耇合䜓であっお、リン脂質が海産物油およびレシチン由来であるこずを特城ずする耇合䜓が提䟛される。
本発明のさらなる態様によるず、リン脂質およびクルクミンを䌎う耇合䜓を含む組成物であっお、耇合䜓䞭のリン脂質が海産物油由来であるこずを特城ずする組成物が提䟛される。
本発明のさらなる態様によるず、実質的に本明现曞䞭の䞊蚘のような耇合䜓たたは組成物を調補する方法であっお、
溶媒䞭である量のクルクミンを溶解させるこずによっお第䞀の溶液を生成させ
海産物油由来のある量のリン脂質ず第䞀の溶液を混合するこずによっおさらなる溶液を生成させ
耇合䜓を生成させるために、そのさらなる溶液を凊理し
溶媒から耇合䜓を分離する、
段階を含む、方法を提䟛する。
本発明のさらなる態様によるず、実質的に本明现曞䞭の䞊蚘のような組成物を甚いた凊眮の方法が提䟛され、その組成物は、次の状態のうち぀に察しお、凊眮もしくは予防を行うために、たたは少なくずも補完凊眮たたは予防を提䟛するために䜿甚される
・癌、
・心疟患、
・糖尿病、
・クロヌン病および
・様々な神経性疟患。
本発明は、驚くべきこずに、および有利に、リン脂質含量が高く、およびなどのポリ䞍飜和脂肪酞に倩然に富む海産物油由来のリン脂質の巧劙な䜿甚の恩恵を受ける。簡朔には、本発明は、
−海産物油由来のリン脂質を甚いお安定な耇合䜓の圢成を可胜にし、安定な耇合䜓を圢成させるこずによっお成分の分離を阻止し埓っお、本発明はクルクミンの効果的な吞収を確実にする。、
−高レベルのリン脂質および、同様に高レベルのポリ䞍飜和脂肪酞、䟋えばおよびなどを提䟛する海産物油リン脂質の尟郚においおのように本質的に存圚する。。これは、脂肪酞レベルを向䞊させ、埓っおクルクミンず脂肪酞ずの所望のモル比の達成を促し、同様にこれは、これらの脂肪酞ずクルクミンずの間で芋られる盞乗的効果を提䟛するために有益である。
この明现曞を通じお、海産物油ずいう甚語は、魚類および甲殻類などの海産生物由来の䜕らかの油を意味するず解釈すべきであり、この油は、ポリ䞍飜和脂肪酞の少なくずも぀のタむプを含有するリン脂質単数たたは耇数を含む。
このような海産物油のいく぀かの具䜓䟋ずしおは、むガむ油、オキアミ油、サヌモン油、むカ油などが挙げられる。海産物油の別の䟋は、魚卵、繰り返しになるがおそらく魚類たたは甲殻類由来の油であり埗る。
䞊蚘で䟋瀺されたこれらなどの海産物油は、有益に、比范的高いリン脂質含量を有する。埓っお、これらは、有益に、䞋蚘でさらに論じるように、クルクミンずリン脂質および脂肪酞ずの奜たしいモル比の達成を促すために本発明に察しお䜿甚され埗る。䞊蚘で䟋瀺されるものなどの海産物油を甚いるこずによっお、本耇合䜓はたた、有益に、海産物油由来の脂質䞭に存圚するクルクミンずずもにたたはなどのオメガ−脂肪酞によっおもたらされる盞乗的治療効果も提䟛する。
圓然のこずながら、最初に䟋えばアセトン沈殿により海産物油からリン脂質を抜出し、次いで続いおクルクミンに添加しお海産物油の残存成分を差し匕く。、耇合䜓を圢成させるこずが可胜である。このような堎合においお、リン脂質の沈殿埌、ろう状の物質が生じ埗、次にこれを垌釈剀で薄め埗、その埌クルクミンず耇合䜓化させる。
奜たしくは、本組成物は海産物油を含む。これは、海産物油の成分の倚くがクルクミンの治療有効性たたは安定性を改善し埗る可胜性があるので、奜たしい遞択肢である。䟋えば、むガむ油は、玄皮類の様々なタむプの脂肪酞を有する。
脂肪酞およびたたはずクルクミンずの間のこの盞乗䜜甚が非垞に長い間知られおいるにもかかわらず、産業界では、クルクミンを海産物油起源のリン脂質ず実際に耇合䜓化するずいう本発明に至った者はいなかった。今たで、研究者らが明らかにしたのはオメガをクルクミンず組み合わせるこずのみであり、しかし、このような成分に富むリン脂質ずクルクミンを実際に耇合䜓化させ、それによっお単䞀成分で぀の有益な効果を達成するこずすなわち、脂肪酞の間の盞乗䜜甚およびたたリン脂質ずの耇合䜓圢成から利益を埗るこずは考えおいなかった。
䞀方で、研究者らは、最初に、クルクミンを耇合䜓化するためにダむズレシチン油などの怍物油を䜿甚するこずを怜蚎した。ダむズリン脂質は、ヒトにおいお非垞によく吞収されるこずが知られおおり、高投䞎量でもむンビボで動物においお慢性効果が党く瀺されないので、このクルクミン耇合䜓化の芁ずなるものであったず考えられる。たた、それは、ダむズ油に存圚するリノヌル酞のような豊富な量のポリ䞍飜和脂肪酞によっお、心疟患のような疟患のリスクを䜎䞋させるための魅力的な遞択肢ずなった。けれども、倧きな欠点は、怍物油䞭のリノヌル酞酞のような短鎖の脂肪酞およびクルクミンずの盞乗䜜甚が報告されおいないこずである。
本明现曞を通じお、リン脂質ずいう甚語は、疎氎性の尟郚および芪氎性の頭郚を含む䜕らかのタむプの脂質を意味するず解釈すべきである。本発明の文脈においお、リン脂質は、クルクミンを保護するため、ミセル耇合䜓を圢成させるために䜿甚される。
奜たしくは、海産物油は、を超えるリン脂質を含有する。サヌモン油、むガむ油、オキアミ油およびむカ油などの海産物油は党お、リン脂質含量がを䞊回るこずが知られおいる。リン脂質レベルが高いある特に奜たしい海産物油は、玄リン脂質レベルであるむガむ油である。
最も奜たしくは、海産物油は、およそのリン脂質を含有する。
より奜たしくは、リン脂質は、ホスファチゞルコリン、ホスファチゞン酞、ホスファチゞル゚タノヌルアミン、ホスファチゞルセリン、ホスファチゞルむノシトヌル、ホスファチゞルむノシトヌルリン酞、ホスファチゞルむノシトヌルリン酞およびホスファチゞルむノシトヌルリン酞からなる矀から遞択される。
最も奜たしくは、本耇合䜓䞭のリン脂質の少なくずも䞀郚はホスファチゞルコリンである。これは、が䞀般に䜿甚されるリン脂質であり、産業界でよく理解されおいるからである。しかし、朜圚的にリン脂質の䜕れか぀たたは組み合わせを本発明ずずもに䜿甚し埗る。
繰り返しになるが、およびの䞡方を有する海産物油の良奜な䟋ずしおは、むガむ油、オキアミ油およびサヌモン油が挙げられる。
あるいは、リン脂質は、幅広いクラスのホスホスフィンゎ脂質から遞択される。
この代替的な実斜圢態においお、リン脂質は、セラミドホスホリルコリンたたはセラミドホスホリル゚タノヌルアミンそれぞれ、スフィンゎミ゚リン、たたは−およびセラミドホスホリリピッドからなる矀から遞択される。
本明现曞を通じお、クルクミンずいう甚語は、䜕らかのクルクミノむドを意味するものず解釈すべきである。クルクミノむドは、単玔に、䞋蚘の構造で瀺されるようなクルクミンであり埗るか、たたは化合物の安定性たたは他の薬物動態孊的特性を改善する様々な化孊基を有するクルクミンの誘導䜓であり埗る。
Figure 2015518862
クルクミンは、タヌメリックなどの倩然源から単離され埗るか、たたは䞀連の技術を通じお合成により調補され埗る。
最も奜たしくは、デメトキシクルクミンが䜿甚される。ら、 −においお、リン脂質凊方物が、クルクミンの堎合よりもデメトキシル化クルクミノむドの吞収を顕著に向䞊させたこずが瀺され、埓っお、本発明での䜿甚に特に適甚可胜である。䞀般に䜿甚されるさらなる代替的クルクミンは、ビスデメトキシクルクミンである。
しかし、珟圚公知であるにせよたたは将来開発されるにせよ、クルクミンのあらゆる他の圢態を本発明の範囲から逞脱するこずなく本発明の䞀郚ずしお䜿甚し埗る。
奜たしくは、本耇合䜓はを䞊回るクルクミンを含む。
奜たしくは、本耇合䜓は、からの間のクルクミンを含む。
既に論じたように、より高い濃床および負荷量のクルクミンは、身䜓ぞのクルクミンの吞収を向䞊させるずいう最終目的を改善するための぀のストラテゞヌである。
より奜たしくは、本耇合䜓は、およそからの間のクルクミンを含む。本発明の耇合䜓内で超にクルクミンレベルを向䞊させるこずが確かに可胜である。これは、本明现曞䞭でさらに論じる。
本耇合䜓䞭のモル比の奜たしい䟋
最も奜たしくは、本耇合䜓䞭のクルクミンずポリ䞍飜和脂肪酞ずのモル比は、玄からの範囲である。
最も奜たしくは、本耇合䜓䞭のクルクミンずポリ䞍飜和脂肪酞ずのモル比は、玄からの範囲である。
およびを参照しお既に論じたように、実隓が行われた癌现胞株に察しお最も有効な盞乗䜜甚をもたらす最も奜たしいモル比が玄察察クルクミンであったこずを瀺す報告がある。しかし、を䞊回るより高い比およびたたはなどの他の脂肪酞察クルクミンも盞乗䜜甚を瀺すこずが明らかであるが、それほどではない。特定の治療甚途䟋えば暙的ずしようずする癌现胞のタむプに䟝存しお、盞乗䜜甚を増匷するモル比が倉動し埗る可胜性は十分にある。
最も奜たしくは、クルクミンず海産物油由来のリン脂質ずの比は、およそからの間である。
このような奜たしい比は、発明者により行われた詊行䟋で効果的に䜜甚するこずが分かっおおり、クルクミンずリン脂質ずの適切な耇合䜓化をもたらすこずがよく瀺されおいるので有益である。䟋えば、は、クルクミンずリン脂質ずの比がずいう高いものである堎合、安定な耇合䜓においお最倧のクルクミンが達成され埗るこずを実斜䟋で瀺すこずを提䟛する。明らかに、リン脂質の量をこの比で増加させる堎合、安定な耇合䜓を達成し埗る。
クルクミンずリン脂質ずのの比がいかに特に奜たしいかの䟋を䞋蚘で提䟛する。
むガむ油は、およそリン脂質を有し、玄およびも含有し、党郚で玄からのポリ䞍飜和脂肪酞であり、その倧郚分がリン脂質に結合する。埓っお、のクルクミンをおよそのむガむ油に添加するこずであった堎合、埗られる耇合䜓においおおよそクルクミン察リン脂質の比が達成され埗、その耇合䜓䞭で玄たたはクルクミンを提䟛し埗る。
研究から、むンビトロでの詊行により瀺唆される身䜓におけるクルクミンの治療効果は僅か玄Όクルクミンであるこずが瀺される。埓っお、この組成物は、倧幅に過剰なクルクミンを提䟛し埗、たたこの倧郚分が、すでに論じられるずおりむンビボで吞収され埗ない。これは、発明者らにより行われた研究に基づき、添加されるクルクミンの近くがリン脂質ず耇合䜓化可胜であるこずを想定する。
同様に、この䟋は、玄の脂肪酞すなわちおよびを合わせたものずクルクミンのモル比を提䟛する。ずクルクミンずの具䜓的なモル比は、玄であり、ずクルクミンの堎合はである。䞊述のずおり、これは、盞乗的効果をもたらすこずが瀺される、ずクルクミンずの、䟋瀺される奜たしいモル比内である。しかし、䟋えば、最も有効な盞乗効果を有するこずが瀺される、玄 察クルクミンぞずこれらのモル比を向䞊させるこずも䟝然ずしお奜たしい。
䟋えば、この最も奜たしいモル比は、単玔に、耇合䜓䞭のクルクミンの量を玄に増量するすなわちに察する比をに近付ける。こずによっお達成され埗る。これは、安定な耇合䜓を達成するのに必芁ずされるむガむ油により提䟛されるクルクミンずリン脂質ずの奜たしい比内で「動く䜙地」があるので達成可胜である。しかし、このように行うこずにおいお、本組成物は、むガむ油由来のリン脂質䞭の脂肪酞量が倚いために非垞に粘性たたはろう状になり埗る。これは油性の液䜓ずずもにカプセル圢態で提䟛するこずが困難であり埗るが、より高い粘性ゆえに、なお、これを錠剀圢態で提䟛し埗る。
レシチンを含む耇合䜓の奜たしい実斜圢態
クルクミンず脂肪酞ずの所望のモル比の達成およびたたは維持を促し、たた脂肪酞により匕き起こされ埗る粘性䞊昇に䌎う問題の回避を促すために、発明者らは、特に奜たしく独創的な構想に到達した。これは、耇合䜓およびたたは本発明の耇合䜓を含有する粘性が䜎い油性液䜓のカプセル化に察しお特に奜たしい構想である。
奜たしくは、本耇合䜓は、ある量のレシチンを含む。
本明现曞を通じお、レシチンずいう甚語は、リン酞、コリン、脂肪酞、グリセロヌル、糖脂質およびたたはトリグリセリドなどの他の成分ず䞀緒にリン脂質を含む動物たたは怍物組織由来の物質の䜕らかの混合物を意味するものず解釈すべきである。レシチンずいう甚語は、同様に、本明现曞を通じお、それが本発明の海産物油ずは異なる物質であり、リン脂質源を提䟛するがおよびなどのオメガ−脂肪酞を欠いおいるものであるずいうこずが理解されるべきである。
このような実斜圢態においお、圓然のこずながら、リン脂質の党䜓量は同じたたであり埗䟋えば奜たしくはからの間のクルクミン察リン脂質、䞀方でレシチンは、クルクミンに察するこの奜たしい比に぀いおリン脂質の䞀郚を提䟛しおいる。
発明者らは、レシチンを組み蟌んだ際にクルクミンずリン脂質ずのモル比が過床に倉化しないので、リン脂質およびクルクミンずの本耇合䜓の安定性が劚げられなかったこずを芋出した。
同様に、レシチンからおよび海産物油リン脂質からのリン脂質により維持される耇合䜓および組成物䞭でクルクミンの量を増量させ埗る。
結果ずしお、耇合䜓䞭で脂肪酞量が増量されないので、耇合䜓内でクルクミンず脂肪酞海産物油リン脂質由来ずのモル比を向䞊させるこずができるようになる。これにより、凊方者がクルクミンず脂肪酞ずのモル比を向䞊させるこずができるようになるだけでなく、脂肪酞に起因する粘床の奜たしくない䞊昇も回避される。
埓っお、レシチンを含むこずによっお、巧みに、さらなるオメガ脂肪酞の添加ずいう欠点すなわち粘床䞊昇なく、耇合䜓の安定性およびクルクミンの保護のための欠くこずのできないリン脂質源が䟝然ずしお提䟛される。ゆえに、レシチン添加によっお、耇合䜓およびたたは組成物の粘性に過床に圱響を䞎えるこずなく、クルクミンず脂肪酞ずのモル比を所望のレベルたで有利に向䞊させるこずができるようになる。
奜たしくは、本組成物䞭のレシチンず海産物油ずの比はからの間である。最も奜たしくは、本組成物䞭のレシチンず海産物油ずの比はおよそである。
奜たしい実斜圢態においお、レシチンは怍物レシチン油である。䟋えば、怍物レシチン油は、発明者らが、本発明に特に適甚できるず考える、ダむズレシチン油たたはヒマワリレシチン油であり埗る。これは、ヒマワリレシチン油およびダむズレシチン油の䞡方が、脳機胜に察する健康補助食品ずしおコリンを提䟛するからである。
しかし、他のレシチン源も本発明の範囲内である。
発明者らは、粘性が䞍利におよび䞍必芁に䞊昇するこずを回避するために、レシチンが、粉末圢態ずは別物である、液䜓圢態で最良に提䟛されるこずを予芋する。
奜たしくは、本組成物は垌釈剀を含む。
発明者らは、で明らかにされるように、海産物油およびレシチンにより提䟛されるリン脂質の量が、クルクミン濃床が最倧、朜圚的にはより高いものである、安定な耇合䜓を維持するのに十分であるこずを予芋する。たた、玄を䞊回る、これらのより高いクルクミン濃床では、海産物油リン脂質の䞀郚の代わりに本組成物にレシチンが添加されおも、本耇合䜓の粘性がカプセル化にずっお実際的であるものを超えお䞊昇し埗る。
奜たしくは、本組成物は垌釈剀を含む。これは、カプセル化に実際的なレベルに粘床を維持しながら、およびクルクミンず脂肪酞ずの所望のモル比も有利に達成しながら、本耇合䜓䞭のクルクミン濃床をで論じられる濃床ぞずより容易に䞊昇させ埗るため、レシチン添加よりも特に奜郜合な特性である。この巧劙なアプロヌチは、クルクミンずリン脂質ずの比をを䞊回るずころに抌し䞊げるこずができるゆえに、リン脂質量がむガむ油たたはレシチンの䜕れかにより容易に提䟛され埗るずいう、知識および発明者により行われた予備的な詊隓に䟝存する。埓っお、ある量のレシチン䟋えば郚のレシチンを垌釈剀で眮き換えるこずによっお、本組成物の党䜓的な粘性を䜎䞋させ埗るが、本耇合䜓は䟝然ずしお安定なたたであり埗る。
䟋えば、垌釈剀レシチンむガむ油のおおよその比が発明者により予枬される。しかし、圓然のこずながら、凊方者が耇合䜓䞭でクルクミンを安定に維持する限り、垌釈剀ずレシチンおよびむガむ油ずの代替的な比たたは量を䜿甚し埗る。これは、単玔な詊行を通じお刀定するこずが容易であり、埓っお本発明の範囲を超えるものずみなされるべきものではない。
奜たしくは、垌釈剀はオレむン酞である。オレむン酞などの垌釈剀の長所は、それが、本組成物の残䜙ずしお同じ油性ベヌスを提䟛するが、有利にリン脂質を欠き、埓っお他の成分に察しお粘性が䜎くなるこずである。圓然ではあるが、他のタむプの垌釈剀が可胜であり埗るが、発明者らは、オメガに富むものは心疟患ず関連付けられおいるため、オメガに富むものを含たないものを奜む。
奜たしくは、本組成物の粘床は、℃で、䞊でで枬定しおを䞋回る。
奜たしくは、本組成物にさらなる成分が組み蟌たれ埗る。これらの成分は、耇合䜓に必ずしも結合する必芁はないが、安定性の向䞊を促し埗るか、たたは䟋えば本組成物の治療効果を向䞊させるためにアゞュバントずしお添加され埗る。
奜たしくは、本組成物は、オメガ脂肪酞のさらなる䟛絊源を含む。䟋えば、本組成物に個別にを添加し埗る。癌の凊眮たたは予防に察する様々な科孊研究においお、はクルクミンずずもに盞乗的に䜜甚するこずが瀺されおいる。この盞乗䜜甚がクルクミンの他の治療甚途に察しおも明らかになる可胜性がある。
奜たしくは、本組成物はケルセチンを含む。
奜たしくは、本組成物はピペリンを含む。
ケルセチンおよびピペリンは䞡者ずも、クルクミンに察するアゞュバントであるこず、䟋えば治療効果改善のためにクルクミンの吞収たたは効力を向䞊させるこずが知られおいる。
奜たしくは、アゞュバントの䞀郚たたは党おがリン脂質ずずもに同時に耇合䜓化される。䞋蚘で論じるように、ケルセチンおよびピペリンは、奜たしくは、溶媒䞭での溶解前に、および海産物油由来のリン脂質およびいく぀かの実斜圢態においお奜たしくはレシチン垌釈剀の添加前に、クルクミンず䞀緒に添加される。このようにしお、ケルセチンは、クルクミンず同様にしおリン脂質ず耇合䜓化できるず考えられる。
補造方法
本発明のさらなる態様によるず、実質的に本明现曞䞭の䞊蚘のような組成物を調補する方法が提䟛され、本方法は、
第䞀の溶液を生成させるために、溶媒䞭である量のクルクミンを溶解させ
第二の溶液を生成させるために、海産物油由来のある量のリン脂質ず第䞀の溶液を混合し
耇合䜓を生成させるために、第二の溶液を凊理し
溶媒から耇合䜓を分離する、
段階を含む。
本発明で䜿甚される溶媒は、䜿甚されるクルクミンのタむプたたは量、および組成物たたは耇合䜓に察しお意図されるリン脂質およびたたは他の成分のタむプたたは量に䟝存しお倉動し埗る。埓っお、溶媒の正確な組成は、限定するものずみなすべきものではない。
第䞀の構成成分が倩然の怍物たたは動物に基づく抜出物である奜たしい実斜圢態は、次のリストからの以䞊の溶媒を利甚し埗るが、しかし、圓然のこずずしお、このリストは網矅的なものではなく、埓っお、限定するものずみなすべきものではない。
・ヘキサン
・ベンれン
・トル゚ン
・ゞ゚チル゚ヌテル
・クロロホルム
・酢酞
・ブタノヌル
・む゜プロパノヌル
・プロパノヌル
・゚タノヌル
・メタノヌル
・ギ酞
・ゞメチルスルホキシド
・アセトン。
奜たしくは、溶媒はプロトン性溶媒である。この明现曞を通じお、プロトン性溶媒ずいう甚語は、酞玠に結合しおいるすなわちヒドロキシル基かたたは窒玠に結合しおいるすなわちアミン基氎玠原子を有する䜕らかの溶媒を意味するものず解釈すべきである。䞊蚘リストから、プロトン性溶媒ずしおは、酢酞、ブタノヌル、む゜プロパノヌル、゚タノヌル、メタノヌルおよびギ酞が挙げられる。
最も奜たしくは、溶媒ぱタノヌルである。
奜たしくは、段階は、およそから郚䜓積の溶媒を玄郚のクルクミンに混合するこずを含む。
この比によっお、クルクミンが適切に溶解し、混合過皋䞭の沈殿を阻止するこずを確実にするこずを促す。この過皋は、より高枩で溶解段階を行うこずによっおも促進され埗る。
゚タノヌルなどの溶媒は、食品グレヌドの品質の゚タノヌルがこれなどの凊理技術のために垂販されおいるので有利であり埗る。
倚くの方法を通じお、耇合䜓を生成させるために、第二の溶液を凊理する段階を達成し埗る。リン脂質および薬物たたは化合物、䟋えばで実蚌されおいるものなどを甚いお、ミセル耇合䜓を生成させるための倚くの公知の技術がある。たた耇合䜓の生成なしでは、クルクミンおよびリン脂質は䞍安定であり、急速に分離する。これは、保存可胜期間の安定性に察する問題であるだけでなく、背景技術で述べられるように、これによっおクルクミンのバむオアベむラビリティも䜎䞋する。吞収を改善するために、耇合䜓を圢成するこずを含む技術によっお、身䜓での吞収改善のためにクルクミンのリン脂質ぞの結合の維持を促す。
奜たしくは、段階は、蒞発による分離を含む。
奜たしくは、段階は、溶媒の沞点よりも高いが、第二の溶液の残りの成分の沞点よりも䜎い枩床たで第二の溶液の枩床を䞊昇させるために第二の溶液を加熱するこずを含む。
奜たしくは、段階は、圧力容噚䞭で第二の溶液を加熱するこずを含む。
最も奜たしくは、倧気圧を䞋回る気圧で第二の溶液を加熱する。これにより、溶媒および流䜓の沞点が䜎䞋し、より䜎い枩床で効率的に蒞発が起こるようになる。
いく぀かの実斜圢態においお、宀枩で溶媒の蒞発を促進するために、圧力容噚䞭の圧力を十分に䜎䞋させ埗、それにより加熱の必芁性がなくなる。
いく぀かの実斜圢態においお、溶媒および流䜓の沞点を䞊昇させるために、圧力容噚䞭の圧力を䞊昇させ埗、それにより、溶媒を蒞発させるために加熱レベルを䞊げるこずが必芁ずなる。
段階から段階が、䟋えば分間の還流時間を含むこずもたた有益である。還流は、溶媒䞭でクルクミンを溶解する過皋䞭および続いおリン脂質を溶液に添加した埌に起こり埗る。これらの段階䞭、゚タノヌルは「沞隰しお陀去される」が、䞀方で圧力容噚䞭には䟝然ずしお含有され、蒞発した゚タノヌルが、この間䞭、埪環方匏で再び溶液に戻るようになる。この還流は耇合䜓の圢成に有甚である。
補造方法の特に奜たしい実斜圢態においお、本方法は、
第䞀の溶液を生成させるために、゚タノヌル䞭である量のクルクミンを溶解させ
第二の溶液を生成させるために、リン脂質を含有するある量の海産物油ず第䞀の溶液を混合し
リン脂質ずクルクミンずの間の耇合䜓を埗るために、第二の溶液から゚タノヌルを沞隰陀去する、
段階を含む。
いく぀かの実斜圢態においお、クルクミン、゚タノヌルおよび、海産物油由来のリン脂質を䞀緒に合わせ、この第二の溶液を圢成させるために混合するこずによっお、段階およびを同時に行う。
さらなる奜たしい実斜圢態ずしお、段階は、ある量のレシチンを第䞀の溶液に添加するこずを含む。この実斜圢態においお、レシチンず海産物油ずの最も奜たしい比はおよそである。
さらなる奜たしい実斜圢態ずしお、段階は、ある量の垌釈剀を第䞀の溶液に添加するこずを含む。圓然ではあるが、レシチンおよびたたは垌釈剀の添加は、異なる段階で添加され埗、本発明の結果ぞの顕著な圱響はない。
いく぀かの奜たしい実斜圢態においお、沞隰させる段階を倧気圧以䞊で行い埗、それによっお、゚タノヌルの沞点を䞊回るためにさらなる溶液が加熱される。
奜たしい実斜圢態においお、蒞発噚を通じお、沞隰陀去される゚タノヌルを集め、回収する。
いく぀かの奜たしい実斜圢態においお、さらなる溶液を含有する容噚䞭の圧力を䜎䞋させるこずによっお沞隰させる段階を行い埗、圧力䜎䞋によっお゚タノヌルの有効沞点が䜎䞋する。
真空にするこずによっお蒞発の枩床を䜎䞋させるこずは、油が倉敗する機䌚を枛少させるので有利である。油は、熱、光および酞玠ぞの曝露に感受性がある。真空の䜿甚によっお、油の倉性に察する熱のおよび酞玠の寄䞎の䞡方が枛少する。
奜たしくは、段階は、から時間にわたりから℃前埌でスロヌ真空 を適甚し、次いで党゚タノヌルが沞隰陀去されるたで完党真空にするこずを含む。
いく぀かの実斜圢態においお、゚タノヌルを蒞発させお陀去するために、圧力䜎䞋およびさらなる溶液の加熱の組み合わせを利甚し埗る。
真空にするこずにより蒞発枩床を䜎䞋させるこずは、油が倉敗する機䌚を枛少させるので有利である。油は、熱、光および酞玠ぞの曝露に感受性がある。真空の䜿甚によっお、油の倉性に察する熱のおよび酞玠の寄䞎の䞡方が枛少する。
いく぀かの実斜圢態においお、圧力を䞊昇させ埗、それにより゚タノヌルの沞点が䞊昇し、それにより゚タノヌルを蒞発させるために加熱床を高くするこずが必芁になる。
圓然のこずながら、さらなる溶液が含有される圧力容噚内の圧力を増枛するこずによっお蒞発速床を調節し埗る。
奜たしい実斜圢態においお、圧力容噚䞭の真空圧力はからの範囲である。
本発明の長所
−海産物油リン脂質ずクルクミンを耇合䜓化するこずによっお、クルクミンが耇合䜓により保護されるのでバむオアベむラビリティが改善される。
−リン脂質ず耇合䜓化するこずによっお、油ず組み合わせおクルクミンが単玔に添加される耇合䜓化しない堎合に芋られる分離を防ぐ。
−海産物油からリン脂質を埗るこずによっお、耇合䜓䞭のクルクミンず脂質ずの奜たしいモル比を達成できるようになる。
−海産物油由来リン脂質を甚いるこずによっお、クルクミンずのオメガ脂肪酞の間で芋られる盞乗的効果が有益に維持される。オメガ脂肪酞は海産物油リン脂質䞭に存圚する。
−治療組成物䞭で䜿甚される海産物油が広く䞀般から受容され、信頌性が良奜である。
−海産物油由来リン脂質の䞀郚の代わりにレシチンを添加するこずによっお、有益に、海産物油由来リン脂質の脂肪酞に起因する、察応する粘性䞊昇なく、クルクミンず脂肪酞ずのモル比を特定の奜たしい比䟋えば、 察クルクミンに䞊昇させるこずができるようになる。これは、耇合䜓䞭のクルクミン濃床を玄より䞊に䞊昇させるために特に有益であり埗、カプセルに凊方するこずが䟝然ずしお可胜である。
−海産物油およびたたはレシチンの䜕れかの䞀郚の代わりにさらなる垌釈剀を添加するこずは、凊方者がを䞊回りレシチン濃床をさらに䞊昇させ、たたカプセル化法に察しお䜿甚可胜な粘性を䟝然ずしお維持するこずに圹立ち埗る。
−本発明はたた、玄クルクミンたで濃床を向䞊させるこずによっお、安定な耇合䜓の提䟛およびクルクミンず脂肪酞ずのより高いモル比ももたらす。しかし、このような実斜圢態においお、最も奜たしい遞択肢は、組成物の粘性がより高いため、錠剀化するこずである。
本発明のさらなる態様は、単に䟋ずしお䞎える次の蚘茉から、および添付の図面を参照しお、明らかになる。
図は、本発明による組成物を調補するある奜たしい方法の流れ図である。 図は、本発明による組成物を調補するある奜たしい方法のさらなるより詳现な流れ図である。
図は、本発明による特に奜たしい組成物を䜜補する党䜓的な段階を説明する流れ図である。図のボックスは、様々な成分、䟋えばクルクミン、゚タノヌル、海産物油およびレシチンなどを合わせる段階を瀺す。圓然のこずながら、本発明の範囲から逞脱するこずなく䜕らかの順序で組み合わせるこずを行い埗る。
図のボックスは、様々な成分を均䞀に分垃させるためにさらなる溶液が混合される混合段階を瀺す。圓然のこずながら、この段階は、ボックスの合わせる段階およびたたは段階の還流蒞発ず組み合わせられ埗る。均䞀な混合を確実にするために還流蒞発段階の前に䞀定時間にわたり混合段階を行い埗る。
図のボックスは還流蒞発段階を瀺す。次のものを含む倚くの方法で還流蒞発を達成し埗る
・溶媒が蒞発しお陀去されるたで、混合したさらなる溶液を呚囲圧力で沞隰させるこず
・混合したさらなる溶液を、高枩、呚囲圧力を䞊回る圧力で沞隰させるこず
・混合したさらなる溶液を、䜎枩、呚囲圧力を䞋回る圧力で沞隰させるこず。
圓然のこずながら、さらなる溶液の沞隰は、さらなる流䜓䞭に含有される以䞊の流䜓の沞隰を含み埗る。䟋えば、このような枩床圧力を溶媒のみが沞隰陀去されるように調節し埗るので、溶媒の沞点は、さらなる流䜓䞭の他の流䜓よりも実質的に䜎いものであり埗る。
蒞発速床を調節するために、手動でたたは調節系によるかの䜕れかで蒞発段階を調節し埗る。
図は、䞊蚘方法のより詳现な流れ図を瀺す。
䞀般的には、䜿甚しようずするクルクミンは最初に粉末である。粉末を溶媒䞭で溶解し埗、埗られた溶液を少なくずも以䞊のさらなる化合物に添加し埗る。以䞊のさらなる化合物が粉末化化合物を含む堎合、他の化合物ず合わせる前に溶媒䞭でこれらも溶解させ埗る。粘性のある流䜓をより滑らかにするため、溶媒を特に粘性のある流䜓ずも合わせ埗る。
いく぀かの実斜圢態においお、少なくずも第䞀の構成芁玠ず少なくずも぀のさらなる構成芁玠のうち少なくずも぀ずの間の結合床を確認するために、還流蒞発段階䞭に流䜓の詊料を採取し、詊料を遠心するこずを含む、さらなる段階が含たれ埗る。圓然のこずながら、結合が起こらなかった堎合、遠心の結果、圢成する第䞀の構成芁玠の沈殿が起こる。匷い結合が起こった堎合は、遠心䞭に沈殿はほが圢成されない。
実斜䟋
次の実斜䟋を参照するこずによっお本発明をさらに蚘茉する。しかしこれらの実斜䟋は、限定するものず解釈しおはならない。
実斜䟋補造方法
この実斜䟋においお、添加される各成分の量は、実斜䟋で説明されるように「重量による」量に基づく。
段階真空タンクにおいお、から郚の゚タノヌルをある量のクルクミン、ケルセチンおよびピペリンず混合する。
段階混合は、党成分が溶解されるたで、還流䞋で、およそから℃の枩床で行う。
段階ある量のむガむ油およびレシチンを最初に䞀緒に予混合し、次いで段階により生成される溶液に添加する。
段階還流分埌、スロヌ真空 䞋で、から℃前埌でから時間、次いで党゚タノヌルが沞隰陀去され、蒞発噚䞭で回収されるたで完党真空䞋で、段階からの混合物をさらに混合するが、クルクミンは耇合䜓ずしおリン脂質に結合したたたずなる。
実斜䟋−本発明の代衚的な組成
Figure 2015518862
実斜䟋
安定性におけるクルクミン−リン脂質耇合䜓を圢成するこずの有効性を説明するために、次の実隓を行った。
ブレンダヌを甚いお重量クルクミン粉末をのむガむ油ず盎接混合するこずによっお、察照組成物を䜜補した。ブレンダヌ䞭で混合物を分間激しく混合した。
次に、実斜䟋補造方法および実斜䟋実斜䟋組成物で抂説する方法に埓い、および本発明に埓い、比范実隓組成物クルクミンを䜜補した。
察照および実隓組成物の䞡方を 遠心機に入れ、に時間、䟛した。察照混合物のそれぞれに぀いお、埗られた沈殿物の重量を枬定した。
この結果から、察照組成物が可溶性クルクミンずしお僅か重量を有したこずが瀺された。これは、からの間のクルクミンの可溶化の既知の比ず盞関する。逆に、実隓組成物は沈殿物を党く生じさせず、このこずから、クルクミン党おがむガむ油たたはレシチン由来の䜕れかのリン脂質に結合しおいたこずが瀺される。
実斜䟋
発明者らは、海産物油およびレシチンの䞡方を有する組成物ず、海産物油のみを有する組成物を比范した。クルクミンの濃床は䞡組成物に察しおに維持された。レシチンを有する組成物においお耇合䜓の安定性には圱響がなかったこずが分かった。これは、クルクミン負荷量を超に増量した堎合でも、レシチン含有組成物に察しお、奜郜合なカプセル化技術が䟝然ずしお達成され埗るこずを意味した。
本発明の態様は単なる䟋ずしお蚘茉されるものであり、圓然のこずながら、本発明の範囲から逞脱するこずなく、それに察しお改倉および付加がなされ埗る。

Claims (12)

  1. リン脂質およびクルクミンを含む耇合䜓であっお、前蚘リン脂質の䞀郚たたは党おが海産リン脂質であるこずを特城ずする、耇合䜓。
  2. 前蚘リン脂質がおよびたたはを含む、請求項に蚘茉の耇合䜓。
  3. 前蚘耇合䜓䞭の前蚘リン脂質の少なくずも䞀郚がホスファチゞルコリンを含む、請求項からの䜕れか項に蚘茉の耇合䜓。
  4. 耇合䜓䞭のリン脂質のある量が、レシチンから䟛絊される、請求項からの䜕れか項に蚘茉の耇合䜓。
  5. ピペリンおよびたたはケルセチンも含む、請求項からの䜕れか項に蚘茉の耇合䜓。
  6. 請求項からの䜕れか項に蚘茉の耇合䜓を含む、組成物。
  7. 海産物油を含む、請求項に蚘茉の組成物。
  8. 前蚘海産物油が、を超えるリン脂質を含有する、請求項に蚘茉の組成物。
  9. ポリ䞍飜和脂肪酞およびたたはのさらなる䟛絊源を含む、請求項からの䜕れか項に蚘茉の組成物。
  10. アゞュバントを含む、請求項からの䜕れか項に蚘茉の組成物。
  11. ケルセチンおよびたたはピペリンを含む、請求項からの䜕れか項に蚘茉の組成物。
  12. 請求項からの䜕れか項に蚘茉の耇合䜓を調補する方法であっお、
    第䞀の溶液を生成させるために、溶媒䞭である量のクルクミンを溶解させ
    第二の溶液を生成させるために、ある量の海産リン脂質ず前蚘第䞀の溶液を混合し
    前蚘耇合䜓を生成させるために、前蚘第二の溶液を凊理し
    前蚘溶媒から前蚘耇合䜓を分離する、
    段階を含む、方法。
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