JP2015516184A - 空気から不必要な物質を除去するための方法と装置 - Google Patents

空気から不必要な物質を除去するための方法と装置 Download PDF

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Abstract

空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターは、ろ過媒体とこのろ過媒体に付加した少なくとも1種の反応物質を含む。【選択図】図7

Description

係属中の先行する特許出願についての関連
本特許出願は:
(i)係属中の先行する米国特許出願12/998134号(Francois Hauvilleによって2011年3月21日に提出された「空気から不必要な物質を除去するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-0809 PCT US))の一部係属出願であり、その米国特許出願は国際特許出願(PCT出願)PCT/US2009/057666号(Francois Hauvilleによって2009年9月21日に提出された「空気から不必要な物質を除去するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-0809 PCT))の利益を権利請求するものであり、さらにその国際特許出願は(a)先行する米国仮特許出願61/098440号(Francois Hauvilleによって2008年9月19日に提出された「空気から不必要な物質を除去および/または空気中の不必要な物質を中和するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-8 PROV))、(b)先行する米国仮特許出願61/244218号(Francois Hauvilleによって2009年9月21日に提出された「空気から不必要な物質を除去するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-9 PROV))、および(c)先行する米国非仮特許出願12/465434号(Francois Hauvilleによって2009年5月13日に提出された「空気から不必要な物質を除去するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-8))の利益を権利請求するものであり、
また本特許出願は:
(ii)係属中の先行する米国仮特許出願61/608871号(Francois Hauvilleによって2012年3月9日に提出された「空気からアンモニアおよび/またはその他の標的化学物質を除去するための方法と装置」(代理人整理番号FIPAK-12 PROV))の利益を権利請求する。
上記の6件の特許出願は参考文献として本明細書に取り込まれる。
本発明は概して空気(浄化)フィルター(空気ろ過器)に関し、特に、空気から不必要な物質を除去する種類の空気フィルター、すなわち、空気から不必要な物質を除去する空気フィルターおよび/または空気中の不必要な物質を中和する空気フィルターに関する。
空気から不必要な物質を除去するために空気フィルターが用いられる。例として、(これに限定するのではないが)空気フィルターは一般に実験室において、空気が換気フードから例えば大気中または実験室の周囲空気へ排出される前に、換気フードの中の空気から不必要な物質を除去するために用いられる。
上記の実験室への適用において、空気フィルターでは典型的に、空気から不必要な物質を除去するために活性炭の細粒を用いる。活性炭は一般に空気フィルターにおいて用いるのに好ましい。というのは、活性炭は空気から溶媒を除去するのに極めて有効だからである。さらに、活性炭の細粒の使用は一般にかなり有利であり、というのは、活性炭の細粒は容易に扱うことができて、またそれらは閉鎖容器の中に自然に収まるとともに細粒どうしの間に空間ができて、これが優れた空気の流れとの高い表面積の接触と結びつくからである。典型的に、活性炭の細粒は単純なフィルター枠の中に配置され、二つの向かい合ったスクリーン(例えば、網、格子など)の間に保持され、そこを空気が通過するが、しかし活性炭の細粒はその間に保持される。
活性炭の細粒は空気から溶媒を除去するのに極めて有効であるが、それらは空気から酸を除去するのにはほとんど効果がない。その結果、換気フードの中で酸が用いられる場合、空気から酸を除去するために、特別な添加剤(例えば、希土類金属、有機金属触媒など)を活性炭の細粒に添加しなければならない。しかし、これらの添加剤は活性炭の細粒の有効表面積を減少させる傾向があり、それによりフィルターの能力を低下させる。さらに、これらの酸除去用添加剤は一般に、空気から酸を除去するのにあまり大きくない有効性しか示さず、また多くの場合、比較的毒性の物質を含み、それらの物質がフィルターを通る空気の流れによって大気中に放出されるかもしれない。
従って、酸除去用添加剤を活性炭の細粒に混和させることは、溶媒を除去するには低い効率の空気フィルターをもたらし、またそのフィルターは酸を除去するのにあまり大きくない有効性しか持たない。
上述した理由のため、溶媒と酸の両方に対して高い有効性があり、そして有毒な添加剤を用いることなく高い効率で機能する新規で改善された空気フィルターに対する必要性が存在する。
本発明の上記の目的およびその他の目的は、酸の除去段階と溶媒の除去段階の少なくとも二つの段階を含む新規な空気フィルターを提供し、それを用いることによって対処される。酸の除去段階は、概して言えば、酸中和性の物質を取り付けた通気性の骨組みを含む。溶媒の除去段階は、概して言えば、二つの向かい合ったスクリーン(例えば、網、格子など)の間に充填した溶媒除去用の細粒を含む。
本発明の一つの好ましい態様において、空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターが提供され、この空気フィルターは下記の各段階を含む:
酸の除去段階;および
溶媒の除去段階。
本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターが提供され、この空気フィルターは下記の各段階を含む:
酸の除去段階であって、この酸の除去段階は酸中和性の物質を取り付けた通気性の骨組みを含み、この通気性の骨組みはガラス繊維を含み、そして酸中和性の物質は重炭酸ナトリウムを含み、そしてさらに、重炭酸ナトリウムは接着剤を用いてガラス繊維に固定されている;および
溶媒の除去段階であって、この溶媒の除去段階は二つの通気性のスクリーンの間に保持された溶媒除去用の細粒を含み、そしてさらに、溶媒除去用の細粒は活性炭の細粒を含む。
本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターが提供され、この空気フィルターは下記の各段階を含む:
酸の除去段階であって、この酸の除去段階は酸中和性の物質を取り付けた通気性の骨組みを含み、この通気性の骨組みは連続気泡ポリウレタンフォームを含み、そして酸中和性の物質は重炭酸ナトリウムを含み、そしてさらに、重炭酸ナトリウムは接着剤を用いて連続気泡ポリウレタンフォームに固定されている;および
溶媒の除去段階であって、この溶媒の除去段階は二つの通気性のスクリーンの間に保持された溶媒除去用の細粒を含み、そしてさらに、溶媒除去用の細粒は活性炭の細粒を含む。
本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための方法が提供され、この方法は下記の各工程を含む:
空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターを用意する工程であって、この空気フィルターは酸の除去段階および溶媒の除去段階を含む前記工程;および
ろ過すべき空気を空気フィルターに通し、それにより空気から不必要な物質を除去する工程。
また、本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための方法が提供され、この方法は下記の各工程を含む:
空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターを用意する工程であって、この空気フィルターは下記の各段階を含む前記工程:
酸の除去段階であって、この酸の除去段階は酸中和性の物質を取り付けた通気性の骨組みを含み、この通気性の骨組みはガラス繊維を含み、そして酸中和性の物質は重炭酸ナトリウムを含み、そしてさらに、重炭酸ナトリウムは接着剤を用いてガラス繊維に固定されている前記段階;および
溶媒の除去段階であって、この溶媒の除去段階は二つの通気性のスクリーンの間に保持された溶媒除去用の細粒を含み、そしてさらに、溶媒除去用の細粒は活性炭の細粒を含む前記段階;および
ろ過すべき空気を空気フィルターに通し、それにより空気から不必要な物質を除去する工程。
また、本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための方法が提供され、この方法は下記の各工程を含む:
空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターを用意する工程であって、この空気フィルターは下記の各段階を含む前記工程:
酸の除去段階であって、この酸の除去段階は酸中和性の物質を取り付けた通気性の骨組みを含み、この通気性の骨組みは連続気泡ポリウレタンフォームを含み、そして酸中和性の物質は重炭酸ナトリウムを含み、そしてさらに、重炭酸ナトリウムは接着剤を用いて連続気泡ポリウレタンフォームに固定されている前記段階;および
溶媒の除去段階であって、この溶媒の除去段階は二つの通気性のスクリーンの間に保持された溶媒除去用の細粒を含み、そしてさらに、溶媒除去用の細粒は活性炭の細粒を含む前記段階;および
ろ過すべき空気を空気フィルターに通し、それにより空気から不必要な物質を除去する工程。
本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターが提供され、この空気フィルターはろ過媒体、およびろ過媒体に付加した少なくとも1種の反応物質を含む。
本発明の別の態様において、空気から不必要な物質を除去するための方法が提供され、この方法は下記の各工程を含む:
ろ過媒体、およびろ過媒体に付加した少なくとも1種の反応物質を含む空気フィルターを用意する工程;および
ろ過すべき空気を空気フィルターに通し、それにより空気から不必要な物質を除去する工程。
本発明の上記の目的およびその他の目的と特徴点は、本発明の好ましい態様についての以下の詳細な説明によってさらに十分に開示され、あるいは明らかにされるであろう。それは添付する図面とともに考察されるが、そこでは同じ番号は同じ部分を指している。
図1は本発明に従って形成された新規な空気フィルターを示す概略図である。 図1Aは本発明に従って形成された別の新規な空気フィルターを示す概略図である。 図2は新規な空気フィルターの酸の除去段階をどのようにして製作することができるかを示す概略図である。 図3は新規な空気フィルターの酸の除去段階をどのようにして製作することができるかを示す概略図である。 図4は新規な空気フィルターの酸の除去段階をどのようにして製作することができるかを示す概略図である。 図5は新規な空気フィルターの溶媒の除去段階のさらなる詳細を示す概略図である。 図6はクエン酸の結晶を含浸する前の一片の連続気泡ポリウレタン(PU)フォームを示す写真である。 図7は連続気泡ポリウレタン(PU)フォームに粒状のクエン酸の結晶を含浸させた後の一片の連続気泡ポリウレタン(PU)フォームの写真である。
概要
本発明は高い効率で空気から溶媒と酸の両方を除去するのに有効な新規で改善された空気フィルターを提供する。それを目的として、ここで図1と図1Aを参照すると、本発明に従って形成された新規な空気フィルター5が示されている。空気フィルター5は概して、酸の除去段階10とそれに続く溶媒の除去段階15の二つの段階を含む。
酸の除去段階10は概して、酸中和性の物質25を取り付けた通気性の骨組み20を含む。本発明の一つの好ましい態様において、図1を参照すると、酸の除去段階10は重炭酸ナトリウムを付着させた繊維(例えば、ガラス繊維)を含む。本発明の別の好ましい態様において、図1Aを参照すると、酸の除去段階10は重炭酸ナトリウムを付着させた連続気泡フォーム(例えば、連続気泡ポリウレタンフォーム)を含む。
溶媒の除去段階15は概して、二つの向かい合った通気性のスクリーン(例えば、網、格子など)35の間に充填された溶媒除去用の細粒30を含む。本発明の一つの好ましい態様において、溶媒除去用の細粒は活性炭の細粒を含む。
この構成の結果、空気が空気フィルター5を通過するとき、空気は最初に酸の除去段階10を通過し、そこで酸中和性の物質25(例えば、重炭酸ナトリウム)が空気中に存在するであろう全ての酸を効果的に中和する。その後、空気は溶媒の除去段階15を通過し、そこで溶媒除去用の細粒30(例えば、活性炭の細粒)が空気中に存在するであろう全ての溶媒を除去する。
酸の除去段階10
次に図1、1Aおよび2〜4を参照すると、酸の除去段階10は概して、酸中和性の物質25を取り付けた通気性の骨組み20を含む。
本発明の一つの好ましい態様において、図1を参照すると、酸の除去段階10は重炭酸ナトリウムを付着させたガラス繊維を含む。重炭酸ナトリウムは酸を中和するのに極めて有効であり、また比較的安価であるが、しかしその粉末状の稠度(コンシステンシー:consistency)は、高い表面積での接触を必要とする空気フィルターにおいて用いることを困難にする。本発明は、酸の除去段階において重炭酸ナトリウムを支持するための新規で改善された方法を提供することによってこの問題を解決し、そして空気フィルターにおいて重炭酸ナトリウムを用いることを実用的にする。
より詳しくは、図2を参照すると、酸の除去段階10は好ましくはガラス繊維からなる通気性の塊りを含み、これらガラス繊維は結合して通気性の骨組み20を形成する。これらのガラス繊維は酸と塩基に対して耐性が高く、わずかな圧力損失で空気を容易に通過させる。次に図3を参照すると、ガラス繊維は接着剤40で被覆されている。このとき、図4を参照すると、重炭酸ナトリウムの粉末がガラス繊維の上に堆積され、そして接着剤40は重炭酸ナトリウムの粉末をガラス繊維に結合させている。
従って、重炭酸ナトリウムは通気性の骨組み20の全体に散在していて、それに接着していることがわかるであろう。それにより、そこを通る空気は重炭酸ナトリウムと優れた表面積の接触を行い、そのときに重炭酸ナトリウムは空気中の酸を中和することができる。
所望により、酸の除去段階10は、ガラス繊維とは異なるか、あるいはガラス繊維に追加する構造および/または材料(例えば、ポリウレタン繊維、連続気泡フォームなど)を用いて作られた通気性の骨組み20を含んでいてもよく、そして/または、酸の除去段階10は、重炭酸ナトリウムとは異なるか、あるいは重炭酸ナトリウムに追加する酸中和性の物質25(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、重炭酸カルシウム、水酸化カルシウムなど)を含んでいてもよい。
従って、本発明の別の好ましい態様において、図1Aを参照すると、酸の除去段階10は酸中和性の物質を付着させた連続気泡フォームを含む。例として、(これに限定はされないが)酸の除去段階10は好ましくは、重炭酸ナトリウムを付着させた連続気泡ポリウレタンフォーム(好ましくは20PPI(すなわち、1インチ当り20個の細孔)で特徴づけられる細孔を有するもの)を含む。この連続気泡ポリウレタンフォームは酸と塩基に対して耐性が高く、わずかな圧力損失で空気を容易に通過させる。
溶媒の除去段階15
ここで図5を参照すると、溶媒の除去段階15は、概して、二つの向かい合ったスクリーン(例えば、網、格子など)35の間に充填した溶媒除去用の細粒30を含む。本発明の一つの好ましい態様において、溶媒除去用の細粒は二つの向かい合ったスクリーン(例えば、網、格子など)の間に保持された活性炭の細粒を含み、そこを空気が通過するが、しかし活性炭の細粒はその間に保持される。
二段階の構成
ここで図1に戻ると、新規な空気フィルター5は中に二つのフィルター段階を取り付けたフィルター枠45を含み、その二つのフィルター段階は酸の除去段階10と後続の溶媒の除去段階15からなることがわかるであろう。酸の除去段階10は、酸中和性の物質25(好ましくは、重炭酸ナトリウム)を取り付けた通気性の骨組み20(好ましくは、ガラス繊維または連続気泡ポリウレタンフォーム)を含む。溶媒の除去段階15は、溶媒除去用の細粒30(好ましくは、活性炭の細粒)を含む。この構成の結果、空気が空気フィルター5を通過するとき、空気は最初に酸の除去段階10を通過し、そこで酸中和性の物質25(例えば、重炭酸ナトリウム)が空気中に存在するであろう酸を中和する。その後、空気は溶媒の除去段階15を通過し、そこで溶媒除去用の細粒30(例えば、活性炭の細粒)が空気中に存在するであろう溶媒を除去する。従って、本発明のこの新規な空気フィルターは、フィルターを通過する空気から酸と溶媒の両方を除去することができる。
重要なこととして、上述した構成は先行技術を上回るかなりの利点を与えるのであり、というのは、この構成によって溶媒の除去操作から酸の除去操作が分離され、単一のフィルター枠の個別の段階において各々の操作が具現化され、それにより各々の操作は、他方の操作の効果を減じることなく、それ自体の特定の目的について最適化されうるからである。
特に、酸を中和するために、好ましくは通気性の骨組みの構造(例えば、ガラス繊維、連続気泡ポリウレタンフォームなど)の上に支持された高度に有効で比較的安価な重炭酸ナトリウムを用いることによって、本発明の酸の除去段階は最適化される。この点で、重炭酸ナトリウムは、空気から酸を除去するために空気フィルターにおいて慣例的に用いられる希土類金属や有機金属の触媒よりも、空気からの酸を中和するのにかなり有効であることを認識すべきである。重要なこととして、空気フィルターにおいて重炭酸ナトリウムを使用すると、先行技術の希土類金属や有機金属の触媒を用いる場合に生じることのある有毒性の問題も解消される。
さらに、溶媒の除去能力を減じることのある上述の酸の除去用の希土類金属や有機金属の触媒を添加することなく、空気から溶媒を除去するために、好ましくは高度に有効な活性炭の細粒を用いることによって、本発明の溶媒の除去段階は最適化される。
段階の順序を逆にすること
前述の検討において、酸の除去段階10は空気の流れにおいて溶媒の除去段階15よりも先にある。すなわち、空気フィルターを移動する空気は、溶媒の除去段階15を移動する前に酸の除去段階10を移動する。しかし、所望により、酸の中和段階を溶媒の除去段階の後に設けてもよいこと、すなわち、空気フィルターを移動する空気は、酸の除去段階を移動する前に溶媒の除去段階を移動してもよいことが認識されるであろう。
本発明のさらなる態様
従って、本発明は多くの点で独特なものであることがわかるであろう。そのような点としては、(i)酸の除去段階と溶媒の除去段階を組み合わせた、空気フィルターの二段階の複合した構成、(ii)空気フィルターにおける重炭酸ナトリウムの使用、および(iii)空気フィルターの中に重炭酸ナトリウムを支持するやり方(例えば、ガラス繊維や連続気泡ポリウレタンフォームなどの通気性の骨組みの上への支持)、がある。
さらに、本発明は有毒な添加剤を使用することを要せずに空気から酸を除去する。
また、本発明は空気から溶媒を除去するための空気フィルターの能力を減じることなく、空気から不必要な酸を除去する。
また、本発明は空気から酸を除去するために安価な酸中和性の物質を利用する。
さらに、本発明は繊維および/または連続気泡フォームへの粉末の結合を提供し、それは安価なやり方で工業化することができる。
また、本発明は換気フードの中の空気をろ過するのに特に有利な新規な空気フィルターを提供する。
当業者であれば、本発明を考慮すると、本発明のさらなる他の利点は明白なことであろう。
空気からのアンモニアおよび/またはその他の標的化学物質の除去
アンモニアは実験室の中に存在する最も厄介な化学物質のうちの一つである。中でも、アンモニアは高度に揮発性で、極めて低い嗅覚限界を有し、そして人間の健康にかなり有害である。同時に、アンモニアは実験室の中で見いだされる12の最も一般的な化学物質のうちの一つでもある。この理由から、アンモニアの有害な影響から実験室の職員(例えば、化学者など)を保護するための有効な方法と装置があることが重要である。
上述したように、アンモニアの有害な性質の故に、実験室の職員をアンモニアを吸い込むことから保護することが重要である。その目的で、実験室の職員によって自身をアンモニアから守るためにろ過換気フードが一般的に用いられている。ろ過換気フード(再循環式換気フードおよび/またはろ過式換気フードとしても知られている)においては、アンモニアの蒸気を捕捉するために(この特定の用途のために設計された)含浸活性炭フィルターが一般的に用いられる。特に、これらの活性炭フィルターには、アンモニアと反応させるために特別に選択された化学物質が含浸される(例えば、硫酸、ZnClなど)。「基本的な」(すなわち、非含浸の)活性炭フィルターは空気からアンモニアを効果的に除去しないので、活性炭フィルターに反応物質を含浸する必要がある。従って、活性炭フィルターに反応物質を含浸し、それによりアンモニアの蒸気を引きつけて中和する必要がある。
この先行技術の含浸活性炭フィルターの一つの特徴は、活性炭とこの活性炭に含浸させた化学反応物質の合同した特性によって、一定量の含浸活性炭について、小さな濃度のアンモニアの中和を高い効率で(すなわち、フィルターが正しく設計された場合、99%を超える効率で)可能にすることである。しかし、この先行技術の含浸活性炭フィルターの一つの限界は、含浸のために用いられる化学物質(すなわち、反応物質)が活性炭の多孔質網状構造の中に詰め込まれて、含浸活性炭フィルターに他の中和性物質および/または浄化物質を添加することが実行不可能になることである。その結果、アンモニアを中和するために反応物質が選択される場合、この含浸活性炭フィルターはアンモニア(および関連性の高い化学物質)を中和することに対して効果が限定されてしまう。
空気からアンモニア以外の化学物質を除去するために他の反応物質を用いる含浸活性炭フィルターについても、これと同じ問題が生じる傾向がある。
従って、含浸活性炭フィルターを用いると、各々のフィルターは選抜された候補の化学物質を処理することについて効果が限定されてしまうことが理解されるであろう。その結果、ろ過換気フードの使用者は、彼らが換気フードにおいて処理するであろう化学物質に応じて、自身の用いる換気フードに対して特定の含浸活性炭フィルターを選択しなければならず、例えば、アンモニアを処理するときには硫酸を含浸した活性炭フィルターを用い、無機酸を処理するときには炭酸カルシウムを含浸した活性炭フィルターを用いる、といったことになる。このことは問題となることがあって、何故ならば、換気フードの中で異なる物質を処理すべきときにはフィルターを交換する必要があるかもしれないからである。
さらに、ある場合においては、使用者が特定の時間において換気フードにおいて処理するであろう全ての化学物質の配列を中和するための適切なフィルターは存在しない。例として、(これに限定はされないが)酸、塩基および溶媒を処理する必要のある化学者は、これらの化学物質に対して同時に防護することのできる単一の換気フードフィルターを現在は容易に見つけることはできない。
従って、実験室の職員によって安全に処理される必要のある広範囲の化学物質を効果的に処理することのできる、新規で改善されたフィルターが必要とされている。
本発明は化学的な中和のための(および好ましくは、アンモニア蒸気の中和のための)新規なろ過媒体の提供と使用を含み、この新規なろ過媒体は、連続気泡フォーム、この連続気泡フォームの表面上に配置された反応物質(例えば、アンモニアを中和するためのクエン酸)、および連続気泡フォームの表面上の反応物質(例えば、クエン酸)を保持するための接着剤を含む。
連続気泡フォームは好ましくは、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、シリコーン、ゴム、ポリ塩化ビニル(PVC)または除去すべき標的化学物質(例えば、アンモニア)の影響に対して耐性のあるその他の材料で形成される。連続気泡フォームは、(a)連続気泡フォームが大きな表面積を呈することを可能とし、そして(b)フィルターを通る空気の流れに著しい圧力低下をもたらすことなく空気が容易に通過することのできる細孔サイズを有し、例えば、連続気泡フォームは1インチ当り20個の細孔(PPI)がある細孔サイズを有していてもよい。
反応物質は連続気泡フォームの表面上に含浸され、そのため反応物質は連続気泡フォームを通過する空気に晒され、それにより反応物質は空気中の標的化学物質と効果的に反応することが可能となり、標的化学物質との反応物質の化学反応によって標的化学物質が中和される。
本発明の一つの好ましい態様において、標的化学物質はアンモニアであり、そして反応物質はクエン酸である。
本発明の一つの特に好ましい態様において、クエン酸は細粒状になっていて、そしてクエン酸の結晶(小さな粒子)は連続気泡フォームの表面上に直接散布され、このとき連続気泡フォームの上に配置するためにクエン酸を溶液中に配合することを必要としない(クエン酸の結晶を直接散布すれば(乾燥させる必要がないので)エネルギーをあまり消費せず、また連続気泡フォームの上により多くの量のクエン酸を堆積させることができる)。本発明の一つの好ましい態様において、クエン酸の結晶は大部分が25のASTMメッシュと50のASTMメッシュの間で構成される平均粒径を有する。
連続気泡フォームの表面上に反応物質(例えば、クエン酸の結晶)を保持するために接着剤が用いられる。接着剤は、接着剤が連続気泡フォームと、および/または反応物質(例えば、クエン酸)と、および/または空気からろ過されるべき標的化学物質(例えば、アンモニア)と互いに影響し合わないように選択される。本発明の一つの好ましい態様において、接着剤にはポリ酢酸ビニルまたはエチレン酢酸ビニル共重合体またはアクリル共重合体またはその他の乳濁液が含まれる。
製造する際に、最初に連続気泡フォームに接着剤が(例えば、はけ塗り、噴霧などによって)塗布され、次いで、その接着剤を保持した連続気泡フォームの表面上に反応物質(例えば、クエン酸の結晶)が(例えば、散布、吹込み(ブローイング)などによって)付与される。
図6を参照されたい。これはクエン酸の結晶を含浸する前の一片の連続気泡ポリウレタン(PU)フォーム50を示す写真である。また、図7は粒状のクエン酸55を表面上に堆積させた後の一片の連続気泡ポリウレタン(PU)フォーム50の写真である。
使用する際には、標的化学物質(例えば、アンモニア)は、連続気泡フォームによって担持された反応物質(例えば、クエン酸)と反応した後、連続気泡フォームの表面上で中和される。アンモニア蒸気とクエン酸の場合、それはクエン酸アンモニウム塩の生成をもたらす基本的な酸−塩基反応である。このクエン酸アンモニウム塩は固体であり、クエン酸の結晶を連続気泡フォームの表面に結合する接着剤によって連続気泡フォームの表面上に保持される。
空気からアンモニア蒸気および/またはその他の標的化学物質を除去するために、クエン酸以外の反応物質を用いて新規なフィルターを形成することもできる。例として、(これらに限定はされないが)上述したクエン酸の代わりに下記の代替の酸を用いることができる:シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、アスコルビン酸、コハク酸、無水リン酸、その他。この点で、反応物質(すなわち、クエン酸または代替の酸)は強酸でも、あるいは弱酸であってもよい、ということを認識すべきである。さらに、その酸性の性質に加えて、連続気泡フォームによって担持された反応物質は標準の温度と圧力において固体である、ということも認識すべきである。
重要なこととして、そして活性炭を用いる先行技術のフィルターとは異なって、本発明の連続気泡フォームは空気から複数の標的化学物質を除去するために複数の反応物質を担持することができる。従って、本発明を用いると、フィルターは、一つの標的化学物質だけに対して用いるものとして限定する必要はない。
新規なアンモニアまたはその他の標的化学物質を除去するフィルターを他のフィルター段階とともに用いること
本発明の新規なアンモニアまたはその他の標的化学物質を除去するフィルターは(例えば、アンモニアおよび/またはその他の標的化学物質を除去するために)単独で用いることができて、あるいはこのフィルターを、空気から除去することのできる標的化学物質の範囲をさらに広くするために他のろ過媒体と組み合わせて用いることができる、ということを認識すべきである。
例として(これに限定されるのではないが)、本発明の新規なアンモニアまたはその他の標的化学物質を除去するフィルターは多段階フィルターのうちの一つの段階として用いることができ、このとき多段階フィルターの別の段階は活性炭フィルターを含んでいてもよい(この活性炭フィルターには反応物質が含浸されていてもよく、あるいは含浸されていなくてもよい)。
さらなる例として(これに限定されるのではないが)、本発明の新規なアンモニアまたはその他の標的化学物質を除去するフィルターは三段階のフィルターのうちの一つの段階を形成していてもよく、すなわち、その三段階のフィルターは、酸の除去段階(例えば、重炭酸ナトリウムを担持している連続気泡フォームを含むもの)、活性炭の細粒を含む溶媒の除去段階、およびクエン酸(または代替の反応物質)を担持している連続気泡フォームを含むアンモニアの除去段階を有していてもよい。本発明のこの態様において、アンモニアの除去段階は好ましくは溶媒の除去段階の前に配置され、また所望により、酸の除去段階の前に配置されてもよい。
変更
本発明は本明細書で開示された特定の構成および/または図面に示された特定の構成には決して限定されず、本発明には本発明の範囲内のいかなる変更物または同等物も含まれる、ということを理解すべきである。
5 空気フィルター、 10 酸の除去段階、 15 溶媒の除去段階、 20 通気性の骨組み、 25 酸中和性の物質、 30 溶媒除去用の細粒、 35 通気性のスクリーン、 40 接着剤、 45 フィルター枠、 50 連続気泡ポリウレタンフォーム、 55 クエン酸。

Claims (36)

  1. 空気から不必要な物質を除去するための空気フィルターであって:
    ろ過媒体;および
    ろ過媒体に付加した少なくとも1種の反応物質;
    を含む空気フィルター。
  2. ろ過媒体は通気性の構造を含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  3. 通気性の構造は連続気泡フォームを含む、請求項2に記載の空気フィルター。
  4. 連続気泡フォームは連続気泡ポリウレタンフォームを含む、請求項3に記載の空気フィルター。
  5. 連続気泡ポリウレタンフォームは20PPIの細孔の特徴を有する、請求項4に記載の空気フィルター。
  6. 通気性の構造はポリウレタン、ポリエチレン、シリコーン、ゴム、ポリ塩化ビニル、およびフィルターを通過する物質の影響に対して耐性のあるその他の材料からなる群のうちの少なくとも1種で形成された連続気泡フォームを含む、請求項3に記載の空気フィルター。
  7. 通気性の構造はガラス繊維を含む、請求項2に記載の空気フィルター。
  8. 通気性の構造はポリウレタン繊維を含む、請求項2に記載の空気フィルター。
  9. 少なくとも1種の反応物質はクエン酸を含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  10. クエン酸はクエン酸の結晶を含む、請求項8に記載の空気フィルター。
  11. クエン酸の結晶は大部分が25のASTMメッシュと50のASTMメッシュの間の平均粒径を有する、請求項10に記載の空気フィルター。
  12. 少なくとも1種の反応物質はシュウ酸、酒石酸、マレイン酸、アスコルビン酸、コハク酸、および無水リン酸からなる群のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  13. 少なくとも1種の反応物質は接着剤を用いてろ過媒体に付加されている、請求項1に記載の空気フィルター。
  14. 接着剤はポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル共重合体およびその他の乳濁液からなる群から選択される、請求項13に記載の空気フィルター。
  15. ろ過媒体に付加された複数の反応物質を含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  16. 酸の除去段階をさらに含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  17. 溶媒の除去段階をさらに含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  18. 酸の除去段階と溶媒の除去段階をさらに含む、請求項1に記載の空気フィルター。
  19. 空気から不必要な物質を除去するための方法であって:
    ろ過媒体、およびろ過媒体に付加した少なくとも1種の反応物質を含む空気フィルターを用意する工程;および
    ろ過すべき空気を空気フィルターに通し、それにより空気から不必要な物質を除去する工程;
    を含む方法。
  20. ろ過媒体は通気性の構造を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 通気性の構造は連続気泡フォームを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 連続気泡フォームは連続気泡ポリウレタンフォームを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 連続気泡ポリウレタンフォームは20PPIの細孔の特徴を有する、請求項22に記載の方法。
  24. 通気性の構造はポリウレタン、ポリエチレン、シリコーン、ゴム、ポリ塩化ビニル、およびフィルターを通過する物質の影響に対して耐性のあるその他の材料からなる群のうちの少なくとも1種で形成された連続気泡フォームを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 通気性の構造はガラス繊維を含む、請求項20に記載の方法。
  26. 通気性の構造はポリウレタン繊維を含む、請求項20に記載の方法。
  27. 少なくとも1種の反応物質はクエン酸を含む、請求項19に記載の方法。
  28. クエン酸はクエン酸の結晶を含む、請求項27に記載の方法。
  29. クエン酸の結晶は大部分が25のASTMメッシュと50のASTMメッシュの間の平均粒径を有する、請求項28に記載の方法。
  30. 少なくとも1種の反応物質はシュウ酸、酒石酸、マレイン酸、アスコルビン酸、コハク酸、および無水リン酸からなる群のうちの少なくとも1種を含む、請求項19に記載の方法。
  31. 少なくとも1種の反応物質は接着剤を用いてろ過媒体に付加されている、請求項19に記載の方法。
  32. 接着剤はポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル共重合体およびその他の乳濁液からなる群から選択される、請求項32に記載の方法。
  33. ろ過媒体に付加された複数の反応物質を含む、請求項19に記載の方法。
  34. 酸の除去段階をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  35. 溶媒の除去段階をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  36. 酸の除去段階と溶媒の除去段階をさらに含む、請求項19に記載の方法。
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