JP2015514787A - ヒドロキシ末端オルガノポリシロキサンとコンディショニング剤を含むヘア配合物 - Google Patents

ヒドロキシ末端オルガノポリシロキサンとコンディショニング剤を含むヘア配合物 Download PDF

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Abstract

化粧品的に許容される媒体中に以下のものを含有する化粧品組成物:合成油、鉱物油、植物油、フッ素化またはペルフルオロ化油、天然または合成ワックス、セラミド型の化合物、カルボン酸エステル、式(I)のシリコーンとは異なるシリコーン、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性タンパク質、カチオン性タンパク質加水分解物、カチオン性界面活性物質およびこれら種々の化合物の混合物から選択される少なくとも一つのコンディショニング剤、および少なくとも1つの、一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサン【化1】式中、Rは、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基を意味し、R1は、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基、−OR4または−OHを意味し、R4は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、Gは、一般式(II)の基を意味し、【化2】式中、R2、R3は、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基を意味し、非隣接−CH2ユニットは、−C(=O)−、−O−及び−S−から選択されるユニットにより置換され得る、Aは、R5−C(=O)−を意味し、R5は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、aは、100〜1500の整数を意味し、bは、少なくとも1の整数を意味し、それで処理した、体表面、特に毛髪の多数の特性を改善し、向上した櫛通りおよび手触りに加えて、毛髪の接触角を向上させる。

Description

本発明は、特定の置換シリコーンを含有するヘアトリートメント剤、および洗浄および/またはヘアコンディショニングするためのこれらの剤の使用に関する。
ケラチン繊維のためのコンディショニング剤は、毛髪の天然構造および特性に影響を与えることがある。したがって、このような処理後に、例えば髪の湿潤及び乾燥櫛通り、その耐性と組織が最適化され得るか、毛髪は増加する***から保護され得る。したがって、毛髪を特殊な後処理に施すことは長い間一般的である。この場合、毛髪は、通常、特別な活性成分、例えば第四級アンモニウム塩、またはリンスの形の特定のポリマーで処理される。配合物に応じて、この処理は、髪の櫛通り、耐性および組織を改善し、ならびに枝分かれを低減する。
最近では、「配合剤」は、特に消費者による直接的な使用のために、従来の多段方法の複雑さを軽減するために開発されてきた。したがって、消費者は使用する間に1段階を節約でき、同時に、一つの製品の使用が減少するので包装コストを低減できる。
しかし、既知の活性物質は、適切にすべての要件を満たすことができない、したがって、優れたヘアケア特性および良好な生物学的分解性を備えている化粧品用の活性物質又は活性物質の組み合わせに関する要求は依然として存在している。特に、界面活性剤−および/または電解質含有配合物において、直接既知の配合物に導入でき、他の成分との不適合性に起因してそれらの作用が減衰しない、更なるコンディショニング活性成分が必要とされている。
シリコーンおよび、これらの間で、アミノ官能性シリコーンは、ヘアトリートメント剤におけるコンディショニング物質として知られており、対応する製品が市場に普及している。しかし、ヘアまたはヘアスタイルの手触り、櫛通り、柔らかさとボリュームに関して達成される効果を改善し、必要量を低減する他面の要求が依然として存在する。
本発明の目的は、既知のアモジメチコンを有するヘアトリートメント剤よりも、それを用いて処理した毛髪に優れた特性を付与するシリコーン含有ヘアトリートメント剤を提供することである。さらに、明確に減少した使用量であっても、同等に良好なまたは優れた効果をもたらすことが可能であるべきである。特に、製品は、ヘア又はヘアスタイルの手触り、櫛通り、柔らかさとボリュームを改善し、処理したヘアと接触する水滴の接触角が明確に最小化されるべきである(この接触角は、製品の特性の尺度である)。
特定のシリコーンおよびコンディショニング剤がヘアトリートメント剤内に組み込まれる場合、特に有利な結果がもたらされることが見出されている。
本発明は、第一に、化粧品として許容される媒体において以下のものを含有する化粧品組成物を提供する:
(a)合成油、鉱物油、植物油、フッ素化またはペルフルオロ化油、天然または合成ワックス、セラミド型の化合物、カルボン酸エステル、式(I)のシリコーンとは異なるシリコーン、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性タンパク質、カチオン性タンパク質加水分解物、カチオン性界面活性物質およびこれら種々の化合物の混合物から選択される少なくとも一つのコンディショニング剤、ならびに
(b)少なくとも1つの、一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサン
Figure 2015514787
式中、
Rは、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基を意味し、
は、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基、−ORまたは−OHを意味し、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
Gは、一般式(II)の基を意味し、
Figure 2015514787
式中、
、Rは、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基を意味し、非隣接−CHユニットは、−C(=O)−、−O−及び−S−から選択されるユニットにより置換され得る、
Aは、R−C(=O)−を意味し、
は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
aは、100〜1500の整数を意味し、
bは、少なくとも1の整数を意味する。
本発明の剤は、化粧剤である。人体をケアするための「個人衛生製品」用の剤と、それらの外観を飾るための「装飾的な化粧品」との間には過去においては区別がなされていたが、今日においては、これらの製品は、共に「化粧剤」として定義されている。
化粧剤の一般的なアクセシビリティと人体へのその使用の観点から、ドイツと欧州連合においては消費者保護を管理する包括的な規制の文章が存在するドイツにおける法規は、Foodstuffs and Consumer Articles Law (LMBG)であり、§4において以下のように化粧剤を定義する:
(1)現在の法律に基づく化粧剤は、人間の外観に使用する、または彼/彼女の口腔内の洗浄、外観または体臭に影響を与えることをケアするため、若しくは臭いの印象を付与することを意図された物質または物質の配合物であり、それらは主に疾病、病気、けが、または病理学的状態を緩和または改善することを意図している場合を除く。§4LMBGは、これまで6つの機能(洗浄、香料、外観変更、体臭に影響を与える、良好な状態を保護及び維持すること)を化粧品に属するものとみなすEU Cosmetics Directiveと同調していない。
(2)義歯を清掃またはケアするための物質または物質の配合物は化粧剤と同等である。
(3)身体形状に影響を与えるために意図された物質または物質の配合物は、化粧剤であるとみなされない。
したがって、用途分野に応じて、それは化粧剤の広い範囲において分類することが可能であり、例えば、皮膚コンディショニング(入浴配合物、皮膚洗浄および清浄剤、スキンケア剤、眼用化粧剤、リップケア剤、ネイルケア剤、肌に触れる衛生剤、フットケア剤)、特定の機能を有するもの(光保護剤、皮膚日焼け剤、脱色剤、脱臭剤、制汗剤、脱毛剤、シェービング剤、香水)歯科および口腔ケア用のもの(歯科および口腔ケア剤、義歯ケア剤、人工器官接着剤)およびヘアケア用品(シャンプー、ヘアケア剤、ヘアセット剤、ヘア変形剤、色修飾剤)が挙げられる。
本発明の好ましい化粧剤は、以下の群から選択される:シャワージェル、シャワーフォーム、歯洗浄剤、マウスウォッシュ、シャンプー、ヘアコンディショナー、コンディショニングシャンプー、ヘアスプレー、ヘアリンス、ヘアマスク、ヘアパック、ヘアトニック、パーマネントウェーブ定着液、ヘアカラーシャンプー、ヘア着色剤、ヘア強化剤、ヘアセット剤、ヘアスタイリング配合物、ブロー乾燥ローション、ムースセッティング配合物、ヘアジェル、ヘアワックス又はそれらの組み合わせ。
本発明のより好ましい化粧剤は、ケラチン繊維を処理するのに役立つので、ヘアトリートメント剤である。本発明の目的のためのヘアトリートメント剤は、例えば、シャンプー、ヘアコンディショナー、コンディショニングシャンプー、ヘアスプレー、ヘアリンス、ヘアマスク、ヘアパック、ヘアトニック、パーマネントウェーブ定着液、ヘアカラーシャンプー、ヘア着色剤、ヘア強化剤、ヘアセット剤、ヘアスタイリング配合物、ブロー乾燥ローション、ムースセッティング配合物、ヘアジェル、ヘアワックスまたはそれらの組み合わせである。男性は、種々の異なる剤および/または種々の適用工程を用いることを避ける場合が多いという観点から、本発明における剤は、弾性が様々な状況で使用するこれらの剤であることが好ましい。従って、本発明の好ましい剤は、例えばシャンプー、コンディショニング剤またはヘアトニックである。
本発明の組成物は、改良された化粧品特性(ヘアにおいて、例えば、明るさ、柔らかさ、絡まりにくさ(detanglability)、自然な感触および高いボリュームのヘアスタイル、光沢)を有し、さらに、効果は永続的かつ持続的である。具体的には、効果は、多くのシャンプーに耐性を有する。
さらに、例えば、浴用泡またはシャワージェルにより皮膚に適用する場合、本発明の組成物は、皮膚に向上した柔らかさをもたらす。
本発明の剤は、第一の必須成分として少なくとも1つの、一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する:
Figure 2015514787
式中、
Rは、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基を意味し、
は、R、−ORまたは−OHを意味し、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
Gは、一般式(II)の基を意味し、
Figure 2015514787
式中、
、Rは、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基を意味し、非隣接−CHユニットは、−C(=O)−、−O−及び−S−から選択されるユニットにより置換され得る、
Aは、R−C(=O)−を意味し、
は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
aは、100〜1500の整数を意味し、
bは、少なくとも1の整数を意味する。
式(I)及び下記式の全ての式における個々のシロキサンユニットaおよびbは、ブロックコポリマーとして存在するか、またはランダムに、各分子中に分布していてもよい。それらは好ましくはランダムに分布している。
GおよびAに関する定義の結果、本発明の剤は、少なくとも1つの、一般式(Ia)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する。
Figure 2015514787
式中R、R、R、R、R、aおよびbは上記規定のとおりである。
基Rは、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素残、OH基またはOR基を意味することができ、式中、R基は、同様に1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。好ましい基Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシおよびイソ-プロポキシ基である。
本発明のより好ましい剤は、優先権書類の6頁および7項に記載されているような、一般式(Ia-1)および/または(Ia-2)および/または(Ia-3)および/または(Ia-4)および/または(Ia-5)および/または(Ia-6)および/または(Ia-7)および/または(Ia-8)および/または(Ia-9)で表される少なくとも1つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する。
本発明におけるより好ましい化粧品組成物において、Rは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、フェニル基から選択され、特に好ましくは、Rはメチル、エチルまたはフェニルを表す。
R=メチルの場合、式(Ia)は式(Ib)になり、R=エチルの場合、それは(Ic)となり、R=フェニルの場合それは(Id)となり、本発明のより好ましい剤は、優先権書類の8〜13頁に記載されている一般式(Ib-1) および/または (Ib-2) および/または (Ib-3) および/または (Ib-4) および/または (Ib-5) および/または (Ib-6) および/または (Ib-7) および/または (Ib-8) および/または (Ib-9) および/または (Ic-1) および/または (Ic-2) および/または (Ic-3) および/または (Ic-4) および/または (Ic-5) および/または (Ic-6) および/または (Ic-7) および/または (Ic-8) および/または (Ic-9) および/または (Id-1) および/または (Id-2) および/または (Id-3) および/または (Id-4) および/または (Id-5) および/または (Id-6) および/または (Id-7) および/または (Id-8) および/または (Id-9)の、少なくとも1つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する。
本発明による好ましい化粧品組成物は、基R、Rは互いに独立して、エチレン、n-プロピル、イソ-ブチレンまたはn-ブチレン基から選択される一般式(I)の少なくとも一つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する。
基Gが好ましくは以下の基を有するように、Rは、特に好ましくはn-プロピレン基を表し、Rは、同時にエチレン基を表す。
Figure 2015514787
したがって、本発明の特に好ましい剤は、式(I)において上記したRの定義を有し、優先権書類の14および15頁に記載されるような一般式(Ie-1) および/または (Ie-2) および/または (Ie-3) および/または (Ie-4) および/または (Ie-5) および/または (Ie-6) および/または (Ie-7) および/または (Ie-8) および/または (Ie-9)の少なくとも1つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有し、Rの特に好ましい事例は、メチル、エチルまたはフェニル基を表す。
特に好ましい本発明の化粧品組成物は、一般式(I)の少なくとも1つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とし、式中、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル基から選択され、式中、Rは、特に好ましくは、メチル、エチル、n-プロピルまたはイソプロピルを表す。
=メチルの場合、式(Ie)は式(If)になり、R=エチルの場合、それは式(Ig)になり、R=n−プロピルの場合、それは式(Ih)になり、R=イソプロピルの場合、それは式(Ii)となり、本発明のより好ましい剤は、優先権書類の16および15頁に記載されている一般式(If-4) および/または (If-5) および/または (If-6) および/または (If-7) および/または (If-8) および/または (If-9) および/または (Ig-1) および/または (Ig-2) および/または (Ig-3) および/または (Ig-4) および/または (Ig-5) および/または (Ig-6) および/または (Ig-7) および/または (Ig-8) および/または (Ig-9) および/または (Ih-1) および/または (Ih-2) および/または (Ih-3) および/または (Ih-4) および/または (Ih-5) および/または (Ih-6) および/または (Ih-7) および/または (Ih-8) および/または (Ih-9) および/または (Ii-1) および/または (Ii-2) および/または (Ii-3) および/または (Ii-4) および/または (Ii-5) および/または (Ii-6) および/または (Ii-7) および/または (Ii-8) および/または (Ii-9)の、少なくとも1つのヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有する。
上記全ての式において、Rがメチル基を有するこれらの代表例がより好ましい。
上記全ての式において、指数aは、好ましくは100〜1500の整数を表す。好ましくは、少なくとも200、特に少なくとも500の整数を示し、および1300以下、より好ましくは1100以下、特に900以下を示す。220〜910の値を採る本発明の剤がより好ましい。
上記全ての式において、指数bは、少なくとも1の整数を示す。好ましくは、bは、100以下、特に50以下、好ましくは10以下であり、特に5以下である。bが1、2,3、4または5の値を採る本発明の剤がより好ましい。
好ましくは、式(I)のオルガノポリシロキサンが標準条件(20℃、1013.25mbar)の下、少なくとも100mPa・sの粘度(ブルックフィールドRTV、スピンドル4、20rpm)、好ましくは少なくとも1000mPa・s、さらに好ましくは、少なくとも5000mPa・s、特に少なくとも15000mPa・sの粘度を有するようにaおよびbは選択される。粘度は、好ましくは、最大で500000mPa・s、好ましくは最大で200000mPa・s、より好ましくは最大で100000mPa・s、特に最大で60000mPa・sである。式(I)のオルガノポリシロキサンが17000〜55000mPa・sの粘度を有する本発明の剤がより好ましい。
式(I)のオルガノポリシロキサンのアミン価は、好ましくは0.001mmol/g、より好ましくは0.01mmol/gの量である。アミン価は、より好ましくは、最大で5mmol/g、さらに好ましくは最大で1mmol/g、よりさらに好ましくは最大で0.1mmol/g、特に0.05mmol/gである。式(I)のオルガノポリシロキサンが0.015〜0.045mmol/gのアミン価を有する本発明の剤がより好ましい。
本発明の剤の意図される用途に応じて、式(I)のオルガノポリシロキサンの量を変えて使用することができる。本発明の好ましい化粧品剤は、その重量に対して、それらを0.00001〜10wt%、好ましくは、0.0001〜7.5wt%、さらに好ましくは0.001〜5wt%、さらに好ましくは0.01〜3wt%、および特に0.1〜1wt%の式(I)のオルガノポリシロキサンを含有する。
特定の非イオン性成分が、同様に、本発明の剤に使用される場合、本発明に従って使用されるシリコーンの作用を、さらに増加させることができることが見出されている。これら非イオン性成分はさらに、本発明による剤の貯蔵安定性において良好な効果を有する。本発明に特に適当な非イオン性成分は、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノール等のエトキシレートである。エトキシルトリデカノールが特に好適であることが判明しており、より優先的には本発明の剤に組み込まれる。本発明におけるより好ましい化粧品組成物は、その重量に対して、0.00001〜5wt%、好ましくは、0.0001〜3.5wt%、より好ましくは0.001〜2wt%、さらに好ましくは0.01〜1wt%、特に、0.1〜0.5wt%の、分岐、エトキシル化トリデカノール(INCI名:Trideceth-5)またはα−イソ−トリデシル−ω−ヒドロキシポリグリコールエーテル(INCI名:Trideceth-10)またはそれらの混合物を含有する。
本発明において好ましい式(I)のオルガノポリシロキサンは、ヒドロキシルおよびアルコキシ基を有する。本発明においてより好ましい化粧品組成物は、ヒドロキシ/アルコキシモル比を0.2:1〜0.4:1、好ましくは1:0.8〜1:1.1の範囲に有する式(I)のオルガノポリシロキサンを含有する。式(I)のオルガノポリシロキサンの平均分子量は、好ましくは2000〜200000、およびより好ましくは5000〜100000、特に10000〜50000ダルトンである。そこに存在する式(I)のオルガノポリシロキサンの重量平均モル質量が2000〜1000000gmol−1、好ましくは5000〜200000gmol−1の範囲にある化粧品組成物が好ましい。
アミノ置換シリコーン類の平均分子量は、例えば、ポリスチレンを用い、室温でゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。選択することができるカラムは、μ−Styragelカラムであり、溶離液としてTHFを用い、1ml/分の流速で測定する。検出は、好ましくは、屈折率測定およびUV計を用いて行われる。
式(I)のオルガノポリシロキサンは、好ましくは、好ましくは、水中油型エマルションとして使用される。水中油型エマルションは、1種以上の界面活性剤を含有することができる。界面活性剤は、任意の所望の種類のものであってもよく、好ましくは、カチオン性および/または非イオン性である。エマルジョン中のシリコーン液滴の数平均サイズは、好ましくは、3nm〜500nmの間、より好ましくは、5nm〜60nm(両端を含む)および、特に10nm〜50nm(両端を含む)である。
式(I)のオルガノポリシロキサンが水中油型エマルジョンの形態で存在し、エマルション中のシリコーン粒子の数平均サイズが3〜500nm、好ましくは5〜60nmである本発明による化粧品組成物が、本発明において好ましい。
本発明による組成物のさらなる必須成分は、合成油、鉱物油、植物油、フッ素化またはペルフルオロ化油、天然または合成ワックス、セラミド型の化合物、カルボン酸エステル類、式(I)のシリコーンとは異なるシリコーン、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性タンパク質、カチオン性タンパク質加水分解物、カチオン性界面活性物質およびこれら種々の化合物の混合物から選択されるコンディショニング剤である。
本発明の目的に関して、用語「コンディショニング剤」は、毛髪等のケラチン物質の少なくとも一つの化粧品特性、例えば柔らかさ、さらさら感、手触り、絡まりにくさまたは静電気帯電性を改善することができる任意の化合物を意味する。少なくとも一つのコンディショニング剤は、水溶性または水不溶性であってもよい。
水不溶性コンディショニング剤は、25℃および1013mbarで固体、液体又はペースト状であってもよいし、油、ワックス、樹脂またはガムの形態をとることができる。
水不溶性コンディショニング剤は、2nm〜100μm、好ましくは30nm〜20μmの数平均粒子または液滴を好ましく有するフォームを分散させると仮定してもよい。
本明細書において、数平均粒子径は、粒度を使用して決定される。25℃で水中に溶解する水不溶性コンディショニング剤は、0.1wt%未満の範囲であり、すなわち、それらは、これらの条件下において、肉眼的に等方性で、透明な溶液を形成しない。
合成油、例えば、ポリオレフィン、特にポリ−アルファ−オレフィンは、以下のものから選択できる:水素化または非水素化ポリブテン型のポリαオレフィン、または水素化もしくは非水素化ポリイソブテン型のポリαオレフィン。1000未満のモル質量を有するイソブチレンオリゴマーおよび、それらと、1000以上のモル質量(例えば、1000〜15000)を有するポリイソブチレンとの混合物を好ましく使用できる。
対応する市販品は、例えば、Permethyl(登録商標)99 A, 101 A, 102 A, 104 A (n=16)および106 A (n=38)、 Presperse Inc.社、または、Arlamol(登録商標)HD (n=3) ICI製(nは重合度を表す)。
商品名Ethylflo(登録商標)(Ethyl Corp.) および Arlamol(登録商標)PAO (ICI)の商品名で分布されている水素化または非水素化ポリデセン型のポリ−α−オレフィンを使用できる。本発明の好ましい化粧品組成物は、合成油は、水素化または非水素化ポリブテン型または水素化または非水素化ポリデセン型のポリオレフィンであることを特徴とする。
化粧油は、コンディショニング剤として特に優先的に用いることができる。これらの油体は、好ましくは50℃未満、より好ましくは45℃未満、特に好ましくは40℃未満、より好ましくは35℃未満の融点を好ましく有し、最も好ましくは、化粧油は30℃未満の温度で流動可能である。これらの油は、定義され、以下においてより詳細に説明されている。
天然および合成化粧油には、例えば以下のものが含まれる:
植物油:このような油の例としては、ヒマワリ油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、アーモンド油、ホホバ油、オレンジ油、小麦胚芽油、桃の種油、ヤシ油の液体画分である。しかしながら、合成トリグリセリド油と共に牛脂の液体留分のような他のトリグリセリド油もまた好適である。液体パラフィン油、イソパラフィン油および12〜36個のC原子、特に12〜24個のC原子を有する合成炭化水素およびジ-n-アルキルエーテル、例えば、ジ-n-オクチルエーテル、ジ-n-デシルエーテル、ジ-n-ノニルエーテル、ジ-n-ウンデシルエーテル、ジ-n-ドデシルエーテル、n-ヘキシル-n-オクチルエーテル、n-オクチル-n-デシルエーテル、n-デシル-n-ウンデシルエーテル、n-ウンデシル-n-ドデシルエーテルおよびn-ヘキシル-n-ウンデシルエーテルおよびジ-tert-ブチルエーテル、ジ−イソ−ペンチルエーテル、ジ-3-エチルデシルエーテル、tert-ブチル-n-オクチルエーテル、イソ-ペンチル-n-オクチルエーテルおよび2-メチルペンチル-n-オクチルエーテルが挙げられる。化合物には、1,3-ジ-(2-エチルヘキシル)シクロヘキサン (Cetiol(登録商標)S) およびジ-n-オクチルエーテル(Cetiol(登録商標)OE)として入手できる製品も好ましい。
エステル油:エステル油としては、C-C30の脂肪族アルコールとC-C30の脂肪酸のエステルを意味するものと解釈されるべきである。2〜24個のC原子を有するアルコールと脂肪酸のモノエステルが好ましい。エステルに使用される脂肪酸部分の例としては、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸およびそれらの工業用混合物であり、それは、例えば、Roelenのオキソ合成からのアルデヒドの酸化または不飽和脂肪酸の二量化、天然油脂および油の高圧分解で得られる。
エステル油における脂肪アルコール部分の例は、イソプロピルアルコール、カプロイルアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノリルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコール、ならびにそれらの工業用混合物であり、それは、例えば、Roelenのオキソ合成からのアルデヒドまたは脂肪および油に基づく交互油用メチルエステルの高圧水素添加、および不飽和脂肪アルコールの二量化におけるモノマー画分として得ることができる。
本発明におけるより好ましい物質は、イソプロピルミリステート(Rilanit(登録商標)IPM)、イソノナン酸C16-18アルキルエステル(Cetiol(登録商標)SN)、2-エチルヘキシルパルミテート(Cegesoft(登録商標)24)、ステアリン酸2-エチルヘキシルエステル(Cetiol(登録商標)868)、セチルオレエート、グリセロールトリカプリレート、ココナツ脂肪アルコールカプレート/カプリレート(Cetiol(登録商標)LC)、n-ブチルステアレート、オレイルエルケート(Cetiol(登録商標)J 600)、イソプロピルパルミテート(Rilanit(登録商標)IPP)、オレイルオレエート(Cetiol(登録商標))、ラウリン酸ヘキシルエステル(Cetiol(登録商標)A)、ジ-n-ブチルアジペート(Cetiol(登録商標)B)、ミリスチルミリステート(Cetiol(登録商標)MM)、セテアリルイソノナノエート(Cetiol(登録商標)SN)およびオレイン酸デシルエステル(Cetiol(登録商標)V)である。
ジカルボン酸エステル、例えばジ-n-ブチルアジペート、ジ-(2-エチルヘキシル)アジペート、ジ-(2-エチルヘキシル)スクシネートおよびジイソトリデシルアセテートならびにジオールエステル、例えばエチレングリコールジオレエート、エチレングリコールジイソトリデカノエート、プロピレングリコールジ(2-エチルヘキサノエート)、プロピレングリコールジイソステアレート、プロピレングリコールジペラルゴネート、ブタンジオールジイソステアレート、ネオペンチルグリコールジカプリレート、
カルボン酸と脂肪アルコールとの対称、非対称または環状エステル、例えば、DE−OS 197 56 454に記載されている、グリセロールカルボネートまたはジカプリリルカルボネート(Cetiol(登録商標)CC)
飽和および/または不飽和、直鎖状および/または分枝状脂肪酸とグリセロールとのトリ脂肪酸エステル
脂肪酸部分グリセリド、すなわち、モノグリセリド、ジグリセリド、およびそれらの工業用混合物。工業製品を使用する場合、少量のトリグリセリドは、依然として製造方法に応じて、その中に存在し得る。部分グリセリドは、好ましくは、式(D4-I)で表される:
Figure 2015514787
式中、R、RおよびRは、相互に独立して、水素または直鎖状もしくは分枝状の、飽和および/または不飽和の、6〜22、好ましくは12〜18の炭素原子を有するアシル基、ただし、これらの基の少なくとも一つはアシル基を表し、これらの基の少なくとも1つは水素を表す。合計(m+n+q)は、0または1〜100、好ましくは0または5〜25の数である。好ましくは、Rはアシル基を示し、RおよびRは水素を表し、合計(m+n+q)は0である。典型的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルモレイン(palmoleic)酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸およびそれらの工業用混合物に基づくモノ−および/またはジグリセリドである。好ましくは、オレイン酸モノグリセリドが使用される。
考慮することができる天然油には、例えば、アマランス種子油、杏仁油、アルガン油、アボカド油、ババス油、綿実油、ルリジサ種子油、カメリナ油、アザミ油、落花生油、ザクロ種子油、グレープフルーツ種子油、***油、ヘーゼルナッツ油、エルダーベリー種子油、ブラックカラント種子油、ホホバ油、カカオ脂、アマニ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ胚芽油、アーモンド油、マルラ油、月見草油、オリーブ油、パーム油、菜種油、米油、シーバックソーン果実油、シーバックソーン種子油、ゴマ油、シアバター、大豆油、ヒマワリ油、グレープシード油、クルミ油または野生のバラ油が含まれる。
本発明に従う教示には、上記記載の天然油の少なくとも2つを混合できることが含まれることは言うまでもない。しかし、この場合には、天然油は、脂肪酸の合計の少なくとも50wt%をパルミチン酸、ステアリン酸およびリノールが構成するように選択しなければならない。天然油の好ましい混合物は、少なくとも一つのシーバックソーン油とアマランス種子油、シアバターとアマランス種子油、カメリナ油とアマランス種子油、オリーブオイルとアマランス種子油、マカデミアナッツ油とアマランス種子油、少なくとも1つのシーバックソーン油とオリーブ油、カメリナ油とオリーブオイル、シアバターとオリーブ油、少なくとも一つのシーバックソーンとマカデミアナッツ油、シアバターとマカデミアナッツ油。しかし、3よりも多くの天然油を相互に混合すべきではない。
アルガン油がより好ましい天然油の一つである。
本発明の好ましい化粧品組成物は、植物油が、ひまわり油、コーン油、ダイズ油、アボカド油、ホホバ油、カボチャ種子油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、魚油、グリセロールトリカプロカプリレートまたは式RCOOR10(式中、Rは7〜29個の炭素原子を有する高級脂肪酸の基を意味し、R10は、炭素数3〜30の、直鎖または分枝した炭化水素鎖を意味する)の植物油もしくは動物油、天然または合成エッセンシャルオイルから選ばれることを特徴とする。
本発明に従って使用することができる天然または合成ワックス(ファットワックス)は、例えば、固形パラフィン又はイソパラフィン、カルナウバワックス、ミツロウ、キャンデリラワックス、オゾケライト、セレシン、鯨蝋、ひまわりワックス、フルーツワックス、例えば、リンゴワックスまたは柑橘ワックス、PEもしくはPPマイクロワックスである。
本発明による好ましい化粧品組成物は、ワックスまたは複数のワックスがカルナウバワックス、キャンデリラワックス、アルファワックス、パラフィンワックス、オゾケライト、植物ワックス、動物性ワックス、ポリエチレンワックスまたはポリオレフィンワックスから選択されることを特徴とする。
使用量は、剤の合計に対して、0.1〜50wt%、好ましくは0.1〜20wt%、より好ましくは0.1〜15wt%である。
セラミド型の化合物は、例えば、天然及び合成セラミド、グリコセラミド、擬似セラミドおよびネオセラミドから選択され得る。これらの群からの好ましい代表例は、2-N-リノレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-オレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-パルミトイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-ベヘノイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-[2−ヒドロキシパルミトイル]アミノオクタ-デカン-1,3-ジオール、2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3,4-トリオール、例えば、N-ステアロイル-フィトスフィンゴシン、2-N-パルミトイルアミノヘキサデカン-1,3-ジオール、ビス(N-ヒドロキシエチルN-セチル)マロンアミド、N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(3- セチルオキシ-2-ヒドロキシ-プロピル)セチルアミド、N-ドコサノイル-N-メチル-D-グルカミンおよびこれらの混合物である。
本発明における好ましい化粧品組成物は、2-N-リノレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-オレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-パルミトイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-ベヘノイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、2-N-[2-ヒドロキシパルミトイル]アミノオクタ-デカン-1,3-ジオール、2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3,4-トリオール、2-N-パルミトイルアミノヘキサデカン-1,3-ジオール、ビス(N-ヒドロキシエチルN-セチル)マロンアミド、セチル酸のN-(2-ヒドロキシエチル)-N-(3- セチルオキシ-2-ヒドロキシ-プロピルアミド、N-ドコサノイル-N-メチル-D-グルカミンおよびこれらの混合物から選択されるセラミド型の化合物であることを特徴とする。
脂肪アルコールは、式ROHの第1級脂肪族アルコールを意味すると解釈されるべきであり、式中、Rは、6〜22個の炭素原子および0および/または1個、2個または3個の二重結合を有する脂肪族、直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を意味する。代表例は、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルモレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノリルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコールならびにそれらの工業用混合物であり、それは、例えば、油脂に基づく工業用メチルエステルまたはRoelenオキソ合成からのアルデヒドの高圧水素化の間に、および不飽和脂肪アルコールの二量化の間のモノマー画分として、生成される。好ましい工業用脂肪アルコールは12〜18個の炭素原子を有するものであり、例えば、ココナッツ、パーム、パーム核または獣脂脂肪アルコールである。1〜15モルのアルキレンオキシドを有するアルコキシル化脂肪アルコール、または1〜6モルのグリセロールを有するポリグリセリル化化合物も、コンディショニング剤として使用できる。
モノカルボン酸エステルは特に好ましく、また、コンディショニング剤として使用することができる。これらは、例えば、直鎖または分枝、飽和または不飽和の脂肪族C〜C26アルコールの、直鎖または分枝、飽和または不飽和の脂肪族C〜C26モノエステル(エステルにおける炭素原子の合計は10以上である)から選択される。
より好ましいコンディショニング剤は、ジヒドロアビエチルベヘネート、オクチルドデシルベヘネート、イソセチルベヘネート、セチルラクテート、 C12−C15アルキルラクテー、イソステアリルラクテート、ラウリルラクテート、リノレイルラクテート、オレイルラクテート、(イソ)ステアリルオクタノエート、イソセチルオクタノエート、オクチルオクタノエート、セチルオクタノエート、デシルオレエート、イソセチルイソステアレート、イソセチルラウレート、イソセチルステアレート、イソデシルオクタノエート、イソデシルオレエート、イソノニルイソノナノエート、イソステアリルパルミテート、メチルアセチルリシノレート、ミリスチルステアレート、オクチルイソノナノエート、2−エチルヘキシルイソノネート、オクチルパルミテート、オクチルペラルゴネート、オクチルステアレート、オクチルドデシルエルケート、オレイルエルケート、エチルおよびイソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルデシルパルミテート、アルキルミリステート、例えば、イソプロピル−、ブチル−、セチル−、および2−オクチルドデシルミリステート、ヘキシルステアレート、ブチルステアレート、イソブチルステアレートジオクチルマレエート、ヘキシルラウレートおよび2−ヘキシルデシルラウレートである。
−C22アルコールのC−C22ジまたはトリカルボン酸エステル、およびC−C26ジ−、トリ−、テトラ−またはペンタヒドロキシアルコールのモノ−、ジ−、またはトリカルボン酸エステルも同様に使用できる。
以下のものを挙げることができる;ジエチルセバケート、ジイソプロピルセバケート、ジイソプロピルアジペート、ジ-n-プロピルアジペート、ジオクチルアジペート、ジイソステアリルアジペート、ジオクチルマレエート、グリセリルモノウンデシレネート、オクチルドデシルステアロイルステアレート、ペンタエリスリチルモノリシノレート、ペンタエリスリチルテトライソノナンオエート、ペンタエリスリチルテトラペラルゴネート、ペンタエリスリチルテトライソステアレート、ペンタエリスリチルテトラオクタノエート、プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、トリデシルエルケート、トリイソプロピルシトレート、トリイソステアリルシトレート、グリセリルトリラクテート、グリセリルトリオクタノエート、トリオクチルドデシルシトレート、およびトリオレイルシトレート。
上記エステルの幾つかがより好ましい。カルボン酸エステルが、エチルパルミテートおよびイソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルデシルパルミテート、アルキルミリステート、ヘキシルステアレート、ブチルステアレート、イソブチルステアレート;ジオクチルマレエート、ヘキシルラウレート;2−ヘキシルデシルラウレート、イソノニルイソノナンオエートおよびセチルオクタノエートから選択される本発明の化粧品組成物が、本発明において好ましい。
本発明に従って使用される式(I)のシリコーンとは異なるシリコーンもまた、コンディショニング剤として使用できる。
本発明に係る好ましい剤は、それらが少なくとも1つの更なるシリコーンを含有することであり、好ましくは、シリコーンは以下のものから選択される;
(i)ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、それは、揮発性または不揮発性の、直鎖状、分岐状又は環状の、架橋または非架橋のものである;
(ii)以下のものから選択される1以上のオルガノ官能基を一般構造に含有するポリシロキサン
a)置換もしくは無置換のアミノ化基;
b)(ペル)フッ素化基
c)チオール基;
d)カルボキシレート基
e)ヒドロキシル化基
f)アルコキシル化基
g)アシルオキシアルキル基
h)両性基
i)亜硫酸水素塩基
j)ヒドロキシアシルアミノ基
k)カルボキシ基
l)スルホン酸基、
m)硫酸塩またはチオ硫酸基
(iii)線状ポリシロキサン(A)/ポリオキシアルキレン(B)ブロックコポリマー、(A−B)型であって、n>3のもの;
(iv)シリコーン不含有機親構造を有するグラフト化シリコーンポリマーであって、該ポリマーは、シリコーン不含有機モノマーから形成される有機主鎖から構成され、少なくとも1つのポリシロキサンマクロマーが鎖にグラフト化され、所望により少なくとも1つの鎖末端にてグラフト化される、
(v)ポリシロキサン親構造を有するグラフト化シリコーンポリマー、その上に、シリコーン不含有機モノマーがグラフト化され、該シリコーンポリマーは、少なくとも1つの有機マクロマーが鎖上にグラフト化され所望により少なくとも1つのその末端にてグラフト化されるポリシロキサン主鎖を有する、
または、それらの混合物。
本発明のより好ましい化粧品組成物は、式(I)のシリコーンとは異なるシリコーンが、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、有機官能基で変性されたポリオルガノシロキサン、およびそれらの混合物から選択される非揮発性ポリオルガノシロキサンであることを特徴とする。特に好ましい本発明に係る化粧品組成物は、以下のことを特徴とする:
(a)ポリアルキルシロキサンは以下のものから選択される:
末端トリメチルシリル基を有するポリジメチルシロキサン
末端ジメチルシリル基を有するポリジメチルシロキサン
ポリアルキル(C1−20)シロキサン;
(b)ポリアリールシロキサンは以下のものから選択される:
ポリジメチルメチルフェニルシロキサン
直鎖および/または分岐形態を有し、25℃にて1・10−5〜5・10−2/sの範囲の粘度を有するポリジメチルジフェニルシロキサン
(c)シリコーンゴムは、200000〜1000000の範囲の数平均モル質量を有し、そのまま使用されるかまたは溶媒と混合されるポリジオルガノシロキサンから選択される
(d)ユニットR3SiO1/2, R2SiO2/2, RSiO3/2 および SiO4/2から合成され、式中Rは1〜16個の炭素原子を有する炭化水素基またはフェニル基を意味する樹脂から選択される樹脂
(e)有機変性シリコーン類は、その構造中に、炭化水素基を介して結合された1つ以上の有機官能基を有するシリコーンから選択される。
本発明においてより好ましい剤は、いずれの場合も剤全体に対して、0.1〜10wt%、好ましくは0.25〜7wt%、特に0.5〜5wt%の更なるシリコーンを含有する。
好ましいシリコーンは以下に記載される。
本発明のより好ましい剤は、式Si−Iの少なくとも1つのアミノ官能化シリコーンを含有することを特徴とする:
Figure 2015514787
式中、xは、0〜100、好ましくは0〜50、さらに好ましくは0〜20、および特に0〜10の数字を示す。
INCI命名法によると、これらのシリコーンは、ジメチコーンとして知られている。以下の式の化合物は、式Si-Iのシリコーンとして好ましく使用される:
(CH3)3Si-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-O-(CH3)2Si-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]2-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]3-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]4-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]5-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]6-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]7-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]8-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]9-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]10-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]11-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]12-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]13-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]14-O-Si(CH3)3、 (CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]15-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]16-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]17-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]18-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]19-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]20-O-Si(CH3)3、また、(CH3)3Si-O-Si(CH3)3、(CH3)3Si-O-(CH3)2Si-O-Si(CH3)3 および/または(CH3)3Si-[O-(CH3)2Si]2-O-Si(CH3)3がより好ましい。もちろん、上述のシリコーンの混合物は本発明の剤に存在してもよい。
本発明において好ましく使用できるシリコーンは、20℃で0.2〜2mm−1の粘度を有し、また、0.5〜1mm−1の粘度を有するシリコーンがより好ましい。本発明の好ましい化粧品組成物は、個別にまたは組み合わせて使用されるシリコーンが以下の構造から選択されることを特徴とする:
ポリジメチルシロキサン、
ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサンおよび以下の混合物:
鎖末端ヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンおよび環状ポリジメチルシロキサンからなる混合物
ポリジメチルシロキサンゴムおよび環状シリコーンからなる混合物、および
様々な粘度のポリジメチルシロキサンの混合物。
シリコーンの適用特性を修正することにより、意図する用途に、より密接に適合させることができるので、本発明のより好ましい剤は、一つ以上の有機変性シリコーンを含有する。本発明の好ましい化粧品組成物は、有機変性シリコーンが、a)ポリエチレンオキシおよび/またはポリプロピレンオキシ基、b)置換または非置換のアミノ化基、c)チオール基、d)アルコキシル化基、e)ヒドロキシアルキル基、f)アシルオキシアルキル基、g)カルボキシアルキル基、h)2−ヒドロキシアルキルスルホネート基、i)2−ヒドロキシアルキルチオスルホネート基、j)ヒドロキシアシルアミノ基を含有するポリオルガノシロキサンから選択されることを特徴とする。本発明のより好ましい剤は、1以上のアミノ−官能化シリコーンを含有する。このようなシリコーンは、例えば、以下の式により表される
Figure 2015514787
式中、
Rは水素または1〜約6の炭素原子を有する炭化水素基、Qは、一般式-R1HZの極性基であり(式中、Rは、二価の連結基であり、それは水素および基Zに結合し、炭素原および水素原子、炭素、水素および酸素原子、または炭素、水素および窒素原子から構成され、Zは、有機基、少なくとも一つのアミノ官能基を含むアミノ官能性基である)、「a」は、約0〜約2の範囲の数字であり、「b」は約1〜約3の範囲の値であり、「a+b」は3以下であり、「c」は約1〜約3の範囲の数字であり、xは、1〜約2000、好ましくは約3〜約50,および最も好ましくは約3〜約25の範囲の数であり、yは約20〜約10000、好ましくは約125〜約10000、最も好ましくは約150〜約1000の範囲の数であり、ならびにMは、先行技術において既知の適当なシリコーン末端基、好ましくはトリメチルシロキシである。Rで表される基の非限定的な例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、イソヘキシルなどのアルキル基;ビニル、ハロビニル、アルキルビニル、アリル、ハロアリル、アルキルアリルなどのアルケニル基;シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのシクロアルキル基;フェニル基、ベンジル基、ハロゲン化炭化水素基、例えば、3-クロロプロピル、4-ブロモブチル、3,3,3-トリフルオロプロピル、クロロシクロヘキシル、ブロモフェニル、クロロフェニル等;およびメルカプトエチル、メルカプトプロピル、メルカプトヘキシル、メルカプトフェニル等の硫黄含有基であり、Rは、好ましくは、1〜約6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、最も好ましくは、Rはメチルである。Rの例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、ヘキサメチレン、デカメチレン、-CH2CH(CH3)CH2-、フェニレン、ナフチレン、CH2CH2SCH2CH2-、-CH2CH2OCH2-、-OCH2CH2-、-OCH2 CH2CH2-、-CH2CH(CH3)C(O)OCH2-、-(CH2)3CC(O)OCH2CH2-、-C6H4C6H4-、-C6H4CH2C6H4-; および-(CH2)3C(O)SCH2CH2-を含む。
Zは、少なくとも1つの官能性アミノ基を含有する有機、アミノ官能性基である。Zのための可能な式は、NH(CH2)zNH2である(式中、zは1以上である)。Zに関する他の可能な式は、-NH(CH2)z(CH2)zzNHであり、式中、zおよびzzは、相互に独立して1以上であり、この構造は、ピペラジニルなどのジアミノ環構造を含有する。Zは、最も好ましくは、-NHCH2CH2NH2基である。Zに関する別の可能な式は、-N(CH2)z(CH2)zzNX2または-NX2であり、式中、各XのXは独立して、水素および1〜12個の炭素原子を有するアルキル基から成る群から選択され、およびzzは0である。
Qは、最も好ましくは、式CH2CH2CH2NHCH2CH2NH2の極性のアミノ官能性基である。式中、「a」は、約0〜約2の範囲の値を表し、「b」は約2〜約3の範囲の値であり、「a」+「b」は3以下であり、および「c」は約1〜約3の範囲の数である。RaQbSiO(4-a-b)/2ユニット対RcSiO(4-c)/2ユニットのモル比は、約1:2〜約1:65、好ましくは約1:5〜約1:65および最も好ましくは約1:15〜約1:20の範囲である。上記式の一つ以上のシリコーンを使用する場合には、上記の式中の種々の可変の置換基は、シリコーン混合物中に存在する様々なシリコーン成分において異なっていてもよい。
本発明の好ましい剤は、式(Si-II)のアミノ−官能性シリコーンを含有することを特徴とする:
Figure 2015514787
式中、
GはH、フェニル基、-OH、-O-CH3、-CH3、-O-CH2CH3、-CH2CH3、-O-CH2CH2CH3,-CH2CH2CH3、-O-CH(CH3)2、-CH(CH3)2、-O-CH2CH2CH2CH3、-CH2CH2CH2CH3、-O-CH2CH(CH3)2、-CH2CH(CH3)2、-O-CH(CH3)CH2CH3、-CH(CH3)CH2CH3、-O-C(CH3)3、-C(CH3)3であり、
aは、0〜3の間の数、特に0を示し、
bは、0〜1の間の数、特に1を示し、
mおよびnは数字であり、それらの合計(m+n)は1〜2000、好ましくは50〜150であり、nは好ましくは0〜1999の値、特に49〜149の値を示し、およびmは好ましくは1〜2000、特に1〜10を示し、
R’は、以下のものから選択される1価の基であり:
Figure 2015514787
式中、各Qは、化学結合、-CH2-、-CH2-CH2-、-CH2CH2CH2-、-C(CH3)2-、-CH2CH2CH2CH2-、-CH2C(CH3)2-、-CH(CH3)CH2CH2-を示し、
R''は、-H、フェニル、ベンジル、-CH2-CH(CH3)Ph、C1-20 アルキル基、好ましくは、 -CH3、-CH2CH3、-CH2CH2CH3、-CH(CH3)2、-CH2CH2CH2H3、-CH2CH(CH3)2、-CH(CH3)CH2CH3、-C(CH3)3,から選択される同一または異なる基を示し、
Aは、好ましくは、塩化物、臭化物、ヨウ化物又はメトスルフェートから選択される陰イオンを表す。
本発明のより好ましい剤は、式(Si-IIa)の少なくとも1つのアミノ−官能性シリコーンを含有することを特徴とする:
Figure 2015514787
式中、mおよびnは数字であり、それらの合計(m+n)は1〜2000、好ましくは50〜150であり、nは好ましくは0〜1999の値、特に49〜149の値を示し、およびmは好ましくは1〜2000、特に1〜10を示す。
これらのシリコーンはINCI公表に従い、トリメチルシリルアモジメチコンと表される。より好ましい本発明の剤はまた、式(Si-IIb)アミノ官能性シリコーンを含有するものである:
Figure 2015514787
式中、Rは、-OH, -O-CH3 または-CH3基を示し、およびm、n1およびn2は、数字であり、その合計(m+n1+n2)は1〜2000、好ましくは50〜150であり、(n1+n2)の合計は、好ましくは0〜1999の値、特に49〜149の値を示し、およびmは好ましくは1〜2000、特に1〜10を示す。
これらのシリコーンは、INCI表示に従うとアモジメチコンと表される。
アミノ官能性シリコーンが使用されることに関係なく、本発明の好ましい剤は、そのアミン価が0.25meq/g以上、好ましくは0.3meq/g以上、および特に0.4meq/g以上であるアミノ官能性シリコーンを含むものである。ここで、アミン価は、アミノ官能性シリコーンのグラム当たりのアミンのミリ当量を意味する。これは、滴定によって決定することができ、また、KOH / gのmg単位で記述することができる。
本発明の好ましい剤は、その重量に対して、アミノ官能性シリコーンを0.01〜10wt%、好ましくは0.1〜8wt%、より好ましくは0.25〜7.5wt%の量で含有する。
シクロメチコンとしてINCIに従い指定される環状ジメチコンを、本発明に従い好ましく使用される。本発明の好ましい剤は、ここで式Si-IIIの少なくとも1種のシリコーンを含有するものである:
Figure 2015514787
式中、xは3〜200、好ましくは3〜10、さらに好ましくは3〜7および特に3、4、5または6の数を示す。
3〜7、好ましくは4〜5のSi原子を有する環状シリコーンは、例えば、「Volatile Silicone 7207」(Union Carbide)または「Silbione 70045 V 2」(Rhodia Chimie)として得ることができるオクタメチルシクロテトラシロキサン、「Volatile Silicone 7158」 (Union Carbide) および 「Silbione 70045 V 5」 (Rhodia Chimie)として得ることができるデカメチルシクロペンタシロキサン、ならびにそれらの混合物である。
ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー例えば、以下の構造を有する「Volatile Silicone FZ 3109」 (Union Carbide)である:
Figure 2015514787
環状シリコーンとオルガノシリコーン化合物の混合物、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリスリトール(50/50)の混合物、ならびに、オクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)−ネオペンタンの混合物を使用することもできる。
上記のシリコーンは、-Si-O-Si単位から構成されている骨格を有する。もちろん、これらの-Si-O-Si単位は、炭素鎖により中断される。対応する分子は、鎖延長反応によって得られ、好ましくはシリコーン中水型エマルジョンの形態で使用される。
同様に、本発明による好ましい剤は、それらが式Si-IVの少なくとも1種のシリコーンを含有することを特徴とする:
Figure 2015514787
式中、Rは、同一または異なる基であって、−H、フェニル、ベンジル、-CH2-CH(CH3)Ph、C1-20アルキル基、好ましくは、-CH3、-CH2CH3、-CH2CH2CH3、-CH(CH3)2、-CH2CH2CH2H3、-CH2CH(CH3)2、-CH(CH3)CH2CH3、-C(CH3)3であり、xおよびyは0〜200、好ましくは0〜10、さらに好ましくは0〜7、および特に0、1、2、3、4、5または6を示し、およびnは、0〜10、好ましくは1〜8、および特に2、3、4、5、6を示す。
シリコーンは、好ましくは水溶性である。本発明の好ましい剤は、それらが少なくとも一つの水溶性シリコーンを含有することを特徴とする。
特に好ましい化粧品組成物は、シリコーンが、末端トリメチルシリル基を有するポリアルキルシロキサン、末端ジメチルシラノール基を有するポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ガムおよび異なる粘度の油から形成される2つのPDMS混合物、オルガノシロキサン及び環状シリコーンの混合物、ならびにオルガノポリシロキサン樹脂から選択されることを特徴とする。
コンディショニング剤として好ましく使用されるシリコーンの商品名は、例えば、
-デカメチルテトラシロキサン"SH 200" (Toray Silicone)
-Silbione(登録商標)油 の47および70 047シリーズ
-Mirasil(登録商標)油 (Rhodia Chimie) 例えば 70 047 V 500 000
- 200シリーズの油(Dow Corning)、例えばDC200、60000cSt(mm/s)の粘度を有する
-Viscasil(登録商標)油 (General Electric)
- SFシリーズの油 (SF 96, SF 18, SF 1023, SF 1154, SF 1250 および SF 1265) 、General Electric製
-ジメチコノール、例えば、48シリーズの油 (Rhodia Chimie)
-Abil(登録商標)ワックス 9800 および 9801 (Goldschmidt)
-70 641シリーズのSilbione油(Rhodia Chimie)
-70 633および763シリーズのRhodorsil油 (Rhodia Chimie)
-Dow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid (Dow Corning)
-PKシリーズのシリコーン(Bayer), 例えば PK20
-PNおよびPHシリーズのシリコーン (Bayer), 例えばPN1000およびPH1000
-Q2 1401 (Dow Corning)
-SF 1214 Silicone Fluid (General Electric)
-SF 1236 (General Electric)
-「Dow Corning 593」または「Silicone Fluid SS 4230およびSS 4267」 (General Electric)
-X22-4914, X21-5034およびX21-5037 (Shin-Etsu)
-DC 1248およびQ2 5200 (Dow Corning)
-GP 4 Silicone FluidおよびGP 7100 (Genesee)
-Q2 8220およびDow Corning 929または939 (Dow Corning)
-GP 72 A およびGP 71 (Genesee)
-Silicone Copolymer F-755 (SWS Silicones)および Abil Wax 2428, 2434および2440 (Goldschmidt)
-X-22-3701 E (Shin-Etsu)
-Abil S201およびAbil S255 (Goldschmidt)
-Q2-8413 (Dow Corning)。
アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性タンパク質およびタンパク質加水分解物、カチオン性界面活性剤およびこれらの物質の混合物の群からの水溶性コンディショニング剤はまた、コンディショニング剤として使用できる。
本発明の活性成分の作用をサポートすることができるアニオン性ポリマーは、カルボキシレートおよび/またはスルホネート基を含むアニオン性ポリマーである。このようなポリマーを構成し得るアニオン性モノマーの例には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸、および2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸である。この場合には、酸性基はナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ-もしくはトリエタノールアンモニウム塩として全体的にまたは部分的に存在し得る。2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸およびアクリル酸が好ましいモノマーである。
非常に特に有効であることが判明したアニオン性ポリマーは、単独または共モノマーとして、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸を含有するポリマーであって、スルホン酸基は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ-もしくはトリエタノールアンモニウム塩として全体または部分的に存在できる。
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーがより好ましく、Rheothik(登録商標)11-80の名称で市販されている。
この実施形態において、少なくとも1つのアニオン性モノマーと少なくとも一つの非イオン性モノマーのコポリマーを使用することが好ましい場合がある。アニオン性モノマーに関しては、上記に列挙した物質が参照される。好ましい非イオン性モノマーは、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルピロリドン、ビニルエーテルおよびビニルエステルである。
好ましいアニオン性コポリマーは、アクリル酸-アクリルアミドコポリマー、特に、スルホン酸基を含有するモノマーとのポリアクリルアミドコポリマーである。特に好ましいアニオン性コポリマーは、70〜55mol%アクリルアミド、および30〜45mol%2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から構成され、スルホン酸基は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ-もしくはトリエタノールアンモニウム塩として全体にまたは部分的に存在する。このコポリマーはまた架橋形態で存在してもよく、ポリオレフィン性不飽和化合物、例えば、テトラアリルオキシエタン、アリルスクロース、アリルペンタエリスリトールおよびメチレンビスアクリルアミドが、架橋剤として好ましく使用される。このようなポリマーは、SEPPIC製のSepigel(登録商標)305の商品名で存在する。ポリマー成分に加えて炭化水素混合物(C13−C14イソパラフィン)と非イオン性乳化剤(Laureth-7)を含有する、この配合物を使用することは、本発明の教示の目的のために特に有利であることが判明した。
イソヘキサデカンおよびポリソルベート−80を有する化合物としてSimulgel(登録商標)600の商品名で配布されるナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマーも、本発明において特に効果的であることが判明している。
同様に好ましいアニオン性ホモポリマーは、非架橋および架橋ポリアクリル酸である。この場合には、ペンタエリスリトールのアリルエーテル、スクロースおよびプロピレンのアリルエーテルが好ましい架橋剤であり得る。このような化合物は、商標Carbopol(登録商標)の下に例えば市販されている。
また、無水マレイン酸とメチルビニルエーテルとのコポリマー、特に、架橋を含むものは、色保持性ポリマーである。1,9-デカジエンで架橋した、マレイン酸-メチルビニルエーテルコポリマーは、Stabileze(登録商標)QMの名称で商業的に入手可能である。
本発明の好ましい化粧品組成物において、アニオン性ポリマーは以下のものから選択される:
下記式のモノまたはジカルボン酸モノマーから誘導されるカルボキシル単位を含むポリマー
Figure 2015514787
式中、nは0または1〜10の整数を意味し、Aは、必要に応じて、ヘテロ原子、例えば酸素または硫黄を介して、不飽和基の炭素原子に結合したメチレン基、または、nが1より大きい場合、隣接するメチレン基に結合することを意味し、Rは、水素原子、フェニルまたはベンジルを意味し、Rは水素原子、低級アルキル基またはカルボキシを意味し、Rは、水素原子、低級アルキル基、-CH2COOH基、フェニルまたはベンジルを意味する;
ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドアルキルスルホン酸などのスルホン酸から誘導される単位を含むポリマー。
本発明のより好ましい化粧品組成物において、アニオン性ポリマーは以下のものからから選択される:
-アクリル酸のコポリマー;
-クロトン酸から誘導されるコポリマー;
-マレイン酸または無水マレイン酸、フマル酸またはイタコン酸およびビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルハライド、フェニルビニル誘導体、アクリル酸及びそのエステルから誘導されるポリマー;
-メタクリル酸とメチルメタクリレートのコポリマー;
-メタクリル酸とエチルアクリレートのコポリマー;
-酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー;
-酢酸ビニル/クロトン酸/ポリエチレングリコールターポリマー。
両性ポリマーは、さらに、本発明による活性物質の組合せの作用を増大させるためのポリマー成分として使用することができる。用語両性ポリマーは、各分子において、遊離アミノ基および遊離-COOHまたは-SO3H基を共に含有するこれらのポリマーおよび内部塩を形成できるものだけでなく、各分子において第四級アンモニウム基および-COO-または-SO3 -基で含む双性イオン性ポリマー、および-COOHまたは-SO3H基および第四級アンモニウム基を含有するこれらのポリマーである。
本発明において使用可能な両性ポリマーの一例は、tert-ブチルアミノエチルメタクリレート、N-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)アクリルアミドおよびアクリル酸、メタクリル酸およびそれらの単純エステル群からの2種以上のモノマーのコポリマーであり、Amphomer(登録商標)の下で得ることができるアクリル樹脂である。
本発明において使用可能な更なる両性ポリマーは、英国特許出願公開第2104091、欧州特許出願公開第47714、欧州特許出願公開第217271、欧州特許出願公開第283817およびドイツ特許出願公開第2817369に記載されている。
好ましく使用される両性ポリマーは、実質的に以下のものから構成されているそれらのポリマーである:
(a)一般式(IV)の第四級アンモニウム基を有するモノマー、
Figure 2015514787
式中、
22およびR23は、互いに独立して水素またはメチル基を表し、R24、R25およびR26は、互いに独立して炭素数1〜4のアルキル基を表し、Zは、NH基または酸素原子であり、nは2から5の整数であり、A(-)は、有機酸又は無機酸のアニオンである、および
(b)一般式(V)の単量体カルボン酸
Figure 2015514787
式中、R27およびR28は、互いに独立して、水素またはメチル基である。
本発明において使用できるこれらの化合物は、直接及び塩の形態で使用でき、それは、
例えば、アルカリ金属水酸化物を用いてポリマーを中和することにより得られる特に好ましいポリマーは、R24、R25およびR26がメチル基であり、Zは、NH基であり、A(-)がハロゲン化物、メトキシするフェートもしくはエトキシするフェートイオンである型(a)のモノマーを有するものである。アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドがより好ましいモノマー(a)である。アクリル酸は、記載のポリマーに関するモノマー(b)として好ましく使用される。
本発明の好ましい化粧品組成物において、両性ポリマーは、以下から誘導されるユニットを含むポリマーから選択される:
a)窒素上においてアルキル基で置換されたアクリルアミドまたはメタクリルアミドから選択される少なくとも1つのモノマー;
b)1つ以上の反応性カルボキシ基を含む少なくとも1つの酸コモノマー;および
c)アクリル酸および第一、第二、第三および第四級アミノ置換基を有するメタクリル酸のエステル、ならびに硫酸ジメチルまたは硫酸ジエチルとジメチルアミノエチルメタクリレートの四級化生成物などの、少なくとも一つの塩基性コモノマー。
第三の変形例では、本発明の剤はさらに非イオン性ポリマーを含むことができる。
適当な非イオン性ポリマーは、例えば、以下のとおりである:
−ビニルピロリドン/ビニルエステルコポリマー、例えば、商品名Luviskol(登録商標)(BASF)の下で市販されている。いずれの場合においても、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマーである、Luviskol(登録商標)VA64およびLuviskol(登録商標)VA73は、同様に好ましい非イオン性ポリマーである。
−ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエーテル、例えば、商品名Culminal(登録商標)とBenecel(登録商標)(AQUALON)の下で、市販されている。
−セラック
−ポリビニルピロリドン、例えば、商品名Luviskol(登録商標)(BASF)の下で、市販されている。
−シロキサン。これらのシロキサンは、水溶性または水不溶性のいずれであってもよい。揮発性および非揮発性シロキサンのいずれも適当であり、非揮発性シロキサンは、沸点が常圧で200℃以上である化合物であると解釈される。好ましいシロキサンは、アミンおよび/またはヒドロキシ基を含む、例えばポリジメチルシロキサンなどのポリジアルキルシロキサン、例えば、ポリフェニルメチルシロキサンなどのポリアルキルアリールシロキサン、エトキシ化ポリジアルキルシロキサンおよびポリジアルキルシロキサン。
本発明のより好ましい化粧品組成物において、非イオン性ポリマーは、以下から選択される:
−ポリアルキルオキサゾリン;
−酢酸ビニルのホモポリマー;
−酢酸ビニルとアクリル酸エステルとのコポリマー;
−酢酸ビニルとエチレンのコポリマー;
−酢酸ビニルとマレイン酸エステルとのコポリマー;
−ポリエチレンと無水マレイン酸のコポリマー;
−アルキルアクリレートのホモポリマーおよびアルキルメタクリレートのホモポリマー;
−アクリル酸エステルのコポリマー;
−アクリロニトリルおよび非イオン性モノマーとのコポリマー;および
−アルキルアクリレートおよびウレタンのコポリマー。
カチオン性ポリマーは、「一時的」であるか「恒久的に」カチオンであることができる基を主鎖および/または側鎖中に含むポリマーを意味すると解釈されるべきである。本発明における「恒久的にカチオン性」と命名したポリマーは、剤のpH値に関係なく、カチオン性基を含むものである。原則として、これらは、第四級窒素原子を含むポリマーであり、例えば、アンモニウム基の形態である。好ましいカチオン性基は、第四級アンモニウム基である。特に好適であることが明らかにされているポリマーは、第四級アンモニウム基が、C1−4の炭化水素基を介して、アクリル酸、メタクリル酸又はその誘導体から合成されたポリマー主鎖に結合したものである。
一般式(III)のホモポリマー:
Figure 2015514787
式中、R18は-Hまたは-CH3であり、R19、R20およびR21は、互いに独立してC1-4アルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基から選択され、m=1、2、3または4であり、nは自然数から選択され、X-は生理学的に許容される有機のまたは無機アニオンであり、および、式(III)において記載されたモノマーユニットおよび非イオン性モノマーユニットから実質的に構成されるコポリマーがより好ましいカチオン性ポリマーである。これらのポリマーに関して、本発明による特に好ましいものは、以下の条件の少なくとも一つが適用されるものである:
−R18がメチル基を示し、
−R19、R20およびR21がメチル基を示し、
−mが2の値を有する。
生理学的に許容される対イオンXは、例えば、ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、メトスルフェートイオン、および有機イオン、例えば、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩および酢酸イオンを考慮できる。ハロゲン化物イオン、特に塩化物が好ましい。
特に適切なホモポリマーは、ポリ(メタクリロイルオキシエチル−トリメチルアンモニウムクロライド)であり、それは、所望により架橋され、INCI名ではPolyquaternium-37である。
必要に応じて架橋は、オレフィン性多価不飽和化合物、例えば、ジビニルベンゼン、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスアクリルアミド、ジアリルエーテル、ポリアリルポリグリセリルエーテル、あるいは、糖又糖誘導体のエーテル、例えば、エリスリトール、ペンタエリスリトール、アラビトール、マンニトール、ソルビトール、スクロース又はグルコースの助けを借りて進めることができる。メチレンビスアクリルアミドが好ましい架橋剤である。
ホモポリマーは、30wt%以上のポリマー画分を有するべきである非水性ポリマー分散液の形態で好ましく使用される。このようなポリマー分散液は、以下の商品名にて商業的に入手できる:Salcare(登録商標)SC95(約50%のポリマー画分、さらなる成分:鉱油(INCI名:ミネラルオイル)、およびトリデシル-ポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-Tride-6))およびSalcare(登録商標)SC96(約50%のポリマー画分、さらなる成分:プロピレングリコールのジエステルと、カプリル酸およびカプリン酸混合物(INCI名:Propylene Glycol Dicaprylate/Dicaprate)との混合物、およびトリデシル-ポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-Trideceth-6))。
式(III)に従うモノマーユニットを有するコポリマーは、好ましくは、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸C1−4アルキルエステルおよびメタクリル酸C1−4アルキルエステルを非イオン性モノマーユニットとして含有する。アクリルアミドはこれらの非イオン性モノマーの中でより好ましい。ホモポリマーについて上述したように、これらのコポリマーは、また、架橋されていてもよい。本発明の好ましいコポリマーは、架橋されたアクリルアミド−メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドコポリマーである。モノマーが約20:80の重量比で存在するこのようなコポリマーは、Salcare(登録商標)SC92の下、約50%非水系ポリマー分散液として商業的に入手できる。
さらなる好ましいカチオン性ポリマーは、例えば以下のものである:
−4級化セルロース誘導体、Celquat(登録商標)およびPolymer JR(登録商標)の名称で商業的に入手できるもの。化合物Celquat(登録商標)H100、Celquat(登録商標)L200およびPolymer JR(登録商標)400は、好ましい四級化セルロース誘導体である
−カチオン化蜂蜜、例えば、商品名Honeyquat(登録商標)50
−特に、Cosmedia(登録商標)GuarおよびJaguar(登録商標)の商品名で市販されている、 カチオン性グアー誘導体
−第四級基を有するポリシロキサン、例えば、商業的に入手可能な製品Q2-7224(製造者:Dow Corning;安定化トリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning(登録商標) 929 Emulsion(アモジメチコンと指定されるヒドロキシアミノ変性シリコーンを含有する)、SM-2059(製造者:General Electric)、SLM-55067(製造者:Wacker)、ならびに、Abil(登録商標)-Quat 3270および3272(製造者:Th. Goldschmidt;ジ−四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium-80)。
−高分子ジメチルジアリルアンモニウム塩、およびそれらと、アクリル酸及びメタクリル酸のエステルおよびアミドとのコポリマー。製品は、以下の名称で商業的に入手でき、Merquat(登録商標)100(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド)およびMerquat(登録商標)550 (ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−アクリルアミドコポリマー)が、このようなカチオン性ポリマーの例である:
−ジアルキルアミノアルキルアクリレートおよびメタクリレートの四級化誘導体とビニルピロリドンとのコポリマー、例えば、ジエチルスルフェートで四級化したビニルピロリドン-ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー。このような化合物は、Gafquat(登録商標)734およびGafquat(登録商標)755の名称で商業的に入手できる。
−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾリウムメトクロライドコポリマー、Luviquat(登録商標)FC 370, FC 550, FC 905およびHM 552の商品名で入手できる。
−四級化ポリビニルアルコール、
ともに、以下の名称のポリマー、
−Polyquaternium-2,
−Polyquaternium-17,
−Polyquaternium-18 and
−Polyquaternium-27、ポリマー主鎖に第四級窒素原子を有する。
Polyquaternium-24(商品名、例えばQuatrisoft(登録商標)LM 200)の名称で既知のポリマーも、カチオン性ポリマーとして使用できる。
Copolymer 845 (製造者: ISP), Gaffix(登録商標)VC 713 (製造者: ISP), Gafquat(登録商標)ASCP 1011, Gafquat(登録商標)HS 110, Luviquat(登録商標)8155およびLuviquat(登録商標)MS 370の名称で入手できるビニルピロリドンのコポリマーも、本発明において使用できる。本発明の更なるカチオン性ポリマーは、「一時的なカチオン性」ポリマーである。これらのポリマーは、通常、特定のpH値で、第四級アンモニウム基の形をとり、カチオン性となるアミノ基を含有する。例えば、Hydagen(登録商標)CMF、Hydagen(登録商標)HCMF、Kytamer(登録商標)PCおよび Chitolam(登録商標)NB/101、の商品名として容易に入手できるキトサンおよびその誘導体が好ましい。キトサンは、様々な程度の脱アセチル化および様々な程度の分解度(分子量)にて市販されている脱アセチル化キチンである。これらの生成物は、例えばDE4440625A1およびDE19503465A1に記載されている。特に適当なキトサンは、少なくとも80%の脱アセチル化がされており、分子量が5・10〜5・10(g/mol)の分子量を示す。
本発明の配合物を製造するために、キトサンは、塩形態に変換されなければならない。これは、希釈水性酸で溶解することによって進行することができる。適切な酸は、例えば塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸、および例えば、低分子量カルボン酸、ポリカルボン酸およびヒドロキシカルボン酸などの有機酸である。比較的高い分子量のアルキルスルホン酸、アルキル硫酸またはオルガノリン酸も更に使用できるが、これらは必要な生理学的受容性を有することを条件とする。キトサンを塩形態に変換するための適切な酸は、例えば、酢酸、グリコール酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、2-ピロリジノン-5-カルボン酸、安息香酸またはサリチル酸である。低分子量ヒドロキシカルボン酸、例えば、グリコール酸または乳酸が好ましく使用される。
要約すると、本発明の好ましい化粧品組成物は、カチオン性の両親媒性ポリマーが、四級化セルロース誘導体およびアミノ化側鎖を有するポリアクリレートから選択されることを特徴としている。
さらに好ましい化粧品組成物は、カチオン性ポリマーが、第一級、第二級、第三級および/または第四級アミノ基を有するユニットを有し、そのユニットがポリマー主鎖の一部であるか、それらに直接結合した置換基であるこれらのポリマーから選択されることを特徴とする。
より好ましい化粧品組成物は、カチオン性ポリマーが、カチオン性シクロポリマー、カチオン性多糖類、ビニルピロリドンの四級ポリマーおよびビニルイミダゾール、ならびにそれらの混合物から選択されることを特徴とする。
同様に好ましい化粧品組成物は、シクロポリマーが、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーから選択されることを特徴とする。
さらに好適な化粧品組成物は、カチオン性多糖類が、トリメチルアンモニウム基で置換したエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースから選択されることを特徴としている。
より好ましい化粧品組成物は、カチオン性多糖類が、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩で変性されたグアーガムから選択されることを特徴としている。
本発明によれば、使用される剤が、同電荷の、2つまたはそれ以上、特に2つの、異なるポリマー、および/または各場合において1つのイオンポリマーおよび1つの両性ポリマーおよび/またはノニオンポリマーを含有することもできる。
本発明によれば、「ポリマー」という用語は、球状ポリマー粉末のようなポリマーの特定の製品も意味するものと理解される。そのような微小球を種々のモノマーから製造する種々の方法が既知であり、例えば、特定の重合法によるか、または溶剤にポリマーを溶解し、溶剤が粒子から蒸発しうるかまたは拡散しうる媒体に噴霧することによって、製造することができる。1つのそのような方法は、例えば、EP 466986 B1から既知である。好適なポリマーは、例えば、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリオレフィン、ポリエステルまたはポリアミドである。一次粒子径が1μm未満の球状ポリマー粉末が特に好適である。ポリメタクリレートコポリマーに基づく製品は、例えばPolytrap(登録商標)Q5−6603(Dow Corning)の商品名で、商業的に入手可能である。他のポリマー粉末、例えば、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン12)に基づくポリマー粉末は、2〜10μm(90%)の粒径および約10m2/gの比表面積を有し、Orgasol(登録商標)2002 DU Nat Cos(Atochem S.A., Paris)の商品名で入手可能である。本発明の目的に好適な他の球状ポリマー粉末は、例えば、SEPPIC(Micropearl M)またはNIKKOL(Plastic Powder A)からのポリメタクリレート、NIKKOLからのスチレン−ジビニルベンゼンコポリマー(Platic Powder FP)、AKZOからのポリエチレンおよびポリプロピレン粉末(ACCUREL EP 400)、およびDow Corningからのシリコーンポリマー(Silicone Powder X2−1605)および球状セルロース粉末である。
ポリマーは、剤の総量に対して、0.01〜10wt%の量で本発明の剤中に存在する。0.1〜5、特に0.1〜3wt%の量がより好ましい。
好ましくは、コンディショニング剤として使用されるシリコーンの商品名は、例えば、以下のものである:
Versicol E または K (Ciba)
-Ultrahold (BASF)
-Reten 421, 423 または 425 (Hercules)
-Quadramer (American Cyanamid)
-Acrylidone LM (ISP)
-Luvimer 100 P (BASF)
-28-29-30, 26-13-14および28-13-10 (National Starch)
-Gantrez ANまたはES (ISP)
-Flexan 500およびFlexan 130 (National Starch)
-Cosmedia Polymer HSP 1180 (Cognis)
-Ultrahold Strong (BASF)
-Resin 28-29-30 (National Starch)
-Gantrez ES 425 (ISP)
-Eudragit L (Rohm Pharma)
-Luvimer MAEXまたはMAE (BASF)
-Luviset CA 66 (BASF)
-Aristoflex A (BASF)
-Acrylidone LM (ISP)
-Polyquart KE 3033 (Cognis)
-Merquat 280, Merquat 295 およびMerquat Plus 3330 (Nalco)
-Diaformer Z301 (Sandoz)
-N-カルボキシメチルキトサンおよびN-カルボキシブチルキトサン「Evalsan」 (Jan Dekker)
-Peox 50 000, Peox 200 000およびPeox 500 000
-Appretan EM (Hoechst)
-Rhodopas A 012 (Rhodia Chimie)
-Rhodopas AD 310 (Rhodia Chimie)
-Appretan TV (Hoechst)
-Appretan MB Extra (Hoechst)
-Micropearl RQ 750 (Matsumoto)およびLuhydran A 848 S (BASF)
-Primal AC-261 KおよびEudragit NE 30 D (Rohm & Haas)
-Acronal 601, Luhydran LR 8833および8845 (BASF)
-Appretan N 9213またはN 9212 (Hoechst)
-Nipol LX 531 B (Nippon Zeon)
-CJ 0601 B (Rohm & Haas)
-Acrysol RM 1020およびAcrysol RM 2020 (Rohm & Haas)
-Uraflex XP 401 UZおよびUraflex XP 402 UZ (DSM Resins)
-8538-33 (National Starch)
-Estapor LO 11 (Rhodia Chimie)
-Vidogum GH 175 (Unipectine)
-Jaguar C (Meyhall)
-Jaguar HP8, Jaguar HP60およびJaguar HP120, Jaguar DC 293およびJaguar HP 105 (Meyhall)
-Galactasol 4H4FD2 (Aqualon)
-Hercofloc (Hercules)
-Bina Quat P 100 (Ciba)
-「Gafquat」 (ISP), 例えば「Gafquat(登録商標)734」または「Gafquat(登録商標)755」
-Copolymer 845, 958および937 (ISP)
-Gaffix(登録商標)VC713(ISP)
-Styleze(登録商標)CC 10 (ISP)
-Gafquat(登録商標) HS 100 (ISP)
-(JR 400, JR 125, JR 30M)または(LR 400, LR 30M) (Amerchol)
-Celquat(登録商標) L 200およびCelquat(登録商標)H 100 (National Starch)
-Jaguar(登録商標) C13S, Jaguar(登録商標)C15, Jaguar(登録商標)C17およびJaguar(登録商標)C162 (Meyhall)
-Cartaretine(登録商標) F, F4 or F8 (Sandoz)
-PD 170またはDelsette(登録商標)101 (Hercules)
-Mirapol(登録商標) A 15, Mirapol(登録商標)) AD1, Mirapol(登録商標) AZ1および Mirapol(登録商標) 175 (Miranol)
-Luviquat(登録商標) FC 905, FC 550およびFC 370 (BASF)
-Polyquart(登録商標) H (Cognis)
-Salcare(登録商標) SC 92 (Ciba)
-Salcare(登録商標) SC 95およびSalcare(登録商標) SC 96 (Ciba)
-Merquat(登録商標) 100, Merquat(登録商標) 550およびMerquat(登録商標)S (Nalco)
-Quat-Pro E (Maybrook)
-Quat-Pro S (Maybrook)
-Crotein(登録商標) BTA, Croquat(登録商標) L, Croquat(登録商標) M, Croquat(登録商標) S, Crotein(登録商標) Q (Croda)
-Lexein(登録商標) QX 3000 (Inolex)
-Hydrotriticum WQまたはQM, Hydrotriticum QL, Hydrotriticum QS。
選択したコンディショニング剤に関係なく、本発明の好ましい化粧品組成物は、組成物の総重量に対して、0.001〜20wt%、好ましくは0.01〜15wt%、さらに好ましくは0.1〜10wt%、および特に0.25〜5wt%のコンディショニング剤を含有するものである。
意図された用途に応じて、本発明の剤は、さらに、本質的な成分を含有する。例えばシャンプーまたはコンディショナーのような洗浄またはコンディショニング組成物は、少なくとも一つの界面活性剤を含有し、用途分野に応じて、界面活性物質として知られ、または乳化剤として知られており、アニオン性、カチオン性、双性イオン性、両性および非イオン性界面活性剤および乳化剤から選択される。
本発明の好ましい化粧品剤は、その重量に対して、0.5〜70wt%、好ましくは1〜60wt%、および特に5〜25wt%のアニオン性および/または非イオン性および/またはカチオン性および/または両性界面活性剤を含有することを特徴とする。
本発明による組成物に適しているアニオン性界面活性剤及び乳化剤は、人体への使用に適した任意のアニオン性界面活性物質である。これらは、例えば、カルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基などのアニオン性水溶性基、および約8〜30のC原子を有する親油性アルキルにより特徴付けられる。該分子は、グリコールまたはポリグリコールエーテル基、エステル基、エーテル基およびアミド基およびヒドロキシル基を更に含有してよい。適当なアニオン性界面活性剤および乳化剤の例は、それぞれ、ナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩の形態における、ならびにアルカノール基において2〜4個のC原子を有するモノ-、ジ-およびトリアルカノールアンモニウム塩としての、以下である:
8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪酸(石鹸)、
式R-O-(CH-CHO)-CH-COOH[式中、Rは8〜30個のC原子を有する直鎖状アルキル基であり、x=0または1〜16である]で示される、エーテルカルボン酸、
アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルサルコシド
アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルタウリド
アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルイセチオネート、
8〜24個のC原子を有する直鎖アルカンスルホネート
8〜24個のC原子を有する直鎖アルファオレフィンスルホネート、
8〜30個のC原子を有する脂肪酸のアルファ−スルホ脂肪酸メチルエステル、
式(I)のアシルグルタメート
Figure 2015514787
(式中、RCOは、6〜22個の炭素原子と0、1、2または3個の二重結合を有する直鎖または分枝状アシル基であり、Xは、水素、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムまたはグルカンモニウム、例えば6〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する脂肪酸から誘導されるアシルグルタメート、例えば、C12/14又はC12/18ヤシ脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及び/又はステアリン酸、特にナトリウムN-ココイル-L-グルタメートおよびナトリウムN-ステアロイル-L-グルタメートである)、
一般式(II)のヒドロキシ置換ジ-又はトリカルボン酸のエステル、
Figure 2015514787
(式中、X=H又は-CH2COOR基、Y=H又は-OH、但し、X=-CH2COORの場合はY=Hであり、R、R1およびR2は、互いに独立して、水素原子、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カチオン、アンモニウム基、アンモニウム-有機塩基のカチオン、又は1〜6個のサッカライドモノマー単位を有するエーテル化(C6-C18)-アルキル多糖類及び/又は2〜16個のヒドロキシル基を有するエーテル化脂肪族(C6-C16)-ヒドロキシアルキルポリオールの群から選択されるポリヒドロキシル化有機化合物に由来する基Zであり、但し、基R、R1またはR2の少なくとも1つは基Zである)、
スルホコハク酸エステル又は一般式(III)ののスルホコハク酸塩のエステル、
Figure 2015514787
(式中、M(n+/n)は、n=1のときは水素原子、アルカリ金属カチオン、アンモニウム基又はアンモニウム-有機塩基のカチオン、n=2のときはアルカリ土類金属カチオンであり、R1およびR2は、互いに独立して、水素原子、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カチオン、アンモニウム基、アンモニウム-有機塩基のカチオン、又は1〜6個のサッカライドモノマーユニットを有するエーテル化(C6-C18)-アルキル多糖類及び/又は2〜16個のヒドロキシル基を有するエーテル化脂肪族(C6-C16)-ヒドロキシアルキルポリオールの群から選択されるポリヒドロキシル化有機化合物に由来する基Zであり、但し、基R1またはR2の少なくとも1つは基Zである)、
- アルキル基中に8〜24個の炭素原子を有するスルホコハク酸モノ-及びジアルキルエステルおよび、アルキル基中に8〜24個の炭素原子を有し1〜6個のオキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、
- 式:R-O(CH2-CH2O)x-OSO3H(式中、Rは、好ましくは8〜30個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、x=0又は1〜12である〕のアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、
- DE-A-37 25 030に記載された混合表面活性ヒドロキシスルホネート、
- 約2〜15分子のエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのC8-22脂肪アルコールへの付加生成物である、酒石酸及びクエン酸とアルコールのエステル、
- アルキル及び/又はアルケニルエーテルリン酸塩、
- 硫酸化脂肪酸アルキレングリコールエステル、
- モノグリセリド硫酸塩及びモノグリセリドエーテル硫酸塩。
好適なアニオン性乳化剤は、6〜22個の炭素原子と0、1、2又は3個の二重結合をそれぞれ有し、特に好適な態様では、オクタノイル、デカノイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル及びステアロイル基から選択される直鎖又は分枝状アシル基をもつアシルグルタメート、アシルイセチオネート、アシルサルコシネート及びアシルタウレート、酒石酸、クエン酸或いはコハク酸のエステル、又はこれらの酸のアルキル化グルコースによる塩、特に、INCI名クエン酸ココグルコシドジナトリウムを有する生成物、酒石酸ココグルコシドナトリウム及びスルホコハク酸ココグルコシドジナトリウム、アルキル基中に8〜18個の炭素原子を有し分子中に12個までのエトキシ基を有するアルキルポリグリコールエーテル硫酸塩及びエーテルカルボン酸、アルキル基中に8〜18個の炭素原子を有するスルホコハク酸モノ-及びジアルキルエステル、及びアルキル基中に8〜18個の炭素原子を有すると共に1〜6個のエトキシ基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステルである。
双性イオン性界面活性剤および乳化剤として分類される界面活性化合物は、分子中に少なくとも1つの第四級アンモニウム基および少なくとも1つの−COO(−)または−SO (−)基を有する化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤および乳化剤は、ベタイン、例えばN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および、2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン(それぞれアルキル基またはアシル基において8〜18個のC原子を有する)、ならびにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、INCI名コカミドプロピルベタインで既知の脂肪酸アミド誘導体である。
好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキル基中に10〜18個の炭素原子を有し、1分子当たり最大12個のグリコールエーテル基を有するアルキルスルフェート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェート及びエーテルカルボン酸、アルキル基中に8〜18個の炭素原子を有するスルホコハク酸モノ - 及びジアルキルエステル、およびアルキル基中に8〜18個の炭素原子を有し、1〜6個のオキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステルである。
より好ましいアニオン性界面活性剤は、2〜4EOのエトキシル化度を有するラウリルエーテルスルフェートのアルカリ金属またはアンモニウム塩である。
本発明のより好ましい化粧品組成物は、その重量に対して、0.1〜20wt%、好ましくは0.25〜17.5wt%、および特に5〜15wt%のアニオン性界面活性剤、より好ましくは以下の式の脂肪アルコールエーテルスルフェートを含有することを特徴とする:
Figure 2015514787
式中、nは、5〜21、好ましくは7〜19、特に好ましくは9〜17、特に11〜13の値を表し、kは、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10、好ましくは1、2または3、特に2の値を表し、MはNa、K、NH4、1/2Mg2+、1/2Zn2+の群から選択されるカチオン、好ましくはNaを表す。
双性イオン性界面活性剤および乳化剤として分類される界面活性化合物は、分子中に少なくとも1つの第四級アンモニウム基および少なくとも1つの−COO(−)または−SO (−)基を有する化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤および乳化剤は、ベタイン、例えばN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および、2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン(それぞれアルキル基またはアシル基において8〜18個のC原子を有する)、ならびにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、INCI名コカミドプロピルベタインで既知の脂肪酸アミド誘導体である。
両性界面活性剤および乳化剤は、C8−24アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(いずれの場合も、アルキル基の炭素数約8〜24のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネート、およびC12−18アシルサルコシンである。
本発明のより好ましい化粧品剤は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル-N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、それぞれアルキル基において約8〜24個のC原子を有する2−アルキルアミノプロピオン酸、それぞれアルキル基において約8〜24個のC原子を有するアルキルアミノ酢酸酸、N−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネート、C12−C18アシルサルコシン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、それぞれアルキルまたはアシル基において8〜18個のC原子を有する2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、ココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネート、INCI名Cocamidopropyl Betaineで知られる化合物、INCI名Disodium Cocoamphodiacetateで知られる化合物の群から選択される、両性界面活性剤をさらに含有することを特徴とし、好ましい剤は、いずれの場合も剤の全量に対して、0.5〜9wt%、好ましくは0.75〜8wt%、特に1〜7.5wt%の量で両性界面活性剤を含有する。
より好ましい化粧品剤は、両性界面活性剤として式(Bet-1)のベタインを含有する:
Figure 2015514787
式中、Rは、直鎖状または分枝状、飽和またはモノ不飽和または多不飽和の、8〜24個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル残基を表す。
INCI命名法に従うとこれらの界面活性剤は、Amidopropylbetaineと命名されヤシ脂肪酸から誘導させたものが好ましく、Cocoamidopropylbetaineとして知られている。以下に示す例の混合物である式(Bet-1)で示される界面活性剤が、本発明により特に好ましく使用される:
Figure 2015514787
式(Bet-1)の界面活性剤を、比較的狭い量範囲で使用することがより好ましい。ここで、本発明の好ましい剤は、それらの重量に対して、0.25〜8wt%、より好ましくは0.5〜7wt%、さらに好ましくは0.75〜6.5wt%、特に1〜5.5wt%の式(Bet-1)の界面活性剤を含有することが好ましい。
式(Bet-1)で示される両性界面活性剤に加えてまたはその代わりに、本発明の化粧品剤は、両性界面活性剤として式(Bet-II)のベタインを特に好ましく含有できる:
Figure 2015514787
式中、Rは、直鎖状または分枝状、飽和またはモノ不飽和または多不飽和の、8〜24個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル残基を表す。
これらの界面活性剤は、AmphoacetateのINCI名で既知であり、ヤシ脂肪酸から誘導させたものが好ましく、Cocoamphoactetateとして知られている。
この種の界面活性剤は、製造上の理由のために、式(Bet-IIa)で示されるベタインも常に含有する:
Figure 2015514787
式中、Rは、直鎖状または分枝状、飽和またはモノ不飽和または多不飽和の、8〜24個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル残基を表し、Mは、カチオンを表す
これらの界面活性剤は、AmphodiacetateのINCI名で既知であり、ヤシ脂肪酸から誘導させたものが好ましく、Cocoamphodiacetateとして知られている。
以下に示す例の混合物である式(Bet-II)で示される界面活性剤が、本発明により特に好ましく使用される:
Figure 2015514787
式(Bet-II)で示される界面活性剤を、比較的狭い量範囲で使用することがより好ましい。ここで、本発明の好ましい剤は、それらの重量に対して、式(Bet-II)で示される界面活性剤を、0.25〜8wt%、さらに好ましくは0.5〜7wt%、より好ましくは0.75〜6.5wt%、特に1〜5.5wt%含有するものである。
要約すると、本発明の好ましい化粧品剤は、式(Bet-I)および式(Bet-II)における基Rが以下のものまたはこれらの混合物から選択されるものである:
Figure 2015514787
より好ましい非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシドである。したがって、本発明の好ましい化粧品剤は、非イオン性界面活性剤として、その重量に対して、一般式RO−(Z)、[式中、Rはアルキルを表し、Zは糖を表し、および、xは糖ユニットの数を表す]で示されるアルキルポリグリコシドを、0.1〜20wt%の量で含有する。
アルキルポリグリコシド(APG)は、完全に再生可能な原料(糖構築ブロック、例えば、主にトウモロコシ澱粉由来の主グルコース、例えば、ヤシ油由来の脂肪アルコール)から完全に生成される非イオン性界面活性剤である。アルキルポリグリコシドは、特にグルコース(またはデンプン)中の糖の、または脂肪アルコールとブチルグリコシドの、酸触媒反応(フィッシャー反応)によって入手可能である。
アルキルモノグルコシド(アルキル α−D−およびβ−D−グルコピラノシドおよび少量のグルコフラノシド)、アルキルジグルコシド(アルキルイソマルトシド、アルキルマルトシドなど)およびアルキルオリゴグルコシド(アルキルマルトトリオシド、アルキルテトラオシドなど)が、結果として得られる。市販の製品の平均重合度は、アルキル残基がC〜C16の範囲内にあり、1.2〜1.5の量である。
一般式RO-(Z)[式中、Rはアルキルを表し、Zは糖を表し、xは糖ユニットの数を表す]に相当するアルキルポリグリコシドが、本発明において好ましい。より好ましいこのようなアルキルポリグリコシドは、Rが以下からなるものである:
−実質的にCおよびC10アルキル基、
−実質的にC12およびC14アルキル基、
−実質的にC-C16アルキル基、または
−実質的にC12-C16アルキル基、または
−実質的にC16-C18アルキル基。
糖ビルディングブロックZとして、同様に任意の単糖または多糖類を使用してよい。5または6個の炭素原子を有する糖および対応する多糖類が通常使用される。このような糖は、例えばグルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノース、リボース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、グロース、イドース、タロースおよびスクロースである。好ましい糖ビルディングブロックは、グルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノースおよびスクロースであり、グルコースはより好ましい。
本発明に従い糖ビルディングブロックとして使用できるアルキルポリグリコシドは、平均して1.1〜5個の糖ユニットを含有する。1.1〜2.0のx値を有するアルキルポリグリコシドは好ましい。xが1.1〜1.8であるアルキルグリコシドは特に好ましい。
本発明における剤において更に有利に使用できる、特に、アルキルポリグリコシドと混合した更なる界面活性剤は、グルタミン酸、アスパラギン酸及びスルホ酢酸塩である。ここで、本発明の好ましい化粧品剤は、その重量に対して、0.1〜20wt%の脂肪酸グルタメート(アシルグルタメート)および/または脂肪酸アスパルテート(アシルアスパルテート)、および/またはアルキルスルホアセテート(スルホ酢酸塩アルキルエステル)を含有するものである。
適当なアシルグルタメートの代表例は、6〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を含む脂肪酸、例えば、C12/14またはC12/18ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸および/またはステアリン酸などから誘導されるアニオン性界面活性剤である。ナトリウムN-ココイルL−グルタメートおよびナトリウムN-ステアロイル-L-グルタメートがより好ましい。
本発明の剤は、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドおよびアシルグルタメートを、1:99〜99:1、好ましくは10:90〜90:10および特に80:20〜50:50の重量比で含有できる。
適当なアシルアスパラテートの代表例は、6〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を含む脂肪酸、例えば、C12/14またはC12/18ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸および/またはステアリン酸などから誘導されるアニオン性界面活性剤である。ナトリウムN-ココイルL−アスパラテートおよびナトリウムN-ステアロイルLアスパラテートがより好ましい。
本発明の剤は、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドおよびアシルアスパラテートを、1:99〜99:1、好ましくは10:90〜90:10および特に80:20〜50:50の重量比で同様に含有できる。
INCI名がSodium Lauryl Sulfoacetateであるスルホ酢酸ナトリウム塩を使用することがより好ましい:
Figure 2015514787
ラウリルスルホ酢酸ナトリウムは、白色の自由流動性粉末であり、それは中性反応を与え、良好な起泡能力、能力湿潤剤および分散力を有している。
第四級アンモニウム化合物、エステルクォートとアミドアミンを含む型のカチオン性界面活性剤は、本発明に従って使用することができる。好ましい第四級アンモニウム化合物は、アンモニウムハロゲン化物、特に塩化物および臭化物、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルアンモニウムクロリドである。これらの界面活性剤のアルキル長鎖は、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリドクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリドにおいて、好ましくは10〜18個の炭素原子を有する。さらに好ましい界面活性剤は、INCI名Quaternium-27およびQuaternium-83で既知のイミダゾリウム化合物である。
本発明のヘア洗浄およびコンディショニング剤は、それらの重量に対して、カチオン性コンディショニング物質として、0.05〜7.5wt%、好ましくは0.1〜5wt%、より好ましくは0.2〜3.5wt%および特に0.25〜2.5wt%の、第四級アンモニウム化合物および/またはエステルクォートおよび/又はアミドアミンの群から選択されるカチオン性界面活性剤を含有することを特徴とする。好ましいカチオン性界面活性剤は、アルキル残基中に好ましくは10〜18個の炭素原子を有するアルキルトリメチルアンモニウムクロリドおよび/またはアルキル残基中に好ましくは10〜18個の炭素原子を有するジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよび/またはアルキル残基中に好ましくは10〜18個の炭素原子を有するトリアルキルメチルアンモニウムクロリドおよび/またはセチルトリメチルアンモニウムクロリド及び/またはステアリルトリメチルアンモニウムクロリドおよび/またはジステアリルジメチルアンモニウムクロリド及び/またはラウリルジメチルアンモニウムクロリドおよび/またはラウリルジメチルベンジル−アンモニウムクロリドおよび/またはトリセチルメチルアンモニウムクロリドおよび/またはQuaternium-27および/またはQuaternium-83および/またはN-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N、N-(ジアロワシロキシエチル)アンモニウムメトサルフェートおよび/またはN-メチル-N(2-ヒドロキシエチル)-N、N-(ジステアロイルオキシエチル)アンモニウムメトスルフェートおよび/またはN,N-ジメチル-N、N-ジステアロイルオキシエチルアンモニウムクロリドおよび/または N、N-ジ-(2-ヒドロキシエチル)-N、N-(脂肪酸エステルエチル)アンモニウムクロリドから選択される。
本発明の剤のコンディショニング効果は、更に特定のコンディショニング物質を使用することによって高めることができる。後者は、好ましくは、とりわけ、既知のコンディショニング物質の特定の群から選択され、なぜならば、配合物およびコンディショニング効果に関して、前記コンディショニング物質は、本発明に従って使用されるシリコーンと共に顕著な効果をもたらすからである。
本発明において好ましい化粧品剤は、それらの重量に対して、それらは、コンディショニング物質を、0.001〜10wt%、好ましくは0.005〜7.5wt%、より好ましくは0.01〜5wt%特に0.05〜2.5wt%の量でさらに含有し、好ましいコンディショニング物質は、L-カルニチンおよび/またはその塩;パンテノール及び/またはパントテン酸; 2-フラノンおよび/またはその誘導体、特にパントラクトン;タウリンおよび/またはその塩;ナイアシンアミド;ユビキノン;エクトイン;アラントインから選択される。この実施態様における本発明のヘアトリートメント剤において、シリコーンを、L-カルニチンおよび/またはその塩、パンテノールおよび/またはパントテン酸、2-フラノンおよび/またはその誘導体、特にパントラクトン、タウリンおよび/またはその塩、ナイアシンアミド、ユビキノン、エクトイン、アラントインから選択される少なくとも1つのコンディショニング物質と結合させる。
特定のプロテオリピドが本発明の剤中に組み込まれている場合、オルガノポリシロキサン及びコンディショニング剤の本発明による組合せのコンディショニング特性をさらに向上させることができることが見出された。本発明による剤は、更なる成分として、式(P-I)の少なくとも1つのプロテオリピドを含有できる:
Figure 2015514787
式中、
R'は、直鎖または分岐、飽和または不飽和の、11〜24個の炭素原子を有する炭化水素基を示し、
R''は、タンパク質、ペプチドまたはタンパク質加水分解物を意味し、
Xは-C(O)O-または-N+(RIII 2)RIV-または-N(RIII)RIV-または-C(O)-N(RV)RVI-を示し、
RIIIは、-(CH2)x-CH3でありx=0〜22を意味し、
RIVは-CH2-CH(OH)-CH2-または-(CH2)x-でありx=0〜22であり、
RVおよびRVIは相互に独立して-Hまたは-(CH2)x-CH3であり、x==0〜22であり、
ただし、Xが-C(O)O-である場合、R''はケラチンまたはケラチン加水分解物を示す
プロテオリピドは、好ましくは、本発明の剤において特定の量内で使用される。本発明における好ましい化粧品剤は、その重量に対して、0.01〜10wt%、好ましくは0.02〜5wt%、より好ましくは0.05〜2.5wt%、さらに好ましくは0.1〜1wt%、特に0.15〜0.5wt%のプロテオリピドを含有する。
式(P-I)における基R''は、タンパク質、ペプチドまたはタンパク質加水分解物を示す。
Xが-C(O)O-である場合、R''はケラチンまたはケラチン加水分解物から選択される。
好ましい基R''は、少なくともGlu-Glu-Gluアミノ酸配列有するオリゴペプチドであり、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができる。
本出願の目的のためのオリゴペプチドは、酸アミド系ペプチド結合によって結合したアミノ酸縮合生成物であり、少なくとも3および最大で25のアミノ酸を含有する。
本発明において好ましい上記実施態様のヘアトリートメント剤において、オリゴペプチド(=基R'')は5〜15のアミノ酸、好ましくは6〜13のアミノ酸、より好ましくは7〜12のアミノ酸および特に8、9または10のアミノ酸を含有する。
本発明の剤において存在するプロテオリピドのモル質量は、更なるアミノ酸がGlu-Glu-Glu配列に結合しているかどうかに依存して変動でき、これらのアミノ酸の性質に依存して変動でき、および選択される基R’および所望によるRIIIおよびRIVの機能に応じて変動できる。
本発明の好ましい化粧品剤は、プロテオリピドが1000〜30000Da、好ましくは1250〜25000Da、より好ましくは1500〜20000Da、特に2000〜15000Daのモル質量を有することを特徴とする。
基R''として好ましく使用されるオリゴペプチドは、単に3つのグルタミン酸からなるものではなく、代わりに、この配列に結合した更なるアミノ酸を含有するものである。これらの更なるアミノ酸は、特定のアミノ酸から好ましく選択され、一方で特定の他の代表例は、本発明においてはやや好ましい。
本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、メチオニンを含有しないことが好ましい。さらに、本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、システインおよび/またはシスチンを含有しないことが好ましい。
本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、アスパラギン酸および/またはアスパラギンを含有しないことが好ましい。本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、セリンおよび/またはスレオニンを含有しないことがさらに好ましい。
その一方で、本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、チロシンを含むことが好ましい。本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、ロイシンを含有することが好ましい。本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、イソロイシンを含有することが更に好ましい。本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、アルギニン含有することが更に好ましい。本発明における剤において使用されるプロテオリピドの基R''は、バリンを含有することがさらに好ましい。
基R''としてより好ましい、好ましいオリゴペプチド中に存在するオリゴペプチドまたはアミノ酸配列は、以下に記載される:
より好ましいオリゴペプチドは、さらに、その酸官能基を介してGlu-Glu-Glu配列に好ましく結合したチロシンをさらに含有する。したがって、本発明の好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのTyr-Glu-Glu-Gluアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
さらにより好ましいオリゴペプチドは、さらに、その酸官能基を介してGlu-Glu-Glu配列に好ましく結合したイソロイシンをさらに含有する。したがって、本発明の好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのGlu-Glu-Glu-Ileアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
上記アミノ酸(チロシンおよびイソロイシン)の両方を含むオリゴペプチドは、本発明において好ましい。本発明におけるより好ましいヘアトリートメント剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのTyr-Glu-Glu-Glu-Ileアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができるものである。
さらに好ましいオリゴペプチドは、好ましくはイソロイシンに結合したアルギニンを更に含有する。したがって、本発明の好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのTyr-Glu-Glu-Glu-Ile-Argアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
さらに好ましいオリゴペプチドは、好ましくはアルギニンに結合したバリンを更に含有する。したがって、本発明のさらに好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのTyr-Glu-Glu-Glu-Ile-Arg-Valアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
さらに好ましいオリゴペプチドは、好ましくはバリンに結合したロイシンを更に含有する。したがって、本発明のさらに好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのTyr-Glu-Glu-Glu-Ile-Arg-Val-Leuアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
より好ましいオリゴペプチドは、好ましくはチロシンに結合したロイシンを更に含有する。したがって、本発明のさらに好ましい化粧品剤は、式(I)のプロテオリピドにおける基R''として存在するオリゴペプチドが少なくとも1つのLeu-Tyr-Glu-Glu-Glu-Ile-Arg-Val-Leuアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとることができることを特徴とする。
すなわち、本発明において好ましい化粧品剤は、少なくとも1つの式(I)のプロテオリピドにおいて、基R''が少なくとも1つのLeu-Tyr-Glu-Glu-Glu-Ile-Arg-Val-Leuアミノ酸配列を含有し、アミノ基は、遊離またはプロトン化された形態をとることができ、カルボキシ基は、遊離または脱プロトン化形態をとる。
既に記載したように、R''は、Xが-C(O)O-である場合、ケラチンまたはケラチン加水分解物から選択される。
他の全ての場合において、式(P-I)における基R''は、ペプチドまたはタンパク質またはタンパク質加水分解物を示し、タンパク質加水分解物が好ましい。タンパク質加水分解物は、タンパク質を酸性、塩基性または酵素的に触媒しタンパク質を分解することにより得られる生成物の混合物である。植物及び動物起源のいずれのタンパク質加水分解物を、本発明において使用できる。
動物タンパク質加水分解物は、例えばエラスチン、コラーゲン、ケラチン、絹および乳タンパク質加水分解物であり、これらは塩の形態でも存在し得る。このような生成物は、例えばDehylan(登録商標)(Cognis)、Promois(登録商標)(Interorgana)、Collapuron(登録商標)(Cognis)、Nutrilan(登録商標)(Cognis)、Gelita-Sol(登録商標)(Deutsche Gelatine Fabriken Stoess & Co)、Lexein(登録商標)(Inolex)、Sericin(Pentapharm)およびKerasol(登録商標)(Croda)の商品名で市販されている。
本発明においては、植物起源のタンパク質加水分解物、例えば、大豆、アーモンド、米、エンドウ、ジャガイモおよび小麦のタンパク質加水分解物を使用することが好ましい。このような製品は、例えば、商標名Gluadin(登録商標)(Cognis)、DiaMin(登録商標)(Diamalt)、Lexein(登録商標)(Inolex)およびCrotein(登録商標)(Croda)の名称で入手できる。
好ましくは、式(P-I)において選択されたXに関係なく、基R''は、ケラチンまたはケラチン加水分解物から選択される。本発明における好ましい化粧品剤は、それらが、少なくとも1つの式(P-I)のプロテオリピドであって、基R''がケラチンまたはケラチン加水分解物であるプロテオリピドを含有することを特徴とする。
特に、本発明の好ましい化粧品剤は、少なくとも1つの式(P-I)のプロテオリピドであって、基RIIIが-CH3を示し、RIVが-(CH2)x-であって、x=0、1、2、3、4、5、6、7または8であるプロテオリピドを含有するものであることを特徴とする。
より好ましい本発明の化粧品剤は、さらに、少なくとも1つの式(I)のプロテオリピドであって、Xが-N+(CH3)2-CH2-CH(OH)-CH2-を示しおよびR'が-(CH2)17-CH3を示すプロテオリピドを含有するものであることを特徴とする。
同様に、さらに好ましい本発明の化粧品剤は、少なくとも1つの式(P-I)のプロテオリピドであって、Xが-C(O)O-であって、R'が-(CH2)17-CH3を示すプロテオリピドを含有するものであることを特徴とする。
プロテオリピドに加えて、タンパク質加水分解物を使用することが有利であることが判明している。タンパク質加水分解物は、プロテオリピドの作用を増強し、回り回ってそれらの効果を高める。タンパク質加水分解物は、基R''として、上述のように詳細を記載している。すなわち、本発明における好ましい化粧品剤は、その重量に対して、さらに、0.01〜10wt%、好ましくは0.05〜7wt%、より好ましくは0.1〜5wt%、さらに好ましくは0.25〜2.5wt%、および特に0.5〜2.0wt%のタンパク質加水分解物、好ましくはケラチン加水分解物を含有するものである。
美的な理由から、消費者は多くの場合、「透き通った」製品を好む。本発明の好ましい化粧剤は、したがって、透明又は半透明であることを特徴とする。
本発明の目的のために、透明又は半透明は、組成物が100以下のNTU値を有することを意味する。NTU(ネフェロメ濁度単位)値は、液体の濁度を測定するための水処理に使用される単位である。単位がキャリブレーション比濁計で測定した液体の濁度を示している。
本発明の好ましい実施形態では、本発明の剤は、さらにUVフィルター(I)を含有できる。本発明において使用されUVフィルターは、構造および物理的特性に関して一般的に制約を受けない。それどころか、吸収極大がUVA(315-400nm)、UVB(280-315nm)またはUVC(<280nm)の範囲である、化粧品分野用に使用可能な全てのUVフィルターを使用してよい。UVB範囲、特に約280〜約300nmの範囲に吸収極大を有するUVフィルターが特に好ましい。
UVフィルターは、通常、剤の総量に対して、0.1〜5wt%の量で存在する。0.4〜2.5wt%の量が好ましい。
さらなる好ましい態様において、本発明の剤は乳化剤(F)を含有してよい。乳化剤は、分散液滴の合一を防ぎエマルジョンを安定化する水安定性または油安定性吸着層の相界面での形成を引き起こす。したがって、乳化剤は界面活性剤のように疎水性および親水性分子部分から作られる。親水性乳化剤は、好ましくはO/Wエマルジョンを形成し、疎水性乳化剤は好ましくはW/Oエマルジョンを形成する。エマルジョンは、界面活性剤を用いて相界面を安定化させるエネルギーの拡大を伴い、1つの液体が別の液体中に液滴形態で分布すること(分散体)であると理解される。これらの乳化用界面活性剤または乳化剤の選択は、それぞれの場合における分散させる物質および外相、ならびにエマルジョンの微細粒子特性によって決まる。本発明に使用してよい乳化剤は、例えば以下である:
・4〜30molのエチレンオキシドおよび/または0〜5molのプロピレンオキシドと、8〜22個のC原子を有する直鎖状脂肪アルコールとの、12〜22個のC原子を有する脂肪酸との、および、アルキル基において8〜15個のC原子を有するアルキルフェノールとの、付加生成物、
・1〜30molのエチレンオキシドと、3〜6個の炭素原子を有するポリオール(特にグリセロール)との付加生成物の、C12-C22脂肪酸モノエステルおよびジエステル、
・メチルグルコシド脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪酸グルカミドの、エチレンオキシドおよびポリグリセロール付加生成物、
・C-C22アルキルモノグリコシド、C-C22アルキルオリゴグリコシド、ならびに、それらのエトキシ化類似体、ここで、オリゴマー化度は1.1〜5、特に1.2〜2.0であり、糖成分としてグルコースが好ましい、
・アルキル(オリゴ)グルコシドおよび脂肪アルコールの混合物、例えば市販製品Montanov(登録商標)68、
・5〜60molのエチレンオキシドと、ひまし油および硬化ひまし油との付加生成物、
・3〜6個の炭素原子を有するポリオールと、8〜22個のC原子を有する飽和脂肪酸との部分エステル、
・ステロール。ステロールは、ステロイド骨格のC原子3上にヒドロキシル基を有するステロイドの群であると理解され、動物性組織(動物ステロール)および植物性脂肪(フィトステロール)の両方から単離される。動物ステロールの例はコレステロールおよびラノステロールである。適当なフィトステロールの例は、エルゴステロール、スチグマステロールおよびシトステロールである。マイコステロールとして知られるステロールは、また、菌類および酵母菌類から単離される、
・リン脂質。これらは中でも、例えば卵黄または植物種子(例えば大豆)由来の、例えばレシチンまたはホスファチジルコリンとして得られるグルコースリン脂質として理解される、
・糖および糖アルコール(例えばソルビトール)の脂肪酸エステル、
・ポリグリセロールおよびポリグリセロール誘導体、例えばポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレート(市販製品Dehymuls(登録商標)PGPH)、
・8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪酸およびそれらのNa、K、アンモニウム、Ca、MgおよびZn塩。
本発明の剤は、乳化剤を、剤全体に対して好ましくは0.1〜25wt%、特に0.5〜15wt%含有する。
本発明の組成物は、好ましくは少なくとも1種の8〜18のHLB値を有する非イオノゲン性乳化剤を含有してよい。10〜15のHLB値を有する非イオノゲン性乳化剤は、本発明に特に好ましくあり得る。
カチオン性および/または両性ポリマーの群から選択されるポリマーに加えて、さらなるポリマー(G)を、本発明の剤が含有する場合、有利であることがさらに示された。したがって、好ましい態様において、さらなるポリマーが本発明の剤に添加され、アニオン性および非イオン性ポリマーのいずれもが効果的であることがわかった。
アニオン性ポリマー(G2)は、カルボキシル基および/またはスルホネート基を有するアニオン性ポリマーである。このようなポリマーを構成することができるアニオン性モノマーの例は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸である。ここで、その酸基のいくつかまたは全てが、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在することができる。好ましいモノマーは、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびアクリル酸である。
唯一のモノマーとしてまたはコ−モノマーとして、スルホン酸基のいくつかまたは全てが、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在することができる2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸を含有するアニオン性ポリマーが、きわめて有効であることがわかった。
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーが特に好ましく、それは、例えば、Rheothik(登録商標)11-80の名称で市販されている。
この態様において、少なくとも1種のアニオン性モノマーおよび少なくとも1種の非イオノゲン性モノマーからなるコポリマーを使用することが好ましくあり得る。アニオン性モノマーに関する上記物質については述べられている。好ましい非イオン性モノマーは、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルピロリドン、ビニルエーテルおよびビニルエステルである。
好ましいアニオン性コポリマーは、アクリル酸−アクリルアミドコポリマー、および、特にスルホン酸基を含有するモノマーとのポリアクリルアミドコポリマーである。特に好ましいアニオン性コポリマーは、アクリルアミド70〜55モル%および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸30〜45モル%からなり、ここで、スルホン酸基のいくつかまたは全てが、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在する。このコポリマーを架橋させることもでき、ここで、架橋剤として、ポリオレフィン系不飽和化合物、例えばテトラアリルオキシエタン、アリルスクロース、アリルペンタエリスリトールおよびメチレンビスアクリルアミドを使用することが好ましい。このようなポリマーは、SEPPIC社製の市販製品であるSepigel(登録商標)305に含まれている。ポリマー成分に加えて炭化水素混合物(C13−C14イソパラフィン)および非イオン性乳化剤(Laureth−7)を含有するこの化合物の使用は、本発明の教示に関して特に有利であることがわかった。
イソヘキサデカンおよびPolysorbate-80を有する化合物としてSimulgel(登録商標)600の名称で販売されているナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマーも本発明により特に効果的であることもわかった。
同様に、好ましいアニオン性ホモポリマーは、非架橋および架橋のポリアクリル酸である。ここで、ペンタエリスリトール、スクロースおよびプロピレンのアリルエーテルが、架橋剤として好ましくあり得る。このような化合物は、例えば、商標名Carbopol(登録商標)の名称で市販されている。
無水マレイン酸およびメチルビニルエーテルのコポリマー、特に架橋を有するものは、同様に色を保持するポリマーである。1,9−デカジエンで架橋させたマレイン酸−メチルビニルエーテルコポリマーが、Stabileze(登録商標)QMの名称で市販されている。さらなる態様において、本発明の剤は、非イオン性ポリマー(G4)を含有することができる。
適当な非イオン性ポリマーは、例えば以下のものである:
・ビニルピロリドン/ビニルエステルコポリマー、例えば商標名Luviskol(登録商標)(BASF)である。Luviskol(登録商標)VA 64およびLuviskol(登録商標)VA 73の商標名で販売されている、これらのいずれも、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマーであり、同様に好ましい非イオン性ポリマーである;
・セルロースセルロースエーテル、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロース、例えばCulminal(登録商標)およびBenecelR(登録商標)(AQUALON)、およびNatrosol(登録商標)タイプ(Hercules)の商標名で販売されているもの;
・デンプンおよびその誘導体、特にデンプンエーテル、例えばStructure(登録商標)XL(National Starch)、多官能性、耐塩性デンプン;
・シェラック;
・ポリビニルピロリドン、例えばLuviskol(登録商標)(BASF)の名称で市販されているもの;
・シロキサン。これらのシロキサンは、水溶性および非水溶性の両方であり得る。揮発性および不揮発性シロキサンの両方が適当であり、ここで、不揮発性シロキサンとは、常圧下での沸点が200℃より高い化合物であると理解される。好ましいシロキサンは、ポリジアルキルシロキサン、例えばポリジメチルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、例えばポリフェニルメチルシロキサン、エトキシ化ポリジアルキルシロキサンならびにアミンおよび/またはヒドロキシル基を含有するポリジアルキルシロキサンである;
・グリコシド置換されたシリコーン。
本発明により、剤が、同一の電荷および/またはイオン性および両性および/または非イオン性ポリマーの、複数、特に2種の異なるポリマーを含有することも可能である。
更なるポリマー(G)を、本発明の剤に、剤の総量に対して0.05〜10wt%の量で含有させることが好ましい。0.1〜5、特に0.1〜3wt%の量が、特に好ましい。
また、本発明は、ケラチン繊維を処理するための方法を提供し、該方法において、本発明の毛髪処理剤をケラチン繊維に施し、そして、数秒から最大45分までの曝露期間の後、洗浄して取り除く。
本発明の剤に関する上記の説明は、本発明による方法の好ましい実施形態に関して準用する。
本発明はまた、以下に関する本発明の毛髪処理剤の使用を提供する:
コンディショニングケラチン物質、および/または
-体積、柔らかさ、光沢および/または櫛通りおよびケラチン物質のスタイリングを容易にするため
- 洗髪におけるコンディショニング作用の持続性を向上させるため、および/または
- 湿潤および乾燥櫛通りを改善するため、および/または
- 光沢を改善するため、および/または
- ケラチン繊維の水分バランスを改善するため、および/または
- 酸化的損傷からケラチン繊維を保護するため、および/または
- ケラチン繊維が再び脂汚れすることを防止するため、および/または
- 染色ケラチン繊維の洗浄耐久性を高めるため。
本発明の剤に関する上記の記述は、本発明による使用のさらなる好ましい実施形態に関して準用する。

Claims (15)

  1. 化粧品的に許容される媒体中に以下の(a)および(b)を含有する化粧品組成物:
    (a)合成油、鉱物油、植物油、フッ素化またはペルフルオロ化油、天然または合成ワックス、セラミド型の化合物、カルボン酸エステル、式(I)のシリコーンとは異なるシリコーン、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性タンパク質、カチオン性タンパク質加水分解物、カチオン性界面活性物質およびこれら種々の化合物の混合物から選択される少なくとも一つのコンディショニング剤、および
    (b)少なくとも1つの、一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサン
    Figure 2015514787
    式中、
    Rは、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基を意味し、
    は、1〜20個の炭素原子を有する、一価の未置換またはハロ置換炭化水素基、−ORまたは−OHを意味し、
    は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
    Gは、一般式(II)の基を意味し、
    Figure 2015514787
    式中、
    、Rは、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基を意味し、非隣接−CHユニットは、−C(=O)−、−O−及び−S−から選択されるユニットにより置換され得る、
    Aは、R−C(=O)−を意味し、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、
    aは、100〜1500の整数を意味し、
    bは、少なくとも1の整数を意味する。
  2. 少なくとも1つの一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンにおけるRが、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基から選択され、Rは特に好ましくはメチルを示す該ヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする、請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 少なくとも1つの一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンにおける基RおよびRが、エチレン、n-プロピレン、イソ-ブチレンまたはn-ブチレン基から選択される該ヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  4. 少なくとも1つの一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンにおけるRがメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基から選択され、式中、Rは、特に好ましくは、メチル、エチルを示す該ヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  5. 化粧品組成物の重量に対して、0.00001〜10wt%、好ましくは、0.0001〜7.5wt%、より好ましくは0.001〜5wt%、さらに好ましくは0.01〜3wt%、および特に0.1〜1wt%の、式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンを含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  6. 化粧品組成物の重量に対して、0.00001〜5wt%、好ましくは、0.0001〜3.5wt%、より好ましくは0.001〜2wt%、さらに好ましくは0.01〜1wt%、および特に、0.1〜0.5wt%の、分岐、エトキシル化トリデカノール(INCI名:Trideceth-5)またはα−イソ−トリデシル−ω−ヒドロキシポリグリコールエーテル(INCI名:Trideceth-10)またはそれらの混合物を含有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  7. 一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンの重量平均モル質量が、2000〜1000000gmol−1、好ましくは5000〜200000gmol−1の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  8. 一般式(I)のヒドロキシ−末端化オルガノポリシロキサンが、水中油型エマルションの形態をとり、エマルジョン中のシリコーンの数平均サイズが3nm〜500nmの間、好ましくは5nm〜60nmの範囲であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  9. 植物油が、ひまわり油、コーン油、ダイズ油、アボカド油、ホホバ油、カボチャ種子油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、魚油、グリセロールトリカプロカプリレートまたは式RCOOR10(式中、Rは7〜29個の炭素原子を有する高級脂肪酸の基を意味し、R10は、3〜30個の炭素原子を有する直鎖または分枝炭化水素鎖を意味する)の植物油もしくは動物油、天然または合成エッセンシャルオイルから選ばれることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  10. ワックスまたは複数のワックスが、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、アルファワックス、パラフィンワックス、オゾケライト、植物ワックス、動物性ワックス、ポリエチレンワックスまたはポリオレフィンワックスから選択されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  11. カルボン酸エステルが、エチルパルミテートおよびイソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルデシルパルミテート、アルキルミリステート、ヘキシルステアレート、ブチルステアレート、イソブチルステアレート;ジオクチルマレエート、ヘキシルラウレート;2−ヘキシルデシルラウレート、イソノニルイソノナンオエートおよびセチルオクタノエートから選択されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  12. 単独でまたは組み合わせて使用されるシリコーンが、以下の構造を有するものから選択されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧品組成物:
    ポリジメチルシロキサン、
    ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
    ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
    ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
    ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサンおよび以下の混合物:
    鎖末端ヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンおよび環状ポリジメチルシロキサンからなる混合物、
    ポリジメチルシロキサンゴムおよび環状シリコーンからなる混合物、ならびに
    様々な粘度のポリジメチルシロキサンの混合物。
  13. 組成物の総重量に対して、コンディショニング剤を0.001〜20wt%、好ましくは0.01〜15wt%、さらに好ましくは0.1〜10wt%、および特に0.25〜5wt%の総量で含有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  14. ケラチン繊維の処理方法であって、請求項1〜13のいずれか1項に記載のヘア処理剤をケラチン繊維に施し、数秒から最大45分までの曝露期間の後、洗浄して取り除くことを特徴とする、処理方法。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物の以下に記載のことへの使用:
    -ケラチンコンディショニング物質、および/または
    -体積、柔らかさ、光沢および/または櫛通りおよびケラチン物質のスタイリングを容易にするため、および/または
    - 洗髪におけるコンディショニング作用の持続性を向上させるため、および/または
    - 湿潤および乾燥櫛通りを改善するため、および/または
    - 光沢を改善するため、および/または
    - ケラチン繊維の水分バランスを改善するため、および/または
    - 酸化的損傷からケラチン繊維を保護するため、および/または
    - ケラチン繊維が再び脂汚れすることを防止するため、および/または
    - 染色ケラチン繊維の洗浄耐久性を高めるため。
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