本明細書で開示されるシステムおよび方法は、多種多様な電子デバイスに適用され得る。電子デバイスの例は、集積回路、セルラーフォン、ボイスレコーダ、ビデオカメラ、オーディオプレーヤ(たとえば、ムービングピクチャエキスパートグループ-1(MPEG-1)またはMPEG-2オーディオレイヤ3(MP3)プレーヤ)、ビデオプレーヤ、オーディオレコーダ、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットデバイス、携帯情報端末(PDA)、ゲームシステムなどを含む。電子デバイスの1つの種類は、別のデバイスと通信することができる通信デバイスである。通信デバイスの例は、電話、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セルラーフォン、スマートフォン、基地局、アクセスポイント、ワイヤレスモデムまたはワイヤードモデム、電子リーダー、タブレットデバイス、ワイヤレス通信デバイス、およびゲームシステムを含む。
本明細書で使用される場合、「回路」(「circuit」、「circuitry」)という用語、および「回路」(「circuit」)という用語の他の変形形態は、構造的要素または構造的構成要素を示す場合がある。たとえば、回路は、処理および/もしくはメモリセル、ユニット、ブロック、ならびに/または他の構成要素の形態の、集積回路構成要素などの回路構成要素の集合体であり得る。本明細書で使用される場合、「モジュール」という用語は、要素または構成要素がハードウェア、ソフトウェア、または両方の組合せの形で実施され得ることを示す場合がある。たとえば、「モジュール」は、回路の形で、プロセッサ上で実行するソフトウェアの形で、または両方の組合せとして実施可能である。
「結合」、「結合する」、「結合される」という用語、またはこの語の組の他の変形形態は、本明細書で使用される場合、間接的な接続または直接的な接続を示す場合があることに留意されたい。たとえば、第1の構成要素が第2の構成要素と「結合される」場合、第1の構成要素は、(1つもしくは複数の他の構成要素を介して)第2の構成要素に間接的に接続されるか、または第2の構成要素に直接的に接続されることのいずれかが可能である。加えて、本明細書で使用される場合、構成要素、要素、またはエンティティ(たとえば、トランジスタ、キャパシタ、レジスタ、電源、回路、フィルタ、スイッチ、ブロック、モジュールなど)を「第1の」構成要素、「第2の」構成要素、「第3の」構成要素、もしくは「第4の」構成要素と指定することは、説明を明瞭にするために、構成要素を区別するために使用される場合があることに留意されたい。「第2の」、「第3の」、または「第4の」と指定するために使用されるラベルは、先行ラベル「第1の」、「第2の」、もしくは「第3の」を使用する要素が含まれるか、または使用されることを意味するとは限らないことにも留意されたい。
本明細書で開示するシステムおよび方法は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース8(Rel-8)、3GPPリリース9(Rel-9)、3GPPリリース10(Rel-10)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)など、1つまたは複数の仕様の観点から説明される場合があることに留意されたい。たとえば、本明細書で開示するシステムおよび方法は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)仕様(たとえば、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+))に準拠するデバイスに適用され得る。加えて、またはその代わりに、これらのシステムおよび方法は、CDMA(符号分割多元接続)、WCDMA(登録商標)(広帯域符号分割多元接続)、cdmaOne、およびCDMA2000などの仕様に準拠するデバイスに適用され得る。しかしながら、本明細書で説明する概念のうちの少なくともいくつかは、他のワイヤレス通信システムに適用され得る。たとえば、ユーザ機器(UE)という用語は、「ワイヤレス通信デバイス」という、より一般的な用語を指すために使用される場合がある。さらに、ノードB、発展型ノードB(eNB)、ホーム発展型ノードB(HeNB)などの用語のうちの1つまたは複数は、「基地局」という、より一般的な用語を指すために使用される場合がある。
本明細書で与えられるシステムおよび方法のいくつかの例は、標準ワイヤレス通信周波数帯域の観点から説明される場合がある。下のTable (1)(表(1))は、(メガヘルツ(MHz)の)近似アップリンクおよびダウンリンク周波数範囲を有する何らかのワイヤレス通信周波数帯域を要約する。本明細書の便宜上、Table (1)(表(1))で与えられるUMTS帯域は、本明細書で、「帯域1」、「帯域2」などと呼ばれる場合がある。便宜上、Table (1)(表(1))で与えられる「補足ダウンリンク」帯域は、本明細書で「SD」と呼ばれる場合があり、かつ/または1つもしくは複数の図面で「SD」と例示される場合がある。補足ダウンリンクは、帯域12内に常駐することが可能であり、ダウンリンク通信に関してだけ使用され得る。いくつかの構成では、「アップリンク」という用語は、ワイヤレス通信デバイスから基地局への通信を示す場合があり、「ダウンリンク」という用語は、基地局からワイヤレス通信デバイスへの通信を示す場合があることに留意されたい。
ワイヤレス通信デバイスは、一般に、指定された周波数帯域を使用して通信することができる。たとえば、いくつかのワイヤレス通信デバイスは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))仕様によって与えられる周波数帯域で動作するのに対して、他のワイヤレス通信デバイスは、符号分割多元接続(CDMA)仕様または広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))(たとえば、UMTS)仕様で動作する。多周波数帯域で動作するため、かつキャリアアグリゲーションのためのより多くの柔軟性が求められる。
マルチバンド動作およびキャリアアグリゲーションを提供するために、ワイヤレス通信デバイス(たとえば、セルラーフォン)は、フロントエンド回路を使用して、送信ならびに/または受信回路(たとえば、送信チェーンおよび/もしくは受信チェーン)の間でアンテナを切り替えて、異なるモード(たとえば、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)など)に従って通信するのを可能にし、かつ/あるいはキャリアアグリゲーション(たとえば、複数の帯域を同時に送信および/または受信すること)を可能にすることができる。知られているフロントエンド回路は、1つまたは複数のデュプレクサと、1または複数のダイプレクサと、アンテナを切り替えるためのスイッチとを含むことが可能である。しかしながら、この知られている手法は、回路スペースを無駄にし、受信機感度を劣化させる場合がある。
本明細書で開示するシステムおよび方法は、上で説明した問題を解決するのに役立つ可能性がある。たとえば、本明細書で開示するシステムおよび方法は、スイッチプレクサ(switchplexer)、複数のモードを可能にするための手法、および/またはキャリアアグリゲーションを可能にするための手法を説明する。
次に、類似の参照番号が機能的に類似の要素を示す場合がある図を参照して、様々な構成を説明する。概して、本明細書で、図面で全般に説明され、例示されるシステムおよび方法は、種々多様な異なる構成で配列および設計され得る。したがって、図面に表すような、いくつかの構成の以下のより詳細な説明は、特許請求される範囲を限定することを意図せず、システムおよび方法を単に表す。
図1は、本明細書で開示するシステムおよび方法によるスイッチプレクサ102の一構成を例示するブロック図である。スイッチプレクサ102は、1つまたは複数のスイッチ104a〜nを含むことが可能である。スイッチ104の一例はトランジスタである。スイッチ104a〜nの各々は、アンテナ108と結合される。スイッチプレクサ102は、2つ以上のポート106a〜nも含み得る。スイッチ104a〜nの各々は、ポート106a〜nのうちの1つと結合される。
スイッチプレクサ102は、制御回路110も含み得る。制御回路110は、スイッチ104a〜nの各々と結合され得る。制御回路110は、制御信号116を取得(たとえば、受信)することができる。制御回路110は、制御信号116に基づいて、スイッチ104a〜nを制御することができる。たとえば、制御回路110は、制御信号に基づいて、スイッチ信号114a〜nを生成することができる。スイッチ信号114a〜nは、スイッチ104a〜nのうちの1つもしく複数を開放または閉鎖させることができる。
たとえば、制御回路110は、スイッチ104a〜nのうちの1つまたは複数を閉鎖すること(たとえば、活性化すること、「ターンオン」することなど)ができる。場合によっては、たとえば、制御信号116は、複数のスイッチ104a〜nが閉鎖すべきであることを示すことができる。制御信号116が、複数のスイッチ104a〜nが閉鎖すべきであることを示すとき、制御回路110は、スイッチ104a〜nのうちの2つ以上を閉鎖することができる。制御回路110の一例はデコーダである。たとえば、制御回路110は、制御信号116を復号して、スイッチ104a〜nを制御するために、スイッチ信号114a〜nを生成することができる。
知られている手法によれば、1つのポートだけを一度にアンテナにリンクすることができる。しかしながら、本明細書で開示するシステムおよび方法によれば、複数の(たとえば、2つ以上の)ポート106a〜nを一度にアンテナ108(たとえば、単一のアンテナ)にリンクすることができる。たとえば、制御回路110は、スイッチ104a〜nのうちの2つ以上を同時に閉鎖して、ポート106a〜nのうちの2つ以上を一度にリンクさせることができる。本明細書で使用する場合、「同時に」という用語、およびその変形形態は、2つの事象または状態が調子を合わせて互いと重複することを示す場合があるが、事象または状態はまったく同じ時間に開始および/もしくは終了してよく、あるいはしなくてもよいことに留意されたい。
ポート106a〜nのうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器112a〜nと結合され得る。いくつかの構成では、移相器112a〜nは、スイッチプレクサ102内に含めることが可能である。他の構成では、移相器112a〜nは、スイッチプレクサ102内に含まれなくてよい(が、たとえば、スイッチプレクサ102と結合され得る)。加えて、またはその代わりに、移相器112a〜nのうちの1つまたは複数は、1個または複数のフィルタの一部として実施され得る。加えて、またはその代わりに、1個または複数のフィルタをスイッチプレクサ102内に含めることが可能である。いくつかの構成では、制御回路110は1つまたは複数の移相器112a〜nを制御することができる。たとえば、制御回路110は、移相器112a〜nのうちの1つまたは複数によって適用される位相シフトの量を制御して、信号を受信および/または送信することができる。たとえば、移相器112a〜nはプログラマブルであり得る。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ102を(たとえば、通信デバイスの)無線周波数(RF)フロントエンド回路内に含めることが可能である。詳細には、スイッチプレクサ102は、再構成可能なフロントエンドスイッチプレクサであってよい。スイッチプレクサ102は、シングルバンド動作またはマルチバンド動作をサポートすることができる。
ポート106a〜nの各々は、送信機(たとえば、送信チェーン)および/または受信機(たとえば、受信チェーン)と結合され得ることに留意されたい。いくつかの構成では、各送信機または受信機は、GSM(登録商標)、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(PAN)(たとえば、Bluetooth(登録商標))、および/または電子電気電子学会(IEEE)802.11の仕様に対応する1つもしくは複数の帯域内で、かつ/あるいは1つもしくは複数のモードで通信をサポートすることができる。
加えて、スイッチプレクサ102は、キャリアアグリゲーション、多入力多出力(MIMO)動作をサポートすることができ、かつ/またはダイバーシチ受信機に適用可能である。たとえば、ポート106a〜nのうちの1つまたは複数を一度にアンテナ108にリンクするためにスイッチ104a〜nのうちの1つまたは複数を閉鎖して、複数帯域内の通信が同時に発生するのを可能にすることができる。しかしながら、知られている手法によれば、1つのポートだけを一度に(たとえば、単一のアンテナに)リンクすることが可能である。
いくつかの構成では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、異なるワイヤレス通信システムとの同時通信をサポートすることができる。たとえば、スイッチプレクサ102(たとえば、ポート106)は、2つ以上の異なるワイヤレスシステムとの同時ワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、1つまたは複数のポート106は、LTE仕様に従ってLTEセルラーネットワーク(たとえば、基地局)およびIEEE802.11仕様に従ってワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)(たとえば、アクセスポイント)との同時通信をサポートすることができる。加えて、本明細書で開示するシステムおよび方法は、1つまたは複数のワイヤレス通信システムとの改善された(たとえば、最適化された)通信を可能にし得る。たとえば、スイッチプレクサ102は、1つまたは複数の異なるワイヤレス通信システムに対応する1つまたは複数の帯域上での通信性能を改善することができる。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ102は、「多極スイッチ(multi-pole switch)」と呼ばれる場合がある。スイッチプレクサ102は、単一のまたは同時の動作をサポートすることができる(たとえば、スイッチ104a〜nのうちの1つもしくは複数を同時に活性化、閉鎖、または「ターンオン」することができる)。
スイッチプレクサ102は、シングルワイヤインターフェースまたはマルチワイヤインターフェースを使用して、単一のまたは同時の動作制御信号116を復号することができる。たとえば、制御信号116を1つまたは複数のワイヤ上で制御回路110に搬送することができる。インターフェースを使用して、スイッチ104a〜nおよび/または移相器112a〜nを制御することができる。いくつかの構成では、インターフェースは、既存の標準(たとえば、モバイルインダストリープロセッサインターフェース(MIPI)RFフロントエンド(RFFE))、3ワイヤバス、インターインテグレーテッドサーキット((I2C:Inter-Integrated Circuit)など)を使用して実施され得る。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ102は、単一のアンテナ108または複数のアンテナ108をサポートすることができる。たとえば、スイッチプレクサ102は、スイッチ104の1つまたは複数のセットを含むことが可能であり、この場合、スイッチ104の各セットは別々のアンテナと結合される。いくつかの構成では、スイッチ104の各セットは、2つ以上のスイッチ104を含むことが可能である。たとえば、本明細書で使用される場合、「スイッチのセット」および/または「スイッチプレクサ」は「多極スイッチ」であってよく、この場合、互いに結合された1つの端子を有する複数の単極スイッチは多極スイッチを形成し得る。いくつかの構成では、スイッチプレクサ102は、ダイプレクサなしでアンテナ108と結合され得ることに留意されたい。
図2は、アンテナ108を切り替えるための方法200の一構成を例示する流れ図である。スイッチプレクサ102は、制御信号116を取得することができる202。たとえば、制御回路110は、シングルワイヤインターフェースまたはマルチワイヤインターフェースを介して制御信号116を受信することができる。いくつかの構成では、制御信号116は、プロセッサ(たとえば、ベースバンドプロセッサ)または何らかの他の回路によって提供され得る。
スイッチプレクサ102は、制御信号116に基づいて、スイッチ信号114を生成することができる204。たとえば、スイッチプレクサ102は、制御信号116をスイッチ信号114に変換することができる。いくつかの構成では、制御回路110は、制御信号116を復号することができる。たとえば、制御信号116は、特定の形態の制御回路110によって受信され得る。制御回路110(たとえば、デコーダ)は、次いで、制御信号116を復号するか、またはスイッチ104を開放および/または閉鎖させる複数のスイッチ信号114に再フォーマットすることができる。たとえば、スイッチ104はトランジスタであってよく、制御回路110は、2つの電圧レベルのうちの1つをスイッチ信号114としてスイッチ104に提供することができる。たとえば、制御回路110は、閉鎖するために、高スイッチ信号114を1つまたは複数のスイッチ104に提供して、開放するために、低スイッチ信号114を1つまたは複数のスイッチ104に提供することができる。
スイッチプレクサ102は、スイッチ信号114に基づいて、アンテナ108と結合されたスイッチ104を制御することができる206。スイッチ104の各々は複数のポート106のうちの1つと別々に結合され得る。さらに、スイッチ信号114は、制御信号116によって示されたとき、スイッチ104のうちの少なくとも2つを同時に閉鎖することができる。たとえば、制御信号116は、1つまたは複数のスイッチ104が閉鎖すべきであることを示すことができる。制御信号116がスイッチ104のうちの2つ以上を閉鎖すべきであることを示すとき、スイッチプレクサ102(たとえば、制御回路110)は、(たとえば、2つ以上のスイッチ104を閉鎖させる、2つ以上のスイッチ信号114を提供することによって)対応する2つ以上のスイッチ104を閉鎖させることができる。制御信号116が1つのスイッチ104だけを閉鎖すべきであることを示すとき、スイッチプレクサ102(たとえば、制御回路110)は、(たとえば、1つのスイッチ104を閉鎖させるスイッチ信号114を提供することによって)対応するスイッチ104だけを閉鎖させることができることに留意されたい。いくつかの構成では、スイッチプレクサ102は、加えて、別のアンテナと結合されたスイッチの別のセットを制御することができる。
図3は、本明細書で開示されるシステムおよび方法によるスイッチプレクサ302のより詳細な構成の例を示すブロック図である。この例では、スイッチプレクサ302は、スイッチ304a〜lおよびポート306a〜lの2つのセットを含む。スイッチプレクサ302は、移相器312a〜lも含む。スイッチ304a〜fの第1のセットは第1の(単一の)アンテナ308aと結合される。スイッチ304a〜fの第1のセットの各々は、ポート306a〜fの第1のセットうちの1つと別々に結合される。加えて、スイッチ304g〜lの第2のセットは第2(単一の)アンテナ308bと結合される。スイッチ304g〜lの第2のセットの各々は、ポート306g〜lの第2のセットのうちの1つと別々に結合される。この例では、ポート306a〜lの各々は、移相器312a〜lの各々と別々にそれぞれ結合される。
スイッチプレクサ302は、スイッチ304a〜fの第1のセットおよびスイッチ304g〜lの第2のセットと結合される制御回路310を含むことが可能である。制御信号316に基づいて、制御回路310は、スイッチ信号314a〜lを生成することによって、スイッチ304a〜lを制御することができる。たとえば、制御回路310は、スイッチ304a〜lのうちの1つまたは複数を閉鎖することができる。制御信号316によって示されたとき、制御回路310は、スイッチ304a〜fの第1のセットうちの2つ以上を閉鎖することができ、スイッチ304g〜lの第2のセットうちの2つ以上を閉鎖することができる。
図3に例示するスイッチプレクサ302を通信デバイスのRFフロントエンド内に含めることが可能である。スイッチプレクサ302は、MIMO信号送受信を可能にし得る。一般に、本明細書で開示するシステムおよび方法によれば、2つ以上のスイッチおよびポートの複数のセットをスイッチプレクサ内で実施することが可能である。
図4は、本明細書で開示されるシステムおよび方法によるスイッチプレクサ402およびフィルタ418a〜nの一構成を例示するブロック図である。スイッチプレクサ402は、上で図1に関して説明したスイッチプレクサ102に類似して構成され得る。加えて、アンテナ408、スイッチ404a〜n、ポート406a〜n、制御回路410、制御信号416、スイッチ信号414a〜n、および移相器412a〜nは、上で図1に関して説明した対応する要素に類似して構成され得る。いくつかの構成では、移相器412および/またはフィルタ418をスイッチプレクサ402内に含めることが可能である。
ポート406a〜nの各々は、送信機(たとえば、送信チェーン)または受信機(たとえば、受信チェーン)と結合され得ることに留意されたい。いくつかの構成では、各送信機または受信機は、GSM(登録商標)、CDMA、WCDMA(登録商標)、および/またはLTEの仕様に対応する1つもしくは複数の帯域で、ならびに/あるいは1つもしくは複数のモードで通信をサポートすることができる。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ402は「多極スイッチ」と呼ばれる場合がある。スイッチプレクサ402は、単一のまたは同時の動作をサポートすることができる(たとえば、スイッチ404a〜nのうちの1つもしくは複数を同時に活性化、閉鎖、または「ターンオン」することができる)。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ402は、単一のアンテナ408または複数のアンテナ408をサポートすることができる。たとえば、スイッチプレクサ402は、スイッチ404の1つまたは複数のセットを含むことが可能であり、この場合、スイッチ404の各セットは別々のアンテナと結合される。いくつかの構成では、スイッチ404の各セットは、2つ以上のスイッチ404を含むことが可能である。
スイッチプレクサ402内のポート406a〜nの各々はフィルタ418a〜nと結合され得る。いくつかの構成では、各ポート406a〜n(の一端)は単一のフィルタと結合され得る。これらの構成では、スイッチプレクサ402は何のデュプレクサとも結合されない。他の構成では、ポート406a〜nのうちの1つまたは複数(の一端)は(たとえば、複数のフィルタを含めて)デュプレクサと結合され得る。いくつかの構成によれば、スイッチプレクサ402の少なくとも1つのポート406(たとえば、ポートA 406a)は送信フィルタ(たとえば、送信フィルタA 418a)と結合され得、別のポート406(たとえば、ポートB 406b)は受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 418b)と結合され得る。1個または複数の他のフィルタ418(たとえば、送信および/または受信フィルタ)はポート406と結合され得る。本明細書で説明するフィルタの例は、バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタなどを含む。
知られている手法では、アンテナをデュプレクサにリンクして、同時信号送受信を可能にすることができる。デュプレクサは、一端で互いに接続される(たとえば、直接接続されるか、または移相器を介して接続される)2個のフィルタ(たとえば、送信フィルタおよび受信フィルタ)を含むことが可能である。これにより、デュプレクサは、(たとえば、異なる帯域内の)同時送信および受信信号が(接続された端部で)アンテナ上に共存するのを可能にすることができる。これにより、デュプレクサの一方の分岐は、送信フィルタを含む(かつ、たとえば、送信機または送信チェーンと結合される)ことが可能であるのに対して、他方の分岐は受信フィルタを含むことが可能である(かつ、たとえば、受信機または受信チェーンと結合される)。
しかしながら、本明細書で開示するシステムおよび方法のいくつかの構成は、送信(Tx)フィルタおよび受信(Rx)フィルタを含めて、少なくとも一対のフィルタを用いることが可能であり、この場合、一対のフィルタの各々は、独立してアンテナにリンク可能である。これは、両方のフィルタが独立してリンク可能でない(たとえば、両方のフィルタを一度にアンテナにリンクすることだけができるか、またはいずれのフィルタもアンテナに同時にリンクすることができない)デュプレクサとは異なる。図4に例示するように、送信フィルタA418aを(ポートB 406bを介した)受信フィルタB 418bから独立して(ポートA406aを介して)アンテナ408にリンクすることができる(たとえば、切り替えることができる)。したがって、両方の送信フィルタA 418aおよび受信フィルタB 418b、送信フィルタA 418aおよび受信フィルタB 418bのうちの1つを一度にアンテナ408にリンクすることができるか、またはそれらのいずれも一度にアンテナ408にリンクすることはできない。たとえば、制御回路410は、制御信号416に基づいて、スイッチA404aおよびスイッチB 404bのうちの1つを閉鎖すること、両方のスイッチA 404aおよびスイッチB 404bを閉鎖することができるか、またはいずれも閉鎖できない。いくつかの構成では、独立してリンク可能なフィルタ418の対は、標準(たとえば、UMTS、CDMA、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、LTEなど)によって指定された帯域に割り当てられた送信および受信周波数をフィルタリングすることができる。たとえば、送信フィルタA 418aは、Table (1)(表1)に例示されたように、帯域1内で指定されたアップリンク周波数で信号を渡すことができるのに対して、受信フィルタB 418bは、帯域1内で指定されたダウンリンク周波数内で信号を渡すことができる。
したがって、デュプレクサの代わりに、(アンテナに独立してリンクされ得る)別々の送信および受信フィルタ418を使用することが可能である(たとえば、デュプレクサを別々の送信および受信フィルタ418と置換することが可能である)。送信および受信フィルタ418は、フロントエンドRF回路に適用可能(たとえば、実施可能)であり得る。
いくつかの構成では、(受信経路上の)1つもしくは複数のポート406および/または1つもしくは複数の受信フィルタ418は複数の動作モードをサポートすることができる。これは動作モード間のフィルタの共有を可能にし得る。たとえば、各動作モードに関して(複数のデュプレクサ内で)別々のフィルタを使用するのではなく、単一の受信フィルタを使用して、GSM(登録商標)通信およびWCDMA(登録商標)通信の両方をサポートすることができる。これは、より少ないフィルタが使用されることを可能にして、これにより、チップ領域を削減して、受信機感度を高めることができる。たとえば、受信フィルタB 418bと結合されたポートB 406bは、複数の信号タイプ(たとえば、LTE、WCDMA(登録商標)、およびGSM(登録商標))ならびに/または複数の帯域をサポートすることができる。複数の信号タイプおよび/または複数の帯域をサポートするポートは、マルチモードポート(multiple mode port)と呼ばれる場合がある。複数の信号タイプ(たとえば、LTE、CDMA、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)など)および/または複数の帯域をサポートする受信フィルタは、マルチモード受信フィルタと呼ばれる場合がある。加えて、またはその代わりに、複数の信号タイプおよび/もしくは複数の帯域を受信することができる受信機と結合されたポートまたは受信フィルタは、それぞれ、マルチモードポートまたはマルチモード受信フィルタと呼ばれる場合がある。
たとえば、ポートB 406bは、マルチモードポートであり得、受信フィルタB 418bはマルチモードフィルタであり得る。一例では、ポートB 406bおよび受信フィルタB 418bは、GSM1800Rxおよび帯域3Rxの両方をサポートすることができる。別の例では、ポートB 406bおよび受信フィルタB 418bは、帯域1Rxおよび帯域4Rxの両方をサポートすることができる。したがって、アンテナ408が帯域1信号を受信しているとき、または帯域4信号を受信しているとき、スイッチB 404bを閉鎖することができる。これにより、(たとえば、一方が帯域1用のデュプレクサと結合され、他方が帯域4用のデュプレクサと結合される、2つの受信機の代わりに)1つの受信機(たとえば、受信チェーン)を共有して、帯域1内および帯域4内の信号を受信することができる。
(たとえば、独立してリンク可能な送信フィルタ418および受信フィルタ418を使用する)この手法は、性能、コスト、おより利益を提供することができる。たとえば、より良好な感度のために、GSM1800Rxと(たとえば、WCDMA(登録商標)/CDMA内の)帯域3との間で単一の受信機を共有することができる。加えて、またはその代わりに、より良好な感度のために、GSM1900Rxと(たとえば、WCDMA(登録商標)/CDMA内の)帯域2との間で単一の受信機を共有することを可能にできる。加えて、またはその代わりに、帯域1と帯域4との間で単一の受信機を共有することを可能にできる。加えて、またはその代わりに、帯域3と帯域4との間で単一の送信機を共有することを可能にできる。
しかしながら、知られている手法では、各個々の通信帯域は、表面弾性波(SAW)フィルタまたはデュプレクサを必要とする。この手法を使用すると、たとえば、帯域1Rxを帯域4Rxと共有することはできない。さらに、GSM1800と帯域3Rxとの間のデュプレクサ共有は、たとえば、結果的にGSM感度の劣化をもたらす場合がある。
図5は、独立してリンク可能なフィルタを用いてアンテナ408を切り替えるための方法500の一構成を例示する流れ図である。スイッチプレクサ402は、制御信号416を取得することができる502。たとえば、制御回路410は、シングルワイヤインターフェースまたはマルチワイヤインターフェースを介して制御信号416を受信することができる。いくつかの構成では、制御信号416は、プロセッサ(たとえば、ベースバンドプロセッサ)または何らかの他の回路によって提供され得る。
スイッチプレクサ402は、制御信号416に基づいて、スイッチ信号414を生成することができる504。図2に関して上で説明されたように、スイッチ信号114を生成するステップ204に類似してこれを行うことができる。
スイッチプレクサ402は、スイッチ信号414に基づいて、アンテナ408と結合されたスイッチ404を制御することができる506。スイッチ404の各々は、複数のポート406のうちの1つと別々に結合され得る。送信フィルタ(たとえば、送信フィルタA 418a)はポート406のうちの1つ(たとえば、ポートA 406a)と結合され得、受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 418b)はポート406のもう1つのポート(たとえば、ポートB 406b)と結合され得る。フィルタ(たとえば、送信フィルタA 418aおよび受信フィルタB 418b)は、独立してアンテナ408にリンク可能であり得る。
さらに、スイッチ信号414は、制御信号416によって示されたとき、スイッチ404のうちの少なくとも2つを同時に閉鎖することができる。たとえば、制御信号416は、1つまたは複数のスイッチ404が閉鎖すべきであることを示すことができる。制御信号416がスイッチ404のうちの2つ以上を閉鎖すべきであることを示すとき、スイッチプレクサ402(たとえば、制御回路410)は、(たとえば、2つ以上のスイッチ404を閉鎖させる、2つ以上のスイッチ信号414を提供することによって)対応する2つ以上のスイッチ404を閉鎖させることができる。たとえば、スイッチA 404aおよびスイッチB 404bを同時に閉鎖して、それによって、デュプレクサを使用せずに、双方向シグナリングを可能にすることができる。
場合によっては、スイッチ404を制御するステップ506は、マルチモードポートおよび/またはマルチモード受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 418b)を複数のモード用のアンテナ408にリンクさせるために、スイッチ(たとえば、スイッチB 404b)を閉鎖するステップを含むことが可能である。たとえば、スイッチプレクサ402は、マルチモードポートおよび/もしくはマルチモード受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 418b)を複数の信号タイプならびに/または帯域に対応する信号用のアンテナ408にリンクさせることができる。一構成では、たとえば、スイッチプレクサ402は、帯域1または帯域4に対応する信号が受信されたとき、受信フィルタB 418bをアンテナ408にリンクさせることができる。別の構成では、たとえば、スイッチプレクサ402は、GSM1800または帯域3に対応する信号が受信されたとき、受信フィルタB 418bをアンテナ408にリンクさせることができる。
図6は、本明細書で開示されるシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド624の一例を示すブロック図である。この例では、アンテナ608はスイッチプレクサ602と結合される。スイッチプレクサ602は、スイッチ604a〜cとポート606a〜cとを含むことが可能である。ポート606a〜cの各々は、移相器612a〜cと結合され得る。図6に例示するスイッチプレクサ602、スイッチ604、ポート606、および移相器612は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、ポート106、および移相器112に類似して構成され得る。図6に例示するスイッチプレクサ602は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート606a〜cは、フィルタ618a〜cとそれぞれ結合され得る。フィルタ618a〜cは、増幅器620a〜cとそれぞれ結合され得る。
知られている手法の一例では、アンテナは帯域1デュプレクサ用のポートと帯域4デュプレクサ用のポートとの間で切り替わり、この場合、ポートのうちの1つだけが一度にアンテナとリンクする。デュプレクサの各々は、移相器の対とフィルタの対とを含む。各デュプレクサは増幅器の対と結合される。各デュプレクサは、送信機(たとえば、送信チェーン)と受信機(たとえば、受信チェーン)とに結合される。したがって、この手法では、2つの送信機と2つの受信機とを使用して、帯域1および帯域4の通信をサポートすることができる。
しかしながら、図6に示す例では、帯域1および帯域4を単一の受信機を用いてサポートすることが可能である。この例では、アンテナ608は(たとえば、スイッチプレクサ602内に含まれた)3つのスイッチ604a〜cと結合され得る。スイッチ604a〜cの各々は3つのポート606a〜cとそれぞれ結合され得る。ポートA 606aは帯域1Tx 622a内の信号をサポートすることができる。ポートA 606aはフィルタA 618aと結合され得、フィルタA 618aは、次に、増幅器A 620a(たとえば、電力増幅器(PA))と結合される。移相器A612aは、オプションで、ポートA 606aと送信フィルタA 618aとの間に結合され得る。ポートB 606bは、マルチモードポートであってよく、帯域1Rxおよび帯域4Rx 622b内の信号をサポートすることができる。ポートB 606bは受信フィルタB 618bと結合され得、受信フィルタB 618bは、次に、増幅器B 620b(たとえば、低雑音増幅器(LNA))と結合される。受信フィルタB 618b(たとえば、マルチモードフィルタ)は、帯域1Rxおよび帯域4Rx 622bの両方の中の信号をサポートすることができる。移相器B 612bは、オプションで、ポートB 606bと受信フィルタB 618bとの間に結合され得る。ポートC 606cは、帯域4Tx 622c内の信号をサポートすることができる。ポートC 606cは送信フィルタC 618cと結合され得、送信フィルタC 618cは、次に、増幅器C 620c(たとえば、電力増幅器(PA))と結合される。移相器C 612cは、オプションで、ポートC 606cと送信フィルタC 618cとの間に結合され得る。いくつかの構成では、移相器612をスイッチプレクサ602内に含めることが可能である。さらに他の構成では、移相器612およびフィルタ618をスイッチプレクサ602内に含めることが可能である。
Table (2)(表(2))は2つの動作モードを示す。詳細には、Table (2)(表2)は、モードに基づいて、どのスイッチ604が閉鎖(「ON」)または開放(「OFF」)され得るかを例示する。いくつかの構成では、スイッチプレクサ602は、モードを反映または示す制御信号に基づいて制御され得る。たとえば、スイッチプレクサ602内に含まれる制御回路は、制御信号に基づいて、スイッチ604を制御することができる。例示するように、スイッチA 604aおよびスイッチB 604bは、帯域1信号が送信および/または受信されるとき、閉鎖、すなわち、「ON」であり得る。さらに、スイッチB 604bおよびスイッチC 604cは、帯域4信号が送信および/または受信されるとき、閉鎖、すなわち、「ON」であり得る。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ602は、1つまたは複数のスイッチ604が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。知られている手法の例と比較すると、この例は、帯域1と帯域4との間で受信フィルタB 618bが共有されるため、受信フィルタと、帯域4フィルタ(たとえば、SAWフィルタ)と、受信機とを省く。さらに、この例では、デュプレクサを用いない。
図7は、本明細書で開示されるシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド724の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ708はスイッチプレクサ702と結合される。スイッチプレクサ702は、スイッチ704a〜gとポート706a〜gとを含むことが可能である。ポート706a〜gのうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図7に例示するスイッチプレクサ702、スイッチ704、およびポート706は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図7に例示するスイッチプレクサ702は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成された、スイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート706a〜gは、フィルタ718a〜gとそれぞれ結合され得る。フィルタ718a〜gは、増幅器720a〜gとそれぞれ結合され得る。
知られている方式の別の例では、アンテナは、GSM1900Rx/帯域2内、GSM1800Rx/帯域3内、帯域2Rx/Tx内、帯域3Rx/Tx内、帯域1Rx/Tx内、帯域4Rx/Tx内、およびGSM1800/1900Tx内の信号用のポート間で切り替わり、この場合、ポートのうちの1つだけが一度にアンテナにリンクする。GSM1900Rx/帯域2信号およびGSM1800Rx/帯域3信号用のポートは、各々、増幅器に接続されたフィルタに接続される。GSM1800/1900Tx内の信号用のポートは、増幅器に接続されたハイパスフィルタに接続される。帯域2Rx/Tx内、帯域3Rx/Tx内、帯域1Rx/Tx内、および帯域4Rx/Tx内の信号用のポートは、各々、各々が増幅器に接続されたフィルタ(たとえば、デュプレクサ)の対と結合される。したがって、この知られている手法は、1つの単極スイッチと、11個のフィルタと、(6つの受信機と結合され得る)6つの受信増幅器と、(5つの送信機と結合され得る)5つの送信増幅器とを使用する。
しかしながら、図7に示す例では、複数の帯域および複数のモードをRFフロントエンド724によってサポートすることが可能である。たとえば、帯域1〜4、GSM1800、およびGSM1900をサポートすることができる。この例では、アンテナ708は(たとえば、スイッチプレクサ702内に含まれた)7つのスイッチ704a〜gと結合され得る。スイッチ704a〜gの各々は7つのポート706a〜gとそれぞれ結合され得る。ポートA 706aはGSM1900Rxおよび帯域2Rx 722a内の信号をサポートすることができる。ポートA 706a(たとえば、マルチモードポート)は受信フィルタA 718a(たとえば、マルチモードフィルタ)と結合され得、受信フィルタA 718aは、次に、増幅器A 720aと結合される。ポートB 706bは、帯域2Tx 722b内の信号をサポートすることができる。ポートB 706bは送信フィルタB 718bと結合され得、フィルタB 718bは、次に、増幅器B 720bと結合される。ポートC 706cは、GSM1800Rxおよび帯域3Rx 722c内の信号をサポートすることができる。ポートC 706cは、受信フィルタC 718c(たとえば、マルチモード受信フィルタ)と結合され得、受信フィルタC 718cは、次に、増幅器C 720cと結合される。
ポートD 706dは、帯域1Tx 722d内の信号をサポートすることができる。ポートD 706dは送信フィルタD 718dと結合され得、送信フィルタD 718dは、次に、増幅器D 720dと結合される。ポートE 706eは、帯域1Rxおよび帯域4Rx 722e内の信号をサポートすることができる。ポートE 706eは、受信フィルタE 718e(たとえば、マルチモード受信フィルタ)と結合され得、受信フィルタE 718eは、次に、増幅器E 720eと結合される。ポートF 706fは、帯域3Txおよび帯域4Tx 722f内の信号をサポートすることができる。ポートF 706fは送信フィルタF 718fと結合され得、送信フィルタF 718fは、次に、増幅器F 720fと結合される。ポートG 706gは、GSM1800TxおよびGSM1900Tx 722g内の信号をサポートすることができる。ポートG 706gは、送信フィルタG 718g(たとえば、ハイパスフィルタ)と結合され得、送信フィルタG 718gは、次に、増幅器G 720gと結合される。この例では、1つのまたは複数の移相器は、オプションで、それぞれのスイッチ704a〜gとフィルタ718a〜gとの間に結合され得る。いくつかの構成では、1つまたは複数の移相器は、スイッチプレクサ702の一部として実施され得る。加えて、またはその代わりに、1つまたは複数の移相器は、1個または複数のフィルタの一部として実施され得る。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ702は、1つまたは複数のスイッチ704が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。知られている手法の前述の例と比較して、この例は、3つの受信機および1つの送信機(たとえば、帯域3電力増幅器(PA))を省く。さらに、本明細書で開示するシステムおよび方法によるこの例では、デュプレクサは必要とされないので、これは4つのデュプレクサ、すなわち、フィルタを省く。
本明細書で開示するシステムおよび方法による代替の構成では、(フィルタおよび増幅器と結合された)帯域3TxならびにGSM1800Tx用のポートを実施することが可能である。さらに、(フィルタおよび増幅器と結合された)帯域2TxならびにGSM1900Tx用のポートを実施することが可能である。
例によって示すように、本明細書で開示するシステムおよび方法は、(たとえば、WCDMA(登録商標)/GSM(登録商標)Rxに関する)性能を犠牲にせずに、サイズ、コスト、および領域を削減することができる。上で説明したように、4つのデュプレクサと2個のフィルタとを使用する設計を6個のフィルタに削減することができる。さらに、本明細書で説明するシステムおよび方法を使用して、帯域3電力増幅器(PA)を省くことができる。
図8は、本明細書で開示されるシステムおよび方法によるスイッチプレクサ802およびフィルタ818a〜nの別の構成を例示するブロック図である。スイッチプレクサ802は、上で図1に関して説明したスイッチプレクサ102に類似して構成され得る。加えて、アンテナ808、スイッチ804a〜n、ポート806a〜n、制御回路810、制御信号816、およびスイッチ信号814a〜nは、上で図1に関して説明した対応する要素に類似して構成され得る。ポート806a〜nのうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図8に示さず)とそれぞれ結合され得る。いくつかの構成では、1つもしくは複数の移相器および/または1個もしくは複数のフィルタ818をスイッチプレクサ802内に含めることができることに留意されたい。
スイッチプレクサ802は、キャリアアグリゲーション、多入力多出力(MIMO)動作をサポートすることができ、かつ/またはダイバーシチ受信機に適用可能である。たとえば、ポート806a〜nのうちの1つまたは複数を、同方向信号(codirectional signals)826をサポートするアンテナ808にリンクさせるために、スイッチ804a〜nのうちの2つ以上を同時に閉鎖して、複数の帯域内の同方向の通信が同時に発生するのを可能にすることができる。たとえば、異なる帯域内の(たとえば、異なる搬送周波数上の)2つ以上の受信信号を一度に受信することが可能であり、それによって、キャリアアグリゲーションを可能にする。加えて、またはその代わりに、異なる帯域内の(たとえば、異なる搬送周波数上の)2つ以上の送信信号を一度に送信することが可能であり、それによって、デュアル送信を可能にする。しかしながら、知られている手法によれば、1つのポートだけを一度に(たとえば、単一のアンテナに)リンクすることが可能であり、それによって、ダイプレクサが同じポート上で同方向信号を可能にすることを必要とする。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ802は「多極スイッチ」と呼ばれる場合がある。スイッチプレクサ802は、単一のまたは同時の動作をサポートすることができる(たとえば、スイッチ804a〜nのうちの1つもしくは複数を同時に活性化、閉鎖、または「ターンオン」することができる)。
いくつかの構成では、スイッチプレクサ802は、単一のアンテナ808または複数のアンテナ808をサポートすることができる。たとえば、スイッチプレクサ802は、スイッチ804の1つまたは複数のセットを含むことが可能であり、この場合、スイッチ804の各セットは別々のアンテナと結合される。いくつかの構成では、スイッチ804の各セットは2つ以上のスイッチ804を含むことが可能である。
スイッチプレクサ802内のポート806a〜nの各々はフィルタ818a〜nと結合され得る。いくつかの構成では、各ポート806a〜n(の一端)は単一のフィルタと結合され得る。これらの構成では、スイッチプレクサ802はいずれのダイプレクサとも結合されない。他の構成では、ポート806a〜nのうちの1つまたは複数(の一端)は(たとえば、複数のフィルタを含めて)デュプレクサおよび/またはダイプレクサと結合され得る。いくつかの構成によれば、スイッチプレクサ802の少なくとも2つのポート806(たとえば、ポートA 806aおよびポートB 806b)は同方向信号826をサポートすることができる。この場合、少なくとも2つのポートは、それぞれ、(キャリアアグリゲーションまたは多重(デュアル)送信のために)同方向信号826をサポートする2個のフィルタ(たとえば、フィルタA 818aおよびフィルタB 818b)と結合される。一構成では、フィルタA 818aおよびフィルタB 818bは両方とも、受信信号を同時にサポートすることができる(たとえば、それぞれ、2つの受信機と結合される)受信フィルタであってよい。たとえば、ポートA 806aおよびフィルタA 818aは、帯域1受信をサポートすることができ、(キャリアアグリゲーションのために)帯域3受信をサポートすることができるポートB 806bとフィルタB818bとを用いて、アンテナ808に同時にリンクすることができる。別の構成では、フィルタA 818aおよびフィルタB 818bは両方とも、(たとえば、デュアル送信のために)送信信号を同時にサポートすることができる(たとえば、それぞれ、2つの送信機と結合された)送信フィルタであってよい。1つまたは複数の他のフィルタ818(たとえば、送信および/または受信フィルタ)はポート806と結合され得る。本明細書で説明するフィルタの例は、バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタなどを含む。
図6に関して上で説明したように、フィルタ818a〜nのうちの1つもしくは複数および/またはポート806a〜nのうちの1つもしくは複数は複数のモードをサポートすることができることに留意されたい。たとえば、ポートB 806bはマルチモードポートであり得、フィルタB 818bはマルチモードフィルタであり得る。
したがって、本明細書で開示するシステムおよび方法のいくつかの態様は、キャリアアグリゲーションに適用され得る。これらの態様は、フロントエンドRF回路またはデバイスにも適用可能であり得る。キャリアアグリゲーションは、3GPPリリース10の要件である。これは、帯域幅アグリゲーションのために複数の帯域内で受信を同時に使用することを必要とする。キャリアアグリゲーションに関する一手法は、ダイプレクサを使用して、デュプレクサを接続することを必要とする。しかしながら、これは同時にシグナル送信される(たとえば、受信および/または送信される)必要がある任意の帯域内の損失を生じさせる。しかしながら、本明細書で開示するシステムおよび方法は、性能、コスト、およびサイズの利点を提供することができる。たとえば、本明細書で開示するシステムおよび方法は、ダイプレクサを必要としない場合がある。さらに、シングルバンド性能を改善することが可能である。たとえば、必要とされる帯域だけを可能にし、それによって、より低い(たとえば、削減された)損失を提供することができる。同時性能を改善することも可能である。たとえば、必要とされる受信帯域だけを可能にし、それによって、より低い(たとえば、削減された)損失を提供することができる。本明細書で開示するシステムおよび方法は、送信および/または受信フィルタを省くことも可能であり、デュアル送信をサポートすることが可能であり、同時キャリアアグリゲーションのためのダイバーシチ受信機に適用可能であり得る。
図9は、同方向信号826を用いてアンテナ808を切り替えるための方法900の一構成を示す流れ図である。スイッチプレクサ802は、制御信号816を取得することができる902。たとえば、制御回路810は、シングルワイヤインターフェースまたはマルチワイヤインターフェースを介して制御信号816を受信することができる。いくつかの構成では、制御信号816は、プロセッサ(たとえば、ベースバンドプロセッサ)または何らかの他の回路によって提供される。
スイッチプレクサ802は、制御信号816に基づいて、スイッチ信号814を生成することができる904。図2に関して上で説明されたように、スイッチ信号114を生成するステップ204に類似してこれを行うことができる。
スイッチプレクサ802は、スイッチ信号814に基づいて、アンテナ808と結合されたスイッチ804を制御することができる906。スイッチ804の各々は、複数のポート806のうちの1つと別々に結合され得る。スイッチ信号814は、制御信号816によって示されたとき、同方向信号をサポートするポート806と結合されたスイッチ804のうちの少なくとも2つを同時に閉鎖することができる。たとえば、制御信号816によって示されたとき、スイッチプレクサ802は、ポートA 806aと結合されたスイッチA 804aと、同方向信号(たとえば、受信信号または送信信号)をサポートするポートB 806bと結合されたスイッチB 804bとを同時に閉鎖することができる。これは、たとえば、キャリアアグリゲーションまたはデュアル送信を可能にし得る。
これにより、スイッチ信号814は、制御信号816によって示されたとき、スイッチ804のうちの少なくとも2つを同時に閉鎖することができる。たとえば、制御信号816は、1つまたは複数のスイッチ804が閉鎖すべきであることを示すことができる。制御信号816がスイッチ804のうちの2つ以上を閉鎖すべきであることを示すとき、スイッチプレクサ802(たとえば、制御回路810)は(たとえば、2つ以上のスイッチ804を閉鎖させる、2つ以上のスイッチ信号814を提供することによって)対応する2つ以上のスイッチ804を閉鎖させることができる。たとえば、スイッチA 804aおよびスイッチB 804bを同時に閉鎖して、それによって、ダイプレクサを使用せずに、同方向シグナリングを可能にすることができる。
いくつかの構成では、スイッチ804を制御するステップ906は、マルチモードポート(たとえば、ポートB 806b)および/またはマルチモード受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 818b)を複数のモード用のアンテナ808にリンクさせるために、スイッチ(たとえば、スイッチB 804b)を閉鎖するステップを含むことが可能である。たとえば、スイッチプレクサ802は、マルチモードポートおよび/もしくはマルチモード受信フィルタ(たとえば、受信フィルタB 818b)を複数の信号タイプならびに/または帯域用のアンテナ808にリンクさせることができる。
図10は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1024の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1008はスイッチプレクサ1002と結合される。スイッチプレクサ1002は、スイッチ1004とポート1006とを含むことが可能である。ポート1006のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図10に例示するスイッチプレクサ1002、スイッチ1004、およびポート1006は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図10に例示するスイッチプレクサ1002は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1006は、フィルタ1018とそれぞれ結合され得る。フィルタ1018は、増幅器1020とそれぞれ結合され得る。
キャリアアグリゲーションのための(帯域2と帯域4との間、および帯域1と帯域3との間のキャリアアグリゲーションのための)知られている手法の一例が次のように与えられる。この知られている手法は、各それぞれのモードおよび/または帯域用の表面弾性波(SAW)フィルタまたはデュプレクサを必要とする。知られている手法のこの例では、3つのポート間でアンテナを切り替える。第1のポートは、GSM1900Rx内の信号用である。第2のポートは、帯域1Rx/Txおよび帯域3Rx/Tx内の信号用である。第3のポートは、帯域2Rx/Txおよび帯域4Rx/Tx内の信号用であり、この場合、ポートのうちの1つだけが一度にアンテナにリンクされる。GSM1900Rx用の第1のポートは、増幅器に接続されたフィルタに接続される。帯域1Rx/Txおよび帯域3Rx/Tx内の信号用の第2のポートはダイプレクサに接続され、この場合、ダイプレクサの一方の分岐は帯域1Rx/Tx用のフィルタ(たとえば、デュプレクサ)と増幅器の対に接続され、ダイプレクサの他方の分岐は帯域3Rx/Tx用のフィルタ(たとえば、デュプレクサ)と増幅器のもう1つの対に接続される。ダイプレクサは、1デシベル(dB)信号損失を引き起こす可能性がある。帯域2Rx/Txおよび帯域4Rx/Tx内の信号用の第3のポートは別のダイプレクサに接続され、この場合、ダイプレクサの一方の分岐は帯域2Rx/Tx用のフィルタ(たとえば、デュプレクサ)と増幅器の対に接続され、ダイプレクサの他方の分岐は帯域4Rx/Tx用のフィルタ(たとえば、デュプレクサ)と増幅器のもう1つの対に接続される。ダイプレクサはやはり、1デシベル(dB)信号損失を引き起こす可能性がある。
図10に例示する、本明細書で開示するシステムおよび方法の例では、アンテナ1008は(たとえば、スイッチプレクサ1002内に含まれた)6つのスイッチ1004と結合され得る。スイッチ1004の各々は、6つのポート1006とそれぞれ結合され得る。第1のポート1006は、帯域1Tx 1022a内の信号をサポートすることができる。第1のポート1006は、第1の(送信)フィルタ1018と結合され得、第1の(送信)フィルタ1018は、次に、第1の増幅器1020と結合される。第2のポート1006は、帯域3Txおよび帯域4Tx 1022b内の信号をサポートすることができる。第2のポート1006は、第2の(送信)フィルタ1018と結合され得、第2の(送信)フィルタ1018は、次に、第2の増幅器1020と結合される。フィルタ1018のうちの1つまたは複数は1つを超える帯域をサポートすることができることに留意されたい。第3のポート1006は、帯域1Rxおよび帯域4Rx1022c内の信号をサポートすることができる。第3のポート1006は、第3の(送信)フィルタ1018と結合され得、第3の(送信)フィルタ1018は、次に、第3の増幅器1020と結合される。
第4のポート1006は、帯域3Rx1022d内の信号をサポートすることができる。第4のポート1006は、第4の(受信)フィルタ1018と結合され得、第4の(受信)フィルタ1018は、次に、第4の増幅器1020と結合される。第5のポート1006は、帯域2Tx1022e内の信号をサポートすることができる。第5のポート1006は、第5の(送信)フィルタ1018と結合され得、第5の(送信)フィルタ1018は、次に、第5の増幅器1020と結合される。第6のポート1006は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 1022f内の信号をサポートすることができる。第6のポート1006は、第6の(受信)フィルタ1018と結合され得、第6の(受信)フィルタ1018は、次に、第6の増幅器1020と結合される。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ1002は、1つまたは複数のスイッチ1004が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。たとえば、第3のスイッチ、第5のスイッチ、および第6のスイッチ1004を閉鎖し、それによって、複数の受信機帯域および1つの送信帯域の同時使用を実現することができる。知られている手法の前述の例と比較して、この例は、1つの受信機と1つの送信機とを省く。さらに、これは2つのダイプレクサを除去し、これは信号損失を減少させる。
図11は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1124の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1108はスイッチプレクサ1102と結合される。スイッチプレクサ1102は、スイッチ1104とポート1106とを含むことが可能である。ポート1106のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図11に例示するスイッチプレクサ1102、スイッチ1104、およびポート1106は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図11に例示するスイッチプレクサ1102は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1106は、フィルタ1118とそれぞれ結合され得る。フィルタ1118は、増幅器1120とそれぞれ結合され得る。
キャリアアグリゲーションのための(帯域2と帯域4との間、および帯域1と帯域3との間のキャリアアグリゲーションのための)知られている手法の別の例が次のように与えられる。この知られている手法は、ダイバーシチ受信機に適用され得る。この知られている手法では、2つのポート間でアンテナを切り替える。第1のポートは、帯域1Rxおよび帯域3Rx内の信号用である。第2のポートは、帯域2Rxおよび帯域4Rx内の信号用である。ポートのうちの1つだけが一度にアンテナにリンクする。帯域1Rxおよび帯域3Rx内の信号用の第1のポートはダイプレクサに接続される。ダイプレクサの一方の分岐は、帯域1Rx信号用の増幅器に接続されたフィルタに接続されるのに対して、ダイプレクサの他方の分岐は、帯域3Rx信号用の増幅器に接続されたフィルタに接続される。帯域2Rxおよび帯域4Rx内の信号用の第2のポートは別のダイプレクサに接続される。このダイプレクサの一方の分岐は、帯域2Rx信号用の増幅器に接続されたフィルタに接続されるのに対して、ダイプレクサの他方の分岐は、帯域4Rx信号用の増幅器に接続されたフィルタに接続される。
図11に例示される、本明細書で開示するシステムおよび方法の例では、アンテナ1108は(たとえば、スイッチプレクサ1102内に含まれた)3つのスイッチ1104と結合され得る。スイッチ1104の各々は、3つのポート1106とそれぞれ結合され得る。第1のポート1106は、帯域1Rxおよび帯域4Rx 1122a内の信号をサポートすることができる。第1のポート1106は、第1の(受信)フィルタ1118と結合され得、第1の(受信)フィルタ1118は、次に、第1の増幅器1120と結合される。第2のポート1106は、帯域3Rx 1122b内の信号をサポートすることができる。第2のポート1106は、第2の(受信)フィルタ1118と結合され得、第2の(受信)フィルタ1118は、次に、第2の増幅器1120と結合される。第3のポート1106は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 1122c内の信号をサポートすることができる。第3のポート1106は、第3の(受信)フィルタ1118と結合され得、第3の(受信)フィルタ1118は、次に、第3の増幅器1120と結合される。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ1102は、1つまたは複数のスイッチ1104が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。たとえば、第1のポートおよび第3のポート1106と結合されたスイッチ1104を閉鎖して、それによって、複数の受信機帯域の同時使用を実現することができる。知られている手法の前述の例と比較して、この例は、1つの受信機を省く。さらに、これは2つのダイプレクサを除去し、これは信号損失を減少させる。図11に示した例は、ダイバーシチ受信機に適応可能であり、帯域2および帯域4キャリアアグリゲーションならびに/または帯域1および帯域3キャリアアグリゲーションをサポートすることができる。
図12は、本明細書で開示されるシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1224の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1208はスイッチプレクサ1202と結合される。スイッチプレクサ1202は、スイッチ1204とポート1206とを含むことが可能である。ポート1206のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図12に例示するスイッチプレクサ1202、スイッチ1204、およびポート1206は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図12に例示するスイッチプレクサ1202は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチ1204を(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1206は、フィルタ1218とそれぞれ結合され得る。フィルタ1218は、増幅器1220とそれぞれ結合され得る。
この例では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、スイッチプレクサ1202(たとえば、多極スイッチ)を使用して、帯域4および補足ダウンリンクRxキャリアアグリゲーション、ならびに帯域2および補足ダウンリンクRxキャリアアグリゲーションを可能にし得る。これは、より低い損失を実現し、1つのダイプレクサを省くことができる。この例では(かつ/または、本明細書で開示するシステムおよび方法の他の構成では)ダイプレクサなしにスイッチプレクサをアンテナと結合され得ることに留意されたい。
キャリアアグリゲーションのための(帯域4と補足ダウンリンクRxとの間、および帯域2と補足ダウンリンクRxとの間のキャリアアグリゲーションのための)知られている手法の別の例が次のように与えられる。この知られている手法では、アンテナはローパスフィルタとハイパスフィルタとを含むダイプレクサに接続される。ローパスフィルタは、第1のポートと第2のポートとを切り替える第1の単極スイッチに接続される。第1のポートは、帯域2Rxおよび帯域2Tx内の信号用である。第2のポートは、帯域4Rxおよび帯域4Tx内の信号用である。第1のポートおよび第2のポートのうちの1つだけが(ダイプレクサを介して)一度にアンテナにリンクする。帯域2Rxおよび帯域2Tx内の信号用の第1のポートは、増幅器の対に接続されたフィルタ(たとえば、デュプレクサ)の対に接続される。帯域4Rxおよび帯域4Tx内の信号用の第2のポートは、増幅器の対に接続されたフィルタ(たとえば、デュプレクサ)の対に接続される。
(ダイプレクサの)ハイパスフィルタは、第3のポートと第4のポートとを切り替える第2の単極スイッチに接続される。第3のポートは、補足ダウンリンクRx内の信号用である。第4のポートは、帯域5Rxおよび帯域5Tx内の信号用である。第3のポートおよび第4のポートのうちの1つだけが(ダイプレクサを介して)一度にアンテナにリンクする。補足ダウンリンクRx内の信号用の第3のポートはフィルタに接続され、フィルタは増幅器に接続される。帯域5Rxおよび帯域5Tx内の信号用の第4のポートは、増幅器の対に接続されたフィルタ(たとえば、デュプレクサ)の対に接続される。知られている手法のこの例は、一次送信機/受信機に適用され得る。
図12に例示される、本明細書で開示するシステムおよび方法の例では、アンテナ1208は(たとえば、スイッチプレクサ1202内に含まれた)6つのスイッチ1204と結合され得る。スイッチ1204の各々は、6つのポート1206とそれぞれ結合され得る。第1のポート1206は、帯域4Tx 1222a内の信号をサポートすることができる。第1のポート1206は、第1の(送信)フィルタ1218と結合され得、第1の(送信)フィルタ1218は、次に、第1の増幅器1220と結合される。第2のポート1206は、帯域4Rx 1222b内の信号をサポートすることができる。第2のポート1206は、第2の(受信)フィルタ1218と結合され得、第2の(受信)フィルタ1218は、次に、第2の増幅器1220と結合される。第3のポート1206は、帯域2Rx 1222c内の信号をサポートすることができる。第3のポート1206は、第3の(受信)フィルタ1218と結合され得、第3の(受信)フィルタ1218は、次に、第3の増幅器1220と結合される。第4のポート1206は、帯域2Tx 1222d内の信号をサポートすることができる。第4のポート1206は、第4の(送信)フィルタ1218と結合され得、第4の(送信)フィルタ1218は、次に、第4の増幅器1220と結合される。第5のポート1206は、補足ダウンリンクRx 1222e内の信号をサポートすることができる。第5のポート1206は、第5の(受信)フィルタ1218と結合され得、第5の(受信)フィルタ1218は、次に、第5の増幅器1220と結合される。第6のポート1206は、帯域5Rx 1222fおよび帯域5Tx 1222g内の信号をサポートすることができる。第6のポート1206は、増幅器1220の対とそれぞれ結合されたフィルタ(たとえば、受信フィルタおよび送信フィルタまたはデュプレクサ)の対と結合され得る。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ1202は、1つもしくは複数のスイッチ1204が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。たとえば、第3のポート、第4のポート、および第5のポート1206と結合されたスイッチ1204を閉鎖して、それによって、複数の帯域(たとえば、帯域2Rx、帯域2Tx、および補足ダウンリンクRx)の同時使用を実現することができる。知られている手法の前述の例と比較して、この例は、1つのダイプレクサと2つのデュプレクサとを省く。
図13は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1324の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1308はスイッチプレクサ1302と結合される。スイッチプレクサ1302は、スイッチ1304とポート1306とを含むことが可能である。ポート1306のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図13に例示するスイッチプレクサ1302、スイッチ1304、およびポート1306は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図13に例示するスイッチプレクサ1302は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1306は、フィルタ1318とそれぞれ結合され得る。フィルタ1318は、増幅器1320とそれぞれ結合され得る。
キャリアアグリゲーションのための(帯域4と補足ダウンリンクRxとの間、および帯域2と補足ダウンリンクRxとの間のキャリアアグリゲーションのための)知られている手法の別の例が次のように与えられる。この知られている手法では、アンテナはローパスフィルタとハイパスフィルタとを含むダイプレクサに接続される。ローパスフィルタは、第1のポートと第2のポートとを切り替える第1の単極スイッチに接続される。第1のポートは、帯域2Rx内の信号用である。第2のポートは、帯域4Rx内の信号用である。第1のポートおよび第2のポートのうちの1つだけが(ダイプレクサを介して)一度にアンテナにリンクする。帯域2Rx内の信号用の第1のポートはフィルタに接続され、フィルタは、次に、増幅器に接続される。帯域4Rx内の信号用の第2のポートはフィルタに接続され、フィルタは、次に、増幅器に接続される。
ハイパスフィルタは、第3のポートと第4のポートとを切り替える第2の単極スイッチに接続される。第3のポートは、補足ダウンリンクRx内の信号用である。第4のポートは、帯域5Rx内の信号用である。第3のポートおよび第4のポートのうちの1つだけが(ダイプレクサを介して)一度にアンテナにリンクする。補足ダウンリンクRx内の信号用の第3のポートはフィルタに接続され、フィルタは増幅器に接続される。帯域5Rx内の信号用の第4のポートはフィルタに接続され、フィルタは、次に、増幅器に接続される。知られている手法のこの例は、ダイバーシチ受信機に適用され得る。
図13に例示される、本明細書で開示するシステムおよび方法の例では、アンテナ1308は(たとえば、スイッチプレクサ1302内に含まれた)4つのスイッチ1304と結合され得る。スイッチ1304の各々は、4つのポート1306とそれぞれ結合され得る。第1のポート1306は、帯域4Rx 1322a内の信号をサポートすることができる。第1のポート1306は、第1の(受信)フィルタ1318と結合され得、第1の(受信)フィルタ1318は、次に、第1の増幅器1320と結合される。第2のポート1306は、帯域2Rx 1322b内の信号をサポートすることができる。第2のポート1306は、第2の(受信)フィルタ1318と結合され得、第2の(受信)フィルタ1318は、次に、第2の増幅器1320と結合される。第3のポート1306は、補足ダウンリンクRx 1322c内の信号をサポートすることができる。第3のポート1306は、第3の(受信)フィルタ1318と結合され得、第3の(受信)フィルタ1318は、次に、第3の増幅器1320と結合される。第4のポート1306は、帯域5Rx 1322d内の信号をサポートすることができる。第4のポート1306は、第4の(受信)フィルタ1318と結合され得、第4の(受信)フィルタ1318は、次に、第4の増幅器1320と結合される。
(本明細書で開示するシステムおよび方法による)この例で与えられるスイッチプレクサ1302は、1つもしくは複数のスイッチ1304が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。たとえば、第2のポートおよび第3のポート1306と結合されたスイッチ1304を閉鎖して、それによって、複数の帯域(たとえば、帯域2Rxおよび補足ダウンリンクRx)の同時使用を実現することができる。知られている手法の前述の例と比較して、この例は、ダイプレクサを省く。
図14〜図31は、本明細書で開示するシステムおよび方法に従って実施され得る様々な他の例を示す。上で開示したシステムおよび方法による概念、手法、構成、実装形態、説明などのうちの1つまたは複数は、図14〜図31に示した例のうちの1つまたは複数に適応可能であり得る。
図14は、本明細書で開示されるシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1424の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1408はスイッチプレクサ1402と結合される。スイッチプレクサ1402は、スイッチ1404とポート1406とを含むことが可能である。ポート1406のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図14に例示するスイッチプレクサ1402、スイッチ1404、およびポート1406は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図14に例示するスイッチプレクサ1402は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1406は、フィルタ1418とそれぞれ結合され得る。フィルタ1418は、増幅器1420とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1402は、1つもしくは複数のスイッチ1404が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1404に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1406、第1のフィルタ1418、および第1の増幅器1420は、GSM1900Rxおよび帯域2Rx 1422a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1406、第2のフィルタ1418、および第2の増幅器1420は、帯域2Tx 1422b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1406、第3のフィルタ1418、および第3の増幅器1420は、GSM1800TxおよびGSM1900Tx 1422c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (3)(表(3))は、図14に示される例のスイッチプレクサ1402によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。
図15は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1524の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1508はスイッチプレクサ1502と結合される。スイッチプレクサ1502は、スイッチ1504とポート1506とを含むことが可能である。ポート1506のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図15に例示するスイッチプレクサ1502、スイッチ1504、およびポート1506は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図15に例示するスイッチプレクサ1502は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1506は、フィルタ1518とそれぞれ結合され得る。フィルタ1518は、増幅器1520とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1502は、1つもしくは複数のスイッチ1504が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1504に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1506、第1のフィルタ1518、および第1の増幅器1520は、GSM1800Rxおよび帯域3Rx 1522a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1506、第2のフィルタ1518、および第2の増幅器1520は、帯域3Tx 1522b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1506、第3のフィルタ1518、および第3の増幅器1520は、GSM1800TxおよびGSM1900Tx 1522c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (4)(表(4))は、図15に示される例のスイッチプレクサ1502によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。
図16は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1624の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1608はスイッチプレクサ1602と結合される。スイッチプレクサ1602は、スイッチ1604とポート1606とを含むことが可能である。ポート1606のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図16に例示するスイッチプレクサ1602、スイッチ1604、およびポート1606は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図16に例示するスイッチプレクサ1602は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1606は、フィルタ1618とそれぞれ結合され得る。フィルタ1618は、増幅器1620とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1602は、1つもしくは複数のスイッチ1604が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1604に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1606、第1のフィルタ1618、および第1の増幅器1620は、帯域1Tx 1622a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1606、第2のフィルタ1618、および第2の増幅器1620は、帯域1Rxおよび帯域4Rx 1622b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1606、第3のフィルタ1618、および第3の増幅器1620は、帯域4Tx 1622c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (5)(表(5))は、図16に示される例のスイッチプレクサ1602によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。
図17は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1724の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1708はスイッチプレクサ1702と結合される。スイッチプレクサ1702は、スイッチ1704とポート1706とを含むことが可能である。ポート1706のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図17に例示するスイッチプレクサ1702、スイッチ1704、およびポート1706は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図17に例示するスイッチプレクサ1702は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1706は、フィルタ1718とそれぞれ結合され得る。フィルタ1718は、増幅器1720とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1702は、1つもしくは複数のスイッチ1704が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1704に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1706、第1のフィルタ1718、および第1の増幅器1720は、帯域2Tx 1722a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1706、第2のフィルタ1718、および第2の増幅器1720は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 1722b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1706、第3のフィルタ1718、および第3の増幅器1720は、帯域4Tx 1722c内の信号をサポートすることができる。第4のポート1706、第4のフィルタ1718、および第4の増幅器1720は、帯域4Rx 1722d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (6)(表(6))は、図17に示す例のスイッチプレクサ1702によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。さらに、これは帯域2および4に関する個々の帯域動作に関してより低い挿入損失を実現することができる。これは、1つのGSM1900受信チェーンをやはり省くことができる。フィルタ性能に応じて、GSM1800Txをサポートすることも可能であることに留意されたい。
図18は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1824の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1808はスイッチプレクサ1802と結合される。スイッチプレクサ1802は、スイッチ1804とポート1806とを含むことが可能である。ポート1806のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図18に例示するスイッチプレクサ1802、スイッチ1804、およびポート1806は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図18に例示するスイッチプレクサ1802は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1806は、フィルタ1818とそれぞれ結合され得る。フィルタ1818は、増幅器1820とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1802は、1つもしくは複数のスイッチ1804が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1804に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1806、第1のフィルタ1818、および第1の増幅器1820は、帯域1Tx 1822a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1806、第2のフィルタ1818、および第2の増幅器1820は、帯域1Rx 1822b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1806、第3のフィルタ1818、および第3の増幅器1820は、帯域3Tx 1822c内の信号をサポートすることができる。第4のポート1806、第4のフィルタ1818、および第4の増幅器1820は、帯域3RxおよびGSM1800Rx 1822d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (7)(表(7))は、図18に示す例のスイッチプレクサ1802によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。さらに、これは帯域1および3に関する個々の帯域動作に関してより低い挿入損失を実現することができる。これは、1つのGSM1800受信チェーンをやはり省くことができる。フィルタ1818性能に応じて、GSM1800Txを第3のポート1806上でサポートすることも可能であることに留意されたい。
図19は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド1924の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ1908はスイッチプレクサ1902と結合される。スイッチプレクサ1902は、スイッチ1904とポート1906とを含むことが可能である。ポート1906のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図19に例示するスイッチプレクサ1902、スイッチ1904、およびポート1906は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図19に例示するスイッチプレクサ1902は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート1906は、フィルタ1918とそれぞれ結合され得る。フィルタ1918は、増幅器1920とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ1902は、1つもしくは複数のスイッチ1904が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ1904に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート1906、第1のフィルタ1918、および第1の増幅器1920は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 1922a内の信号をサポートすることができる。第2のポート1906、第2のフィルタ1918、および第2の増幅器1920は、帯域2Tx 1922b内の信号をサポートすることができる。第3のポート1906、第3のフィルタ1918、および第3の増幅器1920は、帯域4Rxおよび帯域1Rx 1922c内の信号をサポートすることができる。第4のポート1906、第4のフィルタ1918、および第4の増幅器1920は、帯域3Txおよび帯域4Tx 1922d内の信号をサポートすることができる。第5のポート1906、第5のフィルタ1918、および第5の増幅器1920は、帯域3RxおよびGSM1800Rx 1922e内の信号をサポートすることができる。第6のポート1906、第6のフィルタ1918、および第6の増幅器1920は、帯域1Tx 1922f内の信号をサポートすることができる。
下のTable (8)(表(8))およびTable (9)(表(9))は、図19に示す例のスイッチプレクサ1902によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。さらに、これは帯域1、2、3、および4に関する個々の帯域動作に関してより低い挿入損失を実現することができる。これは、1つのGSM1800受信チェーンおよび1つのGSM1900受信チェーンをやはり省くこともできる。オプションで、フィルタ1918性能に応じて、GSM1900Txを第2のポート1906上でサポートすることが可能である。オプションで、フィルタ1918性能に応じて、GSM1800Txを第4のポート1906上でサポートすることが可能である。
図20は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2024の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2008はスイッチプレクサ2002と結合される。スイッチプレクサ2002は、スイッチ2004とポート2006とを含むことが可能である。ポート2006のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図20に例示するスイッチプレクサ2002、スイッチ2004、およびポート2006は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図20に例示するスイッチプレクサ2002は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2006は、フィルタ2018とそれぞれ結合され得る。フィルタ2018は、増幅器2020とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2002は、1つもしくは複数のスイッチ2004が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2004に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2006および第1のフィルタ2018は、帯域2RxおよびGSM1900Rx内の信号をサポートすることができる。第2のポート2006、第2のフィルタ2018、および第2の増幅器2020は、帯域2Tx 2022a内の信号をサポートすることができる。第3のポート2006、第3のフィルタ2018、および第3の増幅器2020は、帯域4Rxおよび帯域1Rx 2022b内の信号をサポートすることができる。第4のポート2006、第4のフィルタ2018、および第4の増幅器2020は、帯域3Txおよび帯域4Tx 2022c内の信号をサポートすることができる。第5のポート2006および第5のフィルタ2018は、帯域3RxおよびGSM1800Rx内の信号をサポートすることができる。第6のポート2006、第6のフィルタ2018、および第6の増幅器2020は、帯域1Tx 2022e内の信号をサポートすることができる。追加のスイッチ2004は、第1のポート2006と第5のポート2006とを切り替えることができる。追加のスイッチ2004は、帯域2Rx、帯域3Rx、GSM1800Rx、およびGSM1900Rx内の信号をサポートすることができる第4の増幅器2020と結合され得る。
下のTable (10)(表(10))およびTable (11)(表(11))は、図20に示す例のスイッチプレクサ2002によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。さらに、これは帯域1、2、3、および4に関する個々の帯域動作に関してより低い挿入損失を実現することができる。これは、1つのGSM1800受信チェーンおよび1つのGSM1900受信チェーンを省くこともできる。オプションで、フィルタ2018性能に応じて、GSM1900Txを第2のポート1906上でサポートすることが可能である。オプションで、フィルタ2018性能に応じて、GSM1800Txを第4のポート2006上でサポートすることが可能である。
図21は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2124の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2108はスイッチプレクサ2102と結合される。スイッチプレクサ2102は、スイッチ2104とポート2106とを含むことが可能である。ポート2106のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図21に例示するスイッチプレクサ2102、スイッチ2104、およびポート2106は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図21に例示するスイッチプレクサ2102は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2106は、フィルタ2118とそれぞれ結合され得る。フィルタ2118は、増幅器2120とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2102は、1つもしくは複数のスイッチ2104が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2104に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2106、第1のフィルタ2118、および第1の増幅器2120は、帯域5Rx 2122a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2106、第2のフィルタ2118、および第2の増幅器2120は、帯域5Tx、帯域13Tx、および帯域14Tx 2122b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2106、第3のフィルタ2118、および第3の増幅器2120は、帯域12Rx、帯域17Rx、帯域13Rx、および帯域14Rx 2122c内の信号をサポートすることができる。第4のポート2106、第4のフィルタ2118、および第4の増幅器2120は、帯域12Txおよび帯域17Tx 2122d内の信号をサポートすることができる。第5のポート2106、第5のフィルタ2118、および第5の増幅器2120は、GSM850TxおよびGSM900Tx 2122e内の信号をサポートすることができる。第6のポート2106、第6のフィルタ2118、および第6の増幅器2120は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 2122f内の信号をサポートすることができる。第7のポート2106、第7のフィルタ2118、および第7の増幅器2120は、帯域2Tx 2122g内の信号をサポートすることができる。第8のポート2106、第8のフィルタ2118、および第8の増幅器2120は、帯域4Rxおよび帯域1Rx 2122h内の信号をサポートすることができる。第9のポート2106、第9のフィルタ2118、および第9の増幅器2120は、帯域3Txおよび帯域4Tx 2122i内の信号をサポートすることができる。第10のポート2106、第10のフィルタ2118、および第10の増幅器2120は、帯域3RxおよびGSM1800Rx 2122j内の信号をサポートすることができる。第11のポート2106、第11のフィルタ2118、および第11の増幅器2120は、帯域1Tx 2122k内の信号をサポートすることができる。第12のポート2106、第12のフィルタ2118、および第12の増幅器2120は、GSM1800TxおよびGSM1900Tx 2122l内の信号をサポートすることができる。
オプションで、フィルタ2118性能に応じて、GSM1900Txを第7のポート2106上でサポートすることが可能である。オプションで、フィルタ2118性能に応じて、GSM1800Txを第9のポート2106上でサポートすることが可能である。
図22は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2224の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2208は、フィルタ2270(たとえば、ローパスフィルタおよびハイパスフィルタまたはダイプレクサ)の対を介してスイッチプレクサ2202と結合される。スイッチプレクサ2202は、スイッチ2204とポート2206とを含むことが可能である。ポート2206のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図22に例示するスイッチプレクサ2202、スイッチ2204、およびポート2206は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図22に例示するスイッチプレクサ2202は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2206は、フィルタ2218とそれぞれ結合され得る。フィルタ2218は、増幅器2220とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2202は、1つもしくは複数のスイッチ2204が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2204に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2206、第1のフィルタ2218、および第1の増幅器2220は、帯域5Rx 2222a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2206、第2のフィルタ2218、および第2の増幅器2220は、帯域5Tx、帯域13Tx、および帯域14Tx 2222b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2206、第3のフィルタ2218、および第3の増幅器2220は、帯域12Rx、帯域17Rx、帯域13Rx、および帯域14Rx 2222c内の信号をサポートすることができる。第4のポート2206、第4のフィルタ2218、および第4の増幅器2220は、帯域12Txおよび帯域17Tx 2222d内の信号をサポートすることができる。第5のポート2206、第5のフィルタ2218、および第5の増幅器2220は、GSM850TxおよびGSM900Tx 2222e内の信号をサポートすることができる。第6のポート2206、第6のフィルタ2218、および第6の増幅器2220は、帯域2RxおよびGSM1900Rx 2222f内の信号をサポートすることができる。第7のポート2206、第7のフィルタ2218、および第7の増幅器2220は、帯域2Tx 2222g内の信号をサポートすることができる。第8のポート2206、第8のフィルタ2218、および第8の増幅器2220は、帯域4Rxおよび帯域1Rx 2222h内の信号をサポートすることができる。第9のポート2206、第9のフィルタ2218、および第9の増幅器2220は、帯域3Txおよび帯域4Tx 2222i内の信号をサポートすることができる。第10のポート2206、第10のフィルタ2218、および第10の増幅器2220は、帯域3RxおよびGSM1800Rx 2222j内の信号をサポートすることができる。第11のポート2206、第11のフィルタ2218、および第11の増幅器2220は、帯域1Tx 2222k内の信号をサポートすることができる。第12のポート2206、第12のフィルタ2218、および第12の増幅器2220は、GSM1800TxおよびGSM1900Tx 2222l内の信号をサポートすることができる。
この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。オプションで、フィルタ2218性能に応じて、GSM1900Txを第7のポート2206上でサポートすることが可能である。オプションで、フィルタ2218性能に応じて、GSM1800Txを第9のポート2206上でサポートすることが可能である。
図23は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2324の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2308はスイッチプレクサ2302と結合される。スイッチプレクサ2302は、スイッチ2304とポート2306とを含むことが可能である。ポート2306のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図23に例示するスイッチプレクサ2302、スイッチ2304、およびポート2306は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図23に例示するスイッチプレクサ2302は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2306は、フィルタ2318とそれぞれ結合され得る。フィルタ2318は、増幅器2320とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2302は、1つもしくは複数のスイッチ2304が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2304に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2306、第1のフィルタ2318、および第1の増幅器2320は、帯域5Rx 2322a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2306、第2のフィルタ2318、および第2の増幅器2320は、帯域5Txおよび帯域13Tx 2322b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2306、第3のフィルタ2318、および第3の増幅器2320は、帯域13Rx 2322c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (12)(表(12))は、図23に示す例のスイッチプレクサ2302によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。
図24は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2424の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2408はスイッチプレクサ2402と結合される。スイッチプレクサ2402は、スイッチ2404とポート2406とを含むことが可能である。ポート2406のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図24に例示するスイッチプレクサ2402、スイッチ2404、およびポート2406は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図24に例示するスイッチプレクサ2402は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2406は、フィルタ2418とそれぞれ結合され得る。フィルタ2418は、増幅器2420とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2402は、1つもしくは複数のスイッチ2404が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2404に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2406、第1のフィルタ2418、および第1の増幅器2420は、帯域5Rx 2422a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2406、第2のフィルタ2418、および第2の増幅器2420は、帯域5Txおよび帯域13Tx 2422b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2406、第3のフィルタ2418、および第3の増幅器2420は、帯域13Rx 2422c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (13)(表(13))は、図24に示す例のスイッチプレクサ2402によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。この手法は、1つの帯域13増幅器(たとえば、PA)および1個の送信フィルタを省くことができる。
図25は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2524の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2508はスイッチプレクサ2502と結合される。スイッチプレクサ2502は、スイッチ2504とポート2506とを含むことが可能である。ポート2506のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図25に例示するスイッチプレクサ2502、スイッチ2504、およびポート2506は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図25に例示するスイッチプレクサ2502は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2506は、フィルタ2518とそれぞれ結合され得る。フィルタ2518は、増幅器2520とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2502は、1つもしくは複数のスイッチ2504が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2504に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2506、第1のフィルタ2518、および第1の増幅器2520は、帯域5Rx 2522a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2506、第2のフィルタ2518、および第2の増幅器2520は、帯域5Txおよび帯域14Tx 2522b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2506、第3のフィルタ2518、および第3の増幅器2520は、帯域14Rx 2522c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (14)(表(14))は、図25に示す例のスイッチプレクサ2502によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。この手法は、1つの帯域14増幅器(たとえば、PA)および1個の送信フィルタを省くことができる。
図26は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2624の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2608はスイッチプレクサ2602と結合される。スイッチプレクサ2602は、スイッチ2604とポート2606とを含むことが可能である。ポート2606のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図26に例示するスイッチプレクサ2602、スイッチ2604、およびポート2606は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図26に例示するスイッチプレクサ2602は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2606は、フィルタ2618とそれぞれ結合され得る。フィルタ2618は、増幅器2620とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2602は、1つもしくは複数のスイッチ2604が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2604に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2606、第1のフィルタ2618、および第1の増幅器2620は、帯域5Rx 2622a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2606、第2のフィルタ2618、および第2の増幅器2620は、帯域5Txおよび帯域14Tx 2622b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2606、第3のフィルタ2618、および第3の増幅器2620は、帯域14Rx 2622c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (15)(表(15))は、図26に示す例のスイッチプレクサ2602によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。この手法は、1つの帯域14増幅器(たとえば、PA)および1個の送信フィルタを省くことができる。
図27は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2724の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2708はスイッチプレクサ2702と結合される。スイッチプレクサ2702は、スイッチ2704とポート2706とを含むことが可能である。ポート2706のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図27に例示するスイッチプレクサ2702、スイッチ2704、およびポート2706は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図27に例示するスイッチプレクサ2702は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2706は、フィルタ2718とそれぞれ結合され得る。フィルタ2718は、増幅器2720とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2702は、1個または複数のスイッチ2704が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2704に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2706、第1のフィルタ2718、および第1の増幅器2720は、帯域5Rx 2722a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2706、第2のフィルタ2718、および第2の増幅器2720は、帯域5Tx 2722b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2706、第3のフィルタ2718、および第3の増幅器2720は、帯域12Rx 2722c内の信号をサポートすることができる。第4のポート2706、第4のフィルタ2718、および第4の増幅器2720は、帯域12Tx 2722d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (16)(表(16))は、図27に示す例のスイッチプレクサ2702によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。この手法は、より低い帯域5および帯域12の個々の帯域挿入損失を提供することができる。
図28は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2824の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2808はスイッチプレクサ2802と結合される。スイッチプレクサ2802は、スイッチ2804とポート2806とを含むことが可能である。ポート2806のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図28に例示するスイッチプレクサ2802、スイッチ2804、およびポート2806は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図28に例示するスイッチプレクサ2802は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2806は、フィルタ2818とそれぞれ結合され得る。フィルタ2818は、増幅器2820とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2802は、1つもしくは複数のスイッチ2804が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2804に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2806、第1のフィルタ2818、および第1の増幅器2820は、帯域5Rx 2822a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2806、第2のフィルタ2818、および第2の増幅器2820は、帯域5Tx 2822b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2806、第3のフィルタ2818、および第3の増幅器2820は、補足ダウンリンクRx 2822c内の信号をサポートすることができる。
下のTable (17)(表(17))は、図28に示す例のスイッチプレクサ2802によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。この手法は、帯域5に関してより低い挿入損失を実現することができる。
図29は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド2924の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ2908はスイッチプレクサ2902と結合される。スイッチプレクサ2902は、スイッチ2904とポート2906とを含むことが可能である。ポート2906のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図29に例示するスイッチプレクサ2902、スイッチ2904、およびポート2906は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図29に例示するスイッチプレクサ2902は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート2906は、フィルタ2918とそれぞれ結合され得る。フィルタ2918は、増幅器2920とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ2902は、1個または複数のスイッチ2904が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ2904に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート2906、第1のフィルタ2918、および第1の増幅器2920は、帯域5Rx 2922a内の信号をサポートすることができる。第2のポート2906、第2のフィルタ2918、および第2の増幅器2920は、帯域5Txおよび帯域13Tx 2922b内の信号をサポートすることができる。第3のポート2906、第3のフィルタ2918、および第3の増幅器2920は、帯域13Rx 2922c内の信号をサポートすることができる。第4のポート2906、第4のフィルタ2918、および第4の増幅器2920は、補足ダウンリンクRx 2922d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (18)(表(18))は、図29に示す例のスイッチプレクサ2902によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。
図30は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド3024の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ3008はスイッチプレクサ3002と結合される。スイッチプレクサ3002は、スイッチ3004とポート3006とを含むことが可能である。ポート3006のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図30に例示するスイッチプレクサ3002、スイッチ3004、およびポート3006は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図30に例示するスイッチプレクサ3002は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート3006は、フィルタ3018とそれぞれ結合され得る。フィルタ3018は、増幅器3020とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ3002は、1つもしくは複数のスイッチ3004が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ3004に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート3006、第1のフィルタ3018、および第1の増幅器3020は、帯域5Rx 3022a内の信号をサポートすることができる。第2のポート3006、第2のフィルタ3018、および第2の増幅器3020は、帯域5Txおよび帯域14Tx 3022b内の信号をサポートすることができる。第3のポート3006、第3のフィルタ3018、および第3の増幅器3020は、帯域14Rx 3022c内の信号をサポートすることができる。第4のポート3006、第4のフィルタ3018、および第4の増幅器3020は、補足ダウンリンクRx 3022d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (19)(表(19))は、図30に示す例のスイッチプレクサ3002によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。
図31は、本明細書で開示するシステムおよび方法による無線周波数(RF)フロントエンド3124の別の例を示すブロック図である。この例では、アンテナ3108はスイッチプレクサ3102と結合される。スイッチプレクサ3102は、スイッチ3104とポート3106とを含むことが可能である。ポート3106のうちの1つまたは複数は、オプションで、1つまたは複数の移相器(図示せず)とそれぞれ結合され得る。図31に例示するスイッチプレクサ3102、スイッチ3104、およびポート3106は、図1に関して上で説明したスイッチプレクサ102、スイッチ104、およびポート106に類似して構成され得る。図31に例示するスイッチプレクサ3102は、図1に関して説明した制御回路110に類似して構成されたスイッチを(スイッチ信号を用いて)制御する制御回路を含むことが可能である。ポート3106は、フィルタ3118とそれぞれ結合され得る。フィルタ3118は、増幅器3120とそれぞれ結合され得る。この例で与えられるスイッチプレクサ3102は、1つもしくは複数のスイッチ3104が同時に閉鎖すること(たとえば、活性化すること、またはターン「オン」すること)を可能にする。これは、閉鎖したスイッチ3104に対応する1つもしくは複数の帯域および/またはモードのシグナリング(たとえば、通信)を可能にし得る。
第1のポート3106、第1のフィルタ3118、および第1の増幅器3120は、帯域5Rx 3122a内の信号をサポートすることができる。第2のポート3106、第2のフィルタ3118、および第2の増幅器3120は、帯域5Tx、帯域13Tx、および帯域14Tx 3122b内の信号をサポートすることができる。第3のポート3106、第3のフィルタ3118、および第3の増幅器3120は、帯域12または17Rx、帯域13Rx、および帯域14Rx 3122c内の信号をサポートすることができる。第4のポート3106、第4のフィルタ3118、および第4の増幅器3120は、帯域12または17Tx 3122d内の信号をサポートすることができる。
下のTable (20)(表(20))は、図31に示す例のスイッチプレクサ3102によって適用され得るモードに対応するいくつかのスイッチ状態を例示する。この例はキャリアアグリゲーションをサポートすることができる。
図32は、アンテナを切り替えるためのシステムおよび方法が実施され得る通信デバイス3228の一構成を例示するブロック図である。通信デバイス3228の例は、ワイヤレス通信デバイス(たとえば、セルラーフォン、スマートフォン、モバイルデバイス、ワイヤレスネットワークカード、ワイヤレスモデムなど)、基地局、アクセスポイント、アクセス端末などを含む。通信デバイス3228は、1つまたは複数のアンテナ3208a〜nと、無線周波数(RF)フロントエンド3224と、1つまたは複数の送信機3262(たとえば、送信チェーン)と、1つまたは複数の受信機3264(たとえば、受信チェーン)と、送信情報3266と、受信情報3268とを含むことが可能である。図32に例示しない1つまたは複数の追加のモジュールを含めることも可能であることに留意されたい。たとえば、(送信情報からRFフロントエンド3224までの)1つまたは複数の送信経路は、1つまたは複数のエンコーダと、1つまたは複数の変調器とを含み得る。加えて、またはその代わりに、(RFフロントエンド3224から受信情報までの)1つまたは複数の受信経路は、1つまたは複数の復調器と、1つまたは複数のデコーダとを含み得る。
RFフロントエンド3224は、1つまたは複数のアンテナ3208a〜nと、1つまたは複数の送信機3262と、1つまたは複数の受信機3264とに結合され得る。RFフロントエンド3224は、図1〜図31のうちの1つもしくは複数で説明したデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数に類似して構成可能であり、それらのデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数を含むことが可能であり、かつ/あるいは、図1〜図31のうちの1つもしくは複数で説明した機能性を提供することが可能である。たとえば、上で説明した送信信号をサポートするポートのうちのいずれかは送信機3262(たとえば、送信チェーン)と結合され得、上で説明した受信信号をサポートするポートのうちのいずれかは受信機3264と結合され得る。
送信情報3266を(たとえば、アップコンバージョンのために)1つまたは複数の送信機に提供することができ、1つまたは複数の送信機は、1つまたは複数の送信信号をRFフロントエンド3224に提供することができる。RFフロントエンド3224は、上の説明に従って、送信信号を増幅し、フィルタリングして、1つまたは複数のアンテナ3208a〜nに提供することができる。RFフロントエンド3224は、アンテナ3208a〜nのうちの1つまたは複数から1つまたは複数の受信信号を取得することができる。RFフロントエンド3224は、受信信号を増幅し、フィルタリングして、(ダウンコンバージョンのために)1つまたは複数の受信機3264に提供することができる。1つまたは複数の受信機3264は、受信信号を受信情報3268に変換することができる。
図33は、アンテナを切り替えるためのシステムおよび方法が実施され得るワイヤレス通信デバイス3328の一構成を例示するブロック図である。ワイヤレス通信デバイス3328は、上で説明された通信デバイス3228の一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス3328は、アプリケーションプロセッサ3340を含むことが可能である。アプリケーションプロセッサ3340は、一般に、命令を処理(たとえば、プログラムを実行)して、ワイヤレス通信デバイス3328上で機能を実行する。アプリケーションプロセッサ3340は、オーディオコーダ/デコーダ(コーデック)3338と結合され得る。
オーディオコーデック3338は、オーディオ信号を符号化および/または復号するために使用される電子デバイス(たとえば、集積回路)であってよい。オーディオコーデック3338は1つもしくは複数のスピーカ3330、イヤピース3332、出力ジャック3334、および/または1つもしくは複数のマイクロフォン3336と結合され得る。スピーカ3330は、電気または電子信号を音響信号に変換する、1つもしくは複数の電子音響変換器を含み得る。たとえば、スピーカ3330を使用して、音楽を再生すること、またはスピーカフォン会話を出力することなどができる。イヤピース3332は、音響信号(たとえば、音声信号)をユーザに出力するために使用され得る別のスピーカまたは電子音響変換器であってよい。たとえば、ユーザだけが音響信号を確実に聞くことができるように、イヤピース3332を使用することができる。出力ジャック3334を使用して、ヘッドフォンなど、音声を出力するための他のデバイスはワイヤレス通信デバイス3328と結合され得る。一般に、スピーカ3330、イヤピース3332、および/または出力ジャック3334を使用して、オーディオコーデック3338から音響信号を出力することができる。1つまたは複数のマイクロフォン3336は、(ユーザの声など)音響信号を、オーディオコーデック3338に提供される電気または電子信号に変換する、1つもしくは複数の音響電子変換器であってよい。
アプリケーションプロセッサ3340は電力管理回路3346と結合されてもよい。電力管理回路3346の一例は、ワイヤレス通信デバイス3328の電力消費を管理するために使用され得る電力管理集積回路(PMIC)である。電力管理回路3346は電池3348と結合され得る。電池3348は、一般に、電力をワイヤレス通信デバイス3328に提供することができる。
アプリケーションプロセッサ3340は、入力を受信するための1つまたは複数の入力デバイス3350と結合され得る。入力デバイス3350の例は、赤外線センサー、画像センサー、加速度計、タッチセンサー、キーパッドなどを含む。入力デバイス3350は、ワイヤレス通信デバイス3328とのユーザ相互作用を可能にし得る。アプリケーションプロセッサ3340は1つまたは複数の出力デバイス3352と結合されてもよい。出力デバイス3352の例は、プリンター、プロジェクタ、スクリーン、触覚デバイスなどを含む。出力デバイス3352は、ワイヤレス通信デバイス3328が、ユーザが経験することができる出力を生み出すことを可能にし得る。
アプリケーションプロセッサ3340はアプリケーションメモリ3354と結合され得る。アプリケーションメモリ3354は、電子情報を記憶することができる任意の電子デバイスであってよい。アプリケーションメモリ3354の例は、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、フラッシュメモリなどを含む。アプリケーションメモリ3354は、アプリケーションプロセッサ3340に記憶を提供することができる。たとえば、アプリケーションメモリ3354は、アプリケーションプロセッサ3340上で実行するプログラムの機能性に関するデータおよび/または命令を記憶することができる。
アプリケーションプロセッサ3340はディスプレイコントローラ3356と結合され得、次に、ディスプレイコントローラ3356はディスプレイ3358と結合され得る。ディスプレイコントローラ3356は、ディスプレイ3358上に画像を生成するために使用されるハードウェアブロックであり得る。たとえば、ディスプレイコントローラ3356は、命令および/またはデータをアプリケーションプロセッサ3340から、ディスプレイ3358上に提示され得る画像に変換することができる。ディスプレイ3358の例は、液晶画面(LCD)パネル、発光ダイオード(LED)パネル、陰極線管(CRT)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを含む。
アプリケーションプロセッサ3340はベースバンドプロセッサ3342と結合され得る。ベースバンドプロセッサ3342は、一般に、通信信号を処理する。たとえば、ベースバンドプロセッサ3342は、受信信号を復調および/または復号することができる。加えて、またはその代わりに、ベースバンドプロセッサ3342は、送信を準備する際に信号を符号化および/または変調することができる。
ベースバンドプロセッサ3342はベースバンドメモリ3360と結合され得る。ベースバンドメモリ3360は、SDRAM、DDRAM、フラッシュメモリなど、電子情報を記憶することができる任意の電子デバイスであり得る。ベースバンドプロセッサ3342は、ベースバンドメモリ3360から情報(たとえば、命令および/もしくはデータ)を読み取ること、ならびに/またはベースバンドメモリ3360に情報を書き込むことができる。加えて、またはその代わりに、ベースバンドプロセッサ3342は、ベースバンドメモリ3360内に記憶された命令および/またはデータを使用して、通信動作を実行することができる。
ベースバンドプロセッサ3342は無線周波数(RF)トランシーバ3344と結合され得る。RFトランシーバ3344はRFフロントエンド3324および1つまたは複数のアンテナ3308と結合され得る。RFトランシーバ3344は、無線周波数信号を送信および/または受信することができる。たとえば、RFトランシーバ3344は、RFフロントエンド3324と、1つまたは複数のアンテナ3308とを使用して、RF信号を送信することができる。RFトランシーバ3344は、1つまたは複数のアンテナ3308とRFフロントエンド3324とを使用して、RF信号を受信することもできる。
RFフロントエンド3324は、図1〜図31のうちの1つもしくは複数で説明されたデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数に類似して構成可能であり、それらのデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数を含むことが可能であり、かつ/または図1〜図31のうちの1つもしくは複数で説明された機能を提供することが可能である。たとえば、RFフロントエンド3324は、上で説明したスイッチプレクサ、フィルタ、および/または増幅器のうちの1つもしくは複数に類似して構成可能なスイッチプレクサ3302、フィルタ3318、および/または増幅器3320を含むことが可能である。
図34は、ワイヤレス通信デバイス3428内に含まれ得るいくつかの構成要素を例示する。図34に示すワイヤレス通信デバイス3428は、図1〜図33のうちの1つもしくは複数で説明されたデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数を含むことが可能であり、かつ/または図1〜図33のうちの1つもしくは複数で説明された機能を提供することができる。ワイヤレス通信デバイス3428は、プロセッサ3480を含む。プロセッサ3480は、汎用のシングルチップマイクロプロセッサまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであってよい。プロセッサ3480は、中央演算処理装置(CPU)と呼ばれ得る。図34のワイヤレス通信デバイス3428には、1つのプロセッサ3480しか示されていないが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえばARMとDSPなど)が使用されてもよい。
ワイヤレス通信デバイス3428は、プロセッサ3480と電子通信するメモリ3472をやはり含む(すなわち、プロセッサ3480は、情報をメモリ3472から読み取ること、および/または情報をメモリ3472に書き込むことができる)。メモリ3472は、電子情報を記憶することができる任意の電子構成要素であり得る。メモリ3472は、これらの組合せを含めて、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電子的に消去可能PROM(EEPROM)、レジスタなどであってよい。
データ3474aおよび命令3476aをメモリ3472内に記憶することができる。命令3476aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、機能、手順などを含み得る。命令3476aは、単一のコンピュータ可読ステートメント(statement)または複数のコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令3476aは、上で説明した方法のうちの1つまたは複数を実施するためにプロセッサ3480によって実行可能であり得る。命令3476aを実行することは、メモリ3472内に記憶されたデータ3474aを使用することを必要とし得る。図34は、いくつかの命令3476bとデータ3474bとがプロセッサ3480内にロードされていることを示す。命令3476aは、上で説明した方法200、500、900のうちの1つまたは複数を実行するためにプロセッサ3480によって実行可能であり得る。
ワイヤレス通信デバイス3428は、ワイヤレス通信デバイス3428と遠隔位置(たとえば、基地局または他のワイヤレス通信デバイス)との間の信号の送受信を可能にするために、送信機3462および受信機3464も含み得る。送信機3462および受信機3464は、集合的に、トランシーバ3482と呼ばれる場合がある。アンテナ3408はトランシーバ3482と電気的に結合され得る。ワイヤレス通信デバイス3428は、(図示されない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナも含み得る。
ワイヤレス通信デバイス3428の様々な構成要素は1つまたは複数のバスによって互いに結合され得、1つまたは複数のバスは、電力バス、制御信号バス、状態信号バス、データバスなどを含み得る。わかりやすいように、図34で様々なバスをバスシステム3478として例示する。
図35は、基地局3528内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す。図35に示す基地局3528は、図1〜図32のうちの1つもしくは複数で説明したデバイスまたは回路のうちの1つもしくは複数を含むことが可能であり、かつ/または図1〜図32のうちの1つもしくは複数で説明した機能を提供することが可能である。基地局3528はプロセッサ3594を含む。プロセッサ3594は、汎用のシングルチップマイクロプロセッサまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえばARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであってよい。プロセッサ3594は、中央演算処理装置(CPU)と呼ばれ得る。図35の基地局3528には、1つのプロセッサ3594しか示されていないが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえばARMとDSPなど)が使用されてもよい。
基地局3528は、プロセッサ3594と電子通信するメモリ3584も含む(すなわち、プロセッサ3594はメモリ3584から情報を読み取ること、および/またはメモリ3584に情報を書き込むことができる)。メモリ3584は、電子情報を記憶することができる任意の電子構成要素であってよい。メモリ3584は、これらの組合せを含めて、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能PROM(EEPROM)、レジスタなどであってよい。
データ3586aおよび命令3588aをメモリ3584内に記憶することができる。命令3588aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、機能、手順などを含み得る。命令3588aは、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令3588aは、プロセッサ3594によって実行可能であり得る。命令3588aを実行することは、メモリ3584内に記憶されたデータ3586aを使用することを必要とし得る。図35は、いくつかの命令3588bとデータ3586bとがプロセッサ3594内にロードされていることを示す。命令3588aは、上で説明した方法200、500、900のうちの1つまたは複数を実行するためにプロセッサ3594によって実行可能であり得る。
基地局3528は、基地局3528と遠隔位置(たとえば、ワイヤレス通信デバイス)との間の信号の送受信を可能にするために送信機3562および受信機3564も含み得る。送信機3562および受信機3564は、集合的に、トランシーバ3590と呼ばれる場合がある。アンテナ3508は、トランシーバ3590に電気的に結合され得る。基地局3528は、(図示しない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナも含み得る。
基地局3528の様々な構成要素は1つまたは複数のバスによって互いに結合され得、1つまたは複数のバスは、電力バス、制御信号バス、状態信号バス、データバスなどを含み得る。わかりやすいように、図35で様々なバスはバスシステム3592として例示する。
上記の説明では、時として参照番号が様々な用語に関連して使用されている。用語が参照番号に関して使用されるとき、これは、図面のうちの1つまたは複数で示す特定の要素を指すことを意味する場合がある。用語が参照番号なしで使用されるとき、これは任意の特定の図面に限定せずに、一般に、その用語を指すことを意味する場合がある。
「判断すること」という用語は、幅広い動作を包含し、したがって、「判断すること」は、計算すること、演算すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、表、データベース、または他のデータ構造の中を探索すること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
「〜に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「〜のみに基づいて」ということを意味しない。言い換えれば、「〜に基づいて」という句は、「〜のみに基づいて」と「少なくとも〜に基づいて」の両方を表す。
本明細書で説明した機能は、プロセッサ可読媒体上またはコンピュータ可読媒体上に1つもしくは複数の命令として記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく、例として、そのような媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージデバイスもしくは他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形で記憶するために使用可能であり、かつコンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。コンピュータ可読媒体は有形および非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスもしくはプロセッサによって実行され、処理され、または計算され得る、コードあるいは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わされたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用する場合、「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能な、ソフトウェア、命令、コード、またはデータを指し得る。
ソフトウェアまたは命令は、伝送媒体上で送信されてもよい。たとえば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を実現するための1つもしくは複数のステップまたは動作を含む。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いと交換され得る。言い換えれば、説明されている方法の適切な操作のために、ステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
特許請求の範囲は、上で示された厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。様々な修正、変更、および変形は、特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、操作、および細部において行われ得る。