JP2015513485A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 少なくとも一方の面の７０％〜９０％が保護用ニスによって覆われ、且つ、１０％〜３０％が１つ又は複数のニスのないへこみを有する、１つ又は複数のニスのない領域を含み、該パーセント値がセキュリティ文書の一方の面の全表面に基づいている、セキュリティ文書であって、
   前記ニスのないとは、前記保護用ニスが、前記保護用ニスで覆われた表面と比較して３０％未満の量で存在することを意味し、該パーセント値が前記保護用ニスの層の平均の厚さと比較した層の厚さに相当する値であり、
   前記へこみが前記セキュリティ文書の凹部である、セキュリティ文書。
2. １つ又は複数の前記ニスのない領域が、１つ又は複数の前記ニスのないへこみと、０％〜５０％の１つ又は複数のニスのない機能性区域とを含み、
   前記パーセント値が１つ又は複数のニスのない領域の全表面に基づいている、請求項１に記載のセキュリティ文書。
3. 前記保護用ニスが、ＵＶ、可視光又はＩＲ吸収材料、発光材料、フォレンジックマーカー、タガント、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、１種又は複数種のセキュリティ機能物質を含む、請求項１又は２に記載のセキュリティ文書。
4. 前記保護用ニスがセキュリティ文書の両面に存在する、請求項１〜３のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
5. １つ又は複数の前記ニスのないへこみが、基材の少なくとも１つの端部又は角部に存在する、請求項１〜４のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
6. １つ又は複数の前記ニスのないへこみが証印を規定する、請求項１〜５のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
7. １つ又は複数の前記ニスのないへこみが、線又は彩紋の形状を有する、請求項１〜６のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
8. １つ又は複数の前記ニスのないへこみが、１００〜１０００ミクロンの間の線幅を有する、請求項１〜７のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
9. 前記保護用ニスが、抗菌剤、殺ウイルス剤、殺生剤、殺菌剤及びそれらの組み合わせからなる群から選択される１種又は複数種の添加剤を含む、請求項１〜８のいずれか一項に記載のセキュリティ文書。
10. 保護用ニスをセキュリティ文書に塗布する方法であって、
    オフセット、グラビア及びフレキソ印刷からなる群から選択される方法によって、前記セキュリティ文書の一方の面の全表面の７０％〜９０％が前記保護用ニスによって覆われるように、前記保護用ニスを前記セキュリティ文書の少なくとも一方の面に塗布するステップを含み、
    前記セキュリティ文書の一方の面の全表面が、１つ又は複数のニスのない領域を１０％〜３０％含み、
    １つ又は複数の前記ニスのない領域が、１つ又は複数のニスのないへこみを含み、
    前記ニスのない領域において、前記保護用ニスが、前記保護用ニスで覆われた表面と比較して３０％未満の量で存在し、該パーセント値が前記保護用ニスの層の平均の厚さと比較した層の厚さに相当する値であり、
    前記へこみが前記セキュリティ文書の凹部である、方法。
11. 前記セキュリティ文書を着色インクに接触させることにより、セキュリティ文書が盗難後に出回ることを防止するための、請求項１〜９のいずれか一項に記載のセキュリティ文書の使用。
12. 前記セキュリティ文書の着色インク吸収能を向上させるための、請求項１〜９のいずれか一項に記載のセキュリティ文書の少なくとも一方の面の、１つ又は複数のニスのないへこみを含む１つ又は複数のニスのない領域の使用であって、
    前記ニスのないとは、セキュリティ文書の少なくとも一方の面に１０％〜３０％の量で存在することを意味し、パーセント値が前記セキュリティ文書の一方の面の全表面に基づいている、ニスのない領域の使用。
13. 前記着色インクが、ナノ粒子を含む、請求項１１又は１２に記載の使用。
14. 請求項１〜９のいずれか一項に記載のセキュリティ文書を認証する方法であって、
    前記セキュリティ文書の少なくとも一方の面の全表面のうち、７０％〜９０％が保護用ニスによって覆われ、且つ、１０％〜３０％が１つ又は複数の前記ニスのない領域を含み、
    前記セキュリティ文書を着色インクに接触させるステップと、
    前記セキュリティ文書の表面に着色インクの存在を確認するステップと、を含む、方法。
15. 少なくとも１つの請求項１〜９のいずれか一項に記載のセキュリティ文書と、着色インクと、を有する保管ユニットを含み、
    前記着色インクが、前記保管ユニットを不法に開けようとする企てが為されたときに前記セキュリティ文書に接触させるための着色インクである、システム。