JP2015504346A - カニューレトップ及びシステム - Google Patents

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Abstract

外科シールを封じ込めるためのカニューレトップは、外科シールのための容器を定める貫通ボアを有するベース部材(2,42,54,84)と、貫通ボアを有する蓋部材(4,52,72,82)とを含む。蓋部材は、外科シールを容器に挿入し且つ容器から取り外し得る第1の位置と、外科シールが蓋部材によって係合され且つ蓋部材によって容器内に保持される第2の位置との間で移動可能である。カニューレトップは、第1の位置及び第2の位置の両方において蓋部材をベース部材に接続する接続部材(56,86)とを含む。

Description

本出願はカニューレトップ(カニューレ頂部)に関し、特に外科シール又はバルブを取り囲み得るカニューレトップに関する。本発明はそのようなカニューレトップ及び外科シールを含むシステムにも関する。
カニューレは最小侵襲的な手術中に体腔へのアクセスをもたらすために用いられる。典型的には、体腔は最小侵襲的な外科処置中に膨張させられる。例えば、腹腔鏡処置中、腹部を通気し得る。体腔が通気されるとき、体腔への全ての進入地点でバルブ又はシールがもたらされることが必要である。
Surgical Innovations Limited, Leeds, UKから商業的に入手可能なYelloPort+System(RTM)システムは、交換可能なバルブ又はシールを取り囲むカニューレトップのシステムを提供する。カニューレトップは2つの部分を有するのが典型的である。第1の部分がカニューレ自体に接続され、外科シールのための容器を定める貫通ボアを有する。外科シールはシリコンのような比較的柔らかく可撓な材料で形成され、容器内に挿入され、第2の部分によって所定の場所に固定される。第2の部分も貫通ボアを有し、貫通ボアがシールへのアクセスを可能にするよう、所定の場所において第1の部分に螺合される。ネジ嵌めは外科シールを第1の部分と第2の部分との間に挟装し、カニューレを通じてアクセスされる体腔内へのシールをもたらす。
カニューレトップは2つの部分の部分を有するので、使用後の殺菌及び/又は除菌中に1つの部分が他の部分から分離されるようになり得るという不利点がある。これは在庫管理の問題を引き起こし得る。在庫管理が改良されたカニューレトップを提供することが望ましい。
カニューレトップは外科器具シャフトの特定の直径に対応するシールと共に使用されるように設計されるのが典型的である。1つよりも多くの直径の外科器具シャフトと共に使用することを可能にするアダプタを含むシステムが提案されている。例えば、WO2008/023200は、シールを取り囲み且つ係合するために使い捨てハウジングが差込み接続を介して取り付けられるカニューレ封止装置を議論している。カニューレハウジングは2つの旋回部材を含み、外科器具のための開口の直径を変更するために2つの旋回部材を取り囲まれるシールの上に位置付け得る。これは1つよりも多くの直径の外科器具の使用を可能にするが、結果として得られるカニューレトップはシールと係合し且つシールを保持する別個の部分を依然として有する。WO2008/023200のカニューレトップは使い捨て型であり、よって、殺菌/除菌中の在庫管理の不利点は起こらない。他の形態のアダプタシステムも提案されており、例えば、EP1716813Aは、カニューレスリーブに取り付け可能なつなぎ綱を備える直径変化アダプタを議論しているが、シールは依然として2つの別個のピースによって保持され、在庫管理の問題を生じさせる。
更なる不利点は、カニューレトップを形成する別個の素子が合理的に小さくあり得るので、組立中に1つの部分が落下させられ得ることである。殺菌及び/又は除菌をしなければ、落下した部分を手術中に用い得ない。
本発明の目的は従来技術の不利点を解決することである。
従って、本発明は第1の位置及び第2の位置の両方において蓋部材がベース部材に接続されるカニューレトップ(カニューレ頂部)を提供する。これは第1の位置において蓋部材がベース部材から分離される危険性を減少させる。蓋部材及びベース部材は殺菌又は除菌のために第1の位置にある必要があるので、それはベース部材及び蓋部材の殺菌又は除菌中に有利である。蓋部材及びベース部材は第1の位置において接続されるので、オートクレービング中に蓋部材又はベース部材の一方が失われたり分離される危険性は減少される。
第1の位置及び第2の位置の両方において蓋部材がベース部材に接続される更なる利点は、それが異なる直径の貫通ボアを備えるが類似の外形寸法を備えるカニューレトップの使用を可能にし、手術室内で異なる直径のカニューレトップの蓋部材及びベース部材を混同する危険性がないことである。例えば、一部の実施態様において、貫通ボアは5mm又は3mmの直径を有し、5mm及び3mmの貫通ボアのために同じ外形寸法を備え得る。使用中、手術室において、3mm及び5mmの貫通ボアの間の差は比較的小さく、類似の外形寸法は、3mmの蓋が5mmのベースと間違って組み合わせられか、或いはその逆に間違って組み合わせられることを意味する。正しい大きさのベース部材及び蓋部材を適合させる手術室では時間も浪費し得る。第1の位置及び第2の位置の両方における蓋部材とベース部材との間の接続は、これらの問題を減少させる。
本発明の第1の特徴によれば、外科シールを封じ込める(取り囲む)ためのカニューレトップが提供され、カニューレトップは、
長手軸と外科シール用の容器を定める貫通ボアとを有するベース部材と、
貫通ボアを有し且つ第1の位置と第2の位置との間で移動可能である蓋部材とを含み、第1の位置において、外科シールは容器内に挿入され得、第2の位置において、外科シールは蓋部材によって係合され且つ容器内に保持され、
蓋部材は第1の位置及び第2の位置の両方においてベース部材に接続される。
本発明の他の特徴によれば、外科シールを封じ込める(取り囲む)ためのカニューレトップが提供され、カニューレトップは、
外科シールのための容器を定める貫通ボアを有するベース部材と、
貫通ボアを有する蓋部材であって、外科シールを容器に挿入し且つ容器から取り外し得る第1の位置と外科シールが蓋部材によって係合され且つ蓋部材によって容器内に保持される第2の位置との間で移動可能である蓋部材と、
第1の位置及び第2の位置の両方において蓋部材をベース部材に接続する接続部材とを含む。
外科シールは、外科シールがベース部材の容器内に挿入されるときに貫通ボアの長手軸と一致する軸の周りで回転対称性を有するのが好ましい。外科シールは、シールを形成するよう、蓋部材が係合し得る連続的なリム(縁)を含む部分を含むのが好ましい。その場合、外科シールは、蓋部材が第1の位置にあるときに、カニューレへの気密なアクセスをもたらし得る。ベース部材の貫通ボア及び蓋部材の貫通ボアは、カニューレにアクセスするよう、シールを通じて器具を挿入するための通路を提供する。接続部材は可撓であり得るが、実質的に剛的であるのが好ましい。
1つの実施態様では、蓋部材をベース部材に恒久的に接続し得る。
1つの実施態様において、ベース部材及び蓋部材は、各々、それぞれのネジ山を定め、蓋部材は、蓋部材のネジ山とベース部材のネジ山との係合によって第2の位置において保持される。これは第2の位置において蓋部材とベース部材との間の確実な接続をもたらす。ネジ山は如何なる適切なプロファイルをも有し得る。例えば、ネジ山は螺旋ネジ山であり得る。代替的な実施態様では、他の接続の手段、例えば、差込接続又はスナップ嵌め接続を用い得る。
カニューレトップは、蓋部材の貫通ボアの軸についての接続部材に対する回転のために接続部材に回転可能に接続されるのが好ましい。貫通ボアがネジ山付きであるとき、ネジ山の軸は蓋部材の貫通ボアの軸と同軸であるのが好ましい。使用中、これは、例えば、ネジ山付き又は差込式の接続部と係合離脱するよう、蓋部材がベース部材に対して回転させられるのを可能にする。
蓋部材は、蓋部材によって定められる貫通ボアの軸の方向における接続部材に対する並進(平行移動)のために接続部材に接続されるのが好ましい。
好ましくは、蓋部材は、円筒形部分を含む外表面を定め、接続部材は円筒形部分を取り囲むリングを介して蓋部材と係合する。これは簡単な構造を用いて回転可能な構造を提供する。
円筒形部分はリングの軸方向の厚さよりも大きい長さを有するのが好ましい。軸方向の厚さはリングによって定められる平面に対して垂直な寸法である。この構造は接続部材上でのリングに対する蓋部材の回転及び並進の両方を可能にする。更なる利点は、並進が使用後の殺菌及び/又は除菌プロセスを助けることである。
接続部材はベース部材に旋回的に接続されるのが好ましい。これは蓋部材が第1の位置にあるときに蓋部材がベース部材の貫通ボアから離れる方向に移動させられることを可能にして、ベース部材によって定められる容器へのアクセスを向上させる。
蓋部材は少なくとも2つの自由度を有する継手によってベース部材に接続されるのが好ましい。これはシールが据え付けられ且つ取り外される十分な移動の自由を可能にすると同時に、簡単な構造を可能にする。
蓋部材は長手軸に対して実質的な垂直な軸についての回転及び軸に対して垂直な方向における並進を可能にする継手を介してベース部材に接続されるのが好ましい。
1つの実施態様において、継手は線形トラック及び線形トラックと係合するピンによって提供される。例えば、ベース部材及び蓋部材の一方が線形トラックを定め得る。蓋部材は線形トラックと係合するピンによってベース部材に取り付けられる。そのような構造では、蓋部材が線形トラックを定めるのが好ましい。この接続の手段は蓋部材とベース部材との間に2つの自由度をもたらすと同時に、それらを常に接続状態に維持する。並進をもたらすためにピンを線形トラックに沿って滑動させ得る。相対的な回転はピンの軸について起こり得る。
出願人は、ネジ山接続を用いる一部の状況では、体腔内へのシール(封止)が完全に効果的でないかもしれないことを明らかにした。例えば、手術中に器具がシールに対して移動させられるならば、シールは完全に気密でないかもしれない。
従来技術のYelloPort+plus(RTM)シールの有効性を調査している間、出願人はカニューレトップの第1及び第2の部分の間のネジ接続がシールに歪みを導入し得ることを見出した。シールは従来技術のYelloPort+plus(RTM)システムのカニューレトップ内に保持されるときに、第2の部分への第1の部分のネジ接続はシールに対して適用される剪断力をもたらす。これらの剪断力はシール内に歪みを導入し、シールが余り効果的でない弱い地点を作り出し得る。例えば、第1の部分と第2の部分との間で把持されるシールのリム(縁)は、剪断力に応答して径方向において歪み得る。
この不利点に対処するために、蓋部材とベース部材との間にネジ山接続(threaded connection)が用いられるとき、蓋部材が回転部材を更に含み、回転部材は蓋部材内に保持され、且つ蓋部材のネジ山の軸についての蓋部材に対する回転のために取り付けられるのが好ましい。その場合、この回転部材は使用中に挿入済みシールと係合して、剪断力がシールに伝えられるのを防止する。例えば、シールと回転部材との間の摩擦係数は、回転部材と蓋部材との間の摩擦係数よりも大きくあり得る。よって、ネジ山接続が締め付けられるときの相対的な回転は、回転部材と蓋部材との間で起こる。長手方向の力のみがシールに伝えられ、回転からの剪断力は伝えられない。一部の実施態様では、回転可能な部材を蓋部材のネジ山の軸に沿う蓋部材に対する並進のためにも取り付け得る。
代替的な実施態様では、ネジ山接続ではなくむしろスナップ嵌め接続(snap-fit connection)を用い得る。例えば、ベース部材へのスナップ嵌め接続によって、蓋部材を第2の位置において保持し得る。長手方向に適用される力に由来するスナップ嵌めは、シールに対して適用される力に対する回転成分がなく、従って、カニューレトップ内のシールに提供される剪断力がないことを意味する。従って、シールの歪みは回避され、シールはより確実に機能する。
スナップ嵌め接続が用いられるとき、ベース部材は第1の構成を含む少なくとも1つの保持部材を含んでよく、蓋部材は第2の構成を更に含み、第2の位置において、第1の構成は第2の構成と係合し、第2の位置において蓋部材を保持する。第1及び第2の構成の組み合わせは、第2の位置においてスナップ嵌め接続をもたらす。第1及び第2の構成は、如何なる適切な形態をも有し得る。例えば、第1の構成は突起であってよく、第2の構成は対応する凹部であってよく、その逆でもよい。
保持部材は第2の構成から第1の構成を離すために長手軸に向かう方向において移動可能であるのが好ましい。これはスナップ嵌め接続が手動で解放させられることを可能にし、例えば、シールの殺菌/除菌及び/又は交換のために、封入されるシールにアクセスしてシールを取り外し得るよう、第2の位置からの蓋部材の移動を可能にする。保持アームは弾性的であるのが好ましい。その場合には、適用される力が保持アームを長手軸に向かう方向において弾性的に変形させ得る。次に、適用される力が取り除かれるとき、保持アームはその前の位置に戻る。
保持部材は係止位置と開放位置との間の回転のためにベース部材に接続されるのが好ましい。係止位置において、保持部材は長手軸と実質的に平行であり、第1の構成は第2の構成と係合するように位置付けられる。開放位置において、保持部材は長手軸から少なくとも部分的に外向きに延びる。この実施態様において、保持部材は開放位置に回転し得る。開放位置において、容器内のシールへのアクセスは改良され、それは使用後のシールのより容易な取外しを可能にする。更なる利点は、保持部材が開放位置にあるとき、殺菌/除菌のために貫通ボア及び容器へのアクセスが改良されることである。
一部の実施態様において、カニューレトップは、カニューレの端への解放可能な付着のための付着手段を更に含む。付着手段はカニューレトップをカニューレに接続するのに適した如何なる機構であってもよい。実施例は、ネジ山接続、スナップ嵌め接続、又は係止環又は係止機構のような追加的な構成部品の使用を含む。
他の実施態様において、ベース部材はカニューレの一体的な一部を形成し得る。その場合、カニューレは、蓋部材の最も遠い所から、ベース部材の端から遠位に延びる。
本発明の他の特徴によれば、(上述の任意的機能を備える或いは備えない)上述のようなカニューレトップと、外科シールとを含む、システムが提供される。
本発明の更なる特徴では、接続部材を用いることなくスナップ嵌め接続を提供し得る。これは使用中にシールに適用される剪断力を減少させるという利益をもたらす。
他の特徴では、接続部材を用いることなく蓋部材内の回転部材を提供し得る。例えば、蓋部材内に回転部材を含むよう従来技術のYellowPort+plus(RTM)システムを構成し得る。これは使用中にシールに適用される剪断力を減少させるという利益をもたらす。
次に、添付の図面を参照して、ほんの一例として、本発明の実施態様を記載する。
本発明の実施態様に従ったカニューレトップを示す側面図である。 90°を通じて回転させられた図1のカニューレトップを示す側面図である。 図1のカニューレトップの構成部品を示す分解図である。 図1に示す位置におけるカニューレトップを通じる一部の断面を示す部分断面図である。 カニューレトップが外科シールを取り囲む第2の位置にあるときのカニューレトップを示す側面図である。 図5の後方からの眺め、即ち、図5と比べて90°を通じて回転させられた眺めを示す側面図である。 図5及び6のカニューレトップを通じる断面を示す断面図である。 本発明の第2の実施態様に従ったカニューレトップを示す斜視図である。 図8のカニューレトップを示す分解図である。 保持アームの一方が開放位置にあり且つ保持アームの他方が閉塞位置にある図8のカニューレトップを示す側面図である。 カニューレトップが外科シールを受け入れるための第1の位置にあるときの第3の実施態様に従ったカニューレトップを示す斜視図である。 カニューレトップが外科シールを取り囲む第2の位置にあるときの図11のカニューレトップを示す斜視図である。 図12の示すカニューレトップを通じる断面を示す断面図である。 カニューレトップが外科シールを受け入れるための第1の位置にあるときの第4の実施態様に従ったカニューレトップを示す斜視図である。 カニューレトップが外科シールを取り囲む第2の位置にあるときの図14のカニューレトップを示す斜視図である。 図15に示すカニューレトップを通じる断面を示す断面図である。 カニューレトップが外科シールを受け入れるための第1の位置にあるときの第5の実施態様に従ったカニューレトップを示す斜視図である。 カニューレトップが外科シールを取り囲む第2の位置にあるときの図17のカニューレトップを示す斜視図である。 図17に示すカニューレトップを通じる断面を示す断面図である。 図18に示すカニューレトップを通じる断面を示す断面図である。
図1は本発明の第1の実施態様に従ったカニューレトップの側面図を描写している。カニューレトップはベース部材2を含み、蓋部材4がベース部材2に取り付けられている。ベース部材2は長手軸6を定める。カニューレ8が、長手軸6に沿って、径方向においてカニューレトップのベース部材から延びている。蓋部材4は、長手軸6に沿ってベース部材2の頂部に接続されている。(この文書を通じて、遠位方向は、長手軸に沿って、カニューレ8に向かってベース部材2から離れる方向を指している。近位方向は、ベース部材2に向かってカニューレ8から離れる方向を指している。)
ベース部材2、蓋部材4、及びカニューレ8は、プラスチック材料、例えば、アセタール(ポリオキシメチレン又はPOMとしても知られる)又はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)で作製されるのが好ましいが、他の材料も用い得る。
ベース部材2は、長手軸と同軸の貫通ボアを有し、貫通ボアは、外科シール12のための容器10を定める。
一対の保持アーム14がベース部材2に設けられ、長手軸6について互いに正反対に位置付けられる。保持アーム14は、各々、蓋部材4と係合するために、それらの近位端に突起16を含む。
各保持アーム14は、単一片の弾性材料、例えば、アセタール又はPEEKで形成されるが、他の材料も用い得る。各保持アーム14は、ある軸についての回転のためにベース部材2に旋回的に取り付けられる。この実施態様では長手軸6に向かって延びる突起である付勢素子18が、各保持アーム14に設けられる。付勢素子18は保持アームと一体的に形成されるのが好ましいが、1つの実施態様(図示せず)では、バネ又はエラストマのような別個の弾性部材によって付勢力をもたらし得る。付勢素子18及び弾性アーム14とベース部材2との間の旋回接続の組み合わせは、突起16を、突起16が蓋部材4の対応する凹部と係合し得る長手軸16からのある距離に位置付けるよう作用する。突起16が長手軸に向かって移動するよう、長手軸6に向かう方向においてある力を加えることによって、付勢素子18によって加えられる力に対して保持アーム14を移動させてもよい。
図2は、左側にある弾性アーム14が付勢素子18によってもたらされる付勢位置にある側面図を示している。図2において右側にある弾性アーム14は、弾性アーム14を長手軸6に向かって移動させる内向きの力を付勢素子18によってもたらされる力に対して適用することによってもたらされる、内向きの位置にある。
ベース部材2は任意的なルアー接続20も含む。代替的な実施態様では、ルアー接続20を省略し得る。
カニューレ8はネジ山接続によってカニューレトップのベース部材2に開放可能に取り付けられ、図3の分解図及び図4の断面図において最も明確に見られる。代替的な実施態様では、カニューレ8をベース部材2と一体的に形成し得る。
外科シール12は、比較的柔らかく可撓な材料、例えば、シリコンで形成されるのが好ましい。外科シール12は、下方シール22と、上方シール24とを含む。下方シール22は、普段は閉じられる変形可能なスリットを定める概ね楔形状の素子を含む。上方シール24は、切頭円錐形を有し、変形可能な開口26の周りに連続的なリム(縁)を定める。
使用中、外科器具が挿入されないとき、下方シール22は気密シールをもたらす。外科器具がシールを通じて挿入されるとき、外科器具は上方シール24の開口26を先ず通過する。シールが外科器具のシャフトと開口26との間に形成されるよう、開口26の直径は、外科器具のシャフトの直径、例えば、3mm、5mm、又は任意の他の適切な大きさと対応するように選択される。外科器具が更に挿入されると、外科器具は、次に、下方シール22のスリットと係合して下方シール22のスリットを開く。気密なシールが外科器具のシャフト上で開口26の近接嵌め(close fit)を維持する。外科器具が取り外されるとき、外科器具が上方シール24の開口26から取り外される前に、下方シール22のスリットは閉じる。よって、シールは、外科器具の挿入及び取外しを通じて、体腔に対して気密な開口を維持する。
カニューレ8に対する全体的に気密な接続が達成されるよう、シール12をカニューレトップ内に保持するために、蓋部材4は第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。第1の位置では、例えば、図1、2、及び4に描写されるように、シール12をベース部材2の容器内に配置し得る。次に、蓋部材4を第2の位置に移動させ得る。第2の位置において、蓋部材4は開口26に隣接する上方部分24のリムと係合して気密な接続をもたらす。
蓋部材4は、蓋部材4から延びるトラック28によって、ベース部材2に接続される。トラックは直線的であり、ピン30と係合する。トラック28内のピン30によってもたらされる接続は、蓋部材4がピン30に対して滑動してピン30について回転させられることを可能にする。この接続は2つの自由度を伴ったベース部材2に対する蓋部材4の移動を可能にする。
使用中、蓋部材4の貫通ボアが長手軸6と同軸であるよう蓋部材4を整列させた後、ピン部材30をトラック28内で滑動させることによって、蓋部材4は第2の位置に並進(平行移動)させられる。蓋部材4が第2の位置に移動させられるときに、これはシールの頂部24が純粋な長手方向の力と係合させられることを可能にする。
蓋部材4がベース部材2に対して第2の位置にあるときに、蓋部材4が突起16と凹部32との間のスナップ嵌め接続によって所定の位置に係止されるよう、蓋部材4は突起16によって係合される凹部32を定める。図5及び6は、第2の位置にある蓋部材4の2つの側面図を描写しており、図7は、凹部32を最も明確に見ることができる断面を描写している。
蓋部材4が第2の位置にあるとき、蓋部材4は保持アームの突起16と蓋部材4の凹部32との相互作用によって所定の場所に保持される。図7において最も明確に見られるように、蓋部材4の一部が外科シールの頂部24と係合する。外科シールの底部22は、ベース部材2の一部と係合する。これらは共にシールとの気密な接続をもたらす。
蓋部材4を取り外してシール12の除去を可能にするために、保持アーム16は付勢素子18の力に対して内向きに変形される。これは凹部32から突起16を解放し、長手軸に沿ったベース部材2から離れる方向の蓋部材4の並進移動を可能にする。次に、トラック28内のピン30によってもたらされる旋回接続は、蓋部材が長手軸から離れる方向に回転させられることを可能にし、シールへのアクセスを許容する。
本発明の第2の実施態様が図8に描写されている。図8はカニューレトップの斜視図を描写しており、分解図が図9に描写されており、側面図が図10に描写されている。この第2の実施態様の構造は、以下に記載することを除き、第1の実施態様と同じであり、同じ部分は同じ参照番号を用いている
この実施態様において、ベース部材42は長手軸から外向きに回転させ得る保持アーム44を備える。保持アーム44は、それらの近位端に突起46を含む。保持アーム44は、それらの遠位端で、回転接続によってベース部材42に接続される。ベース部材42は、保持アーム44を通過するピンを受け入れるための通路48を定める。図8において描写されるように、保持アーム44は、普通は係止位置に位置付けられる。この位置において、突起46は、第1の実施態様に関して上述したように、蓋部材4内で凹部と係合するよう位置付けられる。保持アーム44を接続部48について開口位置に移動させ得る。開口位置において、保持アーム44は長手軸から外向きに延びる。開口位置は、外科シールの洗浄のために、並びに外科シールの取外しのためにも、ベース部材42内の容器への改良されたアクセスを可能にする。
図8における斜視図は、この実施態様において、任意的なルアーポート50が、蓋部材4への接続と同じベース部材42の側に、どのように設けられるかも描写している。
本発明の第3の実施態様が図11乃至13において描写されている。この実施態様の構造は、以下に記載する点を除き、第1の実施態様と同じであり、同等の参照番号は同等の部分を示している。
図11は、蓋部材52とベース部材54とを含むカニューレトップの斜視図を描写してる。蓋部材52は、接続部材56によってベース部材54に接続されている。カニューレトップは、外科シールを受け入れる準備の出来た第1の位置において図11に示されている。図12は、外科シールがカニューレトップ内に取り囲まれた、第2の位置におけるカニューレトップを描写している。図13は、第2の位置におけるカニューレトップの断面を描写している。
図13において最も明確に見られるように、接続部材56は、線形トラック58を定め、線形トラック58は、接続部材56をベース部材54に接続するようピン60によって係合させられる。この接続は2つの自由度をベース部材54にもたらし、接続部材56が、ピン60によって定められる軸について回転することを可能にし、トラック58に沿ってピン60に対して並進することも可能にする。
蓋部材52の表面によって定められる円形凹部64を係合する接続部材56のフープ部分62によって、回転可能な接続が接続部材56と蓋部材52との間にもたらされる。フープ部分62と円形凹部64との間のスナップ嵌めが蓋部材52への接続部材56の取付けをもたらし得ると同時に、回転も許容する。
蓋部材52及びベース部材54は、各々、対応するネジ山66,68を含む。この実施態様においてネジ山66,68は螺旋ネジ山であるが、任意の他の適切なプロファイルを用い得る。蓋部材52上のネジ山66は内表面に形成され、ベース部材54上のネジ山68は外表面に形成されている。
使用中、蓋部材を図11において描写される第1の位置と図12及び13において描写される第2の位置との間で移動させ得る。第1の位置において、ピン60はトラック58の遠位端に向かって配置され、接続部材56はピンの軸についてベース部材54から離れる方向に旋回させられる。この位置は外科シールを受け入れるためにベース部材54内に形成される容器へのアクセスを可能にする。上述の実施態様と同様に、外科シールは、下方シール22と、上方シール23とを含む。
図12及び13において描写される第2の位置において、外科シールは、蓋部材52によって、ベース部材54の容器内に保持される。蓋部材52は、ネジ山66をネジ山68と係合させることによって、第2の位置に螺入される。接続部材56のフープ部分62と蓋部材52の凹部64とは、蓋部材52とベース部材54との間のネジ山接続を締付け且つ解放するよう、蓋部材52が接続部材56に対して回転することを共に可能にする。線形トラック58はネジ山接続の軸に沿う蓋部材52の所要の並進を可能にする。図13において見られるように、第2の位置において、ピン60はトラック58の近位端に向かって配置される。
第4の実施態様が図14乃至16に描写されている。この実施態様の構造は、以下に記載する点を除き、第3の実施態様と同じである。この実施態様では、回転可能な部材70が提供され、回転可能な部材70は蓋部材72内に収容され、蓋部材72に対して自由に回転し且つ並進する。
蓋部材72は回転可能な部材70に設けられる突起76と係合する内部円形凹部74を定める。突起76は回転可能な部材70の周りに連続的なリングを定めるのが好ましい。内部円形凹部74はネジ山の軸に沿う方向における深さを有し、その深さは突起76の深さよりも大きい。よって、凹部は蓋部材72に対する回転可能な部材70の回転及び並進を可能にする。
使用中、ネジ山と係合することによって蓋部材72が第2の位置に移動させられると、回転可能な部材70は蓋部材72から外科シールの上方部分24への回転剪断力の移転を防止する。内部円形凹部74は、第1の位置において突起76と係合するよう位置付けられる近位面78を含む。これは外科シールの上方部分24と係合するよう長手方向の力が蓋部材72から回転可能な部材70を通じて移転されることを保証する。
本発明の第5の実施態様が図17乃至20において描写されている。この実施態様の構造は、下述の点を除き、第1の実施態様と同じである。この実施態様は現時点で最も好適である。この実施態様は第3の実施態様と類似するが、蓋部材82がベース部材84に接続される方法において異なる。
図17は、カニューレトップの斜視図を描写しており、カニューレトップは、蓋部材82と、カニューレ81の頂部に設けられるベース部材84とを含む。蓋部材82は、接続部材86によってベース部材84に接続されている。カニューレトップは、外科シールを受け入れる準備が出来た第1の位置において図17に示されている。図18は、第2の位置におけるカニューレトップを描写しており、第2の位置において、外科シールは、カニューレトップ内に封じ込められている。図19は、第1の位置におけるカニューレトップの断面を描写しており、図20は、第2の位置におけるカニューレトップの断面を描写している。
ピン継手85によって接続部材86とベース部材84との間に回転可能な接続又は旋回接続がもたらされる。蓋部材82の表面によって定められる円形凹部又は円筒形部分90と係合する接続部材86のフープ又はリング部分88によって、回転可能な接続又は並進可能な接続が接続部材86と蓋部材82との間に設けられる。蓋部材82のより大きい直径の部分への界面での第1の肩部93(第1のショルダ)と第2の肩部95(第2のショルダ)が、円筒形部分90の長さ92を定める。その長さ92はリング部分88の軸方向の厚さ94よりも大きい。よって、蓋部材82は、リング部分88に対して並進可能であり且つ回転可能であり、蓋部材82と接続部材86との間の接続において2つの自由度をもたらす。リング部分88は、第1の肩部93に近傍でリング部分88を蓋部材82のテーパ状端部96の上に通すことによって、円筒形部分90の上にスナップ嵌めされるのが好ましい。この構造は、図11の実施態様において用いられるピン及びトラック接続よりも洗浄がより容易である、より頑健な継手をもたらし得る。
蓋部材82及びベース部材84は、各々、対応するネジ山98,100を含み、この実施態様において、ネジ山98,100は螺旋ネジ山であるが、任意の他の適切なプロファイルを用い得る。蓋部材82上のネジ山98は内表面に形成され、ベース部材84上のネジ山100は外表面に形成される。
使用中、図17及び19において描写される第1の位置と図18及び20において描写される第2の位置との間で蓋部材82を移動させ得る。第1の位置において、リング部分88は第1の肩部93に向かって配置され、接続部分86はピン85の軸についてベース部材84から離れる方向に旋回させられる。この位置は外科シールを受け入れるためにベース部材84に形成される容器へのアクセスを可能にする。上述の実施態様におけるように、外科シールは、下方シール22と、上方シール24とを含む。
図18及び20において描写される第2の位置において、外科シールは蓋部材82によってベース部材84の容器内に保持される。蓋部材82はネジ山98をネジ山100と係合させることによって第2の位置に螺入される。接続部材86のリング部分88及び蓋部材82の円筒形部分90は、蓋部材82が接続部材86に対して回転させて、蓋部材82とベース部材84との間のネジ山接続を締め付け且つ解放することを共に可能にする。ネジ山接続の締付け及び解放の間、リング部分88は円筒形部分90に沿って並進して、ネジ山接続の軸に沿う蓋部材82の所要の並進をもたらす。図18及び20に見られるように、第2の位置において、リング部分88は第1の位置よりも第2の肩部95により近接して配置される。
実施態様の機能を明示的に記載した方法以外の方法において記載し得る。例えば、図17の実施態様は図14の実施態様に記載されるような追加的な回転可能な部材を含み得る。
従って、本発明はカニューレトップの蓋がベースに接続されたままであるカニューレトップを提供し、蓋及びベースが手術室内で或いは殺菌/除菌中に容易に分離され得ないことを保証する。一部の実施態様は純粋に長手方向において外科シールと係合し、外科シールに対して作用する如何なる剪断力の効果をも最小限化させる。

Claims (9)

  1. 外科シールを封じ込めるためのカニューレトップであって、
    前記外科シールのための容器を定める貫通ボアを有するベース部材と、
    貫通ボアを有する蓋部材と、
    第1の位置及び第2の位置の両方において前記蓋部材を前記ベース部材に接続する接続部材とを含み、
    前記蓋部材は、前記外科シールを前記容器に挿入し且つ前記容器から取り外し得る前記第1の位置と、前記外科シールが前記蓋部材によって係合され且つ前記蓋部材によって前記容器内に保持される前記第2の位置との間で移動可能である、
    カニューレトップ。
  2. 前記ベース部材及び前記蓋部材は、各々、それぞれのネジ山を定め、前記蓋部材は、前記蓋部材の前記ネジ山と前記ベース部材のネジ山との係合によって前記第2の位置において保持される、請求項1に記載のカニューレトップ。
  3. 前記蓋部材は、前記蓋部材の前記貫通ボアの軸についての前記接続部材に対する回転のために前記接続部材に回転可能に接続される、請求項1又は2に記載のカニューレトップ。
  4. 前記蓋部材は、前記蓋部材によって定められる前記貫通ボアの軸の方向における前記接続部材に対する並進のために前記接続部材に接続される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のカニューレトップ。
  5. 前記蓋部材は、円筒形部分を含む外表面を定め、前記接続部材は、前記円筒形部分を取り囲むリングを介して前記蓋部材と係合する、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のカニューレトップ。
  6. 前記円筒形部分は、前記リングの軸方向の厚さよりも大きい長さを有する、請求項5に記載のカニューレトップ。
  7. 前記接続部材は、前記ベース部材に旋回的に接続される、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のカニューレトップ。
  8. カニューレの端への解放可能な接続のための取付け手段を更に含む、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のカニューレトップ。
  9. 請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のカニューレトップと、
    外科シールとを含む、
    システム。
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