JP2015500718A - 外側プランジャと係合解除してシリンジ・キャリアを後退させる内側プランジャ付きの自動注射器 - Google Patents

外側プランジャと係合解除してシリンジ・キャリアを後退させる内側プランジャ付きの自動注射器 Download PDF

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Abstract

ケース(2)と、ケース(2)内に摺動可能に配置されるシャーシ(8)と、シャーシ(8)に動作可能に連結されるシリンジ・キャリア(4)と、シャーシ(8)と選択的に係合される外側プランジャ(7)と、外側プランジャ(7)と選択的に係合される内側プランジャ(12)と、外側プランジャ(7)に付勢力を加える駆動ばね(6)とを備える自動注射器(1)について説明する。付勢力は、内側プランジャ(12)が外側プランジャ(7)と係合しているときに内側プランジャ(12)に加えられる。シャーシ(8)の回転により、内側プランジャ(12)は外側プランジャ(7)に対して回転し、外側プランジャ(7)と係合解除して、駆動ばね(6)による内側プランジャ(12)に対する付勢力が取り除かれる。内側プランジャ(12)が外側プランジャ(7)と係合解除すると、駆動ばね(6)の付勢力によりシャーシ(8)が押されて、ケース(2)に対してシリンジ・キャリア(4)が後退する。

Description

本発明は、薬剤を投与するための自動注射器に関する。
注射を投与することは、使用者および医療専門家にとって精神的にも身体的にもいくつかの危険および難題を生じる作業である。注射デバイスは通常、手動デバイスおよび自動注射器の2つのカテゴリーに分けられる。従来の手動デバイスでは、使用者は、薬剤を針の中に通すために力を与えなければならない。これは通常、注射中に継続して押さなければならない何らかの形のボタン/プランジャによって行われる。使用者には、この手法による不利点が多数ある。たとえば、使用者がボタン/プランジャを押すことをやめれば、注射が中断することになり、意図された用量を患者に送達することができない。さらに、ボタン/プランジャを押すために必要な力が使用者には高すぎることもある(たとえば、使用者が高齢である場合)。また、注射デバイスを一直線に合わせること、注射を投与すること、および注射中に注射デバイスを静止させておくことは器用さを必要とすることがあるが、この器用さが一部の患者(たとえば、高齢の患者、子供、関節炎の患者など)にはないこともある。
自動注射器デバイスは、自己注射を患者にとってより容易なものにすることを目的とする。従来の自動注射器は、注射を投与するための力をばねによって与えることができ、トリガ・ボタンまたは他の機構を使用して注射を開始することができる。自動注射器は、単回使用または再利用可能なデバイスであってもよい。
改善された自動注射器が依然として必要とされている。
本発明の目的は、改善された自動注射器を提供することである。
例示的な一実施形態では、本発明による自動注射器は、ケースと、ケース内に摺動可能に配置されるシャーシと、シャーシに動作可能に連結されるシリンジ・キャリアと、シャーシと選択的に係合される外側プランジャと、外側プランジャと選択的に係合される内側プランジャと、外側プランジャに付勢力を加える駆動ばねとを備える。付勢力は、内側プランジャが外側プランジャと係合しているときに内側プランジャに加えられる。シャーシの回転により、内側プランジャは外側プランジャに対して回転し、外側プランジャと係合解除して、駆動ばねによる内側プランジャに対する付勢力が取り除かれる。内側プランジャが外側プランジャと係合解除すると、駆動ばねの付勢力により、シャーシが押されて、ケースに対してシリンジ・キャリアが後退する。
例示的な一実施形態では、自動注射器はさらに、ケース内に摺動可能に配置されたニードル・シュラウドを備える。ニードル・シュラウドがケースに対して軸方向に動くことにより、ニードル・シュラウドに対するシャーシの回転が生じる。
例示的な一実施形態では、自動注射器はさらに、シャーシ上に回転可能に置かれた発射ナットを備える。発射ナットは、第1の角度位置のときに外側プランジャと係合し、第2の角度位置のときに外側プランジャと係合解除する。ケースは、発射ナットを第1の角度位置から第2の角度位置まで回転させるように適合されたステムを含む。発射ナットが第2の角度位置にあるとき、駆動ばねの付勢力により、外側プランジャがケースに対して遠位方向(D)に押される。
例示的な一実施形態では、ニードル・シュラウドは、シャーシ上のピンと係合するように適合された案内トラックを含む。ピンは、ニードル・シュラウドがケースに対して並進運動するときに、案内トラックの傾斜部分から軸方向部分まで動いて、ニードル・シュラウドに対するシャーシの回転を生じさせる。
例示的な一実施形態では、自動注射器はさらに、シリンジ・キャリアに連結され内側プランジャと選択的に係合される連結キャリアを備える。連結キャリアは、解放可能に内側プランジャと係合するように適合された弾性アームを含み、駆動ばねの付勢力により内側プランジャは、シリンジ・キャリア上の前側止め具がニードル・シュラウド上のシュラウド肩に当接するときに、弾性アームを偏向させる。内側プランジャは、弾性アームが内側プランジャと係合解除するときに、シリンジ内でストッパを押すように適合される。シャーシは、連結キャリア上の止め具と係合するように適合された弾性クリップを含む。駆動ばねの付勢力によりシャーシが押されると、クリップは止め具と係合し、ケースに対して連結キャリアおよびシリンジ・キャリアを後退させる。
例示的な一実施形態では、自動注射器はさらに、ニードル・シュラウドをケースに対して軸方向に付勢する制御ばねを備える。
例示的な一実施形態では、ニードル・シュラウドに対するシャーシの回転により、発射ナットがステムを越えて前進するように適合される第3の位置までの、発射ナットの回転が生じる。
例示的な一実施形態では、ニードル・シュラウドは、ケースと係合するように、またケースに対するニードル・シュラウドの並進運動を阻止するように適合された弾性逆止めクリップを含む。
本発明のさらなる適用可能範囲は、以下に示される詳細な説明から明らかになろう。しかし、詳細な説明および具体的な諸例は、本発明の好ましい諸実施形態を示しているが、当業者には本発明の趣旨および範囲内の様々な変更形態および修正形態がこの詳細な説明から明らかになるので、単に例示的に示されているにすぎないことを理解されたい。
本発明は、以下に示される詳細な説明および添付の図面からより完全に理解されよう。図面は単に例証として示されており、したがって本発明を限定するものではない。
本発明による、初期状態における自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、初期状態における自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による自動注射器のシリンジ、内側プランジャおよび外側プランジャの例示的な実施形態の斜視図である。 本発明による、ニードル・シュラウド内で案内される外側プランジャの例示的な実施形態の斜視図である。 本発明による、遠位端が注射部位に押し当てられている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、遠位端が注射部位に押し当てられている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、遠位端が注射部位に押し当てられている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、遠位端が注射部位に押し当てられている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射針が遠位端を越えて延びている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射針が遠位端を越えて延びている自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、針が延びている自動注射器の例示的な実施形態の、内部構成要素の例示的な実施形態の斜視図である。 本発明による、注射後の自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射後の自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射部位から取り除かれた自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射部位から取り除かれた自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射部位から取り除かれた自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。 本発明による、注射部位から取り除かれた自動注射器の例示的な実施形態の2つの長手方向断面図である。
すべての図で、対応する各部材は同じ参照記号で示される。
図1Aおよび図1Bは、薬剤を送達するための自動注射器1の例示的な実施形態の2つの長手方向断面を示す。長手方向断面の各断面平面は、本質的に互いに垂直方向に配向されている。
例示的な一実施形態では、自動注射器1は、前ケース2.2に連結された後ケース2.1を含む細長いケース2を備える。ニードル・シュラウド3は、ケース2上に嵌め込み式に配置されており、ニードル・シュラウド3に遠位方向Dに付勢力を加える制御ばね10によって、前ケース2.2に弾性的に連結することができる。
シリンジ・キャリア4が摺動可能にケース2内に置かれ、針15を有するシリンジ5を保持するように配置される。以下でさらに説明するように、シリンジ・キャリア4は、シリンジ・キャリア4がニードル・シュラウド3に対して遠位方向Dの軸方向に動いているときに、ニードル・シュラウド3の遠位部分に形成された肩3.4に当接するように適合された、その遠位端に形成された当接面4.1を含む。ニードル・シュラウド3の遠位面と肩3.4の間の距離は、針15の注射深さを規定することができる。
ニードル・シュラウド3の近位端は、ケース2の中に摺動可能に置かれたシャーシ8に当接するように適合される。シャーシ8の近位端に置かれた環(collar)8.1は、シャーシ8上に嵌め込み式に配置されている外側プランジャ7上の肩7.1を遠位に支承する、駆動ばね6の近位の支承部として機能する。
図7に示されているように、例示的な一実施形態では、環8.1は半径方向突起8.4を含み、この半径方向突起は、自動注射器1が注射部位に押し当てられたときに、後ケース2.1に対してシャーシ8が回転しないように適合される。例示的な一実施形態では、半径方向突起8.4は、後ケース2.1内に形成されたチャネルと係合するように適合されており、ニードル・シュラウド3が注射部位に押し当てられたときに、半径方向突起8.4はチャネルに当接し、後ケース2.1に対して回転することが阻止される。使用の前後には、半径方向突起8.4はチャネルに当接せず、したがって環8.1(およびシャーシ8)はケース2.1に対して回転することができる。
図1Aおよび図1Bに戻って参照すると、例示的な一実施形態では、発射ナット17が外側プランジャ7と選択的に係合する。発射ナット17は、環8.1の空洞の中に回転可能に位置することができる。発射ナット17は、外側プランジャ7の表面に形成された歯7.2と係合するように適合されている歯17.1を含むことができる。発射ナット17上の歯17.1は、発射ナット17が外側プランジャ7に対して第1の角度位置から第2の角度位置まで回転することにより外側プランジャを発射ナット17から係合解除できるように、発射ナット17の選択された部分に形成することができる。
外側プランジャ7の歯7.2はまた、内側プランジャ12上に形成された対応する歯12.1と係合することもできる。たとえば、内側プランジャ12は、ステムと、ステムの近位部分に連結された横断要素とを含むことができ、この横断要素の外面は、外側プランジャ7上の歯7.2と係合するための歯12.1を含むことができる。
図3に示されるように、外側プランジャ7は、軸方向相対運動は可能であるが回転相対運動は阻止するようにニードル・シュラウド3にキー合わせする(keyed)ことができる。たとえば、外側プランジャ7は複数の脚を含むことができ、これらの脚の1つまたはそれ以上を、ニードル・シュラウド3に形成された溝またはチャネルと係合するように適合させることができる。
図1Aおよび図1Bに戻って参照すると、連結キャリア11がシャーシ8に摺動可能に配置され、キー合わせされており(相対並進運動およびジョイント回転を可能にする)、またシリンジ・キャリア4に連結されている。内側プランジャ12は、連結キャリア11に対する内側プランジャ12の軸方向運動と、シャーシ8に対する連結キャリア11とのジョイント回転とを可能にするように、連結キャリア11の中に嵌め込み式に配置される。連結キャリア11上の2つの弾性アーム11.1は、内側プランジャ12と連結キャリア11をジョイント軸方向並進運動のために連結するようにして、内側プランジャ12上の第1のプランジャ肩12.2と第2のプランジャ肩12.4との間の溝に選択的に係合するように配置される。例示的な一実施形態では、弾性アーム11.1と第1のプランジャ肩12.2は、弾性アーム11.1が半径方向に偏向し、内側プランジャ12と係合解除することができるように、傾斜係合している。
例示的な一実施形態では、弾性アーム11.1は、ニードル・シュラウド3が弾性アーム11.1に当接するので、第1のプランジャ肩12.2と係合した状態で維持される。しかし、ニードル・シュラウド3は第1の開口部3.2を含み、この第1の開口部は、弾性アーム11.1と一直線になった場合に、弾性アーム11.1が半径方向に偏向し、内側プランジャ12と係合解除するための空間を与える。
例示的な一実施形態では、ケース2の近位端はステム2.7を含み、このステムは、近位方向に延びると共に、発射ナット17内に形成された対応するねじ山17.2と係合するように適合されたねじ山を有する。以下でさらに説明するように、ステム2.7上のねじ山が発射ナット17上のねじ山17.2と係合すると、発射ナット17は外側プランジャ7に対して回転する。
例示的な一実施形態では、キャップ(図示せず)が着脱可能に前ケース2.2および/またはニードル・シュラウド3に連結される。このキャップは、針15の上に配置されたニードル・シース(図示せず)と連結することができ、キャップを取り除くことによりニードル・シースを取り除くことができる。
図1Aおよび図1Bは、使用前の初期状態の自動注射器1を示す。使用前、ニードル・シュラウド3は、制御ばね10の付勢力を受けてケース2から延び、それによって針15の遠位先端を覆う。図7に示されるように、例示的な一実施形態では、ニードル・シュラウド3は、軸方向部分14.1および傾斜部分14.2を有する案内トラック14を含み、シャーシ8上のピン8.2が案内トラック14と係合する。初期状態では、ピン8.2は傾斜部分14.2の遠位部分にある。図1Aおよび図1Bに戻って参照すると、発射ナット17および内側プランジャ12は両方が外側プランジャ7と係合され、連結キャリア11は内側プランジャ12と係合されている。
図4Aおよび図4Bに示されるように、自動注射器1が注射部位に押し当てられると、ニードル・シュラウド3は、近位方向Pにケース2の中へ並進運動して制御ばね10を圧縮する。ニードル・シュラウド3は、シャーシ8を近位方向Pに押す。シャーシ8が動くことにより発射ナット17の対応する動きが生じ、また、発射ナット17が歯17.1を介して外側プランジャ7に係合されているので、外側プランジャ7の対応する動きが生じることにもなる。内側プランジャ12が外側プランジャ7、内側プランジャ12および連結キャリア11と係合されているので、シリンジ・キャリア4およびシリンジ5が内側プランジャ12と連動して動く。
図5Aおよび図5Bに示されるように、自動注射器1はさらに注射部位に押し当てられ(制御ばね10を実質的に完全に圧縮して)、ステム2.7は発射ナット17と係合する。ステム2.7が発射ナット17と係合すると、発射ナット17は、第1の角度位置から第2の角度位置まで回転して外側プランジャ7と係合解除する。
図6Aおよび図6Bに示されるように、発射ナット17が第2の角度位置になるまで回転すると、外側プランジャ7がシャーシ8から解放され、駆動ばね6は外側プランジャ7を遠位方向Dに押す。内側プランジャ12が外側プランジャ7と連結されているので、内側プランジャ12(および連結キャリア11、シリンジ・キャリア4およびシリンジ5)は遠位方向Dに動く。遠位方向Dにシリンジ・キャリア4が動くことにより、針4が注射部位に挿入されることになる。針15の貫入深さは、ニードル・シュラウド3上の内側遠位シュラウド肩3.4に当接する、シリンジ・キャリア4上の前側止め具4.1によって規定される。
図8Aおよび図8Bに示されるように、シリンジ・キャリア4上の前側止め具4.1がニードル・シュラウド3上の内側遠位シュラウド肩3.4に当接すると、連結キャリア11の弾性アーム11.1はニードル・シュラウド3の第1の開口部3.2と一直線になり、駆動ばね6の力により第1のプランジャ肩12.2は、連結キャリア11の弾性アーム11.1を第1の開口部3.2の中に偏向させる。弾性アーム11.1が偏向されると、内側プランジャ12は、連結キャリア11に対して遠位方向Dに動く。内側プランジャ12は、シリンジ5内でストッパ13に当接し、ストッパ13を遠位方向Dに押して薬剤を針15から排出する。
図9Aおよび図9Bに示されるように、注射が完了した後、または注射中に自動注射器1が注射部位から取り除かれると、制御ばね10の付勢力でニードル・シュラウド3をケース2に対して遠位方向Dに並進運動させる。駆動ばね6の力を受けて、外側プランジャ7は、ケース2に対して遠位方向Dに並進運動する。ニードル・シュラウド3がケース2に対して遠位方向Dに並進運動するとき、シャーシ8上のピン8.2と案内トラック14の係合によりシャーシ8はケース2に対して回転する。ニードル・シュラウド3が並進運動するとき、案内トラック14の幾何形状によりピン8.2は、案内トラック14の傾斜部分14.2を通り過ぎてシャーシ8をニードル・シュラウド3に対して回転させると、案内トラック14の軸方向部分14.1に入り、これによりニードル・シュラウド3がシャーシ8に対し軸方向に動くことが可能になる。外側プランジャ7がニードル・シュラウド3とキー合わせされているので、シャーシ8は、外側プランジャ7に対して回転し、かつ連結キャリア11を回転させ、ひいては、連結キャリアは、内側プランジャ12を回転させて外側プランジャ7から係合解除する。したがって、内側プランジャ12上の歯12.1は、外側プランジャ7上の歯7.2と係合解除する。さらに、ケース2に対するニードル・シュラウド3の伸張は、ニードル・シュラウド3の並進運動時に案内トラック14の軸方向部分14.1の近位端に当接する、ピン8.2によって制限される。
内側プランジャ12が外側プランジャ7と係合解除すると、駆動ばね6の力は内側プランジャ12に作用しない。したがって、自動注射器1がたとえ注射中に注射部位から取り除かれても、内側プランジャ12(およびストッパ13)を動かす力がないので、シリンジ5からの薬剤の排出は止まることになる。
針15の挿入深さが、ニードル・シュラウド3に接触するシリンジ・キャリア4によって規定されるので、注射部位から取り除くことに向けてニードル・シュラウド3が再前進できるようにすることでまた、シリンジ5がさらに前進できることがあり得る。これを避けるために、1つまたはそれ以上の弾性クリップ8.5が、シャーシ8の回転の終わりに連結キャリア11上の止め具11.2と係合するように、シャーシ8上に配置される。クリップ8.5は、自動注射器1が注射部位から取り除かれた後に、連結キャリア11(ならびに、それと連結されたシリンジ・キャリア4、およびシリンジ5)が遠位方向Dに前進しないようにする。
図10Aおよび図10Bは、ニードル・シュラウド3をその完全に延びた状態で、およびシリンジ・キャリア4(およびシリンジ5)を後退した状態で示す。例示的な一実施形態では、案内トラック14内の案内ピン8.2の動きによってシャーシ8が回転するとき、発射ナット17は第3の角度位置まで回転し、ステム2.7上のねじ山(発射ナットがステム2.7に対して近位方向Pに動くことを阻止していた)と係合解除して、発射ナット17および環8.1が、駆動ばね6の力を受けてケース2の近位端に近位方向Pに押し当てられることが可能になる。別の例示的な実施形態では、駆動ばね6の力で環8.1を近位方向Pに押して発射ナット17を第3の角度位置まで回転させ、ステム2.7上のねじ山と係合解除する(または別法として、ステム2.7上のねじ山に、それがケースの近位端に当接するまで追従する)。環8.1の近位の動きにより、シャーシ8、連結キャリア11およびシリンジ・キャリア4の近位の動きが生じ、シリンジ・キャリアは、シリンジ5および針15をケース2に対して近位方向Pに後退させる。たとえば、連結キャリア11上の止め具11.2は、シャーシ8の近位の動きにより連結キャリア11の対応する近位の動きが得られるように、シャーシ8上のクリップ8.5と係合することができる。駆動ばね6の残留力でシリンジ5をケース2に対して後退させた位置に維持することができる。
ニードル・シュラウド3の遠位端のフック3.6は、遠位ケース肩2.4と係合して、ニードル・シュラウド3が制御ばね10の力を受けてケース2に対して延びるのを制限することができる。
例示的な一実施形態では、弾性逆止めクリップ(図示せず)をニードル・シュラウド3上に配置し、ニードル・シュラウド3が延びた後にケース2と係合するように適合させることができる。逆止めクリップは、自動注射器1が次の注射部位に押し当てられる場合、または注射後の取扱い中に、ニードル・シュラウド3がケース2に対して近位方向Pに動かないようにすることができる。
例示的な一実施形態では、シリンジ5の内容物を点検するための視界窓16がケース2に配置される。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
装置、方法および/またはシステムの様々な構成要素ならびに本明細書に記載の諸実施形態の修正(追加および/または除去)を、このような修正形態、およびそのありとあらゆる等化物を包含する本発明の全範囲および趣旨から逸脱せずに行うことができることは、当業者には理解されよう。

Claims (15)

  1. 自動注射器(1)であって、
    ケース(2)と;
    該ケース(2)内に摺動可能に配置されるシャーシ(8)と;
    該シャーシ(8)に動作可能に連結されるシリンジ・キャリア(4)と;
    該シャーシ(8)と選択的に係合される外側プランジャ(7)と;
    該外側プランジャ(7)と選択的に係合される内側プランジャ(12)と;
    外側プランジャ(7)に付勢力を加える駆動ばね(6)とを備え、付勢力は、内側プランジャ(12)が外側プランジャ(7)と係合しているときに内側プランジャ(12)に加えられ、
    ここで、シャーシ(8)の回転により、内側プランジャ(12)は外側プランジャ(7)に対して回転し、外側プランジャ(7)と係合解除して、駆動ばね(6)による内側プランジャ(12)に対する付勢力が取り除かれ、
    ここで、内側プランジャ(12)が外側プランジャ(7)と係合解除すると、駆動ばね(6)の付勢力によりシャーシ(8)が押されて、ケース(2)に対してシリンジ・キャリア(4)が後退する、
    上記自動注射器。
  2. ケース(2)内に摺動可能に配置されたニードル・シュラウド(3)をさらに備え、ここで、ニードル・シュラウド(3)がケース(2)に対して軸方向に動くことにより、ニードル・シュラウド(3)に対するシャーシ(8)の回転が生じる、
    請求項1に記載の自動注射器(1)。
  3. シャーシ(8)上に回転可能に置かれた発射ナット(17)をさらに備え、該発射ナット(17)は、第1の角度位置のときに外側プランジャ(7)と係合し、第2の角度位置のときに外側プランジャ(7)と係合解除する、
    請求項1または2に記載の自動注射器(1)。
  4. ケース(2)は、発射ナット(17)を第1の角度位置から第2の角度位置まで回転させるように適合されたステム(2.7)を含む、請求項3に記載の自動注射器(1)。
  5. 発射ナット(17)が第2の角度位置にあるときに、駆動ばね(6)の付勢力で外側プランジャ(7)をケース(2)に対して遠位方向(D)に押す、請求項4に記載の自動注射器(1)。
  6. ニードル・シュラウド(3)は、シャーシ(8)上のピン(8.2)と係合するように適合された案内トラック(14)を含む、請求項2に記載の自動注射器(1)。
  7. ピン(8.2)は、ニードル・シュラウド(3)がケース(2)に対して並進運動するときに、案内トラック(14)の傾斜部分(14.2)から軸方向部分(14.1)まで動いて、ニードル・シュラウド(3)に対するシャーシ(8)の回転を生じさせる、請求項6に記載の自動注射器(1)。
  8. シリンジ・キャリア(4)に連結され、内側プランジャ(12)と選択的に係合される連結キャリア(11)
    をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動注射器(1)。
  9. 連結キャリア(11)は、解放可能に内側プランジャ(12)と係合するように適合された弾性アーム(11.1)を含み、駆動ばね(6)の付勢力により内側プランジャ(12)は、シリンジ・キャリア(4)上の前側止め具(4.1)がニードル・シュラウド(3)上のシュラウド肩(3.4)に当接するときに、弾性アーム(11.1)を偏向させる、請求項8に記載の自動注射器(1)。
  10. 内側プランジャ(12)は、弾性アーム(11.1)が内側プランジャ(12)と係合解除するときに、シリンジ(5)内でストッパ(13)を押すように適合される、請求項9に記載の自動注射器(1)。
  11. シャーシ(8)は、連結キャリア(11)上の止め具(11.2)と係合するように適合された弾性クリップ(8.5)を含む、請求項8に記載の自動注射器(1)。
  12. 駆動ばね(6)の付勢力によりシャーシ(8)が押されると、クリップ(8.5)は止め具(11.2)と係合し、ケース(2)に対して連結キャリア(11)およびシリンジ・キャリア(4)を後退させる、請求項11に記載の自動注射器(1)。
  13. ニードル・シュラウド(3)をケース(2)に対して軸方向に付勢する制御ばね(10)
    をさらに備える、請求項2に記載の自動注射器(1)。
  14. ニードル・シュラウド(3)に対するシャーシ(8)の回転により、発射ナット(17)がステム(2.7)を越えて前進するように適合される第3の角度位置までの、発射ナット(17)の回転が生じる、請求項4に記載の自動注射器(1)。
  15. ニードル・シュラウド(3)は、ケース(2)と係合するように、またケース(2)に対するニードル・シュラウド(3)の並進運動を阻止するように適合された弾性逆止めクリップを含む、請求項2に記載の自動注射器(1)。
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