JP2015500675A - 閉ループ低温外科圧力及び流動調節型システム - Google Patents

閉ループ低温外科圧力及び流動調節型システム Download PDF

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Abstract

外科用デバイスに移相冷却剤を供給するためのシステムであって、液相の前記冷却剤の第1のリザーバと、前記リザーバから前記外科用デバイスに冷却剤が移行する際に通じる液体供給導管と、気相の前記冷却剤の第2のリザーバと、前記第2のリザーバから前記外科用デバイスに冷却剤が移行する際に通じる気体供給導管と、前記外科用デバイスから排出される冷却剤が第1及び/又は第2のリザーバへ逆流する、逆流導管と、前記逆流路を経由して冷却剤の逆流を制御し、かつポンプを含む冷却剤逆流制御部と、第1の圧力センサーと、第2の圧力センサーと、前記圧力センサーからの情報に基づき前記第1のリザーバの圧力を調節する圧力調節器と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施態様は、冷却流調節システムに関し、より具体的には、当該システムを通じての流動調節を通じて圧力が少なくとも部分的に調節される閉ループにおいて圧力を調節するためのデバイス及びシステムに関する。
冷却剤圧力を制御する様々な低温外科用システムが知られている。更に、冷却圧調節への様々な取り組みが知られている。例としては、米国特許公報第2009/0270851号及び第2007/0149957号、並びに後続の米国特許第5,520,682号、第7,192,426号、及び第5,334,181号を含んでいる。しかし、既知のシステム及び取り組みは、安定的で円滑な圧力調節を行う中で全体的に成功しているとはいえなかった。
背景技術は、円滑で安定的な圧力調節を行っていない。
本発明は、少なくとも幾つかの実施態様において、円滑で一貫性のある圧力調節を呈する一方、流動調節を通じて圧力が少なくとも部分的に調節される、低温外科システム及びデバイスを提供することにより、背景技術を上回る進歩を遂げたものである。
本発明の一態様は、二重位相の冷却剤を使用して低温外科用機器の先端を選択的に冷却及び保温するためのシステムを提供する。このシステムは、前記冷却剤の2つのソース、液相の該冷却剤を格納する第1のソースであって、かつ、その内部に格納された前記液相の冷却剤の少なくとも一部を気相の冷却剤に変換するように前記液相の冷却剤を加熱する第1のソースヒータをその内部に有する、第1のソース、並びに前記冷却剤を気相に格納する第2のソースと、前記第1のソースと前記先端との間の第1の配送路と、前記第2のソースと前記先端との間の第2の配送路と、前記それぞれのソースから前記先端へ冷却剤を選択的に配送する冷却剤配送制御部と、前記先端から前記第1及び第2のソースへの冷却剤逆流路と、前記冷却剤逆流路を経由して冷却剤の逆流を制御する一方、逆流中の冷却剤を前記第2のソースに汲み上げるポンプを含む、冷却剤逆流制御部と、前記第1のソース内の圧力を感知する第1の圧力センサーと、前記第2のソース内の圧力を感知する第2の圧力センサーと、前記圧力センサーからの情報に基づき前記第1のソースの圧力を調節する圧力調節器と、を含む圧力制御部と、を含む。
本発明のもう1つの態様は、外科用デバイスに移相冷却剤を配送するための装置であって、液相の前記冷却剤の第1のリザーバと、前記第1のリザーバから前記外科用デバイスに冷却剤が移行する際に通じる液体供給導管と、気相の前記冷却剤の第2のリザーバと、前記第2のリザーバから前記外科用デバイスへ冷却剤が移行する際に通じる気体供給導管と、前記外科用デバイスから排出される冷却剤が第1及び/又は第2のリザーバへ逆流する際に通じる一方、前記排出された冷却剤が前記気相にある、逆流導管と、前記逆流路内に配置されるポンプであって、前記逆流中の冷却剤を前記第1のリザーバ及び/又は前記第2のリザーバに選択的に汲み上げる前記ポンプと、圧力センサー及び流量計からの情報に基づき前記ポンプを選択的に付勢して前記システム内の全圧を制御する論理部分と、を含む、装置を提供する。
本発明の更にもう1つの態様は、(i) 液体冷却剤配送路及び(ii) 冷却剤逆流路を経由して低温外科用デバイスと流体連通する液体冷却剤格納部を含む第1の冷却剤配送ループと、(ii) 気体冷却剤配送路を経由した前記低温外科デバイス及び(ii)前記冷却剤逆流路の一部を経由して前記液体冷却剤格納部と気体連通する気体冷却剤格納部を含む第2の冷却剤配送ループと、を含むシステムを提供する。前記冷却剤配送路は、排出される気体冷却剤を前記低温外科用デバイスから前記第1及び/又は第2の冷却剤格納部に配送する一方、前記排出される気体冷却剤を選択的に加熱して前記冷却剤の沸騰温度を上回るように該冷却剤の温度を維持するヒータを含み、かつ前記冷却剤逆流路内の局所圧力を選択的に上昇させるポンプを含む。前記液体冷却剤ヒータが付勢されると、前記液体冷却剤格納部の内部の液体冷却剤が気体状態に変換されて前記第2の冷却剤格納部に配送される。
本発明の更にもう1つの態様は、二重位相の冷却剤を使用して低温外科用機器の先端を選択的に冷却及び保温するためのシステムであって、前記冷却剤の2つのソース、液相の前記冷却剤を格納する第1のソースであって、かつ、その内部に格納された前記液相の冷却剤の少なくとも一部を気相の冷却剤に変換するように前記液相冷却剤を加熱する第1のソースヒータをその内部に有する、第1のソース、並びに気相の前記冷却剤を格納する第2のソースと、前記第1のソースと前記先端との間の第1の供給路と、前記第2のソースと前記先端との間の第2の配送路であって、かつ前記第2のソースから前記先端に前記第2の配送路内を移行する気相冷却剤を加熱する気相冷却剤ヒータを含むものと、前記それぞれのソースから前記先端に冷却剤を選択的に配送する冷却剤配送制御部と、前記先端から前記第1及び第2のソースへの冷却剤逆流路と、前記冷却剤逆流路を経由して冷却剤の逆流を制御する一方、前記冷却剤逆流路の内部の冷却剤を選択的に加熱してその内部の冷却剤をその沸騰温度を上回るように維持する冷却剤ヒータと、前記逆流中の冷却剤の流量を測定する流量計と、前記逆流中の冷却剤を前記第2のソースに汲み取るポンプと、を含む、冷却剤逆流制御部と、前記第1のソース内の圧力を感知する第1の圧力センサーと、前記第2のソース内の圧力を感知する第2の圧力センサーと、前記圧力センサー及び前記流量計からの情報に基づき前記システムの全圧を調節する圧力調節器と、を含む圧力制御部と、を含む、システムを提供する。
本発明の更にもう1つの態様は、二重位相の冷却剤を使用して低温外科用機器の先端を選択的に冷却及び保温するためのシステムを提供する。前記システムは、前記冷却剤の2つのソース、液相の冷却剤を格納する第1ソースであって、前記第1のソース内に完全に含まれる容器を有し、また前記容器は液相の前記冷却剤を含有し、前記容器は逆止弁を通じて前記第1のソースと液体連通し、前記容器内よりも該第1のソース内の圧力がより大きい場合、前記逆止弁が開いて前記液相冷却剤が前記第1のソースから前記容器に流れる、第1のソース、並びに気相の冷却剤を格納する第2のソースと、前記第1のソースと前記先端との間の第1の配送路と、前記第2のソースと前記先端との間の第2の配送路と、前記それぞれのソースから前記先端へ選択的に冷却剤を配送する冷却剤配送制御部と、前記先端から前記第1及び第2のソースへの冷却剤逆流路と、前記冷却剤逆流路を経由して冷却剤の逆流を制御する一方、前記逆流中の冷却剤を前記第2のソースに汲み取るポンプを含む、冷却剤逆流制御部と、前記第1のソース内の圧力を感知する第1の圧力センサーと、前記第2のソース内の圧力を感知する第2の圧力センサーと、前記各圧力センサーからの情報に基づき前記システムの全圧を調節する圧力調節器と、を含む圧力制御部と、を含む。
本明細書で使用されるような「クライオプローブ」なる用語は、低温外科用機器の非限定的な一例として付与される。また、本発明の実施態様及び/又は態様は、クライオプローブの文脈で述べられるが、他の低温外科用機器も考慮されると共に、包含されるよう意図されると理解されたい。
多少なりとも限定されることを望まない場合、また閉鎖一覧を付与することを望まない場合、少なくとも幾つかの実施態様における本発明は、「2つの位相の流動」を効果的に調節し、前記冷却剤が流動して沸騰することにより熱束のレベルを制御するものである。
これら、本発明の追加的及び/又は他の態様、及び/又は利点は、後続の詳細な説明に記載され、この詳細な説明から如何にか推論可能であり、及び/又は本発明の実施によって学習可能である。
本発明は、下記の添付図面にしたがって成された本発明の実施態様の詳細な記載からより容易に理解されよう。
本発明の一実施態様に適合した閉ループシステム100を示す。 安定的に動作するポンプを特徴とする本発明の一実施態様に適合した閉ループシステム200を示す。 気体冷却剤を発生させる追加の構造を特徴とする本発明の一実施態様に適合した閉ループシステム300を示す。 追加の圧力制御構造を特徴とする本発明の一実施態様に適合した閉ループシステム400の部分図を示す。
ここで本発明の実施態様への言及が詳細に成されるが、その例は添付の図面に図示され、全体を通じて同様の部材には同様の参照符号が付与される。これら実施態様は、図面を参照することにより本発明を説明するために下記に記載される。ここで詳細な図面を特に参照すると、図示される事柄は例示によるものであって、本発明の好適な実施態様の例示的な論述を目的としたものに過ぎず、最も有用と信じられる事柄や発明の原理や概念的態様が容易に理解される説明を行う理由で提示されることが強調される。これに関し、発明の基本的な理解のために必要以上の詳細さで発明の構造的な詳細を示そうする意図は全くなく、当該説明は、発明の複数の形態を如何に実施できるかを当業者に明らかにする図面に沿って行われる。
本発明の例示的な実施態様を説明する前に、本発明は、その適用において、下記の説明に記載、或いは図面に図示される構成の詳細や部材の配置に限定されない。本発明は、他の実施態様でも様々な手段で実施、或いは実行されることも可能である。また、本明細書で用いられる言い回しや用語は、説明を目的とし、限定と見なすべきでないと理解されたい。
ここで図1を参照すると、気体冷却剤を加圧様態でリサイクルするための閉ループシステム100であって、当該システム内の圧力及び流動が調節されるものが図示されている。このシステム100は、液体冷却剤のソース104と、気体冷却剤のソース102と、クライオプローブ117と、下記に詳述される、各種の冷却剤流路を付与する構造と、を含む。
液体冷却剤ソース104は、ライン118、二方弁121、及びクライオプローブ入口116を、上流から下流へ直列に、経由してクライオプローブ117に接続されている。
気体冷却剤ソース102は、ライン110、二方弁113、ライン115、二方弁112、ヒータ105、及びクライオプローブ入口108を、上流から下流に直列に、経由してクライオプローブ117に接続されている。
クライオプローブ117は、ライン119、二方弁120、ライン123、ヒータ122、及びライン114、並びにポンプ134、ライン132、及び二方弁106を、上流から下流へ直列に、経由して気体冷却剤ソース102に接続されている。流量計182及び安全弁107は、ヒータ122とポンプ134との間でライン124に接続されてもよい。
クライオプローブ117は、ポンプ134と二方弁106との間のポイントでライン132に接続されるライン133、 二方弁130及び130、ライン129、及び圧力表示器181を、直列に、経由して液体冷却剤ソース104に接続されている。
また、システム100内に存在するのは、二方弁130と、ライン115とを相互接続するライン135に接続されている圧力調節器である。
冷凍アブレーション手順は、初期化手順に後続する1つ以上の交流冷却及び解凍処理起動を含んでもよい。
システム100の動作を述べる。冷凍アブレーションの冷凍処理時、ソース104からライン118を通じて液体冷却剤が存在する。圧力調節器101か二方弁121かの何れかによって流動が制御されるが、この冷凍処理時には、二方弁121は、通常、開状態にある。この液体冷却剤の流動は、当該液体冷却剤が沸騰するにつれて制御されることにより、前記で説明されるとおり、当該熱束を制限して円滑な動作を保証している。冷却液は、その後、入口116を通じてクライオプローブ117内に混入して同クライオプローブ内で先端124を冷却するが、場合により固体又は中空状であってもよい。排出冷却剤(即ち、冷却剤の液体部分が気体部分に対して減少しているとき、沸騰を通じて周辺環境を冷却し、また膨張した冷却剤)は、その後、クライオプローブ117の逆流チューブ106を通じてライン119に存在する。排出冷却剤は、その後、二方弁120を通過し、ヒータ122によって任意に加熱されて逆流ライン温度が冷却剤の沸騰温度を上回るのを確実にするので、この排出冷却剤は気体状態に維持される。場合により、また二者択一的に、冷却剤は加熱されない。こうした場合、気体冷却剤はライン124及び流量計182を通じて流れ、当該ライン124を通じて冷却剤の流量が測定される。下記により詳細に説明されるとおり、この流量の情報は、システム100のための圧力調節の基盤となる1つの構成要素である。場合により、流量が多すぎてシステム100内の所望圧力を維持できない場合、及び/又は先端124を効果的に冷却できない場合、安全弁107を通じて気体冷却剤が排出されてもよい。
気体冷却剤は、排出されない場合、ポンプ124に送られ、システム100内の所望圧力を維持するように制御される。ポンプ134は、ライン132を通じてから二方弁106を通じて気体冷却剤102に気体冷却剤を汲み上る。ポンプ134への混入時の冷却剤の所望の気体状態は、前記で説明されるとおり、ヒータ122によって維持される。場合により、当該気体冷却剤は、二方弁103を通じるライン131、また二方弁130を通じるライン129を通じて液体冷却剤ソース104に汲み上げられてもよい。この任意の流路は、下記により詳細に説明されるとおり、液体冷却剤ソース104と気体冷却剤ソース102との間の所望の圧力差を維持する上で有利といえよう。
システム圧力は、液体冷却剤104では圧力ゲージ181によって、また気体冷却剤ソース102では圧力ゲージ圧力ゲージ181184によって測定される。好適には、圧力は、液体圧力ソース104よりも気体冷却剤ソース102で高くなる。
圧力調節器101及びポンプ134は、システム100の全圧を制御する。より詳細には、圧力調節器101が圧力ゲージ181及び流量計182からシステム100の圧力に関する情報を受け取ると、この受け取られた情報に基づき、ポンプ134の動作は、適切な電子回路(図示せず)を通じて調整できるので、気体冷却剤ソース102内の圧力は、液体冷却剤ソース104内の圧力よりも高いレベルで好適に維持される。場合により、システム圧力が過剰な場合、バルブ107を経由して冷却ガスが排出されてもよい。また、場合により、液体冷却剤ソース104での圧力が過剰な場合、安全弁191を通じて気体冷却剤が排出されてもよい。しかし好適には、気体冷却剤は気体冷却ソース102にリサイクルされ、システム100内では所望の圧力が維持される。
解凍処理の最中、気体冷却剤は、ライン110、二方弁113、ライン115、二方弁112を通じて気体冷却剤ソース102から流動してヒータ105で加熱され、その後、加熱された気体冷却剤が入口108を通じてクライオプローブ117に混入する。この気体冷却剤は、ライン119を通じてポンプ134に流れ続ける。ポンプ134は、この気体冷却剤の圧力を上昇させて気体冷却剤ソース102に気体冷却液を逆流させる。この動作時、バルブ107が閉状態のまま、気体冷却剤は、すべてリサイクルされる。
当該システムの初期化処理時、冷却剤が流動していないことを流量計182が示すとき、ポンプ134はライン129についてはバルブ103及び130を開け、またバルブ107を開けて空気の混入を許容することにより、空気又は冷却剤いずれかをソース104内に最初に汲み上げている。圧力表示器181が所定の(閾)値に達したとき、圧力センサー184によって読まれたとおり、ソース102での圧力が別の所定値に達するまで、バルブ103が閉じ、バルブ106が開いてソース102に圧縮ガスを配送する。
冷凍動作段階の際、バルブ121及び120が開状態にあり、また流れが発生していることを流量計182が示すとき、圧力計182によって測定される圧力が所望の値又は所望の値の範囲で維持される限り、ポンプ134が本起動されて、バルブ106を通じてソース102に冷却剤を逆流させる。当該圧力が所望の閾値を下回ることを圧力計181が示す場合、ポンプ134は、その後、バルブ103及び130を通じてソース104内に冷却剤を汲みとる。解凍動作段階の最中、ポンプ134は、ライン110、108、及び119を通じバルブ106,113、112、及び120を通じて冷却剤を簡単にリサイクルする。
ここで図2を参照すると、本発明の一実施態様に適合したシステム200が図示されている。このシステム200は、ある意味では、図1のシステム100と同様に動作する。したがって説明を容易にするため、システム100とシステム200との間の同様の構成部材は、対応する参照符号を共有し、その詳細な説明は割愛する。
システム100と区別されるシステム200の特徴は、ポンプ234が安定して動作し、冷却剤逆流ガスをリサイクルすることである。更にまた、ポンプ234は、液体冷却剤及び気体冷却剤の両方の汲み上げが好適に可能である。ポンプ234の動作を制御するというよりシステム200内の圧力を維持するため、圧力調整器201は、液体冷却剤ソース204にて安全弁291を通じて過剰な気体冷却剤の排出を好適に制御している。圧力計292は、液体冷却剤ソース204での圧力を決定するため、液体冷却剤ソース204と安全弁291との間に好適に配置されている。システム200内では、ポンプ234が気体冷却剤だけでなく液体も処理できる場合、ヒータ222の動作は、気体冷却剤が安全弁207を通じて排出される場合のみ保留される。
ここで図3を参照すると、本発明の一実施態様に適合したシステム300が図示されている。このシステム300は、ある意味では、図1のシステム100と同様に動作する。したがって説明を容易にするため、システム100とシステム300との間で同様の構成部材は、対応する参照符号を共有し、その詳細な説明は割愛する。
システム100と区別されるシステム300の特徴は、気体冷却剤ソース302を充填するために気体冷却剤を発生させる追加の構造が存在することである。より詳細には、冷却剤ソース302及び304は、ソース304からソース302に直列で、ライン352、二方弁353、及びライン354によって接続されている。また、ソース304内に配置されるヒータ351が存在する。
動作中、この追加の構造は、ヒータ351を付勢して液体冷却剤ソース304内で液体冷却剤を加熱及び沸騰させることにより、気体冷却液を発生させる。液体冷却剤ソース304にある気体冷却剤は、その後、ライン352及び二方弁353を通じて気体冷却剤ソース302に好適に直接転送されることにより、気体冷却剤ソース302での圧力を所望の圧力に急速に上昇させ、より急速にシステム300が所望のシステム圧力を実現できるようにしている。上記追加の構造は、システム300の動作の初期化時(即ち、低温療法の開始時)に好適に動作する。
ここで図4を参照すると、本発明の一実施態様に適合した一部システム400が図示されている。このシステム400は、ある意味では、図1のシステム100と同様に動作する。したがって説明を容易にするため、システム100とシステム400との間で同様の構成部材は、対応する参照符号を共有し、その詳細な説明は割愛する。
システム100と区別されるシステム400の特徴は、圧力を制御するための追加の構造である。より詳細には、この圧力制御構造は、閉容器451と、該閉容器の一端から延びるライン45と、前記閉容器の他端にある逆止弁461と、を含む。ヒータ467は、閉容器451内に配置され、制御回路462によって制御される。
システム400において、第1のソース404は、液体冷却剤を含有している。第1のソース404内には、追加の閉容器451がある。この容器451は、第1のソース404内の圧力が容器451内の圧力より大きいとき逆止弁461を通じて冷却剤を流入させる。電気ヒータ467が起動されると、容器451内の圧力が上げられ、逆止弁461が閉じられる。加熱によって発生する沸騰と共に圧力が上昇すると、圧力調節器463によって設定された圧力で、第2の気体冷却剤ソース(図示せず)に容器451を接続する方向464に気体冷却剤が流れる。冷凍又は冷却動作モード時、バルブ421が矢印465に示される方向でクライオプローブ(低温外科用デバイス、図示せず)に対して開状態のとき、フィルタ414を通じて液体冷却剤が流れる。第1のソース404内の圧力が所望よりも低いとき、加圧された気体冷却剤がライン429を通じて混入し、その上流には466で示される方向に追加の圧力調節器がある。
システム400の初期化時、電気ヒータ467が起動されて容器451内の冷却剤を沸騰させる。当該圧力が所定値に達したとき、圧力調整器463が開き、圧縮された気体冷却剤が第2のソース(図示せず)に方向464に転送される。他の動作段階の際、システム400はシステム100と少なくとも同様の様態で動作する。
特に定義されていない限り、本明細書で使用される科学技術用語はすべて、本発明が属する当該技術分野で通常の能力を有する当業者によって共通に理解されるのと同一の意味を持つ。本明細書に記載されるものと同様又は同等の方法及び材料が本発明の実施又は実験に使用できるが、適切な方法及び材料は下記に記載されるものとする。抵触の場合、特許明細書は、定義を含めて、規制対象となろう。加えて、上記の材料、方法、実施例は例示に過ぎず、限定を意図したものではない。
上記記載される様々な実施態様は、選択的に組み合わせてもよい。
本発明の実施態様は選択されて図示及び記載されているが、本発明は上記記載された実施態様に限定されないと理解されたい。一方、本発明の原理及び趣旨から逸脱しない限り、これら実施態様に変更を行ってもよく、その範囲は請求項及びその等価物によって画定されると認識されたい。

Claims (8)

  1. 外科用デバイスに移相冷却剤を配送するためのシステムであって、
    液相の前記冷却剤の第1のリザーバと、
    前記第1のリザーバから前記外科用デバイスへ冷却剤が移行する際に通じる液体供給導管と、
    気相の前記冷却剤の第2のリザーバと、
    前記第2のリザーバから前記外科用デバイスへ冷却剤が移行する際に通じる気体配供給導管と、
    前記外科用デバイスから排出される冷却剤が第1及び/又は第2のリザーバへ逆流する際に通じる一方、前記排出された冷却剤が気相にある、逆流導管と、
    前記冷却剤逆流路を経由して冷却剤の逆流を制御する一方、前記逆流導管内に配置されるポンプを含み、前記ポンプが前記逆流中の冷却剤を前記第1のリザーバ及び/又は第2のリザーバに選択的に汲み上げる、冷却剤逆流制御部と、
    前記第1のリザーバ内の圧力を感知する第1の圧力センサーと、前記第2のリザーバ内の圧力を感知する第2の圧力センサーと、前記圧力センサーからの情報に基づき前記第1のリザーバの圧力を調節する圧力調節器と、を含み、前記圧力調節器が前記第1のリザーバと第2のリザーバとの間に設置される、圧力制御部と、
    前記ポンプを選択的に付勢し、圧力センサー及び流量計からの情報に基づき前記システム内の全圧を制御する論理部分と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記第1のリザーバ内の圧力が特定の閾値を超えると前記逆流導管から冷却ガスを排出する排出部を更に備える、請求項1記載のシステム。
  3. 前記排出部が閉じられているとき、前記低温外科用デバイスの先端から前記リザーバのいずれか1つ又は両方に、該低温外科用デバイスからの気体冷却剤がすべてリサイクルされる、請求項2記載のシステム。
  4. 圧力調節器が、前記第1のリザーバ内の圧力を調節することにより前記システムの全圧を調節する、請求項1記載のシステム。
  5. 前記導管の1つ以上に配置される1つ以上の導管を備える冷却剤制御部を更に備える、請求項1記載のシステム。
  6. 前記逆流導管に配置されたヒータであって、前記逆流中の冷却剤を気相に維持するように選択的に加熱する前記ヒータを更に備える、請求項19記載のシステム。
  7. 前記装置が、前記外科用デバイスの先端を、前記液体供給導管を経由して前記先端に液相冷却剤を配送することにより冷却し、前記システムが前記気体供給導管を経由して前記第2のリザーバから前記先端に気相冷却剤を供給することにより該先端を保温し、前記供給された気相冷却剤が前記ヒータによって保温される、請求項6記載のシステム。
  8. 前記論理部分が前記ヒータの制御も行う、請求項6記載のシステム。
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