JP2015227586A - シートシャッターカーテンの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】閉鎖状態においても鳥等の侵入を防止しながら、通気性を確保することができるシートシャッターカーテンの構造を提供する。
【解決手段】シートシャッターカーテン11の構造において、開口部29の形成されたシート本体25と、シート本体25の開口部29の内周縁部に沿って設けられたスライドファスナー15または面ファスナー17よりなる止着部材と、開口部29の内周縁部に設けられた止着部材に対して着脱自在となって止着されるスライドファスナー15または面ファスナー17よりなる被止着部材が外周縁部に設けられた着脱密閉シート31,着脱通気シート33と、を設けた。シート本体25の開口部29には、予めネット材が固着されていてもよい。
【選択図】 図2
【解決手段】シートシャッターカーテン11の構造において、開口部29の形成されたシート本体25と、シート本体25の開口部29の内周縁部に沿って設けられたスライドファスナー15または面ファスナー17よりなる止着部材と、開口部29の内周縁部に設けられた止着部材に対して着脱自在となって止着されるスライドファスナー15または面ファスナー17よりなる被止着部材が外周縁部に設けられた着脱密閉シート31,着脱通気シート33と、を設けた。シート本体25の開口部29には、予めネット材が固着されていてもよい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シートシャッターカーテンの構造に関する。
建物の開口部に設けられたり、屋内の間仕切り、例えば冷凍・冷蔵施設の出入口などに設けられる、シート状のシャッターカーテンを昇降開閉するシートシャッター装置が知られている(例えば特許文献1参照)。シートシャッターカーテンは、一般の金属製シャッターに比べて重量は軽く、そのため開閉動作は高速化することができる。従来、シートシャッターカーテンのシート本体は、一面のシート材であって、空間を区画して、屋内と屋外とを隔絶するものであり、通気性はほぼなくなる。シートシャッターカーテンは、間口の閉鎖装置として単独で据付けするケースだけではなく、金属製シャッターと並設状態に設けることもできる。この場合、トラックやフォークリフト等の通行頻度の高い出入口では、高速に開閉できるシートシャッターカーテンを使用して、必要時に開いて通行する場合に便利である。
ところで、従来のシートシャッター装置は、一面のシート材であるため、屋内と屋外とが隔絶されると、通気性がほぼなくなる。このため、空調が無いような倉庫や工場等の場合、半開放などとして通気性を確保したい場合がある。
しかしながら、折角、高速開閉によって開放されている時間が短くなり、以前に比べ飛翔昆虫や鳥の侵入する確率が低くなったシートシャッター装置であっても、半開放などとすると、そこから飛翔昆虫や鳥が入ることがある。特に、食品を扱う倉庫や工場などでは、一度、鳥が侵入して糞害などが発生すれば、駆除作業や清浄作業等、多大な労力を費やさなければならなくなる。
しかしながら、折角、高速開閉によって開放されている時間が短くなり、以前に比べ飛翔昆虫や鳥の侵入する確率が低くなったシートシャッター装置であっても、半開放などとすると、そこから飛翔昆虫や鳥が入ることがある。特に、食品を扱う倉庫や工場などでは、一度、鳥が侵入して糞害などが発生すれば、駆除作業や清浄作業等、多大な労力を費やさなければならなくなる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、閉鎖状態においても鳥等の侵入を防止しながら、通気性を確保することができるシートシャッターカーテンの構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシートシャッターカーテン11の構造は、開口部29の形成されたシート本体25と、
前記シート本体25の前記開口部29の内周縁部に沿って設けられた止着部材15,17と、
前記開口部29の前記内周縁部に設けられた止着部材15,17に対して着脱自在となって止着される被止着部材15,17が外周縁部に設けられた着脱シート31,33と、
を具備することを特徴とする。
本発明の請求項1記載のシートシャッターカーテン11の構造は、開口部29の形成されたシート本体25と、
前記シート本体25の前記開口部29の内周縁部に沿って設けられた止着部材15,17と、
前記開口部29の前記内周縁部に設けられた止着部材15,17に対して着脱自在となって止着される被止着部材15,17が外周縁部に設けられた着脱シート31,33と、
を具備することを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25に形成されている開口部29に、着脱シート31,33が取り付けられ、開口部29が着脱シート31,33によって覆われる。着脱シート31,33を取り外すことで、開口部29を開放することができる。これにより、シートシャッターカーテン11を閉鎖した状態で、通気性の確保が可能となる。着脱シート31,33は、開口部29の内周縁部に設けられた止着部材15,17と、着脱シート31,33の外周縁部に設けられた被止着部材15,17とを接触などで互いに係着し、また剥がすなど互いを離脱させることで開口部29に対しての取り付け・取り外しが可能となる。
本発明の請求項2記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記シート本体25の前記開口部29には、予めネット材43が固着されていることを特徴とする。
前記シート本体25の前記開口部29には、予めネット材43が固着されていることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、着脱シート31を取り外さなくとも、開口部29に固着されたネット材43によって、開口部29を全開放せずに、通気性を確保することが可能となる。
本発明の請求項3記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1または2記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記着脱シート31が、前記シート本体25と同素材によって形成されていることを特徴とする。
前記着脱シート31が、前記シート本体25と同素材によって形成されていることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25と同素材のシート材からなる着脱シート31が、開口部29に対して着脱されることで、開口部29が全開放、また閉鎖可能となる。
本発明の請求項4記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記着脱シート33が、ネット材によって形成されていることを特徴とする。
前記着脱シート33が、ネット材によって形成されていることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、ネット材からなる着脱シート33が、開口部29に対して着脱されることで、開口部29が全開放でない通気状態、また全開放となる。また、このネット材からなる着脱シート33は、シート材からなる着脱シート31と交換することも可能となる。つまり、開口部29に、ネット材またはシート材が取り付け可能となる。
本発明の請求項5記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1〜4のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記止着部材と前記被止着部材の少なくとも一部が、面ファスナー17よりなることを特徴とする。
前記止着部材と前記被止着部材の少なくとも一部が、面ファスナー17よりなることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、着脱シート31,33が、開口部29の内周縁部と、着脱シート31,33の外周縁部とに設けられている面ファスナー17を接触、または剥がすことにより、シート本体25に対して取り付け、取り外し可能となる。
本発明の請求項6記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1〜5のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記開口部29の少なくとも吊元側の上縁部に設けられる前記止着部材と、該止着部材に止着される前記着脱シートの前記被止着部材とが、スライドファスナー15で構成されることを特徴とする。
前記開口部29の少なくとも吊元側の上縁部に設けられる前記止着部材と、該止着部材に止着される前記着脱シートの前記被止着部材とが、スライドファスナー15で構成されることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、スライドファスナー15で互いが止着される部分があることで、シートシャッターカーテン11の全体が強風などで煽られることがあっても、着脱シート31,33が容易にシート本体25から剥がれてしまうことがない。また、着脱シート31,33の取り付けの際、開口部29の上縁部に設けられているスライドファスナー15の務歯列35と、着脱シート31,33に設けられている務歯列35とが、務歯列同士を係合・係合解除する務歯列係脱具37によって仮固定可能となる。
本発明の請求項7記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記シート本体25の前記開口部29が複数形成され、
複数の前記開口部29のそれぞれに、前記着脱シート31,33が取り付けられることを特徴とする。
前記シート本体25の前記開口部29が複数形成され、
複数の前記開口部29のそれぞれに、前記着脱シート31,33が取り付けられることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25の異なる位置に複数の開口部29が配置される。それぞれの開口部29が例えば同一形状で、その開口部形状に応じた同一形状のネット材、シート材からなる着脱シート31,33を用いることで、好みの位置の開口部29にネット材やシート材の着脱シート31,33が任意に取り付け可能となる。
本発明の請求項8記載のシートシャッターカーテン11の構造は、請求項1〜7のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテン11の構造であって、
前記着脱シートが、前記開口部29の面積よりも小さい複数の分割着脱シート39からなることを特徴とする。
前記着脱シートが、前記開口部29の面積よりも小さい複数の分割着脱シート39からなることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の構造では、一つの開口部29に対して、複数の小さな分割着脱シート39が取り付け可能となる。分割の数は限定されない。分割着脱シート39は、開口部29の面積を少なくとも2つ以上に分割する面積に形成されていればよい。また、分割着脱シート39の分割方向も、開口部29の上下方向、左右方向、斜め方向の何れであってもよい。これら分割着脱シート39は、任意の数が開口部29に取り付けられる。分割着脱シート39の全てが取り付けられれば、開口部29は、閉鎖される。また、開口部29は、分割着脱シート39が取り外された部分だけが開放可能となる。
本発明に係る請求項1記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、シート本体に形成された開口部に対し、着脱シートが取り付け自在としたことから、シートシャッターカーテン閉鎖状態においても、着脱シートを取り外すことで、鳥等の侵入を防止しながら、通気性を確保することができる。着脱シートは、止着部材と被止着部材とによって容易に取り外しが可能となる。
本発明に係る請求項2記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、シートシャッターカーテンを閉じた状態であっても、開口部に設けたネット材によって通気性を確保することができ、鳥や虫の侵入も防止できる。また、通気性を必要としない場合には、着脱シートを取り付けることで閉鎖することが可能となる。
本発明に係る請求項3記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、開口部をシート本体と同素材のシート材からなる着脱シートによって閉鎖することができる。特に冬場の寒気の流入を防止したり、遮光性を得ることができる。
本発明に係る請求項4記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、ネット材からなる着脱シートと、シート材からなる着脱シートとを適宜取り付ける交換が可能となる。これにより、シートシャッターカーテンを、通気性を必要とする場合にはネット仕様とし、通気性が必要ない場合にはシート仕様とすることができる。
本発明に係る請求項5記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、着脱シートが、面ファスナーによって簡便に着脱できる。
本発明に係る請求項6記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、吊元側にスライドファスナーを配したことで、シート本体と着脱シートとを確り固定できる。スライドファスナーが上縁部となることで、着脱シートを吊りながら支持状態で作業でき、着脱作業を容易に且つ安全にできる。
本発明に係る請求項7記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、所望の位置の開口部を閉鎖、または通気可能に組み合わせることができる。
本発明に係る請求項8記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、開口部よりも小さめの着脱シートにより、開口部を部分的に閉塞させるなど、通気性の加減、遮蔽性の加減を調整できる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造を備えるシートシャッター装置13の斜視図、図2は図1に示したシートシャッターカーテン11へ着脱される着脱シートの組合せ例を表す正面図、図3は図2に示したスライドファスナー15の拡大図、図4は図2に示した面ファスナー17による取付手順を表す斜視図である。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造は、シートシャッター装置13に適用される。シートシャッター装置13は、カーテン収納部19と、シートシャッターカーテン11と、一対のガイドレール21とに大別して構成される。
図1は本発明の実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造を備えるシートシャッター装置13の斜視図、図2は図1に示したシートシャッターカーテン11へ着脱される着脱シートの組合せ例を表す正面図、図3は図2に示したスライドファスナー15の拡大図、図4は図2に示した面ファスナー17による取付手順を表す斜視図である。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造は、シートシャッター装置13に適用される。シートシャッター装置13は、カーテン収納部19と、シートシャッターカーテン11と、一対のガイドレール21とに大別して構成される。
建物開口部23の設けられた建物躯体のまぐさ上部には下地部材を介してカーテン収納部19が取り付けられ、カーテン収納部19は電動開閉機(図示略)により回転される巻取シャフト(図示略)を内設する。建物開口部23の両側にはカーテン収納部19を挟んで上下に延在する一対のガイドレール21が取り付けられる。ガイドレール21は、建物躯体に固定される。ガイドレール21は、巻取シャフトに巻装されカーテン収納部19のカーテン出入口から巻き取り、繰り出されるシートシャッターカーテン11のカーテン左右側縁をガイドする。
シートシャッターカーテン11は、布製のスクリーン、あるいは塩化ビニールやウレタン等の軟性樹脂シート、さらにはゴムまたはゴム状物質により形成されたシート等を用いることができる。また、防火や防煙等の防災目的に使用する場合には、例えば、シリカクロスまたはガラスクロス、あるいはこれらに耐火被覆材としての耐火塗料や防水被覆材を吹き付け若しくは塗布しまたは含浸させたもの等を好適に用いることができる。さらに、シート等は、ワイヤーメッシュ等の補強用の金属あるいは樹脂線材等と組み合わされたものであってもよい。
シートシャッターカーテン11は、シート本体25と、下部着脱部材27とを有する。シート本体25は、ガイドレール21に側部務歯列を介しカーテン左右側が抜け止めされて昇降が案内される。下部着脱部材27は、シート本体25に対して着脱自在に取り付けられている。下部着脱部材27は、ガイドレール21の内々の寸法となる。つまり、ガイドレール内には入らない。
シートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25に、開口部29が形成される。開口部29は、図例の四角形等の多角形状の他、円形状等であってもよい。シート本体25の開口部29の内周縁部には、この内周縁部に沿って止着部材が設けられる。シート本体25の開口部29には、着脱シートが着脱自在に取り付けられる。着脱シートは、止着部材に対して着脱自在となる被止着部材が、外周縁部に設けられている。着脱シートは、止着部材と被止着部材とによって、開口部29に対して着脱自在となっている。
図2に示すように、着脱シートは、シート本体25と同素材のシート材によって形成することができる。この場合、着脱シートは、着脱密閉シート31となる。また、着脱シートは、ネット材によって形成することができる。この場合、着脱シートは、着脱通気シート33となる。
シートシャッターカーテン11の構造は、止着部材と被止着部材の少なくとも一部が、面ファスナー17よりなる。本実施形態において、面ファスナー17の一方は、四角形状となる開口部29の左右辺部と、下辺部の三辺に設けられている。これに応じて、着脱密閉シート31、着脱通気シート33の各辺部に面ファスナー17の他方が設けられている。なお、この面ファスナー17は、各辺部に沿い、連続して設けられてもよく、或いは各辺部に断続して設けられることとしてもよい。
また、シートシャッターカーテン11の構造は、開口部29の少なくとも吊元側の上縁部に設けられる止着部材と、この止着部材に止着される被止着部材とが、スライドファスナー15で構成されてもよい。スライドファスナー15は、図3に示す一対の務歯列35と、一対の務歯列35が、務歯列係脱具37によって係合・係合解除される。務歯列係脱具37によって係合された着脱シートは、開口部29から取り外される。着脱シートは、先ず、スライドファスナー15によって開口部29の上縁部に取り付けられた後、図4に示すように、左右辺部と、下辺部とが面ファスナー17によって取り付けられる。
図5はネット材付きの開口部29にシート材からなる着脱シートが取り付けられる変形例を説明する正面図である。
また、シートシャッターカーテン11の構造は、シート本体25の開口部29に、予めネット材43が固着されていてもよい。この場合のネット材43は、開口部29から取り外せない。ネット材43が固着された開口部29の内周縁部には、上記同様に上縁部にスライドファスナー15、左右辺部および下辺部に面ファスナー17が設けられている。これにより、開口部29には、ネット材43を覆うようにして着脱密閉シート31が着脱自在となっている。従って、着脱密閉シート31を取り外せば、鳥等の侵入を防ぎながら通気性が確保され、着脱密閉シート31が取り付けられれば、冬季の寒気の流入等を防ぐことが可能となる。
また、シートシャッターカーテン11の構造は、シート本体25の開口部29に、予めネット材43が固着されていてもよい。この場合のネット材43は、開口部29から取り外せない。ネット材43が固着された開口部29の内周縁部には、上記同様に上縁部にスライドファスナー15、左右辺部および下辺部に面ファスナー17が設けられている。これにより、開口部29には、ネット材43を覆うようにして着脱密閉シート31が着脱自在となっている。従って、着脱密閉シート31を取り外せば、鳥等の侵入を防ぎながら通気性が確保され、着脱密閉シート31が取り付けられれば、冬季の寒気の流入等を防ぐことが可能となる。
図6は図5に示したシート材からなる着脱シートが巻き上げられた状態を表す斜視図である。
ネット材43の固着された開口部29に取り付けられた着脱密閉シート31は、例えば下辺部を巻き上げることで、閉鎖されたシートシャッターカーテン11の下辺部を、所望面積で開放することが可能となる。この場合、着脱密閉シート31の巻回部分を保持する例えばクリップ状の保持具(図示略)等が設けられる。
ネット材43の固着された開口部29に取り付けられた着脱密閉シート31は、例えば下辺部を巻き上げることで、閉鎖されたシートシャッターカーテン11の下辺部を、所望面積で開放することが可能となる。この場合、着脱密閉シート31の巻回部分を保持する例えばクリップ状の保持具(図示略)等が設けられる。
図7はネット材43が固着された開口部29に、分割着脱シート39が取り付けられた例を表す斜視図である。
シートシャッターカーテン11の構造は、着脱シートが、開口部29の面積よりも小さい複数の分割着脱シート39からなってもよい。この分割着脱シート39は、シート材からなる。例えば、分割着脱シート39を、ネット材43の固着された開口部29の一部分、図示の例では下半部に取り付けることで、他の部分である上半部のみ通気性を確保することが可能となる。分割着脱シート39は、辺部に設けられた面ファスナー17によって開口部29の任意の位置、高さで着脱が可能となる。
シートシャッターカーテン11の構造は、着脱シートが、開口部29の面積よりも小さい複数の分割着脱シート39からなってもよい。この分割着脱シート39は、シート材からなる。例えば、分割着脱シート39を、ネット材43の固着された開口部29の一部分、図示の例では下半部に取り付けることで、他の部分である上半部のみ通気性を確保することが可能となる。分割着脱シート39は、辺部に設けられた面ファスナー17によって開口部29の任意の位置、高さで着脱が可能となる。
図8は上下複数形成された開口部29のそれぞれにネット材またはシート材からなる着脱シートが取り付けられる例を表す斜視図、図9は図8の開口部29が左右に形成された例を表す斜視図である。
シートシャッターカーテン11の構造は、シート本体25に複数の開口部29が形成され、複数の開口部29のそれぞれに、着脱シートが取り付けられてもよい。図8に示すように、開口部29が上下に形成される場合には、上下の開口部29の一方に着脱密閉シート31を取り付け、他方に着脱通気シート33を取り付けることが可能となる。また、シート本体25に複数形成される開口部29は、図9に示すように、特に間口寸法が大きいシートシャッターカーテン11の場合、左右に形成した一方に着脱密閉シート31を取り付け、他方に着脱通気シート33を取り付ける等有用となる。
シートシャッターカーテン11の構造は、シート本体25に複数の開口部29が形成され、複数の開口部29のそれぞれに、着脱シートが取り付けられてもよい。図8に示すように、開口部29が上下に形成される場合には、上下の開口部29の一方に着脱密閉シート31を取り付け、他方に着脱通気シート33を取り付けることが可能となる。また、シート本体25に複数形成される開口部29は、図9に示すように、特に間口寸法が大きいシートシャッターカーテン11の場合、左右に形成した一方に着脱密閉シート31を取り付け、他方に着脱通気シート33を取り付ける等有用となる。
なお、上述した各実施形態ではシート本体25の左右側端部に務歯列を具備し、ガイドレール21に対してカーテン左右側が抜け止めされ昇降案内される例について示したが、シート本体25の左右側端部は、務歯列ではなく、例えばシート本体25の中央部等と同じシート材やこのシート材にガイドレール21に対する適宜の抜け止め部材が設けられているものでもよい。ガイドレール21の構成もこのシート本体25端部を挿入できるものでもよい。
また、下部着脱部材27について、上述した実施形態では、ガイドレール21の内々の寸法とし、ガイドレール内には左右端部が入らない例として述べたが、この下部着脱部材27は、例えば左右端部の厚みを薄くしたり、厚さが薄い部材を取り付けたりして、ガイドレール21内に挿入される構成としてもよい。
また、下部着脱部材27について、上述した実施形態では、ガイドレール21の内々の寸法とし、ガイドレール内には左右端部が入らない例として述べたが、この下部着脱部材27は、例えば左右端部の厚みを薄くしたり、厚さが薄い部材を取り付けたりして、ガイドレール21内に挿入される構成としてもよい。
さらに、図2等に示されているように、着脱シート31,33の着脱を容易にするために、開口部29および止着部材15,17は、ガイドレール21内には挿入されていない箇所に設けられていることが好ましく、また、少なくともシートシャッターカーテン11の全閉鎖時においては、カーテン収納部19内には収容されておらず、建物開口部23に露出していることが好ましい。
次に、上記の構成を有するシートシャッターカーテン11の構造の作用を説明する。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25に形成されている開口部29に、着脱シートが取り付けられ、開口部29が着脱シートによって覆われる。着脱シートをシート材よりなる着脱密閉シート31とした場合、この着脱密閉シート31を取り外すことで、開口部29を全開放することができる。これにより、シートシャッターカーテン11を閉鎖した状態で、通気性の確保が可能となる。着脱シートは、開口部29の内周縁部に設けられた止着部材と、着脱シートの外周縁部に設けられた被止着部材とを接触などで互いに係着し、また剥がすなど互いを離脱させることで開口部29に対しての取り付け・取り外しが可能となる。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25に形成されている開口部29に、着脱シートが取り付けられ、開口部29が着脱シートによって覆われる。着脱シートをシート材よりなる着脱密閉シート31とした場合、この着脱密閉シート31を取り外すことで、開口部29を全開放することができる。これにより、シートシャッターカーテン11を閉鎖した状態で、通気性の確保が可能となる。着脱シートは、開口部29の内周縁部に設けられた止着部材と、着脱シートの外周縁部に設けられた被止着部材とを接触などで互いに係着し、また剥がすなど互いを離脱させることで開口部29に対しての取り付け・取り外しが可能となる。
また、シートシャッターカーテン11の構造では、着脱シートを取り外さなくとも、開口部29に固着されたネット材43によって、開口部29を全開放せずに、通気性を確保することが可能となる。その結果、シートシャッターカーテン11を閉じた状態で、ネット材43によって通気性を確保することができ、鳥や虫の侵入も防止できる。
さらに、シートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25と同素材のシート材からなる着脱密閉シート31が、開口部29に対して着脱されることで、開口部29が全開放、また閉鎖可能となる。その結果、開口部29をシート本体25と同素材のシート材からなる着脱密閉シート31によって閉鎖することができる。特に冬場の寒気の流入を防止できる。
また、シートシャッターカーテン11の構造では、ネット材からなる着脱通気シート33が、開口部29に対して着脱されることで、開口部29が全開放でない通気状態、また全開放となる。このネット材からなる着脱通気シート33は、シート材からなる着脱密閉シート31と交換することも可能となる。つまり、開口部29に、ネット材またはシート材が取り付け可能となる。その結果、ネット材からなる着脱通気シート33と、シート材からなる着脱密閉シート31とを適宜取り付ける交換が可能となる。これにより、シートシャッターカーテン11を、通気性を必要とする場合にはネット仕様とし、通気性が必要ない場合にはシート仕様とすることができる。その他、着脱シートは、色違い、デザインの違い、或いは損傷時にも容易に交換可能である。
シートシャッターカーテン11の構造では、着脱シートが、開口部29の内周縁部と、着脱シートの外周縁部とに設けられている面ファスナー17を接触、または剥がすことにより、シート本体25に対して取り付け、取り外し可能となる。その結果、着脱シートが、簡便に着脱できる。
また、シートシャッターカーテン11の構造では、スライドファスナー15で互いが止着される部分があることで、シートシャッターカーテン11の全体が強風などで煽られることがあっても、着脱シートが容易にシート本体25から剥がれる或いは脱落してしまうことがない。着脱シートの取り付けの際、開口部29の上縁部に設けられているスライドファスナー15の務歯列35と、着脱シートに設けられている務歯列35とが、務歯列同士を係合・係合解除する務歯列係脱具37によって仮固定可能となる。その結果、吊元側にスライドファスナー15を配したことで、シート本体25と着脱シートとを確り固定できる。さらに、スライドファスナー15が上縁部なので、着脱シートを吊りながら支持状態で作業でき、着脱作業を容易にできる。
さらに、シートシャッターカーテン11の構造では、シート本体25の異なる位置に複数の開口部29が配置される。それぞれの開口部29が同一形状で、その開口部形状に応じた同一形状のネット材、シート材からなる着脱シートを用いることで、好みの位置の開口部29に着脱通気シート33や着脱密閉シート31が取り付け可能となる。その結果、所望の位置の開口部29を閉鎖、または通気可能にできる。
また、このシートシャッターカーテン11の構造では、一つの開口部29に対して、複数の小さな分割着脱シート39が取り付け可能となる。分割の数は限定されない。分割着脱シート39は、開口部29の面積を少なくとも2つ以上に分割する面積に形成されていればよい。分割着脱シート39の分割方向も、開口部29の上下方向、左右方向、斜め方向の何れであってもよい。これら分割着脱シート39は、任意の数が開口部29に取り付けられる。分割着脱シート39の全てが取り付けられれば、開口部29は、閉鎖される。また、開口部29は、分割着脱シート39が取り外された部分だけが開放可能となる。その結果、開口部29よりも小さめの着脱シートにより、開口部29を部分的に閉塞させるなど、通気性の加減を調整できる。
従って、本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の構造によれば、閉鎖状態においても鳥等の侵入を防止しながら、通気性を確保することができる。また、着脱シートである着脱通気シート33、着脱密閉シート31は、止着部材と被止着部材とによって容易に取り外しが可能となり、通気状態と閉鎖状態とを容易に選択することができる。
11…シートシャッターカーテン
15…止着部材,被止着部材(スライドファスナー)
17…止着部材,被止着部材(面ファスナー)
25…シート本体
29…開口部
31…着脱シート(着脱密閉シート)
33…着脱シート(着脱通気シート)
39…分割着脱シート
43…ネット材
15…止着部材,被止着部材(スライドファスナー)
17…止着部材,被止着部材(面ファスナー)
25…シート本体
29…開口部
31…着脱シート(着脱密閉シート)
33…着脱シート(着脱通気シート)
39…分割着脱シート
43…ネット材
Claims (8)
- 開口部の形成されたシート本体と、
前記シート本体の前記開口部の内周縁部に沿って設けられた止着部材と、
前記開口部の前記内周縁部に設けられた止着部材に対して着脱自在となって止着される被止着部材が外周縁部に設けられた着脱シートと、
を具備することを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記シート本体の前記開口部には、予めネット材が固着されていることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1または2記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記着脱シートが、前記シート本体と同素材によって形成されていることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記着脱シートが、ネット材によって形成されていることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記止着部材と前記被止着部材の少なくとも一部が、面ファスナーよりなることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記開口部の少なくとも吊元側の上縁部に設けられる前記止着部材と、該止着部材に止着される前記着脱シートの前記被止着部材とが、スライドファスナーで構成されることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記シート本体の前記開口部が複数形成され、
複数の前記開口部のそれぞれに、前記着脱シートが取り付けられることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。 - 請求項1〜7のいずれか1つに記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
前記着脱シートが、前記開口部の面積よりも小さい複数の分割着脱シートからなることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014114133A JP2015227586A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | シートシャッターカーテンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014114133A JP2015227586A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | シートシャッターカーテンの構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=54885180
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JP (1) | JP2015227586A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105888516A (zh) * | 2016-05-17 | 2016-08-24 | 山东大学 | 一种多功能碳纤维防雾霾纱窗 |
-
2014
- 2014-06-02 JP JP2014114133A patent/JP2015227586A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105888516A (zh) * | 2016-05-17 | 2016-08-24 | 山东大学 | 一种多功能碳纤维防雾霾纱窗 |
CN105888516B (zh) * | 2016-05-17 | 2017-09-12 | 山东大学 | 一种多功能碳纤维防雾霾纱窗 |
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