JP2015226264A - 画像処理装置、それを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、それを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚の原稿を読取る際に、重送を精度よく検出することができる画像処理装置、それを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、複数枚の原稿を搬送して読取り画像データを生成する処理を2回実行し(ステップ400及び408)、2回目の処理の実行前には、原稿の向きを1回目の処理の実行時の向きから変更する要求を提示し(ステップ404)、2回の処理により算出される1組の原稿の搬送回数、1組の総データサイズ、及び1組の総文字数のうちの少なくとも2組に関して、各組の値を比較し、比較結果に応じて2回の処理における重送の発生の有無を判定する(ステップ412)。これにより、重送を精度よく検出することができ、重送が発生せずに生成された画像データを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数枚の原稿を読取る際に、2枚以上の原稿が重なって搬送されたことを検出することができる画像処理装置、それを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録用紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)は、コピーモード、ファクシミリモード、通信ネットワーク(以下、単にネットワークともいう)対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の機能を備える。
画像形成装置のコピー機能においては、画像入力装置(スキャナ等)により原稿をスキャンして画像データを生成し、給紙トレイから記録紙を引出して画像形成部まで搬送し、生成された画像データに基づいて記録紙の表面に画像を形成(以下、印刷ともいう)する。例えば、電子写真方式を利用する場合、感光体ドラム上又は転写体上に担持されているトナー像を、搬送された記録紙に転写した後、加熱及び加圧して記録紙上に画像を固着させる。
複数枚の原稿を、画像入力装置によるスキャンが可能なように、自動的に搬送する装置として、自動原稿送り装置が知られている。自動原稿送り装置は、トレイにセットされた原稿を、ピックアップローラにより1枚ずつ取込み、画像入力装置のスキャン位置まで搬送するように設計されている。しかし、ピックアップローラにより一度に複数枚の原稿が取込まれて搬送されてしまうことがある(以下、重送という)。そのような場合、原稿の一部のページがスキャンされない問題がある。
予め原稿の枚数がわかっていれば、原稿が搬送された回数をカウントするだけで、重送の発生を知ることができる。搬送回数が原稿枚数と一致すれば重送は発生せず、一致しなければ、重送が発生したことになる。しかし、大量の原稿を読取る場合、又は、コピーする場合等、原稿の枚数を正確に数えることが難しいこともある。
下記特許文献1は、重送を解決するための技術を開示している。特許文献1には、装置を大型化することなく原稿の重送を検出するために、原稿を複数回スキャンし、それぞれのスキャンにおいて搬送された原稿の総ページ数を比較し、その比較結果をユーザに知らせる技術が開示されている。総枚数が一致していなければ、原稿の重送が発生したことになる。
特開2012−50002号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、重送の検出精度が十分ではない。原稿を複数回スキャンして、総ページ数が異なっていれば、重送が発生したことが分かるが、総ページ数が一致したとしても、重送が発生した可能性は依然として残る問題がある。
また、ホッチキスで止められていた原稿からホッチキスを取除いて、その原稿をスキャンする場合、原稿が十分にさばかれていなければ重送が発生し易い。一度重送が発生した原稿を、そのまま再度スキャンしても、同じ位置で重送が発生する(同じ複数ページが重送される)可能性が高い。したがって、複数回スキャンを実行しても、総ページ数が同じになってしまい、重送を検出できない可能性が高い。
製本されていた本、若しくは雑誌等の端部がのり付けされていた原稿、又は、原稿の端に折れがある原稿等を読取る場合にも、上記と同様に、特許文献1に開示された技術では重送を検出することができない可能性が高い。
したがって、本発明は、複数枚の原稿を読取る際に、重送を精度よく検出することができる画像処理装置、それを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係る画像処理装置は、セットされた複数枚の原稿を搬送するための搬送装置により複数枚の原稿の搬送が開始されてから搬送が完了するまでの搬送回数を計数する計数部と、原稿が搬送される毎に、読取装置により、原稿が読取られて生成された複数の画像データの総データサイズを算出するデータサイズ算出部と、生成された複数の画像データの全てに含まれる文字を計数して総文字数を算出する文字数算出部と、複数枚の原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組の搬送回数、1組の総データサイズ、及び1組の総文字数のうちの少なくとも2組に関して、各組の値を比較する比較部と、比較部による比較結果に応じて、2回の搬送における重送の発生の有無を判定する判定部とを含む。
これにより、複数枚の原稿を読取る際に、従来よりも精度よく重送を検出することができる。
好ましくは、画像処理装置は、2回の搬送のうち、2回目の搬送を実行する前に、原稿の向きを変えて原稿を搬送装置にセットすることを要求する。
これにより、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて搬送装置にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
より好ましくは、判定部は、比較部により比較された少なくとも2組のうち、少なくとも1組の値の差が所定値よりも大きければ、2回の搬送において重送が発生したと判定する。
さらに好ましくは、画像処理装置は、生成された画像データがカラー原稿に対応するか否かを判定し、複数の画像データの全てに対応するカラー原稿の枚数を算出するカラー原稿枚数算出部をさらに含む。比較部は、複数枚の原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組のカラー原稿の枚数を比較し、判定部は、1組のカラー原稿の枚数の差が所定値よりも大きければ、2回の搬送において重送が発生したと判定する。
これにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
好ましくは、文字数算出部は、原稿が搬送される毎に生成される画像データに含まれる文字の数であるページ内文字数を算出し、複数枚の原稿の全てが搬送されることにより、ページ内文字数の算出順序を維持して、ページ内文字数を要素とするベクトルを生成するベクトル生成部を含む。比較部は、複数枚の原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる2組のベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下であるか否かを判定する。判定部は、2組のベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下でなければ、2回の搬送において重送が発生したと判定する。
このように各ページ内の文字数を比較することにより、原稿全体の特徴だけを比較する場合よりも精度よく原稿の重送を検出することができる。
より好ましくは、データサイズ算出部は、原稿が搬送される毎に生成される画像データのデータサイズであるページデータサイズを算出し、複数枚の原稿の全てが搬送されることにより、ページデータサイズの算出順序を維持して、ページデータサイズを要素とするベクトルを生成するベクトル生成部を含む。比較部は、複数枚の原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる2組のベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下であるか否かを判定する。判定部は、2組のベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下でなければ、2回の搬送において重送が発生したと判定する。
このように各ページのデータサイズを比較することにより、原稿全体の特徴だけを比較する場合よりも精度よく原稿の重送を検出することができる。
本発明の第2の局面に係る画像形成装置は、上記の何れかの画像処理装置と、画像データにしたがって記録紙に画像を形成する画像形成部とを含む。
このような、画像形成装置は、複数枚の原稿を読取る際に、重送を精度よく検出することができ、重送が発生せずにスキャンされた画像データを使用して、ユーザが指定した機能(コピー機能、スキャナ機能、又はファクシミリ機等)を実行することができる。
本発明の第3の局面に係る画像処理プログラムは、画像処理装置に、セットされた複数枚の原稿を搬送するための搬送装置により複数枚の原稿の搬送が開始されてから搬送が完了するまでの搬送回数を計数する計数機能と、原稿が搬送される毎に原稿が読取られて生成された複数の画像データの総データサイズを算出するデータサイズ算出機能と、生成された複数の画像データの全てに含まれる文字を計数して総文字数を算出する文字数算出機能と、複数枚の原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組の搬送回数、1組の総データサイズ、及び1組の総文字数のうちの少なくとも2組に関して、各組の値を比較する比較機能と、比較機能による比較結果に応じて、2回の搬送における重送の発生の有無を判定する判定機能とを実現させる。
本発明の第4の局面に係る記録媒体は、上記の画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、画像処理装置は、複数枚の原稿を読取る際に、予め原稿枚数が分かっていない状態であっても、重送を従来よりも精度よく検出することができる。また、そのような画像処理装置を備えた画像形成装置は、重送が発生せずにスキャンされた画像データを使用して、ユーザが指定した機能(コピー機能、スキャナ機能、又はファクシミリ機等)を実行することができる。
特に、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて自動原稿送り装置にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置においてコピーを実行する場合の画像処理部内の信号の流れを示すブロック図である。 図1の画像形成装置において、Scan to e−mailを実行する場合の画像処理部内の信号の流れを示すブロック図である。 図1の画像形成装置において実行される、重送を検出するための制御プログラムを示すフローチャートである。 原稿の向きを変えてスキャンすることを指示するメッセージを含む画面を示す図である。 自動原稿読取り装置にセットされる原稿の向きを示す平面図である。 文字認識部の構成を示すブロック図である。 図4のデータ比較処理を示すフローチャートである。 図8において、文字数の比較よりもファイルサイズの比較を優先するように変更したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置において実行される、重送を検出するための制御プログラムのデータ比較処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置において実行される、各ページの文字数を比較する処理を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置において実行される、重送を検出するための制御プログラムのデータ比較処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置において実行される、重送を検出するための制御プログラムのデータ比較処理を示すフローチャートである。 図13において、複数の比較処理が直列に実行され得るように変更したフローチャートである。 スキャナ装置の構成を示すブロック図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置は、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能等の複数の機能を備えたデジタル複合機である。図1を参照して、画像形成装置100は、自動原稿送り装置(搬送装置)114、原稿読取部116、画像形成部118、画像処理部120、画像メモリ122、及び操作部124を備えている。
画像形成装置100は、画像形成装置100全体を制御するCPU102と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)104と、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)106と、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)108とを備えている。ROM104には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。
画像形成装置100はさらに、送受信部110及びバス112を備えている。CPU102、ROM104、RAM106、HDD108、送受信部110、自動原稿送り装置114、原稿読取部116、画像形成部118、画像処理部120、画像メモリ122、操作部124は、バス112に接続されている。バス112を介して、各部間のデータ(制御情報を含む)交換が行なわれる。
CPU102は、バス112を介してROM104からプログラムをRAM106上に読出して、RAM106の一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、CPU102は、ROM104に格納されているプログラムにしたがって画像形成装置100を構成する各部の制御を行ない、画像形成装置100の各機能を実現する。
操作部124は、タッチパネルディスプレイ及び操作キー(何れも図示せず)を備えている。操作部124は、ユーザによる画像形成装置100に対する指示等の入力を受付ける。
送受信部110は、NIC(Network Interface Card)及びFAXモデム(何れも図示せず)を備えている。NICは、外部のネットワーク(図示せず)に有線又は無線で接続され、画像形成装置100がネットワークを介して外部装置と通信するためのインターフェイスである。FAXモデムは、外部の電話回線(図示せず)に接続され、画像形成装置100が電話回線を介して外部装置とFAX通信するためのインターフェイスである。
CPU102は、操作部124に設けられたタッチパネルディスプレイ及び操作キーに対するユーザの操作を監視し、ユーザの操作にしたがって、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能を実行する。実行する機能に応じて、原稿から画像データを生成するために原稿読取部116が使用される。
原稿読取部116は、画像を読取るためのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)を備え、原稿自動送り装置114により搬送される原稿を読取って画像データを生成する。画像データは画像メモリ122に一時的に記憶される。画像処理部120は、生成した画像データに対して、種々の画像処理を実行する。画像形成部118は、画像データにしたがって記録紙に画像を印刷する。記録紙は給紙部に保持されており、給紙部から引出された記録紙は、搬送ローラによって画像形成部118の内部を搬送された後、画像が印刷される。画像が形成された記録紙は、排紙トレイに排出される。画像データは、必要に応じてHDD108に記憶される。
図2を参照して、ユーザが、操作部124を操作して、コピー機能を選択したときの処理について、具体的に説明する。原稿読取部116はCCDラインセンサにより、自動原稿送り装置114により、搬送された原稿から反射された光をR、G、B(R:赤、G:緑、B:青)に色分解された電気信号に変換する。CCDラインセンサにより入力されたカラー画像信号(RGBアナログ信号)は、A/D(アナログ/デジタル)変換部にてデジタル信号に変換され、シェーディング補正部にて原稿読取部116の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みが取除かれる。その後、入力処理部にてRGB信号のそれぞれに対してγ補正処理等が実行される。また、CPU102(計数手段)は、原稿読取部116により入力された(読取られた)原稿の枚数をカウントし、記憶部(図1のROM104、RAM106及びHDD108を含む)に保持しておく。
入力処理部から出力されたデータは、記憶部に引渡され、ファイリングデータとして管理される。このとき、画像データは、圧縮処理部において、例えば、JPEG圧縮アルゴリズムに基づいてJPEGコードに圧縮されて記憶部(例えばHDD108)に格納される。圧縮処理部(データサイズ算出手段)において、圧縮された画像データのデータサイズ(ファイルとして管理される場合には、ファイルサイズ)が求められる。
入力処理部の出力データは、文字認識部にも入力され、文字認識の対象となる。文字認識部による文字認識については後述する。また、入力処理部の出力データは、原稿自動判別部にも入力されてもよい。
コピー出力動作又はプリント出力動作を実行する場合には、HDD108からJPEGコードが読出されて伸張部に引渡され、復号化処理が実行され、RGBデータに変換される。
原稿自動判別部は、入力画像データに基づき、種々の判定処理を行ない、その結果を原稿判別データとして出力する。判定処理には、例えば、読取られた原稿がカラー原稿若しくは白黒原稿の何れであるかを判別する処理(自動カラー判別処理(ACS:Auto Color Selection))、ブランク原稿であるか否か(無地の原稿であるか否か)を判別する処理、原稿の種別が文字原稿、印刷写真原稿、若しくは、文字と印刷写真とが混在した原稿(以下、文字印刷写真原稿ともいう)の何れであるかを判別する処理、及び、原稿にどれくらいの濃さの下地が存在するかを判別する処理(下地検知)等が含まれる。
領域分離部においては、入力画像データの各画素がどのような種類の領域に属するかを判定する処理が実行される。例えば黒文字、色文字、又は網点等の何れの領域に属する画素であるかが判定される。領域分離結果を表す出力信号である領域分離信号は、黒生成/下色除去部、空間フィルタ部、及び中間調生成部に入力される。
下地除去処理部では、原稿自動判別部での判定結果、又は、ユーザによる操作部124の操作により入力される下地除去の除去レベルに基づいて下地除去処理が実行される。
色補正部では、RGB信号の補色であるCMY(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー)信号が生成されると共に色再現性を高める処理が実行され、黒生成/下色除去部にてCMYK(K:黒)4色信号に変換される。空間フィルタ部ではCMYK信号に対して強調処理、又は平滑化処理等が実行される。
変倍処理部では、ユーザが指定した倍率に応じて、又は、ページ集約機能(2in1、4in1等)若しくは縁無し印刷等の予め定められた倍率に応じて変倍処理が実行される。但し、変倍率によっては、本処理部が処理を実行しない場合(スルー)がある。
出力階調補正部では、記録紙等の記録媒体に出力するための出力γ補正処理が実行される。中間調生成部では、画像を出力するための階調再現処理が実行される。
中間調処理部から出力されたCMYK信号は画像形成部118に引渡され、出力画像が形成される。なお、画像形成部118は、例えば電子写真方式プリンタ、又はインクジェット方式プリンタ等である。
図3を参照して、ユーザが、操作部124を操作して、scan to e−mail機能を選択したときの処理について、具体的に説明する。scan to e−mail機能とは、原稿をスキャンして得られた画像データを、電子メールに添付して送信する機能である。
コピー機能が選択された場合と同様に、原稿読取部116はCCDラインセンサにより、自動原稿送り装置114により、搬送された原稿から反射された光をR、G、B(R:赤、G:緑、B:青)に色分解された電気信号に変換する。生成されたRGB信号に対して、A/D変換部、シェーディング補正部、入力処理部、及び圧縮処理部が各処理を実行する。
上記のコピー機能が選択された場合と異なる点は、色補正部の処理が異なる点と、黒生成/下色除去部及び中間調生成部が、入力される画像データに対して処理を行なわず(以下、スルーともいう)、画像データをそのまま後段のブロックに出力する点である。黒生成/下色除去部がスルーされるので、中間調生成部からはR’G’B’の画像データが出力される。
色補正部では、入力されるRGB画像データは、一般に普及している表示装置の表示特性に適合したR’G’B’の画像データ(例えば、sRGBデータ)に変換され、空間フィルタ部にて領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、及び平滑化処理等)が行なわれる。出力階調補正部では、例えば、文字領域、又は文字以外の領域それぞれの領域に最適なガンマ曲線を用いた補正が行なわれる。中間調生成部から出力されたR’G’B’の画像データはフォーマット化処理部において、PDF形式等のファイル形式に変更され、メール処理部(図示せず)にて電子メールに添付される。電子メールは、送受信部110から通信ネットワークに出力され、相手先に送信される。
なお、上記の処理は、CPU102の制御の下で実行される。画像形成装置100が、DSP(Digital Signal Processor)(図示せず)を備えていれば、上記の処理はDSPにより制御されてもよい。
以下、図4を参照して、画像形成装置100において実行される、重送を検出するための制御プログラムに関して説明する。本プログラムは、ユーザにより操作部124が操作され、自動原稿読取り装置114を使用する機能(例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、又はscan to e−mail機能等)が選択されて、その実行条件が設定された後に実行が指示されたことを受けて、実行される。
ステップ400において、CPU102は、1回目の処理として、自動原稿読取り装置114を制御して原稿を1枚ずつ搬送し、画像処理部120を制御して、図2又は図3を参照して説明した一連の処理のうち、圧縮処理部による処理までを、原稿全体に関して実行する。このとき、上記したように、圧縮処理部において、原稿のページ単位で圧縮された画像データが生成され、原稿が全てスキャンされた後、1つのファイルとしてHDD108に記憶される。
また、CPU102は、搬送される原稿をセンサ等により検出し、原稿の搬送回数(以下、便宜上、原稿枚数ともいう)をカウントする。原稿が全てスキャンされた後には、原稿枚数(原稿の総搬送回数)が決定される。また、CPU102(文字数算出手段)は、文字認識部によるOCRにより、各画像データに含まれる文字数(以下、便宜上、ページ毎の文字数ともいう)を取得して、その累積値を求める。原稿が全てスキャンされた後には、原稿全体の総文字数が決定される。
ステップ402において、CPU102は、ステップ400での処理結果をRAM106又はHDD108に記憶する。処理結果は、原稿枚数、ファイルサイズ、及び文字数である。上記したように、原稿枚数は、原稿の総搬送回数であり、ファイルサイズは、HDD108に記憶された1つのファイル全体の総データサイズであり、文字数は、原稿全体の総文字数である。
ステップ404において、CPU102(要求提示手段)は、同じ原稿を、原稿の向きを変えて自動原稿読取り装置114にもう一度セットするように要求する。例えば、CPU102は、操作部124の表示パネルに、図5に示すようなメッセージを含む画面500表示する。画面500の領域502には、向きを変えて原稿をセットすることを要求するメッセージが表示されている。
なお、画像形成装置100が音声出力装置を備えていれば、音声により、原稿の向きを変えて自動原稿読取り装置114にもう一度セットするように要求してもよい。
通常、自動原稿読取り装置114にセットされる原稿の向きは、図6に示すように4種類の何れかである。図6の(a)〜(d)において、原稿の搬送方向は同じ(例えば左方向)である。1回目の処理(ステップ400)で図6の(a)に示した配置で原稿がセットされた場合には、原稿の向きを変えた配置とは、図6の(b)に示すように反時計方向に90度回転させた配置、図6の(c)に示すように180度回転させた配置、又は、図6の(d)に示すように反時計方向に270度回転させた配置を意味する。
ステップ406において、CPU102は、自動原稿読取り装置114に原稿がセットされ、実行が指示されたか否かを判定する。具体的には、CPU102は、操作部124に表示された画面500のOKボタン504が押されたか否かを判定する。実行が指示されたと判定された場合、制御はステップ408に移行する。そうでなければ、ステップ406が繰返される。
ステップ408において、CPU102は、2回目の処理をステップ400と同様に実行する。このとき、原稿のスキャンに関する条件(例えば解像度等)は、1回目の処理と同じである。
ステップ410において、CPU102は、ステップ402と同様に、ステップ408での処理結果をRAM106又はHDD108に記憶する。処理結果は、原稿枚数、ファイルサイズ、及び文字数である。
ステップ412において、CPU102(比較手段)は、ステップ402及びステップ410で記憶されたデータを比較する処理(以下、データ比較処理という)を実行する。データ比較処理に関しては後述する。データ比較処理により、1回目の処理によって得られたファイル、又は2回目の処理によって得られたファイルのうち、何れのファイルを使用するかが決定される。
ステップ414において、CPU102は、データ比較処理の結果を提示する。CPU102は、データ比較処理の結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが、1回目の処理によって得られたファイル、又は2回目の処理によって得られたファイルのうち、何れのファイルであるかを、例えば、操作部124の表示パネルに表示する。その後、本プログラムは終了する。
本プログラムが終了した後、図2又は図3を参照して説明した一連の処理のうち、伸長部による処理以降の処理が、ステップ412で決定された画像ファイルに対して実行される。
図7を参照して、文字認識部に関して説明する。文字認識部は、信号変換部、2値化処理部、傾き検知部、傾き補正部、OCR処理部、及びレイアウト解析部を備えている。
信号変換部は、RGBのカラー画像データを、例えば次式により輝度信号に変換する。
=0.30R+0.59G+0.11B
Y:各画素の輝度信号
R,G,B:各画素の各色成分の値
添え字i:画素毎に付与された値(iは1以上の整数)
2値化処理部は、画像データを2値化して2値画像データを生成する。具体的には、画像データにおける各画素の濃度(画素値)と予め設定された閾値とを比較することにより各画素値を2値化する。例えば、画像データが8ビットデータである場合、閾値を128とする。また、複数の画素(例えば5画素×5画素)からなるブロックにおける濃度(画素値)の平均値を、そのブロックの2値化に使用する閾値としてもよい。
解像度変換部は、2値化された画像データの解像度を低解像度化する。例えば、原稿が1200dpi、又は600dpiの条件で読込まれて生成された画像データを、300dpiの画像データに変換する。解像度変換の方法は、公知の方法を使用すればよく、例えば、ニアレストネイバー法、バイリニア法、又はバイキュービック法等を用いることができる。解像度変換部は、傾き検知部には300dpiの画像データを入力し、レイアウト解析部には、75dpiの画像データを入力する。レイアウト解析部がレイアウトを決定するためには、このように低解像度の画像データであってもよい。
傾き検知部は、例えば、特開平7−192086号公報に記載された方法を用いて、各頁の傾き検知を行なう。この方法では、2値化された画像データより、黒画素と白画素との境界点を複数個抽出し、各境界点の点列の座標データを求める。黒画素と白画素との境界は、例えば、各文字の上端における白/黒境界点の座標を求めメモリ(RAM106)に格納する。
点列座標データを参照して、この点列座標から回帰直線を求め、その回帰係数bを、b=Sxy/Sx により計算してメモリ(RAM106)に格納する。
ここで、Sx及びSyはそれぞれ変量x及びyの残差平方和であり、Sxyはxの残差及びyの残差の積の和である。即ち、Sx、Sy、及びSxyは、次式で表わされる。
Figure 2015226264
回帰係数bを用いて、画像の傾き角度(スキュー角度)θを、tanθ=b から算出する。
傾き補正部は、下記の式を用いて原稿の傾き補正を行なう。(X,Y)及び(X’,Y’)は、それぞれ補正前の座標及び補正後の座標を表しており、θは、原点を中心に、反時計回りの回転角を表す。
Figure 2015226264
なお、画素の座標は、読込まれた画像データの左端且つ上端の位置を原点として求める。
レイアウト解析部は、低解像度化された2値画像データに基づいて、画像データに含まれる文字の方向が縦書きであるか、又は横書きであるかを解析するレイアウト解析処理を行なう。具体的には、文字の外接矩形を求める。外接矩形間の距離に基づいて縦書き又は横書きの何れであるかを判定する。文字の外接矩形は、以下に示す(1)〜(4)の処理によって求める。
(1)最初のライン(1番上のライン)を注目ラインとし、黒画素にラベリングを行なう。
(2)注目ラインを1ラインだけ下に移動させ、黒画素について上記ラインとは異なるラベルをセットする。
(3)注目ラインとその1つ上のラインの黒画素の連結状態を判定し、連結している場合には画素が繋がっていると判断し、1つ上のラインにおける連結している黒画素と同じラベルに置換する。
(4)(1)〜(3)の処理を各ラインについて順次行ない、各ラインのラベル付け結果に基づいて文字の抽出を行なう。抽出した文字における上端、下端、左端及び右端の画素位置(画素の座標)を基に外接矩形を抽出する。
OCR処理部では、解像度変換された2値画像データとレイアウト解析結果を用いて文字認識処理を実行するとともに、文字認識に関する付帯情報(例えば、各ページに含まれる文字数)を算出する。具体的には、2値画像データ及びレイアウト解析結果に基づいて、画像データに含まれる文字の特徴量を抽出し、抽出結果を辞書データに含まれる文字の特徴量と比較して文字認識処理を行ない、類似する文字に対応する文字コードを検出する。そして、文字コードの検出結果に基づいてテキストデータを生成する。
図8を参照して、図4に示したステップ412のデータ比較処理に関して説明する。データ比較処理のステップ430において、CPU102は、原稿枚数を比較するか否かを判定する。ここでは、画像形成装置100の初期設定として、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数の何れを比較するかが予め設定されているとする。原稿枚数を比較するように設定されていれば、制御はステップ432に移行する。そうでなければ、制御はステップ438に移行する。
ステップ432において、CPU102は、ステップ402及びステップ410で記憶された原稿枚数に差があるか否か(原稿枚数が異なるか否か)を判定する。差があると判定された場合、制御はステップ434に移行する。そうでなければ(差がないと判定された場合)、制御はステップ436に移行する。
ステップ434において、CPU102(判定手段)は、1回目の処理(図4のステップ400)により記憶されたファイル、及び2回目の処理(図4のステップ408)により記憶されたファイルのうち、原稿枚数が多い方のファイルを最終出力データ(選択された機能の実行対象である画像ファイル)として決定する。原稿枚数が多い方のファイルを最終出力データとして決定するのは、原稿枚数が少ないことは、原稿が重送され、原稿の一部がスキャンされなかったことを意味するからである。そのようなファイルは、スキャンされなかったページに対応する画像データが欠落している。その後、制御は図4のステップ414に移行する。
ステップ432で差がないと判定された場合、ステップ436において、CPU102は、1回目の処理又は2回目の処理により記憶されたファイルを最終出力データとして決定する。原稿枚数に差がなければ、重送が発生していないと考えられる。したがって、1回目の処理及び2回目の処理により記憶されたファイルには優劣がないので、何れを使用してもよい。その後、制御は図4のステップ414に移行する。
原稿枚数を比較するように設定されていなければ、ステップ438において、CPU102は、文字数を比較するか否かを判定する。文字数を比較するように設定されていれば、制御はステップ440に移行する。そうでなければ、制御はステップ444に移行する。
ステップ440において、CPU102は、ステップ402及びステップ410で記憶された文字数の差が所定値以下であるか否かを判定する。文字数の差が所定値以下であれば、重送が発生していないと考えられ、制御はステップ436に移行し、上記した処理が実行される。そうでなければ(文字数の差が所定値よりも大きければ)、重送が発生していると考えられ、制御はステップ442に移行する。
文字数の差D1は、例えば、1回目の処理により得られた文字数をText1とし、2回目の処理により得られた文字数をText2として、
D1=abs(Text1−Text2)/avrage(Text1,Text2)
により求める。ここで、abs(x)はxの絶対値を求める演算子であり、avrage(x,y)は、xとyとの平均値を求める演算子である。
この場合、ステップ440では、D1≦TEXT であるか否かが判定される。TEXTは、例えば0.1である。TEXTは、この値に限定されず、適宜適切な値が使用され得る。
ステップ442において、CPU102は、1回目の処理(図4のステップ400)により記憶されたファイル、及び2回目の処理(図4のステップ408)により記憶されたファイルのうち、文字数が多い方のファイルを最終出力データとして決定する。その後、制御は図4のステップ414に移行する。
D1≦TEXT を満たさない場合、文字数の少ない方のファイルは重送され、ページの欠落が生じることで文字数が少なくなったと考えられるので、上記のように、文字数の多い方のファイルを最終出力データとして決定する。
文字数を比較するように設定されていなければ、ステップ444において、CPU102は、ステップ402及びステップ410で記憶されたファイルサイズの差が所定値以下であるか否かを判定する。ファイルサイズの差が所定値以下であると判定された場合、重送が発生していないと考えられ、制御はステップ436に移行し、上記した処理が実行される。そうでなければ(差が所定値よりも大きければ)、重送が発生していると考えられ、制御はステップ446に移行する。
ファイルサイズの差D2は、例えば、1回目の処理により得られたファイルサイズをSize1とし、2回目の処理により得られたファイルサイズをSize2として、
D2=abs(Size1−Size2)/avrage(Size1,Size2)
により求める。
この場合、ステップ444では、D2≦SIZE であるか否かを判定する。SIZEは例えば0.1である。SIZEは、この値に限定されず、適宜適切な値が使用され得る。
ステップ446において、CPU102は、1回目の処理(図4のステップ400)により記憶されたファイル、及び2回目の処理(図4のステップ408)により記憶されたファイルのうち、ファイルサイズが大きい方のファイルを最終出力データとして決定する。その後、制御は図4のステップ414に移行する。
D2≦SIZE を満たさない場合、ファイルサイズの小さい方のファイルは重送され、ページの欠落が生じることでファイルサイズが小さくなったと考えられるので、上記のように、ファイルサイズの多い方のファイルを最終出力データとして決定する。
以上、図4及び図8に示した処理により、画像形成装置100は、同じ原稿に対して2回スキャン処理を実行し、原稿枚数、文字数、又はファイルサイズを比較することにより、原稿の重送を検出し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。特に、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて自動原稿送り装置114にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
本実施の形態において、原稿の向きを変えずに、同じ原稿に対して2回スキャン処理を実行し、原稿枚数、文字数、又はファイルサイズを比較するようにしてもよい。即ち、上記したように、1回目のスキャン処理が完了すれば、ステップ404において、向きを変えて原稿をセットすることを要求する旨が提示される(図5参照)が、ユーザが提示された通りに向きを変えて原稿をセットするとは限らない。1回目のスキャン処理のときの原稿の向きと同じ向きに原稿がセットされて2回目のスキャン処理が実行されたとしても、2回スキャン処理を実行して得られた原稿枚数、文字数、又はファイルサイズを比較することにより、原稿の重送を検出し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。したがって、ステップ404における提示は任意である。
上記では、原稿枚数を比較するように設定されていなければ、文字数を比較するか否かを判定する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、原稿枚数を比較するように設定されていなければ、ファイルサイズを比較するか否かを判定してもよい。図9が図8と異なる点は、図8のステップ438が、新たなステップ450で置換えられ、ステップ440とステップ444とが交換され、ステップ442とステップ446とが交換されているだけである。図9において、図8と同じ参照番号が付された処理は、図8と同じである。
ステップ430において、原稿枚数を比較しないと判定された場合、ステップ450において、CPU102は、ファイルサイズを比較するように設定されているか否かを判定する。ファイルサイズを比較するように設定されている場合、制御はステップ444に移行し、ファイルサイズの差が所定値以下であるか否かが判定され、その結果に応じて、ステップ436又はステップ446が実行される。ファイルサイズを比較するように設定されていない場合、制御はステップ440に移行し、文字数の差が所定値以下であるか否かが判定され、その結果に応じて、ステップ436又はステップ442が実行される。
図9に示した処理により、図8と同様に、原稿の重送を検出し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。特に、原稿の向きを変えて2回目の処理が実行されることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
上記では、文字数又はファイルサイズの差が所定値以下である場合、2回の処理の何れにおいても重送が発生していないと考えて、1回目の処理又は2回目の処理により記憶されたファイルを最終出力データとして決定する(ステップ434)場合を説明したが、文字数又はファイルサイズの大きい方のファイルを最終出力データとして決定してもよい。
上記では、原稿枚数に差がなければ、重送が発生していないと考えて、1回目の処理又は2回目の処理により記憶されたファイルを最終出力データとして決定する(ステップ434)場合を説明したが、さらに、文字数又はファイルサイズを比較して、値が大きい方のファイルを最終出力データとして決定してもよい。即ち、原稿枚数が比較対象として設定されており(文字数及びファイルサイズは比較対象として設定されていない)、原稿枚数に差がなければ、文字数又はファイルサイズを比較する。
また、上記では、文字数の差又はファイルサイズの差が所定値よりも大きい場合、値が大きい方のファイルは重送が発生せずに生成されたと考えて、値が大きい方のファイルを最終出力データとして決定する(ステップ442又はステップ446)場合を説明したが、ユーザに再読込みすることを提示してもよい。
上記では、文字認識部により文字数が算出される場合に、傾き補正部により原稿の傾き補正が実行される場合を説明したが、これに限定されない。原稿の傾き補正を実行しなくてもよい。その場合には、図7から傾き検知部及び傾き補正部を除外して文字認識部を構成することができる。
原稿をスキャンして生成された画像に、ある程度スキューが生じていたとしても、OCR処理部は文字認識処理を実行することが可能であり、上記した重送の検出処理の精度には、それ程影響がない。原稿の傾き補正を実行しないことは、1回目の処理によって得られたファイル、又は2回目の処理によって得られたファイルを最終データとして決定する処理において、原稿のスキュー角度を考慮することを意味する。即ち、スキュー角度が大きくなると、文字の認識率が低下し、認識される文字数が少なくなる。したがって、最終出力データを選択する際、文字数が多いデータを選択することで、スキューの発生が少ない画像データを選択することができ、ユーザが指定した機能をより高い品質で実行することができる。
上記では、ユーザが機能を選択して、実行を指示した場合に、重送を検出するプログラムが実行される場合を説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザが予備スキャンモード等のモードを操作部124で選択して行なう場合に、重送を検出するプログラムが実行されるようにしてもよい。
上記では、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数の何れを比較するかが予め設定されている場合を説明したが、実行時に、ユーザが何れを比較するかを選択できてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、2回スキャンされた原稿の原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数の何れか1つの項目が比較されたのに対して、第2の実施の形態においては、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数のうち、複数の項目が比較される。
本実施の形態に係る画像形成装置は、図1〜3に示した第1の実施の形態に係る画像形成装置と同様に構成されている。また、本実施の形態に係る画像形成装置は、ユーザにより操作部が操作され、自動原稿読取り装置を使用する機能(例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、又はscan to e−mail機能等)が選択されて、その実行条件が設定された後に実行が指示されたことを受けて、図4に示した重送を検出するための制御プログラムを実行する。以下、図1〜4の参照番号を引用して説明する。
本実施の形態においては、第1の実施の形態と異なるデータ比較処理(図4のステップ412)が実行される。具体的には、図10に示すデータ比較処理が実行される。
図10のデータ比較処理においては、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数の全てが比較対象である。したがって、図10のデータ比較処理のプログラムの構成が、第1の実施の形態(図8)と異なる点は、ステップ430及びステップ438の判定処理を含まず、ステップ432、ステップ444及びステップ440が直列に実行され得るように構成されており、ステップ442及びステップ446が新たなステップ452に代替されている点である。図10において、図8と同じ参照番号が付された処理は、図8と同じである。
ステップ432において、CPU102は、2回の処理(図4のステップ400及びステップ408)で記憶された原稿枚数に差があるか否かを判定する。原稿枚数に差があれば、ステップ434において、CPU102は、2回の処理で記憶したファイルのうち、原稿枚数が多い方のファイルを最終出力データ(選択された機能の実行対象である画像ファイル)として決定する。原稿枚数が少ないことは、原稿が重送され、原稿の一部がスキャンされなかったことを意味するからである。
原稿枚数に差がなければ、制御はステップ444に移行し、CPU102は、ファイルサイズの差が所定値以下であるか否かを判定する。ファイルサイズの差が所定値以下でなければ、ステップ452においてCPU102は、再度、原稿を自動原稿送り装置114にセットして、実行を指示することを勧める旨を提示する。例えば、CPU102は、操作部124の表示パネルにその旨を表示する。
ファイルサイズの差が所定値よりも大きい場合、ファイルサイズの差は、重送が発生したことが原因であると考えられる。ここでは、原稿枚数が同じであるので、1回目の処理及び2回目の処理の何れか一方だけに重送が発生したとは考えられず、両方に重送が発生したことになる。したがって、再度原稿をスキャンすることが好ましい。
ファイルサイズの差が所定値以下であれば、制御はステップ440に移行し、CPU102は、文字数の差が所定値以下であるか否かを判定する。文字数の差が所定値以下でなければ、制御はステップ452に移行し、上記の処理が実行される。
文字数の差が所定値よりも大きい場合、文字数の差は、重送が発生したことが原因であると考えられる。ここでは、原稿枚数が同じであるので、1回目の処理及び2回目の処理の何れか一方だけに重送が発生したとは考えられず、両方に重送が発生したことになる。したがって、再度原稿をスキャンすることが好ましい。
文字数の差が所定値以下であれば、ステップ436において、CPU102は、1回目の処理(図4のステップ400)により記憶されたファイルを最終出力データとして決定する。
ステップ434、ステップ436、又はステップ452が実行された後、制御は図4のステップ414に移行する。
ステップ434又はステップ436が実行された後、制御がステップ414に戻った場合には、第1の実施の形態と同様に、データ比較処理結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが提示される。
ステップ452が実行された後、制御がステップ414に戻った場合、ステップ452でメッセージが操作部124の表示パネルに表示されていれば、その表示を維持したまま、データ比較処理結果を提示する。ステップ452が実行された場合には、CPU102はデータ比較処理結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが決定されていない旨を、例えば、操作部124の表示パネルに表示する。
以上、図4及び図10に示した処理により、画像形成装置100は、同じ原稿に対して2回スキャンを実行し、原稿枚数、ファイルサイズ、及び文字数を順次比較することにより、原稿の重送を判定し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。特に、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて自動原稿送り装置114にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
なお、ユーザが、指示通りに原稿の向きを変えない可能性がある。即ち、ユーザが原稿を1回目と同じ向きにセットして、OKボタンを押す可能性がある。その場合にも、原稿枚数の比較に加えて、ファイルサイズ及び文字数を比較することにより、原稿枚数だけを比較する場合よりも精度よく原稿の重送を検出することができる。例えば、2回の原稿のスキャン処理において重送が発生し、異なるページが重送された場合、原稿枚数だけを比較しても重送を検出することはできないが、本実施の形態にように、ファイルサイズ又は文字数を比較することにより、重送を検出することができる。
なお、2回目にセットされた原稿の向きが、1回目にセットされた向きと異なるか否かを判定してもよい。例えば、1回目の処理を実行するときに、原稿の幅を記憶しておけば、2回目の処理の実行が指示を受け付けたときに、検出した原稿の幅が、記憶している値(1回目の処理を実行するときに検出した原稿の幅)と同じであれば、原稿の向きを変えてセットしたかを確認するメッセージを表示するようにしてもよい。これにより、原稿の向きを変えてセットされる可能性を高くし、重送の検出精度をより高くすることができる。
上記では、ステップ440(ファイルサイズの比較処理)が実行された後にステップ444(文字数の比較処理)が実行され得る場合を説明したが、これに限定されない。ステップ444が実行された後にステップ440が実行され得るようにしてもよい。
上記では、原稿枚数の比較処理、ファイルサイズの比較処理、及び文字数の比較処理が全て直列に実行され得る場合を説明したが、これに限定されない。原稿枚数の比較処理、ファイルサイズの比較処理、及び文字数の比較処理の少なくとも2つの比較処理が実行されればよい。また、複数の比較対象は、時系列に順次比較されても、マルチタスクにより同時に並行して比較されてもよい。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態においては、2回スキャン処理された原稿全体の文字数が比較されたのに対して、第3の実施の形態においては、原稿のページ毎の文字数が比較される。
本実施の形態に係る画像形成装置は、図1〜3に示した第1の実施の形態に係る画像形成装置と同様に構成されている。また、本実施の形態に係る画像形成装置は、ユーザにより操作部が操作され、自動原稿読取り装置を使用する機能(例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、又はscan to e−mail機能等)が選択されて、その実行条件が設定された後に実行が指示されたことを受けて、図4に示した重送を検出するための制御プログラムを実行する。以下、図1〜4の参照番号を引用して説明する。
第1又は第2の実施の形態のように原稿の総文字数を比較することでは、重送を検出できない場合がある。図11を参照してこの問題を説明する。図11において、左端の列には、原稿が4ページから構成されることを示し、中央の列及び右端の列にはそれぞれ、1回目及び2回目のスキャン処理の結果を示す。1回目のスキャン処理においては、原稿の2ページ目は、原稿の1ページ目と重送され、スキャンされなかったことが示されている。また、2回目のスキャン処理においては、原稿の3ページ目は、原稿の2ページ目と重送され、スキャンされなかったことが示されている。
1回目及び2回目のスキャン処理の結果、原稿枚数は共に3枚であり、原稿の総文字数は、1回目が33文字、2回目が36文字である。したがって、第1の実施の形態と同様に、
D1=abs(Text1−Text2)/avrage(Text1,Text2)
により、文字数の差D1を計算すると、D1=3/34.5≒0.09となる。TEXT=0.1であれば、D1≦TEXT を満たすので、図8のフローチャートでは、実際には重送が発生しているにもかかわらず、重送が発生しなかった場合の処理であるステップ436が実行されてしまう。
これに対処するために、本実施の形態においては、データ比較処理(図4のステップ412)において、原稿のページ毎の文字数を比較する。具体的には、図12に示すデータ比較処理が実行される。
図12のデータ比較処理のプログラムの制御構造が、図8のデータ比較処理のプログラムの制御構造(第1の実施の形態)と異なる点は、ステップ452及びステップ460が追加されているだけである。図12において、図8と同じ参照番号が付された処理は、図8と同じである。
ここでは、図4のステップ400(1回目のスキャン処理)及びステップ408(2回目のスキャン処理)において、原稿のページ毎に実行された文字認識処理の結果得られた文字数の加算値(累積値)を記憶するだけでなく、各ページの文字数を、それが算出された順序と対応させて記憶する。これによって、2つのベクトルが記憶される。図11に示した例では、1回目のスキャン処理により、(16,9,8)というベクトルが記憶され、2回目のスキャン処理により、(16,12,8)というベクトルが記憶される。
第1の実施の形態と同様に、ステップ430における判定の結果、原稿枚数を比較するように設定されていないと判定され、且つ、ステップ438における判定の結果、文字数を比較するように設定されていると判定された場合、ステップ440において、原稿の総文字数の差が所定値以下であるか否かが判定される。原稿の総文字数の差が所定値以下でなければ、ステップ442が実行され、原稿の総文字数が多い方のファイルが最終出力データとして決定される。
原稿の総文字数の差が所定値以下であれば、ステップ460において、CPU102は、1回目及び2回目のそれぞれのスキャン処理において算出された、対応するページ毎の文字数が全て一致するか否かを判定する。具体的には、CPU102は、記憶された2つのベクトルが一致するか否かを判定する。一致する、即ち、ベクトルの各成分(ページ毎の文字数)が全て一致する場合、制御はステップ436に移行する。そうでなければ、即ち、ページの文字数が、少なくとも1つ異なっていれば、制御はステップ452に移行する。
図11に示した例では、(16,9,8)と(16,12,8)とが比較される。これらのベクトルは、第2成分(2番目に記憶されたページの文字数)が異なるので、制御はステップ452に移行する。
なお、ここでは、原稿枚数で判定しない場合にステップ460が実行されるので、生成される2つのベクトルの要素の数が異なっている場合(スキャンされた原稿枚数が異なる場合)も含まれる。その場合、2つのベクトルは一致しないと判定される。
ステップ452において、CPU102は、重送が発生している可能性があるので、再度、原稿を自動原稿送り装置114にセットして、実行を指示することを勧める旨を提示する。例えば、CPU102は、操作部124の表示パネルにその旨を表示する。
ステップ434、ステップ436、ステップ442、ステップ446、又はステップ452が実行された後、制御は図4のステップ414に移行する。
ステップ434、ステップ436、ステップ442又はステップ446が実行された後、制御がステップ414に戻った場合には、第1の実施の形態と同様に、データ比較処理結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが提示される。
一方、ステップ452が実行された後、制御がステップ414に戻った場合、ステップ452でメッセージが操作部124の表示パネルに表示されていれば、その表示を維持したまま、データ比較処理結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが決定されていない旨を、例えば、操作部124の表示パネルに表示する。
以上、図4及び図12に示した処理により、画像形成装置100は、同じ原稿に対して2回スキャンを実行し、原稿枚数、ファイルサイズ、又は文字数を比較することにより、原稿の重送を判定し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。特に、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて自動原稿送り装置114にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
本実施の形態において、原稿の向きを変えずに、同じ原稿に対して2回スキャン処理を実行し、原稿枚数、文字数、又はファイルサイズを比較するようにしてもよい。即ち、ステップ404における提示は任意である。
さらに、原稿の総文字数の差が所定値以下である場合には、さらに各ページの文字数を比較することにより、重送の発生をより精度よく検出することができる。即ち、1回目のスキャン処理と2回目のスキャン処理とにより得られた、一連のページ毎の文字数(ベクトル)が同じでなければ、重送の発生をユーザに提示することができる。
なお、重送が生じている可能性があるページの情報を提示するようにしてもよい。即ち、2つのベクトルの第N成分が異なっている場合、N番目以降のページで重送が発生している可能性があるので、「Nページ以降で重送が発生」等のメッセージを提示することができる。これにより、ユーザは、提示されたページに対して、重送が生じないように対策を講じた後、再度スキャン処理を実行することができる。
上記では、各ページの文字数が同じ値であるか否かを判定する場合を説明したが、それに限定されない。文字認識処理の誤差を考慮して、各ページの文字数の差が所定値以下であるか否か、即ち、2つのベクトルの各成分の差が全て所定値以下であるか否かを判定してもよい。その場合、2つのベクトルの各成分の差が全て所定値以下であれば、2つのベクトルが一致すると判定し、ステップ436が実行される。
上記では、各ページの文字数を比較する場合を説明したが、これに限定されない。各ページのデータサイズを比較してもよい。その場合には、スキャン処理中に各ページのデータサイズを算出し、算出された順序と対応させて記憶(例えばベクトルとして記憶)しておけばよい。また、スキャン処理中に各ページのデータサイズを算出しない場合には、最終のファイルから、各ページのデータサイズを算出してもよい。これにより、原稿のファイルサイズの差が所定値以下であった場合に、各ページのデータサイズを比較することができる。その場合、各ページのデータサイズの誤差を考慮して、各ページのデータサイズの差が所定値以下であれば、即ち、2つのベクトルの各成分の差が全て所定値以下であれば、2つのベクトルが等しいと判定してもよい。
上記では、原稿の総文字数の差が所定値以下のとき、ページ毎の文字数が全て一致するか否かの判定を行なっているが、原稿の総文字数の差を比較することなく、ページ毎の文字数が一致するか否かの判定を行なうようにしてもよい。各ページのデータサイズについても同様に、原稿の総データサイズの差を比較することなく、ページ毎のデータサイズが一致するか否かの判定を行なうようにしてもよい。
上記では、図8のフローチャートに、各ページの文字数を比較する処理を追加する場合を説明したが、図9又は図10のフローチャートに、各ページの文字数を比較する処理を追加してもよい。例えば、図9又は図10のステップ440の後に、図12のステップ460及びステップ452を追加すればよい。
(第4の実施の形態)
第1〜第3の実施の形態においては、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数が比較されたのに対して、第4の実施の形態においては、原稿自動判別部の出力データ(原稿判別データ)を用いる。
本実施の形態に係る画像形成装置は、図1〜3に示した第1の実施の形態に係る画像形成装置と同様に構成されている。また、本実施の形態に係る画像形成装置は、ユーザにより操作部が操作され、自動原稿読取り装置を使用する機能(例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、又はscan to e−mail機能等)が選択されて、その実行条件が設定された後に実行が指示されたことを受けて、図4に示した重送を検出するための制御プログラムを実行する。以下、図1〜4の参照番号を引用して説明する。
本実施の形態では、第1〜第3の実施の形態と同様に、原稿枚数、ファイルサイズ及び文字数を比較することに加えて、さらに原稿自動判別部(図2及び図3参照)のデータとして、自動カラー判別処理の結果を使用する。具体的には、原稿自動判別部(カラー原稿枚数算出手段)により実行される自動カラー判別処理によりカラーと判定されたページ数(以下、カラー原稿枚数ともいう)を比較する。2つのデータのカラー原稿枚数の差を求め、差があれば重送により原稿の欠落が発生したと判定して、カラー原稿枚数の多い方のデータを最終出力データとして採用する。
具体的には、図13に示すデータ比較処理が実行される。図13のデータ比較処理のプログラムの構成は、図9のデータ比較処理のプログラムの構成と次の点で異なる。即ち、図9にステップ600及び602が追加され、図9のステップ436及び446がそれぞれステップ604及び452で代替され、ステップ440の判定結果がNOの場合にステップ452が実行される。図13において、図9と同じ参照番号が付された処理は、図9と同じである。
ここでは、画像形成装置100の初期設定として、原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿枚数、及び文字数のいずれを比較するかが予め設定されているとする。また、図4のステップ400(1回目のスキャン処理)及びステップ408(2回目のスキャン処理)において、自動カラー判別処理によりカラーと判定されたページ数を記憶する。
ステップ430において、原稿枚数を比較するように設定されていると判定された場合、ステップ432において、ステップ402及びステップ410で記憶された原稿枚数に差があるか否かが判定される。原稿枚数に差があると判定された場合、制御はステップ434に移行する。そうでなければ(原稿枚数に差がないと判定された場合)、制御はステップ604に移行する。
ステップ430において、原稿枚数を比較するように設定されていないと判定された場合、ステップ450において、CPU102は、ファイルサイズを比較するように設定されているか否かを判定する。ファイルサイズを比較するように設定されていれば、制御はステップ444に移行し、ファイルサイズを比較するように設定されていなければ、制御はステップ600に移行する。
ステップ444において、CPU102は、ステップ402及びステップ410で記憶されたファイルサイズの差が所定値以下であるか否かを判定する。ファイルサイズの差が所定値以下であると判定された場合、制御はステップ604に移行する。そうでなければ(ファイルサイズの差が所定値よりも大きければ)、制御はステップ452に移行する。
ステップ600において、CPU102は、カラー原稿枚数を比較するように設定されているか否かを判定する。カラー原稿枚数を比較するように設定されていれば、制御はステップ602に移行する。そうでなければ、制御はステップ440に移行する。
ステップ602において、CPU102は、カラー原稿枚数の差が所定値以下であるか否かを判定する。カラー原稿枚数の差が所定値以下であれば、制御はステップ604に移行する。そうでなければ、制御はステップ452に移行する。
カラー原稿枚数を比較するように設定されていなければ、ステップ440において、CPU102は、ステップ402及びステップ410で記憶された文字数の差が所定値以下であるか否かを判定する。カラー原稿枚数の差が所定値以下であると判定された場合、制御はステップ604に移行する。そうでなければ(カラー原稿枚数の差が所定値よりも大きければ)、制御はステップ452に移行する。
ステップ604において、CPU102は、1回目の処理(図4のステップ400)により記憶されたファイル、及び2回目の処理(図4のステップ408)により記憶されたファイルのうち、文字数又はファイルサイズが大きい方のファイルを最終出力データ(選択された機能の実行対象である画像ファイル)として決定する。その後、制御は図4のステップ414に移行する。
ステップ452において、CPU102は、重送が発生している可能性があるので、再度、原稿を自動原稿送り装置114にセットして、実行を指示することを勧める旨を提示する。例えば、CPU102は、操作部124の表示パネルにその旨を表示する。
ステップ434、ステップ452、又はステップ604が実行された後、制御は図4のステップ414に移行する。
ステップ434又はステップ604が実行された後、制御がステップ414に戻った場合には、第1の実施の形態と同様に、データ比較処理結果として、選択された機能の実行に使用されるデータが提示される。
一方、ステップ452が実行された後、制御がステップ414に戻った場合、ステップ452でメッセージが操作部124に表示されていれば、その表示を維持したまま、選択された機能の実行に使用されるデータが決定されていない旨が、操作部124の表示パネルに表示する。
以上、図4及び図13に示した処理により、画像形成装置100は、同じ原稿に対して2回スキャン処理を実行し、原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿枚数、又は文字数を比較することにより、原稿の重送を判定し、重送が発生せずにスキャンされた画像ファイルを使用して、ユーザが指定した機能を実行することができる。特に、2回目の処理のために原稿をセットするときに、ユーザが指示された通りに原稿の向きを変えて自動原稿送り装置114にセットすることにより、より精度よく原稿の重送を検出することができる。
本実施の形態において、原稿の向きを変えずに、同じ原稿に対して2回スキャン処理を実行し、原稿枚数、文字数、カラー原稿枚数、又は文字数を比較するようにしてもよい。即ち、ステップ404における提示は任意である。
また、ファイルサイズの差、カラー原稿の枚数の差、又は文字数の差が大きい場合には、その旨をユーザに提示するので、ユーザは、原稿をさばく等、重送を回避する処置を行なうことができる。
上記では、2回スキャン処理された原稿の原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿枚数、及び文字数の何れか1つの項目が比較される場合を説明したが、これに限定されない。第2の実施の形態と同様に、原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿枚数、及び文字数のうち、複数の項目が比較されてもよい。例えば、図14に示すようなデータ比較処理であってもよい。
図14のデータ比較処理においては、原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿枚数、及び文字数の全てが比較対象である。したがって、図14のデータ比較処理のプログラムの構成が、図13のデータ比較処理のプログラム構成と異なる点は、ステップ430、ステップ450及びステップ600の判定処理を含まず、ステップ432、ステップ444、ステップ602及びステップ444が直列に実行され得るように構成されている点である。図14において、図13と同じ参照番号が付された処理は、図13と同じである。
図14のように、原稿枚数、ファイルサイズ、カラー原稿の枚数、及び文字数の全てを比較対象とすることにより、第2の実施の形態と同様に、2回目のスキャン処理においてユーザが原稿の向きを変えなかったとしても、原稿枚数だけを比較する場合よりも精度よく原稿の重送を検出することができる。
なお、自動カラー判別処理としては、例えば、以下に示す方法を用いることができる。例えば、RGB信号の最大値及び最小値を閾値THa(例えば、20)と比較して、画素が有彩であるか無彩であるかの判定を行なう。そして、有彩と判定された画素を原稿全体で計数し、例えば、有彩画素が7000以上である場合、カラー原稿であると判定する。上記閾値を、原稿全体に対する有彩画素の割合(%)ではなく、絶対数のまま用いるのは、サイズの大きいA3サイズの原稿においても、一部捺印等された原稿をカラー原稿と判定できるようにするためである。
なお、画素が有彩であるか無彩であるかの判定方法としては、RGB信号の各色成分の差分の絶対値を求めて、その値を閾値と比較する方法等、公知の方法を用いてもよい。
また、上記では、有彩画素を計数した値そのものを閾値と比較してカラー原稿、又は白黒原稿の判定を行なっているが、これに限定されない。特開平4−282968号公報に開示されている方法を用いてもよい。この方法は、画素毎にカラー画素であるかモノクロ画素であるかを判別し、与えられる画素順で所定数以上の連続するカラー画素の存在が検出されると、この連続カラー画素分をカラーブロックと認識し、1ライン中に所定数以上のカラーブロックが存在していれば、そのラインをカラーラインとして計数する。そして、原稿中にカラーラインが所定数以上存在していれば、カラー画像と判定し、そうでなければ、モノクロ画像と判定する。原稿中にどの程度カラー画素が含まれていれば、カラー原稿と判定するのかにより、カラーブロックであるか否かを判定する基準、原稿中のカラーラインの数を適切に設定すればよい。
上記では、原稿自動判別部の出力データとして、自動カラー判別処理の結果から得られるカラー原稿枚数を使用する場合を説明したが、これ以外の判別処理の結果を使用してもよい。例えば、原稿の種別の判別結果から得られる文字原稿の枚数、印刷写真原稿の枚数、文字印刷写真原稿の枚数、又は印画紙写真原稿の枚数等を比較してもよい。
原稿の種類の判別方法としては、例えば、特開2002−232708号公報に記載の方法を用いることができる。この方法は、下記の(1)〜(7)により、原稿の種類を決定する。
(1)注目画素を含むn画素×m画素(例えば、7画素×15画素)のブロックにおける最小濃度値及び最大濃度値を算出する。
(2)算出された最小濃度値及び最大濃度値の差を計算し、その値を最大濃度差とする。
(3)隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度(例えば、主走査方向と副走査方向について算出した値の和)を算出する。
(4)算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行なう。注目画素が、最大濃度差<最大濃度差閾値、且つ、総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値 という条件を満たせば、注目画素は下地・印画紙写真領域に属すると判定する。注目画素がこの条件を満たさなければ、注目画素は文字・網点領域に属すると判定する。
(5)下地・印画紙写真領域に属すると判定された画素について、注目画素が、最大濃度差<下地・印画紙写真判定閾値 という条件を満たせば、注目画素は下地画素であると判定する。注目画素がこの条件を満たさなければ、注目画素は印画紙写真(連続階調領域)画素であると判定する。
(6)文字・網点領域に属すると判定された画素について、注目画素が、総和濃度繁雑度<最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値 という条件を満たせば、注目画素は文字画素であると判定する。注目画素がこの条件を満たさなければ、注目画素は網点画素であると判定する。
(7)下地領域、印画紙写真領域、文字領域、又は網点領域に分類された画素数をカウントし、それぞれのカウント値と、予め定められている下地領域、印画紙写真領域、網点領域及び文字領域に対する閾値とを比較して原稿の種類を判定する。例えば、文字、網点、印画紙写真の順に検出精度が高いとすると、文字領域の比率が全画素数の30%以上の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%以上の場合には網点原稿(印刷写真原稿)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%以上の場合には印画紙写真原稿であると判定する。また、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上であるとき、文字/網点原稿(文字印刷写真原稿)であると判定する。
なお、第1〜第4の実施の形態における各比較対象の優先順位は、原稿枚数が最も高く、ファイルサイズ、文字数又はカラー原稿枚数の順で低くなる。重送が生じなかったとしても、紙粉の影響、又は微妙な原稿の傾きにより、ファイルサイズが少し変わる場合がある(数KByte程度)。ファイルサイズの差には、このような変動要因が含まれるので、優先順位は原稿枚数の差よりも低い。
文字数は、原稿種別判別結果が、文字原稿、文字印刷写真原稿、又は、文字印画紙写真原稿(文字と印画紙印刷写真とが混在した原稿)である場合に、使用することができる。また、カラー原稿枚数は、原稿判別結果にカラー原稿が含まれている場合に有効である。このように、文字数及びカラー原稿枚数は、原稿の種類に依存するので、優先順位は低くなる。
表1に、原稿種類の判別結果に対する上記した比較対象の優先順位を示す。なお、原稿自動判別部が設けられていない画像形成装置においても、各比較対象の優先順位は、原稿枚数、ファイルサイズ、文字数又はカラー原稿枚数の順で低くなる。この場合にも、文字原稿、カラー原稿が含まれていない可能性があるので、文字数及びカラー原稿枚数の優先順位は低くなる。
Figure 2015226264
上記では、画像形成装置において原稿の搬送時に発生する重送を検出する場合を説明したが、これに限定されない。図15に示したスキャナ装置等にも、本発明は適用することができる。伸張部より出力されたRGBの画像データは、パーソナルコンピュータ又はサーバコンピュータ等に送信される。図15に示した各部の動作は、画像形成装置と同じであるので説明を繰返さない。
上記では、画像形成装置に内蔵されたROMに記憶されたプログラムにより、重送を検出する場合を説明したがこれに限定されない。重送を検出するプログラムは、コンピュータ読取り可能な、可搬性の記録媒体に記録されていてもよい。記録されるプログラムコードは任意である。実行形式プログラム、中間コードプログラム、又はソースプログラムの何れであってもよい。これにより、重送を検出するプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、CPU等が搭載される制御基板にソケットを設けてROMを装着するように構成すれば、上記したROMも、サービスマン等により可搬性のものとして実現することができる。
コンピュータ読取り可能な記録媒体は、装置本体に着脱可能な記録媒体であり、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系、磁気ディスク(フレキシブルディスク及びハードディスク等)及び光ディスク(CD−ROM、MO、MD及びDVD等)等のディスク系、ICカード(メモリカードを含む)及び光カード等のカード系、又は、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、及びフラッシュROM等の半導体メモリ系等の、固定的にプログラムコードを担持する媒体である。
また、画像形成装置が、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能であれば、通信ネットワークを介して、重送を検出するプログラムコードをダウンロードしてもよい。この場合、ダウンロード用のプログラムは予め画像形成装置に格納しておいても、別の記録媒体から画像形成装置にインストールされてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100 画像形成装置
102 CPU
104 ROM
106 RAM
108 HDD
110 送受信部
112 バス
114 自動原稿送り装置
116 原稿読取部
118 画像形成部
120 画像処理部
122 画像メモリ
124 操作部

Claims (9)

  1. セットされた複数枚の原稿を搬送するための搬送装置により複数枚の前記原稿の搬送が開始されてから搬送が完了するまでの搬送回数を計数する計数手段と、
    前記原稿が搬送される毎に、読取手段により、前記原稿が読取られて生成された複数の前記画像データの総データサイズを算出するデータサイズ算出手段と、
    生成された複数の前記画像データの全てに含まれる文字を計数して総文字数を算出する文字数算出手段と、
    複数枚の前記原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組の前記搬送回数、1組の前記総データサイズ、及び1組の前記総文字数のうちの少なくとも2組に関して、各組の値を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に応じて、2回の前記搬送における重送の発生の有無を判定する判定手段とを含む、画像処理装置。
  2. 2回の前記搬送のうち、2回目の搬送を実行する前に、前記原稿の向きを変えて前記原稿を前記搬送装置にセットすることを要求する要求提示手段をさらに含む、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記比較手段により比較された少なくとも2組のうち、少なくとも1組の値の差が所定値よりも大きければ、2回の前記搬送において重送が発生したと判定する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 生成された前記画像データがカラー原稿に対応するか否かを判定し、複数の前記画像データの全てに対応するカラー原稿の枚数を算出するカラー原稿枚数算出手段をさらに含み、
    前記比較手段は、複数枚の前記原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組のカラー原稿の枚数を比較し、
    前記判定手段は、1組の前記カラー原稿の枚数の差が所定値よりも大きければ、2回の前記搬送において重送が発生したと判定する、請求項1から3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記文字数算出手段は、前記原稿が搬送される毎に生成される前記画像データに含まれる文字の数であるページ内文字数を算出し、複数枚の前記原稿の全てが搬送されることにより、前記ページ内文字数の算出順序を維持して、前記ページ内文字数を要素とするベクトルを生成するベクトル生成手段を含み、
    前記比較手段は、複数枚の前記原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる2組の前記ベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下であるか否かを判定し、
    前記判定手段は、2組の前記ベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下でなければ、2回の前記搬送において重送が発生したと判定する、請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記データサイズ算出手段は、前記原稿が搬送される毎に生成される前記画像データのデータサイズであるページデータサイズを算出し、複数枚の前記原稿の全てが搬送されることにより、前記ページデータサイズの算出順序を維持して、前記ページデータサイズを要素とするベクトルを生成するベクトル生成手段を含み、
    前記比較手段は、複数枚の前記原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる2組の前記ベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下であるか否かを判定し、
    前記判定手段は、2組のベクトルの対応する要素の差の全てが所定値以下でなければ、2回の前記搬送において重送が発生したと判定する、請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1から6の何れかの画像処理装置と、
    前記画像データにしたがって記録紙に画像を形成する画像形成手段とを含む、画像形成装置。
  8. 画像処理装置に、
    セットされた複数枚の原稿を搬送するための搬送装置により複数枚の前記原稿の搬送が開始されてから搬送が完了するまでの搬送回数を計数する計数機能と、
    前記原稿が搬送される毎に前記原稿が読取られて生成された複数の前記画像データの総データサイズを算出するデータサイズ算出機能と、
    生成された複数の前記画像データの全てに含まれる文字を計数して総文字数を算出する文字数算出機能と、
    複数枚の前記原稿の全てが2回搬送されたことにより得られる1組の前記搬送回数、1組の前記総データサイズ、及び1組の前記総文字数のうちの少なくとも2組に関して、各組の値を比較する比較機能と、
    前記比較機能による比較結果に応じて、2回の前記搬送における重送の発生の有無を判定する判定機能とを実現させる、画像処理プログラム。
  9. 請求項8の画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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