JP2015225255A - 未制作楽曲 - Google Patents

Abstract

【課題】
ネットワークカラオケシステムにおいて、利用者の希望する未制作の楽曲情報を効果的に取得したい。
【解決手段】
制作されていない楽曲もリモコンに表示しておき、制作されていない楽曲が選曲された場合、未制作の旨を通知し、その当該楽曲をデータとして集計し、今後の楽曲制作計画の参考に使用することを特徴とするネットワークカラオケシステム。
【選択図】図２

Description

本発明は、利用者が所望するカラオケ楽曲の演奏予約に従って楽曲演奏を行うカラオケ演奏装置に関し、特に未制作楽曲を新規に制作するための利用者ニーズを把握するための技術に関する。

最近のカラオケ装置は、ネットワーク化のおかげで多数のカラオケ楽曲が演奏可能となっている。しかしながら、こうしている間にも新しい楽曲が生まれ、ヒットチャートに登場している。流行に敏感な利用者は新曲への挑戦も貪欲であり、カラオケ演奏装置に保持されていない楽曲をリクエストする場合がある。このような場合には、当然、その楽曲の演奏はできない。そのような楽曲のリクエスト回数が少なければ不都合はないが、利用者から度々リクエストされると問題が生じる。したがって、カラオケ提供者は、利用者が所望する楽曲を速やかに制作するため、人気のカラオケ楽曲を把握する必要がある。

通信カラオケシステムでは、新しい演奏曲に対応するカラオケ情報が随時制作され、楽曲配信用サーバにダウンロード可能な状態に保存されるようになっている。カラオケサービス提供会社は一般に、葉書やインターネットを介してユーザから楽曲制作リクエストを受け付けているが、その楽曲リクエストを行うユーザの側では、制作を希望する演奏曲の旋律は知っているが名前はわからなかったり、既に制作されている演奏曲を重複してリクエストしてしまったりと不具合が多かった。

そこで、通信カラオケシステムによる楽曲制作リクエストを合理化する技術が提案されている。例えば、特許文献２に記載されたカラオケ演奏装置がそれである。この技術によれば、デジタル放送の番組関連データから抽出した文字列を検索キーとしてカラオケ情報を検索し、該当する演奏曲がカラオケ情報として楽曲制作されていない場合にはその演奏曲の情報をサーバに送信することで、合理的な楽曲制作リクエスト受付を実現できるとされている。

特許２８１９７５１号公報 特開２００５−２１５３０４号公報

特許文献１は、未だソフト化されていない曲のソフト化の要望を、ソフトの供給業者（作成業者または販売業者）に対して簡単かつ正確に伝えることができるようにすることを目的とする。ソフト化を要望する曲を特定するためのデータを入力するだけで、その曲特定データを、通信回線を介してホスト局に送信することができるため、音楽演奏装置設置店の操作者またはその利用者は、ホスト局を管理するソフトの供給業者（作成業者または販売業者）に対して、未だソフト化されていない曲をソフト化して欲しい旨の要望を簡単かつ正確に伝えることができるという効果を奏する。

特許文献２は、曲名もアーティスト名も分からない状態でも利用者が容易に演奏予約ができ、かつ、利用者がカラオケ演奏装置に保持されていない楽曲を希望要請したり、カラオケ提供者が人気のカラオケ楽曲を効率的に把握できることを目的とし、デジタル放送の番組関連データから抽出した文字列を検索キーとして、これによりカラオケ楽曲属性データを検索し、該当カラオケ楽曲の演奏予約を行うと共に、該当カラオケ楽曲がない場合には、そのカラオケ楽曲をカラオケ収納希望楽曲として記録しておき、記録された当該カラオケ収納希望楽曲を適宜な伝達手段により外部システムに伝達させる。

特許文献１、特許文献２とも、未制作楽曲の選択方法については、具体的には触れられておらず、利用者が直接情報を入力することが前提となっている。

上記課題に鑑み、本発明の請求項１では、選曲予約する際に、カラオケ装置またはリモコン装置の画面に楽曲一覧を表示して利用者の楽曲選択を支援するネットワークカラオケシステムにおいて、
カラオケシステムにおいて当該カラオケ装置で再生可能な楽曲データが制作されている楽曲、未制作の楽曲を区別せず全曲表示を行い、
未制作楽曲を選択された場合、未制作の旨を通知し、当該楽曲をデータとして集計し、今後の楽曲制作計画の参考に使用することを特徴としている。

本発明の請求項２は、請求項１記載のネットワークカラオケシステムにおいて、制作済み楽曲と未制作楽曲が判別できるような表示を行い、未制作楽曲が選択された場合、今後の楽曲制作計画の参考に使用することを特徴としている。

本発明の請求項３は、請求項１記載のネットワークカラオケシステムにおいて、請求項１の表示・請求項２の表示、および制作済み楽曲のみを表示することを利用者が選択できることを特徴としている。

本発明によると、カラオケ利用者は当該ネットワークカラオケシステムのサーバに制作されている楽曲だけでなく、制作されていない楽曲も表示されるため、未制作の楽曲を選択することもありうる。このときネットワークカラオケの提供者は、当該未制作の楽曲の指定状況を集計し、あらたに当該ネットワークカラオケのデータベースに追加するかどうかの判断材料とすることができる。

利用者はこれらの中から歌いたい楽曲を選択して選曲するのであるが、請求項１の場合、制作されていない楽曲を選択する可能性もあるが、その場合、未制作である旨が伝えられ同時に、利用者の希望楽曲としてカウントされて、その後の制作予定に加えることができる。

本発明の請求項１におけるスマートフォンの表示画面図である。 本発明の請求項１において、未制作曲を選択した場合のスマートフォンの表示画面図である。 本発明の請求項２におけるスマートフォンの表示画面図である。 本発明の請求項２において、未制作曲を選択した場合のスマートフォンの表示画面図である。

本発明によると、楽曲を歌唱予約する際に表示される楽曲の一覧には、当該ネットワークカラオケシステムのサーバに制作されている楽曲だけでなく、制作されていない楽曲も表示される。このデータは、例えばオリコンのヒットチャートのような商用データベースより提供される。

利用者はこれらの中から歌いたい楽曲を選択して選曲するのであるが、例えば図１のようなスマートフォンの画面から、「予約」ボタンをフリックすることで楽曲を予約する。

ここで、２の「潮菜のメモリー」を「予約」したが、このカラオケの制作済み楽曲になかった場合、図２のようなポップアップメニューによりこれを通知する。と同時に、歌唱希望があった未制作楽曲としてネットワークカラオケの事業者にこの楽曲が通知され、今後の新規制作計画に反映される。

一方、請求項２の場合、利用者のスマートフォン上には図３のように未制作楽曲には「予約ボタン」の代わりに「制作希望」ボタンが表示され、未制作楽曲は事前に利用者にわかる形となる。利用者が「制作希望」ボタンをフリックすると、図４のような表示となり、請求項１と同様にネットワークカラオケの事業者にこの楽曲が通知され、今後の新規制作計画に反映される。

請求項３は請求項１の表示・請求項２の表示、および制作済み楽曲のみを表示することを利用者やカラオケ店で必要に応じて切り替えて使うというものである。

本発明は上記実施例に限ることなく、たとえば、請求項１では。未制作楽曲が選択された場合、利用者がこの楽曲を制作希望を確認して「制作希望」のフリックを求めてもよいし制作希望のデータを提供してくれた利用者には、ポイント加算や割引券の発行など様々インセンティブを発行してもよい。特に請求項１の場合、歌いたい曲がなかったため歌えなかったという事情があるためその場で提供できる何らかの補償は必要であろう。

これにより、カラオケ事業者は日々発表される膨大な数の新曲から、カラオケ化するにあたり、より多くの利用者が歌唱したい楽曲のデータを収集し、より歌唱ニーズの高い楽曲を優先的にカラオケライブラリに追加するといった楽曲編成戦略をとることができる。

Claims (3)

1. 選曲予約する際に、カラオケ装置またはリモコン装置の画面に楽曲一覧を表示して利用者の楽曲選択を支援するネットワークカラオケシステムにおいて、
   カラオケシステムにおいて当該カラオケ装置で再生可能な楽曲データが制作されている楽曲、未制作の楽曲を区別せず全曲表示を行い、
   未制作楽曲を選択された場合、未制作の旨を通知し、当該楽曲をデータとして集計し、今後の楽曲制作計画の参考に使用することを特徴とするネットワークカラオケシステム。
2. 請求項１記載のネットワークカラオケシステムにおいて、
   制作済み楽曲と未制作楽曲が判別できるような表示を行い、未制作楽曲が選択された場合、今後の楽曲制作計画の参考に使用することを特徴とする請求項１記載のネットワークカラオケシステム。
3. 請求項１記載のネットワークカラオケシステムにおいて、
   請求項１の表示・請求項２の表示、および制作済み楽曲のみを表示することを選択できることを特徴とする請求項１、請求項２記載のネットワークカラオケシステム。