JP2015225190A - 撮像装置 - Google Patents

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和男 中川
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浩 八島
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秀樹 小椋
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浩司 中釜
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Abstract

【課題】ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影をユーザーが簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラを提供する。【解決手段】接眼検知手段により、ユーザーが光学ファインダー手段を覗いていると検知された場合は、ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、ミラーで反射した被写体像を光学ファインダー手段に導く第1状態、検知されない場合で且つ状態検出手段により所定状態でないと検知された場合は、ミラーを撮像光路外に退避する位置に配置し、撮像手段により撮像された被写体像を表示手段で表示する第2状態、検知されない場合で且つ所定状態であると検知された場合は、ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、撮像手段により撮像されたミラーを透過した被写体像を表示手段で表示する第3状態に切り替え可能とする。【選択図】図11

Description

本発明は、デジタル一眼レフカメラのライブビュー撮影と光学ファインダー撮影の切り替え方法に関する。
デジタルカメラの特徴の一つとして、撮影に先立って、撮像素子で取得した被写体の画像をリアルタイムにデジタルカメラの背面等に設けられた液晶モニタに表示させる機能、所謂ライブビューがある。例えばデジタル一眼レフカメラにおいて光学ファインダーを用いて撮影する場合、撮影環境が暗いと被写体を確認することが出来ない。しかしライブビューでは撮像素子の感度上げて取得した被写体像を液晶モニタへ明るく表示させることが可能なため被写体を確認することが出来る。また被写体のピント確認においても、ライブビューでは撮像素子で取得している画像そのもののピントを確認でき、ピントを確認したい部分を拡大表示することが可能なため、光学ファインダーに比べてより詳細なピント確認が出来るなどのメリットがある。
しかし逆に太陽光下などの明るい場所では、液晶モニタの表示輝度の問題で画像が見難かったり、僅かではあるが表示のタイムラグがあるため、動きの速い被写体を追いかけるのには適さなかったりするなど、光学ファインダーの方が優位な撮影条件もある。そこでライブビュー撮影と光学ファインダー撮影が切り替え可能なデジタル一眼レフカメラが提案されている(特許文献1参照)。
また従来から光学ファインダー撮影においては、位相差検出方式AF手段(以下、位相差AFと称す)が多く採用されてきた。位相差AFは撮像面と略等価な面にラインセンサ等の像検出センサを1対以上配置して、撮影光束の異なる部位の光束を異なる像検出センサに導き、対を成す像検出センサから出力される被写体像の像間距離に基づいて被写体像の焦点状態を検出するものである。対を成す像検出センサ上の被写体像のずれ方向とずれ量から、合焦位置が撮像面に対してどちらの方向へどの程度離れているかを即時に認識することができる。そのため撮影光学系を1回駆動することで合焦位置が得られるので、合焦時間が速く、連写性能や動体追従性能が求められるデジタル一眼レフカメラに最適なAF方式である。
近年、この位相差AF機能を撮像素子に組み込んだ撮像面位相差検出方式AF手段(以下、撮像面位相差AFと称す)を採用したデジタル一眼レフカメラが提案されている。そのデジタル一眼レフカメラは専用AFセンサを廃止し、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影のいずれにおいても撮像面位相差AFでの測距を行っている(特許文献2参照)。
特開2000−32323号公報 特開2011−28177号公報
しかしながら、前述の特許文献1に開示された従来技術では、予めユーザーがライブビュー撮影か光学ファインダー撮影かを選択しておく必要があるため、撮影状況に応じて臨機応変にライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を切り替えることが難しい。
また前述の特許文献2に開示された従来技術では、予め設定された撮影モードに応じてライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を自動的に切り替えている。従って、ユーザーが撮影モードとライブビュー撮影もしくは光学ファインダー撮影の組合せを自由に選択することができないため、ユーザーの希望する撮影スタイルが得られない場合がある。
そこで本発明の目的は、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影をユーザーが簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置の構成は、撮像光学系により形成された被写体像の撮像と、撮像面位相差検出方式による焦点検出が可能な撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号を表示する表示手段と、ユーザーが被写体像を観察可能な光学ファインダー手段と、撮像光路を複数の光路に分割可能で、ハーフミラーで構成されているミラーと、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いているか否かを検知する接眼検知手段と、を備え、前記ミラーは、撮像光路内の所定位置に配置され、前記ミラーで反射した被写体像を前記光学ファインダー手段に導き、且つ前記ミラーを透過した被写体像を撮像手段に導く第1状態と、撮像光路外に退避する位置に配置され、被写体像を撮像手段に導く第2状態とに回動可能に構成されており、前記接眼検知手段により、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いていると検知された場合は、前記第1状態で前記撮像面位相差検出方式による焦点検出を行い、検知されない場合は、前記第2状態で前記撮像面位相差検出方式による焦点検出を行うことを特徴とする。
また、撮像光学系により形成された被写体像の撮像と、撮像面位相差検出方式による焦点検出が可能な撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号を表示する表示手段と、ユーザーが被写体像を観察可能な光学ファインダー手段と、撮像光路を複数の光路に分割可能で、ハーフミラーで構成されているミラーと、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いているか否かを検知する接眼検知手段と、撮像装置が所定の設定状態、もしくは所定の使用環境であるか否かを検出する状態検出手段と、を備え、前記接眼検知手段により、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いていると検知された場合は、前記ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、前記ミラーで反射した被写体像を前記光学ファインダー手段に導く第1状態、検知されない場合で且つ前記状態検出手段により所定状態でないと検知された場合は、前記ミラーを撮像光路外に退避する位置に配置し、前記撮像手段により撮像された被写体像を前記表示手段で表示する第2状態、検知されない場合で且つ所定状態であると検知された場合は、前記ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、前記撮像手段により撮像された前記ミラーを透過した被写体像を前記表示手段で表示する第3状態に切り替え可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが撮影スタイルや撮影状況に応じて、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラを提供することができる。
本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの光学ファインダー使用時の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー使用時の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラのミラーダウンライブビュー使用時の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1における撮像素子の撮像画素と焦点検出画素の配列を示す概略図である。 本発明の実施例1における画素の概略平面図と概略断面図である。 本発明の実施例1における画素構造と瞳分割との対応関係を示した概略説明図である。 本発明の実施例1における撮像素子と瞳分割との対応関係を示した概略説明図である。 本発明の実施例1における第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の概略関係図である。 本発明の実施例1における撮像面位相差AFの流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの静止画LV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラのOVF撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例1におけるデジタル一眼レフカメラの動画LV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例2のデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例3のデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。 本発明の実施例3におけるデジタル一眼レフカメラのミラーダウンLV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3には、本実施例1における撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの構成を示している。
1はデジタル一眼レフカメラの本体(以下、カメラ本体という)である。
2はカメラ本体1に固定されたマウントであり、マウント2には、撮影レンズ3が着脱交換可能に装着される。またマウント2には、撮影レンズ3との間で各種信号を通信したりカメラ本体1から撮影レンズ3に電源を供給したりするための不図示のインターフェイス部が設けられている。
撮影レンズ3の内部には、フォーカスレンズ3a、ズームレンズ3bを含む撮影光学系が収容されている。なお図1〜図3では各レンズを1枚のレンズにより構成されているように示しているが、複数枚のレンズによって構成されていてもよい。
カメラ本体1において、4はハーフミラーにより構成されたミラーであり、後述のモーター33により図1、図3に示すダウン位置と、図2に示すアップ位置とに回動可能である。撮影レンズ3により形成される被写体像を後述する光学ファインダーを通して観察する時(光学ファインダー使用時)には、ミラー4は図1に示すように撮影光路内に斜めに配置されるダウン位置に回動される。これにより撮影レンズ3からの光束は、ミラー4で反射して光学ファインダーに導かれる光束と、ミラー4を透過して後述するシャッター5および撮像素子6に導かれる光束に分割される。
また被写体像を後述する液晶モニタ15で観察する時には、通常ミラー4は図2に示すように撮影光路から退避するアップ位置に回動される。これにより撮影レンズ3からの光束は、後述するシャッター5および撮像素子6にのみ導かれる(ライブビュー使用時)。
更に本実施例1では、ミラー4がハーフミラーで構成されているため、図3に示すようにダウン位置においても被写体像が撮像素子6に導かれ、液晶モニタ15で観察が可能となっている(ミラーダウンライブビュー使用時)。
5はシャッターで、通常は開いた状態で、静止画像の撮影時など必要な場合において閉じるように構成されているフォーカルプレーンシャッターである。
6は撮像素子で、CMOSイメージセンサとその周辺回路で構成されており、被写体像を光電変換して撮像信号を出力する。撮像信号に対して後述する画像処理回路42にて各種処理が行われ、画像信号が生成される。撮像信号は全画素独立出力可能なように構成されている。また撮像面位相差AFが可能となっており、詳細については後述する。
7はピント板で、ミラー4で反射された光束により被写体像が形成される。8はピント板7の近傍に配置された高分子分散液晶パネル(所謂、PN液晶パネル)からなる表示装置であり、後述する光学ファインダー内に各種情報を表示している。9はペンタプリズムでピント板7の射出面に結像した被写体像を正立正像に反転させる。10は接眼レンズでペンタプリズム9からの光束をユーザーの眼に導いて、ピント板7上の被写体像をユーザーに観察させる。ピント板7〜接眼レンズ10の構成を光学フィンダーと称す。
12は接眼検知センサ投光部、13は接眼検知センサ受光部である。接眼検知センサ投光部12からは赤外光が投光されており、ユーザーが接眼レンズ10を覗くと、投光された赤外光が眼や顔で反射し、反射した赤外光が接眼検知センサ受光部13で受光される。これによりユーザーが光学ファインダーを使用しているか否かを検知できる。
14は光学ファインダーの光路を遮蔽するためのアイピースシャッターで、後述のプランジャー39により光学ファインダー光路内に挿抜駆動される。ユーザーが光学ファインダーを使用する場合は、アイピースシャッター14を光学ファインダー光路外の開状態(図1)に配置する。ユーザーが光学ファインダーを使用しない場合は、アイピースシャッター14を光学ファインダー光路内の閉状態(図2、3)に配置し、不要な光束が接眼レンズ10から光学ファインダーを通って撮像素子6に入射することを防ぐ。
15は液晶モニタであり、画像信号(ライブビュー画像および撮影画像)や各種情報を表示する。
図4は、前述したデジタル一眼レフカメラの電気的構成を示しているブロック図である。
30はカメラ本体1の種々の制御を司るマイクロコンピュータ(以下、CPUと称す)で、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有している。そのROMに記憶された所定のプログラムに基づいて、カメラが有する各種回路を駆動し、AE、AF、撮影、画像処理、記録などの一連の動作を実行する。31は各種制御を行うためのデータを格納しているメモリとしてのEEPROMである。
32はモーター駆動回路であり、モーター33を制御し、ミラー4の駆動とシャッター5のチャージ(シャッター走行準備)駆動を行う。
34はシャッター駆動回路であり、不図示の電磁石(コイル)への電力供給を制御し、シャッター5の走行制御を行う。
35は撮像素子駆動回路で、撮像素子6の撮像動作を制御するとともに、取得した撮像信号をA/D変換してCPU30に送信する。
36は液晶駆動回路で、表示装置8の駆動制御を行い、測距点や各種情報を光学ファインダー内に表示する。
37は接眼検知センサ駆動回路で、接眼検知センサ投光部12と接眼検知センサ受光部13の駆動制御を行い、ユーザーが光学ファインダーを使用しているか否かを検知する。
38はプランジャー駆動回路で、プランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を挿抜駆動する。
40はカメラ本体1に取り付け外し可能なメディア(所謂、CFカードやSDカードなど)で、CPU30内の通信インターフェイス回路により、撮影された画像データの保存や、保存されている画像データを液晶モニタ15に表示可能となっている。
41はメモリとしてのSDRAMであり、画像データなどを一時的に記録する。
42は画像処理回路であり、撮像素子6から出力された撮像信号(デジタル信号)に対して、Y/C(輝度信号/色差信号)分離、ホワイトバランス補正およびγ補正等の様々な処理を行って、ライブビュー用や記録用の画像データを生成する。また画像データをJPEG等の形式に従って圧縮したり、メディア40に記録された圧縮画像データを伸張したりする。更に画像処理回路42で生成された画像データから、CPU30が被写体の測光情報を得る(所謂、撮像面AEを行う)ことが可能である。
43はユーザーによって撮影を開始させるために操作されるレリーズボタンである。レリーズボタン43の半押し操作(第1ストローク操作)によって、AEおよびAF等の撮影準備動作を開始させるための第1スイッチSW1がオンされる。また、レリーズボタン43の全押し操作(第2ストローク操作)によって、記録用画像を生成するための撮像素子6の露光を開始させるための第2スイッチSW2がオンされる。第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のオン信号はCPU30に出力される。
44はモードボタンであり、後述する電子ダイヤル45と合わせて操作されることで、カメラの撮影モードの変更を可能とする。
45は電子ダイヤルであり、その回転操作量に応じたクリック信号がCPU30内のアップダウンカウンタにてカウントされ、カウント値に応じて各種数値やデータ等の選択が行われる。
46は動画記録の開始と停止を指示するための動画ボタンであり、ユーザーによって操作される毎にCPU30へ操作信号が出力される。その操作信号により、カメラが動画モードの場合に操作されると動画記録が開始され、動画記録中に操作されると動画記録が停止される。
47はSETボタンであり、モードボタン44や電子ダイヤル45などが操作されて、測距点や各種撮影モードの詳細、各種数値などの選択または設定を行った際に、その選択または設定を決定するための操作入力部である。
48は電源ボタンであり、操作されるとカメラ本体1に装着されたバッテリー50の電圧を、DC/DCコンバータ49によりカメラ本体1および撮影レンズ3内の各回路に必要な電圧に変換して供給する。バッテリー50はカメラ本体1に対して着脱可能になっている。
続いて、撮像素子6による撮像面位相差AFについて説明する。まず撮像素子6の構成について詳細に説明する。図5は撮像素子6の撮像画素と焦点検出画素の配列の概略図であり、2次元CMOSセンサー(撮像素子)の画素(撮像画素)配列を4列×4行の範囲で、焦点検出画素配列を8列×4行の範囲で示したものである。図5の左上に示した2列×2行の画素群200は、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下に配置されている。更に各画素は2列×1行に配列された第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202により構成されている。
図5に示した4列×4行の画素(8列×4行の焦点検出画素)を面上に多数配置し、撮像画像(焦点検出信号)の取得を可能としている。本実施例1では、画素の周期Pが4μm、画素数Nが横5575列×縦3725行=約2075万画素、焦点検出画素の列方向周期PAFが2μm、焦点検出画素数NAFが横11150列×縦3725行=約4150万画素の撮像素子として説明を行う。
図5に示した撮像素子6の1つの画素200Gを、撮像素子の受光面側(+z側)から見た平面図を図6(a)に示し、図6(a)のa−a断面を−y側から見た断面図を図6(b)に示す。図6に示すように画素200Gでは、各画素の受光側に入射光を集光するためのマイクロレンズ305が形成され、x方向にN分割(2分割)、y方向にN分割(1分割)された光電変換部301と光電変換部302が形成される。光電変換部301と光電変換部302が、それぞれ、第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202に対応する。光電変換部301と光電変換部302は、p型層とn型層の間にイントリンシック層を挟んだpin構造フォトダイオードとしても良いし、必要に応じて、イントリンシック層を省略し、pn接合フォトダイオードとしても良い。
各画素には、マイクロレンズ305と、光電変換部301および光電変換部302との間に、カラーフィルター306が形成される。また必要に応じて、各副画素毎にカラーフィルターの分光透過率を変えても良いし、カラーフィルターを省略しても良い。
画素200Gに入射した光は、マイクロレンズ305により集光され、カラーフィルター306で分光されたのち、光電変換部301と光電変換部302で受光される。光電変換部301と光電変換部302では、受光量に応じて電子とホールが対生成し、空乏層で分離された後、負電荷の電子はn型層(不図示)に蓄積され、一方、ホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型層を通じて撮像素子外部へ排出される。光電変換部301と光電変換部302のn型層(不図示)に蓄積された電子は、転送ゲートを介して、静電容量部(FD)に転送され、電圧信号に変換される。
図6に示した画素構造と瞳分割との対応関係を示した概略説明図を図7に示す。図7は図6(a)に示した画素構造のa−a断面を+y側から見た断面図と結像光学系の射出瞳面を示している。図7では、射出瞳面の座標軸と対応を取るために、断面図のx軸とy軸を図6に対して反転させている。
図7で、第1焦点検出画素201の第1瞳部分領域501は、重心が−x方向に偏心している光電変換部301の受光面と、マイクロレンズ305によって、概ね共役関係になっており、第1焦点検出画素201で受光可能な瞳領域を表している。第1焦点検出画素201の第1瞳部分領域501は、瞳面上で+X側に重心が偏心している。第2焦点検出画素202の第2瞳部分領域502は、重心が+x方向に偏心している光電変換部302の受光面と、マイクロレンズ305によって、概ね共役関係になっており、第2焦点検出画素202で受光可能な瞳領域を表している。第2焦点検出画素202の第2瞳部分領域502は、瞳面上で−X側に重心が偏心している。また瞳領域500は、光電変換部301と光電変換部302(第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202)を全て合わせた際の画素200G全体で受光可能な瞳領域である。
撮像素子6と瞳分割との対応関係を示した概略説明図を図8に示す。第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502の異なる瞳部分領域を通過した光束は、撮像素子6の各画素にそれぞれ異なる角度で入射し、2×1分割された第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202で受光される。即ち撮像素子6は、第1瞳部分領域を通過する光束を受光する第1焦点検出画素と、第1瞳部分領域と異なる第2瞳部分領域を通過する光束を受光する第2焦点検出画素と、第1瞳部分領域と第2瞳部分領域を合わせた瞳領域を通過する光束を受光する撮像画素が複数配列されている。
本実施例1では、瞳領域が水平方向に2つに瞳分割されている。これにより水平方向の焦点検出が可能となっている。必要に応じて垂直方向に瞳分割を行っても良い。その際は垂直方向の焦点検出が可能となる。更には、水平・垂直の両方向に4つに瞳分割を行い、水平・垂直のクロス焦点検出を可能にしても良い。また必要に応じて、撮像画素と第1焦点検出画素、第2焦点検出画素を個別の画素構成とし、撮像画素配列の一部に、第1焦点検出画素と第2焦点検出画素を部分的に配置する構成としても良い。
本実施例1では、撮像素子6の各画素の第1焦点検出画素201の受光信号を集めて第1焦点信号を生成し、各画素の第2焦点検出画素202の受光信号を集めて第2焦点信号を生成して焦点検出を行う。また撮像素子6の各画素毎に、第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202の信号を加算することで、有効画素数Nの解像度の撮像信号(撮像画像)を生成する。
次に、撮像素子6により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係について説明する。
図9は第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の概略関係図を示す。撮像面800に撮像素子6(不図示)が配置され、図7、図8と同様に、撮影光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
デフォーカス量dは、被写体の結像位置から撮像面までの距離を大きさ|d|とし、被写体の結像位置が撮像面より被写体側にある前ピン状態を負符号(d<0)、被写体の結像位置が撮像面より被写体の反対側にある後ピン状態を正符号(d>0)として定義される。被写体の結像位置が撮像面(合焦位置)にある合焦状態はd=0である。図9で被写体801は合焦状態(d=0)の例を示しており、被写体802は前ピン状態(d<0)の例を示している。前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)を合わせて、デフォーカス状態(|d|>0)とする。
前ピン状態(d<0)では、被写体802からの光束のうち、第1瞳部分領域501(第2瞳部分領域502)を通過した光束は、一度、集光した後、光束の重心位置G1(G2)を中心として幅Γ1(Γ2)に広がり、撮像面800でボケた像となる。ボケた像は、撮像素子6に配列された各画素を構成する第1焦点検出画素201(第2焦点検出画素202)により受光され、第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)が生成される。よって第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)は、撮像面800上の重心位置G1(G2)に、被写体802が幅Γ1(Γ2)にボケた被写体像として記録される。被写体像のボケ幅Γ1(Γ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね比例して増加していく。同様に、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ量p(=光束の重心位置の差G1−G2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加していく。後ピン状態(d>0)でも、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となるが、同様である。従って本実施例1では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号、もしくは、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を加算した撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の大きさが増加する。
次に、撮像面位相差AFの制御処理について説明する。撮像面位相差AFは、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的にシフトさせて信号の一致度を表す相関量を計算し、相関(信号の一致度)が良くなるシフト量から像ずれ量を検出する。撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の大きさが増加する関係性から、像ずれ量を検出デフォーカス量に変換して焦点検出を行う。
図10は本実施例1の撮像面位相差AFの流れを概略的に示したフローチャートである。なお図10の動作は、本実施例1の焦点検出信号生成手段、相関演算手段、焦点検出手段、評価値算出手段である撮像素子6、画像処理回路42とCPU30によって実行される。またこの撮像面位相差AFをどのようなタイミングで使用するかなどのカメラ全体の制御については後述する。
ステップS101では、始めに撮像素子6の有効画素領域の中から焦点調節を行う焦点検出領域を設定する。焦点検出信号生成手段により、焦点検出領域の第1焦点検出画素の受光信号から第1焦点検出信号を生成し、焦点検出領域の第2焦点検出画素の受光信号から第2焦点検出信号を生成する。
ステップS102では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に、それぞれ信号データ量を抑制するために水平方向に3画素加算処理を行い、更にRGB信号を輝度Y信号にするためにベイヤー(RGB)加算処理を行う。
ステップS103では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に、それぞれ焦点検出領域の像高、撮影レンズ3のF値、射出瞳距離に応じて、シェーディング補正処理(光学補正処理)を行う。
ステップS104では、相関量算出手段により、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的に瞳分割方向にシフトさせるシフト処理を行い、信号の一致度を表す相関量を算出する。k番目の第1焦点検出信号をA(k)、第2焦点検出信号をB(k)、焦点検出領域に対応する番号kの範囲をWとする。シフト処理によるシフト量をs、シフト量sのシフト範囲をΓとして、相関量COR(s)は、式(1)により算出される。
シフト量sのシフト処理により、k番目の第1焦点検出信号A(k)とk−s番目の第2焦点検出信号B(k−s)を対応させ減算し、シフト減算信号を生成する。生成されたシフト減算信号の絶対値を計算し、焦点検出領域に対応する範囲W内で番号kの和を取り、相関量COR(s)を算出する。必要に応じて、各行毎に算出された相関量を、各シフト量毎に、複数行に渡って加算しても良い。
ステップS105では、焦点検出手段により、検出デフォーカス量を算出する。まず相関量からサブピクセル演算により、相関量が最小値となる実数値のシフト量を算出して像ずれ量pを算出する。次に算出された像ずれ量pに、焦点検出領域の像高と、撮影レンズ3のF値、射出瞳距離に応じた変換係数Kをかけて、検出デフォーカス量を算出する。
ステップS106では、評価値算出手段により、検出デフォーカス量の信頼性を判定するための評価値を算出する。本実施例1では、相関量からサブピクセル演算により計算された相関量の最小値(像一致度)を評価値として算出する。第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の形状一致度が良くなるほど、相関量の最小値(像一致度)が小さくなり、焦点検出結果の信頼性が高くなる。必要に応じて、算出された像ずれ量pの位置での相関量の傾き(相関量の1階微分)を評価値としても良い。
ステップS107では、信頼性判定手段により、検出デフォーカス量の信頼性判定を行う。算出された評価値が所定値よりも大きい場合は、検出デフォーカス量の信頼性が高いと判定してS108に進む。算出された評価値が所定値よりも小さい場合は、検出デフォーカス量の信頼性が低いと判定して撮像面位相差AFを終了する。
ステップS108では、検出デフォーカス量に応じて、撮影レンズ3のフォーカスレンズ3aを駆動する。
以上説明した構成により、撮像素子6による撮像面位相差AFを実現している。
続いてカメラ全体の制御について図11〜図14の制御フローチャートを用いて説明する。図11は本実施例1のデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS201では、電源ボタン48が操作され操作信号がCPU30に出力されてカメラの電源がONする。
ステップS202では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作と、撮像信号のCPU30への送信を開始する。
ステップS203では、接眼検知センサ駆動回路37により接眼検知センサ投光部12と接眼検知センサ受光部13を駆動し、ユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否か、即ち光学ファインダーを使用しているか否かを判定する。接眼検知がOFF(接眼検知センサ受光部13が赤外光を受光しない)、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS204へ進む。接眼検知がON(接眼検知センサ受光部13でユーザーの眼や顔に反射した赤外光が受光される)、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS206へ進む。
ステップS204では、カメラが動画撮影モードに設定されているか否かを判定する。動画撮影モードに設定されていなければステップS205へ進み、設定されていればステップS207へ進む。
ステップS205では、ライブビュー使用による撮影ルーチン(以後、静止画LV撮影ルーチンと称す)を実行する。詳細は後述する。
ステップS206では、光学ファインダー使用による撮影ルーチン(以後、OVF撮影ルーチンと称す)を実行する。詳細は後述する。
ステップS207では、ライブビュー使用による動画撮影ルーチン(以後、動画LV撮影ルーチンと称す)を実行する。詳細は後述する。
ステップS208では、ユーザーが電源ボタン48を操作したか否かを判定する。操作されて電源がOFFされればステップS209へ進み、ステップS209以降のカメラの終了制御を実行する。操作されず電源がONのままであればステップS203へ進み、引き続きユーザーの撮影スタイルや撮影状況に応じたカメラ制御を実行する。
ステップS209では、ライブビュー(LV)がOFF(液晶モニタ15にライブビュー画像が表示されていない状態)であるか否かを判定する。ライブビューがOFFであればステップS211へ進み、OFFでなければステップS210へ進む。
ステップS210では、液晶モニタ15を消灯し、ライブビュー表示を停止する。
ステップS211では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作を終了する。
ステップS212では、アイピースシャッター14が閉状態であるか否かを判定する。閉状態であればステップS214へ進み、閉状態でなければステップS213へ進む。
ステップS213では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS214では、ミラー4がアップ位置にあるか否かを判定する。アップ位置にあればカメラ制御を終了し、アップ位置になければステップS215へ進む。
ステップS215では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をアップ位置へ回動し、カメラ制御を終了する。即ち、カメラの電源OFF時は、図2の状態となっている。
引き続き各撮影ルーチンを詳細に説明する。図12は静止画LV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS301では、ミラー4がアップ位置にあるか否かを判定する。アップ位置にあればステップS303へ進み、アップ位置になければステップS302へ進む。
ステップS302では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をアップ位置へ回動する。
ステップS303では、アイピースシャッター14が閉状態であるか否かを判定する。閉状態であればステップS305へ進み、閉状態でなければステップS304へ進む。
ステップS304では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS305では、ライブビューがON(液晶モニタ15にライブビュー画像が表示されている状態)であるか否かを判定する。ライブビューがONであればステップS307へ進み、ONでなければステップS306へ進む。
ステップS306では、画像処理回路42により撮像信号からライブビュー用の画像データを生成し、液晶モニタ15に表示する。
ステップS307では、レリーズボタン43が操作されてSW1がONする。
ステップS308では、前述の撮像面位相差AFルーチンを実行する。
ステップS309では、レリーズボタン43が操作されてSW2がONする。
ステップS310では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、不図示の撮影レンズ3内の不図示の絞りを駆動する。
ステップS311では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、シャッター駆動回路34によりシャッター5の露光走行を行う。
ステップS312では、シャッター5の露光走行の間に撮像素子6で受光された撮像信号を画像処理回路42で画像データにして、SDRAM41に一時記録する。
ステップS313では、画像処理回路42で画像データに各種画像処理を行ない、静止画像としてメディア40に記録する。
ステップS314では、モーター駆動回路32によりモーター33を制御し、シャッター5のチャージ駆動を行い、シャッター5を開状態にし、静止画LV撮影ルーチンを終了する。
図13はOVF撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS401では、ライブビューがOFFであるか否かを判定する。ライブビューがOFFであればステップS403へ進み、OFFでなければステップS402へ進む。
ステップS402では、液晶モニタ15を消灯し、ライブビュー表示を停止する。
ステップS403では、ミラー4がダウン位置にあるか否かを判定する。ダウン位置にあればステップS405へ進み、ダウン位置になければステップS404へ進む。
ステップS404では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をダウン位置へ回動する。
ステップS405では、アイピースシャッター14が開状態であるか否かを判定する。開状態であればステップS407へ進み、開状態でなければステップS406へ進む。
ステップS406では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を開状態に駆動する。
ステップS407では、レリーズボタン43が操作されてSW1がONする。
ステップS408では、前述の撮像面位相差AFルーチンを実行する。
ステップS409では、レリーズボタン43が操作されてSW2がONする。
ステップS410では、モーター駆動回路32によりモーター33を制御して、ミラー4をアップ位置へ回動する。
ステップS411では、フォーカスレンズ3aの合焦位置を補正駆動する。ステップS408ではミラー4を透過した光束で撮像面位相差AFを実行しており、ミラー4を透過しない光束では僅かではあるが合焦位置が変わるため、その変化量に応じたフォーカスレンズ3aの補正量を計算して駆動する。補正量は撮影レンズ3の焦点距離、被写体の撮影距離など様々な影響により変化する。
ステップS412では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、不図示の撮影レンズ3内の不図示の絞りを駆動する。
ステップS413では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、シャッター駆動回路34によりシャッター5の露光走行を行う。
ステップS414では、シャッター5の露光走行の間に撮像素子6で受光された撮像信号を画像処理回路42で画像データにして、SDRAM41に一時記録する。
ステップS415では、画像処理回路42で画像データに各種画像処理を行ない、静止画像としてメディア40に記録する。
ステップS416では、モーター駆動回路32によりモーター33を制御し、シャッター5のチャージ駆動を行い、シャッター5を開状態にする。
ステップS417では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をダウン位置へ回動し、OVF撮影ルーチンを終了する。
OVF撮影ルーチンにおいては、静止画像を撮影する際にミラー4を撮影光路から退避させている。その理由は、ミラー4を透過した光束は透過しない光束と比べて僅かではあるが画質が劣るため、カメラで得られる最良の画質をユーザーに提供するためである。また更に、静止画LV撮影ルーチンで得られる静止画像の画質と、OVF撮影ルーチンで得られる静止画像の画質を同一にするためでもある。
OVF撮影ルーチンはミラー4のアップ駆動とフォーカスレンズ3aの補正駆動により、静止画LV撮影ルーチンに比べて僅かではあるが撮影にタイムラグを生じてしまう。そこでそのタイムラグをなくすため、OVF撮影ルーチンにおいてミラー4がダウン位置のまま、即ちミラー4を透過した光束で静止画像の撮影を行うようにしても構わない。
図14は動画LV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS501では、ミラー4がダウン位置にあるか否かを判定する。ダウン位置にあればステップS503へ進み、ダウン位置になければステップS502へ進む。
ステップS502では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をダウン位置へ回動する。
ステップS503では、アイピースシャッター14が閉状態であるか否かを判定する。閉状態であればステップS505へ進み、閉状態でなければステップS504へ進む。
ステップS504では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS505では、ライブビューがONであるか否かを判定する。ライブビューがONであればステップS507へ進み、ONでなければステップS506へ進む。
ステップS506では、画像処理回路42により撮像信号からライブビュー用の画像データを生成し、液晶モニタ15に表示する。
ステップS507では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、不図示の撮影レンズ3内の不図示の絞りを駆動する。
ステップS508では、フォーカスレンズ3aが合焦状態であるか否かを判定する。合焦状態(被写体にピントが合っている)と判定された場合は、ステップS510へ進み、非合焦状態(被写体にピントが合っていない)と判定された場合は、ステップS509へ進む。
ステップS509では、前述の撮像面位相差AFルーチンを実行し、その後ステップS508へ進む。
ステップS510では、ユーザーが動画ボタン46を操作したか否かを判定する。操作された場合は、動画ONとなりステップS511へ進み、操作されない場合はステップS508へ進む。
ステップS511では、動画の記録を開始する。画像処理回路42によりSDRAM41に一時記録された画像データから、設定されたフレームレートに応じた動画像を生成し、メディア40に記録を開始する。ここでフレームレートはユーザーが設定可能としても良いし、カメラが自動設定しても構わない。
ステップS512では、フォーカスレンズ3aが合焦状態であるか否かを判定する。合焦状態と判定された場合は、ステップS514へ進み、非合焦状態と判定された場合は、ステップS513へ進む。
ステップS513では、前述の撮像面位相差AFルーチンを実行し、その後ステップS512へ進む。
ステップS514では、接眼検知センサ駆動回路37により接眼検知センサ投光部12と接眼検知センサ受光部13を駆動し、ユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否か、即ち光学ファインダーを使用しているか否かを判定する。接眼検知がON、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS515へ進み、接眼検知がOFF、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS216へ進む。
ステップS515では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を開状態に駆動する。
ステップS516では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS517では、ユーザーが動画ボタン46を操作したか否かを判定する。操作された場合は、動画OFFとなりステップS518へ進み、操作されない場合はステップS512へ進む。
ステップS518では、メディア40への動画像の記録を停止し、動画LV撮影ルーチンを終了する。
動画LV撮影ルーチンにおいては、常にミラー4がダウン位置のまま、即ちミラー4を透過した光束で動画像の撮影を行うようにしている。この理由は、ユーザーがライブビュー使用の撮影から光学ファインダー使用の撮影に、またはその逆に切り替える際にミラー4の駆動が動画の中に写ってしまうことを防ぐためである。これによりユーザーは動画撮影時にライブビューと光学ファインダーを使い分けることが可能である。
静止画LV撮影ルーチンやOVF撮影ルーチンでは、ユーザーによりレリーズボタン43が操作されてSW1がONした時にAF動作する、所謂ワンショットAF制御での説明を行った。また動画LV撮影ルーチンでは、常に被写体にピントを合わせ続けるAF動作、所謂コンティニアスAF制御での説明をおこなった。しかしいずれの場合においてもそれらのAF制御方式に限定される訳ではなく、静止画LV撮影ルーチンやOVF撮影ルーチンでコンティニアスAF制御、動画LV撮影ルーチンでワンショットAF制御しても構わない。
撮像素子6に設けた撮像面位相差AF方式は、焦点検出画素を撮像素子の全面(全画素)に配置している方式で説明したが、特開平2009−244429号公報等で提案している焦点検出画素を撮像素子に離散的に配置する方式を採用しても構わない。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、接眼検知によりユーザーがライブビューを使用している場合はミラーアップ状態で撮像面位相差AFを行い、光学ファインダーを使用している場合はミラーダウン状態で撮像面位相差AFを行う。またライブビュー使用による静止画撮影は静止画LV撮影ルーチン、光学ファインダー使用による静止画撮影はOVF撮影ルーチン、動画撮影は動画LV撮影ルーチンと、各撮影ルーチンを設けている。これによりユーザーが撮影スタイルや撮影状況に応じて、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラが実現できる。
以下、本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。基本構成は実施例1の図1〜10と同一であるため説明を割愛し、異なる部分を説明する。
図15は本実施例2のデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS601では、電源ボタン48が操作され操作信号がCPU30に出力されてカメラの電源がONする。
ステップS602では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作と、撮像信号のCPU30への送信を開始する。
ステップS603では、接眼検知によりユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否かを判定する。接眼検知がON、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS604へ進み、接眼検知がOFF、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS614へ進む。
ステップS604では、OVF撮影ルーチンを実行する。詳細については実施例1の図13と同一であるため説明は割愛する。
ステップS605では、接眼検知によりユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否かを判定する。接眼検知がON、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS606へ進み、接眼検知がOFF、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS607へ進む。
ステップS606では、ユーザーが電源ボタン48を操作したか否かを判定する。操作されて電源がOFFされればステップS616へ進み、ステップS616以降のカメラの終了制御を実行する。操作されず電源がONのままであればステップS603へ進み、引き続きユーザーの撮影スタイルや撮影状況に応じたカメラ制御を実行する。
ステップS607では、接眼検知がONからOFFに切り替わってからの経過時間を計測するOFFタイマを開始する。
ステップS608では、ユーザーにより所定の操作がされたか否かを判定する。操作された場合は、ステップS609へ進み、操作されない場合はステップS612へ進む。ここで所定の操作とは、モードボタン44や電子ダイヤル45、SETボタン47などを操作することにより、撮影モードやISO感度、シャッタースピード、絞り値、ホワイトバランスなどの撮影条件設定値などを変更することである。また所定の操作をユーザーが選択可能としても構わない。
ステップS609では、所定の操作中であることを受けて、OFFタイマの計測を一時停止する。
ステップS610では、所定の操作が終了したか否かを判定する。終了していればステップS611へ進み、終了していなければ終了するまで判定を続ける。
ステップS611では、OFFタイマの計測を再開する。
ステップS612では、OFFタイマで計測された経過時間が、所定値を超えたか否かを判定する。所定値を超えていればステップS613へ進み、所定値以下であればステップS608へ進む。ここで所定値はユーザーが設定可能としても良いし、カメラが自動設定しても構わない。
ステップS613では、OFFタイマの計測を終了し、計測された数値を「0」にリセットする。
ステップS614では、静止画LV撮影ルーチンを実行する。詳細については実施例1の図12と同一であるため説明は割愛する。
ステップS615では、ユーザーが電源ボタン48を操作したか否かを判定する。操作されて電源がOFFされればステップS616へ進み、ステップS616以降のカメラの終了制御を実行する。操作されず電源がONのままであればステップS603へ進み、引き続きユーザーの撮影スタイルや撮影状況に応じたカメラ制御を実行する。
ステップS616では、ライブビューがOFFであるか否かを判定する。ライブビューがOFFであればステップS618へ進み、OFFでなければステップS617へ進む。
ステップS617では、液晶モニタ15を消灯し、ライブビュー表示を停止する。
ステップS618では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作を終了する。
ステップS619では、アイピースシャッター14が閉状態であるか否かを判定する。閉状態であればステップS621へ進み、閉状態でなければステップS620へ進む。
ステップS620では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS621では、ミラー4がアップ位置にあるか否かを判定する。アップ位置にあればカメラ制御を終了し、アップ位置になければステップS622へ進む。
ステップS622では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をアップ位置へ回動し、カメラ制御を終了する。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、ユーザーが光学ファインダーを使用して撮影している場合に、接眼検知がONからOFFに切り替わってから所定時間の間はライブビュー使用状態に切り替わらないようにした。これによりユーザーが撮影スタイルや撮影状況に応じて、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラが実現できる。
以下、本発明の第3の実施形態を図面を参照しながら説明する。基本構成は実施例1の図1〜10と同一であるため説明を割愛し、異なる部分を説明する。
図16は本実施例3のデジタル一眼レフカメラの全体制御の流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS701では、電源ボタン48が操作され操作信号がCPU30に出力されてカメラの電源がONする。
ステップS702では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作と、撮像信号のCPU30への送信を開始する。
ステップS703では、接眼検知によりユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否かを判定する。接眼検知がOFF、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS704へ進み、接眼検知がON、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS705へ進む。
ステップS704では、撮像面AE結果により撮影環境の輝度が所定値1未満か否かを判定する。所定値1未満の場合はステップS706へ進み、所定値1以上の場合はステップS707へ進む。ここで所定値1はユーザーが設定可能としても良いし、カメラが自動設定しても構わない。
ステップS705では、撮像面AE結果により撮影環境の輝度が所定値2を超えるか否かを判定する。所定値2を超える場合はステップS708へ進み、所定値以下の場合はステップS707へ進む。ここで所定値2はユーザーが設定可能としても良いし、カメラが自動設定しても構わない。
ステップS706では、静止画LV撮影ルーチンを実行する。詳細については実施例1の図12と同一であるため説明は割愛する。
ステップS707では、ミラーダウン状態でのライブビュー使用による撮影ルーチン(以後、ミラーダウンLV撮影ルーチンと称す)を実行する。詳細は後述する。
ステップS708では、OVF撮影ルーチンを実行する。詳細については実施例1の図13と同一であるため説明は割愛する。
ステップS709では、ユーザーが電源ボタン48を操作したか否かを判定する。操作されて電源がOFFされればステップS710へ進み、ステップS710以降のカメラの終了制御を実行する。操作されず電源がONのままであればステップS703へ進み、引き続きユーザーの撮影スタイルや撮影状況に応じたカメラ制御を実行する。
ステップS710では、ライブビューがOFFであるか否かを判定する。ライブビューがOFFであればステップS712へ進み、OFFでなければステップS711へ進む。
ステップS711では、液晶モニタ15を消灯し、ライブビュー表示を停止する。
ステップS712では、撮像素子駆動回路35により撮像素子6の撮像動作を終了する。
ステップS713では、アイピースシャッター14が閉状態であるか否かを判定する。閉状態であればステップS715へ進み、閉状態でなければステップS714へ進む。
ステップS714では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を閉状態に駆動する。
ステップS715では、ミラー4がアップ位置にあるか否かを判定する。アップ位置にあればカメラ制御を終了し、アップ位置になければステップS716へ進む。
ステップS716では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をアップ位置へ回動し、カメラ制御を終了する。
図17はミラーダウンLV撮影ルーチンの流れを概略的に示したフローチャートである。
ステップS801では、ミラー4がダウン位置にあるか否かを判定する。ダウン位置にあればステップS803へ進み、ダウン位置になければステップS802へ進む。
ステップS802では、モーター駆動回路32によりモーター33を駆動して、ミラー4をダウン位置へ回動する。
ステップS803では、アイピースシャッター14が開状態であるか否かを判定する。開状態であればステップS805へ進み、開状態でなければステップS804へ進む。
ステップS804では、プランジャー駆動回路38によりプランジャー39の通電制御を行い、アイピースシャッター14を開状態に駆動する。
ステップS805では、接眼検知によりユーザーが接眼レンズ10を覗いているか否かを判定する。接眼検知がON、即ち光学ファインダーを使用していると判定されるとステップS806へ進み、接眼検知がOFF、即ち光学ファインダーを使用していないと判定されるとステップS807へ進む。
ステップS806では、液晶モニタ15を消灯し、ライブビュー表示を停止する。
ステップS807では、画像処理回路42により撮像信号からライブビュー用の画像データを生成し、液晶モニタ15に表示する。
ステップS808では、ユーザーによりレリーズボタン43が操作されてSW1がONしたか否かを判定する。SW1がONされればステップS809へ進み、SW1がONされなければステップS805へ進み、引き続きユーザーの撮影スタイルや撮影状況に応じたカメラ制御を実行する。
ステップS809では、撮像面位相差AFルーチンを実行する。詳細については実施例1の図10と同一であるため説明は割愛する。
ステップS810では、ユーザーによりレリーズボタン43が操作され続けてSW2がONしたか否かを判定する。SW2がONされればステップS811へ進み、SW2がONされなければステップS808へ進み、引き続きユーザーによるレリーズボタン43の操作を監視する。
ステップS811では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、不図示の撮影レンズ3内の不図示の絞りを駆動する。
ステップS812では、撮像面AE結果により演算された撮影露出またはユーザーの設定値に従って、シャッター駆動回路34によりシャッター5の露光走行を行う。
ステップS813では、シャッター5の露光走行の間に撮像素子6で受光された撮像信号を画像処理回路42で画像データにして、SDRAM41に一時記録する。
ステップS814では、画像処理回路42で画像データに各種画像処理を行ない、静止画像としてメディア40に記録する。
ステップS815では、モーター駆動回路32によりモーター33を制御し、シャッター5のチャージ駆動を行い、シャッター5を開状態にし、ミラーダウンLV撮影ルーチンを終了する。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態によれば、撮影環境の輝度が所定値1未満の場合は暗いため光学ファインダーでは被写体の確認がし難くなるため静止画LVルーチンを設けた。更に所定値2を超えると明るすぎて液晶モニタ15の表示が見難くなるためOVF撮影ルーチン、所定値1を超え所定値2未満の場合は、ライブビューと光学ファインダーのいずれも使用可能なミラーダウンLV撮影ルーチンと、各撮影ルーチンを設けた。これによりユーザーが撮影しようとしている撮影環境に応じて、ライブビュー撮影と光学ファインダー撮影を簡単且つ自由に切り替え可能なデジタル一眼レフカメラが実現できる。
4 ミラー、6 撮像素子、10 接眼レンズ、12 接眼検知センサ投光部、
13 接眼検知センサ受光部、14 アイピースシャッター、15 液晶モニタ

Claims (5)

  1. 撮像光学系により形成された被写体像の撮像と、撮像面位相差検出方式による焦点検出が可能な撮像手段(6)と、
    前記撮像手段から出力された画像信号を表示する表示手段(15)と、
    ユーザーが被写体像を観察可能な光学ファインダー手段(7〜10)と、
    撮像光路を複数の光路に分割可能で、ハーフミラーで構成されているミラー(4)と、
    ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いているか否かを検知する接眼検知手段(12、13)と、を備え、
    前記ミラーは、撮像光路内の所定位置に配置され、前記ミラーで反射した被写体像を前記光学ファインダー手段に導き、且つ前記ミラーを透過した被写体像を撮像手段に導く第1状態(図1)と、撮像光路外に退避する位置に配置され、被写体像を撮像手段に導く第2状態(図2)とに回動可能に構成されており、
    前記接眼検知手段により、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いていると検知された場合は、前記第1状態で前記撮像面位相差検出方式による焦点検出を行い、検知されない場合は、前記第2状態で前記撮像面位相差検出方式による焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像光学系により形成された被写体像の撮像と、撮像面位相差検出方式による焦点検出が可能な撮像手段(6)と、
    前記撮像手段から出力された画像信号を表示する表示手段(15)と、
    ユーザーが被写体像を観察可能な光学ファインダー手段(7〜10)と、
    撮像光路を複数の光路に分割可能で、ハーフミラーで構成されているミラー(4)と、
    ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いているか否かを検知する接眼検知手段(12、13)と、
    撮像装置が所定の設定状態、もしくは所定の使用環境であるか否かを検出する状態検出手段(30)と、を備え、
    前記接眼検知手段により、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いていると検知された場合は、前記ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、前記ミラーで反射した被写体像を前記光学ファインダー手段に導く第1状態(図1)、検知されない場合で且つ前記状態検出手段により所定状態でないと検知された場合は、前記ミラーを撮像光路外に退避する位置に配置し、前記撮像手段により撮像された被写体像を前記表示手段で表示する第2状態(図2)、検知されない場合で且つ所定状態であると検知された場合は、前記ミラーを撮像光路内の所定位置に配置し、前記撮像手段により撮像された前記ミラーを透過した被写体像を前記表示手段で表示する第3状態(図3)に切り替え可能とすることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記所定状態とは、動画モードであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定状態とは、前記接眼検知手段により、ユーザーが前記光学ファインダー手段を覗いていると検知されている状態から検知されなくなった状態に切り替わってからの所定時間中であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記所定状態とは、撮影環境が所定の明るさであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040080A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

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