JP2015223746A - ラミネート装置およびラミネート方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性が高くスループットの良いラミネート装置およびラミネート方法を得ること。【解決手段】下ケースと、下方に向かって膨張自在なダイアフラムを備え、前記下ケースと組み合わされて前記ダイアフラムによって仕切られた上下2つのチャンバーを形成する上ケースと、1つの被加工物が載置されて前記被加工物を加熱するヒータ盤と、前記被加工物が載置された複数の前記ヒータ盤が上下方向に積載されて前記下のチャンバー内に保持される積載構造体と、を備え、前記ダイアフラムが下方に向かって膨張して前記積載構造体を下方に押圧することにより、前記複数のヒータ盤に載置された複数の前記被加工物を一括して同時に、下部の前記ヒータ盤と前記ダイアフラムとの間で挟圧する。【選択図】図1

Description

本発明は、ラミネート装置およびラミネート方法に関する。
従来の太陽電池モジュールのラミネート装置では、ラミネート装置本体の前段に搬送コンベアが設けられ、搬送コンベア上の被加工物がラミネート装置本体へ搬入される。ラミネート装置本体は、上チャンバー部と下チャンバー部とに分かれており、上チャンバー部を開いた状態で、下チャンバー部のヒータ盤上に被加工物が配置される。被加工物である太陽電池モジュールでは、最下層のガラス基板上にシート状の樹脂封止材、太陽電池アレイ、シート状の樹脂封止材が積層され、最上層に保護シート材が配置される。
ラミネート装置本体では、上チャンバー部と下チャンバー部とを重ねて、内部を減圧しながら被加工物を加熱する。被加工物の加熱後、上チャンバー部の上チャンバー内を大気開放することにより、上チャンバー部に備えられたダイアフラムが膨張し、被加工物としての太陽電池モジュールがヒータ盤上で挟圧される。これにより、ヒータ盤上で樹脂封止材が溶融しながら減圧されることで、被加工物内部の気泡を抜きながら樹脂封止材により太陽電池アレイが密閉封止されてラミネート加工が完了する。
このようなラミネート装置として、たとえば特許文献1には、ダイアフラムによって仕切られた上チャンバーと下チャンバーを有し、下チャンバーには昇降自在なヒータ盤が設けられたラミネート装置において、ヒータ盤上に載置される被加工物の太陽電池モジュールを、ヒータ盤の下降終了時においてヒータ盤上面よりも上方に離して保持する保持手段を備えることが記載されている。これにより、特許文献1によれば、太陽電池パネルを真空状態にした後において加熱しているので、空気が除去される前に充填材が溶けることなく、パネル内部に気泡が残る心配がないとされている。
また、たとえば特許文献2には、下チャンバーの上面側にダイアフラムを取り付け、その上部に被加工物の太陽電池モジュールをセットするようにした下チャンバーと、上チャンバーの下面側に加熱板を取付けたラミネート装置において、下チャンバーの上面とダイアフラム下面との間に空隙を保持するようにしてダイアフラムを取り付けることが示されている。このラミネート装置によれば、加熱時にダイアフラムが膨張しても、その後の真空引きに際して、空隙が膨張部分の吸収代として機能するので、ダイアフラムに裂け等の損傷を負わせるおそれがないとされている。
また、たとえば特許文献3には、下方に向かって膨張自在なダイアフラムを備える上チャンバーと、ヒータ盤と該ヒータ盤の上方において受け取った被加工物の太陽電池パネルをヒータ盤上に載置し、かつ、該ヒータ盤上に載置した太陽電池パネルをヒータ盤上方に持上げる昇降手段を備える下チャンバーとを構成したラミネート部を上下に二段以上重ねて配置することが示されている。このラミネート装置によれば、従来のラミネート装置本体部を一つしか備えていないラミネート装置に比べて、少なくても二倍以上の生産性が高くスループットの良いラミネート装置が提供できるとされている。
登録実用新案第3017231号公報 特開2001−293783号公報 特開平9−141743号公報
しかしながら、上記従来のラミネート装置によれば、被加工物である太陽電池モジュールをラミネート部のヒータで急激に加熱すると、太陽電池パネルにおけるガラス基板に上向きの反りが発生する。この反りを抑制するために、ラミネート部の前段に予熱部を設け、予熱部で予め被加工物を予熱してからラミネート部に搬入する方法がある。
近年では被加工物である太陽電池モジュールの大型化が進んでいる。太陽電池モジュールが大型化されると、予熱部における搬送コンベアに配置された予熱ヒータ内の複数の加熱部の設定温度が一様である場合には、太陽電池モジュールにおけるガラス基板の中央部と外周部との間に温度差が生じ、太陽電池モジュールの外周部が搬送コンベアより浮き上がることがある。すなわち、予熱部による予熱によっても既に被加工物に反りが生じることがある。反りが残ったまま被加工物がラミネート部で加熱および挟圧処理されると、ガラス基板等に対して反りを矯正する力が加わることとなり、ガラス基板の破損が発生する傾向にある。また、太陽電池モジュール端部の部分的な加熱温度不足が発生することにより、太陽電池モジュールの面内における加熱の均一性が損なわれる。この結果、ガラス基板と樹脂封止材、樹脂封止材と保護シート材との間の未接着等が起こり、ラミネート不良といった問題を引き起こす。
また、被加工物である太陽電池モジュールをラミネート部のヒータで急激に加熱すると、チャンバー内を真空引きする前に充填材としての樹脂封止材が溶け始めることにより、太陽電池モジュールの内部に気泡が残る可能性が高い。太陽電池モジュールの内部に残った気泡は、太陽電池モジュールの使用時において、起電力や外気温などの温度上昇の影響によって膨張し、太陽電池モジュールの劣化、寿命の短命化といった問題を引き起こす。
このため、連続的に太陽電池モジュールの製造を行うためには、ラミネート装置本体部の前に予熱部を設ける必要がある。この結果、製造装置の占有面積が大きくなり、面積生産性が悪くなる。
そこで、ラミネート装置本体部の前段に予熱部を設けずに、ラミネート部で被加工物である太陽電池モジュールの急激に加熱を抑制するために、ヒータ盤の上面を冷却することが行われる。しかし、実機で短時間にヒータ盤の上面全体を均一に冷却することは困難であるため、連続的な製造が行い難く、スループットの向上が図れていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、生産性が高くスループットの良いラミネート装置およびラミネート方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるラミネート装置は、下ケースと、下方に向かって膨張自在なダイアフラムを備え、前記下ケースと組み合わされて前記ダイアフラムによって仕切られた上下2つのチャンバーを形成する上ケースと、1つの被加工物が載置されて前記被加工物を加熱するヒータ盤と、前記被加工物が載置された複数の前記ヒータ盤が上下方向に積載されて前記下のチャンバー内に保持される積載構造体と、を備え、前記ダイアフラムが下方に向かって膨張して前記積載構造体を下方に押圧することにより、前記複数のヒータ盤に載置された複数の前記被加工物を一括して同時に、下部の前記ヒータ盤と前記ダイアフラムとの間で挟圧すること、を特徴とする。
本発明によれば、生産性が高くスループットの良いラミネート装置およびラミネート方法が得られる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるラミネート装置本体の構成を模式的に示す断面図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置でラミネート加工が施される前の被加工物の一例である太陽電池モジュール(ラミネート前)の構成を示す断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかるミネータ装置本体、段積みユニット、段ばらしユニットの配置を示す模式図である。 図4は、段積みユニットにおいて被加工物がヒータ盤上に載置され、ヒータ盤が積載される工程を示す模式図である。 図5は、段積みユニットにおいて被加工物がヒータ盤上に載置され、ヒータ盤が積載される工程を示す模式図である。 図6は、段積みユニットにおいて被加工物がヒータ盤上に載置され、ヒータ盤が積載される工程を示す模式図である。 図7は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるラミネートプロセスを示す模式図であり、ラミネート装置を密閉した状態を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるラミネートプロセスを示す模式図であり、加熱された被加工物を挟圧する状態を示す模式図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるヒータ盤への給電の構成を示す模式図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるヒータ盤に内蔵された被加工物離間保持部の構成を示す模式図である。 図11は、本発明の実施の形態1にかかるラミネート装置におけるヒータ盤に内蔵されたヒータ盤離間保持部の構成を示す模式図である。 図12は、段ばらしユニットにおいて被加工物がヒータ盤より分離され、ヒータ盤同士が切り離される工程を示す模式図である。 図13は、段ばらしユニットにおいて被加工物がヒータ盤より分離され、ヒータ盤同士が切り離される工程を示す模式図である。 図14は、段ばらしユニットにおいて被加工物がヒータ盤より分離され、ヒータ盤同士が切り離される工程を示す模式図である。
以下に、本発明にかかるラミネート装置およびラミネート方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
実施の形態1.
実施の形態1にかかるラミネート装置1は、下方に向かって膨張可能なダイアフラム111を備える上チャンバー113と下チャンバー123とを備え、上面に被加工物10を載置した状態で少なくとも2段以上に積載されたヒータ盤130をラミネート装置本体100内部に配置した状態でヒータ盤130の加熱および上チャンバー113と下チャンバー123との減圧を行う機能を有する。図1は、実施の形態1にかかるラミネート装置1におけるラミネート装置本体100の構成を模式的に示す断面図である。
実施の形態1にかかるラミネート装置1は、ラミネート部であるラミネート装置本体100に、密閉及び分離開放可能とされた上下一対のチャンバーケースとして上ケース110と下ケース120とを備える。上ケース110と下ケース120とは、上ケース110が下ケース120上に載置されて上ケース110と下ケース120とが密閉状態とされることにより、被加工物10のラミネート処理を行うための処理空間としての真空チャンバーを内部に構成する。
上ケース110は、たとえば下側(下ケース120と対向する側)の一面(下面110a)に溝部110bを有する略箱状に構成されている。上ケース110は、下面110aおよび該下面110aに対向する上面の面積が側面の面積に対して大面積とされた略箱状とされている。溝部110bは、下面110aにおいて外周縁部を除いた領域に設けられている。上ケース110は、下ケース120の上部に配置され、図示しない昇降機構により昇降可能とされている。上ケース110は、被加工物10のラミネート装置本体100への搬入時および搬出時には上方へ移動する。また、上ケース110は、被加工物10のラミネート加工時には下降して下ケース120上に載置され、上ケース110と下ケース120とが密閉状態とされる。
下ケース120は、たとえば略平板状に構成されている。下ケース120は、上面120aおよび該上面120aに対向する下面の面積が側面の面積に対して大面積とされた略平板状とされている。下ケース120は、上ケース110の下部に配置され、被加工物10のラミネートプロセス時には、上ケース110が載置されて上ケース110と下ケース120とが密閉状態とされる。
上ケース110の下面110aには、被加工物10に対する加圧(押圧)手段としてダイアフラム111が取り付けられている。被加工物10のラミネートプロセス時に上ケース110と下ケース120とが密閉状態とされたときには、ラミネート装置本体100の内部の空間がダイアフラム111で仕切られることにより上チャンバーと下チャンバーとが構成される。ダイアフラム111は、たとえば耐熱ゴムなどにより構成される。
また、上ケース110には、上チャンバー内を吸排気するための上ケース吸排気口112が上ケース110の上面から溝部110bの底面まで貫通して設けられている。上ケース吸排気口112は、図示しない吸排気装置に接続されている。したがって、上チャンバー内は、上ケース吸排気口112および吸排気装置を用いて、真空引きおよび大気開放可能とされている。
下ケース120の側面には、下チャンバー内を吸排気するための下ケース吸排気口121が、下ケース120の内部で屈曲して下ケース120の上面120aまで貫通して設けられている。下ケース吸排気口121は、図示しない吸排気装置に接続されている。したがって、下チャンバー内は、下ケース吸排気口121および吸排気装置を用いて、真空引きおよび大気開放可能とされている。
また、下ケース120の上面120aの内部側の領域には、ラミネート装置本体100の内部において被加工物10を保持するとともにヒータを内部に内蔵して被加工物10を加熱するヒータ盤130が、2段以上に積層されて配置される。すなわち、ヒータ盤130は、上ケース110と下ケース120とが密閉状態とされたときに上ケース110と接触しない下ケース120の上面120aの内部側の領域に配置される。ヒータ盤130は、下ケース120に対して着脱自在であり、移動可能とされている。ヒータ盤130は、被加工物10を加熱する際に、内蔵するヒータが被加工物10の面方向において被加工物10を包含できる面積を有する。
ヒータ盤130は、被加工物10を保持するとともにヒータを内部に内蔵して被加工物10を加熱する。また、ヒータ盤130は、上面における既定の位置に被加工物10が載置された状態で図示しない移動手段により面方向を平行にして段積みされて積載構造体210が構成される。ヒータ盤130は、積載構造体210の状態で下チャンバー内において加熱される。ヒータ盤130は、下面の外縁部におけるコーナー部等の所定の位置に、複数のヒータ盤離間保持部135を備える。ヒータ盤離間保持部135については後述する。ラミネート装置本体100で用いられるヒータ盤130は、段積みされる際に、上段から下段までのどの位置においても使用可能なように同じ構成とされることが好ましい。
つぎに、ラミネート装置本体100で取り扱う被加工物10について説明する。ラミネート装置本体100で取り扱う被加工物10は、たとえば太陽電池モジュール(ラミネート前)である。図2は、ラミネート装置本体100でラミネート加工が施される前の被加工物10の一例である太陽電池モジュール(ラミネート前)の構成を示す断面図である。
ラミネート加工が施される前の被加工物10としての太陽電池モジュール(ラミネート前)は、ガラス基板11、樹脂封止材12、太陽電池アレイ15、樹脂封止材16、バック保護シート材17が順に積層されている。ガラス基板11は、太陽電池モジュールのおもて面を保護するカバーガラスである。樹脂封止材12は、シート状とされ、たとえばエチレンビニルアセテート(EVA)などのラミネート加工可能な材料で形成されている。太陽電池アレイ15では、複数の太陽電池セル13が複数のリード線14を介して直列に接続された太陽電池ストリングが、たとえば図2における奥行き方向に配列されている。樹脂封止材16は、シート状とされ、たとえばエチレンビニルアセテート(EVA)などのラミネート加工可能な材料で形成されている。バック保護シート材17は、耐湿性を備えて太陽電池モジュールの裏面側を保護する裏面保護材であり、たとえばポリエチレン樹脂などで形成されている。このような太陽電池モジュール(ラミネート前)では、たとえばガラス基板11が最下層とされ、バック保護シート材17が最上層とされてラミネート装置本体100に搬入され、ラミネート加工が行われる。
ラミネート装置本体100による被加工物10のラミネート加工は以下のようにして行われる。図3は、実施の形態1にかかるラミネート装置本体100、段積みユニット200、段ばらしユニット300の配置を示す模式図である。
図3に示すようにラミネート装置本体100の前段には、段積みユニット200が隣接して配置される。段積みユニット200は、ヒータ盤130の移動手段と被加工物10の移動手段とを有し、ラミネート装置本体100の内部に搬入される前にヒータ盤130上の既定の位置に被加工物10を載置し、さらにヒータ盤130同士を2段以上に積載することにより積載構造体210を形成する機能を有する。図3では、上ヒータ盤130a上に被加工物10aが、また下ヒータ盤130b上に被加工物10bが載置される場合を例に示している。
また、図3に示すようにラミネート装置本体100の後段には、段ばらしユニット300が隣接して配置される。段ばらしユニット300は、ヒータ盤130の移動手段と被加工物10の移動手段とを有し、ラミネート装置本体100におけるラミネート加工完了後の2段以上に積載されたヒータ盤130同士を切り離し、さらに被加工物10をヒータ盤130から分離して積載構造体210を解体する機能を有する。
被加工物10のラミネート加工においては、まず段積みユニット200において被加工物10がヒータ盤130上に載置され、かつ被加工物10が載置された複数のヒータ盤130が積載される。図4〜図6は、段積みユニット200において被加工物10がヒータ盤130上に載置され、ヒータ盤130が積載される工程を示す模式図である。
まず、被加工物10がヒータ盤130に載置される既定の被加工物搬入位置に上ヒータ盤130aが配置され、該上ヒータ盤130a上に第1被加工物10aが載置される。つぎに、図4に示すように、第1被加工物10aを上ヒータ盤130aごと上方に持ち上げ、上ヒータ盤130aの下部に配置されたつぎの下ヒータ盤130bを下方より被加工物搬入位置に上昇させる。つぎに、図5に示すように第2被加工物10bを下ヒータ盤130b上に載置した後、図6に示すように上ヒータ盤130aを下降させて、下ヒータ盤130bの上面に上ヒータ盤130aを積載する。これにより、上ヒータ盤130aが下ヒータ盤130b上に積載された積載構造体210が構成される。
その後、上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとが積載された積載構造体210は、たとえばロボット等の図示しない搬送手段によりラミネート装置本体100内部の下ケース120における上面120aの内部側の領域に搬入されて、既定の位置に位置決めして載置される。ラミネート装置本体100に積載構造体210を搬入する際には、上ケース110を上昇させて、ラミネート装置本体100を開放状態としておく。
ここで、下ヒータ盤130bは、たとえば下ケース120の上面120aに設けられた溝等の固定部に嵌め込まれて、下ケース120の上面120aの面方向において動かないように固定されるような構成とされてもよい。ここでは、被加工物10が載置された2つのヒータ盤130が積載されて積載構造体210を構成する場合について示しているが、積載構造体210を構成するヒータ盤130の数量は2つに限定されず、さらに多数とされてもよい。
つぎに、図7に示すように上ケース110を下降させて、上ケース110と下ケース120とを重ね、ラミネート装置本体100を密閉状態にする。図7は、ラミネート装置本体100におけるラミネートプロセスを示す模式図であり、ラミネート装置本体100を密閉した状態を示す図である。これにより、ラミネート装置本体100の内部の空間がダイアフラム111で仕切られ、ラミネート装置本体100の内部に上チャンバー113と下チャンバー123が構成される。上チャンバー113は、ラミネート装置本体100の内部領域において、すなわち上ケース110と下ケース120とに囲まれたチャンバーにおいて、ダイアフラム111により仕切られた上部の空間である。下チャンバー123は、チャンバーにおいてダイアフラム111により仕切られた下部の空間である。
上ケース110の下降完了後、上チャンバー113と下チャンバー123との減圧が開始される。また、減圧と同時に上ヒータ盤130aおよび下ヒータ盤130bに給電を行うことで該上ヒータ盤130aおよび下ヒータ盤130bを加熱して、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bを加熱する。すなわち、上ケース吸排気口112および下ケース吸排気口121を介して上チャンバー113および下チャンバー123の内部を減圧しながら、ヒータ盤130aおよびヒータ盤130bの温度を同じ温度に上昇させて被加工物10を加熱する。
つぎに、上チャンバー113と下チャンバー123との減圧が完了し、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bの加熱温度が、樹脂封止材12および樹脂封止材16の溶融する温度近辺に達すると、上ケース吸排気口112を開放して上チャンバー113内に大気を導入する。これにより、上チャンバー113内の圧力が下チャンバー123内の圧力よりも大きくなり、上チャンバー113内と下チャンバー123内との圧力差によって図8に示すように上ケース110に備えられたダイアフラム111が下方に膨張する。
そして、下方に膨張したダイアフラム111が第1被加工物10aの全面を下方に加圧(押圧)することにより、積載構造体210が下ケース120とダイアフラム111との間で挟圧され、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bは下ケース120とダイアフラム111との間で挟圧される。これにより、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bがプレス成形される。図8は、ラミネート装置本体100におけるラミネートプロセスを示す模式図であり、加熱された被加工物10を挟圧する状態を示す模式図である。
ヒータ盤130上で樹脂封止材12および樹脂封止材116を溶融させながら下チャンバー123内が減圧され、最終的に真空状態とされることで、被加工物10内部の気泡を抜きながら樹脂封止材12および樹脂封止材16により太陽電池アレイ15が密閉封止され、ラミネート加工が完了する。これにより、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bが一度のラミネート加工プロセスで同時に一括してプレス成形され、生産性が高くスループットの良いラミネート加工が行われる。
ここで、ラミネート装置本体100では、積載構造体210において上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとが積層されている。このため、ダイアフラム111と上ヒータ盤130aとに挟まれた被加工物10aと、上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとに挟まれた被加工物10bは、同時にラミネート加工される。被加工物10bである太陽電池モジュールは、上ヒータ盤130aと直接接触すると入熱が多くなり太陽電池アレイ15に破損が発生するおそれがある。このため、ヒータ盤130の下面には少なくとも被加工物10bに対応する領域にヒータ盤ダイアフラム131を貼り付けておくことが好ましい。
ヒータ盤130は、一般のラミネート装置とは異なり、固定式ではなく移動式とされている。このため、ヒータ盤130への給電は、固定ケーブルでなく、給電ソケット自動脱着式の機構とされている。すなわち、図9に示すように、ヒータ盤130の下面に給電用ソケットオス側140、下ケース120の上面であって給電用ソケットオス側140に対応する位置に給電用ソケットメス側141が取り付けられる。図9は、ラミネート装置本体100におけるヒータ盤130への給電の構成を示す模式図である。給電用ソケットメス側141は、積載構造体210が挟圧されて上下のヒータ盤130間の距離が縮まる際にヒータ盤130間同士の接近を妨げないように、給電用ソケットオス側140が下方に移動できるように深く設けられる。
下ヒータ盤130bへの給電は、電源に接続された下ケース120側から給電用ソケットオス側140と給電用ソケットメス側141とを介して行われる。また、上ヒータ盤130aへの給電は、下ヒータ盤130bに設けられた給電用ソケットメス側141から上ヒータ盤130aに設けられた給電用ソケットオス側140に、下ヒータ盤130bの内部を経由して行われる。
また、下ヒータ盤130bへの給電は、下ヒータ盤130bへ電力を供給するレール状の給電レールにより行われてもよい。この場合は、下ケース120における下ヒータ盤130bの支持部との接触面に給電レールが配置される。また、下ヒータ盤130bの支持部の下ケース120との接触面においては、下ケース120の給電レールに対応する任意の位置に給電用接続部が設けられる。これにより、下ケース120側の給電レールから下ヒータ盤130b側の給電用接続部に対して給電が行われる。
また、上ヒータ盤130aへの給電は、下ヒータ盤130bに設けられた給電レール側から上ヒータ盤130aに設けられた給電用接続部側に、下ヒータ盤130bの内部を経由して行われる。この場合は、下ヒータ盤130bの上面における上ヒータ盤130aの支持部との接触面に、給電レールが配置される。そして、上ヒータ盤130aの支持部の下ヒータ盤130bの上面との接触面においては、下ヒータ盤130bの給電レールに対応する任意の位置に給電用接続部が設けられる。これにより、下ヒータ盤130b側の給電レールから上ヒータ盤130a側の給電用接続部に対して給電が行われる。
また、上述したラミネート装置本体100では、被加工物10をヒータ盤130の上面から所定の隙間を開けて離間させて保持する被加工物離間保持部をヒータ盤130に備える。これにより、ラミネート装置本体100では、上チャンバー113が大気開放される前に、ヒータ盤130上に載置されている被加工物10がヒータ盤130からの熱により下方から急激に加熱されることを抑制できる。
被加工物離間保持部の一例としては、たとえば図10に示すように、ヒータ盤130の上面から既定の高さだけ突出する複数個の被加工物保持ピン部150が、ヒータ盤130の上面における被加工物10が載置される領域に配置される。図10は、ヒータ盤130に内蔵された被加工物離間保持部の構成を示す模式図である。被加工物保持ピン部150は、ヒータ盤130の上面からヒータ盤130の内部に該上面に垂直に設けられた溝部152に嵌め込まれている。
被加工物10は、被加工物保持ピン150上に載置されて該被加工物保持ピン150に支持されることにより、上チャンバー113が大気開放されてダイアフラム111により加圧されるまで、ヒータ盤130の上面に直接接触しない。すなわち、第1被加工物10aがダイアフラム111により加圧された際に被加工物保持ピン150が下降することで、被加工物離間保持部は第1被加工物10aを上ヒータ盤130aの上面に接触させる状態に遷移する。これにより、第1被加工物10aは初めて上ヒータ盤130aの上面に直接接触する。
また、第2被加工物10bを支持する被加工物保持ピン150は、第1被加工物10aがダイアフラム111により下方に加圧されることにより上ヒータ盤130aが下方に押されて第2被加工物10bを下方に加圧した際に溝部152内に押し込まれる(下降する)。これにより、第2被加工物10bは初めて下ヒータ盤130bの上面に直接接触し、第2被加工物10bは初めて下ヒータ盤130bの上面に直接接触する。ダイアフラム111による加圧状態が解除されると、被加工物保持ピン150は上昇して最初の高さ位置に戻る。
被加工物保持ピン150の上下駆動の駆動源として、ダイアフラム111による第1被加工物10aに対する加圧力、すなわち上チャンバー113による第1被加工物10aに対する押し付け力を利用することで、被加工物離間保持部の構造を簡略化できる。被加工物10の重量で被加工物保持ピン150が下降しないように、被加工物保持ピン150の下部に設けられた溝部152の底部にピンバネ151を内蔵している。
ピンバネ151としては、バネ圧縮力が被加工物10の重量より強く、かつ、上チャンバー113の大気開放後のダイアフラム111の膨張による押し付け力より弱いものが選定される。また、耐熱スポンジゴムなどの弾性体でもピンバネ151の代用は可能である。
また、上述したラミネート装置本体100では、上チャンバー113が大気開放される前に上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとが第2被加工物10bを介して接触しないように、所定の隙間を開けて離間させて上ヒータ盤130aを保持するヒータ盤離間保持部135をヒータ盤130に備えている。これにより、ラミネート装置本体100では、上チャンバー113が大気開放される前に、上下に積層されたヒータ盤130同士が被加工物10を介して接触することを抑制できる。すなわち、上チャンバー113が大気開放される前に、被加工物10が該被加工物10の上部のヒータ盤130の下面に接触することを抑制できる。
ヒータ盤離間保持部135は、被加工物10bが被加工物離間保持部により下ヒータ盤130bの上面から離間して保持されている場合には、被加工物10bの上面に上ヒータ盤130aの下面(ヒータ盤ダイアフラム131)が接触しないように、上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとを離間させて上ヒータ盤130aを保持する。
ヒータ盤離間保持部135の一例としては、たとえば図11に示すように、上ヒータ盤130aの下面から既定の高さだけ突出する4つのヒータ盤保持支柱部160が、上ヒータ盤130aの下面の4つのコーナー部に配置される。ヒータ盤保持支柱部160は、ヒータ盤130の下面からヒータ盤130の内部に該下面に垂直に設けられた溝部162に嵌め込まれている。ヒータ盤保持支柱部160が上ヒータ盤130aの下面から突出する長さは、上チャンバー113が大気開放されてダイアフラム111により加圧されていない状態では、上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとが第2被加工物10bを介して接触しないように所定の隙間を保持できる長さとされる。図11は、ヒータ盤130に内蔵されたヒータ盤離間保持部の構成を示す模式図である。
上ヒータ盤130aは、下ヒータ盤130b上においてヒータ盤保持支柱部160により下ヒータ盤130bから離間して支持されることにより、上チャンバー113が大気開放されてダイアフラム111により加圧されるまで、被加工物10の上面に直接接触しない。すなわち、第1被加工物10aがダイアフラム111により加圧された際にヒータ盤保持支柱部160が上昇してヒータ盤130の上記溝部に押し込まれると、ヒータ盤離間保持部135は、上下に隣接する上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとを第1被加工物10aを介して直接積層させる状態に遷移する。これにより、上ヒータ盤130aは初めて第1被加工物10aの上面に直接接触する。
ヒータ盤保持支柱部160の上下駆動の駆動源として、ダイアフラム111による第1被加工物10aに対する加圧力、すなわち上チャンバー113による第1被加工物10aに対する押し付け力を利用することで、ヒータ盤離間保持部135の構造を簡略化できる。上ヒータ盤130aおよび第1被加工物10aの重量でヒータ盤保持支柱部160が溝部162に押し込まれないように、溝部162におけるヒータ盤保持支柱部160の上部、すなわち溝部162の底部に支柱バネ161を内蔵している。
上ヒータ盤130aに設けられる支柱バネ161としては、バネ圧縮力が上ヒータ盤130aおよび第1被加工物10aの重量より強く、かつ、上チャンバー113の大気開放後のダイアフラム111の膨張による押し付け力より弱いものが選定される。また、耐熱スポンジゴムなどの弾性体でも支柱バネ161の代用は可能である。なお、上部にさらにヒータ盤130および被加工物10が積載される場合には、これらの重量をバネ圧縮力に考慮する。
そして、プレス成形終了後、下ケース吸排気口11を開放して下チャンバー123内に大気を導入することにより上ケース110を持ち上げ、図示しない搬出部により積載構造体210を搬出する。
段ばらしユニット300では、段積みユニット200とは逆にラミネート加工を完了した被加工物10をヒータ盤130より分離し、かつ、ヒータ盤130同士を切り離す。図12〜図14は、段ばらしユニット300において被加工物10がヒータ盤130より分離され、ヒータ盤130同士が切り離される工程を示す模式図である。
積載構造体210は、ラミネート装置本体100の内部より搬出された後、一定時間の冷却後、図12に示す状態から、段ばらしユニット300により上ヒータ盤130aと下ヒータ盤130bとに切り離しされる。つぎに、切り離しされた下ヒータ盤130bの上面に載置されている被加工物10を分離するため、図13に示すように上ヒータ盤130aを持上げた後、図14に示すように下ヒータ盤130bを下方に下降させ、下ヒータ盤130bと第2被加工物10bとを分離する。第2被加工物10bは、次工程へ搬出される。その後、ヒータ盤130aを下降させ、第1被加工物10aを第2被加工物10bと同様の方式で上ヒータ盤130aから分離する。第1被加工物10aは、次工程へ搬出される。
上述したように、実施の形態1においては、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bがそれぞれ上ヒータ盤130aおよび下ヒータ盤130bに載置されて積載構造体210を構成した状態でラミネートプロセスが行われる。これにより、第1被加工物10aおよび第2被加工物10bが一度のラミネート加工プロセスで同時に一括してプレス成形され、生産性が高くスループットの良いラミネート加工が行われる。すなわち、下チャンバーにヒータ盤を1段備えるラミネート装置に比べて、生産性およびスループットが2倍のラミネート加工が可能になる。そして、積載構造体210の積載段数を増やすことにより、より生産性が高くスループットの良いラミネート加工が可能となる。
また、実施の形態1においては、被加工物10(積層構造体)を加圧するためのダイアフラムは上ケース110に1つだけ備えればよく、上ケース110構成が簡単であり、メンテナンス性や故障等の不具合の発生の可能性の観点においても優れる。
したがって、実施の形態1によれば、生産性が高くスループットの良いラミネート下降が実現可能である。
実施の形態2.
ヒータ盤130の加熱については、実施の形態1において説明したようにラミネート装置本体100の下ケース120から給電する方法だけではなく、充電方式を採用して、段積みユニットでの処理前または段積みユニットにおいて各ヒータ盤130に給電して充電する方法も可能である。これにより、下ケース120の構造を簡略化できる。
実施の形態3.
被加工物10の加熱方法は、実施の形態1において説明したようにヒータを内部に内蔵したヒータ盤130を用いる方法だけではなく、たとえば熱風などを用いて金属盤を加熱することによりヒータ盤130の代替とすること方法でも可能である。この場合は、被加工物10が載置された金属盤を積載して積載構造体が構成される。そして、下チャンバー123内に熱風供給手段を設け、金属盤が積載された積載構造体に熱風を供給する。これにより、被加工物10を載置して積載構造体を構成する各部材の構成を簡略化できる。
以上のように、本発明にかかるラミネート装置は、生産性が高くスループットの良いラミネート加工に有用である。
1 ラミネート装置、10 被加工物、10a 第1被加工物、10b 第2被加工物、11 ガラス基板、12 樹脂封止材、13 太陽電池セル、14 リード線、15 太陽電池アレイ、16 樹脂封止材、17 バック保護シート材、100 ラミネート装置本体、110 上ケース、110a 下面、110b 溝部、111 ダイアフラム、112 上ケース吸排気口、113 上チャンバー、120 下ケース、120a 上面、121 下ケース吸排気口、123 下チャンバー、130 ヒータ盤、130a 上ヒータ盤、130b 下ヒータ盤、131 ヒータ盤ダイアフラム、132 被加工物保持ピン、140 給電用ソケットオス側、141 給電用ソケットメス側、150 被加工物保持ピン部、151 ピンバネ、160 ヒータ盤保持支柱部、161 支柱バネ、162 溝部、200 段積みユニット、210 積載構造体、300 段ばらしユニット。

Claims (10)

  1. 下ケースと、
    下方に向かって膨張自在なダイアフラムを備え、前記下ケースと組み合わされて前記ダイアフラムによって仕切られた上下2つのチャンバーを形成する上ケースと、
    1つの被加工物が載置されて前記被加工物を加熱するヒータ盤と、
    前記被加工物が載置された複数の前記ヒータ盤が上下方向に積載されて前記下のチャンバー内に保持される積載構造体と、
    を備え、
    前記ダイアフラムが下方に向かって膨張して前記積載構造体を下方に押圧することにより、前記複数のヒータ盤に載置された複数の前記被加工物を一括して同時に、下部の前記ヒータ盤と前記ダイアフラムとの間で挟圧すること、
    を特徴とするラミネート装置。
  2. 前記ヒータ盤は、該ヒータ盤に載置する前記被加工物が前記ダイアフラムの押圧力により下方に押圧されない状態において、該ヒータ盤に載置する前記被加工物を該ヒータ盤の上面から離間させて保持する被加工物離間保持部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 前記被加工物離間保持部は、該被加工物離間保持部が保持する前記被加工物が前記ダイアフラムの押圧力により下方に押圧されることにより前記被加工物を前記ヒータ盤に接触させる状態に遷移すること、
    を特徴とする請求項2に記載のラミネート装置。
  4. 前記ヒータ盤は、前記被加工物が前記ダイアフラムの押圧力により下方に押圧されない状態において、前記積載構造体において上下に隣接する前記ヒータ盤同士を離間させて保持するヒータ盤離間保持部を備えること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のラミネート装置。
  5. 前記ヒータ盤離間保持部は、前記被加工物が前記ダイアフラムの押圧力により下方に押圧されることにより前記上下に隣接する前記ヒータ盤同士を、前記被加工物を介して直接積層させること、
    を特徴とする請求項4に記載のラミネート装置。
  6. 前記被加工物のヒータ盤への給電は、前記下ケースに設けられて前記ヒータ盤へ電力を供給する、前記ヒータ盤を着脱可能な給電部により行われること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のラミネート装置。
  7. 前記給電部は、前記下ケースから前記ヒータ盤へ電力を供給するレール状の給電レールであること、
    を特徴とする請求項6に記載のラミネート装置。
  8. 前記複数のヒータ盤における各ヒータ盤に前記被加工物を載置し、前記被加工物が載置された各ヒータ盤同士を上下方向に積載して前記積載構造体を構成する段積みユニットを備えること、
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のラミネート装置。
  9. 前記積載構造体において積載された前記ヒータ盤同士を分離し、さらに前記被加工物を前記ヒータ盤から分離して前記積載構造体を解体する段ばらしユニットを備えること、
    を特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のラミネート装置。
  10. 下方に向かって膨張自在なダイアフラムを備える上ケースと、下ケースとが組み合わされて前記ダイアフラムによって仕切られた上下2つのチャンバーを形成し、前記下のチャンバー内の保持部に保持された被加工物を加熱し、前記ダイアフラムによって前記被加工物を前記下ケースとの間で挟圧することによりラミネート加工を行うラミネート方法であって、
    前記被加工物が載置されて前記被加工物を加熱する複数の前記ヒータ盤が上下方向に積載された積載構造体を、前記下のチャンバー内に搬入する工程と、
    前記上ケースと前記下ケースとを組み合わせて、前記ダイアフラムによって仕切られた上下2つのチャンバーを形成する工程と、
    前記ダイアフラムを下方に向かって膨張させて前記積載構造体を下方に押圧することにより、前記複数のヒータ盤に載置された複数の前記被加工物を一括して同時に、下部の前記ヒータ盤と前記ダイアフラムとの間で挟圧する工程と、
    を含むことを特徴とするラミネート方法。
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