JP2015220590A - 光送信装置、光受信装置、及び、光伝送方法 - Google Patents

光送信装置、光受信装置、及び、光伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光伝送方路別に変調信号光の数を自由に変更できるようにする。【解決手段】変調方式が可変の複数の光変調器123と、各光変調器123によって生成された変調信号光のいずれかを、第1の光伝送方路に対応する第1の出力ポートと、第2の光伝送方路に対応する第2の出力ポートと、のいずれかに波長単位で選択出力する波長選択部131及び132と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光送信装置、光受信装置、及び、光伝送方法に関する。
光伝送技術の一例として、下記の特許文献1−3に記載された技術が知られている。例えば、特許文献1には、サブキャリア間で異なる変調レートを適用可能とし、伝送距離等の変化に対応可能なマルチキャリア光送信器が記載されている。
また、例えば、特許文献2には、CD(Colorless and Direction-less)機能を備えた光伝送装置(クロスコネクト装置)が記載されている。
更に例えば特許文献3には、N×M(N及びMは2以上の整数)式波長選択スイッチ(WSS)を用いて、複数のトランスポンダの入出力を複数の入出力方路のいずれかに対してアド/ドロップする光クロスコネクト装置が記載されている。また、特許文献3には、N×M式WSSの代替構成として、1×m(mはm<Mを満たす2以上の整数)式光カプラ(OC)と、1×N式WSSと、を組合せたマルチキャストスイッチ(MCS)構成の光クロスコネクト装置も記載されている。
特開2012−191452号公報 特開2006−140598号公報 特開2010−81374号公報
しかしながら、従来技術では、1つのトランスポンダから複数のサブキャリア信号光に相当する変調信号光を同じ光伝送方路(以下、単に「方路」と称することがある。)へ伝送できるに留まる。そのため、方路別にサブキャリア信号光の数を自由に変更できない。
1つの側面では、本発明の目的の1つは、光伝送方路別に変調信号光の数を自由に変更できるようにすることにある。
1つの側面において、光送信装置は、変調方式が可変の複数の光変調器と、前記各光変調器によって生成された変調信号光のいずれかを、第1の光伝送方路に対応する第1の出力ポートと、第2の光伝送方路に対応する第2の出力ポートと、のいずれかに波長単位で選択出力する波長選択部と、を備える。
また、1つの側面において、光受信装置は、第1の光伝送方路に対応する第1の入力ポートに入力された、可変の変調方式で変調された1又は複数の第1の変調信号光と、第2の光伝送方路に対応する第2の入力ポートに入力された、可変の変調方式で変調された1又は複数の第2の変調信号光と、を波長単位に合分岐する光合分岐部と、前記光合分岐部で分岐された変調信号光を受信する複数の受信部と、を備える。
更に、1つの側面において、光伝送方法は、変調方式が可変の複数の光変調器によって複数の変調信号光を生成し、前記変調信号光のいずれかを、第1の光伝送方路に対応する第1の出力ポートと、第2の光伝送方路に対応する第2の出力ポートと、のいずれかに波長単位で選択出力する。
1つの側面として、光伝送方路別に変調信号光の数を自由に変更できる。
一実施形態に係るマルチキャリアトランスポンダ(MTPD)の構成例を示すブロック図である。 図1に例示したMTPDをROADMに接続した構成例を示すブロック図である。 図1に例示したMTPDをROADMに接続した構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)はそれぞれ図2及び図3に例示したMCSの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る、CDC機能を具備する複数のROADM(CDCROADM)を備えたWDM光伝送システムの構成例を示すブロック図である。 図1に例示したMTPDの比較例としてのMTPDの構成例を示すブロック図である。 図6に例示するMTPDをROADMに接続した構成例を示すブロック図である。 図6に例示するMTPDをROADMに接続した構成例を示すブロック図である。 図7及び図8に例示する構成をWDM光伝送システムに適用した例を示すブロック図である。 図6〜図9に例示する構成ではROADMを通じて信号光をサブキャリア単位で自由に異なる方路へ伝送できないケースがあることを説明するための図である。 図6〜図9に例示する構成ではROADMを通じて信号光をサブキャリア単位で自由に異なる方路へ伝送できないケースがあることを説明するための図である。 第1変形例に係る、MTPDとROADMとの接続関係の一例を示すブロック図である。 図12に例示したコンテンション4×2WSS及びコンテンション2×4WSSを、それぞれ、コンテンションN×MWSS及びコンテンションM×N WSSに一般化した構成例を示すブロック図である。 第2変形例に係る、MTPDとROADMとの接続関係の一例を示すブロック図である。 図13に例示したMTPDを、CDC機能を具備する複数のROADM(CDCROADM)を備えたWDM光伝送システムに適用した構成例を示すブロック図である。 図14に例示したノンブロッキング4×2WSS及びノンブロッキング2×4WSSを、それぞれ、ノンブロッキングN×MWSS及びノンブロッキングM×N WSSに一般化した構成例を示すブロック図である。 図1〜図3に例示した光カプラ、WSS及び光スプリッタの入出力ポート数を一般化した構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係るマルチキャリアトランスポンダ(MTPD)の構成例を示すブロック図である。
図1に示すMTPD10は、例示的に、OTN(Optical Transport Network)フレーマ11とサブキャリア送受信部12とのセットをN個備えると共に、光合分波部13を備える。Nは2以上の整数であり、図1の例ではN=4である。
光合分波部13は、例示的に、送信系に着目すると、N個の入力ポートと1個の出力ポートとを有するN×1光カプラ(CPL)131と、1個の入力ポートとM個の出力ポートとを有する1×M波長選択スイッチ(WSS)132と、を備える。
受信系に着目すると、光合分波部13は、M個の入力ポートと1個の出力ポートとを有するM×1波長選択スイッチ136と、1個の入力ポートとN個の出力ポートとを有する1×N光スプリッタ(SPL)137と、を備える。
なお、Mは、2以上の整数であり、MTPD10の出力(送信)ポート、あるいは、入力(受信)ポートの数に対応する。図1には、M=2の例、すなわち、MTPD10の送信ポート及び受信ポートの数が、それぞれ2ポートである例を示している。
各ポートは、後述するROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)等の光伝送装置の送受信(あるいは入出力)ポートに、例えば個別の光ファイバを用いて接続されてよい。例えば、MTPD10の送信ポートのそれぞれは、ROADMのアドポートに接続されてよく、MTPD10の受信ポートのそれぞれは、ROADMのドロップポートに接続されてよい。
アドポートは、ROADMが伝送する主信号光にアドされる光が入力される入力ポートの一例である。ドロップポートは、ROADMが伝送する主信号光からドロップされた光が出力される出力ポートの一例である。
OTNフレーマ11は、イーサネット(登録商標)やSDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical NETwork)等の伝送信号(「クライアント信号」と称してよい。)を処理する。クライアント信号が伝送されるネットワークは、クライアントネットワークあるいはトリビュータリネットワークと称してよい。
例えば、OTNフレーマ11は、トリビュータリネットワークから受信したクライアント信号をOTNフレーム信号に変換してサブキャリア送受信部12へ送信する。また、OTNフレーマ11は、サブキャリア送受信部12から受信したOTNフレーム信号をクライアント信号に変換してトリビュータリネットワークへ送信する。OTNフレーム信号とクライアント信号との間の信号変換は、フォーマット変換と称してもよいし、マッピング又はデマッピングと称してもよい。
サブキャリア送受信部12は、OTNフレーマ11から受信したOTNフレーム信号を用いて或る波長の光を変調し、変調信号光を4×1光カプラ131の4つの入力ポートの1つに出力する。また、サブキャリア送受信部12は、1×4光スプリッタ137から受信した、或る波長を有する変調信号光を復調してOTNフレーマ11へ送信する。なお、サブキャリア送受信部12は、狭帯域光(narrow band optical block:NBO)モジュール(あるいはブロック)12と称してよい。
「波長」は、「チャネル」又は「キャリア」と称してよい。また、複数のチャネルを束ねたチャネルグループは、「スーパーチャネル」と称してよい。「スーパーチャネル」伝送は、マルチキャリア伝送の一例であり、スーパーチャネルの要素であるキャリアは、「サブキャリア」と称してよい。マルチキャリア伝送は、複数のサブキャリアを束ねて伝送することで、400ギガビット/秒(Gbps)や1テラビット/秒(Tbps)といった大容量伝送を可能にする技術の1つである。
図1に例示するMTPD10では、4つのNBOモジュール12のそれぞれが1つの送信波長又は受信波長の光を処理し、4つの波長(キャリア)λ1〜λ4のいずれかがサブキャリアに相当し得る。なお、4つのサブキャリア(λ1〜λ4)は、1つのスーパーチャネルの要素であってもよいし、一部又は全部が異なるスーパーチャネルの要素であってもよい。1つのスーパーチャネルを成す各サブキャリアの信号光は、同一宛先に伝送される信号光であってよい。ただし、異なる宛先に異なるサブキャリアの信号光が伝送される態様が排除されるわけではない。
サブキャリア送受信部12は、例示的に、DSP(Digital Signal Processor)121と、光源122と、光変調器123と、変調器ドライバ(駆動回路)124と、を備える。また、サブキャリア送受信部12は、局発光源(LO)125と、可変光減衰器(VOA)126と、受信光フロントエンド(Rx FE)127と、を備える。受信光フロントエンド127は、例示的に、コヒーレント光受信器を備える。そのため、以下、便宜的に、受信光フロントエンド127をコヒーレント光受信器127と称することがある。
DSP121、光源122、光変調器123、及び、変調器ドライバ124は、光送信部又は光送信装置の一例を成す。また、DSP121、局発光源125、VOA126、及び、受信光フロントエンド127は、光受信部又は光受信装置の一例を成す。
DSP121は、デジタル信号処理を行なう、演算能力を備えたプロセッサの一例であり、例示的に、送信又は受信OTNフレーム信号に波形整形等のデジタル信号処理を施す。例えば、OTNフレーマ11から受信した信号は、DSP121にてデジタル信号処理されて変調器ドライバ124に入力される。DSP121から変調器ドライバ124に入力される信号は、「送信データ信号」と称してよい。一方、受信光フロントエンド127から受信した信号は、DSP121にてデジタル信号処理されてOTNフレーマ11に送信される。
光源122は、例示的に、発光波長(「送信波長」と称してもよい。)が可変のレーザダイオード(チューナブルLD)である。例示的に、当該光源122から連続的に出力される光(連続光)が、光変調器123に入力される。なお、発光波長の設定は、DSP121によって行なわれてよい。
変調器ドライバ124は、DSP121から入力される送信データ信号に応じた、光変調器123の駆動信号を生成し、当該駆動信号を光変調器123に入力する。
光変調器123は、例示的に、外部変調器の一例であるマッハツェンダ変調器(MZM)である。マッハツェンダ変調器123は、変調器ドライバ124から入力される駆動信号によって光源122からの連続光を変調することで、光源122の発光波長(サブキャリア)を有する送信変調信号光を生成する。したがって、送信変調信号光は、サブキャリア変調信号光と称してよい。
光変調器123での変調方式は、可変であってよい。別言すると、光変調器123は、複数の変調方式をサポートしてよい。非限定的な一例として、変調方式には、QPSK(Quadrature. Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)、偏波多重(DP:Dual Polarization)−QPSK、DP−QAM等を適用してよい。
変調方式は、例えばDSP121でのシンボルマッピング等のデジタル信号処理を変更して光変調器123に与えられる駆動信号を変更することで変更可能である。変調方式に応じた駆動信号が光変調器123に与えられることで、変調方式に応じたフォーマットを有するサブキャリア変調信号光が光変調器123によって生成される。したがって、変調方式が可変であることは、変調フォーマットが可変であることと捉えてよい。
サブキャリア変調信号光は、4×1光カプラ131の4つ入力ポートの1つに導波される。4×1光カプラ131の残りの3つの入力ポートのそれぞれには、他の3つのサブキャリア送受信部12で生成されたサブキャリア変調信号光が入力される。別言すると、4×1光カプラ131は、4つのサブキャリア送受信部12でそれぞれ生成されたサブキャリア変調信号光を合波する。
1×2WSS132は、4×1光カプラ131で合波された変調信号光を波長(サブキャリア)単位で2つの出力ポートのいずれかに選択出力可能な光デバイスの一例である。例えば、1×2WSS132は、4つのサブキャリア変調信号光のすべてを一方の出力ポートに出力可能であるし、一部のサブキャリア変調信号光は一方の出力ポートへ出力し、残りのサブキャリア信号光は他方の出力ポートへ出力することも可能である。
4×1光カプラ131及び1×2WSS132は、変調方式が可変の複数のNBOモジュール12によって生成されたサブキャリア変調信号光を波長単位でMTPD10の2つ送信ポートのいずれかに選択出力する波長選択部の一例を成す。
2×1WSS136は、例えば、2つの入力ポートのいずれかに入力されるサブキャリア変調信号光を波長(サブキャリア)単位で出力ポートに出力可能な光デバイスの一例である。
1×4光スプリッタ137は、2×1WSS136の出力ポートから入力されるサブキャリア信号光を4分岐することが可能な光デバイスの一例である。4つの分岐光は、1つずつ4つのNBOモジュール12のVOA126に導波(分配)される。
2×1WSS136及び1×4スプリッタ137は、MTPD10の2つの受信ポートに入力された信号光を波長単位に合分岐する光合分岐部の一例を成す。第1の入力ポートは、第1の方路に対応し、可変の変調方式で変調された1又は複数の第1のサブキャリア変調信号光が入力される。第2の入力ポートは、第2の方路に対応し、可変の変調方式で変調された1又は複数の第2のサブキャリア変調信号光が入力される。
NBOモジュール12の受信部において、局発光源125は、コヒーレント光受信器127でのコヒーレント受信に用いられる局発光を生成する。局発光源125には、チューナブルLDを用いてよい。局発光の波長は、受信(復調)対象であるサブキャリア変調信号光の波長(「受信サブキャリア」と称してよい。)に応じて設定(制御)されてよい。受信サブキャリアの設定は、例示的に、DSP121によって行なわれてよい。
VOA126は、1×4光スプリッタ137の出力ポートの1つから入力される光(受信光の一例であるサブキャリア変調信号光)の減衰量が制御されることで、コヒーレント光受信器127への入力光(受信光)パワーを調整する。なお、VOA126の減衰量は、「VOAロス」と称してよい。
VOAロスは、例示的に、コヒーレント光受信器127に入力される光パワーが所定の許容受信レンジに収まるように設定(制御)される。VOAロスの制御は、例示的に、DSP121によって行なわれてよい。
コヒーレント光受信器127は、局発光源125からの局発光とVOA126の出力光である受信光とを干渉させて、受信サブキャリア変調信号光の強度情報と位相情報とを抽出する(コヒーレント受信する)。抽出された強度情報及び位相情報は、DSP121でのデジタル信号処理に用いられる。例えば、DSP121は、受信信号の強度情報と位相情報とを基に、デジタル信号処理を用いた伝送路歪み(波形歪み)補償等を受信信号に施し、受信信号を復調する。復調された信号は、OTNフレーマ11に入力される。
ところで、上述したようにN(=4)個のNBOモジュール12のそれぞれは、変調フォーマットが可変である。そのため、MTPD10は、N個のサブキャリアについての変調フォーマットの組み合わせによって、様々な伝送速度(伝送容量と称してもよい)及び変調フォーマットの信号光を送受信処理することが可能である。
非限定的な一例を挙げると、4つのNBOモジュール12のそれぞれがサブキャリア変調信号光として100GbpsのDP−QPSK信号光を送受信するとする。この場合、MTPD10としては、100Gbps×4(サブキャリア)=400GbpsのDP−QPSK信号光を送受信可能である。4つのサブキャリアは、スーパーチャネルを成してよい。このケースを便宜的に「ケース1」と称し、ケース1での変調フォーマットを便宜的に「400Gスーパーチャネルフォーマット#1」あるいは「400Gフォーマット#1」と称することがある。
また、4つのNBOモジュール12のうちの2つがそれぞれサブキャリア変調信号光として200GbpsのDP−16QAM信号光を送受信することも可能である。この場合、MTPD10としては、200Gbps×2サブキャリア=400GbpsのDP−16QAM信号光を送受信可能である。2つのサブキャリアは、スーパーチャネルを成してよい。このケースを便宜的に「ケース2」と称し、ケース2での変調フォーマットを便宜的に「400Gスーパーチャネルフォーマット#2」あるいは「400Gフォーマット#2」と称することがある。
更に、4つのNBOモジュール12のうちの3つを用い、それぞれがサブキャリア変調信号光として150GbpsのDP−8QAM信号光を送受信することも可能である。このケースを便宜的に「ケース3」と称する。3つのサブキャリアは、スーパーチャネルを成してよい。このケース3での変調フォーマットを便宜的に「400Gスーパーチャネルフォーマット#3」あるいは「400Gフォーマット#3」と称することがある。
ここで、ケース2やケース3の場合、MTPD10には、未使用のNBOモジュール12が生じる。未使用のNBOモジュール12は、無駄にならないように、別の信号光の送受信に利用してよい。
例えば、ケース2であれば、2つのNBOモジュール12が余るので、これら2つのNBOモジュール12を用いて例えば200Gbps×2サブキャリア=400GbpsのDP−16QAM信号光を送受信してよい。2つのサブキャリアは、異なるスーパーチャネルを成してよい。この場合、MTPD10としては、4つのサブキャリアのそれぞれで200GbpsのDP−16QAM信号光を送受信することが可能となる。このケースを便宜的にケース4と称する。
また、ケース3であれば、1つのNBOモジュール12が余るので、当該NBOモジュール12を用いて例えば100GbpsのDP−QPSK信号光を送受信してよい。この場合、MTPD10としては、3つのサブキャリアのそれぞれで150GbpsのDP−QPSK信号光を送受信し、1つのサブキャリアで100GbpsのDP−QPSK信号光を送受信することが可能となる。このケースを便宜的にケース5と称する。
このように、余ったNBOモジュール12は、別の新たなスーパーチャネルの信号光や単一チャネルの信号光の送受信に利用することができるので、NBOモジュール12の有効利用を図ることができる。
NBOモジュール12は、1つで例えば100Gbps〜200Gbps程度の伝送容量を有し、高価な機能ブロックである。したがって、余ったNBOモジュール12を、ケース4やケース5のように、追加的な信号光の生成に利用することで、NBOモジュール12を効率的かつコストパフォーマンス良く、活用することができる。
また、上述のように各NBOモジュール12が複数種類の変調フォーマットをサポートすることで、例えば、信号光の伝送距離や、周波数等のリソースの使用状況等に応じて、変調フォーマットを自由に変更することができる。
例えば、周波数利用効率の観点からは、ケース1のDP−QPSK信号光×4波長の400Gbpsスーパーチャネルよりも、ケース2やケース3のQAM信号光による400Gbpsスーパーチャネルの方が周波数利用効率を向上できる。また、伝送距離の観点からは、ケース2やケース3よりもケース1の方が伝送距離を伸ばせる。
ところで、図1に例示したように、MTPD10の光合分波部13に、WSS132及び136を備えることで、サブキャリア変調信号光の単位で、かつ、ROADMがサポートする方路(Degree)別に、信号光の送受信(アド/ドロップ)が可能になる。
例えば、1×M WSS132のM個の出力ポートが個別の光ファイバを用いてROADMの例えばアドポートに接続されることで、MTPD10は、当該光ファイバのいずれかにサブキャリア単位でアド光を選択的に出力することができる。
また、M×1WSS136のM個の入力ポートが個別の光ファイバを用いてROADMの例えばドロップポートに接続されることで、ROADMは、当該光ファイバを通じてサブキャリア単位にドロップ光を選択的に受信することができる。
したがって、MTPD10は、ROADMとの接続に用いられる光ファイバの別に、サブキャリア単位(別言すると、NBOモジュール12の単位)で選択的に光をROADMとの間で送受信することが可能である。具体的には後述するように、MTPD10は、ROADMがサポートする方路(Degree)別に光をサブキャリア単位で選択的に送受信することが可能である。
例えば、上述したケース4やケース5のように余ったNBOモジュール12で別の新たなスーパーチャネルの信号光や単一チャネルの信号光の送受信に利用することを想定する。この場合、新たなスーパーチャネルや単一チャネルの信号光は、他のスーパーチャネルや単一チャネルの信号光の方路とは別の方路を通じて送受信することが可能になる。
図2及び図3を参照して、図1に例示したMTPD10をROADM30に接続した構成例について説明する。ROADM30は、例えば波長分割多重(WDM)光伝送システムに用いられる光伝送装置の一例であり、ROADM30は、光伝送路に波長単位で光信号を挿入し、また、光伝送路から波長単位で光信号を取り出すことができる。
ROADM30は、Color less(波長依存性レス)、Direction less(方向性依存レス)、及び、Contention less(同一波長衝突レス)と称される、3つの機能(CDC機能)を備えてよい。CDC機能を具備するROADM30は、CDC ROADM30と称してよい。
Color lessとは、ROADM30の任意のポートに任意の波長を入力でき、任意のポートから任意の波長を出力できる構成または機能を意味する。また、Direction lessは、ROADM30が複数の方路をサポートする構成において、各端局からの光信号を任意の方路に導くことができ、各方路からの光信号を任意の端局に導くことができる構成または機能を意味する。さらに、Contention lessは、ROADM30内で同一波長の光信号の衝突を回避する構成または機能を意味する。
図2に示すROADM30は、CDC ROADMの一例であり、例示的に、8方路(Degree#1〜#8)をサポートする。方路#1〜#8のそれぞれは、1組の入方路及び出方路を含んでよい。入方路及び出方路は、それぞれ、例えば光ファイバを用いた光伝送路である。
ROADM30は、例示的に、方路#1〜#8の別にそれぞれ設けられた、光増幅器31及び32と、1×20WSS33及び34と、を備える。例えば、方路#1に対応して、光増幅器31#1及び32#1と、1×20WSS33#1及び34#1と、が備えられる。同様に、方路#8に対応して、光増幅器31#8及び32#8と、1×20WSS33#8及び34#8と、が備えられる。なお、図2において、方路#2〜#7に対応する、光増幅器31及び32と、1×20WSS33及び34と、は図示を省略している。
また、ROADM30は、例示的に、方路#1〜#8のそれぞれに対応して、光増幅器アレイブロック35と、マルチキャストスイッチ(MCS)ブロック36と、を備える。光増幅器アレイブロック35及びMCSブロック36は、各方路#1〜#8別のアド波長数及びドロップ波長数に応じた数だけ備えられる。詳細については後述する。
光増幅器31#1は、方路#1から入力されるWDM信号光を増幅して1×20WSS32#1へ出力する。
光増幅器31#8は、方路#8から入力されるWDM信号光を増幅して1×20WSS33#8へ出力する。
光増幅器32#1は、1×20WSS34#1から出力される信号光を増幅して方路#1の出方路へ出力する。
光増幅器32#8は、1×20WSS34#8から出力される信号光を増幅して方路#8の出方路へ出力する。
1×20WSS33#1は、方路#1の光増幅器31#1から入力されるWDM信号光を、波長単位に20個の出力ポートのいずれかに選択出力する。
例示的に、20個の出力ポートのいずれかに、方路#2〜#7のいずれかと、方路#8に対応する1×20WSS33#8と、光増幅器アレイブロック35のいずれかと、が光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。余った出力ポートは未使用のままで構わない。
したがって、方路#1から受信されるWDM信号光は、方路#2〜#7のいずれかと、方路#8に対応する1×20WSS33#8と、光増幅器アレイブロック35のいずれかとに、波長単位に選択出力される。
1×20WSS33#8は、方路#8の光増幅器31#8から入力されるWDM信号光を、波長単位に20個の出力ポートのいずれかに選択出力する。
例示的に、20個の出力ポートのいずれかに、方路#2〜#7のいずれかと、方路#1に対応する1×20WSS33#1と、光増幅器アレイブロック35のいずれかと、が光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。余った出力ポートは未使用のままで構わない。
したがって、方路#8から受信されるWDM信号光は、方路#2〜#7のいずれかと、方路#1に対応する1×20WSS33#1と、光増幅器アレイブロック35のいずれかとに、波長単位に選択出力される。
1×20WSS33から光増幅器アレイブロック35のいずれかに選択出力される光は、MTPD10へのドロップ光に相当する。
1×20WSS34#1は、20個の入力ポートのいずれかに、方路#2〜#7のいずれかからの信号光と、1×20WSS33#8の出力光と、光増幅器アレイブロック35のいずれかの出力光と、が光学的に接続される。1×20WSS34#1の1個の出力ポートは、方路#1の光増幅器32#1に光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。20個の入力ポートのいずれかは未使用ポートであって構わない。
したがって、1×20WSS34#1は、方路#2〜#7のいずれかからの信号光と、1×20WSS33#8の出力光と、光増幅器アレイブロック35のいずれかの出力光と、を波長単位に1つの出力ポートに選択出力する。当該出力ポートは、方路#1の出方路に設けられた光増幅器32#1に接続される。
1×20WSS34#8は、20個の入力ポートのいずれかに、方路#2〜#7のいずれかからの信号光と、1×20WSS33#1の出力光と、光増幅器アレイブロック35のいずれかの出力光と、が光学的に接続される。1×20WSS34#8の1個の出力ポートは、方路#8の光増幅器31#8に光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。20個の入力ポートのいずれかは未使用ポートであって構わない。
したがって、1×20WSS34#8は、方路#2〜#7のいずれかからの信号光と、1×20WSS33#1の出力光と、光増幅器アレイブロック35のいずれかの出力光と、を波長単位に1つの出力ポートに選択出力する。当該出力ポートは、方路#8の出方路に設けられた光増幅器32#8に接続される。
光増幅器アレイブロック35のいずれかから1×20WSS34に入力される光は、アド光に相当する。
光増幅器アレイブロック35は、図2では例示的に、Degree#1〜#8の数に応じて8つ分備えられている。光増幅器アレイブロック35は、MCSブロック36の挿入損失を補償するために、MTPD10から送信されるアド光、又は、MTPD10で受信されるドロップ光を増幅する。
そのため、光増幅器アレイブロック35のそれぞれは、例示的に、アド波長数に応じた数のアド光増幅器と、ドロップ波長数に応じた数のドロップ光増幅器と、を備える。図2には、例示的に、光増幅器アレイブロック35の1つあたりに、2つのアド光増幅器と、2つのドロップ光増幅器と、が備えられた例を示している。したがって、8つの光増幅器アレイブロック35は、合計で、Degree#1〜#8の8方路×(2アド波長+2ドロップ波長)=32波長分の光増幅器を含む。
32波長分の光増幅器は、1つあたり8個のアド出力ポートと8個のドロップ入力ポートとの合計16ポートを有する2つのMCSブロック36に接続される。例えば、MCSブロック36のそれぞれは、アド波長に対応した8×16MCS36aと、ドロップ波長に対応した8×16MCS36dと、を備える。
8×16MCS36aの8個の出力ポートは、例示的に、それぞれ光増幅器アレイブロック35を成すいずれかのアド光増幅器に接続される。8×16MCS36dの8個の入力ポートは、例示的に、それぞれ光増幅器アレイブロック35を成すいずれかのドロップ光増幅器に接続される。
また、例示的に、8×16MCS36aの16個の入力ポートのいずれかに、MTPD10(1×2WSS132)の2つの出力ポートが接続される。更に、例示的に、8×16MCS36dの16個の出力ポートのいずれかに、MTPD10(2×1WSS136)の2つの入力ポートが接続される。
なお、MCSブロック36は、既述の1×20WSS33及び34と共に、各方路#1〜#8へ伝送される信号光を波長単位で選択する方路選択部の一例を成す。
MCSブロック36は、複数のトランスポンダ(TPD)をROADM30に接続(集約又は収容と称してもよい。)するためのTPA(Trans Ponder Aggregator)ブロック集約(又は収容)ブロックと称してよい。TPAブロックに、ノンブロッキング型の光クロスコネクト(OXC)や波長選択スイッチ(WSS)等を用いることで、既述のCDCを実現することが可能となる。
しかし、TPAブロックに、ノンブロッキング型の光クロスコネクト(OXC)や波長選択スイッチ(WSS)を用いると、TPDの収容数が増えるほど規模が大きくなり、高価になりやすい。また、デバイス技術的にも実用化に課題が多い。
そこで、図4(A)及び図4(B)により後述するように、本実施形態では、MCSと呼ばれる、光スプリッタ(SPL)と光スイッチとを組み合せて集積化したデバイス(MCSブロック36)をTPAブロックに用いてよい。TPAブロックにMCSブロック36を用いることで、高価なノンブロッキング型のOXCやWSSを用いるよりも安価で小型にCDC機能を実現することができる。
本実施形態のMCSブロック36において、8×16MCS36aは、16個の入力ポートのいずれかに入力された、MTPD10からのアド光(別言すると、送信サブキャリア変調信号光)を8個の出力ポートにマルチキャストする。
これに対し、8×16MCS36dは、8個の入力ポートのいずれかに入力された、MTPD10へのドロップ光(別言すると、受信サブキャリア変調信号光)を16個の出力ポートにマルチキャストする。
図4(A)に、ドロップ用のn×m MCS36dの構成例を示し、図4(B)に、アド用のn×m MCS36aの構成例を示す。なお、n及びmは、2以上の整数であり、図2により上述した例では、n=8、m=16である。
図4(A)に例示するように、ドロップ用のn×m MCS36dは、n個の1×m光スプリッタ(SPL)361と、m個のn×1光スイッチ(SW)362と、を組み合わせて構成できる。例えば、1×m光スプリッタ361のm個の出力ポートが、それぞれ、異なるm個のn×1光スプリッタ362に光学的に接続(集線)される。これにより、n×mMCS36dは、入力光(ドロップ光)を、1×m光スプリッタ361でm分岐し、各分岐光のいずれかをn×1光スプリッタ362のいずれかで選択出力する。
一方、図4(B)に例示するように、アド用のn×m MCS36aは、m個の1×n光スイッチ363と、n個のM×1光カプラ(CPL)364と、を組み合わせて構成できる。例えば、m個の1×n光スイッチのn個の出力ポートが、それぞれ、異なるn個のm×1光カプラ364に光学的に接続(集線)される。これにより、n×mMCS36aは、入力光(アド光)を、1×n光スイッチ363でn個のm×1光カプラ364のいずれかに選択出力し、m×1光カプラ364で合波出力する。
次に、MTPD10では、送信系(アド系)に着目すると、各NBOモジュール10が生成するサブキャリア変調信号光を4×1光カプラ131で合波した後、1×2WSS132により波長(サブキャリア)単位で2つの出力ポートのいずれかに選択出力する。
2つの出力ポートの一方又は双方から出力されたアド光は、8×16MCSブロック36及び光増幅器アレイブロッ35を通じて方路#1〜#8別の1×20WSS34のいずれかに入力されて、方路#1〜#8のいずれかに出力される。
別言すると、MTPD10は、光合分波部13にWSS132を備えることで、1又は複数の第1のサブキャリア変調信号光と、1又は複数の第2のサブキャリア変調信号光とを、ROADM30がサポートする同一又は異なる方路に選択的に導入可能である。更に別言すると、MTPD10は、方路別にサブキャリア数を自由に変更できる。
例えば図3に示すように、MTPD10は、既述のケース1であれば、4個のNBOモジュール12で生成される、1つのスーパーチャネルを成す4波長(λ1〜λ4)のサブキャリア変調信号光を同じ方路(例えば、方路#1)へ伝送(アド)できる。
また、MTPD10は、既述のケース4であれば、2個ずつの2組のNBOモジュール12で生成される、2つのスーパーチャネル(マルチキャリア)を成す変調信号光をスーパーチャネル単位で異なる方路へ伝送することが可能である。例えば、第1のスーパーチャネルを成す2波長λ1及びλ2の変調信号光は、第1の方路#1へ伝送し、第2のスーパーチャネルを成す2波長λ3及びλ4の変調信号光は、第2の方路#8へ伝送することが可能である。
更に、MTPD10は、既述のケース5であれば、3個のNBOモジュール12で生成される、1つのスーパーチャネルを成す3波長の変調信号光と、1個のNBOモジュール12で生成される単一波長の変調信号光と、を異なる方路へ伝送することが可能である。例えば、1つのスーパーチャネルを成す3波長λ1〜λ3の変調信号光は、第1の方路#1へ伝送し、単一波長λ4の変調信号光は、第2の方路#8へ伝送することが可能である。
一方、MTPD10の受信系(ドロップ系)に着目すると、MTPD10は、2つの入力ポートにドロップされる、各サブキャリア変調信号光を2×1WSS136により波長多重し、1×4SPL137にて4分岐して各NBOモジュール12に入力する。
NBOモジュール12は、それぞれ、1×4SPL137から受信される複数波長の光を含む信号光から、コヒーレント光受信器127にて受信対象の波長のサブキャリア信号光を選択受信する。
以上のように、上述した実施形態によれば、MTPD10の光合分波部13に1×2WSS132を具備することで、ROADM30へのアド光を、方路別のWSS34に繋がるMCSブロック36の異なる入力ポートにサブキャリア単位で振り分けて入力できる。
したがって、ROADM30がサポートする複数の方路のいずれへもサブキャリア単位で自由にアド光を振り分けてアドすることができる。別言すると、方路別にサブキャリア変調信号光の数を自由に変更できる。これにより、ROADM30のMCSブロック36にMTPD10を接続しても、CDC機能のうちのサブキャリアについてのDirection less(方向性依存レス)を実現(あるいは維持)できる。
また、複数種類の変調フォーマットに対応可能なNBOモジュール12を搭載したMTPD10を、ROADM30に接続しても、CDC機能を維持しながら、無駄なくNBOモジュール12を使用、運用することが可能になる。したがって、NBOモジュール12の使用効率を向上できる。その結果、ROADM30が用いられるWDM光伝送システム等のコストを低減することも可能となる。
図5に、CDC機能を具備する複数のROADM(CDC ROADM)30を備えたWDM光伝送システムの構成例を示す。図5に示すWDM光伝送システム1は、例示的に、6台(#1〜#6)のROADM30(以下「ROADMノード#1〜#6」又は単に「ノード#1〜#6」と称する。)を備える。
ROADMノード#1〜#6は、例示的に、光伝送路50によりリング状に接続されている。また、ROADMノード#3−#6間は、光伝送路70によって接続されている。光伝送路50及び70は、例示的に、光ファイバ伝送路である。
また、ROADMノード#1、#6、及び、#5には、図1〜図3に例示したMTPD10がそれぞれ接続されている。以下、ROADMノード#1、#6、及び、#5に接続されたMTPD10のそれぞれをMTPD#1、#2、及び、#3と表記する。
図5に例示するWDM光伝送システム1において、既述のケース4を想定する。すなわち、MTPD#1において、2個ずつの2組のNBOモジュール12で生成される、2つのスーパーチャネル(マルチキャリア)を成す変調信号光をスーパーチャネル単位で異なる方路へ導入することを想定する。
例えば、MTPD#1は、ノード#5宛の第1のスーパーチャネルを成す2波長λ1及びλ2の変調信号光を、1×2WSS132の一方の出力ポートを通じて、ノード#1からノード#2への方路へ導入(アド)する。また、MTPD#1は、ノード#6宛の第2のスーパーチャネルを成す2波長λ3及びλ4の変調信号光を、1×2WSS132の他方の出力ポートを通じて、ノード#1からノード#6への方路へ導入する。
これにより、第1のスーパーチャネルの信号光は、ノード#1−#2−#3−#4を経由するルートで伝送されてノード#5に到達し、ノード#5でMTPD#3の2×1WSS136へドロップされる。一方、第2のスーパーチャネルの信号光は、ノード#1から隣接ノード#6に伝送され、ノード#6にてMTPD#2の2×1WSS136へドロップされる。
なお、サブキャリア単位で自由な方路へアド光を挿入できるから、現用(ワーキング)及び予備(プロテクション)の経路設定(制御)や経路制御に伴うサブキャリアの制御も容易になる。
例えば上述した第1及び第2のスーパーチャネルの一方を現用として使用し、他方を予備として使用することが可能であり、また、スーパーチャネルを成すサブキャリア(別言すると、変調フォーマット)の設定等を変更することも容易である。
このような経路設定や変調フォーマット設定は、NBOモジュール12の光源122や局発光源125の発光波長を制御することで実現できる。発光波長の制御は、例示的に、WDM光伝送システム1を保守、運用、管理する保守装置等から遠隔にて実施してよい。したがって、オンデマンドにて遠隔から自由に経路設定や変調フォーマット設定が可能なネットワーク技術を実現できる。その結果、例えば、災害や障害が生じた場合等における通信経路の確保も容易になる。
(比較例)
次に、図6〜図11を参照して、上述した実施形態との比較例について説明する。図6は、図1に例示したMTPD10の比較例としてのMTPD100の構成例を示すブロック図である。図7及び図8は、それぞれ、図6に例示するMTPD100を図2及び図3と同様にROADM30に接続した構成例を示すブロック図である。
図9は、図7及び図8に例示する構成を図5と同様にWDM光伝送システムに適用した例を示すブロック図である。図10及び図11は、それぞれ、図6〜図9に例示する構成ではROADMを通じて信号光をサブキャリア単位で自由に異なる方路へ伝送できないケースがあることを説明するための図である。
図6に例示する比較例としてのMTPD100は、図1に例示した構成に比して、光合分波部130に、1×2WSS132及び2×1WSS136が備えられない点が異なる。そのため、図6及び図7に例示するように、アド用の4×1光カプラ131の1個の出力ポートが、送信(アド)用の1本の光ファイバにて、ROADM30のMCSブロック36(8×16MCS36a)の入力(アド)ポートの1つに接続される。また、ドロップ用の1×4光スプリッタ137の1個の入力ポートが、受信(ドロップ)用の1本の光ファイバにて、ROADM30のMCSブロック36(8×16MCS36d)の出力(ドロップ)ポートの1つに接続される。
そのため、図8に例示するように、既述のケース1では、1つのスーパーチャネルを成す各サブキャリア変調信号光が、送信用又は受信用の1本の光ファイバを通じて、光合分波部13とMCSブロック36との間を伝送される。
したがって、1つのスーパーチャネルを成す各サブキャリア変調信号光(例えば、100GbpsのDP−QPSK信号光×4波長)は、同じ方路へアドされ同じ方路からドロップされる。
例えば図9に示すように、ROADMノード#1にアドされた、ROADMノード#5宛の1つのスーパーチャネルを成す各サブキャリア変調信号光は、ROADMノード#2−#−#3−#4を経由するルートでROADMノード#5へ伝送される。ROADMノード#5において、ドロップされた各サブキャリア変調信号光は、1本の光ファイバを通じて1×4光スプリッタ137に入力される。
既述のケース2及び3の場合も同様である。例えば図10に示すように、ケース2で200GbpsのDP−16QAM信号光×2波長(λ1及びλ2)をスーパーチャネルとして伝送する場合、各波長(サブキャリア)の変調信号光は、同じ方路へ伝送可能である。また、ケース3で150GbpsのDP−8QAM信号光×3波長(λ1〜λ3)をスーパーチャネルとして伝送する場合も、各波長(サブキャリア)の変調信号光は、同じ方路へ伝送可能である。
ここで、スーパーチャネルを成すサブキャリア(波長)は、WSS等が有するパスバンド特性の制約を軽減するために、可能な限り狭帯域に詰めて配置されてよい。1つのスーパーチャネルの信号光を1つの波長群として処理することで、PBN(Pass Band Narrowing)等に起因する伝送性能の劣化を軽減する効果が得られる。
また、送信用又は受信用の1本の光ファイバに、合波された1つのスーパーチャネルの信号光を伝送(「収容」と称してもよい。)できるので、MTPD10とROADM30との接続にサブキャリア単位の光ファイバを用いなくてよい。そのため、例えば、部分的な光ファイバ障害等を回避し易くなり、また、光ファイバの誤接続等による信号不通等も回避しやすくなるので、信号光のサバイバビリティが向上する。
このようなメリットがある一方で、図6〜図9に例示したMTPD10では、既述のケース4やケース5のように、余ったNBOモジュール12を利用して追加的なサブキャリア信号光を送受信しようとすると、以下のような不都合が生じ得る。
ケース4は、例示的に、200GbpsのDP−16QAM信号光×2波長のマルチキャリア信号光が2組のケースである。2組のマルチキャリア信号光は、それぞれ、スーパーチャネル信号光であってよい。ケース5は、例示的に、150GbpsのDP−8QAM信号光×3波長のマルチキャリア信号光と、100GbpsのDP−QPSK信号光×1波長のシングルキャリア信号光との組み合わせのケースである。DP−8QAM信号光×3波長のマルチキャリア信号光は、スーパーチャネル信号光であってよい。
これらのケース4やケース5では、2つのマルチキャリア信号光、あるいは、マルチキャリア信号光とシングルキャリア信号光との組み合わせは、MTPD10とMCSブロック36との間において、分離されずに1本の光ファイバを通じて伝送される。
そのため、2つのマルチキャリア信号光、あるいは、マルチキャリア信号光とシングルキャリア信号光との組み合わせは、異なる方路へ伝送(「アサイン」と称してもよい。)できない。別言すると、ケース4やケース5では、CDC機能の1つであるDirection less機能が、追加的なマルチキャリア信号光やシングルキャリア信号光に対して実現できない。
そのため、例えば図11に例示するように、ケース4では、第1のマルチキャリア信号光(λ1及びλ2)と、第2のマルチキャリア信号光(λ3及びλ4)と、を異なる方路へ伝送できない。
図11の例では、ノード#1にアドされた、ノード#5宛の第1のマルチキャリア信号光(λ1及びλ2)は、ノード#2−#3−#4を経由するルートで伝送されてノード#5に到達し、ノード#5でMTPD#3の2×1WSS136へドロップされる。
しかし、ノード#1にノード#6宛の第2のマルチキャリア信号光(λ3及びλ4)をアドしても、当該信号光は、第1のスーパーチャネル信号光の出方路と異なる方路(隣接ノード#6側)へ伝送できない。
このように、信号光を伝送(アサイン)する方路をサブキャリア単位で独立して自由に選べないと、WDM光伝送システム1における信号経路の設定や制御に制約が生じて不便である。そのため、例えば、災害や障害等が発生した時の通信経路の確保も難しくなる。
(第1変形例)
次に、図12を参照して、上述した実施形態の第1変形例を説明する。図12は、第1変形例に係る、MTPDとROADMとの接続関係の一例を示すブロック図であり、図3に対応する図である。
図12に示すMTPD10は、図1〜図3に例示したMTPD10に比して、光合分波部13の構成が異なる。例えば、図12に例示する光合分波部13は、図1〜図3に例示したアド用の4×1光カプラ131及び1×2WSS132に代えて、コンテンション4×2WSS133を備える。また、図12に例示する光合分波部13は、図1〜図3に例示したドロップ用の2×1WSS136及び1×4光カプラ137に代えて、コンテンション2×4WSS138を備える。
コンテンション4×2WSS133は、4個の入力ポートと2個の出力ポートとを有し、各入力ポートに入力された光を波長単位で出力ポートのいずれかに選択出力することが可能な光デバイスの一例である。
コンテンション4×2WSS133は、コンテンションレス(ノンブロッキング)ではない。別言すると、コンテンション4×2WSS133は、異なる入力ポートに同一波長の光が入力されると波長衝突が生じるため、異なる入力ポートに同一波長の光が入力されることを許容しない。
コンテンション4×2WSS133は、例えば図1〜図3にて既述の4×1光カプラ131及び1×2WSS132で実現された波長選択部の一例としての機能を、1つのWSSを用いて実現した光デバイスの一例であると捉えてよい。
コンテンション4×2WSS133の各入力ポートは、1つずつ各NBOモジュール12の出力ポートに光学的に接続される。また、コンテンション4×2WSS133の各出力ポートは、アド用の8×16MCS36aの入力ポートのいずれかに光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。
また、コンテンション2×4WSS138は、2個の入力ポートと4個の出力ポートとを有し、各入力ポートに入力された光を波長単位で出力ポートのいずれかに選択出力することが可能な光デバイスの一例である。
コンテンション2×4WSS138は、コンテンションレス(ノンブロッキング)ではない。別言すると、コンテンション2×4WSS133は、異なる入力ポートに同一波長の光が入力されると波長衝突が生じるため、異なる入力ポートに同一波長の光が入力されることを許容しない。
コンテンション2×4WSS138は、例えば図1〜図3にて既述の2×1WSS136と1×4光スプリッタ137とで実現された光合分岐部の一例としての機能を、1つのWSSを用いて実現した光デバイスの一例であると捉えてよい。
コンテンション2×4WSS138の各入力ポートは、ドロップ用の8×16MCS36dの出力ポートのいずれかに光学的に接続される。また、コンテンション2×4WSS138の各出力ポートは、1つずつ各NBOモジュール12の入力ポートに光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。
以上の構成により、既述の実施形態と同様に、NBOモジュール12にて送受信されるサブキャリア変調信号光をサブキャリア単位でいずれかの方路へ自由にアサインすることができる。例えば図12中に示すように、ケース1であれば、スーパーチャネルを成す4波長のサブキャリア変調信号光を同じ方路にアサインすることできる。また、ケース4であれば、2つのスーパーチャネル信号光を異なる方路へアサインすることができる。更に、ケース5であれば、スーパーチャネルを成す3波長のサブキャリア変調信号光と、シングルキャリアの変調信号光と、を異なる方路へアサインすることができる。
いずれのケースにおいても、同じ方路へアサインされる信号光は、光合分波部13とMCSブロック36との間に敷設された、送信用又は受信用の1本の光ファイバに収容される。別言すると、1本の光ファイバにつき1つの方路向けの信号光がアサインされる。そのため、信号光のサバイバビリティを向上することが可能である。
図13は、図12に例示したコンテンション4×2WSS133及びコンテンション2×4WSS138を、それぞれ、コンテンションN×MWSS133及びコンテンションM×N WSS138に一般化した構成例を示すブロック図である。
N及びMは、MTPD10に備えられるNBOモジュール12の数に応じて設定されればよい。したがって、NBOモジュール12の増減によって1つのMTPD10がサポートする伝送容量を変更でき、100Gbpsから400Gbpsや1Tbps以上等への伝送容量のアップグレード等に容易に対応できる。
なお、図13には、第1のMTPD#1で生成された、1つのマルチキャリア信号光を成す複数のサブキャリア変調信号光が、同じ方路へアサインされる様子を例示している。また、図13には、第2のMTPD#2で生成された、3つのマルチキャリア信号光をそれぞれ成す複数のサブキャリア変調信号光が、それぞれ異なる方路へアサインされる様子を例示している。
(第2変形例)
次に、図14を参照して、既述の実施形態の第2変形例を説明する。図14は、第2変形例に係る、MTPDとROADMとの接続関係の一例を示すブロック図であり、図3及び図12に対応する図である。
図14に示すMTPD10は、図1〜図3に例示したMTPD10に比して、光合分波部13の構成が異なる。例えば、図14に例示する光合分波部13は、図1〜図3に例示したアド用の4×1光カプラ131及び1×2WSS132に代えて、ノンブロッキング4×2WSS134を備える。また、図14に例示する光合分波部13は、図1〜図3に例示したドロップ用の2×1WSS136及び1×4光カプラ137に代えて、ノンブロッキング2×4WSS139を備える。
ノンブロッキング4×2WSS134は、4個の入力ポートと2個の出力ポートとを有し、各入力ポートに入力された光を同一波長の衝突なし(コンテンションレス)に波長単位で出力ポートのいずれかに選択出力することが可能な光デバイスの一例である。
別言すると、ノンブロッキング4×2WSS134は、例えば図1〜図3にて既述の光カプラ131及びWSS132で実現された波長選択部の一例としての機能と、コンテンションレス機能とを、1つのWSSを用いて実現した光デバイスの一例である。
コンテンションレスであるから、ノンブロッキング4×2WSS134の入力ポートには、同一波長の光が入力されてよい。したがって、ノンブロッキング4×2WSS134には、波長帯域が重なる(別言すると、同一波長を含む)複数のサブキャリア変調信号光が入力されてよい。
ノンブロッキング4×2WSS134の各入力ポートは、1つずつ各NBOモジュール12の出力ポートに光学的に接続される。また、ノンブロッキング4×2WSS134の各出力ポートは、アド用の8×16MCS36aの入力ポートのいずれかに光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。
また、ノンブロッキング2×4WSS139は、2個の入力ポートと4個の出力ポートとを有し、各入力ポートに入力された光を同一波長の衝突なし(コンテンションレス)に波長単位で出力ポートのいずれかに選択出力することが可能な光デバイスの一例である。
別言すると、ノンブロッキング2×4WSS139は、図1〜図3にて既述のWSS136及び光スプリッタ137で実現された光合分岐部の一例としての機能と、コンテンションレス機能とを、1つのWSSを用いて実現した光デバイスの一例である。
コンテンションレスであるから、ノンブロッキング2×4WSS139には、同一波長の光が入力されてよい。したがって、ノンブロッキング2×4WSS139には、波長帯域が重なる(別言すると、同一波長を含む)複数のサブキャリア変調信号光が入力されてよい。
ノンブロッキング2×4WSS139の各入力ポートは、ドロップ用の8×16MCS36dの出力ポートのいずれかに光学的に接続される。また、ノンブロッキング2×4WSS139の各出力ポートは、1つずつ各NBOモジュール12の入力ポートに光学的に接続される。光学的な接続には、光ファイバを用いてよい。
以上のように、光合分波部13にノンブロッキングWSSを用いることで、NBOモジュール12にて送受信されるサブキャリア変調信号光をサブキャリア単位でいずれかの方路へコンテンションレスで自由にアサインすることができる。
コンテンションレスであるから、例えばケース4やケース5の場合において、波長帯域が重なる複数のマルチキャリア信号を光合分波部13に入力することが許容される。したがって、例えば、ケース4において、2つのマルチキャリア信号光に同一波長が含まれていても、各マルチキャリア信号光を異なる方路へアサインすることができる。例えば図14には、2つのマルチキャリア信号をそれぞれ成す2つの波長(λ1及びλ2)が同じである例を示している。
また、ケース5であれば、1つのマルチキャリア信号光を成す複数の波長のいずれかと、シングルキャリア信号光の波長とが、同じであっても、マルチキャリア信号光とシングルキャリア信号光とを異なる方路にアサインすることができる。
このように、異なる方路へアサイン可能な波長が異なる波長に制約されないので、NBOモジュール12の利用形態の自由度を向上することが可能となる。また、第2変形例においても、1本の光ファイバにつき1つの方路向けの信号光がアサインされるため、信号光のサバイバビリティを向上することが可能である。
図15は、図13に例示したMTPD10を、CDC機能を具備する複数のROADM(CDCROADM)30を備えたWDM光伝送システム1に適用した構成例を示すブロック図であり、図5に対応する図である。図15には、ケース4において、同じ波長λ1及びλ2を含む2つのスーパーチャネル信号光が異なる方路へ伝送される様子を例示している。
例えば、第1のスーパーチャネルの信号光(λ1及びλ2)は、ノード#1−#2−#3−#4を経由するルートで伝送されてノード#5に到達し、ノード#5でMTPD#3のノンブロッキング2×4WSS139へドロップされる。一方、第2のスーパーチャネルの信号光(λ1及びλ2)は、ノード#1から隣接ノード#6に伝送され、ノード#6にてMTPD#2のノンブロッキング2×4WSS139へドロップされる。
図16は、図14に例示したノンブロッキング4×2WSS134及びノンブロッキング2×4WSS139を、それぞれ、ノンブロッキングN×M WSS134a及びノンブロッキングM×N WSS139dに一般化した構成例を示すブロック図である。
図13の場合と同様に、N及びMは、MTPD10に備えられるNBOモジュール12の数に応じて設定されればよい。したがって、NBOモジュール12の増減によって1つのMTPD10がサポートする伝送容量を変更でき、100Gbpsから400Gbpsや1Tbps以上等への伝送容量のアップグレード等に容易に対応できる。
(第3変形例)
図17は、図1〜図3に例示した光カプラ131、WSS132、WSS136及び光スプリッタ137の入出力ポート数をそれぞれ一般化した構成例を示すブロック図である。
MTPD10に備えられるNBOモジュール12の数に応じてNの値が大きくなると、N×1光カプラ131及び1×N光スプリッタ137の挿入損失が大きくなり、サブキャリア信号光の損失が大きくなる。当該損失を補償するために、N×1光カプラ131と1×MWSS132との間やM×1WSS136と1×N光スプリッタ137との間には、光増幅器135を設けてよい。
なお、図17には、図13と同様に、第1のMTPD#1で生成された、1つのマルチキャリア信号光を成す複数のサブキャリア変調信号光が、同じ方路へアサインされる様子を例示している。また、図17には、第2のMTPD#2で生成された、3つのマルチキャリア信号光をそれぞれ成す複数のサブキャリア変調信号光が、それぞれ異なる方路へアサインされる様子を例示している。
(その他)
なお、上述した実施形態及び各変形例では、ROADM30に接続されるMTPD10のそれぞれが複数の変調フォーマットをサポートする例について説明した。しかし、ROADM30には、単一の変調フォーマットしかサポートしないトランスポンダが接続されてもよい。別言すると、1つのROADM30に、複数の変調フォーマットをサポートするMTPD10と、単一の変調フォーマットしかサポートしない既存のトランスポンダと、が混在して接続されて構わない。
また、上述した実施形態及び各変形例で説明した波長選択スイッチ(WSS)としての機能は、光フィルタを用いて実現されてよい。
1 WDM光伝送システム
10 マルチキャリアトランスポンダ(MTPD)
11 OTNフレーマ
12 サブキャリア送受信部(NBOモジュール)
121 DSP
122 光源
123 光変調器
124 変調器ドライバ(駆動回路)
125 局発光源(LO)
126 可変光減衰器(VOA)
127 受信光フロントエンド(Rx FE)(コヒーレント光受信器)
13 光合分波部
131 N×1(4×1)光カプラ(CPL)
132 1×M(1×2)波長選択スイッチ(WSS)
133 コンテンション4×2WSS
134 ノンブロッキング4×2WSS
134a ノンブロッキングN×M WSS
135 光増幅器
136 M×1(2×1)WSS
137 1×N(1×4)光スプリッタ(SPL)
138 コンテンション2×4WSS
139 ノンブロッキング2×4WSS
139d ノンブロッキングM×N WSS
30 ROADM
31#1,32#1,31#8,32#8 光増幅器
33#1,34#1,33#8,34#8 1×20WSS
35 光増幅器アレイブロック
36 マルチキャストスイッチ(MCS)ブロック
36a,36d 8×16MCS
361 1×m光スプリッタ(SPL)
362 n×1光スイッチ(SW)
363 1×n光スイッチ
364 m×1光カプラ(CPL)
50,70 光伝送路

Claims (15)

  1. 変調方式が可変の複数の光変調器と、
    前記各光変調器によって生成された変調信号光のいずれかを、第1の光伝送方路に対応する第1の出力ポートと、第2の光伝送方路に対応する第2の出力ポートと、のいずれかに波長単位で選択出力する波長選択部と、
    を備えた、光送信装置。
  2. 前記第1の出力ポートに選択出力される第1の変調信号群は、第1のマルチキャリア信号光を成し、前記第2の出力ポートに選択出力される第2の変調信号光群は、第2のマルチキャリア信号光を成す、請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記波長選択部は、
    前記光変調器によって生成された変調信号光を合波するカプラと、
    前記カプラの出力光を前記第1及び第2の出力ポートのいずれかに波長単位で選択出力する波長選択スイッチと、を備えた、請求項1又は2に記載の光送信装置。
  4. 前記波長選択部は、
    異なる波長の前記変調信号光が入力され、入力された変調信号光を前記第1及び第2の出力ポートのいずれかに波長単位で選択出力するブロッキング波長選択スイッチを備えた、請求項1又は2に記載の光送信装置。
  5. 前記波長選択部は、
    同一波長を含む複数の前記変調信号光が入力され、入力された変調信号光を前記第1及び第2の出力ポートのいずれかに波長単位で選択出力するノンブロッキング波長選択スイッチを備えた、請求項1又は2に記載の光送信装置。
  6. 前記カプラと前記波長選択スイッチとの間に光増幅器が備えられた、請求項3に記載の光送信装置。
  7. 前記第1及び第2の出力ポートは、前記第1及び第2の光伝送路方路へ伝送される信号光を波長単位で選択する方路選択部を備えた光伝送装置の前記方路選択部に接続された、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光送信装置。
  8. 第1の光伝送方路に対応する第1の入力ポートに入力された、可変の変調方式で変調された1又は複数の第1の変調信号光と、第2の光伝送方路に対応する第2の入力ポートに入力された、可変の変調方式で変調された1又は複数の第2の変調信号光と、を波長単位に合分岐する光合分岐部と、
    前記光合分岐部で分岐された変調信号光を受信する複数の受信部と、
    を備えた、光受信装置。
  9. 前記複数の第1の変調信号光は、第1のマルチキャリア信号光を成し、前記複数の第2の変調信号光は、第2のマルチキャリア信号光を成す、請求項8に記載の光受信装置。
  10. 前記光合分岐部は、
    前記第1及び第2の入力ポートに入力された変調信号光を波長単位に選択出力する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチの出力光を分岐して前記各受信部へ出力する光スプリッタと、を備えた、請求項8又は9に記載の光受信装置。
  11. 前記光合分岐部は、
    異なる波長の前記変調信号光が入力され、入力された変調信号光を前記受信部のいずれかに波長単位で選択出力するブロッキング波長選択スイッチを備えた、請求項8又は9に記載の光受信装置。
  12. 前記光合分岐部は、
    同一波長を含む複数の前記変調信号光が入力され、入力された変調信号光を前記受信部のいずれかに波長単位で選択出力するノンブロッキング波長選択スイッチを備えた、請求項8又は9に記載の光受信装置。
  13. 前記波長選択スイッチと前記光スプリッタとの間に光増幅器が備えられた、請求項10に記載の光受信装置。
  14. 前記第1及び第2の入力ポートは、前記第1及び第2の光伝送路方路へ伝送される信号光を波長単位で選択する方路選択部を備えた光伝送装置の前記方路選択部に接続された、請求項8〜13のいずれか1項に記載の光受信装置。
  15. 変調方式が可変の複数の光変調器によって複数の変調信号光を生成し、
    前記変調信号光のいずれかを、第1の光伝送方路に対応する第1の出力ポートと、第2の光伝送方路に対応する第2の出力ポートと、のいずれかに波長単位で選択出力する、
    光伝送方法。
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