JP2015219515A - 画像表示方法、制御装置、顕微鏡システム - Google Patents

画像表示方法、制御装置、顕微鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】観察の準備作業中に生体標本が受けるダメージを抑制する技術を提供する。【解決手段】画像表示すべき領域として標本の領域から選択された表示対象領域(フレーム領域F)に未だ撮像されていない未撮像領域が含まれるときに、未撮像領域を含み且つ既に撮像された撮像済み領域Aを含まない撮像対象領域Bに照明光を照射して、撮像対象領域Bの画像を撮像する。そして、撮像済み領域Aの画像データと撮像対象領域Bの画像データとに基づいて、表示対象領域(フレーム領域F)の画像を表示する。【選択図】図3B

Description

本発明は、画像表示方法、制御装置、及び、顕微鏡システムに関し、特に、生体試料を位置合わせする際の画像表示方法、その方法を実行する制御装置、及び、その制御装置を備える顕微鏡システムに関する。
顕微鏡システムで標本の観察を行う場合、ステージを移動させて標本中の注目部位を顕微鏡システムの視野内に位置させる準備作業(以降、位置合わせと記す)が行われる。この位置合わせは、標本のライブ画像をモニタ等に表示させながら行われるのが通常である。
しかしながら、標本が蛍光標本である場合には、位置合わせ中に目視またはライブ表示のため照射される励起光により、蛍光標本が褪色して、蛍光標本から生じる蛍光強度が低下する。このため、位置合わせ後に行われる蛍光観察では、S/N比の劣化した蛍光画像データが生成されてしまう。
準備作業で生じる蛍光標本の褪色を抑制するための技術は、様々提案されている。例えば、特許文献1には、プレビューモード時に画像記録モード時よりも励起光の強度を低減させる技術が記載されている。特許文献2には、準備段階でマクロ位相差画像とマクロ蛍光画像を取得し、それらを重ねて表示する技術が記載されている。特許文献3には、試料と対物レンズの相対位置が変化していないときには、照明光を遮断又は減光する技術が記載されている。特許文献4には、励起光の照射時間を計時し、照射時間が所定の基準値を超えると警告する技術が記載されている。
特開2008−304613号公報 特開2007−328134号公報 特開2009−15301号公報 特開2005−331889号公報
上述したような様々な技術が提案されているが、観察の準備作業中に生体標本が受けるダメージをさらに抑制する技術が求められている。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、観察の準備作業中に生体標本が受けるダメージを抑制する技術を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、生体標本の画像表示方法であって、画像表示すべき領域として前記生体標本の領域から選択された表示対象領域に既に撮像された撮像済み領域と未だ撮像されていない未撮像領域とが含まれるときに、前記未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域を含まない撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像対象領域の画像を撮像し、前記撮像済み領域の画像データと前記撮像対象領域の画像データとに基づいて、前記撮像済み領域と撮像された前記撮像対象領域とを含む前記表示対象領域の画像を表示する画像表示方法を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の画像表示方法において、さらに、前記表示対象領域に隣接する所定サイズの予備領域に未だ撮像されていない第2の未撮像領域が含まれるときに、前記第2の未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域及び前記撮像対象領域を含まない第2の撮像対象領域に照明光を照射して、前記第2の撮像対象領域の画像を撮像する画像表示方法を提供する。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の画像表示方法において、前記所定サイズは、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動速度に依存する画像表示方法を提供する。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載の画像表示方法において、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動は、前記表示対象領域の大きさよりも細かいステップで行なわれる画像表示方法を提供する。
本発明の第5の態様は、撮像装置と表示装置とを備える顕微鏡システムの制御装置であって、画像表示すべき領域として生体標本の領域から選択された表示対象領域に前記撮像装置で既に撮像された撮像済み領域と前記撮像装置で未だ撮像されていない未撮像領域とが含まれるときに、前記未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域を含まない撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像装置に前記撮像対象領域の画像を撮像させる撮像制御部と、前記撮像装置で撮像された画像のデータである前記撮像済み領域の画像データと前記撮像対象領域の画像データとに基づいて、前記表示装置に前記撮像済み領域と撮像された前記撮像対象領域とを含む前記表示対象領域の画像を表示させる表示制御部と、を備える制御装置を提供する。
本発明の第6の態様は、第5の態様に記載の制御装置において、前記撮像制御部は、前記表示対象領域に隣接する所定サイズの予備領域に未だ撮像されていない第2の未撮像領域が含まれるときに、前記第2の未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域及び前記撮像対象領域を含まない第2の撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像装置に前記第2の撮像対象領域の画像を撮像させる制御装置を提供する。
本発明の第7の態様は、第6の態様に記載の制御装置において、前記所定サイズは、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動速度に依存する制御装置を提供する。
本発明の第8の態様は、第5の態様に記載の制御装置において、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動は、前記表示対象領域の大きさよりも細かいステップで行なわれる制御装置を提供する。
本発明の第9の態様は、第5の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の制御装置を備える顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、観察の準備作業中に生体標本が受けるダメージを抑制する技術を提供することができる。
実施例1に係る顕微鏡システムの構成を示した図である。 実施例1に係る顕微鏡システムで準備観察中に行われる処理を示すフローチャートである。 撮像が不要と判断される例を示した図である。 撮像が必要と判断される例を示した図である。 撮像が必要と判断される別の例を示した図である。 実施例1に係る制御装置のハードウェア構成を示した図である。 実施例2に係る顕微鏡システムの構成を示した図である。 準備観察中にモニタに表示されるGUI画面を示した図である。 条件設定画面に表示される準備観察時の設定に関するテーブルを示した図である。 条件設定画面に表示される本観察時の設定に関するテーブルを示した図である。 条件設定画面に表示されるその他の設定に関するテーブルを示した図である。 実施例3に係る顕微鏡システムの構成を示した図である。 フレーム領域と予備領域の関係を示した図である。 フレーム領域と撮像済み領域と第2の撮像対象領域の関係を示した図である。 実施例4に係る顕微鏡システムの構成を示した図である。 フレーム領域と撮像素子領域の関係を示した図である。 実施例4に係る顕微鏡システムの撮像装置の変形例を説明するための図である。 準備観察中に行われる処理を示すフローチャートの変形例である。
以下、本願発明の実施例について説明する。なお、各実施例では、主に蛍光観察を行う場合を例にして説明するが、本願発明は、蛍光観察法への適用に限られず、生体標本を観察するための任意の顕鏡法に適用し得る。また、以降では、必要に応じて、位置合わせ中に行われる観察を準備観察、位置合わせ後に行われる観察を本観察と記し、これらを区別する。
図1は、本実施例に係る顕微鏡システム100の構成を示した図である。顕微鏡システム100は、顕微鏡装置本体110と、制御装置120と、モニタ130と、入力装置140と、を備えている。
顕微鏡装置本体110は、蛍光顕微鏡であり、光源111と、光ファイバー112と、シャッタ113と、蛍光キューブ114と、対物レンズ115と、結像レンズ116と、CCDカメラ117と、生体標本である標本Sが配置されるステージ118と、ステージ118を駆動する駆動装置119を備えている。
光源111は、例えば、水銀ランプである。光ファイバー112は、例えば、液体からなるコアを有するリキッドファイバーである。シャッタ113は、遮光手段であり、CCDカメラ117の露出期間中は開状態に、CCDカメラ117の非露出期間中は閉状態に制御される。蛍光キューブ114は、照明光路と検出光路とを分岐させる光路分岐手段であり、その内部にダイクロイックミラーと励起フィルタとバリアフィルタからなる蛍光フィルタセットが収納されている。CCDカメラ117は、2次元イメージセンサを有し、標本Sの画像を撮像する撮像装置である。駆動装置119は、例えば、ステッピングモータである。
制御装置120は、顕微鏡システム100を制御する装置であり、撮像制御部120aと表示制御部120bを備えている。撮像制御部120aは、主に、シャッタ113、CCDカメラ117、駆動装置119の動作を制御して、標本Sの画像をCCDカメラ117に撮像させる。表示制御部120bは、CCDカメラ117で撮像された画像のデータ(画像データ)に基づいて、表示対象領域の画像をモニタ130に表示させる。なお、表示対象領域は、画像表示すべき領域として標本Sの領域から選択された領域である。
モニタ130は、標本Sの蛍光画像を表示する表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置、CRTディスプレイ装置などである。入力装置140は、表示対象領域を選択するための装置である。入力装置140には、例えば、従来の顕微鏡システムに設けられているステージハンドルのような、表示対象領域をX方向とY方向に移動させるハンドルが設けられている。
図2は、顕微鏡システム100で準備観察中に行われる処理を示すフローチャートである。図2に示す処理が開始されると、制御装置120は、初期設定を行う(ステップS1)。ここでは、例えば、使用する対物レンズの倍率、励起波長、蛍光波長などの各種パラメータが設定される。
その後、制御装置120は、表示対象領域を検出する(ステップS2)。ここでは、初期設定直後であれば、例えば、ステージの基準座標付近など予め設定された領域を表示対象領域として検出する。また、ユーザによる領域を指定する操作が検出された場合には、ユーザの操作に従って入力装置140から出力される信号に基づいて表示対象領域を検出する。
表示対象領域が検出されると、制御装置120は、撮像の要否について判定する(ステップS3)。ここでは、ステップS2で検出した表示対象領域にCCDカメラ117で未だ撮像されていない未撮像領域が含まれる場合には、撮像が必要であると判定する。つまり、制御装置120は、表示対象領域全体が未撮像領域である場合だけではなく、表示対象領域に既に撮像された撮像済み領域と未撮像領域が含まれる場合にも、撮像が必要であると判定する。一方、未撮像領域が含まれない場合には、撮像は不要であると判定する。この点について、図3Aから図3Cを参照しながら具体的に説明する。
制御装置120は、図3Aに示すように、ステップS2で検出された表示対象領域(フレーム領域F)が標本Sの撮像済み領域A(撮像済み単位領域A1、撮像済み単位領域A2、撮像済み単位領域A3、撮像済み単位領域A4)中に位置している場合には、撮像が不要であると判定する。また、制御装置120は、図3B及び図3Cに示すように、ステップS2で検出された表示対象領域(フレーム領域F)が撮像済み領域Aからはみ出している場合(又は撮像済み領域A外に位置する場合)には、撮像が必要であると判定する。
撮像が必要であると判定されると、制御装置120は、撮像すべき領域である撮像対象領域Bを決定する(ステップS4)。ここでは、制御装置120は、表示対象領域中の未撮像領域を含み、且つ、撮像済み領域Aを含まない領域を撮像対象領域Bとして決定する。なお、撮像対象領域Bは、撮像済み領域Aに隣接する領域として決定されることが望ましい。
撮像対象領域Bは、例えば、図3Bに示すように、それぞれ実視野に対応する大きさを有する複数の領域(撮像対象単位領域B1、撮像対象単位領域B2)から構成されていても良く、また、図3Cに示すように、実視野に対応する大きさを有する単一の領域で構成されてもよい。
次に、制御装置120は、ステップS4で決定した撮像対象領域Bが視野内に位置するように、駆動装置119にステージ118を移動させる。その後、制御装置120がシャッタ113を開状態に制御することで、励起光が撮像対象領域Bに照射される(ステップS5)。同時に、制御装置120は、撮像対象領域Bから生じた蛍光が入射するCCDカメラ117に、撮像対象領域Bの画像を撮像させる(ステップS6)。撮像終了後、制御装置120は、シャッタ113を閉状態に制御する。CCDカメラ117で生成された撮像対象領域Bの画像データは、制御装置120へ出力され、制御装置120のメモリに記憶される。
ステップS5及びステップS6の処理は、撮像制御部120aの制御下で行われる。図3Bに示すように、撮像対象領域Bに複数の撮像対象単位領域が含まれる場合には、撮像制御部120aは、ステップS5及びステップS6の処理が撮像対象単位領域毎に繰り返されるように、制御する。
ステップS7では、制御装置120は、ステップS2で検出された表示対象領域の画像をモニタ130に表示させる。ここでは、制御装置120は、すでにCCDカメラ117で撮像された画像のデータ(撮像済み領域Aの画像データ及びステップS6で生成された撮像対象領域Bの画像データ)に基づいて、表示対象領域の画像をモニタ130に表示させる。具体的には、制御装置120は、これらの画像データのうちの表示対象領域に対応する部分を抽出する。そして、当該部分の画像データに基づいて、表示対象領域の画像を表示させる。ステップS7の処理は、表示制御部120bにより行われる。なお、表示対象領域は表示対象領域の大きさよりも細かいステップ(例えば、1画素単位)で移動する。このため、図2に示す処理の開始直後を除き、表示対象領域には撮像済み領域と撮像対象領域の両方が含まれるのが通常である。従って、ステップS7では、制御装置120は、処理開始直後を除き、撮像済み領域と撮像された撮像対象領域とを含む表示対象領域の画像をモニタ130に表示させる。
最後に、制御装置120は、終了指示の有無を判定し(ステップS8)、終了指示がない場合には、ステップS4で決定した撮像対象領域Bを撮像済み領域Aの一部として定義し直し、ステップS2からステップS7の処理が繰り返されるように、顕微鏡システム100を制御する。
以上のように動作する顕微鏡システム100では、観察の準備観察中、標本S中の同じ領域に複数回励起光が照射されることを防止することができる。CCDカメラ117の露出期間中のみ励起光が照射されるため、照射時間を抑えることができる。画像表示に不必要な領域への励起光の照射が制限されるため、照射範囲を抑えることができる。従って、顕微鏡システム100によれば、観察の準備観察中に、標本Sが受けるダメージを大幅に抑制することができる。このため、準備観察中に照射する励起光の強度を過度に抑えることなく、明るい画像を観察しながら、標本の位置合わせを行うことができる。ただし、準備観察中に照射する励起光の強度は本観察中に照射される励起光の強度よりも低く設定することが望ましい。
図4は、図1に示す制御装置120のハードウェア構成を示した図である。制御装置120は、CPU121、メモリ122、記憶装置123、読取装置124、表示IF125、入力IF126、及び通信IF127を備えていて、これらはバス128により互いに接続されている。
CPU121は、メモリ122を利用して図2に示す処理を実行する制御プログラムを実行することにより、撮像制御部120a及び表示制御部120bの機能を提供することができる。
メモリ122は、例えば半導体メモリであり、RAM領域およびROM領域を含んで構成される。記憶装置123は、例えばハードディスク装置であり、制御プログラムを格納する。なお、記憶装置123は、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。また、記憶装置123は、外部記録装置であってもよい。CCDカメラ117で生成された画像データは、例えば、記憶装置123に格納される。
読取装置124は、CPU121の指示に従って可搬記録媒体129にアクセスする。可搬記録媒体129は、たとえば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)などにより実現される。
表示IF125は、モニタ130へCPU121の指示に従ってデータを出力するインタフェース装置である。入力IF126は、入力装置140から、データを受信するインタフェース装置であり、ユーザからの指示を受け付ける装置である。通信IF127は、CPU121の指示に従って外部機器(例えば、シャッタ113、CCDカメラ117、駆動装置119など)とデータを送受信するインタフェース装置である。
なお、制御プログラムは、例えば、記憶装置123に予めインストールされていてもよく、可搬記録媒体129経由又は図示しないネットワーク経由で制御装置120に提供されてもよい。
図5は、本実施例に係る顕微鏡システム200の構成を示した図である。顕微鏡システム200は、顕微鏡装置本体210と、制御装置220と、モニタ230と、を備えている。
顕微鏡装置本体210は、透過照明手段を備える点が実施例1に係る顕微鏡装置本体110と異なっている。また、顕微鏡装置本体210は、光路上に配置される蛍光キューブを複数の蛍光キューブ(蛍光キューブ114a、蛍光キューブ114b)の間で切換えるターレット211と、ターレット211を駆動するモータ212を備える点も、顕微鏡装置本体110と異なっている。その他の点は、顕微鏡装置本体110と同様である。
顕微鏡装置本体210の透過照明手段は、ハロゲンランプである光源213と、シャッタ214と、照明レンズ215と、光路上に配置される光学素子を複数の光学素子(リングスリット217a、DICプリズム217b)の間で切換えるターレット216と、ターレット216を駆動するモータ218と、コンデンサレンズ219を備えている。
顕微鏡装置本体210は、透過照明手段で標本Sを照明することで、位相差観察、微分干渉観察、明視野観察を行うことができる。なお、位相差観察、微分干渉観察、明視野観察の切換えは、ターレット216を回転させて光路上に配置される光学素子を切換えることにより行われる。例えば、位相差観察時には、制御装置220は、モータ218を制御してリングスリット217aが光路上に位置するようにターレット216を回転させる。この際、制御装置220は、検出光路上にも観察法に応じた光学素子が配置されるように、ターレット211も回転させる。例えば、微分干渉観察時には、制御装置220は、モータ218を制御してDICプリズム217bが照明光路上に位置するようにターレット216を回転させる。さらに、制御装置220は、モータ212を制御して、図示しないDICプリズムが検出光路上に位置するようにターレット211を回転させる。
制御装置220は、顕微鏡システム200を制御する装置であり、撮像制御部220aと表示制御部220bとを備えている。制御装置220は、実施例1に係る制御装置120と同様のハードウェア構成を有し、制御装置120と同様に動作する。
モニタ230は、表示装置として機能するだけではなく入力装置としても機能するタッチパネルディスプレイ装置である。この点が、実施例1に係るモニタ130とは異なっている。
図6は、準備観察中にモニタに表示されるGUI画面(画面231)を示した図である。画面231には、2つの画像表示領域が設けられている。一つは、フレーム窓232であり、フレーム領域(表示対象領域)の画像が表示される。もう一つは、ファインダー窓236であり、フレーム領域の画像と既に生成されたその周辺の領域の画像が縮小表示される。また、ファインダー窓236には、フレーム領域の位置を示すフレーム枠237が画像に重ねて表示される。
表示モード選択ボタン240は、観察法を選択するためのボタンである。表示モード選択ボタン240をタップすることで、蛍光観察(赤、青、緑)、位相差観察、微分干渉観察、明視野観察から選択された観察法への切り替えが電動で行われる。なお、顕微鏡システム200では、複数の観察法が選択され得る。図6に示す画面231では、位相差観察と青と緑の蛍光を対象とする蛍光観察が選択されている。図6のように複数の観察法が選択されている場合には、複数の観察法の各々へ順番に切り替わり、各観察法で画像データが生成される。そして、複数の観察法で得られた画像は、フレーム窓232及びファインダー窓236に、異なる色で重ねて表示される。
フレーム窓232の周囲には移動ボタン233が設けられている。移動ボタン233をタップすると、フレーム領域(表示対象領域)は、移動ボタン233に応じた方向に移動する。具体的には、フレーム領域の大きさよりも細かいステップ(例えば、1画素単位)で連続的に移動する。なお、フレーム領域の移動は、フレーム窓232上で行われるフリック操作により、行われてもよい。
ファインダー窓236の下方に設けられたズームスライダ239をドラッグすることで、ファインダー窓236に表示される画像の縮小表示倍率が変化する。なお、縮小表示倍率の変更は、ファインダー窓236上で行われるピンチイン・ピンチアウト操作により、行われてもよい。
条件設定ボタン234がタップされると、画面231上に、図7Aから図7Cに示すテーブルを含む条件設定画面がポップアップ表示される。図7Aには、位置合わせなどの準備観察時の設定に関するテーブルT1が、図7Bには、本観察時の設定に関するテーブルT2が、図7Cには、その他の設定に関するテーブルT3が示されている。なお、図7A及び図7Bに示す黒丸S1は選択中の観察法を示し、白丸S2は非選択の観察法を示している。
条件設定画面では、図7A及び図7Bに示すように、準備観察時と本観察時のそれぞれについて、観察法毎に、照明光の強度、撮像素子の露出時間、ゲイン、ビニングなどが設定される。ゲインやビニングを設定することで少ない光量の励起光で明るい画像を得ることができる。このため、準備観察におけるこれらの設定は特に有益である。
条件設定画面では、図7Cに示すように、撮像済み領域Aの画像を取り直すまでの時間、ファインダー窓236に表示される貼り合わせ画像生成時のスムージング処理の要否、ステージ118の移動速度の上限なども設定される。取り直すまでの時間の設定は、時間的な変化や移動の大きい標本Sを観察する場合に特に有益である。また、移動速度の上限を設定することで、標本Sに加わる加速度を制限することができる。
クリアボタン238がロングタップされると、撮像済み領域Aの画像データが消去されて、フレーム窓232及びファインダー窓236の表示が更新される。その後、フレーム領域の画像が改めて撮像されて、フレーム窓232及びファインダー窓236に表示される。
撮像ボタン235は、本観察を開始する際にタップされるボタンである。撮像ボタン235がタップされると、準備観察が終了し、フレーム領域に未撮像領域が含まれるか否かに関わらず、フレーム領域の画像を撮像する。生成された画像データは、制御装置220の記憶装置123内に不揮発的に記憶される。
以上のように構成された顕微鏡システム200によっても、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様に、観察の準備観察中に、標本Sが受けるダメージを大幅に抑制することができる。このため、準備観察中に照射する励起光の強度を過度に抑えることなく、明るい画像を観察しながら、標本の位置合わせを行うことができる。特に、顕微鏡システム200によれば、蛍光観察以外の他の観察法でも、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様の効果を得ることができる。
なお、図5には図示していないが、顕微鏡システム200は、オートフォーカス装置を備えてもよい。これにより、標本Sに対する焦点位置のZ方向への経時的な変化を防止することができる。また、顕微鏡システム200は、さらにマウスなどの入力装置を備えてもよく、その入力装置を用いて、図6に示すGUI画面上で各種操作が行われてもよい。
図8は、本実施例に係る顕微鏡システム300の構成を示した図である。顕微鏡システム300は、顕微鏡装置本体400と、制御装置320と、モニタ130と、入力装置340を備えている。なお、図8では、制御装置320と顕微鏡装置本体400内の構成要素との電気的な接続関係については図示が省略されている。
顕微鏡装置本体400は、実施例2に係る顕微鏡装置本体210と同様に、蛍光観察法を実行するための手段と、他の観察法(位相差観察、微分干渉観察、明視野観察)を実行するための手段を備えている。ただし、顕微鏡装置本体400は、蛍光観察法を実行するための手段が共焦点レーザ走査型顕微鏡として構成されている点が異なっている。
具体的には、顕微鏡装置本体400は、蛍光観察法を実行するための手段として、レーザコンバイナ401と、シングルモード光ファイバーである光ファイバー402と、コリメータ403と、光路上に配置されるダイクロイックミラーを複数のダイクロイックミラーの間で切換えるターレット404と、ターレット404を駆動するモータ405と、標本Sを走査するガルバノミラー406と、ガルバノミラー406を駆動する駆動装置407と、瞳リレーレンズ408と、光路から挿脱可能なミラー409と、対物レンズ410と、標本Sが配置されるステージ411と、光路上に配置されるバリアフィルタを複数のバリアフィルタの間で切換えるターレット412と、ターレット412を回転させるモータ413と、レンズ414と、共焦点絞りが受光面の直前に配置された光電子増倍管(PMT)415と、を備えている。
顕微鏡装置本体400では、PMT415からの信号とガルバノミラー406の走査位置に関する情報とに基づいて、制御装置320で蛍光画像(共焦点画像)の画像データが生成される。つまり、顕微鏡システム300では、光検出器(PMT415)とスキャナー(ガルバノミラー406、駆動装置407)と制御装置320が撮像装置として機能している。
また、顕微鏡装置本体400は、他の観察法を実行するための手段として、ハロゲンランプである光源416と、シャッタ417と、レンズ418と、光路上に配置される光学素子を複数の光学素子(リングスリット419a、DICプリズム419bなど)の間で切換えるターレット419と、ターレット419を回転させるモータ420と、コンデンサレンズ421と、結像レンズ422と、2次元イメージセンサを有するCCDカメラ423と、を備えている。
制御装置320は、顕微鏡システム300を制御する装置であり、撮像制御部320aと表示制御部320bとを備えている。制御装置320は、実施例1に係る制御装置120と同様のハードウェア構成を有している。
顕微鏡システム300によっても、実施例1に係る顕微鏡システム100及び実施例2に係る顕微鏡システム200と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡システム300では、撮像制御部320aは、蛍光画像を撮像する場合、駆動装置407を制御することで走査範囲(つまり、撮像対象領域)を任意に設定することができる。このため、入力装置340(操作竿)によって指定されたフレーム領域(表示対象領域)に含まれる未撮像領域のみを撮像対象領域として決定することができる。これにより、顕微鏡システム100及び顕微鏡システム200よりも、励起光の照射範囲を抑えることができる。従って、顕微鏡システム300によれば、観察の準備観察中に、標本Sが受けるダメージをさらに抑制することができる。
また、顕微鏡システム300では、撮像制御部320aは、図9に示すように、フレーム領域Fの外側に、フレーム領域Fに隣接する所定サイズの予備領域Cを設定してもよい。この場合、撮像制御部320aは、図2に示すステップS3において、予備領域Cに未だ撮像されていない領域が含まれる場合にも撮像が必要であると判定する。なお、以降では、予備領域Cに含まれる未だ撮像されていない領域を第2の未撮像領域と記す。
さらに、撮像制御部320aは、予備領域Cに第2の未撮像領域が含まれる場合には、ステップS4において、第2の未撮像領域を含み且つ撮像済み領域A及び撮像対象領域Bを含まない領域を第2の撮像対象領域Dとして決定する。なお、図10には、第2の未撮像領域そのものを第2の撮像対象領域Dに決定した例が示されている。
そして、撮像制御部320aは、ステップS5、ステップS6において、撮像対象領域Bに加えて第2の撮像対象領域Dにも励起光を照射し、撮像対象領域Bに加えて第2の撮像対象領域Dの画像を撮像する。なお、ステップS5及びステップS6では、撮像対象領域Bと第2の撮像対象領域Dに別々に励起光を照射してそれぞれの画像を別々に撮像しても良い。また、これらの領域に同時に励起光を照射してそれぞれの画像を同時に(つまり、一連の走査で)撮像してもよい。ステップS7の処理は、実施例1及び実施例2と同様である。
予備領域Cに関する所定サイズは、例えば、CCDカメラ423の5画素分に相当するサイズなど、予め決められた一定のサイズであってもよい。また、所定サイズは、動的に設定されてもよい。例えば、ステージ411の移動速度が速いほど、つまり、現在のフレーム領域(表示対象領域)よりも前に選択されたフレーム領域から現在のフレーム領域までのフレーム領域の移動が速いほど、大きく設定するなど、移動速度に依存するようにしてもよい。
以上のように、予備領域Cを設けることで、顕微鏡システム300は、将来フレーム領域として設定される可能性の高い領域の画像を前もって撮像することができる。このため、フレーム領域の画像表示の遅延を抑制することができる。
図11は、本実施例に係る顕微鏡システム500の構成を示した図である。顕微鏡システム500は、顕微鏡装置本体510と、制御装置520と、モニタ230を備えている。なお、図11では、制御装置520と顕微鏡装置本体510内の構成要素との電気的な接続関係については図示が省略されている。
顕微鏡装置本体510は、シャッタ113の代わりに、照明マスク511と照明マスク511を駆動する駆動装置512を備えている点、光源111の代わりに光源111aを備える点、及び、CCDカメラ117の代わりにCCDカメラ117aを備える点を除き、実施例2に係る顕微鏡システム200と同様である。
照明マスク511は、光を通過させる開口部の形状を変化させることで標本S上における励起光の照射範囲を変化させるマスクである。照明マスク511は、例えば、LCOS(商標)やDMD(商標)などの空間光変調器(SLM)である。その他、開口部の形状を任意に変化させることができる絞り(照野絞り)であってもよい。
光源111aは、例えば、パルス発光可能なレーザ光源である。光源111aは、CCDカメラ117aの露出期間に合せてパルス発光するように、制御される。
CCDカメラ117aは、二次元イメージセンサを備えた撮像装置であり、この点は、実施例2に係るCCDカメラ117と同様である。ただし、顕微鏡システム500では、図12に示すように、フレーム領域Fが、CCDカメラ117aの撮像素子の像が形成される標本面上の領域(撮像素子領域P)の内側に位置するように、設定される。つまり、フレーム領域Fは、撮像素子領域Pよりも小さく設定される。
制御装置520は、顕微鏡システム500を制御する装置であり、撮像制御部520aと表示制御部520bとを備えている。制御装置520は、実施例1に係る制御装置120と同様のハードウェア構成を有している。
顕微鏡システム500では、撮像制御部520aが駆動装置512を制御して照明マスク511の開口部の形状を変化させることにより、励起光の照明範囲を任意に設定することができる。これは、実施例3における走査範囲の制御と実質的に同様に機能する。また、撮像制御部520aが図12に示す撮像素子領域Pのうちのフレーム領域Fからはみ出している領域を予備領域として設定することで、将来フレーム領域Fとして設定される可能性の高い領域の画像を前もって撮像することができる。従って、顕微鏡システム500によれば、実施例3に係る顕微鏡システム300と同様の効果を得ることができる。
また、顕微鏡システム500は、CCDカメラ117の代わりに、二次元イメージセンサがライセンサによって取り囲まれた撮像装置を備えてもよい。この場合、図13に示すように、撮像素子領域Pの周囲にラインセンサ領域(ラインセンサ領域L1、ラインセンサ領域L2、ラインセンサ領域L3、ラインセンサ領域L4)が設けられる。このため、撮像制御部520aは、フレーム領域Fを撮像素子領域Pと同サイズに設定し、且つ、ラインセンサ領域を予備領域に設定することができる。これにより、フレーム領域Fを縮小することがなく予備領域を設けることができる。なお、ステージ118の移動が等速に制限されている場合には、ラインセンサはTDI(Time Delay Integration)センサであることが望ましい。
上述した実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例に記載された画像表示方法、制御装置、及び、顕微鏡システムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施例では、表示対象領域の表示処理の前に行われる図2におけるステップS6で第2の撮像対象領域の画像を撮像する例を示したが、第2の撮像対象領域は、その時点において表示されるべき領域ではないため、その画像は表示対象領域の表示処理の後に撮像されてもよい。具体的には、例えば、図14に示すように、制御装置は、ステップS7で表示対象領域を表示した後に、第2の未撮像領域の有無によって追加撮像の要否を判定してもよい(ステップS11)。そして、必要であると判定された場合に、第2の撮像対象領域を決定し(ステップS12)、決定した第2の撮像対象領域に励起光を照射し(ステップS13)、第2の撮像対象領域の画像を撮像してもよい。
また、上述した実施例では、表示対象領域を選択するための入力装置として、ハンドル、タッチパネル、操作竿を有する例を示したが、入力装置は、微調整が容易な点で有益なダイアル、素早い移動が可能なジョイスティックなどを有してもよい。また、操作方向と表示対象領域の移動方向との関係も任意に設定可能である。例えば、右方向に操作することで、左方向に表示対象領域が移動するように設定されてもよい。
また、上述した実施例では、シャッタの開閉制御又はレーザ光源の発光制御により、露出期間に合せて励起光を照射する例を示したが、他の方法により実現されてもよい。また、レーザ光の発光は、露出期間中に常時発光するように制御されてもよく、また、露出期間中パルス発光を繰り返すように制御されてもよい。
また、上述した実施例では、同じXY領域には励起光を原則として照射しない例を示している。しかしながら、焦点面がZ方向に移動した場合には、制御装置は、フレーム領域が撮像済み領域に含まれている場合であっても、フレーム領域の画像を撮像するように制御してもよい。これにより、例えば、Z位置の異なる複数のzスタック画像を撮像し、三次元画像データを生成することができる。また、観察条件(観察倍率、励起波長、蛍光波長、観察法)が異なる場合にも、制御装置は、フレーム領域が撮像済み領域に含まれている場合であっても、フレーム領域の画像を撮像するように制御してもよい。更に、同一観察条件においても、撮像済み領域の画像のS/Nを改善させるなどの目的で、フレーム領域の画像を撮像し、その画像データを撮影済みの画像データに加算しても良い。
100、200、300、500 顕微鏡システム
110、210、400、510 顕微鏡装置本体
111、111a、213、416 光源
112、402 光ファイバー
113、214、417 シャッタ
114、114a、114b 蛍光キューブ
115、410 対物レンズ
116、422 結像レンズ
117、117a、423 CCDカメラ
118、411 ステージ
119、407、512 駆動装置
120、220、320、520 制御装置
120a、220a、320a、520a 撮像制御部
120b、220b、320b、520b 表示制御部
121 CPU
122 メモリ
123 記憶装置
124 読取装置
125 表示IF
126 入力IF
127 通信IF
128 バス
129 可搬記録媒体
130、230 モニタ
140、340 入力装置
211、216、404、412、419 ターレット
212、218、405、413、420 モータ
215 照明レンズ
217a、419a リングスリット
217b、419b DICプリズム
219、421 コンデンサレンズ
231 画面
232 フレーム窓
233 移動ボタン
234 条件設定ボタン
235 撮像ボタン
236 ファインダー窓
237 フレーム枠
238 クリアボタン
239 ズームスライダ
240 表示モード選択ボタン
401 レーザコンバイナ
403 コリメータ
406 ガルバノミラー
408 瞳リレーレンズ
409 ミラー
414、418 レンズ
415 PMT
511 照明マスク
A 撮像済み領域
A1、A2、A3、A4 撮像済み単位領域
B 撮像対象領域
B1、B2 撮像対象単位領域
F フレーム領域
C 予備領域
D 第2の撮像対象領域
P 撮像素子領域
L1、L2、L3、L4 ラインセンサ領域
T1、T2、T3 テーブル
S 標本

Claims (9)

  1. 生体標本の画像表示方法であって、
    画像表示すべき領域として前記生体標本の領域から選択された表示対象領域に既に撮像された撮像済み領域と未だ撮像されていない未撮像領域とが含まれるときに、前記未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域を含まない撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像対象領域の画像を撮像し、
    前記撮像済み領域の画像データと前記撮像対象領域の画像データとに基づいて、前記撮像済み領域と撮像された前記撮像対象領域とを含む前記表示対象領域の画像を表示する
    ことを特徴とする画像表示方法。
  2. 請求項1に記載の画像表示方法において、さらに、
    前記表示対象領域に隣接する所定サイズの予備領域に未だ撮像されていない第2の未撮像領域が含まれるときに、前記第2の未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域及び前記撮像対象領域を含まない第2の撮像対象領域に照明光を照射して、前記第2の撮像対象領域の画像を撮像する
    ことを特徴とする画像表示方法。
  3. 請求項2に記載の画像表示方法において、
    前記所定サイズは、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動速度に依存する
    ことを特徴とする画像表示方法。
  4. 請求項1に記載の画像表示方法において、
    現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動は、前記表示対象領域の大きさよりも細かいステップで行なわれる
    ことを特徴とする画像表示方法。
  5. 撮像装置と表示装置とを備える顕微鏡システムの制御装置であって、
    画像表示すべき領域として生体標本の領域から選択された表示対象領域に前記撮像装置で既に撮像された撮像済み領域と前記撮像装置で未だ撮像されていない未撮像領域とが含まれるときに、前記未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域を含まない撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像装置に前記撮像対象領域の画像を撮像させる撮像制御部と、
    前記撮像装置で撮像された画像のデータである前記撮像済み領域の画像データと前記撮像対象領域の画像データとに基づいて、前記表示装置に前記撮像済み領域と撮像された前記撮像対象領域とを含む前記表示対象領域の画像を表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 請求項5に記載の制御装置において、
    前記撮像制御部は、前記表示対象領域に隣接する所定サイズの予備領域に未だ撮像されていない第2の未撮像領域が含まれるときに、前記第2の未撮像領域を含み且つ前記撮像済み領域及び前記撮像対象領域を含まない第2の撮像対象領域に照明光を照射して、前記撮像装置に前記第2の撮像対象領域の画像を撮像させる
    ことを特徴とする制御装置。
  7. 請求項6に記載の制御装置において、
    前記所定サイズは、現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動速度に依存する
    ことを特徴とする制御装置。
  8. 請求項5に記載の画像表示方法において、
    現在の前記表示対象領域よりも前に選択された表示対象領域から現在の前記表示対象領域までの表示対象領域の移動は、前記表示対象領域の大きさよりも細かいステップで行なわれる
    ことを特徴とする制御装置。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の制御装置を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
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