JP2015212771A - 画像形成装置 - Google Patents

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勇一郎 植松
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哲也 武藤
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Abstract

【課題】使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制しつつ、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】複数の画像形成部を備えた中間転写式のタンデム型画像形成装置において、複数の画像形成部の全てを用いる全色作像条件決定制御でトナー付着量検出手段の検出結果に基づいて求まる最上流の画像形成部の作像条件等の最新の算出値と、前回の算出値とを比較して、最上流の画像形成部のみを用いる特定色作像条件決定制御を実行するか否かを判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、複数の画像形成部で形成されるトナー像を被転写体上へ転写させる画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(黒)それぞれのトナー像を形成する四つの画像形成部を備え、YMCKの四つのトナー像を被転写体上や被転写体に担持された記録材上に重ね合わせてフルカラー画像を出力可能なものが知られている。このような画像形成装置では、白黒モードやフルカラーモード、二色モードといった画像形成モード(「印刷モード」ともいう)を備えており、選択された画像形成モードに応じた画像を形成できる。白黒モードが選択された場合には、YMCKの四つの画像形成部の中で、YMCの画像形成部は停止し、Kのみ駆動させることで白黒画像を出力している。
このような画像形成装置においては、従来、画像形成に必要のない色の画像形成部については、被転写体上のトナー像を乱さないように、被転写体から離間させるものが知られている。また、特許文献1には、画像形成に必要のない色の画像形成部を離間させずに、当該画像形成部の像担持体を回転させつつ、その像担持体に対して現像を行う現像部の現像動作を停止させる画像形成装置が開示されている。
例えば赤黒の二色モードで画像形成を行う場合、YMCKすべての画像形成部を画像形成動作させて、赤黒画像を出力することが考えられる。この場合、Yのトナー像とMのトナー像とを重ね合わせて赤を表現するため、Cの画像形成部を用いる必要がないにも関わらず、Cの画像形成部を画像形成動作させることになる。当然ながら、画像形成部を画像形成動作させると、部品の磨耗やトナー劣化が不要に進み、さらに電力も消費するので、あまり好ましくない。よって、選択された画像形成モードに応じて、画像形成に必要のない画像形成部については不要な画像形成動作を停止させることが好ましい。
特に、近年、電子写真方式の画像形成装置では、高い画質要求に応えるため、これまでのYMCKの四つの画像形成部に加えて、透明トナー(クリアトナー)を含む五つの画像形成部を搭載したものが提案されている。このような画像形成装置では、YMCKのみの画像形成部を用いて画像形成する場合、透明トナーを含めた二色の画像形成部を用いて画像形成する場合、透明トナーの画像形成部のみを用いて画像形成する場合などがある。よって、すべての画像形成部を画像形成動作させる必要のない画像形成モードの使用頻度が、これまでの画像形成装置に比べて高い。そのため、このような画像形成装置では、画像形成モードに応じて画像形成に必要のない画像形成部の不要な画像形成動作を停止させるような制御を行う利点が大きい。
しかしながら、画像形成モードに応じて画像形成に必要のない画像形成部の不要な画像形成動作を停止させる制御を行う場合、選択された画像形成モードによって画像濃度や色味が異なってくるという問題が発生する。例えば、フルカラーモードで形成した画像の黄色の部分と二色モードで形成した画像の黄色の部分とを比較すると、フルカラーモードに比して二色モードで形成した画像の黄色が濃くなってしまう。これは次の理由による。
すなわち、YMCKの順に画像形成装置が配置された構成で、フルカラーモードで画像を形成する場合には、YMCKすべての画像形成部を画像形成動作させる。このため、Mトナー像とCトナー像とを被転写体に転写する転写動作時に、その被転写体に既に転写されていたYトナーがMやCの像担持体へ逆転写し、被転写体上の単位面積当りのYトナーの付着量が減少する。以下、単位面積当りのトナーの付着量を、単に「トナー付着量」と呼ぶ。
一方、黄黒の二色モードで画像を形成する場合には、M及びCの画像形成部を画像形成動作させないのでM及びCの画像形成部の転写動作が行われず、YトナーがMやCの像担持体へ逆転写することがないため、Yトナー付着量が減少することがない。従来の画像形成装置においては、Yトナー付着量に対応する作像条件が、Yトナーの逆転写が発生するフルカラーモードでの条件で調整されている。そのため、Yトナーの逆転写が発生するフルカラーモード時の黄色は狙いの画像濃度や色味で表現されるが、Yトナーの逆転写が発生しない黄黒の二色モード時の黄色は、Yトナー付着量が多くなってしまい、狙いの画像濃度よりも濃いものとなってしまう。
また、例えば赤や青のように二色以上のトナー像を重ね合わせて色表現する場合には、色ごとの逆転写量の違いから、画像濃度だけでなく、色味も異なってしまう。
このような問題を改善する構成として、本出願人は、特許文献2や特願2012−275502(以下、「先願」と呼ぶ)に記載の画像形成装置を提案している。特許文献2や先願に記載の画像形成装置では、トナー付着量が互いに異なる複数のパッチパターンを作像し、所望のトナー付着量を得ることが出来る作像条件を算出するプロセスコントロールとも呼ばれる画像濃度制御を行う。
特許文献2の画像形成装置では、トナー像が他画像形成部を通った際の逆転写率を数値化する。また、フルカラーモードと同様に全ての画像形成部を駆動させて画像濃度制御を実行する。そして、上述した黄黒の二色モードのように下流側の画像形成部を画像形成動作させない画像形成モードでは、数値化した逆転写率に基づいて、フルカラーモードの際に逆転写で減少していた分だけトナー付着量が減少するように作像条件を変化させる。これにより、様々な画像形成モードに応じた作像条件を算出する。
しかし、特許文献2に記載の画像形成装置では、制御に用いる逆転写率の計算値が一定であり、実際の逆転写率は環境等の誤差因子の影響を受けるため、一定の逆転写率を用いて制御を行うと制御の精度が下がるという問題がある。
一方、上記先願には、全ての画像形成部を駆動する画像濃度制御だけでなく、実行する画像形成モードで用いる一部の画像形成部のみを駆動する画像濃度制御も行う画像形成装置が提案されている。
先願では、一部の画像形成部のみを駆動する画像形成モードを実行する前に、当該画像形成モードで用いる一部の画像形成部のみを駆動して画像濃度制御を行っている。各画像形成モードに対応した画像濃度制御を行うため、さまざまな画像形成モードにおける最適な作像条件を算出することができる。しかし、画像濃度制御はトナー付着量が互いに異なる複数のパッチパターンを作像するため、トナーが消費され、さらに、時間もかかる。先願の構成では、画像形成モードの変更に応じて画像濃度制御を実行しているため、トナー消費量の増加や制御による使用者の待ち時間の増加の問題が生じるおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、次の通りである。すなわち、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制しつつ、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面移動する被転写体の表面に対して像担持体上に形成されたトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部が被転写体表面移動方向に複数配置され、上記複数の画像形成部の全て用いて画像形成を行う全色画像形成モードと、該複数の画像形成部のうちの一部であって、一又は二以上の特定の画像形成部のみを用いて画像形成を行う特定色画像形成モードと、を含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、上記複数の画像形成部の中から選択される一又は二以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、該トナー像を上記被転写体上又は該被転写体に担持された記録材上へ転写させる画像形成制御を行う画像形成制御手段を有する画像形成装置において、上記被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量検出手段と、上記全ての画像形成部を用いて該被転写体上に全色画像濃度調整用トナー像を作像し、該全色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて上記全色画像形成モードにおける上記複数の画像形成部のそれぞれの作像条件を決定する全色作像条件決定制御を実行するとともに、上記特定の画像形成部のみを用いて該被転写体上に特定色画像濃度調整用トナー像を作像し、該特定色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて上記特定色画像形成モードにおける該特定の画像形成部の作像条件を決定する特定色作像条件決定制御を実行する、作像条件決定手段とを有し、上記画像形成制御手段は、所定のタイミングで上記全色作像条件決定制御を実施し、該全色作像条件決定制御での上記トナー付着量検出手段の検出結果に基づいて上記特定色作像条件決定制御を実行するか否かを判断することを特徴とするものである。
本発明によれば、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制しつつ、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能となるという優れた効果がある。
実施形態に係る複写機で実行される画像濃度制御のフローチャート。 実施形態に係る複写機の構成例を示す概略構成図。 同複写機における画像形成部の一構成例を示す概略構成図。 同複写機の制御系の要部構成の一例を示すブロック図。 各印刷モードにおける作像条件の説明図。
以下、図面を参照して、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
本実施形態においては、透明(S)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の5種類のトナーを用いて画像形成を行う五つの画像形成部を備えた画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られない。したがって、この五種類以外のトナーを用いて画像形成を行う画像形成部を備えた画像形成装置であっても、画像形成部の数が五つ以外である画像形成装置であっても、同様に本発明を適用できる。
図2は、本実施形態に係る複写機(以下、複写機600と呼ぶ)の構成例を示す概略構成図である。
複写機600は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真画像形成装置である。複写機600は、画像形成装置本体部を構成するプリンタ部100と、給紙装置200(給紙テーブル)と、スキャナ300と、原稿自動搬送装置400(ADF)とを備える。給紙装置200は、その上にプリンタ部100が載置されており、プリンタ部100へ記録材(記録媒体)を供給する記録材供給手段である。スキャナ300は、プリンタ部100の上に取り付けられた画像読取手段であり、原稿自動搬送装置400は、スキャナ300の上に取り付けられた原稿搬送手段である。
プリンタ部100には、その中央に、無端状ベルトからなる被転写体である中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10は、三つの支持回転体としての支持ローラ(14,15,16)に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これら三つの支持ローラのうち、第二支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するクリーニング手段としての中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、三つの支持ローラのうち、第一支持ローラ14と第二支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、図2に示すように、タンデム画像形成部20が対向配置されている。タンデム画像形成部20は、対向するベルト部分のベルト移動方向に沿って、透明(S)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)が並べて配置された画像形成手段である。
複写機600では、第三支持ローラ16が図示しない駆動源で駆動される駆動ローラである。第一支持ローラ14と第三支持ローラ16との間に張り渡したベルト部分には、中間転写ベルト10上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出するトナー付着量検出手段としてのトナー付着量センサ310が対向配置されている。トナー付着量センサ310は、例えば光の反射を利用した光学センサで構成される。また、中間転写ベルト10を間に挟んでトナー付着量センサ310と対向する位置に、中間転写ベルト10の裏面側(内周面側)を支持するセンサ対向部材としてのバックアップローラ311が設けられている。
図2に示すように、タンデム画像形成部20の上方には、露光手段としての露光装置21が設けられている。また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第二の転写手段としての二次転写装置22が設けられている。二次転写装置22においては、二つの二次転写ベルト支持ローラ(231,232)の間に記録材搬送部材としての無端状ベルトである二次転写ベルト24が掛け渡されている。二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第三支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。二次転写装置22により、中間転写ベルト10上のトナー像が記録材(記録媒体)である転写シートPに転写される。なお、二次転写ベルト24の図中下側には、二次転写ベルト24の外周面をクリーニングする二次転写ベルトクリーニング装置170が設けられている。
二次転写装置22の図中左方には、転写シートP上に転写されたトナー像を定着する定着手段としての定着装置25が設けられている。定着装置25は、加熱される無端状ベルトである定着部材としての定着ベルト26に加圧部材としての加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。二次転写装置22は、中間転写ベルト10からトナー像が転写された後の転写シートPを定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。
複写機600では、二次転写装置22および定着装置25の下方に、上述したタンデム画像形成部20の長手方向(各画像形成部の並び方向)と平行に、シート反転装置28が設けられている。シート反転装置28は、転写シートPの両面に画像を記録すべく転写シートPを反転する記録材反転手段である。
複写機600を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じて、原稿自動搬送装置400によって原稿を押さえる。その後、図示しない操作表示部のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿自動搬送装置400が原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと原稿を移動し、スキャナ300を駆動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。
次いで、第一走行体33および第二走行体34を走行させる。そして、第一走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体34に向け、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して画像読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。この原稿読み取りと並行して、駆動源である不図示の駆動モータにより駆動ローラである第三支持ローラ16が回転駆動される。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に表面移動するとともに、この表面移動に伴って残り二つの支持ローラ(従動ローラ)である第一支持ローラ14及び第二支持ローラ15が連れ回り回転する。
また、これと同時に、個々の画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)において像担持体としてのドラム状の感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)が回転駆動される。そして、透明、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いて各感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)それぞれが露光されて潜像が形成され、その潜像が現像装置で各色(透明を含む。以下同じ。)のトナーを用いて現像される。これにより、五つの感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)のそれぞれに、透明、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の単色のトナー像(顕像)が形成される。そして、各感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)上のトナー像が、一次転写手段である一次転写装置62(62S,62Y,62M,62C,62K)(一次転写ローラ)により、中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写される。これにより、中間転写ベルト10上に合成トナー像が形成される。
上述したタンデム画像形成部20での画像形成に並行して、給紙装置200の給紙ローラ42の一つが選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の一つから転写シートPが繰り出される。給紙カセット44の一つから繰り出された転写シートPは、分離ローラ45で一枚ずつに分離されて給紙路46に入り、搬送ローラ47で搬送されてプリンタ部100内の給紙路に導かれ、レジストローラ対49に突き当って止まる。
また、手差しトレイ51の転写シートPを使用することが選択されている場合は、手差し給紙ローラ50が回転して手差しトレイ51上の転写シートPが繰り出され、手差し分離ローラ52で一枚ずつに分離されて手差し給紙路53に入る。そして、転写シートPが給紙装置200から供給された場合と同じくレジストローラ対49に突き当って止まる。
転写シートPがレジストローラ対49に突き当たった後、中間転写ベルト10上の合成トナー像にタイミングを合わせてレジストローラ対49が回転し、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間の二次転写位置に転写シートPが送り込まれる。二次転写位置では、二次転写装置22により中間転写ベルト10上のカラートナー像が転写シートP上に転写される。
トナー像転写後の転写シートPは、二次転写ベルト24で搬送されて定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で、定着ベルト26と加圧ローラ27とによって熱と圧力とを加えられて転写トナー像が定着される。定着後の転写シートPは、片面プリントの場合は、切換爪55で搬送先を切り替えられて排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。両面プリントの場合は、トナー像が定着された転写シートPは、切換爪55で搬送先を切り替えられてシート反転装置28に入り、そこで反転して再び二次転写位置へと導かれ、裏面にも画像が転写された後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
トナー像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、トナー像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ対49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
図3は、タンデム画像形成部20の五つの画像形成部18のうちの一つの一構成例を示す概略構成図である。五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、S,Y,M,C,Kという使用するトナーの色を示す添字を適宜省略して説明する。
画像形成部18は、図3に示すように、ドラム状の感光体40の周りに、帯電手段としての帯電装置60、電位検出手段としての電位センサ70、現像手段としての現像装置61、像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置63等を備えている。また、感光体クリーニング装置63と帯電装置60との間には、除電手段としての不図示の除電装置を備えている。
画像形成時において、感光体40は、図示しない駆動モータによって矢印D方向に回転駆動される。そして、感光体40は、その表面が帯電装置60によって一様帯電された後、上述の原稿等の画像データに基づいて露光装置21から照射された書込光Lによって露光されて静電潜像が形成される。スキャナ300からの画像データ(画像情報)に基づくカラー画像信号は、図示しない画像処理部で色変換処理などの画像処理が施され、S、Y、M、C、Kの各色の画像信号として露光装置21へ出力される。黒用感光体40K上に潜像を形成するときには、露光装置21は、画像処理部からのKの画像信号を光信号に変換し、この光信号に基づいて一様に帯電された黒用感光体40Kの表面を走査して露光することで静電潜像を形成する。他の色の感光体40(40S,40Y,40M,40C)に対しても同様に潜像を形成する。
現像装置61では、トナーと磁性粒子(キャリア)とを含む二成分現像剤を用いて感光体40上の静電潜像の現像を行う。現像装置61内に設けられた現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ61aは、図示しない現像ローラ駆動部により所定の回転数で回転駆動される。また、現像ローラ61aには、図示しない現像バイアス設定部(現像バイアス電源)により所定の現像バイアスが印加されており、感光体40上の静電潜像と現像ローラ61aとの間に電位差である現像ポテンシャルが形成される。この現像ポテンシャルにより現像ローラ61a上のトナーが現像ローラ61aから感光体40の静電潜像に転移することで、静電潜像が現像されて各色の単色トナー像が形成される。また、現像装置61内の現像剤搬送スクリューの下方の底面にはトナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ312が設けられており、随時、現像装置61内の二成分現像剤のトナー濃度を検出することができる。
感光体40上に形成された単色トナー像は、後述の一次転写バイアス設定部(一次転写バイアス電源)により所定の一次転写バイアスが印加された一次転写装置(一次転写ローラ)62によって中間転写ベルト10上に一次転写される(図2参照)。感光体40は、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63によって残留トナーがクリーニングされ、図示しない除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。
このような画像形成動作が各色の画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)で行われる。そして、各画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)によって各感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)上に形成されたS、Y、M、C及びKの単色トナー像は、中間転写ベルト10上に重ね合わせて一次転写される。
複写機600では、画像形成モードとして、少なくとも次の四種類の印刷モードを実行可能となっている。すなわち、フルカラー+透明モード(以下、「FCS印刷モード」という)、フルカラーモード(以下、「FC印刷モードという」、透明モード(以下、「S印刷モード」という)、黒モード(以下、「K印刷モード」という)の四種類の印刷モードである。この他、透明や黒以外の単色の画像形成部18のみを用いる単色モードや、二色モード、三色モード及び四色モードを実行できるようにしてもよい。
FCS印刷モードは、五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)全てを用いてフルカラー画像を形成する画像形成モードである。FC印刷モードは、透明用画像形成部18Sを除く四つの画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)を用いてフルカラー画像を形成する画像形成モードである。S印刷モードは、透明用画像形成部18Sのみを用いて単色画像を形成する画像形成モードである。K印刷モードは、黒用画像形成部18Kのみを用いて単色画像を形成する画像形成モードである。
単色モードは、透明用画像形成部18S及び黒用画像形成部18Kを除く三つの画像形成部18(18Y,18M,18C)のいずれか一つの画像形成部18を用いて単色画像を形成する画像形成モードである。二色モードは、五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)のいずれか二つの画像形成部18を用いて画像を形成する画像形成モードである。三色モードは、五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)のいずれか三つの画像形成部18を用いて画像を形成する画像形成モードである。四色モードは、透明用画像形成部18Sを除く四つの画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)のいずれか三つの画像形成部18と、透明用画像形成部18Sとを用いて画像を形成する画像形成モードである。
二色モードで形成される画像としては、例えば、赤単色画像、青単色画像、緑単色画像、「黄色+黒色」の二色画像、「シアン色+黒色」の二色画像及び「マゼンタ色+黒色」の二色画像が挙げられる。さらに、二色モードで形成される画像としては、「黄色+透明」の黄色単色画像、「シアン色+透明」のシアン単色画像、「マゼンタ色+透明」のマゼンタ単色画像、「黒色+透明」の黒色単色画像が挙げられる。三色モードや四色モードについても同様である。
複写機600では、各感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)を中間転写ベルト10に対して個別に接離させるための不図示の接離手段が設けられている。この接離手段は、図示しない駆動装置により各画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)を上下に移動させることで、各感光体40(40S,40Y,40M,40C,40K)を中間転写ベルト10に対して接離させるものである。この接離手段によって、任意の画像形成部18の感光体40を中間転写ベルト10に対して接離させることが出来る。
複写機600では、画像形成モードに応じて、画像形成に用いる画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)が異なる。このため、画像形成に用いない画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18)については、その画像形成モードでの画像形成動作中は中間転写ベルト10から離間させる。
図4は、複写機600の制御系の要部構成の一例を示すブロック図である。
複写機600は、例えばマイクロコンピュータ等のコンピュータ装置で構成された制御部500を備えている。制御部500は、複数の画像形成モード(FCS印刷モード、FC印刷モード、S印刷モード、K印刷モード)で、画像形成動作を制御する。具体的には、制御部500は、画像形成モードに応じて、複数の画像形成部18から選択される一又は二以上の画像形成部18の駆動制御を行う画像形成制御手段として機能する。さらに、制御部500は、出力画像の濃度が狙いの画像濃度になるように作像条件を決定する作像条件決定制御を行う作像条件決定手段として機能する。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)503、RAM(Random Access Memory)504及びI/Oインターフェース部505を備えている。ROM503及RAM504は、CPU501にバスライン502を介して接続された記憶手段である。CPU501は、予め組み込まれているコンピュータプログラムである制御プログラムを実行することにより、各種演算や各部の駆動制御を実行する。ROM503は、コンピュータプログラムや制御用のデータ等の固定的データを予め記憶する。RAM504は、各種データを書き換え自在に記憶するワークエリア等として機能する。
制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、プリンタ部100のトナー付着量センサ310、トナー濃度センサ312、電位センサ70等の各種センサが接続されている。ここで、プリンタ部100のトナー付着量センサ310、トナー濃度センサ312、電位センサ70等の各種センサは、各センサで検出した情報を制御部500に送信する。
制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、帯電装置60に所定の帯電バイアスを印加する帯電バイアス設定部330(帯電バイアス電源)が接続されている。また、制御部500には、現像装置61の現像ローラ61aに所定の現像バイアスを印加する現像バイアス設定部340(現像バイアス電源)が接続されている。さらに、制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、一次転写装置62(62S,62Y,62M,62C,62K)に所定の一次転写バイアスを印加する一次転写バイアス設定部350(一次転写バイアス電源)が接続されている。
また、制御部500には、露光装置21の光源に所定の電圧を印加したり所定の電流を供給したりする露光設定部360(光源電源部)が接続されている。さらに、制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、給紙装置200、スキャナ300、原稿自動搬送装置400が接続されている。
制御部500は、作像条件の制御目標値に基づいて、各部を制御する。
ROM503またはRAM504には、例えば、トナー濃度センサ312の出力値に対する単位面積当りのトナー付着量への換算に関する情報を記憶した換算テーブル(図示せず)が格納されている。また、ROM503またはRAM504には、本実施形態の複写機における複数の画像形成モードそれぞれに対する各画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)の作像条件の制御目標値が格納されている。格納されている作像条件としては、例えば、帯電バイアス、現像バイアス、露光量、一次転写バイアス等である。
制御部500としては、マイクロコンピュータ等のコンピュータ装置ではなく、複写機600における制御用に作製された半導体回路素子としてのICなどを用いて構成してもよい。
上述した構成の制御部500は、所定のタイミングでプロセスコントロールとも呼ばれる画像濃度制御を実行する。所定のタイミングとしては、電源ON時、印刷ジョブ開始前(画像形成動作の開始前)、所定枚数(500枚)印刷後(画像形成動作の中断時)、印刷ジョブ終了後(画像形成動作の終了後)等のタイミング(画像形成動作とは排他的なタイミング)が挙げられる。
複写機600の画像濃度制御(電位制御)では、まず、一または二以上の画像形成部18を用いて、トナー付着量が互いに異なる複数のパターン画像のトナーパターンを作像する。このとき、パターン画像の静電潜像の電位を当該一または二以上の画像形成部18における電位センサ70で検出するとともに、中間転写ベルト10上に転写されたパターン画像のトナーパターンのトナー付着量をトナー付着量センサ310で検出する。さらに、そのときの当該一または二以上の画像形成部18における現像装置61内のトナー濃度をトナー濃度センサ312で検出する。
制御部500は、上述した各検出結果に基づいて、トナー付着量が所定の目標付着量になるように、帯電バイアス、現像バイアス、露光量(印加電圧又は印加電流)及びトナー濃度それぞれの制御目標値(作像条件)を算出する。すなわち、制御部500には、トナー付着量センサ310で検出されたトナーパターンのトナー付着量の検出値と、トナー濃度センサ312によって検出されたトナー濃度の検出値とが入力される。さらに、電位センサ70によって検出された感光体40の露光後表面電位の検出値と、現在の現像バイアスの値と、目標付着量の値とが入力される。これらの値が入力されると、作像条件として、帯電装置60の帯電バイアス、現像装置61の現像バイアス及び露光装置21の露光量(露光装置の印加電圧又は印加電流)それぞれの制御目標値と、現像装置61におけるトナー濃度の制御目標値とを出力する。
この最適な作像条件(制御目標値)に従って、その後の画像形成動作時における各装置の印加バイアスやトナー補給を制御することで、安定的な画像濃度を提供している。
ここで、本実施形態の制御部500が実施する画像濃度制御では、大別して、第一作像条件決定制御と、第二作像条件決定制御とが存在する。第一作像条件決定制御は、五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)のすべてを用いて作像したトナーパターンを使用して作像条件を決定する決定制御である。第二作像条件決定制御は、五つの画像形成部18(18S,18Y,18M,18C,18K)の中の一部の画像形成部18である透明用画像形成部18Sのみを用いて作像したトナーパターンを使用して作像条件を決定する制御である。第二作像条件決定制御の際、使用しない画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)については、その駆動を停止させるとともに、感光体40(40Y,40M,40C,40K)を中間転写ベルト10から離間させておく。
第一作像条件決定制御では、全ての画像形成部18(18S、18Y、18M、18C、18K)を用いるため、全ての感光体40(40S、40Y、40M、40C、40K)が中間転写ベルト10に接触した状態で画像濃度制御が実行される。
第一作像条件決定制御では、すべての感光体40(40S、40Y、40M、40C、40K)をそれぞれの帯電装置60(60S、60Y、60M、60C、60K)を用いて帯電させる。そして、露光装置21を用いて各色の感光体40にパターン画像の潜像を形成し、それぞれの現像装置61(61S、61Y、61M、61C、61K)を用いて感光体40上のパターン画像の潜像を現像し、トナーパターンを形成する。感光体40上に形成されたトナーパターンを、一次転写装置62(62S,62Y,62M,62C,62K)によって中間転写ベルト10上に一次転写させる。これにより、全ての色についてのトナー付着量が互いに異なる複数のパターン画像のトナーパターンを中間転写ベルト10上に形成される。
第一作像条件決定制御では、各色のトナーパターンを現像する前のパターン画像の潜像の電位をそれぞれの電位センサ70で検出するとともに、各色のトナーパターンのトナー付着量をトナー付着量センサ310で検出する。さらに、トナーパターンを作像しているときのそれぞれの現像装置61内のトナー濃度をトナー濃度センサ312で検出する。これらの検出結果の情報が制御部500に送信され、制御部500は検出結果に基づいて作像条件を算出し、算出された作像条件を、全色プロセスコントロール作像条件(第一作像条件)として記録する。これにより、その後のFCS印刷モードを含むS印刷モード以外の印刷モードで画像形成を行う際には、この全色プロセスコントロール作像条件でのそれぞれの画像形成部18における作像条件を用いて画像形成制御が行われる。
第二作像条件決定制御は、最上流に配置された透明用画像形成部18Sのみを用いるため、透明用感光体40Sのみが中間転写ベルト10に接触した状態で画像濃度制御が実行される。
第二作像条件決定制御では、五つの感光体40(40S、40Y、40M、40C、40K)の内、透明用感光体40Sのみを透明用帯電装置60Sを用いて帯電させる。そして、露光装置21を用いての透明用感光体40Sのみにパターン画像の潜像を形成し、透明用現像装置61Sを用いて透明用感光体40S上のパターン画像の潜像を現像し、トナーパターンを形成する。透明用感光体40S上に形成されたトナーパターンを、透明用一次転写装置62Sによって中間転写ベルト10上に一次転写させる。これにより、透明についてのトナー付着量が互いに異なる複数のパターン画像のトナーパターンを中間転写ベルト10上形成される。
第二作像条件決定制御では、透明のトナーパターンを現像する前のパターン画像の潜像の電位を透明用電位センサ70Sで検出するとともに、透明のトナーパターンのトナー付着量を透明用トナー付着量センサ310Sで検出する。さらに、透明のトナーパターンを作像しているときの透明用現像装置61S内のトナー濃度を透明用トナー濃度センサ312Sで検出する。これらの検出結果の情報が制御部500に送信され、制御部500は検出結果に基づいて作像条件を算出し、算出された作像条件を、透明プロセスコントロール作像条件(第二作像条件)として記録する。これにより、その後のS印刷モードで画像形成を行う際には、透明プロセスコントロール作像条件での透明用画像形成部18Sにおける作像条件を用いて画像形成制御が行われる。
次に、本実施形態の複写機600の特徴部について説明する。
図1は、制御部500が実行する画像濃度制御のフローチャートである。複写機600では、上述した電源ON時、印刷ジョブ開始前、所定枚数印刷後、印刷ジョブ終了後等の所定タイミングで画像濃度制御実行フラグが立ち(S1)、プロセスコントロールとも呼ばれる画像濃度制御を実行する。この画像濃度制御を実行する際には画像情報を必要としない。
画像濃度制御を実行時には、まず、全ての画像形成部18を駆動したプロセスコントロール、すなわち、上述した第一作像条件決定制御を実行し、全ての画像形成部18を駆動した印刷(FCS印刷モード)での最適な作像条件を決定する。このとき、それぞれの画像形成部18について、FCS印刷モードのときに最適な作像条件と現像能力とを算出する(S3)。ここで、現像能力とは、現像ポテンシャル(現像バイアスVbと露光部電位VLとの電位差)に対するトナーの付着量であり、同じ現像ポテンシャルの条件であってもトナーの付着量が多いほど現像能力が高い状態となる。この第一作像条件決定制御によって全ての画像形成部18を駆動した印刷(FCS印刷モード)での最新の作像条件を算出し、制御部500の記憶に記憶されているFCS印刷モードの作像条件を更新する。
次に、最上流に配置された透明用画像形成部18Sの現像能力及び作像条件について、最新の第一作像条件決定制御で算出した値と、前回の第一作像条件決定制御で算出した値とを比較する(S4)。比較した結果、その差が予め定められた閾値未満である場合(S5で「No」)、透明用画像形成部18Sのみを駆動したプロセスコントロール、すなわち、上述した第二作像条件決定制御は不要と判断し、画像濃度制御を終了する(S7)。
一方、比較した結果、その差が閾値以上であった場合(S5で「Yes」)、透明用画像形成部18Sのみを駆動したプロセスコントロール、すなわち、上述した第二作像条件決定制御が必要と判断し、その直後に第二作像条件決定制御を実行する(S6)。この第二作像条件決定制御によって透明用画像形成部18Sのみを駆動した印刷(S印刷モード)での最新の作像条件を算出し、制御部500の記憶に記憶されているS印刷モードの作像条件を更新する。
S5の判断に用いる「閾値」は、帯電バイアス用の閾値、現像バイアス用の閾値、露光量用の閾値、一次転写バイアス用の閾値など複数の条件について閾値を設けている。例えば、帯電バイアス用の閾値は、最新の作像条件における帯電バイアスと前回の作像条件における帯電バイアスとの差についての閾値であり、他の閾値も同様である。そして、すべての条件の差が閾値未満であれば、比較した結果が閾値未満と判断し、第二作像条件決定制御は不要と判断する。一方、複数の条件のうち一つでも前回の値と最新の値との差が閾値以上となった場合は、比較した結果が閾値以上と判断し、第二作像条件決定制御は必要と判断する。
次に、画像情報に基づいた画像形成時の作像条件について説明する。
図5は、各印刷モードにおける作像条件の説明図である。
複写機600では、画像情報に基づいた画像形成時にS印刷モード以外の印刷モードを用いる印刷指令を受けた場合(S11)、図5(a)に示すように、第一作像条件決定制御で算出した作像条件を使用する画像形成部18の作像条件に設定する(S12)。そして、設定した作像条件によって印刷を行う(S13)。画像情報に基づいた画像形成時にS印刷モードを用いる印刷指令を受けた場合(S21)、図5(b)に示すように、第二作像条件決定制御で算出した作像条件を透明用画像形成部18Sの作像条件に設定する(S22)。そして、設定した作像条件によって印刷を行う(S23)。
本実施形態の複写機600では、複数の画像形成部18の中で中間転写ベルト10の表面移動方向の最上流側に配置された透明用画像形成部18Sのみを用いるS印刷モードと、他の印刷モードとで作像条件を異ならせている。これは、以下の理由による。
すなわち、第一作像条件決定制御では、全ての感光体40を中間転写ベルト10に接触させた状態で作像条件を決定する。このため、全ての画像形成部18を用いるFCS印刷モードの最適な作像条件を設定することが出来るが、他の印刷モードでの最適な作像条件を設定することができるとは限らない。特に、最上流側に配置された透明用画像形成部18Sで形成された透明トナーのトナーパターンは、他の四つの画像形成部18の感光体40が中間転写ベルト10に接触する一次転写部を通過する。よって、透明トナーのトナーパターンは、第一作像条件決定制御の際に逆転写の回数が最も多く、逆転写の影響を受けない単色の印刷モードのときと、第一作像条件決定制御のときとで、トナー付着量に差が最も生じ易い。このため、透明用画像形成部18Sのみを用いるS印刷モードでは、透明用画像形成部18Sのみを用いて作像条件を決定する第二作像条件決定制御によって算出された作像条件によって印刷を行う。
複写機600では、全ての画像形成部18を駆動させる第一作像条件決定制御と、予め定められた一つの画像形成部18として、透明用画像形成部18Sのみを駆動させる第二作像条件決定制御とを行い、印刷モードに応じて作像条件を変更している。
第一作像条件決定制御と第二作像条件決定制御とを実行する構成としては、第一作像条件決定制御を実行した後は必ず第二作像条件決定制御を実行する構成が考えられる。しかし、第二作像条件決定制御が不要な場合でも、第一作像条件決定制御を実行した後に第二作像条件決定制御を実行すると、ユーザーに対するお待たせ時間の増加や、トナー消費量の増加につながってしまう。
これに対して、本実施形態の複写機600では、第一作像条件決定制御で算出した透明用画像形成部18Sの作像条件と現像能力とに基づいて、第二作像条件決定制御を実行するか否かを判断している。作像条件と現像量力とは、トナー付着量センサ310の検出結果に基づいて算出されるものである。すなわち、複写機600では第一作像条件決定制御でのトナー付着量センサ310の検出結果に基づいて第二作像条件決定制御を実行するか否かを判断している。
第二作像条件決定制御が必要な場合は、環境変化や部材の劣化等の影響で、前回の第二作像条件決定制御と同じ作像条件で画像形成を行うと所望の画像濃度の画像を得ることが出来ない場合である。このような場合には、逆転写の影響を受ける第一作像条件決定制御では、透明用画像形成部18Sのみを用いるS印刷モードの適切な作像条件を設定できない。
しかし、第二作像条件決定制御が必要なほどに、透明用画像形成部18Sのみを用いる画像形成に影響するような環境変化や部材の劣化等が生じている場合は、全ての画像形成部18を用いた画像形成にも変化が生じる。そして、この変化としては、所望のトナー付着量を得るために必要な作像条件の変化や、現像能力の変化として現れる。
第一作像条件決定制御のときに、最上流側に配置された透明用画像形成部18Sで形成された透明トナーのトナーパターンは、他の全ての画像形成部18の一次転写位置を通過する。このため、第一作像条件決定制御で、透明用画像形成部18Sの作像条件及び現像能力が前回の検出結果から変化していなければ、透明トナーのトナーパターンに対する逆転と、透明用画像形成部18Sによる作像との状態が変化していないと判断できる。
このため、本実施形態の複写機600では、全ての画像形成部18を用いる第一作像条件決定制御で算出した最新の作像条件及び現像能力と、前回の第一作像条件決定制御で算出した作像条件及び現像能力とを比較する。そして、比較した結果、算出した最新の作像条件及び現像能力の値と、前回の作像条件及び現像能力の値との差が閾値以上の場合にのみ、透明用画像形成部18Sのみを用いる第二作像条件決定制御を実行する。
第一作像条件決定制御で算出された最新の作像条件及び現像能力と、前回の作像条件及び現像能力との差が閾値未満の場合には、第二作像条件決定制御を実行しない。これにより、画像濃度制御に必要な、お待たせ時間とトナー消費量とを最小限にとどめることができる。さらに、上記最新の作像条件及び現像能力と、前回の作像条件及び現像能力との差が閾値以上となるときには、第二作像条件決定制御を実行して、算出した作像条件によってS印刷モードを実行する。このため、印刷モードによらず高精度に一定の画像濃度を得ることができる。
S印刷モードを実行する構成の場合、S印刷モードの印刷指令を受けときに透明用画像形成部18Sのみを用いる第二作像条件決定制御を実行する制御が考えられる。この場合、FCS印刷モードで一枚、S印刷モードで一枚、再びFCS印刷モードで一枚、さらに、S印刷モードで一枚といった印刷を行った場合、印刷モードの切り替えを行う度に、第二作像条件決定制御を実行する可能性がある。このため、使い方によってはユーザーに対するお待たせ時間やトナー消費が膨大となるおそれがある。
これに対して、本実施形態の複写機600では、第二作像条件決定制御を実行する場合は、上述した所定のタイミングで実行される第一作像条件決定制御の直後に実行されるため、印刷モード等によらず、お待たせ時間やトナー消費を最小限に抑えることができる。
なお、ユーザーによっては、S印刷モードを全く行わない、若しくは、ほぼ行わないという場合があり得る。このような場合、透明用画像形成部18Sのみを用いる第二作像条件決定制御を実行することは、透明トナーの無用な消費の課題が生じる。このような課題に対して、ユーザーが「S印刷モード」を使用しないことが明確な場合は、「S印刷モードを不使用とする」(S印刷モードOFF状態)設定とすることが考えられる。
また、長期間透明トナーを使用しない場合は、第一作像条件決定制御でも透明トナーを用いることは透明トナーの無用な消費となる。このため、長期間透明トナーを使用しないことが明確な場合は、「透明トナーを不使用とする」(S使用OFF状態)設定とすることが考えられる。この場合、複写機600は、所定のタイミングで実行する第一作像条件決定制御でも透明用画像形成部18Sを駆動せず、他の四つの画像形成部18を用いて第一作像条件決定制御を実行する。
上述した実施形態では、複数の画像形成部のうちの一部であって、一又は二以上の予め定められた特定の画像形成部のみを用いて画像形成を行う特定色画像形成モードがS印刷モードである場合について説明した。特定色画像形成モードでは、全ての画像形成部を用いて作像条件を決定する全色作像条件決定制御とは別に実行され、特定の画像形成部のみを用いて作像条件を決定する特定色作像条件決定制御で算出した作像条件に基づいて画像形成を行う。
このような特定色画像形成モードとしては、透明用画像形成部18Sのみを用いるS印刷モードに限るものではない。特定色画像形成モードは、黒用画像形成部18Kのみを用いるK印刷モードや透明用画像形成部18S以外の四つ画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)のみを用いるFC印刷モードであってもよい。黒用画像形成部18Kは最下流側に配置されているため、逆転写によってトナー付着量が減少することはないが、黒用感光体40Kから中間転写ベルト10に一次転写するときに他のトナー像の有無によって転写率が変化する可能性がある。この転写率の変化が画像に影響を及ぼすような場合には、最下流側の黒用画像形成部18Kであっても単色でのプロセスコントロールを行う構成としてもよい。
また、透明や黒以外の単色の画像形成部18のみを用いる単色モードや、二色モード、三色モード及び四色モードを実行できる画像形成装置の場合、全ての画像形成部18を用いるものではない印刷モードであれば、特定色画像形成モードとすることができる。
特定色画像形成モードが最上流の透明用画像形成部18Sのみを用いる印刷モードではない場合であっても、第一作像条件決定制御で算出した作像条件及び現像能力の最新の算出値と前回の算出値とを比較する。この場合、透明用画像形成部18Sの最新の作像条件及び現像能力と、前回の作像条件及び現像能力とを比較して、その違いが閾値以上である場合に、特定色画像形成モードで用いる画像形成部18のみを用いた第二作像条件決定制御を実行する構成が考えられる。これは以下の理由による。
すなわち、最上流の透明用画像形成部18Sで形成されたトナーパターンは、他の全ての画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)の一次転写位置を通過する。全ての画像形成部18を用いる第一作像条件決定制御を行ったときに、透明用画像形成部18Sの作像条件及び現像能力の最新の算出値が前回の算出値から変化していなければ全ての逆転写の状態が前回から変化していないと判断できる可能性があるためである。
この構成では、特定色画像形成モードが何れの印刷モードであっても、最上流の透明用画像形成部18Sについての作像条件及び現像能力の最新の算出値と前回の算出値とを比較すればよい。このため制御が容易となり低コスト化を図ることができる。
しかし、最上流の透明用画像形成部18Sの透明用画像形成部18Sの作像条件及び現像能力の最新の算出値が前回の算出値から変化していない場合、透明トナーのトナーパターンについて四つの一次転写部での逆転写の合計が変化しなかっただけとも考えられる。そして、透明トナーのトナーパターンの逆転写率が変化していなくても他の色のトナーパターンの逆転写率は変化している可能性はある。また、逆転写率は変化していなくても、それぞれの画像形成部18を構成する各部材の劣化に起因する最適な作像条件や現像能力の変化は、最上流の透明用画像形成部18Sの作像条件及び現像能力を比較しても検出することはできない。
よって、特定色画像形成モードが最上流の透明用画像形成部18Sのみを用いる印刷モードではない場合は、第一作像条件決定制御で算出した特定色画像形成モードで用いる画像形成部18の作像条件及び現像能力の最新の算出値と前回の算出値とを比較する。
具体例としては、特定色画像形成モードがK印刷モードの場合は、第一作像条件決定制御で算出した黒用画像形成部18Kの最新の作像条件及び現像能力と、前回の第一作像条件決定制御で算出した黒用画像形成部18Kの作像条件及び現像能力とを比較する。そして、この比較した結果が所定の閾値以上である場合は、第二作像条件決定制御として黒用画像形成部18Kのみを用いたプロセスコントロールを実行する。
また、他の具体例としては、特定色画像形成モードがFC印刷モードの場合は、第一作像条件決定制御で算出した透明用以外の四つの画像形成部18について、最新の作像条件及び現像能力と、前回の作像条件及び現像能力とを比較する。そして、この比較した結果が所定の閾値以上である場合は、第二作像条件決定制御として四つの画像形成部18(18Y,18M,18C,18K)のみを用いたプロセスコントロールを実行する。
この構成では、特定色画像形成モードで用いる画像形成部18について、第一作像条件決定制御で算出した作像条件及び現像能力の最新の算出値と前回の算出値とを比較する。そして、その比較結果に基づいて第二作像条件決定制御として特定色画像形成モードで用いる画像形成部18のみを用いたプロセスコントロールを実行するか否かを判断する。特定色画像形成モードで用いる画像形成部18の作像条件等を比較することで、特定色画像形成モードで用いる画像形成部18の変化を検出することが可能となり、第二作像条件決定制御を行うか否かの判断の精度の向上を図ることができる。
本実施形態の複写機600が備える複数の画像形成部18は、潜像担持体である感光体40と、感光体40を帯電させる帯電手段である帯電装置60とを備える。また、画像形成部18は、現像剤担持体である現像ローラ61aに現像バイアスを印加しながら現像ローラ61a上のトナーを感光体40上の潜像に転移させて潜像を現像する現像手段である現像装置61を備える。さらに、画像形成部18は、感光体40上のトナー像を感光体40から転写体である中間転写ベルト10に転写する転写手段である一次転写装置62を備える。また、複写機600は、帯電した感光体40の表面に潜像を形成する露光手段である露光装置21を画像形成部18の上方に備える。
本実施形態の画像形成部18では、複数のトナー像が転写される転写体にトナー像を転写する像担持体が潜像担持体である感光体40となっているが、これに限るものではない。例えば、それぞれの画像形成部18が潜像担持体とは別に中間転写体を備え、この中間転写体上に形成されたトナー像を複数のトナー像が転写される転写体に転写する構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
表面移動する中間転写ベルト10等の被転写体の表面に対して感光体40等の像担持体上に形成されたトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部18等の画像形成部が被転写体表面移動方向に複数配置され、複数の画像形成部の全て用いて画像形成を行うFCS印刷モード等の全色画像形成モードと、複数の画像形成部のうちの一部であって、一又は二以上の透明用画像形成部18S等の特定の画像形成部のみを用いて画像形成を行うS印刷モード等の特定色画像形成モードと、を含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、複数の画像形成部の中から選択される一又は二以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、トナー像を被転写体上又は被転写体に担持された記録材上へ転写させる画像形成制御を行う制御部500等の画像形成制御手段を有する画像形成装置において、被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量センサ310等のトナー付着量検出手段と、全ての画像形成部を用いて被転写体上にトナーパターン等の全色画像濃度調整用トナー像を作像し、全色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量をトナー付着量検出手段により検出し、トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて全色画像形成モードにおける複数の画像形成部のそれぞれの作像条件を決定する第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御を実行するとともに、特定の画像形成部のみを用いて被転写体上に透明トナーのトナーパターン等の特定色画像濃度調整用トナー像を作像し、特定色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量をトナー付着量検出手段により検出し、トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて特定色画像形成モードにおける特定の画像形成部の作像条件を決定する第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御を実行する、制御部500等の作像条件決定手段とを有し、画像形成制御手段は、所定のタイミングで全色作像条件決定制御を実施し、全色作像条件決定制御でのトナー付着量検出手段の検出結果に基づいて特定色作像条件決定制御を実行するか否かを判断する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、全色作像条件決定制御と特定色作像条件決定制御とを実行することで、全色画像形成モードと特定色画像形成モードとのそれぞれについて適切な作像条件を決定することができる。複数の画像形成モードのそれぞれについて適切な作像条件を決定することができるため、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制することができる。
さらに、全色作像条件決定制御でのトナー付着量検出手段の検出結果に基づいて特定色作像条件決定制御を実行するか否かを判断している。全色作像条件決定制御では、特定色画像形成モードで使用する画像形成部で形成されたトナー像のトナー付着量もトナー付着量検出手段で検出する。全色作像条件決定制御のみでは特定色画像形成モードの適切な作像条件を決定することができなくても、特定色画像形成モードの作像条件を変更すべき程に、特定色画像形成モードで使用する画像形成部や環境に変化が生じているか否かの判断は可能である。よって、全色作像条件決定制御の検出結果に基づいて特定色画像形成モードの作像条件を変更すべきと判断した場合にのみ特定色作像条件決定制御を実行する。これにより、必要な場合にのみ特定色作像条件決定制御を実行することができ、全色作像条件決定制御とは別に特定色作像条件決定制御を実行することによるトナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能となる。
このように本態様では、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制しつつ、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能である。
(態様B)
態様Aにおいて、制御部500等の画像形成制御手段は、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御によって決定した複数の画像形成部の中で中間転写ベルト10等の被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された透明用画像形成部18S等の最上流画像形成部の作像条件と、一つ前の全色作像条件決定制御によって決定した最上流画像形成部の作像条件と、を比較し、その違いが予め定めた閾値以上となる等、所定の範囲を超えている場合に第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御の実行が必要であると判断し、他の場合は特定色作像条件決定制御を実行が不要であると判断する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、最上流画像形成部の作像条件の最新の算出値と前回の算出値とを比較することで特定色作像条件決定制御の実行の要否を判断することができる。そして、必要な場合のみに特定色作像条件決定制御を実行することで、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能である。
(態様C)
態様Aにおいて、制御部500等の画像形成制御手段は、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御によって決定した透明用画像形成部18S等の特定の画像形成部の作像条件と、一つ前の全色作像条件決定制御によって決定した特定の画像形成部の作像条件と、を比較し、その違いが予め定めた閾値以上となる等、所定の範囲を超えている場合に第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御の実行が必要であると判断し、他の場合は特定色作像条件決定制御を実行が不要であると判断する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、上記実施形態について説明したように、特定の画像形成部の作像条件の最新の算出値と前回の算出値とを比較することで特定色作像条件決定制御の実行の要否を判断することができる。そして、必要な場合のみに特定色作像条件決定制御を実行することで、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能である。また、特定色画像形成モードで用いる画像形成部の作像条件を比較することで、特定色画像形成モードで用いる画像形成部の変化を検出することが可能となり、特定色作像条件決定制御を行うか否かの判断の精度の向上を図ることができる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、制御部500等の画像形成制御手段が第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御を実行すると判断した場合は、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御の実行タイミングに合わせて特定色作像条件決定制御を実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、特定色作像条件決定制御の実行タイミングは全色作像条件決定制御の実行タイミングに依存し、S印刷モード等の特定色画像形成モードを実行するという画像情報には依存しない。このため、画像情報に応じて画像形成モードが変化する度に画像形成モードに応じた特定色作像条件決定制御を行う必要がない。よって、特定色画像形成モードを実行する画像情報が入力される度に特定色作像条件決定制御を実行する構成に比べて、待機時間やトナー消費量の削減を図ることができる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、制御部500等の画像形成制御手段が第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御を実行すると判断した場合は、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御を実行した直後に特定色作像条件決定制御を実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、特定色作像条件決定制御を実行する場合であっても全色作像条件決定制御の直後に実行することで、待機時間を最小限に留めることができる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、特定の画像形成部は、複数の画像形成部の中で中間転写ベルト10等の被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された透明用画像形成部18S等の最上流画像形成部である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、全色作像条件決定制御で逆転写の影響を最も受け易い最上流画像形成部のみを用いるS印刷モード等の画像形成モードにおいて、最適な作像条件を決定することができる。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、複数の画像形成モードとして、FCS印刷モード等の全色画像形成モードと、複数の画像形成部の中で中間転写ベルト10等の被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された透明用画像形成部18S等の最上流画像形成部のみを用いて画像形成を行うS印刷モード等の最上流画像形成モードと、複数の画像形成部のうち、最上流画像形成部以外の画像形成部のみを用いて画像形成を行うFC印刷モード等の最上流以外画像形成モードと、複数の画像形成部の中で該被転写体の表面移動方向の最下流側に配置された黒用画像形成部18K等の最下流画像形成部のみを用いて画像形成を行うK印刷モード等の最下流画像形成モードと、を含み、制御部500等の画像形成制御手段は、作像する画像の画像情報に基づいて実行する画像形成モードを決定する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、四つ以上の画像形成モードを実行することができる画像形成装置に本発明を適用することができる。これにより、四つ以上の画像形成モードを実行することができる構成であっても、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制しつつ、トナー消費量の増加や待ち時間の増加を抑制することが可能である。
(態様H)
態様A乃至Gの何れかの態様において、FCS印刷モード、FC印刷モード及びK印刷モード等の特定色画像形成モードとは異なる画像形成モードで用いられる画像形成部の作像条件は、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御によって決定したそれぞれの画像形成部の作像条件である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、S印刷モード等の特定色画像形成モードでの最適な作像条件を、他の画像形成モードとは別に設定することが可能となる。
(態様I)
態様A乃至Hの何れかの態様において、第一作像条件決定制御等の全色作像条件決定制御及び第二作像条件決定制御等の特定色作像条件決定制御で決定する作像条件が、帯電バイアス等の帯電条件、露光量等の露光条件、現像バイアス等の現像条件及び一次転写バイアス等の転写条件の少なくとも一つ以上の条件である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、各画像形成モードに対して最適な帯電条件、露光条件、現像条件及び転写条件を決定することが可能となる。
10 中間転写ベルト
14 第一支持ローラ
15 第二支持ローラ
16 第三支持ローラ
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成部
18S 透明用画像形成部
18K 黒用画像形成部
20 タンデム画像形成部
21 露光装置
22 二次転写装置
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 画像読み取りセンサ
40 感光体
40S 透明用感光体
40K 黒用感光体
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
49 レジストローラ対
50 手差し給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 手差し分離ローラ
53 手差し給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
60 帯電装置
60S 透明用帯電装置
61a 現像ローラ
61現像装置
62 一次転写装置
62S 透明用一次転写装置
63 感光体クリーニング装置
70 電位センサ
100 プリンタ部
170 二次転写ベルトクリーニング装置
200 給紙装置
300 スキャナ
310 トナー付着量センサ
311 バックアップローラ
312 トナー濃度センサ
330 帯電バイアス設定部
340 現像バイアス設定部
350 一次転写バイアス設定部
360 露光設定部
400 原稿自動搬送装置
500 制御部
502 バスライン
505 インターフェース部
600 複写機
L 書込光
P 転写シート
特開2005−157145号公報 特開2013−254102号公報

Claims (9)

  1. 表面移動する被転写体の表面に対して像担持体上に形成されたトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部が被転写体表面移動方向に複数配置され、
    上記複数の画像形成部の全て用いて画像形成を行う全色画像形成モードと、
    該複数の画像形成部のうちの一部であって、一又は二以上の特定の画像形成部のみを用いて画像形成を行う特定色画像形成モードと、を含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、
    上記複数の画像形成部の中から選択される一又は二以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、
    該トナー像を上記被転写体上又は該被転写体に担持された記録材上へ転写させる画像形成制御を行う画像形成制御手段を有する画像形成装置において、
    上記被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量検出手段と、
    上記全ての画像形成部を用いて該被転写体上に全色画像濃度調整用トナー像を作像し、該全色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて上記全色画像形成モードにおける上記複数の画像形成部のそれぞれの作像条件を決定する全色作像条件決定制御を実行するとともに、
    上記特定の画像形成部のみを用いて該被転写体上に特定色画像濃度調整用トナー像を作像し、該特定色画像濃度調整用トナー像のトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて上記特定色画像形成モードにおける該特定の画像形成部の作像条件を決定する特定色作像条件決定制御を実行する、作像条件決定手段とを有し、
    上記画像形成制御手段は、所定のタイミングで上記全色作像条件決定制御を実施し、該全色作像条件決定制御での上記トナー付着量検出手段の検出結果に基づいて上記特定色作像条件決定制御を実行するか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記画像形成制御手段は、上記全色作像条件決定制御によって決定した上記複数の画像形成部の中で上記被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された最上流画像形成部の作像条件と、一つ前の該全色作像条件決定制御によって決定した該最上流画像形成部の作像条件と、を比較し、その違いが所定の範囲を超えている場合に上記特定色作像条件決定制御の実行が必要であると判断し、他の場合は該特定色作像条件決定制御を実行が不要であると判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記画像形成制御手段は、上記全色作像条件決定制御によって決定した上記特定の画像形成部の作像条件と、一つ前の該全色作像条件決定制御によって決定した該特定の画像形成部の作像条件と、を比較し、その違いが所定の範囲を超えている場合に上記特定色作像条件決定制御の実行が必要であると判断し、他の場合は該特定色作像条件決定制御を実行が不要であると判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記画像形成制御手段が上記特定色作像条件決定制御を実行すると判断した場合は、上記全色作像条件決定制御の実行タイミングに合わせて該特定色作像条件決定制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記画像形成制御手段が上記特定色作像条件決定制御を実行すると判断した場合は、上記全色作像条件決定制御を実行した直後に該特定色作像条件決定制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記特定の画像形成部は、上記複数の画像形成部の中で上記被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された最上流画像形成部であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記複数の画像形成モードとして、
    上記全色画像形成モードと、
    上記複数の画像形成部の中で上記被転写体の表面移動方向の最上流側に配置された最上流画像形成部のみを用いて画像形成を行う最上流画像形成モードと、
    該複数の画像形成部のうち、該最上流画像形成部以外の画像形成部のみを用いて画像形成を行う最上流以外画像形成モードと、
    該複数の画像形成部の中で該被転写体の表面移動方向の最下流側に配置された最下流画像形成部のみを用いて画像形成を行う最下流画像形成モードと、を含み、
    上記画像形成制御手段は、作像する画像の画像情報に基づいて実行する画像形成モードを決定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記特定色画像形成モードとは異なる上記画像形成モードで用いられる画像形成部の作像条件は、上記全色作像条件決定制御によって決定したそれぞれの画像形成部の作像条件であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記全色作像条件決定制御及び特定色作像条件決定制御で決定する作像条件が、帯電条件、露光条件、現像条件及び転写条件の少なくとも一つ以上の条件であることを特徴とする画像形成装置。
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