JP2015211976A - 溶接電源装置及び溶接電源装置の制御方法 - Google Patents

溶接電源装置及び溶接電源装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好なアークスタート性を得ること。
【解決手段】溶接電源装置11は、溶接ワイヤ14に対して溶接電流Iwを出力する経路に設けられたリアクトルDL1を含む。アークスタート回路36は、リアクトルDL1に並列接続され、アークスタート制御信号Seに応じてリアクトルDL1の両端子間の導通状態と遮断状態とを切り替える。主制御回路46は、アークスタート回路36と、溶接開始信号Stに基づいてアークスタート回路36を導通状態とするように駆動信号Sdを生成し、駆動回路48は駆動信号Sdに基づいてアークスタート制御信号Seを出力する。そして、溶接電流Iwと目標値の比較結果に応じて、導通状態のアークスタート回路36におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後にアークスタート回路36を遮断状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、消耗電極を用いたアーク溶接機に用いられる溶接電源装置とその溶接電源装置の制御方法に関する。
消耗電極を用いるアーク溶接機におけるアークスタートは、溶接電流が供給される消耗電極と溶接対象の接触により発生する小さなアークが成長して定常の溶接アークに移行する。消耗電極と溶接対象の接触後における溶接電流の急峻な立ち上がりは、アークスタートを円滑にする。
アーク溶接機に含まれる溶接電源装置は、溶接電流の供給経路に接続されたリアクトルを含む。リアクトルは、短絡アーク時の過大電流を制限して電流の急激な変化を暖和し、アーク現象をコントロールし、さらに再アーク時には、短絡時に蓄えられたエネルギを放出してアーク切れを防止する。しかし、リアクトルは、そのインダクタンスにより、アークスタートにおける溶接電流の急峻な立ち上がりを妨げる。
このため、アークスタートを改善したアーク溶接機は、リアクトルに並列に接続された半導体スイッチ素子によりリアクトルの両端子を短絡することで、アークスタートにおける溶接電流を急峻に立ち上げる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−245190号公報
ところで、上記の半導体スイッチ素子は、大きな溶接電流を流しているときにオフすると、そのオフ時に生じるサージ電圧により破損する。このため、アークスタート後に、溶接電流を下げて半導体スイッチ素子をオフする必要がある。
たとえば、溶接電流をパルス的に変更してアーク溶接を行うパルス溶接では、小さな溶接電流(ベース電流)を出力する期間がある。この期間に上記の半導体スイッチ素子をオフすることが可能である。
しかしながら、例えば、グロビュール移行やスプレー移行により溶接を行う直流溶接では、大きな溶接電流が継続して出力される。このため、上記の半導体スイッチ素子を適用して良好なアークスタート性を得ることは難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、良好なアークスタート性を得ることにある。
上記課題を解決する溶接電源装置は、消耗電極と溶接対象との間に溶接電力を供給する溶接電源装置であって、前記消耗電極に対して溶接電流を出力する経路に設けられたリアクトルと、前記リアクトルに並列接続され、アークスタート制御信号に応じて前記リアクトルの両端子間の導通状態と遮断状態とを切り替えるアークスタート回路と、溶接開始信号に基づいて前記アークスタート回路を導通状態とし、溶接電流と目標値の比較結果に応じて、前記導通状態の前記アークスタート回路におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後に前記アークスタート回路を前記遮断状態とするように前記アークスタート制御信号を生成するアークスタート制御回路と、を有する。
この構成によれば、リアクトルに並列に接続したアークスタート回路を導通状態とすることで、溶接開始信号に基づくアークスタート時において、溶接電流はアークスタート回路に流れる。したがって、アークスタート時における溶接電流の立ち上がりが急峻になるため、アークスタート性を向上することができる。
そして、導通状態のアークスタート回路のインピーダンスに応じて、アークスタート回路に流れる電流が減少し、アークスタート回路に対して並列に接続されたリアクトルに流れる電流が増加する。アークスタート回路に流れる電流が減少したときにそのアークスタート回路を遮断状態とすることで、遮断によるサージ電圧を抑制し、サージ電圧による影響を低減することができる。
上記の溶接電源装置において、前記アークスタート回路は、制御端子の前記アークスタート制御信号に応じて第1端子と第2端子の間の導通状態と遮断状態とを切り替える半導体スイッチ素子を含むことが好ましい。
この構成によれば、半導体スイッチ素子により、アークスタート回路の遮断状態と導通状態、その導通状態におけるインピーダンスを容易に制御することができる。そして、アークスタート回路に流れる電流が減少したときにアークスタート回路を遮断状態とすることで、サージ電圧が低くなり、半導体スイッチ素子の劣化を抑制することができる。
上記の溶接電源装置において、前記アークスタート制御回路は、前記半導体スイッチ素子に流れる電流に対して順方向であって前記半導体スイッチ素子の第1端子または第2端子に接続されたダイオードを含むことが好ましい。
この構成によれば、半導体スイッチ素子に含まれる保護ダイオードに流れる電流をダイオードによって防止することで、十分な溶接電流を消耗電極と溶接対象に対して供給することが可能となる。
上記の溶接電源装置において、前記アークスタート制御回路は、前記リアクトルの飽和点に応じて、前記リアクトルのコアが飽和するように前記アークスタート回路におけるインピーダンスを変更することが好ましい。
リアクトルは、飽和点に応じてコアが飽和することでインピーダンスが急激に低下する。これにより、アークスタート回路に流れる電流は略零となるため、アークスタート回路を遮断状態としたときに過大なサージ電圧の発生を抑制することができる。
上記課題を解決する溶接電源装置の制御方法は、消耗電極と溶接対象との間に溶接電力を供給する溶接電源装置の制御方法であって、前記消耗電極に対して溶接電流を出力する経路に設けられたリアクトルに並列接続されたアークスタート回路を、溶接開始信号に基づいて導通状態とし、溶接電流と目標値の比較結果に応じて、前記導通状態におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後に遮断状態とする。
この構成によれば、リアクトルに並列に接続したアークスタート回路を導通状態とすることで、溶接開始信号に基づくアークスタート時において、溶接電流はアークスタート回路に流れる。したがって、アークスタート時における溶接電流の立ち上がりが急峻になるため、アークスタート性を向上することができる。
そして、導通状態のアークスタート回路のインピーダンスに応じて、アークスタート回路に流れる電流が減少し、アークスタート回路に対して並列に接続されたリアクトルに流れる電流が増加する。アークスタート回路に流れる電流が減少したときにそのアークスタート回路を遮断状態とすることで、遮断によるサージ電圧を抑制し、サージ電圧による影響を低減することができる。
本発明の一観点によれば、良好なアークスタート性を得ることができる。
消耗電極式アーク溶接機の概略を示すブロック図である。 ドライブ回路の一例を示す回路図である。 本実施形態の消耗電極式アーク溶接機の動作を説明する波形図である。 比較例の動作を説明する波形図である。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示すように、消耗電極式のアーク溶接機10は、溶接電源装置(以下、単に電源装置という)11を有している。電源装置11のプラス出力端子11aは溶接トーチ12に接続され、電源装置11のマイナス出力端子11bは溶接対象(母材)21に接続される。
電源装置11は、交流電源22からの入力電圧に基づいて、アーク溶接のための出力電力を出力する。交流電源22は、例えば三相商用交流電源である。なお、交流電源22を単相商用交流電源としてもよい。溶接トーチ12は溶接ワイヤ(消耗電極)14を保持する。そして、溶接トーチ12は、例えば溶接ワイヤ14へ給電するコンタクトチップを有している。
この消耗電極式アーク溶接機10において、溶接ワイヤ14と溶接対象21との間にアークが生じ、溶接対象21に対するアーク溶接が行われる。アーク溶接により、溶接ワイヤ14は溶接によって消耗する。このため、電源装置11は、ワイヤ送給モータ15を制御し、溶接ワイヤ14を溶接対象21に供給する。
電源装置11の整流回路31は、例えばダイオードブリッジ回路である。整流回路31は、交流電源22からの交流入力電力を直流に変換する。平滑コンデンサC1は、整流回路31の出力を平滑する。インバータ回路32は、複数(例えば4個)のスイッチング素子(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor))を用いたブリッジ回路を有する。インバータ回路32は、整流回路31と平滑コンデンサC1による直流を高周波の交流電圧に変換する。
変圧器33は、例えば一次コイルと二次コイルを有するトランスである。変圧器33は、インバータ回路32による交流電圧を、アーク加工の設定に応じた電圧に変換する。整流回路34は、変圧器33の出力電圧を直流に変換する。整流回路34は、リアクトルDL1を介してプラス出力端子11aに接続される。また、整流回路34は電源線L1を介してマイナス出力端子11bに接続される。
リアクトルDL1は、短絡アーク時の過大電流を制限して電流の急激な変化を暖和し、アーク現象をコントロールする。また、リアクトルDL1は、短絡時に蓄えたエネルギを放出してアーク切れを低減する。
リアクトルDL1は、例えば飽和特性が調整されたリアクトルである。リアクトルDL1の飽和点は、例えば30A(アンペア)〜60Aに設定されている。リアクトルDL1は、飽和点より高い電流値にてインピーダンスが小さな値となり、飽和点より低い電流値にてインピーダンスが大きな値となる。そして、リアクトルDL1のインピーダンスは、コアが飽和することで、急激に小さくなる。
リアクトルDL1にはアークスタート回路36が並列に接続されている。
アークスタート回路36は、トランジスタTR1とダイオードD1を有している。
トランジスタTR1は、例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)である。トランジスタTR1の第1端子(例えばコレクタ端子)はリアクトルDL1の第1端子(整流器34に接続された端子)に接続され、トランジスタTR1の第2端子(例えばエミッタ端子)は、ダイオードD1のアノード端子に接続されている。ダイオードD1のカソード端子はリアクトルDL1の第2端子(プラス出力端子11aに接続された端子)に接続されている。
トランジスタTR1の制御端子(例えばゲート端子)には、駆動回路48からアークスタート制御信号Seが供給される。トランジスタTR1は、アークスタート制御信号Seに応答して閉路(オン)・開路(オフ)する。アークスタート回路36は、トランジスタTR1の閉路によってリアクトルDL1の第1端子と第2端子との間を短絡し、トランジスタTR1の開路によってリアクトルDL1の第1端子と第2端子との間の短絡を解除する。
トランジスタTR1は、保護ダイオードD2を含む。保護ダイオードD2は、逆電圧に対する低い耐圧のトランジスタTR1を保護する。ダイオードD1は、保護ダイオードD2に対して逆方向に接続される。ダイオードD1は、トランジスタTR1において、リアクトルDL1の第2端子側(プラス出力端子11a側)からリアクトルDL1の第1端子側(整流器34側)に向う電流を遮断する。ダイオードD1を用いない場合、トランジスタTR1をオフしても保護ダイオードD2によって電流が流れ、十分な溶接電流を溶接ワイヤ14と溶接対象21に対して流すことができなくなる。このため、トランジスタTR1に対して順方向にダイオードD1を接続し、溶接電流に対してトランジスタTR1に逆方向に流れる電流を防止することで、十分な溶接電流を流すことができる。
電圧検出回路38は、出力端子11a,11b間の電圧(溶接電圧)Vwを検出し、その溶接電圧Vwに応じた溶接電圧検出信号Vdを出力する。電圧誤差増幅回路42は、電圧設定回路41によって設定された電圧設定信号Vrと溶接電圧検出信号Vdとを誤差増幅して電圧誤差増幅信号Evを出力する。電流検出回路39は、電源線L1に流れる電流(溶接電流)Iwを検出し、その溶接電流Iwに応じた溶接電流検出信号Idを出力する。電流誤差増幅回路44は、電流設定回路43によって設定された電流設定信号Irと溶接電流検出信号Idとを誤差増幅して電流誤差増幅信号Eiを出力する。期間設定回路45は、アークスタート回路36を制御するための期間設定値Skを出力する。
主制御回路46は、トーチスイッチ47からの溶接開始信号Stに応じて動作を開始し、電圧誤差増幅信号Ev,電流誤差増幅信号Ei,期間設定値Skに基づいて、インバータ制御信号In、モータ制御信号Mc及び駆動信号Sdを出力する。モータ制御信号Mcによりワイヤ送給モータ15が動作し、溶接ワイヤ14を溶接対象21に対して送給する。駆動回路48は、駆動信号Sdに基づいて、トランジスタTR1を制御するアークスタート制御信号Seを生成する。
例えば、主制御回路46は、溶接開始信号Stと期間設定値Skに基づいて、トランジスタTR1を閉路(オン)するように、駆動信号Sdを生成する。駆動回路48は、駆動信号Sdに応じて、トランジスタTR1をオンするようにアークスタート制御信号Seを生成する。アークスタート回路36は、オンしたトランジスタTR1により、リアクトルDL1の両端子間を導通する(導通状態)。
そして、主制御回路46は、電流誤差増幅信号Eiに基づいて、溶接電流Iwが目標電流(例えば、400A〜500A)に達した後、駆動信号Sdを徐々に又は段階的に変化させる。駆動回路48は、駆動信号Sdに基づいて、アークスタート制御信号Seを徐々に又は段階的に低下させる。トランジスタTR1は、アークスタート制御信号Seに応じて、第1端子(コレクタ端子)と第2端子(エミッタ端子)の間の飽和電流が変化する。アークスタート制御信号Seを低下させることで、トランジスタTR1に流れる電流(コレクタ電流)が減少する。
そして、主制御回路46は、期間設定値Skに基づくタイミングで、トランジスタTR1を開路(オフ)するように、駆動信号Sdを出力する。駆動回路48は、駆動信号Sdに基づいて、トランジスタTR1を逆バイアスするようにアークスタート制御信号Seを生成する。トランジスタTR1は、そのアークスタート制御信号Seに応答して開路(オフ)する。アークスタート回路36は、トランジスタTR1がオフすることにより、リアクトルDL1の両端子間を遮断する(遮断状態)。
次に、駆動回路48の一例を説明する。
図2に示すように、駆動回路48は、演算増幅器(オペアンプ)51、トランジスタTR2、抵抗R1〜R5を有している。トランジスタTR2は、例えばPチャネルMOSトランジスタである。
図1に示す主制御回路46が出力する駆動信号Sdは、図2に示す制御信号Sd1,Sd2を含む。制御信号Sd1は抵抗R1の第1端子に供給され、制御信号Sd2はトランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に供給される。
抵抗R1の第2端子は演算増幅器51の反転入力端子に接続されている。演算増幅器51の非反転入力端子は所定電位(例えば、0V(ボルト))の配線AGに接続されている。演算増幅器51には、高電位電圧VPと低電位電圧VNが供給される。演算増幅器51の反転入力端子は、抵抗R2の第1端子に接続され、抵抗R2の第2端子は演算増幅器51の出力端子に接続されている。
演算増幅器51の出力端子は抵抗R3の第1端子に接続され、抵抗R3の第2端子は抵抗R4の第1端子とトランジスタTR2のドレイン端子に接続されている。トランジスタTR2のソース端子に高電位電圧VPが供給される。抵抗R4の第2端子はトランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に接続されている。抵抗R4の第2端子は抵抗R5の第1端子に接続され、抵抗R5の第2端子はトランジスタTR1の第2端子(エミッタ端子)と、所定電位(例えば、0V(ボルト))の配線AGに接続されている。
主制御回路46は、所定レベル(例えば、低電位電圧VNレベル)の制御信号Sd1,Sd2を出力する。演算増幅器51は、制御信号Sd1を増幅した信号を出力する。トランジスタTR2は、制御信号Sd2に応答してオンする。オンしたトランジスタTR2と演算増幅器51により、トランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)が急速に充電され、トランジスタTR1がオンする。トランジスタTR1がオンした後、主制御回路46は、所定レベル(例えば高電位電圧VPレベル)の制御信号Sd2を出力し、トランジスタTR2はこの制御信号Sd2によりオフする。
そして、主制御回路46は、制御信号Sd1の電圧を徐々に上昇させる。演算増幅器51は、制御信号Sd1を増幅した信号を出力する。これにより、トランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に供給するアークスタート制御信号Seが徐々に低下する。
また、主制御回路46は、所定レベル(例えば高電位電圧VP)レベルの制御信号Sd1を出力する。演算増幅器51は、制御信号Sd1を増幅した信号を出力する。これにより、アークスタート制御信号Seは、配線AGのレベルより低くなり、トランジスタTR1が逆バイアスされる。
なお、制御信号Sd1,Sd2のレベルは、トランジスタTR1を制御可能であればよく、上記のレベルに限定されない。
次に、上記の消耗電極式アーク溶接機10の作用を説明する。
図3に示すように、時刻T1において、トーチスイッチ47の操作に応じて溶接開始信号StがHレベルになると、主制御回路46は、溶接開始信号Stに応じて動作を開始し、駆動信号Sdとインバータ制御信号Inを出力する。駆動回路48は、駆動信号Sdに基づいてHレベルのアークスタート制御信号Seを出力する。
図1に示すアークスタート回路36のトランジスタTR1は、Hレベルのアークスタート制御信号Seに応答してオン(閉路)する。オンしたトランジスタTR1は、リアクトルDL1の両端子を短絡する。したがって、整流回路34の出力電流は、オンしたトランジスタTR1に流れる。
インバータ回路32は、インバータ制御信号Inに応じて動作を行い、溶接電力を生成する。このとき、溶接ワイヤ14が溶接対象21に接触していない無負荷状態であるため、溶接電圧Vwは無負荷電圧(たとえば、100V)となる。電圧検出回路38は、溶接電圧Vwを検出して溶接電圧検出信号Vdを出力する。
次いで、時刻T2において、溶接ワイヤ14が溶接対象21に接触すると、溶接電圧Vwは、無負荷電圧から短絡電圧(略零電圧)へと変化する。このとき、トランジスタTR1は、アークスタート制御信号Seに応答して導通状態にある。このトランジスタTR1により、リアクトルDL1の両端子間が短絡されている。よって、リアクトルDL1のインダクタンスは、溶接電流Iwの変化に影響しない。このため、図3に示すように、溶接電流Iw(溶接電流検出信号Id)は、急峻に立ち上がり、溶接ワイヤ14と溶接対象21との間にアークが発生する。
次いで、溶接電流Iwを目標値(スタート電流値)(例えば500A)に制限する。
次いで、時刻T3から、トランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に供給するアークスタート制御信号Seを徐々に低下させる。例えば、図2に示す駆動回路48の場合、図1に示す主制御回路46は、Hレベルの制御信号Sd2を出力し、制御信号Sd1の電圧値を徐々に上昇させる。図2に示す駆動回路48において、トランジスタTR2は、Hレベルの制御信号Sd2に応答してオフする。そして、演算増幅器51は、抵抗R1,R2の抵抗値に応じて制御信号Sd1を反転増幅したレベルの信号を出力する。したがって、図3に示すように、トランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に供給されるアークスタート制御信号Seの値は、徐々に低下する。
アークスタート制御信号Seを徐々に低下させる期間(時刻T3から時刻T5までの期間)とその開始時刻T3は、溶接電流Iwの目標値、溶接ワイヤ14の太さや材質等に応じて期間設定回路45に設定される。主制御回路46は、期間設定回路45からの期間設定値Skに基づいて、駆動信号Sdを制御する。例えば、主制御回路46は時間経過を計測するタイマ回路を有し、そのタイマ回路により計測した時間経過と期間設定値Skにしたがって、駆動信号Sdを制御する。
トランジスタTR1の第1端子(コレクタ端子)と第2端子(エミッタ端子)の間の電位差(飽和電圧)は、アークスタート制御信号Seの値に応じて変化する。本実施形態では、徐々に低下するアークスタート制御信号Seに基づいて、飽和電圧が上昇する。この結果、トランジスタTR1に流れる電流ITが減少する。トランジスタTR1の電流ITの減少に応じてリアクトルDL1に流れる電流ILが増加する。
そして、リアクトルDL1は、コアの飽和によってインピーダンスが急激に低下する。この結果、図3に示す時刻T4において、整流回路34の出力電流は、主にリアクトルDL1に流れ、トランジスタTR1に流れる電流ITは略零となる。
次いで、図3に示す時刻T5において、トランジスタTR1に対して逆バイアスとなるようにアークスタート制御信号Seを生成する。トランジスタTR1は、アークスタート制御信号Seに応答して開路(オフ)する。このとき、トランジスタTR1に流れる電流ITは略零である。したがって、開路(オフ)によるサージ電圧の影響が少なく、トランジスタTR1の劣化が抑制される。
上記の電源装置11に対する比較例を説明する。なお、比較例における部材について、本実施形態と同じ符号を用いる。
例えば、図4に示すように、溶接電流Iw(Id)をパルス状に変化させてアークの発生を制御するパルス溶接では、低い溶接電流Iw(ベース電流)を出力する期間(例えば、図4に示す時刻T12から時刻T13までの間)において、トランジスタTR1をオフすることが可能である。しかし、このような制御では、溶接ワイヤ14が溶接対象21に接触したとき(図4において時刻T11)から、トランジスタTR1をオフするまで(時刻T12)の間、溶接電流がトランジスタTR1に流れ続ける。
一方、本実施形態の電源装置11では、溶接電流Iwを低下させることなく、トランジスタTR1を開路(オフ)することができる。つまり、トランジスタTR1を任意のタイミングでオフすることができる。したがって、トランジスタTR1に溶接電流Iwが流れている期間を上記の制御方法に比べて短くすることが可能となる。このことは、トランジスタTR1のオン期間を短くし、発熱を抑制することが可能となる。また、トランジスタTR1のオン期間が短いため、トランジスタTR1の使用期間(寿命)を長くすることが可能となる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)溶接電源装置11は、溶接ワイヤ14に対して溶接電流Iwを出力する経路に設けられたリアクトルDL1を含む。アークスタート回路36は、リアクトルDL1に並列接続され、アークスタート制御信号Seに応じてリアクトルDL1の両端子間の導通状態と遮断状態とを切り替える。主制御回路46は、アークスタート回路36と、溶接開始信号Stに基づいてアークスタート回路36を導通状態とするように駆動信号Sdを生成し、駆動回路48は駆動信号Sdに基づいてアークスタート制御信号Seを出力する。そして、溶接電流Iwと目標値の比較結果に応じて、導通状態のアークスタート回路36におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後にアークスタート回路36を遮断状態とする。
この構成によれば、リアクトルDL1に並列に接続したアークスタート回路36を導通状態とすることで、溶接開始信号Stに基づくアークスタート時において、溶接電流Iwはアークスタート回路36に流れる。したがって、アークスタート時における溶接電流Iwの立ち上がりが急峻になるため、アークスタート性を向上することができる。
そして、導通状態のアークスタート回路36のインピーダンスに応じて、アークスタート回路36に流れる電流ITが減少し、アークスタート回路36に対して並列に接続されたリアクトルDL1に流れる電流ILが増加する。アークスタート回路36に流れる電流ITが減少したときにそのアークスタート回路36を遮断状態とすることで、遮断によるサージ電圧を抑制し、サージ電圧による影響を低減することができる。
(2)アークスタート回路36は、制御端子のアークスタート制御信号Seに応じて第1端子と第2端子の間の導通状態と遮断状態とを切り替えるトランジスタTR1を含む。この構成によれば、トランジスタTR1により、アークスタート回路36の遮断状態と導通状態、その導通状態におけるインピーダンスを容易に制御することができる。そして、アークスタート回路36に流れる電流が減少したときにアークスタート回路36を遮断状態とすることで、サージ電圧が低くなり、トランジスタTR1の劣化を抑制することができる。
(3)主制御回路46は、トランジスタTR1に流れる電流に対して順方向であってトランジスタTR1の第1端子または第2端子に接続されたダイオードD1を含む。この構成によれば、トランジスタTR1に含まれる保護ダイオードD2に流れる電流をダイオードD1によって防止することで、十分な溶接電流Iwを溶接ワイヤ14と溶接対象21に対して供給することが可能となる。
(4)主制御回路46は、リアクトルDL1の飽和点に応じて、リアクトルDL1のコアが飽和するようにアークスタート回路36におけるインピーダンスを変更する。リアクトルDL1は、飽和点に応じてコアが飽和することでインピーダンスが急激に低下する。これにより、アークスタート回路36に流れる電流は略零となるため、アークスタート回路36を遮断状態としたときに過大なサージ電圧の発生を抑制することができる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・パルス溶接を行う電源装置に適用してもよい。図4に示すように、パルス溶接の場合、溶接電流Iwをパルス状に変更する。これに対し、トランジスタTR1の制御端子(ゲート端子)に供給するアークスタート制御信号Seを制御してトランジスタTR1に流れる電流ITを徐々に減少させてリアクトルDL1に流れる電流ILを徐々に多くする。これにより、溶接電流Iwの制御と独立してトランジスタTR1をオフすることが可能となる。これにより、上記の実施形態と同様に、トランジスタTR1に対するサージ電圧の低減、オン期間の短縮、等を図ることができる。
・上記実施形態では、トランジスタTR1として絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)を用いたが、パワーMOS−FET等の半導体スイッチを用いてもよく、上記実施形態と同様の効果が得られる。
・上記形態のリアクトルDL1に、直流可飽和リアクトルを用いてもよい。直流可飽和リアクトルは、制御巻線に供給する電流量に応じて、主巻線に対してコアが飽和する飽和点が変化する。したがって、制御巻線の電流に応じて、リアクトルの飽和点、すなわちリアクトルに流れる電流ILが増加するタイミングを調整することが可能となる。そして、トランジスタTR1をオフした後は、制御巻線の電流により飽和点を高くすることで、アークの生成等の安定を図ることができる。
・図2に示す駆動回路48は一例であり、この回路の適宜な変更、適宜の回路を用いることが可能である。例えば駆動回路48において、駆動能力や応答速度の高い演算増幅器を用いてトランジスタTR2を省略してもよい。
・上記実施形態では、図1に示すように、ダイオードD1を、リアクトルDL1の出力側の端子(プラス出力端子11aに接続される端子)とトランジスタTR1の間に接続したが、リアクトルDL1の入力側の端子(整流回路34に接続される端子)とトランジスタTR1の間に接続してもよい。この場合、ダイオードD1のカソード端子がトランジスタTR1の第1端子(コレクタ端子)に接続され、トランジスタTR1の第2端子(エミッタ端子)がリアクトルDL1の第2端子に接続される。また、ダイオードをリアクトルDL1の入力側と出力側とに接続してもよい。また、図1では1つのダイオードD1として示したが、直列に接続した複数のダイオードを用いても良い。このようにしても、上記実施形態と同じ効果が得られる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の溶接電源装置において、
直流電力を高周波交流電力に変換するスイッチング回路と、前記スイッチング回路からの高周波交流電力を電圧変換するトランスと、前記トランスの二次側から出力された高周波交流電力を直流電力に変換する整流回路を含み、
前記制御回路は、前記消耗電極と前記溶接対象に直流電流またはパルス状の溶接電流を供給するように前記スイッチング回路を制御すること、
を特徴とする溶接電源装置。
14 溶接ワイヤ(消耗電極)
21 溶接対象
36 アークスタート回路
46 主制御回路(アークスタート制御回路)
48 駆動回路(アークスタート制御回路)
D1 ダイオード
DL1 リアクトル
TR1 トランジスタ(半導体スイッチ素子)
St 溶接開始信号
Iw 溶接電流
IT 電流
IL 電流

Claims (5)

  1. 消耗電極と溶接対象との間に溶接電力を供給する溶接電源装置であって、
    前記消耗電極に対して溶接電流を出力する経路に設けられたリアクトルと、
    前記リアクトルに並列接続され、アークスタート制御信号に応じて前記リアクトルの両端子間の導通状態と遮断状態とを切り替えるアークスタート回路と、
    溶接開始信号に基づいて前記アークスタート回路を導通状態とし、溶接電流と目標値の比較結果に応じて、前記導通状態の前記アークスタート回路におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後に前記アークスタート回路を前記遮断状態とするように前記アークスタート制御信号を生成するアークスタート制御回路と、
    を有する溶接電源装置。
  2. 請求項1に記載の溶接電源装置において、
    前記アークスタート回路は、制御端子の前記アークスタート制御信号に応じて第1端子と第2端子の間の導通状態と遮断状態とを切り替える半導体スイッチ素子を含むこと、
    を特徴とする溶接電源装置。
  3. 請求項2に記載の溶接電源装置において、
    前記アークスタート制御回路は、前記半導体スイッチ素子に流れる電流に対して順方向であって前記半導体スイッチ素子の第1端子または第2端子に接続されたダイオードを含むこと、
    を特徴とする溶接電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶接電源装置において、
    前記アークスタート制御回路は、前記リアクトルの飽和点に応じて、前記リアクトルのコアが飽和するように前記アークスタート回路におけるインピーダンスを変更すること、を特徴とする溶接電源装置。
  5. 消耗電極と溶接対象との間に溶接電力を供給する溶接電源装置の制御方法であって、
    前記消耗電極に対して溶接電流を出力する経路に設けられたリアクトルに並列接続されたアークスタート回路を、溶接開始信号に基づいて導通状態とし、溶接電流と目標値の比較結果に応じて、前記導通状態におけるインピーダンスを徐々に高くし、その後に遮断状態とすること、
    を特徴とする溶接電源装置の制御方法。
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