JP2015211154A - 光起電力装置、それを用いた太陽電池構造体および太陽電池構造体の製造方法 - Google Patents

光起電力装置、それを用いた太陽電池構造体および太陽電池構造体の製造方法 Download PDF

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秀樹 大前
篠原 亘
Wataru Shinohara
亘 篠原
朗 寺川
Akira Terakawa
朗 寺川
笠原 光弘
Mitsuhiro Kasahara
光弘 笠原
茂郎 矢田
Shigero Yada
茂郎 矢田
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Abstract

【課題】曲面部や段差部へ設置可能な光起電力装置を提供する。【解決手段】光起電力装置80は、複数の光起電力素子10と、複数の光起電力素子10の間を接続する接続部材40と、複数の光起電力素子10を覆うように設けられる保護シートと、を備える。接続部材40は、複数の光起電力素子10の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子10の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。接続部材40は、光起電力素子10よりも高い伸縮性を有してもよい。接続部材40は、光起電力素子10の表面に対してスライド可能に接続されてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、光起電力装置に関し、曲面に対して容易に設置可能な光起電力装置に関する。
近年、ビルや住宅用の電源として用いるため屋根や壁面に太陽電池が設置される場合や、電気自動車をはじめとする自動車用の電源として自動車の屋根に太陽電池が設けられることがある。この場合、単に発電設備としての機能が求められるだけでなく、構造物の美的外観の見地からデザイン面での機能を求められることがある。例えば、可撓性を有する太陽電池を用いることにより、自動車の屋根部の曲面に沿って設置可能な光電変換装置が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−14892号公報
一般に、電力変換効率が高いとされる結晶系太陽電池は可撓性を有していないため、構造物の平坦な箇所に太陽電池を設けることは容易であっても、曲率の大きい曲面部や段差部のデザインを活かしながら、構造物の曲面や段差に沿って設置することは困難である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、曲面部や段差部へ設置可能な光起電力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光起電力装置は、複数の光起電力素子と、複数の光起電力素子の間を接続する接続部材と、複数の光起電力素子を覆うように設けられる保護シートと、を備える。接続部材は、複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。
本発明によれば、曲面部や段差部へ設置可能な光起電力装置を提供できる。
図1(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る光起電力装置の構造を示す断面図である。 光起電力素子の第1主面を示す上面図である。 複数の光起電力素子の配置を示す上面図である。 実施の形態に係る接続部材を示す図である。 構造物の曲面上に配置した光起電力装置を示す図である。 図6(a)は、光起電力装置を模式的に示す図であり、図6(b)は、構造物の曲面上に光起電力装置を配置する様子を模式的に示す図である。 構造物の曲面上に配置した光起電力装置の上に表面保護部材を配置する様子を模式的に示す図である。 太陽電池構造体の構造を模式的に示す図である。 変形例1に係る接続部材を示す図である。 図10(a)−(c)は、変形例2に係る接続部材を模式的に示す図である。 変形例3に係る接続部材を示す図である。 変形例4に係る接続部材を示す図である。 変形例5に係る光起電力装置を示す上面図である。 変形例6に係る光起電力装置を示す上面図である。 変形例6に係る光起電力装置を示す上面図である。 変形例7に係る光起電力素子を用いた光起電力装置を示す上面図である。 第2の実施の形態に係る光起電力装置の構造を示す断面図である。 図18(a)、(b)は、第2の実施の形態に係る光起電力装置の構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第1の実施の形態を説明する前に基礎となった知見を説明する。一般に、光起電力装置を曲面に配置しようとする場合、曲面の曲率に応じて小片の太陽電池セルを用意し、それら小片の太陽電池セルをポリゴン状に貼り合わせる必要があった。この場合、小片の太陽電池セルを一つずつ貼り合わせるのに非常に手間がかかり、また、貼り合わせた小片の太陽電池セルを電気的に接続するのにも手間がかかる。そのため、曲面に応じて太陽電池セルを設置することは容易ではなかった。そこで、本発明の実施の形態として、曲面部や段差部へ設置可能な光起電力装置を提供する。
(第1の実施の形態)
図1(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る光起電力装置80の構造を示す断面図である。図1(a)は、伸張前の光起電力装置80を示し、図1(b)は、伸張後の光起電力装置80を示す。光起電力装置80は、間隔をあけて配置される複数の光起電力素子10と、複数の光起電力素子10の間を接続し、伸縮性および導電性を有する接続部材40と、複数の光起電力素子10を覆うように設けられ、樹脂等で形成される第1保護シート32および第2保護シート34と、を備える。
光起電力素子10の間には、それらの相対的な位置を変更しうるような隙間となる接続領域Wxが設けられる。光起電力素子10の間は、伸縮性および導電性を有する接続部材40で接続されるため、複数の光起電力素子10の間の電気的な接続を維持したまま、光起電力素子10の間の相対的な位置の変更が可能とされる。保護シート32、34と接続部材40との間には空隙36が設けられ、接続領域Wxにおける屈曲性および伸縮性を高めている。なお、図1(a)に示す伸張前と図1(b)に示す伸張後を比較すると、接続領域Wxの距離が変化しているものの光起電力素子10の長さは変化していない。言いかえれば、接続部材40は変形しているものの光起電力素子10はほとんど変形していない。
光起電力素子10は、光電変換部12と、第1電極18と、第2電極20とを有する。
光電変換部12は、受光面から入射する光を吸収して光起電力を発生させる層であり、例えば、結晶系シリコン、ガリウム砒素(GaAs)又はインジウム燐(InP)等の半導体材料からなる基板を有する。光電変換部12の構造は、特に限定されないが、本実施の形態では、n型単結晶シリコン基板と非晶質シリコンのヘテロ接合を有する。光電変換部12は、第1主面14と、第1主面14に対向する第2主面16と、を有し、第1主面14および第2主面16のいずれから光が入射したとしても発電することのできる両面入射型の光電変換部である。なお、光電変換部12は、主に第1主面14に入射する光を発電に利用する片面入射型の光電変換部であってもよい。
光電変換部12は、例えば、n型単結晶シリコン基板の第1主面14側に、i型非晶質シリコン層、ボロン(B)等がドープされたp型非晶質シリコン層、酸化インジウム等の透光性導電酸化物からなる透明導電層の順番で積層される。また、基板の第2主面16側に、i型非晶質シリコン層、リン(P)等がドープされたn型非晶質シリコン層、透明導電層の順番で積層されている。光電変換部12の厚さは、0.3mm程度である。
第1電極18および第2電極20は、光電変換部12が発生させる光起電力を外部に取り出すための電極である。第1電極18は、第1主面14に設けられ、第2電極20は、第2主面16に設けられる。
接続部材40は、隣接する光起電力素子10を電気的に接続する。接続部材40は、一方の光起電力素子10の第1主面14と、他方の光起電力素子10の第2主面16に接続される。これにより、接続部材40は、隣接する光起電力素子10を直列接続する。変形例においては、接続部材40は、隣接する光起電力素子10を並列接続してもよい。
接続部材40は、複数の光起電力素子10の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。この可変長構造は、例えば、接続部材40を構成する材料そのものが伸縮性かつ導電性を有することにより実現されてもよいし、伸縮性を有しない材料を用いる場合であっても伸縮性を持たせる形状ないし構造を持たせることで実現されてもよい。材料に伸縮性および導電性を持たせる場合、例えば、カーボンナノチューブ、グラフェンまたは金属ナノ粒子等を柔軟性を有する樹脂等の基材に混入させ、繊維、箔または薄膜に成型したものを用いることができる。また、形状ないし構造に伸縮性を持たせる場合、伸縮性を有しない金属材料等が容易に変形可能となるように、金属材料をワイヤーや箔などに成型したものを用いることができる。なお、このような可変長構造の一例については、図4、図9〜図12を参照しながら別途後述する。
第1保護シート32および第2保護シート34は、複数の光起電力素子10を覆うように設けられる。第1保護シート32は、光起電力素子10の第1主面14を覆うように設けられ、第2保護シート34は、第2主面16を覆うように設けられる。第1保護シート32は、複数の光起電力素子10の第1主面14の少なくとも一部と接着され、第2保護シート34は、複数の光起電力素子10の第2主面16の少なくとも一部と接着される。これにより、複数の光起電力素子10は、第1保護シート32および第2保護シート34に部分的に固定された状態となる。
第1保護シート32および第2保護シート34は、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合)などの樹脂材料で構成されるシート状部材である。第1保護シート32および第2保護シート34は、光起電力素子10よりも高い伸縮性および柔軟性を有する材料で構成される。伸縮性および柔軟性を有する材料として、例えば、PDMS(ポリジメチルシロキサン)などのシリコーン樹脂や、ポリウレタン、ポリスチレンあるいはゴムシート等を用いればよい。
なお、本実施の形態における第1保護シート32および第2保護シート34は、一般的な太陽電池モジュールと異なり、複数の光起電力素子10を封止していない。そのため、隣接する光起電力素子10の間に位置する接続領域Wxにおいて、第1保護シート32と第2保護シート34の間には空隙36が設けられる。したがって、第1保護シート32および第2保護シート34は、ラミネート加工される前の状態の保護シートということができる。なお、第1保護シート32および第2保護シート34は、光起電力装置80を曲面部などに設置された後に熱処理を加えられることにより、複数の光起電力素子10を封止する機能を有していてもよい。また空隙36は、空気等で充填される空間ではなく、伸縮性を有する樹脂等で充填される空間であってもよい。
図2は、光起電力素子10の第1主面14を示す上面図である。光起電力素子10は、矩形状を有しており、x方向とy方向の長さがほぼ同一となる略正方形状を有している。光起電力素子10は、x方向およびy方向の長さが、10mm〜50mm程度となる小片の太陽電池セルとして構成される。
第1主面14に設けられる第1電極18は、互いに平行に延びる複数のフィンガー電極22と、フィンガー電極22と直交して延びるバスバー電極24を有する。フィンガー電極22は、第1主面14の上に形成される電極であるため、光電変換部12に入射する光を遮らないように細く形成される。バスバー電極24は、複数のフィンガー電極22を互いに接続する。バスバー電極24は、光電変換部12に入射する光を遮らない程度に細く形成するとともに、複数のフィンガー電極22から集電した電力を効率的に流せるように、ある程度太く形成される。
第2電極20も、第1電極18と同様に、互いに平行に延びる複数のフィンガー電極と、フィンガー電極と直交して延びるバスバー電極を有する。なお、第2主面16においてフィンガー電極の本数を第1主面14よりも増やすことで、集電効率を高めてもよい。
図3は、複数の光起電力素子の配置を示す上面図であり、図1に示す光起電力装置80を第1主面14から見た図を示す。なお、図3では、説明の便宜上、第1保護シート32および第2保護シート34を図示していない。
複数の光起電力素子10は、アレイ状に配置されており、第1方向(x方向)に並べられるとともに、第1方向に交差する第2方向(y方向)にも並べて配置される。光起電力素子10は、バスバー電極24が延びる方向がx方向となるように配置される。接続部材40は、バスバー電極24に沿ってx方向に延びるように配置されており、x方向に隣接する光起電力素子10の間を接続する。x方向に隣接する光起電力素子10の間には、接続領域Wxとして隙間が設けられる。また、y方向に隣接する光起電力素子10の間には、非接続領域Wyとして隙間が設けられる。
図4は、実施の形態に係る接続部材40を示す図であり、接続部材40が有する可変長構造の一例を示す。接続部材40は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)などの金属箔で構成され、長手方向(x方向)に交差する方向(y方向)に互い違いに切れ込み42a、42bが設けられる。この切れ込み42a、42bは、特に、接続領域Wxに対応する箇所に設けられる。なお、切れ込み42a、42bは、接続領域Wxに対応する箇所のみに設けてもよいし、接続部材40の全体にわたって設けてもよい。言い換えれば、接続部材40のうち、光起電力素子10の第1主面14または第2主面16に接続される箇所にも切れ込み42a、42bを設けてもよい。
接続部材40は、切れ込み42a、42bを有することにより、接続領域Wxにおける伸縮性および屈曲性が高められる。より具体的には、接続部材40は、接続領域Wxにおいて、光起電力素子10よりも高い伸縮性および屈曲性を有する。例えば、光起電力装置80を構造物の曲面に沿って配置させる場合に、接続領域Wxにおいて接続部材40が伸縮したり屈曲したりすることにより、光起電力素子10の間の相対的な位置関係を変更して、複数の光起電力素子10が曲面に沿って配置可能となるようにする。したがって、接続部材40は、切れ込み42a、42bを有することにより、隣接する光起電力素子10a、10bの間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有することとなる。
図5は、構造物90の曲面上に配置した光起電力装置80を示す図であり、ドーム形状に実装した太陽電池構造体100の例を示す。上述したように、光起電力装置80は、複数の光起電力素子10の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子10の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する接続部材40を備える。そのため、接続部材40による電気的な接続を維持したまま、複数の光起電力素子10を曲面上に沿わせて配置することができる。これにより、構造物90の曲面と光起電力装置80とが一体となった太陽電池構造体100を形成することができる。
つづいて、図6〜図8を参照しながら、太陽電池構造体100の製造方法を示す。
図6(a)は、光起電力装置80を模式的に示す図であり、図6(b)は、構造物90の曲面上に光起電力装置80を配置する様子を模式的に示す図である。まず、図6(a)に示すシート状の光起電力装置80を変形させて、図6(b)に示すように構造物90の曲面に沿った形状で光起電力装置80を構造物90の上に配置する。このとき、接続部材40を伸縮ないし屈曲させることにより、光起電力装置80を構造物90の曲面に沿った形状とすることができる。
図7は、構造物90の上に配置した光起電力装置80の上に表面保護部材30を配置する様子を模式的に示す図である。表面保護部材30は、構造物90の曲面形状に対応した形状を有する板状部材である。表面保護部材30は、例えば、透光性および遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等で構成される。
光起電力装置80は、構造物90と表面保護部材30に挟み込まれた状態で熱処理が施される。第1保護シート32および第2保護シート34は、熱処理によって熱収縮しながら、構造物90の曲面と表面保護部材30の間の隙間を充填するように流動し、構造物90と表面保護部材30の間を封止する封止層を形成する。これにより、図8に示すように、複数の光起電力素子10が曲面形状に対応したまま封止される太陽電池構造体100を形成できる。
図8は、太陽電池構造体100の構造を模式的に示す図である。太陽電池構造体100は、接続部材40により互いに接続され、構造物90の曲面上に配置される複数の光起電力素子10と、複数の光起電力素子10の上に設けられる表面保護部材30と、構造物90と表面保護部材30の間を封止する封止層38と、を備える。
封止層38は、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合)などの樹脂材料で構成され、第1保護シート32および第2保護シート34が融着することによって形成される。接続部材40は、複数の光起電力素子10の間の電気的な接続を維持しながら複数の光起電力素子10を曲面に沿って配置可能となるように、複数の光起電力素子10の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。
つづいて、以上の構成による光起電力装置80および太陽電池構造体100が奏する効果について説明する。
本実施の形態によれば、光起電力装置80は、複数の光起電力素子10の間が可変長構造を有する接続部材40により接続される。したがって、複数の光起電力素子10の間の距離を変えたり、隣接する光起電力素子10を斜めに配置したりして、光起電力装置80を曲面や段差に沿った形状にさせることができる。このとき、光起電力素子10の間は接続部材40により電気的に接続されているため、小片の太陽電池セルの個別に曲面上に配置した上で別途配線する手間は不要となる。したがって、本実施の形態によれば、曲面や段差を有する構造物に容易に光起電力装置80を設置することができる。
本実施の形態によれば、複数の光起電力素子10は、第1保護シート32および第2保護シート34により覆われており、第1主面14および第2主面16の少なくとも一部が第1保護シート32および第2保護シート34に接着される。そのため、複数の光起電力素子10が第1保護シート32および第2保護シート34に固定されて一体化したシート状部材として、光起電力装置80を取り扱うことができる。このため、光起電力装置80を構造物90の上に配置するために持ち運ぶ場合であっても、光起電力装置80の扱いが容易となる。また、第1保護シート32および第2保護シート34によって光起電力素子10が覆われているため、太陽電池構造体100として施工する前の状態の光起電力素子10を保護できる。これにより、施工前の段階における光起電力素子10の損傷を防ぐことができる。
本実施の形態よれば、太陽電池構造体100が備える光起電力素子10は、構造物90の曲面と表面保護部材30の間に封止されるため、光起電力素子10の耐久性を高めることができる。また、構造物90の曲面上に光起電力装置80と表面保護部材30を配置して加熱処理を施すのみで光起電力素子10を封止することができるため、封止に伴う手間を減らすことができる。このように、光起電力装置80を用いて太陽電池構造体100を形成することにより、太陽電池構造体100の形成に必要な手間を減らし、太陽電池構造体100の施工に必要なコストを低減することができる。
(変形例1)
図9は、変形例1に係る接続部材40を示す図であり、接続部材40が有する可変長構造の一例を示す。変形例1において、接続部材40は、可変長構造としてメリヤス編み構造を有する。この接続部材40は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)などの金属線材44をメリヤス編み構造とすることにより、伸縮性を有する。これにより、接続部材40を、可変長構造を有する配線部材とすることができる。
(変形例2)
図10(a)−(c)は、変形例2に係る接続部材40を模式的に示す図であり、接続部材40が有する可変長構造の一例を示す。図10(a)に示すように、接続部材40は、中空部材46と、中空部材46の内部に充填される導電性液体48とを有する。中空部材46は、柔軟性および伸縮性を有する樹脂等で構成され、例えば、高弾性のSEBS(スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体)樹脂などで形成される。導電性液体48は、液体共晶金属等で構成され、例えば、ガリウム−インジウム(GaIn)共晶金属で構成される。
接続部材40は、図10(b)の矢印X1で示すように伸張可能に構成され、伸張前の長さL1に対して、図10(c)に示す伸張後の長さL2が数倍程度となるような弾性を有する。また、接続部材40は、伸縮可能な弾性を有するとともに導電性を維持し、接続部材40として複数の光起電力素子10の間の電気的な接続を維持する。これにより、接続部材40を、可変長構造を有する配線部材とすることができる。
(変形例3)
図11は、変形例3に係る接続部材40を示す図であり、接続部材40が有する可変長構造の一例を示す。変形例3に係る接続部材40は、隣接する光起電力素子10a、10bの間の接続領域Wxに対応する箇所に、可変長構造としてコイルばね50が設けられる。コイルばね50は、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)などの金属材料で構成される。コイルばね50を設けることにより、接続部材40を可変長構造を有する配線部材とすることができる。
(変形例4)
図12は、変形例4に係る接続部材40を示す図であり、接続部材40が有する可変長構造の一例を示す。変形例4に係る接続部材40は、隣接する光起電力素子10a、10bの間の接続領域Wxに対応する箇所に、可変長構造として屈曲部52が設けられる。屈曲部52は、隣接する光起電力素子10a、10bが離れる方向(x方向)に対して交差する方向(y方向)に蛇行ないしジグザグ状に延びるように構成される。屈曲部52を設けることにより、接続領域Wxにおいて接続部材40に余裕部分ないし弛みが設けられる。これにより、接続部材40を可変長構造を有する配線部材とすることができる。
(変形例5)
図13は、変形例5に係る光起電力装置80を示す上面図である。上述の実施の形態では、それぞれの光起電力素子10の形状を矩形状としたが、本変形例においては、光起電力素子10の形状を三角形状としている。以下、本変形例に係る光起電力装置80について、上述の実施の形態との相違点を中心に説明する。なお、図13では、説明の便宜上、第1保護シート32および第2保護シート34を図示していない。
光起電力素子10は、底辺11aと、斜辺11bと、頂点11cと、複数のフィンガー電極22と、バスバー電極24とを有する。複数のフィンガー電極22は、底辺11aに直交する方向に互いに並行して延びるように設けられる。バスバー電極24は、複数のフィンガー電極22を接続するように底辺11aと並行して延びる。頂点11cは、底辺11aに対向する位置にあり、二つの斜辺11bは、底辺11aと頂点11cの間に設けられる。
複数の光起電力素子10は、底辺11aが延びる方向(x方向)およびフィンガー電極22が延びる方向(y方向)に並べられてアレイ状に配置される。x方向に並べられる光起電力素子10は、斜辺11bがそれぞれ対向するように、底辺11aおよび頂点11cの向きが互い違いとなるように配置される。また、y方向に並べられる複数の光起電力素子10は、それぞれの底辺11a同士が対向するか、もしくは、それぞれの頂点11c同士が対向するように、底辺11aおよび頂点11cの向きが互い違いとなるように配置される。接続部材40は、バスバー電極24に沿ってx方向に延びるように設けられ、隣接する光起電力素子10の第1主面14および第2主面を接続する。
上述の構成を有する変形例6に係る光起電力装置80おいても、上述の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、本変形例においては、光起電力素子10が三角形状を有しているため、光起電力素子10が矩形状である場合よりも、構造物90の曲面や段差に沿って光起電力素子10を隙間無く配置しやすくなる。したがって、本変形例に係る光起電力装置80を用いて太陽電池構造体100を形成することで、よりデザイン性の高い太陽電池構造体100を施工することができる。
(変形例6)
図14および図15は、変形例6に係る光起電力装置80を示す上面図である。上述の実施の形態では、それぞれの光起電力素子10の形状を矩形状としたが、本変形例においては、光起電力素子10の形状を六角形状としている。例えば、図14に示すように、光起電力素子10の辺11dに直交する向きにバスバー電極24を設けることで、複数の光起電力素子10を六方細密状に配置することができる。これにより、構造物90の曲面や段差に沿って光起電力素子10を隙間無く配置しやすくし、よりデザイン性の高い太陽電池構造体100を施工することができる。なお、図15に示すように、光起電力素子10の辺11dに平行する向きにバスバー電極24を設けることで、複数の光起電力素子10を格子状に配置してもよい。
(変形例7)
図16は、変形例7に係る光起電力装置80を示す上面図であり、バックコンタクト型の光起電力素子10を用いた場合を示す。上述の実施の形態では、両面電極型の光起電力素子10を用いる場合を示したが、本変形例においては、バックコンタクト型の光起電力素子10を用いる。以下、本変形例に係る光起電力装置80について、上述の実施の形態との相違点を中心に説明する。
光起電力素子10は、第1主面と、第2主面16とを有する。第2主面16には、第1電極18および第2電極20の双方が設けられる。第1電極18は、互いに並行してx方向に延びる複数の第1フィンガー電極22aと、y方向に延びる第1バスバー電極24aとにより櫛歯状に形成される。また、第2電極20は、互いに並行してx方向に延びる第1バスバー電極24aと、y方向に延びる第2バスバー電極24bにより櫛歯状に形成される。第1電極18および第2電極20は、それぞれの櫛歯が噛み合って互いに間挿し合うように形成される。
接続部材40は、隣接する光起電力素子10のうち、一方の光起電力素子10の第1電極18と、他方の光起電力素子10の第2電極20とを接続する。接続部材40は、上述の実施の形態および変形例において述べたような可変長構造を有する。本変形例においては、接続部材40が第2主面16側にのみ設けられるため、接続構造を単純化することができ、接続領域Wxにおける接続部材40の伸縮性および屈曲性を高めることができる。
(第2の実施の形態)
図17は、第2の実施の形態に係る光起電力素子110および接続部材140の構造を示す断面図である。本実施の形態においては、接続部材140が光起電力素子110の第1主面14および第2主面16にスライド可能に接続されるスライド構造を有する点で、上述の第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
接続部材140は、伸縮性を有しない金属箔や金属棒などで構成され、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)などの金属材料で構成される。本実施の形態では、接続部材140は、断面が略円形状の金属棒で構成される。
光起電力素子110は、光電変換部12と、第1主面14と、第2主面16と、第1フィンガー電極22aと、第2フィンガー電極22bと、第1バスバー電極24aと、第2バスバー電極24bとを有する。第1フィンガー電極22aおよび第1バスバー電極24aは、第1主面14に設けられ、第2フィンガー電極22bおよび第2バスバー電極24bは、第2主面16に設けられる。
第1主面14には、接続部材140が延びる方向(x方向)に沿って、第1凹部26aが設けられる。第1凹部26aは、断面が略円形の接続部材140の外表面に対応した形状を有し、接続部材140がx方向にスライド可能に係合される。第1凹部26aの表面には、第1バスバー電極24aが設けられる。したがって、接続部材140は、第1バスバー電極24aとの電気的な接続を維持した状態で、第1主面14に対してx方向にスライド可能に係合される。
第1凹部26aと同様に、第2主面16には第2凹部26bが設けられ、第1凹部26aの表面には第2バスバー電極24bが設けられる。したがって、接続部材140は、第2バスバー電極24bとの電気的な接続を維持した状態で、第2主面16に対してx方向にスライド可能に係合される。
図18(a)は、第2の実施の形態に係る光起電力装置180の構造を示す断面図であり、上述の図17は、図18(a)のB−B線断面に対応する。本実施の形態に係る光起電力装置180は、光起電力素子110および接続部材140と、第1保護シート32と、第2保護シート34と、を備える。接続部材140は、隣接する光起電力素子110のうち、一方の第1バスバー電極24aにスライド可能に接続され、他方の第2バスバー電極24bにスライド可能に接続される。
図18(b)は、光起電力素子110に対して接続部材140をスライドさせた状態の光起電力装置180の構造を示す断面図である。接続部材140が第1バスバー電極24aおよび第2バスバー電極24bに沿ってスライドすることにより、隣接する光起電力素子110の間の接続領域Wxの間隔が、図18(a)に示すスライド前と比べて拡張される。したがって、本実施の形態においては、光起電力素子110および接続部材140がスライド構造を有することで、光起電力素子110の間の距離が変化しうる。これにより、接続部材140を可変長構造を有する配線部材とすることができる。
なお、第2の実施の形態に係る接続部材40は、伸縮性や屈曲性を有することとしてもよい。例えば、接続領域Wxにおいて、上述の第1の実施の形態や変形例に係る可変長構造を有してもよい。
以上、本発明について実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、構造物90の曲面と表面保護部材30の間が、第1保護シート32および第2保護シート34により形成される封止層で充填される場合を示した。さらなる変形例においては、構造物90の曲面と表面保護部材30の間が封止層により充填されていなくてもよいし、部分的に封止層により充填されて部分的に空隙が残った状態となっていてもよい。また、構造物90の曲面と表面保護部材30の間の封止層は、第1保護シート32および第2保護シート34により形成されてもよいし、第1保護シート32と第2保護シート34の間の空隙36をあらかじめ充填している樹脂材料により形成されてもよい。
上述の実施の形態では、構造物90の曲面上に光起電力装置80を設置した後に、表面保護部材30で封止する場合を示した。さらなる変形例においては、構造物90の曲面上に光起電力装置80を載置しただけの態様を太陽電池構造体100として用いてもよい。この場合、光起電力装置80を載置した後に構造物90の曲面形状を変化させる場合において、光起電力装置80を曲面形状に追従させて変形させることができる。なお、表面保護部材30として柔軟性を有する材料を用いて、表面保護部材30と構造物90との間を封止してもよい。この場合、表面保護部材30により封止された太陽電池構造体100であっても、構造物90の曲面形状の変化に追従可能な太陽電池構造体100とすることができる。
なお、以下の組合せによる光起電力装置についても本発明の範囲に含まれうる。
(1)光起電力装置は、複数の光起電力素子と、複数の光起電力素子の間を接続する接続部材と、複数の光起電力素子を覆うように設けられる保護シートと、を備え、接続部材は、複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。
この態様によれば、複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子の間の相対的な位置を変更して、複数の光起電力素子のそれぞれが構造物の曲面や段差に沿うように配置できる。これにより、複数の光起電力素子を個別に曲面や段差に配置し、配置した後に複数の光起電力素子の間を電気的に配線する場合と比べて、複数の光起電力素子の配置にかかる手間を低減することができる。また、保護シートを設けることで、設置前の光起電力素子の損傷を防ぐことができる。
(2)接続部材は、光起電力素子よりも高い伸縮性を有する(1)に記載の光起電力装置であってもよい。接続部材が伸縮性を有することで、複数の光起電力素子の間の相対的な位置を変更しやすくできる。
(3)接続部材は、光起電力素子の表面に対してスライド可能に接続される(1)または(2)に記載の光起電力装置であってもよい。接続部材がスライド可能に構成されることで、複数の光起電力素子の間の相対的な位置を変更しやすくできる。
(4)保護シートは、光起電力素子の第1主面と接着する第1保護シートと、第1主面に対向する光起電力素子の第2主面と接着する第2保護シートと、を有し、第1保護シートおよび第2保護シートは、複数の光起電力素子の間の領域において、第1保護シートと第2保護シートの間に空間が設けられるようにして配置される(1)から(3)のいずれかに記載の光起電力装置であってもよい。
この態様によれば、複数の光起電力素子が第1保護シートおよび第2保護シートに固定されて一体化したシート状部材として光起電力装置を扱うことができる。一体化したシート状の光起電力装置とすることで、構造物の曲面や段差の上に配置するために持ち運ぶ場合に、光起電力装置の扱いを容易とすることができる。また、複数の光起電力素子の間の領域において、第1保護シートと第2保護シートの間に空間を設けることで、接続部材の屈曲や伸縮により、複数の光起電力素子の間の相対的な位置を変更しやすくできる。
(5)保護シートは、光起電力素子よりも高い伸縮性を有する材料で構成される(1)から(4)のいずれかに記載の光起電力装置であってもよい。保護シートが伸縮性を有することにより、接続部材の屈曲または伸縮に合わせて保護シートの形状を変形できる。これにより、光起電力装置を曲面や段差に沿って配置しやすくできる。
(6)光起電力素子は、結晶質のシリコン(Si)層を有する(1)から(5)のいずれかに記載の光起電力装置であってもよい。結晶質シリコン層を有する光起電力素子を用いることで、光起電力装置の発電効率を高めることができる。また、結晶質シリコン層を有するために光起電力素子の可撓性が低い場合であっても、接続部材を屈曲または伸縮させることにより、曲面や段差に沿って光起電力装置を配置することができる。
(7)太陽電池構造体は、接続部材により互いに接続され、構造物の曲面上に配置される複数の光起電力素子と、複数の光起電力素子の上に設けられる表面保護部材と、を備え、接続部材は、複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら複数の光起電力素子を曲面に沿って配置可能となるように、複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する。
この態様によれば、可変長構造を有する接続部材により互いに接続された複数の光起電力素子を曲面に沿って配置可能であるため、太陽電池構造体の形成するための手間を低減できる。また、複数の光起電力素子の上に表面保護部材が設けられるため、太陽電池構造体の耐久性を高めることができる。
(8)太陽電池構造体の製造方法は、複数の光起電力素子と、複数の光起電力素子の間を接続する接続部材と、複数の光起電力素子を覆うように設けられる保護シートと、を備え、接続部材が、複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する光起電力装置を準備することと、構造物の曲面に沿って光起電力装置を配置することと、を備える。
この態様によれば、可変長構造を有する接続部材により互いに接続された複数の光起電力素子を曲面に沿って配置可能であるため、太陽電池構造体の形成するための手間を低減させることができる。
(9)光起電力装置の上に表面保護部材を配置することと、曲面と表面保護部材の間に光起電力装置を封止することと、をさらに備える(8)に記載の太陽電池構造体の製造方法であってもよい。この態様によれば、複数の光起電力素子を、曲面と表面保護部材の間に封止できるため、耐久性の高い太陽電池構造体を形成することができる。
(10)光起電力装置を封止することは、曲面と表面保護部材の間で保護シートを融着させることを含む(9)に記載の太陽電池構造体の製造方法であってもよい。保護シートを融着させて封止層を形成することにより、別途、封止部材を設けることなく複数の光起電力素子を封止できる。これにより、保護シートと別に封止部材を用いる場合と比べて、コストを低減できる。
10…光起電力素子、14…第1主面、16…第2主面、30…表面保護部材、32…第1保護シート、34…第2保護シート、36…空隙、40…接続部材、80…光起電力装置、90…構造物、100…太陽電池構造体。

Claims (10)

  1. 複数の光起電力素子と、
    前記複数の光起電力素子の間を接続する接続部材と、
    前記複数の光起電力素子を覆うように設けられる保護シートと、
    を備え、
    前記接続部材は、前記複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、前記複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有することを特徴とする光起電力装置。
  2. 前記接続部材は、前記光起電力素子よりも高い伸縮性を有することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置。
  3. 前記接続部材は、前記光起電力素子の表面に対してスライド可能に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の光起電力装置。
  4. 前記保護シートは、前記光起電力素子の第1主面と接着する第1保護シートと、前記第1主面に対向する前記光起電力素子の第2主面と接着する第2保護シートと、を有し、
    前記第1保護シートおよび前記第2保護シートは、前記複数の光起電力素子の間の領域において、前記第1保護シートと前記第2保護シートの間に空間が設けられるようにして配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光起電力装置。
  5. 前記保護シートは、前記光起電力素子よりも高い伸縮性を有する材料で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光起電力装置。
  6. 前記光起電力素子は、結晶質のシリコン(Si)層を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光起電力装置。
  7. 接続部材により互いに接続され、構造物の曲面上に配置される複数の光起電力素子と、
    前記複数の光起電力素子の上に設けられる表面保護部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、前記複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら前記複数の光起電力素子を前記曲面に沿って配置可能となるように、前記複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有することを特徴とする太陽電池構造体。
  8. 複数の光起電力素子と、前記複数の光起電力素子の間を接続する接続部材と、前記複数の光起電力素子を覆うように設けられる保護シートと、を備え、前記接続部材が、前記複数の光起電力素子の間の電気的な接続を維持しながら、前記複数の光起電力素子の間の相対的な位置変更を可能とする可変長構造を有する光起電力装置を準備することと、
    構造物の曲面に沿って前記光起電力装置を配置することと、を備えることを特徴とする太陽電池構造体の製造方法。
  9. 前記光起電力装置の上に表面保護部材を配置することと、
    前記曲面と前記表面保護部材の間に前記光起電力装置を封止することと、をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の太陽電池構造体の製造方法。
  10. 前記光起電力装置を封止することは、前記曲面と前記表面保護部材の間で前記保護シートを融着させることを含むことを特徴とする請求項9に記載の太陽電池構造体の製造方法。
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