JP2015208242A - combine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、未燃燃料、粒状化物質を浄化する排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。 The present invention relates to a combine equipped with an exhaust purification device for purifying unburned fuel and granulated substances.
従来、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に排気ガスに含まれる未燃燃料、粒状化物質を浄化する排気装置を配置する構成が提案されている(特許文献1参照)。
また、機体フレームと走行装置を油圧シリンダを介して連結し、油圧バルブで油圧シリンダを駆動して機体の姿勢を水平に維持する構成は公知である(特許文献2参照)。
Conventionally, the structure which arrange | positions the exhaust apparatus which purifies the unburned fuel and granulated substance which are contained in exhaust gas in the space formed between a threshing apparatus and a grain tank is proposed (refer patent document 1).
Further, a configuration in which the body frame and the traveling device are connected via a hydraulic cylinder, and the posture of the body is maintained horizontal by driving the hydraulic cylinder with a hydraulic valve (see Patent Document 2).
特許文献1に記載されたコンバインは、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に排気ガスに含まれる未燃燃料、粒状化物質を浄化する排気浄化装置を配置するので、機体の姿勢を水平に維持する油圧シリンダと油圧バルブを接続する配管を配置するスペースの確保が困難となる虞があった。
Since the combine described in
そこで、本発明の主たる課題は、脱穀装置とグレンタンクの間に排気装置を配置したコンバインにおいて、油圧シリンダと油圧バルブを接続する配管を省スペースに配置したコンバインを提案することにある。 Then, the main subject of this invention is in the combine which has arrange | positioned the exhaust apparatus between the threshing apparatus and the Glen tank, and proposes the combine which arrange | positioned the piping which connects a hydraulic cylinder and a hydraulic valve in space-saving.
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、 機体の左右一側に脱穀装置(5)を備え、機体の左右他側には穀粒を貯留するグレンタンク(6)を備え、前記脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間にエンジン(9)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(40)を備え、該排気浄化装置(40)の後側に脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒をグレンタンク(6)へ搬送する揚穀装置(14)を備えたコンバインにおいて、
前記排気浄化装置(40)の左右一側に機体の姿勢を調整するシリンダ(70,71,72)を配置し、前記揚穀装置(14)の後側にシリンダ(70,71,72)を作動させるバルブ(42A,42B,42C)を配置し、前記シリンダ(70,71,72)とバルブ(42A,42B,42C)を給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)で接続し、前記排気浄化装置(40)と揚穀装置(14)の間に給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を上下方向に並列して延設したことを特徴とするコンバインである。
The present invention that has solved the above problems is as follows.
That is, the invention according to
Cylinders (70, 71, 72) for adjusting the attitude of the fuselage are arranged on the left and right sides of the exhaust purification device (40), and the cylinders (70, 71, 72) are arranged on the rear side of the cerealing device (14). Valves (42A, 42B, 42C) to be operated are arranged, the cylinders (70, 71, 72) and valves (42A, 42B, 42C) are connected to oil supply pipes (43A, 44A, 45A) and oil discharge pipes (43B). , 44B, 45B), and an oil supply pipe (43A, 44A, 45A) and an oil discharge pipe (43B, 44B, 45B) are vertically connected between the exhaust purification device (40) and the cerealing device (14). It is a combine characterized by extending in parallel in the direction.
請求項2記載の発明は、前記給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を金属製配管とした請求項1記載のコンバインである。
The invention according to
請求項3記載の発明は、前記機体の機体フレーム(2)とバルブ(42A,42B,42C)の間に排油用配管(43B,44B,45B)の後部を左右方向に並列して延設した請求項1又は2記載のコンバインである。
According to a third aspect of the present invention, the rear part of the oil drainage pipe (43B, 44B, 45B) extends in parallel in the left-right direction between the machine body frame (2) and the valve (42A, 42B, 42C) of the machine body. The combine according to
請求項4記載の発明は、前記グレンタンク(6)の底部に、脱穀装置(5)側に向けて上がり傾斜する傾斜壁(23B)を形成し、該傾斜壁(23B)の下方の空間に、前記エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、前記排気浄化装置(40)の流入口を接続管(50)を介してエンジン(9)の排気マニホールド(30B)に接続し、排気浄化装置(40)の流出口には、該流出口から排出される排気ガスを機外に案内するテールパイプ(63)の下端部を接続し、該テールパイプ(63)を前記揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設し、前記テールパイプ(63)を保護カバー(67)で包囲した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
In the invention according to
請求項5記載の発明は、前記テールパイプ(63)の下部を前記傾斜壁(23B)の下面に沿わせて上方へ延設した請求項4記載のコンバインである。
The invention according to
請求項6記載の発明は、前記テールパイプ(63)を、排気浄化装置(40)の流出口に接続する下側テールパイル(63A)と、該下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、前記下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を有する構成とし、前記下側テールパイル(63A)を前記保護カバー(65)で包囲し、前記上側テールパイプ(63B)を揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設した請求項4記載のコンバインである。
According to the sixth aspect of the present invention, the tail pipe (63) communicates with the lower tail pile (63A) connected to the outlet of the exhaust gas purification device (40) and the upper end of the lower tail pile (63A). The outer tail of the lower tail pipe (63A) with the upper tail of the lower tail pipe (63A) inserted into the lower end of the upper tail pipe (63B). The lower tail pile (63A) is surrounded by the protective cover (65), and the upper tail pipe is surrounded by a predetermined gap between the surface and the inner peripheral surface of the lower end portion of the upper tail pipe (63B). The combine according to
請求項7記載の発明は、前記下側テールパイプ(63A)を前記傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設した請求項6記載のコンバインである。
The invention according to
請求項8記載の発明は、前記保護カバー(67)を、前記上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、前記下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、 該下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成した請求項6又は7記載のコンバインである。
The invention according to
請求項9記載の発明は、前記下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成した請求項6〜8のいずれか1項に記載のコンバインである。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、排気浄化装置(40)の左右一側に機体の姿勢を調整するシリンダ(70,71,72)を配置し、揚穀装置(14)の後側にシリンダ(70,71,72)を作動させるバルブ(42A,42B,42C)を配置し、シリンダ(70,71,72)とバルブ(42A,42B,42C)を給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)で接続し、排気浄化装置(40)と揚穀装置(14)の間に給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を上下方向に並列して延設しているので、給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を省スペースに配置でき、脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間のスペースの利便性を高めることができる。
According to invention of
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を金属製配管としているので、給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)の配置姿勢を長期間に亘って維持することができる。
According to the invention of
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、機体の機体フレーム(2)とバルブ(42A,42B,42C)の間に排油用配管(43B,44B,45B)の後部を左右方向に並列して延設しているので、機体とバルブ(42A,42B,42C)の間に形成されたスペースを有効に活用して脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間のスペースの利便性をさらに高めることができる。
According to the invention described in
請求項4記載の発明によれば、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、排気浄化装置(40)の流出口に接続され高温となるテールパイプ(63)を、保護カバー(67)で包囲しているので、排気浄化装置(40)等の保守・点検作業の安全性を高めることができる。また、テールパイプ(63)の下部の周辺にセンサー等が配置されていても、センサー等の温度上昇を抑制し、作動不良を防止することができる。
According to the invention described in
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。 According to the fifth aspect of the invention, in addition to the effect of the fourth aspect of the invention, the lower portion of the tail pipe (63) extends obliquely upward along the lower surface of the inclined wall (23B). The storage capacity of the Glen tank can be expanded.
請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)を、下側テールパイル(63A)と、下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に外気を引き込んで排気ガスの温度を低下させることで、テールパイプ(63B)が過度に高温になるのを防止することができる。また、テールパイプ(63)の上端部から浸入した雨水等を間隙から外部に排出することができる。
According to the invention described in
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明による効果に加えて、下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。 According to the seventh aspect of the invention, in addition to the effect of the sixth aspect of the invention, the lower tail pipe (63A) extends obliquely upward along the lower surface of the inclined wall (23B). The storage capacity of the Glen tank can be expanded.
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7記載の発明による効果に加えて、保護カバー(67)を、上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に引き込まれようとする外気が、この下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間隙から円滑に引き込まれ、上側テールパイプ(63B)内の排気ガスの温度をさらに低下させることができる。
According to the invention described in
請求項9記載の発明によれば、請求項6〜8のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成しているので、保護カバー(65)によるディフューザ効果の低下を防止することができる。また、上側テールパイプ(63B)と下側テールパイル(63A)の間隙から排出された雨水等を開口部(65B)から外部に排出することができる。 According to the ninth aspect of the invention, in addition to the effect of the sixth aspect of the invention, the plurality of openings (65B) are formed on the peripheral surface of the lower cover (65). Therefore, it is possible to prevent the diffuser effect from being lowered by the protective cover (65). Further, rainwater or the like discharged from the gap between the upper tail pipe (63B) and the lower tail pile (63A) can be discharged to the outside from the opening (65B).
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In order to facilitate understanding, as viewed from the pilot, the front side is the front side, the rear side is the rear side, the right hand side is the right side, and the left hand side is the left side. The configuration is not limited.
コンバイン1は、図1〜4に示すように、圃場を走向する左右一対のクローラからなる走行装置3と、機体の前端位置で圃場から穀桿を刈取る刈取装置4と、その後方で穀桿の脱穀・選別を行なう脱穀装置5と、脱穀装置5の右側に並設され脱穀・選別された穀粒を貯留するグレンタンク6とを備え、グレンタンク6の前側で刈取装置5の背面に臨む部位に、操作者が搭乗するキャビン7を備えている。
また、グレンタンク6の後側には、貯留された穀粒を機外に排出する排出オーガ8を縦軸中心に旋回自在に備え、キャビン7の下方のエンジンルームEの内部には、ディーゼルエンジン9が搭載されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
Further, on the rear side of the
<脱穀装置>
刈取装置4によって刈取られた穀稈は、脱穀装置5に供給され、脱穀装置5によって脱穀・選別される。脱穀装置5は、上部に穀稈の脱穀を行う扱室を備え、下部に穀稈の選別を行なう選別室を備えている。扱室には、前後方向に複数の扱歯を有する扱胴が軸支され、選別室には、揺動選別装置から漏下する穀粒を回収する一番受樋と、枝梗等が付着した穀粒を回収する二番受樋が設けられている。
<Threshing device>
The cereals harvested by the reaping
一番受樋によって回収された穀粒は、脱穀装置5の右側に配置された第1揚穀装置(請求項における「揚穀装置」)14によって上方へ搬送され、グレンタンク6に投入されて一時的に貯留される。第1揚穀装置14の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第1揚穀装置14の上部は、グレンタンク6の投入口に連通している。
また、第1揚穀装置14は、脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
The grain recovered by the first receiving is transported upward by a first cerealing device (“graining device” in the claims) 14 arranged on the right side of the threshing
Moreover, the
二番受樋によって回収された枝梗等が付着した穀粒は、脱穀装置5の右側に設置された第2揚穀装置によって二番処理室に揚送される。第1揚穀装置14の下部の後方に位置する第2揚穀装置の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第2揚穀装置の上部は、二番処理室の投入口に連通している。また、第2揚穀装置は、脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
The cereal grains to which branch branches and the like collected by the second receiving pad are attached are transferred to the second processing chamber by the second cerealing device installed on the right side of the threshing
<グレンタンク>
第1揚穀装置14によって上方へ搬送された穀粒は、グレンタンク6に貯留される。グレンタンク6は、前後方向に間隔をおいて配置した前壁および後壁と、左右方向に間隔をおいて配置した右壁および左壁と、天井壁と、底壁で構成される。左壁の上部には穀粒を投入する投入口が形成され、グレンタンク6の底部には排出オーガ8に穀粒を移送する排出螺旋が設けられている。
また、グレンタンク6の左壁の上部は、多量の穀粒を貯留するために、上下方向に垂直に延在する垂直壁23Aで形成され、左壁の下部は、貯留された穀粒を能率良く排出螺旋に排出するために、左側から右側に安息角度を持つ傾斜した傾斜壁23Bで形成されている。なお、傾斜壁23Bは、機体前後方向で高さが異なる段差部が形成されている。
<Glentank>
The grain conveyed upward by the
The upper part of the left wall of the
脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを有効に活用するために、左壁の垂直壁23Aには、第1揚穀装置14と、第2揚穀装置を配置する凹部22Aを有している。なお、凹部22Aは、垂直壁23Aの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
In order to effectively utilize the space S formed between the threshing
左壁の傾斜壁23Bには、ディーゼル微粒子捕集フィルタであるDPFユニット(請求項における「排気浄化装置」)40の排気管60を配置する凹部22Bを有している。なお、凹部22Bは、傾斜壁23Bの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
左壁の傾斜壁23Bの凹部22Bに、高温状態のDPFユニット40の排気管60を配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
The
By arranging the
排出オーガ8は、グレンタンク6の後側に縦軸回動自在に立設した揚穀筒8Aと、揚穀筒8Aの上端部に横軸回動自在に接続した横移送筒8Bから構成され、横移送筒8Bは、脱穀装置5の上面に固定した支持部材8Dに載置した収納位置から、機体側方へ張り出した排出作業位置にわたって、旋回自在に構成されている。
The
<エンジン>
エンジンルームE内に配置されたエンジン9は、マウントゴムを介して機体フレーム2に取付けられている。エンジン9には、図5に示すように、エンジン9に空気を過給する吸気タービン30Aとエンジン9から排気ガスを排出する排気マニホールド30Bを有する過給器30が設けられている。
吸気タービン30Aには、接続管35を介して吸気された空気中の不純物を除去するエアクリーナ33が接続され、エアクリーナ33には接続管34を介して外気を濾過しながら吸気するプレクリーナ32が接続され、排気マニホールド30Bには、接続管50を介して排気ガス中の不純物を除去するDPFユニット40の流入口が接続されている。なお、燃料タンクからエンジン9に燃料を供給する配管は、DPFユニット40の右側に配置されている。
<Engine>
The
An
<DPFユニット>
DPFユニット40は、図5に示すように、流入口側の酸化触媒(DOC)40Aと、流出口側のパティキュレートフィルタ(DPF)40Bが内設されており、エンジン9から排出される排気ガス中の未燃燃料はDOC40Aによって酸化され、排気ガス中の粒状化物質はDPF40Bの濾過作用によって除去される。
<DPF unit>
As shown in FIG. 5, the
DPFユニット40は、取付け構造を簡易にするために、エンジン9と同様にマウントゴムを介して機体フレーム2に固定される。DPFユニット40は、エンジン9から排出される排気ガスの温度低下を防止するために、エンジン9の近傍であるエンジン9の背面と第1揚穀装置14の下部の間に配置している。また、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥を促進させるために、DPFユニット40の前端部をグレンタンク6の前壁と略同一位置に配置している。
In order to simplify the mounting structure, the
DPFユニット40は、図3,4に示すように、DPFユニット40からの放熱によってグレンタンク6内に貯留された穀粒を乾燥させるために、グレンタンク6の左右方向の略中央部分の下側に配置され、平面視において、グレンタンク6の左壁の傾斜壁23Bのシルエット部の下方に配置されている。DPFユニット40の排気口も、傾斜壁23Bの下方に位置する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
DPFユニット40の流入口は、図5に示すように、接続管50を介して排気マニホールド30Bに接続され、DPFユニット40の流出口には、不純物等が除去された排気ガスを外部に排出する排気管60である第1テールパイプが接続されている。
As shown in FIG. 5, the inflow port of the
接続管50は、鋼管からなる第1接続管51と、エンジン9の振動の伝播を低減する可撓性を有するステンレス管からなるフレキシブルチューブ52と、鋼管からなる第2接続管53によって構成されている。
The
第1接続管51は、図5に示すように、排気マニホールド30Bから略下方に向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から略下方に向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から略90度湾曲した後、後方に延在してDPFユニット40の流入口に接続されている。
As shown in FIG. 5, the
第1接続管51は、図4に示すように、排気マニホールド30Bから略90度湾曲した後、下方へ向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から下方へ向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から下方へ向かって延在した後、後方に向かって略90度湾曲しDPFユニット40の流入口に接続されている。
As shown in FIG. 4, the
排気管60は、図5に示すように、鋼管からなる第1テールパイプ61と、第1テールパイプ61への雨水等の浸入を防止する湾曲形状または屈折形状に形成された第1カバー62よって構成されている。
As shown in FIG. 5, the
第1テールパイプ61の下部は、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、第1テールパイプ61の上部は、第1テールパイプ61の下部の上端部から前方の上側に向かって第1テールパイプ61の下部よりも急傾斜して延在している。第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
The lower portion of the
脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成される空間Sを有効に活用するために、第1テールパイプ61の下部は、傾斜壁23Bに形成された左右方向の凹部22B内に配置され、第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14を配置するグレンタンク6の垂直壁23Aに形成された上下方向の凹部22Aに、第1揚穀装置14と平行な姿勢で、第1揚穀装置14の前方に配置されている。なお、第1テールパイプ61をグレンタンク6の傾斜壁23Bの凹部22B内や垂直壁23Aの凹部22A内に配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され、穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
In order to effectively utilize the space S formed between the threshing
第1テールパイプ61の下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1テールパイプ61の下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から第1テールパイプ61の下部側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、第1テールパイプ61の下部に排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、第1テールパイプ61の下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
It is preferable that the inner diameter of the lower portion of the
第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。また、外部との衝突による第1カバー62の変形を防止し、第1カバー62の取付け姿勢を維持するために、第1カバー62を連結部材8Cを介して第1揚穀装置14の上端部に連結するのが好適である。
The upper portion of the
第1カバー62は、縦断面形状が半円弧状に形成され、第1カバー62の下部は筒状に形成されている。第1カバー62の筒状部の内径を第1テールパイプ61の上端部の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1カバー62の筒状部と第1テールパイプ61の上端部との間に所定の隙間が形成され、第1テールパイプ61の上端部から第1カバー62側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれ、第1カバー62に排出された排気ガスの温度を低下させ、第1カバー62の開口部62Aから機外に排出される排気ガスの温度も低下させることができる。
The
第1テールパイプ61から機外に排出された排気ガスがプレクリーナ32によって吸気されるのを防止するために、第1カバー62の開口部62Aにおける上下方向の中心位置をプレクリーナ32の吸気口よりも高い位置に配置するのが好適である。
また、機外に排気ガスを能率良く排出するために、第1カバー62の開口部62Aからの排気ガスの排出案内方向は、排出オーガ8の横送り筒8Bがコンバインの機体上の収納状態にある状態で、横送り筒8Bと略平行に設定されている。
In order to prevent the exhaust gas discharged from the
Further, in order to efficiently exhaust the exhaust gas to the outside of the machine, the discharge guide direction of the exhaust gas from the
次に、上述した第1テールパイプ61と置換可能な第2テールパイプ(請求項における「テールパイプ」)63について説明する。
第2テールパイプ63は、図6に示すように、DPFユニット40の流出口に下部が接続される鋼管からなる下側テールパイプ63Aと、下側テールパイプ63Aの外径に対して大径に形成された内径を有し、上端部に第1カバー62等が取付けられる鋼管からなる上側テールパイプ63Bを備えて構成されている。また、第2テールパイプ63の外周は、保護カバー67で包囲されている。この保護カバー67は、上側テールパイプ63Bの外周を包囲する保護カバー(請求項における「上側カバー」)64と、下側テールパイプ63Aの外周を包囲する保護カバー(請求項における「下側カバー」)65から構成される。
Next, a second tail pipe (“tail pipe” in the claims) 63 that can replace the
As shown in FIG. 6, the
下側テールパイプ63Aは、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、上側テールパイプ63Bは、下側テールパイプ63Aの上端部を覆う上側テールパイプ63Bの下端部から前方の上側に向かって下側テールパイプ63Aよりも急傾斜して延在している。なお、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
After the
下側テールパイプ63Aの下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成されている。これにより下側テールパイプ63Aの下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から下側テールパイプ63A側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、下側テールパイプ63Aの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
The inner diameter of the lower part of the
保守・点検作業の安全性を高めるために、図7に示すように、下側テールパイプ63Aの外周部に保護カバー65を取付けるのが好適である。保護カバー65は、DPFユニット40から下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスによって加熱された下側テールパイプ63Aを覆うように、下側テールパイプ63Aの下端部から上側テールパイプ63Bの下部が挿入される下側テールパイプ63Aの上部の間にステー(図示省略)を介して下側テールパイプ63Aに取付けられている。
In order to enhance the safety of the maintenance / inspection work, it is preferable to attach a
また、保護カバー65には、多数の上下方向に長径を有する略楕円形状の開口部65Aが上下方向および周方向に所定の間隔をおいて開口されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と下側テールパイプ63Aの上部の部位におけるディフューザ効果を一定以上に維持することができ、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水性能も一定以上に維持することができる。
In addition, the
上側テールパイプ63Bの下部の内径を下側テールパイプ63Aの上部の外径に対して大径に形成されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と上側テールパイプ63Bの下部が挿入された下側テールパイプ63Aの上部との間に所定の隙間が形成され、下側テールパイプ63Aから上側テールパイプ63B側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、上側テールパイプ63Bに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、上側テールパイプ63Bの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
The inner diameter of the lower part of the
上側テールパイプ63Bは、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。
また、保守・点検作業の安全性を高めるために、上側テールパイプ63Bの外周には、保護カバー64が設けられている。保護カバー64は、高温となる上側テールパイプ63Bの熱気による脱穀装置5やグレンタンク6の加熱を抑制する。また、保護カバー64は、その下端部が下側テールパイプ63Aの保護カバー65の上端部と所定の間隙を有して配置されており、この間隙部分から、カバー外側の外気を吸引可能とすることにより第2テールパイプ内の排気ガス温度低減効果を高めている。
The
In addition, a
次に、上述した第1カバー62と置換可能な第2カバー66について説明する。
作業時の安全性を高めるために、図7に示すように、第2カバー66は、排気ガスが通る内側カバー66Aと、内側カバー66Aを覆う外側カバー66Bを備えた2重構造に構成されている。
Next, the
In order to enhance safety during work, as shown in FIG. 7, the
内側カバー66Aは、上側テールパイプ63Bの上部と連結された下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。内側カバー66Aは縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
The
外側カバー66Bは、内側カバー66Aに沿って、下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。外側カバー66Bは、下部の縦断面形状が円筒状に形成されている。また、上部の縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
The
<バルブとシリンダを接続する配管の配置>
機体フレーム2には、図11〜13に示すように、走行装置3の前後方向の傾斜角度を調整するピッチングシリンダ(請求項における「シリンダ」)70と、走行装置3の左右方向の傾斜角度を調整するローリングシリンダ(請求項における「シリンダ」)71,72が取付けられている。
なお、ピッチングシリンダ70は、第1揚穀装置14の前側で、DPFユニット40の左側に近接して配置されており、ローリングシリンダ71は、ピッチングシリンダ70の前側で、DPFユニット40の左側に近接して配置されており、ローリングシリンダ72は、左右方向に所定の間隔を隔ててローリングシリンダ71の左側に配置されている。
<Placement of piping connecting the valve and cylinder>
As shown in FIGS. 11 to 13, the
The pitching
ピッチングシリンダ70のシリンダの基部70Aは、機体フレーム2に立設された支持部材73の上部に回転自在に支持され、ピッチングシリンダ70のロッドの先端部70Bは、走行装置3に回転自在に装着されている連結アーム74の上部に回転自在に支持されている。
The
ローリングシリンダ71のシリンダの基部71Aは、機体フレーム2に横設された支持部材75Aの後部に回転自在に支持され、ローリングシリンダ71のロッドの先端部71Bは、走行装置3に回転自在に装着されている連結アーム75Aの前部に回転自在に支持されている。同様に、ローリングシリンダ72のシリンダの基部72Aは、機体フレーム2に横設された支持部材75Bの後部に回転自在に支持され、ローリングシリンダ72のロッドの先端部72Bは、走行装置3に回転自在に装着されている連結アーム75Bの前部に回転自在に支持されている。
The
ピッチングシリンダ70にオイルを供給するバルブ42A、ローリングシリンダ71にオイルを供給するバルブ42B、ローリングシリンダ72にオイルを供給するバルブ42Cとは、DPFユニット40の後側で、第1揚穀装置14の右側に近接して配置されている。
A
バルブ42Aの排出口とピッチングシリンダ70の給油口は、給油用配管43Aで接続されており、バルブ42Aの給油口とピッチングシリンダ70の排油口は、排油用配管43Bで接続されている。
The discharge port of the
バルブ42Bの排出口とローリングシリンダ71の給油口は、給油用配管44Aで接続されており、バルブ42Bの給油口とローリングシリンダ71の排油口は、排油用配管44Bで接続されている。同様に、バルブ42Cの排出口とローリングシリンダ72の給油口は、給油用配管45Aで接続されており、バルブ42Cの給油口とローリングシリンダ72の排油口は、排油用配管45Bで接続されている。
The discharge port of the
給油用配管43A,44A,45Aと排油用配管43B,44B,45Bの配置姿勢を好適に維持するために、給油用配管43A,44A,45Aと排油用配管43B,44B,45Bには、鋼材等からなる金属製の配管を使用するのが好適である。
In order to suitably maintain the arrangement posture of the
脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを有効に活用するために、バルブ42Aの排油口からDPFユニット40の後面に向かって延在した給油用配管43Aは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った給油用配管43Aは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で上側に向かって湾曲してピッチングシリンダ70の給油口に接続されている。
また、バルブ42Aの給油口から後側に向かって延在した排油用配管43Bは、略180度湾曲した後にバルブ42Aの下方をDPFユニット40の後面に向かって延在する。DPFユニット40の後面の近傍に至った排油用配管43Bは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った排油用配管43Bは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で前側に向かって湾曲してピッチングシリンダ70の排油口に接続されている。なお、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間とDPFユニット40の左面に配置された排油用配管43Bは、所定の間隔を隔てて給油用配管43Aの上側に並設されている。
In order to effectively utilize the space S formed between the threshing
Further, the
同様に、脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを有効に活用するために、バルブ42Bの排油口からDPFユニット40の後面に向かって延在した給油用配管44Aは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った給油用配管44Aは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で上側に向かって湾曲してローリングシリンダ71の給油口に接続されている。
また、バルブ42Bの給油口から後側に向かって延在した排油用配管44Bは、略180度湾曲した後にバルブ42Bの下方をDPFユニット40の後面に向かって延在する。DPFユニット40の後面の近傍に至った排油用配管44Bは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った排油用配管44Bは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で上側に向かって湾曲してローリングシリンダ71の排油口に接続されている。なお、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間とDPFユニット40の左面に配置された排油用配管44Bは、所定の間隔を隔てて給油用配管43Aの下側で、且つ、給油用配管44Aの上側に並設されている。
Similarly, in order to effectively utilize the space S formed between the threshing
In addition, the
同様に、脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成された空間Sを有効に活用するために、バルブ42Cの排油口からDPFユニット40の後面に向かって延在した給油用配管45Aは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った給油用配管45Aは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で上側に向かって湾曲してローリングシリンダ72の給油口に接続されている。
また、バルブ42Cの給油口から後側に向かって延在した排油用配管45Bは、略180度湾曲した後にバルブ42Cの下方をDPFユニット40の後面に向かって延在する。DPFユニット40の後面の近傍に至った排油用配管45Bは、DPFユニット40の後面の近傍で左側に向かって湾曲し、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間を右側から左側に向かって延在して、DPFユニット40の左面後端部の近傍に至る。DPFユニット40の左面後端部の近傍に至った排油用配管45Bは、DPFユニット40の左面後端部の近傍で前側に向かって湾曲し、DPFユニット40の左面に沿って後側から前側に向かって延在し、DPFユニット40の前後方向の中間部の近傍で左側に向かって湾曲してローリングシリンダ72の排油口に接続されている。なお、第1揚穀装置14とDPFユニット40の間に形成された空間とDPFユニット40の左面に配置された排油用配管45Bは、所定の間隔を隔てて給油用配管44Aの下側で、且つ、給油用配管45Aの上側に並設されている。
Similarly, in order to effectively utilize the space S formed between the threshing
Further, the
<エアクリーナおよびプレクリーナの配置>
図1〜4に示すように、エンジン9に供給される外気を濾過する大型のエアクリーナ33を脱穀装置5の上側に配置し、エンジン9の吸気効率を高めている。エアクリーナ33は、脱穀装置5の上側において、キャビン7の左側後部の左側方に隣接した位置に、前後方向に沿って配置されている。エアクリーナ33は、脱穀装置5の上面に設けた支持部材80によって支持されている。なお、支持部材80は、脱穀装置5の上面を覆う上部カバー81のうち、開閉する部分を避けて固定側のカバー82に取り付けているので、上部カバー81を開閉操作しても支障がない。
<Arrangement of air cleaner and pre-cleaner>
1-4, the large-
プレクリーナ32は、図8,9に示すように、支持部材83を介して第1揚穀装置14の上部に支持されている。支持部材83の中間部は、横移送筒8Bを支持する支持部材8Dに連結されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
エンジン9や排気管60によって加熱された外気の吸込みを防止するために、プレクリーナ32の外周部が遮蔽カバー36によって区画されている。プレクリーナ32の下部と対向する遮蔽カバー36の底板を支持部材83の上部に設けられたステー37に着脱自在に取付けられており、プレクリーナ32の側部に対向する遮蔽カバー36の側板は、平面視において略U字状に形成され、略U字状の開口部が脱穀装置5側に向けて配置されている。
In order to prevent the intake of outside air heated by the
平面視における遮蔽カバー36の側板の形状は、多角形に折り曲げた形状にすることも可能であるが、遮蔽カバー36の側板の前後方向の左側端部がプレクリーナ32の左側端部よりも脱穀装置5側に延出させるのが好適である。また、プレクリーナ32としては、保守・点検作業頻度を低減するために自己清掃式仕様のプレクリーナを使用するのが好適である。
The shape of the side plate of the shielding
プレクリーナ32は、エアクリーナ33よりも高い位置に配置され、平面視においてキャビン7の後側に配置されているので、横移送筒8Bとの干渉を防止できる。
プレクリーナ32とテールパイプ61の上端部に配置した第1カバー62は、略同じ高さに配置され、左右方向においても略同じ位置に配置されるが、第1カバー62の開口部62Aは、プレクリーナ32の存在する側とは反対側を向けて開口している。これによって、第1カバー62によって排出案内された排気ガスが、プレクリーナ32に吸込まれにくいものとしている。
Since the
The
次に、プレクリーナ32を支持する他の支持構造について詳述する。プレクリーナ32とエアクリーナ33を接続する接続管34の引回しの自由度を高めて組立て作業の負担を軽減するために、図14に示すように、プレクリーナ32の細径状に形成された下部を支持する前側支持部材38を接続管34の上部の前側に隣接して配置し、プレクリーナ32の細径状に形成された下部を支持する後側支持部材39を接続管34の上部の後側に隣接して配置するのが好適である。また、図15に示すように、前側支持部材38を接続管34の上部の右側に隣接して配置し、後側支持部材39を接続管34の上部の左側に隣接して配置するのがより好適である。
Next, another support structure for supporting the
前側支持部材38は、図14に示すように、プレクリーナ32の下部が固着された上部から下部に向かって直線状に延在し、また、図15に示すように、上部から中間部に向かって直線状に延在し、中間部から下部に向かって左下側に向かって直線状に延在して形成され、前側支持部材38の下部は、支持部材80の上部に固着されている。
As shown in FIG. 14, the
後側支持部材39は、図14に示すように、プレクリーナ32の下部が固着された上部
から中間部に向かって直線状に延在し、中間部から下部に向かって右下側に向かって直線状に延在し、また、図15に示すように、上部から下部に向かって直線状に延在して形成され、後側支持部材39の下部は、支持部材80の上部に固着されている。
これにより、前側支持部材38、後側支持部材39及び支持部材80を介してプレクリーナ32とエアクリーナ33は連結し組立て中間品となり、組立て部品点数を削減して組立て作業の負担を軽減することもできる。
As shown in FIG. 14, the
As a result, the
<エンジンルーム>
キャビン7の下方には、図10に示すように、エンジンルームEが設けられている。
<Engine room>
An engine room E is provided below the
エンジンカバー95には、目抜き鉄板等からなる濾過体が設けられている。エンジンカバー95の内側には、外側から順に、インタークーラ93、オイルクーラ92、ラジエータ91,ファン90、エンジン9が配置されている。
The
インタークーラ93は、エンジン9の燃焼効率を高めるため、燃焼用の混合気を冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。インタークーラ93の排気口は、ゴムホース93Aを介してエンジン9の吸気口に接続され、支持部材96は、支持部材96の上部に設けられた前後方向に延存する支軸を中心として左右方向に回動する 支持部材96の回動時に発生するゴムホース93Aの変形に伴う破損を防止するために、ゴムホース93Aの変形量を一定以下に規制する規制ガイド94を設けるのが好適である。
また、ゴムホース93Aに換えて熱伝導効率が高いアルミ配管を使用することもでき、アルミ配管の外周には放熱フィンを設けるのがさらに好適である。
The
Moreover, it is also possible to use an aluminum pipe having high heat conduction efficiency instead of the
オイルクーラ92は、昇降用シリンダ及びミッションの駆動用オイルを冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。なお、用途毎に複数個のオイルクーラ92を設けることもできる。
The
ラジエータ91は、エンジン9により加熱された冷却水を冷却する機器であり、エンジン9の冷却水経路であるマニホールドに接続されている。
ラジエータ91は、オイルクーラ92とファン90の間に配置され、ラジエータ91の外側には、インタークーラ93及びオイルクーラ92を取付ける支持部材が設けられ、ラジエータ91の内側には、ファン90の吸入効率を高めるため、ファン90を取り囲むシュラウドが設けられている。
シュラウドの形状は、ファン90の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に形成し、ファン90による外気の吸入の抵抗を小さくするため薄板状の鋼板により成形加工するのが好適である。
The
The
The shroud is preferably formed in a circular shape or a polygonal shape along the outer periphery of the
ファン90は、正転駆動状態にあっては、エンジンカバー95の濾過体を介して外気を吸入し、ラジエータ91、エンジン9を冷却し、逆転駆動状態にあっては、濾過体を介して機体内側の内気を排気し、併せて、濾過体に付着した藁屑、塵埃等を除去する機器である。
The
<DPFユニットの配置等>
次に、DPFユニット40の保守・点検の作業負担を軽減するDPFユニット40の配置方法について説明する。
DPFユニット40は、図16に示すように、機体フレーム2の下側に蝶版101により開閉可能に装着されたプレート100上に取付けられている。これによりDPFユニット40の保守・点検作業時には、図17に示すように、ボルト等の締結手段102を取外してプレート100を反時計方向に回動させDPFユニット40を機体フレーム2の下側に移動させて行なうことができる。
なお、プレート100には、DPFユニット40と接続管50の連結部分、DPFユニット40と排気管60の連結部分、DPFユニット40のハーネス部分に対向する部位には開口部103が設けられており、プレート100の回動前に連結部分の解除を容易に行なうことができる。
<Disposition of DPF unit, etc.>
Next, an arrangement method of the
As shown in FIG. 16, the
The
次に、高温の排気ガスを外部に排気するDPCユニット40の排気管105の配置方法について説明する。
排気管105は、図18に示すように、DPFユニット40の排出口から上側に向かって直線状に延在してキャビン7の上側に至り、上側端から右側に向けて延在してキャビン7の略右側に至っている。これにより、エンジンE、DPCユニット40で加熱され高温の排気ガスを外部に排気でき、電機部品等の機器の故障を防止することができる。なお、図18には、DPFユニット40と排気管105の配置を容易に理解できるように、DPFユニット40と排気管105を拡大して図示している。
Next, a method of arranging the
As shown in FIG. 18, the
次に、DPFユニット40と、DPFユニット40から排気される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素SCR107の配置について説明する。
図19に示すように、DPFユニット40は、DPFユニット40の長手方向を上下方向に配置し、尿素SCR107は、尿素SCR107の長手方向を左右方向に配置する。これにより、DPFユニット40と尿素SCR107の配置の自由度が増し、DPFユニット40と尿素SCR107を効率良く配置することができる。
また、尿素SCR107の排出口に接続された排気管108は、尿素SCR107の排出口から右側に向かって直線状に延在してキャビン7の略右側に至り、右端部から上側に向かって直線状に延在してキャビン7の上側に至っている。これにより、エンジンE、DPCユニット40で加熱され高温の排気ガスを外部に排気でき、電機部品等の機器の故障を防止することができる。なお、図19には、DPFユニット40、尿素SCR107と排気管108の配置を容易に理解できるように、DPFユニット40等を拡大して図示している。
Next, the arrangement of the
As shown in FIG. 19, the
Further, the
次に、DPFユニット40と、DPFユニット40から排気される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素SCR107の他の配置について説明する。
図20に示すように、DPFユニット40は、DPFユニット40の長手方向を上下方向に配置し、同様に尿素SCR107は、尿素SCR107の長手方向を上下方向に配置する。これにより、DPFユニット40と尿素SCR107の配置の自由度が増し、DPFユニット40と尿素SCR107を効率良く配置することができる。
また、尿素SCR107の排出口に接続された排気管108は、尿素SCR107の排出口から右側に向かって直線状に延在してキャビン7の略右側に至っている。これにより、エンジンE、DPCユニット40で加熱され高温の排気ガスを外部に排気でき、電機部品等の機器の故障を防止することができる。なお、図20には、DPFユニット40、尿素SCR107と排気管108の配置を容易に理解できるように、DPFユニット40等を拡大して図示している。
Next, another arrangement of the
As shown in FIG. 20, the
The
次に、尿素SCR107で使用される尿素を貯留するタンク109について説明する。
図21に示すように、機体フレーム2で区画された前部右側部位に底板106を設けタンク109として利用し、タンク109の右側側部には、尿素SCR107に供給する尿素量を制御するバルブ110を設けることができる。これにより、別途に尿素を貯留するタンクを設ける必要がなくなり部品点数を削減することができる。
Next, the
As shown in FIG. 21, a
5 脱穀装置
6 グレンタンク
9 エンジン
14 第1揚穀装置(揚穀装置)
23B 傾斜壁
30B 排気マニホールド
40 DPFユニット(排気浄化装置)
42A バルブ
42B バルブ
42C バルブ
43A 給油用配管
43B 排油用配管
44A 給油用配管
44B 排油用配管
45A 給油用配管
45B 排油用配管
50 接続管
63 第2テールパイプ(テールパイプ)
63A 下部テールパイプ
63B 上部テールパイプ
64 保護カバー(上側カバー)
65 保護カバー(下側カバー)
65A 開口部
67 保護カバー
70 ピッチングシリンダ(シリンダ)
71 ローリングシリンダ(シリンダ)
72 ローリングシリンダ(シリンダ)
5 Threshing
23B
63A
65 Protective cover (lower cover)
65A opening 67
71 Rolling cylinder (cylinder)
72 Rolling cylinder (cylinder)
Claims (9)
前記排気浄化装置(40)の左右一側に機体の姿勢を調整するシリンダ(70,71,72)を配置し、
前記揚穀装置(14)の後側にシリンダ(70,71,72)を作動させるバルブ(42A,42B,42C)を配置し、
前記シリンダ(70,71,72)とバルブ(42A,42B,42C)を給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)で接続し、
前記排気浄化装置(40)と揚穀装置(14)の間に給油用配管(43A,44A,45A)と排油用配管(43B,44B,45B)を上下方向に並列して延設したことを特徴とするコンバイン。 A threshing device (5) is provided on one side of the left and right sides of the machine body, a grain tank (6) for storing grains is provided on the left and right other sides of the machine body, and an engine is disposed between the threshing device (5) and the grain tank (6). The exhaust purification device (40) for purifying the exhaust gas of (9) is provided, and the grain threshed by the threshing device (5) is conveyed to the grain tank (6) on the rear side of the exhaust purification device (40). In a combine equipped with a grain device (14),
Cylinders (70, 71, 72) for adjusting the attitude of the fuselage are disposed on the left and right sides of the exhaust purification device (40),
Valves (42A, 42B, 42C) for operating cylinders (70, 71, 72) are arranged on the rear side of the cerealing device (14),
The cylinder (70, 71, 72) and the valve (42A, 42B, 42C) are connected by an oil supply pipe (43A, 44A, 45A) and an oil discharge pipe (43B, 44B, 45B),
An oil supply pipe (43A, 44A, 45A) and an oil discharge pipe (43B, 44B, 45B) are extended in parallel in the vertical direction between the exhaust gas purification device (40) and the cerealing device (14). Combine that features.
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2014
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