JP2015195559A - 中継装置、中継方法、及び制御プログラム - Google Patents

中継装置、中継方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受信側装置に機能を追加することなくリンクアグリゲーションを実現する。
【解決手段】中継装置であるフェムトGW30において、「管理部」としての削除処理部34,35、ヘッダ変換処理部38,39、及び読替処理部42は、振分部33によって複数の通信リンクに振り分けられたTCP−Oパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と、TCP処理部36,37によってナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理する。そして、「管理部」は、振分先リンクを介して転送された各TCP−Oパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置から送信された第1受信確認応答を上記の対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替えて、TCP処理部36,37へ分配する。
【選択図】図8

Description

本発明は、中継装置、中継方法、及び制御プログラムに関する。
従来のセルラー方式移動体通信システムでは、各々が半径数百メートルから数キロメートルの通信エリアを持つ「マクロセル」を複数形成して通信が行われている。このように1つのマクロセルの通信エリアは大きいため、マクロセル同士の境界領域、屋内、地下等の場所では電波強度が微弱となり通信品質が劣化する。そこで、将来、次世代のセルラー方式移動体通信システムである、LTE(Long Term Evolution)システムでは、LTEインタフェースを有する小型基地局である「フェムト基地局」(Femtocell Base Station,Femto BS)の導入が見込まれている。
また、既に、セルラー事業者が展開している公衆無線LAN(Local Area Network)が普及している。
そして、最近では、セルラー方式(3G又はLTE)及び無線LAN(Wireless LAN)方式の無線インタフェース(つまり、無線アダプタ)を備えた端末(例えば、スマートフォン)が急速に普及している。
このような無線通信環境においては、異なる無線通信方式に対応する複数の無線ネットワークに同時に接続する通信状況が想定される。
例えば、図1に示すように、複数の無線ネットワークを収容するゲートウェイ(gateway; GW)が、端末に対して、複数の通信リンクを用いてパケットを転送する、「リンクアグリゲーション(Link Aggregation; LA)」が提案されている。「LA」とは、あるトラフィック・フロー(以下では、IP(Internet Protocol)フロー又は単に「フロー」と呼ぶことがある)に対して、複数の通信リンクを同時に用いて、スループットの向上を図る通信技術である。LAにおいては、特に、多くのアプリケーションが利用するプロトコルであるTCP(Transmission Control Protocol)のフローのスループットを向上させることが重要である。
図1は、従来のリンクアグリゲーションの説明に供する図である。図1では、特に、複数の無線通信方式として、LTE方式と無線LAN方式とが用いられている。また、中継装置の1つであるフェムトゲートウェイが、LAの提供主体となっている。
例えば、中継装置の1つであるフェムトゲートウェイは、あるTCPのフローに対するLAにおいて、サーバから通信端末へ向かう「ダウンリンク(Down Link)」(以下では「DL」と呼ぶことがある)のフローに対して所定の振分アルゴリズムを適用して、TCPパケット毎にLTEリンクと無線LANリンクへ振り分ける。
長谷川 洋平, 村瀬 勉,「TCPの特性を考慮した複数経路通信方法の提案と評価」,電子情報通信学会, 信学技報NS2003-328,IN2003-283(2004-03),pp.175-178
ところで、フェムトゲートウェイと端末との間の経路は、マルチホップで形成されている、つまり、少なくとも1つの中継装置を有している。そのため、1ホップで形成されている経路と異なり、フェムトゲートウェイと端末との間の経路では、「可用帯域(available bandwidth)」の測定が難しい。「可用帯域」とは、その経路で使用可能な残りの帯域である。可用帯域が正確に分かれば、それに基づいてパケット振り分けアルゴリズムが、TCPパケットをLTEリンクと無線LANリンクへ振り分けることができる。
すなわち、1ホップの経路、例えば、フェムト基地局と端末との間の経路であれば、フェムト基地局に可用帯域の測定機能を設ければ、可用帯域を測定することができる。しかしながら、マルチホップの経路では、ネットワーク内の多数の装置が各ホップを共用して使用することになるので、可用帯域の測定は難しい。従って、フェムトゲートウェイと端末との間の、LTEリンクの経路及び無線LANリンクの経路のそれぞれにおいて、「輻輳/レート制御」が独立して行われることが望まれる。「輻輳/レート制御」とは、一般的に、ユーザデータを搬送するトランスポートプロトコルが、実際にユーザデータをパケットとして送信する過程において、経路の輻輳を避けるように、パケットの送信レートを調整する機能である。この調整は、パケット損失の検出、又は、受信側から受信確認を得られるまでにかかった時間などを基に、行われる。
上記のリンクアグリゲーションにおける通信リンク毎の輻輳/レート制御は、例えば、次のように実現することが考えられる。図2は、リンクアグリゲーション(関連技術)の説明に供する図である。
図2に示すように、フェムトゲートウェイは、端末とフェムトゲートウェイとの間に、通信リンク毎のTCPコネクションを設定する。図2では、TCP−D1(TCP Delivery connection 1)とTCP−D2(TCP Delivery connection 2)が設定されている。そして、フェムトゲートウェイは、サーバと端末との間のTCPコネクションであるTCP−O(TCP Original connection)を、透過型TCPプロキシ機能(以下では、単に「TCPプロキシ」と呼ぶことがある)を用いて、TCP−D1及びTCP−D2へ載せ替える。通信リンク毎のTCPコネクションを設定しているのは、通信リンク毎に独立して輻輳/レート制御を動作させるためである。すなわち、TCP処理は、輻輳/レート制御の機能を有している。例えば、サーバと端末との間で単一の輻輳/レート制御が行われると、或る通信リンクで輻輳が発生した場合には他の通信リンクの帯域が余っていても、その単一の輻輳/レート制御は、TCPフロー全体の送信レートを低下させる。この送信レートの低下を防ぐために、サーバと端末との間のTCP−Oが動作させる輻輳/レート制御機能とは別に、通信リンク毎にTCP−D1及びTCP−D2が動作させる輻輳/レート制御機能が望まれる。
具体的には、フェムトゲートウェイのパケット振り分けアルゴリズムは、各通信リンクの輻輳/レート制御の結果に基づき、パケットを振り分ける。輻輳/レート制御の結果とは、例えば、送信バッファの状態(キュー長等)である。例えば、フェムトゲートウェイのパケット振り分けアルゴリズムは、送信バッファの滞留パケットがより少ない通信リンクへより多くのパケットを振り分ける。
そして、各通信リンクに振り分けられたパケットは、通信リンク毎のTCPコネクション(TCP−D1及びTCP−D2)によって端末へ伝送される。
そして、端末は、通信リンク毎のTCPコネクション(TCP−D1及びTCP−D2)を、サーバと端末との間のTCPコネクション(TCP−O)に載せ替える。すなわち、リンクアグリゲーションを行っている通信リンクのプロトコルスタックのイメージとしては、サーバと端末との間のTCPコネクション(TCP−O)の下位層として、通信リンク毎のTCPコネクション(TCP−D1及びTCP−D2)が位置づけられる。この端末における「載せ替え機能」は、従来の端末に無い、追加的な機能である。
そして、端末の通信リンク毎のTCPコネクション(TCP−D1及びTCP−D2)は、受信確認パケット(ACK:ACKnowledgement)を、フェムトゲートウェイの通信リンク毎のTCPコネクション(TCP−D1及びTCP−D2)へ送信する。ここで、サーバへの受信確認パケットは、フェムトゲートウェイの透過型プロキシによって、端末の代わりに擬似的に送信される。また、端末のTCP−Oから送出される受信確認パケットは、端末の載せ替え機能に送出される。すなわち、端末の載せ替え機能で終端する。
以上で説明した手順を、図3を参照してより詳細に説明する。図3は、リンクアグリゲーション(関連技術)における手順の説明に供する図である。
サーバのTCP−Oと端末のTCP−Oが、TCP−Oコネクションの確立手順(つまり、スリーウェイハンドシェイク)を実施し、サーバと端末との間で、TCP−Oのコネクションを確立する(ステップS1)。スリーウェイハンドシェイクにおいて伝送される制御パケットは、例えば、LTEリンクで伝送される。
サーバのTCP−Oは、ユーザデータ1(Data1)とユーザデータ2(Data2)を端末に向けて送信する(ステップS2,S3)。このとき、サーバのTCP−Oは、TCP−OパケットのTCP―Oヘッダにシーケンス番号(以下では、「フロー内番号」と呼ぶことがある)を付与する。ここでは、Data1を含むTCP−Oパケットには、Seq1なるシーケンス番号が付与され(図4参照)、Data2を含むTCP−Oパケットには、Seq2なるシーケンス番号が付与されている。図4は、TCP−Oパケットのフォーマットの一例を示す図である。
TCP−Oパケットである「Seq1+Data1」と「Seq2+Data2」を受信すると、フェムトゲートウェイのTCPプロキシは、端末の代わりに、擬似的にACK3(図5参照)を、サーバへ送信する(ステップS4)。これは、TCP−OコネクションをTCP−D1コネクション又はTCP−D2コネクションへ載せ替えるために行われる。このように、TCPプロキシがTCP−Oコネクションを終端することにより、或るリンクで輻輳が生じた場合でも、サーバと端末との間のTCP−Oの輻輳/レート制御が即座に送信レートを低下させる制御を実行する事態を防止できる。図5は、疑似受信確認パケットのフォーマットの一例を示す図である。図5に示すように、TCP−OパケットのTCP−Oヘッダに受信確認が含められる。ここで、ACKに付与される番号は、抜けなく受信できているTCP−Oパケットのシーケンス番号の次の番号である。すなわち、Seq1のTCP−Oパケット及びSeq2のTCP−Oパケットが受信できているので、2の次の3がACKに付与されて送信されている。
フェムトゲートウェイのTCPプロキシは、受信したTCP−Oパケット「Seq1+Data1」を、パケット振り分けアルゴリズムへ送出する(ステップS5)。
フェムトゲートウェイのパケット振り分けアルゴリズムは、TCPプロキシから受け取ったTCP−Oパケット「Seq1+Data1」を、TCP−D1の処理へ振り分けて、TCP−D1へ送出する(ステップS6)。
TCP−Oパケット「Seq1+Data1」を受け取ると、TCP−D1は、TCP−D1内でのシーケンス番号(以下では、「リンク内番号」と呼ぶことがある)を付与し、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」をTCP−D1ヘッダでカプセル化することにより、TCP−D1パケットを形成する(図6参照)。ここで、TCP−D1は、付与したリンク内番号をTCP−D1ヘッダに含める。図3に示す例では、TCPパケット「Seq1+Data1」に対して、TCP−D1のリンク内番号であるSeq11が付与されている。図6は、TCP−D1パケットのフォーマットの一例を示す図である。
フェムトゲートウェイのTCP−D1は、形成したTCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」を、端末のTCP−D1へ送信する(ステップS7)。
TCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」を受信すると、端末のTCP−D1は、ACK12をフェムトゲートウェイのTCP−D1へ送信する(ステップS8)。
また、端末のTCP−D1は、受信したTCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」を、「載せ替え機能」へ送出する(ステップS9)。
載せ替え機能は、受け取ったTCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」をデカプセル化し、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」を端末のTCP−Oへ送出する(ステップS10)。すなわち、載せ替え機能は、LAで用いられる通信リンク内のTCPコネクション(ここでは、TCP−D1コネクション)を、サーバと端末との間のTCPコネクション(TCP−Oコネクション)に載せ替えている。
TCP−Oパケット「Seq2+Data2」についても、ステップS5〜S10と同等の処理が行われる(ステップS11〜S16)。
TCP−Oパケット「Seq2+Data2」を受信すると、端末のTCP−Oは、ACK3をサーバに向けて送信する(ステップS17)。ただし、載せ替え機能がACK3を受け取って終端する。これは、TCPプロキシにおいて既に疑似的にACKを送信しているためである。
以上のような手順によって、サーバと端末との間のTCPフロー(つまり、TCP−Oフロー)について、リングアグリゲーション(関連技術)を実現することができる。
しかしながら、上記のリングアグリゲーション(関連技術)を実現するためには、端末に追加の機能が搭載される。従って、ユーザの負担になる可能性がある。また、例えば、アンドロイド端末の場合、スーパーユーザ権限が無いと機能追加が許されないので、一般的なユーザが機能を追加することができない。すなわち、ユーザの利便性が確保できない可能性がある。なお、この問題は、端末に限らず、リングアグリゲーションによって伝送されたパケットの受信側装置に共通する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、受信側装置に機能を追加することなくリンクアグリゲーションを実現できる、中継装置、中継方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
開示の態様では、TCP(Transmission Control Protocol)フローを複数のリンクに振り分けて転送するリンクアグリゲーションを行う中継装置は、複数のTCP処理部と、管理部とを有する。前記複数のTCP処理部は、前記複数のリンクにそれぞれ対応し、且つ、各リンクに振り分けられたTCPパケットに対してリンク内番号をナンバリングする。前記管理部は、前記複数のリンクに振り分けられた各TCPパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と前記ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理し、振分先リンクを介して転送された各TCPパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置から送信された第1受信確認応答を前記対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替えて、前記複数のTCP処理部へ分配する。
開示の態様によれば、受信側装置に機能を追加することなくリンクアグリゲーションを実現できる。
図1は、従来のリンクアグリゲーションの説明に供する図である。 図2は、リンクアグリゲーション(関連技術)の説明に供する図である。 図3は、リンクアグリゲーション(関連技術)における手順の説明に供する図である。 図4は、TCP−Oパケットのフォーマットの一例を示す図である。 図5は、疑似受信確認パケットのフォーマットの一例を示す図である。 図6は、TCP−D1パケットのフォーマットの一例を示す図である。 図7は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図8は、実施例1の中継装置であるフェムトGWの一例を示す図である。 図9は、実施例1の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施例1のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施例1のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例1のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施例1の対応関係テーブルの一例を示す図である。 図14は、実施例1の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図15は、実施例1の対応関係テーブルの一例を示す図である。 図16は、実施例2の中継装置であるフェムトGWの一例を示す図である。 図17は、実施例2のフェムトGWを含む通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図18は、実施例2のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図19は、実施例3の中継装置としてのフェムトGWを含む通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図20は、実施例3の出力済みの第2受信確認応答の管理処理の説明に供するフローチャートである。 図21は、実施例3の出力済みの第2受信確認応答の管理テーブルの一例を示す図である。 図22は、中継装置であるフェムトGWのハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する中継装置、中継方法、及び制御プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する中継装置、中継方法、及び制御プログラムが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。また、実施形態において同等の処理ステップには同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[通信システムの概要]
図7は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図7に示すように、通信システム1は、サーバ10と、フェムトゲートウェイ(GW)30と、フェムト基地局50と、無線LANアクセスポイント60と、端末70とを有する。
フェムトGW30とフェムト基地局50は、LTE網に配置されている。また、無線LANアクセスポイント60は、公衆無線LAN網に配置されている。また、通信システム1においては、LA機能を有する中継装置として、フェムトGW30が設けられている。
サーバ10は、TCPフロー(つまり、TCP−Oフロー)の送信側装置であり、TCPフローを受信側装置である端末70に向けて送信している。
フェムトGW30は、サーバ10から送信されたTCPフローを、複数の通信リンクに振り分けて端末70に向けて転送する。すなわち、フェムトGW30は、リンクアグリゲーション(LA)を行う。ここでは、LAに用いられる複数の通信リンクは、LTEリンクと無線LANリンクとの2つとしている。
このとき、フェムトGW30は、各通信リンクに振り分けたTCPパケット(つまり、TCP−Oパケット)に対して、当該TCPパケットが振り分けられた通信リンクにおける「リンク内番号」をナンバリングする。
そして、フェムトGW30は、転送した各TCPパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と、ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理する。
そして、端末70は、フェムトGW30からLAによって転送されたTCPパケットのフロー内番号に基づいて、確認応答パケット(以下では、「第1受信確認応答」と呼ぶことがある)をフェムトGW30に向けて送信する。第1受信確認応答が伝送される経路は、LTEリンクであってもよいし、無線LANリンクであってもよい。
そして、フェムトGW30は、第1受信確認応答を受信すると、当該第1受信確認応答を、上記の対応関係に基づいてリンク内番号に基づく確認応答パケット(以下では、「第2受信確認応答」と呼ぶことがある)に読み替える。これにより、通信リンク単位で、再送制御及び伝送レート制御等を行うことができる。
以上のように、フェムトGW30は、サーバ10から送信されたTCP−Oパケットを、それの形を変えることなく、複数の通信リンクを介して端末70に向けて転送する。これにより、端末70はサーバ10と端末70との間のTCP−OコネクションによってTCP−Oパケットを受信できるので、端末70に対して上記の「載せ替え機能」を追加すること無く、リンクアグリゲーションを実現することができる。
また、フェムトGW30は、転送した各TCPパケットについて、TCP−Oフローにおけるフロー内番号と、ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理する。そして、フェムトGW30は、第1受信確認応答を受信すると、当該第1受信確認応答を、上記の対応関係に基づいて第2受信確認応答に読み替える。このような「管理機能」は、実施例1では、後述する、削除処理部34,35と、ヘッダ変換処理部38,39と、読替処理部42とによって実現される。すなわち、削除処理部34,35と、ヘッダ変換処理部38,39と、読替処理部42とは、「管理部」として機能する。これにより、通信リンク単位で、再送制御及び伝送レート制御を行うことができる。
なお、上記のLAは、TCPフロー単位で実行することができる。ここで、送信側装置及び受信側装置のいずれかが異なるTCPフローは、別のTCPフローとなる。また、送信側装置及び受信側装置が同じであってもアプリケーションが異なるTCPフローは、別のTCPフローとなる。
[中継装置の構成例]
図8は、実施例1の中継装置であるフェムトGWの一例を示す図である。図8には、便宜上、フェムトGW30の他に、サーバ10及び端末70も示されている。なお、図8では、フェムト基地局50及び無線LANアクセスポイント60の記載は省略されている。
図8において、フェムトGW30は、インタフェース(IF)31,40,41と、透過型TCPプロキシ(Proxy)32と、振分部33と、削除処理部34,35と、TCP処理部36,37と、ヘッダ変換処理部38,39と、読替処理部42とを有する。
IF31は、サーバ10側のインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)インタフェースである。
IF40は、フェムト基地局50側のインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)インタフェースである。
IF41は、無線LANアクセスポイント60側のインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)インタフェースである。
透過型TCPプロキシ32は、送信側装置であるサーバ10から送信された各TCP−Oパケットを振分部33へ出力する。また、透過型TCPプロキシ32は、受信したTCP−Oパケットに対する受信確認パケットをサーバ10へ擬似的に送信する。
振分部33は、送信側装置であるサーバ10から送信された各TCP−Oパケットを、複数の通信リンク(ここでは、第1リンクとしてのLTEリンク及び第2リンクとしての無線LANリンク)に振り分ける。LTEリンクに振り分けられたTCP−Oパケットは、削除処理部34へ出力され、無線LANリンクに振り分けられたTCP−Oパケットは、削除処理部35へ出力される。
削除処理部34は、LTEリンクに振り分けられたTCP−OパケットのTCP−Oヘッダを削除し、TCP−Oヘッダを削除したパケットをTCP処理部36へ出力する。また、削除処理部34は、TCP−Oパケットから削除したTCP−Oヘッダ(つまり、TCP−Oパケットのフロー内番号)をヘッダ変換処理部38へ出力する。
削除処理部35は、無線LANリンクに振り分けられたTCP−OパケットのTCP−Oヘッダを削除し、TCP−Oヘッダを削除したパケットをTCP処理部37へ出力する。また、削除処理部35は、TCP−Oパケットから削除したTCP−Oヘッダ(つまり、TCP−Oパケットのフロー内番号)をヘッダ変換処理部39へ出力する。
TCP処理部36は、削除処理部34から受け取ったパケットに対して、LTEリンク内のリンク内番号(つまり、第1リンク内番号)をナンバリングし、ナンバリングした第1リンク内番号をヘッダとして付与したパケットをヘッダ変換処理部38へ出力する。また、TCP処理部36は、読替処理部42から受け取る第2受信確認応答に基づいて、再送制御及びレート制御等を実行する。
TCP処理部37は、削除処理部35から受け取ったパケットに対して、無線LANリンク内のリンク内番号(つまり、第2リンク内番号)をナンバリングし、ナンバリングした第2リンク内番号をヘッダとして付与したパケットをヘッダ変換処理部39へ出力する。また、TCP処理部37は、読替処理部42から受け取る第2受信確認応答に基づいて、再送制御及びレート制御等を実行する。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケットのヘッダを除去し、当該ヘッダを除去したパケットに、削除処理部34で除去されたTCP−Oヘッダを付与(付加)したTCP−Oパケットを、受信側装置である端末70に向けて転送する。また、ヘッダ変換処理部38は、転送した各TCP−Oパケットについて、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する。
ヘッダ変換処理部39は、TCP処理部37から受け取ったパケットのヘッダを除去し、当該ヘッダを除去したパケットに、削除処理部35で除去されたTCP−Oヘッダを付与(付加)したTCP−Oパケットを、受信側装置である端末70に向けて転送する。また、ヘッダ変換処理部39は、転送した各TCP−Oパケットについて、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する。
読替処理部42は、ヘッダ変換処理部38及びヘッダ変換処理部39から受け取った「対応関係」を記憶する。また、読替処理部42は、ヘッダ変換処理部38又はヘッダ変換処理部39から転送されたTCP−Oパケットに対して、受信側装置である端末70から送信された受信確認応答(つまり、上記の第1受信確認応答)を受信する。なお、第1受信確認応答は、端末70からフェムトGW30へLTEリンクを介して伝送されてもよいし、無線LANリンクを介して伝送されてもよい。
また、読替処理部42は、受信した第1受信確認応答を、上記の記憶した対応関係に基づいて、リンク内番号に基づく受信確認応答(つまり、上記の第2受信確認応答)に読み替える。そして、読替処理部42は、そのリンク内番号を付与したTCP処理部(つまり、TCP処理部36又はTCP処理部37)へ第2受信確認応答を出力する。
[通信システムの動作例]
以上の構成を有する通信システムの処理動作例について説明する。主に、中継装置としてのフェムトGW30の処理動作例について説明する。図9は、実施例1の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図9には、TCPパケットの受信が成功している場合のシーケンスが示されている。図9では、フェムト基地局50及び無線LANアクセスポイント60の記載は省略されている。図10〜12は、実施例1のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。特に、図10には、スリーウェイハンドシェイクにおける処理動作が示され、図11には、データパケットの転送処理における処理動作が示されている。また、図12には、受信確認応答の読替処理等における処理動作が示されている。
<スリーウェイハンドシェイクにおける処理>
サーバ10のTCP−Oと端末70のTCP−Oが、TCP−Oコネクションの確立手順(つまり、スリーウェイハンドシェイク)を実施し、サーバと端末との間で、TCP−Oのコネクションを確立する(ステップS101)。
このスリーウェイハンドシェイクにおいては、サーバ10のTCP−Oと端末70のTCP−Oとの間で、フェムトGW30を介して、制御パケット(つまり、制御メッセージ)が伝送される。このスリーウェイハンドシェイクにおいて、最大セグメントサイズ(MSS:Maximum Segment Size)が決定される。
この制御パケットをフェムトGW30が受信すると、図10のフローチャートがスタートする。フェムトGW30のTCPプロキシ32は、受信した制御パケットに含まれる最大セグメントサイズの値を、LAに用いられる各通信リンクの最大セグメントサイズの値のうちで最も小さい値へ書き換える(ステップS201)。これにより、後述のデータパケットの転送処理において、TCP−Oパケットに対する分割処理を行うことを回避できる。
そして、フェムトGW30においてTCPプロキシ32は、TCP処理部36をTCP−D1コネクションの確立状態に移行(遷移)させ、TCP処理部37をTCP−D2コネクションの確立状態に移行(遷移)させる(ステップS202,S102,S103)。例えば、TCPプロキシ32は、スリーウェイハンドシェイクで伝送される制御パケットを生成し、TCP処理部36及びTCP処理部37へ与える。これにより、TCP処理部36をTCP−D1コネクションの確立状態に移行(遷移)させ、TCP処理部37をTCP−D2コネクションの確立状態に移行(遷移)させることができる。
そして、フェムトGW30は、最大セグメントサイズを書き換えた制御パケットを送信する(ステップS203)。
<データパケットの転送処理>
サーバ10のTCP−Oは、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」とTCP−Oパケット「Seq2+Data2」を端末70に向けて送信する(ステップS104,S105)。
データパケットをフェムトGW30が受信すると、図11のフローチャートがスタートする。フェムトGW30においてTCPプロキシ32は、疑似ACKをサーバ10へ送信する(ステップS211,S106)。TCP−Oパケット「Seq1+Data1」とTCP−Oパケット「Seq2+Data2」が受信されているので、疑似ACKの番号は、3となっている。
TCPプロキシ32は、受信したTCP−Oパケット「Seq1+Data1」とTCP−Oパケット「Seq2+Data2」を、振分部33へ出力する(ステップS107,S108)。
振分部33は、TCPプロキシ32から受け取ったTCP−Oパケットを、LTEリンク及び無線LANリンクに振り分ける(ステップS212)。ここでは、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」は、LTEリンクに振り分けられ、TCP−Oパケット「Seq2+Data2」は、無線LANリンクに振り分けられている。このため、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」は、削除処理部34へ出力され(ステップS109)、TCP−Oパケット「Seq2+Data2」は、削除処理部35へ出力される(ステップS110)。
削除処理部34は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケット「Seq1+Data1」のTCP−Oヘッダ(つまり、Seq1)を削除し(ステップS213)、削除したTCP−Oヘッダをヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS111)。また、削除処理部34は、TCP−Oヘッダ(つまり、Seq1)が削除されたパケット(つまり、Data1)をTCP処理部36へ出力する(ステップS112)。
そして、TCP処理部36は、TCP処理を実行する(ステップS214)。ここでのTCP処理は、削除処理部34から受け取ったパケットに対する、第1リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第1リンク内番号をそのパケットにヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部36は、第1リンク内番号であるSeq11をパケット「Data1」のヘッダとして付与したパケット「Seq11+Data1」をヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS113)。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS215)。すなわち、ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケット「Seq11+Data1」のヘッダ(つまり、Seq11)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq11)が除去されたパケット(つまり、Data1)に、削除処理部34で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq1)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部38は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq1+Data1」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S115)。
また、ヘッダ変換処理部38は、転送したTCP−Oパケット「Seq1+Data1」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS114)。すなわち、ここでは、(Seq1)と(Seq11)との対応関係である。この対応関係は、読替処理部42によって対応関係テーブルに記憶される。図13は、実施例1の対応関係テーブルの一例を示す図である。図13において、TCP−Oの項目値は、フロー内番号に相当し、TCP−D1の項目値は、第1リンク内番号に相当し、TCP−D2の項目値は、第2リンク内番号に相当する。
また、TCP−Oパケット「Seq2+Data2」に対しても、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」に為された処理と同等の処理が施される。
すなわち、削除処理部35は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケット「Seq2+Data2」のTCP−Oヘッダ(つまり、Seq2)を削除し(ステップS213)、削除したTCP−Oヘッダをヘッダ変換処理部39へ出力する(ステップS116)。また、削除処理部35は、TCP−Oヘッダ(つまり、Seq2)が削除されたパケット(つまり、Data2)をTCP処理部37へ出力する(ステップS117)。
そして、TCP処理部37は、TCP処理を実行する(ステップS214)。ここでのTCP処理は、削除処理部35から受け取ったパケットに対する、第2リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第2リンク内番号をそのパケットにヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部37は、第2リンク内番号であるSeq21をパケット「Data2」のヘッダとして付与したパケット「Seq21+Data2」をヘッダ変換処理部39へ出力する(ステップS118)。
ヘッダ変換処理部39は、TCP処理部37から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS215)。すなわち、ヘッダ変換処理部39は、TCP処理部37から受け取ったパケット「Seq21+Data2」のヘッダ(つまり、Seq21)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq21)が除去されたパケット(つまり、Data2)に、削除処理部35で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq2)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部39は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq2+Data2」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S120)。ここで、フェムトGW30は、結果的に、サーバ10から受け取ったTCP−Oパケットをそのままの形で端末70へ転送している。すなわち、フェムトGW30と端末70との間の複数の経路におけるプロトコルスタックには、TCP−Oは存在する一方で、TCP−D1及びTCP−D2は現れない。つまり、フェムトGW30は、端末70から、TCP−D1及びTCP−D2を隠蔽している。これにより、端末70に対して上記の「載せ替え機能」を追加すること無く、リンクアグリゲーションを実現することができる。
また、ヘッダ変換処理部39は、転送したTCP−Oパケット「Seq2+Data2」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS119)。すなわち、ここでは、(Seq2)と(Seq21)との対応関係である。
<受信確認応答の読替処理等>
TCP−Oパケット「Seq2+Data2」を受信すると、端末70のTCP−Oは、第1受信確認応答(ここでは、ACK3)をフェムトGW30に向けて送信する(ステップS121)。
第1受信確認応答をフェムトGW30が受信すると、図12のフローチャートがスタートする。フェムトGW30において、読替処理部42は、読替処理及び分配処理を実行する(ステップS221)。すなわち、読替処理部42は、第1受信確認応答(ここでは、ACK3)を受け取ると、受信した第1受信確認応答を、上記の記憶した対応関係に基づいて、リンク内番号に基づく受信確認応答(つまり、上記の第2受信確認応答)に読み替える。具体的には、ACK3は、フロー内番号が2までのTCP−Oパケットが受信されていることを示している。従って、読替処理部42は、対応関係テーブルにおいてフロー内番号1と対応づけられているリンク内番号11のパケットが受信済みであることを示す第2受信確認応答(ACK12)を生成し、第2受信確認応答(ACK12)をTCP処理部36へ出力する(ステップS122)。また、読替処理部42は、対応関係テーブルにおいてフロー内番号2と対応づけられているリンク内番号21のパケットが受信済みであることを示す第2受信確認応答(ACK22)を生成し、第2受信確認応答(ACK22)をTCP処理部37へ出力する(ステップS123)。ここで、端末70のTCP−Oから送信される第1受信確認応答には、「受信ウィンドウ値」が含まれている。このため、読替処理部42は、この受信ウィンドウ値を、第2受信確認応答(ACK12)及び第2受信確認応答(ACK22)のそれぞれに含める。
そして、第2受信確認応答(ACK12)及び第2受信確認応答(ACK22)をそれぞれ受け取ると、TCP処理部36及びTCP処理部37は、それぞれTCP処理を実行する(ステップS222)。ここでのTCP処理は、再送処理及びレート制御処理等を含む。
次いで、TCPパケットの受信が成功しない場合の処理動作について説明する。図14は、実施例1の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図14には、TCPパケットの受信が成功しない場合のシーケンスが示されている。また、図14のシーケンス図は、図9の続きのシーケンス図として記載されている。
サーバ10のTCP−Oは、TCP−Oパケット「Seq3+Data3」とTCP−Oパケット「Seq4+Data4」を端末70に向けて送信する(ステップS124)。
データパケットをフェムトGW30が受信すると、図11のフローチャートがスタートする。フェムトGW30においてTCPプロキシ32は、疑似ACKをサーバ10へ送信する(ステップS211,S125)。TCP−Oパケット「Seq3+Data3」とTCP−Oパケット「Seq4+Data4」が受信されているので、疑似ACKの番号は、5となっている。
TCPプロキシ32は、受信したTCP−Oパケット「Seq3+Data3」とTCP−Oパケット「Seq4+Data4」を、振分部33へ出力する(ステップS126)。
振分部33は、TCPプロキシ32から受け取ったTCP−Oパケットを、LTEリンク及び無線LANリンクに振り分ける(ステップS212)。ここでは、TCP−Oパケット「Seq3+Data3」は、LTEリンクに振り分けられ、TCP−Oパケット「Seq4+Data4」は、無線LANリンクに振り分けられている。このため、TCP−Oパケット「Seq3+Data3」は、削除処理部34へ出力され、TCP−Oパケット「Seq4+Data4」は、削除処理部35へ出力される(ステップS127)。
削除処理部34は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケット「Seq3+Data3」のTCP−Oヘッダ(つまり、Seq3)を削除し(ステップS213)、削除したTCP−Oヘッダをヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS128)。また、削除処理部34は、TCP−Oヘッダ(つまり、Seq3)が削除されたパケット(つまり、Data3)をTCP処理部36へ出力する(ステップS129)。
そして、TCP処理部36は、TCP処理を実行する(ステップS214)。ここでのTCP処理は、削除処理部34から受け取ったパケットに対する、第1リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第1リンク内番号をそのパケットにヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部36は、第1リンク内番号であるSeq12をパケット「Data3」のヘッダとして付与したパケット「Seq12+Data3」をヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS130)。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS215)。すなわち、ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケット「Seq12+Data3」のヘッダ(つまり、Seq12)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq12)が除去されたパケット(つまり、Data3)に、削除処理部34で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq3)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部38は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq3+Data3」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S132)。ただし、ここでは、TCP−Oパケット「Seq3+Data3」が端末70に届かなかった、つまり、パケットロスしたものとする。
また、ヘッダ変換処理部38は、転送したTCP−Oパケット「Seq3+Data3」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS131)。すなわち、ここでは、(Seq3)と(Seq12)との対応関係である。この対応関係は、読替処理部42によって対応関係テーブルに記憶される。図15は、実施例1の対応関係テーブルの一例を示す図である。図15において、TCP−Oの項目値は、フロー内番号に相当し、TCP−D1の項目値は、第1リンク内番号に相当し、TCP−D2の項目値は、第2リンク内番号に相当する。
また、TCP−Oパケット「Seq4+Data4」に対しても、TCP−Oパケット「Seq3+Data3」に為された処理と同等の処理が施される。
すなわち、削除処理部35は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケット「Seq4+Data4」のTCP−Oヘッダ(つまり、Seq4)を削除し(ステップS213)、削除したTCP−Oヘッダをヘッダ変換処理部39へ出力する(ステップS133)。また、削除処理部35は、TCP−Oヘッダ(つまり、Seq4)が削除されたパケット(つまり、Data4)をTCP処理部37へ出力する(ステップS134)。
そして、TCP処理部37は、TCP処理を実行する(ステップS214)。ここでのTCP処理は、削除処理部35から受け取ったパケットに対する、第2リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第2リンク内番号をそのパケットにヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部37は、第2リンク内番号であるSeq22をパケット「Data4」のヘッダとして付与したパケット「Seq22+Data4」をヘッダ変換処理部39へ出力する(ステップS135)。
ヘッダ変換処理部39は、TCP処理部37から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS215)。すなわち、ヘッダ変換処理部39は、TCP処理部37から受け取ったパケット「Seq22+Data4」のヘッダ(つまり、Seq22)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq22)が除去されたパケット(つまり、Data4)に、削除処理部35で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq4)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部39は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq4+Data4」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S137)。
また、ヘッダ変換処理部39は、転送したTCP−Oパケット「Seq4+Data4」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS136)。すなわち、ここでは、(Seq4)と(Seq22)との対応関係である。
TCP−Oパケット「Seq4+Data4」を受信すると、端末70のTCP−Oは、第1受信確認応答(ここでは、ACK3+SACK4)をフェムトGW30に向けて送信する(ステップS138)。ここで、SACK(Selective ACK; 選択的ACK)は、ACKと異なり、受信確認できたSeq番号と同じ番号を含む。
第1受信確認応答をフェムトGW30が受信すると、図12のフローチャートがスタートする。フェムトGW30において、読替処理部42は、読替処理及び分配処理を実行する(ステップS221)。すなわち、読替処理部42は、第1受信確認応答(ここでは、ACK3+SACK4)を受け取ると、受信した第1受信確認応答を、上記の記憶した対応関係に基づいて、リンク内番号に基づく受信確認応答(つまり、上記の第2受信確認応答)に読み替える。具体的には、ACK3は、フロー内番号が2までのTCP−Oパケットが抜けなく受信されていることを示している。SACK4は、抜けている、すなわち、受信できていないTCP−Oパケット以降で受信できているTCP−Oパケットのフロー内番号が4であることを示している。従って、読替処理部42は、対応関係テーブルにおいてフロー内番号4と対応づけられているリンク内番号22のパケットが受信済みであることを示す第2受信確認応答(ACK23)を生成し、第2受信確認応答(ACK23)をTCP処理部37へ出力する(ステップS139)。ここで、端末70のTCP−Oから送信される第1受信確認応答には、「受信ウィンドウ値」が含まれている。このため、読替処理部42は、この受信ウィンドウ値を、第2受信確認応答(ACK23)に含める。
TCP処理部36は、前回パケットを送信してから一定時間内に第2受信確認応答を受け取らない場合、そのパケットがパケットロスしたと判断する。そして、TCP処理部36は、再送のために、パケット「Seq12+Data3」をヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS140)。このとき、TCP処理部36は、送信レートを低下させる。一方、TCP処理部37は、第2受信確認応答(ACK23)を受信したので、送信レートを低下させない。この結果、TCP処理部37の送信バッファに比べて、TCP処理部36の送信バッファにおける滞留パケットの数が多くなる。従って、これ以降、振分部33は、滞留パケット量のより少ないTCP処理部37へ、つまり、無線LANリンクへ、より多くのTCP−Oパケットを振り分ける。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS215)。すなわち、ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケット「Seq12+Data3」のヘッダ(つまり、Seq12)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq12)が除去されたパケット(つまり、Data3)に、削除処理部34で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq3)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部38は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq3+Data3」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S141)。
以上のように本実施例によれば、中継装置であるフェムトGW30において、「管理部」としての削除処理部34,35、ヘッダ変換処理部38,39、及び読替処理部42は、振分部33によって複数の通信リンクに振り分けられたTCP−Oパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と、TCP処理部36,37によってナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理する。そして、「管理部」は、振分先リンクを介して転送された各TCP−Oパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置(ここでは、端末70)から送信された第1受信確認応答を上記の対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替えて、TCP処理部36,37へ分配する。
例えば、削除処理部34,35は、振分部33によって振り分けられた各TCP−OパケットのTCP−Oヘッダを削除し、TCP−Oヘッダを削除したパケットを振分先の通信リンクに対応するTCP処理部36又はTCP処理部37へ入力する。そして、ヘッダ変換処理部38,39は、振分先の通信リンクに対応するTCP処理部36又はTCP処理部37でリンク内番号が付与されたパケットを取得する。そして、ヘッダ変換処理部38,39は、取得したパケットからリンク内番号を除去し、取得したパケットが削除処理部34又は削除処理部35で削除されたTCP−Oヘッダを付与したTCP−Oパケットを受信側装置へ転送する。そして、ヘッダ変換処理部38,39は、転送したTCP−Oパケットについての上記の対応関係を生成する。そして、読替処理部42は、ヘッダ変換処理部38,39が転送したTCP−Oパケットのフロー内番号に基づく第1受信確認応答を上記の対応関係に基づいて第2受信確認応答に読み替えて、TCP処理部36,37へ分配する。
このフェムトGW30の構成により、送信側装置(ここでは、サーバ10)から送信されたTCP−Oパケットを、それの形を変えることなく、複数の通信リンクを介して端末70に向けて転送できる。これにより、端末70はサーバ10と端末70との間のTCP−OコネクションによってTCP−Oパケットを受信できるので、端末70に対して上記の「載せ替え機能」を追加すること無く、リンクアグリゲーションを実現することができる。
また、このフェムトGW30の構成により、受信側装置(ここでは、端末70)から送信された第1受信確認応答を、通信リンク毎の第2受信確認応答に読み替えることができる。これにより、通信リンク単位で、再送制御及び伝送レート制御等を行うことができる。
また、例えば、第1受信確認応答は、第1のACK番号及び第1のSACK番号を含み、第2受信確認応答は、読替処理部42によって第1のACK番号及び第1のSACK番号が読み替えられた、第2のACK番号及び第2のSACK番号を含む。
これにより、通信リンク単位での再送制御及び伝送レート制御を確実に行うことができる。
また、例えば、第1受信確認応答は、端末70における受信ウィンドウ値を含み、読替処理部42は、第2受信確認応答に受信ウィンドウ値を含める。
これにより、端末70における処理負荷状態を考慮した、再送制御及び伝送レート制御を行うことができる。
また、中継装置であるフェムトGW30において、透過型TCPプロキシ32は、TCP−Oコネクションを確立する手順、つまり、スリーウェイハンドシェイクにおいて伝送される制御パケットに含まれる最大セグメントサイズの値を、LAに用いられる複数の通信リンクの最大セグメントサイズで最も小さい値に書き換える。
このフェムトGW30の構成により、TCP−Oパケットに対する分割処理を行うことを回避できる。すなわち、フェムトGW30の処理負荷を低減することができる。
[実施例2]
実施例2では、ヘッダ変換処理部が、ヘッダの削除及び対応関係の生成の両方を行う。
[中継装置の構成例]
図16は、実施例2の中継装置であるフェムトGWの一例を示す図である。図16には、便宜上、フェムトGW130の他に、サーバ10及び端末70も示されている。なお、図16では、フェムト基地局50及び無線LANアクセスポイント60の記載は省略されている。
図16において、フェムトGW130は、ヘッダ変換処理部138,139を有する。
フェムトGW130は、実施例1のフェムトGW30が有している削除処理部34,35を有していない。従って、振分部33で複数の通信リンクに振り分けられたTCP−Oパケットは、TCP処理部36又はTCP処理部37へ入力される。
そして、TCP処理部36は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケットに対して、LTEリンク内のリンク内番号(つまり、第1リンク内番号)をナンバリングし、ナンバリングした第1リンク内番号をTCP−D1ヘッダとして付与したTCP−D1パケットをヘッダ変換処理部138へ出力する。
また、TCP処理部37は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケットに対して、無線LANリンク内のリンク内番号(つまり、第2リンク内番号)をナンバリングし、ナンバリングした第2リンク内番号をTCP−D2ヘッダとして付与したTCP−D2パケットをヘッダ変換処理部139へ出力する。
ヘッダ変換処理部138は、TCP処理部36から受け取ったTCP−D1パケットのTCP−D1ヘッダを除去し、得られたTCP−Oパケットを、受信側装置である端末70に向けて転送する。また、ヘッダ変換処理部138は、転送した各TCP−Oパケットについて、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する。
ヘッダ変換処理部139は、TCP処理部37から受け取ったTCP−D2パケットのTCP−D2ヘッダを除去し、得られたTCP−Oパケットを、受信側装置である端末70に向けて転送する。また、ヘッダ変換処理部139は、転送した各TCP−Oパケットについて、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する。
[中継装置の動作例]
以上の構成を有する中継装置の処理動作例について説明する。図17は、実施例2の中継装置としてのフェムトGWを含む通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図18は、実施例2のフェムトGWの処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、スリーウェイハンドシェイクにおける処理、及び、受信確認応答の読替処理等については、実施例2は実施例1と同様である。すなわち、データパケットの転送処理におけるフェムトGWの処理動作が異なっている。
振分部33は、TCPプロキシ32から受け取ったTCP−Oパケットを、LTEリンク及び無線LANリンクに振り分ける(ステップS212)。ここでは、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」は、LTEリンクに振り分けられ、TCP−Oパケット「Seq2+Data2」は、無線LANリンクに振り分けられている。このため、TCP−Oパケット「Seq1+Data1」は、TCP処理部36へ出力され(ステップS301)、TCP−Oパケット「Seq2+Data2」は、TCP処理部37へ出力される(ステップS303)。
TCP処理部36は、TCP処理を実行する(ステップS401)。ここでのTCP処理は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケットに対する、第1リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第1リンク内番号をそのTCP−OパケットにTCP−D1ヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部36は、第1リンク内番号であるSeq11をTCP−Oパケット「Seq1+Data1」のTCP−D1ヘッダとして付与したTCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」をヘッダ変換処理部138へ出力する(ステップS302)。
TCP処理部37は、TCP処理を実行する(ステップS401)。ここでのTCP処理は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケットに対する、第2リンク内番号のナンバリング処理と、ナンバリングした第2リンク内番号をそのTCP−OパケットにTCP−D2ヘッダとして付与するヘッダ付与処理とを含む。そして、TCP処理部37は、第2リンク内番号であるSeq21をTCP−Oパケット「Seq2+Data2」のTCP−D2ヘッダとして付与したTCP−D2パケット「Seq21+(Seq2+Data2)」をヘッダ変換処理部139へ出力する(ステップS304)。
ヘッダ変換処理部138は、TCP処理部36から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS402)。すなわち、ヘッダ変換処理部138は、TCP処理部36から受け取ったTCP−D1パケット「Seq11+(Seq1+Data1)」のTCP−D1ヘッダ(つまり、Seq11)を除去する。そして、ヘッダ変換処理部138は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq1+Data1」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S115)。
また、ヘッダ変換処理部138は、転送したTCP−Oパケット「Seq1+Data1」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS114)。すなわち、ここでは、(Seq1)と(Seq11)との対応関係である。この対応関係は、読替処理部42によって対応関係テーブルに記憶される。
ヘッダ変換処理部139は、TCP処理部37から受け取ったパケットのヘッダの変換処理を実行する(ステップS402)。すなわち、ヘッダ変換処理部139は、TCP処理部37から受け取ったTCP−D2パケット「Seq21+(Seq2+Data2)」のTCP−D2ヘッダ(つまり、Seq21)を除去する。そして、ヘッダ変換処理部139は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq2+Data2」を端末70に向けて送信する(ステップS216,S120)。
また、ヘッダ変換処理部139は、転送したTCP−Oパケット「Seq2+Data2」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS119)。すなわち、ここでは、(Seq2)と(Seq21)との対応関係である。
以上のように本実施例によれば、中継装置であるフェムトGW130において、ヘッダ変換処理部138,139が「管理部」として機能する。このフェムトGW130の構成によっても実施例1と同様の効果が得られる。
[実施例3]
実施例3は、TCP処理部の再送制御のバリエーション、及び、読替処理部の処理のバリエーションに関する。すなわち、実施例1及び実施例2では、TCP処理部36及びTCP処理部37は、前回パケットを送信してから一定時間内に第2受信確認応答を受け取らない場合、そのパケットがパケットロスしたと判断し、再送制御を実行している。これに対して、実施例3では、TCP処理部は、同じリンク内番号を示す第2受信確認応答のACKをN(Nは2以上の自然数)回受け取った場合、そのリンク内番号に対応するパケットの再送制御を実行する。なお、実施例3のフェムトGWの基本構成は、実施例1のフェムトGW30の基本構成と同じであっても良いし、実施例2のフェムトGW130の基本構成と同じであってもよい。このため、ここでは、一例として、実施例3のフェムトGWの基本構成が実施例1のフェムトGW30の基本構成と同じである場合について、図8を参照して説明する。
図19は、実施例3の中継装置としてのフェムトGWを含む通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
サーバ10のTCP−Oは、TCP−Oパケット「Seq5+Data5」を端末70に向けて送信する(ステップS401)。
フェムトGW30においてTCPプロキシ32は、疑似ACK6をサーバ10へ送信する(ステップS402)。
TCPプロキシ32は、受信したTCP−Oパケット「Seq5+Data5」を、振分部33へ出力する(ステップS403)。
振分部33は、TCP−Oパケット「Seq5+Data5」をLTEリンクに振り分け、TCP−Oパケット「Seq5+Data5」を削除処理部34へ出力する(ステップS404)。
削除処理部34は、振分部33から受け取ったTCP−Oパケット「Seq5+Data5」のTCP−Oヘッダ(つまり、Seq5)を削除し、削除したTCP−Oヘッダをヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS405)。また、削除処理部34は、TCP−Oヘッダ(つまり、Seq5)が削除されたパケット(つまり、Data5)をTCP処理部36へ出力する(ステップS406)。
TCP処理部36は、第1リンク内番号であるSeq13をパケット「Data5」のヘッダとして付与したパケット「Seq13+Data5」をヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS407)。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケット「Seq13+Data5」のヘッダ(つまり、Seq13)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq13)が除去されたパケット(つまり、Data5)に、削除処理部34で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq5)を付与(付加)する。
ヘッダ変換処理部38は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq5+Data5」を端末70に向けて送信する(ステップS409)。
また、ヘッダ変換処理部38は、転送したTCP−Oパケット「Seq5+Data5」について、フロー内番号とリンク内番号との「対応関係」を生成し、生成した「対応関係」を読替処理部42へ出力する(ステップS408)。すなわち、ここでは、(Seq5)と(Seq13)との対応関係である。
TCP−Oパケット「Seq5+Data5」を受信すると、端末70のTCP−Oは、第1受信確認応答(ここでは、ACK3+SACK(4−5))をフェムトGW30に向けて送信する(ステップS410)。ここで、ACK3+SACK(4−5)は、Seq番号=2のパケットまで受信できており、Seq番号=3のパケットを受信できておらず、Seq番号=4,5のパケットを受信できていることを示す。
フェムトGW30において読替処理部42は、第1受信確認応答をフェムトGW30が受信すると、記憶した対応関係に基づいて、リンク内番号に基づく受信確認応答(つまり、第2受信確認応答)に読み替える。読替処理部42は、第1受信確認応答(ここでは、ACK3+SACK(4−5))を受け取ると、受信した第1受信確認応答を、記憶した対応関係に基づいて、リンク内番号に基づく受信確認応答(つまり、第2受信確認応答)に読み替える。具体的には、ACK3は、フロー内番号が2までのTCP−Oパケットが抜けなく受信されていることを示している。SACK(4−5)は、抜けている、すなわち、受信できていないTCP−Oパケット以降で受信できているTCP−Oパケットのフロー内番号が4及び5であることを示している。従って、読替処理部42は、対応関係テーブルにおいてフロー内番号3と対応づけられているリンク内番号12のパケットが受信未済みであり、且つ、フロー内番号5と対応づけられているリンク内番号13のパケットが受信済みであることを示す第2受信確認応答(ACK12+SACK13)を生成し、第2受信確認応答(ACK12+SACK13)をTCP処理部36へ出力する(ステップS411)。
ここで、読替処理部42は、TCP処理部36及びTCP処理部37のそれぞれに最後に出力した第2受信確認応答を管理する。図20は、実施例3の出力済みの第2受信確認応答の管理処理の説明に供するフローチャートである。図20の処理フローは、読替処理部42において読替処理が行われる度に実行されてもよい。
読替処理部42は、管理処理対象のTCP−D(つまり、通信リンク単位のTCPコネクション)を最初のTCP−Dにセットする(ステップS501)。
読替処理部42は、管理処理対象のTCP−Dに関して、生成した第2受信確認応答が管理テーブルに記憶されている最後に出力した第2受信確認応答と一致するか否かを判定する(ステップS502)。
一致していない場合(ステップS502否定)、読替処理部42は、生成した第2受信確認応答によって管理テーブルを更新し(ステップS503)、生成した第2受信確認応答を管理対象にセットしたTCP−Dに対応するTCP処理部へ出力する。一方、一致している場合(ステップS502肯定)、処理ステップは、ステップS504へ進む。ここで、管理対象にセットしたTCP−Dに関して、生成した第2受信確認応答が管理テーブルに記憶されている最後に出力した第2受信確認応答と一致する場合(ステップS502肯定)、読替処理部42は、生成した第2受信確認応答を、その管理対象のTCP−Dに対応するTCP処理部へ出力しない。これにより、間違った再送が実行されることを防止することができる。
読替処理部42は、管理処理対象としてセットされていないTCP−Dが残っているか否かを判定する(ステップS504)。
管理処理対象としてセットされていないTCP−Dが残っている場合(ステップS504肯定)、読替処理部42は、管理処理対象のTCP−Dを次のTCP−Dにセットする(ステップS505)。そして、処理フローは、ステップS502に戻る。一方、管理処理対象としてセットされていないTCP−Dが残っていない場合(ステップS504否定)、図20の処理フローは終了する。
図21は、実施例3の出力済みの第2受信確認応答の管理テーブルの一例を示す図である。図21では、ステップS139が終了した時点での管理テーブルの状態が示されている。すなわち、図21の管理テーブルでは、TCP処理部36に最後に出力した第2受信確認応答は、ACK12であり、TCP処理部37に最後に出力した第2受信確認応答は、ACK23であることが管理されている。従って、上記のステップS410で送信された第1受信確認応答(ACK3+SACK(4−5))を受け取ると、読替処理部42は、TCP処理部37に対する第2受信確認応答としてACK23を生成する。しかしながら、ACK23はTCP処理部37に対する第2受信確認応答として管理テーブルに記憶されているので、読替処理部42は、ACK23をTCP処理部37へ出力しない。
図19の説明に戻り、TCP処理部36は、読替処理部42からステップS411で出力された第2受信確認応答(ACK12+SACK13)を受け取ると、第2受信確認応答のACKが示すリンク内番号12と同じリンク内番号を示す第2受信確認応答のACKを受け取った回数をインクリメントし、その回数がNに到達したか否かを判定する。そして、Nに到達したと判定した場合、TCP処理部36は、再送のために、パケット「Seq12+Data3」をヘッダ変換処理部38へ出力する(ステップS412)。ここでは、N=2であるため、TCP処理部36は、パケット「Seq12+Data3」をヘッダ変換処理部38へ出力している。一方、Nに到達していないと判定した場合、TCP処理部36は、次の第2受信確認応答を待つ。
ヘッダ変換処理部38は、TCP処理部36から受け取ったパケット「Seq12+Data3」のヘッダ(つまり、Seq12)を除去し、ヘッダ(つまり、Seq12)が除去されたパケット(つまり、Data3)に、削除処理部34で削除されたTCP−Oヘッダ(つまり、Seq3)を付与(付加)する。
そして、ヘッダ変換処理部38は、ヘッダの変換処理によって得られたTCP−Oパケット「Seq3+Data3」を端末70に向けて送信する(ステップS413)。
以上のように本実施例によれば、中継装置であるフェムトGW30において、TCP処理部36及びTCP処理部37のそれぞれは、読替処理部42から、同じACK番号を含む第2受信確認応答を連続してN回受け取った場合、そのACK番号に対応するTCPパケットを再送する。
このフェムトGW30の構成によっても、通信リンク単位での再送制御及び伝送レート制御を確実に行うことができる。
また、読替処理部42は、第1受信確認応答の第1のACK番号及び第1のSACK番号を読み替えた第2のACK番号及び第2のSACK番号を含む第2受信確認応答を過去に分配していない場合、その第2受信確認応答を分配し、過去に分配している場合、その第2受信確認応答を分配しない。
このフェムトGW30の構成により、間違った再送が実行されることを防止することができる。
[他の実施例]
実施例1及び実施例2で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1及び実施例2の中継装置であるフェムトGWは、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図22は、中継装置であるフェムトGWのハードウェア構成例を示す図である。図22に示すように、フェムトGW200は、IF(Inter Face)201,202,203と、プロセッサ204と、メモリ205とを有する。プロセッサ204の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ205の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1及び実施例2のフェムトGWで行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを管理装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。
すなわち、透過型TCPプロキシ32と、振分部33と、削除処理部34,35と、TCP処理部36,37と、ヘッダ変換処理部38,39,138,139と、読替処理部42とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ205に記録され、各プログラムがプロセッサ204で実行されてもよい。また、IF31,40,41は、IF201,202,203によってそれぞれ実現される。
1 通信システム
10 サーバ
31,40,41 IF
32 透過型TCPプロキシ
33 振分部
34,35 削除処理部
36,37 TCP処理部
38,39,138,139 ヘッダ変換処理部
42 読替処理部
30,130 フェムトGW
50 フェムト基地局
60 無線LANアクセスポイント
70 端末

Claims (10)

  1. TCP(Transmission Control Protocol)フローを複数のリンクに振り分けて転送するリンクアグリゲーションを行う中継装置であって、
    送信側装置から送信された各TCPパケットを前記複数のリンクに振り分ける振分部と、
    前記複数のリンクにそれぞれ対応し、且つ、各リンクに振り分けられたTCPパケットに対してリンク内番号をナンバリングする、複数のTCP処理部と、
    前記複数のリンクに振り分けられた各TCPパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と前記ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理し、振分先リンクを介して転送された各TCPパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置から送信された第1受信確認応答を前記対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替えて、前記複数のTCP処理部へ分配する管理部と、
    を具備することを特徴とする中継装置。
  2. 前記管理部は、
    前記振り分けられた各TCPパケットのTCPヘッダを削除して、前記TCPヘッダを削除したパケットを振分先リンクに対応するTCP処理部へ入力する削除処理部と、
    前記振分先リンクに対応するTCP処理部でリンク内番号が付与されたパケットを取得し、前記取得したパケットから前記付与されたリンク内番号を除去し、前記取得したパケットが前記削除処理部で削除されたTCPヘッダを付与したTCPパケットを前記受信側装置へ転送し、前記転送したTCPパケットについての前記対応関係を生成するヘッダ変換処理部と、
    前記ヘッダ変換処理部が転送したTCPパケットのフロー内番号に基づく前記第1受信確認応答を前記ヘッダ変換処理部が生成した対応関係に基づいて前記第2受信確認応答に読み替えて、前記複数のTCP処理部へ分配する読替処理部と、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記管理部は、
    前記振分先リンクに対応するTCP処理部でリンク内番号が付与されたTCPパケットを取得し、前記取得したTCPパケットのリンク内番号を除去し、前記リンク内番号を除去したTCPパケットを前記受信側装置へ転送し、前記転送したパケットについての前記対応関係を生成するヘッダ変換処理部と、
    前記ヘッダ変換処理部が転送したTCPパケットのフロー内番号に基づく前記第1受信確認応答を前記ヘッダ変換処理部が生成した対応関係に基づいて前記第2受信確認応答に読み替えて、前記複数のTCP処理部へ分配する読替処理部と、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  4. 前記第1受信確認応答は、第1のACK番号及び第1のSACK番号を含み、
    前記第2受信確認応答は、前記管理部によって前記第1のACK番号及び前記第1のSACK番号が読み替えられた、第2のACK番号及び第2のSACK番号を含む、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の中継装置。
  5. 各TCP処理部は、前記管理部から、同じ第2のACK番号を含む第2受信確認応答を連続して複数回受け取った場合、前記同じ第2のACK番号に対応するTCPパケットを再送する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記管理部は、前記第1のACK番号及び前記第1のSACK番号を読み替えた前記第2のACK番号及び前記第2のSACK番号を含む第2受信確認応答を過去に分配していない場合、前記第2受信確認応答を分配し、過去に分配している場合、前記第2受信確認応答を分配しない、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の中継装置。
  7. 前記第1受信確認応答は、受信ウィンドウ値を含み、
    前記管理部は、前記第2受信確認応答に前記受信ウィンドウ値を含める、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の中継装置。
  8. 前記TCPフローの送信側装置と前記受信側装置との間で前記TCPフローを確立する際に伝送される制御メッセージに含まれる最大セグメントサイズの値を、各リンクの最大セグメントサイズの値のうちで最も小さい値へ書き換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  9. TCP(Transmission Control Protocol)フローを複数のリンクに振り分けて転送するリンクアグリゲーションを行う中継方法であって、
    送信側装置から送信された各TCPパケットを前記複数のリンクに振り分け、
    各リンクに振り分けられたTCPパケットに対してリンク内番号をナンバリングし、
    前記複数のリンクに振り分けられた各TCPパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と前記ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理し、
    振分先リンクを介して転送された各TCPパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置から送信された第1受信確認応答を前記対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替える、
    ことを特徴とする中継方法。
  10. TCP(Transmission Control Protocol)フローを複数のリンクに振り分けて転送するリンクアグリゲーションを行う中継装置に、
    送信側装置から送信された各TCPパケットを前記複数のリンクに振り分け、
    各リンクに振り分けられたTCPパケットに対してリンク内番号をナンバリングし、
    前記複数のリンクに振り分けられた各TCPパケットについて、TCPフローにおけるフロー内番号と前記ナンバリングされたリンク内番号との対応関係を管理し、
    振分先リンクを介して転送された各TCPパケットのフロー内番号に基づいて受信側装置から送信された第1受信確認応答を前記対応関係に基づいてリンク内番号に基づく第2受信確認応答に読み替える、
    処理を、実行させることを特徴とする制御プログラム。
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